JPWO2009016857A1 - 燃料電池モジュールおよびそれを具備する燃料電池装置 - Google Patents
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Abstract
Description
そのような燃料電池モジュールとしては、たとえば、直方体状の収納容器内に設けられた発電室内に、燃料電池セルを複数個並設し電気的に直列に接続してマニホールドに固定してなるセルスタックを収納してなる燃料電池モジュールが提案されている(たとえば、特開2007−59377号公報参照)。
また、収納容器内に複数のセルスタックを収納する場合において、酸素含有ガスを供給するための酸素含有ガス導入管が挿入配置されていないセルスタック間に、セルスタック同士の間隔と同程度の厚さをもつ平板形状の断熱部材を配置することにより、セルスタック間を通る無駄な空気の流路を防ぎ、セルスタック内の燃料電池セル間の空気の流れを促進することが提案されている(たとえば、特開2006−331881号公報参照)。
ところで、燃料電池モジュール(燃料電池装置)の発電に伴いセルスタック(燃料電池セル)に熱が生じるが、その発電により生じた熱は、隣接する燃料電池セル間等から放熱される。
しかしながら、特に燃料電池セルを複数個並設し電気的に直列に接続してなるセルスタックにおいては、セルスタックを構成する燃料電池セルの配列方向の端部に配置される燃料電池セルは放熱しやすいが、セルスタックを構成する燃料電池セルの配列方向の中央部側に配置される燃料電池セルは放熱しにくいため、セルスタック全体として、中央部側の温度が高く、端部側の温度が低いという不均一な温度分布を生じることとなる。
さらに、上述したようなセルスタック間に、セルスタック同士の間隔と同程度の厚さを持つ平板形状の断熱部材を配置した場合には、セルスタックの反応熱やジュール熱を外部に逃すことが抑制されるため、セルスタックがさらに不均一な温度分布を生じる場合があった。
そして、セルスタックの温度が不均一な温度分布となる場合においては、セルスタックを構成する各燃料電池セルに供給される燃料ガスの流れにばらつきが生じ、セルスタックの発電量が低下する、またはセルスタックが破損するといったおそれがあった。
本発明の燃料電池モジュールは、内部にガスを流通させるためのガス流路を有する柱状の燃料電池セルを複数個並設してなるセルスタックと、前記燃料電池セルの配列方向に沿って前記セルスタックの側面側に並設され、前記セルスタックの側面の外形と同等またはそれ以上の大きさを有する断熱部材とを収納容器に収納してなる燃料電池モジュールであって、前記断熱部材は、前記セルスタックと対向する面にくぼみ部を有していることを特徴とする。
このような燃料電池モジュールにおいては、セルスタックの側面側に、燃料電池セルの配列方向に沿ってセルスタックの側面の外形と同等またはそれ以上の大きさを有する断熱部材を並設するとともに、その断熱部材がセルスタックと対向する面にくぼみ部を有していることから、セルスタックのうち断熱部材のくぼみ部と対向する部分は、セルスタックと断熱部材との間に隙間(空間)を有することとなる。
それにより、燃料電池セルが放熱されやすくなるとともに、断熱部材に覆われていないセルスタックの領域において、燃料電池セル間に供給された反応ガスが対流し、くぼみ部に対向して配置される燃料電池セルの温度を均一に近づけることができ、セルスタックの全体としての温度分布を均一に近づけることができる。それにより、セルスタックの発電量が低下すること、さらにはセルスタックが破損することを抑制することができる。
本発明の燃料電池モジュールは、内部にガスを流通させるためのガス流路を有する柱状の燃料電池セルを複数個並設してなるセルスタックと、前記燃料電池セルの配列方向に沿って前記セルスタックの側面側に並設され、前記セルスタックの側面の外形と同等またはそれ以上の大きさを有する断熱部材とを収納容器に収納してなる燃料電池モジュールであって、前記断熱部材は、前記セルスタックと対向する面に開口部を有していることを特徴とする。
このような燃料電池モジュールにおいては、セルスタックの側面側に、燃料電池セルの配列方向に沿ってセルスタックの側面の外形と同等またはそれ以上の大きさを有する断熱部材を並設するとともに、その断熱部材がセルスタックと対向する面に開口部を有していることから、セルスタックのうち断熱部材の開口部と対向する部分は、断熱部材により覆われていないこととなる。
それにより、燃料電池セルが放熱されやすくなるとともに、断熱部材に覆われていないセルスタックの領域において、燃料電池セル間に供給された反応ガスが対流し、開口部に対向して配置される燃料電池セルの温度を均一に近づけることができ、セルスタックの全体としての温度分布を均一に近づけることができる。それにより、セルスタックの発電量が低下すること、さらにはセルスタックが破損することを抑制することができる。
また、本発明の燃料電池モジュールは、前記くぼみ部または前記開口部は、少なくとも前記セルスタックの側面中央部と対向していることが好ましい。
上述したように、セルスタックにおいて最も温度が高くなる部位は、セルスタックの中央部側となる。それゆえ、くぼみ部または開口部をセルスタックの側面中央部と対向させることにより、セルスタックの最も温度の高い領域における温度分布を均一に近づけることができ、セルスタック全体としての温度分布を均一に近づけることができる。それにより、セルスタックの発電量が低下すること、さらにはセルスタックが破損することを抑制することができる。
また、本発明の燃料電池モジュールは、前記断熱部材は、1枚の板材からなることが好ましい。
このような燃料電池モジュールにおいては、断熱部材が1枚の板材からなることから、くぼみ部は1枚の板材の一部を削り取った形状とすることができ、また開口部は、1枚の板材の一部を中空とした形状(すなわち、板状の部材の一部をくり貫いた形状)とすることができる。それにより、くぼみ部または開口部を有する断熱部材を容易に形成できる。
また、本発明の燃料電池モジュールは、前記断熱部材は、複数の板片を組み合わせて一体化されていることが好ましい。
このような燃料電池モジュールにおいては、断熱部材が複数の板片を組み合わせて一体化されていることから、複数の板片を組み合わせることで、開口部を有する断熱部材を容易に形成できる。
