JP5392667B2 - 通信システム、送信装置、受信装置及び通信方法 - Google Patents

通信システム、送信装置、受信装置及び通信方法 Download PDF

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本発明は、通信システム、送信装置、受信装置及び通信方法に関する。
近年、次世代移動体通信システムの研究が盛んに行われ、システムの周波数利用効率を高めるための方式として、各セルが同じ周波数帯域を使用する1周波数繰り返しセルラシステムが提案されている。
下りリンク(基地局装置(送信装置)から移動局装置(受信装置)への通信)においては、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplex Access:直交周波数多元接続)方式が最も有力な候補となっている。
OFDMA方式は、情報データに64QAM(64−Quadrature Amplitude Modulation:64値直交振幅変調)やBPSK(Binary Phase Shift Keying:2相位相変調)などの変調をかけたOFDM信号を用いて、時間軸と周波数軸で構成されるアクセス単位であるリソースブロックを複数の移動局装置で分割して通信を行うシステムである。
OFDM信号を使用するため、非常にPAPR(Peak to Average Power Ratio:ピーク対平均電力比)が高くなることがあり、高いピーク電力が、送信電力増幅機能に比較的余裕のある下りリンクの通信においては大きな問題とはならないが、送信電力増幅機能に余裕のない上りリンク(移動局装置から基地局装置への通信)では致命的な問題となってしまう。
そこで、上りリンクの通信においては、PAPR特性がが比較的優れているシングルキャリアの通信方式が提案されている。その1つがDFT−s−OFDM(Discrete Fourier Transform−spread−OFDM:離散フーリエ変換拡散OFDM)である(非特許文献1)。
図10は、従来から知られている移動局装置500の構成を示す概略ブロック図である。この移動局装置500では、入力された送信データを符号化部111が誤り訂正符号化し、さらにBPSKなどの変調を施して生成した時間軸信号をS/P(Serial/Parallel:シリアル/パラレル)変換部101により並列信号に変換した後に、DFT(Discrete Fourier Transform:離散フーリエ変換)部102にてフーリエ変換することより時間軸信号を周波数信号に変換し、変換された周波数信号をサブキャリア割り当て部104を介することにより、後述する規則に従ってIDFT(Inverse Discrete Fourier Transform:逆離散フーリエ変換)部105に出力する。
IDFT部105では、入力がないIDFTポイントには0を挿入し、逆離散フーリエ変換することにより時間波形を得る。これらの時間波形を次にGI(Guard Interval:ガードインターバル)挿入部106を介することにより、ガードインターバルを挿入し、次にP/S(Parallel/Serial:パラレル/シリアル)変換部107により直列信号に変換する。
この信号は、D/A(Digital/Analog:ディジタル/アナログ)変換部108によりアナログ信号に変換され、RF(Radio Frequency:無線周波数)部109により無線周波数帯域信号にさらにアップコンバートされて、アンテナA3を介して基地局装置に送信される。
複数のユーザのデータを多重するシステムでは離散フーリエ変換のポイント数より逆離散フーリエ変換のポイント数の方を大きくして、0入力されたサブキャリアは他の移動局装置によって使用される。
このように生成されたデータはシングルキャリアの変調と同等であり、PAPR特性は優れている。しかも、離散フーリエ変換により周波数波形を一旦作っているため、周波数軸の制御が容易にできるといった利点がある。
この周波数配置の規則として2つの方法が提案されている。1つはローカライズド(Localized:以降「L配置」という)という方式であり、もう1つはディストリビューティッド(Distributed:以降「D配置」という)という方式である。
図11(a)及び図11(b)は、従来から知られている移動局装置500のIDFT部105の処理を説明するための図である。
図11(a)は、IDFT部105がL配置を用いる場合を示している。L配置は、離散フーリエ変換後の周波数データを、IDFT部105の入力にその配置を変えずに連続して割り当てる方式である。
図11(b)は、IDFT部105がD配置を用いる場合を示している。D配置は、離散フーリエ変換後の周波数データを、IDFT部105の入力に一定間隔でばらして割り当てる方式である。
L配置ではユーザ間で適切な周波数帯域を選択することで得られるダイバーシチ効果、即ちユーザダイバーシチ効果を得ることできる。D配置では、周波数帯域を広く使用することから、周波数ダイバーシチ効果を得ることができる。
しかしながら、両方式とも通信に最適なサブキャリアを選択しているわけではなく、特に周波数選択性が強い伝搬路環境、他セルからの干渉信号が多い環境においては、十分な性能が得られない。
一方で同様の上りリンクの通信方式としてシングルキャリアCI(Carrier Interferometry)法も提案されている(非特許文献2)。この方式もDFT−s−OFDMと同じ信号生成方法により、送信信号を生成することが可能である。この非特許文献2には、前述の配置規則に対して柔軟な配置規則が提案されている。
これは、図10におけるDFT部102から出力される周波数信号を数本のサブキャリアにブロック(セグメント)化し、IDFT部105に入力する際、他のセルからの影響の少ないサブキャリアを選択して配置する方法である(以降LS配置と定義する)。
この方法では、先に示したL配置に対して、より通信精度の高いサブキャリアを選択することが可能となる。また、セグメント内の周波数信号数を多くすることで、PAPR特性の劣化を、軽減することが可能となる。
また、このセグメント内の周波数信号数を1とした場合、最適なサブキャリアを選択することが可能となるが(ここでは、IDFT部105へ入力する際に、ランダムな位置関係で配置されることからR配置と定義する)、PAPRは特性が劣化する。
図12は、従来から知られている移動装置500からの出力信号のPAPR特性の一例を示す図である。図12において、横軸はシンボル毎のPAPR(dB)であり、縦軸は累積分布(%)である。
ただし、離散フーリエ変換のポイント数は16であり、逆離散フーリエ変換のポイント数は64であり、時間軸のデータをBPSKで変調した場合を示している。
図12において、LはL配置、DはD配置、RはR配置であり、SはLS配置の一例である。LS配置において、1セグメント内の周波数信号数は4としている。
