JPWO2008153004A1 - 磁気検出装置及び電気製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特に、複数の出力モードを簡単に切換可能な磁気検出装置及び前記磁気検出装置を用いた電気製品を提供することを目的としている。【解決手段】 集積回路22には2つの出力端子40,41と、一対の切換端子58,59を備えたモード切換回路50が設けられている。前記モード切換回路50では、前記切換端子58,59間の短絡状態、あるいは非短絡状態により、前記出力端子40から、(+)磁界検出信号、及び(−)磁界検出信号の双方を出力させる1出力モードと、一方の出力端子40から前記(+)磁界検出信号を、他方の出力端子41から前記(−)磁界検出信号を夫々出力させる2出力モードとに切換可能となっている。また前記切換端子58,59は装置表面に露出そており、前記短絡状態、および前記非短絡状態は外部から調整可能となっている。【選択図】図1

Description

本発明は、双極検知可能な磁気検出装置に係り、特に、複数の出力モードを簡単に切換可能な磁気検出装置及び前記磁気検出装置を用いた電気製品に関する。
折畳み式携帯電話や冷蔵庫等の電気製品の開閉検知に磁気抵抗効果素子を用いた磁気検出装置(磁気センサ)を用いることが可能である。
前記磁気抵抗効果素子は、外部磁界の磁界強度に対して電気抵抗値が変化するため、抵抗変化に基づく電圧変化によって磁気検出装置に侵入する外部磁界の磁界強度の強弱を検知することが可能である。
前記磁気検出装置は、(+)方向の外部磁界と前記(+)方向とは逆方向の(−)方向の外部磁界の双極を検知し、(+)磁界検出信号、及び(−)磁界検出信号を夫々別の出力端子から出力する双極2出力モード、前記双極を検知し、(+)磁界検出信号、及び(−)磁界検出信号を共通の出力端子から出力する双極1出力モード、(+)方向の外部磁界及び(−)方向の外部磁界のどちらか一方のみを検知して、(+)磁界検出信号、及び(−)磁界検出信号のどちらか一方の磁界検出信号を出力する単極1出力モードのいずれかの出力モードに制御されている。どの出力モードが要求されるかは、例えば、電気製品毎に異なったり、また、電気製品に要求される機能により異なっていた。
特開2000−180206号公報 特開昭59−5976号公報 特開2004−180286号公報
しかしながら従来では、上記した3つの出力モードを共通した磁気検出装置の構成で得ることが出来なかった。したがって上記した各出力モードを備えた磁気検出装置を夫々別々に製造しなければならずコスト高となった。
上記した各特許文献には、上記した3つの出力モードを共通した磁気検出装置で得る構成は開示されていない。
そこで本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、特に、複数の出力モードを簡単に切換可能な磁気検出装置及び前記磁気検出装置を用いた電気製品を提供することを目的としている。
本発明における磁気検出装置は、
(+)方向の外部磁界及び前記(+)方向と逆方向の(−)方向の外部磁界の各磁界強度変化に対して、電気的特性が変化するセンサ部と、前記センサ部に接続され、前記電気的特性の変化に基づき(+)磁界検出信号及び(−)磁界検出信号を生成して出力する集積回路とを備え、
前記集積回路には2つの出力端子と、一対の切換端子を備えたモード切換回路が設けられ、
前記モード切換回路では、前記切換端子間の短絡状態、あるいは非短絡状態により、一方の前記出力端子から、前記(+)磁界検出信号、及び前記(−)磁界検出信号の双方を出力させる1出力モードと、一方の出力端子から前記(+)磁界検出信号を、他方の出力端子から前記(−)磁界検出信号を夫々出力させる2出力モードとに切換可能となっており、
前記短絡状態、および前記非短絡状態は外部から調整可能となっていることを特徴とするものである。
このように本発明の磁気検出装置によれば、1出力モードと2出力モードとに切換ることが可能であるから、各出力モードを得るために、別々の磁気検出装置を製造しなくてもよい。特にこれら出力モードの切換を外部から切換端子の短絡状態あるいは非短絡状態の調整により行うことができるので、出力モードの切換を簡単に行うことが出来る。
本発明では、前記切換端子は、装置表面に露出して設けられ、前記切換端子間の電気的接続、あるいは非接続により、前記短絡状態あるいは前記非短絡状態に調整されることが好ましい。
あるいは本発明では、前記切換端子との対向面が導電性である操作部材が装置表面に露出して設けられ、前記操作部材の操作により、前記操作部材を介した前記切換端子間の短絡状態、あるいは、前記操作部材が前記切換端子間から離れた非短絡状態に調整されることが好ましい。
これにより外部から簡単に1出力モードと2出力モードとに切換ることができ好適である。
