JPWO2009017004A1 - 画像診断支援装置 - Google Patents

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Abstract

被検体の肺領域を含む断層像を取得する画像取得手段に接続され、前記画像取得手段によって取得された断層像を画像として表示する画像表示手段を備えた画像支援診断装置であって、前記画像中から胸壁を抽出するための計測範囲を設定する計測範囲設定手段と、前記設定された計測範囲内で前記画像中から胸壁を抽出する胸壁抽出手段と、前記計測範囲内で胸壁に付随する肥厚部を抽出する肥厚部抽出手段と、前記肥厚部の厚さを前記計測範囲の各位置において計測する肥厚部厚計測手段とを備える。

Description

本発明は、被検体の肺野を含む画像データを基に、肺の疾患やその兆候を定量的に把握することを可能とするための画像診断支援装置に係り、特に、肺へのアスベストの蓄積に伴う疾患の程度を定量化する技術に関する。
画像診断において、被検体に吸入されたアスベストの肺への蓄積は、肺壁や胸壁の厚さの異常として現れることが知られてきている。特許文献1ではたとえば、胸部X線画像において、アスベストをより好適に検出するために画像処理を行う技術が開示されている。
特開2007−244738号公報
更にアスベストによる病変は、中皮腫等のように程度が重くなると、X線CT装置により得られる断層像によっても診断できる。医師は、肺壁や胸壁の壁厚の異常を画像上で計測することにより、目視によって患者のアスベストの肺への蓄積や疾患を診断している。
しかしながら、医師による目視や部分的な壁厚の計測だけでは、アスベストを含む疾患が部分的にしかわからず、患者の肺全体についてどの程度アスベストに暴露され、石綿肺、中皮腫を患っているか診断しづらい。
本発明の目的は、被検体の肺野を含む画像データを基に、肺の疾患やその兆候を定量的に提示することを可能とするための画像支援診断装置を提供することにある。
上記目的は、被検体の肺領域を含む断層像を取得する画像取得手段に接続され、前記画像取得手段によって取得された断層像を画像として表示する画像表示手段を備えた画像支援診断装置であって、
前記画像中から胸壁を抽出するための計測範囲を設定する計測範囲設定手段と、前記設定された計測範囲で前記画像中から胸壁を抽出する胸壁抽出手段と、前記計測範囲内で胸壁に付随する肥厚部を抽出する肥厚部抽出手段と、前記肥厚部の厚さを前記計測範囲の各位置において計測する肥厚部厚計測手段とを備えたことを特徴とする画像診断支援装置によって達成される。
本発明によれば、被検体の肺野を含む画像データを基に、肺の疾患やその兆候を定量的に提示することを可能とするための画像診断支援装置を提供できる。
本発明の画像診断支援装置の全体構成例を示す概略図。 上記画像診断支援装置の第1の実施例の処理の流れを示すフローチャート。 図2の計測範囲の設定操作例を示す説明図。 図2の胸壁の算出例の説明図。 図2の分布計測の表示例を示す説明図。 上記画像診断支援装置の第2の実施例の処理の流れを示すフローチャート。 図6の計測範囲の設定操作例を示す説明図。 図6の分布計測の表示例を示す説明図。 上記画像診断支援装置の第3の実施例の処理の原理を示す説明図。 上記画像診断支援装置の第5の実施例の原理を示す説明図。
符号の説明
50 脂肪領域、51 肺壁の設定厚より厚い領域の割合
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基づいて説明する。なお、発明の実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の実施例1に係る画像診断支援装置全体の構成例を示すハードウエア構成図である。
