JPWO2009050885A1 - 培養容器の蓋着脱装置及び培養装置 - Google Patents

培養容器の蓋着脱装置及び培養装置 Download PDF

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Abstract

培養容器を水平方向に移動させる第1の移動機構と、培養容器を上昇或いは下降させる第2の移動機構と、培養容器の容器本体が挿入される被挿入領域、及び培養容器の蓋が載置される蓋載置部を有する蓋着脱用プレートと、培養容器から蓋を取り外す際に、蓋着脱用プレートの被挿入領域に容器本体を挿入するように第1の移動機構を制御した後、蓋着脱用プレートの蓋載置部に蓋を載置させた状態で容器本体を引き離すように第2の移動機構を制御し、培養容器に蓋を取り付ける際に、蓋着脱用プレートの被挿入領域の下方に培養容器の容器本体を位置させるように第1の移動機構を制御した後、蓋着脱用プレートの蓋載置部にある蓋に向けて容器本体を移動させるように第2の移動機構を制御する搬送制御手段と、を備えたことを特徴とする。

Description

本発明は、細胞などを培養する培養容器の蓋の取り外し及び取り付けを行う蓋着脱装置及び培養装置に関する。
培養容器内で培養した細胞に対して、試薬添加、培地交換、継代などを行う作業としては、まず培養容器の蓋を開いて、培養容器の内部にアクセスした後、培養容器の蓋を閉じる作業が必要となる。このような作業は、例えば培養容器を保管する保管庫(以下、ストッカー)から培養容器を自動的に搬送した後、吸着板などにより培養容器の蓋を吸着しながら、蓋を開閉する方法が挙げられる(特許文献1参照)。
特開2004−305148号公報
しかしながら、吸着板を用いて蓋を吸着しながら培養容器の蓋を開閉する場合、吸着板に蓋を吸着させる吸着用のコンプレッサーや、蓋を吸着する機構などが新たに必要となることから、設備自体がコスト高となり、また、設備自体を大型化することになる。
本発明は、簡易な構成で蓋の着脱を容易に行わせることができるようにした培養容器の蓋着脱装置及び培養装置を提供することを目的にする。そして、この着脱装置は、細胞培養装置や自動分注装置や分析装置などの培養容器の蓋開閉に使用できる。
第1の発明における培養容器の蓋着脱装置は、検体を収納する収納部が形成された容器本体と、該容器本体の上面、及び側面の一部を被覆する蓋とから構成された培養容器の蓋着脱装置であって、前記培養容器を水平方向に移動させる第1の移動機構と、前記培養容器を上昇或いは下降させる第2の移動機構と、前記培養容器の容器本体が挿入される被挿入領域、及び前記培養容器の蓋が載置される蓋載置部を有する蓋着脱用プレートと、前記培養容器から前記蓋を取り外す際に、前記蓋着脱用プレートの被挿入領域に前記容器本体を挿入するように前記第1の移動機構を制御した後、前記蓋着脱用プレートの蓋載置部に前記蓋を載置させた状態で前記容器本体を下降させるように前記第2の移動機構を制御し、前記培養容器に前記蓋を取り付ける際に、前記蓋着脱用プレートの被挿入領域の下方に前記培養容器の容器本体を位置させるように前記第1の移動機構を制御した後、前記蓋着脱用プレートの蓋載置部にある前記蓋に向けて前記容器本体を上昇させるように前記第2の移動機構を制御する搬送制御手段と、を備えたことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記蓋着脱用プレートは、前記培養容器の蓋と容器本体と間に生じる隙間の間隔よりも薄い厚みからなる板状の部材から構成され、前記蓋載置部は、前記板状の部材の上面側に形成され、前記被挿入領域は、前記培養容器の容器本体が挿入されたときに、前記蓋載置部のエッジが前記培養容器の蓋と容器本体とに生じる隙間に入り込むように、前記板状の部材の一部が切り欠かれることで形成されることを特徴とする。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記蓋着脱用プレートの蓋載置部には、前記被挿入領域に挿入された前記培養容器の蓋の位置決めを行う位置決め片を備えていることを特徴とする。
第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれかにおいて、前記蓋着脱用プレートは、前記蓋が載置されたことを検知する蓋検知手段を備えていることを特徴とする。
第5の発明は、第1〜第4の発明のいずれかにおいて、前記蓋着脱用プレートは、載置された前記蓋の脱落防止用突起を備えていることを特徴とする。
第6の発明は、第1〜第5の発明のいずれかにおいて、前記蓋着脱用プレートは、前記培養容器の形状に合わせて交換可能であることを特徴とする。
第7の発明は、第1〜第6の発明の培養容器の蓋着脱装置が使用される培養装置において、前記培養容器を収納するストッカーを備え、前記蓋着脱用プレートは前記ストッカーに設けられたことを特徴とする。
細胞培養観察装置の構成の概略を示す説明図である。 細胞培養観察装置の培養観察領域の構成の概略を示す説明図である。 蓋着脱ユニットの構成を示す分解図である。 培養容器の構成の一例を示す分解図である。 培養容器を蓋着脱ユニットに向けて移動させる際の状態を示す斜視図である。 蓋着脱ユニットに培養容器を挿入した状態を示す斜視図である。 蓋着脱ユニットにより、培養容器の蓋を取り外した状態を示す斜視図である。 ストッカーに蓋着脱ユニットを複数配設した実施形態を示す斜視図である。
図1及び図2は、細胞培養観察装置10の構成の一例を示している。細胞培養観察装置10は、筐体11の内部にベース板12が設けられることによって、上下2つの領域13,14に区画される。以下では、筐体11の内部の領域のうち、ベース板12よりも上部の領域13を培養観察領域13と称して説明する。
培養観察領域13には、ストッカー設置部20、キャリー設置部21の他に、搬送ユニット22、分注ユニット23、観察ユニット24及び蓋着脱ユニット25が設けられている。一方、筐体11の内部の領域のうち、ベース板12よりも下方の領域14には、搬送ユニット22を制御する搬送制御装置26、分注ユニット23を制御する分注制御装置27、観察ユニット24を制御する観察制御装置28が配設される。なお、観察ユニット24は、これら2つの領域13,14に跨って配設されており、観察ユニット24とベース板12との間には、培養観察領域13を気密にする、或いは培養観察領域13への熱の流入、または培養観察領域13から熱の流出を防止するためのパッキン(図示省略)が配設される。
この筐体11の前面上部には、外扉30と内扉31とが軸着される。外扉30及び内扉31の背面の周縁部にはパッキン32,33がそれぞれ設けられており、それぞれの扉を閉じたときに、それぞれの扉30,31と培養観察領域13との間に生じる隙間を遮断することで培養観察領域13を気密にする。また、細胞培養観察装置10の外部から培養観察領域13の内部への熱の流入や、培養観察領域13の内部から細胞培養観察装置10の外部への熱の流出を防止する。なお、培養観察領域13は、環境条件が温度37℃、湿度90%、CO5%となるように維持される。
外扉30には、搬入用扉35が設けられている。この搬入用扉35は、後述する培養容器40を収納したキャリー42をキャリー設置部21に搬入する、或いはキャリー設置部21に設置されたキャリー42を搬出する際に開放される。なお、この搬入用扉35を開放すると、内扉31に設けられた小扉36が露呈される。内扉31及び小扉36はガラスや透明な合成樹脂から形成されており、外扉30を開放した場合であっても、その内部の環境条件が急激に変化することを防止している。内扉31に設けられる小扉36は、培養容器40が収納されたキャリー42をキャリー設置部21に搬入する、或いはキャリー設置部21からキャリー42を搬出する場合に搬入用扉18とともに開放される。
上述したように、筐体11の内部には、ストッカー設置部20、キャリー設置部21の他に、搬送ユニット22、分注ユニット23、観察ユニット24及び蓋着脱ユニット25が設けられている。ストッカー設置部20は、培養容器40を上下方向に例えば8個収納可能なストッカーと呼ばれる保管庫(以下、ストッカー41と称する)が例えば3個、筐体11の内壁面に沿って(Y軸方向に沿って)配設される。
キャリー設置部21は、例えば3つの培養容器40を積層して収納可能なキャリー42が設置される。なお、このキャリー42には、培養された細胞が収納された培養容器40や、細胞観察済みの培養容器40等が収納される。
搬送ユニット22は、キャリー42に収納された培養容器40をストッカー41に搬送したり、ストッカー41に収納された培養容器40を分注ユニット23、観察ユニット24、或いはキャリー42に搬送する。つまり、この搬送ユニット22は、培養容器40をX軸方向、Y軸方向、Z軸方向に搬送することができる。
この搬送ユニット22は、Xステージ50、Yステージ51、Zステージ52、回転ステージ53を備えている。Xステージ50は、Zステージ52に取り付けられる。このXステージ50はモータ55の駆動に基づいてX軸方向に移動する。また、このXステージ50は、X軸方向に伸縮自在となっている。このXステージ50の先端には、支持アーム56,57が所定の間隔を空けて設けられている。支持アーム56は、後述するホルダ100の保持片103、104を、支持アーム57は、ホルダの保持片105,106をそれぞれ支持する。
Yステージ51は、モータ60の駆動軸に固定された駆動ネジ軸61の回転によってY軸方向に移動する。なお、符号62,63はガイド軸であり、Yステージ51の移動方向を規制する。
Zステージ52は、回転ステージ53を介してYステージ51に取り付けられる。このZステージ52は、モータ65の駆動軸に固定された駆動ネジ軸66の回転によってZ軸方向に移動する。なお、符号67,68はガイド軸であり、Zステージ52の移動方向を規制する。
回転ステージ53は、駆動軸69を介してYステージ51に取り付けられる。この駆動軸69にはモータ(図示省略)が直接、或いは間接的に接続され、このモータの駆動によって駆動軸69を軸にして、つまりL1を中心として回転ステージ53が回転する。この回転に合わせてXステージ50及びZステージ52も回転する。
分注ユニット23は、蓋着脱ユニット25によって蓋96が取り外された培養容器40の各ウエル97に対して、試薬等の溶液を添加するユニットである。観察ユニット24は、培養容器40の各ウエル97の内部の細胞を観察するユニットであり、この観察ユニット24としては、既存の顕微鏡などが挙げられる。
図3に示すように、蓋着脱ユニット25は、蓋着脱用プレート75と、この蓋着脱用プレート75を筐体11の内部に固定する固定板76とから構成される。この蓋着脱用プレート75は、開口77,78に固定板76の位置決めピン87,88がそれぞれ挿通されることで固定板76に位置決めされ、この状態を保持したままネジ79等により固定板76に固定される。なお、符号80は、ネジ79が挿通される開口である。
蓋着脱用プレート75は、板状の部材から構成され、その短手方向の中央部が、長手方向の一端部側から他端部側にかけて矩形に切り欠かれた略U字状から構成される。この矩形に切りかかれた部分(図3のハッチングに示す被挿入領域)75aに培養容器40の容器本体95の周壁98が挿入される。以下では、この矩形に切りかかれた部分を、被挿入領域75aとして説明する。この被挿入領域75aの入り口付近は、培養容器40の容器本体95の周壁98が確実に挿入されるように、テーパ状となっている。
この蓋着脱用プレート75は、その厚みAが、培養容器40の容器本体95と蓋96との隙間99の幅Dよりも狭く形成される。なお、蓋着脱用プレート75の厚みAは、隙間99の幅Dの1/3程度に設定されることが好ましい。また、切り欠かれた箇所の間隔Bは、培養容器40の蓋96の短手方向の幅Fよりも狭く、容器本体95に形成される周壁98の短手方向の幅Gよりも広く形成される。
また、蓋着脱用プレート75の蓋載置部75bの上面には、略U字形状の位置決め片81が蓋着脱用プレート75の形状に沿って形成されている。この位置決め片81の幅Cは、蓋96の短手方向の幅Fよりも広く形成されており、培養容器40を蓋着脱ユニット25に向けて移動させたときに、位置決め片81で囲まれる領域内に蓋96が挿入される。この位置決め片81の両端部は、挿入される蓋96が位置決め片81で囲まれる領域内に入り易いように、それぞれ相反する方向に折れ曲がっている。
蓋着脱用プレート75の上面で、位置決め片81の両端部近傍には、蓋載置部75bに載置された蓋96の脱落を防止するための蓋脱落用突起82,83が設けられている。なお、これら突起82,83の高さは、隙間99の幅Dの1/6程度が好ましい。
蓋着脱用プレート75には、位置決め片81の内側の領域には、蓋96の有無を検知する蓋検知センサ84が設けられている。この蓋検知センサ84としては、接触したことを検知する接触型のセンサの他、光学センサ等を用いることができる。なお、この蓋検知センサ84は、位置決め片81の内側の領域、つまり蓋96が蓋着脱用プレート75の蓋載置部75bに配設すればよい。また、この蓋検知センサ80は、単数ではなく、複数設置することも可能である。
固定板76は、蓋着脱用プレート75と同様に、略U字形状から構成されている。この固定板76は、筐体11の所定位置に保持されており、固定板76の上面に蓋着脱用プレート75がネジ79等により固定されることによって、蓋着脱用プレート75を筐体11の所定位置に保持する。なお、符号86は、ネジ79が螺合するネジ穴である。また、この固定板76の短手方向の両端縁で、且つ長手方向の中央部には、蓋着脱用プレート75の開口77,78が挿通される位置決めピン87,88が設けられる。
図4は、培養容器40の構成を示す斜視図である。培養容器40は、容器本体95と、容器本体95の上面に着脱可能な蓋96とから構成されている。容器本体95と蓋96とは、例えば透明なガラス、或いは透明な合成樹脂から形成される。容器本体95は、例えば6つの収納部(ウエル)97を備えており、これらウエル97のそれぞれに、培養する細胞が収納される。
容器本体95の上面には、ウエル97を囲うように、また、該容器本体95の上面の周縁に沿った周壁98が設けられている。この周壁98は蓋96を取り付ける際に、その上端縁部が蓋96の内部に収納され、蓋96と容器本体95との間に幅Dの隙間99を形成する(図5参照)。また、容器本体95の上面の短手方向の幅Hは、蓋96の短手方向の幅Fと同一となるように形成される。これにより、容器本体95に蓋96を取り付けると、それぞれの側面が略同一平面となる。
この培養容器40はホルダ100に保持された状態で、ストッカー41、キャリー42の内部にそれぞれ収納され、また、各部に搬送される。ホルダ100は、中央に開口101が設けられた長方板形状の基板102と、基板102の短手方向の両端部に設けられ保持片103〜106とから構成される。上述したように、培養容器404はホルダ100に保持された状態で各部に搬送されることから、例えば、培養容器40が観察ユニット25に搬送された場合に、ホルダ100によって保持された培養容器40に収納される細胞を透過観察できるように開口101が設けられている。なお、ホルダ100を透明な合成樹脂、或いは透明なガラス等から形成する場合には、必ずしも開口101を設ける必要はない。
基板102の上面四隅には、L字形状の位置決め片107〜110が設けられている。これら位置決め片107〜110は、容器本体95を基板102に対して位置決めする。これら位置決め片107〜110のうち、位置決め片110の両端部には板バネ111,112がそれぞれ取り付けられる。これら板バネ111,112のうち、板バネ111は位置決め片109に向けて延出され、また、板バネ112は位置決め片108に向けて延出されている。つまり、板バネ111は容器本体95の短手方向の中央部を押圧することで、容器本体95を位置決め片107,108に圧接させる。また、板バネ112は容器本体95の長手方向の中央部を押圧することで、容器本体95を位置決め片107,109に向けて圧接させる。これにより、蓋96を取り外す際に容器本体95がホルダ100から逸脱することが防止される。
保持片103〜106は、基板102の短手方向の両端部に、且つ基板102の長手方向に所定の間隔を空けて設けられている。この保持片103,104は、培養容器40を搬送する際にアーム部57に支持され、この保持片105,106は、培養容器40を搬送する際にアーム部56に支持される。また、これら保持片103〜106は、培養容器40をストッカー41やキャリー42に収納する際に、ストッカー41やキャリー42の保持片(図示せず)によって支持される。
次に、蓋着脱ユニット25を用いて培養容器40の蓋96を着脱する流れについて説明する。培養容器40のウエル97に試薬を注入する場合、搬送ユニット22を駆動させて、該当する培養容器40のホルダ100の下方に、支持アーム56,57を挿入する。その後、Zステージ52を所定量上昇させる。このZステージ52の上昇時に、ホルダ100が支持アーム56,57によって支持される。その後、Xステージ50を移動させることで、ホルダ100がストッカー41の内部から引き出される。その後、駆動軸69を中心にして回転ステージ53を180°回転させる。この回転ステージ53の回転の後、蓋着脱用プレート75の被挿入領域75aに培養容器40の容器本体95の周壁98が入り込むように培養容器40を移動させる。なお、この移動によって、Z軸方向において、培養容器40の容器本体95と蓋96とに生じる隙間99の幅Dの範囲内に蓋着脱用プレート75が位置し、また蓋96の下面よりも下方に蓋脱落用突起82,83が位置する。
図5に示すように、培養容器40を蓋開閉ユニット25に向けて、Xステージ50をS方向に移動させる。Xステージ50をS方向に移動させると、蓋着脱用プレート75の被挿入領域75aに容器本体95の周壁98が挿入される。このとき、培養容器40の容器本体95と蓋96との間に形成される隙間99に、蓋着脱用プレート75の蓋載置部75bのエッジが入り込む(図6参照)。
その後、搬送ユニット22のZステージ52を下降させると、ホルダ100に保持された容器本体95はT方向に移動するが、蓋96は蓋着脱用プレート75の蓋載置部75bに当接され、T方向の移動が規制される。これにより、蓋96が蓋着脱用プレート75の蓋載置部75bに載置され、蓋96が容器本体95から引き離される。この蓋着脱用プレート75の上面には位置決め片81が設けられていることから、容器本体95から蓋96が引き離される過程で、蓋96の位置ズレが防止される。また、培養容器40を下降させたときに、蓋着脱用プレート75に蓋96が載置されると、蓋検知センサ84によって蓋96が検知されるので、誤って、異なる培養容器40の蓋96を開けるために、他の培養容器40を蓋着脱用プレート75に進入させることが防止される。
一方、培養容器40はホルダ100に設けられた板バネ111,112によって押圧されていることから、T方向への移動時に容器本体95がホルダ100から逸脱されることが防止される。
搬送ユニット22によって下降された容器本体95は、蓋96から引き離された後、分注ユニット23に搬送され、各ウエル97に試薬が添加される。その後、容器本体95は分注ユニット23から蓋着脱用プレート75の被挿入領域75aの下方まで搬送される。
この搬送の後、Zステージ52が上昇する。Zステージ52の上昇によって容器本体95がU方向に移動し、蓋着脱用プレート75の被挿入領域75aに周壁98が挿入される。この挿入時に、周壁98の上端縁部が蓋載置部75bに載置された蓋96の内部に収容される。周壁98の上端縁部が蓋96に収容されると、容器本体95の周壁98の上面が蓋96の内面に当接し、容器本体95によって蓋96が持ち上がる。蓋96が持ち上がることによって、蓋検知センサ84による蓋96の検知が終了する。これを受けて、蓋96の下面が蓋脱落用突起82,83よりも上方に位置するまでZステージ52を上昇させる。これにより、容器本体95に蓋96が取り付けられた状態となる。
このZステージ52の上昇が停止された後、Xステージ50がV方向に移動し、培養容器40が蓋着脱ユニット25から引き出される。例えば試薬が添加された直後の細胞を観察する場合には、培養容器40は観察ユニット24に向けて搬送される。一方、試薬が添加された直後の細胞を観察しない場合には、培養容器40は、ストッカー41の所定位置に収納される。
このように、搬送ユニット22を駆動させて培養容器40を搬送する際に、培養容器40の蓋96の着脱を行うことができるので、新たに蓋96の着脱を行う機構を設ける必要はない。また、蓋着脱用プレート75を培養観察領域13の内部に設けるだけで済むことから、蓋96を吸着するなどの機構を設ける必要はない。
本実施形態では、蓋着脱用プレートの形状を略U字形状としているが、これに限定される必要はなく、所定間隔を空けて配置された2枚の長方板状のプレートから蓋着脱用プレートを構成してもよい。この場合、所定間隔とは、蓋の短手方向の幅よりも狭く、容器本体の周壁の短手方向の幅よりも広い間隔であればよい。
本実施形態では、蓋と容器本体との間に隙間が形成される培養容器を用い、この隙間に蓋着脱用プレートが挿入される形態としているが、これに限定される必要はなく、例えば蓋を容器本体に取り付けたときに、容器本体の側面よりも蓋の側面が突出している培養容器を用いてもよい。この場合、蓋の下方において、容器本体を蓋着脱用プレートの被挿入領域に挿入させれば、培養容器を下降させたときに、蓋着脱用プレートに蓋が当接されることになり、容器本体から蓋を取り外すことができる。
なお、本実施形態では、培養容器の形状や大きさについては、詳細に触れていないが、例えば製造業者によっては、異なる形状や培養容器の大きさが異なる培養容器となる場合がある。このような形状や大きさの異なる培養容器に合わせて、蓋着脱用プレートを予め複数用意しておき、使用する培養容器に合わせて、固定板に固定される蓋着脱用プレートを交換できるにしてもよい。また、蓋着脱用プレートを使用する培養容器に合わせて交換
することができるようにした場合、蓋着脱用プレートの交換作業に手間がかかることから、培養観察領域内に複数の蓋着脱用プレートを予め設置しておくことも可能である。
さらに、ストッカー設置部120に設置される複数のストッカーの1つに、複数種類の蓋着脱用プレートを配設してもよい。例えば図7に示すように、ストッカー設置部120に培養容器124を収納したストッカー125と、複数種類の蓋着脱用プレート127を上下方向に配設したストッカー128とを設置する。この場合、ストッカー125から培養容器124を取り出した後、培養容器124の形状や大きさに合致する蓋着脱用プレート127を用いて、培養容器124の蓋を取り外す、或いは取り付ける。
また、ストッカーに蓋着脱用プレートを取り付ける場合としては、ストッカーの1つに複数種類の蓋着脱用プレートを設置するという形態の他に、ストッカーのそれぞれに保管される培養容器の形状や大きさに合わせた蓋着脱用プレートを設置するという形態も可能である。
本実施形態では、細胞培養観察装置に蓋着脱用プレートを配設した実施形態としているが、例えば、培養容器内に培養される細胞を自動的に交換する自動培地交換装置や、培養容器内に試薬を自動的に添加する自動分注装置など、培養容器の蓋を着脱する装置であれば、本発明の蓋着脱装置を用いることが可能である。

Claims (7)

  1. 検体を収納する収納部が形成された容器本体と、該容器本体の上面、及び側面の一部を被覆する蓋とから構成された培養容器の蓋着脱装置であって、
    前記培養容器を水平方向に移動させる第1の移動機構と、
    前記培養容器を上昇或いは下降させる第2の移動機構と、
    前記培養容器の容器本体が挿入される被挿入領域、及び前記培養容器の蓋が載置される蓋載置部を有する蓋着脱用プレートと、
    前記培養容器から前記蓋を取り外す際に、前記蓋着脱用プレートの被挿入領域に前記容器本体を挿入するように前記第1の移動機構を制御した後、前記蓋着脱用プレートの蓋載置部に前記蓋を載置させた状態で前記容器本体を引き離すように前記第2の移動機構を制御し、前記培養容器に前記蓋を取り付ける際に、前記蓋着脱用プレートの被挿入領域の下方に前記培養容器の容器本体を位置させるように前記第1の移動機構を制御した後、前記蓋着脱用プレートの蓋載置部にある前記蓋に向けて前記容器本体を移動させるように前記第2の移動機構を制御する搬送制御手段と、
    を備えたことを特徴とする培養容器の蓋着脱装置。
  2. 請求項1記載の培養容器の蓋着脱装置において、
    前記蓋着脱用プレートは、前記培養容器の蓋と容器本体と間に生じる隙間の間隔よりも薄い厚みからなる板状の部材から構成され、
    前記蓋載置部は、前記板状の部材の上面側に形成され、
    前記被挿入領域は、前記培養容器の容器本体が挿入されたときに、前記蓋載置部のエッジが前記培養容器の蓋と容器本体とに生じる隙間に入り込むように、前記板状の部材の一部が切り欠かれることで形成されることを特徴とする培養容器の蓋着脱装置。
  3. 請求項1又は2に記載の培養容器の蓋着脱装置において、
    前記蓋着脱用プレートの蓋載置部には、前記被挿入領域に挿入された前記培養容器の蓋の位置決めを行う位置決め片を備えていることを特徴とする培養容器の蓋着脱装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の培養容器の蓋着脱装置において、
    前記蓋着脱用プレートは、前記蓋が載置されたことを検知する蓋検知手段を備えていることを特徴とする培養容器の蓋着脱装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の培養容器の蓋着脱装置において、
    前記蓋着脱用プレートは、載置された前記蓋の脱落防止用突起を備えていることを特徴とする培養容器の蓋着脱装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の培養容器の蓋着脱装置において、
    前記蓋着脱用プレートは、前記培養容器の形状に合わせて交換可能であることを特徴とする培養容器の蓋着脱装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の培養容器の蓋着脱装置が使用される培養装置において、
    前記培養容器を収納するストッカーを備え、
    前記蓋着脱用プレートは前記ストッカーに設けられたことを特徴とする培養装置。
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