JPWO2009084666A1 - タイヤ - Google Patents

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Abstract

気柱管共鳴音の低減を実現してなお、優れた排水性能を確保することができ、耐偏摩耗性を向上させたタイヤを提供し、トレッド踏面1に複数本の周溝を配設し、相互に隣り合う二本の周溝間および、各周溝とトレッド側縁との間のそれぞれに陸部を区画し、少なくとも一方の陸部に、トレッド幅方向に延びてその周溝に開口する複数本の横溝を設け、少なくとも一本の周溝の、前記横溝と対応する位置に、横溝側へ突出する突部20を設けてなることを特徴とする。

Description

本発明は、タイヤ、特に、排水性の低下なしに、負荷転動時の騒音の低減をもたらす、耐偏摩耗性に優れたタイヤに関するものである。
タイヤでは、タイヤの負荷転動に伴い、周溝内の空気により、走行時の騒音の悪化の一因である気柱管共鳴音が生じることになる。
そこで、この気柱管共鳴音を低減させることを目的として、例えば、周溝の両溝壁の少なくとも一方に、周溝の延在方向に所定の間隔で、周溝中心に向かって突出する突部、いわゆるグルーブフェンスを設けて、タイヤの負荷転動時の、周溝溝壁の間の気柱長さを経時的に変化させる技術が提案されている。
しかるに、グルーブフェンスは接地面内の気柱長さの変化をもたらすことで気柱管共鳴音を低減できる効果がある一方、周溝内を通る排水の流動を妨げることになるため、排水性能については、更なる改良が望まれていた。
ところで、タイヤでは、タイヤの負荷転動に伴う、径差引摺りに起因して陸部の側縁に発生しやすい偏摩耗が、陸部幅の全体にわたって、比較的早期に進展することになるため、その偏摩耗の改善手段として、周溝内に偏摩耗犠牲突部と呼ばれる段下がりリブを設け、走行中に段下がりリブにブレーキングフォースを発生させ、段下がりリブに偏摩耗を代替わりさせる手段が実用化されている。
周溝内に、この段下がりリブと、周溝の延在方向に所定の間隔で、段下がりリブに向かって突出するグルーブフェンスを有する場合、周溝の容積が減少し、排水性が低下するため、排水性の効果が更に求められるものであった。
そこで、本発明は、気柱管共鳴音の低減を実現してなお、優れた排水性能を確保することができ、耐偏摩耗性を向上させたタイヤを提供する。
この発明にかかるタイヤは、トレッド踏面に複数本の周溝を配設し、相互に隣り合う二本の周溝間および、各周溝とトレッド側縁との間のそれぞれに陸部を区画し、少なくとも一方の陸部に、トレッド幅方向に延びてその周溝に開口する複数本の横溝を設けてなるものであって、少なくとも一本の周溝の、前記横溝と対応する位置に、横溝側へ突出する突部を設けてなることを特徴とするものである。
ここで、周溝および横溝は、直線状の延在形態のみならず、ジグザグ状、波形状、クランク状等の形態で延在させることもできる。
このようなタイヤにおいてより好ましくは、少なくとも一本の周溝内に、段下がりリブを設け、その段下がりリブの側壁に前記突部を設ける。
また好ましくは、突部のトレッド周方向長さを、1〜3mmの範囲とする。
そしてまた好ましくは、突部の、周溝の深さ方向の下端を、周溝の最深部より上方側に位置させる。
より好ましくは、突部の、周溝の深さ方向の下端の、周溝の最深部からの離隔距離を溝底側部分の0〜5mmの範囲とする。
ところで、トレッド幅方向最外側の周溝に、段下がりリブを設けることが好ましい。
また好ましくは段下がりリブのリブ幅を、周溝の溝幅の20〜80%の範囲とする。
より好ましくは、横溝の配設ピッチを、20〜120mmの範囲とする。
そこで、本発明では、少なくとも一本の周溝の、横溝と対応する位置に、横溝側へ突出する突部を設け、周溝内の空気の気柱管共鳴音をその突部をもって低減させるとともに、その突部で、ウェット時に周溝内を流れる排水の、横溝内への排水を促進することで、気柱管共鳴音の低減と、排水性能とを高い次元で両立させる事ができる。
本発明のタイヤの一の実施形態を示すトレッドパターンの部分展開図である。 図1に示すトレッドパターン中の溝の一部の部分断面図である。 本発明のタイヤの他の実施形態を示すトレッドパターンの部分展開図である。 (a)は、図3に示すトレッドパターン中の溝の一部の部分断面図であり、(b)は、溝の一部の他の実施形態を示す部分断面図である。 従来のタイヤの実施形態を示すトレッドパターンの部分展開図である。 従来のタイヤの実施形態を示すトレッドパターンの部分展開図である。
符号の説明
1,31,61,91 トレッド踏面
2,32,62,92 センター周溝
3,33,63,93 中間周溝
4,34,64,94 ショルダー周溝
5,35,65,95 中央陸部
6,36,66,96 中間陸部
7,37,67,97 ショルダー陸部
8,11,13,14,38,41,43,44,68,71,73,74,98,101,103,104 横溝
9,39,69,99 中央ブロック
10,16,17,40,46,47,70,76,77,100,106,107 横サイプ
12,42,72,102 中間ブロック
15,45,75,105 ショルダーブロック
48,108 段下がりリブ
20,50,80,100 突部
以下に、図面を参照しながら本発明のタイヤを詳細に説明する。
図1は、本発明のタイヤの一の実施形態を示すトレッドパターンの部分展開図である。
図2は、図1に示すトレッドパターン中の、トレッド幅方向最外側の周溝の、A−A断面の横断面図である。
図中1はトレッド踏面を示し、このトレッド踏面1には、トレッド周方向に延在する複数本の周溝、図ではパターンセンター付近に鋸歯状に延在する狭幅のセンター周溝2と、このセンター周溝2のそれぞれの側部に隣接して、緩やかなジグザグ状の形態で延在させた幅広の中間周溝3と、これらそれぞれの中間周溝3のトレッド幅方向外側に隣接する、これも緩やかなジグザグ状形態で延在させた幅広のショルダー周溝4とを配設する。
相互に隣り合う二本の周溝間、図ではセンター周溝2と中間周溝3との間に中央陸部5を、各中間周溝3とショルダー周溝4との間に中間陸部6とをそれぞれ区画し、そして、ショルダー周溝4とトレッド側縁との間にそれぞれショルダー陸部7を区画する。
中央陸部5には、中間周溝3およびセンター周溝2と、中間周溝3からセンター周溝2を横断して延在して、隣接する中央陸部5内で終了する、トレッド周方向に傾斜して延在する横溝8とによって複数の中央ブロック9を区画し、これらの各中央ブロック9には、それのトレッド周方向中央付近で、中間周溝側に、中間周溝3からトレッド幅方向内側に向けて延在して、中央ブロック9内で終了する横サイプ10を設ける。
また、中間陸部6には、中間周溝3およびショルダー周溝4と、中間周溝3から、トレッド周方向に傾斜してショルダー周溝4まで延在する横溝11とにより区画される複数の中間ブロック12を区画する。これら各中間ブロック12には、それのトレッド周方向中央付近で、中間周溝側に、中間周溝3からトレッド幅方向外側に向けて延在して、中間ブロック12内で終了する横溝13を設ける。
ショルダー陸部7には、ショルダー周溝4およびトレッド側縁と、ショルダー周溝4から、トレッド周方向に傾斜してトレッド側縁まで延在する横溝14とにより区画される複数のショルダーブロック15を区画する。そして各ショルダーブロック15には、それのトレッド周方向中央付近でショルダー周溝側に、ショルダー周溝4からトレッド幅方向外側に延在して、ショルダーブロック15内で終了する横サイプ16を設ける一方、トレッド側縁からトレッド幅方向内側に延在し、ショルダーブロック15内で終了する複数本の横サイプ17を設ける。
さらに、少なくとも周溝中心の一方側の溝底、図ではショルダー周溝4内に、ショルダーブロック15から中間陸部6の横溝13と対応する位置および、中間ブロック12からショルダー陸部7の横溝14と対応する位置に、横溝側へ突出する突部20を、隣接するブロックから高さtで段下がりして設ける。
例えば、突部20は、少なくとも、周溝の溝底から半径方向外方に突出したり、周溝の溝壁よりトレッド幅方向に延在して設けることができる。
好ましくは、突部20の少なくとも一部が、横溝の周溝への開口部と、タイヤ周方向で重なり合って位置する。
また好ましくは、突部20の、トレッド幅方向への突出長さlをショルダー周溝4の溝幅の20〜80%の範囲とする。
この範囲とすることで、トレッド踏面1で、周溝内の水を横溝に促すとともに、気柱管共鳴音を低減させることができる。
図3は、本発明のタイヤの他の実施形態を示すトレッドパターンの部分展開図である。
図4(a)は、図3に示すトレッドパターン中の、トレッド幅方向最外側の周溝の、A−A断面の横断面図であり、(b)は突部の変形例を示す、(a)と同様の横断面図である。
図中31はトレッド踏面を示し、このトレッド踏面31には、トレッド周方向に延在する複数本の周溝、図ではパターンセンター付近に鋸歯状に延在する狭幅のセンター周溝32と、このセンター周溝32のそれぞれの側部に隣接して、緩やかなジグザグ状の形態で延在させた幅広の中間周溝33と、これらそれぞれの中間周溝33のトレッド幅方向外側に隣接する、これも緩やかなジグザグ状形態で延在させた幅広のショルダー周溝34とを配設する。
相互に隣り合う二本の周溝間、図ではセンター周溝32と中間周溝33との間に中央陸部35を、各中間周溝33とショルダー周溝34との間に中間陸部36とをそれぞれ区画し、そして、ショルダー周溝34とトレッド側縁との間にそれぞれショルダー陸部37を区画する。
中央陸部35には、中間周溝33およびセンター周溝32と、中間周溝33からセンター周溝32を横断して延在して、隣接する中央陸部35内で終了する、トレッド周方向に傾斜して延在する横溝38とによって複数の中央ブロック39を区画し、これらの各中央ブロック39には、それのトレッド周方向中央付近で、中間周溝側に、中間周溝33からトレッド幅方向内側に向けて延在して、中央ブロック39内で終了する横サイプ40を設ける。
また、中間陸部36には、中間周溝33およびショルダー周溝34と、中間周溝33から、トレッド周方向に傾斜してショルダー周溝34まで延在する横溝41とにより区画される複数の中間ブロック42を区画する。これら各中間ブロック42には、それのトレッド周方向中央付近で、中間周溝側に、中間周溝33からトレッド幅方向外側に向けて延在して、中間ブロック42内で終了する横溝43を設ける。
さらに、ショルダー陸部37には、ショルダー周溝34およびトレッド側縁と、ショルダー周溝34から、トレッド周方向に傾斜してトレッド側縁まで延在する横溝44とにより区画される複数のショルダーブロック45を区画する。そして各ショルダーブロック45には、それのトレッド周方向中央付近でショルダー周溝側に、ショルダー周溝34からトレッド幅方向外側に延在して、ショルダーブロック45内で終了する横サイプ46を設ける一方、トレッド側縁からトレッド幅方向内側に延在し、ショルダーブロック45内で終了する複数本の横サイプ47を設ける。
また、各ショルダー周溝内に、ブロック表面から段下がりしてショルダー周溝34に沿って、トレッド周方向に延在する段下がりリブ48を設ける。
ショルダー周溝内に段下がりリブ48を設けることにより、走行中に、段下がりリブ48に、径差引摺りに起因する優先的にブレーキングフォースを優先的に発生させ、その段下がりリブ48に偏摩耗を代替わりさせることができる。
さらに、段下がりリブ48の側壁の、横溝と対応する位置に、横溝側へ突出する突部50を設ける。
突部50を設けることにより、横溝内への排水を促進することができ、周溝の容積の減少に起因する排水性を抑制しつつ、騒音を低減することができる。
好ましくは突部50の、トレッド幅方向への突出長さlを、ショルダーブロック45と段下がりリブ48との側壁間の幅の20〜80%の範囲とする。
この構成とすることにより、トレッド踏面31で、段下がりリブ48が接触し適正な溝閉じ効果が得ることで、気柱管共鳴音を低減させることができる。
また、突部50の、周溝の深さ方向の下端を、図4(b)に示すように、周溝の最深部より上方側に位置する。
この構成により、突部50と周溝の溝底部との接合部での応力集中が抑制され、周溝底で発生しがちなクラックを有効に防止できることができる。
突部50の周溝の深さ方向の下端は、図4(b)に示すように、周溝の最深部より上方側に直線状で延在する形状のみならず、一定の曲率半径の凹凸状で延在する形態とすることもできる。
ところで、トレッド幅方向最外側の周溝に、段下がりリブ48を設けることが好ましい。
トレッド幅方向最外側の周溝を設けることにより、最も排水性の悪化を抑制することができる。また、偏摩耗し易いショルダー陸部37を区画するショルダー周溝内に段下がりリブ48を設けることで、ショルダー陸部37の偏摩耗を効果的に抑制することができる。
また好ましくは、段下がりリブ48のリブ幅を、周溝の溝幅の20〜80%の範囲とする。
この構成とすることにより、陸部への偏摩耗を効果的に抑制するとともに、排水性に対する犠牲が少なくすることができる。
すなわち、溝幅の20%未満では、陸部への偏摩耗を抑制する効果が不十分となり、一方、80%を超えると、周溝の排水性が悪化する傾向がある。
段下がりリブ48は、隣接するブロックから2.5〜5mmの高さhで段下がりすることが好ましく、この構成とすることにより、走行中に段下がりリブ48にブレーキングフォースを発生させ、段下がりリブ48に偏摩耗を代替わりさせることができる。
このようなタイヤにおいてより好ましくは、突部20,50のトレッド周方向長さw,wを、周溝内の水を横溝方向に促すために1〜3mmが好ましく、2〜3mmが更に好ましい。
すなわち、それが1mm未満では、周溝内の空気を遮って気柱管共鳴を低減する効果が得にくく、一方、3mmを超えると、周溝の容積が減少し、踏面内の排水性が悪化する傾向があるためである。
突部20,50のトレッド幅方向の延在形態は、横溝への排水案内を促進するために、先細りの形状が好ましい。
好ましくは、突部20,50の、周溝の深さ方向の下端の、周溝の最深部からの離隔距離を溝底側部分の0〜5mmの範囲とし、より好ましくは0.5〜3.0mmの範囲とする。
突部20をこの構成とすることにより、突部20,50が周溝底に発生する歪みを回避し、かつ高率的に溝断面を塞ぐことで、気柱管共鳴音を低減させることができる。
すなわち、それが0mm未満では、周溝底の歪みにより溝底クラックを誘発する要因となる可能性があり、一方、5mmを越えると、溝断面を塞ぐ面積が小さくなり、十分な気柱管共鳴音を低減させることができない傾向がある。
好ましくは、横溝の配設ピッチを、20〜120mmの範囲とし、より好ましくは30〜70mmの範囲とする。
すなわち、それが20mm未満では、横溝に囲まれたブロックの剛性が低下しブロック耐久力が悪化する傾向がある。一方、120mmを越えると、排水性が低下し、ウェット性能が悪化する傾向がある。
また周溝は、トレッド周方向に沿ってジグザグ状に延びるジグザグ溝であることが好ましい。周溝の幅方向のエッジ成分によりウェット性能の効果が優れるためである。
次に、図3および図4(b)に示すような構造を有する、サイズが11R22.5の空気入りタイヤの実施例タイヤ1を試作し、突部を設けない構造を有する比較例タイヤ1および、図6に示すような、周溝溝壁に段差がりリブへ突出する突部を、ショルダー周溝と横溝によって区画されたブロックに設ける構造を有する比較例タイヤ2を試作して、他を表1に示すように、それぞれの諸元を変化させた排水性能を、評価した。
なお、比較例タイヤでは、他の構成は実施例タイヤに準ずるものとした。
Figure 2009084666
(排水性)
上記実施例タイヤ1、比較例タイヤ1,2のそれぞれにつき、リムサイズ22.5×7.50、タイヤ空気圧900kPa(前後輪共)において、水深2mmの鉄板路面を、車両2D−4、空車、初速30km/hで、フルブレーキ時の制動距離を測定した。そのところ、測定結果を指数値をもって、表2に示す。表1中の評価は比較例タイヤ1を指数100とし、数値が小さい方が性能が優れていることを示す。
Figure 2009084666
表2の結果から、実施例タイヤ1は、比較例タイヤ1と同等であり、比較例タイヤ2に対し2%優位であった。
周溝内に段下がりリブおよび突部を設ける場合には、周溝の容積が減少するため、排水性の要求性能を維持するのが困難であるが、本発明の実施形態である実施例タイヤ1は排水性を顕著に向上させることができた。そのため、周溝内に段下がりリブを設けたタイヤでは、本発明が特に有用である。
(騒音性)
実施例タイヤ1、比較例タイヤ1,2のそれぞれにつき、テストコース内を、常温で、60km/h程度の、騒音性を通過騒音試験(惰性走行)により、1/3オクターブで評価し、その結果を表3に示す。評価においては比較例タイヤ2の気柱管周波数バンド対値を100の指数として表し、数値が大きい方が騒音レベルが大きいことを示す。
Figure 2009084666
表3の結果から、実施例タイヤ1は、比較例タイヤ1に対し優れていて、比較例タイヤ2と同等であった。
表2及び表3の結果より、実施例タイヤ1は、比較例タイヤ1と同等のウェット性能、かつ比較例タイヤ2と同等の騒音の低減を、同時に確保することができる。
次に、図1および図2に示すような構造を有する、サイズが11R22.5の空気入りタイヤの実施例タイヤ2を試作し、突部を設けない構造を有する比較例タイヤ3および、図5に示すような、周溝溝壁に段差がりリブへ突出する突部を、ショルダー周溝と横溝によって区画されたブロックに設ける構造を有する比較例タイヤ4を試作して、他を表4に示すように、それぞれの諸元を変化させた排水性能を、評価した。
なお、比較例タイヤでは、他の構成は実施例タイヤに準ずるものとした。
Figure 2009084666
(排水性)
上記実施例タイヤ2、比較例タイヤ3,4のそれぞれにつき、リムサイズ22.5×7.50、タイヤ空気圧900kPa(前後輪共)において、水深2mmの鉄板路面を、車両2D−4、空車、初速30km/hで、フルブレーキ時の制動距離を測定した。その測定結果を指数値をもって、表5に示す。
表5中の評価は比較例タイヤ3を指数100とし、数値が小さい方が性能が優れていることを示す。
Figure 2009084666
表5の結果から、実施例タイヤ2は、比較例タイヤ3と同等であり、比較例タイヤ4に対し3%優位であった。
(騒音性)
実施例タイヤ2、比較例タイヤ3,4のそれぞれにつき、テストコース内を、常温で、60km/h程度の、騒音性を通過騒音試験(惰性走行)により、1/3オクターブで評価し、その結果を表6に示す。
評価においては比較例タイヤ4の気柱管周波数バンド対値を100の指数として表し、数値が大きい方が騒音レベルが大きいことを示す。
Figure 2009084666
表6の結果から、実施例タイヤ2は、比較例タイヤ3に対し優れていて、比較例タイヤ4と同等であった。
表5および表6の結果より、実施例タイヤ2は、比較例タイヤ3と同等のウェット性能、かつ比較例タイヤ4と同等の騒音の低減を、同時に確保することができる。
なお、表3および表6の結果では、比較例タイヤ1は比較例タイヤ3より排水性が劣ることになり、実施例タイヤ1では特に優れた効果を示した。

Claims (8)

  1. トレッド踏面に複数本の周溝を配設し、相互に隣り合う二本の周溝間および、各周溝とトレッド側縁との間のそれぞれに陸部を区画し、少なくとも一方の陸部に、トレッド幅方向に延びてその周溝に開口する複数本の横溝を設けてなるタイヤにおいて、
    少なくとも一本の周溝の、前記横溝と対応する位置に、横溝側へ突出する突部を設けてなることを特徴とするタイヤ。
  2. 少なくとも一本の周溝内に、段下がりリブを設け、その段下がりリブの側壁に前記突部を設けてなる請求項1に記載のタイヤ。
  3. 突部のトレッド周方向長さが、1〜3mmの範囲である請求項1または2に記載のタイヤ。
  4. 突部の、周溝の深さ方向の下端を、周溝の最深部より上方側に位置させてなる請求2または3に記載のタイヤ。
  5. 突部の、周溝の深さ方向の下端の、周溝の最深部からの離隔距離を溝底側部分の0〜5mmの範囲としてなる請求項4に記載のタイヤ。
  6. トレッド幅方向最外側の周溝に、段下がりリブを設けてなる請求項2〜5のいずれかに記載のタイヤ。
  7. 段下がりリブのリブ幅を、周溝の溝幅の20〜80%の範囲としてなる請求項2〜6のいずれかに記載のタイヤ。
  8. 横溝の配設ピッチを、20〜120mmの範囲としてなる請求項1〜7のいずれかに記載のタイヤ。
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