JPWO2009139030A1 - 自発光型センサ装置 - Google Patents

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Abstract

自発光型センサ装置は、基板(110)と、基板上に配置され、光を被検体に照射する照射部(120)と、基板上に配置され、照射された光に起因する被検体からの光を検出する受光部(160)と、基板上に配置され、(i)照射部及び受光部の少なくとも一方を収容するキャップ本体及び(ii)キャップ本体の表面の一部をなすと共に基板の基板面に対して傾斜した斜面に形成され、照射部から出射された光を被検体に向かうように反射すると共に照射部から出射された光が受光部に入射するのを遮る反射遮光膜(252)を有するキャップとを備える。これにより、量産に適し、被検体における例えば血流速度等の所定種類の情報を高精度で検出可能となる。

Description

本発明は、例えば血流速度等を測定することが可能な自発光型センサ装置の技術分野に関する。
この種の自発光型センサ装置として、レーザ光等の光を生体に照射し、その反射又は散乱の際におけるドップラーシフトによる波長の変化により、生体の血流速度等を算出するものがある(例えば特許文献1から4参照)。このような自発光型センサ装置では、典型的には、筺体内に、光を生体に照射するための例えば半導体レーザ等の光源と、生体からの光を検出するための例えばフォトダイオード等の光検出器とが互いに近接して設けられることにより小型化が図られる。更に、このような自発光型センサ装置は、例えば光源からの光のうち生体に照射されることなく光検出器に直接向かう光等の、検出されるべきでない光が光検出器によって検出されるのを防ぐための遮光構造を有することが多い。また、光源として端面発光型の半導体レーザが用いられる場合には、この半導体レーザからの光の光路を規定するための光反射手段が設けられることが多い。
例えば特許文献1では、上述した遮光構造を、筺体内において半導体レーザとフォトダイオードとの間に遮蔽板を設けることで実現すると共に、上述した光反射手段として、光源からのレーザ光の照射方向に対し略45°をなす反射板を設けている。例えば特許文献2では、上述した遮光構造を、シリコン基板に対して異方性エッチング処理を施すことにより形成された2つの凹部の各々に半導体レーザとフォトダイオードとを別々に配置することにより実現すると共に、該凹部の内面に上述した光反射手段としてのミラー用金属膜を形成している。
特開2004−357784号公報 特開2004−229920号公報 特開2002−330936号公報 特開2006−130208号公報
しかしながら、上述した例えば特許文献1及び2に開示された技術によれば、自発光型センサ装置を製造する製造プロセスにおいて、多くの時間を要する工程が増えたり、工程数が増加したりしてしまうおそれがあるという技術的問題点がある。このため、製造プロセスにおける歩留まりが低下し、その結果、装置の製造コストが増大してしまうおそれもある。
例えば、特許文献1に開示された技術では、例えば、筺体内に、半導体レーザ及びフォトダイオードに加えて、上述した遮蔽板や反射板等を含む比較的多くの部品を組み込む必要があるため、工程数が増加してしまったり、これら部品の位置調整のために多くの時間が必要となってしまったりするおそれがある。
また、特許文献2に開示された技術では、例えば、大きさが数ミリメートル×数ミリメートル程度の小型のセンサ装置は実現できるが、シリコン基板に凹部を形成するための異方性エッチング処理を施すのに要する時間が多くなってしまったり、異方性エッチング処理に起因する製造ばらつきによって、歩留まりが低下してしまったりするおそれがある。更に、異方性エッチング処理によってシリコン基板に凹部を形成するので、ミラー用金属膜が形成される凹部の傾斜面の傾斜角度は、シリコンの結晶構造に依存して、例えば54.7度などの一定の角度に殆ど限定されてしまう。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、量産に適しており、被検体における例えば血流速度等の所定種類の情報を高精度で検出可能な小型の自発光型センサ装置を提供することを課題とする。
本発明の自発光型センサ装置は上記課題を解決するために、基板と、該基板上に配置され、光を被検体に照射する照射部と、前記基板上に配置され、前記照射された光に起因する前記被検体からの光を検出する受光部と、前記基板上に配置され、(i)前記照射部及び前記受光部の少なくとも一方を収容するキャップ本体及び(ii)前記キャップ本体の表面の一部をなすと共に前記基板の基板面に対して傾斜した斜面に形成され、前記照射部から出射された光を前記被検体に向かうように反射すると共に前記照射部から出射された光が前記受光部に入射するのを遮る反射遮光膜を有するキャップとを備える。
本発明の自発光型センサ装置によれば、その検出時には、例えば端面発光型の半導体レーザを含んでなる照射部によって、例えばレーザ光等の光が、例えば生体の一部である被検体に対して照射される。ここで、照射部から典型的には基板の基板面に沿って出射された光は、反射遮光膜によって反射されることにより被検体に向かって進行する。このように被検体に照射された光に起因する被検体からの光は、例えば受光素子を含んでなる受光部により検出される。ここに「被検体に照射された光に起因する被検体からの光」とは、被検体において反射、散乱、回折、屈折、透過、ドップラーシフトされた光及びそれらの光による干渉光などの、被検体に照射された光に起因する光を意味する。受光部により検出された光に基づいて、被検体に係る例えば血流速度等の所定の情報を得ることができる。
本発明では特に、例えば樹脂等からなるキャップ本体と該キャップ本体の表面の一部に形成された反射遮光膜とを有するキャップを備えている。反射遮光膜は、例えば金属反射膜からなり、照射部から出射された光を被検体に向かうように反射する。よって、照射部から出射された光を、確実に被検体に入射させることができる。更に、反射遮光膜は、照射部から出射された光が受光部に入射するのを遮る。即ち、反射遮光膜は、照射部から受光部に直接向かう光を遮る。言い換えれば、照射部から出射され、被検体に照射されることなく、そのまま受光部へ向かう光は、反射遮光膜によって遮られる。従って、受光部によって検出される光が、照射部から受光部に直接向かう光に起因して変動してしまうのを防止できる。この結果、被検体における例えば血流速度等の所定種類の情報を高精度に検出することができる。
更に、本発明では特に、反射遮光膜は、例えば樹脂等からなるキャップ本体の表面の一部をなす斜面に形成されているので、製造プロセスにおける各工程を単純化或いは短縮化することができる。これより、歩留まりを向上させることが可能となり、製造コストを低減することも可能となる。加えて、キャップ本体を、例えば樹脂、ガラス等から形成することで、反射遮光膜を形成すべき斜面の傾斜角を任意に設定することが可能となる。即ち、例えば、仮にシリコン基板に異方性エッチング処理を施すことにより斜面を形成する場合と比較して、斜面の傾斜角度を自由に選択することができる。
以上説明したように、本発明の自発光型センサ装置によれば、被検体における例えば血流速度等の所定種類の情報を高精度で検出することができる。更に、歩留まりの向上や製造コストの低減が可能であり、量産に適している。
本発明の自発光型センサ装置の一態様では、前記キャップ本体は、樹脂から形成され、当該キャップ本体の表面のうち前記斜面を除く面には、少なくとも部分的に遮光膜が形成される。
この態様によれば、キャップ本体の加工の容易性を高めることができる。更に、遮光膜によって、当該自発光型センサ装置の周囲からの不要な光が、照射部或いは受光部に入射してしまうのを低減できる。
本発明の自発光型センサ装置の他の態様では、前記キャップ本体は、前記少なくとも一方として前記受光部を収容すると共に前記被検体からの光を通過させるための細孔を有する。
この態様によれば、照射部及び受光部のうち受光部のみがキャップ内に収容される。検出時には、被検体からの光は、細孔(即ち、ピンホール)を介して受光部に入射される。細孔によって、受光部に入射する光が制限される。よって、検出しなくてもよい光が受光部に入射してしまうのを防止し、検出の精度を高めることができる。尚、細孔は、その内部の一部又は全部に透明部材が形成されていてもよい。
本発明の自発光型センサ装置の他の態様では、前記照射部は、複数の光源を有し、前記キャップ本体は、前記斜面として、前記複数の光源から出射される複数の光に夫々対応して形成されると共に互いに異なる角度で前記基板面に対して傾斜した複数の斜面を有する。
この態様によれば、例えば複数の端面発光型の半導体レーザである複数の光源から出射された光を、互いに異なる角度で傾斜した複数の斜面に形成された反射遮光膜によって、例えば被検体における互いに異なる部位に向けて反射させることができる。よって、被検体における互いに異なる複数の部位における例えば血流速度等の所定情報をより迅速に検出することが可能となる。言い換えれば、被検体と自発光型センサ装置との相対的な位置関係を変更することなく、被検体の複数の部位における例えば血流速度等の所定情報を検出することが可能である。
上述したキャップ本体が複数の斜面を有する態様では、前記複数の光源は、互いに異なる波長のレーザ光を夫々出射する複数の半導体レーザであってもよい。
この場合には、レーザ光は波長の違いによって、例えば生体等への浸透力が異なるという性質を持っている。この性質を利用することで、被検体の様々な深度における測定が可能となる。
上述した複数の光源が、互いに異なる波長のレーザ光を夫々出射する複数の半導体レーザである態様では、前記複数の斜面は、前記複数の光が前記反射遮光膜によって夫々反射された複数の反射光が前記被検体における同一部位に照射されるように配置されてもよい。
この場合には、被検体における同一部位に対して互いに異なる波長のレーザ光を照射することによる例えば血流速度等の所定情報の検出が可能となる。よって、例えば血流速度等の所定情報を検出する検出精度をより一層向上させることも可能となる。尚、「被検体における同一部位に照射されるように」とは、被検体に対し、少なくとも部分的に相互に重なって照射されることを意味し、「同一部位」とは、被検体の深さ方向について言えば、相異なる深度を有する箇所を意味し得る。
本発明の自発光型センサ装置の他の態様では、前記キャップ本体は、前記少なくとも一方として前記照射部を収容すると共に前記照射部から出射された光を透過可能な透明部材からなり、前記斜面は、前記キャップ本体の表面のうち前記照射部に対向しない側に位置する外面の一部であり、前記キャップ本体は、前記照射部から出射された光を前記反射遮光膜に向かうように屈折させる屈折面を有する。
この態様によれば、照射部から出射された光は、屈折面によって屈折された後、キャップ本体内を通過して、キャップ本体の外面の一部をなす斜面に形成された反射遮光膜によって被検体に向かうように反射される。よって、例えば、屈折面及び斜面の各々の基板面に対する傾斜角度を変更することで、照射部から出射された光の被検体に至るまでの経路を変更することができる。言い換えれば、照射部から出射された光の被検体に至るまでの経路を設計する際、斜面に加えて屈折面の傾斜角度を設計パラメータとすることができる(つまり、設計の自由度を高めることができる)。
本発明の自発光型センサ装置の他の態様では、前記キャップ本体は、前記少なくとも一方として前記照射部を収容すると共に前記照射部から出射された光を透過可能な透明部材からなり、前記斜面は、前記キャップ本体の表面のうち前記照射部に対向しない側に位置する外面の一部であり、前記反射遮光膜を覆うと共に前記受光部を包囲するように遮光性樹脂から形成された樹脂部を更に備える。
この態様によれば、樹脂部によって、例えば銀膜、アルミニウム膜などの金属反射膜からなる反射遮光膜の酸化を防止できると共に、受光部の周囲からの不要な光が、受光部に入射してしまうのを低減できる。
本発明の自発光型センサ装置の他の態様では、前記受光部の上面に設けられ、遮光性材料からなると共に前記被検体からの光を通過させるための細孔を有する受光部上面遮光膜を更に備える。
この態様によれば、受光部の上面は、受光部上面遮光膜によって覆われる。検出時には、被検体からの光は、細孔を介して受光部に入射される。細孔によって、受光部に入射する光が制限される。よって、検出しなくてもよい光が受光部に入射してしまうのを防止し、検出の精度を高めることができる。
本発明の自発光型センサ装置の他の態様では、前記キャップ本体は、前記照射部及び前記受光部を収容すると共に前記照射部から出射された光を透過可能な透明部材からなり、前記斜面は、前記キャップ本体の表面のうち前記受光部に対向する受光部側内面の一部であり、前記キャップ本体の表面のうち前記照射部に対向する照射部側内面の一部は、前記照射部から出射された光を前記反射遮光膜に向かうように屈折させる屈折面として形成されている。
この態様によれば、照射部及び受光部をキャップ本体によって保護することができる。よって、当該自発光型センサ装置の耐久性或いは信頼性を高めることができる。
本発明の自発光型センサ装置の他の態様では、前記照射部は、前記光としてレーザ光を前記基板面に沿って出射する端面発光型の半導体レーザを有する。
この態様によれば、照射部の半導体レーザに、レーザ発振閾値より高い電流が流れるように電圧を印可することでレーザ光を照射することができる。レーザ光は波長の違いによって、例えば生体等への浸透力が異なるという性質を持っている。この性質を利用することで、被検体の様々な深度における測定が可能となる。
更に、照射部は、例えば比較的安価であるファブリペロー型(FP)レーザ等の端面発光型の半導体レーザを有するので、製造コストをより一層低減できる。
本発明の自発光型センサ装置の他の態様では、前記検出された光に基づいて、前記被検体に係る血流速度を算出する算出部を更に備える。
この態様によれば、光の生体への浸透力が波長に依存することを利用して、皮膚表面からの深度の異なる血管の各々の血流速度を計測することができる。具体的には、光を生体の表面に照射することにより、内部に浸透した光が血管中を流れる赤血球によって反射又は散乱され、赤血球の移動速度に応じたドップラーシフトを受けて波長が変化する。一方、赤血球に対して不動と見なせる皮膚組織などによって散乱又は反射された光は、波長が変化することなく受光部に到達する。これらの光が干渉することにより、受光部においてドップラーシフト量に対応した光ビート信号が検出される。この光ビート信号を算出部で周波数解析等の演算処理等を行うことにより、血管中を流れる血流速度を求めることが可能である。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施形態から明らかにされる。
以上詳細に説明したように、本発明の自発光型センサ装置によれば、基板と、照射部と、受光部と、キャップとを備えているので、被検体における例えば血流速度等の所定種類の情報を高精度で検出することができる。更に、歩留まりの向上や製造コストの低減が可能であり、量産に適している。
第1実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部のセンサ部基板上の構成を示す平面図である。 第1実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部の上面図である。 図2のA−A’断面図である。 第1実施形態に係る血流センサ装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る血流センサ装置の使用方法の一例を示す概念図である。 第2実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部の上面図である。 第2実施形態における3つのレーザダイオードからのレーザ光が、対応する斜面上に形成された反射遮光膜によって夫々反射された光を示す概念図である。 第3実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部の上面図である。 第3実施形態におけるレーザダイオードからのレーザ光が、対応する斜面上に形成された反射遮光膜によって反射された光を示す概念図である。 第4実施形態における図3と同趣旨の断面図である。 第5実施形態における図10と同趣旨の断面図である。 変形例における図10と同趣旨の断面図である。 第6実施形態における図3と同趣旨の断面図である。
符号の説明
100、102、103、104、105、106 センサ部
110 センサ部基板
120、122、123 レーザダイオード
130 電極
150 レーザダイオードドライブ回路
160 フォトダイオード
170 フォトダイオードアンプ
200、202、203、204、206 キャップ
251 遮光膜
252 反射遮光膜
290 ピンホール
310 A/D変換器
320 血流速度用DSP
400 埋包樹脂
以下、本発明の実施形態について図を参照しつつ説明する。尚、以下の実施形態では、本発明の自発光型センサ装置の一例である血流センサ装置を例にとる。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る血流センサ装置について、図1から図5を参照して説明する。
先ず、本実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部の構成について、図1から図3を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部のセンサ部基板上の構成を示す平面図である。図2は、第1実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部の上面図である。図3は、図2のA−A’断面図である。尚、図1においては、説明の便宜上、図2に示すキャップ200を破線で囲む領域として透過的に図示してある。
図1から図3に示すように、本実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部100は、センサ部基板110と、レーザダイオード120と、電極130と、ワイヤ配線140と、レーザダイオードドライブ回路150と、フォトダイオード160と、フォトダイオードアンプ170と、キャップ200とを備えている。
センサ部基板110は、シリコン基板等の半導体基板からなる。センサ部基板110上には、レーザダイオード120と、レーザダイオードドライブ回路150と、フォトダイオード160と、フォトダイオードアンプ170とが集積して配置されている。
レーザダイオード120は、例えばFPレーザ等である端面発光型の半導体レーザであり、レーザ光をセンサ部基板110の基板面に沿ってキャップ200に向けて出射する。尚、レーザダイオード120は、本発明に係る「照射部」の一例である。レーザダイオード120は、ワイヤ配線140を通じて電極130と電気的に接続されている。電極130は、センサ部基板110を貫通する配線(図示せず)によってセンサ部基板110の底部に設けられた電極パッド(図示せず)に電気的に接続されている。また、レーザダイオード120の底面に形成された他方の電極(図示せず)は、センサ部基板110上の配線(図示せず)又はセンサ部基板110を貫通する配線(図示せず)によってセンサ部基板110の底部に設けられた電極パッド(図示せず)に電気的に接続されており、センサ部100の外部からの電流注入によるレーザダイオード120の駆動を可能にする構成になっている。
レーザダイオードドライブ回路150は、レーザダイオード120の駆動を制御する回路であり、レーザダイオード120に注入する電流量を制御する。
フォトダイオード160は、本発明に係る「受光部」の一例であり、被検体500(図3参照)から反射又は散乱された光を検出する光検出器として機能する。具体的には、フォトダイオード160は、光を電気信号に変換することにより光の強度に関する情報を得ることができる。フォトダイオード160は、センサ部基板110上にレーザダイオード120と並んで配置されている。フォトダイオード160で受光された光は電気信号に変換され、ワイヤ配線(図示せず)やフォトダイオード160の底面に形成された電極(図示せず)等を介して、フォトダイオードアンプ170に入力される。
フォトダイオードアンプ170は、フォトダイオード160によって得られた電気信号を増幅する増幅回路である。フォトダイオードアンプ170は、センサ部基板110を貫通する配線(図示せず)によってセンサ部基板110の底部に設けられた電極パッド(図示せず)に電気的に接続されており、増幅した電気信号を外部に出力可能に構成されている。フォトダイオードアンプ170は、センサ部100の外部に設けられたA/D(Analog to Digital)変換器310(後述する図4参照)に電気的に接続される。
キャップ200は、フォトダイオード160を収容するキャップ本体200a(図3参照)と、該キャップ本体200aの表面に形成された遮光膜251及び反射遮光膜252とを有している。
キャップ本体200aは、遮光性の樹脂(例えば遮光性の顔料やメタルパウダーを分散させたアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、尿素樹脂等)からなり、フォトダイオード160を収容することが可能なように凹状に形成されている。キャップ本体200aは、その外面(即ち、その表面のうちフォトダイオード160に対向しない面)の一部として、センサ部基板110に対して傾斜角度θ(例えば60°)だけ傾斜した斜面210sを有している。キャップ本体200aにおけるフォトダイオード160の上方に位置する部分には、本発明に係る「細孔」の一例であるピンホール290(図2及び図3参照)が形成されている。被検体500からの光P2は、ピンホール290を介してフォトダイオード160に入射される。ピンホール290によって、フォトダイオード160に入射される光が制限される。よって、検出しなくてもよい光がフォトダイオード160に入射してしまうのを防止し、検出の精度を高めることができる。尚、キャップ本体200aは、ガラスから形成してもよいが、この場合は以下のような遮光膜251が必要となる。
遮光膜251は、キャップ本体200aの材料として遮光性樹脂を使用する場合は本来必要ないが、光に対して透明な材料でキャップ本体200aを形成した場合、例えばクロム(Cr)、アルミニウム(Al)等の遮光性を有する金属膜からなり、キャップ本体200aの内面220s(即ち、フォトダイオード160に対向する面)及び外面のうち斜面210sを除く外面230s、並びにピンホール290の内面に形成されている。遮光膜251によって、センサ部100の周囲からの不要な光が、フォトダイオード160に入射してしまうのを防ぐことができる。尚、ピンホール290の直径は、例えば50um程度である。
ピンホール290には、外部からのゴミやガスの侵入を防ぐことによる信頼性向上の目的で、レーザダイオード120からの光に対して透明な樹脂やガラス等によって保護層を形成、もしくはピンホール290の内部に充填してもよい。
反射遮光膜252は、金属反射膜(即ち、例えば銀(Ag)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、金(Au)等の高い反射率を有する金属を含む膜)からなり、斜面210s上に形成されている。反射遮光膜252は、レーザダイオード120から出射された光を被検体500に向かうように反射する。反射遮光膜252によって、レーザダイオード120からセンサ部基板110の基板面に沿って出射された光を、センサ部基板110の基板面に対向するように(つまり、図3においてセンサ部基板110の上方に)配置される被検体500に確実に入射させることができる。尚、矢印P1は、レーザダイオード120から出射された光が反射遮光膜252によって反射されて被検体500に向かう光を概念的に示している。また、矢印P2は、例えば指先等である被検体500の生体組織により反射又は散乱されてセンサ部100(より詳細には、フォトダイオード160)に入射する光を概念的に示している。
更に、反射遮光膜252は、レーザダイオード120から出射された光がフォトダイオード160に直接入射するのを遮る遮光手段としても機能する。即ち、レーザダイオード120から出射され、被検体500に照射されることなく、そのままフォトダイオード160へ向かう光は、反射遮光膜252によって遮られる。従って、フォトダイオード160によって検出される光が、レーザダイオード120からフォトダイオード160に直接向かう光に起因して変動してしまうのを防止できる。この結果、被検体500における血流速度を高精度に検出することができる。尚、血流速度の測定については、図4及び図5を参照して後述する。
加えて、反射遮光膜252は、樹脂からなるキャップ本体200aの表面の一部をなす斜面210s上に形成されている。ここで、本実施形態では特に、キャップ本体200aは、樹脂からなるので、加工が容易であり、斜面210sの傾斜角θを任意に設定することが可能である。即ち、斜面210sの傾斜角度θを自由に選択することができる。言い換えれば、センサ部100からの光(レーザダイオード120からの光)が被検体500に入射する角度を、任意に設定することが可能である。
キャップ200は、センサ部基板110に遮光性の接着剤によって接着されている。遮光性の接着剤は、例えば、カーボンブラック、アルミニウム、銀等の導電性粒子が内部に分散された、アクリル系、エポキシ系、ポリイミド系又はシリコン系の接着剤であってもよいし、黒色顔料等の顔料が内部に分散された、アクリル系、エポキシ系、ポリイミド系又はシリコン系の接着剤であってもよい。よって、センサ部100の周囲からの不要な光が、キャップ200とセンサ部基板110との間を通過してフォトダイオード160に入射してしまうのを遮光性の接着剤によって低減できる。
センサ部基板110は、遮光性材料による基板であることが望ましいが、電子回路やフォトダイオードを一体的に作り込むために、Si(シリコン)のように赤外光が透過可能な材料から形成されてもよい。この場合、遮光性レジストなどで別途遮光処理を施しておけばよい。
次に、本実施形態に係る血流センサ装置全体の構成について、図4を参照して説明する。
図4は、本実施形態に係る血流センサ装置の構成を示すブロック図である。
図4において、本実施形態に係る血流センサ装置は、上述したセンサ部100に加えて、A/D変換器310と、血流速度用DSP(Digital Signal Processor)320とを備えている。尚、本実施形態では、レーザダイオードドライブ回路150及びフォトダイオードアンプ170がセンサ部基板110上に形成されるように構成したが、後述するA/D変換器310や血流速度用DSP320と同様に、センサ部基板110上に形成されず、センサ部100とは別個に設けられてもよいし、あるいはA/D変換器310や血流速度用DSP320も含めてセンサ部基板110上に一体化、あるいは各々の機能を有するその他基板をセンサ部基板110とともに積層し、相互をワイヤ配線や貫通配線で電気的に接続する方法等で実装してもよい。A/D変換器310や血流速度用DSP320をセンサ部基板110と近接させることで微弱信号処理において十分なSN比(Signal to Noise Ratio)と帯域を確保することができる。
A/D変換器310は、フォトダイオードアンプ170から出力される電気信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する。即ち、フォトダイオード160によって得られた電気信号は、フォトダイオードアンプ170により増幅された後、A/D変換器310によりデジタル信号へと変換される。A/D変換器310は、デジタル信号を血流速度用DSP320に出力する。
血流速度用DSP320は、本発明に係る「算出部」の一例であり、A/D変換器310から入力されるデジタル信号に対して所定の演算処理を行うことにより、血流速度を算出する。
次に、本実施形態に係る血流センサ装置による血流速度の測定について、図4に加えて図5を参照して説明する。
図5は、本実施形態に係る血流センサ装置の使用方法の一例を示す概念図である。
図5に示すように、本実施形態に係る血流センサ装置は、被検体500(図3参照)としての指先501に対して、レーザダイオード120により所定波長のレーザ光(例えば波長780nmの短波光、或いは、例えば波長830nmの長波光)を照射することにより血流速度を計測する。この際、レーザ光を照射する部位は、表皮から比較的近い位置に密に毛細血管が部分布しているような部位(例えば手、足、顔、耳など)である方がより望ましい。
図5において、指先501に照射されたレーザ光は、その波長に応じた深度まで浸透し、指先501の毛細血管等の血管中を流れる血液や例えば表皮等を構成する皮膚細胞などの生体組織により反射又は散乱される。尚、図5において、矢印P1は、センサ部100から指先501に向かう光を概念的に示している。また、矢印P2は、指先501の生体組織により反射又は散乱されてセンサ部100に入射する光を概念的に示している。そして、血管中を流れる赤血球によって反射又は散乱された光にはドップラーシフトが起こり、赤血球の移動速度、つまり血液の流れる速度(即ち、血流速度)に依存して光の波長が変化する。一方、赤血球に対して不動とみなせる皮膚細胞などによって散乱又は反射された光は、波長が変化しない。これらの光が互いに干渉することにより、フォトダイオード160(図4参照)においてドップラーシフト量に対応した光ビート信号が検出される。血流速度用DSP320(図4参照)では、フォトダイオード160によって検出された光ビート信号を周波数解析してドップラーシフト量を算出し、それによって血流速度を算出することができる。