図12から分かるように、L配置、D配置はPAPR特性に差はない。また、R配置が最もPAPR特性が悪く、LS配置の特性はL(D)配置とR配置のほぼ中間の分布になっている。
図13(a)〜図13(e)は、移動局装置500が使用するサブキャリアを示す図である。図13(a)〜図13(e)において、横軸は周波数である。
図13(a)は、移動局装置500が使用できるサブキャリアの候補を示している。ここでは、移動局装置500が、1番目〜64番目のサブキャリアを使用することができる。
図13(b)は、移動局装置500がL配置を用いる場合に使用するサブキャリアの一例を示しており、図12のL配置(L)に対応している。ここでは、移動局装置500が、1番目〜16番目のサブキャリアを使用する。
図13(c)は、移動局装置500がD配置を用いる場合に使用するサブキャリアの一例を示しており、図12のD配置(D)に対応している。ここでは、移動局装置500が、1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、49、53、57、61番目のサブキャリアを使用する。
図13(d)は、移動局装置500がR配置を用いる場合に使用するサブキャリアの一例を示しており、図12のR配置(R)に対応している。ここでは、移動局装置500が、1、5、7、10、18、21、25、29、36、38、43、44、49、53、56、62番目のサブキャリアを使用する。このR配置は周波数選択ダイバーシチ効果が最も高い配置であり、PAPR特性を考慮しなくてよいシステムでは、通信特性が最もよくなる配置である。
図13(e)は、移動局装置500がLS配置を用いる場合に使用するサブキャリアの一例を示しており、図12のLS配置(S)に対応している。ここでは、移動局装置500が、1〜4、14〜17、25〜28、49〜52番目のサブキャリアを使用する。
次にLS配置において、セグメント内に含まれる周波数信号数すなわちサブキャリア数を変えた場合のPAPR特性について説明する。
図14は、従来から知られている移動局装置500からの出力信号のPAPR特性の一例を示す図である。図14において、横軸はシンボル毎のPAPR(dB)であり、縦軸は累積分布(%)である。
図14において、S1はLS配置の場合であってセグメント内サブキャリア数が1の場合(LS1配置、R配置と同等)を示しており、S2はLS配置の場合であってセグメント内サブキャリア数が2の場合(LS2配置)を示しており、S4はLS配置の場合であってセグメント内サブキャリア数が4の場合(LS4配置)を示しており、S8はLS配置の場合であってセグメント内サブキャリア数が8の場合(LS8配置)を示しており、S16はLS配置の場合であってセグメント内サブキャリア数が16の場合(LS16配置)を示している。
図14から分かるように、セグメント内の周波数信号数が多くなるに従って、PAPR特性は改善される。
図15(a)〜図15(e)は、移動局装置500が使用するサブキャリアを示す図である。図15(a)〜図15(e)において、横軸は周波数である。
図15(a)は、移動局装置500がLS16配置を用いる場合に使用するサブキャリアの一例を示しており、図14のLS16配置(S16)に対応している。ここでは、移動局装置500が、1番目〜16番目のサブキャリアを使用する。
図15(b)は、移動局装置500がLS8配置を用いる場合に使用するサブキャリアの一例を示しており、図14のLS8配置(S8)に対応している。ここでは、移動局装置500が、10〜17、45〜52番目のサブキャリアを使用する。
図15(c)は、移動局装置500がLS4配置を用いる場合に使用するサブキャリアの一例を示しており、図14のLS4配置(S4)に対応している。ここでは、移動局装置500が、1〜4、14〜17、25〜28、40〜52番目のサブキャリアを使用する。
図15(d)は、移動局装置500がLS2配置を用いる場合に使用するサブキャリアの一例を示しており、図14のLS2配置(S2)に対応している。ここでは、移動局装置500が、4、5、7、8、18、19、25、26、36、37、43、44、49、50、61、62番目のサブキャリアを使用する。
図15(e)は、移動局装置500がLS1配置を用いる場合に使用するサブキャリアの一例を示しており、図14のLS1配置(S1)に対応している。ここでは、移動局装置500が、1、5、7、10、18、21、25、29、36、38、43、44、49、53、56、62番目のサブキャリアを使用する。
なお、DFT−s−OFDM法やCI法のように、マルチキャリア信号を生成するような方法で、シングルキャリアの信号を生成し、生成されるスペクトルを制御して通信する方法を総称して、スペクトラム制御シングルキャリア(SC^2:Spectrum Controlled Single Carrier)通信と称する。
3GPP R1−050702 "DFT−Spread OFDM with Pulse Shaping Filter in Frequency Domain in Evolved UTRA Uplink" NTT DoCoMo The 17th Annual IEEE International Symposium on Personal、Indoor and Mobile Radio Communications(PIMRC’06) "MICROSCOPIC SPECTRUM CONTROL TECHNIQUE USING CARRIER INTERFEROMETRY FOR ONE−CELL REUSE SINGLE CARRIER TDMA SYSTEMS" 大阪大学
しかしながら、従来の技術のように周波数選択ダイバーシチ利得のみに注目し使用する周波数配置を決定するとPAPR特性が劣化し、アナログ回路の非直線成分(例えば、増幅器の飽和特性)のために大電力で移動局装置から基地局装置に送信しようとする時に出力信号が歪み、帯域外に電波が漏れる問題や通信効率が低下するといった問題がある。一方でPAPR特性のみに着目してセグメント内のサブキャリア数を決定すると、PAPR特性は所望の特性を維持できるものの周波数選択ダイバーシチ利得を確保しにくく、送信装置である移動局装置と受信装置である基地局装置との間の通信効率が低下するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、送信装置と受信装置との間の通信効率を向上させることができる通信システム、送信装置、受信装置及び通信方法を提供することにある。