具体的には、画像診断支援装置10は、例えば被検体の肺領域を含む断層像を取得する画像取得手段として、被検体の画像を撮影する医用画像撮影装置2とLAN3等のネットワークによって接続される。医用画像撮影装置2は、例としてX線CT装置を記載したが、MRI装置や超音波撮影装置のように被検体の画像(好ましくは三次元画像)を撮影可能な装置であれば良い。
画像診断支援装置10は、主として各構成要素の動作を制御する制御装置としての中央処理装置(CPU)11、装置の制御プログラムが格納されたり、プログラム実行時の作業領域となったりする主メモリ12と、オペレーティングシステム(OS)、周辺機器のデバイスドライブ、胸壁の厚さ測定等の処理を行うためのプログラムを含む各種アプリケーションソフト等が格納される磁気ディスク13と、表示用データを一時記憶する表示メモリ14と、画像取得手段によって取得された断層像を画像として表示する画像表示手段として、表示メモリ14からのデータに基づいて画像を表示するCRTモニタや液晶モニタ等のモニタ15と、位置入力装置としてのマウス17、マウス17の状態を検出してモニタ15上のマウスポインタの位置やマウス17の状態等の信号をCPU11に出力するコントローラ16と、キーボード18と、上記各構成要素を接続するバス19とから構成される。
CPU11は、上記プログラムを磁気ディスク13から読み出して主メモリ12にロードし、実行する。
なお、図1では、主メモリ12以外の記憶装置として磁気ディスク13が接続されているが、それ以外に光ディスクドライブ等が接続されていてもよい。
次に、実施例1の処理の流れについて図2を用いて説明する。
(ステップ20)
医師などの操作者は、CT画像やMRI画像のアクシャル像をモニタ15に画面表示して、マウス17により、図3に示すように符号1a,1b,2a,2bのように点を設定操作し、画像中から肺壁を抽出するための計測範囲(角度Ψs、Ψs+1で示された範囲)を計測範囲設定手段により設定する。具体的には、左肺の中心位置O1と右肺の中心位置O2の1点ずつが左右の肺それぞれに対して、予め計算により求められており、あるいは入力手段により入力されており、符号1aと1bで示された2点が入力されることにより、評価の対象とする図面向かって右側の肺の壁範囲が角度Ψsと決定され、符号2aと2bで示された2点が入力されることにより、評価の対象とする図面に向かって左側の肺の壁範囲が角度Ψs+1と決定され、画像表示手段により、左右の肺それぞれの中心位置を中心とした角度により、設定された計測範囲を表示するようにする。この計測範囲は、後述するようにコンピュータにより自動的に設定されてもよい。
(ステップ21)
CPU11は、胸壁抽出手段により、該設定された計測範囲内で前記画像中から胸壁を抽出する。図4に示すように、肋骨40のすぐ内側の位置を胸壁として、この胸壁を抽出する。その方法として、例えばCPU11は、またCT値の高い肋骨を抽出して、その内側をスプライン補間して繋げることにより胸壁とすれば良い。あるいは、CPU11は、肋骨の内側を胸壁として抽出するようにしきい値を決め、しきい値処理により胸壁を抽出すれば良い。
(ステップ22)
CPU11は、計測範囲内で胸壁に密着して付随する脂肪領域(図5の符号50)が存在するかを判定する。脂肪領域は、胸壁の内側に配置され、病変判定のため診断の対象とするプラーク及び筋肉の間に挟まれ、CT値が低く画像上に描出される。従って、肺壁からCT値が高い領域、CT値が低い領域、CT値が高い領域の順に組織が配置され、周囲よりCT値の低い部分があれば、真ん中のCT値の低い領域が脂肪領域(脂肪部)と判定される。CPU11は、脂肪領域が存在すれば、ステップ27に進み、脂肪領域が存在しなければ、ステップ23に進む。
(ステップ23)
CPU11は、該胸壁の各計測範囲位置において内側へ、肥厚部抽出手段により肥厚部を抽出して、肥厚部厚計測手段により肥厚部の厚さを各計測範囲位置において計測する。この場合の厚さの計測は、胸壁に対して垂直の方向に行う。
