JPWO2009069630A1 - 無線通信システム、無線送信装置、無線通信方法およびプログラム - Google Patents

無線通信システム、無線送信装置、無線通信方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

1次変調した信号を周波数信号に変換し、該変換された周波数信号各々をサブキャリアに割り当てて送信する無線送信装置において、周波数信号をセグメント内周波数信号数の周波数信号からなるセグメント毎に分割する際、該セグメント内周波数信号数に、周波数信号を割り当てるサブキャリアの伝搬路品質に基づき、所定の通信品質を満たす値を選び、制御情報とする制御部と、セグメントを構成する周波数信号数が制御部にて制御情報として選ばれたセグメント内周波数信号数となるように、周波数信号をセグメント化し、各セグメントを構成する周波数信号を連続したサブキャリアに割り当てる割り当て部とを具備する。

Description

本発明は、無線通信システム、無線送信装置、無線通信方法およびプログラムに関するものであり、特に1つまたはそれ以上の周波数信号を複数のサブキャリアに割り当てられるようにしたスペクトラム制御シングルキャリア通信を用いる無線通信システム、無線送信装置、無線通信方法およびプログラムに関する。
本願は、2007年11月26日に、日本に出願された特願2007−304321号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
近年、次世代移動体通信システムの研究が盛んに行われ、システムの周波数利用効率を高めるための方式として、各セルが同じ周波数帯域を使用する1周波数繰り返しセルラシステムが提案されている。
下りリンク(基地局装置から移動端末装置への通信)においては、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数多元接続)方式が最も有力な候補となっている。OFDMA方式は、情報データに64QAM(64-ary Quadrature Amplitude Modulation:64値直交振幅変調) やBPSK(Binary Phase Shift Keying:2相位相変調)などの変調をかけたOFDM信号を用いて、時間軸と周波数軸で構成されるアクセス単位であるリソースブロックを複数の移動端末装置で分割して通信を行うシステムである。OFDM信号を使用するため、非常にPAPR(Peak to Average Power Ratio:ピーク対平均電力比)が高くなることがあり、高いピーク電力が、送信電力増幅機能に比較的余裕のある下りリンクの通信においては大きな問題とはならないが、送信電力増幅機能に余裕のない上りリンク(移動局から基地局装置への通信)では送信電力増幅時に送信信号に歪みが生じるという致命的な問題となってしまう。
そこで、上りリンクの通信においては、PAPRが比較的低いシングルキャリアの通信方式が提案されている。その1つがDFT−s−OFDM(Discrete Fourier Transform-spread-OFDM:離散フーリエ変換拡散OFDM)である(例えば、非特許文献1)。図7は、DFT−s−OFDMを用いた送信装置の構成を示す概略ブロック図である。入力された情報データである送信データを符号化部100が誤り訂正符号化し、変調部101がBPSK(Binary Phase Shift Keying:2相位相偏移変調)などの変調を施す(以下、本明細書ではこの変調を施すことを「1次変調」という)。さらにS/P(シリアル/パラレル)変換部102により時間軸信号を並列信号に変換した後に、DFT(Discrete Fourier Transform:離散フーリエ変換)部103にてフーリエ変換することより時間軸信号を周波数信号に変換する。
この変換された周波数信号をサブキャリア割り当て部104を介することにより、後述する規則に従ってIDFT(Inverse Discrete Fourier Transform:逆離散フーリエ変換)部105入力に配置する。IDFT部105は、入力がないIDFTポイントには0を挿入し、逆離散フーリエ変換することにより時間波形を得る。これらの時間波形を次にGI(Guard Interval:ガードインターバル)挿入部106を介することにより、ガードインターバルを挿入し、次にP/S(パラレル/シリアル)変換部107により直列信号に変換する。この直列信号は、D/A(ディジタル/アナログ)変換部108によりアナログ信号に変換し、RF(高周波)部109により無線周波数帯域信号にさらにアップコンバートして、図示しないアンテナを介して送信する。複数のユーザのデータを多重するシステムでは離散フーリエ変換DFTのポイント数より逆離散フーリエ変換IDFTのポイント数の方を大きくして、0入力されたサブキャリアは他の移動端末装置によって使用される。
このように生成されたデータは、シングルキャリアの変調と同等であり、ピーク対平均電力比PAPRは低い。また、OFDM信号のように、ガードインターバルを挿入することでシンボル間干渉なくデータを処理することが可能となる(本明細書ではガードインターバルを挿入する間隔、即ち、DFTを行うデータ処理単位をシンボルと称する)。しかも、離散フーリエ変換DFTにより周波数波形を一旦作っているため、周波数軸の制御が容易にできるといったメリットがある。
この周波数配置の規則として2つの方法が提案されている。1つはローカライズド(Localized:以降「L配置」という)という方式であり、もう1つはディストリビューティッド(Distributed:以降「D配置」という)という方式である。図8Aに示すようにL配置は離散フーリエ変換DFT後の周波数データを逆離散フーリエ変換IDFTの入力にその配置を変えずに連続して割り当てる方式であり、図8Bに示すようにD配置は同データを逆離散フーリエ変換IDFTの入力に一定間隔でばらして割り当てる方式である。
L配置ではユーザ間で適切な周波数帯域を選択することで得られるダイバーシチ効果、即ちユーザダイバーシチ効果を得ることでき、D配置では、周波数帯域を広く使用することから、周波数ダイバーシチ効果を得ることができる。しかしながら、両方式とも通信に最適なサブキャリアが選択できるわけではなく、特に周波数選択性が強い伝搬路環境、他セルからの干渉信号が多い環境においては、十分な性能が得られない。
また、適応制御(Adaptive Modulation and Coding Scheme:AMCS)として伝搬路の状態に合わせて1次変調方式を変更することが提案されている。これは、使用する帯域の伝搬路の品質を表すSNR(Signal to Noise Ratio:信号対雑音比)やSINR(Signal to Noise and Interference Ratio:信号対雑音干渉比)と目標とする誤り率に応じて、変調方式あるいは符号化率などを変更する方法である。
一方で同様の上りリンクの通信方式としてシングルキャリアCI(Carrier Interferometry)法も提案されている。(非特許文献2)この方式もDFT−s−OFDMと同じ信号生成方法により、送信信号を生成することが可能である。この非特許文献2中には、前述の配置規則(L配置、D配置)に対して柔軟な配置規則が提案されている。
これは、離散フーリエ変換DFT出力の周波数信号を数本のサブキャリアにブロック(以下セグメントと称する)化し、逆離散フーリエ変換IDFT入力に配置する際、他のセルからの影響の少ないサブキャリアを選択して配置する方法である(以降LS−x配置と定義する、ここでxは同一セグメントに割り当てられる周波数信号数である)。先に示したL配置に対して、より通信精度の高いサブキャリアを選択することが可能となる。最適な配置のみを考慮するとピーク対平均電力比PAPR特性が劣化するが、セグメント内の周波数信号数を多くすることで、PAPR特性の劣化を、軽減することが可能となる。また、このセグメント内の周波数信号数を1とした場合は、最適なサブキャリアを選択することが可能となる。この場合、PAPRが高くなり、同じサブキャリア数のOFDM信号に近づく。
また、次のことが知られている(非特許文献2)。セグメント内周波数信号数が多いほど、ピーク対平均電力比PAPRは小さい、すなわちPAPR特性は優れている。PAPR特性が優れているということは、高瞬時電力の発生確率が低いことを意味する。また、セグメント内周波数信号数が少ないほど、誤り率特性がよい。以下、本明細書においては、セグメント内周波数信号数をxxとする方法をLS−xxと示す。
更に、適応制御として、使用する周波数信号数を通常の1/2(ハーフレート)や1/4(クオーターレート)にすることで、干渉存在下でもスループットの低下を生ずることなく、通信を行うことができることが知られている。このレートを落とす際にLS−xx配置が使用され、該非特許文献においてはサブキャリア総数を64とする場合に、ピーク対平均電力比PAPRと誤り率特性の関係からLS−8が推奨されている(以上、非特許文献2)。
また、本明細書においては、DFT−s−OFDM法やCI法のように、マルチキャリア信号を生成するような方法で、シングルキャリアの信号を生成し、生成されるスペクトルを制御して通信する方法を総称して、以降、「スペクトラム制御シングルキャリア通信方式」という。
3GPP R1−050702、"DFT-Spread OFDM with Pulse Shaping Filter in Frequency Domain in Evolved UTRA Uplink"、NTT DoCoMo The 17th Annual IEEE International Symposium on Personal, Indoor and Mobile Radio Communications (PIMRC’06)、"MICROSCOPIC SPECTRUM CONTROL TECHNIQUE USING CARRIER INTERFEROMETRY FOR ONE-CELL REUSE SINGLE CARRIER TDMA SYSTEMS"、大阪大学
しかしながら、従来のL配置、D配置の使用方法にあっては、優れたPAPR特性を得ることができるが、周波数信号を割り当てるサブキャリアを選択する自由度が低いために、伝搬路品質の良好なサブキャリアを用いることができず、通信効率が劣化することがあるという問題がある。
また、従来の周波数信号を減らすときにLS−8配置にする方法にあっても、優れたPAPR特性が得られていても、LS−8配置では周波数信号を割り当てるサブキャリアを選択する自由度が低いために、伝搬路品質の良好なサブキャリアを用いることができず、通信効率が劣化することがあるという問題がある。また、サブキャリアの伝搬路品質が良好で誤り率に余裕があるにも関わらず、充分に低いピーク対平均電力比PAPRが得られないために、増幅時に波形が歪み、他セルへの干渉波を発生させてしまい、システム全体の通信効率が劣化することがあるという問題がある。
解決しようとする問題点は、優れた通信効率とPAPR特性を得られる無線通信システム、無線送信装置、無線通信方法およびプログラムを提供するという点である。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の無線通信システムは、1次変調した信号を周波数信号に変換し、該変換された周波数信号各々をサブキャリアに割り当てて送信する無線送信装置と該無線送信装置が送信した信号を受信する無線受信装置とを有する無線通信システムにおいて、前記無線送信装置または前記無線受信装置は、前記周波数信号をセグメント内周波数信号数の前記周波数信号からなるセグメント毎に分割する際、該セグメント内周波数信号数に、前記周波数信号を割り当てるサブキャリアの伝搬路品質に基づき、所定の通信品質を満たす値を選び、制御情報とする制御部を具備し、前記無線送信装置は、前記セグメントを構成する周波数信号数が前記制御部にて制御情報として選ばれたセグメント内周波数信号数となるように、前記周波数信号をセグメント化し、各セグメントを構成する前記周波数信号を連続したサブキャリアに割り当てる割り当て部を具備することを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記制御部は、前記セグメント内周波数信号数に加えて、前記周波数信号を割り当てるサブキャリア数、または、前記1次変調の方式のうち、少なくともいずれか1つのパラメータの値であって、前記周波数信号を割り当てるサブキャリアの伝搬路品質に基づき、前記所定の通信品質を満たす値を制御情報として選ぶことを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記制御部は、前記周波数信号を割り当てるサブキャリア数を少なくとも含む前記パラメータおよび前記セグメント内周波数信号数の取り得る値の組み合わせの中から、干渉波の電力量が増加するに従い、前記サブキャリア数が少なくなるように組み合わせを選択し、制御情報とすることを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記制御部は、前記周波数信号を割り当てるサブキャリア数を少なくとも含む前記パラメータおよび前記セグメント内周波数信号数の取り得る値の組み合わせの中から、前記所定の通信品質を満たし、かつ、伝送速度が最大となる組み合わせを選択し、前記無線送信装置から前記無線受信装置への信号に対する干渉波の電力量が所定の値より大きいときは、選択した前記組み合わせのうち、前記周波数信号を割り当てるサブキャリア数が最も少ない組み合わせの中から制御情報を選ぶことを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記制御部は、前記1次変調の方式を少なくとも含む前記パラメータおよび前記セグメント内周波数信号数の取り得る値の組み合わせから前記所定の通信品質を満たし、かつ、伝送速度が最大となる組み合わせを選択し、前記無線送信装置から前記無線受信装置への信号に対する干渉波の電力量が所定の値より小さいときは、選択した前記組み合わせのうち、前記1次変調の方式の変調多値数が最も少ない組み合わせの中から制御情報を選ぶことを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述のいずれかの無線通信システムであって、前記制御部は、選んだ前記値のうち、前記セグメント内周波数信号数が最大となる値を制御情報として選ぶことを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述のいずれかの無線通信システムであって、前記制御部は、前記無線送信装置の送信電力が予め決められた閾値より大きいときは、前記セグメント内周波数信号数が予め決められた閾値より小さい値の組み合わせを、制御情報として選ぶ対象から除くことを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述のいずれかの無線通信システムであって、前記制御部は、前記制御部は、前記無線送信装置の供給可能電力が予め決められた閾値より小さいときは、前記セグメント内周波数信号数が予め決められた閾値より小さい値の組み合わせを、制御情報として選ぶ対象から除くことを特徴とする。
また、本発明の無線送信装置は、1次変調した信号を周波数信号に変換し、該変換された周波数信号各々をサブキャリアに割り当てて送信する無線送信装置において、前記周波数信号をセグメント内周波数信号数の前記周波数信号からなるセグメント毎に分割する際、該セグメント内周波数信号数に、前記周波数信号を割り当てるサブキャリアの伝搬路品質に基づき、所定の通信品質を満たす値を選び、制御情報とする制御部と、前記セグメントを構成する周波数信号数が前記制御部にて制御情報として選ばれたセグメント内周波数信号数となるように、前記周波数信号をセグメント化し、各セグメントを構成する前記周波数信号を連続したサブキャリアに割り当てる割り当て部とを具備することを特徴とする。
また、本発明の無線通信方法は、1次変調した信号を周波数信号に変換し、該変換された周波数信号各々をサブキャリアに割り当てて送信する送信側と該送信側が送信した信号を受信する受信側とを有する無線通信システムにおける無線通信方法において、前記送信側または前記受信側が、前記周波数信号をセグメント内周波数信号数の前記周波数信号からなるセグメント毎に分割する際の該セグメント内周波数信号数に、前記周波数信号を割り当てるサブキャリアの伝搬路品質に基づき、所定の通信品質を満たす値を選び、制御情報とする第1の過程と、前記送信側が、前記セグメントを構成する周波数信号数が前記第1の過程にて制御情報として選ばれたセグメント内周波数信号数となるように、前記周波数信号をセグメント化し、各セグメントを構成する前記周波数信号を連続したサブキャリアに割り当てる第2の過程とを備えることを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、1次変調した信号を周波数信号に変換し、該変換された周波数信号各々をサブキャリアに割り当てて送信する無線送信装置が具備するコンピュータを、前記周波数信号をセグメント内周波数信号数の前記周波数信号からなるセグメント毎に分割する際の該セグメント内周波数信号数に、前記周波数信号を割り当てるサブキャリアの伝搬路品質に基づき、所定の通信品質を満たす値を選び、制御情報とする制御部として機能させる。
本発明の無線通信システム、無線送信装置、無線通信方法およびプログラムは、セグメント内周波数信号数を、周波数信号を割り当てるサブキャリアの伝搬路品質に基づき、所定の通信品質を満たす値に決定するので、所定の通信品質を満たすことで、優れた通信効率を得ながらも、セグメント内周波数信号数をなるべく大きな値として、優れたピーク対平均電力比PAPR特性を得ることができる。
この発明の第1から第4の実施形態における移動端末装置が上りリンクにおいて使用するサブキャリア配置の一例を示す図である。 第1から第4の実施形態におけて共通して用いられる移動端末装置20の構成を示す概略ブロック図である。 第1から第4の実施形態におけて共通して用いられる基地局装置30の構成を示す概略ブロック図である。 第1から第4の実施形態における各セグメント内周波数信号数における最も平均SINRがよいサブキャリアの組み合わせの例を示す図である。 第1の実施形態におけるある伝搬路におけるQPSKの誤り率特性の一例である。 第1の実施形態における制御部13における1次変調方式とセグメント内周波数信号数の決定に関するフローを示す図である。 この発明の第4の実施形態による第2の実施形態と第3の実施形態で示した処理を適応的に切り換えるフローチャートである。 従来のDFT−s−OFDMを用いた送信装置の構成を示す概略ブロック図である。 従来のL配置による逆離散フーリエ変換IDFTへの入力を示す図である。 従来のD配置による逆離散フーリエ変換IDFTへの入力を示す図である。
符号の説明
1…符号化部 2…ディジタル変調部 3…S/P変換部 4…DFT部 5…セグメント化 6…サブキャリア割り当て部 7…IDFT部 8…GI挿入部 9…P/S変換部 10…電力制御部 11…D/A変換部 12…RF部 13…制御部 14…受信部 20…移動端末装置 30…基地局装置 31…送信部 32…受信部 33…制御部 34…品質測定部
以下の実施形態においては、スペクトラム制御シングルキャリア方式の一例であるDFT−s−OFDM方式が、セルラの上りリンク(移動端末装置20から基地局装置30への通信)に使用される。そして、基地局装置30では各移動端末装置20のサブキャリア毎のSINR(Signal to Interference plus Noise Power Ratio:信号電力対干渉および雑音電力比)が何らかの方法で測定できるものとする。その一例としては、一定周期で帯域全てのサブキャリアのSINRが測定可能な基地局装置30で既知の信号を、移動端末装置20が送信する方法がある。また、本実施形態はSINRを基準として変調方式の選択などを行うことを前提としているが、これに限るものではなくSNR(Signal to Noise Power Ratio:信号電力対雑音電力比)やこれに相当する伝播路品質を表わす他のパラメータを使用してもよい。
以下の実施形態では、DFT−s−OFDM方式に使用できるサブキャリア総数は384本とし、移動端末装置20は64本のサブキャリアを単位としてアクセスする。即ち同時アクセス可能な移動端末装置20の最大数は6となる。移動端末装置20は、通常は64の周波数信号すなわち全てのサブキャリアを使用する(フルレートあるいは単に「フル」という)。64の周波数信号のうち、32の周波数信号すなわち32のサブキャリアを使用するハーフレート(あるいは単に「ハーフ」という)、16の周波数信号すなわち16サブキャリアを使用するクオーターレート(あるいは単に「クオーター」という)では、周波数信号をセグメント分割することが可能となる。ただし、分割する際、セグメント内の周波数信号数は同一とする。以下の実施形態では、ハーフレートおよびクオーターレートの際には、セグメント内の周波数信号数を1、8、16とするLS−1、LS−8、LS−16を使用可能とする。更にハーフレートに関しては、LS−1、LS−8、LS−16の他に、セグメント内の周波数信号数が32のLS−32も使用可能とする。ただし、以上は単なる例示であり、これに限定されない。
ハーフレート、クオーターレートにおいて、使用されないサブキャリアは他の移動端末装置20が使用することはなく、ヌルキャリア(使用しないサブキャリア)となる。すなわち、ハーフレートおよびクオーターレートの際には、64本のサブキャリアのうち、32本または16本のみに周波数信号を割り当てるが、残りのサブキャリアについて、周波数信号を割り当てないものの、当該移動端末装置20が占有し、他の移動端末装置20には割り当てられることはない。従って、フルレートにおいて1シンボルで64bits送信した場合と、ハーフレートにおいて1シンボルで64bits送信した場合と、クオーターレートにおいて1シンボルで64bits送信した場合とで、伝送効率は同一となる。
また、適応制御による1次変調方式の変更としては説明を簡単にするために誤り訂正の符号化率は一定とし、ディジタル変調方式のみを制御するものとし、BPSK、QPSK、16QAM(16Quadrature Amplitude Modulation:16値直交振幅変調)の3種類を使用可能とする。従って移動端末装置20が通信するときに制御可能となるパラメータは3つあり、それらは、使用サブキャリア(周波数信号と同じ)数(N−sub)、1次変調方式(ML)、セグメント内周波数信号数(LS−x、hLS−x、qLS−x:hはハーフ、qはクオーターを意味する)である。表1にそれぞれの組み合わせについて示す。
Figure 2009069630
表1は縦に使用サブキャリア数、横に1次変調方式を割り当て、領域Aから領域Iの9つの組み合わせがあることを示している。また、表中の領域の横に示す値は、その使用サブキャリア数、1次変調方式を選択した場合の1シンボルで送信可能なビット数を示している。例えば領域Bの場合、使用サブキャリア数は64、1次変調方式はQPSKとなり、1シンボルで送信できるビット数は128ビットとなる。本明細書中では、この1シンボルあたりの伝送ビット数を伝送レートと称する場合がある。また、領域の下段には使用可能なセグメント内周波数信号数を示している。使用するサブキャリア数が64の場合は、分割できないのでLS−64のみが使用可能となる。また、この配置により送信可能なビット数は変化しない。
サブキャリア総数64に対してLS−x、hLS−x、qLS−xを実施する際は、サブキャリアを64/xに分割し、その中からSINRの高いサブキャリアを選択するものとする。例えば、LS−4(あるいは、hLS−4、qLS−4)の場合、全サブキャリアを16個に分割する。そしてハーフレートを使用する場合は、SINRの高い8セグメントを、クオーターレートの場合は4セグメントを選択して使用するものとする。これは分割を簡単にするための前提であり、必然性があるものではない。
この配置の例を図1に示す。使用可能サブキャリア総数は64でありクオーターレートqLS−4の例である。この図では、サブキャリアを64/4すなわち各々が4本のサブキャリアからなる16の領域に分割し、網掛けで示したサブキャリア領域1、領域6、領域12、領域15においてサブキャリアが使用されている。各領域は4本のサブキャリアは4本のサブキャリアからなるので、この例では、16サブキャリアが使用されている。
この分割数、あるいは分割数によって決まるセグメント内周波数信号数に応じて選択するサブキャリア平均のSINRとPAPR特性が異なるが、分割数が多くなる、すなわちセグメント内周波数信号数が少なくなるに従いSINRは改善する傾向に、PAPR特性が劣化する傾向に変化する。即ちSINRとPAPR特性がトレードオフの関係になる。また、PAPR特性が劣化するという意味は、平均電力に対して高い瞬時電力の信号が出力される確率が高くなるということを意味する。
図2Aは、本発明における1次変調方式、使用サブキャリア数、セグメント内の周波数信号数を可変にすることのできるDFT−s−OFDM方式の移動端末装置(無線送信装置)20の構成を示す概略ブロック図である。移動端末装置20は、符号化部1、ディジタル変調部2、S/P変換部3、DFT部4、セグメント化部5、サブキャリア割り当て部6、IDFT部7、GI挿入部8、P/S変換部9、電力制御部10、D/A変換部11、RF部12、制御部13、受信部14を具備する。符号化部1は、入力された送信データに対して、誤り訂正などの符号化を行う。ディジタル変調部2は、符号化された送信データに対して、BPSKやQPSK(Quadrature Phase Shift Keying:4相位相偏移変調)などの1次変調を行う。S/P(Serial/Parallel)変換部3は、符号化、変調等が施された時間領域信号をDFT部4に入力するためにシリアル/パラレル変換を行う。DFT部(時間−周波数変換手段)4は、シリアル/パラレル変換された時間領域信号に離散フーリエ変換DFTを行い、周波数信号を生成する。セグメント化部5は、指定される周波数信号数毎に、DFT部4の出力した周波数信号についてセグメント化を行う。
サブキャリア割り当て部6は、セグメント化された周波数信号を、送信するサブキャリアに割り当てる。IDFT部(周波数−時間変換手段)7は、サブキャリアに割り当てられた周波数信号に逆離散フーリエ変換IDFTを行う。GI挿入部8は、IDFT部7の出力にシステムで規定されるガードインターバル(GI)を挿入する。P/S変換部9は、GI挿入部8の出力に対してパラレル/シリアル変換を行う。電力制御部10は、P/S変換部9が出力した信号の電力を制御する。ディジタル/アナログ(D/A)変換部11は、電力制御部10の出力に対しディジタル信号をアナログ信号に変換する。なお、IDFT部7、DFT部4などの空間変換においては、空間変換前後で総電力は変わらないものとしている。また、制御部13は、ディジタル変調部2、S/P変換部3、DFT部4、セグメント化部5、サブキャリア割り当て部6、電力制御部10に対して適応制御を行う。受信部14は、基地局装置30が送信したデータと伝搬路品質などの制御情報とを受信して、受信データを出力するとともに、制御情報を制御部13に入力する。
なお、図2に構成を示した本実施形態の移動端末装置20は、DFT−s−OFDM(3GPP寄書R1−050702“DFT-Spread OFDM with Pulse Shaping Filter in Frequency Domain in Evolved UTRA Uplink”参照)と呼ばれる公知の方式にて送信するが、DFT部2がフーリエ変換することにより周波数信号を生成する代わりに、各時間軸信号に異なる位相回転を与えることで周波数信号を生成するシングルキャリアCI法(The 17th Annual IEEE International Symposium on Personal, Indoor and Mobile Radio Communications(PIMRC'06)“MICROSCOPIC SPECTRUM CONTROL TECHNIQUE USING CARRIER INTERFEROMETRY FOR ONE CELLREUSE SINGLE CARRIER TDMA SYSTEMS”参照)と呼ばれる方式など、その他のスペクトラム制御シングルキャリア方式にて送信してもよい。以降の実施形態においても同様である。
また、制御部13が出力する制御情報Aは、ディジタル変調部2に対して1次変調方式を指定する情報である。制御部13が出力する制御情報Bは、S/P変換部3とDFT部4とに対して使用するサブキャリア数を指定する情報である。制御部13が出力する制御情報Cは、セグメント化部5に対してセグメント内周波数信号数を指定する情報である。
制御部13が出力する制御情報Dは、サブキャリア割り当て部6に対して基地局装置30等により指定された使用するサブキャリアを指定する情報である。制制御部13が出力する御情報Eは、電力制御部10に対して送信電力を制御する情報である。
図2Bは、移動端末装置20と通信する基地局装置30の構成を示す概略ブロック図である。基地局装置30は、送信部31、受信部32、制御部33、品質測定部34を具備する。送信部31は、入力された送信データおよび制御部33から受けた制御データを、アンテナを介して移動端末装置20に送信する。受信部32は、アンテナを介して移動端末装置20からの受信データと制御データとを受信して、受信データを出力するとともに、受信した制御データを制御部33に渡す。制御部33は、受信部32から受けた制御データに基づき、上りリンクおよび下りリンクのスケジューリングを行うとともに、品質測定部34から受けた各移動端末装置20のSINRを、その移動端末装置20へ送信するように送信部31に指示する。品質測定部34は、各移動端末装置20について各サブキャリアのSINRを測定して、制御部33に渡す。
[第1の実施形態]
本実施形態では、セグメント内周波数信号数を変えることにより実現できる適応制御について示す。説明を簡単にするため、制御情報AはBPSK、QPSKの2通りから選択するものとし、制御情報Bは32サブキャリアを使用で固定とする(使用可能サブキャリア総数64)。なお、制御情報Dすなわちサブキャリアの割り当ては、セグメント内周波数信号数に応じて後述のように適切に選択される。また、本実施形態では各サブキャリアのSINRが送信相手の基地局装置30より通知されるなどして、移動局装置20において既知であることを前提としている。従ってここでは、移動局装置20の制御部13が使用するサブキャリアを決定する場合を示すが、基地局装置30が使用するサブキャリアを決定し、この決定したサブキャリアを移動局装置20に通知するようにしてもよい。
まず、セグメント内周波数信号数32、16、8、1について、各々一番SINRがよいサブキャリアの組み合わせを制御部13が選択し、その時の選択したサブキャリアについて平均SINRであるhLS−xxbestをそれぞれhLS−32best、hLS−16best、hLS−8best、hLS−1bestとする。図3は、各セグメント内周波数信号数における最も平均SINRがよいサブキャリアの組み合わせの例を示す図である。横軸はサブキャリア番号を示す。サブキャリアは、サブキャリア1からサブキャリア64まである。ハーフレートでセグメント内信号数が8の場合について説明すると、32のサブキャリアが使用されるので、セグメントの数は4である。この例では、最初のセグメントは、サブキャリア1〜8を使用し、2番目のセグメントは21〜28を使用し、3番目のセグメントはサブキャリア41〜48を使用し、4番目のセグメントはサブキャリア53〜60を使用する。制御部13は、このような選択した組合せ各々について、hLS−xxbestを算出する。図3では、網掛けをしたサブキャリアが選択されたサブキャリアを表す。
この図からもわかるようにセグメント内周波数信号数が少ないほど、サブキャリアの選択の自由度は高い、すなわちhLS−xxbestは良い値となる可能性がある。次に、制御部13は、1次変調方式をQPSKとした場合の予め決められた目標とするビットエラーレートやパケットエラーレート(以降本明細書ではこれらを代表して「通信品質」という)を達成できるSINRであるCQ−tqpskと比較し、CQ−tqpskを越えるSINRを実現できるhLS−xxbestを選択する。
図4は、ある伝搬路におけるQPSKの誤り率特性の一例である。図4の横軸はSINR、縦軸は誤り率(ビットエラーレート)である。例えば、通信品質として、誤り率10−x2を目標とした場合、CQ−tqpskは、Y1(dB)となる。同様に、誤り率を10−x3を目標とした場合、CQ−tqpskはY2(dB)となる。このY1やY2との比較を行い、hLS−xxbestを選択する。なお、制御部13は、伝搬路における干渉応じて、図4に示すようなSINRに対する誤り率特性を算出するが、理論的に求められる信号雑音比SNRに対する誤り率特性(伝搬路の変動がなく白色ノイズのみが存在する場合の誤り率特性)を用いてもよい。
ただし、複数存在する場合はxxがより大きい値を示すhLS−xxbest、すなわちピーク対平均電力比PAPRがより確率的に小さいものを選択する。
CQ−tqpskを越えるhLS−xxbestが存在しない場合、1次変調方式をBPSKとした場合の目標CQ−tbpskとの比較を行う。そして同様にCQ−tbpskを越えるSINRを実現できるhLS−xxbestを選択する。ただし、複数存在する場合はxxがより大きい値を示すhLS−xxbest、すなわちピーク対平均電力比PAPRがより確率的に小さいものを選択する。
このようにして、セグメント内周波数信号数を示すxxを選択し、同時に1次変調方式を決定する。例えばCQ−tqpskに対してhLS−8bestが選択された場合は、制御部13から、制御情報AとしてはQPSKを選択することを示す制御情報が出力され、制御情報Cとしてはセグメント内周波数信号数を8とすることを示す制御情報が出力される。このように、目標となるSINRを保つことのできる1次変調方式の中でも、できるだけセグメント内周波数信号数が多いパラメータを設定することで、目標となるSINRを満たしながらPAPR特性がよい送信方法を選択できることになる。
PAPR特性がよい送信方法を選択することで、瞬時電力が高くなることを確率的に抑えることができるので、データに依存して瞬時電力が大きくなり電力増幅時の非線形歪みによって信号成分が劣化し通信品質が瞬時的に劣化する(送信するデータに依存して、誤りが発生する)ことや帯域外の通信へ信号が漏れこむことによる他の通信システム等への影響を抑えることができる。本実施形態では複数の移動端末装置20が同時に基地局装置30にFDM(Frequency Division Multiplex:周波数分割多重)でアクセスすることを前提としているため、帯域外への影響、すなわち他の移動端末装置20の送信帯域への影響を抑えることも可能となる。
図5は、制御部13における1次変調方式とセグメント内周波数信号数の決定に関するフローを示す図である。まず、制御部13が1次変調を初期化するステップであり、システム上最大の伝送レートを実現できる変調方式を選択し、変数mlに設定する(S1)。先に示した例の場合は、QPSKを設定する。次に、制御部13は、セグメント内周波数信号数であるxx毎にSINRが最高となるサブキャリアグループを選択し、その使用するサブキャリア全体の平均SINRをLS−xxbestに代入する(S2)。次に、制御部13は、変数mlに設定されている変調方式を使用するにあたり必要となるSINRを変数CQ−tmlに設定する(S3)。
変数CQ−tmlは必要となる通信品質に応じて決定され、本実施形態ではSINRで定義される。次に、制御部13は、hLS−xxbestに変数CQ−tmlを越えるSINRを持つものがあるか否かを判定する(S4)。ステップS4の判定にて越えるものがあると判定したときは、制御部13は、変数CQ−tmlを越える品質を持つhLS−xxbestの中から、セグメント内周波数信号数であるxxが最大であるものを選択し、そのセグメント内周波数信号数xxを変数Xに設定する(S5)。
そして、制御部13は、各制御情報を最終的に決める。すなわち、制御情報Aとして1次変調方式を表す変数mlを設定し、制御情報Cとしてセグメント内周波数信号数を表す変数Xを設定し、制御情報Dとして変数Xがセグメント内周波数信号数であるときのhLS−xxbestを算出する際に選択されたサブキャリアを表す情報を設定し、処理を終了する。一方、ステップS4の判定にて越えるものがないと判定したときは、制御部13は変数mlの設定内容から1次変調方式を変更することが可能か否かを判定する、すなわちステップS1およびS7にてこれまでに未設定の1次変調方式が有るときは可能と判定し、無いときは不可と判定する。
ステップS6にて、1次変調方式を変更可能と判定されたときは、制御部13は、これまでにステップS1およびS7にて未設定の1次変調方式の中から最大の伝送レートを実現できる1次変調方式を、変数mlに設定し、ステップS3に戻る(S7)。また、ステップS6にて、1次変調方式を変更不可と判定したときは、制御部13は、セグメント内周波数信号数を表す変数Xに1を設定し、X=1としてステップS9に遷移する(S8)。このステップS8は、これ以上パラメータを変更することはできないことを意味している。従って、ここでフローを中断し送信は行わない方法も考えられるが、ここでは、変数Xを1に設定することで、最もノイズや干渉に対して耐性の高い1次変調方式と、できるだけ品質のよいサブキャリアを選択することができるフルレートかつセグメント内周波数信号数が1のLS−1で通信を行うこととする。
ここではセグメント内周波数信号数は設定される全ての値を選択可能としているが、移動端末装置20の状況、例えば残留供給電力量や必要となる送信電力に応じて、制限をかけてもよい。供給電力量が少ない場合や、高送信電力が必要な場合は、増幅器において瞬時電力が大きい信号が入力されると出力が歪む確率が高くなる。このような場合は、セグメント内周波数信号数を1としない、即ちLS−1を使用しない等の制限をかけることで、通信品質を改善することができる。
本実施形態の最初にも示したが、図2に示す制御情報の決定は基地局装置30で行われるようにしてもよい。この場合、制御情報の決定を基地局装置30の制御部33にて行う場合も、該決定処理のフローは、図5に示すフローと同じであり、基地局装置30は、決定した各制御情報を下りリンクを通して、移動端末装置20に通知する。移動端末装置20の受信部14が該通知を受信し、制御部13は該通知が指定する値を各制御情報に設定する。
このように、セグメント内周波数信号数を、周波数信号を割り当てるサブキャリアのSINRに基づき、所定の通信品質を満たすことができ、かつ、最も良い伝送レートとなる値のうち、最も大きな値に決定する。このため、セグメント内周波数信号数は、最も良い通信効率を得られる範囲内で、最も大きな値となり、優れたピーク対平均電力比PAPR特性を得ることができる。従って、送信電力増幅時に、アンプの線形領域外を用いてしまうことで送信信号に歪みが生じることを防ぎ、さらに、他セルへの干渉波の発生を抑えることができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態において使用する移動端末装置、基地局装置は、第1の実施形態について図2A、図2Bを参照して説明したものと、次の点を除いて同じである。すなわち、移動端末装置においては、制御部の出力する制御情報C、Dが相違し、この点で制御部13に変更が加えられる。基地局装置についても同様である。この点を主に以下に説明する。第2の実施形態では表1に示すパラメータを選択する第1の実施形態とは別の方法について示す。従って、使用サブキャリア総数としては64(フル)、32(ハーフ)、16(クオーター)から選択可能であり、1次変調方式としても16QAM、QPSK、BPSKから選択可能である。また、セグメント内周波数信号数についても、表中に示す種類、すなわちLS−1、8、16、32、64がすべて使用可能とする。本実施形態では孤立セル(干渉があまりない状況)を想定する。この場合、SINRは主にノイズが支配的な要因となる。
予め決められた目標とする通信品質をErr−tとし、その場合、各1次変調方式に対して必要となる平均のSINRをそれぞれ、CQ−tbpsk、CQ−tqpsk、CQ−t16qamとする。
まず、各セグメント内周波数信号数に対して最高となる平均のSINRを算出する。フルレートの場合は、全てのサブキャリアを使用するので選択の余地がなく平均のSINRは一通りであり、これをLS−64bestとする。ハーフレートの場合は、セグメント内周波数信号数によって、最高となる平均のSINRが異なり、それぞれhLS−32best、hLS−16best、hLS−8best、hLS−1bestとする。クオーターレートの場合、ハーフレートと同様であり、qLS−16best、qLS−8best、qLS−1bestとする。第1の実施形態と同様に、以下に説明するパラメータの選択については、移動端末装置20内の制御部13か基地局装置30で行われる処理である。
各1次変調方式におけるターゲットとなる通信品質を満たすために必要となるSINR(以降、「所望SINR」という)とセグメント内周波数信号数毎に算出されたSINRを比較し、所望SINRを越える変調方式の組み合わせを選択する。一例として選択した結果を表2に示す。なお、表において2重線が引かれた組み合わせは所望SINRを満たせなかった組み合わせである。また、表2以降においてhLS−xxbestの表示においてbestは省略して示している。
Figure 2009069630
表2に示した候補として残った組み合わせの中から伝送レートが最も高い組み合わせを選択すると、通信品質Err−tを満たした上で、単位時間当たり最も多くのデータを送信できるので通信効率がよくなる。表2の場合、フル、QPSK、LS−64か、ハーフ、16QAM、hLS−1が該当する。ただし、選択した領域に複数の候補がある場合はhLS−xx、またはqLS−xx各々のうち、xxが最も大きな値を選択する。これは、PAPR特性はxxが大きい方が良いからである。表2では選択された領域に候補は1つしかないので、この操作は生じない。このどちらかを選択することになるが、孤立セルの場合、他のシステムへの影響を考慮する必要性はない。このような場合、各端末の判断基準により最適なパラメータ構成を選択することになる。
1つの方法としては1次変調の信号点数が少ない方式(16QAM(4ビット)よりはQPSK(2ビット)、QPSKよりはBPSK(1ビット))を選択する方法が考えられる。これは、1次変調の信号点数が少ない方が様々な有色ノイズに強いと考えられるためである。そこで、第1段階のSINRの比較において表2のような結果になった場合、結果的にはフルのQPSK、LS−64が選択される。図2における制御情報A(1次変調方式)としてはQPSK、制御情報B(サブキャリア数)としては64、制御情報C(セグメント内周波数信号数)としては64、制御情報D(サブキャリア)としては、LS−64bestを設定する際に使用したサブキャリアが設定される。
更にPAPR特性を考慮してパラメータを選択する方法も考えられる。この場合使用するサブキャリア総数が少ない場合、総送信電力(即ち平均電力)が少なくなることを考慮しなくてはならない。
このようにパラメータを選択することで、ターゲットにしている通信品質を確保しながら伝送レートを最大化し、PAPR特性の劣化を最小限に防ぐことが可能となる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態において使用する移動端末装置、基地局装置は、第1の実施形態について図2A、図2Bを参照して説明したものと、次の点を除いて同じである。すなわち、移動端末装置においては、制御部の出力する制御情報C、Dが相違し、この点で制御部13に変更が加えられる。基地局装置についても同様である。この点を主に以下に説明する。第3の実施形態では、1周波数繰り返しセルラシステムに適応制御を行うDFT−s−OFDM方式を使用する場合を示す。1周波数繰り返しセルラシステムとは同一の周波数帯域を全てのセルで使用する方式であり、周波数利用効率は高いものの、隣接するセルの信号による干渉の影響が問題となるシステムである。すなわち、SINRは干渉が支配的な要因となるシステムということができる。
本実施形態を説明するにあたり、使用するパラメータ等は第2の実施形態で示したものと同じである。第1および第2の実施形態と同様に、以下に説明するパラメータの選択については、移動端末装置20内の制御部13か基地局装置30で行われる処理である。
1周波数繰り返しセルラシステムでは近傍のセルに与える影響を考慮する必要がある。
従って、本実施形態では伝送レート、使用するサブキャリアの少ない順でパラメータを選択するとシステム全体の特性は改善される。
各1次変調方式における所望SINRとセグメント内周波数情報数毎に算出されたSINRを比較し、所望SINRを越える変調方式の組み合わせを選択する。一例として選択した結果を表3に示す。なお、表において2重線が引かれた組み合わせは所望SINRを満たせなかった組み合わせである。
Figure 2009069630
表3に示した候補として残った組み合わせの中から伝送レートが最も高い組み合わせを選択すると、Err−tを満たした上で、単位時間当たり最も多くのデータを送信できるので通信効率がよくなる。表3の場合、フル、BPSK、LS−64か、ハーフ、QPSK、hLS−1〜16、あるいはクオーター、16QAM、qLS−1の5の組み合わせが該当する。このうちどれを選択するかについては、先にも示したように、他セルへの影響を考慮すると、ビットあたりの送信電力の少ないパラメータ、即ち、サブキャリア数が少ないパラメータを選択するのが好ましい。
そこで、第1段階のSINRの比較において表3のような結果になった場合、結果的にはクオーターの16QAM、qLS−1が選択される。これは、伝送レートを優先し、次に使用するサブキャリア数の少なさを優先することで、システム全体としての通信効率が改善されるからである。図2における制御情報A(1次変調方式)としては16QAM、制御情報B(サブキャリア数)としては16、制御情報Cセグメント内周波数信号数としては1、制御情報D(サブキャリア)としては、qLS−1bestを設定する際に使用したサブキャリアが設定される。
このようなパラメータ選択方法をとると、各セルで使用するサブキャリア数を少なくするように制御されるため、セル間で互いに与える干渉を低くする結果になる。ターゲットにしている通信品質を確保しながら伝送レートを最大化し、また、他セルへの干渉を削減し、更にはPAPR特性の劣化を最小限に防ぐことが可能となる。
第2の実施形態では孤立セル、第3の実施形態では干渉の存在するセルであることを前提としたが、通信帯域内の干渉電力を推定し、推定した干渉電力を所定の閾値と比較することで、SINRの干渉電力への依存性は高いのか低いのかを判定して、第2の実施形態におけるパラメータ選択方法と第3の実施形態におけるパラメータ選択方法を適応的に切り替えるようにしてもよい。
[第4の実施形態]
第4の実施形態において使用する移動端末装置、基地局装置は、第1の実施形態について図2A、図2Bを参照して説明したものと、次の点を除いて同じである。すなわち、移動端末装置においては、制御部の出力する制御情報C、Dが相違し、この点で制御部13に変更が加えられる。基地局装置についても同様である。この点を主に以下に説明する。第2、第3の実施形態では、選択するパラメータに対して、送信電力を制御しない場合を示したが、その場合、ハーフレートあるいはクオーターレートでは、フルレートと比べて総送信電力が少なくなってしまう。第4の実施形態では送信電力が一定となるように制御される場合について示す。第1、第2、第3の実施形態と同様に、以下に説明するパラメータの選択については、移動端末装置20内の制御部13か基地局装置30で行われる処理である。
電力制御は図2の制御情報Eによって行われる。ハーフレートが選択された場合は、信号電力がフルレートの2倍になるように制御され、クオーターレートが選択された場合は信号電力がフルレートの4倍になるように制御される。
パラメータを選択する際、まず、各1次変調方式における所望SINRとセグメント内周波数情報数毎に算出されたSINRを比較し、所望SINRを越える変調方式の組み合わせを選択する。一例として選択した結果を表4に示す。本実施形態では送信電力を制御しているため、伝送レートが同じであれば1ビットあたりの送信信号電力は等しくなり、同じ伝送レートを有する領域の候補が最終選択候補として残っていく傾向が強くなる。表4に信号品質により選択されたパラメータの候補を示す。なお、表において2重線が引かれた組み合わせは所要伝搬路の品質を満たせなかった組み合わせである。
Figure 2009069630
表4に示した、これらの候補の中からどのパラメータを選択するかは、移動端末装置20の状況に応じて選択することになる。例えば、第2の実施形態に示したような孤立セルの場合は、ピーク対平均電力比PAPR特性のみを考慮してセグメント内周波数信号数が多い組み合わせを選択し、フル、BPSK、LS−64を選択するのが、適した選択となる。また、第3の実施形態に示したような1周波数繰り返しセルラシステムの場合は、他セルへの影響を考慮して使用するサブキャリア数の少ないクオーター、16QAMの選択が適している。更にセルエッジの移動端末装置20の場合は、送信電力増幅に用いるアンプをできるだけ効率よく使用したいので、PAPR特性のよいqLS−16bestが選択される。
また、電力供給残量が少ない移動端末装置20などは予めピーク対平均電力比PAPR特性の悪い組み合わせを選択候補から除くようにしてもよい。この場合、hLS−1、8やqLS−1、8を候補から除くため、フル、BPSK、LS−64bestとハーフ、QPSK、hLS−16best、32bestとクオーター、16QAM、qLS−16bestの4つからの選択となる。
図6は、本実施形態による第2の実施形態と第3の実施形態で示した処理を適応的に切り換えるフローチャートである。第2の実施形態と第3の実施形態はこのフローの一部を使用することで実現可能である。
まず、制御部13は、1次変調方式とセグメント内周波数信号数の組み合わせ毎に、平均のSINRが最もよくなるサブキャリアを選択し、その場合の平均のSINRをLS−xx、hLS-xx、qLS-xxに設定する(S21)。次に、制御部13は、当該移動端末装置20の特性への依存性の有無を判定する(S22)、すなわち前述の電力供給残量の多寡や送信電力増幅におけるアンプの使用効率など移動端末装置20個々の要因で、ピーク対平均電力比PAPR特性への耐性が有るか否かを判定する。例えば、電力供給残量が少なく、供給可能電力が予め決められた閾値より小さいときは、PAPR特性への耐性がないと判定する。または、送信電力が予め決められた閾値より大きく、ピーク時にアンプの線形領域を超えてしまうときは、PAPR特性への耐性がないと判定する。ここで、PAPR特性への耐性がないときは、特性への依存性があると判定する。ステップS22にてPAPR特性の劣化の影響を受けやすい、即ち依存性があると判定したときは、制御部13は、パラメータの組み合わせからPAPR特性の悪いLS−1、hLS−1、qLS−1を予め削除する(S23)。なお、ここでは、セグメント内周波数信号数が1の組み合わせを削除するとしたが、2以下や4以下など、セグメント内周波数信号数が、その他の予め決められた閾値以下の組み合わせを削除するとしてもよい。
ステップS22にて、PAPR特性への耐性がないと判定したとき、および、ステップS23の処理後、制御部13は、各1次変調方式mlに対応して要求される通信品質を満足するための平均SINRであるCQ−tmlを設定する(S25)。このCQ−tmlは1次変調方式により異なる値である。次に、制御部13は、CQ−tmlを満たさない候補を削除する(S26)。このステップS26の処理は、第2、3の実施形態を説明する表2、3において、表中の候補に2重取り消し線を引いて削除することに相当する。次に、制御部13は、設定した要求品質を満たす変調方式が存在する領域で最も伝送レートが高い領域を選択する(S27)。この段階では複数の領域が選択される可能性がある。
ここで領域とは、表中の領域A〜Iを指す。そして、選択された領域の中にもセグメント内周波数信号数に対応して複数の候補が残っている場合がある。
次に、制御部13は、ステップS27で選択された領域があるか否かを判定する(S28)。ここで、選択された領域がないと判定したときは、ステップS30に遷移して、制御部13は、全ての領域の中で伝送レートが最も低くなる領域を選択し、ステップS33に遷移する。一方、ステップS28で選択された領域があると判定したときは、制御部13は、移動端末装置20の通信環境が干渉依存か否かを判定する(S29)。この干渉依存か否かの判定は、例えば、干渉電力の絶対量が閾値以上か否かで判定する。また、このステップS29は、孤立セルか干渉セルがあるのかを判定してもよい。ステップS29にて通信環境が干渉依存であると判定されたときは、制御部13は、ステップS27で選択された領域の中から使用サブキャリア数が最小である領域を選択した後(S31)、ステップS33に遷移する。
また、ステップS29にて干渉依存性でないと判定されたときは、制御部13は、ステップS27で選択された領域の中から1次変調方式の多値数が少ない領域を選択した後(S32)、ステップS33に遷移する。この分岐は、第2の実施形態に相当する。ステップS33では、制御部13は、ステップS30、31、32のいずれかで選択された領域からセグメント内周波数信号数が最大のものを選択し、さらに選択した領域のレートに応じて電力制御を行ない、フローを終了する。
以下具体的な場合を代入する。この例として、使用可能なパラメータは表1に示したものであり、通信環境は1周波数繰り返し(干渉依存性が高い)であり、使用するサブキャリア数による送信電力制御を行うものであり、移動端末装置20はピーク対平均電力比PAPRの劣化に大きく影響されるという特性をもつものである場合を例にする。
このような場合、制御部13は、ステップS23でhLS−1、qLS−1の組み合わせをまず候補から削除する。ここで、SINRを比較した結果を表4に示す。ステップS27では、制御部13は、領域C、E、Gを残す。
次にステップS28では選択された領域があるのでステップS29に遷移し、ステップS29において干渉依存性が高いと判定するので、制御部13は、ステップS31で領域Gを選択する。この分岐は、第3の実施形態に相当する。そしてステップS33において、LS16を選択する。結果的には制御情報Aは16QAM、制御情報Bは16、制御情報Cは16となり、制御情報DはステップS21で算出のために使用されたサブキャリアが割り当てられる。
このような制御を行う事で、端末特性の依存度や他セルへの干渉を考慮しながら、伝送レートを最大化し、PAPR特性の劣化を最小限に抑えることが可能になる。
また、図2における符号化部1、ディジタル変調部2、S/P変換部3、DFT部4、セグメント化部5、サブキャリア割り当て部6、IDFT部7、GI挿入部8、P/S変換部9、電力制御部10、制御部13の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりこれらの各処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、スペクトラム制御シングルキャリア通信方式を上りリンクに用いる移動体通信システムに用いて好適であるが、これに限定されない。
【0005】
を選択する自由度が低いために、伝搬路品質の良好なサブキャリアを用いることができず、通信効率が劣化することがあるという問題がある。また、サブキャリアの伝搬路品質が良好で誤り率に余裕があるにも関わらず、充分に低いピーク対平均電力比PAPRが得られないために、増幅時に波形が歪み、他セルへの干渉波を発生させてしまい、システム全体の通信効率が劣化することがあるという問題がある。
[0011]
解決しようとする問題点は、優れた通信効率とPAPR特性を得られる無線通信システム、無線送信装置、無線通信方法およびプログラムを提供するという点である。
課題を解決するための手段
[0012]
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の無線通信システムは、1次変調した信号を周波数信号に変換し、該変換された周波数信号を周波数領域に配置して通信する無線通信システムであって、前記周波数信号をセグメントに分割して配置する際の周波数位置、前記1次変調の方式を、所定の通信品質を満たすように選択して通信を行うことを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記セグメントに分割して配置する際の周波数位置、前記1次変調の方式のうち、少なくとも1つを伝搬路品質に基づき選択することを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記セグメントに分割して配置する際に、セグメント数を選択することを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記周波数位置を選択する際に、前記周波数信号を配置するサブキャリア数を決定することを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述のいずれかの無線通信システムであって、前記所定の通信品質を満たす選択候補が複数あるときは、伝送速度が最も大きな選択候補を選択することを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記セグメント数を選択する際の選択候補には、分割しない場合が含まれることを特徴とする。)
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記セグメント数を選択する際に、送信電力、送信信号のピーク対平均電力比特性および送信側の残存供給電力量のうち、少なくとも1つに基づき選択することを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記所定の通信品質を満たす選択候補が複数あるときは、前記周波数信号をセグメントに分割する際のセグメント数が最も小さな選択候補を選択することを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記サブキャリア数を選択する際に、同じ送信電力となる組合せであって、前記周波数位置と、1次変調の方式と、サブキャリア数との組合せのうち、伝送速度が最も大きくなる組合せの選択候補を選択することを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記周波数信号を配置するサブキャリア数を、干渉電力に基づき選択することを特徴とする。(10)
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記所定の通信品質を満たす選択候補が複数あるときは、前記サブキャリア数が少ない選択候補を優先して選択することを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、1次変調した信号を周波数信号に変換し、該変換された周波数信号各々をサブキャリアに割り当てて送信する無線送信装置と該無線送信装置が送信した信号を受信する無線受信装置とを有する無線通信システムにおいて、前記無線送信装置または前記無線受信装置は、前記周波数信号をセグメント内周波数信号数の前記周波数信号からなるセグメント毎に分割する際、該セグメント内周波数信号数に、前記周波数信号を割り当てるサブキャリアの伝搬路品質に基づき、所定の通信品質を満たす値を選び、制御情報とする制御部を具備し、前記無線送信装置は、前記セグメントを構成する周波数信号数が前記制御部にて制御情報として選ばれたセグメント内周波数信号数となるように、前記周波数信号をセグメント化し、各セグメントを構成する前記周波数信号を連続したサブキャリアに割り当てる割り当て部を具備することを特徴とする。
[0013]
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記制御部は、前記セグメント内周波数信号数に加えて、前記周波数信号を割り当てるサブキャリア数、または、前記1次変調の方式のうち、少なくともいずれか1つのパラメータの値であって、前記周波数信号を割り当てるサブキャリアの伝搬路品質に基づき、前記所定の通信品質を満たす値を制御情報として選ぶことを特徴とする。
[0014]
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記制御部は、前記周波数信号を割り当てるサブキャリア数を少なくとも含む前記パラメータおよび前記セグメント内周波数信号数の取り得る値の組み合わせの中から、干渉波の
【0009】
発明を実施するための最良の形態
[0026]
以下の実施形態においては、スペクトラム制御シングルキャリア方式の一例であるDFT−s−OFDM方式が、セルラの上りリンク(移動端末装置20から基地局装置30への通信)に使用される。そして、基地局装置30では各移動端末装置20のサブキャリア毎のSINR(Signal to Interference plus Noise Power Ratio:信号電力対干渉および雑音電力比)が何らかの方法で測定できるものとする。その一例としては、一定周期で帯域全てのサブキャリアのSINRが測定可能な基地局装置30で既知の信号を、移動端末装置20が送信する方法がある。また、本実施形態はSINRを基準として変調方式の選択などを行うことを前提としているが、これに限るものではなくSNR(Signal to Noise Power Ratio:信号電力対雑音電力比)やこれに相当する伝搬路品質を表わす他のパラメータを使用してもよい。
[0027]
以下の実施形態では、DFT−s−OFDM方式に使用できるサブキャリア総数は384本とし、移動端末装置20は64本のサブキャリアを単位としてアクセスする。即ち同時アクセス可能な移動端末装置20の最大数は6となる。移動端末装置20は、通常は64の周波数信号すなわち全てのサブキャリアを使用する(フルレートあるいは単に「フル」という)。64の周波数信号のうち、32の周波数信号すなわち32のサブキャリアを使用するハーフレート(あるいは単に「ハーフ」という)、16の周波数信号すなわち16サブキャリアを使用するクオーターレート(あるいは単に「クオーター」という)では、周波数信号をセグメント分割することが可能となる。ただし、分割する際、セグメント内の周波数信号数は同一とする。以下の実施形態では、ハーフレートおよびクオーターレートの際には、セグメント内の周波数信号数を1、8、16とするLS−1、LS−8、LS−16を使用可能とする。更にハーフレートに関しては、LS−1、LS−8、LS−16の他に、セグメント内の周波数信号数が32のLS−32も使用可能とする。ただし、以上は単なる例示であり、これに限定されない。
[0028]
ハーフレート、クオーターレートにおいて、使用されないサブキャリアは他の移動端末装置20が使用することはなく、ヌルキャリア(使用しないサブキャリア)となる。すなわち、ハーフレートおよびクオーターレートの際には、64本のサブキャリアのうち、32本または16本のみに周波数信号を割り当てるが、残りのサブキャリアについて、周波

Claims (11)

  1. 1次変調した信号を周波数信号に変換し、該変換された周波数信号各々をサブキャリアに割り当てて送信する無線送信装置と該無線送信装置が送信した信号を受信する無線受信装置とを有する無線通信システムにおいて、
    前記無線送信装置または前記無線受信装置は、
    前記周波数信号をセグメント内周波数信号数の前記周波数信号からなるセグメント毎に分割する際、該セグメント内周波数信号数に、前記周波数信号を割り当てるサブキャリアの伝搬路品質に基づき、所定の通信品質を満たす値を選び、制御情報とする制御部
    を具備し、
    前記無線送信装置は、
    前記セグメントを構成する周波数信号数が前記制御部にて制御情報として選ばれたセグメント内周波数信号数となるように、前記周波数信号をセグメント化し、各セグメントを構成する前記周波数信号を連続したサブキャリアに割り当てる割り当て部
    を具備することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記制御部は、前記セグメント内周波数信号数に加えて、前記周波数信号を割り当てるサブキャリア数、または、前記1次変調の方式のうち、少なくともいずれか1つのパラメータの値であって、前記周波数信号を割り当てるサブキャリアの伝搬路品質に基づき、前記所定の通信品質を満たす値を制御情報として選ぶことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記制御部は、前記周波数信号を割り当てるサブキャリア数を少なくとも含む前記パラメータおよび前記セグメント内周波数信号数の取り得る値の組み合わせの中から、干渉波の電力量が増加するに従い、前記サブキャリア数が少なくなるように組み合わせを選択し、制御情報とすることを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記制御部は、前記周波数信号を割り当てるサブキャリア数を少なくとも含む前記パラメータおよび前記セグメント内周波数信号数の取り得る値の組み合わせの中から、前記所定の通信品質を満たし、かつ、伝送速度が最大となる組み合わせを選択し、前記無線送信装置から前記無線受信装置への信号に対する干渉波の電力量が所定の値より大きいときは、選択した前記組み合わせのうち、前記周波数信号を割り当てるサブキャリア数が最も少ない組み合わせの中から制御情報を選ぶことを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  5. 前記制御部は、前記1次変調の方式を少なくとも含む前記パラメータおよび前記セグメント内周波数信号数の取り得る値の組み合わせから前記所定の通信品質を満たし、かつ、伝送速度が最大となる組み合わせを選択し、前記無線送信装置から前記無線受信装置への信号に対する干渉波の電力量が所定の値より小さいときは、選択した前記組み合わせのうち、前記1次変調の方式の変調多値数が最も少ない組み合わせの中から制御情報を選ぶことを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  6. 前記制御部は、選んだ前記値のうち、前記セグメント内周波数信号数が最大となる値を制御情報として選ぶことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの項に記載の無線通信システム。
  7. 前記制御部は、前記無線送信装置の送信電力が予め決められた閾値より大きいときは、前記セグメント内周波数信号数が予め決められた閾値より小さい値の組み合わせを、制御情報として選ぶ対象から除くことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの項に記載の無線通信システム。
  8. 前記制御部は、前記無線送信装置の供給可能電力が予め決められた閾値より小さいときは、前記セグメント内周波数信号数が予め決められた閾値より小さい値の組み合わせを、制御情報として選ぶ対象から除くことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの項に記載の無線通信システム。
  9. 1次変調した信号を周波数信号に変換し、該変換された周波数信号各々をサブキャリアに割り当てて送信する無線送信装置において、
    前記周波数信号をセグメント内周波数信号数の前記周波数信号からなるセグメント毎に分割する際、該セグメント内周波数信号数に、前記周波数信号を割り当てるサブキャリアの伝搬路品質に基づき、所定の通信品質を満たす値を選び、制御情報とする制御部と、
    前記セグメントを構成する周波数信号数が前記制御部にて制御情報として選ばれたセグメント内周波数信号数となるように、前記周波数信号をセグメント化し、各セグメントを構成する前記周波数信号を連続したサブキャリアに割り当てる割り当て部と
    を具備することを特徴とする無線送信装置。
  10. 1次変調した信号を周波数信号に変換し、該変換された周波数信号各々をサブキャリアに割り当てて送信する送信側と該送信側が送信した信号を受信する受信側とを有する無線通信システムにおける無線通信方法において、
    前記送信側または前記受信側が、前記周波数信号をセグメント内周波数信号数の前記周波数信号からなるセグメント毎に分割する際の該セグメント内周波数信号数に、前記周波数信号を割り当てるサブキャリアの伝搬路品質に基づき、所定の通信品質を満たす値を選び、制御情報とする第1の過程と、
    前記送信側が、前記セグメントを構成する周波数信号数が前記第1の過程にて制御情報として選ばれたセグメント内周波数信号数となるように、前記周波数信号をセグメント化し、各セグメントを構成する前記周波数信号を連続したサブキャリアに割り当てる第2の過程と
    を備えることを特徴とする無線通信方法。
  11. 1次変調した信号を周波数信号に変換し、該変換された周波数信号各々をサブキャリアに割り当てて送信する無線送信装置が具備するコンピュータを、
    前記周波数信号をセグメント内周波数信号数の前記周波数信号からなるセグメント毎に分割する際の該セグメント内周波数信号数に、前記周波数信号を割り当てるサブキャリアの伝搬路品質に基づき、所定の通信品質を満たす値を選び、制御情報とする制御部
    として機能させるためのプログラム。
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