JPWO2009057770A1 - コーティング装置 - Google Patents

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Abstract

コーティング装置は、被覆室(94)内を搬送されている穀粒に液状の結着材を噴霧して穀粒に結着材を被覆する被覆ユニット(A)と、付着室(67)内を搬送されている穀粒に粉状の被覆材を添加して穀粒の結着材層に紛状被覆材を付着させる付着ユニット(B)と、穀粒を撹拌しながら搬送する乾燥室(40)と前記乾燥室内に熱風を供給するための熱風送風路(34)と前記熱風を排出するための熱風排風路とが設けられた乾燥ユニット(C)と、を含む。

Description

本発明は、粉状の被覆材を穀粒に連続的に被覆するためのコーティング装置に関する。
従来、栄養富化等を目的として有効成分を含有する液状の被覆材を穀粒の表面に被覆させることが行われている。また、有効成分として知られている米糠や小麦麸等の難溶性又は不溶性の食物繊維を被覆させる場合には、前記食物繊維の粉末を結着材を使用して穀粒表面に付着させることが行われている。例えば、特許文献1には、結着材を含有した水、米糠及び米粒をドラム内で撹拌し、米粒表面に米糠を付着させることが記載されている。
また、特許文献2には、粉末状被覆材を穀粒に連続的に被覆するコーティング米の製造方法が記載されている。該製造方法により、連続的に穀粒に被覆材を被覆することが可能であるが、穀粒に被覆材を被覆した後工程で、穀粒同士の結着等を防止するために離型用被覆材を穀粒に被覆することが記載されている。しかし特許文献2には、被覆後の乾燥方法に関して具体的な記載がなく、乾燥工程も含めて連続的にコーティング米を製造できるかどうかは不明である。
前記乾燥を連続的に行う方法として、特許文献3には振動式の乾燥装置の使用、また特許文献4には載置式の乾燥装置等の使用が開示されている。しかし、振動式の乾燥装置では、振動により穀粒同士の結着が促進されることがあり、また、載置式の乾燥装置では、穀粒表面を十分に滑らかにすることが困難と思われ、その上、穀粒を載置するスペースを確保する必要があり装置の小型化が難しいと考えられる。
このため、穀粒に小麦麸や米糠等の難溶性又は不溶性の食物繊維からなる粉状の被覆材を連続的に満遍なく付着させ、付着直後の乾燥工程も連続的に行うことができ、該乾燥工程において穀粒同士の結着を完全に防ぎ、その上、被覆加工後(乾燥工程も含む)の穀粒表面を滑らかにする、小型のコーティング装置の出現が強く望まれている。
特開2005−95070 特開2006−304690 特開平8−322486 特開2007−110971
本発明は上記問題点にかんがみて、穀粒の表面に結着材層を形成するのに続いて、その結着材層に粉状の被覆材を被覆させ、引き続いて乾燥させることによってコーティング米を連続的に製造することができ、その上、穀粒同士が結着するのを防ぐとともに、乾燥時にコーティング穀粒表面を滑らかに加工することが可能なコーティング装置を提供することを技術的課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、円筒シェルによって構成された被覆室と、前記被覆室の長手方向に沿って回転自在に配設され且つ前記被覆室内に供給された穀粒を撹拌しながら前記被覆室の長手方向に搬送するように、回転駆動される攪拌搬送手段と、前記被覆室で液状の結着材を穀粒の表面に被覆するために、前記被覆用撹拌室内を搬送されている穀粒に液状の結着材を噴霧するためのノズルと、が設けられた被覆ユニットと、
円筒シェルによって構成された付着室と、前記付着室の長手方向に沿って回転自在に配設され且つ前記付着室内に供給された結着材被覆穀粒を撹拌しながら前記付着室の長手方向に搬送するように、回転駆動される撹拌搬送手段と、前記付着室で粉状の被覆材を前記結着材被覆穀粒に付着させるために、前記付着室内を搬送されている結着材被覆穀粒に粉状の被覆材を添加するための計量フィーダと、が設けられた付着ユニットと、
通気性のある円筒型のスクリーンから構成される乾燥室と、前記乾燥室内に、前記乾燥室の長手方向に沿って回転自在に配設され、前記付着ユニットから前記乾燥室内に搬送された穀粒を撹拌しながら前記乾燥室の長手方向に搬送するように回転駆動される撹拌手段と、前記乾燥室内に熱風を供給するための熱風送風路と、前記熱風を排出するための熱風排風路と、が設けられた乾燥ユニットと、
から構成されるコーティング装置を提供する。