(ステップ24)
CPU11は、ステップ20で設定された計測領域内の計測を終了したか否かを判定する。CPU11は、計測が終了していなければ、ステップ22に進み、計測が終了していれば、ステップ25に進む。
(ステップ25)
CPU11は、肥厚部が予め設定された厚さ(例えば5ミリだが、GUIから変更可能)より厚い領域とその他の領域を識別し、厚い領域の肺野中心(図3における01及び02)から見た見込む角度の和(=Σθi)を求める。
(ステップ26)
CPU11は、肺壁の設定厚より厚い領域の割合(パーセント)を求め、図5の符号51のように表示する。すなわち、分布情報生成手段により肥厚部抽出手段により抽出された肥厚部の分布情報を生成し、分布情報提示手段により該生成された分布情報を提示する。
CPU11は、予め設定された割合(例えば50%とし、GUIにより変更可能)より大きければ、「アスベストの蓄積が肺の周囲長の50%以上の領域となっています」という旨のメッセージを表示する。すなわち、分布情報生成手段は、該計測範囲の肺野中心から見た見込む角度と、基準値以上又は基準値を超える厚みを持つ肥厚部の肺野中心から見た見込む角度をそれぞれ求め、基準値以上又は基準値を超える厚みを持つ肥厚部の肺野中心から見た見込む角度の該計測範囲の肺野中心から見た見込む角度に対する割合を求め、該求められた割合が所定より大きい場合にメッセージを生成する。メッセージは表示してもよいし、音声を発しても、振動してもよい。すなわち、操作者の五感にメッセージが伝達されればよい。本願明細書では、CPU11が表示、音声などを通じて操作者へ情報伝達することを総称して「提示」ということする。
また、検査対象は1枚のCT画像(1スライス)であっても、被検体の体軸方向に連続する複数枚のCT画像(Nスライス)であってもよく、連続していない、複数枚のCT画像(Nスライス)であってもよい。1スライスでの割合、Nスライスで肺壁厚が厚い部分の肺壁全領域に対する割合はそれぞれ次の式となる。
Figure 2009017004
(ステップ27)
CPU11は、脂肪領域を除いて、肥厚部の厚さを脂肪領域(脂肪部)を含まないようにして計測する。具体的には、脂肪のある位置では、脂肪領域の最も内側の位置から、肥厚部の厚さを計測する。ここで厚さも、胸壁に垂直方向に計測する。CPU11は、胸壁から肥厚部の最も内側の端までの長さから脂肪部の長さを差し引いて、肥厚部の厚さとする。あるいは、CPU11は、脂肪領域の最も内側の端から肥厚部の最も内側の端までを肥厚部の厚さとしても同じである。
また、CPU11は、θi、Ψs、Ψs+1を各スライス位置について足し合わせて、立体角としての割合を求めてもよい。
本実施例によれば、アスベストを含む疾患部分の分布状況(疾患の程度)を定量的に医者に提示することができる。本実施例はまた、特徴的な1スライスのCT画像でも、連続する複数スライスのCT画像でも疾患部分の分布状況を定量的に提示することができるという利点もある。
次に、実施例2の肥厚部の定量化の他の方法を説明する。実施例2の処理の流れについて図6を用いて説明する。
(ステップ60)
医師などの操作者は、CT画像やMRI画像のアクシャル像をモニタ15に画面表示して、マウス17により、図7に示すように符号1a,1b,2a,2bのように点を設定操作し、画像上の肺壁を抽出するための計測範囲(左肺と右肺の肺壁の長さLNG1、LNG2で示された範囲)を設定する。具体的には、左肺の中心位置O1と右肺の中心位置O2は、予め定まっており、符号1aと1bを入力することにより、評価の対象とする図面向かって右側の肺の壁範囲が長さLNG1と決定され、符号2aと2bを入力することにより、評価の対象とする図面向かって左側の肺の壁範囲が長さLNG2が決定され、画像表示手段により、左右の肺の胸壁に沿った長さにより、該設定された計測範囲を表示するようにする。この計測範囲は、後述するようにコンピュータにより自動的に設定してもよい。
