JPWO2008143299A1 - 防汚加工剤組成物およびその製造方法ならびに加工物品 - Google Patents
防汚加工剤組成物およびその製造方法ならびに加工物品 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2008143299A1 JPWO2008143299A1 JP2009515263A JP2009515263A JPWO2008143299A1 JP WO2008143299 A1 JPWO2008143299 A1 JP WO2008143299A1 JP 2009515263 A JP2009515263 A JP 2009515263A JP 2009515263 A JP2009515263 A JP 2009515263A JP WO2008143299 A1 JPWO2008143299 A1 JP WO2008143299A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- monomer
- mass
- integer
- agent composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M15/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
- D06M15/19—Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with synthetic macromolecular compounds
- D06M15/21—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- D06M15/263—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds of unsaturated carboxylic acids; Salts or esters thereof
- D06M15/277—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds of unsaturated carboxylic acids; Salts or esters thereof containing fluorine
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F220/00—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
- C08F220/02—Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
- C08F220/10—Esters
- C08F220/22—Esters containing halogen
- C08F220/24—Esters containing halogen containing perhaloalkyl radicals
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L33/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L33/04—Homopolymers or copolymers of esters
- C08L33/14—Homopolymers or copolymers of esters of esters containing halogen, nitrogen, sulfur, or oxygen atoms in addition to the carboxy oxygen
- C08L33/16—Homopolymers or copolymers of esters containing halogen atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F220/00—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
- C08F220/02—Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
- C08F220/10—Esters
- C08F220/26—Esters containing oxygen in addition to the carboxy oxygen
- C08F220/28—Esters containing oxygen in addition to the carboxy oxygen containing no aromatic rings in the alcohol moiety
- C08F220/282—Esters containing oxygen in addition to the carboxy oxygen containing no aromatic rings in the alcohol moiety and containing two or more oxygen atoms
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M2200/00—Functionality of the treatment composition and/or properties imparted to the textile material
- D06M2200/10—Repellency against liquids
- D06M2200/11—Oleophobic properties
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M2200/00—Functionality of the treatment composition and/or properties imparted to the textile material
- D06M2200/10—Repellency against liquids
- D06M2200/12—Hydrophobic properties
Abstract
Description
これらの加工剤ではオキシアルキレン鎖含有の(メタ)アクリレートとして、エチレンオキシド鎖とプロピレンオキシド鎖を同側鎖に含有する(メタ)アクリレートを使用することや、エチレンオキシド鎖含有の(メタ)アクリレートとプロピレンオキシド鎖含有の(メタ)アクリレートの二成分を併用することにより、より良好な撥水撥油性能と防汚性能を兼ね備えられるとの提案もされている。
下記特許文献3には、炭素数8未満のペリフルオロアルキル基含有の(メタ)アクリレート、ポリエチレンオキシド鎖含有の(メタ)アクリレート、およびポリプロピレンオキシド鎖含有の(メタ)アクリレートの共重合体を有効成分とする汚れ脱離剤が提案されている。
炭素数が8未満である短鎖のペルフルオロアルキル基を用いたフッ素系の防汚加工剤にあっては、ペルフルオロアルキル基を短鎖にしたことによる性能の低下を他の成分で補う必要があるが、防汚性、撥水撥油性および洗濯耐久性を同時に満たすことは難しい。
単量体(a):(Z−Y)nXで表される化合物。ただし、式中Zは炭素数1〜6のペルフルオロアルキル基またはCmF2m+1O(CFWCF2O)dCFK−(mは1〜6の整数、dは0〜4の整数、WおよびKはそれぞれ独立にフッ素原子またはトリフルオロメチル基。)で表される1価の基を表し、Yは2価の有機基または単結合を表し、nは1または2であり、nが1のとき、Xは−CR=CH2、−COOCR=CH2、−OCOCR=CH2、−OCH2−φ−CR=CH2または−OCH=CH2を表し、nが2のとき、Xは−CH[−(CH2)pCR=CH2]−、−CH[−(CH2)pCOOCR=CH2]−、−CH[−(CH2)pOCOCR=CH2]−、または−OCOCH=CHCOO−を表し、Rは水素原子、メチル基またはハロゲン原子であり、φはフェニレン基であり、pは0〜4の整数である。
単量体(b1):CH2=CR1−G1−(C2H4O)q1−R2で表される化合物。
