JPWO2008133055A1 - 凹凸形状を有する感光性樹脂版及び凸版印刷版の製造方法、並びに当該製造方法に用いる版面用処理液 - Google Patents

凹凸形状を有する感光性樹脂版及び凸版印刷版の製造方法、並びに当該製造方法に用いる版面用処理液 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2008133055A1
JPWO2008133055A1 JP2009511786A JP2009511786A JPWO2008133055A1 JP WO2008133055 A1 JPWO2008133055 A1 JP WO2008133055A1 JP 2009511786 A JP2009511786 A JP 2009511786A JP 2009511786 A JP2009511786 A JP 2009511786A JP WO2008133055 A1 JPWO2008133055 A1 JP WO2008133055A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
photosensitive resin
printing
resin plate
plate surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009511786A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5315234B2 (ja
Inventor
典充 松下
典充 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei E Materials Corp
Original Assignee
Asahi Kasei E Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei E Materials Corp filed Critical Asahi Kasei E Materials Corp
Priority to JP2009511786A priority Critical patent/JP5315234B2/ja
Publication of JPWO2008133055A1 publication Critical patent/JPWO2008133055A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5315234B2 publication Critical patent/JP5315234B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N1/00Printing plates or foils; Materials therefor
    • B41N1/12Printing plates or foils; Materials therefor non-metallic other than stone, e.g. printing plates or foils comprising inorganic materials in an organic matrix
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N3/00Preparing for use and conserving printing surfaces
    • B41N3/03Chemical or electrical pretreatment
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/40Treatment after imagewise removal, e.g. baking
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24479Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including variation in thickness
    • Y10T428/24612Composite web or sheet
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24628Nonplanar uniform thickness material
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/3154Of fluorinated addition polymer from unsaturated monomers
    • Y10T428/31544Addition polymer is perhalogenated

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

本発明によれば、凹凸形状を有する感光性樹脂版又は凸版印刷版の版面に付着される、平均炭素数7以下であるパーフルオロアルキル基を有する含フッ素重合体を含む版面用処理液を提供し、当該版面用処理液を付着させる工程を含む、凹凸形状を有する感光性樹脂版又は凸版印刷版の製造方法を開示する。