(ステップ61)
CPU11は、該設定された計測範囲に沿った肺壁を抽出する。実施例1と同様に、図4に示すように、肋骨40のすぐ内側を胸壁として、この胸壁を抽出する。その方法として、例えばCPU11は、またCT値の高い肋骨を抽出して、その内側をスプライン補間して胸壁とすれば良い。あるいは、CPU11は、肋骨の内側を胸壁として抽出するようにしきい値を決めることにより、しきい値処理により胸壁を抽出すれば良い。
(ステップ62)
CPU11は、肺壁に密着した脂肪領域(図8の符号80)が存在するかを判定する。
脂肪領域は、胸壁の内側に配置され、病変判定のため診断の対象とするプラーク及び筋肉の間に挟まれ、CT値が低く画像上に描出される。従って、肺壁からCT値が高い領域、CT値が低い領域、CT値が高い領域の順に組織が配置されていれば、真ん中のCT値の低い領域が脂肪領域と判定される。CPU11は、脂肪領域が存在すれば、ステップ27に進み、脂肪領域が存在しなければ、ステップ63に進む。
(ステップ63)
CPU11は、肺壁からの肥厚部の厚さを計測する。肥厚部の厚さは、胸壁に垂直方向に計測する。
(ステップ64)
CPU11は、ステップ60で設定した計測領域内の計測を終了したか否かを判定する。CPU11は、計測が終了していなければ、ステップ62に進み、計測が終了していれば、ステップ65に進む。
(ステップ65)
CPU11は、肺壁厚が予め設定された厚さ(例えば5ミリだが、GUIから変更可能)より厚い領域とその他の領域を識別し、厚い領域の長さの和(=ΣLi)を求める。
(ステップ66)
CPU11は、肺壁の設定厚より厚い領域の割合(パーセント)を求め、図8の符号81のように表示する。すなわち、分布情報生成手段により、前記肥厚部抽出手段により抽出された肥厚部の分布情報を生成し、該生成された分布情報を分布情報提示手段により提示する。この場合、左肺野ではP1=100×(L1+L2+L3)/LNG1、右肺野ではP2=100×L4/LNG2となる。CPU11は、予め設定された割合(例えば50%とし、GUIにより変更可能)より大きければ、「アスベストの蓄積が肺の周囲長の50%以上の領域となっています」という旨のメッセージを表示する。
すなわち、分布情報生成手段は、計測範囲の長さと、基準値以上又は基準値を超える厚みを持つ肥厚部の胸壁に沿った長さをそれぞれ求め、基準値以上又は基準値を超える厚みを持つ肥厚部の長さの前記計測範囲の長さに対する割合を求め、前記求められた割合が所定の値より大きい場合にメッセージを生成する。メッセージは表示してもよいし、音声を発しても、振動してもよい。すなわち、操作者の五感にメッセージが伝達されればよい。本願明細書では、CPU11が表示、音声などを通じて操作者へ情報伝達することを総称して「提示」ということする。
また、検査対象は1枚のCT画像(1スライス)であっても、被検体の体軸方向に連続する複数枚のCT画像(Nスライス)であってもよく、連続していない、複数枚のCT画像(Nスライス)であってもよい。1スライスでの割合、Nスライスで肺壁厚が厚い部分の肺壁全領域に対する割合はそれぞれ次の式となる。
Figure 2009017004
(ステップ67)
CPU11は、脂肪領域を除いて、肥厚部の厚さを計測する。具体的には、脂肪のある位置では、脂肪領域の最も内側の位置から、肥厚部の厚さを計測する。ここでは厚さも、胸壁に垂直方向に計測する。CPU11は、胸壁から肥厚部の最も内側の端までの長さから脂肪部の長さを差し引いて、肥厚部の厚さとする。あるいは、CPU11は、脂肪領域の最も内側の端から肥厚部の最も内側の端までを肥厚部の厚さとしても同じである。
また、CPU11は、LiとLNGsにスライス厚を乗じて、面積としての割合を求めてもよい。