単量体(b2):CH2=CR3−G2−(C2H4O)q2−(C4H8O)q3−R4で表される化合物。ただし、式中のR1、R2、R3、およびR4はそれぞれ独立に、水素原子またはメチル基を表し、q1およびq3はそれぞれ独立に1〜50の整数を表し、q2は0〜50の整数を表し、G1およびG2はそれぞれ独立に、−COO(CH2)r−または−COO(CH2)t−NHCOO−(rは0〜4の整数、tは1〜4の整数。)を表す。
また本発明の防汚加工剤組成物の製造方法は、上記単量体(a)の30〜65質量%と、上記単量体(b1)の1〜67質量%と、上記単量体(b2)の3〜34質量%を含み、−(C2H4O)−の含有割合が20〜65質量%であり、かつ−(C4H8O)−の含有割合が2〜13質量%である単量体混合物を、重合開始剤の存在下、媒体中で重合させる工程を有することを特徴とする。
<単量体(a)>
重合単位(a)は単量体(a)の重合性不飽和基の二重結合が開裂して形成される重合単位である。
単量体(a)は、(Z−Y)nXで表される化合物である。
(Z−Y)nXにおけるZは、炭素数1〜6のペルフルオロアルキル基またはCmF2m+1O(CFWCF2O)dCFK−(mは1〜6の整数。dは0〜4の整数。W、Kはそれぞれ独立にフッ素原子またはトリフルオロメチル基(−CF3)。)で表される基である。
Zとしては、炭素数1〜6のペルフルオロアルキル基が好ましく、F(CF2)2−、F(CF2)3−、F(CF2)4−、F(CF2)5−、F(CF2)6−または(CF3)2CF(CF2)2−がより好ましく、F(CF2)4−、F(CF2)5−またはF(CF2)6−が最も好ましい。
Yは、−RM−T−RN−で表される2価の基がより好ましい。式中、RM、RNはそれぞれ独立して、単結合、または1個以上のエーテル性の酸素原子を含んでいてもよい炭素数1〜22の飽和または不飽和の2価の炭化水素基を示す。Tは単結合、−COO−、−OCONH−、−CONH−、−SO2NH−、−SO2NR’−(R’は炭素数1〜6のアルキル基)または−NHCONH−を示す。
Yは、炭素数1〜10のアルキレン基、−CH=CHCH2−、−(CH2CHR”O)jCH2CH2−(jは1〜10の整数、R”は水素原子またはメチル基を示す。)、−C2H4OCONHC2H4−、−C2H4OCOOC2H4−、または−COOC2H4−が好ましく、炭素数1〜10のアルキレン基がより好ましく、−CH2−、−CH2CH2−、−(CH2)11−または−CH2CH2CH(CH3)−がさらに好ましい。
Xとしては、−OCOCR=CH2または−OCOCH=CHCOO−が好ましく、溶媒に対する溶解性に優れ、乳化重合が容易に行えることから、−OCOCR=CH2がより好ましい。Rとしては、重合性に優れることから、水素原子、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子等)または炭素数1〜3のアルキレン基が好ましく、水素原子、メチル基またはハロゲン原子がより好ましい。
単量体(a)は1種を用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
重合単位(b1)は単量体(b1)のエチレン性二重結合が開裂して形成される重合単位である。
単量体(b1)は、CH2=CR1−G1−(EO)q1−R2で表される化合物である。本明細書において「EO」は「−C2H4O−」を表す。
式中のR1、R2は、それぞれ独立に水素原子またはメチル基であり、メチル基が好ましい。q1は1〜50の整数であり、2〜20が好ましい。G1は−COO(CH2)r−または−COO(CH2)t−NHCOO−(rは0〜4の整数、tは1〜4の整数。
)であり、−COO(CH2)r−(rは0〜4の整数。)が好ましい。
単量体(b1)は1種を用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
重合単位(b2)は単量体(b2)のエチレン性二重結合が開裂して形成される重合単位である。
単量体(b2)は、CH2=CR3−G2−(EO)q2−(TO)q3−R4で表される化合物である。本明細書において「TO」は「−C4H8O−」を表す。
式中、R3、R4は、それぞれ独立して水素原子またはメチル基である。R3はメチル基が好ましく、R4は水素原子が好ましい。q2は0〜50の整数であり、2〜20が好ましい。q3は1〜50の整数であり、2〜20が好ましい。G2は−COO(CH2)r−または−COO(CH2)t−NHCOO−(rは0〜4の整数、tは1〜4の整数。)であり、−COO(CH2)r−(rは0〜4の整数。)が好ましい。
単量体(b2)においてq2が1以上の場合、エチレンオキシド(EO)とテトラメチレンオキシド(TO)の共重合鎖は、ランダム共重合鎖であってもよく、ブロック共重合鎖であってもよい。
ポリ(エチレンオキシド−テトラメチレンオキシド)モノアクリレート(CH2=CHCOO−[(EO)q2−(TO)q3]−H)、
ポリ(エチレンオキシド−テトラメチレンオキシド)モノメタアクリレート(CH2=C(CH3)COO−[(EO)q2−(TO)q3]−H)、
メトキシポリ(エチレンオキシド−テトラメチレンオキシド)モノアクリレート(CH2=CHCOO−[(EO)q2−(TO)q3]−CH3)、
メトキシポリ(エチレンオキシド−テトラメチレンオキシド)モノメタクリレート(CH2=C(CH3)COO−[(EO)q2−(TO)q3]−CH3)、
ポリテトラメチレンオキシドモノアクリレート(CH2=CHCOO−(TO)q3−H)、
ポリテトラメチレンオキシドメタクリレート(CH2=C(CH3)COO−(TO)q3−H)、
メトキシポリテトラメチレンオキシドモノアクリレート(CH2=CHCOO−(TO)q3−CH3)、
メトキシポリテトラメチレンオキシドモノメタクリレート(CH2=C(CH3)COO−(TO)q3−CH3)が好ましく、
ポリ(エチレンオキシド−テトラメチレンオキシド)モノメタクリレートがより好ましい。
単量体(b2)は1種を用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
重合単位(c)は単量体(c)のエチレン性二重結合が開裂して形成される重合単位である。
単量体(c)は、CH2=CR5−M−Q−NR6R7またはCH2=CR5−M−Q−N(O)R6R7で表される化合物である。
式中、R5は水素原子またはメチル基であり、Mは−COO−(エステル結合)または−CONH−(アミド結合)であり、Qは炭素数2〜4のアルキレン基または水素原子の一部または全部が水酸基で置換された炭素数2〜3のアルキレン基であり、R6、R7はそれぞれ独立に、ベンジル基、炭素数1〜8のアルキル基または水素原子の一部が水酸基で置換された炭素数2〜3のアルキル基である。R6、R7および窒素原子がピペリジノ基またはピロリジニル基を形成してもよく、R6、R7、酸素原子および窒素原子がモルホリノ基を形成していてもよい。
Mとしては−COO−(エステル結合)が好ましく、Qとしては炭素数2〜4のアルキレン基が好ましく、R6、R7としては炭素数1〜4のアルキル基が好ましい。
単量体(c)として、1種を用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
重合単位(d)は単量体(d)の重合性不飽和基の二重結合が開裂して形成される重合単位である。
単量体(d)は単量体(a)、単量体(b1)、単量体(b2)と共重合可能な単量体であって、イソシアネート基、ブロックされたイソシアネート基、ウレタン結合、アルコキシシリル基、エポキシ基、N−メチロール基、およびN−アルコキシメチル基からなる群から選ばれる一種以上の架橋性官能基を有し、ポリフルオロアルキル基を有しない単量体である。単量体(b1)または単量体(b2)に含まれるものは、単量体(d)には含まれないものとする。
単量体(d)は、(メタ)アクリレートの誘導体またはビニル化合物の誘導体であることが好ましい。
(1)イソシアネート基を有する化合物:2−イソシアネートエチル(メタ)アクリレート、3−イソシアネートプロピル(メタ)アクリレート、4−イソシアネートブチル(メタ)アクリレート。
(2)ブロック化されたイソシアネート基を有する化合物:2−イソシアネートエチル(メタ)アクリレートの2−ブタノンオキシム付加体、