本発明の燃料電池モジュールは、内部にガスを流通させるためのガス流路を有する柱状の燃料電池セルを複数並設してなるセルスタックと、前記燃料電池セルの配列方向に沿って前記セルスタックの側面側の上端部側と下端部側とにそれぞれ並設され、前記燃料電池セルの配列方向における前記セルスタックの長さと同等またはそれ以上の長さを有する断熱部材とを収納容器に収納してなることが好ましい。
このような燃料電池モジュールにおいては、燃料電池セルの配列方向におけるセルスタックの長さと同等またはそれ以上の長さを有する断熱部材を、セルスタックの側面側の上端部側と下端部側とにそれぞれ並設することから、セルスタックの側面側の上端部側と下端部側とに配置された断熱部材の間に空間を有することとなる。そして、断熱部材に覆われていないセルスタックの領域において燃料電池セル間に供給された反応ガスが対流し、セルスタック全体としての温度分布を均一に近づけることができる。それにより、セルスタックの発電量が低下すること、さらにはセルスタックが破損することを抑制することができる。
本発明の燃料電池モジュールは、収納容器内に、内部にガスを流通させるためのガス流路を有する柱状の燃料電池セルを複数個並設してなるセルスタックを収納するとともに、前記燃料電池セルの配列方向に沿って前記セルスタックの側面に、少なくとも上部と下部とが断熱部材で覆われており、かつ前記燃料電池セル間に供給された反応ガスを流入させて対流させるための空間を有することを特徴とする。
このような燃料電池モジュールにおいては、燃料電池セルの配列方向に沿ってセルスタックの側面に、少なくとも上部と下部とが断熱材で覆われており、かつ燃料電池セル間に供給された反応ガスを流入させて対流させるための空間を有することから、空間に対向して配置される料電池セルの温度を均一に近づけることができ、セルスタックの全体としての温度分布を均一に近づけることができる。それにより、セルスタックの発電量が低下すること、さらにはセルスタックが破損することを抑制することができる。
また、本発明の燃料電池モジュールは、前記収納容器は、内壁と外壁とを有する二重構造で前記内壁と前記外壁との間を反応ガスの流路とするとともに、前記内壁に前記セルスタックの側面側にまで延び、前記セルスタックの前記燃料電池セルの外周に前記反応ガスを導入するための反応ガス導入部材を有し、前記断熱部材が前記セルスタックと前記反応ガス導入部材との間に配置されていることが好ましい。
このような燃料電池モジュールにおいては、反応ガス流路を流れる間に反応ガスが温められるとともに、その温められた反応ガスは、セルスタックの側面側に配置される反応ガス導入部材よりセルスタックの燃料電池セルの外周に供給され、燃料電池セル間を流れる。それにより、効率よく発電を行うことができる燃料電池モジュールとすることができる。
また、本発明の燃料電池モジュールは、前記反応ガス導入部材が、前記断熱部材を係合固定するための係合部材を有することが好ましい。
このような燃料電池モジュールにおいては、反応ガス導入部材が、断熱部材を係合固定するための係合部材を有することから、断熱部材と反応ガス導入部材とを強固に固定することができる。
また、本発明の燃料電池モジュールは、前記セルスタックを挟んで前記反応ガス導入部材と反対側に、前記断熱部材を固定するための固定部材を備えるとともに、前記断熱部材が前記セルスタックと前記固定部材との間に配置されていることが好ましい。
このような燃料電池モジュールにおいては、セルスタックの反応ガス導入部材と反対側の側面に断熱部材を並設するにあたって、断熱部材を固定するための固定部材を備え、セルスタックと固定部材との間に断熱部材が配置されていることから、セルスタックの反応ガス導入部材と反対側の側面に並設する断熱部材を固定することができる。
また、本発明の燃料電池モジュールは、前記燃料電池セルが固体酸化物形燃料電池セルであることが好ましい。
このような燃料電池モジュールにおいては、燃料電池セルが固体酸化物形燃料電池セルであることから、燃料電池モジュールの運転温度が非常に高くなる。それゆえ、セルスタックにおける温度分布の影響が大きくなるため、本発明の燃料電池モジュールを適用するにあたり有用となる。
本発明の燃料電池装置は、上記のいずれかの燃料電池モジュールを収納ケースに収納してなることを特徴とする。
このような燃料電池装置においては、上述したいずれかの燃料電池モジュールを収納ケース内に収納してなることから、発電効率が向上した燃料電池装置とすることができる。
図1は、本発明の燃料電池モジュール(以下モジュールという場合がある)の一例を示す外観斜視図である。なお、異なる図中の同一の構成要素については、同一の符号を付与するものとする。
モジュール1は、直方体状の収納容器2の内部に、内部をガスが流通するガス流路を有する燃料電池セル3を立設させた状態で配列し、隣接する燃料電池セル3間に集電部材(図示せず)を介して電気的に直列に接続するとともに、燃料電池セル3の下端をガラスシール材等の絶縁性接合材(図示せず)でマニホールド4に固定してなるセルスタック5を収納して構成されている。また、図1においては、燃料電池セル3として、燃料電池セル3の内部に長手方向に設けられたガス流路を燃料ガスが流れる中空平板型で、支持基板の表面に、燃料側電極、固体電解質及び酸素側電極を順に設けてなる固体酸化物形燃料電池セル3を例示している。
また、燃料電池セル3にて使用する水素含有ガスを得るために、天然ガスや灯油等の燃料を改質して燃料ガス(水素含有ガス)を生成するための改質器6をセルスタック5の上方に配置している。そして、改質器6で生成された燃料ガスは、ガス流通管7によりマニホールド4に供給され、マニホールド4を介して燃料電池セル3の内部に設けられたガス流路に供給される。そして上記の構成により、セルスタック装置8が構成される。
なお、図1においては、収納容器2の一部(前後面)を取り外し、内部に収納されているセルスタック装置8を後方に取り出した状態を示している。ここで、図1に示したモジュール1においては、セルスタック装置8を、収納容器2内にスライドして収納することが可能である。