Description

本発明は、凹凸形状を持つ感光性樹脂版(以下、単に、「感光性樹脂版」という。)及び凸版印刷版、並びに当該製造方法に用いる版面用処理液に関する。より詳細には、本発明は、フレキソ印刷版用・レタープレス印刷版用・スタンプ版用レリーフ画像の作成、エンボス加工等の表面加工パターンの形成、型取り用パターンの形成、電子部品の導体・半導体・絶縁体パターン形成、光学部品の反射防止膜、カラーフィルター、(近)赤外線カットフィルター等の機能性材料パターンの形成、更には液晶ディスプレイ又は有機エレクトロルミッセンスディスプレイ等の表示素子の製造における配向膜、下地層、発光層、電子輸送層、封止材層の塗膜・パターン形成、あるいは、パターンを形成しないインキ転写用ブランケット又はアニロックスロールに接して使用されるインキ量調整用ロール等に適した、感光性樹脂版及び凸版印刷版の製造方法、並びに当該製造方法に用いる版面用処理液に関する。
印刷方式には、一般的に、凸版印刷(フレキソ印刷やレタープレス等)・グラビア印刷(凹版)・オフセット印刷(平版)など様々な方式が挙げられるが、中でも凸版印刷は、印刷方式が簡便であり低コストで様々な被印刷体に印刷可能であり、また高速印刷も容易であることから、近年印刷方式の中での比重が高まっている。また特にダンボール、紙器、紙袋、軟包装用フィルムなどの包装材、壁紙、化粧版などの建装材、ラベル印刷などに用いられるフレキソ印刷は各種の凸版印刷方式の中でも高精細で汎用性が高く、近年注目されている。一般的なフレキソ印刷用感光性樹脂版は、例えば、特許文献1〜3に記載されるように、製版露光、現像および後露光工程を経て、製造され、感光性樹脂が用いられることが多い。また、現像工程が不要である、レーザーを使って直接印刷原版上にレリーフ画像を形成する方法も挙げられる。それに用いられる材料としては、EPDM等の合成ゴムやシリコーンを加熱・加硫したものや、特許文献4に記載されるように、感光性樹脂を露光により光硬化させて得られたものが挙げられる。
また、感光性樹脂版としては、凸版印刷版用だけでなく、エンボス加工等の表面加工デザインロールを用いたパターンの形成用、型取り用パターンの形成、電子部品の導体・半導体・絶縁体パターン形成用、光学部品の反射防止膜、カラーフィルター、(近)赤外線カットフィルター等の機能性材料パターンの形成、更には液晶ディスプレイ又は有機エレクトロルミッセンスディスプレイ等の表示素子の製造における配向膜、下地層、発光層、電子輸送層、封止材層の塗膜・パターン形成、あるいは、パターンを形成しないインキ転写用ブランケット又はアニロックスロールに接して使用されるインキ量調整用ロールなど各種の用途に応用することが可能である。
例えば、フレキソ印刷用感光性樹脂版を用いた印刷方式は、凹凸のある印刷版の凸部の表面に、インキ供給ロール等で、インキを供給し、次に、印刷版を被印刷体に接触させて、凸部表面のインキを被印刷体に転移させる方式である。このようなフレキソ印刷においては、しばしば、長時間印刷中に、インキが印刷版の凸部のショルダー部分に付着してきたり、凹部にインキが入り込んだりして(以下、「インキカラミ」という。)、その結果、本来の絵柄でない部分まで、印刷されることがある。また、紙粉や埃などの異物が凸部表面に付着し(以下、「版面汚れ」という。)、本来印刷される部分が印刷されないことがある。
このような場合には、印刷を一旦中止し、印刷版面をアルコール等の洗浄液を用いて、布等で拭き取る必要があり、経済的に不利になる。印刷版の版面汚れに関しては、種々の方法が提案されている。
例えば、特許文献5には、版表面に有機フッ素化合物、特許文献6にはシリコン系化合物やフッ素系化合物の水系エマルジョンと水性樹脂の混合物を、はけ塗りやスプレー方式で付着させる技術が記載されている。
特許文献7には、シリコン系化合物やフッ素系化合物を後露光前に付着させる技術が記載されている。
特許文献8には、凸版印刷用水現像感光性樹脂版の製版時の露光工程以降に、変性シリコーン化合物あるいはフッ素化合物を含有する液を接触させる方法が提案されている。
特開平10−171111号公報 特開昭63−088555号公報 特開平05−134410号公報 国際公開第03/022594号パンフレット 特開昭51−40206号公報 特開2002−292985号公報 特開2005−84418号公報 国際公開第05/064413号パンフレット
しかしながら、従来提案されているような技術によっても、印刷中のインキカラミや版面汚れを長期間防止し、かつ、紙粉離脱性が良好であり、印刷に悪影響がない感光性樹脂を製造することは困難であった。
例えば、特許文献5及び6に記載の版面用処理液は後露光後に塗布するために、持続効果が低い。また、凸部に付着したシリコン系化合物又はフッ素化合物を印刷前に拭き取る作業があり、経済的に不利である。
また、特許文献7に記載された版面用処理液では、版の表面に付着し、表面近傍に浸透させるために、版の表面に浸透する溶媒を選択する必要があった。また、水を溶媒に用いる場合には、同様に版の表面に浸透作用を発現させるために、水に可溶なパラフィンやグリコールエーテル、または浸透力の高いノニオン系界面活性剤を添加する必要があった。
さらに、特許文献8に記載された版面用処理液は、凸版印刷用水現像感光性樹脂版には適用可能であるが、印刷中のインキカラミや版面汚れを長期間防止する観点から、さらなる改良が求められている。
本発明における技術的課題は、印刷中のインキカラミや版面汚れを長期間防止し、かつ、紙粉離脱性が良好であり、印刷に悪影響がない感光性樹脂版の製造方法及びそれに適した版面用処理液を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、凹凸形状を持つ感光性樹脂版又は凸版印刷版の版面に、平均炭素数7以下であるパーフルオロアルキル基を有する含フッ素重合体を付着させることで、課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
1. 凹凸形状を有する感光性樹脂版又は凸版印刷版の版面に、平均炭素数7以下であるパーフルオロアルキル基を有する含フッ素重合体を付着させる工程を含む、凹凸形状を有する感光性樹脂版又は凸版印刷版の製造方法、
2. 前記含フッ素重合体が、水酸基、アミノ基又はアミド基をさらに有する前項1記載の凹凸形状を有する感光性樹脂版又は凸版印刷版の製造方法、
3. 前項1又は2に記載の製造方法により得られる凹凸形状を有する感光性樹脂版又は凸版印刷版、
4. 製版露光工程、現像工程および後露光工程を含む感光性樹脂版の製造方法であって、
製版露光工程の以降に、前記感光性樹脂版の版面に、平均炭素数7以下であるパーフルオロアルキル基を有する含フッ素重合体を付着させる工程を含む、感光性樹脂版の製造方法、
5. 前記含フッ素重合体が、水酸基、アミノ基又はアミド基をさらに有する前項4記載の感光性樹脂版の製造方法、
6. 前記含フッ素重合体を、現像工程後、後露光工程前に付着する工程を含む、前項4又は5に記載の感光性樹脂版の製造方法、
7. 前項4〜6のいずれか1項に記載の製造方法により得られる感光性樹脂版、
8. 凹凸形状を有する感光性樹脂版又は凸版印刷版の版面を処理するための、平均炭素数7以下であるパーフルオロアルキル基を有する含フッ素重合体を含有する版面用処理液、
9. 前記含フッ素重合体が、水酸基、アミノ基またはアミド基をさらに有する前項8記載の版面用処理液、
10. 更に、水とアルコールを含有する前項8又は9記載の版面用処理液、
11. 前記アルコールが1−プロパノール、2−プロパノール、tert−ブタノールからなる群より選ばれる少なくとも一種である前項10記載の版面用処理液、
12. 水の含有量が5〜60wt%であり、アルコールの含有量が40〜95wt%である前項10又は11記載の版面用処理液、
13. 凹凸形状を有する感光性樹脂版又は凸版印刷版の版面のインキ汚れを低減させるための、平均炭素数7以下であるパーフルオロアルキル基を有する含フッ素重合体を含有する版面処理液の使用、
を提供する。
本発明の製造方法によれば、凹凸形状を持つ感光性樹脂版又は凸版印刷版の版面のインキカラミを長期間防止し、かつ、紙粉離脱性が良好であり、印刷に悪影響がない感光性樹脂版の製造方法を提供することができる。また、本発明によれば、凹凸形状を持つ感光性樹脂版又は凸版印刷版の版面のインキカラミを長期間防止し、かつ、紙粉離脱性が良好であり、印刷に悪影響がない感光性樹脂版又は凸版印刷版用の版面用処理液を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。なお、本実施形態で用いる用語「感光性樹脂版」とは、感光性樹脂を原料として用いた版、すなわち、感光性樹脂からなる版を露光させた版を意味する。
