JPWO2009041285A1 - キャブおよび建設機械 - Google Patents

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Abstract

キャブ(10)では、旋回フレーム(3)上に配置されたキャブ(10)を構成する右後柱部材(34)が、旋回フレーム(3)の一部である取付部(3a)に対して近接配置されている場合において、右後柱部材(34)における上記近接部分に対して、孔部(34a)と板材(21a)とを組み合わせた補強構造(20)を設けている。パイプ状の右後柱部材(34)の壁面に貫通するように形成された孔部(34a)に対して、板材(21a)が挿入された状態で固定されることで、補強構造(20)を構成している。

Description

本発明は、例えば、油圧ショベル等の建設機械に搭載されるキャブを構成する柱部材の補強構造を備えたキャブおよび建設機械に関する。
近年、建設機械に搭載されるキャブの柱部材として、内部が空洞のパイプ材を用いて構成されたキャブ構造が採用されている。
このような建設機械に搭載されたキャブ構造では、柱部材として用いられるパイプにも所定値以上の強度が要求される。しかしながら、強度を向上させるためにパイプの肉厚を上げたのでは、材料費や加工費等が増大してコストアップの要因となる。このため、強度面とコスト面との問題をともに解決可能なパイプの補強構造が求められている。
例えば、特許文献1には、板金部材を貼り合わせて構成されるピラー(柱部材)の強度を補うために、ピラーの内部に上端から下端まで板材を挿入した構成が開示されている。
また、特許文献2には、外管パイプの内部に内管を挿入して外管の外周長を減少させる縮径工程を行うことにより二重管を形成してパイプを補強する二重管の製造方法が開示されている。
特開2006−240568号公報(平成18年9月14日公開) 特開2005−111557号公報(平成17年4月28日公開)
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、上記従来のパイプの補強構造では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記特許文献1,2に開示されたパイプの補強構造では、パイプの長手方向に渡って一様な補強構造となっている。このため、例えば、旋回フレームに対して近接配置されたキャブを構成する柱部材が、キャブに対して付与された外力によって旋回フレームの一部に接触した場合には、柱部材に対して局所的な外力が付与されるために、その部分で折れ曲がるおそれがある。
本発明の課題は、旋回フレームに近接配置されて折れ曲がるおそれがある部分における強度を十分に担保することが可能なキャブおよび建設機械を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
第1の発明に係るキャブは、内部に空間を有する異形断面の左右後柱部材を含むキャブであって、第1孔部と、第1板材と、を含む右後柱部材を備えている。第1孔部は、右後柱部材に設けるとともに、長手方向が右後柱部材の長手方向に沿って形成され、右後柱部材の左右方向において右後柱部材を貫通するように形成されている。第1板材は、第1孔部に挿入された状態で固定される。
ここでは、例えば、油圧ショベル等の建設機械を構成する旋回フレームの一部であるメインビームに対して近接配置されたパイプ状の柱部材の部分に対して、外周部に内部まで貫通する第1孔部を形成している。そして、第1板材が、第1孔部に対して挿入された状態で固定され、補強構造を構成している。
ここで、上記旋回フレームのメインビームには、例えば、作業機の取付部等のようにフレームから突出した部分等が含まれる。
これにより、建設機械が転倒した際等において、キャブの変形等によってキャブを構成する柱部材の一部が近接配置された旋回フレームのメインビームと接触した場合でも、その部分に設けられた補強構造によって局所的に柱部材の強度を向上させることができる。この結果、パイプ状の柱部材に対して最小限の構成を追加するだけで、柱部材が接触部分において折れ曲がることを回避して、キャブの軽量化を図りつつ、キャブの剛性をさらに向上させることができる。
第2の発明に係るキャブは、第1の発明に係るキャブであって、第1板材は、右後柱部材の断面における略中心部を通過するように、第1孔部に挿入される。
ここでは、パイプ状の柱部材の外周面に形成された第1孔部に対して挿入される板材を、パイプ状の断面のほぼ中心部分を通過するように挿入し、固定している。
これにより、パイプ状の断面における端部を通過するように固定された板材を含む補強構造と比較して、柱部材の強度を安定的に向上させることができる。この結果、建設機械の転倒時等におけるキャブの変形を、最小限とすることができる。