本発明では、前記センサ部は、(+)方向の外部磁界の磁界強度変化に基づいて電気抵抗が変化する磁気抵抗効果を利用した第1磁気抵抗効果素子を有する(+)磁界検出用の第1回路部と、
前記(+)方向とは逆方向の(−)方向の外部磁界の磁界強度変化に基づいて電気抵抗が変化する磁気抵抗効果を利用した第2磁気抵抗効果素子を有する(−)磁界検出用の第2回路部とを有して構成されることが好ましい。これによりセンサ部を双極検出対応型に適切に構成できる。
本発明は、上記に記載された磁気検出装置を内臓した電気製品であって、
前記磁気検出装置は前記1出力モードに調整され、前記(+)磁界検出信号及び(−)磁界検出信号の双方が出力される出力端子が、機器側の回路基板に接続される構成、あるいは、前記磁気検出装置は前記2出力モードに調整され、前記(+)磁界検出信号が出力される出力端子、及び(−)磁界検出信号が出力される出力端子の双方がそれぞれ機器側の回路基板に接続される構成、または、前記磁気検出装置は前記2出力モードに調整され、前記(+)磁界検出信号が出力される出力端子、及び(−)磁界検出信号が出力される出力端子のどちらか一方のみが機器側の回路基板に接続される構成のいずれかが選択されていることを特徴とするものである。
これにより、前記電気製品にて、双極1出力モード、双極2出力モード、あるいは、単極1出力モードのいずれかを同じ磁気検出装置を用いて選択可能であり、所望の出力モードを簡単に起動させることができる。
本発明の磁気検出装置によれば、1出力モードと2出力モードとに切換ることが可能であるから、各出力モードを得るために、別々の磁気検出装置を製造しなくてもよい。特にこれら出力モードの切換を外部から切換端子の短絡状態あるいは非短絡状態の調整により行うことができるので、出力モードの切換を簡単に行うことが出来る。
また本発明の磁気検出装置を電気製品に内臓することで、前記電気製品にて、双極1出力モード、双極2出力モード、あるいは、単極1出力モードのいずれかを、同じ磁気検出装置を用いて選択可能であり、所望の出力モードを簡単に起動させることができる。
図1は本実施形態の磁気検出装置20の全体の回路構成図、図2〜図6は、電気製品内に組み込まれた本実施形態の磁気検出装置20の出力モード別に示す平面図、図7は、本実施形態の第1磁気抵抗効果素子、第2磁気抵抗効果素子、第1固定抵抗素子及び第2固定抵抗素子の層構造を示す部分断面図、図8は、第1磁気抵抗効果素子のR−H曲線、図9は第2磁気抵抗効果素子のR−H曲線、図10及び図11は、本実施形態の磁気検出装置の用途を説明するための一例であり、前記磁気検出装置を内臓した折畳み式携帯電話の断面図、図12及び図13は前記折畳み式携帯電話の平面図、である。
図1に示す本実施形態の磁気検出装置20は、センサ部21と集積回路(IC)22とを有して構成される。
前記センサ部21には、第1磁気抵抗効果素子23と第1固定抵抗素子24とが第1出力取り出し部25を介して直列接続された第1直列回路26、第2磁気抵抗効果素子27と第2固定抵抗素子28とが第2出力取り出し部29を介して直列接続された第2直列回路30が設けられる。
図1に示す構成では、集積回路22内に第3固定抵抗素子31と第4固定抵抗素子32とが第3出力取り出し部33を介して直列接続された第3直列回路34が設けられる。
前記第3直列回路34は、共通回路として前記第1直列回路26及び前記第2直列回路30と夫々ブリッジ回路を構成している。以下では前記第1直列回路26と前記第3直列回路34とが並列接続されてなるブリッジ回路を第1ブリッジ回路(第1回路部)と、前記第2直列回路30と前記第3直列回路34とが並列接続されてなるブリッジ回路を第2ブリッジ回路(第2回路部)と称する。
図1に示すように、前記第1ブリッジ回路では、第1磁気抵抗効果素子23と第4固定抵抗素子32とが並列接続されるとともに、前記第1固定抵抗素子24と第3固定抵抗素子31とが並列接続されている。また前記第2ブリッジ回路では、前記第2磁気抵抗効果素子27と第3固定抵抗素子31とが並列接続されるとともに、前記第2固定抵抗素子28と第4固定抵抗素子32とが並列接続されている。
図1に示すように前記集積回路22には入力端子(電源)39、グランド端子42及び2つの外部出力端子40,41が設けられている。
図1に示すように集積回路22内には、1つの差動増幅器35が設けられ、前記差動増幅器35に、前記第3直列回路34の第3出力取り出し部33が接続されている。
一方、前記第1直列回路26の第1出力取り出し部25及び第2直列回路30の第2出力取り出し部29は夫々スイッチ回路36の入力部に接続され、前記スイッチ回路36の出力部は前記差動増幅器35の入力部に接続されている。
図1に示すように、前記差動増幅器35の出力部はシュミットトリガー型のコンパレータ38に接続され、さらに前記コンパレータ38の出力部は第1ラッチ回路46と第2ラッチ回路47とに接続され、各ラッチ回路46,47の出力部が第1外部出力端子40及び第2外部出力端子41の夫々に接続されている。
図1に示すように前記ラッチ回路46,47と外部出力端子40,41との間には後述するモード切換回路50が設けられる。
また集積回路22内には図示しないクロック回路が設けられている。クロック回路からのクロック信号は、非常に短い周期で第1クロック信号(Sig T+)と第2クロック信号(Sig T−)とに時分割されて、各スイッチ回路36、55、ラッチ回路46,47及びスレッショルドコントロール回路56に入力される。
前記第1クロック信号(Sig T+)が入力されると、前記スイッチ回路36を介して第1出力取り出し部25と差動増幅器35とが接続され、前記スイッチ回路55を介して前記第1ブリッジ回路とグランド端子42とが接続される。また第1クロック信号(Sig T+)は第1ラッチ回路46に入力され、前記第1ブリッジ回路の電気的特性変化に基づいて生成された磁界検出信号((+)磁界検出信号)が第1ラッチ回路46にて維持される。
また、前記第2クロック信号(Sig T−)が入力されると、前記スイッチ回路36を介して第2出力取り出し部29と差動増幅器35とが接続され、前記スイッチ回路55を介して前記第2ブリッジ回路とグランド端子42とが接続される。また第2クロック信号(Sig T−)は第2ラッチ回路46に入力され、前記第2ブリッジ回路の電気的特性変化に基づいて生成された磁界検出信号((−)磁界検出信号)が第2ラッチ回路47にて維持される。
前記(+)磁界検出信号は、(+)方向の外部磁界Hの磁界強度変化に対する検出信号であり、例えば、(+)方向の外部磁界Hの磁界強度変化に基づく差動増幅器35からの差動電位が、スレッショルドコントロール回路56にて第1クロック信号(Sig T+)のときに生成される所定のスレッショルドレベルを超えると生成されるように制御されている。また、前記(−)磁界検出信号は、(−)方向の外部磁界Hの磁界強度変化に対する検出信号であり、例えば、(−)方向の外部磁界Hの磁界強度変化に基づく差動増幅器35からの差動電位が、スレッショルドコントロール回路56にて第2クロック信号(Sig T−)のときに生成される所定のスレッショルドレベルを超えると生成されるように制御されている。このように、本実施形態の磁気検出装置20では、前記(+)磁界検出信号と(−)磁界検出信号の双方を生成することが可能である。
図1に示すモード切換回路50には、論理回路等を有して構成されるファンクションコントロール回路57と、一対の切換端子58,59とを有して構成される。
図2に示すように、前記外部出力端子40,41とともに前記切換端子58,59も磁気検出装置20の表面から外部に露出している。また図2では、第1磁気抵抗効果素子23、第2磁気抵抗効果素子27、第1固定抵抗素子24及び第2固定抵抗素子28の各素子が模式図的に図示されている。実際には、これら各素子は磁気検出装置20の表面に例えばミアンダ形状で形成される。
また図2には図示しないが入力端子39やグランド端子42も磁気検出装置20の表面から外部に露出している。
図2に示す構成では、前記切換端子58,59が非短絡状態となっている。かかる場合、前記モード切換回路50では、前記(+)磁界検出信号、及び(−)磁界検出信号の双方が第1外部出力端子40から出力可能となっている。なお(−)磁界検出信号については第2外部出力端子41からも出力される。
よって図2では、前記磁気検出装置20を電気製品内に組み込んだとき、前記電気製品内に設けられた回路基板60側の第1入力端子61と前記第1外部出力端子40とを例えばワイヤボンディングで電気的に接続することで、前記電気製品にて、双極1出力モードを起動させることが出来る。双極1出力モードでは、(+)方向の外部磁界H及び(−)方向の外部磁界Hの双方の磁界強度変化を検出できるが、1つの外部出力端子40からのみ双方の磁界検出信号を出力するので、外部磁界Hの方向までは検知できない。
一方、図3に示す構成では、前記切換端子58,59が短絡状態となっている。例えば前記切換端子58,59間をワイヤボンディング、半田付け、めっき等の既存の方法で電気的に接続する。
前記切換端子58,59間を短絡することで、前記モード切換回路50では、前記(+)磁界検出信号が第1外部出力端子40から、前記(−)磁界検出信号が第2外部出力端子41から夫々出力可能となっている。
よって図3では、前記磁気検出装置20を電気製品内に組み込んだとき、前記電気製品内に設けられた回路基板60側の第1入力端子61と前記第1外部出力端子40とを例えばワイヤボンディングで電気的に接続するとともに、前記第2入力端子62と前記第2外部出力端子41とを例えばワイヤボンディングで電気的に接続する。これにより前記電気製品にて、双極2出力モードを起動させることが出来る。双極2出力モードでは、(+)方向の外部磁界H及び(−)方向の外部磁界の双方の磁界強度変化を検出できるとともに、(+)磁界検出信号及び(−)磁界検出信号を別々の外部出力端子40,41から出力するので、外部磁界Hの方向までも検知できる。
一方、図4に示すように、前記切換端子58,59間を短絡することで、前記(+)磁界検出信号が第1外部出力端子40から、前記(−)磁界検出信号が第2外部出力端子41から夫々出力可能となった磁気検出装置20を、電気製品に組み込み、このとき図3と異なって、例えば第1外部出力端子40のみを電気製品側の第1入力端子61と電気的に接続し、第2外部出力端子41と第2入力端子62とを電気的に接続しない場合、前記電気製品にて、単極1出力モードを起動させることが出来る。単極1出力モードでは、(+)方向の外部磁界H及び(−)方向の外部磁界のどちらか一方の外部磁界の磁界強度変化のみ検出できる。
本実施形態の磁気検出装置20は、初期状態(磁気検出装置20の製造直後の状態であり、あるいは、電気製品で要求される出力モードに合わせて切換端子58,59間の短絡状態あるいは非短絡状態を調整する前の状態を意味する)では、例えば、図2のように切換端子58,59間は非短絡状態で製造される。このため、前記磁気検出装置20を電気製品内に組み込んだときに、双極1出力モードで使用する場合には、図2のように第1外部出力端子40と電気製品側の第1入力端子61間を電気的に接続するだけでよい。
一方、図3や図4のように双極2出力モードや単極1出力モードで使用する場合には、前記磁気検出装置20を電気製品内に組み込む前、あるいは組み込んだ後に、前記切換端子58,59間を短絡させて、さらに図3や図4のように外部出力端子と機器側の入力端子間を電気的に接続する。
また本実施形態の磁気検出装置20は、初期状態では、図3や図4のように切換端子58,59間を短絡した状態で製造されてもよい。このとき、前記磁気検出装置20を電気製品内に組み込んだ際、双極2出力モードあるいは単極1出力モードで使用する場合には、図3や図4のように外部出力端子と機器側の第1入力端子間を電気的に接続するだけでよい。
一方、図2のように双極1出力モードで使用する場合には、前記磁気検出装置20を電気製品内に組み込む前、あるいは組み込んだ後に、前記切換端子58,59間の短絡状態を切断して非短絡状態にして、さらに第1外部出力端子40と機器側の第1入力端子61間を電気的に接続する。前記切換端子58,59間がワイヤにて電気的に接続されている場合には、前記ワイヤを工具で切断すればよい。
また、図1では、前記切換端子58,59間が非短絡状態であると、(+)磁界検出信号及び(−)磁界検出信号の双方が第1外部出力端子40から出力され(1出力モード)、前記切換端子58,59間が短絡状態であると、(+)磁界検出信号が第1外部出力端子40から、(−)磁界検出信号が第2外部出力端子41から夫々出力される(2出力モード)ように前記モード切換回路50で調整されていたが、前記モード切換回路50を構成する論理回路を変更する等して、前記切換端子58,59間が非短絡状態であると、(+)磁界検出信号が第1外部出力端子40から、(−)磁界検出信号が第2外部出力端子41から夫々出力され(2出力モード)、前記切換端子58,59間が短絡状態であると、(+)磁界検出信号及び(−)磁界検出信号が第1外部出力端子40から出力される(1出力モード)ように前記モード切換回路50で調整されていてもよい。
かかる場合、本実施形態の磁気検出装置20が、初期状態では、切換端子58,59間を短絡した状態で製造されると、上記したように1出力モードとなるので、図2と同様に、第1外部出力端子40と電気製品側の第1入力端子61間を電気的に接続すれば、電気製品にて双極1出力モードを起動させることができる。
一方、前記磁気検出装置20を電気製品内に組み込む前、あるいは組み込んだ後に、前記切換端子58,59間の電気的接続を切断して非短絡状態にして、さらに外部出力端子と機器側の入力端子間を電気的に接続することで、図3や図4と同様の双極2出力モードや単極1出力モードを電気製品にて起動させることができる。
また、本実施形態の磁気検出装置20が初期状態では、切換端子58,59間を短絡しない状態で製造されると、上記したように2出力モードとなるので、図3や図4と同様に、外部出力端子と機器側の入力端子間を電気的に接続すれば、電気製品にて双極2出力モードあるいは単極1出力モードを起動させることができる。
一方、前記磁気検出装置20を電気製品内に組み込む前、あるいは組み込んだ後に、前記切換端子58,59間を短絡状態にして、さらに第1外部出力端子40と機器側の第1入力端子61間を電気的に接続することで、図2の同様の双極1出力モードを電気製品にて起動させることができる。
図2ないし図4では、前記切換端子58,59間を例えばワイヤボンディングにより短絡状態に、またワイヤ切断により非短絡状態を形成していたが、図5のように、例えば前記切換端子58,59の並び方向にスライド可能な少なくとも前記切換端子58,59との対向面が金属性のスライド部材(操作部材)70を設けて、前記スライド部材70のスライドによって前記スライド部材70を介して前記切換端子58,59間を短絡状態にしたり、前記切換端子58,59間を非短絡状態に簡単に調整できる。図5は前記切換端子58,59間の非短絡状態を示し、図6は前記切換端子58,59間の短絡状態を示す。
また前記スライド部材に代えて、押圧式の釦(操作部材)を前記切換端子58,59上に設けて、前記釦の押圧により前記釦を介して前記切換端子58,59間が短絡状態となったり前記釦が前記切換端子58,59の上方に離れて前記切換端子58,59間が非短絡状態になる構成としてもよい。
このように前記切換端子58,59上に操作部材を設ける構成では、前記切換端子58,59間の短絡状態及び非短絡状態を、何度でも簡単に切り換えることが可能である。
また前記操作部材を例えば電気製品の表面に露出させることで、前記電気製品の使用者が簡単に、操作部材を操作することができ、前記使用者が複数のモードを自由に選択し起動させることも出来る。
以上のように本実施形態では、前記集積回路22には2つの外部出力端子4,41と、一対の切換端子58,59を備えたモード切換回路50が設けられ、前記切換端子58,59間の短絡状態、あるいは非短絡状態により、第1外部出力端子40から、(+)磁界検出信号、及び(−)磁界検出信号の双方を出力させる1出力モードと、第1外部出力端子40から前記(+)磁界検出信号を、第2外部出力端子41から前記(−)磁界検出信号を夫々出力させる2出力モードとに切換可能となっており、例えば図2ないし図4のように前記切換端子58,59は装置表面に露出しており、前記短絡状態及び非短絡状態は外部から調整可能となっている。
このように、本実施形態の磁気検出装置20によれば、1出力モードと2出力モードとに切換ることが可能であるから、各出力モードを得るために、別々の磁気検出装置を製造しなくてもよい。特にこれら出力モードの切換を外部から切換端子58,59の短絡状態あるいは非短絡状態の調整により行うことができるので、出力モードの切換を簡単に行うことが出来る。
また本実施形態の磁気検出装置20を電気製品に内臓することで、前記電気製品にて、双極1出力モード、双極2出力モード、または単極1出力モードのいずれかを簡単に起動させることが可能であるので、前記電気製品で要求される出力モードにあわせて、磁気検出装置を製造する必要がない。すなわち磁気検出装置20を共通化できる。よって磁気検出装置20の製造コストを従来より低減できる。
次に、前記第1磁気抵抗効果素子23及び第2磁気抵抗効果素子27の層構造及びR−H曲線について以下で詳しく説明する。
図7は、同一の基板80上に、第1磁気抵抗効果素子23、第2磁気抵抗効果素子27、第1固定抵抗素子24及び第2固定抵抗素子28を一列に並べて形成したと仮定したときの、各抵抗素子の断面形状を示す断面図である。
図7に示すように、前記第1磁気抵抗効果素子23及び第2磁気抵抗効果素子7は共に、下から下地層81、反強磁性層82、固定磁性層83、非磁性材料層84、フリー磁性層85及び保護層86の順で積層されている。
前記下地層81は、例えば、Ta,Hf,Nb,Zr,Ti,Mo,Wのうち1種または2種以上の元素などの非磁性材料で形成される。前記反強磁性層82は、元素α(ただしαは、Pt,Pd,Ir,Rh,Ru,Osのうち1種または2種以上の元素である)とMnとを含有する反強磁性材料、又は、元素αと元素α′(ただし元素α′は、Ne,Ar,Kr,Xe,Be,B,C,N,Mg,Al,Si,P,Ti,V,Cr,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,Ga,Ge,Zr,Nb,Mo,Ag,Cd,Sn,Hf,Ta,W,Re,Au,Pb、及び希土類元素のうち1種または2種以上の元素である)とMnとを含有する反強磁性材料で形成される。例えば前記反強磁性層82は、IrMnやPtMnで形成される。前記固定磁性層83及びフリー磁性層85はCoFe合金、NiFe合金、CoFeNi合金等の磁性材料で形成される。また前記非磁性材料層84は例えば、非磁性金属材料で形成される。前記非磁性材料層84はCuで形成されることが好ましい。また前記保護層86はTa等で形成される。前記固定磁性層83やフリー磁性層85は積層フェリ構造(磁性層/非磁性中間層/磁性層の積層構造であり、非磁性層を挟んだ2つの磁性層の磁化方向が反平行である構造)であってもよい。また前記固定磁性層83やフリー磁性層85は材質の異なる複数の磁性層の積層構造であってもよい。また積層順が下から下地層80、フリー磁性層85、非磁性材料層84、固定磁性層83、反強磁性層82及び保護層86の順であってもよい。
前記第1磁気抵抗効果素子23及び第2磁気抵抗効果素子27では、前記反強磁性層82と前記固定磁性層83とが接して形成されているため磁場中熱処理を施すことにより前記反強磁性層82と前記固定磁性層83との界面に交換結合磁界(Hex)が生じ、前記固定磁性層83の磁化方向は一方向に固定される。図7では、前記固定磁性層83の磁化83aを矢印方向で示している。第1磁気抵抗効果素子23及び第2磁気抵抗効果素子27の前記固定磁性層83の磁化83aは共に図示X2方向である。
一方、前記フリー磁性層85の無磁場状態(外部磁界が作用していない状態)での磁化方向は、第1磁気抵抗効果素子23と第2磁気抵抗効果素子27とで異なっている。図7に示すように前記第1磁気抵抗効果素子23では前記フリー磁性層85の磁化方向85aが図示X2方向であり、固定磁性層83の磁化方向83aと同じ方向であるが、前記第2磁気抵抗効果素子27では前記フリー磁性層85の磁化85bが図示X1方向であり、前記固定磁性層83の磁化83aと反平行である。
(+H)方向の外部磁界Hが作用すると、第2磁気抵抗効果素子27のフリー磁性層85の磁化方向85bは変動しないが、第1磁気抵抗効果素子23のフリー磁性層85の磁化方向85aは変動して前記第1磁気抵抗効果素子23の抵抗値は変化する。図8は第1磁気抵抗効果素子23のR−H曲線である。図8に示すように、外部磁界Hを無磁場状態(外部磁界ゼロ)から徐々に(+)方向に増加していくと、フリー磁性層85の磁化方向85aと固定磁性層83の磁化方向83aとの平行状態が崩れて反平行状態に近づくため前記第1磁気抵抗効果素子23の抵抗値Rは、曲線HR1上を辿って徐々に大きくなり、そこから(+)方向の外部磁界Hを徐々にゼロに向けて小さくしていくと、前記第1磁気抵抗効果素子23の抵抗値Rは、曲線HR2上を辿って徐々に小さくなる。
このように、第1磁気抵抗効果素子23のR−H曲線には、(+)方向の外部磁界Hの磁界強度変化に対して、曲線HR1と曲線HR2で囲まれたループ部L1が形成される。前記第1磁気抵抗効果素子23の最大抵抗値と最低抵抗値の中間値であって、前記ループ部L1の広がり幅の中心値がループ部L1の「中点」である。そして前記ループ部L1の中点の磁界の強さでフリー磁性層85と固定磁性層83間に作用する第1層間結合磁界Hin1の大きさが決定される。図8に示すように第1磁気抵抗効果素子23の前記第1層間結合磁界Hin1は、(+)の外部磁界方向へシフトしている。
一方、(−)方向の外部磁界Hが作用すると、前記第1磁気抵抗効果素子23のフリー磁性層85の磁化方向85aは変動しないが、第2磁気抵抗効果素子27のフリー磁性層85の磁化方向85bは変動して前記第2磁気抵抗効果素子27の抵抗値が変動する。
図9は第2磁気抵抗効果素子27のR−H曲線である。図9に示すように、外部磁界Hを無磁場状態(外部磁界ゼロ)から徐々に(−)方向に増加していくと、フリー磁性層85の磁化方向85bと固定磁性層83の磁化方向83aとの反平行状態が崩れて平行状態に近づくため、前記第2磁気抵抗効果素子27の抵抗値Rは、曲線HR3上を辿って徐々に小さくなり、そこから、(−)方向の外部磁界を徐々にゼロに向けて変化させると、前記第2磁気抵抗効果素子27の抵抗値Rは、曲線HR4上を辿って徐々に大きくなる。
このように、第2磁気抵抗効果素子27には(−)方向の外部磁界の磁界強度変化に対して、曲線HR3と曲線HR4で囲まれたループ部L2が形成される。前記第2磁気抵抗効果素子27の最大抵抗値と最低抵抗値の中間値であって、前記ループ部L2の広がり幅の中心値がループ部L2の「中点」である。そして前記ループ部L2の中点の磁界の強さでフリー磁性層85と固定磁性層83間で作用する第2層間結合磁界Hin2の大きさが決定される。図9に示すように第2磁気抵抗効果素子27では、前記第2層間結合磁界Hin2が(−)の外部磁界方向へシフトしている。
(+)方向の外部磁界の大きさを正値、(−)方向の外部磁界の大きさを負値とすれば、第1層間結合磁界Hin1は正値であり、第2層間結合磁界Hin2は負値であり、このように第1層間結合磁界Hin1と第2層間結合磁界Hin2は、正負逆符号に設定されている。
前記第1磁気抵抗効果素子23及び第2磁気抵抗効果素子27の材料構成を同じにすることで、前記第1磁気抵抗効果素子23及び第2磁気抵抗効果素子27のTCRをほぼ同じに設定できる。図7に示すように、例えばCuで形成された非磁性材料層84の膜厚を、第1磁気抵抗効果素子23と第2磁気抵抗効果素子27で異ならせることで、第1層間結合磁界Hin1を正値に、第2層間結合磁界Hin2を負値に調整できる。
第1磁気抵抗効果素子23に直列接続される第1固定抵抗素子24、及び、第2磁気抵抗効果素子27に直列接続される第2固定抵抗素子28は、同じ膜構成で形成される。
図7に示す実施形態では、前記第1固定抵抗素子24及び第2固定抵抗素子28は、互いに、前記第1磁気抵抗効果素子23及び第2磁気抵抗効果素子27と同じ材料構成であるが、第1磁気抵抗効果素子23及び第2磁気抵抗効果素子27と異なり、前記フリー磁性層85に相当する磁性層87と非磁性材料層88とが逆積層されている。