2−イソシアネートエチル(メタ)アクリレートのピラゾール付加体、
2−イソシアネートエチル(メタ)アクリレートの3,5−ジメチルピラゾール付加体、
2−イソシアネートエチル(メタ)アクリレートの3−メチルピラゾール付加体、
2−イソシアネートエチル(メタ)アクリレートのε−カプロラクタム付加体、
3−イソシアネートプロピル(メタ)アクリレートの2−ブタノンオキシム付加体、
3−イソシアネートプロピル(メタ)アクリレートのピラゾール付加体、
3−イソシアネートプロピル(メタ)アクリレートの3,5−ジメチルピラゾール付加体、
3−イソシアネートプロピル(メタ)アクリレートの3−メチルピラゾール付加体、
3−イソシアネートプロピル(メタ)アクリレートのε−カプロラクタム付加体、
4−イソシアネートブチル(メタ)アクリレートの2−ブタノンオキシム付加体、
4−イソシアネートブチル(メタ)アクリレートのピラゾール付加体、
4−イソシアネートブチル(メタ)アクリレートの3,5−ジメチルピラゾール付加体、
4−イソシアネートブチル(メタ)アクリレートの3−メチルピラゾール付加体、
4−イソシアネートブチル(メタ)アクリレートのε−カプロラクタム付加体。
3−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピルアクリレートのトリレンジイソシアネート付加物、
3−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピルアクリレートのヘキサメチレンジイソシアネート付加物、
ペンタエリストールトリアクリレートのヘキサメチレンジイソシアネート付加物。
(4)アルコキシシリル基を有する化合物:CH2=CR8−D−E−SiRaRbRc(ただし、Dは−OCO−、−COO−または単結合、Eは炭素数1〜4のアルキレン基、Ra、Rb、Rcは、それぞれ独立に炭素数1〜6のアルキル基または炭素数1〜6のアルコキシ基、R8は水素原子またはメチル基を示す。)で表される化合物。
具体例としては、3−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、
3−メタクリロイルオキシプロピルジメトキシメチルシラン、
3−メタクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン、
3−メタクリロイルオキシプロピルジエトキシエチルシラン、
ビニルトリメトキシシラン等が挙げられる。
(6)N−メチロール基またはN−アルコキシメチル基を有する化合物:N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−エトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド。
これらのうちで、単量体(d)としては上記(2)ブロック化されたイソシアネート基を有する化合物が好ましく、特に2−イソシアネートエチルメタクリレートの3,5−ジメチルピラゾール付加体がより好ましい。
単量体(d)は1種を用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
本発明においては、含フッ素共重合体の基材への密着性、接着性、摩擦に対する耐久性等の物性を改良するために、該含フッ素共重合体にさらに、単量体(a)、(b1)、(b2)と共重合可能であり、単量体(a)〜(d)のいずれにも含まれない単量体(他の単量体ともいう)に基づく重合単位を含んでいてもよい。
他の単量体の例としては、エチレン、塩化ビニリデン、塩化ビニル、フッ化ビニリデン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、イソブタン酸ビニル、イソデカノン酸ビニル、ステアリル酸ビニル、セチルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、2−クロロエチルビニルエーテル、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、メチロール化ジアセトン(メタ)アクリルアミド、ビニルアルキルケトン、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン、ベンジル(メタ)アクリレート、ポリシロキサンを有する(メタ)アクリレート、酢酸アリル、N−ビニルカルバゾール、マレイミド、N−メチルマレイミド、(メタ)アクリル酸、2−ヒドロキシルエチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、グリセリンモノ(メタ)アクリレート、ヒドロキシルプロピル(メタ)アクリレート、メタクリル酸2−ヒドロキシエチルとε−カプロラクトンとの付加物、ポリエチレンオキシドジ(メタ)アクリレート、ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシド−ポリエチレンオキシドジ(メタ)アクリレート、プロピレンオキシドジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、トリプロピレンオキシドジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、グリセリンジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート等が好ましく挙げられる。
特に撥油性がより向上しやすい点で、ポリエチレンオキシドジ(メタ)アクリレート、ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオキシド−ポリエチレンオキシドジ(メタ)アクリレート、グリセリンジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート等の二官能単量体が好ましい。
(1)含フッ素共重合体が重合単位(a)、(b1)、(b2)を有し、重合体(c)および(d)を有しない場合、含フッ素共重合体における重合単位(a)の含有割合は30〜65質量%であり40〜65質量%が好ましく、重合単位(b1)の含有割合は1〜67質量%であり10〜40質量%が好ましく、重合単位(b2)の含有割合は3〜34質量%であり5〜25質量%が好ましい。他の単量体を用いる場合、該他の単量体に基づく重合単位の含有割合は20質量%以下が好ましく、10質量%以下が好ましい。
また含フッ素共重合体における、EO鎖(−C2H4O−)の合計の含有割合は20〜65質量%であり、25〜50質量%が好ましく、25〜35質量%がより好ましい。TO鎖(−C4H8O−)の合計の含有割合は2〜13質量%であり、3〜10質量%が好ましく、4〜8質量%がより好ましい。また含フッ素共重合体における、EO鎖(−C2H4O−)の合計の含有割合が25〜50質量%であり、かつTO鎖(−C4H8O−)の合計の含有割合が3〜10質量%であるのが特に好ましい。
上記の範囲内であると、本発明の防汚加工剤組成物で処理された加工物品において、良好な撥水撥油性、良好な防汚性、および良好な洗濯耐久性が同時にバランス良く達成できる。
本発明における各重合単位の含有割合、EO鎖の含有割合、およびTO鎖の含有割合はいずれも、含フッ素共重合体における重合開始剤および連鎖移動剤由来の重合単位の質量を0(ゼロ)とみなして、各単量体の仕込み量から求められる値である。
EO鎖の含有量はおよびTO鎖含有割合は、上記(1)の場合と同じである。
含フッ素共重合体に重合単位(c)を含有させることにより、水性媒体に該含フッ素共重合体を分散させやすくなる。
EO鎖の含有量はおよびTO鎖含有割合は、上記(1)の場合と同じである。
含フッ素共重合体に重合単位(d)を含有させることにより、本発明の防汚加工剤組成物で処理された加工物品、特に処理される基材が綿を含む加工物品において効果が持続されやすくなり耐久性が向上する。また撥水撥油、防汚性もより良好となる。
EO鎖の含有量はおよびTO鎖含有量は、上記(1)の場合と同じである。
本明細書における含フッ素共重合体の質量平均分子量は、標準ポリスチレン試料を用いて作成した検量線を用い、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定することによって得られるポリスチレン換算分子量である。
本発明における含フッ素共重合体は、公知の方法を用いて、重合溶媒中で単量体の重合反応を行うことにより得られる。
重合溶媒としては、特に限定なく用いることができ、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類:メタノール、2−プロピルアルコール等のアルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類;ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;エチレングリコール、プロピレングリコール、またはジプロピレングリコールのエチルエーテルまたはメチルエーテル等のグリコールエーテル類およびその誘導体、脂肪族炭化水素類;芳香族炭化水素類;パークロロエチレン、トリクロロ−1,1,1−エタン、トリクロロトリフルオロエタン、ジクロロペンタフルオロプロパン等のハロゲン化炭化水素類;ジメチルホルムアミド;N−メチル−2−ピロリドン;ブチロアセトン;ジメチルスルホキシド(DMSO)等が好ましく用いられる。
含フッ素共重合体を得る重合反応において、仕込み原料の全部(重合溶媒も含む)における単量体の濃度の合計は5〜60質量%が好ましく、10〜40質量%の範囲がより好ましい。
重合開始剤の具体例としては、2,2´−アゾビス−2−メチルブチロニトリル、ジメチル−2,2´−アゾビスイソブチレート、2,2´−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2イル)プロパン]、2,2´−アゾビス(4−メトキシ−2、4−ジメチルバレロニトリル)、1、1´−アゾビス(2シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2´−アゾビス(2、4−ジメチルバレロニトリル)、1、1´−アゾビス(1−アセトキシ−1−フェニルエタン)、ジメチルアゾビスイソブチレート、4,4´−アゾビス(4−シアノ吉草酸)等が好ましく、2,2´−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2イル)プロパン]、4,4´−アゾビス(4−シアノ吉草酸)がより好ましい。
本発明の防汚加工剤組成物として、含フッ素共重合体が水性媒体に分散されており揮発性有機溶媒の含有量が1質量%以下である組成物を得る場合は、重合反応後に、水性媒体を加え、必要に応じて重合溶媒を除去する処理を行う。重合溶媒の除去は、例えばストリッピング(揮散)処理により行う。
水性媒体は、水を含み、揮発性有機溶媒の含有量が1質量%以下である液体であればよく、具体的には水または水を含む共沸混合物が好ましい。
本発明において、防汚加工剤組成物中の揮発性有機溶媒とは、防汚加工剤組成物を常温で保存したときに揮発する有機溶媒を意味しており、具体的には1×105Paにおける沸点(以下、単に「沸点」という。)が100℃以下である有機溶媒である。なお、水と共沸混合物を作る溶媒は該揮発性有機溶媒には含まれないものとする。
含フッ素共重合体が水性媒体に分散されている形態の防汚加工剤組成物において、揮発性有機溶媒の含有量は1質量%以下であればよく、ゼロが最も好ましい。
アミン塩化には酸等を用いるのが好ましく、解離定数または一次解離定数が10−5以上である酸を用いるのがより好ましい。酸としては、塩酸、臭化水素酸、スルホン酸、硝酸、リン酸、酢酸、ギ酸、プロピオン酸または乳酸等が好ましく、酢酸がより好ましい。
また、酸を用いて含フッ素共重合体のアミノ基をアミン塩化する代わりに、ヨウ化メチル、ヨウ化エチル、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、ベンジルクロライド、トリチルリン酸、メチルp−トルエンスルホン酸等を用いて第四級アンモニウム塩に変換(四級塩化ともいう。)してもよい。
本発明の防汚加工剤組成物が、有機溶媒中に含フッ素共重合体が溶解している形態である場合、該防汚加工剤組成物中における含フッ素共重合体の固形分濃度は、5〜60質量%が好ましく、10〜40質量%の範囲がより好ましい。
本発明の防汚加工剤組成物が、水性媒体中に含フッ素共重合体が分散されている形態である場合、該防汚加工剤組成物中における含フッ素共重合体の固形分濃度は、1〜50質量%が好ましく、10〜30質量%がより好ましい。
また本発明の防汚加工剤組成物を、実際に基材の加工処理に適用する際の固形分濃度は、基材、処理方法等により適当に選択すればよい。例えば、0.05〜10質量%が好ましく、0.1〜5質量%がより好ましい。
該架橋剤としては、公知のものを適宜使用できる。具体例としては、尿素またはメラミンホルムアルデヒドの縮合物または予備縮合物、メチロール−ジヒドロキシエチレン−尿素およびその誘導体、ウロン、メチロール−エチレン−尿素、メチロール−プロピレン−尿素、メチロール−トリアゾン、ジシアンジアミド−ホルムアルデヒドの縮合物、メチロール−カルバメート、メチロール−(メタ)アクリルアミド、これらの重合体、ジビニルスルホン、ポリアミドおよびそのカチオン誘導体、ジグリシジルグリセロール等のエポキシ誘導体、(エポキシ−2,3−プロピル)トリメチルアンモニウムクロライド、N−メチル−N−(エポキシ−2,3−プロピル)モルホリニウムクロライド等のハライド誘導体、エチレングリコールのクロロメチルエーテルのピリジニウム塩、ポリアミン−ポリアミド−エピクロヒドリン樹脂、ポリビニルアルコール等が好ましく挙げらる。
前記触媒としては、塩化アンモニウム、アルカノールアミン塩が好ましく挙げられる。
本発明の加工物品は、基材に防汚加工剤組成物を適用したものである。
基材は、特に限定されず、例えば繊維、繊維織物、繊維編物、不織布、ガラス、紙、木、皮革、人工皮革、毛皮、石綿、レンガ、セメント、セラミックス、金属および金属酸化物、窯業製品、プラスチックス等が好ましい。これらのうちで、繊維、繊維織物、繊維編物、不織布がより好ましい。繊維の例としては、綿、麻、羊毛、絹などの動植物性天然繊維、ポリアミド、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンなどの合成繊維、レーヨン、アセテートなどの半合成繊維、ガラス繊維などの無機繊維、またはこれらの混合繊維が挙げられる。
防汚加工剤組成物を基材に適用する方法は、防汚加工剤組成物を基材に付着できる方法であればよく特に限定されない。例えば塗布、含浸、浸漬、スプレー、ブラッシング、パディング、サイズプレス、ローラー等の公知の被覆加工法により基材の表面に付着させて乾燥する方法が好ましい。乾燥は常温で行っても加熱してもよく、加熱することが好ましい。加熱する場合には、40〜200℃程度が好ましい。また、防汚加工剤組成物が架橋剤を含有する場合、必要であれば、該架橋剤の架橋温度以上に加熱してキュアリングを行うことが好ましい。
こうして得られる加工物品において、基材の表面には本発明の防汚加工剤組成物からなる被膜が付着しており、好ましくは基材の表面が該被膜で覆われている。
さらに、本発明によれば、含フッ素共重合体を水性媒体に分散させて防汚加工剤組成物とすることができる。したがって、加工剤自体が揮発性の有機溶剤を殆ど含まない環境対応型の防汚加工剤組成物を実現できる。
また、本発明の防汚加工剤組成物は、炭素数が6以下のRF基を有する単量体(a)を原料としているため、環境への影響が指摘されている、パーフルオロオクタン酸(PFOA)、パーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)およびその前駆体、類縁体の含有量(防汚加工剤組成物中の固形分濃度が20質量%である場合の含有量)を、特願2007−333564号に記載の方法によるLC/MS/MSの分析値として検出限界以下とすることができる。
性能評価は、以下の方法で行った。
[試験布の作製:基材布に対する処理方法]
下記の各例で得られた処理液の150gに、基材布(未加工布)を浸漬後、マングルで絞り、ウェットピックアップを80〜90%とした。次に110℃で90秒間乾燥し、さらに170℃で60秒間キュアリング熱処理を行い試験布を得た。
基材布(未加工布)としては(1)無染色のポリエステルからなるトロピカル布(以下PETと示す)、および(2)ポリエステル/綿が65/35の比率で混紡されたブロード布(以下TCと示す)の2種類を使用した。