第3の発明に係るキャブは、第1または第2の発明に係るキャブであって、柱部材の長手方向における略中央部付近に形成された第2孔部と、第2孔部に挿入された状態で固定された第2板材と、をさらに備えている。
ここでは、柱部材の長手方向における略中央部付近にも、別途、補強構造(第2孔部と第2板材)を設けている。
これにより、柱部材における最も折れ曲がり易いと想定される長手方向における中央部付近にも補強構造を設け、これを上述した局所的な補強構造と組み合わせることができる。この結果、それぞれの柱部材についての強度を向上させることができるため、キャブ全体としての剛性を向上させることができる。
第4の発明に係るキャブは、第3の発明に係るキャブであって、第1孔部は、第2孔部に対して、幅方向においてずらすとともに、柱部材の長手方向において一部が重複するように形成されている。
ここでは、柱部材に設けられた2つの補強構造について、長手方向において第1孔部と第2孔部とが一部重複するように、幅方向においてずらして形成されている。換言すれば、柱部材の側面視において、第1孔部の端部と第2孔部の端部とが重なるように、幅方向においてずらして形成されている。
これにより、長手方向に配置された2つの補強構造のつなぎ目の部分において局所的に強度が低い部分が形成されることを回避することができる。この結果、柱部材の長手方向において、一様に強度を向上させることができる。
第5の発明に係るキャブは、第3の発明に係るキャブであって、第2孔部は、柱部材の長手方向に沿って並列に2つ形成されている。第1孔部は、2つの第2孔部の間に形成されている。
ここでは、柱部材に形成される2つの補強構造は、柱部材の長手方向における略中央部付近に並列配置された2つの第2孔部と、その間における長手方向にずらした位置に形成された第1孔部と、を含むように構成されている。
これにより、第1孔部および第2孔部に対して、それぞれ1枚、2枚の板材(第1板材、第2板材)を挿入することができる。この結果、3枚の板材(第1・第2板材)によって、効果的な補強構造を形成することができる。
第6の発明に係る建設機械は、キャブとメインビームとを含む建設機械であって、第1孔部と、第1板材と、を備えている。キャブは、旋回フレーム上に搭載され内部に空間を有する異形断面の左右後柱部材を含む。メインビームは、旋回フレームに設けられている。第1孔部は、メインビームに対して近接配置された柱部材において、長手方向が柱部材の長手方向に沿って形成され、柱部材の左右方向において柱部材を貫通するように、メインビームに隣接する位置に形成されている。第1板材は、第1孔部に挿入された状態で固定される。
これにより、上述したように、パイプ状の柱部材に対して最小限の構成を追加するだけで、柱部材が接触部分において折れ曲がることを回避して、キャブの軽量化を図りつつ、キャブの剛性をさらに向上させることができる。
第7の発明に係る建設機械は、キャブとメインビームとを含む建設機械であって、第1孔部と、第1板材と、を備えている。キャブは、旋回フレーム上に搭載され内部に空間を有する異形断面の左右後柱部材を含む。メインビームは、旋回フレームに設けられている。第1孔部は、メインビームに対して近接配置された柱部材において、長手方向が柱部材の長手方向に沿って形成され、柱部材の左右方向において柱部材を貫通するように、メインビームに隣接する位置に形成されている。第1板材は、第1孔部に挿入された状態で固定され、通常時はメインビームに対して離間しており、キャブに対してメインビーム方向に負荷が掛かって柱部材が傾いた際にメインビームに対して当接する。
これにより、上述したように、パイプ状の柱部材に対して最小限の構成を追加するだけで、柱部材が接触部分において折れ曲がることを回避して、キャブの軽量化を図りつつ、キャブの剛性をさらに向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るキャブを搭載した油圧ショベルの構成を示す側面図。 図1の油圧ショベルの旋回フレーム上に搭載されたキャブを示す斜視図。 図2の旋回フレーム上のキャブを示す背面図。 図2の旋回フレーム上のキャブを示す側面図。 図2等のキャブの構成を示す斜視図。 図2の旋回フレームの一部とキャブとの近接位置に形成された補強構造を示す拡大図。 図5のキャブを構成する柱部材の1つの構成を示す側面図。 図7のA−A線矢視断面図。 (a),(b)は、補強構造を構成する板材を示す側面図と正面図。 図8の板材が柱部材の中央部付近に挿入された際の変形低減状態を説明するための断面図。 図6の補強構造同士の重複部分を示す拡大図。 図6の補強構造付近の構成を示す正面図。 転倒時等にキャブに負荷が掛かって変形した際の図6の補強構造付近の構成を示す詳細断面図。
