JPWO2008149462A1 - 植物の保湿処理剤および植物の保湿処理方法 - Google Patents

植物の保湿処理剤および植物の保湿処理方法 Download PDF

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Abstract

本発明の保湿処理剤は、a)2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2−ヒドロキシメチル−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオールおよびエチレンカーボネートから成る群から選択される少なくとも1種の化合物と、b)少なくとも1種の親水性物質と、c)少なくとも1種の疎水性物質と、を溶媒中に含有させて成る植物の保湿処理剤、前記a)の少なくとも1種の化合物と、d)少なくとも1種の両親媒性物質を溶媒中に含有させて成る植物の保湿処理剤およびかかる保湿処理剤を用いた植物の保湿処理方法に関する。

Description

本発明は、生花等の天然の植物を、乾燥環境下、湿潤環境下を問わず、長期間潤いを保持した状態で保存可能とする保湿処理剤および保湿処理方法に関するものである。
天然の植物を使用した造花(プリザーブドフラワー)が近年注目されており、その製造方法が多く提案されている。しかし、いずれも、肉厚花弁を持つ植物や、茎や葉等の、リグニンの多い硬質の部分の内部にまで処理剤が適切に行き渡らず、完全な保湿処理が不可能である、植物内部にまで処理剤を行き渡らせるのに時間がかかるといった問題や、何とか潤いある自然な状態に仕上げても、作製後短期間の間に製品が湿気を吸収して処理剤が抜けてしまい、その後品質が保持されない問題や、適用できる植物が限られている、適切に植物を処理するのに熟練を要する等の問題があった。
特開昭62−89601号
また、例えば、植物及びその一部を新鮮な外観のまま、柔らかなしなやかな状態で保存するための処理剤として、無機塩と有機酸をグリセリンと共に溶媒中に含む植物保存剤が開発されている(特許文献1)。しかし、この保存剤は、針葉樹等の樹木の保存には適するが、花弁が取れ易くデリケートな構造の生花を簡便かつ確実に保湿処理するには適さない。
本発明は、あらゆる植物に対して適用し得、当該植物の親水性部分のみならず疎水性部分にも十分に浸透して、当該植物に、そのしなやかで潤いのある活き活きとした状態を、乾燥環境下、湿潤環境下を問わず長期間維持せしめることを可能とする植物の保湿処理剤および保湿処理方法を提供することを課題とする。
即ち、本発明の保湿処理剤は、a)2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2−ヒドロキシメチル−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオールおよびエチレンカーボネートから成る群から選択される少なくとも1種の化合物と、
b)グリセリン、モノ-、ジ-およびトリ-エチレングリコールから成る群から選択される少なくとも1種の親水性物質と、
c)高級アルコール、脂肪酸エステル、非水溶性のポリアルキレングリコール誘導体、脂肪酸のエチレン-、プロピレン-オキシド付加物、およびポリアルキレングリコールのエチレン-、プロピレン-オキシド付加物から成る群から選択される少なくとも1種の疎水性物質と
を、溶媒中に含有させて成ることを特徴とする。
また、本発明の保湿処理剤は、前記a)の少なくとも1種の化合物と、
d)グリセリンのエチレンオキシド付加物、グリセリンのプロピレンオキシド付加物、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロックポリマーのグリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロックポリマーのグリコールの-エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、モノ-、ジ-およびトリ-プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、プロピレングリコールのエーテル、ポリエチレングリコールのエーテル、メトキシポリエチレングリコールアリルエーテル、脂肪酸モノグリセリド、モノ-、ポリ-エチレングリコール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、および炭素数8〜22の高級アルコールのリン酸エステル塩から成る群から選択される少なくとも1種の両親媒性物質
を、溶媒中に含有させて成ることを特徴とする。
植物はその組織中に水分を保持して自身の形状を維持しており、水分の供給がなくなると徐々に内部の水が失われて崩壊に向かう。そこで、植物により長期間その形状を維持させるための方法として、植物組織中の水分を保湿処理剤と置換してその自然な形状・状態を延長させることが考えられるが、水は分子量が18であるのに対して保湿処理剤は概してこの5倍以上の高分子量であるため、従来、植物組織内の水を保湿処理剤に置換できず、植物に長期間潤いを保持せしめることは困難であった。しかし、本発明の保湿処理剤は、前記a)の化合物に加えて、前記b)の親水性物質と前記c)の疎水性物質の両方を含むことにより、驚くべきことに、植物の親水性部分のみならず疎水性部分にも迅速かつ十分に浸透し、植物組織内部の水分と置き換わり、しかも、保湿処理後、高湿に曝されても、処理された植物から処理剤が滲出せず、結果、四季を通じて、また数年に渡って、植物に、その潤いのある状態を保持せしめることが可能となった。また、かかる保湿処理剤は、直接これに植物を浸して乾燥するだけで確実に保湿処理が可能で、取扱い性に優れる。
本発明の保湿処理剤は、また、前記b)成分と前記c)成分の併用に代えて、前記d)の両親媒性物質を使用することにより、前記a)成分との組合せにより、同様の植物保湿効果を得たものである。
前記a)成分は常温(25℃)で固形の形態を有する保湿剤である。かかるa)成分は、例えば、本発明の保湿処理剤の全重量に対して5〜35重量%含ませることができ、5〜28重量%で使用することが好ましく、特に7〜15重量%で使用して、例えば薔薇の生花を適切に保湿処理できる。
前記b)およびc)の各成分は、処理される植物の特性に応じて適宜の配合比率・配合量で配合されることにより、保湿処理剤の植物各部への浸透力を高めるものであり、当該配合比率および配合量は適宜変更可能であるが、例えば、前記b)成分と前記c)を、1対1〜10の重量比率で用いて本発明の処理剤の優れた効果を確保できる。
前記b)の親水性物質は、例えば、本発明の保湿処理剤の全重量に対して1〜20重量%で使用し得、特に、本発明の保湿処理剤の全重量に対して1〜10重量%で使用して、また、前記a)成分に対して前記b)成分を1〜15:1の重量比率で用いて、作製された処理剤において優れた効果を確保できる。
前記c)の疎水性物質は、例えば、本発明の保湿処理剤の全重量に対して1〜40重量%で使用し得る。かかる疎水性物質として、あらゆる高級アルコール、例えば炭素数が8〜22のもの、特に炭素数8〜18のもの、分子量が140〜500のものを使用できる。また、かかる疎水性物質として、あらゆる脂肪酸エステル、例えば炭素数8〜22の脂肪酸と炭素数1〜8のアルコールのエステル、特に、炭素数8〜14の脂肪酸と炭素数1〜4のアルコールのエステルを使用できる。また、かかる疎水性物質として、種々の非水溶性のポリアルキレングリコール誘導体、例えば、ポリオキシアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸塩;炭素数8〜22の、特に炭素数8〜18の脂肪酸のポリオキシエチレンアルキルエーテル、炭素数8〜22の、特に炭素数8〜18の脂肪酸のポリオキシエチレンアルキレンエーテル、炭素数8〜22の、特に炭素数8〜18の脂肪酸のポリオキシアルキレンアルキルエーテル等の、ポリアルキレングリコールのアルキル-、アルキレン-エーテル化合物;ポリアルキレングリコールと脂肪酸のエステル、特にポリプロピレン-、ポリブチレン-グリコールと炭素数8〜22の脂肪酸のエステル等の、ポリアルキレングリコールのアルキル-、アルキレン-エステル化合物;ポリアルキレングリコールのアルキルエーテルアルキルエステル化合物;およびこれらの混合物、等を使用でき、概して分子量が100〜700のもの、COC法により引火点が100〜280℃のもの、例えば製品名名称−ユニルーブMB-7(日本油脂株式会社製)や、製品名称−アデカカーポールMH-4(株式会社ADEKA製)や、ポリオキシアルキレンラウリルエーテルを使用できる。脂肪酸のエチレン-、プロピレン-オキシド付加物としては、あらゆる疎水性のもの、例えば分子量50〜1000のもの、特に分子量100〜700のものを使用でき、例えば、炭素数8〜22、特に炭素数8〜18の脂肪酸エチレン-、プロピレンオキシド付加物を使用できる。また、ポリアルキレングリコールのエチレン-、プロピレンオキシド付加物としては、あらゆる疎水性のもの、例えば、分子量が50〜1000のものを使用でき、概して分子量が100〜700のもの、特に分子量100〜500のものを使用でき、例えば、ポリプロピレン-、ポリブチレン-グリコールのエチレン-、プロピレン-オキシド付加物を使用できる。
植物や各部の特性に応じて、前記b)成分と前記c)の両成分に加えて、またはこの両成分に代えて、前記d)の両親媒性物質を使用して、所望の保湿効果を奏する本発明の保湿処理剤を作製できる。このd)成分を前記b)成分と前記c)成分の両成分と共に使用した本発明の保湿処理剤は、あらゆる植物の保湿のために極めて効果的であり、かかる場合、前記d)成分は、例えば、本発明の保湿処理剤の全重量に対して1〜25重量%で使用でき、前記a)成分に対して前記d)成分を1:0.5〜2.5の重量比率で好適に使用できる。このd)成分を前記b)成分と前記c)の両成分に代えて使用した本発明の保湿処理剤は、例えば、カーネーション、カラー等の保湿処理のために特に効果的であり、かかる場合、前記d)成分を、例えば、本発明の保湿処理剤の全重量に対して20〜40重量%で使用して、優れた保湿効果を奏する保湿処理剤を作製でき、例えば、前記a)成分に対して前記d)成分を1対0.5〜3.5で好適に使用できる。
前記d)の両親媒性物質としては、例えば、COC法による引火点が90℃以上で分子量が1000以下のものを使用でき、概して引火点が90℃以上で分子量が100〜700のものを好適に使用できる。特に、グリセリンのエチレン-、プロピレンオキシド付加物としては、分子量が100〜500のものを好適に使用できる。特に、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロックポリマーのグリコールの-エーテルとしては、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロックポリマーのグリコールのメチル-、エチル-およびブチルエーテルを使用でき、概して、分子量が100〜500のもの、例えばポリオキシアルキレンモノブチルエーテルを好適に使用できる。特に、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルとしては、例えば、炭素数8〜22のアルキル基を有するものを使用できる。ポリエチレングリコールのエーテルとしては、ポリエチレングリコールのモノ-およびジ-メチルエーテルを使用でき、例えば、ポリエチレングリコールのジ-メチルエーテルとして、分子量が100〜700で引火点が130〜280℃(COC法)のものを好適に使用できる。また、ポリプロピレングリコールとしては、例えば、分子量が100〜700で引火点が130〜280℃(COC法)のものを好適に使用できる。脂肪酸モノグリセリド、モノ-、ポリ-エチレングリコール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステルとしては、いずれも、例えば、炭素数8〜22の脂肪酸とのエステルを好適に使用できる。この他、前記d)成分として、水溶性ポリアルキレングリコールやポリエチレングリコールのアリルエーテルも使用でき、水溶性ポリアルキレングリコールとしては、例えば、引火点が90〜280℃(COC法)のもの、例えば、製品名称−ユニルーブ50MB-2(日本油脂株式会社製)等を好適に使用できる。なお、植物や各部に応じて、適宜、かかるd)成分として、本明細書中に列挙したもの以外のエーテル型、エーテルエステル型およびエステル型の種々の非イオン界面活性剤も併用してよい。
本発明では、前記溶媒としては、炭素数1〜4の低級アルコールの少なくとも1種、例えば、メタノール、エタノール、n−またはイソ−プロパノールを適切に使用でき、特にメタノールまたはエタノールを適切に使用でき、メタノールが最も効果的である。
本発明の保湿処理剤には、処理剤を適用する植物の種類および各部に応じて前記a)〜d)成分の適宜の組合せに加えて、更に少量の不揮発酸等の添加物を含めて保湿効果を高めることができる。
本発明の保湿処理剤は、例えば、適宜組み合わされる前記a)〜d)成分を混合容器中で、単に混合および攪拌することにより作製できる。
本発明の保湿処理剤は、その中に植物を直接浸漬するだけで、生花の花弁のみならず、茎やがく等の肉厚・硬質の部分にも内部にまで十分処理剤を浸透させることができ、浸漬後は単に乾燥するのみで、その後乾燥環境に置かれても、湿潤環境に置かれても、組織の収縮や処理剤の滲出を生じず、少なくとも1年間潤いのある品質を保持できる。かかる浸漬処理は20〜50℃の温度で行うことが好ましく、概して、1〜6日間浸漬処理を行う。乾燥は自然乾燥でよい。
本発明の保湿処理剤は、花弁・葉等が肉厚の植物であっても、また、がくや茎等の植物の硬質の部分であっても、保湿処理剤が親水性部分のみならず疎水性部分にも保湿処理剤が迅速に十分に浸透し、あらゆる植物を乾燥または高湿環境から、植物の内部から保護して、植物に、長期間潤いのある新鮮な状態を保持せしめる。本発明の保湿処理剤は、初心者であっても、花・がく・茎を一体として簡便に処理できる。また、本発明の保湿処理剤は、漂白処理後の植物にも好適に使用でき、漂白処理と併用して、意匠性と質感の両面で優れた造花様観賞用植物を簡便かつ確実に作成できる。
本発明の実施例を下記に示すが、これにより本発明が限定されるものではない。
[実施例]
本発明の保湿処理剤の調製
表1−1および表1−2に示す各成分を同表に示す組成で混合して19種の保湿処理剤を作製し、実施例1〜19とした。
Figure 2008149462
Figure 2008149462
植物の処理方法
同表中に示す各植物を、水揚げを十分にした後、花の下方の茎と葉を一部残して切り落とし、各々対応する実施例1〜19の保湿処理剤(本処理に際して作製したもの、20〜30℃)に同表に示す時間浸し、取り出した後、12日間自然乾燥させた。次いで、かかる処理による植物各部への保湿処理剤の浸透具合、植物各部の収縮の程度、液だれの有無、処理後の植物の状態、植物の透明度を評価した。なお、液だれの発生は、処理した植物が湿気を吸って処理液の滲出を生じたことを示し、植物の透明度が高い(透明である)ことは植物の乾燥状態が悪いことを示す。結果を表2−1および表2−2に示す。
Figure 2008149462
Figure 2008149462