上記の方法で作製した試験布について、AATCC規格−TM118法で撥油性を評価し、表1に示す撥油性等級で表した。この撥油性等級は、表面張力の異なる8種類の炭化水素系溶媒(試験液)の布に対する濡れ性を基準としている。この撥油性等級が大きいほど撥油性が高いことを示す。ただし、撥油性等級に+(−)を記したものはそれぞれの性質がわずかに良い(悪い)ことを示す。以下、この撥油性等級を「OR」と示す。
洗濯はJIS L−0217 103の洗い方に従って行った。なお洗剤は弱アルカリ性洗剤を使用し、アイロン仕上げは行わない。洗濯を1回行った後の評価結果を「初期」の欄に示し、同じ洗濯方法を5回繰り返した後の評価結果を「HL5」の欄に示す。実施例1および比較例1、2では長期の洗濯耐久性を評価するために、同じ洗濯方法を10回および15回繰り返してそれぞれ評価を行い、各評価結果を「HL10」および「HL15」の欄にそれぞれ示す。
上記の方法で作製した試験布に、以下に示す3種の汚れ液をそれぞれ付着させて洗濯したときの汚れ除去性を以下に示す方法で評価した。判定は、汚れ液の除去の度合いを目視で観察し、表2に示す等級で表した。等級が大きいほど汚れ除去性が高いことを示す。なお、汚れ液の除去度合いの等級に+(−)を記したものはそれぞれの性質がわずかに良い(悪い)ことを示す。
水平に敷いた吸い取り紙の上に試験布を広げ、使用済みエンジンオイルにカーボンブラックを0.1質量%加えた汚れ液を5滴(約0.2ml)滴下し、その上にポリエチレンシートをかけ、更にその上に60gの錘をのせ1時間後に錘とポリエチレンシートを取り除いた。余分の汚れ液をろ紙でふき取り、室温で20分放置した後、洗濯を行った。以下、この汚れ液に対する評価を「DMO」と示す。
汚れ液として、食品添加物である食用赤色2号(化学名:アマランス)の0.1質量%水溶液と、スクロース(ショ糖)の10.0質量%水溶液を同量ずつ混合したものを使用した以外は上記〔油性汚れ(DMO)〕と同様の操作を行った。以下、この汚れ液に対する評価を「水性汚れ」と示す。
水平に敷いた吸い取り紙の上に試験布を広げ、オリーブ油61.5質量%、オレイン酸38.0質量%、フェライト用酸化鉄(III)1.0質量%およびオイルレッド0.5質量%を混合した液を高さ10cmから3滴(約0.1ml)滴下し、1分間放置後、余分の汚れ液をろ紙でふき取り、室温で20分放置した後、洗濯を行った。以下、この汚れ液に対する評価を「油性汚れ2」と示す。
100mLのガラス製容器に、単量体(a)としてC6F13C2H4OCOC(CH3)=CH2(純度99.7質量%。以下、C6FMAとあらわす。)の12.0g(60質量部)、単量体(b1)としてCH2=C(CH3)COO(EO)9CH3(以下、MEO400Mとあらわす。)の6.0g(30質量部)、単量体(b2)としてCH2=C(CH3)COO−(−(EO)10−(TO)5−)−H(EOとTOはランダムに含む。以下、MEOTO800とあらわす。)の2.0g(10質量部)、重合溶媒としてアセトンの59.8g、および重合開始剤として2,2´−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2イル)プロパン](以下、AIPとあらわす。)の0.2g(1質量部)を仕込み、窒素雰囲気下で振とうしつつ、65℃で20時間重合を行い、固形分濃度24.9%の淡黄色溶液(含フッ素共重合体を含む重合体溶液)を得た。
含フッ素共重合体における各重合単位の含有量、EOの含有量、TOの含有量、およびPOの含有量を表6に示す(以下の実施例および比較例においても同様。)。表6中の「%」は「質量%」である。
イオン交換水に、得られた重合体溶液に、AIPの3.0倍モル等量となるよう0.14gの酢酸を加えた溶液、架橋剤としてベッカミンM−3(大日本インキ化学工業社製、メラミン系架橋剤)、および触媒としてACX(大日本インキ化学工業社製、メラミン系架橋剤M3の触媒)を加えて、含フッ素共重合体の固形分濃度が1.8質量%、架橋剤の濃度が0.3質量%、触媒の濃度が0.3質量%の処理液を得た。
得られた処理液を用い、上記の方法で試験布を作製し、上記の評価方法で評価した結果を表3に示す(比較例1,2も同様。)。
実施例1において、MEOTO800を使用せず、MEO400Mの使用量を8.0g(40質量部)に変更した他は実施例1と同様にして重合を行い、固形分濃度25.3%の淡黄色溶液(含フッ素共重合体を含む重合体溶液)を得た。さらに実施例1と同様の操作を行って含フッ素共重合体の固形分濃度が25.2質量%の処理液を得た。
実施例1において、MEOTO800に代えて、EOおよびTOのいずれも含まないCH2=C(CH3)COO(C3H6O)9H(以下、MPO500とあらわす。)の2.0g(10質量部)を用いた他は実施例1と同様にして重合を行い、固形分濃度25.4%の淡黄色溶液(含フッ素共重合体を含む重合体溶液)を得た。さらに実施例1と同様の操作を行い含フッ素共重合体の固形分濃度が25.4質量%の処理液を得た。
100mLのガラス製容器にC6FMAの11.2g(56質量部)、MEO400Mの5.0g(25質量部)、MEOTO800の2.8g(14質量部)、単量体(c)としてN,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート(以下、DMとあらわす。)の0.8g(4質量部)、単量体(d)として2−イソシアネートエチルメタクリレートの3,5−ジメチルピラゾール付加体(以下isoとあらわす)の0.2g(1質量部)、アセトン59.8g、および重合開始剤として4,4´−アゾビス(4−シアノ吉草酸)(以下、ACPとあらわす。)の0.2g(1質量部)を仕込み、窒素雰囲気下で振とうしつつ、65℃で20時間重合を行い、固形分濃度24.6質量%の淡黄色溶液(含フッ素共重合体を含む重合体溶液)を得た。
イオン交換水に、得られた水分散液、架橋剤としてベッカミンM−3(大日本インキ化学工業社製)、および触媒としてACX(大日本インキ化学工業社製)を加えて、含フッ素共重合体の固形分濃度が1.8質量%、架橋剤の濃度が0.3質量%、触媒の濃度が0.3質量%の処理液を得た。
得られた処理液を用い、上記の方法で試験布を作製し、上記の評価方法で評価した結果を表4〜5に示す(以下の実施例および比較例も同様。)。
実施例2において単量体(b2)としてMEOTO800の代わりにCH2=C(CH3)COO−(−(EO)5−(TO)2−)−H(EOとTOはランダムに含む。以下、MEOTO400とあらわす。)を用いた以外は、実施例2と同様に重合を行い、固形分濃度25.7%の淡黄色溶液(含フッ素共重合体を含む重合体溶液)を得た。
その後、実施例2と同様の操作を行って、アセトン含有量が1質量%以下の水分散液を得、さらに実施例2と同様にして処理液を得た。
実施例2においてMEO400Mの使用量を7.4g(37質量部)、MEOTO800の使用量を0.4g(2質量部)にそれぞれ変更した以外は、実施例2と同様に重合を行い、固形分濃度24.9%の淡黄色溶液(含フッ素共重合体を含む重合体溶液)を得た。その後、実施例2と同様にして処理液を得た。
実施例3においてMEO400Mの使用量を0.2g(1質量部)、MEOTO400の使用量を7.6g(38質量部)に変更した以外は、実施例3と同様に重合を行い、固形分濃度25.2%の淡黄色溶液(含フッ素共重合体を含む重合体溶液)を得た。
その後、実施例2と同様の操作を行って、アセトン含有量が1質量%以下の水分散液を得た。得られた水分散液は濁りの強いものであった。さらに実施例2と同様にして処理液を得た。
実施例2において、MEOTO800に代えてMPO500の2.8g(14質量部)を用いた以外は、実施例2と同様に重合を行い、固形分濃度24.9%の淡黄色溶液(含フッ素共重合体を含む重合体溶液)を得た。その後、実施例2と同様にして処理液を得た。
実施例2において、MEOTO800に代えて、CH2=C(CH3)COO(PO)13H(以下、MPO800とあらわす。)の2.8g(14質量部)を用いた以外は、実施例2と同様に重合を行い、固形分濃度25.2%の淡黄色溶液(含フッ素共重合体を含む重合体溶液)を得た。その後、実施例2と同様にして処理液を得た。
実施例2において、MEOTO800に代えて、CH2=C(CH3)COO(EO)5−(PO)2−H(エチレンオキシドとプロピレンオキシドはブロックに含む。以下、MEOPO350Bとあらわす。)の2.8g(14質量部)を用いた以外は、実施例2と同様に重合を行い、固形分濃度25.3%の淡黄色溶液(含フッ素共重合体を含む重合体溶液)を得た。その後、実施例2と同様にして処理液を得た。
実施例2において、C6FMAに代えて、C6F13C2H4OCOCH=CH2(純度99.6質量%。以下、C6FAとあらわす。)の11.2g(56質量部)を用い、ACPの仕込み量を0.32g(1.6質量部)に変更した以外は、実施例2と同様に重合を行い、固形分濃度24.5%の淡黄色溶液(含フッ素共重合体を含む重合体溶液)を得た。その後、実施例2と同様にして処理液を得た。
実施例2において、C6FMAに代えて、C4F9C2H4OCOC(CH3)=CH2(純度99.9質量%。以下、C4FMAとあらわす。)の12.0g(60質量部)を用い、MEOTO800の使用量を2.0g(10質量部)に変更した以外は、実施例2と同様に重合を行い、固形分濃度25.4%の淡黄色溶液(含フッ素共重合体を含む重合体溶液)を得た。その後、実施例2と同様にして処理液を得た。
実施例5において、C4FMAに代えて、C4F9C2H4OCOCH=CH2(純度100質量%。以下、C4FAとあらわす。)の12.0g(60質量部)を用い、ACPの仕込み量を0.32g(1.6質量部)に変更した以外は、実施例5と同様に重合を行い、固形分濃度24.6%の淡黄色溶液(含フッ素共重合体を含む重合体溶液)を得た。その後、実施例2と同様にして処理液を得た。
実施例2において、C6FMAに代えてC6F13C2H4OCOC(Cl)=CH2(純度98.9質量%。以下、αCl−C6FAとあらわす。)の11.2g(56質量部)を用いた以外は、実施例2と同様に重合を行い、固形分濃度25.3%の淡黄色溶液(含フッ素共重合体を含む重合体溶液)を得た。
その後、実施例2と同様の操作を行って、アセトン含有量が1質量%以下の水分散液を得た。得られた水分散液はわずかな濁りを生じた。さらに実施例2と同様にして処理液を得た。
実施例4において、MEOTO800の代わりにMPO500の2.8g(14質量部)を用いた以外は、実施例4と同様に重合を行い、固形分濃度24.6%の淡黄色溶液(含フッ素共重合体を含む重合体溶液)を得た。その後、実施例2と同様にして処理液を得た。
実施例5において、MEOTO800の代わりにMPO500の2.0g(10質量部)を用いた以外は、実施例5と同様に重合を行い、固形分濃度25.2%の淡黄色溶液(含フッ素共重合体を含む重合体溶液)を得た。その後、実施例2と同様にして処理液を得た。
実施例6において、MEOTO800の代わりにMPO500の2.0g(10質量部)を用いた以外は、実施例6と同様に重合を行い、固形分濃度25.1%の淡黄色溶液(含フッ素共重合体を含む重合体溶液)を得た。その後、実施例2と同様にして処理液を得た。
実施例7においてMEOTO800の代わりにMPO500の2.8g(14質量部)を用いた以外は、実施例7と同様に重合を行い、固形分濃度25.4%の淡黄色溶液(含フッ素共重合体を含む重合体溶液)を得た。その後、実施例2と同様にして処理液を得た。
これに対してTO含有量が少ない比較例3は、実施例2と比べると特にHL5における性能が低く、洗濯耐久性が劣ることがわかる。
TO含有量が多くEO含有量が少ない比較例4は、実施例3と比べると特に初期のORおよびDMOが低く、油性汚れ2も低ことから、撥水撥油性、および油性汚れに対する防汚性が劣ることがわかる。
TOを含有せず、POを含有する比較例5〜7は、実施例2,3と比べて特にORおよび油性汚れ2が劣る。
比較例8は実施例4に比べて、比較例9は実施例5に比べて、比較例10は実施例6に比べて、比較例11は実施例7に比べて、それぞれORおよびDMOが劣り、洗濯耐久性も劣る。
なお、2007年5月22日に出願された日本特許出願2007−135412号の明細書、特許請求の範囲、及び要約書の全内容をここに引用し、本発明の明細書の開示として、取り入れるものである。
Claims (11)
- 下記単量体(a)に基づく重合単位(a)の30〜65質量%と、下記単量体(b1)に基づく重合単位(b1)の1〜67質量%と、下記単量体(b2)に基づく重合単位(b2)の3〜34質量%を含み、−(C2H4O)−の含有割合が20〜65質量%であり、かつ−(C4H8O)−の含有割合が2〜13質量%である含フッ素共重合体を含有することを特徴とする防汚加工剤組成物。
単量体(a):(Z−Y)nXで表される化合物。
ただし、式中Zは炭素数1〜6のペルフルオロアルキル基またはCmF2m+1O(CFWCF2O)dCFK−(mは1〜6の整数、dは0〜4の整数、WおよびKはそれぞれ独立にフッ素原子またはトリフルオロメチル基。)で表される1価の基を表し、
Yは2価の有機基または単結合を表し、
nは1または2であり、
nが1のとき、Xは−CR=CH2、−COOCR=CH2、−OCOCR=CH2、−OCH2−φ−CR=CH2または−OCH=CH2を表し、
nが2のとき、Xは−CH[−(CH2)pCR=CH2]−、−CH[−(CH2)pCOOCR=CH2]−、−CH[−(CH2)pOCOCR=CH2]−、または−OCOCH=CHCOO−を表し、Rは水素原子、メチル基またはハロゲン原子であり、φはフェニレン基であり、pは0〜4の整数である。
単量体(b1):CH2=CR1−G1−(C2H4O)q1−R2で表される化合物。
単量体(b2):CH2=CR3−G2−(C2H4O)q2−(C4H8O)q3−R4で表される化合物。
ただし、式中のR1、R2、R3、およびR4はそれぞれ独立に、水素原子またはメチル基を表し、q1およびq3はそれぞれ独立に1〜50の整数を表し、q2は0〜50の整数を表し、G1およびG2はそれぞれ独立に、−COO(CH2)r−または−COO(CH2)t−NHCOO−(rは0〜4の整数、tは1〜4の整数。)を表す。 - 前記含フッ素共重合体が、下記単量体(c)に基づく重合単位(c)の2〜10質量%を含む、請求項1に記載の防汚加工剤組成物。
単量体(c):CH2=CR5−M−Q−NR6R7またはCH2=CR5−M−Q−N(O)R6R7で表される化合物。
式中、R5は水素原子またはメチル基を表し、Mは−COO−または−CONH−を表し、Qは炭素数2〜4のアルキレン基または水素原子の一部または全部が水酸基で置換された炭素数2〜3のアルキレン基を表し、R6およびR7はそれぞれ独立に、ベンジル基、炭素数1〜8のアルキル基または水素原子の一部が水酸基で置換された炭素数2〜3のアルキル基を表し、R6、R7および窒素原子がピペリジノ基またはピロリジニル基を形成してもよく、R6、R7、酸素原子および窒素原子がモルホリノ基を形成していてもよい。 - 前記含フッ素共重合体が、下記単量体(d)に基づく重合単位(d)の1〜5質量%を含む、請求項1または2に記載の防汚加工剤組成物。
単量体(d):前記単量体(a)、(b1)および(b2)と共重合可能な単量体であって、イソシアネート基、ブロック化されたイソシアネート基、ウレタン結合、アルコキシシリル基、エポキシ基、N−メチロール基、およびN−アルコキシメチル基からなる群から選ばれる一種以上の架橋性官能基を有し、ポリフルオロアルキル基を有しない単量体。 - 前記重合単位(c)を含む前記含フッ素共重合体と、水性媒体を含んでおり、揮発性有機溶媒の含有量が1質量%以下である請求項2または3に記載の防汚加工剤組成物。
- 前記単量体(a)を表す(Z−Y)nXにおいて、Zが炭素数1〜6のペルフルオロアルキル基であり、Yが2価の有機基であり、nが1かつXが−OCOCR=CH2またはnが2かつXが−OCOCH=CHCOO−(Rは水素原子、メチル基またはハロゲン原子。)である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の防汚加工剤組成物。
- 前記単量体(a)が、F(CF2)sY1−OCOCR=CH2(sは1〜6の整数。