符号の説明
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 旋回フレーム
3a メインビーム
4 作業機
5 カウンタウェイト
6 エンジン
10 キャブ
20 補強構造(柱部材の補強構造)
21a 板材(第1板材)
21aa 凸部
21b 板材(第2板材)
21c 板材(第3板材)
31 左前柱部材
32 右前柱部材
33 左後柱部材
34 右後柱部材(柱部材)
34a 孔部(第1孔部)
34b 孔部(第2孔部)
34c 孔部(第2孔部)
35 左中央柱部材
36 梁部材
P 履帯
本発明の一実施形態に係るキャブ10を搭載した油圧ショベル(建設機械)1について、図1〜図13を用いて説明すれば以下の通りである。
[油圧ショベル1全体の構成]
本実施形態に係る油圧ショベル1は、図1に示すように、下部走行体2と、旋回フレーム3と、作業機4と、カウンタウェイト5と、エンジン6と、キャブ10と、を備えている。
下部走行体2は、進行方向左右両端部分に巻き掛けられた履帯Pを回転させることで、油圧ショベル1を前後進させるとともに、上面側に旋回フレーム3を旋回可能な状態で搭載している。
旋回フレーム3は、下部走行体2上において任意の方向に旋回可能であって、上面に作業機4と、カウンタウェイト5と、エンジン6と、キャブ10と、を搭載している。旋回フレーム3は、ほぼ中央部分に、作業機4を取り付けるためのメインビーム3aを有している。メインビーム3aは、上方に向かって突出する一対の板状フレームであって、この間に作業機4のアームが装填されて回動可能な状態で固定される。なお、この旋回フレーム3の一部であるメインビーム3aとキャブ10を構成する柱部材34との近接部分X(図2参照)周辺の構成については、後段にて詳述する。
作業機4は、ブームと、ブームの先端に取り付けられたアームと、アームの先端に取り付けられたバケットとを含むように構成されており、油圧シリンダによってアームやバケット等を上下に移動させながら、土砂や砂礫等の掘削を行う土木工事の現場において作業を行う。
カウンタウェイト5は、例えば、鋼板を組み立てて形成した箱の中に屑鉄やコンクリート等を入れて固めたものであって、採掘時等において車体のバランスをとるために旋回フレーム3の後部に配置されている。
エンジン6は、下部走行体2や作業機4を駆動するための駆動源であって、カウンタウェイト5に隣接する位置に配置されている。
キャブ10は、油圧ショベル1のオペレータが乗降する運転室であって、作業機4の先端部を見通せるように、旋回フレーム3上における作業機4の取り付け部分の側方となる左側前部に配置されている(図2〜図4参照)。なお、このキャブ10のキャブ構造については、後段にて詳述する。
[キャブ10の構造]
キャブ10は、図2〜図4に示すように、旋回フレーム3上における作業機4が取り付けられるメインビーム3aの左側に近接して配置されている。また、キャブ10は、図5に示すように、5本の柱部材31〜35や梁部材36等によって構成されている。
柱部材31〜35は、左前柱部材31と、右前柱部材32と、左後柱部材33と、右後柱部材34と、左中央柱部材35と、を含むように構成されている。
左前柱部材31および右前柱部材32は、いわゆるAピラーと呼ばれる柱として使用されており、内部が中空の異形断面を有している。そして、左右前柱部材31,32は、中央部付近において折り曲げられて、キャブ10の前方において床面から立設される柱部分と天井面を構成する梁部分とを含んでいる。なお、上記異形断面とは、円管状のパイプを除く、例えば、断面が略四角形や複雑な形状のものを意味する。
左後柱部材33および右後柱部材34は、いわゆるCピラーと呼ばれる柱として利用されており、内部が中空の略四角形の異形断面を有している。そして、左右後柱部材33,34は、ほぼ直線状の柱としてキャブ10の後方において床面から立設されている。また、左右後柱部材33,34は、上端部同士を梁部材36によって互いに接合されている。さらに、左後柱部材33および右後柱部材34は、キャブ10の強度を確保する上で重要な役割を果たしている。特に、右後柱部材34は、作業時や休車時等の通常時には、近接する旋回フレーム3のメインビーム3aと離間しているが、油圧ショベル1が転倒した場合等においてキャブ10の変形や傾き等によって近接する旋回フレーム3のメインビーム3aに対して接触し、この部分を基点に折れ曲がるおそれがある。このため、右後柱部材34は、旋回フレーム3のメインビーム3aと接触するおそれがある部分を中心として、十分な強度を有することが好ましい。
