JP6604523B2 - 採便器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器本体と、該容器本体の内部に嵌合される嵌合体と、一側に把持部を有し、他側に棒部を有する採便棒とを具備しており、把持部の下面であって、棒部の基端の両側の位置にはストッパが設けられた採便器に関する。
ヒトを含む動物から排泄される糞便は、潜血検査、即ち、大腸など下部消化管の腫瘍等の種々の疾患の診断に非常に有用であることから、臨床検査試料として広く用いられている。上記診断には、糞便を採取して適切な液体に溶解させる必要があり、これを簡便で衛生的かつ精確な手段によって達成し、かつ採便後に衛生的に保存及び輸送を可能にするために種々の採便器が開発されている。
採便器としては、例えば、採便棒と容器本体と該容器本体の内部に嵌合される嵌合体とを具備した採便器であって、前記採便棒は、一側に把持部を有し、他側に棒部を有するとともに、該棒部の先端付近に採便部が設けられており、嵌合体上部に設けられた雌ねじ部に対して螺合させつつ挿入するための雄ねじ部を棒部の基端部側に備えている採便器が報告されている(特許文献1参照)。
かかる採便器においては、採便棒の把持部を回すことによって嵌合体上部に設けられた雌ねじ部に対して採便棒の基端部側に備えた雄ねじ部を螺合させているが、採便棒を過度に回すことによって、嵌合体に対して採便棒の回転が本来係止すべき所定の位置を過ぎてしまうこともあった。かかる場合、嵌合体と採便棒との間に隙間が生じ、糞便溶液が漏れてしまうという問題があった。また、近年、便の分析においては、便を入れた採便器をそのまま便分析装置に設置して自動的に採便器から糞便溶液を吸引して分析する方法が行われている。かかる便分析装置を用いる際に、嵌合体に対して採便棒の回転が所定の位置に係止していない場合には、採便器を便分析装置の所定の位置に正しく設置することが困難になるほか、たとえ設置できたとしても、採便器からの糞便溶液の吸引工程に支障が生じる。したがって、採便器を便分析装置に設置する前に、嵌合体に対する採便棒の位置を一つずつ手で調整しなければならないという問題があった。
一方、ねじの回し過ぎを防止する技術としては、頭部のねじ部側端面に、ねじ部の先端側に向かって突出し、しかも螺結時に接触する部材の表面を変形させ回転を阻止する抵抗力を発生させる突起を設けたことを特徴とする木ねじ(特許文献2参照)や、頭部と、頭部に連設されたねじ部と、ねじ部に連設されたドリル部とを具備するドリリングタッピンねじであって、前記頭部の座面に、中心から外方に向かって高さおよび幅が漸減し、かつ、ねじ込み方向に向かってほぼ90度のブレーキ面を有する複数本のブレーキングリブが周方向に間隔をおいて形成されることを特徴とするドリリングタッピンネジ(特許文献3参照)が報告されている。しかしながら、かかるねじを用いても、ねじを所定の位置で停止させることはできないほか、接触する部材がねじ回転を阻止するための突起又はブレーキングリブによって螺接時に変形してしまうという問題があった。
WO2010/067534パンフレット 特開2001−227517号公報 特開2005−113979号公報
本発明の課題は、容器本体と、該容器本体の内部に嵌合される嵌合体と、一側に把持部を有し、他側に棒部を有する採便棒とを具備した採便器において、嵌合体に対して採便棒の回転が所定の位置で確実に係止する採便器を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、採便棒の把持部の下面であって、棒部の基端の両側の位置に、採便棒の螺入時には嵌合体本体の長辺の内壁に当接することにより、嵌合体に対して所定位置で採便棒の回転が係止され、採便棒の螺出時には嵌合体本体の長辺の内壁に当接することがないストッパを設けた。かかる構成により、嵌合体に対して所定位置で採便棒の回転が確実に係止されることを見いだし、本発明を完成した。
すなわち、本発明は以下に示すとおりのものである。
(1)容器本体と該容器本体の内部に嵌合される嵌合体と採便棒とを具備した採便器であって、
前記容器本体は、一側に嵌合体を嵌入するための開口部と他側に底部を有し、容器本体の下方部分と嵌合体の下方との間の空間には糞便溶解液が収容される糞便溶解液収容部が形成されており、
前記嵌合体は、採便棒の棒部を挿入することができる筒状ガイド部と、該筒状ガイド部を囲繞する断面長方形又は断面小判型の嵌合体本体であって、該断面長方形又は断面小判型の断面長辺がそれぞれ該筒状ガイド部と接する嵌合体本体を有し、
前記採便棒は、一側に把持部を有し、他側に棒部を有するとともに、該棒部の先端付近に採便部が設けられており、
前記棒部の基端部側には嵌合体の筒状ガイド部の上方に設けられた雌ねじ部に螺合させつつ挿入するための雄ねじ部が設けられ、前記把持部の下面であって、棒部の基端の両側の位置にはストッパが設けられ、採便棒の螺入(ねじ込み)時にはストッパが嵌合体本体の長辺の内壁に当接することにより、嵌合体に対して所定位置で採便棒の回転が係止され、採便棒の螺出時にはストッパが嵌合体本体の長辺の内壁に当接することがない
ことを特徴とする採便器。
(2)ストッパの高さが、雄ねじ部に設けられた雄ねじのリードの1/12以上1/6未満であることを特徴とする上記(1)記載の採便器。
(3)ストッパが、棒部の回転中心に対して点対称の位置に設けられていることを特徴とする上記(1)又は(2)記載の採便器。
(4)ストッパが、螺入方向の先端と後端の中間位置又はかかる中間位置よりも先端側の位置より後端に向かって高さが低くなるように傾斜したテーパー部を備えていることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか記載の採便器。