図2は、図1で示すモジュール1の断面図である。モジュール1を構成する収納容器2は、内壁9と外壁10を有する二重構造で、外壁10により収納容器2の外枠が形成されるとともに、内壁9によりセルスタック5(セルスタック装置8)を収納する発電室11が形成されている。
さらにモジュール1においては、内壁9と外壁10との間を、燃料電池セル3に導入する反応ガスの流路としており、たとえば、燃料電池セル3に導入する酸素含有ガス等の反応ガスが流れる。
ここで内壁9には、内壁9の上面からセルスタック5の側面の側方にまで延び、セルスタック5を構成する燃料電池セル3の配列方向における長さに対応し、内壁9と外壁10とで形成される流路につながって、セルスタック5に反応ガスを導入するための反応ガス導入部材12が備えられている。また、反応ガス導入部材12の下端部側(燃料電池セル3の下端部側)には、燃料電池セル3に反応ガスを導入するための吹出口13が設けられている。
なお図2において、反応ガス導入部材12は、互いに所定間隔を空けて並設された一対の板部材により反応ガス導入流路を形成し、下端部で底部材に接合して形成されている。また、図2においては、反応ガス導入部材12は、収納容器2の内部に並置された2つのセルスタック5(セルスタック装置8)間に位置するように配置されている。なお、反応ガス導入部材12は、収納されるセルスタック5の数により、たとえばセルスタック5を2つの反応ガス導入部材12で挟み込むように配置してもよい。
そして、反応ガス導入部材12の内部に、温度センサ14の測温部15が位置するよう、温度センサ14が収納容器2の上面側より挿入されている。なお、温度センサ14としては、たとえば熱電対を用いることができる。
ここで、燃料電池セル3は所定の温度範囲で運転されるため、発電室11内(好ましくはセルスタック5もしくはその近傍)の温度を測定するとともに、その温度管理を行なうことが必要となる。特に燃料電池セル3が、固体酸化物形燃料電池セル3の場合においては、その運転温度が非常に高く、燃料電池セル3(セルスタック5)の温度が過度に上昇すると、発電量が低下し、さらには劣化や熱応力により燃料電池セル3(セルスタック5)に破損等を生じるおそれがあるため、セルスタック5近傍の温度を効果的に測定するとともに、その温度管理を行なうことが特に必要となる。それゆえ、温度センサ12は、測温部15がセルスタック5の最も高い温度となる中央部側(セルスタック5を構成する燃料電池セル3の配列方向の中央部で、かつ燃料電池セル3の長手方向における中央部に位置する部位)を測定できるように配置することが好ましい。
また発電室11内には、モジュール1内の熱が極端に放熱され、燃料電池セル3(セルスタック5)の温度が低下して発電量が低減しないようにするために、モジュール1内の温度を高温に維持するための断熱部材16が適宜設けられている。なお、断熱部材16としては、絶縁性であり、かつ断熱効果を有しているものを使用することができ、たとえば断熱材を用いることができる。
ここで、燃料電池セル3(セルスタック5)の温度を高温で維持すべく、断熱部材16をセルスタック5の近傍に配置することが好ましく、特には、燃料電池セル3の配列方向に沿ってセルスタック5の側面側に並設するとともに、セルスタック5の側面の外形と同等またはそれ以上の大きさを有する断熱部材16を並設することが好ましい。なお、セルスタック5の両側面側に断熱部材16を並設することが好ましい。それにより、セルスタック5の温度が低下することを効果的に抑制できる。なお、セルスタック5の側面の外形と同等とは、セルスタック5を構成する燃料電池セル3の配列方向における長さの90%以上で、かつ燃料電池セル3の長手方向における長さの90%以上の長さとすることが好ましい。以降の説明においても同様である。
また、セルスタック5の側面側に、セルスタック5の側面の外形と同等またはそれ以上の大きさを有する断熱部材16を設けることにより、反応ガス導入部材12より供給されるガスが、セルスタック5の側面側より排出されることを抑制でき、セルスタック5を構成する燃料電池セル3の外周の反応ガスの流れを促進することができる。
なお、反応ガス導入部材12側に配置する断熱部材16の下端部は、反応ガスを燃料電池セル3に導入するための切り欠き部を有していることが好ましい。
また、内壁9により形成される底面(内部底面)および燃料電池セル3の配列方向に沿って形成された側面(内部側面)に対して所定間隔を空けて併設された排ガス用内壁17により排ガス流路が形成され、さらに収納容器2の底部に設けられた排気孔18と排ガス流路が通じている。
それにより、モジュール1の稼動(起動処理時、発電時、停止処理時)に伴って生じる排ガスは、排ガス流路を流れた後、排気孔18より排気される構成となっている。
なお、排気孔18は収納容器2の底(底面)の一部を切り欠くようにして形成してもよく、また管状の部材を設けることにより形成してもよい。
ここで、セルスタック5において、セルスタック5を構成する燃料電池セル3の配列方向の端部側に配置される燃料電池セル3は放熱しやすく、セルスタック5を構成する燃料電池セル3の配列方向の中央部側に配置される燃料電池セル3は放熱しにくい。それゆえ、セルスタック5全体として中央部側の温度が高く、端部側の温度が低いという不均一な温度分布を生じる場合がある。
ここで、セルスタック5に不均一な温度分布が生じると、燃料電池セル3に供給されるガス(燃料ガス等)の流れにばらつきが生じ、セルスタック5の発電量が低下する、セルスタック5が劣化や破損するといったおそれがあった。
それゆえ、本発明者らは鋭意研究した結果、セルスタック5の近傍に配置する断熱部材の形状、特にはセルスタック5の側面側に並設する断熱部材の形状を調整することにより、セルスタック5の燃料電池セル3の配列方向における温度分布を均一に近づけることができることを見出した。
図3は、図2に示したセルスタック装置8およびセルスタック装置8(セルスタック5)の側面に配置される断熱部材16を抜粋して示す外観斜視図であり、図4は図3に示したセルスタック装置8および断熱部材16を収納容器2内に収納してなる燃料電池モジュール1の断面図を示している。なお、図4においては断熱部材16を斜線で示している。
図3において、燃料電池セル3の配列方向に沿ってセルスタック5の側面側に並設した断熱部材16は、一枚の板材からなる断熱部材16の一部に、セルスタック5の配列方向における中央部側と対向して、くぼみ部34が設けられている。