本発明の好ましい実施形態では、前記乾燥ユニットにおける前記撹拌手段は、前記乾燥室内に、前記乾燥室の長手方向に沿って回転自在に配設され主軸と、その長手方向に沿って複数配設され、穀粒の搬送方向に対して下流ほど穀粒を搬送する速度を遅くするように構成されている。
本発明の更なる実施形態では、前記撹拌手段が、前記主軸の長手方向に沿って平行に取り付けられた撹拌プレートから構成され、該撹拌プレートに複数のパドル部を設け、搬送方向に対して該パドル部の先端部の角度を調節する。
本発明の更なる実施形態では、前記付着ユニットにおいて、前記付着室を形成する円筒シェルを振動させながら穀粒に粉状の被覆材を添加することが望ましい。
本発明のコーティング装置は、穀粒表面に液状の結着材を被覆する被覆工程の後工程に、粉状の被覆材を穀粒表面に付着させる付着工程を設け、そして、付着工程後の穀粒を撹拌しながら搬送して熱風により乾燥させることを特徴とし、乾燥工程も含めて連続的にコーティング米を製造することが可能である。
穀粒の乾燥時には、穀粒を搬送する速度を、複数の区間に分けて配設された撹拌手段により調節することができるので、搬送方向上流側における穀粒の搬送速度を速くすることで、連続的に供給される付着工程後の乾燥初期の未乾燥の穀粒を、結着することや詰まりを起こすことなくスムーズに搬送方向下流側に搬送することができ、結着や付着による詰まりを防止することができる。
また、乾燥ユニットの搬送方向下流側を搬送されている穀粒は、該穀粒表面に被覆された結着材がほぼ乾燥しており、結着や付着による詰まりを起こす心配がないので、搬送方向下流側に配設されている撹拌手段により穀粒の搬送速度を遅くすることで、搬送する距離を長くすることなく熱風による乾燥時間を多く確保することができるようになる。このため、乾燥ユニットにおける搬送距離を短縮することが可能となり、装置の小型化が図れる。
さらに、乾燥時に乾燥室内で十分に穀粒の撹拌を行うので、撹拌時に穀粒同士が擦れ合ったり、乾燥室を形成する有孔スクリーンに接触するなどして穀粒の表面は滑らかに加工される。
その上、本発明では粉状の被覆材を穀粒に被覆するので、液状化できない難溶性又は不溶性の有効成分を穀粒に被覆することができる。
そして、穀粒に振動を与えながら粉状の被覆材を付着させることが可能であるので、この振動の作用により穀粒表面への被覆材の付着が促進される。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。図1は本発明のコーティング装置1を利用したコーティング米の製造方法の手順を示したフローチャート100である。前記製造方法は、連続的に行われる被覆工程、付着工程及び乾燥工程からなる。本実施例では、穀粒が白米の無洗米である場合について説明するが、前記穀粒としては、前記無洗米以外の米やその他の穀物又は種子等も考えられ、該米には、パーボイル米、玄米、分搗き米、胚芽米及び無洗米等の既に洗米済みのものを用いることができる。食用には適さないが家畜の飼料であれば、洗米していない穀粒を使用することができる。また、造粒米や樹脂ペレット等についても本発明のコーティング装置1によりその表面に被覆を行うことが可能である。
図2は、本発明のコーティング装置1の全体を表した斜視図である。コーティング装置1は、穀粒表面に結着材を被覆(コーティング)する被覆工程を行う被覆ユニットAと、被覆工程で結着材を被覆された穀粒表面に粉状の被覆材を付着させる付着工程を行う付着ユニットBと、前記付着工程後の穀粒を乾燥させる乾燥工程を行う乾燥ユニットCとから構成され、これらは本体フレーム6に取り付けられている。
まず、被覆ユニットAの構造について説明する。図3はコーティング装置1における被覆ユニットAの内部構造を示すための概略断面図である。符号2は、穀粒を投入する供給口であり、ホッパ3の上部に設けられている。符号4は、モータ5により駆動される計量供給機を構成するロータリーバルブであって、ホッパ3内の穀粒を供給管7より被覆ユニットA内に供給する。
被覆ユニットAは、被覆室94を構成する、横設された円筒型のシェル8、軸受け部11、カップリング12及びモータ9から構成されている。符号13はモータ9の出力軸であって、カップリング12によりシャフト10に連絡しており、また、シャフト10は、軸受け部11の内部に配設されたベアリング14により、シェル8の内部に回転自在に横設されている。