本実施形態では、図6および図7等に示すように、右後柱部材34の側面に対して孔部34a,34b,34cをそれぞれ形成し、そこに板材21a,21b,21cを挿入して溶接によって固定した補強構造(柱部材の補強構造)20を採用している。なお、この補強構造20の構成については、後段にて詳述する。
左中央柱部材35は、いわゆるBピラーと呼ばれる柱として利用されており、ほぼ直線状の柱としてキャブ10の左側面におけるほぼ中央部において床面から立設されている。
[左右後柱部材34の補強構造20]
本実施形態では、図6および図7等に示すように、上述した油圧ショベル1に搭載されたキャブ10を構成する柱部材31〜35のうち、キャブ10の後方に配置されたCピラーに相当する右後柱部材34に対して、補強構造20を採用している。
なお、左後柱部材33については、旋回フレーム3のメインフレーム等の他の部材と接触するおそれがないことから、図5に示すように、長手方向における中央部付近等に、同様の補強構造20が採用されていればよい。
右後柱部材34は、図6および図12に示すように、旋回フレーム3のメインビーム3aに近接する位置に、互いに対向する2つの面を貫通する孔部(第1孔部)34aを有している。また、右後柱部材34は、図7および図8に示すように、長手方向におけるほぼ中央部付近に、幅方向において孔部34aを挟み込むように平行に形成され、互いに対向する面まで貫通する一対の孔部(第2孔部)34b,34cを有している。そして、図9(a)および図9(b)に示す板材(第1板材)21a等が、それぞれの孔部34a等に挿入された後、外周面側から溶接によって固定される。
これにより、孔部34aとこれに挿入された板材21aとによって、補強構造20が形成される。同様に、孔部34bとこれに挿入された板材(第2板材)21b、孔部34cとこれに挿入された板材(第3板材)21cとによって、それぞれ補強構造20が形成される。なお、板材21bと板材21cとは、孔部34b,34cに対して互いに反対向きに挿入されているものとする。
板材21a等は、挿入される孔部34a等の形状、間隔等に応じて、図9(a)および図9(b)に示すように、挿入側の先端に、複数の凸部21aaを有している。この挿入側の凸部21aaが孔部34aに対して嵌合することで、板材21aの位置決めを容易に行うことができる。なお、孔部34b,34cに対して挿入される他の板材21b,21cについても同様である。
また、板材21aは、近接配置された旋回フレーム3のメインビーム3aとの接触面に対して交差する方向に沿って挿入されている。これにより、図13に示すように、油圧ショベル1が転倒した際等にキャブ10が変形したり傾いたりした時等において、右後柱部材34の下部が旋回フレーム3のメインフレームに接触した場合でも、板材21aの挿入方向から付与される外力に対して板材21aが突っ張ることで、右後柱部材34の断面強度を向上させることができる。なお、実際の油圧ショベルでは、見栄え上、柱部材を覆うパネルが設けられており、板材21aがパネルを介して柱部材に当接する場合にも、同様の効果が期待できる。さらに、板材21aは、図8に示すように、右後柱部材34の断面形状におけるほぼ中央部付近を通過するように挿入固定されている。これにより、図10に示すように、板材21aの挿入方向に外力が付与された場合でも、右後柱部材34の変形量を低減することができる。
さらに、補強構造20に含まれる板材21aおよび孔部34aと、板材21b,21cおよび孔部34b,34cとは、図11に示すように、正面視において、右後柱部材34の長手方向に一部が重複するように配置されている。これにより、右後柱部材34の長手方向中央部付近の補強構造20と、下部の補強構造20とが途切れてしまうことを回避することができる。この結果、局所的に強度が低下する部分が形成されることを回避して、強度的に優れた右後柱部材34を構成することができる。
また、右後柱部材34の外周面に形成された孔部34a〜34cは、図7等に示すように、できる限り、長手方向において互いにずれた位置に形成されている。これにより、右後柱部材34の断面を構成する1つの面において、右後柱部材34の幅方向に開口部分が多く形成されることをできる限り回避することができる。この結果、右後柱部材34における1つの面に開口部分が多くなって、変形による組み付け精度が低下してしまうことを防止することができる。よって、溶接や組み付け等を精度よく実施することができる。
[右後柱部材34の補強構造20を含むキャブ10の特徴]
(1)
本実施形態のキャブ10では、図2等に示すように、旋回フレーム3上に配置されたキャブ10を構成する右後柱部材34が、旋回フレーム3のメインビーム3aに対して近接配置されている場合において、図6等に示すように、右後柱部材34における上記近接部分に対して、孔部34aと板材21aとを組み合わせた補強構造20を設けている。具体的には、パイプ状の右後柱部材34の壁面に貫通するように形成された孔部34aに対して、板材21aが挿入された状態で固定されることで、補強構造20を構成している。
これにより、例えば、油圧ショベル1が転倒した場合等においてキャブ10に対して側方から大きな外力が付与されてキャブ10が変形して互いに近接配置された右後柱部材34とメインビーム3aとが接触した場合でも、右後柱部材34が接触部分を基点に折れ曲がることを回避することができる。このように、右後柱部材34において局所的に負荷がかかりそうな部分について選択的に補強構造を設けることで、簡易な構成により、パイプ状の軽量化された右後柱部材34の強度を向上させつつ、結果としてキャブ10の剛性を効果的に向上させることができる。
(2)
本実施形態のキャブ10では、図8および図10に示すように、右後柱部材34の孔部34a〜34cに挿入された板材21a〜21cのうち、旋回フレーム3のメインビーム3aに近接配置された孔部34aに挿入された板材21aが、断面形状におけるほぼ中心位置を通過するように挿入固定されている。
これにより、右後柱部材34の断面強度を最も効果的に補強して、右後柱部材34の強度を安定的に向上させることができる。
(3)
本実施形態のキャブ10では、図6および図8に示すように、近接配置された旋回フレーム3のメインビーム3aとの接触面に対して交差する方向に沿って挿入固定されている。換言すれば、板材21aは、旋回フレーム3のメインビーム3aとの接触方向に沿って挿入固定されている。
これにより、キャブ10の変形等によって右後柱部材34が旋回フレーム3のメインビーム3aに接触した場合でも、その接触方向に沿って挿入固定された板材21aによって、右後柱部材34がつぶれないようにしっかりと突っ張ることができる。このように、特定の方向からの外力が付与されることが想定される部分には、その外力が付与される方向に応じて板材21aの挿入方向を設定することで、最も効果的に右後柱部材34を補強することができる。
(4)
本実施形態のキャブ10では、図7および図8に示すように、旋回フレーム3と近接配置された部分に設けられた補強構造20に加えて、右後柱部材34の長手方向におけるほぼ中央部付近に設けられた孔部34b,34cおよび板材21b,21cによって構成される補強構造20を組み合わせている。
これにより、例えば、キャブ10の上方からの外力が付与された場合等に最も負荷が掛かる右後柱部材34の部分(長手方向におけるほぼ中央部)にも、同様に補強構造20を設けることで、右後柱部材34の強度をさらに向上させることができる。この結果、キャブ10全体の剛性をさらに向上させることができる。
(5)
本実施形態のキャブ10では、図7および図11に示すように、右後柱部材34の同一面に形成された孔部34aと孔部34b,34cとが、その端部において一部重複するように互いに略平行に配置されている。
これにより、右後柱部材34において、長手方向に複数の補強構造20を配置した場合でも、補強構造20同士の間等のように局部的に強度が劣る部分が形成されることを回避することができる。この結果、長手方向において安定して補強された右後柱部材34を構成することができる。
(6)
本実施形態のキャブ10では、図7および図11等に示すように、旋回フレーム3の一部に近接配置された部分に設けられた補強構造20(孔部34aおよび板材21a)を、右後柱部材34のほぼ中央部付近に設けられた補強構造20(一対の孔部34b,34cおよび板材21b,21c)の間に配置している。
これにより、3枚の板材21a〜21cを組み合わせて、右後柱部材34に付与されることが想定される外力に対して、効果的に対抗する補強構造20を構成することができる。
(7)
本実施形態の油圧ショベル1のキャブ10は、図1および図2に示すように、上述した補強構造20を含む右後柱部材34を含んでいる。
これにより、上述したように、パイプ状の柱部材31〜34を用いて軽量化を図るとともに、局所的に外力がかかるおそれがある部分を効果的に補強して、キャブ10全体の剛性を向上させることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、本発明に係る補強構造20を、キャブ10を構成する右後柱部材34に対してのみ採用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、旋回フレームの一部等のような他の部材に対して近接配置された全ての柱部材に対して、本発明の補強構造を採用してもよい。あるいは、右後柱部材以外の特定の柱部材に対して採用することもできる。
(B)
上記実施形態では、本発明の補強構造20が採用された右後柱部材34に近接配置された旋回フレーム3の一部として、作業機4が取り付けられるメインビーム3aを例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、特定の柱部材に対して近接配置される柱部材の一部としては、作業機の取付部分の突出部以外にも、他の部分であってもよい。
(C)
上記実施形態では、右後柱部材34に対して、3つの孔部34a〜34cに対してそれぞれ板材21a〜21cを挿入し、補強構造20とした例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、特定の柱部材に対して1つだけ設けられた孔部に対して1枚の板材が挿入された補強構造であってもよい。
あるいは、3つ以上設けられたそれぞれの孔部に対して、各1枚ずつ板材が挿入されて補強構造が構成されていてもよい。
(D)
上記実施形態では、右後柱部材34の長手方向における中央部付近に形成された孔部34b,34cに対して挿入される板材21b,21cの挿入方向を反対向きにした例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、板材の挿入方向を全て同じにしてもよい。
ただし、キャブに対する外力が付与される方向が一定ではない場合には、様々な向きで 挿入された板材を含む補強構造であることがより好ましい。
(E)
上記実施形態では、本発明に係る柱部材の補強構造20を含む柱部材によって構成されるキャブ10を搭載した建設機械として、油圧ショベル1を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ホイルローダ等の他の建設機械に搭載されるキャブを構成する柱部材に対して、本発明の補強構造が適用されてもよい。
本発明の柱部材の補強構造は、パイプ状の柱部材に対して最小限の構成を追加するだけで、柱部材が接触部分において折れ曲がることを回避して、キャブの軽量化を図りつつ、キャブの剛性をさらに向上させることができるという効果を奏することから、建設機械のキャブを構成する柱部材に対して広く適用可能である。

Claims (7)

  1. 内部に空間を有する異形断面の左右後柱部材を含むキャブであって、
    右後柱部材に設けるとともに、長手方向が前記右後柱部材の長手方向に沿って形成され、前記右後柱部材の左右方向において前記右後柱部材を貫通するように形成された第1孔部と、
    前記第1孔部に挿入された状態で固定される第1板材と、
    を含む前記右後柱部材を備えているキャブ。
  2. 前記第1板材は、前記柱部材の断面における略中心部を通過するように、前記第1孔部に挿入される、
    請求項1に記載のキャブ。
  3. 前記柱部材の長手方向における略中央部付近に形成された第2孔部と、
    前記第2孔部に挿入された状態で固定された第2板材と、
    をさらに備えている、
    請求項1または2に記載のキャブ。
  4. 前記第1孔部は、前記第2孔部に対して、幅方向においてずらすとともに、前記柱部材の長手方向において一部が重複するように形成されている、
    請求項3に記載のキャブ。
  5. 前記第2孔部は、前記柱部材の長手方向に沿って並列に2つ形成されており、
    前記第1孔部は、前記2つの第2孔部の間に形成されている、
    請求項3に記載のキャブ。
  6. 旋回フレーム上に搭載され内部に空間を有する異形断面の左右後柱部材を含むキャブと、前記旋回フレームに設けられたメインビームと、を含む建設機械であって、
    前記メインビームに対して近接配置された柱部材において、長手方向が前記柱部材の長手方向に沿って形成され、前記柱部材の左右方向において前記柱部材を貫通するように、前記メインビームに隣接する位置に形成された第1孔部と、
    前記第1孔部に挿入された状態で固定される第1板材と、
    を備えている建設機械。
  7. 旋回フレーム上に搭載され内部に空間を有する異形断面の左右後柱部材を含むキャブと、前記旋回フレームに設けられたメインビームと、を含む建設機械であって、
    前記メインビームに対して近接配置された柱部材において、長手方向が前記柱部材の長手方向に沿って形成され、前記柱部材の左右方向において前記柱部材を貫通するように、前記メインビームに隣接する位置に形成された第1孔部と、
    前記第1孔部に挿入された状態で固定され、通常時は前記メインビームに対して離間しており、前記キャブに対して前記メインビーム方向に負荷が掛かって前記柱部材が傾いた際に前記メインビームに対して当接する第1板材と、
    を備えた建設機械。
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