本実施形態の製造方法は、凸版印刷版としてのフレキソ印刷用感光性樹脂版を例に説明するが、何らこれに限定されるものではなく、印刷やパターニングに使用される感光性樹脂版又は凸版印刷版に適用可能である。中でも、インキの粘度が比較的低く、版面汚れが生じ易いフレキソ印刷版に用いられることが好ましい。本実施形態における凸版印刷版とは、感光性樹脂を露光、現像することによりレリーフ画像を形成する印刷版(例えば、フレキソ印刷用感光性樹脂版を含む。)や、現像工程を経ることなく、レーザーを使って印刷原版にレリーフ画像を直接形成するレーザー彫刻印刷版(例えば、感光性樹脂を光硬化させたものや合成ゴムを加熱・加硫したものを含む)等を包含する。特に通常、表面のべとつき除去として後露光工程を行う感光性樹脂凸版印刷版の製造時に好ましい。
本実施形態のフレキソ印刷用感光性樹脂版とは、製版露光、現像および後露光工程を経て製造されるもので、製版露光前の樹脂が、室温で流動性があっても、固体であっても構わない。感光性樹脂版として公知の樹脂のものを使用することができる。
一般に、フレキソ印刷用感光性樹脂版に用いられる樹脂組成物は、オリゴマーもしくはポリマー成分と重合性モノマー成分と光開始剤および安定剤から構成される。版の物性に最も影響の大きいオリゴマーもしくはポリマー成分に用いられる材料も多岐にわたり、ポリウレタン系、ポリビニルアルコール系、ポリエステル樹脂系あるいはナイロン樹脂系から、極性基含有ポリマーと疎水性のポリマーを混合・分散した樹脂計系(バインダーポリマー)や、疎水性のポリマー、たとえば熱可塑性エラストマーを用いる場合まで様々である。これらのオリゴマーもしくはポリマー成分は単独で用いてもよいし2つ以上を併用してもよい。
本実施形態で用いるフレキソ印刷用感光性樹脂版に用いられるオリゴマーもしくはポリマー成分として、好ましい形態は熱可塑性エラストマーである。成型加工性、製版時間の短縮化や印刷版の画像再現性の点から、より好ましくは、少なくとも1つの共役ジエンユニット(以下、単に「共役ジエン」という。)を主体とする第1の重合体ブロックと、少なくとも1つのビニル芳香族炭化水素ユニット(以下、単に「ビニル芳香族炭化水素」という。)を主体とする第2の重合体ブロックを含む熱可塑性エラストマーブロック共重合体を含有するものである。ここで、熱可塑性エラストマーとは、高温で可塑化されて成型可能となり、常温ではゴム弾性体としての性質を示す高分子である。なお、上記の「主体とする」とは、重合体ブロック中に50重量%以上含まれていることを指す。
共役ジエンの具体例としては、以下のものに限定されないが、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン等が挙げられ、特に耐磨耗性の点からブタジエンが好ましい。これらの単量体は、単独でも2種以上の併用でもよい。耐溶剤性をさらに向上するために、必要に応じて、共役ジエン中の二重結合を水素添加してもよい。
ビニル芳香族炭化水素の具体例としては、以下のものに限定されないが、スチレン、P−メチルスチレン、第三級ブチルスチレン、α−メチルスチレン、1,1−ジフェニルエチレン、ビニルトルエン等の単量体が挙げられ、特にスチレンが好ましい。これらの単量体は、単独でも2種以上の併用でもよい。
共役ジエンを主体とする第1の重合体ブロックが、例えば、ビニル芳香族炭化水素−ブタジエンの共重合体である場合、共重合体ブロック中のビニル芳香族炭化水素は均一に分布してもまた不均一(例えばテーパー状)に分布してもよい。均一に分布した部分および/または不均一に分布した部分は各ブロックに複数個共存してもよい。これらの重合体は、単独でも2種以上の併用でもよい。
熱可塑性エラストマーには、必要に応じて、本発明の目的を損なわない範囲で、共役ジエンブロックの完全水素添加物のスチレン−エチレン−ブチレンブロック共重合体やスチレン−エチレン−プロピレンブロック共重合体等を併用してもよい。
熱可塑性エラストマーの分子量は、特に制限はないが、成型加工性と得られる感光性樹脂組成物の固体維持性のバランスに優れるものがよい。好ましい数平均分子量の範囲は、8万〜50万である。ここで、数平均分子量とは、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)を用いて測定し、分子量既知のポリスチレン標品から換算されたものである。
本実施形態で用いるフレキソ印刷用感光性樹脂版に用いられる重合性モノマー成分として、公知の各種のものを用いることが出来、好ましい形態はアクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸などのエステル類、アクリルアミドやメタクリルアミドの誘導体、アリルエステル、スチレン及びその誘導体、N置換マレイミド化合物などである。これらの重合性モノマー成分は、単独でも2種以上の併用でもよい。
本実施形態で用いるフレキソ印刷用感光性樹脂版に用いられる光開始剤として、公知の各種のものを用いることが出来、好ましい形態は各種の有機カルボニル化合物や、特に芳香族カルボニル化合物である。これらの光開始剤は、単独でも2種以上の併用でもよい。また崩壊型光重合開始剤および水素引抜き型光開始剤を併用しても構わない。
また、本実施形態で用いるフレキソ印刷用感光性樹脂版には、種々の補助添加成分、例えば可塑剤、極性基含有ポリマー、熱重合防止剤、紫外線吸収剤、ハレーション防止剤、光安定剤、シリコンオイルなどの表面処理剤、光ルミネセンスタグ(外部エネルギー源によって励起され、得られたエネルギーを光および/または放射線の形で放出する物質)などを添加することができる。
本実施形態でいう、製版露光工程、現像工程は、通常の感光性樹脂版の製造方法で使用される公知の条件で実施することができる。本実施形態の感光性樹脂版の製造の際の製版露光工程及び後露光工程における露光の光源としては、高圧水銀灯、紫外線蛍光灯、カーボンアーク灯、キセノンランプ、ジルコニウムランプ、太陽光等が挙げられる。また、本実施形態の感光性樹脂版の製造の際の現像方式の具体例としては、
(i)版を現像液に浸漬させた状態でブラシを用いて未露光部を溶解、又は掻き落とす現像方式;
(ii)スプレーなどで版面に現像液を振りかけながらブラシで未露光部を溶解、又は掻き落とす現像方式;
(iii)40〜200℃で樹脂を加熱することにより不織布などの基材で吸収させる方式;
(iv)ガスや流体により剪断力によって掻き落とす方式;
などが挙げられる。本実施形態の感光性樹脂版の製造の際の現像方式は、前述の各方式を単独で行ってもよいし、2つ以上組み合わせて行ってもよい。
また、レーザーを使って印刷原版にレリーフ画像を直接形成するレーザー彫刻印刷版の材料としては公知のものを使用することができ、例えば、EPDMなどの合成ゴム等を加熱・加硫したものや、共役ジエンを主体とする重合体ブロックとビニル芳香族炭化水素を主体とする重合体ブロックのような熱可塑性エラストマーを加熱架橋したもの、共役ジエンを主体とする重合体ブロックとビニル芳香族炭化水素を主体とする重合体ブロックのような熱可塑性エラストマーを紫外線架橋した感光性樹脂を光硬化するものや前述の特許文献4に提案されているようなポリウレタンなどの20℃でプラストマーである樹脂を含む感光性樹脂を光硬化するものが挙げられる。
特に、凸版印刷版生産性や成形性の点から、感光性樹脂を光硬化するものが好ましい。感光性樹脂の成形方法としては、既存の方法を用いることができる。例えば、注型法、ポンプや押し出し機等の機械で樹脂をノズルやダイスから押し出し、ブレードで厚みを合わせる、ロールによりカレンダー加工して厚みを合わせる方法等が提示できる。
成形された感光性樹脂層は、光照射によって架橋せしめ、印刷原版を形成する。また成形しながら光照射によって架橋させることもできる。硬化に用いられる光源としては、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、紫外線蛍光灯、殺菌灯、カーボンアーク灯、キセノンランプ、メタルハライドランプ等を挙げることができる。感光性樹脂組成物層に照射される光は、200nmから300nmの波長を有することが好ましい。硬化に用いる光源は、1種類でも構わないが、波長の異なる2種類以上の光源を用いて光硬化させることにより、樹脂の硬化性が向上することがあるので、2種類以上の光源を用いることも差し支えない。露光の際の強度は特に制限はないが、例えば3〜70mW/cm2である。このときの露光強度はオーク製作所製のUV照度計MO−2型機でUV−35フィルターを用いた数値である。
レーザー彫刻に用いる凸版印刷版の厚みは、その使用目的に応じて任意に設定して構わないが、凸版印刷版として用いる場合には、0.1〜7mmが好ましい。場合によっては、組成の異なる材料を複数積層していても構わない。レーザーの種類としては、例えば、YAGレーザー、ファイバーレーザー、半導体レーザーなどの近赤外線領域に発振波長を有するものや、炭酸ガスレーザー等の赤外線レーザー、又は可視・紫外線レーザーが挙げられる。またレーザーは連続照射でも、パルス照射でもよい。
本実施形態の製造方法では、平均炭素数7以下であるパーフルオロアルキル基を有する含フッ素重合体を含有する版面用処理液を、製版露光工程以降に、感光性樹脂版及び凸版印刷版の版面に付着させる。
本実施形態で用いる前記含フッ素重合体として、たとえば、側鎖にパーフルオロアルキル基を有するアクリル系共重合体;側鎖にパーフルオロアルキル基を有するメタクリル系共重合体;パーフルオロアルキル基を有するウレタン系重合体;パーフルオロアルキル基を有するエステル系重合体;ポリフッ化エチレン化合物;あるいはポリ(エチレン−フッ化エチレン)化合物等が挙げられるが、これらに限定されない。前記含フッ素重合体を構成する単量体としては、重合性の不飽和結合以外に、パーフルオロアルキル基を有する単量体(a1)と、水酸基、アミノ基、アミド基を構造の一部に有する単量体(a2)とから構成される。単量体の(a1)と(a2)は、少なくとも各1種以上の組み合わせから選ぶことができる。
ここで、(a1)のパーフルオロアルキル基の平均炭素数は、インクカラミ抑制の効果から7以下が好ましい。単一の炭素数を持つ単量体から構成されても、2つ以上の炭素数をもつ単量体が混在して構成されていてもよいが、単一の炭素数を持つ単量体から構成されることが好ましい。さらに、その平均炭素数は3以上6以下であることがより好ましい。平均炭素数は19F−NMRの方法により測定できる。
また、(a1)のパーフルオロアルキル基の構造は直鎖状であっても分岐状であってもよく、直鎖状が好ましい。分岐状である場合には、分岐部分がパーフルオロアルキル基の末端部分に存在し、かつ分岐部分の炭素数は短鎖であることが好ましい。(a1)のパーフルオロアルキル基は、フッ素原子以外のほかのハロゲン原子を有してもよく、他のハロゲン原子としては、塩素原子が好ましい。さらに、パーフルオロアルキル基の炭素−炭素結合間には、エーテル性の酸素原子又はチオエーテル性の硫黄原子が存在してもよい。
単量体(a2)としては、例えば、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−クロロプロピル(メタ)アクリレート等のヒドロキシル基を有する単量体、(メタ)アクリルアミド、N−置換(メタ)アクリルアミド等のアミド基を有する単量体、置換アミノアルキル(メタ)アクリレート等のアミノ基を有する単量体が挙げられるが、これらに限定されない。
前記含フッ素重合体の数平均分子量は、版面汚れ持続性の点から、5000以上が好ましい。塗布性の点から50000以下が好ましい。より好ましくは5000以上30000以下である。ここで、数平均分子量とは、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)を用いて測定し、分子量既知のポリスチレン標品から換算されたものである。
本実施形態の含フッ素重合体は公知の方法により製造できる。たとえば、溶液重合、乳化重合又は塊状重合等の重合反応を行なうことにより製造できる。
本実施形態の含フッ素重合体の重合単位(a1)又は重合単位(a2)は、前述どおりそれぞれ1種であっても2種以上であってもよい。また、含フッ素重合体はブロック重合体、ランダム重合体又はグラフト重合体のいずれであってもよく、合成のしやすさの点からランダム重合体であるのが好ましい。
本実施形態の版面用処理液に用いる含フッ素重合体は、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。この含フッ素重合体は、溶媒に溶解又は分散して使用される。本実施形態の版面用処理液に用いる溶媒は、水及び/又は水に可溶な溶媒が好ましい。水に可溶な溶媒の具体例として、水、エーテル、エステル、アルコール、ケトン、酸等の溶剤を用いることができるが、これらに限定されない。本実施形態の版面用処理液の溶媒としては、アルコールを用いることが好ましく、1−プロパノール、2−プロパノール、tert−ブタノールがより好ましい。特に、現像液に塩素系溶剤や炭化水素系溶剤が使用される溶剤現像型感光性樹脂版には、沸点が高い化合物が好ましい。これらは単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。塗布した際、印刷版表面の濡れ性調整のため、上記溶媒に界面活性剤を添加して用いることもできる。必要に応じて、消泡剤、酸化防止剤あるいは防腐剤等の添加剤を加えてもよい。
本実施形態の版面用処理液に用いる溶媒の好適な態様としては、版面用処理液の濡れ性の観点から、水の含有量が5wt%以上60wt%以下であり、アルコールの含有量が40wt%以上95wt%以下が挙げられ、好ましくは水の含有量が10wt%以上50wt%以下であり、アルコールの含有量が50wt%以上90wt%以下であり、より好ましくは水の含有量が20wt%以上50wt%以下であり、アルコールの含有量が50wt%以上80wt%以下である。
含フッ素重合体を含む版面用処理液を、印刷版の版面に付着や塗布する工程に代えて、含フッ素重合体を、現像液に添加して使用してもよい。現像液中に、含フッ素重合体を添加する場合の濃度は、好ましくは、0.01wt%〜5wt%である。現像液中に添加せず、版面に付着させる場合の濃度は、付着時間が現像液の場合より短いので、濃度を高くした方がよく、0.05wt%〜50wt%が好ましい。
現像液中に含フッ素重合体を添加しない場合の印刷版の版面への付着方法としては、スプレーによる溶液塗布;はけ塗り;浸漬;布やスポンジで溶液を塗る方法;現像後リンス液に添加し版面に滴下する方法;等が挙げられる。これらは、現像後であれば、いずれの段階で実施してもよい。特に、後露光前に実施したほうが高い効果が得られる。
本実施形態の後露光とは、高圧水銀灯、紫外線蛍光灯、カーボンアーク灯、キセノンランプ、ジルコニウムランプ、太陽光などの活性光線源により処理することをいい、少なくとも波長300nm以下の活性光線を、現像後の印刷版の版面に露光処理することをいうことが好ましい。必要に応じて、300nm以上の活性光線を併用しても構わない。これらの波長の異なる活性光線を併用する場合は、同時に露光処理しても、別々に露光処理しても構わない。後露光方法としては、例えば感光性樹脂版や凸版印刷版の凹凸形状を持つ表面側を大気中で露光したり、水などの液体中で露光する方法が挙げられ、版面汚れ持続性の点から、大気中で露光する方法が好ましい。露光の際の強度は特に制限はないが、例えば1〜50mW/cm2である。このときの露光強度はオーク製作所製のUV照度計MO−2型機でUV−25フィルターを用いた数値である。
なお、本実施形態で用いるレーザー彫刻印刷版製造の際の後処理工程における後露光の露光方式は、前述と同様の光源を用いて行なうことができる。
このようにして得られた感光性樹脂版又は凸版印刷版(レーザー彫刻印刷版を除く)の接触角(プローブ液体はジヨウドメタンを使用)は、好ましくは55度〜90度の範囲である。さらに、ベタ部のインキ濃度を上げるためには60度〜75度の範囲がより好ましい。レーザー彫刻印刷版の場合には、接触角(プローブ液体はジヨウドメタンを使用)は90度〜120度であることが好ましく、95〜110度であることがより好ましい。
以下、実施例及び比較例により本発明についてより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
参考例1
