JP3088293U - 木用さらねじ - Google Patents

木用さらねじ

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JP3088293U
JP3088293U JP2002001017U JP2002001017U JP3088293U JP 3088293 U JP3088293 U JP 3088293U JP 2002001017 U JP2002001017 U JP 2002001017U JP 2002001017 U JP2002001017 U JP 2002001017U JP 3088293 U JP3088293 U JP 3088293U
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screw
wooden
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wood
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Inventor
宏一 柿澤
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興津螺旋株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木製の一方の材の表面にねじ込むだけで座ぐ
りされ、木用さらねじの平頭部が一方の材の表面と面一
になるように締め付けられる木用さらねじを提供する。 【解決手段】 木材にねじ込むのに適した形状のネジ部
30Bが形成された軸部30Aと、この軸部30Aの基
部に設けられたさら状頭部30Dと、からなる木用さら
ねじ30において、上記頭部30Dのテーパ状底面35
に複数本の刃部を設けたものである。これにより、電動
ドライバーによる木用さらねじ30の締め付け作業だけ
で、木用さらねじの頭部30Dに設けた刃部Sにより一
方の材の表面が必要量だけ座ぐりされ、木用さらねじの
平頭部が一方の材の表面に形成された座ぐり面に面一に
締め付けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、木材の組み付け、例えば、ウッドデッキの組み付けに使用される木 用さらねじに係り、特に、ねじ込んだねじの頭部が木材表面と面一に仕上げられ るようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、木材の組み付け、例えばウッドデッキの組み付けに使用される木用さら ねじは、木材にねじ込むのに適した形状のネジ部が形成された軸部と、この軸部 の基部に設けられたさら状頭部と、からなる。この木用さらねじは、ねじ込んだ ネジの頭部が木材の表面からの突出することを無くすために、平らな頭部形状を なすさらねじ10が使用されている。
【0003】 図7は、上記平らな頭部形状をなすさらねじ10の締付け状態を示している。 上記さらねじ10により、木質である他方の材3の上に載せた木質の一方の材5 を、頭部11の角穴ビット11Aに電動ドライバー等の駆動棒(図示なし)を係 合して締め付けている。
【0004】 上記さらねじ10は、図7と図8に示す木質の一方の材5に対して締め付ける と、頭部11はそのテーパ状底面13が一方の材5の表面に座ぐり面5Aを形成 して締付けられるが、突出量hを残した状態となる。この現象は、硬い木材ほど 顕著に現れる。上記さらねじ10における頭部11の突出部は、これに触れる人 の手や指等を傷付ける危険性がある。
【0005】 そこで、さらねじ10を強く締め付けると、そのテーパ状底面13が、一方の 材5を切削できずに押し拡げて行き、頭部11の周囲に突出したバリ状の木片B となって残る。このため、頭部11が一方の材5の表面と面一にならないばかり か、バリ状の木片Bがささくれとなり、締め付けによる仕上面を汚くしている。 このバリ状の木片Bは、これに触れる人の手や指等を傷付ける危険性がある。
【0006】 そこで、図7と図8に示すように、一方の材5に対して座ぐり面5Aを予め座 ぐり工具で凹設することも考えられるが、さらねじ10をねじ込んで平らな頭部 11が一方の材5の表面と面一になるように仕上げる必要性があり、面倒な作業 を余儀なくされて手間が倍増するという問題がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記従来の木用さらねじの問題に基づいてなされたものでその目的 とするところは、木製の一方の材の表面にねじ込むだけで座ぐりされ、木用さら ねじの平頭部が一方の材の表面と面一になり、バリ状の木片がなくて仕上げが美 しく、危険性のない木用さらねじを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、本考案の請求項1記載の木用さらねじは、木材にねじ 込むのに適した形状のネジ部が形成された軸部と、この軸部の基部に設けられた さら状頭部と、からなる木用さらねじにおいて、上記頭部のテーパ状底面に、複 数本の刃部を設けたことを特徴とするものである。
【0009】 また、本考案の請求項2記載の木用さらねじは、上記請求項1記載の木用さら ねじにおいて、上記刃部は、テーパ状底面に沿ってテーパ状に形成され、その先 端が法線方向に対して締付け方向側へ傾斜して設けられたものであることを特徴 とするものである。
【0010】
【作用】
本考案の請求項1の木用さらねじによると、頭部のテーパ状底面に複数本の刃 部が設けられている。このため、木用さらねじを電動ドライバー等により、木製 の一方の材等の表面にねじ込むと、一方の材の表面は、頭部のテーパ状底面に設 けられた所定数の刃部により、細かい粉状に切削される。
【0011】 これにより、電動ドライバーによる木用さらねじの締め付け作業だけで、木用 さらねじの頭部に設けた刃部により一方の材の表面は必要量だけ座ぐりされ、木 用さらねじの平頭部が一方の材の表面に形成された座ぐり面に締め付けられて面 一に美しく仕上げられる。勿論、予め座ぐりをする作業は不要となる。そして、 木用さらねじの締付け後に、木用さらねじの頭部に手や指等を触れても、人の手 や指を傷付けることがなく、安全を確保することができる。
【0012】 また、本考案の請求項2記載の木用さらねじの場合は、刃部の形状と配置を限 定したものであり、テーパ状底面に沿ってテーパ状に形成され、その先端が法線 方向に対して締付け方向側へ傾斜して設けられているので、ねじのねじ込み作用 により木材を効果的に切削し、座ぐりすることができる。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して、本考案の木用さらねじの実施形態を説明する。図1は 木用さらねじの外観斜視図、図2は正面図、図3はA−A断面図、図4〜図6は ねじ込み作用を示す断面図である。
【0014】 例えば、ウッドデッキの組み付けに使用される木用さらねじ30は、ねじ部3 0Bを有する軸部30Aと、これに続く首部30Cと、首部30Cに続くさら形 の平頭部30Dとからなる。尚、上記首部30Cは、有っても無くても良い。上 記ねじ部30Bとしては、例えば、ねじ山角40゜の高ねじ31と、ねじ山角6 0゜の低ねじ32とからなる二条ねじが螺設されている。上記高ねじ31と低ね じ32とからなる二条ねじは、電動ドライバーによる締め付け時のスピードアッ プと、締付け抵抗の低減のためのものである。尚、上記ねじ部30Bは、一条ね じでもよい。
【0015】 上記頭部30Dには、その上面に締緩用のねじ溝である角穴ビット33が凹設 されている。尚、このねじ溝はすりわり又は十字穴でもよい。この頭部30Dの テーパ状底面35には、複数本、例えば、8本の刃部Sが設けられている。この 刃部Sはテーパ状底面35に沿ってテーパ状に形成されており、その先端S1は 、法線方向Lに対して締付け方向H側へ傾斜して設けられている。
【0016】 続いて、本考案の木用さらねじ30の締付け作用を、図4〜図6により説明す る。まず、図4に示すように、木用さらねじ30における頭部30Dの上面の角 穴ビット33に、電動ドライバー等の駆動棒Dを係合して回転駆動される。これ で、木用さらねじ30を、木質である他方の材3の上に載せた木質の一方の材5 等の表面にねじ込むと、この一方の材5の表面は、先端部からねじ部30Bがね じ込まれ始める。
【0017】 続いて、頭部30Dのテーパ状底面35に設けられた8本の刃部Sの首部30 C側の小径側が一方の材5の表面に到達すると切削が始まり、細かい粉状の木片 Mに切削される。更に、図5に示すように、8本の刃部Sの中腹部が、一方の材 5にテーパ状にあけられた座ぐり面5Aの切削を進め、細かい木片Mの粉状物を 排出する。そして、図6に示すように、8本の刃部Sの全面にて、一方の材5の テーパ状にあけられた座ぐり面5Aの切削を進めて細かい木片Mの粉状物を排出 して座ぐりが完了し、同時に締め付けも完了する。
【0018】 これにより、電動ドライバーによる木用さらねじ30の締め付け作業だけで、 木用さらねじ30の頭部30Dに設けた刃部Sにより一方の材5の表面は必要量 だけ座ぐりされることになる。よって、木用さらねじ30の平らな頭部30Dが 一方の材5の表面に形成された座ぐり面5Aに締め付けられて面一に美しく仕上 げることができる。勿論、予め座ぐりをする作業は不要となる。そして、木用さ らねじ30の締付け後に、木用さらねじ30の頭部30Dに手や指等を触れても 傷付けることがなくなる。
【0019】 本考案の木用さらねじは、上記実施形態に限定されるものではなく、考案の要 旨内での各部の設計変更が可能である。例えば、8本の刃部Sは、その本数に限 定されず、複数本であればよい。例えば、6〜12本の範囲内で適宜に増減して もよい。また、木用さらねじ30は、上記実施形態のものに限らず、例えば、金 属製のフレームに木材5をねじ固着する場合に使用されるドリル部と切刃片を備 えたさらねじでもよい。また、上記木用さらねじ30は、木材のほか、石膏ボー ド等の組み付け、締め付けにも木用と同様に使用可能である。
【0020】
【考案の効果】
以上のように、本考案の請求項1の木用さらねじによると、頭部のテーパ状底 面に複数本の刃部を設けているから、木用さらねじを電動ドライバーにより、木 製の一方の材の表面にねじ込むだけで、一方の材の表面は必要量だけ座ぐりされ 、頭部が形成された座ぐり面に面一に締め付けできる。従って、予め座ぐり作業 をしなくてもよく、木用さらねじの締付けの仕上がりが美しく、頭部に触れても 人の手や指を傷付けず、安全を確保することができる。
【0021】 また、本考案の請求項2の木用さらねじによると、上記刃部を、テーパ状底面 に沿ってテーパ状に形成され、その先端が法線方向に対して締付け方向側へ傾斜 して設けたので、ねじのねじ込み作用により木材を効果的に切削し、座ぐりする ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態を示す図で、木用さ
らねじの外観斜視図である。
【図2】本考案の第1の実施の形態を示す図で、木用さ
らねじの正面図である。
【図3】本考案の第1の実施の形態を示す図で、図2の
A―A断面図である。
【図4】本考案の第1の実施の形態を示す図で、木用さ
らねじの作用断面図である。
【図5】本考案の第1の実施の形態を示す図で、木用さ
らねじの作用断面図である。
【図6】本考案の第1の実施の形態を示す図で、木用さ
らねじの締付け断面図である。
【図7】従来例を示す図で、木用さらねじと締付け状態
の外観斜視図である。
【図8】従来例を示す図で、木用さらねじと締付け状態
の断面図である。
【符号の説明】
3 他方の材 5 一方の材 5A 座ぐり面 30 木用さらねじ 30A 軸部 30B ねじ部 30C 首部 30D 頭部 31 高ねじ 32 低ねじ 33 角穴ビット 35 テーパ状底面 D 駆動棒 S 刃部 S1 先端 L 法線方向 H 締付け方向

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材にねじ込むのに適した形状のネジ部
    が形成された軸部と、この軸部の基部に設けられたさら
    状頭部と、からなる木用さらねじにおいて、上記頭部の
    テーパ状底面に、複数本の刃部を設けたことを特徴とす
    る木用さらねじ。
  2. 【請求項2】 上記刃部は、テーパ状底面に沿ってテー
    パ状に形成され、その先端が法線方向に対して締付け方
    向側へ傾斜して設けられたものであることを特徴とする
    請求項1記載の木用さらねじ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016143272A1 (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 協和メデックス株式会社 採便器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016143272A1 (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 協和メデックス株式会社 採便器
JPWO2016143272A1 (ja) * 2015-03-09 2017-12-21 協和メデックス株式会社 採便器

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