JPWO2008133087A1 - 半導体記憶装置及びその動作方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその動作方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2008133087A1
JPWO2008133087A1 JP2009511795A JP2009511795A JPWO2008133087A1 JP WO2008133087 A1 JPWO2008133087 A1 JP WO2008133087A1 JP 2009511795 A JP2009511795 A JP 2009511795A JP 2009511795 A JP2009511795 A JP 2009511795A JP WO2008133087 A1 JPWO2008133087 A1 JP WO2008133087A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
error
symbol
cell
read
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009511795A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4905866B2 (ja
Inventor
崎村 昇
昇 崎村
杉林 直彦
直彦 杉林
竜介 根橋
竜介 根橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2009511795A priority Critical patent/JP4905866B2/ja
Publication of JPWO2008133087A1 publication Critical patent/JPWO2008133087A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4905866B2 publication Critical patent/JP4905866B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C13/00Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00
    • G11C13/0002Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00 using resistive RAM [RRAM] elements
    • G11C13/0007Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00 using resistive RAM [RRAM] elements comprising metal oxide memory material, e.g. perovskites
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/08Error detection or correction by redundancy in data representation, e.g. by using checking codes
    • G06F11/10Adding special bits or symbols to the coded information, e.g. parity check, casting out 9's or 11's
    • G06F11/1008Adding special bits or symbols to the coded information, e.g. parity check, casting out 9's or 11's in individual solid state devices
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C13/00Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00
    • G11C13/0002Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00 using resistive RAM [RRAM] elements
    • G11C13/0004Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00 using resistive RAM [RRAM] elements comprising amorphous/crystalline phase transition cells
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C13/00Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00
    • G11C13/0002Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00 using resistive RAM [RRAM] elements
    • G11C13/0009RRAM elements whose operation depends upon chemical change
    • G11C13/0011RRAM elements whose operation depends upon chemical change comprising conductive bridging RAM [CBRAM] or programming metallization cells [PMCs]
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C13/00Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00
    • G11C13/0002Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00 using resistive RAM [RRAM] elements
    • G11C13/0021Auxiliary circuits
    • G11C13/004Reading or sensing circuits or methods
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C13/00Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00
    • G11C13/0002Digital stores characterised by the use of storage elements not covered by groups G11C11/00, G11C23/00, or G11C25/00 using resistive RAM [RRAM] elements
    • G11C13/0021Auxiliary circuits
    • G11C13/004Reading or sensing circuits or methods
    • G11C2013/0054Read is performed on a reference element, e.g. cell, and the reference sensed value is used to compare the sensed value of the selected cell
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/04Detection or location of defective memory elements, e.g. cell constructio details, timing of test signals
    • G11C2029/0411Online error correction
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Abstract

本発明の動作方法は、それぞれが複数のシンボルから構成され、各々のシンボルが複数のビットから構成され、更にシンボル単位での誤り訂正が可能な誤り訂正符号を記憶するPRAM、ReRAM、又は固体電解質メモリに適用される。当該動作方法では、各々のシンボルは互いに異なる参照セル12を用いて読み出しが行われる。入力されたアドレスに対応する誤り訂正符号を構成するデータセル11の読み出しデータに訂正可能な誤りが検出された場合、1ビットの誤りパターンである第1の誤りシンボルに対しては、その誤りビットに対応するデータセル11のデータを訂正し、複数ビットの誤りパターンである第2の誤りシンボルに対しては、第2の誤りシンボルの読み出しに使用された参照セル12のデータを訂正する。

Description

本発明は、相変化ランダムアクセスメモリ(PRAM)、抵抗変化ランダムアクセスメモリ(ReRAM)、及び固体電解質メモリのような不揮発性半導体記憶装置に関しており、特に、参照セルを用いて読み出しを行う不揮発性半導体記憶装置におけるデータの誤り訂正技術に関する。
近年、1ビットの情報を記憶措置の抵抗を変化させて記憶する新しい不揮発性半導体記憶装置の研究開発が活発に行われている。例えば、カルコゲナイト合金等で形成された相変化抵抗素子を記憶素子として用いるPRAM(Phase change RAM)は、そのような不揮発性半導体記憶装置の一つの例である。PRAMは、相変化抵抗素子の抵抗値が、加熱方法によって(あるいは加熱後の冷却方法によって)変化するという性質を利用している。相変化抵抗素子の加熱は、最も典型的には、相変化抵抗素子に電流を流すことによってジュール熱を発生させることによって行われる。他の例は、ペロブスカイト酸化物などで形成された金属酸化物抵抗素子を記憶素子として用いるReRAM(Resistive RAM)である。ReRAMは、ペロブスカイト酸化物などで形成された金属酸化物抵抗素子の抵抗値が、金属酸化物抵抗素子への印加電圧、又は印加電流によって変化するという性質を利用している。更に、硫化銅のような固体電解質で形成された固体電解質抵抗素子を記憶素子として用いる固体電解質メモリについても、研究開発が進められている。固体電解質抵抗素子は、固体電解質の中における原子の移動を利用した素子であり、固体電解質抵抗素子の抵抗値は、印加電圧の極性によって変化する。固体電解質メモリは、このような固体電解質抵抗素子の性質を利用している。
これらの記憶素子に蓄えられた記憶データのリード動作は、その抵抗値を検出することで行われる点で共通している。抵抗値の検出の最も典型的な方法の一つは、予め規定のデータがプログラムされた参照セルをメモリセルに設け、選択状態のメモリセルから得られる信号(典型的には電流信号)と、参照セルから得られる信号とを比較する方法である。例えば、データ「0」がプログラムされている参照セルと、データ「1」がプログラムされている参照セルとが用意され、これらの参照セルに流れる電流の平均電流値と、メモリセルに流れる電流の電流値とを比較してリード動作が実行される。
他の多くのメモリデバイスと同様に、上述のPRAM、ReRAM及び固体電解質メモリも、メモリセルのデータエラーに遭遇することが不可避であると考えられる。PRAMの場合、加熱方法の違いによってデータ書き込みを行うため、その動作環境、特に、環境温度の影響を受けやすい。例えば、室温で最適化されているPRAMを100℃程度の環境下で動作させると、室温で正常に動作したメモリセルが、不良動作することが考えられる。更に、ライト動作とリード動作とで同じ電流経路が使用されるため、リード動作によって記憶データが書き換えられる可能性も否定できない。一方、ReRAM及び固体電解質メモリの場合、書き込みデータに応じてライト動作を変更する必要がある等、ライト動作の制御が複雑であり、電源電圧の変動等でライト動作が正常に実行されないことがある。また、PRAMと同様に、ライト動作とリード動作とで同じ電流経路が使用されるため、リード動作によって記憶データが書き換えられる可能性もある。以上に説明されているように、PRAM、ReRAM及び固体電解質メモリでは、特にライト動作とリード動作とで同じ電流経路が使用されることを原因とするソフトエラーは避け難く、不所望な記憶データの反転が低確率で発生することは避け難い。