Rは水素原子、メチル基またはハロゲン原子。Y1は炭素数1〜10のアルキレン基。)で表される化合物である、請求項5に記載の防汚加工剤組成物。 - 前記単量体(d)がブロック化されたイソシアネート基を有する化合物である、請求項3〜6のいずれか一項に記載の防汚加工剤組成物。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の防汚加工剤組成物で処理した加工物品。
- 下記単量体(a)の30〜65質量%と、下記単量体(b1)の1〜67質量%と、下記単量体(b2)の3〜34質量%を含み、−(C2H4O)−の含有割合が20〜65質量%であり、かつ−(C4H8O)−の含有割合が2〜13質量%である単量体混合物を、重合開始剤の存在下、媒体中で重合させる工程を有することを特徴とする防汚加工剤組成物の製造方法。
単量体(a):(Z−Y)nXで表される化合物。
ただし、式中Zは炭素数1〜6のペルフルオロアルキル基またはCmF2m+1O(CFWCF2O)dCFK−(mは1〜6の整数、dは0〜4の整数、WおよびKはそれぞれ独立にフッ素原子またはトリフルオロメチル基。)で表される1価の基を表し、
Yは2価の有機基または単結合を表し、
nは1または2であり、
nが1のとき、Xは−CR=CH2、−COOCR=CH2、−OCOCR=CH2、−OCH2−φ−CR=CH2または−OCH=CH2を表し、
nが2のとき、Xは−CH[−(CH2)pCR=CH2]−、−CH[−(CH2)pCOOCR=CH2]−、−CH[−(CH2)pOCOCR=CH2]−、または−OCOCH=CHCOO−を表し、Rは水素原子、メチル基またはハロゲン原子であり、φはフェニレン基であり、pは0〜4の整数である。
単量体(b1):CH2=CR1−G1−(C2H4O)q1−R2で表される化合物。
単量体(b2):CH2=CR3−G2−(C2H4O)q2−(C4H8O)q3−R4で表される化合物。
ただし、式中のR1、R2、R3、およびR4はそれぞれ独立に、水素原子またはメチル基を表し、q1およびq3はそれぞれ独立に1〜50の整数を表し、q2は0〜50の整数を表し、G1およびG2はそれぞれ独立に、−COO(CH2)r−または−COO(CH2)t−NHCOO−(rは0〜4の整数、tは1〜4の整数。)を表す。 - 前記単量体混合物が、下記単量体(c)の2〜10質量%を含む、請求項9に記載の防汚加工剤組成物の製造方法。
単量体(c):CH2=CR5−M−Q−NR6R7またはCH2=CR5−M−Q−N(O)R6R7で表される化合物。
式中、R5は水素原子またはメチル基を表し、Mは−COO−または−CONH−を表し、Qは炭素数2〜4のアルキレン基または水素原子の一部または全部が水酸基で置換された炭素数2〜3のアルキレン基を表し、R6およびR7はそれぞれ独立に、ベンジル基、炭素数1〜8のアルキル基または水素原子の一部が水酸基で置換された炭素数2〜3のアルキル基を表し、R6、R7および窒素原子がピペリジノ基またはピロリジニル基を形成してもよく、R6、R7、酸素原子および窒素原子がモルホリノ基を形成していてもよい。 - 前記単量体混合物が、下記単量体(d)の1〜5質量%を含む、請求項9または10に記載の防汚加工剤組成物の製造方法。
単量体(d):前記単量体(a)、(b1)および(b2)と共重合可能な単量体であって、イソシアネート基、ブロックされたイソシアネート基、ウレタン結合、アルコキシシリル基、エポキシ基、N−メチロール基、およびN−アルコキシメチル基からなる群から選ばれる一種以上の架橋性官能基を有し、ポリフルオロアルキル基を有しない単量体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009515263A JP5375604B2 (ja) | 2007-05-22 | 2008-05-21 | 防汚加工剤組成物およびその製造方法ならびに加工物品 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007135412 | 2007-05-22 | ||
JP2007135412 | 2007-05-22 | ||
JP2009515263A JP5375604B2 (ja) | 2007-05-22 | 2008-05-21 | 防汚加工剤組成物およびその製造方法ならびに加工物品 |
PCT/JP2008/059379 WO2008143299A1 (ja) | 2007-05-22 | 2008-05-21 | 防汚加工剤組成物およびその製造方法ならびに加工物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2008143299A1 true JPWO2008143299A1 (ja) | 2010-08-12 |
JP5375604B2 JP5375604B2 (ja) | 2013-12-25 |
Family
ID=40031993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009515263A Active JP5375604B2 (ja) | 2007-05-22 | 2008-05-21 | 防汚加工剤組成物およびその製造方法ならびに加工物品 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8557939B2 (ja) |
EP (1) | EP2147961B1 (ja) |
JP (1) | JP5375604B2 (ja) |
KR (1) | KR101489978B1 (ja) |
CN (1) | CN101679834B (ja) |
AT (1) | ATE539133T1 (ja) |
CA (1) | CA2686481A1 (ja) |
ES (1) | ES2376203T3 (ja) |
TW (1) | TWI449716B (ja) |
WO (1) | WO2008143299A1 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5418229B2 (ja) | 2007-11-01 | 2014-02-19 | 旭硝子株式会社 | 耐水耐油剤組成物およびその製造方法 |
KR101503562B1 (ko) | 2008-05-28 | 2015-03-17 | 아사히 가라스 가부시키가이샤 | 방오제 조성물과 그 제조 방법, 및 이것을 사용하여 처리된 물품 |
CN102046673B (zh) * | 2008-06-02 | 2016-02-24 | 旭硝子株式会社 | 共聚物、其制造方法、斥油剂组合物及其处理物品 |
JP5613659B2 (ja) * | 2009-03-23 | 2014-10-29 | Agcセイミケミカル株式会社 | 表面処理剤 |
JPWO2010113646A1 (ja) * | 2009-04-03 | 2012-10-11 | Agcセイミケミカル株式会社 | 表面処理剤 |
CN102666970B (zh) * | 2009-11-20 | 2014-10-29 | 大金工业株式会社 | 含氟聚合物和表面处理剂 |
JP5670453B2 (ja) * | 2009-11-20 | 2015-02-18 | ダイキン工業株式会社 | 含フッ素重合体および処理剤 |
CN102822309B (zh) * | 2010-03-30 | 2015-12-09 | 大金工业株式会社 | 使用α-氯丙烯酸酯的拨水拨油剂 |
JP5953094B2 (ja) * | 2012-04-11 | 2016-07-20 | 日華化学株式会社 | 含フッ素高分子化合物の製造方法、表面調整剤、レベリング剤及びコーティング剤 |
JP2014042878A (ja) * | 2012-08-27 | 2014-03-13 | Nitto Denko Corp | 撥油性が付与された通気フィルタ |
JP6642562B2 (ja) * | 2015-02-26 | 2020-02-05 | Agc株式会社 | ビニルポリマー含有水性液の製造方法および耐水耐油剤の製造方法 |
WO2016190366A1 (ja) * | 2015-05-27 | 2016-12-01 | 旭硝子株式会社 | 撥水撥油剤組成物、その製造方法および物品 |
US11015135B2 (en) | 2016-08-25 | 2021-05-25 | Bl Technologies, Inc. | Reduced fouling of hydrocarbon oil |
JP6693403B2 (ja) * | 2016-12-15 | 2020-05-13 | 信越化学工業株式会社 | 硬化性樹脂組成物 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3944527A (en) * | 1974-07-11 | 1976-03-16 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Fluoroaliphatic copolymers |
US3950298A (en) * | 1974-09-03 | 1976-04-13 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Fluoroaliphatic terpolymers |
JP2508760B2 (ja) * | 1987-10-20 | 1996-06-19 | 旭硝子株式会社 | 汚れ離脱性を有する撥水撥油剤 |
JP3320491B2 (ja) | 1993-03-24 | 2002-09-03 | 旭硝子株式会社 | 防汚加工剤 |
EP0701020A2 (de) * | 1994-07-27 | 1996-03-13 | Bayer Ag | Öl- und wasserabweisende Papiere, Verfahren zu ihrer Herstellung und neue fluorhaltige Copolymerisate hierzu |
JPH11279527A (ja) * | 1997-06-30 | 1999-10-12 | Asahi Glass Co Ltd | 防汚加工剤組成物、その製造方法およびそれを用いた被処理物 |
JP3820694B2 (ja) | 1997-08-06 | 2006-09-13 | ダイキン工業株式会社 | 新規共重合体および防汚加工剤 |
JP2000144119A (ja) * | 1998-08-31 | 2000-05-26 | Asahi Glass Co Ltd | 水系防汚加工剤組成物とその製造方法およびそれで処理された被処理物 |
JP2000212549A (ja) | 1999-01-25 | 2000-08-02 | Asahi Glass Co Ltd | 撥水撥油剤組成物およびその製造方法 |
JP4752760B2 (ja) | 2004-03-23 | 2011-08-17 | 旭硝子株式会社 | 耐水耐油剤組成物 |
CN1938347B (zh) | 2004-04-05 | 2010-06-23 | 大金工业株式会社 | 包含含氟聚合物的污垢脱离剂 |
JP4921048B2 (ja) | 2006-06-15 | 2012-04-18 | Necネットワーク・センサ株式会社 | 海洋波計測システムおよび海洋波計測方法 |
-
2008
- 2008-05-21 WO PCT/JP2008/059379 patent/WO2008143299A1/ja active Application Filing
- 2008-05-21 CA CA002686481A patent/CA2686481A1/en not_active Abandoned
- 2008-05-21 AT AT08753056T patent/ATE539133T1/de active
- 2008-05-21 EP EP08753056A patent/EP2147961B1/en active Active
- 2008-05-21 JP JP2009515263A patent/JP5375604B2/ja active Active
- 2008-05-21 ES ES08753056T patent/ES2376203T3/es active Active
- 2008-05-21 CN CN2008800169120A patent/CN101679834B/zh active Active
- 2008-05-21 KR KR1020097023311A patent/KR101489978B1/ko active IP Right Grant
- 2008-05-22 TW TW097118911A patent/TWI449716B/zh active
-
2009
- 2009-11-20 US US12/622,949 patent/US8557939B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ES2376203T3 (es) | 2012-03-09 |
US20100069565A1 (en) | 2010-03-18 |
ATE539133T1 (de) | 2012-01-15 |
JP5375604B2 (ja) | 2013-12-25 |
TWI449716B (zh) | 2014-08-21 |
EP2147961B1 (en) | 2011-12-28 |
CA2686481A1 (en) | 2008-11-27 |
KR101489978B1 (ko) | 2015-02-04 |
EP2147961A1 (en) | 2010-01-27 |
US8557939B2 (en) | 2013-10-15 |
EP2147961A4 (en) | 2010-08-04 |
CN101679834A (zh) | 2010-03-24 |
TW200911851A (en) | 2009-03-16 |
WO2008143299A1 (ja) | 2008-11-27 |
KR20100016334A (ko) | 2010-02-12 |
CN101679834B (zh) | 2013-11-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5375604B2 (ja) | 防汚加工剤組成物およびその製造方法ならびに加工物品 | |
JP5310550B2 (ja) | 防汚加工剤組成物およびその製造方法ならびに加工物品 | |
JP5500068B2 (ja) | 防汚剤組成物とその製造方法、およびこれを用いて処理された物品 | |
CN104195828B (zh) | 水性聚合物分散组合物和拨水拨油剂 | |
CA2677192C (en) | Fluorine-containing copolymer having excellent washing resistance and soil release agent | |
JP5223385B2 (ja) | 撥水はつ油防汚剤組成物およびこれを用いて処理された物品 | |
JP5459219B2 (ja) | 含フッ素重合体および撥水撥油剤 | |
JP5344076B2 (ja) | 含フッ素組成物 | |
JP5397520B2 (ja) | 含フッ素組成物および表面処理剤 | |
TWI450909B (zh) | 具有撥酒精性及污垢脫離性之含氟纖維加工劑 | |
US20070066762A1 (en) | Triazole-containing fluorinated polymers | |
WO2013058335A1 (ja) | 含フッ素組成物およびその用途 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130507 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20130703 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130703 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130827 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130909 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5375604 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |