JPWO2009078085A1 - コネクタ保持装置、それを備えたインタフェース装置及び電子部品試験装置 - Google Patents

コネクタ保持装置、それを備えたインタフェース装置及び電子部品試験装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2009078085A1
JPWO2009078085A1 JP2009546099A JP2009546099A JPWO2009078085A1 JP WO2009078085 A1 JPWO2009078085 A1 JP WO2009078085A1 JP 2009546099 A JP2009546099 A JP 2009546099A JP 2009546099 A JP2009546099 A JP 2009546099A JP WO2009078085 A1 JPWO2009078085 A1 JP WO2009078085A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
test
under test
contact portion
electronic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009546099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5066193B2 (ja
Inventor
伸 崎山
伸 崎山
金子 雅則
雅則 金子
智行 高本
智行 高本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advantest Corp filed Critical Advantest Corp
Publication of JPWO2009078085A1 publication Critical patent/JPWO2009078085A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5066193B2 publication Critical patent/JP5066193B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/04Housings; Supporting members; Arrangements of terminals
    • G01R1/0408Test fixtures or contact fields; Connectors or connecting adaptors; Test clips; Test sockets
    • G01R1/0433Sockets for IC's or transistors
    • G01R1/0441Details
    • G01R1/0466Details concerning contact pieces or mechanical details, e.g. hinges or cams; Shielding

Abstract

コネクタ保持装置は、互いに嵌合可能な一対のコネクタ(25,27)と、一対のコネクタ(25,27)のうちの一方のコネクタ(27)を保持する保持部材(21)と、保持部材(21)と一方のコネクタ(27)との間に介在し、一方のコネクタ(27)を、押圧方向とは反対の方向に向かって付勢する付勢手段(29)と、を備えている。

Description

本発明は、例えば半導体集積回路素子等の電子部品(以下、代表的にICデバイスとも称する。)のテストを行う電子部品試験装置において電気コネクタを保持するためのコネクタ保持装置、それを備えたインタフェース装置及び電子部品試験装置に関する。
ICデバイスを製造する際、半導体ウェハに造り込んだ段階(前工程)や、パッケージングされた完成品の段階(後工程)において、ICデバイスのテストが行われている。
前工程におけるICデバイスのテストでは、プローバを用いて半導体ウェハをプローブカードに押し付けて、半導体ウェハ上に形成されたICデバイスのパッドにプローブ針を電気的に接触させて、テストヘッドを介してテスタ本体がICデバイスのテストを実行する。
一方、後工程におけるICデバイスのテストでは、ハンドラを用いて複数のICデバイスをソケットボード上のICソケットに押し付けて、ICデバイスのパッドにコンタクトピンを電気的に接触させ、テストヘッドを介してテスタ本体がICデバイスのテストを実行する。
こうしたプローブカードやソケットボードは、電気コネクタや電気ケーブル等を有するインタフェース装置を介して、テストヘッドに電気的に接続されている。
上記のいずれの工程のテストにおいても、ICデバイスの押圧に伴って、インタフェース装置内で嵌合している電気コネクタ同士が摺動する場合がある。特に、高周波信号を用いる試験において電気コネクタが摺動すると、当該コネクタ間の電気抵抗が変化するため、精度の高い試験を実行することが困難な場合があった。
本発明が解決しようとする課題は、ICデバイスの高精度な試験を実行することが可能なコネクタ保持装置、それを備えたインタフェース装置及び電子部品試験装置を提供することである。
(1)上記目的を達成するために、本発明の第1の観点によれば、被試験電子部品をコンタクト部に押し付けて、前記被試験電子部品をテストヘッドに電気的に接続することで、前記被試験電子部品の試験を行う電子部品試験装置において、前記コンタクト部と前記テストヘッドとを電気的に接続するために用いられる電気コネクタを保持するコネクタ保持装置であって、互いに嵌合可能な一対のコネクタと、前記一対のコネクタのうちの一方を保持する保持部材と、前記保持部材と前記一方のコネクタとの間に介在し、前記一方のコネクタを、前記押圧方向とは反対の方向に向かって付勢する付勢手段と、を備えたコネクタ保持装置が提供される(請求項1参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記付勢手段は、前記一対のコネクタの嵌合力よりも弱い付勢力を有していることが好ましい(請求項2参照)。なお、本発明における嵌合力とは、嵌合している一対のコネクタの間に摺動を生じさせるのに必要な力である。
上記発明においては特に限定されないが、前記他方のコネクタは、前記一方のコネクタと共に前記押圧方向に沿って移動可能であることが好ましい(請求項3参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記一方のコネクタを前記他方のコネクタに位置決めする位置決め手段を備えていることが好ましい(請求項4参照)。
(2)上記目的を達成するために、本発明の第2の観点によれば、被試験電子部品をコンタクト部に押し付けて、前記被試験電子部品の試験を行う電子部品試験装置において、前記コンタクト部とテストヘッドとを電気的に接続するためのインタフェース装置であって、前記被試験電子部品が前記コンタクト部に押し付けられた際に、前記コンタクト部と共に押圧される電気コネクタに、上記のコネクタ保持装置が設けられているインタフェース装置が提供される(請求項5参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記保持部材は、前記インタフェース装置が前記テストヘッドに装着された際に、前記テストヘッドに対して固定されることが好ましい(請求項6参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記コンタクト部が設けられた試験用基板と、前記試験用基板に設けられた第1のコネクタと、前記第1のコネクタに嵌合可能な第2のコネクタと、前記第2のコネクタが一方の端部に設けられた接続用基板と、前記接続用基板の他方の端部に設けられた第3のコネクタと、前記第3のコネクタに嵌合可能な第4のコネクタと、前記第4のコネクタと前記テストヘッドとを電気的に接続する接続手段と、を備えており、前記コネクタ保持装置は、前記第1〜第4のコネクタの少なくとも一つに設けられていることが好ましい(請求項7参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記コネクタ保持装置は、前記第4のコネクタに設けられていることが好ましい(請求項8参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記付勢手段は、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとの嵌合力より弱く、且つ、前記第3のコネクタと前記第4のコネクタとの嵌合力より弱い付勢力を有していることが好ましい(請求項9参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記被試験電子部品が前記コンタクト部に押し付けられた際に、前記試験用基板、前記接続用基板及び前記第1〜第4のコネクタは、前記押圧方向に一体的に移動可能であることが好ましい(請求項10参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記接続用基板を押圧方向に沿って案内する案内手段を備えていることが好ましい(請求項11参照)。
上記発明においては特に限定されないが、前記コンタクト部は、半導体ウェハに造り込まれた前記被試験電子部品の入出力端子に接触するプローブ針、又は、最終工程を経た前記被試験電子部品の入出力端子に接触するソケット、を含むことが好ましい(請求項12参照)。
上記目的を達成するために、本発明の第3の観点によれば、被試験電子部品をコンタクト部に押し付けて、前記被試験電子部品の試験を行う電子部品試験装置であって、上記のインタフェース装置と、前記インタフェース装置が装着されるテストヘッドと、前記テストヘッドがケーブルを介して電気的に接続されたテスタと、を備えた電子部品試験装置が提供される(請求項13参照)。
本発明では、被試験電子部品をコンタクト部に押圧した際にコネクタがコンタクト部と共に押圧されても、付勢手段によりその押付力を吸収する。そのため、嵌合しているコネクタ間に生じる摺動が抑制され、押圧によるコネクタ間の電気抵抗の変化を低減することができ、精度の高い試験を実行することができる。
図1は、本発明の第1実施形態における電子部品試験装置を示す概略側面図である。 図2は、図1のII-II線に沿ったテストヘッドの概略断面図である。 図3は、図2のIII-III線に沿った概略断面図である。 図4は、図2に示すテストヘッドの分解図である。 図5は、図3に示すハイフィックスの拡大断面図である。 図6は、本発明の第1実施形態におけるハイフィックスの他の例を示す拡大断面図である。 図7は、本発明の第2実施形態における電子部品試験装置を示す概略断面図である。
符号の説明
1…ハンドラ
2…テスタ
10…テストヘッド
13…第3のリセプタクル型コネクタ
20…ハイフィックス
21…フレーム
22…連結部材
23…プリント基板
23a…段差
24…第1のリセプタクル型コネクタ
25…第2のリセプタクル型コネクタ
26…同軸ケーブル
27…第2のプラグ型コネクタ
28…第3のプラグ型コネクタ
29…コイルバネ
30…ソケットボード
31…ソケット
33…第1のプラグ型コネクタ
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1は本発明の第1実施形態における電子部品試験装置を示す概略平面図である。
本発明の第1実施形態における電子部品試験装置は、図1に示すように、例えば、試験対象であるICデバイスを取り廻すためのハンドラ1と、ICデバイスと電気的に接続されるテストヘッド10と、テストヘッド10を介してICデバイスとの間で試験信号を授受することでICデバイスのテストを実行するテスタ本体2と、から構成されている。この電子部品試験装置は、ICデバイスに高温又は低温の熱ストレスを印加した状態で、或いは、常温の状態で、ICデバイスが適切に動作するか否かを試験(検査)し、当該試験結果に応じてICデバイスを分類する装置である。
図1に示すように、テストヘッド10の上部には、テストの際にICデバイスに電気的に接続されるソケット31が設けられている。このソケット31は、同図に示すように、ハンドラ1に形成された開口1aを介して、ハンドラ1の内部に臨んでおり、ハンドラ1内に搬送されてきたICデバイスがこのソケット31に押し付けられる。なお、ハンドラ1としては、ヒートプレートタイプやチャンバタイプのものを用いることができる。
図2は図1のII-II線に沿ったテストヘッドの概略断面図、図3は図2のIII-IIIに沿った概略断面図、図4は図2に示すテストヘッドの分解図、図5は図3に示すハイフィックスの拡大断面図、図6は本発明の第1実施形態におけるハイフィックスの他の例を示す拡大断面図である。
本実施形態では、図2〜図4に示すように、テストヘッド10の上部に、ソケット31が装着されたハイフィックス20(HIFIX:High Fidelity Test Access Fixture、インタフェース装置)が装着されており、ソケット31はハイフィックス20を介してテストヘッド10に電気的に接続されている。
本実施形態では、ソケット31はソケットボード30に実装されている。このソケットボード30の下面には第1のプラグ型コネクタ33が実装されている。本実施形態におけるテストヘッド10では、このソケットボード30を交換することで、被試験ICデバイスの品種交換に対応することが可能となっている。なお、図2〜図4では、ハイフィックス20上に4つのソケット31を2行2列に配列しているが、本発明においては特にこれに限定されない。例えば、64個、128個、256個或いは512個といった多数のソケット31を、ハイフィックス20上に設けてもよい。
ハイフィックス20は、図2〜図4に示すように、ソケットボード30上のソケット31をテストヘッド10に電気的に接続するために、接続用のプリント基板23と同軸ケーブル26を備えている。
プリント基板23の上部には、ソケットボード30に設けられた第1のプラグ型コネクタ33が嵌合可能な第1のリセプタクル型コネクタ24が実装されている。また、プリント基板23の下部には第2のリセプタクル型コネクタ25が実装されている。
一方、同軸ケーブル26の一端には、第2のリセプタクル型コネクタ25に嵌合可能な第2のプラグ型コネクタ27が取り付けられている。また、同軸ケーブル26の他端には第3のプラグ型コネクタ28が取り付けられている。
また、ハイフィックス20は、プリント基板23を上下方向に案内すると共に、第2のリセプタクル型コネクタ27及び第3のプラグ型コネクタ28を保持するフレーム21を有している。このフレーム21は、ハイフィックス20がテストヘッド10に装着された際に、テストヘッド10に対して固定される。なお、ソケットボード30、プリント基板23、第1のコネクタ33,24及び第2のコネクタ25,27は、フレーム21に固定されておらず、何れも押圧方向に沿って微動可能となっている。
本実施形態では、図3及び図5に示すように、フレーム21の中に連結部材22が架け渡されている。この連結部材22には、所定数(例えば2つ)の第2のプラグ型コネクタ27がボルト22aにより固定されている。
図5に示すように、フレーム21には、コイルバネ29を挿入するための挿入穴21aが形成されている。連結部材22は、コイルバネ29が挿入穴21aから若干量突出した状態で、コイルバネ29の上に載置されている。コイルバネ29の内孔にはボルト21bが挿入されており、このボルト21bは、挿入穴21aの下部に形成されたネジ部に螺合して固定されている。このボルト21bの頭部により連結部材22の上昇が規制されている。
コイルバネ29は、連結部材22を押付方向とは反対の方向(本例では上方向)に向かって常時付勢しており、非押圧時においてフレーム21と連結部材22との間に隙間Cが形成されている。隙間Cの具体的な数値としては、例えば、例えば0.25mm程度である。
このように、コイルバネ29により上方向に付勢することで、ICデバイスの押圧時に伝達された押圧力をコイルバネ29で吸収することができる。また、例えばハイフィックス20の上部(ソケットボード30とプリント基板23との間)に格子状の蓋を設けた場合に、当該蓋に反りが生じるのをコイルバネ29の弾性力により防止することができる。
なお、本発明において、連結部材22を上方に付勢する付勢手段は、特にコイルバネ29に限定されず、例えば、コイルバネ以外のバネ、ゴム又はエラストマー等の弾性部材を用いてもよい。また、隙間Cとして十分な寸法を確保できる場合には、フレーム21に挿入穴21aを形成せずに、フレーム21上にコイルバネ29を配置してもよい。
本実施形態では、コイルバネ29の弾性力(F)は、第1のコネクタ33,24の嵌合力Fよりも弱く(F<F)、且つ、第2のコネクタ25,27の嵌合力Fよりも弱くなっている(F<F)。コイルバネ29の弾性力をこのように設定することで、各コネクタに摺動が生じる前にコイルバネ29により押圧力を吸収することができる。なお、嵌合力とは、嵌合しているプラグ型コネクタとリセプタクル型コネクタの間に摺動を生じさせるのに必要な力である。
なお、本実施形態では、連結部材22をフレーム21に上方から載置するように構成したが、本発明においては特に限定されない。例えば、図6に示すように、フレーム21の下方に連結部材22を配置し、コイルバネ29により連結部材22を上方に引張るようにしてもよい。この場合には、コイルバネ29の付勢力を常に圧縮する方向に働かせ、ICデバイスの押圧時にコイルバネ29が伸長することで押圧力を吸収する。
図5に戻り、プリント基板23の下部には、下方に向かって突出しているピン23bが設けられている。また、連結部材22においてこのピン23bに対向する位置には、ピン23bが挿入可能な位置決め穴21cが形成されている。第2のコネクタ25,27の嵌合時に、これらピン23b及び位置決め穴21cにより、コネクタ25,27が位置決めされることで容易に嵌合することが可能となっている。なお、連結部材22とフレーム21との間にリニアガイドを介装することで、第2のコネクタ25,27を嵌合方向に案内してもよい。
また、図3及び図5に示すように、本実施形態では、プリント基板23の側辺に段差23aが形成されている。一方、フレーム21には、プリント基板23を側方から挟み込むステー21dが設けられている。このステー21dにより、プリント基板23を上下方向に案内してプリント基板23が倒れるのを防止すると共に、過剰な押付時にステー21dが段差23aに係合することでストッパとしても機能するようになっている。
図2〜図4に示すように、テストヘッド10の上部には、ハイフィックス20の第3のプラグ型コネクタ28が嵌合可能な第3のリセプタクル型コネクタ13が設けられている。テストヘッド10の内部には、試験用デバイスが多数実装された配線基板から構成されるテスト用モジュール11が収容されている。それぞれの第3のリセプタクル型コネクタ13は、同軸ケーブル12を介してテスト用モジュール11に電気的に接続されている。なお、同軸ケーブル12の配線が複雑であるため、図2及び図4では同軸ケーブル12の一部を省略している。テスト用モジュール11の具体例としては、例えば、テスト信号を取り扱うための高周波回路が実装されたモジュール(ピンエレクトロニクス)や、試験用の電力を被試験ICデバイスに供給するための電源回路が実装されたモジュール(電源モジュール)等を例示することができる。これらのテスト用モジュール11は、電気ケーブル2aを介して、テスタ本体2に電気的に接続されている。
以上に説明したハイフィックス20は以下のように組み立てられる。すなわち、連結部材22を介してフレーム21に第2のプラグ型コネクタ25が取り付けられた状態で、先ず、プリント基板23を上方からフレーム21に挿入し、第2のコネクタ25,27を嵌合させる。この際、プリント基板23から突出しているピン23bが、連結部材22の位置決め穴21cに挿入されて、第2のコネクタ25,27同士を位置決めするので、第2のコネクタ25,27を容易に嵌合させることができる。また、フレーム21に挿入されたプリント基板23は、ステー21dにより上下方向の移動のみが可能となっているので、横方向への転倒が防止されている。
以上のように組み立てられたハイフィックス20は、第3のコネクタ28,13が嵌合することで、テストヘッド10に装着される。また、ソケットボード30の第1のプラグ型コネクタ33を、プリント基板23の第1のリセプタクル型コネクタ33に嵌合させることで、ソケット31がハイフィックス20を介してテストヘッド10に電気的に接続される。
この状態のハイフィックス20において、フレーム21に対しては、第3のプラグ型コネクタ28のみが固定されており、ソケットボード30やプリント基板23は、上下方向においては移動可能となっている。そのため、テスト時にICデバイスが押圧されると、ソケット31を介してソケットボード30が押圧され、さらに第1のコネクタ33,24、プリント基板23、第2のコネクタ25,27が押圧され、これらが一体的に下方に押し下げられる。
この際、本実施形態では、第2のリセプタクル型コネクタ27がコイルバネ29により上方向に常時押圧されているので、第2のリセプタクル型コネクタ27に伝達された押圧力はこのコイルバネ29の付勢力により吸収される。
以上のように、本実施形態では、ICデバイスが押圧された際に第1のコネクタ33,24、プリント基板23及び第2のコネクタ25,27に押圧力が伝達しても、コイルバネ29によりその押圧力を吸収する。そのため、第1のコネクタ33,24の間や第2のコネクタ25,27の間に生じる摺動が抑制されるので、精度の高い試験を実施することができる。
<第2実施形態>
図7は本発明の第2実施形態における電子部品試験装置を示す概略断面図である。
本発明の第2実施形態における電子部品試験装置は、半導体ウェハWに造り込まれたICデバイスをテストするための装置であり、図7に示すように、テスタにケーブルを介して電気的に接続されているテストヘッド40と、ウェハW上の被試験ICデバイスに電気的に接触するプローブカード60と、プローブカード60とテストヘッド40とを電気的に接続するウェハマザーボード50(インタフェース装置)と、ステージ91に保持しているウェハWをプローブカード60に押し付けるプローバ90と、を備えている。
プローブカード60は、ウェハW上のICデバイス入出力端子に電気的に接触する多数のプローブ針61と、このプローブ針61が実装された基板62と、プローブカード60をウェハマザーボード50に電気的に接続するための第1のプラグ型コネクタ63と、プローブカード60を補強するためのスティフナ64と、から構成されている。
このプローブカード60は、図7に示すように、プローブ針61が中央開口を介してプローバ90内に臨むように、環状のカードホルダ70に保持されている。さらに、このカードホルダ70は、プローバ90のトッププレート92に装着されたアダプタ80にクランプされている。
テストヘッド40には、ウェハマザーボード50が装着されている。ウェハマザーボード50の最下部には、プローブカード60の第1のプラグ型コネクタ63が嵌合可能な第1のリセプタクル型コネクタ51が設けられている。この第2のリセプタクル型コネクタ51からは同軸ケーブル52が導出している。それぞれの同軸ケーブル52の上側の端部には第2のプラグ型コネクタが取り付けられている。
本実施形態では、ウェハマザーボード50において、第1のリセプタクル型コネクタ51が、第1実施形態と同じ要領で、ウェハマザーボード50のフレームに保持されていると共に、コイルバネ等の付勢手段により押圧方向とは反対の方向(本例では下方向)に付勢されている。
テストヘッド40の最下部には、ウェハマザーボード50の第2のプラグ型コネクタ53が嵌合可能な第2のリセプタクル型コネクタ41が設けられている。それぞれの第2のリセプタクル型コネクタ41は、特に図示しないが、同軸ケーブル等を介して、テストヘッド40内に収容されているテスト用モジュールに電気的に接続されている。
本実施形態では、プローバ90がウェハWを押圧した際に第1のコネクタ51,63に押圧力が伝達しても、コイルバネ等の付勢手段によりその押圧力を吸収する。そのため、嵌合しているコネクタ51,63の間に生じる摺動が抑制されるので、精度の高い試験を実施することができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、本発明に係るコネクタ保持装置が適用されるハイフィックスやウェハマザーボードの構成は、第1及び第2実施形態のものに限定されない。本発明に係るコネクタ保持装置は、ICデバイスやウェハの押圧時に生じた押圧力が伝達してしまうコネクタに適用することができる。
また、上述の第1実施形態では、第2のプラグ型コネクタにコネクタ保持装置を適用するように説明したが、本発明においては特にこれに限定されず、第1のプラグ型コネクタ、第1のリセプタクル型コネクタ、第2のリセプタクル型コネクタ又は第2のプラグ型コネクタのいずれにコネクタ保持装置を適用してもよく、或いは、これらのうちの複数のコネクタにコネクタ保持装置を適用してもよい。
また、上述の第1実施形態では、2つの第2のプラグ型コネクタを一つの連結部材に固定するようにしたが、本発明においては特にこれに限定されない。例えば、一つの第2のプラグ型コネクタを一つの連結部材に固定してもよく、或いは、連結部材を介さずに、フレームが第2のプラグ型コネクタを直接保持してもよい。
また、各コネクタにおけるプラグとリセプタクルとの関係は、第1及び第2の実施形態に説明した組み合わせに限定されず、任意に設定することができる。

Claims (13)

  1. 被試験電子部品をコンタクト部に押し付けて、前記被試験電子部品をテストヘッドに電気的に接続することで、前記被試験電子部品の試験を行う電子部品試験装置において、前記コンタクト部と前記テストヘッドとを電気的に接続するために用いられる電気コネクタを保持するコネクタ保持装置であって、
    互いに嵌合可能な一対のコネクタと、
    前記一対のコネクタのうちの一方を保持する保持部材と、
    前記保持部材と前記一方のコネクタとの間に介在し、前記一方のコネクタを、前記押圧方向とは反対の方向に向かって付勢する付勢手段と、を備えたコネクタ保持装置。
  2. 前記付勢手段は、前記一対のコネクタの嵌合力よりも弱い付勢力を有している請求項1記載のコネクタ保持装置。
  3. 前記他方のコネクタは、前記一方のコネクタと共に前記押圧方向に沿って移動可能である請求項1又は2記載のコネクタ保持装置。
  4. 前記一方のコネクタを前記他方のコネクタに位置決めする位置決め手段を備えている請求項1〜3の何れかに記載のコネクタ保持装置。
  5. 被試験電子部品をコンタクト部に押し付けて、前記被試験電子部品の試験を行う電子部品試験装置において、前記コンタクト部とテストヘッドとを電気的に接続するためのインタフェース装置であって、
    前記被試験電子部品が前記コンタクト部に押し付けられた際に、前記コンタクト部と共に押圧される電気コネクタに、請求項1〜4の何れかに記載のコネクタ保持装置が設けられているインタフェース装置。
  6. 前記保持部材は、前記インタフェース装置が前記テストヘッドに装着された際に、前記テストヘッドに対して固定される請求項5記載のインタフェース装置。
  7. 前記コンタクト部が設けられた試験用基板と、
    前記試験用基板に設けられた第1のコネクタと、
    前記第1のコネクタに嵌合可能な第2のコネクタと、
    前記第2のコネクタが一方の端部に設けられた接続用基板と、
    前記接続用基板の他方の端部に設けられた第3のコネクタと、
    前記第3のコネクタに嵌合可能な第4のコネクタと、
    前記第4のコネクタと前記テストヘッドとを電気的に接続する接続手段と、を備えており、
    前記コネクタ保持装置は、前記第1〜第4のコネクタの少なくとも一つに設けられている請求項5又は6記載のインタフェース装置。
  8. 前記コネクタ保持装置は、前記第4のコネクタに設けられている請求項7記載のインタフェース装置。
  9. 前記付勢手段は、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとの嵌合力より弱く、且つ、前記第3のコネクタと前記第4のコネクタとの嵌合力より弱い付勢力を有している請求項7又は8記載のインタフェース装置。
  10. 前記被試験電子部品が前記コンタクト部に押し付けられた際に、前記試験用基板、前記接続用基板及び前記第1〜第4のコネクタは、前記押圧方向に一体的に移動可能である請求項7〜9の何れかに記載のインタフェース装置。
  11. 前記接続用基板を押圧方向に沿って案内する案内手段を備えている請求項7〜10の何れかに記載のインタフェース装置。
  12. 前記コンタクト部は、半導体ウェハに造り込まれた前記被試験電子部品の入出力端子に接触するプローブ針、又は、最終工程を経た前記被試験電子部品の入出力端子に接触するソケット、を含む請求項5〜11の何れかに記載のインタフェース装置。
  13. 被試験電子部品をコンタクト部に押し付けて、前記被試験電子部品の試験を行う電子部品試験装置であって、
    請求項5〜12の何れかに記載のインタフェース装置と、
    前記インタフェース装置が装着されるテストヘッドと、
    前記テストヘッドがケーブルを介して電気的に接続されたテスタと、を備えた電子部品試験装置。
JP2009546099A 2007-12-14 2007-12-14 コネクタ保持装置、それを備えたインタフェース装置及び電子部品試験装置 Expired - Fee Related JP5066193B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2007/074155 WO2009078085A1 (ja) 2007-12-14 2007-12-14 コネクタ保持装置、それを備えたインタフェース装置及び電子部品試験装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009078085A1 true JPWO2009078085A1 (ja) 2011-04-28
JP5066193B2 JP5066193B2 (ja) 2012-11-07

Family

ID=40795211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009546099A Expired - Fee Related JP5066193B2 (ja) 2007-12-14 2007-12-14 コネクタ保持装置、それを備えたインタフェース装置及び電子部品試験装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5066193B2 (ja)
WO (1) WO2009078085A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102019007618A1 (de) * 2019-10-31 2021-05-06 Yamaichi Electronics Deutschland Gmbh Verbindungssystem, Verfahren und Verwendung eines Verbindungssystems
JP7405600B2 (ja) * 2019-12-24 2023-12-26 株式会社アドバンテスト 電子部品ハンドリング装置、電子部品試験装置、及び、ソケット

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01235344A (ja) * 1988-03-16 1989-09-20 Hitachi Ltd 半導体検査装置及び半導体ウェハの検査方法
JP2007003433A (ja) * 2005-06-27 2007-01-11 Micronics Japan Co Ltd 試験装置用テストヘッド
JP2007116085A (ja) * 2006-04-25 2007-05-10 Advantest Corp 電子部品試験装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009078085A1 (ja) 2009-06-25
JP5066193B2 (ja) 2012-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8212579B2 (en) Fixing apparatus for a probe card
CN108028211B (zh) 接口装置、接口单元、探针装置和连接方法
US6252415B1 (en) Pin block structure for mounting contact pins
USRE46075E1 (en) Full-water test and burn-in mechanism
KR101342450B1 (ko) 전자부품 시험장치, 소켓보드 조립체 및 인터페이스 장치
TWI578001B (zh) 半導體元件對準插座單元以及含其之半導體元件測試裝置
US9039425B2 (en) Electrical interconnect device
KR101485433B1 (ko) 인서트 및 이를 포함하는 반도체 패키지 테스트 장치
JP2016095141A (ja) 半導体デバイスの検査ユニット
KR20170142608A (ko) 반도체 소자 테스트 장치
JP5066193B2 (ja) コネクタ保持装置、それを備えたインタフェース装置及び電子部品試験装置
US7202685B1 (en) Embedded probe-enabling socket with integral probe structures
KR20100023257A (ko) 반도체 패키지 검사용 지지유닛
KR100744152B1 (ko) 멀티 테스트가 용이한 반도체 칩 패키지 검사용 소켓
KR102287237B1 (ko) 반도체 패키지를 수납하기 위한 인서트 조립체 및 이를 포함하는 테스트 트레이
KR200313240Y1 (ko) 볼 그리드 어레이(bga) 패키지용 테스트 소켓
KR101183612B1 (ko) 프로브 카드의 탐침 구조물
KR20120060299A (ko) 테스트 소켓
KR102371540B1 (ko) 반도체 소자 테스트 장치
JP2015055511A (ja) 半導体デバイスの検査ユニット
JP3150318U (ja) Icソケット
KR101183614B1 (ko) 프로브 카드
WO2016125678A1 (ja) 電気部品用ソケット
KR100320022B1 (ko) 반도체 칩 테스트 장치
JP2012242332A (ja) 電子部品試験装置および固定装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120731

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120810

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees