JPWO2009004862A1 - 送信信号生成装置、方法、およびプログラム - Google Patents

送信信号生成装置、方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

データ多重サブキャリア識別信号生成手段は、データ信号を多重するサブキャリアを識別するためのデータ多重サブキャリア識別信号を生成する。送信信号生成手段は、データ多重サブキャリア識別信号に従ってデータ信号をサブキャリアに多重することにより送信信号を生成する。ピーク低減送信信号生成手段は、データ信号が多重されないサブキャリアをピーク低減信号用に用い、データ信号が多重されるサブキャリアをピーク低減信号に用いない第1のピーク低減処理と、データ信号が多重されないサブキャリアとデータ信号が多重されるサブキャリアの両方をピーク低減信号用に用いる第2のピーク低減処理とを併用して、送信信号のピーク電力をピーク低減信号によって低減させることにより、ピーク低減送信信号を生成する。

Description

本発明は、無線伝送システムにおける送信信号を生成する送信信号生成装置に関する。
近年、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)が注目されている。OFDMには、受信機の回路構成が比較的簡易であり、サブキャリア単位では伝搬路がフラットであるとみなすことができ、またMIMO(Multiple Input Multiple Output)への拡張が容易であるという特徴がある。
OFDMでは、複数の搬送波が時間軸上で多重されるため、時間軸上において複数の搬送波が同位相となると、信号電力に高いピークが発生する。高いピークの発生はPAPR(Peak to Average Power Ratio)の増大につながる。PAPRが増大すると基地局のカバレッジが縮小したり、消費電力が増大したりするため、PAPRの低減が求められている。
これまでにTR(Tone Reservation)をベースとしたPAPR低減法がいくつか提案されている。例えば、Multicarrier modulation with low PAR application to DSL and wireless、 Jose Tellado、 Kluwer academic Publications、およびOFDMA UL PAPR Reduction、R1−050891、Nortel、3GPP TSG−RAN WG1 #42、London、UK、29th Aug.−3rd Sep. 2005にて、TR with RT(Reserved Tones)法が提案されている。また、PAPR reduction for OFDMA using improved tone reservation with low complexity、R1−050836、ZTE、CATT、3GPP TSG−RAN WG1 #42、London、UK、29th Aug.−3rd Sep. 2005にてTR without RT法が提案されている。
TR with RTでは、データ信号用のサブキャリアとは別にピーク低減信号用のサブキャリアを設け、ピーク低減信号用のサブキャリアに、データ信号のピーク電力を低減するためのピーク低減信号を生成し、このピーク低減信号をデータ信号に加算する。これによりピーク電力が低減される。
一方、TR without RTでは、データ信号と同じ帯域でデータ信号に比べて十分低い電力でピーク低減信号を生成し、データ信号に加算する。これによりピークが低減される。
TR with RTには、PAPRの低減量が増大するのに伴ってスペクトラムの利用効率は低下するが、変調精度(EVM)を劣化させずにPAPRを低減できるという特徴がある。一方、TR without RTには、PAPRの低減量が増大するのに伴って変調精度は劣化するが、スペクトラムの利用効率は低下しないという特徴がある。
TR with RTによればEVM(変調精度)を劣化させることなくPAPRを低減できる。しかし、TR with RTでは最大のPAPR低減量はRTのサブキャリア数によって制限される。
一方、TR without RTでは、PAPR低減量はRTのサブキャリア数によって制限されることはない。しかし、TR without RTでは、PAPR低減量を増大させるのに伴ってEVMが劣化する。
目標のPAPRがTR with RTで達成できる範囲であれば、TR with RTを用いることによりEVMを全く劣化させずにPAPRを低減することができる。一方、目標のPAPRがTR with RTで達成できる範囲でないとき、目標のPAPRを達成するためにはTR without RTを用いる必要がある。しかしながら、TR without RTでは、PAPRを低減させるのに伴ってEVMが劣化してしまう。要求されるEVMが、TR without RTで目標のPAPRを達成したときの値よりも低ければ、TR without RTを用いることができない。
以上のように、TR with RTとTR without RTには一長一短があり、いずれを用いても、目標とする信号電力のピーク低減量と、要求される変調精度とを共に満たすようなピーク低減処理を実現できないことがあった。
本発明の目的は、変調精度と信号電力のピーク低減量をバランスよく両立させることのできる送信信号生成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様による送信信号生成装置は、ピーク電力を低減させた送信信号を生成する送信信号生成装置であって、
データ信号を多重するサブキャリアを識別するためのデータ多重サブキャリア識別信号を生成するデータ多重サブキャリア識別信号生成手段と、
前記データ多重サブキャリア識別信号生成手段で生成された前記データ多重サブキャリア識別信号に従ってデータ信号をサブキャリアに多重することにより送信信号を生成する送信信号生成手段と、
前記データ多重サブキャリア識別信号に基づき、データ信号が多重されないサブキャリアをピーク低減信号用に用い、データ信号が多重されるサブキャリアをピーク低減信号に用いない第1のピーク低減処理と、前記データ信号が多重されないサブキャリアと前記データ信号が多重されるサブキャリアの両方をピーク低減信号用に用いる第2のピーク低減処理とを併用して、前記送信信号生成手段で生成された前記送信信号のピーク電力をピーク低減信号によって低減させることにより、ピーク低減送信信号を生成するピーク低減送信信号生成手段と、を有している。
本発明の一態様による送信信号生成方法は、ピーク電力を低減させた送信信号を生成するための送信信号生成方法であって、
データ信号を多重するサブキャリアを識別するためのデータ多重サブキャリア識別信号を生成し、
前記データ多重サブキャリア識別信号に従ってデータ信号をサブキャリアに多重することにより送信信号を生成し、
前記データ多重サブキャリア識別信号に基づき、データ信号が多重されないサブキャリアをピーク低減信号用に用い、データ信号が多重されるサブキャリアをピーク低減信号に用いない第1のピーク低減処理と、前記データ信号が多重されないサブキャリアと前記データ信号が多重されるサブキャリアの両方をピーク低減信号用に用いる第2のピーク低減処理とを併用して、前記送信信号のピーク電力をピーク低減信号によって低減させることにより、ピーク低減送信信号を生成する。
本発明の一態様によるプログラムは、送信信号生成装置に、ピーク電力を低減させた送信信号を生成させるための送信信号生成プログラムであって、
データ信号を多重するサブキャリアを識別するためのデータ多重サブキャリア識別信号を生成する手順と、
前記データ多重サブキャリア識別信号に従ってデータ信号をサブキャリアに多重することにより送信信号を生成する手順と、
前記データ多重サブキャリア識別信号に基づき、データ信号が多重されないサブキャリアをピーク低減信号用に用い、データ信号が多重されるサブキャリアをピーク低減信号に用いない第1のピーク低減処理と、前記データ信号が多重されないサブキャリアと前記データ信号が多重されるサブキャリアの両方をピーク低減信号用に用いる第2のピーク低減処理とを併用して、前記送信信号のピーク電力をピーク低減信号によって低減させることにより、ピーク低減送信信号を生成する手順とを、送信信号生成装置に実行させるための送信信号生成プログラムである。
第1の実施形態による送信信号生成装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態による送信信号生成部の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態によるピーク低減信号生成部の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるデータ直交ピーク低減パルス生成部によるピーク低減パルス信号の生成を示す図である。 第1の実施形態におけるデータ共通ピーク低減パルス生成部によるピーク低減パルス信号の生成を示す図である。 第1の実施形態についてのシミュレーションの結果を示すグラフである。 第1の実施形態についてのPAPR低減量と変調精度の評価値を示す表である。 第2の実施形態によるピーク低減信号生成部の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態におけるデータ共通ピーク低減パルス生成部によるピーク低減パルス信号の生成を示す図である。 第4の実施形態による送信器の構成を示すブロック図である。 第4の実施形態におけるPAPR低減利得の評価結果を示す表である。 SIRPreに対するスループットを示すグラフである。
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態による送信信号生成装置の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、送信信号生成装置は、データ多重サブキャリア識別信号生成部100、送信信号生成部101、およびピーク低減送信信号生成部102を有している。
データ多重サブキャリア識別信号生成部100は、全てのサブキャリアの中のデータシンボルを多重するサブキャリアを示すデータ多重サブキャリア識別信号SDMを生成し、出力する。これにより、全てのサブキャリアの中で、データシンボルを多重するサブキャリアと、データシンボルを多重しないサブキャリアとを識別することができるようになる。データ多重サブキャリア識別信号SDMは送信信号生成部101およびピーク低減送信信号生成部102に入力される。
送信信号生成部101はピーク低減前のOFDMの信号を生成するブロックである。図2は、第1の実施形態による送信信号生成部の構成を示すブロック図である。図2を参照すると、送信信号生成部101はデータシンボル生成部201、直列並列変換部202、データ多重部203、IFFT部204、並列直列変換部205、およびCP付加部206を有している。
データシンボル生成部201は、P個のデータシンボルSDAT(1)、SDAT(2)、・・・、SDAT(P)を出力する。Pは自然数である。
直並列変換部202は、データシンボルSDAT(1)、SDAT(2)、・・・、SDAT(P)を入力として、それを直列から並列へ変換して並列変換データシンボルSSP(1)、SSP(2)、・・・、SSP(P)を生成し、出力する。
データ多重部203は、データ多重サブキャリア識別信号生成部100からのデータ多重サブキャリア識別信号SDMを入力とし、データ多重サブキャリア識別信号SDMに示されたサブキャリアのそれぞれに並列変換データシンボルSSP(1)、SSP(2)、・・・、SSP(P)を1シンボルずつ多重し、他の(Q−P)個のサブキャリアの成分を0とすることにより、合計Q個のサブキャリアから成るサブキャリア多重データシンボルSMUX(1)、SMUX(2)、・・・、SMUX(Q)を生成し、出力する。QはP以上の正の整数である。
IFFT部204は、サブキャリア多重データシンボルSMUX(1)、・・・、SMUX(Q)を入力とし、サブキャリア多重データシンボルSMUX(1)、SMUX(2)、・・・、SMUX(Q)に加えて、高周波および低周波における合計(R−Q)個のサブキャリア成分を0とした周波数軸上の信号を、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)によって時間軸上の信号に変換することによりIFFT出力信号SIF(1)、SIF(2)〜SIF(R)を生成し、出力する。RはQ以上の正の整数である。
並直列変換部205は、IFFT出力信号SIF(1)、SIF(2)、・・・、SIF(R)を入力とし、それを並列から直列に変換することにより時間軸データ信号STDAT(1)、STDAT(2)、・・・、STDAT(R)を生成し、出力する。
CP付加部206は、時間軸データ信号STDAT(1)、STDAT(2)、・・・、STDAT(R)を入力とし、それに(S−R)個のサイクリックプリフィックス成分を付加することにより、ピーク低減前信号SPreTx(1)、SPreTx(2)、・・・、SPreTx(S)を生成し、出力する。SはR以下の正の整数である。
このピーク低減前信号SPreTx(1)、SPreTx(2)、・・・、SPreTx(S)はピーク低減送信信号生成部102に入力される。
ピーク低減送信信号生成部102は、送信信号生成部101からのピーク低減前信号SPreTx(1)、SPreTx(2)、・・・、SPreTx(S)に対し、ピーク低減送信信号生成処理を所定の回数だけ繰り返すブロックである。その際、ピーク低減送信信号生成部102は、まずTR with RTによるピーク低減送信信号生成処理を所定の回数(E回)だけ行い、次にTR without RTによるピーク低減送信信号生成処理を所定の回数(F回)だけ行う。E、Fは自然数である。
図3は、第1の実施形態によるピーク低減信号生成部の構成を示すブロック図である。図3を参照すると、ピーク低減送信信号生成部102は、繰り返し選択部301、データ直交ピーク低減パルス生成部302、データ共通ピーク低減パルス生成部303、ピーク低減パルス選択部304、ピーク低減信号算出部305、およびピーク低減部306を有している。データ多重サブキャリア識別信号生成部100からのデータ多重サブキャリア識別信号SDMはデータ直交ピーク低減パルス生成部302およびデータ共通ピーク低減パルス生成部303に入力される。送信信号生成部101からのピーク低減前信号SPreTx(1)、SPreTx(2)、・・・、SPreTx(S)は繰り返し選択部301に入力される。
データ直交ピーク低減パルス生成部302は、データ多重サブキャリア識別信号SDMを入力としてデータ直交ピーク低減パルス信号SDOPL(1)、SDOPL(2)、・・・、SDOPL(R)を生成し、ピーク低減パルス選択部304に出力する。その際、データ直交ピーク低減パルス生成部302は、まず、図4に示すように、データ多重サブキャリア識別信号SDMに対応しないサブキャリアの成分を1とし、他のサブキャリアの成分を0として合計R個のサブキャリアを設定する。図4には、TR with RTのデータ直交ピーク低減パルス信号に用いるサブキャリアの例が示されている。なお図中のGTはガードトーン(Guard Tone)である。続いて、データ直交ピーク低減パルス生成部302は、R個のサブキャリアに対してRポイントのIFFTを行うことにより、データ直交ピーク低減パルス信号SDOPL(1)、SDOPL(2)、・・・、SDOPL(R)を生成する。
データ共通ピーク低減パルス生成部303は、データ多重サブキャリア識別信号SDMを入力としてデータ共通ピーク低減パルス信号SDCPL(1)、SDCPL(2)、・・・、SDCPL(R)を生成し、ピーク低減パルス選択部304に出力する。その際、データ共通ピーク低減パルス生成部303は、まず、図5に示すように、データ多重サブキャリア識別信号SDMに対応しないサブキャリアと、データ多重サブキャリア識別信号SDMに対応するサブキャリアの合計Q個のサブキャリアの成分を1とし、さらに高周波および低周波における合計(R−Q)個のサブキャリア成分を0として合計R個のサブキャリアを設定する。図5には、TR without RTのデータ共通ピーク低減パルス信号に用いるサブキャリアの例が示されている。続いて、データ共通ピーク低減パルス生成部303は、R個のサブキャリアに対してRポイントのIFFTを行うことにより、データ共通ピーク低減パルス信号SDCPL(1)、SDCPL(2)、・・・、SDCPL(R)を生成する。
繰り返し選択部301は、送信信号生成部101からの入力と、ピーク低減部306からの入力のいずれかを選択し、それを第iピーク低減前送信信号SPPre(i、1)、SPPre(i、2)、・・・、SPPre(i、S)としてピーク低減信号算出部305およびピーク低減部306に出力する。iは0以上の整数である。
最初のピーク低減送信信号生成処理では、繰り返し選択部301は、送信信号生成部101から入力したピーク低減前送信信号SPreTx(1)、SPreTx(2)、・・・、SPreTx(S)を、第0ピーク低減前送信信号SPPre(0、1)、SPPre(0、2)、・・・、SPPre(0、S)として出力する。
それ以降のピーク低減送信信号生成処理では、繰り返し選択部301は、ピーク低減部306から入力した、第(i−1)ピーク低減後送信信号SPPos(i−1、1)、SPPos(i−1、2)、・・・、SPPos(i−1、S)を、第iピーク低減前送信信号SPPre(i、1)、SPPre(i、2)、・・・、SPPre(i、S)として出力する。
ピーク低減パルス選択部304は、データ直交ピーク低減パルス生成部302からの入力と、データ共通ピーク低減パルス生成部303からの入力のいずれかを選択し、ピーク低減パルス信号SPPL(1)、SPPL(2)、・・・、SPPL(R)としてピーク低減信号算出部305に出力する。