いずれの植物も、本発明の保湿処理剤での処理後、植物本来の潤いのある新鮮な感触・状態を少なくとも1年間保持した。
[比較試験]
本発明の保湿処理剤の効果を示すための比較試験を下記のごとく行った。
表3に示す各成分を同表に示す組成で混合して、6種の保湿処理剤を作製し、比較例1〜6とした。
Figure 2008149462
実施例と同様の方法で、薔薇の切り花を準備し、実施例と同様に、比較例1〜6の各保湿処理剤に浸し、取り出した後12日間自然乾燥させた。次いで、実施例と同様の評価を行った。結果を表4に示す。
Figure 2008149462

Claims (8)

  1. a)2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2−ヒドロキシメチル−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオールおよびエチレンカーボネートから成る群から選択される少なくとも1種の化合物と、
    b)グリセリン、モノ-、ジ-およびトリ-エチレングリコールから成る群から選択される少なくとも1種の親水性物質と、
    c)高級アルコール、脂肪酸エステル、非水溶性のポリアルキレングリコール誘導体、脂肪酸のエチレン-、プロピレン-オキシド付加物、およびポリアルキレングリコールのエチレン-、プロピレン-オキシド付加物から成る群から選択される少なくとも1種の疎水性物質と
    を、溶媒中に含有させて成る植物の保湿処理剤。
  2. 前記c)成分として、炭素数8〜22の高級アルコール、炭素数8〜22の脂肪酸のエステル、ユニルーブMB-7、アデカカーポールMH-4、ポリオキシアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸塩、炭素数8〜22の脂肪酸のポリオキシエチレンアルキルエーテル、および炭素数8〜22の脂肪酸のポリオキシエチレンアルキレンエーテル、から成る群から選択される少なくとも1種の疎水性物質を含み、かつ、前記溶媒が、少なくとも1種の炭素数1〜4の低級アルコールであることを特徴とする請求項1に記載の植物の保湿処理剤。
  3. 前記a)成分に対して前記b)成分が1〜15対1の重量比率で含まれており、かつ、前記b)成分に対して前記c)成分が、1対1〜10の重量比率で含まれていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の保湿処理剤。
  4. さらに、
    d)グリセリンのエチレンオキシド付加物、グリセリンのプロピレンオキシド付加物、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロックポリマーのグリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロックポリマーのグリコールのエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、モノ-、ジ-およびトリ-プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、プロピレングリコールのエーテル、ポリエチレングリコールのエーテル、メトキシポリエチレングリコールアリルエーテル、脂肪酸モノグリセリド、モノ-、ポリ-エチレングリコール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、および炭素数8〜22の高級アルコールのリン酸エステル塩から成る群から選択される少なくとも1種の両親媒性物質
    を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の保湿処理剤。
  5. a)2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2−ヒドロキシメチル−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオールおよびエチレンカーボネートから成る群から選択される少なくとも1種の化合物と、
    d)グリセリンのエチレンオキシド付加物、グリセリンのプロピレンオキシド付加物、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロックポリマーのグリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロックポリマーのグリコールの-エーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、モノ-、ジ-およびトリ-プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、プロピレングリコールのエーテル、ポリエチレングリコールのエーテル、メトキシポリエチレングリコールアリルエーテル、脂肪酸モノグリセリド、モノ-、ポリ-エチレングリコール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、および炭素数8〜22の高級アルコールのリン酸エステル塩から成る群から選択される少なくとも1種の両親媒性物質
    を、溶媒中に含有させて成る植物の保湿処理剤。
  6. 前記a)成分に対して前記d)成分が、1:0.5〜3.5の重量比率で含まれており、前記溶媒が、少なくとも1種の炭素数1〜4の低級アルコールから成ることを特徴とする請求項5に記載の保湿処理剤。
  7. 植物を保湿処理する直前に請求項1〜6のいずれか1項に記載の保湿処理剤を作製し、当該保湿処理剤に直接植物を浸漬後、乾燥することを特徴とする植物の保湿処理方法。
  8. 前記浸漬が、10〜50℃の前記保湿処理剤に1〜6日間、前記植物を浸漬することにより行われるものである請求項7に記載の植物の保湿処理方法。
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