このようなデータエラーに対処するためには、他の多くのメモリデバイスと同様に、誤り訂正符号を利用したECC(Error check and correction)技術により、ソフトエラーを救済することが望ましい。しかし、リード動作によって記憶データが書き換えられるソフトエラーは、データセルと参照セルのどちらを訂正すべきかが不明であることを考慮しなくてはならない。参照セルは、リード動作によって常にアクセスされる性質を有しており、低確率であっても不所望に反転することがある。従って、データ誤りが検出されたからといって、単純にデータセルに記憶されているデータを訂正することは、結局、ソフトエラーを救済できない可能性がある。
加えて、PRAM、ReRAM、及び固体電解質メモリにおける誤り訂正では、誤り検出時にデータセルと参照セルのどちらにソフトエラーが発生しているかを高確率で予測、あるいは断定できることが望ましい。さらに、参照セルにデータ誤りがあっても、その誤り訂正が可能であることが望ましい。参照セルのデータ誤りは、バースト誤りとして発現しやすい。しかし、参照セルのデータ誤りによるバースト誤りがあまりに広範囲に影響を及ぼすと、誤り訂正が不能になってしまう。
誤り訂正方法の一の観点において、誤り検出時に誤りであるデータセルと、そのデータセルの読み出しに使用した参照セルの両方を無条件に訂正することが考えられる。しかし、データセルと参照セルとを同時にライト動作することはアドレスデコーダを複雑化するだけでなく、参照セル専用の書き込み回路も必要となる。一般に、PRAM、ReRAM、及び固体電解質メモリのライト動作に必要な電圧や電流は小さくなく、書き込み回路の面積も大きい。また、誤り訂正する必要のないメモリセルにもライト動作するため、非効率的である。従って、このような誤り訂正方法は、回路面積や消費電流の増大を招いてしまう。
このような背景から、データセル及び参照セルのいずれにデータ誤りがあっても、回路面積や消費電流のオーバーヘッドが無く、誤り訂正を正しく行うことができるような技術の提供が望まれている。
本発明の目的は、PRAM、ReRAM、及び固体電解質メモリにおいて、データセル及び参照セルのいずれにデータ誤りがあっても、回路面積や消費電流のオーバーヘッドが無く、誤り訂正を正しく行うことを可能にする技術を提供することにある。
本発明の一の観点では、それぞれが複数のシンボルから構成され、各々のシンボルが複数のビットから構成され、更にシンボル単位での誤り訂正が可能な誤り訂正符号をメモリアレイに記憶する半導体記憶装置の動作方法が提供される。前記複数のビットは、相変化抵抗素子、金属酸化物抵抗素子、又は固体電解質抵抗素子のいずれかを含むメモリセルによって記憶される。当該動作方法では、各々のシンボルは互いに異なる参照セルを用いて読み出しが行われる。更に、当該動作方法では、入力されたアドレスに対応する前記誤り訂正符号を構成するデータセルの読み出しデータに訂正可能な誤りが検出された場合に、(A)1ビットの誤りパターンである第1の誤りシンボルに対しては、その誤りビットに対応するデータセルのデータを訂正し、(B)複数ビットの誤りパターンである第2の誤りシンボルに対しては、第2の誤りシンボルの読み出しに使用された参照セルのデータを訂正する。
本発明の他の観点では、それぞれが複数のシンボルから構成され、各々のシンボルが複数のビットから構成され、更にシンボル単位での誤り訂正が可能な誤り訂正符号を記憶するための複数のデータセルと、前記データセルの読み出しに使用される複数の参照セルと、ECC回路を含む周辺回路とを具備する半導体記憶装置の動作方法が提供される。前記複数のデータセルと前記複数の参照セルのそれぞれは、相変化抵抗素子、金属酸化物抵抗素子、又は固体電解質抵抗素子のいずれかを含む。当該動作方法では、各々のシンボルは互いに異なる参照セルを用いて読み出しが行われる。前記データセルの読み出しデータに訂正可能な誤りが検出された場合に、前記周辺回路は、1ビットの誤りパターンである第1の誤りシンボルに対して、読み出しデータとECC回路が出力する復号化データの各々のビットを比較し、異なるビット、即ち、誤りビットのデータセルに正しいデータをライト動作する訂正動作と、複数ビットの誤りパターンである第2の誤りシンボルに対して、第2の誤りシンボルの読み出しに使用される参照セルに正しいデータをライト動作する訂正動作とを行う。
本発明の更に他の観点では、それぞれが複数のシンボルから構成され、各々のシンボルが複数のビットから構成され、更にシンボル単位での誤り訂正が可能な誤り訂正符号である第1〜第mのブロック符号を記憶する複数のデータセルと、第1〜第nの参照セルと、第1〜第mのECC回路を含む周辺回路とを具備する半導体記憶装置の動作方法が提供される。前記複数のデータセルと前記複数の参照セルのそれぞれは、相変化抵抗素子、金属酸化物抵抗素子、又は固体電解質抵抗素子のいずれかを含む。当該MRAMの動作方法は、前記第1〜第mのブロック符号の各々の第iシンボルの読み出しに、前記第1〜第nの参照セルのうちの第i参照セルを使用しながら前記第1〜第mのブロック符号のデータを読み出し、且つ、前記第1〜第mのブロック符号の各々について、それぞれ前記第1〜第mのECC回路を用いて誤り検出を行うように構成され、且つ、前記周辺回路は、前記第1〜第mのECC回路の各々が訂正可能な誤りを検出した場合に、前記第i参照セルを用いて読み出されたm個の第iシンボルについて、1つの第iシンボルに誤りが検出された場合には、その誤りビットのデータセルのデータを訂正し、複数の第iシンボルに誤りが検出された場合には、前記第i参照セルのデータを訂正する。
本発明によれば、PRAM、ReRAM、及び固体電解質メモリにおいて、データセル及び参照セルのいずれにデータ誤りがあっても、誤り訂正を正しく行うことを可能にする技術が提供される。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性RAMにおいて使用される誤り訂正符号の符号フォーマットを示す概念図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性RAMの構成を示すブロック図である。 図3は、第1の実施形態におけるデータアレイ、パリティアレイ、書き込み/読み出し回路、及びコントローラの構成を示す詳細図である。 図4Aは、第1の実施形態におけるデータアレイ、パリティアレイの構成を示す詳細図である。 図4Bは、参照セルに誤ったデータが書き込まれているときの不揮発性RAMの動作を説明する図である。 図5Aは、第1の実施形態における、情報シンボル及びパリティシンボルのデータアレイ、パリティアレイへの割り付け法を示す概念図である。 図5Bは、データセルが訂正されるデータエラーと、参照セルが訂正されるデータエラーの例を説明する図である。 図6は、第1の実施形態に係る不揮発性RAMのリード動作を示すフローチャートである。 図7は、第1の実施形態においてリード動作が行われるときの、不揮発性RAMの状態遷移図である。 図8は、第1の実施形態に係る不揮発性RAMの別のリード動作を示すフローチャートである。 図9は、書き込み動作においてあるアドレスが選択されたときに、実際にデータ書き込みが行われるデータセルを示す概念図である。 図10Aは、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性RAMの構成を部分的に示す図である。 図10Bは、第2の実施形態に係る不揮発性RAMについて、データセルが訂正されるデータエラーを示す図である。 図10Cは、第2の実施形態に係る不揮発性RAMについて、参照セルが訂正されるデータエラーを示す図である。 図11は、第2の実施形態に係る不揮発性RAMのリード動作を示すフローチャートである。 図12は、本発明の第3の実施形態に係る不揮発性RAMの構成を示すブロック図である。 図13は、第3の実施形態に係る不揮発性RAMのメモリアレイの構成を示す概念図である。 図14は、情報シンボル及びパリティシンボルのメモリアレイへの割り付け法を示す概念図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の半導体記憶装置の実施形態が説明される。本発明は、相変化抵抗素子をメモリセルとして使用するPRAM、金属酸化物抵抗素子をメモリセルとして使用するReRAM、固体電解質抵抗素子をメモリセルとして使用する固体電解質メモリのいずれにも適用可能である。以下では、PRAM、ReRAM、及び固体電解質メモリを総称して不揮発性RAMと記載して説明を行う。なお、図面において、同一又は類似の符号は、同一又は対応する構成要素を参照していることに留意されたい。
第1の実施形態:
(不揮発性RAMの構成)
本発明の第1の実施形態に係る不揮発性RAMは、一のブロックが複数のシンボルで構成されているブロック符号を用いて誤り訂正を行うように構成されている。ブロック符号とは、符号化後のデータが複数のブロックに区分されており、そのブロック毎に符号化及び復号化が行われる符号である。ブロック符号としては、例えば、ハミング符号、BCH符号、リード・ソロモン符号(RS符号)が知られているが、第1の実施形態ではリード・ソロモン符号が誤り訂正に使用される。
図1は、本実施形態の不揮発性RAMにおける誤り訂正に使用される符号フォーマットを示す概念図である。図1に示されているフォーマットは、メモリセルの物理的な配置を表しているのではなく、あくまで、不揮発性RAMに記憶されるデータの論理的な構成を示しているに過ぎないことに留意されたい。
本実施形態では、(10,8)リード・ソロモン符号が用いられる;即ち、各ブロックは、8個の情報シンボルと、2つのパリティシンボルで構成される。情報シンボルとパリティシンボルは、いずれも、4ビットで構成される。即ち、本実施形態では、32のデータビットに対し、8ビットのパリティビットが付加される。(10,8)リード・ソロモン符号では、1つのシンボルの誤り訂正が可能である。1つのシンボル中であれば、その何ビットが誤っていても誤り訂正が可能であり、バースト誤りの訂正も行うことができる。
本実施形態に係る不揮発性RAMの一つの主題は、情報シンボル及びパリティシンボルのメモリアレイへの割付の最適化によってデータセルと参照セルのいずれにデータ誤りがあるかの判定の正確性を向上し、更に参照セルに誤りがあったときのデータ訂正を可能にすることである。以下、本実施形態に係る不揮発性RAMを詳細に説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性RAM10の構成を示すブロック図である。不揮発性RAM10は、複数のメモリアレイを備えている。不揮発性RAM10がPRAMである場合、メモリアレイには相変化抵抗素子で構成されたメモリセルが行列に配置され、不揮発性RAM10がReRAMである場合、メモリアレイには金属酸化物抵抗素子で構成されたメモリセルが行列に配置される。更に、不揮発性RAM10が固体電解質メモリである場合、メモリアレイには固体電解質抵抗素子で構成されたメモリセルが行列に配置される。
不揮発性RAM10のメモリアレイには、データアレイ1_0〜1_7とパリティアレイ2_0、2_1の2種類がある。以下において、相互に区別しない場合には、データアレイ1_0〜1_7を総称してデータアレイ1と記載し、パリティアレイ2_0、2_1をパリティアレイ2と記載する。データアレイ1は、上述の情報シンボルを記憶するために使用され、パリティアレイ2は、パリティシンボルを記憶するために使用される。データアレイ1_0〜1_7は、それぞれ不揮発性RAM10のデータ入出力DQ0〜DQ7に対応付けられている。データ書き込み時には、データ入出力DQ0〜DQ7に入力された書き込みデータから情報シンボルが構成されてデータアレイ1_0〜1_7に保存される一方、その情報シンボルからパリティシンボルが生成されてパリティアレイ2_0、2_1に保存される。
データアレイ1及びパリティアレイ2へのアクセスは、周辺回路、具体的には、ロウデコーダ3と、カラムデコーダ4と、書き込み/読み出し回路5と、コントローラ6とを用いて行われる。ロウデコーダ3及びカラムデコーダ4は、アクセスされるメモリセルを選択するために使用される。書き込み/読み出し回路5は、選択されたメモリセルに対するデータ書き込み及びデータ読み出しを行う。コントローラ6は、ロウデコーダ3と、カラムデコーダ4と、書き込み/読み出し回路5を制御する機能を有している。コントローラ6は、更に、誤り訂正のための様々な演算、例えば、リード・ソロモン符号化や誤り検出を行う機能を有している。
図3は、本実施の形態の不揮発性RAM10の構成の詳細を示すブロック図であり、一つのデータアレイ1(またはパリティアレイ2)と、それに対応する周辺回路の部分の構成を示している。データアレイ1及びパリティアレイ2に配置されているメモリセルには、データセル11と参照セル12の2種類がある。参照セル12は、2列に並べられている。図4Aに示されているように、データセル11と参照セル12は、ワード線13とビット線14とが交差する位置に配置されている。