再び図1から図3に戻り、本実施形態では特に、上述したように、樹脂からなるキャップ本体200aと該キャップ本体200aの斜面210sに形成された反射遮光膜252とを有するキャップ200を備えている。よって、レーザダイオード120からセンサ部基板110の基板面に沿って出射された光を、反射遮光膜252によって反射させることにより被検体500に確実に入射させることができる。更に、レーザダイオード120からセンサ部基板110の基板面に沿って出射された光が、被検体500に照射されることなく、そのままフォトダイオード160に入射するのを、反射遮光膜252によって防止できる。よって、フォトダイオード160によって検出される光が、レーザダイオード120からフォトダイオード160に直接向かう光に起因して変動してしまうのを防止できる。
更に、キャップ200は、樹脂からなるキャップ本体200aと該キャップ本体200aの表面に形成された遮光膜251及び反射遮光膜252からなるので、加工が容易であり、製造プロセスにおける各工程を単純化或いは短縮化することができる。これより、歩留まりを向上させることが可能となり、製造コストを低減することも可能となる。よって、本実施形態に係る血流センサ装置は、量産に適している。
<第2実施形態>
第2実施形態に係る血流センサ装置について、図6及び図7を参照して説明する。
図6は、第2実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部の上面図である。図7は、第2実施形態における3つのレーザダイオードからのレーザ光が、対応する斜面上に形成された反射遮光膜によって夫々反射された光を示す概念図である。尚、図7では、センサ部100を図6におけるX方向(即ち、下方から上方へ向かう方向)から見た場合のセンサ部100の側面に対応して示している。尚、図6及び図7において、図1から図5に示した第1実施形態に係る構成要素と同様の構成要素に同一の参照符合を付し、それらの説明は適宜省略する。
第2実施形態に係る血流センサ装置は、上述した第1実施形態におけるセンサ部100に代えてセンサ部102を備える点で、上述した第1実施形態に係る血流センサ装置と異なり、その他の点については、上述した第1実施形態に係る血流センサ装置と概ね同様に構成されている。
図6及び図7において、第2実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部102は、上述した第1実施形態におけるレーザダイオード120に代えて3つのレーザダイオード122(即ち、レーザダイオード122a、122b及び122c)を備える点、及び上述した第1実施形態におけるキャップ200に代えてキャップ202を備える点で、上述した第1実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部100と異なり、その他の点については、上述した第1実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部100と概ね同様に構成されている。
尚、図6では、3つのレーザダイオード122を駆動するためのレーザダイオードドライブ回路、電極及びワイヤ配線は、図示を省略してある。これらレーザダイオードドライブ回路、電極及びワイヤ配線は、上述した第1実施形態と概ね同様にセンサ部基板110上に配置されてもよいし、センサ部基板110上に形成されず、センサ部102とは別個に設けられてもよい。
図6及び図7において、本実施形態では特に、センサ部基板110上に3つのレーザダイオード122a、122b及び122cが設けられていると共に、キャップ202には、各レーザダイオード122に対応して互いに異なる傾斜角度でセンサ部基板110の基板面に対して傾斜する斜面211s、212s及び213sが形成されている。
レーザダイオード122a、122b及び122cは、それぞれ、端面発光型の半導体レーザであり、レーザ光をキャップ202に向けて出射する。より具体的には、レーザダイオード122aは、キャップ202に形成された斜面211sに向けて、センサ部基板110の基板面に沿ってレーザ光を出射し、レーザダイオード122bは、キャップ202に形成された斜面212sに向けて、センサ部基板110の基板面に沿ってレーザ光を出射し、レーザダイオード122cは、キャップ202に形成された斜面213sに向けて、センサ部基板110の基板面に沿ってレーザ光を出射する。
キャップ202は、上述した第1実施形態における斜面210sに代えて3つの斜面211s、212s及び213sを有する点で、上述した第1実施形態におけるキャップ200と異なり、その他の点については、上述した第1実施形態におけるキャップ200と概ね同様に構成されている。
斜面211s、212s及び213sは、互いに異なる傾斜角度でセンサ部基板110の基板面に対して傾斜している。即ち、斜面211sがセンサ部基板110の基板面に対して傾斜する傾斜角度θ1と、斜面212sがセンサ部基板110の基板面に対して傾斜する傾斜角度θ2と、斜面213sがセンサ部基板110の基板面に対して傾斜する傾斜角度θ3とは、互いに異なる。斜面211s、212s及び213s上には、金属反射膜からなる反射遮光膜252が形成されている。
よって、3つのレーザダイオード122a、122b及び122cから出射された光を、互いに異なる傾斜角度で傾斜した3つの斜面211s、212s及び213sに形成された反射遮光膜252によって、被検体における互いに異なる部位に向けて反射させることができる。尚、図7において、矢印Q1は、レーザダイオード122aから出射された光が、反射遮光膜252のうち斜面211s上に形成された部分によって反射されて被検体に向かう光を概念的に示している。矢印Q2は、レーザダイオード122bから出射された光が、反射遮光膜252のうち斜面212s上に形成された部分によって反射されて被検体に向かう光を概念的に示している。矢印Q3は、レーザダイオード122cから出射された光が、反射遮光膜252のうち斜面213s上に形成された部分によって反射されて被検体に向かう光を概念的に示している。
従って、被検体における互いに異なる3つの部位における血流速度をより迅速に検出することが可能となる。言い換えれば、被検体とセンサ部102との相対的な位置関係を変更することなく、被検体の3つの部位における血流速度を検出することが可能である。
尚、血流速度の測定時には、3つのレーザダイオード122a、122b及び122cは、順次にレーザ光を出射し、フォトダイオード160は、時分割で被検体からの光をレーザダイオード122a、122b及び122c毎に検出する。
尚、3つのレーザダイオード122a、122b及び122cは、互いに同じ波長のレーザ光を夫々出射する半導体レーザであってもよいし、互いに異なる波長のレーザ光を夫々出射する半導体レーザであってもよい。ここで、3つのレーザダイオード122a、122b及び122cを、互いに異なる波長のレーザ光を夫々出射する半導体レーザから構成した場合には、被検体の様々な深度における測定が可能となる。
<第3実施形態>
第3実施形態に係る血流センサ装置について、図8及び図9を参照して説明する。
図8は、第3実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部の上面図である。図9は、第3実施形態におけるレーザダイオードからのレーザ光が、対応する斜面上に形成された反射遮光膜によって反射された光を示す概念図である。尚、図9では、図8のB1−B1’線に沿ってセンサ部103を切った場合の断面に対応して、遮光膜によって反射された光を模式的に示しているが、図8のB2−B2’線に沿ってセンサ部103を切った場合及び図8のB3−B3’線に沿ってセンサ部103を切った場合についても図9と概ね同様である。尚、図8及び図9において、図1から図5に示した第1実施形態に係る構成要素と同様の構成要素に同一の参照符合を付し、それらの説明は適宜省略する。
第3実施形態に係る血流センサ装置は、上述した第1実施形態におけるセンサ部100に代えてセンサ部103を備える点で、上述した第1実施形態に係る血流センサ装置と異なり、その他の点については、上述した第1実施形態に係る血流センサ装置と概ね同様に構成されている。
図8及び図9において、第2実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部103は、上述した第1実施形態におけるレーザダイオード120に代えて3つのレーザダイオード123(即ち、レーザダイオード123a、123b及び123c)を備える点、及び上述した第1実施形態におけるキャップ200に代えてキャップ203を備える点で、上述した第1実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部100と異なり、その他の点については、上述した第1実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部100と概ね同様に構成されている。
尚、図8では、3つのレーザダイオード123を駆動するためのレーザダイオードドライブ回路、電極及びワイヤ配線は、図示を省略してある。これらレーザダイオードドライブ回路、電極及びワイヤ配線は、上述した第1実施形態と概ね同様にセンサ部基板110上に配置されてもよいし、センサ部基板110上に形成されず、センサ部103とは別個に設けられてもよい。
図8及び図9において、本実施形態では、センサ部基板110上には、3つのレーザダイオード123a、123b及び123cが設けられ、且つ、キャップ203には、各レーザダイオード123に対応して1つずつ、センサ部基板110の基板面に対して傾斜する斜面214s、215s及び216sが形成されている。斜面214s、215s及び216s上には金属反射膜からなる反射遮光膜252が形成されている。
レーザダイオード123a、123b及び123cは、それぞれ端面発光型の半導体レーザであり、互いに異なる波長のレーザ光をキャップ203に向けて出射する。より具体的には、レーザダイオード123aは、キャップ203に形成された斜面214sに向けて、センサ部基板110の基板面に沿ってレーザ光を出射し、レーザダイオード123bは、キャップ203に形成された斜面215sに向けて、センサ部基板110の基板面に沿ってレーザ光を出射し、レーザダイオード123cは、キャップ203に形成された斜面216sに向けて、センサ部基板110の基板面に沿ってレーザ光を出射する。
キャップ203は、上述した第1実施形態における斜面210sに代えて3つの斜面214s、215s及び216sを有する点で、上述した第1実施形態におけるキャップ200と異なり、その他の点については、上述した第1実施形態におけるキャップ200と概ね同様に構成されている。
本実施形態では特に、斜面214s、215s及び216sは、レーザダイオード123a、123b及び123cの各々からのレーザ光が当該斜面において夫々反射された反射光が被検体における同一部位に照射されるように配置されている。
即ち、レーザダイオード123aから出射された光が反射遮光膜252のうち斜面214sに形成された部分によって反射された光と、レーザダイオード123bから出射された光が反射遮光膜252のうち斜面215sに形成された部分によって反射された光と、レーザダイオード123cから出射された光が反射遮光膜252のうち斜面216sに形成された部分によって反射された光とが、被検体500における一の部位510にそれぞれ入射されるように、レーザダイオード123a、123b及び123cの配置に合わせて、斜面214s、215s及び216sの各々の方位や傾斜角度θが調整されている。
よって、被検体500における同一部位(例えば、図9における部位510)に対して互いに異なる波長のレーザ光を照射することによる血流速度の検出が可能となる。従って、血流速度を検出する検出精度をより一層向上させることも可能となる。
尚、血流速度の測定時には、3つのレーザダイオード123a、123b及び123cは、順次にレーザ光を出射し、フォトダイオード160は、時分割で被検体からの光をレーザダイオード123a、123b及び123c毎に検出する。
<第4実施形態>
第4実施形態に係る血流センサ装置について、図10を参照して説明する。
図10は、第4実施形態における図3と同趣旨の断面図である。尚、図10において、図1から図5に示した第1実施形態に係る構成要素と同様の構成要素に同一の参照符合を付し、それらの説明は適宜省略する。
第4実施形態に係る血流センサ装置は、上述した第1実施形態におけるセンサ部100に代えてセンサ部104を備える点で、上述した第1実施形態に係る血流センサ装置と異なり、その他の点については、上述した第1実施形態に係る血流センサ装置と概ね同様に構成されている。
図10において、第4実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部104は、上述した第1実施形態におけるキャップ200に代えて、レーザダイオード120からの光を透過する材料を含んでなるキャップ204を備える点、及び本発明に係る「受光部上面遮光膜」の一例である遮光フィルム190を更に備える点で、上述した第1実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部100と異なり、その他の点については、上述した第1実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部100と概ね同様に構成されている。
図10において、キャップ204は、レーザダイオード120を収容するキャップ本体204aと、該キャップ本体204aの表面に形成された遮光膜251及び反射遮光膜252とからなる。
キャップ本体204aは、透明な樹脂(例えばアクリル樹脂)からなり、レーザダイオード120を収容することが可能なように凹状に形成されている。キャップ本体204aは、その外面(即ち、その表面のうちレーザダイオード120に対向しない面)の一部として、センサ部基板110に対して傾斜角度θ(例えば60°)だけ傾斜した斜面217sを有している。斜面217s上には金属反射膜からなる反射遮光膜252が形成されている。更に、キャップ本体204aの一部として、キャップ本体204aにおける上面側にレンズ280が形成されている。レンズ280は、キャップ本体204aと同時に成型することができる。レンズ280によって、レーザダイオード120からのレーザ光(言い換えれば、レーザダイオード120から出射され反射遮光膜252によって反射された光)をコリメートすることができる。即ち、レンズ280によって、被検体500に入射するレーザ光を平行光とし、強度及びレーザ光の利用効率を高めることができる。
遮光膜251は、キャップ本体204aの内面(即ち、フォトダイオード160に対向する面)のうち後述する屈折面225sを除く面、及びキャップ本体204aの外面のうち斜面217s及びレンズ280が形成された領域を除く面に形成されている。
屈折面225sは、キャップ本体204aの内面の一部を構成し、レーザダイオード120から出射されたレーザ光を斜面217sに形成された反射遮光膜252に向かうように屈折させる面である。
本実施形態では特に、上述のように構成されたキャップ204を備えるので、レーザダイオード120から出射された光は、屈折面225sによって屈折された後、キャップ本体204a内を透過して、キャップ本体204の外面の一部をなす斜面217s上に形成された反射遮光膜252によって被検体500に向かうように反射される。そして、反射された光は、レンズ280によってコリメートされて被検体500に照射される。よって、例えば、屈折面225s及び斜面217sの各々の基板面に対する傾斜角度を変更することで、レーザダイオード120から出射された光の被検体500に至るまでの経路を変更することができる。言い換えれば、レーザダイオード120から出射された光の被検体500に至るまでの経路を設計する際、斜面217s及び屈折面225sの傾斜角度を設計パラメータとすることができる。
図10において、遮光フィルム190は、フィルム状の遮光性樹脂からなり、フォトダイオード160の上面を覆うように形成されている。遮光性フィルム190には、ピンホール191が形成されている。被検体500からの光は、ピンホール191を介してフォトダイオード160に入射される。ピンホール191によって、フォトダイオード160に入射される光が制限される。よって、検出しなくてもよい光がフォトダイオード160に入射してしまうのを防止し、検出の精度を高めることができる。尚、ピンホール191には、外部からのゴミやガスの侵入を防ぐことによる信頼性向上の目的で、レーザダイオード120からの光に対して透明な樹脂やガラス等によって保護層を形成、もしくはピンホール191の内部に充填してもよい。
<第5実施形態>
第5実施形態に係る血流センサ装置について、図11を参照して説明する。
図11は、第5実施形態における図10と同趣旨の断面図である。尚、図11において、図10に示した第4実施形態に係る構成要素と同様の構成要素に同一の参照符合を付し、それらの説明は適宜省略する。
第5実施形態に係る血流センサ装置は、上述した第4実施形態におけるセンサ部104に代えてセンサ部105を備える点で、上述した第4実施形態に係る血流センサ装置と異なり、その他の点については、上述した第4実施形態に係る血流センサ装置と概ね同様に構成されている。
図11において、第5実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部105は、本発明に係る「樹脂部」の一例である埋包樹脂400を更に備える点で、上述した第4実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部104と異なり、その他の点については、上述した第4実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部104と概ね同様に構成されている。
図11において、埋包樹脂400は、遮光性樹脂からなり、反射遮光膜252を覆うと共にセンサ部基板110上で平面的に見てフォトダイオード160を包囲するように形成されている。埋包樹脂400によって、例えばAg膜、Al膜等の金属反射膜からなる反射遮光膜252の酸化を防止できると共に、フォトダイオード160の周囲からの不要な光が、フォトダイオード160に入射してしまうのを低減できる。従って、センサ部105の耐久性或いは信頼性を高めることができると共に、検出の精度を高めることができる。
図12は、変形例における図10と同趣旨の断面図である。
図12に変形例として示すように、センサ部105を他の構造体(図示せず)に実装後、遮光性フィルム190の上部をレーザダイオード120からの光に対して透明な樹脂410によって包み込むようにモールド(成形)してもよい。このようにすることで、他の構造体に実装後のセンサ部105を安定に保持することができ、対環境性能等の信頼性を大幅に向上させることができる。尚、透明な樹脂部410は、センサ部105の全体を包み込むようにモールドされてもよい。この場合にも、他の構造体に実装後のセンサ部105を安定に保持することができ、対環境性能等の信頼性を大幅に向上させることができる。
<第6実施形態>
第6実施形態に係る血流センサ装置について、図13を参照して説明する。
図13は、第6実施形態における図3と同趣旨の断面図である。尚、図13において、図1から図5に示した第1実施形態に係る構成要素と同様の構成要素に同一の参照符合を付し、それらの説明は適宜省略する。
図13において、第6実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部106は、上述した第1実施形態におけるキャップ200に代えてキャップ206を備える点で、上述した第1実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部100と異なり、その他の点については、上述した第1実施形態に係る血流センサ装置のセンサ部100と概ね同様に構成されている。
図13において、キャップ206は、レーザダイオード120及びフォトダイオード160を収容するキャップ本体206aと、該キャップ本体206aの表面に形成された遮光膜251及び反射遮光膜252とからなる。
キャップ本体206aは、透明な樹脂(例えばアクリル樹脂)からなり、レーザダイオード120及びフォトダイオード160を別々に収容することが可能な2つの凹部810及び820を有している。レーザダイオード120は、キャップ本体206aの凹部810内に収容され、フォトダイオード160は、キャップ本体206の凹部820内に収容されている。
キャップ本体206aは、その凹部820の内面(即ち、その表面のうちフォトダイオード160に対向する面)の一部として、センサ部基板110に対して傾斜角度θ(例えば60°)だけ傾斜した斜面218sを有している。斜面218s上には、金属反射膜からなる反射遮光膜252が形成されている。更に、キャップ本体206aは、その凹部810の内面(即ち、その表面のうちレーザダイオード120に対向する面)の一部として、レーザダイオード120から出射されたレーザ光を斜面218sに向かうように屈折させる屈折面226sを有している。
キャップ本体206aの一部として、キャップ本体206aにおける上面側にレンズ281が形成されている。レンズ281は、キャップ本体206aと同時に成型することができる。レンズ281によって、レーザダイオード120からのレーザ光(言い換えれば、レーザダイオード120から出射され反射遮光膜252によって反射された光)をコリメートすることができる。キャップ本体200aにおけるフォトダイオード160の上方に位置する部分には、ピンホール290が形成されている。被検体500からの光は、ピンホール290を介してフォトダイオード160に入射される。
遮光膜251は、キャップ本体206aの内面(即ち、凹部810及び820の内面、言い換えれば、レーザダイオード120及びフォトダイオード160に夫々対向する面)のうち屈折面226s及び斜面217を除く面、及びキャップ本体206aの外面(即ち、レーザダイオード120及びフォトダイオード160のいずれにも対向しない面)のうちレンズ281が形成された領域を除く面に形成されている。
本実施形態では特に、上述のように構成されたキャップ206を備えるので、レーザダイオード120から出射された光は、屈折面226sによって屈折された後、キャップ本体206a内を透過して、キャップ本体206aの凹部820の内面の一部をなす斜面218sに形成された反射遮光膜252によって被検体500に向かうように反射される。そして、反射された光は、レンズ281によってコリメートされて被検体500に照射される。よって、例えば、屈折面226s及び斜面218sの各々の基板面に対する傾斜角度を変更することで、レーザダイオード120から出射された光の被検体500に至るまでの経路を変更することができる。言い換えれば、レーザダイオード120から出射された光の被検体に至るまでの経路を設計する際、斜面218s及び屈折面226sの傾斜角度を設計パラメータとすることができる。
更に、本実施形態では特に、キャップ206は、レーザダイオード120及びフォトダイオード160の各々を2つの凹部810及び820内に夫々収容するように形成されているので、レーザダイオード120及びフォトダイオード160をキャップ206によって保護することができる。よって、当該センサ部106の耐久性或いは信頼性を高めることができる。
加えて、図13におけるセンサ部106を他の構造体(図示せず)に実装後、ピンホール290の上部、又はセンサ部106の全体をレーザダイオード120からの光に対して透明な樹脂(図示せず)によって包み込むようにモールドしてもよい。このようにすることで、他の構造体に実装後のセンサ部106を安定に保持することができ、対環境性能等の信頼性を大幅に向上させることができる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う自発光型センサ装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明に係る自発光型センサ装置及びその製造方法は、例えば血流速度等を測定することが可能な血流センサ装置等に利用することが可能である。

Claims (12)

  1. 基板と、
    該基板上に配置され、光を被検体に照射する照射部と、
    前記基板上に配置され、前記照射された光に起因する前記被検体からの光を検出する受光部と、
    前記基板上に配置され、(i)前記照射部及び前記受光部の少なくとも一方を収容するキャップ本体及び(ii)前記キャップ本体の表面の一部をなすと共に前記基板の基板面に対して傾斜した斜面に形成され、前記照射部から出射された光を前記被検体に向かうように反射すると共に前記照射部から出射された光が前記受光部に入射するのを遮る反射遮光膜を有するキャップと
    を備えることを特徴とする自発光型センサ装置。
  2. 前記キャップ本体は、樹脂から形成され、当該キャップ本体の表面のうち前記斜面を除く面には、少なくとも部分的に遮光膜が形成されることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の自発光型センサ装置。
  3. 前記キャップ本体は、前記少なくとも一方として前記受光部を収容すると共に前記被検体からの光を通過させるための細孔を有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の自発光型センサ装置。
  4. 前記照射部は、複数の光源を有し、
    前記キャップ本体は、前記斜面として、前記複数の光源から出射される複数の光に夫々対応して形成されると共に互いに異なる角度で前記基板面に対して傾斜した複数の斜面を有する
    ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の自発光型センサ装置。
  5. 前記複数の光源は、互いに異なる波長のレーザ光を夫々出射する複数の半導体レーザであることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の自発光型センサ装置。
  6. 前記複数の斜面は、前記複数の光が前記反射遮光膜によって夫々反射された複数の反射光が前記被検体における同一部位に照射されるように配置されることを特徴とする請求の範囲第5項に記載の自発光型センサ装置。
  7. 前記キャップ本体は、前記少なくとも一方として前記照射部を収容すると共に前記照射部から出射された光を透過可能な透明部材からなり、
    前記斜面は、前記キャップ本体の表面のうち前記照射部に対向しない側に位置する外面の一部であり、
    前記キャップ本体は、前記照射部から出射された光を前記反射遮光膜に向かうように屈折させる屈折面を有する
    ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の自発光型センサ装置。
  8. 前記キャップ本体は、前記少なくとも一方として前記照射部を収容すると共に前記照射部から出射された光を透過可能な透明部材からなり、
    前記斜面は、前記キャップ本体の表面のうち前記照射部に対向しない側に位置する外面の一部であり、
    前記反射遮光膜を覆うと共に前記受光部を包囲するように遮光性樹脂から形成された樹脂部を更に備えることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の自発光型センサ装置。
  9. 前記受光部の上面に設けられ、遮光性材料からなると共に前記被検体からの光を通過させるための細孔を有する受光部上面遮光膜を更に備えることを特徴とする請求の範囲第8項に記載の自発光型センサ装置。
  10. 前記キャップ本体は、前記照射部及び前記受光部を収容すると共に前記照射部から出射された光を透過可能な透明部材からなり、
    前記斜面は、前記キャップ本体の表面のうち前記受光部に対向する受光部側内面の一部であり、
    前記キャップ本体の表面のうち前記照射部に対向する照射部側内面の一部は、前記照射部から出射された光を前記反射遮光膜に向かうように屈折させる屈折面として形成されている
    ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の自発光型センサ装置。
  11. 前記照射部は、前記光としてレーザ光を前記基板面に沿って出射する端面発光型の半導体レーザを有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の自発光型センサ装置。
  12. 前記検出された光に基づいて、前記被検体に係る血流速度を算出する算出部を更に備えることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の自発光型センサ装置。
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