本実施例によれば、アスベストを含む疾患の分布状況(疾患の程度)を定量的に医者に提示することができる。本実施例はまた、特徴的な1スライスのCT画像でも、連続する複数スライスのCT画像でも疾患の分布状況を定量的に提示することができるという利点もある。
次に、実施例3の処理について図9を用いて説明する。
実施例1のステップ20、実施例2のステップ60で説明した計測範囲の自動決定方法の別の例を説明する。
まず、CPU11は、左肺野の端点91を求める。なお、左肺野の端点91は1点に限定されず、この付近であればよい。左肺野の端点91から胸壁で上側に最も遠い点911と、左肺野の端点91から胸壁で下側に最も遠い点912を求めて、点911と点912とで結ばれる肺周囲の胸壁を計測範囲設定手段は、計測範囲として設定する。
右肺野についても同様に、CPU11は、右肺野の端点92を求める。なお、右肺野の端点92は1点に限定されず、この付近であればよい。右肺野の端点92から上方に最も遠い点921と、右肺野の端点92から下方に最も遠い点922を求めて、点921と点922とで結ばれる肺周囲の胸壁を計測範囲とする。
例えば、右肺野の中心点から肺壁までの長さをRiとすると、実施例1におけるステップ26で定まるの肺壁の長さはL=ΣRi×dθ(dθは微小角度)、5mm以上厚い部分の肺壁の長さは、L'=ΣRi'×dθ、割合(%)は、100×L'/Lと求まる。左肺野の場合は、右肺野と同様に求めることができる。
本実施例によれば、計測範囲設定手段は、左右の肺の端点2箇所と、該2箇所に対して、上側と下側に最も遠い点2箇所ずつ求めることにより、該胸壁の計測範囲を設定することを特徴としている。
本実施例によれば、アスベストを含む疾患の分布状況を提示することができる。本実施形態の特有の効果は、計測範囲が自動設定されるので、操作者にとって計測範囲の設定に係る労力や試行錯誤が省力できることである。
次に、実施例4の処理について説明する。
本実施例では、実施例1のステップ26、実施例2の形態のステップ66で説明したメッセージに提示でなく、胸壁の厚さの基準値以上又は超えた場合、その領域に赤色などを着色し、CRT15に表示する。
分布情報提示手段は、肥厚部が基準値より厚い位置に、着色することを特徴としている。
本実施例によれば、アスベストを含む疾患の分布状況を提示することができる。本実施例の特有の効果は、CT画像が色付け表示されるため、操作者にとってアスベストの蓄積等の解剖学的位置を直感的に提示できることである。
次に、実施例5を図10を用いて説明する。
実施例5では、肥厚部の厚さが最も厚い部分の画像上での位置を、表示する画面である。これによれば、実施例1の23及び27において肥厚部の厚さを計測した際に、厚さが最大だった部分の厚さ及び位置1001を"最大厚さ550mm、場所(x:750mm、y:300mm)"のように示している。また、付随して肥厚部の厚さが3mm未満の領域1002、3mm〜5mmの領域1003、5mm以上の領域1004も表示されている。
本実施例によれば、分布情報生成手段は、厚みが最大となる値及び画像上での位置を算出し、
分布情報提示手段は、前記値及び位置を画像表示手段に出力することを特徴としている。
本実施例によれば、アスベストを含む疾患が最も重い箇所を知ることができる利点がある。
以上、本発明に係る医用画像表示装置の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

Claims (15)

  1. 被検体の肺領域を含む断層像を取得する画像取得手段に接続され、前記画像取得手段によって取得された断層像を画像として表示する画像表示手段を備えた画像支援診断装置であって、
    前記画像中から胸壁を抽出するための計測範囲を設定する計測範囲設定手段と、前記設定された計測範囲内で前記画像中から胸壁を抽出する胸壁抽出手段と、前記計測範囲内で胸壁に付随する肥厚部を抽出する肥厚部抽出手段と、前記肥厚部の厚さを前記計測範囲の各位置において計測する肥厚部厚計測手段とを備えたことを特徴とする画像診断支援装置。
  2. 前記胸壁抽出手段は、前記画像上において、肋骨の内側の位置をスプライン補間で繋げることにより、前記胸壁を抽出することを特徴とする請求項1記載の画像診断支援装置。
  3. 前記肥厚部厚計測手段は、前記胸壁の各計測範囲位置において内側への前記肥厚部の厚さを計測することを特徴とする請求項1記載の画像診断支援装置。
  4. 前記肥厚部厚計測手段は、前記厚さを前記胸壁に対して垂直方向に計測することを特徴とする請求項3記載の画像診断支援装置。
  5. 前記画像は前記被検体のアクシャル画像であり、
    前記計測範囲設定手段は、前記被検体の左右の肺それぞれの中心位置に、左右それぞれの肺に対して1点ずつを入力する入力手段を備え、左右の肺それぞれについて計測範囲を設定することを特徴とする請求項1記載の画像診断支援装置。
  6. 前記画像表示手段は、前記左右の肺それぞれの中心位置を中心として見込む角度により、前記計測範囲設定手段を用いて設定された前記計測範囲を表示することを特徴とする請求項5記載の画像診断支援装置。
  7. 前記画像表示手段は、前記左右の肺の胸壁に沿った長さにより、前記計測範囲設定手段により設定された前記計測範囲を表示することを特徴とする請求項5記載の画像支援診断装置。
  8. 前記計測範囲設定手段は、左右の肺の端点2箇所と、該2箇所に対して、左右の胸壁で上側と下側に最も遠い点2箇所ずつ求めることにより、前記胸壁の計測範囲を設定することを特徴とする請求項5記載の画像支援診断装置。
  9. 前記胸壁の内側において、脂肪部を抽出する脂肪部抽出手段を備え、前記肥厚部抽出手段は、前記肥厚部を抽出する際に、脂肪部を含まないようにすることを特徴とする請求項1記載の画像支援診断装置。
  10. 前記画像取得装置はX線CT装置であり、
    前記脂肪部抽出手段は、周囲よりCT値の低い部分を脂肪部とすることを特徴とする請求項9記載の画像支援診断装置。
  11. 前記肥厚部抽出手段により前記抽出された肥厚部の分布情報を生成する分布情報生成手段と、前記生成された分布情報を提示する分布情報提示手段とを備えたことを特徴とする請求項6記載の画像支援診断装置。
  12. 前記肥厚部抽出手段により前記抽出された肥厚部の分布情報を生成する分布情報生成手段と、前記生成された分布情報を提示する分布情報提示手段とを備えたことを特徴とする請求項7記載の画像支援診断装置。
  13. 前記分布情報生成手段は、前記計測範囲の肺野中心から見込む角度と、基準値を超える厚みを持つ肥厚部の胸壁に沿った領域の肺野中心から見込む角度をそれぞれ求め、
    基準値以上又は基準値を超える厚みを持つ肥厚部の肺野中心から見込む角度の前記計測範囲の肺野中心から見込む角度に対する割合を求め、
    前記分布情報提示手段は、前記割合が所定より大きい場合にメッセージを生成することを特徴とする請求項11に記載の画像診断支援装置。
  14. 前記分布情報生成手段は、前記計測範囲の長さと、基準値以上又は基準値を超える厚みを持つ肥厚部の胸壁に沿った長さをそれぞれ求め、
    基準値以上又は基準値を超える厚みを持つ肥厚部の長さの前記計測範囲の長さに対する割合を求め、前記求められた割合が所定より大きい場合にメッセージを生成することを特徴とする請求項12に記載の画像診断支援装置。
  15. 前記分布情報生成手段は、前記厚みが最大となる値及び画像上での位置を算出し、
    前記分布情報提示手段は、前記値及び位置を画像表示手段に出力することを特徴とする請求項11、12に記載の画像診断支援装置。
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