同一のメモリセルの行に位置する(即ち、同一のワード線13に接続されている)2つの参照セル12は、参照セル対15を構成している。一の参照セル対15に含まれる2つの参照セル12には、互いに相補のデータが書き込まれている。あるデータセル11からのデータ読み出しの際には、当該データセル11と同一の行に位置する2つの参照セル12に電流が流され、それらの電流から参照信号が発生される。この参照信号は、データ”1”及びデータ”0”の中間に対応する信号レベルを有するように発生される。その参照信号と、データセル11に電流が流されることによって発生するデータ信号とを比較することにより、当該データセル11のデータが判別される。
参照セル対15の2つの参照セル12の一方がデータ”0”を保持し、他方がデータ”1”を保持することは、データセル11からの読み出しを正しく行うために重要である。図4Bに示されているように、ある参照セル対15の参照セル12の両方が、例えば、データ”0”を保持していると、対応するデータセル11に記憶されているデータは、データ”1”と判別されやすくなる。この場合、バースト誤りが発生し易くなる。
図3に戻り、読み出し/書き込み回路5は、書き込み回路16と、センスアンプ17とを備えている。書き込み回路16は、コントローラ6から供給されるライト・イネーブル信号に応答して、データセル11及び参照セル12に入力データを書き込む。ライト・イネーブル信号には2種類ある:一つは、データセル・ライト・イネーブル信号であり、もう一つは、参照セル・ライト・イネーブル信号である。データセル・ライト・イネーブル信号が活性化されると、書き込み回路16は、データセル11に入力データを書き込むための書き込み電流(又は書き込み電圧)を供給する。同様に、参照セル・ライト・イネーブル信号が活性化されると、書き込み回路16は、参照セル12に先述した保持すべきデータを書き込むための電流(又は電圧)を供給する。センスアンプ17は、選択されたメモリセルのデータを判別して出力データを生成し、コントローラ6に出力する。
コントローラ6は、アドレス/モード制御部21と、データ制御部22と、ECC回路23とを備えている。アドレス/モード制御部21は、アドレス入力とコマンド入力に応答して、様々な内部制御信号を生成する。この内部制御信号は、上述のロウデコーダ3、カラムデコーダ4、書き込み回路16、及びセンスアンプ17の制御に使用される。ECC回路23は、誤り訂正を行うための演算を行う。ECC回路23は、誤り訂正符号化を行うエンコーダ24と、復号化及び誤り検出を行うデコーダ25とを備えている。データ制御部22は、メモリアレイ1へのデータ書き込み、及びメモリアレイ1からのデータ読み出しを制御する。具体的には、データ制御部22は、(必要な場合には誤り訂正が行われた)読み出しデータをデコーダ25から受け取ってデータ入出力DQ0〜DQ7に出力する。更にデータ制御部22は、データセル・ライト・イネーブル信号及び参照セル・ライト・イネーブル信号を生成して書き込み回路16に供給する。データセル・ライト・イネーブル信号及び参照セル・ライト・イネーブル信号は、(1)データ入力と共にライト・コマンドが入力された場合、及び、(2)デコーダ25により読み出されたデータに誤りが検出された場合に活性化される。
(情報シンボル及びパリティシンボルの割り付け)
図5Aを参照して、本実施形態の不揮発性RAMの一つの特徴は、情報シンボル及びパリティシンボルの、データアレイ1及びパリティアレイ2への割り付け法にある。本実施形態の不揮発性RAMでは、情報シンボル及びパリティシンボルのデータアレイ1及びパリティアレイ2への割り付けは、一のブロックの8つの情報シンボル及び2つのパリティシンボルが、互いに異なる参照セル12に対応付けられるように決定されている。即ち、一のブロックの8つの情報シンボル及び2つのパリティシンボルは、互いに異なる参照セル12を用いて読み出される。
より具体的には、あるブロックの8つの情報シンボルは、互いに異なるデータ入出力DQ0〜DQ7に対応付けられ、従って異なるデータアレイ1に保存される;以下において、データ入出力DQ0〜DQ7に対応付けられた情報シンボルは、それぞれ、情報シンボルDQ0〜DQ7と記載される。即ち、情報シンボルDQ0〜DQ7は、それぞれ、データアレイ1_0〜1_7に保存される。データアレイ1_0〜1_7のそれぞれに参照セル12の列が設けられているから、情報シンボルDQ0〜DQ7は、異なる参照セル12を用いて読み出されることになる。ある情報シンボルを記憶する4つのデータセル11は、データアレイ1の同一の行に設けられ、それら4つのデータセル11のデータ読み出しには、同一の行にある参照セル12が使用される。これにより、8つの情報シンボルは、互いに異なる参照セル12を用いて読み出されることになる。
あるブロックの情報シンボルDQ0〜DQ7が記憶されるデータセル11の列アドレスは、データアレイ1_0〜1_7間で同一である。例えば、あるブロックの情報シンボルDQ0〜DQ7は、ある行アドレスX及び列アドレスY0〜Y3によって特定されるデータセル11に保存される。このような構成は、データセル11の選択を簡素化し好適である。
加えて、当該ブロックの2つのパリティシンボルは、異なるパリティアレイ2に対応付けられて保存される;以下において、パリティアレイ2_0、2_1に対応付けられたパリティシンボルは、パリティシンボルP0、P1と記載される。パリティシンボルP0、P1は、データアレイ1_0〜1_7とは別に用意されたパリティアレイ2_0、2_1に別々に保存されるから、パリティシンボルP0、P1は、互いに異なり、且つ、情報シンボルDQ0〜DQ7の読み出しに使用される参照セル12以外の参照セル12を用いて読み出されることになる。あるパリティシンボルを記憶する4つのデータセル11は、データアレイ1の同一の行に設けられ、それら4つのデータセル11のデータ読み出しには同一の行にある参照セル12が使用される
このような割り付け法の利点は、データセル11及び参照セル12のいずれに誤りがあるかを高い確率で正しく特定することが可能である上に、それらのいずれに誤りがある場合でも、誤り訂正によって正しい読み出しデータを特定して外部に出力することが可能な点である。図5Bに示されているように、メモリセルのデータエラー率が充分に低ければ、データセル11のデータエラーは単ビット誤りとして発現し、参照セル12のデータエラーは多くの場合に単一シンボル内のバースト誤りとして発現する。単ビット誤りが検出された場合に対応するデータセル11のデータを訂正し、バースト誤りが検出された場合には参照セル12のデータを訂正することにより、データセル11及び参照セル12のうちの適切なものを、高い確率で正しく訂正できる。
参照セル12のデータエラーによってバースト誤りが発生しても、誤り訂正によって正しい読み出しデータが得られることに留意されるべきである。一のブロックの情報シンボル及びパリティシンボルが互いに異なる参照セル12に対応付けられているから、ある参照セル12のデータエラーによって発生するバースト誤りは、単一のシンボルに現れる。(10,8)リード・ソロモン符号は、一のシンボルの誤りを訂正可能であるから、データエラーが単一の参照セル対15で発生している限り、必ず、当該シンボルを訂正して正しい読み出しデータを得ることが可能である。
(リード動作)
以下、上記の割り付け法の利点を生かしたデータ読み出しの手順を説明する。図6は、本実施形態の不揮発性RAMの好適な読み出し動作を示すフローチャートである。本実施形態の不揮発性RAMのリード動作では、まず、データセル11からのデータの読み出しと、誤り検出が行われる(ステップS01)。
データセル11からのデータ読み出しは、ブロックごとに行われる。アドレス入力が与えられると、そのアドレス入力に対応するブロックに属する全ての情報シンボル及びパリティシンボルを格納するデータセル11が選択される。このとき同時に、選択されたデータセル11と同一の行にある参照セル12も選択される。続いて、選択されたデータセル11からデータビットが読み出される。
選択されたデータセル11からのデータの読み出し時には、当該データセル11と同一の行に位置する参照セル対15の2つの参照セル12が使用される。具体的には、該2つの参照セル12に流れる電流の平均と、データセル11を流れる電流がセンスアンプ17によって比較され、データセル11のデータビットが判別される。このようにして読み出されたデータセル11のデータビットは、ECC回路23のデコーダ25に送られて誤り検出が行われる。一実施形態では、ECC回路23は、読み出されたデータビットからシンドロームを算出し、そのシンドロームに基づいて誤り検出を行う。
誤りが検出されなかった場合には、対象データセルから読み出されたデータが出力データとして出力される(ステップS02)。
一方、誤りが検出された場合には、ECC回路23は、誤り訂正が可能であるかを判断する(ステップS03)。誤り訂正が不可能であると判断した場合、ECC回路23は、エラー信号を外部に出力する(ステップS12)。リード動作は、これによって中断される。
誤り訂正が可能であると判断した場合、ECC回路23は、正しい読み出しデータを算出して外部に出力する。既述のとおり、(10,8)リード・ソロモン符号が使用されている本実施形態では、データエラーが単一の情報シンボルにのみ存在している場合には、何ビットの誤りであっても正しい読み出しデータを算出することが可能である。
続いて、データセル11又は参照セル12の誤りが訂正される。
具体的には、ステップS01において検出された誤りが単ビット誤りでない場合(即ち、一の情報シンボルに複数ビット誤りが検出された場合)、データ制御部22による制御の下、データ誤りが発見された情報シンボル又はパリティシンボルに対応する参照セル12に記憶されているデータが訂正される(ステップS11)。データ制御部22は、一の情報シンボルに複数ビット誤りが検出された場合、参照セル・ライト・イネーブル信号を活性化して書き込み回路16に参照セル12への書き込み電流の供給を許可する。参照セル12の訂正は、予めプログラムすべきデータ、即ち、一方の参照セル12にはデータ”0”、もう一方の参照セル12にはデータ”1”を書き込むことによって行われる。以上の参照セル12の訂正動作により、データ読み出しに使用可能な状態に戻すことができる。参照セル12の誤り訂正動作(ステップS11)の後、リード動作が完了する。
一方、ステップS01において検出された誤りが単ビット誤りである場合、ECC回路23による制御の下、データセル11に記憶されているデータが訂正される(ステップS05)。即ち、選択されたデータセル11のうち、データエラーがあると判断されたデータセル11のデータが反転される。データの反転は、ECCデコーダ25が出力する誤り訂正データを誤りのデータセル11に書き込むことによって行われる。より具体的には、データ制御部22は、ECCデコーダ25から受け取った誤り訂正後のデータを書き込み回路16に送り、データセル・ライト・イネーブル信号を活性化して書き込み回路16にデータセル11への書き込み電流、あるいは書き込み電圧の供給を許可する。データセルの誤り訂正動作(ステップS05)の後、リード動作を終了する。
ここで、図7を用いて、本実施形態におけるデータセル11と参照セル12の状態遷移を確認する。図7において、「データセル:○」は、データセル11に誤りが無い状態、「データセル:×」は、データセル11に1ビットの誤りがある状態を示している。また、「参照セル:○」は、参照セル12に誤りのない状態、「参照セル:×」は、参照セル12に誤りがある状態を示している。
ソフトエラーの発生確率が充分に抑制されているという条件の下、すなわち、データセル11及び参照セル12のうちの一つのメモリセルにしかデータ誤りが存在しない程度に抑制されているという条件の下では、データ誤りが発見された場合には、下記2つの状態:データセル11にのみ誤りがある状態A、参照セル12にのみ誤りがある状態Bのいずれかの状態にある。つまり、データセル11と参照セル12の両方に誤りがある状態Cは確率的に存在しない。誤りの状態が状態Aである場合、誤り検出結果は単ビット誤りであるからステップS05により正常な状態に遷移する。また、誤りの状態が状態Bである場合、多くの場合は誤り検出結果が複数ビット誤りとなる。従って、ステップS11により正常な状態に遷移する。しかし、低い確率ではあるが、誤り検出結果が単ビット誤りとなる可能性がある。なぜなら、参照セル12に誤りがあったにも関わらず、その参照セル12の抵抗特性によって偶発的に単ビット誤りが検出されてしまったことに起因する。この確率は、シンボルのビット構成が少ない場合には無視できない。この場合、誤りの無いデータセル11の訂正動作(ステップS05)を行うので、参照セル12の誤りを訂正できないことになる。ただし、誤りを含んだままの参照セル12を用いて読み出しが行われる別のブロック符号に対応するデータセル11を、比較的短時間の後に偶発的にアクセスされる場合に、ステップS01において検出された誤りが複数ビットであれば、ステップS11を経て参照セル12の誤りを訂正することが可能となる。
書き込み回路16の個数を増加させることなく、データセル11と参照セル12の両方を確実に誤り訂正できる訂正フローを図8に示す。具体的には、ステップS01において検出された誤りが多ビット誤りである場合、参照セル12を訂正する(ステップS11)。ステップS01において検出された誤りが単ビット誤りである場合、データエラーがあると判断されたデータセル11の訂正を行う(ステップS05)。ステップS05の後、再読み出しと再誤り検出を行い(ステップS06)、その結果に誤りが無ければリード動作を終了する。ステップS06の結果に誤りがあれば無条件に参照セル12の訂正動作を行う(ステップS11)。本訂正のフローでは、ソフトエラーの発生確率は一つのメモリセルにしかデータ誤りが存在しない程度に十分抑制されている場合には確実にデータセル11と参照セル12の両方を訂正することが可能である。しかし、ステップS01において検出された誤りが単ビットであった場合に、再読み出し動作が必要となるため、その制御回路や動作タイミングが複雑化するデメリットもある。
(ライト動作)
次に、ライト動作について説明する。ライト・コマンドが入力されると、ECCエンコーダ24は入力データに応じたパリティシンボルのデータ・パターンを作成する。しかし、パリティシンボルの作成には、情報シンボルの全てのビットの情報が必要である。すなわち、図1におけるブロック符号の例においては、2つのパリティシンボルを作成するには、DQ0〜DQ7に対応する情報シンボルのy0〜y3に対応するビットの情報が全て必要である。従って、不揮発RAMの動作仕様がライトサイクル内でブロック符号の全ての情報シンボルのビット情報が入力される場合はそのサイクル内でパリティシンボルを作成でき、情報シンボルと作成されたパリティシンボルのビット情報を、同時にライト動作することが可能である。
一つの具体例として、1つのライトサイクルが4つのクロックサイクルで実行されると仮定する。1番目のクロックサイクルで情報シンボルのアドレスy0のデータ、2番目のクロックサイクルで情報シンボルのアドレスy1のデータ、3番目のクロックサイクルで情報シンボルのアドレスy2のデータ、4番目のクロックサイクルで情報シンボルのアドレスy3のデータが順次DQ0〜DQ7から入力される。さらに、4番目のクロックサイクルにおいてはECCエンコーダ24によりパリティシンボルが作成され、且つ、合計32ビットの情報シンボルと、合計8ビットのパリティシンボルが同時に対応するメモリセルへ書き込まれる。
しかし、不揮発RAMの動作仕様がライトサイクル内でブロック符号の情報シンボルの一部のビット情報しか入力されない場合は、パリティシンボルを作成するためには残りの情報シンボルのビット情報を検出する必要がある。すなわち、ライトサイクルにおいてもそのブロック符号に属する情報シンボル、及び、パリティシンボルのメモリセルの記憶データを全て先読みしておく必要がある。
一つの具体例として、図9に示すように、あるライトサイクルにおいて、入力アドレスがy0で情報シンボルのy0に属するビットのライトデータがDQ0〜DQ7より入力される。この時、ライト動作を実行する前に、情報シンボルのy0〜y3に属するビットの記憶情報が先読みされる。先読みされたy1〜y3に属する情報シンボルのビット情報と、入力されたy0に属する入力データとにより、ECCエンコーダ24は新たなパリティシンボルP0、P1を作成する。次に、情報シンボルの一部であるy0に属する8ビットのメモリセルのライト動作と、パリティシンボルのy0〜y3に属する8ビットのメモリセルのライト動作が同時に行われ(図9の斜線で示されたビットのメモリセル)、ライトサイクルを終了する。
ECCエンコーダ24によるパリティシンボルの作成は、センスアンプ17が出力する先読み結果を利用するよりも、ECCデコーダ25により先読み結果を受けて出力される誤り検出結果を利用して作成される方がより望ましい。なぜなら、実際に書き込みが実行されるメモリセル以外で誤りビットがあった場合(先の例では、情報シンボルのy1〜y3に属するメモリセルで誤りビットが存在した場合)、その誤りビットを含んだ情報シンボルによって誤ったパリティシンボルが作成されてしまい、ブロック符号単位でのデータ化けを発生させてしまうからである。つまり、先読み結果を利用してパリティシンボルを作成すると、誤って作成されたパリティシンボルによって、その後に、情報シンボルのy1〜y3の領域に存在する誤りビットが検出できないことになる。ECCデコーダ25の誤り検出の結果、誤りビットが無い、あるいは誤りビットが入力データで置き換えられるビット(先の例ではy0に属するビット)か、これから作成されるパリティシンボルのパリティビットである場合には問題にならない。
先読み動作から得られる誤り検出結果より、ライト動作が実行されるメモリセル以外で誤りビットが存在する場合、同じライトサイクル内でその誤りビットを同時に訂正できることがより望まれる。例えば、バースト誤り訂正符号を用いた図6による訂正フローを用いて、書き込み対象のメモリセルと誤りビットのメモリセルに対して、同時にライト動作を行うことは可能である。しかし、ブロック符号を形成するメモリセルの数と、それらのメモリセルの読み出しに利用される参照セルの数だけ書き込み回路を用意する必要があり、アドレスデコーダの回路構成も複雑化する問題がある。ライト動作時においても、回路面積のオーバーヘッドなしに、効率的に誤り訂正を行う一つの例は、ブロック符号単位でリード/ライト動作を行う仕様である。例えば、図1及び図9に示されるブロック符号においては、y0〜y3に対応する4つのライトサイクル単位で書き込み動作を実行する仕様にすれば良い。各ライトサイクルにおいては、そのブロック符号における先読み動作と、そのライトサイクルで選択される情報シンボルのメモリセルへとパリティビットへのライト動作が実行される。一のライトサイクルにおいて、情報シンボルの非選択のメモリセルに誤りビットが検出されても、別のライトサイクルにおいて、いずれその誤りビットは入力データで置き換えられ、実質的に誤り訂正を実行したのと等価にできる。本実施例によれば、ライトモードにおいて、参照セル12の誤りは訂正不可能となるが、そのブロック符号の読み出し動作が実行される際に、先に述べた訂正フロー(図6、及び、図8)によって誤り検出、訂正できる。一般的に多くのアプリケーションにおいて、ライト動作よりもリード動作の方が実行回数が多く、ライト動作時に検出された参照セルの誤りは、その後のリード動作時において誤り訂正できる可能性が高い。
以上のライト動作によれば、参照セル12に誤りがあった場合でも、正しいデータ書き込みを行い、高い確率で不揮発性RAMに正常な状態に復帰させることができる。
第2の実施形態:
第1の実施形態に係る不揮発性RAMのリード動作の一つの課題は、図8に示されているように、誤り訂正の確実性を向上するためにはデータセル11の訂正(ステップS05)の後、再度にデータ読み出しを行う必要があることである。再度にデータ読み出しを行うことは、リードサイクルを増大させるため好ましくない。実施の第2形態では、データセル11の訂正のデータ読み出しを不要化するための不揮発性RAMのアーキテクチャが提供される。
図10Aは、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性RAMの構成を部分的に示す図である。コントローラ6に、2つのECC回路23A、23Bが設けられている。ECC回路23A、23Bは、それぞれが、1ブロックのデータに対して誤り検出及び訂正を行う能力を有している。
加えて、本実施形態の不揮発性RAMでは、外部から読み出しアドレスが指定されると、2つのブロックの読み出しが行われるように構成されている。一つのブロックは、読み出しアドレスに対応するブロックであり、もう一つのブロックは、そのブロックを構成する情報シンボル、パリティシンボルの読み出しに使用される参照セルと同一の参照セルを用いて読み出される情報シンボル、パリティシンボルで構成されるブロックである。
より具体的には、データアレイ1、パリティアレイ2に接続されているセンスアンプ17は、それぞれ、同一の参照セル対15を用いて2つのシンボルのデータ(即ち、8ビットのデータ)を同時に読み出すように構成されている。上述のように、一つのブロックは、データアレイ1_0〜1_7のそれぞれに記憶されている8つの情報ブロックと、パリティアレイ2_0、2_1のそれぞれに記憶されている2つのパリティブロックとから構成されているから、データアレイ1、パリティアレイ2のそれぞれから同一アドレスの2つのシンボルを読み出すことにより、2つのブロックが読み出されることになる。
例えば、読み出しアドレスとして行アドレスX、列アドレスY0が指定されると、データアレイ1及びパリティアレイ2のそれぞれにおいて、行アドレスX、列アドレスY0〜Y3のデータセル11に記憶されたシンボルと、行アドレスX、列アドレスY4〜Y6のデータセル11に記憶されたシンボルとが、行アドレスXで選択される参照セル対15の参照セル12を用いて読み出される。データアレイ1及びパリティアレイ2のそれぞれから、行アドレスX、列アドレスY0〜Y3に対応するシンボルがECC回路23Aに送られ、行アドレスX、列アドレスY4〜Y7に対応するシンボルがECC回路23Bに送られる。ECC回路23A、23Bは、それぞれに送られてくるシンボルを用いて、上記の2つのブロックに対する誤り検出及び誤り訂正を行う。
このように構成された第2の実施形態の不揮発性RAMでは、データセル11の訂正のデータ読み出しを不要化するために、以下の手順によってデータセル11及び参照セル12の訂正が行われる。
図11を参照して、まず、データ読み出しと、誤り検出が行われる(ステップS41)。データ読み出しでは、上述のように、読み出しアドレスに対応するブロックに加えて、もう一つのブロックがデータアレイ1、パリティアレイ2から読み出され、読み出された2つのブロックについて、誤り検出が行われる。
誤りが検出されなかった場合には、読み出しアドレスによって指定されたデータセル11から読み出されたデータが読み出しデータとして外部に出力されて、リード動作が終了する(ステップS42)。
誤りが検出された場合には、更に、誤りの種類に応じて、データセル11の訂正、又は参照セル12の訂正が行われる。
2つのブロックを通じて単一のシンボルにしか誤りが検出されなかった場合(ステップS43)、誤り訂正によって正しい読み出しデータが算出され、その算出された正しい読み出しデータが、外部に出力される。更に、図10Bの左図に示されているように、そのシンボルに対応するデータセル11のうちデータ誤りが発見されたデータセル11のデータが訂正され(ステップS46)、リード動作が終了する。
いずれかの一方のブロックに2個を超えるシンボルに誤りが検出された場合、誤り訂正が不可能である。この場合、エラー信号が出力されてリード動作が終了する(ステップS49)。
上記以外の場合とは、2つのブロックのそれぞれについて、一つずつのシンボルに誤りが検出された場合であり、誤り訂正は可能である。この場合、誤り訂正によって算出された正しい読み出しデータが外部に出力された後、データセル11と参照セル12のうち適切なメモリセルが訂正される。具体的には、誤りが検出された2つのシンボルが同一の参照セル12に対応している場合には(ステップS45)、図10Cに示されているように、参照セル12の訂正が行われる(ステップS47)。一方、異なる参照セル12に対応している場合には、図10Bの右図に示されているように、データセル11の訂正が行われる(ステップS48)。データセル11の訂正、又は参照セル12の訂正が完了すると、リード動作が完了する。
本実施形態の不揮発性RAMのリード動作は、データセル11の訂正が行われた後に再度にデータを読み出さなくても、高い確率でデータセル11及び参照セル12の訂正を正しく行うことができる。ある参照セル12に誤りがある場合には、高い確率で当該参照セル12に対応する2つのシンボルに誤りが発生し、一つのシンボルにのみ誤りが発生することは実質上有り得ない。したがって、誤りが検出された2つのシンボルが同一の参照セル12に対応している場合以外は、検出されたデータ誤りはデータセル11の誤りと判断してよい。したがって、本実施形態の不揮発性RAMのリード動作は、データセル11の訂正が行われた後にその訂正が正しいかを検証しなくても、高い確率でデータセル11及び参照セル12の訂正を正しく行うことができる。
なお、図10Aの不揮発性RAMでは、2つのECC回路がコントローラ6に設けられているが、3以上のECC回路がコントローラ6に設けられ、3以上の数のブロックが同時に読み出されることも可能である。この場合、同一の参照セル12に対応する2つ以上のシンボルに誤りが検出された場合に当該参照セル12が訂正され、そうでない場合にはデータセル11が訂正される。
第3の実施形態:
第1の実施形態の不揮発性RAMのもう一つの問題点は、ライト動作がパリティアレイ2に集中することである。例えば、メモリセルに電流を供給して書き込みを行うPRAMの場合、ライト動作時に、書き込み電流がパリティアレイ2に集中的に流れてしまう。より具体的には、図9を参照して、ある一のアドレス(例えば、列アドレスY0)のデータを書き換える場合、データアレイ1については、それぞれ、そのアドレスに対応する1ビットの書き込みが行われる;しかしながら、パリティアレイ2については、パリティシンボル全体を書き換える必要があるため、4ビットを書き込む必要がある。これは、データアレイ1に流される書き込み電流に比べて、パリティアレイ2に流される書き込み電流を増加させる。このような書き込み電流の不均一性は、局所的な電源電圧の変動を招く。シンボルが更に多くのビットで構成される場合には、書き込み電流の不均一性は更に大きくなる。このような書き込み電流の不均一性は、不揮発性RAMの動作の信頼性を低下させるおそれがあるため好ましくない。第3の実施形態では、書き込み電流の不均一性を解消するための不揮発性RAMのアーキテクチャが提供される。
図12は、第3の実施形態の不揮発性RAMの構成を示すブロック図である。本実施形態の不揮発性RAMでは、パリティシンボルを構成するビットがメモリアレイ31_0〜31_7に分散して記憶される。メモリアレイ31_0〜31_7は、同一の構成を有しており、区別する必要がない場合には、総称的にメモリアレイ31と記載される。図12では、図の簡略化のため、メモリアレイ31_0、31_4の構成のみが詳細に記述されていることに留意されたい。
より具体的には、図13に示されているように、メモリアレイ31のそれぞれは、2つのメモリエリア:メモリエリア32A、32Bで構成される。メモリエリア32A、32Bは、データ領域33とパリティ領域34とをそれぞれに有している。データ領域33は、データセル11と参照セル12が配置される領域であり、パリティ領域34は、パリティシンボルを記憶するためのメモリセルであるパリティセル35が配置される領域である。参照セル12は、メモリエリア32A、32Bそれぞれのデータ領域33に、2列に配置されている。メモリエリア32Aに配置されているデータセル11及びパリティセル35のデータビットは、メモリエリア32Aに配置されている参照セル12(以下、参照セル12Aという。)を使用して読み出され、メモリエリア32Aに配置されているデータセル11及びパリティセル35のデータビットは、メモリエリア32Bに配置されている参照セル12(以下、参照セル12Bという。)を使用して読み出される。
図14は、本実施形態の不揮発性RAMにおける情報シンボル及びパリティシンボルのデータアレイ1及びパリティアレイ2への割り付け法を示す図である。本実施形態の不揮発性RAMの情報シンボル及びパリティシンボルの割り付け法の特徴は、8つの情報シンボルと、8つのパリティビットが、互いに異なる参照セル12を用いて読み出されるように、情報シンボル及びパリティシンボルがメモリアレイ31に割り付けられていることである。
より具体的には、本実施形態では、一のブロックの8つの情報シンボルDQ0〜DQ7が、それぞれ、メモリアレイ31_0〜31_7のデータ領域33に記憶される。各情報シンボルの4ビットを記憶するデータセル11は、同一の行に配置される。
一方、パリティシンボルを構成するビットは、メモリアレイ31_0〜31_7に分散して保存される。より具体的には、パリティシンボルP0を構成する4ビットは、それぞれ、メモリアレイ31_0〜31_3に分散して保存される一方、パリティシンボルP1を構成する4ビットは、それぞれ、メモリアレイ31_4〜31_7に分散して保存される。パリティシンボルのビットを記憶するパリティセル35は、各メモリアレイ31において、同一のブロックに属する情報シンボルが記憶されるデータセル11と同一の行に位置する(即ち、同時に選択される)が、異なるメモリエリア32A、32Bに配置される。
例えば、列アドレスY0〜Y3の情報シンボルDQ0を記憶する4つのデータセル11とパリティシンボルP0の列アドレスY0に対応するビットを記憶するパリティセル35は、メモリアレイ31_0の同一の行に配置されるが、前者はメモリエリア32Aに配置され、後者は、メモリエリア32Bに配置される。この結果、情報シンボルDQ0を記憶する4つのデータセル11のデータ読み出しには、メモリエリア32Aに配置されている参照セル12Aが使用される一方、パリティシンボルP0の列アドレスY0に対応するビット記憶するパリティセル35のデータ読み出しには、メモリエリア32Bに配置されている参照セル12Bが使用されることになる。
同様に、列アドレスY4〜Y7の情報シンボルDQ0を記憶する4つのデータセル11とパリティシンボルP0の列アドレスY4に対応するビットを記憶するパリティセル35は、メモリアレイ31_0の同一の行に配置されるが、前者はメモリエリア32Bに配置され、後者は、メモリエリア32Aに配置される。この結果、情報シンボルDQ0を記憶する4つのデータセル11のデータ読み出しには、メモリエリア32Bに配置されている参照セル12Aが使用される一方、パリティシンボルP0の列アドレスY0に対応するビット記憶するパリティセル35のデータ読み出しには、メモリエリア32Aに配置されている参照セル12Aが使用されることになる。
このような割り付けによれば、8つの情報シンボル及びパリティシンボルの8つのビットが互いに異なる参照セル12を用いて読み出されることになる。
本実施形態の不揮発性RAMでは、パリティシンボルにエラー誤りが検出されても、その誤りを訂正できない;なぜなら、パリティシンボルの各ビットにデータ誤りが発見されても、それが、データセル11と参照セル12のいずれに原因があるかが特定できないからである。本実施形態では、パリティシンボルにエラー誤りが検出されても、データセル11と参照セル12の誤りは訂正されない。
しかしながら、本実施形態の不揮発性RAMでは、データ書き込み時にメモリアレイ31に流れる書き込み電流を均一化できるという大きな利点がある。図14から理解されるように、ある一のアドレス(例えば、列アドレスY0)のデータを書き換える場合には、各メモリアレイ31において書き換えられるメモリセルは、データ領域33に位置する一のデータセル11と、パリティ領域34に位置する一のパリティセル35の2つのメモリセルである。したがって、データ書き込み時にメモリアレイ31に流れる書き込み電流は、同一である。これは、不揮発性RAMの電源電圧の局所的な低下を防止し、書き込み動作の信頼性を向上するために有効である。
以下では、本願発明の実施形態のサマリーが提示される。
本発明の一実施形態では、それぞれが複数のシンボルから構成され、各々のシンボルが複数のビットから構成され、更にシンボル単位での誤り訂正が可能な誤り訂正符号をメモリアレイに記憶する半導体記憶装置の動作方法が提供される。前記複数のビットは、相変化抵抗素子、金属酸化物抵抗素子、又は固体電解質抵抗素子のいずれかを含むメモリセルによって記憶される。当該動作方法では、各々のシンボルは互いに異なる参照セルを用いて読み出しが行われる。更に、当該動作方法では、入力されたアドレスに対応する前記誤り訂正符号を構成するデータセルの読み出しデータに訂正可能な誤りが検出された場合に、(A)1ビットの誤りパターンである第1の誤りシンボルに対しては、その誤りビットに対応するデータセルのデータを訂正し、(B)複数ビットの誤りパターンである第2の誤りシンボルに対しては、第2の誤りシンボルの読み出しに使用された参照セルのデータを訂正する。
前記(A)に記載した第1の誤りシンボルのデータセルのデータを訂正した後、前記誤り訂正符号を構成するデータセルの再読み出し動作と誤り検出動作が実行され、再読み出しデータに再度、訂正可能な誤りが検出された場合に、(C)前記第1の誤りシンボルの読み出しに使用された参照セルのデータを訂正することが好ましい。
また、当該動作方法では、入力データから前記誤り訂正符号に基づく書き込みデータが符号化され、前記入力データと、入力されたアドレスに対応する前記誤り訂正符号を構成するデータセルの読み出しデータに関する誤り検出結果とから、前記誤り訂正符号に基づく書き込みデータが符号化されることが好ましい。
好適には、前記誤り訂正符号を構成する複数のシンボルは、複数の情報シンボルと複数のパリティシンボルに種別され、各々のパリティシンボルを構成する複数のデータセルは、各々の情報シンボルを構成するデータセルの読み出しに使用される参照セル以外の参照セルを使用して読み出しが行われ、前記複数のパリティシンボルは、前記誤り訂正符号である読み出しデータのデータ誤りを検出するために使用される。
前記複数の情報シンボルと前記複数のパリティシンボルは、互いに別々のメモリアレイに記憶され、且つ、各々のシンボルを構成するデータセルの読み出しには、それぞれと同一のメモリアレイに配置された参照セルが使用されることが好ましい。
好適には、前記複数の情報シンボルの一の情報シンボルと、前記複数のパリティシンボルの一のパリティシンボルと、第1の参照セルと第2の参照セルとが一のメモリアレイに配置されており、前記一の情報シンボルを構成するデータセルの読み出しは第1の参照セルが使用され、前記一のパリティシンボルを構成するデータセルの読み出しは第2の参照セルが使用される。
前記誤り訂正符号は、入力されるアドレスによって第1の符号と第2の符号に区別され、第1の符号に含まれる第1の情報シンボル、及び第1のパリティシンボルと、第2の符号に含まれる第2の情報シンボル、及び第2のパリティシンボルと、第1の参照セルと、第2の参照セルとが一のメモリアレイに配置されており、前記第1の符号が選択されている場合に、前記第1の情報シンボルのデータセルの読み出しは第1の参照セルが使用され、前記第1のパリティシンボルのデータセルの読み出しは第2の参照セルが使用され、前記第2の符号が選択されている場合に、前記第2の情報シンボルのデータセルの読み出しは第2の参照セルが使用され、前記第2のパリティシンボルのデータセルの読み出しは第1の参照セルが使用されることが好ましい。
本発明の他の実施形態では、それぞれが複数のシンボルから構成され、各々のシンボルが複数のビットから構成され、更にシンボル単位での誤り訂正が可能な誤り訂正符号を記憶するための複数のデータセルと、前記データセルの読み出しに使用される複数の参照セルと、ECC回路を含む周辺回路とを具備する半導体記憶装置の動作方法が提供される。前記複数のデータセルと前記複数の参照セルのそれぞれは、相変化抵抗素子、金属酸化物抵抗素子、又は固体電解質抵抗素子のいずれかを含む。当該動作方法では、各々のシンボルは互いに異なる参照セルを用いて読み出しが行われる。前記データセルの読み出しデータに訂正可能な誤りが検出された場合に、前記周辺回路は、1ビットの誤りパターンである第1の誤りシンボルに対して、読み出しデータとECC回路が出力する復号化データの各々のビットを比較し、異なるビット、即ち、誤りビットのデータセルに正しいデータをライト動作する訂正動作と、複数ビットの誤りパターンである第2の誤りシンボルに対して、第2の誤りシンボルの読み出しに使用される参照セルに正しいデータをライト動作する訂正動作とを行う。
前記第1の誤りシンボルに含まれる誤りビットのデータセルを訂正した後、前記誤り訂正符号を構成するデータセルの再読み出し動作と誤り検出動作とが実行され、再読み出しデータに再度、前記第1の誤りシンボルと同じシンボルに誤りビットが検出された場合に、前記周辺回路は、前記第1の誤りシンボルの読み出しに使用される参照セルの訂正動作を行うことが好ましい。
前記ECC回路は、入力データから前記誤り訂正符号に基づく書き込みデータを符号化し、入力されたアドレスに対応する前記誤り訂正符号を構成するデータセルの読み出しデータに訂正可能な誤りが検出された場合に、前記周辺回路は、誤りの無いシンボル、及び、1ビットの誤りパターンである第1の誤りシンボルに対して、前記読み出しデータと前記書き込みデータの各々のビットを比較し、異なるビットのデータセルを訂正する動作と、複数ビットの誤りパターンである第2の誤りシンボルに対して、ECC回路が出力する復号化データと前記書き込みデータの各々のビットを比較し、異なるビットのデータセルを訂正する動作と、第2の誤りシンボルの読み出しに使用される参照セルを訂正する動作とを行うことが好ましい。
好適には、前記第1の誤りシンボルのデータセルに対してライド動作を行った後、前記誤り訂正符号を構成するデータセルの再読み出し動作と誤り検出動作とが実行され、再読み出しデータに再度、前記第1の誤りシンボルと同じシンボルに誤りビットが検出された場合に、前記周辺回路は、前記第1の誤りシンボルの読み出しに使用される参照セルを訂正する動作と、前記第1の誤りシンボルに含まれていた1ビットの誤りビットのデータセルを訂正する動作とを行うことが好ましい。
本発明の更に他の実施形態では、それぞれが複数のシンボルから構成され、各々のシンボルが複数のビットから構成され、更にシンボル単位での誤り訂正が可能な誤り訂正符号である第1〜第mのブロック符号を記憶する複数のデータセルと、第1〜第nの参照セルと、第1〜第mのECC回路を含む周辺回路とを具備する半導体記憶装置の動作方法が提供される。前記複数のデータセルと前記複数の参照セルのそれぞれは、相変化抵抗素子、金属酸化物抵抗素子、又は固体電解質抵抗素子のいずれかを含む。当該MRAMの動作方法は、前記第1〜第mのブロック符号の各々の第iシンボルの読み出しに、前記第1〜第nの参照セルのうちの第i参照セルを使用しながら前記第1〜第mのブロック符号のデータを読み出し、且つ、前記第1〜第mのブロック符号の各々について、それぞれ前記第1〜第mのECC回路を用いて誤り検出を行うように構成され、且つ、前記周辺回路は、前記第1〜第mのECC回路の各々が訂正可能な誤りを検出した場合に、前記第i参照セルを用いて読み出されたm個の第iシンボルについて、1つの第iシンボルに誤りが検出された場合には、その誤りビットのデータセルのデータを訂正し、複数の第iシンボルに誤りが検出された場合には、前記第i参照セルのデータを訂正する。
前記第1〜第mのECC回路のうちの第jのECC回路は、入力データから前記誤り訂正符号に基づく第jの書き込みデータを符号化し、前記周辺回路は、前記第1〜第mのECC回路の各々が訂正可能な誤りを検出した場合に、前記第i参照セルを用いて読み出されたm個の第iシンボルについて、1つの第iシンボルに誤りが検出された場合には、第jのブロック符号のデータセルに前記第jの書き込みデータを書き込み、複数の第iシンボルに誤りが検出された場合には、第jのブロック符号のデータセルに前記書き込みデータを書き込み、且つ、前記第i参照セルのデータを訂正することが好ましい。
前記周辺回路は、前記第1〜第mのECC回路の各々が訂正可能な誤りを検出した場合に、前記第i参照セルを用いて読み出されたm個の第iシンボルについて、1つの第iシンボルに誤りが検出された場合、即ち、前記第1〜第mのブロック符号のうちの第kのブロック符号における第iシンボルのみに誤りシンボルが検出された場合、第kのブロック符号における第iシンボルの読み出しデータと、第kのECC回路が出力する復号化データにおける第iシンボルとの各々のビットを比較し、異なるビット、即ち、誤りビットのデータセルを訂正する制御と、複数の第iシンボルに誤りが検出された場合、第i参照セルのデータを訂正することを行うことが好ましい。
前記第1〜第mのブロック符号のうちの第jのブロック符号のデータセルは、入力されたアドレスに対して選択されるデータセルであり、前記周辺回路は、前記第1〜第mのECC回路の各々が訂正可能な誤りを検出した場合に、前記第i参照セルを用いて読み出されたm個の第iシンボルについて、前記第jのブロック符号における第iシンボルのみに誤りシンボルが検出された場合、第jのブロック符号における第iシンボルの読み出しデータと、第jのECC回路が出力する復号化データにおける第iシンボルとの各々のビットを比較し、異なるビット、即ち、誤りビットのデータセルを訂正する動作と、複数の第iシンボルに誤りが検出された場合、第i参照セルのデータを訂正する動作とを行い、更に、第jのECC回路が出力する復号化データを前記アドレスの読み出しデータとして外部へ出力することが好ましい。
前記第1〜第mのECC回路のうちの第jのECC回路は、入力データから前記誤り訂正符号に基づく第jの書き込みデータを符号化し、前記周辺回路は、前記第1〜第mのECC回路の各々が訂正可能な誤りを検出した場合に、前記第i参照セルを用いて読み出されたm個の第iシンボルについて、前記第jのブロック符号における第iシンボルのみに誤りシンボルが検出された場合、第jのブロック符号における第iのシンボルの読み出しデータと、前記第jの書き込みデータにおける第iのシンボルのデータについて各々のビットを比較し、異なるビットのデータセルを訂正する動作と、複数の第iシンボルに誤りが検出された場合、第i参照セルのデータを訂正する制御とを行うことが好ましい。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。例えば、本発明において採用される誤り訂正符号化方式は、リード・ソロモン符号に限定されると解釈されてはならない。リード・ソロモン符号の代わりに、1ブロックが複数のシンボルで構成されるバースト誤り訂正符号が使用されることが可能である。このような符号の例としては、ファイア符号が挙げられる。
この出願は、2007年4月17日に出願された日本出願特願2007−108569を基礎とする優先権を主張するものであり、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (21)

  1. それぞれが複数のシンボルから構成され、各々のシンボルが複数のビットから構成され、更にシンボル単位での誤り訂正が可能な誤り訂正符号をメモリアレイに記憶する半導体記憶装置の動作方法であって、
    前記複数のビットは、相変化抵抗素子、金属酸化物抵抗素子、又は固体電解質抵抗素子のいずれかを含むメモリセルによって記憶され、
    各々のシンボルは互いに異なる参照セルを用いて読み出しが行われ、
    入力されたアドレスに対応する前記誤り訂正符号を構成するデータセルの読み出しデータに訂正可能な誤りが検出された場合に、(A)1ビットの誤りパターンである第1の誤りシンボルに対しては、その誤りビットに対応するデータセルのデータを訂正し、(B)複数ビットの誤りパターンである第2の誤りシンボルに対しては、第2の誤りシンボルの読み出しに使用された参照セルのデータを訂正する
    半導体記憶装置の動作方法。
  2. 請求の範囲1に記載の動作方法であって、
    前記(A)に記載した第1の誤りシンボルのデータセルのデータを訂正した後、前記誤り訂正符号を構成するデータセルの再読み出し動作と誤り検出動作が実行され、
    再読み出しデータに再度、訂正可能な誤りが検出された場合に、(C)前記第1の誤りシンボルの読み出しに使用された参照セルのデータを訂正する
    半導体記憶装置の動作方法。
  3. 請求の範囲2に記載の動作方法であって、
    再読み出しデータに再度、訂正可能な誤りが検出された場合に、前記(A)に記載した前記第1の誤りシンボルの読み出しに使用された参照セルのデータを訂正する
    半導体記憶装置の動作方法。
  4. 請求の範囲1に記載の動作方法であって、
    入力データから前記誤り訂正符号に基づく書き込みデータが符号化され、符号化された前記書き込みデータが前記データセルに書き込まれる
    半導体記憶装置の動作方法。
  5. 請求の範囲1に記載の動作方法であって、
    入力データと、入力されたアドレスに対応する前記誤り訂正符号を構成するデータセルの読み出しデータに関する誤り検出結果とから前記誤り訂正符号に基づく書き込みデータが符号化される
    半導体記憶装置の動作方法。
  6. 請求の範囲1に記載の動作方法であって、
    前記誤り訂正符号を構成する複数のシンボルは、複数の情報シンボルと複数のパリティシンボルに種別され、各々のパリティシンボルを構成する複数のデータセルは、各々の情報シンボルを構成するデータセルの読み出しに使用される参照セル以外の参照セルを使用して読み出しが行われ、前記複数のパリティシンボルは、前記誤り訂正符号である読み出しデータのデータ誤りを検出するために使用される
    半導体記憶装置の動作方法。
  7. 請求の範囲6に記載の動作方法であって、
    前記複数の情報シンボルと前記複数のパリティシンボルは、互いに別々のメモリアレイに記憶され、且つ、各々のシンボルを構成するデータセルの読み出しには、それぞれと同一のメモリアレイに配置された参照セルが使用される
    半導体記憶装置の動作方法。
  8. 請求の範囲6に記載の動作方法であって、
    前記複数の情報シンボルの一の情報シンボルと、前記複数のパリティシンボルの一のパリティシンボルと、第1の参照セルと第2の参照セルとが一のメモリアレイに配置されており、
    前記一の情報シンボルを構成するデータセルの読み出しは第1の参照セルが使用され、
    前記一のパリティシンボルを構成するデータセルの読み出しは第2の参照セルが使用される
    半導体記憶装置の動作方法。
  9. 請求の範囲6に記載の動作方法であって、
    前記誤り訂正符号は、入力されるアドレスによって第1の符号と第2の符号に区別され、
    第1の符号に含まれる第1の情報シンボル、及び第1のパリティシンボルと、第2の符号に含まれる第2の情報シンボル、及び第2のパリティシンボルと、第1の参照セルと、第2の参照セルとが一のメモリアレイに配置されており、
    前記第1の符号が選択されている場合に、前記第1の情報シンボルのデータセルの読み出しは第1の参照セルが使用され、前記第1のパリティシンボルのデータセルの読み出しは第2の参照セルが使用され、
    前記第2の符号が選択されている場合に、前記第2の情報シンボルのデータセルの読み出しは第2の参照セルが使用され、前記第2のパリティシンボルのデータセルの読み出しは第1の参照セルが使用される
    半導体記憶装置の動作方法。
  10. それぞれが複数のシンボルから構成され、各々のシンボルが複数のビットから構成され、更にシンボル単位での誤り訂正が可能な誤り訂正符号を記憶するための複数のデータセルと、前記データセルの読み出しに使用される複数の参照セルと、ECC回路を含む周辺回路とを具備する半導体記憶装置の動作方法であって、
    前記複数のデータセルと前記複数の参照セルのそれぞれは、相変化抵抗素子、金属酸化物抵抗素子、又は固体電解質抵抗素子のいずれかを含み、
    各々のシンボルは互いに異なる参照セルを用いて読み出しが行われ、
    前記データセルの読み出しデータに訂正可能な誤りが検出された場合に、前記周辺回路は、1ビットの誤りパターンである第1の誤りシンボルに対して、読み出しデータとECC回路が出力する復号化データの各々のビットを比較し、異なるビット、即ち、誤りビットのデータセルを訂正する動作と、複数ビットの誤りパターンである第2の誤りシンボルに対して、第2の誤りシンボルの読み出しに使用される参照セルを訂正する動作とを行う
    半導体記憶装置の動作方法。
  11. 請求の範囲10に記載の動作方法であって、
    前記第1の誤りシンボルに含まれる誤りビットのデータセルを訂正した後、前記誤り訂正符号を構成するデータセルの再読み出し動作と誤り検出動作とが実行され、
    再読み出しデータに再度、前記第1の誤りシンボルと同じシンボルに誤りビットが検出された場合に、前記周辺回路は、前記第1の誤りシンボルの読み出しに使用される参照セルを訂正する動作を行う
    半導体記憶装置の動作方法。
  12. 請求の範囲10に記載の動作方法であって、
    前記ECC回路は、入力データから前記誤り訂正符号に基づく書き込みデータを符号化し、
    入力されたアドレスに対応する前記誤り訂正符号を構成するデータセルの読み出しデータに訂正可能な誤りが検出された場合に、前記周辺回路は、誤りの無いシンボル、及び、1ビットの誤りパターンである第1の誤りシンボルに対して、前記読み出しデータと前記書き込みデータの各々のビットを比較し、異なるビットのデータセルを訂正する動作と、複数ビットの誤りパターンである第2の誤りシンボルに対して、ECC回路が出力する復号化データと前記書き込みデータの各々のビットを比較し、異なるビットのデータセルを訂正する動作と、第2の誤りシンボルの読み出しに使用される参照セルを訂正する動作とを行う
    半導体記憶装置の動作方法。
  13. 請求の範囲12に記載の動作方法であって、
    前記第1の誤りシンボルのデータセルを訂正する動作を行った後、前記誤り訂正符号を構成するデータセルの再読み出し動作と誤り検出動作とが実行され、
    再読み出しデータに再度、前記第1の誤りシンボルと同じシンボルに誤りビットが検出された場合に、前記周辺回路は、前記第1の誤りシンボルの読み出しに使用される参照セルを訂正する動作を行う
    半導体記憶装置の動作方法。
  14. それぞれが複数のシンボルから構成され、各々のシンボルが複数のビットから構成され、更にシンボル単位での誤り訂正が可能な誤り訂正符号である第1〜第mのブロック符号を記憶する複数のデータセルと、第1〜第nの参照セルと、第1〜第mのECC回路を含む周辺回路とを具備する半導体記憶装置の動作方法であって、
    前記複数のデータセルと前記第1〜第nの参照セルのそれぞれは、相変化抵抗素子、金属酸化物抵抗素子、又は固体電解質抵抗素子のいずれかを含み、
    前記第1〜第mのブロック符号の各々の第iシンボルの読み出しに、前記第1〜第nの参照セルのうちの第i参照セルを使用しながら前記第1〜第mのブロック符号のデータを読み出し、且つ、前記第1〜第mのブロック符号の各々について、それぞれ前記第1〜第mのECC回路を用いて誤り検出を行うように構成され、且つ、
    前記周辺回路は、前記第1〜第mのECC回路の各々が訂正可能な誤りを検出した場合に、前記第i参照セルを用いて読み出されたm個の第iシンボルについて、1つの第iシンボルに誤りが検出された場合には、その誤りビットのデータセルのデータを訂正し、複数の第iシンボルに誤りが検出された場合には、前記第i参照セルのデータを訂正する
    半導体記憶装置の動作方法。
  15. 請求の範囲14に記載の動作方法であって、
    前記第1〜第mのECC回路のうちの第jのECC回路は、入力データから前記誤り訂正符号に基づく第jの書き込みデータを符号化し、
    前記周辺回路は、前記第1〜第mのECC回路の各々が訂正可能な誤りを検出した場合に、前記第i参照セルを用いて読み出されたm個の第iシンボルについて、1つの第iシンボルに誤りが検出された場合には、第jのブロック符号のデータセルに前記第jの書き込みデータを書き込み、複数の第iシンボルに誤りが検出された場合には、第jのブロック符号のデータセルに前記書き込みデータを書き込み、且つ、前記第i参照セルのデータを訂正する
    半導体記憶装置の動作方法。
  16. 請求の範囲14に記載の動作方法であって、
    前記周辺回路は、前記第1〜第mのECC回路の各々が訂正可能な誤りを検出した場合に、前記第i参照セルを用いて読み出されたm個の第iシンボルについて、1つの第iシンボルに誤りが検出された場合、即ち、前記第1〜第mのブロック符号のうちの第kのブロック符号における第iシンボルのみに誤りシンボルが検出された場合、第kのブロック符号における第iシンボルの読み出しデータと、第kのECC回路が出力する復号化データにおける第iシンボルとの各々のビットを比較し、異なるビット、即ち、誤りビットのデータセルを訂正する動作と、複数の第iシンボルに誤りが検出された場合、第i参照セルのデータを訂正する動作とを行う
    半導体記憶装置の動作方法。
  17. 請求の範囲16に記載の動作方法であって、
    前記第1〜第mのブロック符号のうちの第jのブロック符号のデータセルは、入力されたアドレスに対して選択されるデータセルであり、
    前記周辺回路は、前記第1〜第mのECC回路の各々が訂正可能な誤りを検出した場合に、前記第i参照セルを用いて読み出されたm個の第iシンボルについて、前記第jのブロック符号における第iシンボルのみに誤りシンボルが検出された場合、第jのブロック符号における第iシンボルの読み出しデータと、第jのECC回路が出力する復号化データにおける第iシンボルとの各々のビットを比較し、異なるビット、即ち、誤りビットのデータセルを訂正する動作と、複数の第iシンボルに誤りが検出された場合、第i参照セルのデータを訂正する動作とを行い、更に、第jのECC回路が出力する復号化データを前記アドレスの読み出しデータとして外部へ出力する
    半導体記憶装置の動作方法。
  18. 請求の範囲17に記載の動作方法であって、
    前記第1〜第mのECC回路のうちの第jのECC回路は、入力データから前記誤り訂正符号に基づく第jの書き込みデータを符号化し、
    前記周辺回路は、前記第1〜第mのECC回路の各々が訂正可能な誤りを検出した場合に、前記第i参照セルを用いて読み出されたm個の第iシンボルについて、前記第jのブロック符号における第iシンボルのみに誤りシンボルが検出された場合、第jのブロック符号における第iのシンボルの読み出しデータと、前記第jの書き込みデータにおける第iのシンボルのデータについて各々のビットを比較し、異なるビットのデータセルを訂正する動作と、複数の第iシンボルに誤りが検出された場合、第i参照セルのデータを訂正する動作とを行う
    半導体記憶装置の動作方法。
  19. それぞれが複数のシンボルから構成され、各々のシンボルが複数のビットから構成され、更にシンボル単位での誤り訂正が可能な誤り訂正符号を誤り検出及び誤り訂正に使用する半導体記憶装置であって、
    それぞれが、相変化抵抗素子、金属酸化物抵抗素子、又は固体電解質抵抗素子のいずれかを含む複数のメモリセルと、
    周辺回路
    とを具備し、
    前記複数のメモリセルは、
    前記複数のシンボルを記憶するために使用されるデータセルと、
    前記複数のシンボルを読み出すために使用される参照セル
    とを含み、
    前記周辺回路は、前記各々のシンボルを互いに異なる参照セルを用いて読み出すように構成され、且つ、入力されたアドレスに対応する前記誤り訂正符号を構成するデータセルの読み出しデータに訂正可能な誤りが検出された場合に、(A)1ビットの誤りパターンである第1の誤りシンボルに対しては、その誤りビットに対応するデータセルのデータを訂正し、(B)複数ビットの誤りパターンである第2の誤りシンボルに対しては、第2の誤りシンボルの読み出しに使用された参照セルのデータを訂正する
    半導体記憶装置。
  20. それぞれが複数のシンボルから構成され、各々のシンボルが複数のビットから構成され、更にシンボル単位での誤り訂正が可能な誤り訂正符号を誤り検出及び誤り訂正に使用する半導体記憶装置であって、
    それぞれが、相変化抵抗素子、金属酸化物抵抗素子、又は固体電解質抵抗素子のいずれかを含む複数のメモリセルと、
    ECC回路を含む周辺回路
    とを具備し、
    前記複数のメモリセルは、
    前記複数のシンボルを記憶するための複数のデータセルと、
    前記複数のシンボルの読み出しに使用される複数の参照セル
    とを含み、
    前記周辺回路は、前記各々のシンボルを互いに異なる参照セルを用いて読み出し、且つ、前記データセルの読み出しデータに訂正可能な誤りが検出された場合に、1ビットの誤りパターンである第1の誤りシンボルに対して、読み出しデータと前記ECC回路が出力する復号化データの各々のビットを比較し、異なるビット、即ち、誤りビットのデータセルを訂正する制御と、複数ビットの誤りパターンである第2の誤りシンボルに対して、第2の誤りシンボルの読み出しに使用される参照セルを訂正する制御とを行う
    半導体記憶装置。
  21. それぞれが複数のシンボルから構成され、各々のシンボルが複数のビットから構成され、更にシンボル単位での誤り訂正が可能な誤り訂正符号である第1〜第mのブロック符号を記憶する複数のデータセルと、
    第1〜第nの参照セルと、
    第1〜第mのECC回路を含む周辺回路
    とを具備し、
    前記周辺回路は、前記第1〜第mのブロック符号の各々の第iシンボルの読み出しに、前記第1〜第nの参照セルのうちの第i参照セルを使用しながら前記第1〜第mのブロック符号のデータを読み出し、且つ、前記第1〜第mのブロック符号の各々について、それぞれ前記第1〜第mのECC回路を用いて誤り検出を行うように構成され、且つ、
    前記周辺回路は、前記第1〜第mのECC回路の各々が訂正可能な誤りを検出した場合に、前記第i参照セルを用いて読み出されたm個の第iシンボルについて、1つの第iシンボルに誤りが検出された場合には、その誤りビットのデータセルのデータを訂正し、複数の第iシンボルに誤りが検出された場合には、前記第i参照セルのデータを訂正する
    半導体記憶装置。
JP2009511795A 2007-04-17 2008-04-14 半導体記憶装置及びその動作方法 Active JP4905866B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009511795A JP4905866B2 (ja) 2007-04-17 2008-04-14 半導体記憶装置及びその動作方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007108569 2007-04-17
JP2007108569 2007-04-17
PCT/JP2008/057285 WO2008133087A1 (ja) 2007-04-17 2008-04-14 半導体記憶装置及びその動作方法
JP2009511795A JP4905866B2 (ja) 2007-04-17 2008-04-14 半導体記憶装置及びその動作方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008133087A1 true JPWO2008133087A1 (ja) 2010-07-22
JP4905866B2 JP4905866B2 (ja) 2012-03-28

Family

ID=39925545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009511795A Active JP4905866B2 (ja) 2007-04-17 2008-04-14 半導体記憶装置及びその動作方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8510633B2 (ja)
JP (1) JP4905866B2 (ja)
WO (1) WO2008133087A1 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8281221B2 (en) * 2005-10-18 2012-10-02 Nec Corporation Operation method of MRAM including correcting data for single-bit error and multi-bit error
US8510633B2 (en) 2007-04-17 2013-08-13 Nec Corporation Semiconductor storage device and method of operating the same
KR101466695B1 (ko) * 2008-04-30 2014-12-01 삼성전자주식회사 멀티 비트 레벨 데이터의 부호화 및 복호화 방법
KR101601849B1 (ko) * 2009-10-21 2016-03-09 삼성전자주식회사 불휘발성 메모리 장치, 그것의 읽기 방법, 그리고 그것을 포함하는 메모리 시스템
US8370714B2 (en) * 2010-01-08 2013-02-05 International Business Machines Corporation Reference cells for spin torque based memory device
WO2011101947A1 (ja) * 2010-02-16 2011-08-25 株式会社日立製作所 半導体装置
US8589760B1 (en) * 2010-03-31 2013-11-19 Sk Hynix Memory Solutions Inc. Defect scan and manufacture test
US9570162B2 (en) * 2010-04-08 2017-02-14 Silicon Motion, Inc. Data read method for flash memory
TWI455142B (zh) * 2010-04-08 2014-10-01 Silicon Motion Inc 快閃記憶體之資料讀取的方法以及資料儲存裝置
CN102298972B (zh) * 2010-06-22 2014-12-17 慧荣科技股份有限公司 快闪记忆体的资料读取方法
US8572445B2 (en) * 2010-09-21 2013-10-29 Freescale Semiconductor, Inc. Non-volatile memory (NVM) with imminent error prediction
JP5204868B2 (ja) * 2011-04-12 2013-06-05 シャープ株式会社 半導体記憶装置
JP5458064B2 (ja) * 2011-07-14 2014-04-02 株式会社東芝 不揮発性半導体メモリ
US20130336050A1 (en) * 2012-04-24 2013-12-19 Being Advanced Memory Corporation Processors and Systems with Read-Qualified-on-Startup Phase-Change Memory
US20140146601A1 (en) * 2012-08-28 2014-05-29 Being Advanced Memory Corporation Processors and systems with multiple reference columns in multibit phase-change memory
JP2015053096A (ja) 2013-09-09 2015-03-19 マイクロン テクノロジー, インク. 半導体装置、及び誤り訂正方法
US9417957B2 (en) * 2013-10-04 2016-08-16 Infineon Technologies Ag Method of detecting bit errors, an electronic circuit for detecting bit errors, and a data storage device
KR102133209B1 (ko) * 2013-12-13 2020-07-14 에스케이하이닉스 주식회사 데이터 복호화 장치 및 데이터 복호화 방법
US10381102B2 (en) * 2014-04-30 2019-08-13 Micron Technology, Inc. Memory devices having a read function of data stored in a plurality of reference cells
US9904595B1 (en) 2016-08-23 2018-02-27 Texas Instruments Incorporated Error correction hardware with fault detection
KR102445560B1 (ko) * 2018-03-09 2022-09-22 에스케이하이닉스 주식회사 저항성 메모리 장치 및 그의 동작 방법
US11127459B1 (en) 2020-03-16 2021-09-21 Globalfoundries Singapore Pte. Ltd. Memory devices and methods of forming the same
US11381260B2 (en) * 2020-05-27 2022-07-05 The Royal Institution For The Advancement Of Learning / Mcgill University Architecture for guessing random additive noise decoding (GRAND)
KR20220168519A (ko) * 2021-06-16 2022-12-23 에스케이하이닉스 주식회사 에러정정방법을 이용하여 에러정정동작을 수행하는 반도체시스템

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005056556A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Hewlett-Packard Development Co Lp 論理データブロック、磁気ランダムアクセスメモリ、メモリモジュール、コンピュータシステムおよび方法
JP2005085464A (ja) * 2003-09-10 2005-03-31 Hewlett-Packard Development Co Lp 誤り訂正符号化を有する磁気メモリ
WO2007046350A1 (ja) * 2005-10-18 2007-04-26 Nec Corporation Mramの動作方法

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2583547B2 (ja) * 1988-01-13 1997-02-19 株式会社日立製作所 半導体メモリ
US5758050A (en) * 1996-03-12 1998-05-26 International Business Machines Corporation Reconfigurable data storage system
US6055178A (en) * 1998-12-18 2000-04-25 Motorola, Inc. Magnetic random access memory with a reference memory array
US6584589B1 (en) * 2000-02-04 2003-06-24 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Self-testing of magneto-resistive memory arrays
US20030023922A1 (en) 2001-07-25 2003-01-30 Davis James A. Fault tolerant magnetoresistive solid-state storage device
US7036068B2 (en) 2001-07-25 2006-04-25 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Error correction coding and decoding in a solid-state storage device
US6981196B2 (en) * 2001-07-25 2005-12-27 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Data storage method for use in a magnetoresistive solid-state storage device
US6545906B1 (en) * 2001-10-16 2003-04-08 Motorola, Inc. Method of writing to scalable magnetoresistance random access memory element
US20030172339A1 (en) * 2002-03-08 2003-09-11 Davis James Andrew Method for error correction decoding in a magnetoresistive solid-state storage device
JP3821066B2 (ja) * 2002-07-04 2006-09-13 日本電気株式会社 磁気ランダムアクセスメモリ
JP4242117B2 (ja) * 2002-07-11 2009-03-18 株式会社ルネサステクノロジ 記憶装置
JP4170108B2 (ja) * 2003-02-20 2008-10-22 株式会社ルネサステクノロジ 磁気記憶装置
WO2005096315A2 (en) * 2004-04-01 2005-10-13 Koninklijke Philips Electronics N.V. Thermally stable reference voltage generator for mram
JP4660249B2 (ja) 2005-03-31 2011-03-30 株式会社東芝 磁気ランダムアクセスメモリ
JP4853735B2 (ja) * 2005-10-18 2012-01-11 日本電気株式会社 Mram、及びその動作方法
US7321507B2 (en) * 2005-11-21 2008-01-22 Magic Technologies, Inc. Reference cell scheme for MRAM
US7286429B1 (en) * 2006-04-24 2007-10-23 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. High speed sensing amplifier for an MRAM cell
US7747926B2 (en) * 2006-05-02 2010-06-29 Everspin Technologies, Inc. Methods and apparatus for a memory device with self-healing reference bits
US7865797B2 (en) * 2006-11-16 2011-01-04 Freescale Semiconductor, Inc. Memory device with adjustable read reference based on ECC and method thereof
US8510633B2 (en) 2007-04-17 2013-08-13 Nec Corporation Semiconductor storage device and method of operating the same
US7770079B2 (en) * 2007-08-22 2010-08-03 Micron Technology Inc. Error scanning in flash memory

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005056556A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Hewlett-Packard Development Co Lp 論理データブロック、磁気ランダムアクセスメモリ、メモリモジュール、コンピュータシステムおよび方法
JP2005085464A (ja) * 2003-09-10 2005-03-31 Hewlett-Packard Development Co Lp 誤り訂正符号化を有する磁気メモリ
WO2007046350A1 (ja) * 2005-10-18 2007-04-26 Nec Corporation Mramの動作方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4905866B2 (ja) 2012-03-28
WO2008133087A1 (ja) 2008-11-06
US8510633B2 (en) 2013-08-13
US20110016371A1 (en) 2011-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4905866B2 (ja) 半導体記憶装置及びその動作方法
JP4905839B2 (ja) Mramの動作方法
CN110580927B (zh) 可变电阻随机存取存储器
JP2015018451A (ja) メモリコントローラ、記憶装置およびメモリ制御方法
JP2003115197A (ja) 固体記憶装置における誤り訂正符号化および復号化
TWI466127B (zh) 記憶體裝置控制器以及存取記憶體方法
US11935610B2 (en) Dynamic error monitor and repair
KR20190064100A (ko) 메모리 시스템 및 이의 에러 정정 방법
US20100023840A1 (en) Ecc circuit, semiconductor memory device, memory system
US10514980B2 (en) Encoding method and memory storage apparatus using the same
JP4957997B2 (ja) 半導体記憶装置
JP5503960B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US11949428B2 (en) Iterative error correction in memory systems
US20140025907A1 (en) Storage control apparatus, storage apparatus, and processing methods thereof
CN110825553B (zh) 针对存储器件的存储系统以及存储系统的操作方法
US11380415B2 (en) Dynamic error monitor and repair
US20190294497A1 (en) Method of implementing error correction code used by memory storage apparatus and memory storage apparatus using the same
JP2015210837A (ja) 半導体装置及びデータ訂正方法
US20240096437A1 (en) Memory device including error correction device
US11921578B2 (en) Error correction methods and semiconductor devices and semiconductor systems using the error correction methods and the semiconductor devices
US20240221858A1 (en) Dynamic error monitor and repair
JP2009043384A (ja) 不揮発性磁気メモリ装置及びその駆動方法
JP2003115196A (ja) 耐障害性を有する磁気抵抗固体記憶装置のための製造検査
CN114333943A (zh) 阻变存储器的写操作方法及系统

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20111003

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111219

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4905866

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120101