JPWO2010008062A1 - 歯科用診療装置及び歯科用プラズマジェット照射装置 - Google Patents

歯科用診療装置及び歯科用プラズマジェット照射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、歯科治療を行うインスツルメントに従来に無い機能を包含させた斬新構成の歯科用診療装置を提供する。【解決手段】本発明に係る歯科用診療装置1は、歯科治療を行う流体放出系20を備えたシリンジ2に、大気圧下で絶縁破壊電圧が低い希ガスを流した希ガス管路15の外周上の電極16、17に低周波高電圧電源18から低周波高電圧を印加して放電を行うことにより、先端からプラズマジェットを生成するプラズマジェット照射手段4を搭載したものである。【選択図】図1

Description

本発明は、歯科用診療装置及び歯科用プラズマジェット照射装置に関するものである。
一般に、歯科の診療に際しては、歯科用シリンジや、歯科用タービン、歯科用マイクロモータ又はスケーラ等の切削工具が多用されることは周知である。また、プラズマ技術の分野においては、素材表面の濡れ性を改善し接着強度を高める方法としてプラズマ照射する装置が日本プラズマトリート株式会社などから発売されている。
特許文献1には、シリンジの一例としてノズル先端以外からの液体漏出防止、給送チューブの着脱の容易化等を図った医療用スプレーシリンジが開示されている。
また、特許文献2には、切削工具の一例として回転工具又は振動工具の横振れ防止を図った医療歯科用のハンドピースが開示されている。
ところで、非特許文献1、2には、低周波高圧電源を用いて希ガスのプラズマ化を図る研究、液体中でのプラズマ滅菌に関する研究等が開示されている。
特開平7−308381号公報 特開2005−253849号公報 (文部科学省:科学研究補助金:特定領域研究:平成19年度研究成果報告書:2008.06.01掲載:A01−(6)「液中グロープラズマによる先進的反応場の生成と解析」研究代表者:北野勝久) (文部科学省:科学研究補助金:特定領域研究:平成18年度研究成果報告書:2007.02.26掲載:A01−(6)「液中グロープラズマによる先進的反応場の生成と解析」研究代表者:北野勝久)
本発明は、上記の背景技術に鑑みてなされたものであり、歯科治療を行うインスツルメントと、非特許文献1のプラズマ研究内容とを勘案し、従来に無い機能を兼備した斬新構成の歯科用診療装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る歯科用診療装置は、歯科治療を行うインスツルメントにプラズマジェット照射手段を搭載し、治療患部にプラズマジェット照射を可能にしたことを最も主要な特徴とする。
尚、本発明では、気体、液体、光、プラズマジェットの注入、照射、バキュームするものをシリンジと定義するものである。また、照射手段から照射されるプラズマをプラズマジェットと定義するものである。
請求項1記載の発明によれば歯科治療を行うインスツルメントにプラズマジェット照射手段を搭載し、治療患部にプラズマジェット照射を可能にしたものであるから、プラズマジェット照射による治療患部の濡れ性改善や、治療患部の滅菌をも行なうことができる歯科用診療装置を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、インスツルメントとしてシリンジを採用した構成で、プラズマジェット照射による治療患部の濡れ性改善や、治療患部の滅菌をも行なうことができる歯科用診療装置を提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、インスツルメントとしてシリンジを採用し、空気、水、薬液、洗浄液、光、プラズマジェットを単独または複数の組み合わせで出力可能としているので、シリンジ本来の機能、プラズマジェット照射による機能を組み合わせて治療患部に対する多様な治療を実現できる歯科用診療装置を提供することができる。また、光(特に歯科用修復物であるレジンを硬化させる波長の光)とプラズマジェット照射を組み合わせることで歯牙表面の濡れ性を高めレジンの接着力を強化した光重合を行う歯科用診療装置を提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、インスツルメントとして切削工具を採用した構成で、歯牙や歯石の切削と同時あるいは切削前後に上述したような効果を奏するプラズマジェット照射が可能な斬新な歯科用診療装置を提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、インスツルメントとしての切削工具である歯科用タービン、歯科用マイクロモータ又はスケーラを選定することで、各々請求項4記載の発明と同様な効果を奏する歯科用診療装置を提供することができる。
請求項6記載の発明によれば、インスツルメントとしての切削工具が空気、水、薬液、洗浄液、光、前記プラズマジェットの単独または複数の組み合わせの出力が可能であることから、切削工具本来の穿孔等の機能、プラズマジェット照射による機能を組み合わせて治療患部に対する多様な治療を実現できる歯科用診療装置を提供することができる。
請求項7記載の発明によれば、インスツルメントとしての切削工具が、根管長を測定する根管長測定手段を備え、根管長測定値に応じて前記切削工具の駆動力を変化させる構成としたので、根管治療を適切に実行できる歯科用診療装置を提供することができる。
請求項8記載の発明によれば、前記インスツルメントは、歯牙表面のう蝕病変部を削除した後に、患部に洗浄液の供給可能な洗浄液供給手段を備えるので、う蝕病変部の削除、洗浄、治療患部へのプラズマジェット照射等を効率よく実行できる歯科用診療装置を提供することができる。
請求項9記載の発明によれば、前記インスツルメントをう蝕病変部を削除した後の根管内に対しての治療に使用する際において治療患部へのプラズマジェット照射をも選択可能な歯科用診療装置を提供することができる。
請求項10、11記載の発明によれば、前記インスツルメントが、歯牙のう蝕病変部を削除した後の根管内のスメアプラグの溶解、洗浄の処置を行なうスメア除去処置手段を備え、前記スメア除去処置手段による処置後または処置中にプラズマジェット照射を可能としているので、プラズマジェット照射による根管内の滅菌を効率よく実行できる歯科用診療装置を提供することができる。
請求項12、13記載の発明によれば、前記インスツルメントにおけるプラズマジェット照射手段のプラズマジェット照射口先端に設けた先端ノズルの先端形状を任意な形状又は先端ノズルは内径が異なる構成としているので、治療患部へのプラズマジェット照射エリアの形状を種々に選定でき、プラズマジェット照射エリアの最適化、治療効率向上を図れる歯科用診療装置を提供することができる。
請求項14記載の発明によれば、前記インスツルメントに搭載したプラズマジェット照射手段を、大気圧下で絶縁破壊電圧が低い希ガスを流した誘電体管または金属管の外周上に低周波高電圧電源を用いて放電を行うことにより、先端からプラズマジェットを生成する構成として、上述した効果を奏する各歯科用診療装置を提供することができる。
請求項15記載の発明によれば、前記プラズマジェット照射手段におけるプラズマジェット発生の基となる絶縁破壊電圧が低い希ガスとして、ヘリウムガスまたはアルゴンガスを採用した構成で上述した効果を奏する各歯科用診療装置を提供することができる。
請求項16記載の発明によれば、前記インスツルメントに搭載したプラズマジェット照射手段を単電極の構成として、上述した効果を奏する各歯科用診療装置を提供することができる。
請求項17記載の発明によれば、単電極構造のプラズマジェット照射手段における接地部分が、患者に装着可能な装着手段を有する構成で、すなわち、患者の身体の一部を接地として利用する構成で、上述した効果を奏する各歯科用診療装置を提供することができる。
請求項18記載の発明によれば、前記インスツルメントに搭載したプラズマジェット照射手段を2電極の構成として、上述した効果を奏する各歯科用診療装置を提供することができる。
請求項19、20記載の発明によれば、前記インスツルメントに搭載したプラズマジェット照射手段が、高圧ボンベ、高電圧昇圧回路、乾電池を内蔵したコードレス構造になっているので、インスツルメント単体で治療患部に照射するプラズマを発生させて治療を実行できる簡易型の各歯科用診療装置を提供することができる。
請求項21記載の発明によれば、請求項14又は請求項15に記載の歯科用診療装置において、ガスの供給通路には、ガス流体調整バルブを設けているのでプラズマジェット照射手段4が発生するプラズマジェットの長さや照射強度を変更することが容易となり、治療患部の種々の形態への対応が容易な歯科用診療装置を提供することができる。
請求項22記載の発明によれば、請求項3又は請求項11記載の歯科用診療装置において、前記水、スメア除去薬液等の薬液、洗浄液の供給液体のpHを4.5以下としているので患部での殺菌を効果的に実行できる歯科用診療装置を提供することができる。
請求項23記載の発明によれば、インスツルメントであるシリンジ形態の装置本体に、高圧ボンベからのガスを流した誘電体管または金属管の外周上で、低周波高電圧電源を用いて2電極構成で放電を行うことにより、先端からプラズマジェットを生成するプラズマジェット照射手段を搭載したものであるから、治療患部のレジン充填のための濡れ性改善や、治療患部の滅菌を実行することができ、かつ、コードレスで任意に持ち運び可能であることから、歯科治療における既存のシリンジや切削工具との組み合わせ使用が簡略容易な歯科用プラズマジェット照射装置を提供することができる。
請求項24記載の発明によれば、単電極構成のプラズマジェット照射手段を搭載した構成で、請求項23記載の発明の場合と同様な効果を奏する歯科用プラズマジェット照射装置を提供することができる。
請求項25記載の発明によれば、治療患部の滅菌を実行することができ、また、光(特に歯科用修復物であるレジンを硬化させる波長の光)とプラズマジェット照射を組み合わせることで歯牙表面の濡れ性を高めレジンの接着力を強化した光重合を行うことができる歯科用プラズマジェット照射装置を提供することができる。
請求項26記載の発明によれば、口腔内の唾液や塵をバキュームで吸引しながら、プラズマジェット照射による治療患部の濡れ性改善や滅菌も行うことができる歯科用プラズマジェット照射装置を提供することができる。
本発明に係る歯科用診療装置は、歯科治療を行うインスツルメントであるシリンジに、大気圧下で絶縁破壊電圧が低い希ガスを流した誘電体管または金属管の外周上に低周波高電圧電源を用いて放電を行うことにより、先端からプラズマジェットを生成するプラズマジェット照射手段を搭載する構成により、従来に無い斬新構成の歯科用診療装置を実現するものである。
以下に、本発明の実施例に係る歯科用診療装置について図面を参照して詳細に説明する。
(実施例1)
本実施例1に係る歯科用診療装置1は、図1に示すように、インスツルメントの一種である手持ち把持可能な略くの字状に屈曲形成した金属材を主体とするシリンジ2の本体3内に、歯牙等の治療患部に対し大気圧下で絶縁破壊電圧が低いヘリウムガス又はアルゴンガス等の希ガスに基づいた治療患部の濡れ性改善作用、滅菌作用等があるプラズマを照射可能な2電極型のプラズマジェット照射手段4を搭載したことが特徴である。
前記シリンジ2の本体3は、その先端側にエア、水(又は薬液、蒸留水等の洗浄液等)の放出口11を具備し、本体3の基端側からその内部を経て前記放出口11に連通するエア管路12及び液体管路13を配設し、エア管路12から放出口11に向けてエアを、液体管路13から放出口11に向けて水、薬液、洗浄液等を選択的に供給するようになっている。これら各要素により、流体放出系20を構成している。
そして、前記放出口11から治療患部に対して、水、水とエア又は水とエアを混合したスプレーを選択的に放出したり、薬液を放出したり、さらには洗浄液を放出したりするように構成している。
また、本体3内には、プラズマジェット照射手段4を内蔵し、この本体3における前記放出口11の近傍に設けたプラズマジェット照射口14から前記放出口11から放出される水等と略同方向にプラズマジェットを照射するように構成している。
前記プラズマジェット照射手段4は、本体3の基端側からその内部を経てプラズマジェット照射口14に臨ませた内径数mm程度のガラス管、樹脂管、セラミックス管などの誘電体管から選定される希ガス管路15、2個の電極16、17及び低周波高圧電源18を具備している。
前記エア管路12、液体管路13及び希ガス管路15には、各々例えば電磁弁等からなる開閉弁12a、13a、15aを接続している。
また、前記本体3の外周部には、エアスイッチ12b、液体スイッチ13b及びプラズマ発生スイッチ15bを設け、これらによりエアの供給・停止、水等の供給・停止、プラズマの発生・停止の各操作を行なうように構成している。なお、本実施例ではエア管路12、液体管路13及び希ガス管路15は独立した構成であるが、希ガス管路15一本を共有して、エア、液体、希ガスを切り替えて供給するような構造にしてもよい。
次に、前記プラズマジェット照射手段4について図2を参照して詳述する。
前記プラズマジェット照射手段4は、図2に示すように、希ガスの一種であるヘリウムガスを流す希ガス管路15の上流側、下流側に例えば数十mm程度の間隔を開けて同軸状に2個の電極16、17を配置し、この2個の電極16、17に例えば10kHz、10kV程度の出力を有する低周波高圧電源18を接続し2個の電極16、17に低周波高電圧を印加するとともに、上流の電極16側を本体3に接地することにより構成している。すなわち、下流側の電極17を高圧電極としている。
そして、2個の電極16、17間の希ガス管路15において、誘電体バリア放電によるプラズマジェットを発生させ、前記プラズマジェット照射口14から発生したプラズマジェットを射出し、治療患部に照射するように構成している。
次に、図3を参照して、前記プラズマジェット照射口14の具体的構成例について説明する。
前記プラズマジェット照射口14として、シリンジ2の本体3に設けた受部3aに対して、図3に示すように、Oリング21を介して円形孔22aを穿設した先端ノズル22を着脱可能に装着した構成とすることができる。
この場合、円形孔22aの内径を例えば50μm、100μm等と適宜変更設定することで、治療患部に対する先端ノズル22からのプラズマジェット照射エリアを円形で径が異なる所望の状態に選択することができ、治療患部の種々の形態への対応が容易となる。
また、図4に示すように、本体3に設けた受部3aのねじ部3bに対して、照射端に例えば薄型矩形状の開口部23aを形成した先端ノズル23に設けたねじ部23bをねじ込む形式で装着する構成とすることもできる。
この場合、先端ノズル23から治療患部に対して例えば10mm×2mm、20mm×3mm等のようなシート状(薄型矩形状)を呈するプラズマ照射エリアを形成しつつプラズマジェットを照射することができ、治療患部の種々の形態への対応が容易となる。
次に、図5を参照してプラズマジェット照射手段4をコードレス構造に変更したシリンジ30について概説する。
このシリンジ30は、例えばヘアードライヤー形態の本体32に対して、既述したような流体放出系20を組み込むとともに、プラズマジェット照射手段31を搭載することにより構成している。
前記プラズマジェット照射手段31は、既述した場合と同様な希ガス管路15に所定の間隔で2個の電極16、17を配置し、この2個の電極16、17に例えば10kHz、10kV程度の出力を有する高電圧昇圧回路33、DC9V出力の乾電池34を具備する低周波高圧電源18を接続し、2個の電極16、17に低周波高電圧を印加するとともに、上流の電極16側を本体32に接地し、さらに、希ガス管路15にヘリウムガス又はアルゴンガスを供給する高圧ボンベ35を内蔵することにより構成している。
このような構成のコードレス構造としたプラズマジェット照射手段31を備えるシリンジ30によれば、流体放出系20への配管は別として、前記プラズマジェット照射手段31における希ガス管路15に対して希ガス供給の配管を接続する必要が無くなり、シリンジ30単体で治療患部に照射するプラズマジェットを発生させて治療を実行できる簡易型とすることができる。
図6は、図1に示すシリンジ2の希ガス管路15に対して、希ガスを供給する高圧ボンベ35の供給管路36の途中にガス流体調整バルブ37を取り付けた概略構成例を示すものである。
また、前記エア管路12、液体管路13に薬液タンク38から薬液(又は洗浄液)を供給するようにしている。尚、図6において、13bは開閉弁である。
薬液タンク38に入れる薬液としては、例えばクエン酸、リン酸、蟻酸等の有機酸や、次亜塩素酸ナトリウムとEDTA水溶液との混合液等のスメア除去薬液を使用する。
例えばう蝕(虫歯)は、食物、歯質や歯垢に含まれるストレプトコッカス、乳酸桿菌等の微生物が食物内の糖質から作り出した有機質酸が原因となって発症する。
う蝕の進行において、う蝕が歯髄に達したときカリエスC3となり、歯冠部が溶けて歯根部が残ったとき、カリエスC4となる。
このようなカリエスC3、カリエスC4の場合、歯根表面に堆積しているスメア層や象牙細管内に入り込んで入るスメアプラグを除去するために、スメア除去薬液が用いられる。
本実施例1では、スメア除去薬液として、pH4.5以下のものを使用することで殺菌力の向上を図るものである。
この点については、前記非特許文献1中の、(3.3.1):「pH制御による液中滅菌効果の向上」の欄のプラズマ照射による大腸菌の滅菌効果に関する記載に基づくものである。
同様な理由で、本実施例1において使用する水、各種薬液、洗浄液についてもpH4.5以下のものを使用する。
上述したこのガス流体調整バルブ37を備える構成によれば、ガス流体調整バルブ37による希ガス流量調整によって、前記プラズマジェット照射手段4が発生するプラズマジェットのプラズマ長を長短に又はプラズマジェットの照射強度を変更することが容易となり、治療患部の種々の形態への対応が容易となる。
尚、前記ガス流体調整バルブ37の取り付け位置は、シリンジ2の内部、又は、外部のいずれでもよく、特に限定するものではない。
図7は、図1に示すシリンジ2の変型例であるシリンジ2Aを示すものであり、このシリンジ2Aにおいて、図1に示すシリンジ2と同一要素には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
図7に示すシリンジ2Aは、基本的構成は、図1に示すシリンジ2と同様であるが、前記プラズマジェット照射手段4に替えて、単電極型のプラズマジェット照射手段4Aを採用したことが特徴である。
すなわち、プラズマジェット照射手段4Aは、図7、図8に示すように、希ガスの一種であるヘリウムガス等を流す希ガス管路15に高圧電極として機能する電極17を配置し、この電極17に例えば10kHz、10kV程度の出力を有する低周波高圧電源18の一端を接続し、低周波高圧電源18の他端側は接続ケーブル41を介して患者側に引き出し、末端に患者への接続手段42を設けている。
前記患者への接続手段42としては、図8に示すように、例えば接続ケーブル41の末端被覆を剥いで露出電線部41aとし、この露出電線部41aを円弧状に曲げて患者の指等に掛け止める構成を挙げることができる。また、前記露出電線部41aを患者の手等に巻き付けるようにしてもよい。
すなわち、プラズマジェット照射手段4Aは、低周波高圧電源18の他端側を患者に接続することで接地とする構成を採用している。
そして、前記電極17を備える希ガス管路15において、誘電体バリア放電によるプラズマを発生させ、前記プラズマジェット照射口14から発生したプラズマジェットを射出し、治療患部に照射するように構成している。
前記希ガス管路15としては、SUS等からなる金属管を用いることもできる。この場合には、単電極17を備える希ガス管路15において、誘電体バリア無しの放電によるプラズマジェットを発生させ、前記プラズマジェット照射口14から発生したプラズマジェットを射出し、治療患部に照射することができる。
これら、誘電体バリア放電、誘電体バリア無しの放電の点については、前記非特許文献1の2.1.1等のLFマイクロプラズマジェットに関する記載に基づくものである。
尚、図7に示すシリンジ2Aの場合も、既述した図3に示す先端ノズル22を備えるプラズマジェット照射口14の構成、図4に示す先端ノズル23を備えるプラズマジェット照射口14の構成を当然採用可能であり、これらの場合において各々既述した場合と同様な作用、効果を発揮させることができる。
次に、図9を参照してプラズマジェット照射手段4Aを図5に示す場合と同様コードレス構造に変更したシリンジ30Aについて概説する。
このシリンジ30Aは、例えばヘアードライヤー形態の本体32に対して、既述したような流体放出系20を組み込むとともに、プラズマジェット照射手段31Aを搭載することにより構成している。
前記プラズマジェット照射手段31Aは、既述した場合と同様な希ガス管路15に電極17を配置し、この17に例えば10kHz、10kV程度の出力を有する高電圧昇圧回路33、DC9V出力の乾電池34を具備する低周波高圧電源18を接続して、電極17に低周波高電圧を印加するとともに、低周波高圧電源18の他端側は接続ケーブル41を介して患者側に引き出し、末端に患者への接続手段42を設けている。
このような構成のコードレス構造としたプラズマジェット照射手段31を備えるシリンジ30Aによれば、流体放出系20への配管は別として、前記プラズマジェット照射手段31Aにおける希ガス管路15に対して希ガス供給の配管を接続する必要が無くなり、シリンジ30A単体で治療患部に照射するプラズマジェットを発生させて治療を実行できる簡易型とすることができる。
図10は、図7に示すシリンジ2Aの希ガス管路15に対して、図6に示す場合と同様、希ガスを供給する高圧ボンベ35の供給管路36の途中にガス流体調整バルブ37を取り付けた概略構成例を示すものである。
このガス流体調整バルブ37を備える構成によれば、既述した場合と同様、ガス流体調整バルブ37による希ガス流量調整によって、前記プラズマジェット照射手段4が発生するプラズマジェットのプラズマ長を長短に変更することが容易となり、治療患部の種々の形態への対応が容易となる。
尚、本実施例1の歯科用診療装置1においては、後述する実施例4のように光ファイバー92を内装し、治療患部に向けて光照射をも行う構成とすることも可能である。
このような構成を採用すれば、プラズマジェットと光とを組み合わせて、歯牙表面の濡れ性を高めレジンの接着力を強化した光重合を行う歯科用診療装置1を提供することができる。
尚、本実施例1の歯科用診療装置1においては、後述する実施例5のようにプラズマジェットを発生する構成に加えて、前記装置本体82にバキューム吸引を行う配管102を搭載した構成とすることもできる。
このような構成を採用すれば、プラズマジェットとバキューム吸引とを組み合わせて、
口腔内の唾液や塵を吸引しながら、治療患部の濡れ性改善や滅菌も行うことができる歯科用診療装置1を提供することができる。
(実施例2)
次に、図11を参照して本発明の実施例2に係る歯科用診療装置51について説明する。
本実施例2に係る歯科用診療装置51は、図11に示すようにインスツルメントの一種である手持ち把持可能な略逆くの字状に屈曲形成した金属材を主体とするハンドピース本体52の先端部に、羽根53付きの切削バー54を回転可能に取り付けた切削工具型とし、前記ハンドピース本体52内に、歯牙等の治療患部に対し大気圧下で絶縁破壊電圧が低いヘリウムガス又はアルゴンガス等の希ガスに基づいた治療患部の濡れ性改善作用、滅菌作用等があるプラズマジェットを照射可能な既述した場合と同様な2電極型のプラズマジェット照射手段4を搭載したことが特徴である。
本実施例2に係る歯科用診療装置51は、歯科用タービン、歯科用マイクロモータ、スケーラ等に適用できる。
前記ハンドピース本体52は、その先端側の切削バー54の近傍位置に、エア、水(又は薬液、蒸留水等の洗浄液等)の放出口61を具備し、ハンドピース本体52の基端側からその内部を経て前記放出口61に連通するエア管路62及び液体管路63を配設し、エア管路62から放出口61に向けてエアを、液体管路63から放出口61に向けて水、薬液、洗浄液等を選択的に供給するようになっている。
そして、前記放出口61から治療患部に対して、水、水とエア又は水とエアを混合したスプレーを選択的に放出したり、薬液を放出したり、さらには洗浄液を放出したりするように構成している。
また、ハンドピース本体52内には、既述した場合と同様なプラズマジェット照射手段4を内蔵し、このハンドピース本体52における前記放出口61の近傍に設けたプラズマジェット照射口64から前記放出口61から放出される水等と同様に切削バー54先端にプラズマジェットを照射するように構成している。
さらに、前記ハンドピース本体52には、切削バー54の羽根53を回転駆動するための例えば動力伝達系65を内装している。
動力伝達系65としては、例えば前記羽根53に圧縮エアを供給して羽根53を高速で回転させ、図示しない管路を通って排気エアをハンドピース本体の手元に排気させる。羽根の回転中心軸には着脱自在に切削バー54が挿入され、切削バー54を高速回転させる構成を挙げることができる。
また、切削バー54をモータ及び動力伝達機構を用いて回転させる構成等を挙げることができるが、これらは公知技術であるためここでは説明を省略する。
なお、根管拡大で使用する歯科用診療装置の場合は根管内にプラズマジェットが照射しやすいようにプラズマ照射口64を切削バー54の根元近傍に設け、切削バー54とほぼ同軸方向に配置すれば、切削バー54に沿ってプラズマジェットを照射することができる。
本実施例2に係る歯科用診療装置51によれば、切削バー54の回転による治療患部の切削治療はもちろんのこと、実施例1の場合と同様、2個の電極16、17間の希ガス管路15においてプラズマジェットを発生させ、前記プラズマジェット照射口64から発生したプラズマジェットを射出し、治療患部に照射することができ、治療患部のレジン充填のための濡れ性改善や、治療患部の滅菌を実行することができる。
図12は、前記歯科用診療装置51と同様なハンドピース本体52に対して根管長を測定する根管長測定手段71を付加した歯科用診療装置51Aを示すものである。
根管長測定手段71について概説すると、この根管長測定手段71は、根管長測定器本体72を具備し、この根管長測定器本体72からの2本のリード線73、74の内、その一方のリード線73をハンドピース本体52の筺体に取り付けた接触子75に接続し、他方のリード線74を例えば歯肉80等に接触させた電極端子76にクランプ等の接続具77を用いて接続している。
そして、歯の根管81の拡大成形中において、前記接触子75と電極端子76との間の抵抗変化を利用して根管長測定器本体72により根管長を測定するものである。
また、歯科用診療装置51Aにおいては、根管長測定器本体72は、根管長測定値に応じて、前記動力伝達系65に羽根53を回転させるための圧縮エアを供給する圧縮エア供給手段78に対してその駆動力(圧縮エアの供給量)を変化させる制御信号を送り、切削バー54の回転を調整可能に構成している。
なお、本実施例では動力伝達系65として圧縮エアを使用しているが、切削バー54をモータ及び動力伝達機構を用いて回転させることも可能である。この場合は正逆回転や低速回転、可変速回転などの制御も容易に可能となる。
図12に示す歯科用診療装置51Aによれば、前記歯科用診療装置51の場合と同様な作用、効果を発揮するとともに、根管長測定手段71の根管長測定動作と切削バー54による治療患部の切削動作とを適切に関連付けて、根管81の治療を効果的に行なうことができる。
図13は、図11に示す歯科用診療装置51と略同様な歯科用診療装置51Bを示すものであるが、この歯科用診療装置51Bは、図7に示すシリンジ2Aの場合と同様な単電極構成のプラズマジェット照射手段4Aを搭載したことが特徴である。
このような歯科用診療装置51Bによれば、切削バー54の回転による治療患部の切削治療はもちろんのこと、前記電極17付近の希ガス管路15においてプラズマジェットを発生させ、前記プラズマジェット照射口64から発生したプラズマジェットを射出し、治療患部に照射することができ、治療患部のレジン充填のための濡れ性改善や、治療患部の滅菌を実行することができる。
尚、図11に示す歯科用診療装置51、図12に示す歯科用診療装置51A、図13に示す歯科用診療装置51Bの場合も各々既述した図3に示す先端ノズル22を備えるプラズマジェット照射口14の構成、図4に示す先端ノズル23を備えるプラズマジェット照射口14の構成を当然採用可能であり、これらの場合において各々既述した場合と同様な作用、効果を発揮させることができる。
尚、本実施例2の歯科用診療装置51、51A、51Bにおいても、後述する実施例4のように光ファイバー92を内装し、治療患部に向けて光照射をも行う構成とすることも可能である。
このような構成を採用すれば、治療患部を照らしたり、プラズマジェットと光とを組み合わせて、歯牙表面の濡れ性を高めレジンの接着力を強化した光重合を行う歯科用診療装置1を提供することができる。
このような構成を採用すれば、プラズマジェットと光とを組み合わせて、歯牙表面の濡れ性を高めレジンの接着力を強化した光重合を行うことも可能となる。
(実施例3)
次に、図14を参照して、本発明の実施例3に係る歯科用プラズマジェット照射装置81について説明する。尚、この歯科用プラズマジェット照射装置81において、図1に示すシリンジ2の場合と同様な要素には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
図14に示す歯科用プラズマジェット照射装置81は、図1に示すシリンジ2の場合と同様な手持ち把持可能な略くの字状に屈曲形成した金属材を主体とする装置本体82に対して、歯牙等の治療患部に対し大気圧下で絶縁破壊電圧が低いヘリウムガス又はアルゴンガス等の希ガスに基づいた治療患部の濡れ性改善作用、滅菌作用等があるプラズマを照射可能な既述したような2電極型のプラズマジェット照射手段4を搭載し、かつ、既述した場合と同様な高圧ボンベ35を組み込んで持ち運び可能なコードレスタイプに構成したことが特徴である。
本実施例3に係る歯科用プラズマジェット照射装置81によれば、実施例1で述べたと同様に、プラズマジェット照射手段4における2個の電極16、17間の希ガス管路15において、プラズマジェットを発生させ、プラズマジェット照射口14から発生したプラズマジェットを射出し、治療患部に照射することができ、治療患部のレジン充填のための濡れ性改善や、治療患部の滅菌を実行することができる。
しかも、本実施例3に係る歯科用プラズマジェット照射装置81は、ヘリウムガスなどを収容した高圧ボンベ35を装置本体82の内部に収納し、低周波高電圧電源18に図5のように乾電池34を用いれば、コードレスで任意に持ち運び可能であることから、歯科治療における既存のシリンジや切削工具との組み合わせ使用が簡略容易であるという利点もある。
次に、図15を参照して、本実施例3の変型例である歯科用プラズマジェット照射装置81Aについて説明する。
図15に示す歯科用プラズマジェット照射装置81Aは、図1に示すシリンジ2の場合と同様な手持ち把持可能な略くの字状に屈曲形成した金属材を主体とする装置本体82に対して、歯牙等の治療患部に対し大気圧下で絶縁破壊電圧が低いヘリウムガス又はアルゴンガス等の希ガスに基づいた治療患部の濡れ性改善作用、滅菌作用等があるプラズマを照射可能な既述したような単電極型のプラズマジェット照射手段4Aを搭載し、かつ、既述した場合と同様な高圧ボンベ35を組み込んで持ち運び可能なコードレスタイプに構成したことが特徴である。
この歯科用プラズマジェット照射装置81Aの場合も、前記歯科用プラズマジェット照射装置81の場合と同様、治療患部に向けてプラズマジェットを射出し、照射することができ、治療患部のレジン充填のための濡れ性改善や、治療患部の滅菌を実行することができる。
しかも、コードレスで任意に持ち運び可能であることから、前記歯科用プラズマジェット照射装置81の場合と同様、歯科治療における既存のシリンジや切削工具との組み合わせ使用が簡略容易であるという利点もある。
(実施例4)
次に、図16を参照して、本発明の実施例4に係る歯科用プラズマジェット照射装置91について説明する。尚、この歯科用プラズマジェット照射装置91において、図14に示す歯科用プラズマジェット照射装置81の場合と同様な要素には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
本発明の実施例4に係る歯科用プラズマジェット照射装置91は、図14に示す歯科用プラズマジェット照射装置81の構成に加えて、前記装置本体82にプラズマジェット照射口14の近傍から治療患部に向けて光照射を行う光開閉器94付の光ファイバー92を搭載し、かつ、装置本体82に光照射スイッチ93を付加したことが特徴である。
本実施例4に係る歯科用プラズマジェット照射装置91によれば、図14に示す歯科用プラズマジェット照射装置81と同様、プラズマジェット照射口14から発生したプラズマジェットを射出し、治療患部に照射することができ、治療患部のレジン充填のための濡れ性改善や、治療患部の滅菌を実行することができる。
加えて、光ファイバー92を搭載し、治療患部に向けて光照射を行うこともできるので、光(特に歯科用修復物であるレジンを硬化させる波長の光)とプラズマジェット照射を組み合わせることで歯牙表面の濡れ性を高めレジンの接着力を強化した光重合を行う歯科用診療装置91とすることができる。
さらに詳述すると、歯科用修復物には可視光を照射して硬化するレジンがあるが、これを歯牙に充填させる前の処置に歯科用診療装置91によりプラズマジェット照射が可能となり、歯牙にプラズマジェット照射することで、表面に官能基を付与させ、表面の活性度を高め濡れ性を向上し、接着力を増加させることができる。また、表面に付着している汚染物質と結合するため、洗浄効果も期待できる。
(実施例5)
次に、図17を参照して、本発明の実施例5に係る歯科用プラズマジェット照射装置101について説明する。尚、この歯科用プラズマジェット照射装置101において、図16に示す歯科用プラズマジェット照射装置91の場合と同様な要素には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
本発明の実施例5に係る歯科用プラズマジェット照射装置101は、図16に示す歯科用プラズマジェット照射装置91の構成中の光ファイバー92に替えて、前記装置本体82にバキューム吸引を行う配管102を搭載し、この配管102の一端を前記プラズマジェット照射口14の近傍に臨ませるとともに、配管102の他端側を図示しないポンプ等のバキューム吸引源に接続する構成としたことが特徴である。尚、図17中、103はバキューム開閉バルブ、104はバキュームスイッチである。
本発明の実施例5に係る歯科用プラズマジェット照射装置101によれば、口腔内の唾液や塵をバキュームで吸引しながら、プラズマジェット照射による治療患部の濡れ性改善や滅菌も行うことができる。
本発明の歯科用治療装置におけるプラズマジェット発生手段の構成は、光ファイバーや発光源を具備してレジンの光重合を行なう光重合器、歯面洗浄器具、穿孔用器具等各種歯科用治療器具に広範に応用可能である。
本発明の実施例1に係るシリンジ形態とした歯科用診療装置の概略構成図である。 本実施例1に係る歯科用診療装置におけるプラズマジェット発生手段の拡大説明図である。 本実施例1に係る歯科用診療装置におけるプラズマジェット照射口を構成する先端ノズルの一例を示す部分拡大断面図である。 本実施例1に係る歯科用診療装置におけるプラズマジェット照射口を構成する先端ノズルの他例を示す部分拡大断面図である。 本実施例1に係る歯科用診療装置においてプラズマジェット照射手段をコードレス構造とした場合の概略構成図である。 本実施例1に係る2電極型のプラズマジェット照射手段を搭載した歯科用診療装置にガス流体調整バルブを付加した場合の概略構成図である。 本実施例1に係るシリンジ形態とした歯科用診療装置において単電極型のプラズマジェット照射手段を搭載した場合の概略構成図である。 図7に示す歯科用診療装置における単電極型のプラズマジェット発生手段の拡大説明図である。 本実施例1に係る歯科用診療装置において単電極型のプラズマジェット照射手段をコードレス構造とした場合の概略構成図である。 本実施例1に係る単電極型のプラズマジェット照射手段を搭載した歯科用診療装置にガス流体調整バルブを付加した場合の概略構成図である。 本発明の実施例2に係る切削工具型形態とした歯科用診療装置の概略構成図である。 本実施例2に係る切削工具型形態とし、かつ、根管長測定手段を組み合わせた歯科用診療装置の概略構成図である。 本実施例2に係る切削工具型形態とした歯科用診療装置の他例を示す概略構成図である。 本発明の実施例3に係る歯科用プラズマジェット照射装置の概略構成図である。 本実施例3に係る歯科用プラズマジェット照射装置の他例を示す概略構成図である。 本発明の実施例4に係る歯科用プラズマジェット照射装置の概略構成図である。 本発明の実施例5に係る歯科用プラズマジェット照射装置の概略構成図である。
1 歯科用診療装置
2 シリンジ
2A シリンジ
3 本体
3a 受部
3b ねじ部
4 プラズマジェット照射手段
4A プラズマジェット照射手段
11 放出口
12 エア管路
12a 開閉弁、
12b エアスイッチ
13 液体管路
13a 開閉弁、
13b 液体スイッチ
14 プラズマジェット照射口
15 希ガス管路
15a 開閉弁
15b プラズマ発生スイッチ
16 電極
17 電極
18 低周波高圧電源
20 流体放出系
21 Oリング
22 先端ノズル
22a 円形孔
23 先端ノズル
23a 開口部
23b ねじ部
30 シリンジ
30A シリンジ
31 プラズマジェット照射手段
31A プラズマジェット照射手段
32 本体
33 高電圧昇圧回路
34 乾電池
35 高圧ボンベ
36 供給管路
37 ガス流体調整バルブ
38 薬液タンク
41 接続ケーブル
41a 露出電線部
42 患者への接続手段
51 歯科用診療装置
51A 歯科用診療装置
51B 歯科用診療装置
52 ハンドピース本体
53 羽根
54 切削バー
61 放出口
62 エア管路
63 液体管路
64 プラズマジェット照射口
65 動力伝達系
71 根管長測定手段
72 根管長測定器本体
73 リード線
74 リード線
75 接触子
76 電極端子
77 接続具
78 圧縮エア供給手段
80 歯肉
81 根管
81 歯科用プラズマジェット照射装置
81A 歯科用プラズマジェット照射装置
82 装置本体
91 歯科用プラズマジェット照射装置
92 光ファイバー
93 光照射スイッチ
94 光開閉器
101 歯科用プラズマジェット照射装置
102 配管
103 バキューム開閉バルブ
104 バキュームスイッチ

Claims (26)

  1. 歯科治療を行うインスツルメントにプラズマジェット照射手段を搭載し、治療患部にプラズマジェット照射を可能にしたことを特徴とする歯科用診療装置。
  2. 前記インスツルメントが歯牙および歯肉に前記プラズマジェット照射が可能なシリンジであることを特徴とする請求項1記載の歯科用診療装置。
  3. 前記シリンジは、空気、水、薬液、洗浄液、光、プラズマジェットの単独または複数の組み合わせで出力が可能な出力手段を有することを特徴とする請求項2記載の歯科用診療装置。
  4. 前記インスツルメントが、歯牙や歯石の切削と同時あるいは切削前後に前記プラズマジェット照射が可能な切削工具であることを特徴とする請求項1記載の歯科用診療装置。
  5. 前記切削工具は、歯科用タービン、歯科用マイクロモータ又はスケーラであることを特徴とする請求項4記載の歯科用診療装置。
  6. 前記切削工具には、空気、水、薬液、洗浄液、光、前記プラズマジェットの単独または複数の組み合わせの出力が可能な出力手段を有することを特徴とする請求項4又は請求項5記載の歯科用診療装置。
  7. 前記切削工具は、根管長を測定する根管長測定手段を備え、根管長測定値に応じて前記切削工具の駆動力を変化させることを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれかに記載の歯科用診療装置。
  8. 前記インスツルメントは、歯牙表面のう蝕病変部を削除した後に、患部に前記洗浄液の供給可能な洗浄液供給手段を備えることを特徴とする請求項1〜請求項7いずれかに記載の歯科用診療装置。
  9. 前記インスツルメントは、歯牙のう蝕病変部を削除した後の根管内に対しての治療に使われることを特徴とする請求項1〜請求項8いずれか記載の歯科用診療装置。
  10. 前記インスツルメントは、歯牙のう蝕病変部を削除した後の根管内の処置を行なうスメア除去処置手段を備え、前記スメア除去処置手段による処置後または処置中に前記プラズマジェット照射が可能であることを特徴とする請求項9記載の歯科用診療装置。
  11. 前記スメア除去処置手段は、治療患部にスメア除去薬液を供給してスメアプラグを溶解して除去し除去後に前記洗浄液を供給して洗浄する手段であることを特徴とする請求項10記載の歯科用診療装置。
  12. 前記プラズマジェット照射手段のプラズマジェット照射口先端には、着脱交換可能な先端ノズルを有し、前記先端ノズルの先端形状は任意な形状であることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の歯科用診療装置。
  13. 前記プラズマジェット照射手段のプラズマジェット照射口先端には、着脱交換可能な先端ノズルを有し、前記着脱交換可能な先端ノズルは内径が異なることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の歯科用診療装置。
  14. 前記プラズマジェット照射手段が、大気圧下で絶縁破壊電圧が低い希ガスを流した誘電体管または金属管の外周上に低周波高電圧電源を用いて放電を行うことにより、先端からプラズマジェットを生成する手段であることを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載の歯科用診療装置。
  15. 前記大気圧下で絶縁破壊電圧が低い希ガスが、ヘリウムガスまたはアルゴンガスであることを特徴とする請求項14記載の歯科用診療装置。
  16. 前記プラズマジェット照射手段が、単電極構造であることを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれかに記載の歯科用診療装置。
  17. 前記単電極構造のプラズマジェット照射手段における接地部分が、患者に装着可能な装着手段を有していることを特徴とする請求項16記載の歯科用診療装置。
  18. 前記プラズマジェット照射手段が、2電極構造であることを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれかに記載の歯科用診療装置。
  19. 前記プラズマジェット照射手段が、コードレス構造になっていることを特徴とする請求項1〜請求項18のいずれかに記載の歯科用診療装置。
  20. 前記プラズマジェット照射手段が、高圧ボンベおよび高電圧昇圧回路、乾電池をインスツルメント内に収納することでコードレスにてプラズマを発生できるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項19のいずれかに記載の歯科用診療装置。
  21. 前記大気圧下で絶縁破壊電圧が低い希ガスの供給通路には、ガス流体調整バルブを設けたことを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の歯科用診療装置。
  22. 前記水、スメア除去薬液等の薬液、洗浄液の供給液体は、pH4.5以下であることを特徴とする請求項3又は請求項11記載の歯科用診療装置。
  23. 歯科治療を行うインスツルメントであるシリンジ形態の装置本体に、大気圧下で絶縁破壊電圧が低い希ガスを供給する高圧ボンベ、低周波高電圧電源及び誘電体管または金属管の外周上に配置した2電極構成の放電部を内装し、前記放電部の放電により先端からプラズマジェットを生成するプラズマジェット照射手段を搭載したことを特徴とする歯科用プラズマジェット照射装置。
  24. 歯科治療を行うインスツルメントであるシリンジ形態の装置本体に、大気圧下で絶縁破壊電圧が低い希ガスを供給する高圧ボンベ、低周波高電圧電源及び誘電体管または金属管の外周上に配置した単電極構成の放電部を内装し、前記放電部の放電により先端からプラズマジェットを生成するプラズマジェット照射手段を搭載したことを特徴とする歯科用プラズマジェット照射装置。
  25. 歯科治療を行うインスツルメントであるシリンジ形態の装置本体に、低周波高電圧電源及び誘電体管または金属管の外周上に配置した2電極または単電極構成の放電部を内装し、前記放電部の放電により先端からプラズマジェットを生成するプラズマジェット照射手段を搭載するとともに、前記装置本体に先端照射口の近傍から治療患部に向けて光照射を行う光ファイバーを搭載したことを特徴とする歯科用プラズマジェット照射装置。
  26. 歯科治療を行うインスツルメントであるシリンジ形態の装置本体に、低周波高電圧電源及び誘電体管または金属管の外周上に配置した2電極または単電極構成の放電部を内装し、前記放電部の放電により先端からプラズマジェットを生成するプラズマジェット照射手段を搭載するとともに、前記装置本体に先端照射口の近傍から治療患部に向けてバキュームを行う配管を搭載したことを特徴とする歯科用プラズマジェット照射装置。
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