そして、セルスタック5の側面側に、くぼみ部34を有する断熱部材16を配置することから、セルスタック5の発電により生じる熱は、くぼみ部34を通じて放熱することができ、それによりくぼみ部34と対向して配置される燃料電池セル3(燃料電池セル3の配列方向における中央部近傍に位置する燃料電池セル3)の温度を下げることができ、セルスタック5を均一な温度分布に近づけることができる。
さらに、断熱部材16がくぼみ部34を有することから、反応ガス導入部材12によってセルスタック5の下端側より供給される反応ガス(酸素含有ガス)は、燃料電池セル3を上端側に向けて流れるとともに、その反応ガスの一部がくぼみ部34に流れることとなる。そしてくぼみ部34に流れた反応ガスは、くぼみ部34に対向して配置される燃料電池セル3の温度分布に伴い、くぼみ部34において対流することとなる。
それにより、くぼみ部34と対向して配置される燃料電池セル3(燃料電池セル3の配列方向における中央部近傍に位置する燃料電池セル3)の温度を均一に近づけることができ、セルスタック5全体を均一な温度分布に近づけることができる。
なお、断熱部材16の大きさとしては、セルスタック5の側面における外形と同等またはそれ以上の大きさとするのが好ましい。それにより、燃料電池セル3に効率よく反応ガスを供給できるとともに、セルスタック5の温度が低下しすぎることを抑制できる。なお、セルスタック5の側面における外形と同等とは、上述したとおりである。
ここで、くぼみ部34の大きさは、セルスタック5を構成する燃料電池セル3の形状や、セルスタック5の配列方向における長さ、さらにはセルスタック5の温度分布等に基づいて適宜設定することができる。なお、好ましくはセルスタック5の配列方向における中央部を中心として左右対称となるようにするのが好ましい。
ここでくぼみ部34の大きさについて説明すると、燃料電池セル3の配列方向に対応するくぼみ部34の長さとしては、セルスタック5の配列方向における長さの60%以上、好ましくは75%以上の長さとするのが好ましい。
また、燃料電池セル3の高さ方向(長手方向)に対応するくぼみ部34の長さ(高さ)としては、燃料電池セル3に設けられる発電部(支持基板の表面に、燃料側電極、固体電解質および酸素側電極を順に設けてなる中空平板型の燃料電池セル3においては酸素側電極)の長手方向(高さ方向)における長さの50%以上、好ましくは70%以上がくぼみ部となるように設けることが好ましい。
また、くぼみ部34の奥行きとしては、くぼみ部34に流れた反応ガスがくぼみ部34にておいて十分に対流できる奥行きとすればよく、たとえば断熱部材16の厚みの50%以上とすることができる。
図5Aおよび図5Bは、図2に示したセルスタック装置8およびセルスタック装置8(セルスタック5)の側面に配置される断熱部材を抜粋して示す側面図であり、図5Aは反応ガス導入部材12側から見た側面図、図5Bは反対側より見た側面図を示している。なお、図5Aおよび図5Bにおいて、改質器6は省略して示しており、またセルスタック5の両端には、セルスタック5にて発電された電力を集電するための端部集電部材19が設けられている。
図5Aおよび図5Bにおいて、燃料電池セル3の配列方向に沿ってセルスタック5の側面側に並設した断熱部材20および断熱部材21は、複数の板片を組み合わせて一体化して形成されており、セルスタック5の配列方向における中央部側を含む一部が断熱部材20および断熱部材21により覆われない開口部22として形成されている。
なお、断熱部材20および断熱部材21に開口部22を形成するにあたり、複数の板片を組み合わせて形成した例を示しているが、1枚の板状の断熱部材の一部を中空とした形状(すなわち、1枚の板状の断熱部材の一部をくり貫いた形状)とすることもできる。それにより、複数の板片を組み合わせる場合であっても、1枚の板状の断熱部材の一部をくり貫く場合であっても、開口部22を有する断熱部材20(断熱部材21)を容易に形成することができる。
そして、セルスタック5の側面側に、開口部22を有する断熱部材20および断熱部材21を配置することから、セルスタック5の発電により生じる熱は、開口部22を通じて放熱することができ、それにより、断熱部材20および断熱部材21に覆われていない開口部22と対向して配置される燃料電池セル3(燃料電池セル3の配列方向における中央部近傍に位置する燃料電池セル3)の温度を下げることができ、セルスタック5を均一な温度分布に近づけることができる。
さらに、断熱部材20および断熱部材21が開口部22を有することから、反応ガス導入部材12によってセルスタック5の下端側より供給される反応ガス(酸素含有ガス)は、燃料電池セル3を上端側に向けて流れるとともに、その反応ガスの一部が開口部22に流れることとなる。そして開口部22に流れた反応ガスは、開口部22に対向して配置される燃料電池セル3の温度分布に伴い、開口部22において対流することとなる。
それにより、断熱部材20および断熱部材21に覆われていない開口部22と対向して配置される燃料電池セル3(燃料電池セル3の配列方向における中央部近傍に位置する燃料電池セル3)の温度を均一に近づけることができ、セルスタック5全体を均一な温度分布に近づけることができる。あわせて、セルスタック5の発電量が低下すること、さらにはセルスタック5が破損することを抑制することができる。
なお、断熱部材20および断熱部材21の大きさとしては、セルスタック5の側面における外形と同等またはそれ以上の大きさとするのが好ましい。それにより、燃料電池セル3に効率よく反応ガスを供給できるとともに、セルスタック5の温度が低下しすぎることを抑制できる。なお、セルスタック5の側面における外形と同等とは、上述したとおりである。
なお、反応ガス導入部材12側に位置する断熱部材20において、開口部22の下部にも開口する領域(断熱部材20の一部を切り欠いている領域)があるが、これは反応ガス導入部材12より燃料電池セル3に反応ガスを導入するために開口している領域(反応ガス導入部23)である。すなわち、反応ガス導入部材12より導入される反応ガスは、反応ガス導入部23から燃料電池セル3の外周(燃料電池セル3間)に導入され、燃料電池セル3の高さ方向に流れて、燃料電池セル3の発電に使用される。なお、燃料電池セル3の内部に設けられたガス流路を流れた余剰の燃料ガスと、燃料電池セル3間を燃料電池セル3の高さ方向に流れた余剰の反応ガス(酸素含有ガス)とを、燃料電池セル3の上端部側にて燃焼させることができ、それにより、図1に示したようにセルスタック5の上方に配置される改質器6の温度を効率よく上昇させることができ、改質器6での改質反応を向上することができる。
ここで、開口部22の大きさは、セルスタック5を構成する燃料電池セル3の形状や、セルスタック5の配列方向における長さ、さらにはセルスタック5の温度分布等に基づいて適宜設定することができる。なお、好ましくはセルスタック5の配列方向における中央部を中心として左右対称となるようにするのが好ましい。
また、セルスタック5の上端部側で、燃料電池セル3の発電に使用されなかった余剰の燃料ガスと余剰の酸素含有ガスとを燃焼させる場合においては、開口部22は、燃料電池セル3の長手方向における中央部を含み、上端部側に広がる形状とすることが好ましい。
これは、セルスタック5の上端部側で燃焼反応を行うため、セルスタック5の上端部側の温度が高くなり、また反応ガス導入部材12により導入される反応ガスを、燃料電池セル3の下端部側の反応ガス導入部23より導入することにより、燃料電池セル3の下端部側の温度が低くなり、燃料電池セル3の高さ方向において、燃料電池セル3の上端部側の温度が高く、下端部側の温度が低いという温度分布が生じる。
それゆえ、開口部22を上端部側に広げることにより、燃料電池セル3の上端部側の温度を下げるとともに、燃料電池セル3の下端部側の温度が下がることを抑制し、燃料電池セル3の高さ方向における温度分布を均一に近づけることができる。
ここで開口部22の大きさについて説明すると、燃料電池セル3の配列方向に対応する開口部22の長さとしては、セルスタック5の配列方向における長さの60%以上、好ましくは75%以上の長さとするのが好ましい。
また、燃料電池セル3の高さ方向(長手方向)に対応する開口部22の長さ(高さ)としては、燃料電池セル3に設けられる発電部(支持基板の表面に、燃料側電極、固体電解質および酸素側電極を順に設けてなる中空平板型の燃料電池セル3においては酸素側電極)の長手方向(高さ方向)における長さの50%以上、好ましくは70%以上が開口部となるように設けることが好ましい。
なお、セルスタック5の側面側に配置する断熱部材は、収納容器2内に収納するセルスタック5の数や、反応ガス導入部材12の数等を考慮して適宜配置することになるが、たとえばセルスタック5を2つ併設し、その両側(外側)に反応ガス導入部材12を配置した燃料電池モジュールにおいては、反応ガス導入部材12とセルスタック5との間に断熱部材を配置するとともに、セルスタック5間に1つの断熱部材を配置することも可能である。
なお、図2は、図5Aおよび図5Bで示すセルスタック装置8のうち、セルスタック5の端部側(燃料電池セル3の長手方向を覆っている断熱部材が配置されている部位)における断面図を示している。
図6Aおよび図6Bは、本発明の燃料電池モジュールの他の一例において、収納容器2に収納されるセルスタック装置24およびセルスタック5の側面に配置される断熱部材を抜粋して示している。なお、図6Aは反応ガス導入部材12側から見た側面図、図6Bは反対側より見た側面図を示している。また、図5Aおよび図5Bと同様に、改質器6は省略して示しており、またセルスタック5の両端には、セルスタック5にて発電された電力を集電するための端部集電部材19が設けられている。
ここで、図6Aおよび図6Bに示したセルスタック装置24においては、セルスタック5の側面側の上端部側と下端部側とにそれぞれ断熱部材を配置している(すなわち、上端部側と下端部側に配置される断熱部材が、上下方向(燃料電池セル3の長手方向)に空間を空けて配置されている)。なお、図6Aにおいては、上端部側に断熱部材25を配置し、下端部側に断熱部材26を配置しており、図6Bにおいては、上端部側に断熱部材27を配置し、下端部側に断熱部材28を配置している。
また、これらの断熱部材25、26、27、28は、燃料電池セル3の配列方向におけるセルスタック5の長さと同等またはそれ以上の長さを有することが好ましく、図6Aおよび図6Bにおいては、セルスタック5より長い(セルスタック5と端部集電部材19の一部の長さ)状態を示している。なお、セルスタック5の長さと同等とは、セルスタック5の長さの90%以上の長さを示している。
そしてセルスタック装置24においては、セルスタック5の上端部側に配置される断熱部材25、27と、それに対応してセルスタック5の下端部側に配置される断熱部材26、28とが上下方向(燃料電池セル3の長手方向)に空間を空けて配置されていることから、断熱部材により覆われていない空間が開口部に相当し、以降の説明においては、この領域を開口部29として説明する。
セルスタック5の発電により生じる熱は、開口部29を通じて放熱することができる。ここで、開口部29は燃料電池セル3の配列方向における一端から他端にわたって設けられる(貫通するように設けられている)ことから、セルスタック5を構成する燃料電池セル3の温度が全体的に下がることとなる。
しかしながら、開口部29が燃料電池セル3の配列方向における一端から他端にわたって設けられることから、開口部29を流れる空気が、セルスタック5において最も温度が高い燃料電池セル3の配列方向における中央部と、セルスタック5において最も温度が低い端部との間で空気の対流を生じることとなる。それにより、中央部の温度は下がるとともに、端部の温度が上昇することから、セルスタック5を均一な温度分布に近づけることができる。
なお、断熱部材26は、反応ガス導入部材12より供給される反応ガスが燃料電池セル3の外周(燃料電池セル3間)に導入されるよう、燃料電池セル3とマニホールド4との接続部(マニホールド4の表面)と上下方向(燃料電池セル3の長手方向)に空間を空けて配置されている。
このようにセルスタック5の配列方向に沿ってセルスタック5の側面に、上部と下部とが少なくとも断熱部材で覆われた燃料電池セル3間に供給された反応ガスを流入させて対流させるための空間を設けることにより、燃料電池セル3間に供給された空気の一部が空間内にて対流することから、セルスタック5を均一な温度分布に近づけることができる。
ここで、セルスタック5の側面側に並設する断熱部材はその形状を長期間保持することが好ましい(すなわち、開口部の形状を長期間保持することが好ましい)。それゆえ、セルスタック5の反応ガス導入部材12側の側面に並設される断熱部材と、反応ガス導入部材12と反対側の側面に並設される断熱部材は、それぞれ固定されていることが好ましい。
図7Aおよび図7Bは、燃料電池モジュールにおける反応ガス導入部材の一例を示したものであり、図7Bは、反応ガス導入部材12側に配置される断熱部材を係合固定するための係合部材30を設けた反応ガス導入部材12を示しており、図7Aは係合部材を設けていない反応ガス導入部材12を示している。図7Aおよび図7Bの説明においては、図5Aにて示した断熱部材20を用いて説明する。
セルスタック5の反応ガス導入部材12側の側面側に開口部22を有する断熱部材20配置するにあたり、断熱部材20の種類や強度によっては、開口部22の形状を長期間保持することが難しい場合がある。それゆえ、開口部22を有する断熱部材20を用いる場合においては、開口部22の形状を長期間保持できるよう、開口部22と反応ガス導入部材12とを係合して固定することが好ましい。
ここで、開口部22を有する断熱部材20の強度が十分に強い場合(たとえば、断熱部材20がボード状の断熱部材の場合等)には、図7Aに示した反応ガス導入部材12を用い、開口部22を有する断熱部材20と反応ガス導入部材12とを当接して固定することができる。それにより、開口部22の形状を長期間保持することができる。
一方、開口部22を有する断熱部材20の強度が弱い場合(たとえば、断熱部材20がウール状の断熱部材等の場合)には、図7Aに示した反応ガス導入部材12に当接して固定した場合に、開口部22の形状を長期間保持できない場合がある。
それゆえ図7Bに示した反応ガス導入部材12においては、反応ガス導入部材12の表面に断熱部材(開口部22)を係合固定するための係合部材30を設けている。開口部22を有する断熱部材20を係合部材30に係合することにより、開口部22を有する断熱部材20の強度が弱い場合においても、開口部22の形状を長期間保持することができる。
なお、図7Bにおいては、係合部材30として、反応ガス導入部材12の高さ方向に柱状の部材を2箇所に設けるとともに、その高さ方向に設けた柱状の部材の上端同士を接続するように、反応ガス導入部材12の長さ方向(すなわち、燃料電池セル3の配列方向)に柱状の部材を設けて、係合部材30とした例を示している。
このようにすることで、断熱部材20における開口部22の形状と、係合部材30の形状をあわせるとともに、断熱部材20を係合部材30に係合することにより、開口部22の形状を長期間保持することができる。そして、断熱部材20を係合部材30に係合するだけで、開口部22を容易に形成することができる。
なお、係合部材30の形状は、開口部22の形状にあわせて適当な形状とすることができる。それゆえ、たとえば口の字状、円形、楕円形、三角形状等の形状とすることができる。
また、図7Aおよび図7Bにおける反応ガス導入部材12においては、反応ガスをセルスタック5に導入するための吹出口13を複数設けており、特に燃料電池セル3の配列方向における中央部側に対応する吹出口13はその間隔を狭く、燃料電池セル3の配列方向における端部側に対応する吹出口13はその間隔を広くして設けている。それにより、セルスタック5の中央部側に多くの反応ガスが供給されることで、セルスタック5の中央部側の熱を端部側に比べて放熱することができ、セルスタック5の温度を均一な温度分布に近づけることができる。
図8Aおよび図8Bは、開口部22を有する断熱部材20を、係合部材30を介して反応ガス導入部材12に係合した状態を示すものであり、図8Aは1枚の板材の一部をくり貫いた形状の断熱部材20を反応ガス導入部材12(係合部材30)に係合した状態を、図8Bは複数の板片の断熱部材を組み合わせて一体化し、開口部22を有する断熱部材20として反応ガス導入部材12(係合部材30)に係合した状態を示している。なお、図8Aおよび図8Bにおいては、反応ガス導入部材12より供給される反応ガスをセルスタック5に導入するための開口部23は省略して示している。
断熱部材20における開口部22の形状と係合部材30の形状とをあわせることで、開口部22を有する断熱部材20を係合部材30と係合でき、反応ガス導入部材12に固定することができる。またあわせて、開口部22を容易に形成することができる。
なお、開口部22を有する断熱部材20の形状を図8Aで示した1枚の板材の一部をくり貫いた形状とするか、図8Bで示した複数の板片の断熱部材を組み合わせ一体化した形状とするかは、燃料電池モジュールを形成する収納容器2の形状に応じて、適宜選択して形成することができる。
たとえば、図2で示した燃料電池モジュール1においては、開口部を有する断熱部材20の形状を図8Bで示した複数の板片の断熱部材を組み合わせて一体化した形状とすることにより、燃料電池モジュール1の組み立てが容易となる。
具体的には、係合部材30の反応ガス導入部材12の高さ方向の長さの板片の断熱部材(左右に位置する断熱部材に相当)と、係合部材30の反応ガス導入部材12の長さ方向(燃料電池セル3の配列方向)の長さと左右に位置する断熱部材の幅とを合わせた長さの板片の断熱部材(上下に位置する断熱部材に相当)とを形成する。
そして、収納容器2内にセルスタック装置8をスライドして挿入した後、左右に位置する断熱部材を、係合部材30に接するまで、収納容器2の両側よりセルスタック5と反応ガス導入部材12の隙間に挿入する。その後、上下に位置する断熱部材を、セルスタック5と反応ガス導入部材12の隙間に挿入する。なおその際、上側に位置する断熱部材は、係合部材30に載置されるように挿入する。それにより、上側に位置する断熱部材は係合部材30に載置された状態となり、さらに下側に位置する断熱部材はマニホールド7に載置された状態となり、左右に位置する断熱部材は係合部材30に当接した状態となり、それぞれの板片の断熱部材を容易に固定することができる。なお、それぞれの板片の断熱部材を固定するにあたっては、当接して固定する他、接着剤等により固定することもできる。