図7に示すように、第1固定抵抗素子24及び第2固定抵抗素子28は、下から下地層81、反強磁性層82、固定磁性層83、磁性層87、非磁性材料層88及び保護層86の順に積層される。
前記第1固定抵抗素子24及び第2固定抵抗素子28では、前記反強磁性層82上に固定磁性層83及び磁性層87が連続して積層されるので、固定磁性層83及び磁性層87の磁化は共に、反強磁性層82との間で生じる交換結合磁界(Hex)及び、固定磁性層83と磁性層87で生じる強磁性結合により固定されており、磁気抵抗効果素子23,27においてフリー磁性層85と同じ材料で形成された磁性層87は、前記磁気抵抗効果素子23,27のフリー磁性層85のように外部磁界に対して磁化変動しない。
よって前記第1固定抵抗素子24及び第2固定抵抗素子28の電気抵抗値は外部磁界によって変動しない。
これにより、前記第1磁気抵抗効果素子23、第2磁気抵抗効果素子27、第1固定抵抗素子24及び第2固定抵抗素子28のTCRをほぼ同じに調整できる。
なお前記第1固定抵抗素子24および第2固定抵抗素子28は図7に示すような積層構造でなく例えば、同じ材質の単層構造で形成されてもよい。
本実施形態による双極検出対応型の磁気検出装置20の用途を説明する。本実施形態の磁気検出装置20は、例えばターンオーバータイプの折畳み式携帯電話100に内臓される。
図10のように折畳み式携帯電話100を開くと、磁気検出装置20に及ぼされる外部磁界の強度変化によって、携帯電話100が開いたことが検知される。前記折畳み式携帯電話100は、表示画面を備える第1部材102と操作面を備える第2部材103とを有して構成される。図10のとき、磁石101の配置は図12に示す平面図で示すとおりである。このとき例えば、前記折畳み式携帯電話100の開閉により前記磁気検出装置20には(+)方向の外部磁界Hが前記磁石101から作用する。前記折畳み式携帯電話100を図10の状態から閉じると、徐々に前記磁気検出装置20に作用する(+)方向の外部磁界Hの磁界強度が強まり、差動電位がスレッショルドレベルを超えて(+)磁界検出信号が生成され、前記折畳み式携帯電話100を閉じたことが検知される。
続いて、前記携帯電話100の第1部材102を、回転軸を中心として180度回転させ、図10の状態において、前記第1部材102の内面であった画面表示面102aを、図11、図13に示すように、外面に向ける。このとき図13に示すように磁石101の向きは、図12の配置状態から反転する。これにより、前記折畳み式携帯電話100の開閉時、前記磁気検出装置20には(−)方向の外部磁界Hが前記磁石101から作用する。そして図11の状態から前記折畳み式携帯電話100を閉じると、徐々に前記磁気検出装置20に作用する(−)方向の外部磁界Hの磁界強度が強まり、差動電位がスレッショルドレベルを超えて(−)磁界検出信号が生成され、前記折畳み式携帯電話100を閉じたことが検知される。
前記折畳み式携帯電話100に内臓される前記磁気検出装置20が、図3のように双極2出力モードに設定されていると、(+)磁界検出信号及び(−)磁界検出信号の双方を得ることが出来るとともに、(+)磁界検出信号と、(−)磁界検出信号とを別々に出力できるので、得られた磁界検出信号により、第1部材102を反転させて開閉しているか、反転しないで開閉しているかを判別できる。よって図10,図12のように第1部材102を反転しないで折畳み式携帯電話100を開閉する場合には、通常の開閉検知として、開閉時に表示画面のバックライトの点灯・消灯を制御し、図11,図13のように第1部材102を反転して折畳み式携帯電話100を開閉する場合には、例えばカメラ機能を起動させる等、通常の開閉検知時以外の機能を起動させることが可能である。
図2に示す双極1出力モードでは、上記した第1部材102の反転・非反転の検知までは不可能であるが、例えば、前記磁気検出装置20および磁石101の予め定められた取り付け方向に対してどちらか一方を逆に取り付けてしまっても開閉検知が可能となり、したがって、取り付けの作業性を向上できる。
本実施形態では外部磁界に対して電気抵抗が変化する磁気抵抗効果を利用した磁気抵抗効果素子として図7で説明したGMR素子(巨大磁気抵抗効果素子)以外に、TMR素子(トンネル型磁気抵抗効果素子)やAMR素子(異方性磁気抵抗効果素子)を使用することも出来る。また磁気抵抗効果素子に代えてホール素子を用いてもよい。ただし本実施形態では、GMR素子あるいはTMR素子を用いることが高精度に磁界検出を行うことができて好適である。
本実施形態の磁気検出装置の全体の回路構成図、 電気製品内に組み込まれた本実施形態の磁気検出装置を出力モード別に示す平面図、 電気製品内に組み込まれた本実施形態の磁気検出装置を出力モード別に示す平面図、 電気製品内に組み込まれた本実施形態の磁気検出装置を出力モード別に示す平面図、 電気製品内に組み込まれた図2ないし図4とは異なる構成の本実施形態の磁気検出装置を出力モード別に示す平面図、 電気製品内に組み込まれた図2ないし図4とは異なる構成の本実施形態の磁気検出装置を出力モード別に示す平面図、 第1磁気抵抗効果素子、第2磁気抵抗効果素子、第1固定抵抗素子及び第2固定抵抗素子の層構造を示す部分断面図、 第1磁気抵抗効果素子のR−H曲線を説明するためのグラフ、 第2磁気抵抗効果素子のR−H曲線を説明するためのグラフ、 本実施形態の磁気検出装置の用途を説明するための一例(前記磁気検出装置を内臓した折畳み式携帯電話の部分模式図であり、前記電話を開いた状態を示す)、 本実施形態の磁気検出装置の用途を説明するための一例(前記磁気検出装置を内臓した折畳み式携帯電話の部分模式図であり、第1部材をターンオーバーさせた状態を示す)、 本実施形態の磁気検出装置の用途を説明するための一例(前記磁気検出装置を内臓した折畳み式携帯電話の図10の部分平面図)、 本実施形態の磁気検出装置の用途を説明するための一例(前記磁気検出装置を内臓した折畳み式携帯電話の図11の部分平面図)、
符号の説明
20 磁気検出装置
21 センサ部
22 集積回路(IC)
23 第1磁気抵抗効果素子
24 第1固定抵抗素子
25 第1出力取り出し部
26 第1直列回路
27 第2磁気抵抗効果素子
28 第2固定抵抗素子
29 第2出力取り出し部
30 第2直列回路
31 第3固定抵抗素子
32 第4固定抵抗素子
33 第3出力取り出し部
34 第3直列回路
35 差動増幅器
36、55 スイッチ回路
38 コンパレータ
39 入力端子
40 第1外部出力端子
41 第2外部出力端子
42 グランド端子
46、47 ラッチ回路
50 モード切換回路
58、59 切換端子
60 回路基板
61 第1入力端子
62 第2入力端子
70 スライド部材(操作部材)
82 反強磁性層
83 固定磁性層
84、88 非磁性材料層
85 フリー磁性層
86 保護層
87 磁性層
100 折畳み式携帯電話
101 磁石
102 第1部材
103 第2部材

Claims (5)

  1. (+)方向の外部磁界及び前記(+)方向と逆方向の(−)方向の外部磁界の各磁界強度変化に対して、電気的特性が変化するセンサ部と、前記センサ部に接続され、前記電気的特性の変化に基づき(+)磁界検出信号及び(−)磁界検出信号を生成して出力する集積回路とを備え、
    前記集積回路には2つの出力端子と、一対の切換端子を備えたモード切換回路が設けられ、
    前記モード切換回路では、前記切換端子間の短絡状態、あるいは非短絡状態により、一方の前記出力端子から、前記(+)磁界検出信号、及び前記(−)磁界検出信号の双方を出力させる1出力モードと、一方の出力端子から前記(+)磁界検出信号を、他方の出力端子から前記(−)磁界検出信号を夫々出力させる2出力モードとに切換可能となっており、
    前記短絡状態、および前記非短絡状態は外部から調整可能となっていることを特徴とする磁気検出装置。
  2. 前記切換端子は、装置表面に露出して設けられ、前記切換端子間の電気的接続、あるいは非接続により、前記短絡状態あるいは前記非短絡状態に調整される請求項1記載の磁気検出装置。
  3. 前記切換端子との対向面が導電性である操作部材が装置表面に露出して設けられ、前記操作部材の操作により、前記操作部材を介した前記切換端子間の短絡状態、あるいは、前記操作部材が前記切換端子間から離れた非短絡状態に調整される請求項1記載の磁気検出装置。
  4. 前記センサ部は、(+)方向の外部磁界の磁界強度変化に基づいて電気抵抗が変化する磁気抵抗効果を利用した第1磁気抵抗効果素子を有する(+)磁界検出用の第1回路部と、
    前記(+)方向とは逆方向の(−)方向の外部磁界の磁界強度変化に基づいて電気抵抗が変化する磁気抵抗効果を利用した第2磁気抵抗効果素子を有する(−)磁界検出用の第2回路部とを有して構成される請求項1記載の磁気検出装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載された磁気検出装置を内臓した電気製品であって、
    前記磁気検出装置は前記1出力モードに調整され、前記(+)磁界検出信号及び(−)磁界検出信号の双方が出力される出力端子が、機器側の回路基板に接続される構成、あるいは、前記磁気検出装置は前記2出力モードに調整され、前記(+)磁界検出信号が出力される出力端子、及び(−)磁界検出信号が出力される出力端子の双方がそれぞれ機器側の回路基板に接続される構成、または、前記磁気検出装置は前記2出力モードに調整され、前記(+)磁界検出信号が出力される出力端子、及び(−)磁界検出信号が出力される出力端子のどちらか一方のみが機器側の回路基板に接続される構成のいずれかが選択されていることを特徴とする電気製品。
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