(5)雄ねじ部に設けられた雄ねじのリードが2〜10mmであることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか記載の採便器。
(6)嵌合体本体が断面小判型であることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれか記載の採便器。
本発明により、容器本体と、該容器本体の内部に嵌合される嵌合体と、一側に把持部を有し、他側に棒部を有する採便棒とを具備した採便器において、採便棒の把持部の下面であって、棒部の基端の両側の位置に設けたストッパにより、嵌合体に対して採便棒の回転を所定の位置で確実に係止することが可能となる。かかる採便棒を備えた採便器を用いることで、採便棒のねじ込みすぎに起因する糞便溶液の漏れを防止することが可能となると共に、採便棒が正しくセットされ便を採取した後の採便器を便分析装置にそのまま設置することができ、迅速・簡便に便の分析が可能となる。
本発明の採便器の把持部の下面であって、棒部の基端の両側の位置に設けられたストッパ(斜線部)の態様を示す図である。 本発明の採便器の斜視断面図である。 本発明の採便器の下方嵌合ブロックの縦断面図である。 本発明の採便器の下方嵌合ブロックの平面図である。 (a)本発明の採便器の採便棒の斜め上方から見た斜視図、(b)本発明の採便器の採便棒の斜め下方から見た斜視図、(c)本発明の採便器の採便棒のストッパ周辺の拡大斜視図である。 本発明の採便器の採便棒の先端拡大図である。 本発明の採便器の採便棒の左側面図である。 本発明の採便器の採便棒の下面図である。 本発明の採便器の上方嵌合ブロックの正面図である。 本発明の採便器の上方嵌合ブロックの右側面図である。 本発明の採便器の上方嵌合ブロックの平面図である。 図9のA−A’断面図である。 本発明の採便器の上方嵌合ブロックの筒状ガイド部における螺旋構造体の透過斜視図である。 本発明の採便器の採便棒の螺入時及び螺出時のイメージ図である。なお、容器本体は省略してある。
本発明の採便器としては、容器本体と該容器本体の内部に嵌合される嵌合体と採便棒とを具備した採便器であって、前記容器本体は、一側に嵌合体を嵌入するための開口部と他側に底部を有し、容器本体の下方部分と嵌合体の下方との間の空間には糞便溶解液が収容される糞便溶解液収容部が形成されており、前記嵌合体は、採便棒の棒部を挿入することができる筒状ガイド部と、該筒状ガイド部を囲繞する断面長方形又は断面小判型の嵌合体本体であって、該断面長方形又は断面小判型の断面長辺がそれぞれ該筒状ガイド部と接する嵌合体本体を有し、前記採便棒は、一側に把持部を有し、他側に棒部を有するとともに、該棒部の先端付近に採便部が設けられており、前記棒部の基端部側には嵌合体の筒状ガイド部の上方に設けられた雌ねじ部に螺合させつつ挿入するための雄ねじ部が設けられ、前記把持部の下面であって、棒部の基端の両側の位置にはストッパが設けられ、採便棒の螺入(ねじ込み)時にはストッパが嵌合体本体の長辺の内壁に当接することにより、嵌合体に対して所定位置で採便棒の回転が係止され、採便棒の螺出時にはストッパが嵌合体本体の長辺の内壁に当接することがない採便器であれば特に制限されず、本発明の採便器は、通常、容器本体の内部に嵌合体が嵌合され、容器本体の下方部分と嵌合体の下方との間に形成される糞便溶解液収容部に糞便溶解液が収容される。
上記採便棒の一側に設けられる把持部は、採便操作前においては糞便溶解液の、また、採便操作後においては糞便溶液の液漏れと飛び散りを防止するために採便器のキャップ部材として機能する形状であればよく、例えば把持部下端をフランジ形状やスカート形状としてもよく、さらに、採便時に保持しやすいよう適切な表面加工を施してもよい。
上記採便棒の他側に設けられる棒部は、先端付近に採便部が設けられている。かかる採便部の構造としては、作製の容易性と定量性確保のバランスの観点から決定すればよいが、1又は複数の各種形状の凹部、貫通孔、溝部(環状溝、細長状溝、螺旋状溝、斜線状溝、V字状溝)等が挙げられる。また、採便棒の棒部の長さとしては、棒部の先端付近の採便部が嵌合体の底部を通過し、嵌合させたときに容器本体の底部よりも上方に位置する長さであり、糞便溶解液収容部に糞便溶解液が収容されている場合、採便棒の棒部の先端付近の採便部が、嵌合体の底部を挿通し、糞便溶解液に浸漬する長さを有するものが好ましい。採便棒の材質としては、低密度ポリエチレン、ABS樹脂等を例示することができる。
上記棒部の基端部側には嵌合体の筒状ガイド部の上方に設けられた雌ねじ部に螺合させつつ挿入するための雄ねじ部が設けられている。かかる雌ねじ部と雄ねじ部により、採便棒を嵌合体に対して螺合させつつ挿入して液密状態で装着することや、採便棒の棒部の基端部分を容器本体の開口内周面に嵌合体を介して緊着状態で挿入しうるように構成することができる。
雄ねじ部には雄ねじが設けられており、かかる雄ねじの種類としては1条ねじでも多条ねじでもよいが、少ない回転で採便棒を嵌合体に対して螺合できることから多条ねじが好ましく、2条ねじであることがより好ましい。雄ねじのリードとしては特に制限されないが、通常、2〜10mmであり、3〜6mmが好ましく、4〜5mmがより好ましい。また、雄ねじのリード角としては、通常、12〜35度であり、15〜25度が好ましく、18〜20度がより好ましい。なお、本発明において、リードとは、雄ねじ部に設けられた雄ねじを360度(1回転)させた場合に前記雄ねじ部が軸方向へ進行する距離を意味し、リード角とは、ねじ山のつるまき線と、ねじ軸に直角な平面とのなす角を意味する。
上記把持部の下面であって、棒部の基端の両側の位置には、採便棒の螺入(ねじ込み)時には嵌合体本体の長辺の内壁に当接することにより、嵌合体に対して所定位置で採便棒の回転が係止され、採便棒の螺出時には嵌合体本体の長辺の内壁に当接することがないストッパが設けられている。かかるストッパの高さ(把持部の下面から垂直方向の長さで、当該下面から最も遠いストッパ上の点までの長さ)は、採便器の回転を確実に係止させ、かつ、採便棒の螺出時には嵌合体本体の長辺の内壁に当接しない高さであれば特に制限はなく、例えば、雄ねじのリードの1/12以上1/6未満の高さ、1/10以上1/7未満の高さ、1/9以上1/8未満の高さ等が挙げられ、具体的には、0.17〜1.67mm、0.2〜1.43mm、0.22〜1.25mm等が挙げられる。また、ストッパの高さは、ストッパの螺入方向の先端から後端までの長さ、幅、位置、形状、テーパー部を備える場合のテーパー角等に応じて適宜調整することができる。
採便棒の螺入(ねじ込み)時には嵌合体本体の長辺の内壁に当接することにより、嵌合体に対して所定位置で採便棒の回転が係止され、採便棒の螺出時には嵌合体本体の長辺の内壁に当接することがないストッパの具体的態様としては、例えば、図1(a)に示すように、ストッパが、螺入方向の先端と後端の中間位置又はかかる中間位置よりも先端側の位置より後端に向かって高さ(把持部の下面から、該下面に対して垂直方向の長さ)が低くなるように傾斜したテーパー部を備える態様や、図1(b)に示すように、螺入方向の先端と後端の中間位置又はかかる中間位置よりも先端側の位置より後端に向かって高さが低くなるように傾斜したテーパー部を備えると共に、該螺入方向の先端と後端の中間位置又はかかる中間位置よりも先端側の位置より先端に向かって高さが低くなるように傾斜した形状とする態様や、図1(c)に示すように螺入方向の先端と後端の中間位置又はかかる中間位置よりも先端側の位置より後端に向かって段階的又は連続的に高さが低くなる形状とする態様や、図(d)に示すように螺入方向の先端から後端に向かって、連続的に高さが低くなる形状とする態様や、図1(e)に示すように螺入方向の先端側のみに一定の高さのストッパを備える態様等が挙げられ、図1(a)及び図1(b)に示す様な、螺入方向の先端と後端の中間位置より後端に向かって高さが低くなるように傾斜したテーパー部を備える態様が好適に挙げられる。
上記ストッパの螺入方向の先端から後端までの長さは、嵌合体本体の上面における相対面する嵌合体本体の長辺の内壁間の距離より短ければよく、ストッパの幅としては、嵌合体本体の長辺の内壁の長さより短ければよい。また、ストッパの螺入方向の先端の高さは、ストッパの高さ以下であり、採便棒の回転の係止を確実にさせる観点から、通常、少なくとも0.1mmであり、少なくとも0.2mmが好ましく、少なくとも0.3mmがより好ましい。
容器本体としては、一側に嵌合体を嵌入するための開口部と他側に底部を有し、容器本体の下方部分と嵌合体の下方との間の空間には糞便溶解液が収容される糞便溶解液収容部が形成されている有底筒状容器であれば特に制限されないが、容器本体の底部にはピアス部を備えた凹底、特に底部に向かって狭くなるテーパー形状凹底とすることが、糞便溶解液吸引ノズル先端を確実にピアス部に誘導し、サンプリングを確実に実行する上で好ましい。上記ピアス部を備えた凹底は、糞便溶解液吸引ノズル先端により、穿孔可能な強度又は構造とすることが好ましい。また、容器本体の下方部分と嵌合体の下方との間に形成された糞便溶解液収容部に糞便溶解液をあらかじめ収容しておくことが好ましい。さらに、嵌合体の底部の下方にフィルター部を備えてもよく、フィルター部材を嵌合体の下方位置にお椀状に一体的に形成することもできるが、フィルター部材を嵌合体の下方位置に、嵌合体とは別部材としておくことが好ましい。別部材とする場合、フィルター部材の固定は、容器本体に嵌入させ固定する方法や、別途フィルター部材支持体を用いて固定する方法により行うことができる。加えて、容器本体は後述する嵌合体本体にあわせて断面長方形や断面小判型とすることが好ましい。
容器本体の材質としては特に制限されないが、外部から内部が見えるプラスチックであることが好ましく、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル等の可撓性樹脂を好適に例示することができる。フィルター部材としては、検査の際に障害となる未消化固形物を濾過することができ、検出対象物質を吸着するものでない限りどのようなものでも使用可能であるが、一般にコストの安い濾紙やスポンジ、脱脂綿、ポリプロピレンやポリエチレン等の合成樹脂の焼結体などが好適に使用することができる。
なお、糞便溶解液としては、採便棒の採便部で採取された便を懸濁する溶液であれば特に制限はなく、例えば脱イオン水、蒸留水、緩衝液等が挙げられる。緩衝液としては、例えばリン酸緩衝剤、炭酸緩衝剤、アンモニア緩衝剤、酢酸緩衝剤、乳酸緩衝液、クエン酸緩衝液、酒石酸緩衝液、ホウ酸緩衝液、グリシン緩衝液、トリス緩衝液、グッドの緩衝液等が挙げられる。グッドの緩衝液に使用される緩衝剤としては、例えば2−モルホリノエタンスルホン酸(MES)、ピぺラジン−N,N’−ビス(2−エタンスルホン酸)(PIPES)、N−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸(ACES)、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−アミノエタンスルホン酸(BES)、ビス(2−ヒドロキシエチル)イミノトリス(ヒドロキシメチル)メタン(Bis−Tris)、3−[N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸(DIPSO)、3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]プロパンスルホン酸[(H)EPPS]、2−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]エタンスルホン酸(HEPES)、3−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸(HEPPSO)、3−(モルホリノ)プロパンスルホン酸(MOPS)、3−(モルホリノ)−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸(MOPSO)、ピペラジン−N,N’−ビス(2−ヒドロキシプロパンスルホン酸)(POPSO)、N−[トリス(ヒドロキシメチル)メチル]−2−ヒドロキシ−3−アミノプロパンスルホン酸(TAPSO)、N−[トリス(ヒドロキシメチル)メチル]−2−アミノエタンスルホン酸(TES)、N−(2−アセタミド)イミノ二酢酸(ADA)、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシン(Bicine)、N−[トリス(ヒドロキシメチル)メチル]グリシン(Tricine)、N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−3−アミノプロパンスルホン酸(TAPS)、N−シクロヘキシル−2−アミノエタンスルホン酸(CHES)、N−シクロヘキシル−3−アミノプロパンスルホン酸(CAPS)、N−シクロヘキシル−3−アミノ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸(CAPSO)等が挙げられる。
さらに、糞便溶解液には、防腐剤、抗生剤、有機酸、糖類、蛋白質、フェロシアン化合物、キレート剤、塩類、プロテアーゼ阻害剤、界面活性剤等が含まれていてもよい。
防腐剤としては、例えばアジ化物、キレート剤等が挙げられ、アジ化物としては、例えばアジ化ナトリウム等が挙げられる。キレート剤としては、例えばエチレンジアミン四酢酸(EDTA)若しくはその塩等が挙げられ、塩としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩等が挙げられる。
抗生剤としては、例えばβ−ラクタム系抗生物質、テトラサイクリン系抗生物質、マクロライド系抗生物質、アミノグリコシド系抗生物質、ヌクレオシド系抗生物質、アンサマイシン系抗生物質、ポリペプチド系抗生物質、その他の抗生物質等が挙げられる。β−ラクタム系抗生物質としては、例えばペニシリン類、セファロスポリン類、チエナマイシン、スルファゼシン等が挙げられる。ペニシリン類としては、例えばペニシリンG、ペニシリンN、ペニシリンO、ペニシリンV等が挙げられる。セファロスポリン類としては、例えばセファマイシンA、セファマイシンB、セファマイシンC、セファロスポリン、セファロチン、セファロニウム、セファレキシン、セファラジン、ヘタスポリン、セファピリン、ロラカルベフ等が挙げられる。
テトラサイクリン系抗生物質としては、例えばミノサイクリン、テトラサイクリン、ハイドロオキシテトラサイクリン、クロノサイクリン、テラマイシン、ニトロサイクリン、アミサイクリン、アントラサイクリン、メタサイクリン、デオキジクリン、グリコサイクリン、アンハイドロテトラサイクリン等が挙げられる。
マクロライド系抗生物質としては、例えばアセチルスピラマイシン、エリスロマイシン、ビクロマイシン、ピマリシン、レセンソマイシン、アンフオテリシンB、カンジシンA、カンジシンB等が挙げられる。
アミノグリコシド系抗生物質としては、例えばストレプトマイシン、ストレプトマイシンB、デハイドロストレプトマイシン、オキシストレプトマイシン、カナマイシン、カスガマイシン、ゲンタマイシンA、ゲンタマイシンC、リンコマイシン、ブレオマイシン、マンノシドハイドロオキシ・ストレプトマイシン等が挙げられる。
ヌクレオシド系抗生物質としては、例えばポリオキシンA、ポリオキシンB、ポリオキシンC、ポリオキシンD、ポリオキシンE、ポリオキシンF、ポリオキシンG、ポリオキシンH、ポリオキシンJ、ポリオキシンK、ポリオキシンL、ポリオキシンM、ツベルシジン、フオルマイシンB等が挙げられる。
アンサマイシン系抗生物質としては、例えばアンサマイシン、リファマイシン、リファマイシンB、リファマイシンL、リファマイシンS、リファマイシンV、リファマイシンY、リファムビシン等が挙げられる。
ポリペプチド系抗生物質としては、例えばポリミキシン、グラマイシンA、グラマイシンB、グラマイシンC、ピオマイシン、バシトラシン、アクチノマイシン、チロシジンA、チロシジンB、チロシジンC、チロシジンD、チロシジンS、スタフィラマイシン等が挙げられる。
その他の抗生物質としては、例えばチクロヘキシミド、チクロセリン、ザルコマイシンA、スベクチノマイシン、クロラムフェニコール、マイトマイシン、ブラスチシンS、フマジリン、モネシシン、ピロールニトリン、フォスフォノマイシン等が挙げられる。
上記の抗生剤は、塩を形成していてもよい。塩としては、例えば酸付加塩(塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、酢酸塩、フマール酸塩、シュウ酸塩、酒石酸塩等)、アンモニウム塩、有機アミン付加塩(トリエチルアミン塩等)、金属塩(リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等)等が挙げられる。
有機酸としては、例えばリンゴ酸もしくはその塩、コハク酸もしくはその塩、フマル酸もしくはその塩、グリコール酸もしくはその塩、2−ケトグルタル酸もしくはその塩、イソクエン酸もしくはその塩、乳酸もしくはその塩、ピルビン酸もしくはその塩、尿酸もしくはその塩、オキサル酢酸もしくはその塩等が挙げられる。塩としては、例えばアンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等が挙げられる。