図9Aおよび図9Bは、図6にて示した断熱部材25、26を反応ガス導入部材12に係合固定することを示すもので、図9Aは反応ガス導入部材12に係合部材31を設けた状態を、図9Bは係合部材31に、断熱部材25および断熱部材26を載置した状態を示している。
図6で示した断熱部材25および断熱部材26は、セルスタック5の長さと同等もしくはそれ以上の長さを有することから、係合部材31は燃料電池セル3の配列方向に沿って、反応ガス導入部材12の一端から他端にわたるように設けることが好ましい。
それにより、断熱部材25および断熱部材26を係合部材31に載置するだけで、図6で示す開口部29を容易に形成することができるとともに、燃料電池モジュール1の組み立てが容易となる。
具体的には、上述した組み立て方と同様に、収納容器2内にセルスタック装置24をスライドして挿入した後、係合部材31に載置されるように断熱部材25および断熱部材26を挿入することで組み立てることができる。
図10は、セルスタック装置24を示す外観斜視図であり、セルスタック5を挟んで反応ガス導入部材12と反対側に設けられた固定部材32により断熱部材を固定している状態を示しており、図11は図10で示すセルスタック装置24を収納容器2内に収納してなるモジュール35の断面図を示している。なお、図11において、断熱部材25、26、27、28を斜線にて示している。
図10においては、セルスタック5を挟んで反応ガス導入部材12(図示せず)と反対側に板状の固定部材32を配置し、セルスタック5と固定部材32との間に、断熱部材27および断熱部材28を配置している。すなわち、セルスタック5の外側より固定部材32によって断熱部材27および断熱部材28を当接して固定している。
なお図10においては、固定部材32を、改質器6に設けた固定部33およびマニホールド4に設けた固定部34に螺子等により固定した状態を示しており、それにより、固定部材32を改質器6およびマニホールド4により固定するとともに、断熱部材27および断熱部材28を固定することができる。
なお、固定部材32としては耐熱性に優れたものであれば特に制限はなく、たとえばステンレス等の金属により形成することができる。
また、図10においては、固定部材32を、固定部33および固定部34により改質器6およびマニホールド4に固定した例を示したが、固定部材32の一部を折り曲げるなどして、改質器6およびマニホールド4に直接固定することもできる。なお、固定部材32は改質器6およびマニホールド4のいずれか一方に固定することもできる。
さらに、断熱部材27および断熱部材28は、固定部材32に当接することにより固定することができるが、モジュール35の組み立てをより容易にするにあたり、固定部材32に係合部材を設けることもできる。それにより、モジュール35を容易に組み立てることができる。
ところで、このようなモジュールを構成する燃料電池セル3としては、支持基板の一方側表面に、燃料側電極、固体電解質及び酸素側電極を順に設けてなる固体酸化物形の燃料電池セルとすることが好ましい。
また、支持基板の内部にはガス流路が設けられていることが好ましく、図1に示すセルスタック装置8においては、改質器6にて改質された燃料ガスが、燃料ガス供給管7およびマニホールド4を介して支持基板内部のガス流路を下端部側より上端部側に向けて流れ、これを反応ガス導入部材12より供給される酸素含有ガスと反応することにより発電が行なわれる。
また、燃料電池セル3の形状としては、平板型、円筒型、中空平板型等が知られているが、燃料電池セル3(セルスタック5)の発電を効率よく行なう上で、中空平板型の燃料電池セルとすることが好ましい。
そして、上述したようなモジュールを外装ケース内に収納することにより、燃料電池セル3の配列方向における温度分布を均一に近づけることができ、発電効率を向上した燃料電池装置とすることができる。
なおこの際、燃料電池セル3を固体酸化物形燃料電池セルとすることにより、モジュールのほか、燃料電池セルの動作に必要な補機類を小型化することができ、燃料電池装置を小型化することができる。また、家庭用燃料電池で求められる変動する負荷に追従する負荷追従運転を行なうことができる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。
たとえば、燃料電池セル3の内部に設けられたガス流路に酸素含有ガスを流通させ、反応ガス導入部材12より燃料ガスを導入することもできる。
また、セルスタック5の反応ガス導入部材13側の側面に並設される断熱部材20を、反応ガス導入部材12より供給される反応ガスをセルスタック5に導入するための開口部23を有する断熱部材と、セルスタック5の側面中央部と対向する開口部22とを有する断熱部材の2つより構成することも可能である。なおこの場合においては、反応ガス導入部材12より供給される反応ガスをセルスタック5に供給するための開口部を有する断熱部材をボード状の断熱部材で形成し、セルスタック5の側面中央部と対向する開口部を有する断熱部材を綿状の断熱部材で形成することもできる。
燃料電池セル3を構成する支持基板は、支持基板の焼成−還元後における体積比率が、NiO48体積%、Y2O352体積%となるようにし、かつ厚みが2mmの中空平板型の支持基板を作製した。燃料側電極は、NiO粉末とY2O3が固溶したZrO2粉末と有機バインダーと溶媒とを混合して作製し、支持基板上に貼り付けて乾燥して形成した。固体電解質は、8mol%のYが固溶したZrO2により作製し、燃料側電極層上に貼り付けて乾燥した。このように作製した成形体を仮焼処理し、その後、LaCrO3系酸化物と、有機バインダーと溶媒を混合したインターコネクタ材料を支持基板上に同時焼成した。続いてLa0. 6Sr0.4Co0.2Fe0.8O3からなる酸素側電極を焼き付けて、燃料電池セル3を作製した。
このようにして作製した燃料電池セル3を70本用い、燃料電池セル3を2.5mm間隔で一列に配置してセルスタック5を作製し、セルスタック5を構成する燃料電池セル3の下端部をマニホールド4にガラスシール材にて固定してセルスタック装置8を作製した。
このセルスタック装置8のセルスタック5の側面側に断熱部材を配置するとともに、AC700W、Uf(燃料利用率)75%、Ua(空気利用率)38%の条件下で発電試験を行った。
図12は上記発電試験の結果を示すグラフである。図12において、「開口部22」とは、図5Aおよび図5Bに示すセルスタック装置8にて発電試験を行ったことを示し、「開口部22+固定部材31」とは、図5Aおよび図5Bに示すセルスタック装置8の両側に固定部材31を設けたセルスタック装置にて発電試験を行ったことを示し、「開口部29」とは、図6Aおよび図6Bに示すセルスタック装置24にて発電試験を行ったことを示している。なお、「従来」とは、断熱部材に開口部を有さないセルスタック装置にて発電試験を行ったことを示している。
また、開口部22の大きさは、燃料電池セル3の配列方向における長さの75%で、かつ酸素側電極の長さの60%とし、開口部29の大きさは、酸素側電極の長さの60%とした。
なお、セルスタック5の温度は、燃料電池セル3の上下方向における中央部の温度を、燃料電池セル3の配列方向に沿って計測した。
図12の結果より、セルスタック5の側面側に開口部22もしくは開口部29を有さない断熱部材を配置した従来のセルスタック装置においては、セルスタック5の端部と中央部とで約160℃の温度差があったのに対し、開口部22を有する断熱部材を配置したセルスタック5においては、セルスタック5の端部と中央部との温度差が約60℃となり、開口部22を有する断熱部材を配置することで、セルスタック5の温度分布を均一に近づけることができた。
また、開口部22を有する断熱部材を配置したセルスタック5に固定部材31を設けたセルスタック装置においては、セルスタック5の端部と中央部との温度差が約40℃であり、固定部材31を配置することで、さらにセルスタック5の温度分布を均一に近づけることができた。
また開口部29を有する断熱部材を配置したセルスタック5においては、セルスタック5の端部と中央部との温度差が約40℃であり、断熱部材をセルスタック5の側面側における上端部側と下端部側にそれぞれ配置する(上下方向(燃料電池セル3の長手方向)に空間を空けて配置する)ことにより、さらにセルスタック5の温度分布を均一に近づけることができた。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形態で実施できる。したがって、前述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、本発明の範囲は特許請求の範囲に示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。さらに、特許請求の範囲に属する変形や変更は全て本発明の範囲内のものである。
Claims (12)
- 内部にガスを流通させるためのガス流路を有する柱状の燃料電池セルを複数個並設してなるセルスタックと、前記燃料電池セルの配列方向に沿って前記セルスタックの側面側に並設され、前記セルスタックの側面の外形と同等またはそれ以上の大きさを有する断熱部材とを収納容器に収納してなる燃料電池モジュールであって、前記断熱部材は、前記セルスタックと対向する面にくぼみ部を有していることを特徴とする燃料電池モジュール。
- 内部にガスを流通させるためのガス流路を有する柱状の燃料電池セルを複数個並設してなるセルスタックと、前記燃料電池セルの配列方向に沿って前記セルスタックの側面側に並設され、前記セルスタックの側面の外形と同等またはそれ以上の大きさを有する断熱部材とを収納容器に収納してなる燃料電池モジュールであって、前記断熱部材は、前記セルスタックと対向する面に開口部を有していることを特徴とする燃料電池モジュール。
- 前記くぼみ部または前記開口部は、少なくとも前記セルスタックの側面中央部と対向していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池モジュール。
- 前記断熱部材は、1枚の板材からなることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれかに記載の燃料電池モジュール。
- 前記断熱部材は、複数の板片を組み合わせて一体化されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の燃料電池モジュール。
- 内部にガスを流通させるためのガス流路を有する柱状の燃料電池セルを複数並設してなるセルスタックと、前記燃料電池セルの配列方向に沿って前記セルスタックの側面側の上端部側と下端部側とにそれぞれ並設され、前記燃料電池セルの配列方向における前記セルスタックの長さと同等またはそれ以上の長さを有する断熱部材とを収納容器に収納してなることを特徴とする燃料電池モジュール。
- 収納容器内に、内部にガスを流通させるためのガス流路を有する柱状の燃料電池セルを複数個並設してなるセルスタックを収納するとともに、前記燃料電池セルの配列方向に沿って前記セルスタックの側面に、少なくとも上部と下部とが断熱部材で覆われており、かつ前記燃料電池セル間に供給された反応ガスを流入させて対流させるための空間を有することを特徴とする燃料電池モジュール。
- 前記収納容器は、内壁と外壁とを有する二重構造で、前記内壁と前記外壁との間を反応ガスの流路とするとともに、前記内壁に前記セルスタックの側面の側方にまで延び、前記燃料電池セルの外周に前記反応ガスを導入するための反応ガス導入部材を有し、前記断熱部材が前記セルスタックと前記反応ガス導入部材との間に配置されていることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれかに記載の燃料電池モジュール。
- 前記反応ガス導入部材が、前記断熱部材を係合固定するための係合部材を有することを特徴とする請求項8に記載の燃料電池モジュール。
- 前記セルスタックを挟んで前記反応ガス導入部材と反対側に、前記断熱部材を固定するための固定部材を備えるとともに、前記断熱部材が前記セルスタックと前記固定部材との間に配置されていることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の燃料電池モジュール。
- 前記燃料電池セルが固体酸化物形燃料電池セルであることを特徴とする請求項1〜10のうちいずれかに記載の燃料電池モジュール。
- 請求項1〜11のうちいずれかに記載の燃料電池モジュールを収納ケースに収納してなる燃料電池装置。
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