(1) 本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による通信システムは、送信装置と受信装置とを備える通信システムであって、前記送信装置は、送信データを離散フーリエ変換する離散フーリエ変換部と、離散フーリエ変換後のデータをセグメント化するセグメント化部と、前記受信装置との間の伝搬路の周波数変動が小さいときほど1つのセグメント化されたデータに対して多くのサブキャリアを割り当てるサブキャリア割当部と、サブキャリアに割り当てられたデータを逆離散フーリエ変換する逆離散フーリエ変換部と、前記逆離散フーリエ変換して得られた送信データを前記受信装置に送信する送信部とを備え、前記受信装置は、前記送信部が送信した送信データを受信する受信部を備える。
(2) また、本発明の一態様による通信システムは、送信装置と受信装置とを備える通信システムであって、前記受信装置は、前記送信装置との間の伝搬路の周波数変動が小さいときほど1つのセグメント内に多くのサブキャリアを割り当てることを決定するサブキャリア割当決定部と、前記サブキャリア割当決定部が決定した割当情報を前記送信装置に通知する通知部とを備え、前記送信装置は、送信データを離散フーリエ変換する離散フーリエ変換部と、離散フーリエ変換後のデータをセグメント化するセグメント化部と、前記通知部から通知される割当情報に基づいてセグメント化されたデータをサブキャリアに割り当てるサブキャリア割当部と、サブキャリアに割り当てられたデータを逆離散フーリエ変換する逆離散フーリエ変換部と、前記逆離散フーリエ変換して得られた送信データを前記受信装置に送信する送信部と、を備える。
(3) また、本発明の一態様による送信装置は、受信装置と通信する送信装置であって、
送信データを離散フーリエ変換する離散フーリエ変換部と、離散フーリエ変換後のデータをセグメント化するセグメント化部と、前記受信装置との間の伝搬路の周波数変動が小さいときほど1つのセグメント化されたデータに対して多くのサブキャリアを割り当てるサブキャリア割当部と、サブキャリアに割り当てられたデータを逆離散フーリエ変換する逆離散フーリエ変換部と、前記逆離散フーリエ変換して得られた送信データを前記受信装置に送信する送信部と、を備える。
(4) また、本発明の一態様による送信装置の前記サブキャリア割当部は、更に前記送信データを送信する際の送信電力が大きいほど1つのセグメント内に多くのサブキャリアを割り当てる。
(5) また、本発明の一態様による受信装置は、送信データを離散フーリエ変換し、離散フーリエ変換後のデータをセグメント化し、セグメント化されたデータをサブキャリアに割り当てる送信装置と通信する受信装置であって、前記送信装置との間の伝搬路の周波数変動が小さいときほど1つのセグメント内に多くのサブキャリアを割り当てることを決定するサブキャリア割当決定部と、前記サブキャリア割当決定部が決定した割当情報を前記送信装置に通知する通知部と、を備える。
(6) また、本発明の一態様による通信方法は、送信装置と受信装置とを用いた通信方法であって、前記送信装置は、送信データを離散フーリエ変換する離散フーリエ変換過程と、離散フーリエ変換後のデータをセグメント化するセグメント化過程と、前記受信装置との間の伝搬路の周波数変動が小さいときほど1つのセグメント内に多くのサブキャリアを割り当てるサブキャリア割当過程と、サブキャリアに割り当てられたデータを逆離散フーリエ変換する逆離散フーリエ変換部と、前記逆離散フーリエ変換して得られた送信データを前記受信装置に送信する送信過程と、を有し、前記受信装置は、前記送信過程で送信された送信データを受信する受信過程を有する。
(7) また、本発明の一態様による通信方法は、送信装置と受信装置とを用いた通信方法であって、前記受信装置は、前記送信装置との間の伝搬路の周波数変動が小さいときほど1つのセグメント内に多くのサブキャリアを割り当てることを決定するサブキャリア割当決定過程と、前記サブキャリア割当決定過程で決定した割当情報を前記送信装置に通知する通知過程と、を有し、前記送信装置は、送信データを離散フーリエ変換する離散フーリエ変換部と、離散フーリエ変換後のデータをセグメント化するセグメント化部と、前記通知過程で通知される割当情報に基づいてセグメント化されたデータをサブキャリアに割り当てるサブキャリア割当過程と、サブキャリアに割り当てられたデータを逆離散フーリエ変換する逆離散フーリエ変換過程と、前記逆離散フーリエ変換して得られた送信データを前記受信装置に送信する送信過程と、を有する。
本発明の通信システム、送信装置、受信装置及び通信方法では、伝搬路の周波数変動が小さいほど1つのセグメント内に多くのサブキャリアを割り当てるようにしたため、送信装置と受信装置との間の通信効率を向上させることができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
以下の実施形態においては、前述のスペクトラム制御シングルキャリアSC^2方式はセルラの上りリンク(移動局装置から基地局装置への通信)に使用され、移動局装置はサブキャリア単位のFDM(Frequency Division Multiplex:周波数分割多重)かつTDM(Time Division Multiplex:時間分割多重)で基地局装置にアクセスする。
そして、基地局装置では各移動局装置のサブキャリア毎のSNR(Signal to Noise Power Ratio:信号電力対干渉および雑音電力比)を何らかの方法で測定する。その測定方法の一例として、移動局装置が一定周期で周波数帯域全てのサブキャリアのSNRが測定可能な基地局装置で既知の信号を送信する方法を用いることができる。
また、基地局装置は、移動局装置から基地局装置までの伝搬路の周波数選択性フェージングに関する情報を何らかの方法で測定する。ここで周波数選択性とは、使用する帯域中における周波数領域での伝搬路の変動を示す指標を意味している。以下の実施形態では周波数選択性フェージングに関する情報として遅延分散を使用する場合について説明する。周波数選択性フェージングと遅延分散の関係は、遅延分散が大きくなると周波数選択性の度合いが大きくなり(即ち、周波数領域で伝搬路が激しく変動する)、小さくなると周波数選択性の度合いは小さくなる(即ち、周波数領域で伝搬路の変動がゆるやかになる)。
遅延分散の測定方法の一例として、復調時に使用する伝搬路の周波数応答を離散フーリエ変換によりインパルス応答に変換し、出力ポイントにおいて一定電力以上の信号を有効遅延波とみなし、遅延分散を計算する方法を用いることができる。
以下の実施形態では使用できるサブキャリア総数は384本とし、移動局装置は32本のサブキャリアを使用してアクセスする。即ち最大同時アクセス数である移動局装置数は12となる。