図4は、被覆ユニットAのシェル8内部を説明するための図である。図4に示すように、シャフト10には、供給管7から供給された穀粒を搬送するための一条ねじロール60を形成する羽根15が、供給管7の下方に設けられており、先端側には穀粒を撹拌するために撹拌翼16が複数配設されている。一条ねじロール60及び撹拌翼16によって被覆ユニットAにおける撹拌搬送手段が構成される。
撹拌翼16は、シェル8内を搬送されている穀粒を撹拌して該穀粒表面に供給される結着材を均一に被覆させるために設けられている。図4で示すように、撹拌翼16はシャフト10の長手方向に平行して立設しており、その断面はシャフト10との接合面から先端になるほど細くなる楔形(又は三角形)となっている。該断面を楔形としたのは、高粘度の結着材を添加された穀粒を撹拌する時に受ける力により撹拌翼16が破損しないようにするためであり、また、掃除をしやすいようにするためでもある。
符号17は、羽根15の作用により排出部29の方向へ搬送された穀粒に液状の結着材を噴霧するためのノズルである。図5(a)は、ノズル17の拡大図であり、図4(b)はノズル17の断面図である。ノズル17は、空気を噴出する空気噴出口18と、結着材を噴出する液噴出口19と、霧状化した結着材をシェル8内に供給する液供給口20とから構成される。
液噴出口19には、別途設けられているタンク24からポンプ22により結着材が供給される。なお、タンク24とポンプ22との間にはバルブ23が設けられており、ポンプ22と液噴出口19との間には流量調整弁21が設けられている。
空気噴出口18には、別途設けられているエアーコンプレッサ26から空気が圧送される。なお、空気噴出口18とエアーコンプレッサ26との間には圧力調整弁25が設けられており、この圧力調整弁25によって空気噴出口18に圧送される空気の圧力を調整する。該圧力は試験等により求めた適切な値に調整するようにすればよい。
液噴出口19と空気噴出口18とは、液噴出口19から噴出される結着材が空気噴出口18から噴出される圧縮空気により霧状化するように、夫々の噴出方向が交差する状態で液供給口20に形成されている。つまり、空気噴出口18から噴出される圧縮空気と液噴出口19から噴出される結着材とを混合させ且つ該結着材を霧状化させて、その霧状化させた結着材を、シェル8内を搬送されている穀粒に対して供給するように構成されている。
符号27は、シェル8から排出された穀粒を付着ユニットBに送るための搬送路である。搬送路27の上端には、図示していない熱風発生源(熱交換器等)からの熱風を受け入れるための熱風供給口28が配設されている。熱風は、搬送路27を通り、付着ユニットBに至る。前記熱風を搬送路27に通風させることで、シェル8の出口29から排出された穀粒の表面をある程度乾燥させ、かつ前記穀粒が搬送路27内を拡散した状態で搬送されるようにし、それによって穀粒同士の結着を防止する。
図6は、コーティング装置1における付着ユニットBの内部構造を示すための概略断面図である。付着ユニットBは、穀粒に粉状の被覆材を添加するために計量フィーダ62、定置の円筒形のシェル66によって構成された付着室67から構成されている。
計量フィーダ62は、搬送部63、モータ65及びホッパ64から構成される。搬送部63はモータ65により回転駆動する搬送コンベアであり、搬送部63の上方に設けられたホッパ64から流下する粉状の被覆材を添加部61に搬送する。添加部61では、熱風とともに被覆ユニットAから搬送路27を流下して搬送されてきた穀粒に、計量フィーダ62から供給される粉状の被覆材が添加される。なお、本実施例では搬送部63にスクリュー式の搬送コンベアを使用しているが、これに限定されるわけではない。
前記シェル66には、その外周に複数の補強リブ91が設けられている。また、シェル66は、フレーム6に水平に又は若干傾斜させて取り付けられる。なお、シェル66を後述する振動発生手段により振動可能とするために、シェルは、フレーム6に固定した支持材92に設置された防振ゴム93を介して取り付けられている。
シェル66の一端には、その端板66bの近くに、添加部61からの穀粒を受ける供給口68を設け、他端には、その端板66aに、被覆材を付着された穀粒をシェルから排出させるための上下一対の出口69,70が設けられている。上部の排出口70には開口端を有する排出管71を接続し、下部の排出口69には、開口端を部分的に閉じる枢動可能な閉鎖板72が設けられている。符号74は閉鎖板72の開度を調節するノブボルトである。排出管71,73にはさらに排出樋75が接続されている。これにより、排出管73が部分的に閉鎖されて排出管からの穀粒の排出が制限されることによりシェル66内に被覆材が付着された穀粒が充満し、上部の排出口70からオーバーフローした穀粒が排出管71を介して排出樋75に取り出されることになる。
また、付着室67には、両端部をフレーム6に固定された軸受77,78で支持され、端壁66a、66bの開口89a,89bを貫いて延びる主軸79と、該主軸79に植設した複数の撹拌羽根80とから構成された搬送攪拌手段が設けられる。主軸79の一端にはプーリ83を軸着し、該プーリ83とフレーム6に取り付けたモータ82のプーリ81とをVベルト84で連結することにより、主軸79は適宜な回転速度で回転される。前記回転速度は30rpm〜100rpm程度である。
シェル66の下方には、連結部材85,86を介して振動発生手段としてのいわゆる振動モータ87,88が設けられ、シェル66全体(主軸79は除く)に振動を加えることになる。シェル66内を撹拌羽根80の搬送作用により排出口70側へ撹拌されながら搬送されている穀粒に、振動発生手段により振動が加えられるので、穀粒表面への被覆材の付着が促進される。
また、端壁の開口89a,89bは、主軸79と両端壁66a,66bとの間に隙間が生じるような寸法形状を有し、この隙間にシェル66の振動を吸収するための弾性材90が嵌め込まれている。この弾性材90の作用効果により、振動モータ87,88を駆動させてシェル66が振動しても主軸79には振動が伝達されない構成となる。
符号96は、側壁66b側に位置する供給口68に供給される熱風を、側壁66a側から排出するための排風路であり、該排風路96は図示しない吸引ファンに接続されている。
また、排出樋75の上端には、図示していない熱風発生源(熱交換器等)から送られてくる熱風を受け入れる供給口97が設けられている。熱風供給口97からの熱風は、排出樋75を流下して乾燥ユニットCに至る。前記熱風を排出樋75に通風させることで、排出管71及び排出管73から排出された穀粒をある程度乾燥させ、かつ前記穀粒が排出樋75内を拡散した状態で搬送されるようにし、乾燥ユニットCの供給口98に到着する前に穀粒同士で結着するのを防止する。
図7はコーティング装置1における乾燥ユニットCの内部構造を示すための概略断面図である。乾燥ユニットCは、乾燥室40を構成するシェル31、カップリング32、モータ33、送風路34及び排風路35から構成されている。符号36はモータ33の出力軸であって、カップリング32により主軸37に連絡しており、該主軸37は、軸受け組立体38a及び38bのベアリング39a及び39bにより、シェル31内部の乾燥室40内に回転自在に横設されている。主軸37には、搬送された穀粒を乾燥室40内で撹拌させながら乾燥するように機能する、三条ねじロール30とホルダ42で支持された複数の撹拌プレート41が取り付けられている。
三条ねじロール30は、付着ユニットBの排出樋75を通して熱風により搬送された穀粒を激しく撹拌するために、排出樋75の下方で乾燥室内に設けられている。図8は三条ねじロール30の構造を説明するための図である。図8に示すように、三条ねじロールは、主軸37の周りに捲回されている3枚のプレート43a、43b及び43cから構成されている。プレート43a、43b及び43cは、それぞれ主軸37に立設する支持体44a、44b及び44cに取り付けられている。このため、プレート43a、43b及び43cと主軸37とは直接接続されておらず、主軸37とプレート43a、43b及び43cとの間に空間がある。
また、プレート43a、43b及び43cは、連結体45a、45b及び45cにより一体に連結されている。これは、主軸37に直接接続されていないプレート43a、43b及び43cが、主軸37の回転駆動時にブレないように補強するためである。なお、連結体45bは図示されていない。
図9は、乾燥室40の内部を説明するための図である。符号45は、三条ねじロール30に穀粒が結着するのを防止するための撹拌棒である。撹拌棒45は、シェル31の側面から主軸37の長手方向にこれと平行に立設させており、主軸37とプレート43a、43b及び43cとの間に固定して設ける。この位置に撹拌棒45を配置することで、三条ねじロール30の回転駆動の作用により、穀粒同士の結着及び三条ねじロール30への穀粒の付着を防ぐことができる。
主軸37には所定の間隔でホルダ42が取り付けられており、該ホルダ42の端部には撹拌プレート41が取り付けてある。図10はホルダ42に撹拌プレート41を取り付ける構造を説明するための図であって、図9で示すEの方向から見た図である。