1Lのガラス製オートクレーブにC613CH2CHOCOCH=CH2を177.7g、HOC24OCOCH=CH2を39.4g、(C252NCH2CH2OCOCH=CH2を62.1g、CH3OCOCH3=CH2を3.2g、n−ドデシルメルカプタンを0.7g、プロノン204を2.7g、ポリオキシエチレンオレインエーテエルを10.8g、ジプロピレングリコールを107.8g、酢酸0.7g、イオン交換水389.3g、ステアリルジメチルアンモニウムクロリド(純分63%)4.3gを加え、50℃30分間撹拌した。次に、この溶液を、APVゴーリン社製高圧乳化機LAB−60−10TBSを用いて20MPaで乳化した。この乳化液を699.2gとり、再び1Lのガラス製オートクレーブに移し、これに2,2'−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2イル)プロパン]0.8gを添加し、窒素加圧下にてオートクレーブ内を窒素で置換して撹拌しながら温度を50℃に上げて10時間重合し、乳白色のエマルションを含む溶液を得た。この溶液をアドバンテック社製C−63ろ紙を用いて加圧ろ過した。エマルションを固形分濃度が0.8wt%となるように溶液A(イソプロパノール/精製水=70.4/29.6wt%)で希釈した。
得られた反応液約10gを凍結乾固させた。乾固物約50mgを約1.0mlのCDCl3に溶解して1H−NMR、13C−NMR測定を行い、測定後の溶液に1.0wt/vol%のC66を含有するCDCl3を封入した内管を挿入して19F−NMR測定を行ったところ、平均炭素数が6であるパーフルオロアルキル基を側鎖に有するアクリル系フッ素重合体であることが確認された。ゲル浸透クロマトグラフィー(以下「GPC」と記す)で測定したところ、フッ素重合体の数平均分子量(標準ポリスチレン換算)は19000であった。なお、GPCの測定装置は、LC−10(島津製作所製、商品名)を用い、カラムにTSKgelGMHXL(4.6mmID×30cm)2本を使用し、オーブン温度40℃、溶媒にはテトラヒドロフラン(1.0ml/min)で測定を行った。
参考例2
100mLガラス製重合アンプルに、C613CH2CHOCOCH=CH2を8.2g、C919OCOCCH3=CH2を27.1g、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテルの20%水溶液13.78g、ステアリルトリエチルアンモニウムクロリドの10%水溶液6.89g、精製水25.83g、アセトン17.23g、ステアリルメルカプタンの0.18gおよび2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)2塩酸塩0.07gを入れた後、窒素置換を行い、60℃で12時間重合反応を行い、エマルジョンを含む溶液を得た。この溶液をアドバンテック社製C−63ろ紙を用いて加圧ろ過した。ろ過後のエマルジョンを、固形分濃度を0.8wt%になるように、溶液B(ブタノール/精製水/ジプロピレングリコール=70.4/29.4/0.2wt%)で希釈した。
得られた反応液約10gを凍結乾固させた。乾固物約50mgを約1.0mlのCDCl3に溶解して1H−NMR、13C−NMR測定を行い、測定後の溶液に1.0wt/vol%のC66を含有するCDCl3を封入した内管を挿入して19F−NMR測定を行ったところ、平均炭素数が6であるパーフルオロアルキル基を側鎖に有するアクリル系フッ素重合体であることが確認された。ゲル浸透クロマトグラフィー(以下「GPC」と記す)で測定したところ、フッ素重合体の数平均分子量(標準ポリスチレン換算)は15000であった。なお、GPCの測定装置は、LC−10(島津製作所製、商品名)を用い、カラムにTSKgelGMHXL(4.6mmID×30cm)2本を使用し、オーブン温度40℃、溶媒にはテトラヒドロフラン(1.0ml/min)で測定を行った。
参考例3
n2n+1CH2CH2OCOCH=CH2(ここで、nは6〜12の整数の混合物であり、nの平均は9である。)を7.5g, シクロヘキシルメタクリレート12.5gをガラスアンプルに入れ、溶媒としてアサヒクリンAK−225(CF3CF2CHCl2/CClF2CF2CHClF)40g、重合開始剤として0.04gのアゾビスイソブチロニトリルを添加した。この混合物を窒素でバージしながら、ガラスアンプルをシールし、65℃で15時間振とうして共重合反応を行った。生成した共重合体をソルビット(マクダーミッド社製、商品名)で希釈し、固形分濃度0.8wt%に調整した。
(実施例1)
溶剤現像型の未露光の感光性樹脂版AFP−SF(旭化成ケミカルズ社製、商品名、厚み1.70mm、スチレンを主体とする重合体ブロックとブタジエンを主体とする重合体ブロックを含む数平均分子量10万の熱可塑性エラストマーを含有する))のカバーシートをはぎとり、感光性樹脂層の上にある保護膜層の上にネガフィルムを密着させ、AFP−1216E露光機(旭化成ケミカルズ社製、商品名)上で370nmに中心波長を有する紫外線蛍光灯を用いて、まず支持体側から320mJ/cm2の全面露光を行った後、引き続きネガフィルムを通して5000mJ/cm2の画像露光を行った。このときの露光強度をオーク製作所製のUV照度計MO−2型機でUV−35フィルターを用いて、バック露光を行なう側である下側ランプからの紫外線をガラス板上で測定した強度は9.4mW/cm2、レリーフ露光側である上側ランプからの紫外線を測定した強度は11.9mW/cm2であった。
ネガフィルムの画像は、100・133・150lpi各線数で1・2・3・5・10・30・50・60・70・80・90・95%・ベタ部の網点を含むものを使用した。
次に、ソルビット(マクダーミッド社製、商品名、炭化水素類の有機溶剤)を現像液として、クイックライン912現像機(旭化成ケミカルズ社製、商品名)を用いて、液温30℃で現像を行った。
現像直後に、参考例1で得られた溶液を染み込ませたベンコット(旭化成せんい社製、商品名)で、版表面を拭くように塗布した。60℃で2時間乾燥させた後に、紫外線蛍光灯を用いて1000mJ/cm2を版表面全体に行い、続いて254nmに中心波長をもつ殺菌灯を用いて2000mJ/cm2の後露光を行なってフレキソ樹脂版を得た。
なお、ここで殺菌灯による後露光量は、MO−2型機のUV−25フィルターを用いて測定された照度から算出したものである。
(実施例2)
参考例1で得られた溶液を塗布する作業を後露光作業後に行ったこと以外は、実施例1と同様の方法でフレキソ樹脂版を得た。
(実施例3)
参考例1で得られた溶液の代わりに、参考例2で得られた溶液を使用したこと以外は、実施例1と同様の方法でフレキソ樹脂版を得た。
(実施例4)
参考例1で得られた溶液の代わりに参考例2で得られた溶液を使用したこと、その溶液を塗布する作業を後露光作業後に行ったこと以外は、実施例1と同様の方法でフレキソ樹脂版を得た。
(比較例1)
参考例1で得られた溶液の代わりに、参考例3で得られた溶液を使用したこと以外は、実施例1と同様の方法でフレキソ樹脂版を得た。
(比較例2)
参考例1で得られた溶液の代わりに参考例3で得られた溶液を使用したこと、その溶液を塗布する作業を後露光作業後に行ったこと以外は、実施例1と同様の方法でフレキソ樹脂版を得た。
(比較例3)
参考例1で得られた溶液を塗布する工程を除いたこと以外は、実施例1と同様の方法でフレキソ樹脂版を得た。
(2)評価
(a−1)インキカラ防止効果評価1
インキカラミ防止効果を評価するために、以下の測定条件で版面の接触角を評価した。得られたフレキソ樹脂版を、温度23℃、相対湿度50%恒温恒湿室内に一日放置し、安定化させた。測定条件は、固液界面解析装置Drop Master500、解析ソフトFAMAS(協和界面科学社製、商品名)、プローブ液体にジヨウドメタン(関東化学社製)、針はシリコン表面処理したステンレス製22G(協和界面科学社製、商品名)を用いて、吐出時間100ms、吐出電圧4000mV、精製水が版に接触後15秒後の接触角を自動測定した値を記録した。評価基準は、接触角が70°以上を◎、70−60°を○、60−50°を△、50°以下を×とした。接触角が高いほうが、インクをはじきやすいので、◎、○、△、×の順で好ましい。
(a−2)インキカラミの防止効果評価2
印刷中のインクカラミを評価するために、以下の印刷条件において印刷を行い、インキカラミの評価を実施した。溶剤インキには、プロセスXシアン(東洋インキ製、商品名)、被印刷体には、XH536 60um(モービル製、商品名)、アニロックスロールは、600lpi(セル容積3.8cm3/m2)、クッションテープには、3M1020(3M社製、商品名)を使用し、印刷速度は、100m/分とした。
得られたフレキソ樹脂版を用い、500m印刷後に、樹脂版の網点部の3%ハイライトと30%ミッドトーンの凹部のインキの溜まりの程度を、ルーペで観察した。凹部の谷までインクが流れたものを×、凸部のショルダー部の上層にのみインキが付着している場合を○、その中間を△とした。インキが凹部の谷に到達する時間が長い方が良いので、×より△、△より○の方が好ましい。
(a−3)ベタ印刷品質評価