ただし、1セグメント内の周波数信号数は移動局装置毎に異なり、32(分割しない、L配置相当)、16、4、1(R配置相当)から選択する。以下の実施形態では説明を簡単にするために、配置が同じ端末をグルーピングして帯域に割り当てるものとする。即ち、384サブキャリアのうち、サブキャリア1から96はセグメント内サブキャリア数が32の端末、97から192は16の端末、193から288は4の端末、289から384は1の端末がアクセスするものとする。またこの4つの領域をサブチャネルと称する。ただし、このサブチャネル化に関する概念は必然性があるものではない。
以下の実施形態では、セグメント内の周波数信号数を、移動局装置毎また通信システムにより適応的に変化させる。
[第1の実施形態]
始めに、本発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態では、上りリンクにおいてSC^2方式の周波数制御を行うことのできる移動局装置について説明する。本発明の第1の実施形態による通信システムは、移動局装置100と基地局装置300とを備えている。
図1は、本発明の第1の実施形態による移動局装置100の構成を示す概略ブロック図である。移動局装置100(受信装置とも称する)は、符号化部13、S/P変換部1、DFT部2、セグメント化部3、サブキャリア割り当て部4、IDFT部5、GI挿入部6、P/S変換部7、D/A変換部8、RF部9、制御部10、受信部70、アンテナA1を備えている。
図1において、符号化部13は、入力された送信データに対して、誤り訂正などの符号化を行い、さらに、BPSKやQPSKなどの変調を行って時間軸信号を生成し、S/P変換部1に出力する。
S/P変換部1は、符号化等が施された時間軸信号をシリアル/パラレル変換し、DFT部2に出力する。
DFT部2は、時間軸信号に離散フーリエ変換を行い、周波数信号を生成してセグメント化部3に出力する。
セグメント化部3は、制御部10からの制御情報C1により指定される周波数信号数毎にセグメント化を行い、サブキャリア割り当て部4に出力する。セグメント化部3には、制御情報C1として、セグメント内の周波数信号数がフレーム単位等で入力される。
サブキャリア割り当て部4は、送信するサブキャリアにセグメント化された周波数信号を割り当て、IDFT部5に出力する。
IDFT部5は、サブキャリアに割り当てられた周波数信号に逆離散フーリエ変換を行い、切り替え部11に出力する。
パイロット信号生成部12は、同期や伝搬路推定のためにデータの送信に先立って送信するパイロット信号を生成し、切り替え部11に出力する。
切り替え部11は、パイロット信号生成部12から出力される信号と、IDFT部5から出力される信号のどちらをGI挿入部6に出力するかを切り替える。切り替えは制御部10によって行われ、データの送信を開始する際にパイロット信号を必要な分だけ出力されるように制御される。
基地局装置はこのパイロット信号を受信し、伝搬路の遅延分散と各サブキャリアのSNRの測定を行う。
GI挿入部6は、切り替え部11から出力される信号に、通信システムで規定されるガードインターバル(GI)を挿入し、P/S変換部7に出力する。
P/S変換部7は、GI挿入部6から出力される信号に対して、パラレル/シリアル変換を行い、D/A変換部8に出力する。
D/A変換部8は、P/S変換部7から出力されたディジタル信号をアナログ信号に変換し、RF部9に出力する。
なお、移動局装置100は、DFT−s−OFDMと呼ばれる方式にて信号を基地局装置に送信するが、DFT部2がフーリエ変換することにより周波数信号を生成する代わりに、各時間軸信号に異なる位相回転を与えることで周波数信号を生成するシングルキャリアCI法と呼ばれる方式にて信号を基地局装置に送信しても良い。以降の実施形態においても同様である。
RF部9は、アンテナA1から無線信号を送信するための周波数変換などを、制御部10から出力される制御情報C2に基づいて、D/A変換部8から出力されたアナログ信号に対して行う。
制御部10は、制御情報C1を生成し、セグメント化部3、サブキャリア割り当て部4に出力する。また、制御部10は、切り替え情報を生成し、切り替え部11に出力する。また、制御部10は、制御情報C2を生成し、RF部9に出力する。
受信部70は、アンテナA1を介して基地局装置から信号を受信し、その信号から受信データを取り出す。
図2は、本発明の第1の実施形態によるRF部9の構成を示す概略ブロック図である。RF部9は、TPCアンプ91、TPCアンプ92を備えている。
RF部9は、送信電力制御を行うために増幅率を変更可能なTPC(Transmission Power Control)アンプ91、TPCアンプ91の出力に高利得増幅を行うためのHP(High Power)アンプ92を備えている。TPCアンプ91とHPアンプ92は、直列接続されている。
ここで、HPアンプ92は、非常に高い利得を有するアンプであり、様々な入出力特性を持つアンプを利用可能である。何れのアンプを使用する場合においても、非線形領域で信号を増幅する可能性がある場合は、信号の歪みなどに注意を払う必要がある。
制御部10から出力される制御情報C2により、TPCアンプ91は、その利得を変更することにより送信電力制御を制御する。
また、制御部10から出力される制御情報C2により、HPアンプ92のバイアス電圧制御が行われる。
TPCアンプ91は通信システム等で要求される送信電力に応じて、増幅率を指示された値に変えることができるアンプであり、HPアンプ92への入力電力を制御する。本実施形態では、HPアンプ92への入力電力を制御する方法としてTPCアンプ91を例に示しているが、これに限るものではない。例えば、D/A変換部8の出力を変えることによって、HPアンプ92への入力を変えることも可能である。
HPアンプ92は、増幅率は固定で、入力信号のバイアス電圧を制御することができるアンプである。この増幅率とバイアス電圧は制御情報C2によって制御部10から制御される。バイアス電圧が十分に掛けられる場合、そのアンプの最高性能で動作させることが可能になり、線形動作領域が広くなる。逆にバイアス電圧を低くすると、消費電力を下げることが可能になるが、反面、線形動作領域は狭くなる。本実施形態では移動局装置100に設定された最大電力を出力するように制御情報C2によって設定される。
次に、制御情報C1によってセグメント内のサブキャリア数とサブキャリア配置を制御する方法について説明する。制御情報C1は送信データを送信する際に、セグメント内のサブキャリア数をいくつにするか、セグメント内のサブキャリアをどこに割り当てるかの情報が含まれる情報であり、基地局装置から送信され、受信部70から出力される受信データに含まれる。
制御部10は受信データ中に含まれる制御情報C1を取り出し、セグメント化部3とサブキャリア割り当て部4に出力する。
セグメント化部3では制御情報C1含まれるセグメント内のサブキャリア数になるように、入力される情報をセグメント化する。セグメント化された情報はサブキャリア割り当て部4に出力され、サブキャリア割り当て部4によって制御情報C1に含まれるセグメントの配置位置に割り当てられる。
図3は、本発明の第1の実施形態による基地局装置300の構成を示す概略ブロック図である。基地局装置300は、移動局装置100(図1)から送信される信号を受信する。
基地局装置300(受信装置とも称する)は、RF部301、A/D(Analog/Digital)変換部302、S/P変換部303、同期/GI除去部304、切り替え部305、伝搬路推定部306、周波数等化部307、サブキャリア選択部308(サブキャリア割当部とも称する)、セグメント合成部309、IDFT部310、P/S変換部311、制御部312、DFT部313、送信部320、アンテナA2を備えている。
RF部301は、アンテナA2が移動局装置100から受信した信号から必要な信号を取り出し、ベースバンド信号に変換し、RF部301に出力する。
A/D変換部302は、RF部301から出力されるアナログのベースバンド信号をディジタル信号に変換し、S/P変換部303に出力する。
S/P変換部303は、A/D変換部302から出力されるシリアルデータをパラレルデータに変換し、同期/GI除去部304に出力する。
同期/GI除去部304は、受信データからパイロット信号を検出し、OFDMシンボル同期をしてガードインターバルを取り除いた信号をDFT部313に出力する。また、同期/GI除去部304は、同期の検出が行われた場合には、制御部312にも通知する。
DFT部313は、同期/GI除去部304から出力される信号を離散フーリエ変換して、切り替え部305に出力する。
切り替え部305は、DFT部313から出力される信号の出力先を、伝搬路推定部306と周波数等化部307のいずれかに切り替える。切り替え部305の切り替えは、制御部312から出力される切り替え情報に基づいて行われる。
伝搬路推定部306は、切り替え部305から出力されるパイロット信号から伝搬路の周波数応答とSNR、遅延分散を推定する。そして、伝搬路推定部306は、周波数応答を周波数等化部307に出力し、SNRと遅延分散を制御部312に出力する。
周波数等化部307は、伝搬路推定部306から出力される周波数応答に基づいて受信データを周波数等化し、サブキャリア選択部308に出力する。
サブキャリア選択部308は、周波数等化部307の出力から復調に使用するセグメントとセグメントに含まれるサブキャリアを選択し、セグメント合成部309に出力する。
セグメント合成部309は、サブキャリア選択部308から出力されるセグメント毎のデータを合成し、IDFT部310に出力する。
IDFT部310は、セグメント合成部309から出力されるデータを逆離散フーリエ変換し、P/S変換部311に出力する。
P/S変換部311は、IDFT部310から出力されるパラレルデータをシリアルデータに変換して、受信データとして出力する。
制御部312は、基地局装置300の各部を制御し、移動局装置100に対する送信データを生成し、送信部320に出力する。また、制御部312は、制御情報C1を生成し、セグメント合成部309、サブキャリア選択部308に出力する。また、制御部312は、切り替え情報を生成し、切り替え部305に出力する。
送信部320は、移動局装置100にアンテナA2を利用して送信データと制御データを送信する。
通信開始時は移動局装置100と基地局装置300間の伝搬路が判らないため、基地局装置300の制御部312は移動局装置100に対して任意のセグメント位置と、セグメント内のサブキャリア数を割り当てる。例えば、制御部312は未使用のサブキャリアを利用してセグメント内のサブキャリア数が一番多く設定できる配置を使用する。
割り当てが決まったら制御部312は送信部320を使用して移動局装置100に対して、使用するセグメント位置とセグメント内のサブキャリア数を通知する。同時に通知した情報に従ってサブキャリア選択部308、セグメント合成部309の設定を行い、切り替え部305の出力先を伝搬路推定部306に設定する。
移動局装置100に使用するセグメント位置とセグメント中のサブキャリア数を通知すると、移動局装置100からパイロット信号が先頭に付加された信号が送信されてくる。パイロット信号は同期/GI除去部304で検出され、制御部312に同期の通知がされると共に切り替え部305により伝搬路推定部306に出力される。
制御部312は、パイロット信号が伝搬路推定部306に出力された直後に切り替え部305の出力先を周波数等化部307に切り替える。伝搬路推定部306は入力されたパイロット信号を利用して伝搬路の周波数応答と遅延分散を推定する。
制御部312は、推定した遅延分散とSNRを利用して移動局装置100に対するセグメント位置とセグメント中のサブキャリア数の割り当てを行い、割り当て情報を送信データとして送信部320を使用して移動局装置100に通知する。割り当て方法は後述する。
周波数応答は周波数等化部307に入力され、以降の受信信号の周波数等化に使用される。切り替え部305から出力されるパイロット信号に続く信号は周波数等化部307に出力され、伝搬路の周波数応答に基づいて周波数等化が行われる。周波数応答の推定に時間が掛かる場合は、周波数等化部307の前にバッファを用意して時間調整をしても良い。
サブキャリア選択部308は、制御部312からの指示に従って周波数等化部307から出力される信号から必要なサブキャリアを選択し、セグメント合成部309に出力する。セグメント合成部309では制御部312からの指示に従い、セグメント内のサブキャリアを再配置し、送信時にセグメント分割する前の並びと同じ状態にする。
その後、IDFT部310により逆離散フーリエ変換され、P/S変換部301によりシリアル化された受信データが得られる。
次に、制御部312が行うセグメントの割り当て、セグメント内のサブキャリア数の設定について説明する。この説明に先立ち、遅延分散と適切なセグメント内サブキャリア数の関係について説明する。
図4(a)及び図4(b)は、本発明の第1の実施形態における周波数応答の振幅値の一例を示す図である。図4(a)及び図4(b)において、横軸は周波数であり、縦軸は振幅である。
図4(a)は、遅延分散が小さい時の周波数応答の振幅値の一例を示しており、図4(b)は、遅延分散の大きい時の周波数応答の振幅値の一例を示している。遅延分散が小さいほど周波数応答の振幅値の変化が緩やかで(図4(a)参照)、遅延分散が大きい時は周波数応答の振幅値の変化が早い(図4(b)参照)。
雑音が周波数方向にほぼ一様と仮定すると、周波数応答の振幅が大きいほどSNRが大きいとみなすことができる。これは伝搬状態の良い周波数、すなわち周波数応答の振幅値が大きい周波数は遅延分散が小さいほど広く、遅延分散が大きい時は狭く分布することを意味している。
従って、遅延分散が小さい移動局装置に対してセグメント内のサブキャリア数を多く設定し、遅延分散が大きい移動局装置に対してセグメント内のサブキャリア数を少なく設定し、伝搬状態の良い周波数を選択すると、従来例に示したR配置が得られる周波数選択ダイバーシチ効果とほぼ同等の通信効率を実現することが可能となる。
図5(a)及び図5(b)は、本発明の第1の実施形態によるサブキャリアの割り当て方法について説明するための図である。図5(a)及び図5(b)において、横軸は周波数であり、縦軸はSNRである。
図5(a)は遅延分散が小さい時のSNRの周波数特性の一例を示しており、図5(b)は遅延分散が大きい時のSNRの周波数特性の一例を示している。ここでは遅延分散が小さい時に1セグメント当たりに4本のサブキャリアを割り当て(図5(a)参照)、遅延分散が大きい時に1セグメント当たりに2本のサブキャリアを割り当てる例を示している(図5(b)参照)。
このように遅延分散によりセグメント内サブキャリア数を変更することで、遅延分散の小さい端末は、セグメント内サブキャリ数を大きくしても、R配置とほぼ同等の周波数選択ダイバーシチ利得を実現できる。セグメント内サブキャリア数を多くできることにより、PAPR特性はR配置より改善されるため、より大きい送信電力でデータを送信しても、信号を歪ませることなくデータを送信することができる。大きい送信電力が必要にならない端末に対してはバイアス電圧を低くすることが可能となるため、消費電力を低減することが可能になる。また、別の角度からは、基地局が各端末に制御情報として使用するサブキャリア位置を通知する際、セグメント内サブキャリア数が多い場合は、通知しなくてはならない情報を削減できるため、逆方向(下り:基地局装置→移動局装置)の通信効率をも改善することが可能になる。
図6は、本発明の第1の実施形態による基地局装置300の制御部312の処理を示すフローチャートである。
最初に、各移動局装置からの伝搬路の遅延分散と各サブキャリアのSNRを取得する(ステップS601)。このステップで同時にパラメータの初期値を設定するskはサブチャネルkに割り当てられた端末数を示すパラメータであり、初期値は0となる。
続いて、割り当てを行う移動局装置を選択する(ステップS602)。
続いて、ステップS602で選択した移動局装置の遅延分散から、割り当てを行うサブチャネルを決定し、そのサブチャネルのセグメント内サブキャリア数をmに代入する。この場合mは1、4、16、32のいずれかの値になる(ステップS603)。
図7は、本発明の第1の実施形態による基地局装置300の制御部312が記憶しているテーブルの一例を示す図である。制御部312は、このテーブルに基づいて、図6のステップS603の処理を行う。
つまり、制御部312は、遅延分散とセグメント内のサブキャリア数とを対応付けて記憶しており、遅延分散に対応するセグメント内のサブキャリア数を決定する。
制御部312は、遅延分散が大きくなるほど、セグメント内のサブキャリア数が小さくなるテーブルを記憶している。
ここでは、遅延分散がa以上の場合にはセグメント内のサブキャリア数が1であり、遅延分散がb以上a未満の場合にはセグメント内のサブキャリア数が4であり、遅延分散がcよりも大きくb未満の場合にはセグメント内のサブキャリア数が16であり、遅延分散がc以下の場合にはセグメント内のサブキャリア数が32である。なお、図7において、a>b>cである。
図6に戻り、割り当てを行おうとするサブチャネルに空きがあるかを検索する(ステップS604)。本実施形態ではサブチャネル内のサブキャリア数を96、移動局装置が使用するサブキャリア数を32としているため、各サブチャネルに割り当てられる移動局数は最大3となる。従ってS604ではSkが3未満であるかを比較し、3未満であれば続いて処理を行うが、3以上の場合は再度、移動局装置を選択するステップに戻る。
続いて、実際に割り当てを行うサブキャリアを選択する。セグメント内サブキャリア数がmの場合、96サブキャリア中に最大96/mのセグメントが割り当て可能となるが、そのセグメントから平均のSNRの高い32/mのセグメントを選択する。(ステップS605)
割り当て後、既に割り当てが行われた移動局数が割り当て可能移動局数に達したかどうかを比較する(ステップS606)。本実施形態では最大12の移動局装置に対して割り当てが可能であるため、S1からS4までを加算し、12になっているかどうかを比較する。12未満の場合は次のステップに移り、12以上の場合は割り当てのフローを終了する。
サブチャネルに割り当ての余力がある場合は、割り当てを行う移動局装置が残っているかを検索する(ステップS607)。まだ、割り当てを行う移動局装置が残っている場合は、S602からフローを繰り返し、移動局装置がない場合はフローを終了する。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態における移動局装置と基地局装置の構成は、第1の実施形態における移動局装置100(図1)と基地局装置(図3)の構成と同じであるため、それらの説明を省略する。
本実施形態では、更に移動局装置100の送信電力を考慮してサブキャリアの割り当てを行う。基地局装置300が複数の移動局装置100からの信号を受信する際、基地局装置300のRF部301のSNRとA/D変換部302のダイナミックレンジが有限であることから、一部の受信信号の受信電力が大きく異なると受信性能が劣化することがある。
通常この問題を軽減するために複数の受信信号の受信電力がおおよそ等しくなるように移動局装置における送信電力を制御する。
一方、移動局装置100のRF部9のアンプには非直線特性があるため、送信電力が大きい時にピークレベルの大きい信号、すなわちPAPRの大きい信号の時に出力信号が歪んでしまう問題がある。
セグメント内のサブキャリア数を変えることでPAPRの制御をすることができ、PAPRを小さくするためにはセグメント内のサブキャリア数を増やす必要がある。
一方、セグメント内のサブキャリア数を減らしたい遅延分散が大きい環境は、基地局装置300と移動局装置100間の距離が大きい場合であることが多く、送信電力が必要になる。
移動局装置100は第1の実施形態の場合と同様の動作をすると共に、制御部10は受信データ中に含まれる送信電力の制御情報C2を受信し、RF部9に指示を出すことで送信電力の制御を行う。
次に、基地局装置300の動作を説明する。本実施形態において、基地局装置300では各移動局装置100の送信電力を帯域全体のSNRによって決定する。また、セグメント内のサブキャリア数は第1の実施形態と同様に遅延分散が小さいほど多くなるが、送信電力が増えるに従ってセグメント内のサブキャリア数の下限を大きくする。この手順を図8のフローチャートを利用して詳細に説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態による基地局装置300の制御部312の処理を示すフローチャートである。図6と同じ処理のステップでは同じ番号を付して説明を省略する。
まず、各移動局装置からの伝搬路の遅延分散と各サブキャリアのSNRを取得し、送信電力を決定する(ステップS801)。
続いて、ステップS602に示す処理を行う。
続いて、遅延分散と送信電力からセグメント内サブキャリア数を決定し、割り当てを行うサブチャネルkを選択する(ステップS803)。
図9は、本発明の第2の実施形態による基地局装置300の制御部312が記憶しているテーブルの一例を示す図である。制御部312は、このテーブルに基づいて、図8のステップS604の処理を行う。
つまり、制御部312は、遅延分散と、セグメント内のサブキャリア数と、送信電力とを対応付けて記憶しており、遅延分散と送信電力に対応するセグメント内のサブキャリア数を決定する。
制御部312は、遅延分散が大きくなるほど、セグメント内のサブキャリア数が小さくなるテーブルを記憶している。また、制御部312は、送信電力が増えるに従ってセグメント内のサブキャリア数の下限が増えるテーブルを記憶している。
ここでは、遅延分散がa以上であって送信電力がN以下の場合にはセグメント内のサブキャリア数が1であり、遅延分散がb以上a未満であって送信電力がN以下の場合にはセグメント内のサブキャリア数が1であり、遅延分散がcより大きくb未満であって送信電力がN以下の場合にはセグメント内のサブキャリア数が4であり、遅延分散がc以下の場合であって送信電力がN以下にはセグメント内のサブキャリア数が16である。
また、遅延分散がb以上a未満であって送信電力がM以上の場合にはセグメント内のサブキャリア数が16であり、遅延分散がb以上a未満であって送信電力がNより大きくM未満の場合にはセグメント内のサブキャリア数が4であり、遅延分散がb以上a未満であって送信電力がN以下の場合にはセグメント内のサブキャリア数が1である。つまり、移動局装置の送信電力が大きいほど1つのセグメント内に多くのサブキャリアを割り当てるようになっている。(表では同じになっている場合もある)
なお、図9において、a>b>cであり、M>Nである。
図8のフローチャートのような処理を行うことで、移動局装置の送信電力を考慮してPAPRが大きくなることで発生する歪みの発生を低減しながら遅延分散を考慮したサブキャリアの割り当てを行うことが可能となる。
なお、本明細書ではセグメント内サブキャリア数の決定を基地局装置で行う場合について示したがこの構成に限定されるものではない。
例えば、基地局装置300のサブキャリア選択部308や制御部312の処理を移動局装置100側で行い、その処理結果を移動局装置100から基地局装置300に通知して、基地局装置300でサブキャリアの割り当てを行うようにしても良い。
本発明の一態様による通信システムは、送信装置と受信装置とを備える通信システムであって、前記送信装置は、前記受信装置との間の伝搬路の周波数変動が小さいときほど1つのセグメント内に多くのサブキャリアを割り当てるサブキャリア割当部と、前記サブキャリア割当部が割り当てたサブキャリアを用いて送信データを前記受信装置に送信する送信部とを備え、前記受信装置は、前記送信部が送信した送信データを受信する受信部を備える。
また、本発明の一態様による通信システムは、送信装置と受信装置とを備える通信システムであって、前記受信装置は、前記送信装置との間の伝搬路の周波数変動が小さいときほど1つのセグメント内に多くのサブキャリアを割り当てることを決定するサブキャリア割当決定部と、前記サブキャリア割当決定部が決定した割当情報を前記送信装置に通知する通知部とを備え、前記送信装置は、前記通知部から通知される割当情報に基づいて前記受信装置にサブキャリアを割り当てるサブキャリア割当部と、前記サブキャリア割当部が割り当てたサブキャリアを用いて送信データを前記受信装置に送信する送信部とを備える。
また、本発明の一態様による送信装置は、受信装置と通信する送信装置であって、前記受信装置との間の伝搬路の周波数変動が小さいときほど1つのセグメント内に多くのサブキャリアを割り当てるサブキャリア割当部と、前記サブキャリア割当部が割り当てたサブキャリアを用いて送信データを前記受信装置に送信する送信部とを備える。
また、本発明の一態様による送信装置の前記サブキャリア割当部は、前記受信装置の送信電力が大きいほど1つのセグメント内に多くのサブキャリアを割り当てる。
また、本発明の一態様による受信装置は、送信装置と通信する受信装置であって、前記送信装置との間の伝搬路の周波数変動が小さいときほど1つのセグメント内に多くのサブキャリアを割り当てることを決定するサブキャリア割当決定部と、前記サブキャリア割当決定部が決定した割当情報を前記送信装置に通知する通知部とを備える。
また、本発明の一態様による通信方法は、送信装置と受信装置とを用いた通信方法であって、前記受信装置は、前記送信装置との間の伝搬路の周波数変動が小さいときほど1つのセグメント内に多くのサブキャリアを割り当てることを決定するサブキャリア割当決定過程と、前記サブキャリア割当決定過程で決定した割当情報を前記送信装置に通知する通知過程とを有し、前記送信装置は、前記通知過程で通知される割当情報に基づいて前記受信装置にサブキャリアを割り当てるサブキャリア割当過程と、前記サブキャリア割当過程で割り当てたサブキャリアを用いて送信データを前記受信装置に送信する送信過程とを有する。
なお、以上説明した実施形態において、移動局装置(図1)や基地局装置(図3)の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより移動局装置や基地局装置の制御を行っても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
本発明の第1の実施形態による移動局装置100の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施形態によるRF部9の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施形態による基地局装置300の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施形態における周波数応答の振幅値の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態によるサブキャリアの割り当て方法について説明するための図である。 本発明の第1の実施形態による基地局装置300の制御部312の処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による基地局装置300の制御部312が記憶しているテーブルの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態による基地局装置300の制御部312の処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による基地局装置300の制御部312が記憶しているテーブルの一例を示す図である。 従来から知られている移動局装置500の構成を示す概略ブロック図である。 従来から知られている移動局装置500のIDFT部105の処理を説明するための図である。 従来から知られている移動局装置500におけるIDFT部105の出力時のピーク対平均電力比(PAPR)の一例を示す図である。 移動局装置500が使用するサブキャリアを示す図である。 従来から知られている移動局装置500におけるIDFT部105の出力時のピーク対平均電力比(PAPR)の他の一例を示す図である。 移動局装置500が使用するサブキャリアを示す図である。
符号の説明
1・・・S/P変換部、2・・・DFT部、3・・・セグメント化部、4・・・サブキャリア割り当て部、5・・・IDFT部、6・・・GI挿入部、7・・・P/S変換部、8・・・D/A変換部、9・・・RF部、10・・・制御部、13・・・符号化部、
70・・・受信部、100・・・移動局装置、300・・・基地局装置、301・・・RF部、302・・・A/D変換部、303・・・S/P変換部、304・・・同期/GI除去部、305・・・切り替え部、306・・・伝搬路推定部、307・・・周波数等化部、308・・・サブキャリア選択部、309・・・セグメント合成部、310・・・IDFT部、311・・・P/S変換部、312・・・制御部、313・・・DFT部、320・・・送信部、A1・・・アンテナ、A2・・・アンテナ

Claims (7)

  1. 送信装置と受信装置とを備える通信システムであって、
    前記送信装置は、
    送信データを離散フーリエ変換する離散フーリエ変換部と、
    離散フーリエ変換後のデータをセグメント化するセグメント化部と、
    前記受信装置との間の伝搬路の周波数変動が小さいときほど1つのセグメント化されたデータに対して多くのサブキャリアを割り当てるサブキャリア割当部と、
    サブキャリアに割り当てられたデータを逆離散フーリエ変換する逆離散フーリエ変換部と、
    前記逆離散フーリエ変換して得られた送信データを前記受信装置に送信する送信部とを備え、
    前記受信装置は、
    前記送信部が送信した送信データを受信する受信部を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 送信装置と受信装置とを備える通信システムであって、
    前記受信装置は、
    前記送信装置との間の伝搬路の周波数変動が小さいときほど1つのセグメント内に多くのサブキャリアを割り当てることを決定するサブキャリア割当決定部と、
    前記サブキャリア割当決定部が決定した割当情報を前記送信装置に通知する通知部とを備え、
    前記送信装置は、
    送信データを離散フーリエ変換する離散フーリエ変換部と、
    離散フーリエ変換後のデータをセグメント化するセグメント化部と、
    前記通知部から通知される割当情報に基づいてセグメント化されたデータをサブキャリアに割り当てるサブキャリア割当部と、
    サブキャリアに割り当てられたデータを逆離散フーリエ変換する逆離散フーリエ変換部と、
    前記逆離散フーリエ変換して得られた送信データを前記受信装置に送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  3. 受信装置と通信する送信装置であって、
    送信データを離散フーリエ変換する離散フーリエ変換部と、
    離散フーリエ変換後のデータをセグメント化するセグメント化部と、
    前記受信装置との間の伝搬路の周波数変動が小さいときほど1つのセグメント化されたデータに対して多くのサブキャリアを割り当てるサブキャリア割当部と、
    サブキャリアに割り当てられたデータを逆離散フーリエ変換する逆離散フーリエ変換部と、
    前記逆離散フーリエ変換して得られた送信データを前記受信装置に送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  4. 前記サブキャリア割当部は、更に前記送信データを送信する際の送信電力が大きいほど1つのセグメント内に多くのサブキャリアを割り当てることを特徴とする請求項3に記載の送信装置。
  5. 送信データを離散フーリエ変換し、離散フーリエ変換後のデータをセグメント化し、セグメント化されたデータをサブキャリアに割り当てる送信装置と通信する受信装置であって、
    前記送信装置との間の伝搬路の周波数変動が小さいときほど1つのセグメント内に多くのサブキャリアを割り当てることを決定するサブキャリア割当決定部と、
    前記サブキャリア割当決定部が決定した割当情報を前記送信装置に通知する通知部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  6. 送信装置と受信装置とを用いた通信方法であって、
    前記送信装置は、
    送信データを離散フーリエ変換する離散フーリエ変換過程と、
    離散フーリエ変換後のデータをセグメント化するセグメント化過程と、
    前記受信装置との間の伝搬路の周波数変動が小さいときほど1つのセグメント内に多くのサブキャリアを割り当てるサブキャリア割当過程と、
    サブキャリアに割り当てられたデータを逆離散フーリエ変換する逆離散フーリエ変換部と、
    前記逆離散フーリエ変換して得られた送信データを前記受信装置に送信する送信過程と、
    を有し、
    前記受信装置は、
    前記送信過程で送信された送信データを受信する受信過程を有することを特徴とする通信方法。
  7. 送信装置と受信装置とを用いた通信方法であって、
    前記受信装置は、
    前記送信装置との間の伝搬路の周波数変動が小さいときほど1つのセグメント内に多くのサブキャリアを割り当てることを決定するサブキャリア割当決定過程と、
    前記サブキャリア割当決定過程で決定した割当情報を前記送信装置に通知する通知過程と、
    を有し、
    前記送信装置は、
    送信データを離散フーリエ変換する離散フーリエ変換部と、
    離散フーリエ変換後のデータをセグメント化するセグメント化部と、
    前記通知過程で通知される割当情報に基づいてセグメント化されたデータをサブキャリアに割り当てるサブキャリア割当過程と、
    サブキャリアに割り当てられたデータを逆離散フーリエ変換する逆離散フーリエ変換過程と、
    前記逆離散フーリエ変換して得られた送信データを前記受信装置に送信する送信過程と、
    を有することを特徴とする通信方法。
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