ホルダ42はS字の形状をしており、中心部には主軸37を嵌挿するための軸穴57が設けられ、ホルダ42の両端部には、撹拌プレート41をネジ58で止めるための取り付け部51が設けられている。なお、ホルダ42を主軸37に溶接して立設させるようにしてもよい。
各撹拌プレート41は、断面がL字状のプレートであり、片側には複数のパドル55が設けられている。本実施例では各撹拌プレート41に6個のパドル55が設けられているが、6個に限定されるわけではない。各撹拌プレート41は、隣接したホルダ42の取り付け部51にネジ止めされて、主軸37の長手方向に対して平行になるように取り付けられるが、本実施例では主軸37に対して、撹拌プレート41(a)のパドル55は45°の角度、撹拌プレート41(b)のパドル55は30°の角度、そして撹拌プレート41(c)のパドル55は15°の角度に設定している。
図11は、撹拌プレート41(a)、撹拌プレート41(b)及び撹拌プレート41(c)の平面図(上から見た図)である。パドル55は、撹拌プレート41の一部分から形成されており、図示されているラインDより先端側をパドル55としている。このため、パドル55の先端部分を該パドル55の中心点(図11中の点X)を中心に捻ることで前記角度を設定している。したがって、ラインDの位置のパドル55は、撹拌プレート41と同様に主軸37の長手方向と平行な状態であって、先端部分に近づくほど設定する角度に近い角度となる。
なお、3組のパドル55の角度は、15°、30°及び45°に限定されるものでなく、設定された角度を有する複数種類のパドル55を設けた撹拌プレート41を用意することでパドルの角度を適宜変更することが可能である。
符号46は、乾燥ユニットCの最も排出口47に近い位置に取り付けられる撹拌プレートであって、主軸37に対して角度を付けることなく平行(0°)に取り付けられている。撹拌プレート46には、撹拌プレート41と異なりパドル55は設けられていない。なお、撹拌プレート46にも撹拌プレート41と同様にパドル55を設けてもよいが、前記角度を0°とすることになるので、パドル55を設ける必要性がない。
図12に示すように、乾燥室40は、円筒型のスクリーン95と該スクリーン95を固定するためのフレーム48とから構成されている。図12中で点線で囲んだDの範囲の詳細(D)を別途表示しているが、スクリーン95の全面には無数の孔56が設けられている。なお、該孔56の大きさは、穀粒の粒径よりも小さくする必要がある。また、シェル31内で乾燥室40の上方には開口部59が設けられている。該開口部59は、シェル31の上部に設けられた送風路34に接続されており、供給口49から供給された熱風は送風路34を経由して該開口部59から乾燥室40内に入るようになっている。
かくして、乾燥室40内で撹拌されながら搬送されている穀粒に熱風が供給される。送風路34の供給口49は、図示していない熱風発生源(熱交換器等)と連通している。また、乾燥ユニットCの下方には排風路35が設けられており、該排風路35の熱風排出口50は、図示していない排風用ファンに接続されている。該排風用ファンの吸引作用により、供給口49から供給された熱風は、開口部59から乾燥室40内に入り、乾燥室40内で撹拌されながら搬送されている穀粒の堆積層を通過し、孔56、排風路35を経由して熱風排出口50から排出されるようになっている。
符号47は、乾燥室40内で撹拌されながら搬送された穀粒の排出口である。また、符号52は排風路35の下端に設けられた排出蓋である。排出蓋52は、レバー53を案内板54に沿って回動させることで開閉し、コーティング装置1を掃除するときに、該装置1内部のゴミ等を排出するために使用する。
次に、コーティング装置1の作用について説明する。被覆ユニットAの供給口2からホッパ3に投入された穀粒は、ロータリーバルブ4により所定量の穀粒が連続的に被覆用撹拌室94を形成するシェル8内部の一条ねじロール60に供給される。前記穀粒は一条ねじロール60の搬送作用により排出部29の方向へシェル8内を搬送される。前記穀粒にはノズル17の液供給口20から供給される霧状化した結着材が噴霧される。
前記結着材は、被覆工程後の付着工程にて、それ自体が粘着力を持たないものを含む粉状の被覆材を穀粒表面に付着させるためのものである。したがって、粘着力があってノズル17から噴霧可能なものであれば、前記結着材として使用することができる。このため、一般的なコーティング米の製造方法において被覆材(コーティング液)として使用されているものであれば用いることが可能である。
食品用の結着材として、例えば、澱粉由来の溶液又は分解液、水溶性食物繊維(難消化性デキストリン等)、多糖類(グアガム、アラビアガム等)を使用することができる。
前記結着材の穀粒への添加量は、穀粒に対して重量比で0.5%から10%である。例えば、被覆ユニットAに供給する穀粒の量が100kg/h(1時間あたり100kg)であって、前記添加量が6%である場合には、6kg/hの結着材をノズル17から噴霧することとなる。なお、結着材の量は、穀粒の種類、結着材の種類、結着材の濃度又は製品の製造目的等により適宜変更すればよく、試験等により求めた適切な量に調整すればよい。
結着材が噴霧された穀粒は、シャフト10の回転駆動により回転する撹拌翼16の作用により撹拌され、穀粒表面に均一にムラなく前記結着材が被覆される。表面を結着材により被覆された穀粒は、排出口29から排出される。
排出口29から排出された穀粒は、付着ユニットBの添加部61に搬送される。添加部61では計量フィーダ62の搬送部63から、穀粒重量に対して所定量の粉状被覆材が添加されて供給口68からシェル66内に供給される。
前記添加部61にて添加可能な前記粉状被覆材の量は、穀粒に対して重量比で12%程度まで可能である。例えば、100kgの穀粒に対して12kgの粉状の被覆材を付着させることが可能であり、言い換えれば、付着ユニットBに供給する穀粒の量が100kg/h(1時間あたり100kg)であって、被覆材の量が穀粒に対して重量比で12%である場合には、12kg/hの被覆材を計量フィーダ62から供給することになる。なお、被覆材の量は、穀粒の種類、結着材の種類、被覆材の種類、被覆材の粒径又は製品の製造目的等により適宜変更すればよく、試験等により求めた適切な量に調整すればよい。
また、前記被覆材には、米糠や小麦麸等の難溶性又は不溶性の有効成分の粉末を用いることができる。前記米糠の場合には、生糠や脱脂した脱脂米糠、又はこれらを焙煎したものを使用することができる。
前記有効成分の粉末の場合には、粒径が小さいほど穀粒表面に付着させやすいので、該粒径を150μm以下に加工することが望ましい。しかし、前記有効成分を視覚的又は食感によって意図的に表現したい場合には、150μmを越える大きさの粒径に加工すればよい。本実施例では粒径が100μm程度である生糠を使用した。
シェル66に供給された穀粒は、主軸79の回転駆動による撹拌羽根80の撹拌作用と、シェル66への振動モータ87,88による振動作用とが与えられながら供給口68側から排出口69,70側へ搬送される。このとき、閉鎖板72により下部の排出管73を部分的に閉鎖し、シェル66の容量の約7割の量の穀粒を滞留させ、上部の排出管71から穀粒をオーバーフローさせる。これにより、表面に均一にムラなく被覆材が被覆された穀粒を得ることができる。以上のようにして穀粒表面への被覆材の付着工程が行われる。
付着工程が終了した穀粒は、排出管71又は73から排風樋75に排出される。そして、排風樋75の上方に設けられた熱風供給口97から供給される熱風に曝されて、表面を乾燥されながら、排風樋75内に拡散して供給口98を通過して三条ねじロール30に達する。前記熱風には、穀粒表面に被覆(コーティング)された結着材を迅速に乾燥させる効果と、排出管71又は73から排出された穀粒を排風樋75内に均一に拡散する効果とがある。また、前記熱風の温度や風量は、穀粒、結着材の種類又は被覆材の種類等により適宜変更すればよい。本実施例では、穀粒を白米として、1時間当たり250kgのコーティング米を製造するにあたり、前記温度を約50℃、前記風量を約10m3/minとした。
穀粒が三条ねじロール30に達した時点で、該穀粒の最外面は粉状の被覆材で覆われているが、前記最外面の内側に位置する結着材は、この時点ではまだ完全には乾燥していない。このため、乾燥ユニットCにて、穀粒が排出口47から排出されるまでに、結着材を十分に乾燥させる必要がある。
三条ねじロール30では、穀粒を激しく撹拌させ、この時点で互いに結着している穀粒がある場合には結着している穀粒同士を完全に分離させる。そして、三条ねじロール30の回転駆動による作用により、排出口47の方向へ穀粒を搬送する。図13に示すように、区間1、区間2、区間3及び区間4に設けられている撹拌プレート41(a)、撹拌プレート41(b)、撹拌プレート41(c)及び撹拌プレート46の撹拌手段のうち、穀粒の搬送速度に影響を及ぼす撹拌手段は、撹拌プレート41(a)、撹拌プレート41(b)、撹拌プレート41(c)である。
三条ねじロール30の作用により搬送された穀粒は、まず、区間1にて回転している撹拌プレート41(a)の作用により撹拌されながら乾燥される。区間1の撹拌プレート41(a)のパドル55は、本実施例では主軸37の長手方向に対して45°の角度が付けられているので、穀粒は撹拌されながら区間2に搬送される。区間1には、乾燥初期の未乾燥の穀粒が三条ねじロール30から連続的に搬送されるので、該穀粒が区間1で結着又は付着による詰まりが生じないように、スムーズに区間2に搬送する必要がある。このため、撹拌プレート41(a)のパドル55の45°の角度は、区間1の穀粒の搬送速度を区間1〜区間4の中で一番早くすることを可能にする。
区間2に搬送された穀粒は、回転する撹拌プレート41(b)の作用により撹拌されながら乾燥される。撹拌プレート41(b)のパドル55は、本実施例では主軸37の長手方向に対して30°の角度が付けられているので、穀粒は撹拌されながら区間3に搬送される。ただし、区間2でのパドル55による搬送作用は、区間1でのパドル55による搬送作用ほど強くなく、よって、区間2における穀粒の搬送速度は区間1よりも遅い。区間2では、区間1よりも穀粒表面に添加された結着材の乾燥が進んでいるので、区間2では区間1よりも結着や付着による詰まりが起こりにくい。このため、区間1よりも穀粒の搬送速度を遅くすることができ、区間2を搬送される間の穀粒の乾燥時間を多く確保することができる。
区間3に搬送された穀粒は、回転する撹拌プレート41(c)の作用により撹拌されながら乾燥される。撹拌プレート41(c)のパドル部55は、本実施例では主軸37の長手方向に対して15°の角度が付けられているので、穀粒は撹拌されながら区間4に搬送される。ただし、区間3でのパドル55による搬送作用は、区間2でのパドル55による搬送作用ほど強くはない。よって、区間3における穀粒の搬送速度は区間2よりも遅い。区間3では、区間2よりも穀粒表面に添加された結着材の乾燥がさらに進んでいるので、区間3では区間2よりも結着や付着による詰まりが起こりにくい。このため、区間2よりも穀粒の搬送速度を遅くすることができ、区間3を搬送される間の穀粒の乾燥時間を多く確保することができる。
区間4に搬送された穀粒は、回転する撹拌プレート46の作用により撹拌されながら乾燥される。撹拌プレート46にはパドル部55が設けられておらず、また、主軸37の長手方向と平行になるようにホルダ42に取り付けてあるため、区間4では穀粒を排出口47の方向へ搬送する作用はない。このため、区間3よりもさらに穀粒の搬送速度は遅い。しかし、区間4まで搬送されている間に穀粒に添加された結着材は乾燥がほぼ完了しているので、区間4では結着や付着による詰まりが起こりにくい。このため、区間3よりも穀粒の搬送速度を遅くし、区間4での穀粒の乾燥時間を多く確保することができる。
なお、区間4の撹拌プレート46には、穀粒を排出口47の方向へ搬送する作用はないが、区間3から連続的に穀粒が搬送されてくるので、穀粒は区間4に滞留することなく、排出口47から連続的に排出される。
乾燥ユニットCに供給された穀粒は、区間1〜区間4を搬送される間に、回転する各撹拌プレート41及び撹拌プレート46の作用により乾燥室40内で撹拌され、その上、乾燥室40の上方に設けた開口部59から熱風が常時供給されるので、穀粒表面に被覆された結着材が完全に乾燥してから排出口47から排出され、製品として出荷される。
前記熱風の温度や風量は、穀粒、結着材又は粉状の被覆材の種類により適宜変更すればよい。例えば、穀粒を白米として、1時間当たり250kgのコーティング米を製造する場合には、前記温度を約50℃、前記風量を約20m3/minとした。
また、穀粒が区間1〜区間4を搬送される間に、回転する各撹拌プレート41及び撹拌プレート46の作用により乾燥室40内で撹拌されるので、穀粒の表面は、穀粒同士が擦れ合ったり、乾燥室40のスクリーン95に接触するなどして滑らかに加工される。
本発明では、前記区間1〜区間4において、穀粒の搬送作用の強さに差を生じさせている。区間1から区間4にかけて段階的に搬送作用が弱くなるように、区間1が搬送作用が一番強く、排出口に近い区間ほど搬送作用が弱くなるように構成している。
前記区間1に、主軸37に対するパドル55の角度が45°の撹拌プレート41(a)を配設したのは、三条ねじロール30から搬送されてくる穀粒を詰まらせることなく撹拌させながら区間2に搬送させるためである。例えば、区間1に撹拌プレート46を配設すると、撹拌プレート46には搬送作用がないために、大量の穀粒が三条ねじロール30から搬送された場合には、穀粒が区間1内に付着していき、付着した箇所での穀粒の流れが滞り、詰まりが発生するおそれがある。
そして、前記区間2及び区間3において段階的に搬送作用を弱くしたのは、スムーズに穀粒を区間4に搬送させるためである。本実施例では、区間1から区間4まで4段階に搬送作用の異なる区間を設けているが、これに限定されることなく、例えば、被覆する穀粒が少量である等、乾燥ユニットCで詰まりが発生しにくい条件で穀粒を被覆する場合には、搬送作用の異なる区間を2段階に減少させることができる。逆に、結着材が乾燥しにくい等、乾燥ユニットCで詰まりしやすい条件で穀粒表面を被覆する場合には、搬送作用の異なる区間を増加させることが望ましい。
また、区間1から区間4にかけて段階的に搬送作用が弱くなるように構成しているので、コーティング装置1の連続運転中には、搬送作用が弱い区間ほど、その区間で搬送されている穀粒の搬送速度が遅くなり、該区間で撹拌されている穀粒の量が多くなる。このため、前記区間1〜区間4に取り付ける撹拌プレート41を、全て撹拌プレート41(a)にした場合よりも、搬送される距離は同じであっても穀粒を乾燥する時間を長くすることが可能となるので、コーティング装置の小型化が図れる。
本発明のコーティング装置でのコーティング米の製造工程を示すフローチャートである。 本発明のコーティング装置に係る斜視図である。 本発明のコーティング装置1における被覆ユニットAの概略部分断面図である。 コーティング装置1における被覆ユニットAの被覆用撹拌室94内部を説明するための図である。 ノズル17の構造を示す概略図である。 コーティング装置1における付着ユニットBの付着用撹拌室67内部を説明するための図である。 コーティング装置1における乾燥ユニットCの乾燥室40内部を説明するための図である。 三条ねじロール30の構造を説明するための図である。 乾燥室40の内部を説明するための図である。 撹拌プレートの取り付け構造を説明するための図である。 撹拌プレートの平面図である。 乾燥室40の斜視図である。 穀粒が搬送される乾燥ユニットCの各区間を示した図である。

Claims (4)

  1. 円筒シェルによって構成された被覆室と、前記被覆室の長手方向に沿って回転自在に配設され且つ前記被覆室内に供給された穀粒を撹拌しながら前記被覆室の長手方向に搬送するように、回転駆動される撹拌搬送手段と、前記被覆室で液状の結着材を穀粒の表面に被覆するために、前記被覆室内を搬送されている穀粒に液状の結着材を噴霧するためのノズルと、が設けられた被覆ユニットと、
    円筒シェルによって構成された付着室と、前記付着室の長手方向に沿って回転自在に配設され且つ前記付着室内に供給された結着材被覆穀粒を撹拌しながら前記付着室の長手方向に搬送するように、回転駆動される撹拌搬送手段と、前記付着室で粉状の被覆材を前記結着材被覆穀粒に付着させるために、前記付着室内を搬送されている結着材被覆穀粒に粉状の被覆材を添加するための計量フィーダと、が設けられた付着ユニットと、
    通気性のある円筒型のスクリーンから構成される乾燥室と、前記乾燥室内に、前記乾燥室の長手方向に沿って回転自在に配設され、前記付着ユニットから前記乾燥室内に搬送された穀粒を撹拌しながら前記乾燥室の長手方向に搬送するように回転駆動される撹拌手段と、前記乾燥室内に熱風を供給するための熱風送風路と、前記熱風を排出するための熱風排風路と、が設けられた乾燥ユニットと、
    から構成されるコーティング装置。
  2. 請求の範囲1に記載のコーティング装置において、前記乾燥ユニットにおける前記撹拌手段は、前記乾燥室内に、前記乾燥室の長手方向に沿って回転自在に配設され主軸と、その長手方向に沿って複数配設され、穀粒の搬送方向に対して下流ほど穀粒を搬送する速度を遅くするように構成されていることを特徴とするコーティング装置。
  3. 前記撹拌手段が、前記主軸の長手方向に沿って平行に取り付けられた撹拌プレートから構成され、該撹拌プレートに複数のパドル部を設け、搬送方向に対して該パドル部の先端部の角度を調節することによって穀粒を搬送する速度を制御するを特徴とする請求の範囲1又は2に記載のコーティング装置。
  4. 前記付着ユニットにおいて、前記付着室を形成する円筒シェルを振動させながら穀粒に粉状の被覆材を添加することを特徴とする請求の範囲1乃至3のいずれかに記載のコーティング装置。
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