(a−2)の評価に使用した印刷物のインキの乗り具合を評価した。Dot Analyzer DA 6000(王子計測機器株式会社製、商品名)を用い、所定の反射光源観察によりベタ画像部(網点面積率100%画像部)における単位面積あたりのインキ隠蔽率を計測した。インキ隠蔽率が97%以上をOK、97%未満をNGと評価した。NG評価の場合、目視でインキの抜けが確認できるレベルである。
(b)インキカラミ防止の持続効果
インキカラミ防止の持続効果を模擬的に評価するため、(a−2)と同じ方法で作成した樹脂版表面を、印刷用インク及びインククリーナーに用いられる代表的な溶剤、エチルアルコールを含ませた不織布で、版表面を40回強く擦り、その後、(a−1)と同様の方法で評価した。接触角が60°以上を○、50°以下を×とし、その中間を△とした。○もしくは△であれば持続効果があると判断した。接触角が高いほうが、フッ素系処理剤の残留が高いので、△より○のほうが好ましい。
(c)紙粉離脱性評価
印刷中の紙紛離脱性を評価するために、得られたフレキソ樹脂版を用いて、以下の印刷条件において印刷し、紙粉離脱性の評価を実施した。なお、後述するように、表1では、紙粉評価として示す。
AI−3型フレキソ印刷機(伊予機械製)を用いて、水性インキには、HW571AQP(東洋インキ製、商品名)を使用し、被印刷体には、コート紙パールコート(王子製紙製、商品名)を使用した。アニロックスロールは、600lpi(セル容積3.8cm3/m2)、クッションテープは、3M1020(3M製、商品名)を使用し、印刷速度は、100m/分で印刷を実施した。
印刷速度が100m/分に達した段階で、幅0.1〜2.0mm、長さ0.1〜2.0mmに裁断したコート紙パールコート0.5gを被印刷体上に散布し、強制的に版面に接触させ、3分後に印刷された印刷物上で紙紛の数を目視で計測した。
評価するフレキソ樹脂版を製造した際のネガフィルムの画像はベタ部サイズが100×150mmのものを使用した。このベタ部範囲内に紙紛の数が50個以上計測されたものを×、20〜50個計測されたものを△、5〜20個計測されたものを○、5個以下計測されたものを◎とした。計測した紙紛は印刷不良であるので、×より△、△より○、○よりも◎の方が好ましい。
(d)総合評価
評価(a−1)、評価(a−2)、評価(b)および評価(c)において、◎を3点、○を2点、△を1点、×を0点とし、その合計を総合評価とした。点数が高いほど、効果が高いと判断する。ただし、(a−3)において、◎以外の場合、インキのはじきが見られるので総合評価を0点とする。
実施例1〜4、比較例1〜3で得られた評価試験結果の一覧を表1に記載する。
Figure 2008133055
表1に示す通り、パーフルオロアルキル基の炭素数6である含フッ素重合体を版面に付着させることで、十分なベタ印刷品質を有しながら、長期的にインキカラミを抑制する版が得られた。また、後露光前に含フッ素重合体を付着させるほうが、インキカラミ抑制効果が長期的に持つ版が得られた。
(実施例5)
20℃において液状の感光性樹脂ADS−60(旭化成ケミカルズ製、商品名、ポリウレタン系ポリマーを含有する)をPETフィルム上に厚さ2.8mmのシート状に形成し、高圧水銀灯の紫外線を、大気中で感光性樹脂層が露出している面から照射した。照射したエネルギーは、4000mJ/cm2であった。このときの露光強度をオーク製作所製のUV照度計MO−2型機でUV−35フィルターを用いた。光硬化した感光性樹脂層をZED社製のレーザー彫刻機(ZED−Mini、商品名)を用いて、パターンの彫刻を行い、フレキソ印刷版を得た。得られたフレキソ印刷版について、上記(a−1)インキカラミ防止効果評価1、(b)インキカラミ防止の持続効果の評価方法を用いて接触角を測定した。
次いで、得られたフレキソ印刷版に、参考例1で得られた溶液を染み込ませたベンコット(旭化成せんい社製 商品名)で版表面を拭くように塗布した。その後、ALF−200UP後露光機を用いて、254nmに中心波長をもつ殺菌灯を用いて版表面全体に、2000mJ/cm2、続いて紫外線蛍光灯を用いて1000mJ/cm2の後露光を行ってフレキソ印刷版を得た。得られたフレキソ印刷版について、上記(a−1)インキカラミ防止効果評価1、(b)インキカラミ防止の持続効果の評価方法を用いて接触角を測定したところ、参考例1で得られた溶液を付着する前のフレキソ版に比べて接触角が各々37°、38°上昇しており、レーザー彫刻印刷版においても、パーフルオロアルキル基の炭素数が6である含フッ素重合体塗布によりインキカラミを長期的に抑制できることがわかった。
(実施例6)
参考例1で得られた溶液を塗布する作業を後露光作業後に行ったこと以外は、実施例5と同様の方法でフレキソ樹脂版を得、評価した。その結果、参考例1で得られた溶液を付着する前のフレキソ版に比べて、同溶液付着後のフレキソ版は、接触角が各々40°、32°上昇しており、レーザー彫刻印刷版においても、パーフルオロアルキル基の炭素数が6である含フッ素重合体塗布によりインキカラミを長期的に抑制できることがわかった。
更に、実施例5と本実施例より、レーザー彫刻印刷版においても、後露光前に含フッ素重合体を付着させる方が、後露光後に付着させるよりもインキカラミ抑制の持続効果が高いことがわかった。
(実施例7)
参考例1で得られた溶液の代わりに、参考例2で得られた溶液を使用したこと以外は、実施例5と同様の方法でフレキソ樹脂版を得、評価した。その結果、参考例2で得られた溶液を付着する前のフレキソ版に比べて、同溶液付着後のフレキソ版は、接触角が各々42°、51°上昇しており、レーザー彫刻印刷版においても、パーフルオロアルキル基の炭素数が6である含フッ素重合体塗布によりインキカラミを長期的に抑制できることがわかった。
(実施例8)
参考例1で得られた溶液の代わりに参考例2で得られた溶液を使用したこと、その溶液を塗布する作業を後露光作業後に行ったこと以外は、実施例5と同様の方法でフレキソ樹脂版を得、評価した。その結果、参考例2で得られた溶液を付着する前のフレキソ版に比べて、同溶液付着後のフレキソ版は、接触角が各々35°、16°上昇しており、レーザー彫刻印刷版においても、パーフルオロアルキル基の炭素数が6である含フッ素重合体塗布によりインキカラミを長期的に抑制できることがわかった。
更に、実施例5〜7と本実施例より、レーザー彫刻印刷版においても、後露光前に含フッ素重合体を付着させる方が、後露光後に付着させるよりもインキカラミ抑制の持続効果が高いことがわかった。
(比較例4)
参考例1で得られた溶液の代わりに、参考例3で得られた溶液を使用したこと以外は、実施例5と同様の方法でフレキソ樹脂版を得、評価した(比較例4)。その結果、参考例3で得られた溶液を付着する前のフレキソ版に比べて、同溶液付着後のフレキソ版は、接触角は上昇していたものの、その差は各々27°、21°であり、実施例5に比べて低いことがわかった。
(比較例5)
参考例1で得られた溶液の代わりに参考例3で得られた溶液を使用したこと以外は、実施例6と同様の方法でフレキソ樹脂版を得、評価した(比較例5)。その結果、参考例3で得られた溶液を付着する前のフレキソ版に比べて、同溶液付着後のフレキソ版は、接触角は上昇していたものの、その差は各々16°、15°であり、実施例6に比べて低いことがわかった。
本出願は、2007年4月19日に日本国特許庁へ出願された、日本特許出願(特願2007−110895)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明は、印刷中の版面のインキカラミを長期間防止し、かつ、紙粉離脱性が良好であり、印刷に悪影響がないように版面を処理するための好適な版面用処理液及び当該処理液を付着される工程を含む感光性樹脂版の製造方法として利用可能性を有する。
(2)評価
(a−1)インキカラ防止効果評価1
インキカラミ防止効果を評価するために、以下の測定条件で版面の接触角を評価した。得られたフレキソ樹脂版を、温度23℃、相対湿度50%恒温恒湿室内に一日放置し、安定化させた。測定条件は、固液界面解析装置Drop Master500、解析ソフトFAMAS(協和界面科学社製、商品名)、プローブ液体にジヨウドメタン(関東化学社製)、針はシリコン表面処理したステンレス製22G(協和界面科学社製、商品名)を用いて、吐出時間100ms、吐出電圧4000mV、ジヨウドメタンが版に接触後15秒後の接触角を自動測定した値を記録した。評価基準は、接触角が70°以上を◎、70−60°を○、60−50°を△、50°以下を×とした。接触角が高いほうが、インクをはじきやすいので、◎、○、△、×の順で好ましい。