糖類としては、例えばグルコース、スクロース、マルトース、シクロデキストリン類、フルクトース、ソルボース、サッカロース、ラクトース、トレハロース、ガラクツロン酸、マンニトール、D−グルコサミン、マンノース、セロビオース、グリシドール、イノシトール等が挙げられる。シクロデキストリン類としては、例えばα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−α−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリン、β−シクロデキストリンポリマー、ジメチル−β−シクロデキストリン、6−O−α−マルトシル−α−シクロデキストリン、6−O−α−マルトシル−β−シクロデキストリン、硫酸化α−シクロデキストリン、2,3,6−トリ−O−メチル−β−シクロデキストリン等が挙げられる。これらのシクロデキストリン類としては、市販品(例えば、日本食品加工社製)も使用することができる。
蛋白質としては、例えばアルブミン、鉄タンパク質などが挙げられる。アルブミンとしては、例えば血清アルブミン、卵白アルブミン、ラクトアルブミンなどが挙げられ、血清アルブミンが好ましい。血清アルブミンとしては、例えばヒト、ウシ、ウマなどの哺乳勤物の血漿から常法に準じて調製されたものも、市販品も使用することができる。好適な血清アルブミンとしては、ウシ血清アルブミン(以下、BSAと略記する)、ヒト血清アルブミン等が挙げられる。アルブミンを含有する血清も使用することができる。鉄タンパク質としては、例えば非ヘム鉄タンパク質、ヘム鉄タンパク質等が挙げられる。非ヘム鉄タンパク質としては、例えばホロトランスフェリン、アポトランスフェリン、ラクトフェリン、フェリチン、ヘモシデリン、フェレドキシン、オキシゲナーゼ等が挙げられる。ヘム鉄タンパク質としては、例えばヒト以外の動物ヘモグロビン、フェリシトクロムC、ミオグロビン、ペルオキシダーゼ、カタラーゼ等が挙げられる。
フェロシアン化合物としては、例えばフェロシアン化ナトリウム、フェロシアン化カリウム、11−フェロセニル−1−ウンデカンチオール、8−フェロセニル−1−オクタンチオール、6−フェロセニル−1−ヘキサンチオール、11−フェロセニルウンデシル−ポリオキシエチレンエーテル、11−フェロセニルトリメチルウンデシルアンモニウムブロミド等が挙げられる。
キレート剤としては、例えばエチレンジアミン四酢酸もしくはその塩、O,O’−ビス(2−アミノフェニル)エチレングリコール−N,N,N’,N’−四酢酸もしくはその塩、トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサン−N,N,N’,N’−四酢酸もしくはその塩、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン−N,N,N’,N’−四酢酸もしくはその塩、ジエチレントリアミン−N,N,N’,N’’,N’’−五酢酸もしくはその塩、エチレンジアミン−N,N’−二酢酸もしくはその塩、エチレンジアミン−N,N’−ビス(メチレンホスホン酸)もしくはその塩、N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン−N,N’,N’−三酢酸もしくはその塩、エチレンジアミン−N,N’,N’,N’−テトラキス(メチレンホスホン酸)もしくはその塩、O,O’−ビス(2−アミノエチル)エチレングリコール−N,N,N’,N’−四酢酸もしくはその塩、N,N’−ビス(2−ヒドロキシベンジル)エチレンジアミン−N,N’−二酢酸もしくはその塩、1,6−ヘキサメチレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸もしくはその塩、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ二酢酸もしくはその塩、イミノ二酢酸もしくはその塩、1,2−ジアミノプロパン−N,N,N’,N’−四酢酸もしくはその塩、ニトリロ三酢酸もしくはその塩、ニトリロ三プロピオン酸もしくはその塩、ニトリロトリス(メチレンホスホン酸)もしくはその塩、N,N,N’,N’−テトラキス(2−ピリジルメチル)エチレンジアミンもしくはその塩、トリエチレンテトラミン−N,N,N’,N’’,N’’’,N’’’−六酢酸もしくはその塩等が挙げられる。塩としては、例えばアンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等が挙げられる。
塩類としては、例えば塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化カリウム、硫酸カリウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、塩化リチウム、硫酸リチウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸マグネシウム、硝酸カルシウム等が挙げられる。
プロテアーゼ阻害剤としては、例えばコンプリート(商標,ロシュ社製)、アンチパパインジハイドロクロライド、アプロチニン、キモスタチン、E−64、ロイペプチン、ペフアブロク(商標,ロシュ社製)、ベプスタチン、フォスフォラミドン、アンチトロンビンIII、(4−アミジノフエニル)メタンスルフオニルフルオライド、カルバインインヒビター1,3,4−ジクロロイソクマリン、α−マクログロブリン、ぺスタチン等が挙げられる。
界面活性剤としては、例えば非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。
採便棒により採取された糞便は、糞便溶解液収容部に収容されている糞便溶解液に懸濁され、糞便溶液を与える。糞便溶液には固形物を含有し得るので、フィルター部を備えることで、フィルター部により糞便溶液中の固形物が除去され、固形物が除去された糞便溶解液が糞便溶解液収容部のフィルターと容器本体凹底との間の空間に満たされることとなり、当該空間に満たされた固形物が除去された糞便溶液を注射針等の穿刺針を用いて抜き取り、抜き取られた糞便溶液中の成分(例えば、ヘモグロビン)を便分析装置で分析することができる。また、固形物が除去された糞便溶解液が当該空間に満たされた後、容器本体を逆さにし、容器本体凹底を上側に向けて、上側に向けられた容器本体凹底に注射針等の穿刺針を突き刺し、フィルター部に穿刺針が届かぬ状態で、固形物が除去された糞便溶解液を抜き取ることもできる。
なお、フィルター部は、嵌合体の底部と容器本体凹底との間に具備されるが、採便棒が筒状ガイド部を通じて嵌合体の底部を挿通された状態で、採便棒の先端部がフィルター部を貫通せずに突き刺さる態様でも、嵌合体の底部とフィルター部との間に保持される態様でもよい。
容器本体の内部に嵌入される嵌合体としては、採便棒の棒部を挿入することができる筒状ガイド部と、該筒状ガイド部を囲繞する断面長方形又は断面小判型、好ましくは断面小判型の嵌合体本体であって、該断面長方形又は断面小判型の断面長辺がそれぞれ該筒状ガイド部と接する嵌合体本体を有していればよく、かかる嵌合体により容器本体の内部を上方と下方の糞便溶解液収容部とに液密に遮断することができる。嵌合体には過剰な便を除去するための擦切り孔を設けることが好ましく、設ける擦切り孔の数は特に制限されず、擦切り孔一つのみであっても、第1の擦切り孔と、該第1の擦切り孔の下方に過剰な便を更に除去するための第2の擦切り孔の2つを備えてもよい。擦切り孔を備えた嵌合体としては、筒状ガイド部に第1の擦切り孔と第2の擦切り孔とが設けられている単一の嵌合ブロックから構成されている嵌合体や、筒状ガイド部に第1の擦切り孔が設けられた上方嵌合ブロックと、第2の擦切り孔が設けられた下方嵌合ブロックとから構成される嵌合体など、複数の嵌合ブロックから構成されている嵌合体を例示することができる。単一の嵌合ブロックから構成されている嵌合体の場合、筒状ガイド部の下端付近を容器本体に固定するための固定部材を筒状ガイド部と一体に成型しておくことが好ましい。また、上方嵌合ブロックと下方嵌合ブロックとから構成され、上方嵌合ブロックが筒状ガイド部の第1の擦切り孔を有する嵌合体の場合、下方嵌合ブロックには、上方嵌合ブロックにおける筒状ガイド部の下側部分を保持・固定するための狭持部を設けておくことが好ましい。これらの嵌合体を容器本体に固定する方法としては、例えば容器本体に嵌入させ液密に固定する方法や、別途嵌合体支持体を用いて液密に固定する方法等が挙げられる。
嵌合体に第1の擦切り孔と第2の擦切り孔を設ける場合、第2の擦切り孔の開口面積(孔径)は、第1の擦切り孔の開口面積(孔径)よりも小さくすることにより、第1の擦切り孔による採便棒の採便部に付着した過剰な便の除去と、第2の擦切り孔による過剰な便の更なる除去による便の定量的な採取とが可能となる。また、嵌合体の第1の擦切り孔や第2の擦切り孔の開口面積(孔径)が、採便棒の採便部の断面積(棒径)よりも小さいことが好ましい。嵌合体の第1の擦切り孔の開口面積(孔径)を採便棒の採便部の断面積(棒径)よりも小さくすることにより、第1の擦切り孔による採便棒の採便部に付着した過剰な便の効率的な除去を達成することができ、嵌合体の第2の擦切り孔の開口面積(孔径)を採便棒の採便部の断面積(棒径)や第1の擦切り孔の開口面積(孔径)よりも小さくすることにより、第2の擦切り孔による便の定量的な採取を達成することができる。さらに、第2の擦切り孔には糞便溶解液が漏洩しないように薄膜状封止膜を設けることや、あるいは、第2の擦切り孔を、採便棒の棒部が抜かれた状態において閉塞される構造とすることもできる。
擦切り孔の上端に隣接した筒状ガイド部に集便検知領域が形成されていてもよい。例えば、第1の擦切り孔と第2の擦切り孔を設けた嵌合体において、第1の擦切り孔の上端に隣接した筒状ガイド部に集便検知領域を形成させるには、容器外部より、衛生的かつ容易に糞便採取の有無を確認することができるような、第1の擦切り孔により除去された過剰な便を、第1の擦切り孔の上端に隣接した筒状ガイド部に集積・貯留する方法を採用することができる。すなわち、第1の擦切り孔の上端に隣接した筒状ガイド部の内部断面積よりも、第1の擦切り孔の開口面積が小さくなった段差形状になっており、採便棒の採便部に付着した過剰な便は上記段差部分に集積・貯留することから、この段差部分が集便検知領域となる。また、上記段差部分に傾斜をつけておくと、軟便の場合は特に段差底部に効率よく過剰な便を集積・貯留することができる。
また、採便棒の棒部の基端部側には嵌合体の筒状ガイド部の上方に設けられた雌ねじ部に螺合させつつ挿入するための雄ねじ部が設けられているため、上記段差部分を設けておくと、採便棒の採便部に付着した過剰な便は、嵌合体の第1の摺切り孔の上端に隣接した筒状ガイド部の内面側に突出した螺旋構造体により圧縮されながら、摩擦圧力により螺旋構造体の下降螺旋斜面上を滑落し、突出した螺旋構造体の欠落段差部分に便が集積・貯留し、この予め位置が特定された突出した螺旋構造体の欠落部分が集便検知領域として形成されたことになる。特に、螺旋構造体を、螺合させながら挿入される採便棒の螺旋回転角度が200〜260度の範囲で設定されるような螺旋構造体に形成すると、採便棒の採便部に付着した過剰な便は、筒状ガイド部の内面側に突出した螺旋構造体により圧縮されながら、摩擦圧力により螺旋構造体の下降螺旋斜面上を滑落し、突出した螺旋構造体の欠落段差部分(160〜100度)に集積・貯留されるため、好ましい。
上記筒状ガイド部は、第1の擦切り孔の上端の段差部分に至るまでは、緩やかな逆テーパー構造とすることが採便棒の採便部をスムーズに第1の擦切り孔に導く上で好ましく、第1の擦切り孔から第2の擦切り孔に隣接した上方まで、あるいは、第1の擦切り孔から第2の擦切り孔まで延設されていることが採便棒の採便部をスムーズに第1の擦切り孔から第2の擦切り孔に導く上で好ましく、通常、第1の擦切り孔から下方の筒状ガイド部分は同径の円筒形状として構成されている。
嵌合体の形成材料としては、液密シール性、容器本体への挿着、採便棒の擦切り孔への挿通性などを考慮して、一般にポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、軟質ポリ塩化ビニル、オレフィン系エラストマーなどの軟質の可撓性樹脂を使用することができる。
そして、採便器外側に、把持部より、容器本体の一方の側面、底部、及び他方の側面にわたってJ字状にラベルを貼付することが好ましく、また、該ラベルには集便検知領域を直接視認しうる採便確認用の透孔窓を設けることができる。このラベルは被検者の氏名、性別や採便日等の識別用のラベルとして利用される他、容器本体の底部をピアス部の保護と汚染防止にも有用である。
本発明の採便器の使用の一形態について説明する。採便器から採便棒を取り外し、採便棒の採便部を便の中に突き刺すか、便の表面を擦り付けて採便する。次いで、正立状態の容器本体に嵌合体の筒状ガイド部を介して採便棒の棒部を挿入し、ストッパが嵌合体本体の長辺の内壁に当接することにより採便棒の回転が係止するまで採便棒の把持部をねじ込み、採便棒の棒部の基端部側に設けられた雄ねじ部と嵌合体の筒状ガイド部の上方に設けられた雌ねじ部を螺合させて容器本体を密封するとともに、採便棒の採便部を糞便溶解液に浸漬する。被検者は、この状態で、郵送その他の方法により病院・検査機関に採便器を送ることができる。病院・検査機関では送られてきた採便器を便分析装置にそのまま設置するか、倒立させた状態で、糞便溶液吸引ノズル先端をラベル、容器本体の底部のピアス部を順次貫通させ、糞便溶液を吸引して、便分析装置に送液することにより検査を行うことができる。
以下、本発明の採便器の一実施形態を図面により具体的に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの例示に限定されるものではない。
図2に示されるように、容器本体20は、嵌合体等を嵌入するための開口部を備えた断面小判型の有底筒状容器であり、底部はピアス部23を備えた凹底21に形成されている。容器本体20には、上方嵌合ブロック30と下方嵌合ブロック40が嵌合されており、下方嵌合ブロック40の下方には糞便溶解液が収容される糞便溶解液収容部22が形成されており、糞便溶解液収容部22に糞便溶解液が収容される。図3及び図4に示されるように、下方嵌合ブロック40には、孔径が1.4mmの第2の擦切り孔41と、上方嵌合ブロックの下側部分を保持・固定するための環状の窪み形状からなる狭持部42が形成されている。
図5〜図8に示されるように、採便棒10は、一側に検体の液漏れと飛び散りを防止するために採便器のキャップ部材として機能する把持部11を有し、他側に棒径が2.0mmの棒部12を有するとともに、該棒部の基端部側には雄ねじ部13が、先端付近に便2mg採取用の凹部15を備えた採便部14が設けられている。
雄ねじ部13には2条ねじが設けられ、かかる2条ねじのリードは4.5mm、リード角は19度である。また、把持部の下面であって、棒部の基端の両側には、棒部の回転中心に対して点対称の位置にストッパ16が設けられている。かかるストッパ16は、螺入方向の先端17の高さ0.5mm、幅2.0〜3.0mm、螺入方向の先端17から後端18までの長さ5.4mmであって、螺入方向の先端17から2.7mmの位置より後端18に向かって高さが低くなるように傾斜したテーパー角10.5度のテーパー部19を備えている。
図9、10に示されるように、上方嵌合ブロック30は、採便棒の棒部を挿入することができる筒状ガイド部31と、該筒状ガイド部31を囲繞する断面小判型の嵌合体本体32であって、該断面小判型の断面長辺がそれぞれ該筒状ガイド部31と接する嵌合体本体32とから構成されており、嵌合体本体32の上端には嵌合フランジ部33が設けられ、筒状ガイド部31は、その上方内周面に雌ねじ部34が設けられている。筒状ガイド部31の下方には、図12、13に示されるような過剰な便を除去するための、孔径が1.95mmの第1の擦切り孔35が設けられ、第1の擦切り孔35の上端には内径2.9mmから2.14mmに縮径する段差36が構成されている。筒状ガイド部31は、上端から段差36までの下方に向かって縮径の上部筒状ガイド部31aと、第1の擦切り孔35から下端までの同径の下部筒状ガイド部31bとして形成されている。前記のように、筒状ガイド部31の下側部分は、下方嵌合ブロック40の環状の窪み形状からなる狭持部42により固定されている。
また、図11に示される嵌合体本体32の上面における相対面する嵌合体本体の長辺の内壁43間の距離は6.5mmであり、嵌合体本体32における長辺の内壁43の長さは3.7mmである。
次に、図12、13に基づいて、集便検知領域について説明する。集便検知領域は、第1の擦切り孔35の上端に隣接した筒状ガイド部31の段差36に形成され、該集便検知領域を通じて容器外部より衛生的かつ容易に糞便採取の有無を確認することができる。上部筒状ガイド部31aの下端近傍には、上部筒状ガイド部31aの内面側に突出した螺旋構造体37が、螺合させながら挿入される採便棒10の螺旋回転角度が229度の設定で設けられている。採便棒10の採便部14等に付着した過剰な便は、筒状ガイド部31aの内面側に突出した螺旋構造体37により圧縮されながら、螺旋構造体37の下降螺旋斜面38上を滑落し、突出した螺旋構造体37の欠落段差部分39(131度)に集積・貯留し、この螺旋構造体37の欠落段差部分39が集便検知領域として形成されたことになる。
以上のように構成されている本発明の採便器の使用方法について説明する。採便棒10の把持部11を緩めて、採便器から採便棒10を取外し、採便棒10の採便部14を便の中に突き刺すか、便の表面を擦り付けて採便する。次いで、正立状態の容器本体20に採便棒10の棒部12を、上方嵌合ブロック30の筒状ガイド部31によりガイドされながら挿入し、ストッパの螺入方向の先端17が嵌合体本体の長辺の内壁43に当接するまで採便棒10の把持部11をねじ込み、採便棒10の棒部の基端部側に設けられた雄ねじ部13と上方嵌合ブロック30上部に設けられた雌ねじ部34を螺合させて、把持部11により容器本体20を密封する。このとき、採便棒10の採便部14が第1の擦切り孔35、及び、第2の擦切り孔41を順次挿通するが、まず採便棒10の採便部14が第1の擦切り孔35に達する前に、採便部14等に付着した過剰な便が、筒状ガイド部31aの内面側に突出した螺旋構造体37との間で圧縮されながら、螺旋構造体37の下降螺旋斜面38上を便の付着力により滑落していき、突出した螺旋構造体37の欠落段差部分39に集積され、第1の擦切り孔35の孔径が採便棒10の棒部12の棒径よりも小さいことから、前記欠落段差部分39に過剰な便が貯留し、集便検知領域となる。
採便棒10の把持部11を緩める場合、ストッパ16がテーパー部19を備えているため、図14の右矢印に示すように、ストッパ16が嵌合体本体32の長辺の内壁43に当接することがない。一方、採便後に採便棒10の把持部11をねじ込む場合、図14の左矢印に示すように、嵌合体本体32の長辺の外壁44や嵌合体本体32の長辺の上壁45に当接することなく嵌合体本体32の長辺の内壁43に当接することにより、嵌合体に対して所定位置で採便棒10の回転が係止される。
被検者は、郵送その他の方法により病院・検査機関に採便器を送ることができる。病院・検査機関では送られてきた採便器を便分析装置にそのまま設置するか、倒立させた状態で、糞便溶液吸引ノズル先端を容器本体の凹底21のピアス部23を順次貫通させ、糞便溶液を吸引して、分析機器に送液することにより検査を行うことができる。
本発明により、大腸癌検診等に有用な採便器が提供される。
10・・・採便棒
11・・・採便棒の把持部
12・・・採便棒の棒部
13・・・採便棒の棒部の基端部側の雄ねじ部
14・・・採便棒の採便部
15・・・採便部の凹部
16・・・ストッパ
17・・・ストッパの螺入方向の先端
18・・・ストッパの螺入方向の後端
19・・・ストッパのテーパー部
20・・・容器本体
21・・・容器本体凹底
22・・・糞便溶解液収容部
23・・・ピアス部
30・・・上方嵌合ブロック
31・・・上方嵌合ブロックの筒状ガイド部
32・・・嵌合体本体
33・・・嵌合フランジ部
34・・・筒状ガイド部の雌ねじ部
35・・・第1の擦切り孔
36・・・筒状ガイド部の段差
37・・・筒状ガイド部の内面側に突出した螺旋構造体
38・・・螺旋構造体の下降螺旋斜面
39・・・螺旋構造体の欠落段差部分(集便検知領域)
40・・・下方嵌合ブロック
41・・・第2の擦切り孔
42・・・上方嵌合ブロック用の狭持部
43・・・嵌合体本体の長辺の内壁
44・・・嵌合体本体の長辺の外壁
45・・・嵌合体本体の長辺の上壁

Claims (6)

  1. 容器本体と該容器本体の内部に嵌合される嵌合体と採便棒とを具備した採便器であって、
    前記容器本体は、一側に嵌合体を嵌入するための開口部と他側に底部を有し、容器本体の下方部分と嵌合体の下方との間の空間には糞便溶解液が収容される糞便溶解液収容部が形成されており、
    前記嵌合体は、採便棒の棒部を挿入することができる筒状ガイド部と、該筒状ガイド部を囲繞する断面長方形又は断面小判型の嵌合体本体であって、該断面長方形又は断面小判型の断面長辺がそれぞれ該筒状ガイド部と接する嵌合体本体を有し、
    前記採便棒は、一側に把持部を有し、他側に棒部を有するとともに、該棒部の先端付近に採便部が設けられており、
    前記棒部の基端部側には嵌合体の筒状ガイド部の上方に設けられた雌ねじ部に螺合させつつ挿入するための雄ねじ部が設けられ、前記把持部の下面であって、棒部の基端の両側の位置にはストッパが設けられ、採便棒の螺入時にはストッパが嵌合体本体の長辺の内壁に当接することにより、嵌合体に対して所定位置で採便棒の回転が係止され、採便棒の螺出時にはストッパが嵌合体本体の長辺の内壁に当接することがない
    ことを特徴とする採便器。
  2. ストッパの高さが、雄ねじ部に設けられた雄ねじのリードの1/12以上1/6未満であることを特徴とする請求項1記載の採便器。
  3. ストッパが、棒部の回転中心に対して点対称の位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の採便器。
  4. ストッパが、螺入方向の先端と後端の中間位置又はかかる中間位置よりも先端側の位置より後端に向かって高さが低くなるように傾斜したテーパー部を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の採便器。
  5. 雄ねじ部に設けられた雄ねじのリードが2〜10mmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の採便器。
  6. 嵌合体本体が断面小判型であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の採便器。
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