その際、初めのE回のピーク低減送信信号生成処理では、ピーク低減パルス選択部304は、データ直交ピーク低減パルス生成部302からのデータ直交ピーク低減パルス信号SDOPL(1)、SDOPL(2)、・・・、SDOPL(R)を選択する。その後のF回のピーク低減送信信号生成処理では、ピーク低減パルス選択部304は、データ共通ピーク低減パルス生成部303からのデータ共通ピーク低減パルス信号SDCPL(1)、SDCPL(2)、・・・、SDCPL(R)を選択する。
ピーク低減信号算出部305は、ピーク低減パルス選択部304からのピーク低減パルス信号SPPL(1)、SPPL(2)、・・・、SPPL(R)と、繰り返し選択部301からの第iピーク低減前送信信号SPPre(i、1)、SPPre(i、2)、・・・、SPPre(i、S)を入力として第iピーク低減信号SPRed(i、1)、SPRed(i、2)、・・・、SPRed(i、S)を生成し、出力する。
その際、ピーク低減信号算出部305は、まず、第iピーク低減前送信信号SPPre(i、1)、SPPre(i、2)、・・・、SPPre(i、S)のそれぞれにおいて、信号電力が所定の閾値Aを超えるピーク信号点SPeak(i、1)、SPeak(i、2)、・・・、SPeak(i、U(i))を検出する。Aは正の実数であり、U(i)はS以下の自然数である。
続いて、ピーク低減信号算出部305は、検出したピーク信号点SPeak(i、V)(VはU(i)以下の自然数)のそれぞれについて、閾値Aを越える成分の値をピーク低減パルス信号SPPL(1)、SPPL(2)、・・・、SPPL(S)のそれぞれに乗算する。さらに、ピーク低減信号算出部305は、ピーク低減パルス信号の振幅の絶対値がサンプリング時間0において最大となるように、乗算で得られた信号をXサンプル分だけ負方向にシフトさせる。これにより生成された信号がピーク成分乗算信号SMUPK(i、V、1)、SMUPK(i、V、2)、・・・、SDUPK(i、V、S)である。Xは0以上S未満の整数である。
続いて、ピーク低減信号算出部305は、ピーク成分乗算信号SMUPK(i、V、1)、SMUPK(i、V、2)、・・・、SDUPK(i、V、S)を、ピーク信号点SPeak(i、V)のサンプリング時間に対応するサンプル時間Wだけ正方向にシフトさせる。Wは自然数である。これにより生成された信号が個別ピーク低減信号SPKCS(i、V、1)、SPKCS(i、V、2)、・・・、SPKCS(i、V、S)である。
続いて、ピーク低減信号算出部305は、U(i)個のピーク信号点に対して生成した個別ピーク低減信号を全て、同一のサンプリング時間毎に加算する。その結果が第iピーク低減信号SPRed(i、1)、SPRed(i、2)、・・・、SPRed(i、S)となる。
ピーク低減部306は、第iピーク低減前送信信号SPPre(i、1)、SPPre(i、2)、・・・、SPPre(i、S)と、第iピーク低減信号SPRed(i、1)、SPRed(i、2)、・・・、SPRed(i、S)を入力として、第iピーク低減後送信信号SPPos(i、1)、SPPos(i、2)、・・・、SPPos(i、S)を生成し、出力する。
その際、ピーク低減部306は、同一サンプリング時間毎に、第iピーク低減前送信信号SPPre(i、1)、SPPre(i、2)、・・・、SPPre(i、S)から、第iピーク低減信号SPRed(i、1)、SPRed(i、2)、・・・、SPRed(i、S)を減算する。その結果として得られた信号が、第iピーク低減後送信信号SPPos(i、1)、SPPos(i、2)、・・・、SPPos(i、S)となる。これにより送信信号のピークが低減される。
処理の繰り返しにおいて、i=E+Fに達するまでは、ピーク低減部306からの第iピーク低減後送信信号SPPos(i、1)、SPPos(i、2)、・・・、SPPos(i、S)が繰り返し選択部301に入力されてピーク低減送信信号生成処理が繰り返される。i=E+Fに達すると、第(E+F)ピーク低減後送信信号SPPos(E+F、1)、SPPos(E+F、2)、・・・、SPPos(E+F、S)は、低ピーク電力送信信号SRedTx(1)、SRedTx(2)、・・・、SRedTx(S)としてピーク低減送信信号生成部102の外部に出力される。
以上説明したように、本実施形態によれば、変調精度の劣化がないTR with RTによるピーク低減の処理と、データ信号用に用いられていないRTのサブキャリア数によってピーク低減量が制限されないTR without RTによるピーク低減の処理とを併用して送信信号のピークを低減させるので、変調精度の劣化を抑えつつ信号電力のピーク低減量を向上させることができる。
またTR without RTのピーク低減処理による変調精度の劣化量はPAPRの低減量に依存する。本実施形態では、まずTR with RTのピーク低減処理を行い、次にTR without RTのピーク低減処理を行うので、TR without RTのピーク低減処理の前にTR with RTのピーク低減処理によって送信信号のピークを低減しておくことができ、目標のピーク低減量を達成するときに生じる変調精度の劣化が低減される。
次に、第1の実施形態の評価結果について説明する。
図6は、第1の実施形態についてのシミュレーションの結果を示すグラフである。図6には、瞬時電力と平均電力の比の相補累積分布関数(CCDF:Complementary Cumulative Distribution Function)が示されている。
本シミュレーションではEおよびFは共に1としている。つまり、まずデータ直交ピーク低減パルス信号を用いたTR with RTのピーク低減処理を1回行い、次にデータ共通ピーク低減パルス信号を用いたTR without RTのピーク低減処理を1回行っている。
図7は、第1の実施形態についてのPAPR低減量と変調精度の評価値を示す表である。図7には、本実施形態との比較のために本実施形態の評価値と共に、TR with RTのピーク低減処理だけを行った場合の評価値と、TR without RTのピーク低減処理だけを行った場合の評価値も示されている。
図7を参照すると、TR without RTのピーク低減処理では、PAPR低減量1.4dB(@CCDF=99.9%)を達成したときのEVMは3.1%となっている。また、TR with RTのピーク低減処理で得られる最大のPAPR低減量は1.2dBとなっている。
本実施形態では、上述したTR without RTのピーク低減処理によって得たPAPR低減量(1.4dB)と同程度のPAPR低減量(1.5dB)を達成したときのEVMは1.0%となっている。つまり本実施形態では変調精度が2.1%改善されている。
さらに、本実施形態では、スペクトラム利用効率をTR with RTのピーク低減処理と同等としたまま、ピーク低減量をTR with RTのピーク低減処理による最大のPAPR低減量よりも0.3dB改善している。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、TR with RTのピーク低減処理の回数(E回)と、TR without RTのピーク低減処理の回数(F回)を予め決定しておく例を示した。それに対して、第2の実施形態では、TR with RTのピーク低減処理からTR without RTのピーク低減処理への切り替え、およびTR without RTのピーク低減処理の終了を、信号電力を閾値と比較することにより判断する例を示す。
図8は、第2の実施形態によるピーク低減信号生成部の構成を示すブロック図である。図8を参照すると、ピーク低減送信信号生成部102′は、繰り返し選択部301、データ直交ピーク低減パルス生成部302、データ共通ピーク低減パルス生成部303、ピーク低減パルス選択部304、ピーク低減信号算出部305、ピーク低減部306、および閾値判定部401を有している。
閾値判定部401は、TR with RTのピーク低減処理が行われる度に第iピーク低減後送信信号SPPos(i、1)、SPPos(i、2)、・・・、SPPos(i、S)の信号電力を測定し、信号電力を閾値Gと比較する。全ての信号点の信号電力が閾値G未満になっていれば、閾値判定部401はピーク低減パルス選択部304′にピーク低減パルスの切り替えを促すためのピーク低減パルス切り替え信号STGを出力する。Gは正の実数である。
本実施形態のピーク低減パルス選択部304′は、閾値判定部401からのピーク低減パルス切り替え信号STGを受けると、ピーク低減信号算出部305にピーク低減パルス信号SPPL(1)、SPPL(2)、・・・、SPPL(S)として送る信号を、データ直交ピーク低減パルス信号SDOPL(1)、SDOPL(2)、・・・、SDOPL(R)から、データ共通ピーク低減パルス信号SDCPL(1)、SDCPL(2)、・・・、SDCPL(R)へ切り替える。これにより、その後のピーク低減処理ではデータ共通ピーク低減パルス信号SDCPL(1)、SDCPL(2)、・・・、SDCPL(R)が用いられることになる。
また、閾値判定部401は、TR with RTまたはTR without RTのピーク低減処理が行われる度に、第iピーク低減後送信信号SPPos(i、1)、SPPos(i、2)、・・・、SPPos(i、S)の信号電力を閾値Hと比較する。信号電力が閾値H以上の信号点があれば、閾値判定部401は、第iピーク低減後送信信号SPPos(i、1)、SPPos(i、2)、・・・、SPPos(i、S)を、第(i+1)ピーク低減前送信信号SPPre(i+1、1)、SPPre(i+1、2)、・・・、SPPre(i+1、S)として繰り返し選択部301に出力し、ピーク低減処理を繰り返す。全ての信号点の信号電力が閾値H未満となっていれば、閾値判定部401は、第iピーク低減後送信信号SPPos(i、1)、SPPos(i、2)、・・・、SPPos(i、S)を低ピーク電力送信信号SRedTx(1)、SRedTx(2)、・・・、SOPos(S)として、ピーク低減送信信号生成部102′の外部に出力する。HはG未満の正の実数である。
以上説明したように、本実施形態によれば、TR wothout RTのピーク低減処理の終了を、信号電力を閾値と比較することにより判断するので、目標とするピーク低減量に達したらピーク低減処理を終了することができ、目標とする信号電力のピーク低減量を、より高い変調精度で達成することができる。
また、本実施形態によれば、TR with RTのピーク低減処理から、TR wothout RTのピーク低減処理への切り替えを、信号電力を閾値と比較することにより判断するので、変調精度の劣化がないTR with RTのピーク低減処理によって一定量までピークを低減させてから、TR without RTのピーク低減処理を行うことができる。その結果、TR without RTのピーク低減処理においてPAPRの低減量に依存して増加する変調精度の劣化量を小さく抑えることができる。
なお、本実施形態では、ピーク低減処理を繰り返す回数が増大することにより、ピーク低減送信信号生成処理全体としての処理遅延が一定以上に増大するのを防止するため、閾値判定部401において、TR with RTとTR without RTの各ピーク低減処理の繰り返し回数の上限を予め決めておくことにしてもよい。
その場合、TR with RTのピーク低減処理の繰り返し回数が上限に達したら、閾値判定部401は、信号電力が閾値G未満まで低減されていなくても、ピーク低減パルス選択部304′にピーク低減パルス切り替え信号STGを出力することにすればよい。
また、TR without RTのピーク低減処理の繰り返し回数が上限に達したら、閾値判定部401は、信号電力が閾値H未満まで低減されていなくても、第iピーク低減後送信信号SPPos(i、1)、SPPos(i、2)、・・・、SPPos(i、S)を低ピーク電力送信信号SRedTx(1)、SRedTx(2)、・・・、SOPos(S)として、ピーク低減送信信号生成部102′の外部に出力することにすればよい。
(第3の実施形態)
第1の実施形態では、データ共通ピーク低減パルス生成部303は、データ多重サブキャリア識別信号SDMに対応しないデータシンボルが多重されていない全てのサブキャリアの成分と、データシンボルが多重されている全てのサブキャリアの成分とを用いて、データ共通ピーク低減パルス信号SDCPL(1)、SDCPL(2)、・・・、SDCPL(R)を生成した。それに対して、第3の実施形態では、データ共通ピーク低減パルス生成部303は、データシンボルが多重されているサブキャリアの中から、要求される変調精度、あるいはデータシンボルの変調多値数を基準として、データ共通ピーク低減パルス信号に用いるサブキャリアを選択する。
伝送レートを最大化するために、無線端末におけるサブキャリア毎の受信SNR(信号対雑音電力比)によって、サブキャリア毎の変調多値数を決定する技術がある。その場合、例えば、仕様等として変調多値数によって異なる変調精度が規定され、変調多値数が大きいほど高い変調精度が求められる。
全信号帯域において変調多値数の異なるデータシンボルが多重される場合、全てのサブキャリアのピーク低減後の変調精度を、変調多値数が最も多いデータシンボルに要求される変調精度に合わせて制限すると、必要以上に変調精度を制限したことにより十分なピーク低減量を達成できないことがある。
そこで本実施形態では、一定値以上の高い変調精度が求められるサブキャリアをデータ共通ピーク低減パルス信号に用いないこととする。具体的には、本実施形態のデータ共通ピーク低減パルス生成部303は、データシンボルが多重されているサブキャリアの中で、一定値以上の高い変調精度が求められるサブキャリアの成分を0とし、残りのサブキャリアの成分を1として、データ共通ピーク低減パルス信号を生成する。これにより、変調多値数の多いデータシンボルにおける変調精度の劣化を抑制しつつ、高いピーク低減量を達成することができる。
図9は、第3の実施形態におけるデータ共通ピーク低減パルス生成部によるピーク低減パルス信号の生成を示す図である。図9の例では、変調方式として、データシンボルの変調多値数が異なるQPSKと64QAMとが用いられている。変調多値数が多い64QAMでは、変調多値数の少ないQPSKよりも高い変調精度が要求される。
そのため、この例では、変調多値数の少ないQPSKのデータシンボルが多重されているサブキャリアだけをピーク低減信号に用い、変調多値数の多い64QAMのデータシンボルが多重されているサブキャリアはピーク低減信号に用いていない。これにより64QAMのデータシンボルの変調精度を劣化させることなくピーク電力を低減することができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、上述した第1の実施形態のピーク低減処理に関わる各機能をより具体的に構成している。図10は、第4の実施形態による送信器の構成を示すブロック図である。
第4の実施形態の送信器は第1の実施形態における送信信号生成装置に相当する。この送信器と、送信器から無線で送信された信号を受信する受信器(不図示)とで無線伝送システムが構成される。ここでは、受信機は送信器から受信した信号のSIR(signal to interference power ratio:信号対干渉雑音電力比)値を測定し、それをSIR情報(SIRPost)として送信器にフィードバックするものとする。
本実施形態では、TR with RTのピーク低減処理を行う段階を第1のステージと呼び、TR without RTのピーク低減処理を行う段階を第2のステージと呼ぶ。
図10を参照すると、送信器500は、ピーク低減パラメータ生成部501、データ生成部502、データ多重部503、ピーク低減サブキャリア生成部504、ピーク検出部505、FIR(Finite Impulse Response)部506、遅延部507、減算部508、IFFT部204〜204、および繰り返し選択部301を有している。
ピーク低減パラメータ生成部501は、受信器からフィードバックされたSIR情報(SIRPost)と、前回のPAPR低減時における送信電力の改善量(V)とを式(1)に与えることにより、PAPR低減未適用時の受信器におけるSIR(SIRPre)を算出する。ここで、前回のPAPP低減時は、PAPP低減を前回適用したときのことであり、フィードバックの1RTT(Round Trip Time)だけ遡った時刻のことである。
その後、ピーク低減パラメータ生成部501は、SIRPreを基に、ピーク低減信号に用いるサブキャリアの割合を示すピーク低減信号多重情報(SAL)、TR with RTにおけるピーク検出閾値(STWRT)、およびTR without RTにおけるピーク検出閾値(STWORT)を生成し、出力する。STWRT、STWORTは実数である。
なお、ピーク低減パラメータ生成部501は、各SIRPreに対し、スループットが最大となるSAL、STWRT、STWORTを対応表として予め保持しているものとし、SIRPreを基にSAL、STWRT、およびSTWORTを生成するときに用いる。
また、送信電力の改善量Vは、PAPR低減未適用時のPAPR(式(2)ではR)と、前回のPAPR低減適用時(1RTT前)のSTWORTと、ピーク低減信号の電力(式(2)ではb)と、PAPR低減によるBLERの劣化量(式(2)ではc)とを式(2)に与えることで求まる。
Figure 2009004862
データ生成部502は、データシンボル(U(1)、U(2)、U(3)・・)を生成する。データ多重部503は、ピーク低減信号多重情報SALに基づきピーク低減信号に用いるとされるM個のサブキャリアに0、他の(N−M)個のサブキャリアにデータシンボル(U(1)、・・・、U(N−M))を多重することにより、信号E(1)、・・・、E(N)を生成する。Mは自然数である。NはMより大きい整数であり、総サブキャリア数である。ピーク低減信号多重情報SALはM/Nを示していることになる。
IFFT部204は、信号E(1)、・・・、E(N)に、NポイントのIFFTを行い、データ信号SIFFT(1)、・・・、SIFFT(N)を生成する。
第1のステージでは、TR with RTを用いてPAPRを低減する。ピーク低減サブキャリア生成部504は、ピーク低減信号多重情報SALに基づきピーク低減信号に用いるとされるM個のサブキャリア成分をI(I=1+j0)とし、残りのサブキャリア成分を0とすることにより信号F(1)、・・・、F(N)を生成し、出力する。
IFFT部204は、信号F(1)、・・・、F(N)にNポイントのIFFTを行い、WithRTピーク低減パルスSpwithRT(1)〜SpwithRT(N)を生成し、出力する。
ここでは繰り返し選択部301は、データ信号SIFFT(1)、・・・、SIFFT(N)を、信号Ssel(1)、・・・、Ssel(N)として出力する。
ピーク検出部505は、Ssel(1)、・・・、Ssel(N)において、信号電力がSTWRTを越える成分からなる信号系列Spk(1)、・・・、Spk(N)を出力する。
FIR部506は、信号系列Spk(1)、・・・、Spk(N)に、WithRTピーク低減パルスSpwithRT(1)、・・・、SpwithRT(N)をフィルタ係数としたフィルタリングを行うことにより、信号系列Srd(1)、・・・、Srd(N)を生成し、出力する。
遅延部507は、ピーク検出部505とFIR部506における処理遅延に対応するサンプル分だけ信号Ssel(1)、・・・、Ssel(N)を遅延させ、Sdy(1)、・・・、Sdy(N)として出力する。
減算部508は、Sdy(1)、・・・、Sdy(N)から信号系列Srd(1)、・・・、Srd(N)を減算し、ピークを低減した信号系列Sout(1)、・・・、Sout(N)を出力する。
次に第2のステージでは、さらに、TR without RTを用いてPAPRを低減する。
IFFT部204は、N個全てのサブキャリア成分をIとした信号G(1)、・・・、G(N)にNポイントのIFFTを行い、WithoutRTピーク低減パルスSpwoRT(1)、・・・、SpwoRT(N)を生成し、出力する。
ここでは繰り返し選択部301は、信号系列Sout(1)、・・・、Sout(N)を、Ssel(1)、・・・、Ssel(N)として出力する。
ピーク検出部505は、Ssel(1)、・・・、Ssel(N)において、信号電力がSTWORTを越える成分からなる信号系列Spk(1)、・・・、Spk(N)を出力する。
FIR部506は、信号系列Spk(1)、・・・、Spk(N)に、WithoutRTピーク低減パルスSpwoRT(1)、・・・、SpwoRT(N)をフィルタ係数としたフィルタリングを行うことにより、信号系列Srd(1)、・・・、Srd(N)を生成し、出力する。
遅延部507は、ピーク検出部505とFIR部506における処理遅延に対応するサンプル分だけ信号Ssel(1)、・・・、Ssel(N)を遅延させて、信号Sdy(1)、・・・、Sdy(N)として出力する。
減算部508は、Sdy(1)、・・・、Sdy(N)から信号系列Srd(1)、・・・、Srd(N)を減算することにより、ピークを低減した信号系列Sout(1)、・・・、Sout(N)を生成し、出力する。
以上説明したように、本実施形態によれば、変調精度の劣化がないTR with RTによるピーク低減の処理と、データ信号用に用いられていないRTのサブキャリア数によってピーク低減量が制限されないTR without RTによるピーク低減の処理とを併用して送信信号のピークを低減させるので、変調精度の劣化を抑えつつ信号電力のピーク低減量を向上させることができる。
またTR without RTのピーク低減処理による変調精度の劣化量はPAPRの低減量に依存する。本実施形態では、まずTR with RTのピーク低減処理を行い、次にTR without RTのピーク低減処理を行うので、TR without RTのピーク低減処理の前にTR with RTのピーク低減処理によって送信信号のピークを低減しておくことができ、目標のピーク低減量を達成するときに生じる変調精度の劣化が低減される。
次に、第4の実施形態の評価結果について説明する。
ここでは送信電力の改善量(V)をPAPR低減利得と定義した。また、PAPR低減によるEVM劣化の許容量を最大3%とした。この場合、EVMが劣化することにより受信器において測定されるBLER(ブロックエラーレート)の劣化は0.1dB未満であるため、式(2)におけるcは0とした。
また、サブキャリア数(N)を300とし、QPSK、16QAM変調、ターボコード(R=1/3、1/2、2/3、3/4、4/5)を評価に用いた。BLERを評価する際の伝搬路はTypical Urban 6パス、ドップラー周波数5.55Hzとした。
式(3)は、PAPR低減前のスループット(ThPre)、PAPR低減後のスループット(ThPost)とピーク低減信号多重情報(SAL)の関係を示す式である。ピーク低減信号多重情報SALは0.05、0.1、0.2とした。
Figure 2009004862
図11は、第4の実施形態におけるPAPR低減利得の評価結果を示す表である。これによれば、第4の実施形態では、TR with RTによって1.3dB程度、TR without RTによって0.8dB〜1.8dB程度のPAPR低減利得が改善される。
図12は、SIRPreに対するスループットを示すグラフである。
第4の実施形態は、SIRPreによらず、従来のTR with RTのピーク低減やTR without RTのピーク低減を行った場合と比べて高いスループットを実現した。特に、送信電力が不足する低SIR領域では、第4の実施形態のスループット改善は非常に高い。SIRPreが−5dBの場合(SAL=0.2、STWORT=6.4dB、STWORT=5.0dB)、第4の実施形態は、TR without RTに対し2.4倍程度、TR with RTに対し2.0倍程度のスループットを達成した。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は実施形態に限定されるものではない。クレームに定義された本発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2007年6月29日に出願された日本出願特願2007−172127を基礎として優先権の利益を主張するものであり、その開示の全てを引用によってここに取り込む。

Claims (11)

  1. ピーク電力を低減させた送信信号を生成する送信信号生成装置であって、
    データ信号を多重するサブキャリアを識別するためのデータ多重サブキャリア識別信号を生成するデータ多重サブキャリア識別信号生成手段と、
    前記データ多重サブキャリア識別信号生成手段で生成された前記データ多重サブキャリア識別信号に従ってデータ信号をサブキャリアに多重することにより送信信号を生成する送信信号生成手段と、
    前記データ多重サブキャリア識別信号に基づき、データ信号が多重されないサブキャリアをピーク低減信号用に用い、データ信号が多重されるサブキャリアをピーク低減信号に用いない第1のピーク低減処理と、前記データ信号が多重されないサブキャリアと前記データ信号が多重されるサブキャリアの両方をピーク低減信号用に用いる第2のピーク低減処理とを併用して、前記送信信号生成手段で生成された前記送信信号のピーク電力をピーク低減信号によって低減させることにより、ピーク低減送信信号を生成するピーク低減送信信号生成手段と、を有する送信信号生成装置。
  2. 前記ピーク低減送信信号生成手段は前記第1のピーク低減処理を行った後に前記第2のピーク低減処理を行う、請求項1に記載の送信信号生成装置。
  3. 前記ピーク低減送信信号生成手段は、
    前記第1のピーク低減処理により、前記送信信号に基づいてピーク低減信号を生成し、該ピーク低減信号を該送信信号に加算することを所定回数だけ回帰的に繰り返した後、
    前記第2のピーク低減処理により、前記送信信号に基づいてピーク低減信号を生成し、該ピーク低減信号を該送信信号に加算することを所定回数だけ回帰的に繰り返す、請求項2に記載の送信信号生成装置。
  4. 前記ピーク低減送信信号生成手段は、
    前記第1のピーク低減処理により、前記送信信号に基づいてピーク低減信号を生成し、該ピーク低減信号を該送信信号に加算することを、前記送信信号のピーク電力が第1の閾値未満となるまで回帰的に繰り返した後、
    前記第2のピーク低減処理により、前記送信信号に基づいてピーク低減信号を生成し、該ピーク低減信号を該送信信号に加算することを、前記送信信号のピーク電力が第1の閾値よりも小さい第2の閾値未満となるまで回帰的に繰り返す、請求項2に記載の送信信号生成装置。
  5. 前記ピーク低減送信信号生成手段は、
    前記第1のピーク低減処理の繰り返し回数と、前記第2のピーク低減処理の繰り返し回数にそれぞれ予め上限を定めておき、
    前記第1のピーク低減処理にて繰り返し回数が前記上限に達すると、前記送信信号のピーク電力が前記第1の閾値未満となっていなくても前記第2のピーク低減処理に移行し、
    前記第2のピーク低減処理にて繰り返し回数が前記上限に達すると、前記送信信号のピーク電力が前記第2の閾値未満となっていなくても該送信信号を前記ピーク低減送信信号として出力する、請求項4に記載の送信信号生成装置。
  6. 前記ピーク低減送信信号生成手段は、前記第2のピーク低減処理にて、前記データ信号が多重されるサブキャリアの中で、データ信号に所定値より高い変調精度が要求されるサブキャリアを、前記ピーク低減信号用に用いないようにする、請求項1に記載の送信信号生成装置。
  7. 前記ピーク低減送信信号生成手段は、前記第2のピーク低減処理にて、前記データ信号が多重されるサブキャリアの中で、データ信号の変調多値数が所定値以上のサブキャリアを、前記ピーク低減信号用に用いないようにする、請求項6に記載の送信信号生成装置。
  8. ピーク電力を低減させた送信信号を生成するための送信信号生成方法であって、
    データ信号を多重するサブキャリアを識別するためのデータ多重サブキャリア識別信号を生成し、
    前記データ多重サブキャリア識別信号に従ってデータ信号をサブキャリアに多重することにより送信信号を生成し、
    前記データ多重サブキャリア識別信号に基づき、データ信号が多重されないサブキャリアをピーク低減信号用に用い、データ信号が多重されるサブキャリアをピーク低減信号に用いない第1のピーク低減処理と、前記データ信号が多重されないサブキャリアと前記データ信号が多重されるサブキャリアの両方をピーク低減信号用に用いる第2のピーク低減処理とを併用して、前記送信信号のピーク電力をピーク低減信号によって低減させることにより、ピーク低減送信信号を生成する、送信信号生成方法。
  9. 前記第1のピーク低減処理を行った後に前記第2のピーク低減処理を行う、請求項8に記載の送信信号生成方法。
  10. 送信信号生成装置に、ピーク電力を低減させた送信信号を生成させるための送信信号生成プログラムであって、
    データ信号を多重するサブキャリアを識別するためのデータ多重サブキャリア識別信号を生成する手順と、
    前記データ多重サブキャリア識別信号に従ってデータ信号をサブキャリアに多重することにより送信信号を生成する手順と、
    前記データ多重サブキャリア識別信号に基づき、データ信号が多重されないサブキャリアをピーク低減信号用に用い、データ信号が多重されるサブキャリアをピーク低減信号に用いない第1のピーク低減処理と、前記データ信号が多重されないサブキャリアと前記データ信号が多重されるサブキャリアの両方をピーク低減信号用に用いる第2のピーク低減処理とを併用して、前記送信信号のピーク電力をピーク低減信号によって低減させることにより、ピーク低減送信信号を生成する手順とを、送信信号生成装置に実行させるための送信信号生成プログラム。
  11. 前記第1のピーク低減処理を行った後に前記第2のピーク低減処理を行う、請求項10に記載の送信信号生成プログラム。
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