Claims (13)

  1. 凹凸形状を有する感光性樹脂版又は凸版印刷版の版面に、平均炭素数7以下であるパーフルオロアルキル基を有する含フッ素重合体を付着させる工程を含む、凹凸形状を有する感光性樹脂版又は凸版印刷版の製造方法。
  2. 前記含フッ素重合体が、水酸基、アミノ基又はアミド基をさらに有する請求項1記載の凹凸形状を有する感光性樹脂版又は凸版印刷版の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の製造方法により得られる凹凸形状を有する感光性樹脂版又は凸版印刷版。
  4. 製版露光工程、現像工程および後露光工程を含む感光性樹脂版の製造方法であって、
    製版露光工程の以降に、前記感光性樹脂版の版面に、平均炭素数7以下であるパーフルオロアルキル基を有する含フッ素重合体を付着させる工程を含む、感光性樹脂版の製造方法。
  5. 前記含フッ素重合体が、水酸基、アミノ基又はアミド基をさらに有する請求項4記載の感光性樹脂版の製造方法。
  6. 前記含フッ素重合体を、現像工程後、後露光工程前に付着する工程を含む、請求項4又は5に記載の感光性樹脂版の製造方法。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の製造方法により得られる感光性樹脂版。
  8. 凹凸形状を有する感光性樹脂版又は凸版印刷版の版面を処理するための、平均炭素数7以下であるパーフルオロアルキル基を有する含フッ素重合体を含有する版面用処理液。
  9. 前記含フッ素重合体が、水酸基、アミノ基またはアミド基をさらに有する請求項8記載の版面用処理液。
  10. 更に、水とアルコールを含有する請求項8又は9記載の版面用処理液。
  11. 前記アルコールが1−プロパノール、2−プロパノール、tert−ブタノールからなる群より選ばれる少なくとも一種である請求項10記載の版面用処理液。
  12. 水の含有量が5〜60wt%であり、アルコールの含有量が40〜95wt%である請求項10又は11記載の版面用処理液。
  13. 凹凸形状を有する感光性樹脂版又は凸版印刷版の版面のインキ汚れを低減させるための、平均炭素数7以下であるパーフルオロアルキル基を有する含フッ素重合体を含有する版面処理液の使用。
JP2009511786A 2007-04-19 2008-04-11 凹凸形状を有する感光性樹脂版及び凸版印刷版の製造方法、並びに当該製造方法に用いる版面用処理液 Expired - Fee Related JP5315234B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009511786A JP5315234B2 (ja) 2007-04-19 2008-04-11 凹凸形状を有する感光性樹脂版及び凸版印刷版の製造方法、並びに当該製造方法に用いる版面用処理液

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007110895 2007-04-19
JP2007110895 2007-04-19
PCT/JP2008/057195 WO2008133055A1 (ja) 2007-04-19 2008-04-11 凹凸形状を有する感光性樹脂版及び凸版印刷版の製造方法、並びに当該製造方法に用いる版面用処理液
JP2009511786A JP5315234B2 (ja) 2007-04-19 2008-04-11 凹凸形状を有する感光性樹脂版及び凸版印刷版の製造方法、並びに当該製造方法に用いる版面用処理液

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008133055A1 true JPWO2008133055A1 (ja) 2010-07-22
JP5315234B2 JP5315234B2 (ja) 2013-10-16

Family

ID=39925514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009511786A Expired - Fee Related JP5315234B2 (ja) 2007-04-19 2008-04-11 凹凸形状を有する感光性樹脂版及び凸版印刷版の製造方法、並びに当該製造方法に用いる版面用処理液

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20100112299A1 (ja)
EP (1) EP2141025B1 (ja)
JP (1) JP5315234B2 (ja)
WO (1) WO2008133055A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140366759A1 (en) * 2013-06-12 2014-12-18 Maria Celeste Tria Patterned materials and methods of making them

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5140206A (ja) * 1974-10-02 1976-04-03 Sakata Shokai Ltd Kairyosaretatotsupaninsatsuhoho
JPS59138454A (ja) * 1983-01-28 1984-08-08 W R Gureesu:Kk 樹脂版用表面処理剤
JPH07113767B2 (ja) 1986-10-02 1995-12-06 旭化成工業株式会社 段ボ−ル印刷用感光性樹脂印刷版
US5288571A (en) * 1986-10-02 1994-02-22 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Photoresin printing plate for use in printing a corrugated board
WO1992015046A1 (fr) * 1991-02-15 1992-09-03 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Composition elastomere photosensible
JP3144870B2 (ja) 1991-02-15 2001-03-12 旭化成株式会社 感光性エラストマー組成物
WO1994006870A1 (en) * 1992-09-24 1994-03-31 Kansai Paint Co., Ltd. Finish coating composition and method of forming its coating film
GB9416204D0 (en) * 1994-08-11 1994-10-05 Horsell Plc Water-less lithographic plate
JPH10171111A (ja) 1996-12-13 1998-06-26 Asahi Chem Ind Co Ltd 水現像性感光性樹脂組成物
AU6056099A (en) * 1998-09-23 2000-04-10 E.I. Du Pont De Nemours And Company Photoresists, polymers and processes for microlithography
JP4458389B2 (ja) * 2000-05-01 2010-04-28 コダック株式会社 感光性組成物および感光性平版印刷版
JP2002292985A (ja) 2001-03-30 2002-10-09 Sakata Corp フレキソ凸版印刷方式における印刷物の汚れ防止方法
DE60226617D1 (de) 2001-09-05 2008-06-26 Asahi Kasei Chemicals Corp Lichtempfindliche harzzusammensetzung und lasergravierbares druckelement
JP4357905B2 (ja) 2003-09-09 2009-11-04 旭化成イーマテリアルズ株式会社 感光性樹脂版の製造方法
US20050106440A1 (en) * 2003-11-19 2005-05-19 Honda Motor Co., Ltd. Proton conductor and method for producing the same
JP4439473B2 (ja) * 2003-12-26 2010-03-24 旭化成イーマテリアルズ株式会社 凸版印刷用水現像感光性樹脂版
WO2006069102A1 (en) * 2004-12-21 2006-06-29 E.I. Dupont De Nemours And Company Process for forming a patterned fluoropolymer film on a substrate
JP2006347062A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Fluoro Technology:Kk スクリーン印刷版の版膜面処理剤
CN101273098A (zh) * 2005-07-25 2008-09-24 富士胶片株式会社 有机颗粒分散组合物的制造方法
JP4046139B2 (ja) 2006-11-29 2008-02-13 日立工機株式会社 電池の充電装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2141025B1 (en) 2017-09-27
US20100112299A1 (en) 2010-05-06
JP5315234B2 (ja) 2013-10-16
WO2008133055A1 (ja) 2008-11-06
EP2141025A4 (en) 2011-10-19
EP2141025A1 (en) 2010-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5601606B1 (ja) フレキソ印刷版の製造方法
JP4651037B2 (ja) フレキソ印刷版用感光性樹脂
JP4548860B2 (ja) 凸版印刷用水現像感光性樹脂版
US9939726B2 (en) Photopolymerizable flexographic printing elements for printing with UV inks
JP5751492B2 (ja) フレキソ印刷版の製造方法およびフレキソ印刷版
EP2127896B1 (en) Method for producing photosensitive resin plate or relief printing plate having recessed and projected pattern, and plate surface treating liquid used in the production method
JP4357905B2 (ja) 感光性樹脂版の製造方法
JP5323428B2 (ja) 感光性樹脂凸版印刷版の製造方法
JP5315234B2 (ja) 凹凸形状を有する感光性樹脂版及び凸版印刷版の製造方法、並びに当該製造方法に用いる版面用処理液
JP5149748B2 (ja) 感光性樹脂凸版印刷版の製造方法
JP5777359B2 (ja) 凸版印刷版用感光性樹脂構成体
JP5731128B2 (ja) 感光性樹脂凸版印刷版の製造方法
EP3885831A1 (en) Water-developable flexographic printing original plate
US20220048307A1 (en) Water-developable flexographic printing original plate
JP6299073B2 (ja) フレキソ印刷原版用感光性樹脂組成物
JP2024006925A (ja) 感光性樹脂組成物、フレキソ印刷原版、フレキソ印刷版、硬化物の製造方法、フレキソ印刷版の製造方法、及び印刷方法
JP2002361824A (ja) オフセット印刷用ゴムローラーおよびオフセット印刷機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130701

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130708

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5315234

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees