JPWO2008123148A1 - 移動通信システム、基地局装置、ユーザ装置及び方法 - Google Patents

移動通信システム、基地局装置、ユーザ装置及び方法 Download PDF

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Abstract

基地局装置は、報知情報により、移動局の最大送信電力に関する情報と通知し、移動局は、上記報知情報における移動局の最大送信電力に関する情報に基づいて、上りリンクの送信を行う。この場合、隣接するシステムへの漏洩電力への要求が厳しい場合には、移動局の最大送信電力を下げ、隣接するシステムへの漏洩電力への要求が厳しくない場合には、移動局の最大送信電力を下げないという制御が可能となり、移動通信システムが適用されている地域や諸事情に基づいて、隣接するシステムへの干渉量を柔軟に低減することが可能となる。

Description

本発明は移動通信の技術分野に関連し、特に次世代移動通信技術を用いる移動通信システム、基地局装置、ユーザ装置及び方法に関する。
ワイドバンド符号分割多重接続(W−CDMA)方式、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)方式、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)方式等の後継となる通信方式、すなわちロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が、W−CDMAの標準化団体3GPPで検討されている。LTEでの無線アクセス方式として、下りリンクについては直交周波数分割多重接続(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式が、上りリンクについてはシングルキャリア周波数分割多重接続(SC−FDMA:Single−Carrier Frequency Division Multiple Access)方式が有望視されている(これについては例えば、非特許文献1参照)。
OFDM方式は、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータを載せて伝送を行うマルチキャリア伝送方式である。サブキャリアを周波数軸上に直交させながら密に並べることで高速伝送を実現し、周波数の利用効率を上げることが期待できる。
SC−FDMA方式は、周波数帯域を端末毎に分割し、複数の端末間で異なる周波数帯域を用いて伝送するシングルキャリア伝送方式である。端末間の干渉を簡易且つ効果的に低減することができることに加えて送信電力の変動を小さくできるので、この方式は端末の低消費電力化及びカバレッジの拡大等の観点から好ましい。
LTEシステムでは、下りリンク及び上りリンク両方において、移動局に1つ以上のリソースブロックが割り当てられて通信が行われる。リソースブロックはシステム内の多数の移動局で共有される。基地局装置は、サブフレーム(LTEでは1ms)毎に複数の移動局の中でどの移動局にリソースブロックを割り当てるかを決定する(このプロセスはスケジューリングと呼ばれる。)。下りリンクにおいては、基地局装置はスケジューリングで選択された移動局に1以上のリソースブロックにおいて共有チャネルを送信する。上りリンクにおいては、選択された移動局が基地局装置に対して1以上のリソースブロックにおいて共有チャネルを送信する。
そして、上述したような共有チャネルを用いた通信システムにおいては、サブフレーム(Sub−frame)(LTEでは1ms。TTI(Time Transmission Interval)と呼ばれてもよい)毎に、どのユーザ装置に対して上記共有チャネルを割り当てるかをシグナリングする必要がある。このシグナリングに用いられる制御チャネルは、LTEでは、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Donwlink Control Channel)または、下りL1/L2制御チャネル(DL−L1/L2 Control Channel)と呼ばれる。上記物理下りリンク制御チャネルの情報には、例えば、下りスケジューリング情報又はダウンリンクスケジューリングインフォメーション(Downlink Scheduling Information)、送達確認情報(ACK/NACK:Acknowledgement information)、上りリンクスケジューリンググラント(Uplink Scheduling Grant)、オーバロードインジケータ(Overload Indicator)、送信電力制御コマンドビット(Transmission Power Control Command Bit)等が含まれる(例えば、非特許文献2参照)。上記送達確認情報(ACK/NACK:Acknowledgement information)は、Physical Hybrid ARQ Indicator Channel (PHICH)と呼ばれてもよい。上記PHICHは、上記PDCCHに含まれるのではなく、上記PDCCHとは並列の関係にある、異なる物理チャネルとして定義されてもよい。
上記下りスケジューリング情報や上りリンクスケジューリンググラントが、どのユーザ装置に対して上記共有チャネルを割り当てるかをシグナリングするための情報に相当する。上記下りスケジューリング情報には、例えば、下りリンクの共有チャネルに関する、下りリンクのリソースブロック(Resource Block)の割り当て情報、UEのID、ストリームの数、プリコーディングベクトル(Precoding Vector)に関する情報、データサイズ、変調方式、HARQ(hybrid automatic repeat request)に関する情報等が含まれる。上記下りスケジューリング情報は、Downlink Assignment InformationまたはDownlink Scheduling Grantと呼ばれてもよい。また、上記上りリンクスケジューリンググラントには、例えば、上りリンクの共有チャネルに関する、上りリンクのリソースの割り当て情報、UEのID、データサイズ、変調方式、上りリンクの送信電力情報、アップリンクMIMO(Uplink MIMO)におけるデモジュレーションレファレンスシグナル(Demodulation Reference Signal)の情報等が含まれる。尚、上記下りスケジューリング情報と上りスケジューリンググラントは、まとめてDownlink Control Information (DCI)と呼ばれてもよい。
ところで、電波を用いたシステムである携帯電話や電波天文、衛星通信、航空・海上レーダー、地球資源探査、無線LANは、一般的に、お互いの干渉を防ぐために、利用する周波数帯域を分離する。また、例えば、携帯電話のシステムに割り当てられた周波数帯域の中に、さらに複数のシステムが存在し、その各システムの周波数帯域は分離されている。
例えば、図1に、日本における1884.5MHzから1980MHzにおける周波数の利用状況を示す。同図において、1920MHzから1980MHzはIMT−2000(International Mobile Telecommunication−2000)の上りリンク(UL: Uplink)に割り当てられており、その中で、例えば、1940MHzから1980MHzはWCDMA(UTRA FDD)システムが運用されている。また、1920MHzより小さい周波数帯域において、具体的には、1884.5MHzから1919.6MHzにおいて、PHSシステムが運用されている。
尚、上述した1920MHzから1980MHzは、3GPPにおいては、UTRA FDDのBand Iの上りリンクに相当する。
すなわち、電波を用いたシステムは、その利用する周波数帯域を分離することにより、システム間の干渉を防いでいる。しかしながら、電波を放射する送信機は、自システムの周波数帯域の外側の帯域に不要波(以下、隣接チャネル干渉と呼ぶ)を放射してしまうため、周波数帯域が分離されていたとしても、隣接する複数のシステムはお互いに干渉を与え合うことになる。よって、上記不要波の電力レベルが大きい場合には、隣接するシステムに多大な悪影響を与えることになる。
このような隣接チャネル干渉による、隣接するシステムへの悪影響を防ぐために、各システムにおいて、上記隣接チャネル干渉やスプリアス放射に関する特性が規定されている。例えば、3GPPのWCDMAシステムにおいては、基地局の隣接チャネル干渉やスプリアス放射等に関する規定として、TS25.104の6.6 Output RF spectrum emissions(非特許文献3)が存在し、移動局の隣接チャネル干渉やスプリアス放射等に関する規定として、TS25.101の6.6 Output RF spectrum emissions(非特許文献4)が存在する。
以下に、移動局の隣接チャネル干渉及びスプリアス放射に関する規定に関してさらに詳しく説明する。
例えば、上述した非特許文献4におけるAdjacent Channel Leakage power Ratio(ACLR)に関する規定は、当該システムから5MHzおよび10MHz離れた周波数帯域に存在するシステムへの干渉量を所定の閾値以下に抑えることを規定しており、相対値で規定される。例えば、5MHz離れた周波数帯域に関するACLRの規定値が33dBであり、かつ、送信電力が21dBmの場合、当該システムから5MHz離れた周波数帯域へ漏れ出る干渉量は、−12dBm以下に抑えなければならない。
また、上述した非特許文献4におけるPHS帯域へのスプリアス放射の規定は、300kHzあたり−41dBm以下に抑えることを規定しており、絶対値で規定される。
また、上述したACLR規定が適用される領域と、スプリアス放射の規定が適用される領域は、一般に、当該システムのシステム帯域幅を2.5倍した領域をACLR規定が適用される領域とし、上記以外の領域をスプリアス放射の規定が適用される領域とする。図2に、ACLR規定が適用される領域と、スプリアス放射の規定が適用される領域を示す。この2.5倍という値は、システム帯域外への不要波の波形は、送信帯域に比例するという事実に基づいて設定されている。
ところで、上述したシステム帯域外への不要波を抑圧するために、移動局は、線形性の高い電力増幅器(電力アンプ)を搭載する必要がある。よって、移動局のコストやサイズを考慮した場合、上述した不要波を低減すること、あるいは、上述したACLR規定やスプリアス放射の規定を満たすことが困難な場合がある。この場合、例えば、上述した非特許文献4においては、移動局のコストやサイズを抑えるために、ある条件の下で、最大送信電力を低減することが規定されている。例えば、Release5の規定においては、上りリンクのDPDCHとDPCCHの振幅比に基づいて、最大送信電力を低減することが規定されている。また、Release6の規定においては、キュービックメトリック(Cubic metric)という値を移動局が計算し、上記Cubic metricの値に基づいて、最大送信電力を低減することが規定されている。最大送信電力を低減することにより、より移動局のコストやサイズを小さく抑えることが可能となる。
3GPP TR 25.814 (V7.0.0), "Physical Layer Aspects for Evolved UTRA," June 2006 R1-070103, Downlink L1/L2 Control Signaling Channel Structure: Coding 3GPP TS25.104 v6.13.0 3GPP TS25.101 v6.13.0
しかしながら、上述した背景技術には以下の問題がある。
例えば、図1に示したように、日本においては、PHSシステムに割り当てられている周波数帯域と、IMT−2000に割り当てられている周波数帯域の間は、0.4MHzと非常に小さい。よって、1920MHzから1940MHzにおいて、WCDMAやLTEを運用した場合、PHSシステムに割り当てられている周波数帯域に大きな干渉電力が漏れ出すことを意味する。特に、LTEの場合には、送信帯域幅が最大20MHzと非常に広帯域であるため、その影響は極めて大きいと考えられる。
ここで、PHSシステムを保護するために、非常に厳しいACLR規定やスプリアス放射の規定を行った場合、移動局の電力アンプの性能には限界が生じる。よって、背景技術で述べたように、移動局の最大送信電力を低減することが考えられる。しかしながら、移動局の最大送信電力を低減した場合、セルカバレッジが小さくなるという別の問題が発生する。
一方、PHSシステムは、特定の地域、例えば、日本にしか存在しないため、PHSシステムを考慮して、上述した移動局の最大送信電力を低減する規定を一律に行った場合、世界中の全ての地域において、セルカバレッジが小さくなるという問題が発生することになり、非常に非効率的である。尚、上述した例では、日本のPHSシステムを考えたが、世界の各地には、様々な電波を用いたシステムが存在し、同様の問題が発生すると考えられる。
よって、上述した問題を解決するためには、その移動通信システムが適用されている地域や諸事情に基づいて、隣接するシステムへの干渉量を柔軟に低減しなければならないことになる。例えば、LTEにおいては、上述したように、上りリンクの共有チャネルの送信電力は、物理下りリンク制御チャネルにマッピングされる上りリンクスケジューリンググラントにより通知される。よって、上記上りリンクスケジューリンググラントにより、移動局の送信電力を制御し、隣接するシステムへの干渉量を柔軟に低減できるかもしれない。しかしながら、上記上りリンクスケジューリンググラントが誤った場合には、基地局装置は移動局の送信電力を制御することが困難となるため、PHSに割り当てられている周波数帯域を確実に保護するという目的を達成することができない。
本発明の課題は、上述した問題点を鑑み、その移動通信システムが適用されている地域や諸事情に基づいて、隣接するシステムへの干渉量の低減を柔軟に行うことのできる移動通信システムおよび基地局装置、ユーザ装置及び方法を提供することである。
本発明では、移動通信システム内で基地局装置と無線通信するユーザ装置が使用される。ユーザ装置は、下りリンクにおいて、制御情報を受信する受信手段と、上りリンクにおいて、第1のチャネルを送信する送信手段とを具備する。前記送信手段は、前記制御情報に基づいて、前記第1のチャネルの送信電力の最大値を、前記移動通信システムで規定されている定格電力よりも小さくする。
本発明によれば、その移動通信システムが適用されている地域や諸事情に応じて、適切に隣接するシステムへの干渉量の低減を行うことが可能となり、効率の良い移動通信を用いたサービスを提供することが可能となる。
日本における1884.5MHzから1980MHzにおける周波数の利用状況を説明する図である ACLR規定が適用される領域と、スプリアス放射が適用される領域を説明する図である 本発明の一実施例に係る移動通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る基地局装置を示す部分ブロック図である。 本発明の一実施例に係る基地局装置のベースバンド信号処理部を示す部分ブロック図である。 周波数リソースの量と変調方式とに基づいた最大送信電力を定義する表を示す図である。 周波数リソースの量と変調方式とに基づいた最大送信電力を定義する表(複数個存在する場合)を示す図である。 周波数リソースの量と変調方式と中心周波数とに基づいた最大送信電力を定義する表を示す図である。 最大送信電力、周波数及びリソース量等の間の相互関係の一例を示す図である。 システム制御情報の一例を示す図である。 主なパラメータを説明するための図である。 モビリティ制御情報の一例を示す図である。 主なパラメータを説明するための図である。 本発明の一実施例に係る移動局を示す部分ブロック図である。 本発明の一実施例に係る移動局のベースバンド信号処理部を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る移動局における通信制御方法を示すフローチャートである。 帯域幅毎に定義された最大許可送信電力の例を示す図である。
符号の説明
50 セル
1001、1002、1003、100n 移動局
102 送受信アンテナ
104 アンプ部
106 送受信部
108 ベースバンド処理部
110 アプリケーション部
1081 レイヤー1処理部
1082 MAC処理部
1083 最大送信電力制御部
200 基地局装置
202 送受信アンテナ
204 アンプ部
206 送受信部
208 ベースバンド信号処理部
210 呼処理部
212 伝送路インターフェース
2081 レイヤー1処理部
2082 MAC処理部
2083 RLC処理部
2084 報知情報生成部
300 アクセスゲートウェイ装置
400 コアネットワーク
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明する。実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
図3を参照しながら、本発明の実施例に係る移動局及び基地局装置を有する移動通信システムについて説明する。
移動通信システム1000は、例えばEvolved UTRA and UTRAN(別名:Long Term Evolution,或いは,Super 3G)が適用されるシステムである。移動通信システム100は、基地局装置(eNB: eNode B)200と、基地局装置200と通信する複数の移動局100n(1001、1002、1003、・・・100n、nはn>0の整数)とを備える。基地局装置200は、上位局、例えばアクセスゲートウェイ装置300と接続され、アクセスゲートウェイ装置300は、コアネットワーク400と接続される。移動局100nはセル50において基地局装置200とEvolved UTRA and UTRANにより通信を行っている。
各移動局(1001、1002、1003、・・・100n)は、同一の構成、機能、状態を有するので、以下では特段の断りがない限り移動局100nとして説明を進める。説明の便宜上、基地局装置と無線通信するのは移動局であるが、より一般的には移動端末も固定端末も含むユーザ装置(UE: User Equipment)でよい。
移動通信システム1000では、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDM(直交周波数分割多元接続)が、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。上述したように、OFDMは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、周波数帯域を端末毎に分割し、複数の端末が互いに異なる周波数帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。
ここで、Evolved UTRA and UTRANにおける通信チャネルについて説明する。
下りリンクについては、各移動局100nで共有される物理下りリンク共有チャネル(PDSCH: Physical Downlink Shared Channel)と、物理下りリンク制御チャネル(下りL1/L2制御チャネル)とが用いられる。上記物理下りリンク共有チャネルにより、ユーザデータ、すなわち、通常のデータ信号が伝送される。また、物理下りリンク制御チャネルにより、物理下りリンク共有チャネルを用いて通信を行うユーザのIDや、そのユーザデータのトランスポートフォーマットの情報、すなわち、Downlink Scheduling Information、及び、物理上りリンク共有チャネルを用いて通信を行うユーザのIDや、そのユーザデータのトランスポートフォーマットの情報、すなわち、Uplink Scheduling Grant、物理上りリンク共有チャネルの送達確認情報などが通知される。上記Downlink Scheduling Informationは、Downlink Assignment InformationまたはDownlink Scheduling Grantと呼ばれてもよい。
また、下りリンクにおいては、Common Control Physical Channel(CCPCH)が送信される。尚、上記CCPCHは、Physical Broadcast Channel (P-BCH)と呼ばれてもよい。CCPCHには報知チャネル(Broadcast Channel)が送信される。CCPCHにより送信される報知チャネルは静的な報知チャネルと呼ばれる。静的な報知チャネルとは別に、動的な報知チャネル(報知チャネルのDynamic part)も存在する。動的な報知チャネルは、PDSCHにマッピングされる。この場合、下り物理リンク制御チャネルにより、動的な報知チャネルのためのDownlink Scheduling Informationが送信される。そして、上記報知チャネルには報知情報がマッピングされる。この場合、CCPCHやPDSCHが物理チャネルに相当し、BCHがトランスポートチャネルに相当し、報知情報が論理チャネルに相当する。あるいは、静的な報知チャネルに関しては、論理チャネルとしての報知情報(BCCH: Broadcast Control Channel)が、トランスポートチャネルとしてのBCHにマッピングされ、前記BCHが物理チャネルとしてのP-BCHにマッピングされてもよい。また、動的な報知チャネルに関しては、論理チャネルとしての報知情報(BCCH: Broadcast Control Channel)が、トランスポートチャネルとしてのDL-SCHにマッピングされ、前記DL-SCHが物理チャネルとしてのPDSCHにマッピングされてもよい。
上りリンクについては、各移動局100nで共有して使用される物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)と、上りリンク制御チャネルとが用いられる。上記物理上りリンク共有チャネルにより、ユーザデータ、すなわち、通常のデータ信号が伝送される。
また、上りリンク制御チャネルにより、下りリンクにおける共有物理チャネルのスケジューリング処理や適応変復調及び符号化処理(AMCS: Adaptive Modulation and Coding Scheme)に用いるための下りリンクの品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、及び、物理下りリンク共有チャネルの送達確認情報(Acknowledgement Information)が伝送される。送達確認情報の内容は、送信信号が適切に受信されたことを示す肯定応答(ACK:Acknowledgement)又はそれが適切に受信されなかったことを示す否定応答(NACK:Negative Acknowledgement)の何れかで表現される。
図4を参照しながら、本発明の実施例に係る基地局装置200について説明する。
本実施例に係る基地局装置200は、送受信アンテナ202と、アンプ部204と、送受信部206と、ベースバンド信号処理部208と、呼処理部210と、伝送路インターフェース212とを備える。
下りリンクにより基地局装置200から移動局100nに送信されるユーザデータは、基地局装置200の上位に位置する上位局、例えばアクセスゲートウェイ装置300から伝送路インターフェース212を介してベースバンド信号処理部208に入力される。
ベースバンド信号処理部208では、PDCPレイヤーの送信処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(radio link control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤーの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えばHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT: Inverse Fast Fourier Transform)処理が行われて、送受信部206に転送される。また、下りリンク制御チャネルである物理下りリンク制御チャネルの信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、送受信部206に転送される。
また、ベースバンド信号処理部208は、後述するように、移動局100nの最大送信電力に関する情報を生成し、上記情報を報知情報の一部とする。報知情報に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、送受信部206に転送される。
送受信部206では、ベースバンド信号処理部208から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する周波数変換処理が施され、その後、アンプ部204で増幅されて送受信アンテナ202より送信される。
一方、上りリンクにより移動局100nから基地局装置200に送信されるデータについては、送受信アンテナ202で受信された無線周波数信号がアンプ部204で増幅され、送受信部206で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部208に入力される。
ベースバンド信号処理部208では、入力されたベースバンド信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤーの受信処理、PDCPレイヤーの受信処理等がなされ、伝送路インターフェース212を介してアクセスゲートウェイ装置300に転送される。
呼処理部210は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局200の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
図5を参照しながら、ベースバンド信号処理部208の構成について説明する。
ベースバンド信号処理部208は、レイヤー1処理部2081と、MAC処理部2082と、RLC処理部2083と、報知情報生成部2084とを備える。
ベースバンド信号処理部208におけるレイヤー1処理部2081とMAC処理部2082と呼処理部210と報知情報生成部2084とは、互いに接続されている。
レイヤー1処理部2081では、下りリンクで送信されるデータのチャネル符号化やIFFT処理、上りリンクで送信されるデータのチャネル復号化やIDFT処理、FFT処理などが行われる。ここで、下りリンクで送信されるデータや上りリンクで送信されるデータとは、例えば、ウェブブラウジング(Web browsing)やファイル転送プロトコル(FTP)、音声パケット(VoIP)等によるIPパケットや、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)の処理のための制御信号などである。また、上記ユーザデータは、論理チャネルとしての呼び方は、例えば、DTCHやDCCHである。
レイヤー処理部2081は、物理下りリンク共有チャネルを用いて通信を行うユーザのIDや、そのユーザデータのトランスポートフォーマットの情報、すなわち、Downlink Scheduling Information、及び、物理上りリンク共有チャネルを用いて通信を行うユーザのIDや、そのユーザデータのトランスポートフォーマットの情報、すなわち、Uplink Scheduling GrantをMAC処理部2082から受け取る。また、レイヤー処理部2081は、上記物理下りリンク共有チャネルを用いて通信を行うユーザのIDや、そのユーザデータのトランスポートフォーマットの情報、すなわち、Downlink Scheduling Information、及び、物理上りリンク共有チャネルを用いて通信を行うユーザのIDや、そのユーザデータのトランスポートフォーマットの情報、すなわち、Uplink Scheduling Grantに対して、チャネル符号化やIFFT処理等の送信処理を行う。上記物理下りリンク共有チャネルを用いて通信を行うユーザのIDや、そのユーザデータのトランスポートフォーマットの情報、すなわち、Downlink Scheduling Information、及び、物理上りリンク共有チャネルを用いて通信を行うユーザのIDや、そのユーザデータのトランスポートフォーマットの情報、Uplink Scheduling Grantは、下りリンク制御チャネルである物理下りリンク制御チャネルにマッピングされる。
また、レイヤー1処理部2081は、報知情報生成部2084より報知情報を受け取り、上記報知情報に対して、チャネル符号化やIFFT処理等の送信処理を行う。尚、上記報知情報は、報知情報生成部2084から直接レイヤー1処理部2081に入力されてもよいし、報知情報生成部2084から、RLC処理部2083、MAC処理部2082を介して、レイヤー1処理部2081に入力されてもよい。いずれの場合においても、MACレイヤやRLCレイヤ、PDCPレイヤの処理、例えば、ヘッダの付与や分離(セグメンテーション)、連結(コンカチネーション)等が行われた後、レイヤー1処理部2081に入力される。
MAC処理部2082は、下りリンクのユーザデータのMAC再送制御、例えばHARQの送信処理や、スケジューリング処理、伝送フォーマットの選択処理、周波数リソースの割り当て処理等を行う。ここで、スケジューリング処理とは、当該サブフレームの下りリンクにおいて共有チャネルを用いてユーザデータの受信を行う移動局を選別する処理のことを指す。また、伝送フォーマットの選択処理とは、スケジューリングにおいて選別された移動局が受信するユーザデータに関する変調方式や符号化率、データサイズを決定する処理のことを指す。上記変調方式、符号化率、データサイズの決定は、例えば、移動局から上りリンクにおいて報告されるCQIの良否に基づいて行われる。さらに、上記周波数リソースの割り当て処理とは、スケジューリングにおいて選別された移動局が受信するユーザデータに用いられるリソースブロックを決定する処理のことを指す。上記リソースブロックの決定は、例えば、移動局から上りリンクにおいて報告されるCQIに基づいて行われる。そして、MAC処理部2082は、上述したスケジューリング処理、伝送フォーマットの選択処理、周波数リソースの割り当て処理により決定される、物理下りリンク共有チャネルを用いて通信を行うユーザのIDや、そのユーザデータのトランスポートフォーマットの情報をレイヤー1処理部2081に通知する。また、MAC処理部2082は、上記ユーザデータそのものもレイヤー1処理部2018に与える。
また、MAC処理部2082は、上りリンクのユーザデータのMAC再送制御の受信処理や、スケジューリング処理、伝送フォーマットの選択処理、周波数リソースの割り当て処理等を行う。ここで、スケジューリング処理とは、当該サブフレームにおいて共有チャネルを用いてユーザデータの送信を行う移動局を選別する処理のことを指す。また、伝送フォーマットの選択処理とは、スケジューリングにおいて選別された移動局が送信するユーザデータに関する変調方式や符号化率、データサイズを決定する処理のことを指す。上記変調方式、符号化率、データサイズの決定は、例えば、移動局から上りリンクにおいて送信するサウンディング用リファレンス信号のSIRやパスロス、UEから報告される送信電力ヘッドルーム(UE Power Headroom)等に基づいて行われる。さらに、上記周波数リソースの割り当て処理とは、スケジューリングにおいて選別された移動局が送信するユーザデータの送信に用いられるリソースブロックを決定する処理のことを指す。上記リソースブロックの決定は、例えば、移動局から上りリンクにおいて送信するサウンディング用リファレンス信号のSIRに基づいて行われる。そして、MAC処理部2082は、上述したスケジューリング処理、伝送フォーマットの選択処理、周波数リソースの割り当て処理により決定される、物理上りリンク共有チャネルを用いて通信を行うユーザのIDや、そのユーザデータのトランスポートフォーマットの情報をレイヤー1処理部2081に通知する。また、MAC処理部2082は、上りリンクのユーザデータに関して、レイヤー1処理部2081より、その復号結果を受け取り、MACレイヤの受信処理を行う。また、前記処理後の上りリンクのユーザデータをRLC処理部2083に与える。
RLC処理部2083では、下りリンクのパケットデータに関する、分割・結合、RLC再送制御の送信処理等のRLCレイヤーの送信処理や、上りリンクのデータに関する、分割・結合、RLC再送制御の受信処理等のRLCレイヤーの受信処理が行われる。また、RLC処理部2083において、さらに、PDCPレイヤーの処理が行われてもよい。
報知情報生成部2084は、セル50内に報知する報知情報を生成する。報知情報とは、例えば、システム帯域幅に関する情報や、下りリンクのリファレンス信号の送信電力に関する情報や、MBMSのデータが送信されるサブフレームに関する情報や、上りリンクの干渉量に関する情報や、物理ランダムアクセスチャネルに関する情報等である。
また、報知情報生成部2084は、報知情報の1つとして、当該セルにおいて、移動局の最大送信電力に関する情報を生成してもよい。あるいは、報知情報生成部2084は、報知情報の1つとして、当該セルにおいて、移動局の最大送信電力を定格電力よりも小さくするという情報を生成してもよい。例えば、移動局の定格電力、すなわち、規格上の最大送信電力が24dBmである場合に、当該セル50においては、1dB小さくするという情報を生成してもよい。あるいは、規格上の最大送信電力が24dBmである場合に、当該セルにおいては、移動局の最大送信電力を23dBmにするという情報を生成してもよい。ここで、1dB小さくするという意味は、必ず1dB小さくするという意味でもよいし、1dB小さくしてもよいという意味でもよい。すなわち、後者の場合、高価な電力アンプを搭載した移動局は最大送信電力を24dBmとして上りリンクの送信を行ってもよく、安価な電力アンプを搭載した移動局は、最大送信電力を23dBmとして上りリンクの送信を行ってもよいという意味になる。ここで、上りリンクの送信とは、上りリンクの共有チャネル、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)の送信や、上りリンクの制御チャネルの送信、上りリンクのリファレンス信号のことを指す。尚、定格電力、すなわち、規格上の最大送信電力とは、Nominal Maximum Output Powerと呼ばれてもよい。尚、上述した例において、24dBmや23dBmといった値は、あくまで一例であり、上記以外の値であってもよい。例えば、移動局の規格上の最大送信電力は23dBmであってもよいし、22dBmであってもよい。
尚、当該セルにおける移動局の最大送信電力に関する情報、または、当該セルにおいて移動局の最大送信電力を小さくするという情報は、上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネル、リファレンス信号の送信に用いられる周波数リソースの量、より具体的には、リソースブロックの数、あるいは、リソースユニットの大きさに基づいて設定されてもよい。あるいは、当該セルにおける最大送信電力に関する情報、または、当該セルにおいて最大送信電力を小さくするという情報は、上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネルの送信に用いられる変調方式に基づいて設定されてもよい。あるいは、当該セルにおける最大送信電力に関する情報、または、当該セルにおいて最大送信電力を小さくするという情報は、上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネルの送信に用いられる周波数リソースの量、より具体的には、リソースブロックの数、あるいは、リソースユニットの大きさと、上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネルの送信に用いられる変調方式とに基づいて設定されてもよい。例えば、図6に示すような、上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネルの送信に用いられる周波数リソースの量と、変調方式と、最大送信電力、または、定格電力からの低減量との対応を示した表を、当該セルにおいて最大送信電力を小さくするという情報として生成してもよい。この場合、報知情報生成部2084は、当該セルが位置する地域の情報、例えば、国やエリア、周波数的に隣接するシステムに関する情報等の諸事情に基づいて、上記表を生成し、基地局装置200は、報知情報の一部として、上記表を送信する。図中のトレランスは、温度差等の環境条件により許容される、規定値からの誤差を示す。また、図中の最大送信電力は、移動局において実際に送信電力が設定される際に用いられる最大送信電力の値を示す。
尚、図6に示す表は一例であり、周波数リソースの量や変調方式、最大送信電力、トレランス、定格電力からの低減量は図6以外の値が設定されていてもよい。いずれの場合でも、周波数リソースの量や変調方式に基づいて最大送信電力が設定される。
より具体的には、図6に示す表の内、周波数リソースの量や変調方式の領域に関しては、基地局装置200と移動局100nの両方で予め定義しておき、最大送信電力、または、定格電力の低減量に関する部分を、報知情報の一部として送信してもよい。この場合、報知情報生成部2084は、当該セルが位置する地域の情報、例えば、国やエリア、周波数的に隣接するシステムに関する情報等の諸事情に基づいて、上記表を生成し、基地局装置200は、報知情報の一部として、上記表の値を送信する。
あるいは、図6に示した表を、基地局装置200と移動局100nの両方で予め複数個定義しておき、報知情報としては、上記複数個の表を識別する識別情報(識別のための情報ビット)のみを送信してもよい。この場合、報知情報生成部2084は、当該セルが位置する地域の情報、例えば、国やエリア、周波数的に隣接するシステムに関する情報等の諸事情に基づいて、上記複数個の表から、適切な表を選択し、基地局装置200は、報知情報の一部として、上記表を識別する識別情報を送信する。図7に、2個の上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネルの送信に用いられる周波数リソースの量と、変調方式と、最大送信電力、または、定格電力からの低減量との対応を示した表を定義する場合を示す。表Aと表Bを比較した場合、表Bにおいて、最大送信電力がより小さく設定されている、あるいは、表Bにおいて、定格電力からの低減量がより大きく設定されている。この場合、報知情報生成部2084は、当該セルが位置する地域の情報、例えば、国やエリア、周波数的に隣接するシステムに関する情報等の諸事情に基づいて、上記表Aか表Bかを選択し、基地局装置200は、報知情報の一部として、上記表の識別情報を送信する。例えば、セル50が、周波数的に隣接するシステムをより厳しく保護しなければいけない地域に位置する場合には、報知情報生成部2084は、表Bを選択し、基地局装置200は、報知情報の一部として、表Bの識別情報を送信してもよい。
上述した例においては、報知情報生成部2084は、表Aと表Bのどちらかを選択する場合を示したが、報知情報生成部2084は、表Aと表Bの両方を選択するという処理を行ってもよいし、あるいは、表Aも表Bも選択しないという処理を行ってもよい。この場合、例えば、基地局装置200は、表の識別情報の代わりに、表Aと表Bのそれぞれに関して、適用する/適用しないを示すビットを定義し、基地局装置200は、上記ビットを報知情報の一部として送信してもよい。
また、表Aと表Bの両方が選択された場合には、定格電力の低減量は、表Aによる低減量と表Bによる低減量の大きい方としてもよい。あるいは、逆に、表Aによる低減量と表Bによる低減量の小さい方としてもよい。あるいは、表Aによる低減量と表Bによる低減量の平均値としてもよい。あるいは、表Aによる低減量と表Bによる低減量の和としてもよい。
尚、上述した例においては、表Aと表Bの2個の表が存在する場合を説明したが、表の数は1個でもよいし、3個以上でもよい。
尚、上述した例においては、最大送信電力または定格電力からの低減量は、周波数リソースの量や変調方式に関連づけられていたが、最大送信電力または定格電力からの低減量は、さらに、当該システムにおけるシステム帯域幅に関連づけられていてもよい。
尚、図7に示す表は一例であり、周波数リソースの量や変調方式、最大送信電力、トレランス、定格電力からの低減量は図6以外の値が設定されていてもよい。いずれの場合でも、周波数リソースの量や変調方式に基づいて最大送信電力が設定される。
あるいは、当該セルにおける最大送信電力に関する情報、または、当該セルにおいて最大送信電力を小さくするという情報は、上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネル、リファレンス信号の送信に用いられる周波数リソースの量、より具体的には、リソースブロックの数、あるいは、リソースユニットの大きさと、上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネル、リファレンス信号の送信に用いられる変調方式と、上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネル、リファレンス信号の送信に用いられる周波数帯域の位置、例えば、中心周波数と、に基づいて設定されてもよい。例えば、図8Aに示すような、周波数リソースの量と、変調方式と、周波数帯域の中心周波数と、最大送信電力、または、定格電力からの低減量との対応を示した表を、当該セルにおいて最大送信電力を小さくするという情報として生成してもよい。この場合、報知情報生成部2084は、当該セルが位置する地域の情報、例えば、国やエリア、周波数的に隣接するシステムに関する情報等の諸事情に基づいて、上記表を生成し、基地局装置200は、報知情報の一部として、上記表を送信する。図8Aにおいては、上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネル、リファレンス信号の送信に用いられる周波数帯域の中心周波数が、1920MHz〜1940MHzに位置する場合の最大送信電力を、1940MHz〜1960MHzに位置する場合の最大送信電力に比べて小さく設定することにより、PHSシステムに割り当てられている周波数帯域への干渉量を低減することができる。尚、上記上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネル、リファレンス信号の送信に用いられる周波数帯域の中心周波数は、必ずしも中心周波数である必要はなく、上りリンクの送信に用いられる周波数帯域の位置を示す値であれば、周波数帯域の端の周波数等でもよい。あるいは、上記上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネル、リファレンス信号の送信に用いられる周波数帯域の中心周波数は、上りリンクの送信が行われる周波数バンド(Frequency band)であってもよい。ここで、3GPPにおける周波数バンド(I, II, III, IV, …)は、例えば、非特許文献4(TS 25.101, 5.2)に定義されている。あるいは、上記上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネル、リファレンス信号の送信に用いられる周波数帯域の中心周波数は、2GHz帯や1.5GHz帯、800MHz帯といった値として通知されてもよい。
尚、この場合も、図7で示したように、図8Aに示した表を、基地局装置200と移動局100nの両方で予め複数個定義しておき、報知情報としては、上記複数個の表を識別する識別情報のみを送信してもよい。この場合、報知情報生成部2084は、当該セルが位置する地域の情報、例えば、国やエリア、周波数的に隣接するシステムに関する情報等の諸事情に基づいて、上記複数個の表から、適切な表を選択し、基地局装置200は、報知情報の一部として、上記表の識別情報を送信する。
尚、この場合も、上述したように、基地局装置200は、表の識別情報の代わりに、各表に関する、適用する/適用しないを示すビットを、報知情報の一部として送信してもよい。
例えば、図8Aに示す表の代わりに、図8Bに示す表が用いられてもよい。図8Bにおいては、ネットワークシグナリング値(Network Signaling value)で指定される一行が、図8A又は図7における表Aあるいは表Bに相当する。すなわち、図8Bにおける最も左の列のNetwork Signaling value(NS_01, NS_02, …)が、上述した上記複数個の表を識別する識別情報に相当する。
また、図8Bにおける左から2番目の列の条件(Requirement (sub-clause))(-, 6.6.2.4.1, 6.6.2.2.1, …)は、後述するような、所定のスプリアス規定を満たすべきか否かの情報、または、ACLR規定を満たすべきか否かの情報、または、スペクトラムエミッションマスク規定を満たすべきか否かの情報に相当する。より具体的には、例えば、図8BにおけるNS_05の「6.6.3.3.1」が、所定のスプリアス規定を満たすべきか否かの情報に相当し、図8BにおけるNS_02の「6.6.2.4.1」が、所定のACLR規定を満たすべきか否かの情報に相当し、図8BにおけるNS_03の「6.6.2.2.1」が、所定のSEM規定を満たすべきか否かの情報に相当してもよい。すなわち、図8BにおけるNS_05の6.6.3.3.1節において、満たすべき所定スプリアス規定が定義され、図8BにおけるNS_02の6.6.2.4.1節において、満たすべき所定ACLR規定が定義され、図8BにおけるNS_02の6.6.2.2.1節において、満たすべき所定SEM規定が定義されていてもよい。上記「6.6.3.3.1」や「6.6.2.4.1」、「6.6.2.2.1」は、例えば、LTEの移動局に関する無線特性の仕様であるTS36.101の章や節の番号であってもよい。
また、図8Bにおける左から3番目の列のE-UTRA band (-, 1, 6, 9, 10, 11, …)は、上述した、送信に用いられる周波数帯域の位置に相当する。すなわち、図8Bにおける左から3番目の列のE-UTRA band (-, 1, 6, 9, 10, 11, …)は、図8Aにおける周波数帯域の中心周波数に相当する。
また、図8Bにおける左から4番目の列のチャネル帯域幅(Channel Bandwidth) (MHz) (-, 10, 3, 5, …)は、上述した、当該システムにおけるシステム帯域幅に関連づけられていてもよい。
また、図8Bにおける左から5番目のリソースブロック(Resource Blocks)(> [30], > [5], …)は、上述した周波数リソースの量に相当する。すなわち、図8Bにおける左から5番目のResource Blocks(> [30], > [5], …)は、図8Aにおける一番左の列における周波数リソースの量(リソースブロックの数)に相当する。
また、図8Bにおける左から6番目のA-MPRは、上述した定格電力からの低減量に相当する。すなわち、図8Bにおける左から6番目のA-MPRは、図8Aにおける一番右の列における定格電力の低減量に相当する。尚、図8BにおけるA-MPRは、追加的な最大送信電力低減量(Additional Maximum Power Reduction)と呼ばれてもよく、最大送信電力を必ず下げなければならない値ではなく、最大送信電力を下げてもよい値である。
尚、上述した追加的な最大送信電力低減量は、一般的な最大送信電力低減量に加えて適用される最大送信電力低減量であってもよいし、一般的な最大送信電力低減量の代わりに適用されてもよい最大送信電力低減量であってもよい。前者の場合は、
(最終的な最大送信電力低減量)=(一般的な最大送信電力低減量)+(追加的な最大送信電力低減量)
となり、後者の場合は、
(最終的な最大送信電力低減量)=MAX((一般的な最大送信電力低減量),(追加的な最大送信電力低減量))
となる。尚、一般的な最大送信電力低減量とは、例えば、ネットワークシグナリング値に関係なく適用されてもよい最大送信電力低減量であってもよい。
あるいは、当該セルにおける最大送信電力に関する情報、または、当該セルにおいて最大送信電力を小さくするという情報は、Cubic metricの算出式に関連する情報として、設定されてもよい。例えば、Cubic metric(CM)が
CM = a + [20 * log10 ((v_norm 3) rms) - 20 * log10 ((v_norm_ref 3) rms)] / k
v_norm:信号の正規化された電圧波形
v_norm_ref:信号の正規化された電圧波形のリファレンス
定格電力からの低減量=CM + b
とかける場合に、aの値やkの値やbの値を当該セルにおける最大送信電力に関する情報、または、当該セルにおいて最大送信電力を小さくするという情報として設定してもよい。この場合、報知情報生成部2084は、当該セルが位置する地域の情報、例えば、国やエリア、周波数的に隣接するシステムに関する情報等の諸事情に基づいて、上記aの値やkの値、bの値を決定し、基地局装置200は、報知情報の一部として、上記aの値やkの値、bの値を送信する。尚、上記Cubic metricの式はあくまで一例であり、上記以外の式でもよい。また、Cubic metricである必要はなく、隣接チャネルへの漏洩電力を推定することのできるmetricであれば他のmetricでもよい。
尚、上記aの値やkの値、bの値は、上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネル、リファレンス信号の送信に用いられる周波数帯域の位置、例えば、中心周波数に応じて設定されてもよい。例えば、上記中心周波数が1920MHzから1930MHzの場合のaの値やkの値、bの値と、上記中心周波数が1930MHzから1940MHzの場合のaの値やkの値、bの値の2つのaの値やkの値、bの値を、報知情報として設定してもよい。
あるいは、報知情報生成部2084は、セル50が位置する地域を示す情報や、セル50において移動通信システムを用いた通信を提供するオペレータの情報、例えば、オペレータの識別情報を、報知情報の一部として生成してもよい。ここで、地域を示す情報としては、例えば、国番号等がある。また、オペレータの情報としては、PLMN(Public Land Mobile Network)識別子(PLMN−identity)等がある。
あるいは、報知情報生成部2084は、移動局100nが、所定のスプリアス規定を満たすべきか否かの情報を、報知情報の一部として生成してもよい。例えば、報知情報生成部2084は、PHS帯域のスプリアス放射に関する規定を満たさなければならないという情報を、報知情報の一部として生成してもよい。この場合、基地局装置200は、上記PHS帯域のスプリアス放射に関する規定を満たさなければならないという情報を、報知情報として送信する。ここで、PHS帯域のスプリアス放射に関する規定を満たさなければならないという情報は、例えば、ACLRの規定が適用され、スプリアス放射に関する規定は適用されない場合であっても、PHS帯域のスプリアス放射に関する規定を満たさなければならないという意味であってもよい。
あるいは、報知情報生成部2084は、移動局100nが、所定のACLR規定を満たすべきか否かの情報を、報知情報の一部として生成してもよい。例えば、報知情報生成部2084は、WCDMAシステムに対するACLR2の規定として43dBという規定値を満たさなければならないという情報を、報知情報の一部として生成してもよい。この場合、基地局装置200は、上記43dBというACLR2の規定を満たさなければならないという情報を、報知情報として送信する。また、報知情報生成部2084は、移動局100nが、所定のACLR規定を満たすべきか否かの情報を、報知情報の一部として生成してもよい。例えば、報知情報生成部2084は、WCDMAシステムに対するACLR2の規定として38dBという規定を満たさなければならないという情報を、報知情報の一部として生成してもよい。この場合、基地局装置200は、上記38dBというACLR2の規定を満たさなければならないという情報を、報知情報として送信する。尚、ここで、ACLR2とは、ACLRに関する規定の内、次隣接のチャネルに対する干渉電力を規定するものであり、WCDMAシステムに対するACLR2規定は、当該システムから10MHz離れた周波数帯域に存在するシステムへの干渉量を制限する規定のことである。
上述した例においては、報知情報生成部2084は、移動局100nが、所定のスプリアス規定を満たすべきか否かの情報、または、ACLR規定を満たすべきか否かの情報を、報知情報の一部として生成したが、代わりに、所定のスペクトル放出マスク(SEM: Spectrum Emission Mask)規定を満たすべきか否かの情報を、報知情報の一部として生成し、前記報知情報を移動局に通知してもよい。
尚、報知情報生成部2084は、上述した移動局の最大送信電力に関する情報を、例えば、セル選択やセル再選択のためのシステム情報ブロック(System Information Block)として生成してもよい。ところで、不要発射に関する条件又は規定は複数存在するかもしれない(例えば、スプリアス規定、ACLR規定、SEM規定等)。これらの条件や規定は矛盾しない限り追加的に使用されてもよい。これら追加的に使用される規定の適用の有無が、何らかのパラメータ(例えば、0〜31の範囲内の整数値)で区別され、そのパラメータの値が報知情報として通知されてもよい。送信又は放出される電力に関する追加的な規定という意味で、このパラメータは「additionalSpectrumEmission」と言及されてもよい。例えば上述した移動局の最大送信電力に関する情報として、所定のスプリアス規定を満たすべきか否かの情報、または、ACLR規定を満たすべきか否かの情報、または、所定のSpectrum Emission Mask規定(SEM規定)を満たすべきか否かの情報が、図8C及び8Dに示されるようなシステム情報ブロック(又は、図8E及び8Fに示されるモビリティ制御情報)として報知されてもよい。「additionalSpectrumEmission」は0〜31の内の何れかの値をとり、それらの値に応じて、上記所定のスプリアス規定を満たすべきか否かの情報、または、ACLR規定を満たすべきか否かの情報、または、所定のSpectrum Emission Mask規定(SEM規定)を満たすべきか否かの情報がユーザ装置に報知される。
尚、図8C及び8Dに示されるシステム情報ブロックの内容に関して、以下に説明を行う。accessBarringInformationはアクセス規制に関する情報である。アクセス規制がかかっているか否かを示す情報である「accessBarringForTerminatingCalls」と、アクセス規制をかける際の割合や確率を示す「accessProbabilityFactor」、アクセス規制をかける際の規制時間を示す「accessClassBarringTime」、アクセス規制をかけるクラスを示す「accessClassBarringList」とから構成される。尚、アクセス規制とは、例えば、混雑時に、基地局装置へのアクセスを制限する制御のことを指す。semiStaticCommonChConfigは、準静的な共通チャネルの構成に関する情報である。semiStaticSharedChConfigは、準静的な共有チャネルの構成に関する情報である。ue-TimersAndConstantは、移動局において使用されるタイマーや定数に関する情報である。frequencyInformationは、周波数に関する情報であり、周波数番号を示すul-EARFCNと、システム帯域幅を示すul-Bandwidthと、追加的に適用される不要発射に関する情報を示すadditionalSpectrumEmissionとから構成される。additionalSpectrumEmissionの詳細は上述した通りである。
報知情報生成部2084は、上述した報知情報をレイヤー1処理部2081に通知する。すなわち、報知情報生成部2084で生成された報知情報は、レイヤー1処理部2081、送受信部206、アンプ部204、アンテナ202を介して、セル50内に位置する移動局に報知される。
図9を参照しながら、本発明の実施例に係る移動局100nについて説明する。
同図において、移動局100nは、送受信アンテナ102と、アンプ部104と、送受信部106と、ベースバンド信号処理部108と、アプリケーション部110とを具備する。
下りリンクのデータについては、送受信アンテナ102で受信された無線周波数信号がアンプ部104で増幅され、送受信部106で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部108でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされる。上記下りリンクのデータの内、下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部110に転送される。アプリケーション部110は、物理レイヤーやMACレイヤーより上位のレイヤーに関する処理等を行う。また、上記下りリンクのデータの内、報知情報も、アプリケーション部110に転送される。
また、報知情報の一部として、当該セルにおける移動局の最大送信電力に関する情報、または、当該セルにおいて移動局の最大送信電力を小さくするという情報が受信された場合には、上記情報は後述する最大送信電力制御部1083に転送される。あるいは、報知情報の一部として、セル50が位置する地域を示す情報や、セル50において移動通信システムを用いた通信を提供するオペレータの情報、例えば、オペレータの識別情報が受信された場合にも、上記情報は後述する最大送信電力制御部1083に転送される。さらに、報知情報の一部として、移動局100nが、所定のスプリアス規定を満たすべきか否かの情報が受信された場合や所定のACLR規定を満たすべきか否かの情報が受信された場合や所定のSEM規定を満たすべきか否かの情報が受信された場合にも、上記情報は後述する最大送信電力制御部1083に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部110からベースバンド信号処理部108に入力される。ベースバンド信号処理部108では、再送制御(H−ARQ (Hybrid ARQ))の送信処理や、チャネル符号化、DFT処理、IFFT処理等が行われて送受信部106に転送される。送受信部106では、ベースバンド信号処理部108から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する周波数変換処理が施され、その後、アンプ部104で増幅されて送受信アンテナ102より送信される。
図10を参照しながら、ベースバンド信号処理部108の構成について説明する。
ベースバンド信号処理部108は、レイヤー1処理部1081と、MAC(Medium Access Control)処理部1082と最大送信電力制御部1083とを備える。レイヤー1処理部1081と、MAC(Medium Access Control)処理部1082と最大送信電力制御部1083とは互いに接続されている。
レイヤー1処理部1081では、下りリンクで受信される信号のチャネル復号化やFFT処理などが行われる。
レイヤー1処理部1081は、下りリンクで受信される信号に含まれる、報知チャネルの復調・復号を行い、その復号結果をMAC処理部1082および最大送信電力制御部1083に送信する。例えば、レイヤー1処理部1081は、報知チャネルの復号結果である報知情報に含まれる、当該セルにおける移動局の最大送信電力に関する情報、または、当該セルにおいて移動局の最大送信電力を小さくするという情報、または、セル50が位置する地域を示す情報や、セル50において移動通信システムを用いた通信を提供するオペレータの情報、例えば、オペレータの識別情報、または、所定のスプリアス規定を満たすべきか否かの情報または所定のACLR規定を満たすべきか否かの情報または所定のSEM規定を満たすべきか否かの情報を最大送信電力制御部1083に送信する。
例えば、レイヤー1処理部1081は、上記報知チャネルとして、図8C及び8Dに示すシステム情報ブロック(System Information Block)(又は、図8E及び8Fに示されるモビリティ制御情報(Mobility Control Information))を受信し、System Information Block内の「additionalSpectrumEmission」を、前記当該セルにおける移動局の最大送信電力に関する情報として受信してもよい。この場合、前記「additionalSpectrumEmission」は、最大送信電力制御部1083に送信される。
ここで、上記「additionalSpectrumEmission」は、上記所定のスプリアス規定を満たすべきか否かの情報、または、ACLR規定を満たすべきか否かの情報、または、所定のSpectrum Emission Mask規定(SEM規定)を満たすべきか否かの情報に相当する。ところで、報知情報により、所定のスプリアス規定を満たすべきであることを通知された場合、または、ACLR規定を満たすべきであることを通知された場合、または、所定のSpectrum Emission Mask規定(SEM規定)を満たすべきであることを通知された場合、上記通知された規定は、通常のスプリアス規定やACLR規定、SEM規定に加えて、追加で満たすべき規定を意味する。
レイヤー1処理部1081は、最大送信電力制御部1083より、最大送信電力に関する情報を受け取る。そして、上記最大送信電力に関する情報を用いて、上りリンクの共有チャネルや制御チャネルの送信電力を制御する。レイヤー1処理部1081における送信電力制御に関して、さらに詳細に説明する。
レイヤー1処理部1081は、当該サブフレームの上りリンクにおいてユーザデータを送信する場合には、MAC処理部1082からユーザデータを受け取る。レイヤー1処理部1081は、上記ユーザデータに関して、符号化やデータ変調等の処理やDFT処理、サブキャリアマッピング処理、IFFT処理等を行い、それらをベースバンド信号として送受信部に送信する。ここで、上りリンクの共有チャネルの送信電力は、MAC処理部1082から与えられる上りリンクの共有チャネルの送信電力に関する情報により決定されてもよい。より具体的には、上記送信電力に関する情報として、サウンディング用のリファレンス信号に対するオフセットが指定され、上記サウンディング用のリファレンス信号の送信電力と上記オフセットに基づいて、上りリンクの共有チャネルの送信電力が決定されてもよい。あるいは、上記送信電力に関する情報として、基地局装置200と移動局100nとの間のパスロス、サウンディング用のリファレンス信号に対するオフセット、送信電力制御用のコマンド、送信帯域幅等が、MAC処理部1082から与えられ、上記送信電力に関する情報に基づいて、上りリンクの共有チャネルの送信電力が決定されてもよい。より具体的には、以下の式と、送信電力に関する情報とに基づいて、上りリンクの共有チャネルの送信電力が決定されてもよい。
PPUSCH(i)=min{PMAX,10log10(MPUSCH(i))+PO_PUSCH(j)+αPL+ΔMCS(MCS(i))+f(i)} [dBm]
ここで、PPUSCH(i):Sub−frame#iにおけるPUSCHの送信電力
MAX:UEの最大送信電力.定格電力.
PUSCH:RB数
O_PUSCH:NWより指定されるパラメータ
α:NWより指定されるパラメータ
PL:Pathloss
ΔMCS:MCS毎に設定されるオフセット値
f(i):調節用のオフセット値。f(i) = f(i-1) + Δ
Δ:送信電力制御用のコマンド
であり、上記PMAX, MPUSCH, PO_PUSCH, α, PL, ΔMCS, f(i)が、送信電力に関する情報に相当する。
このとき、レイヤー1処理部1081は、最大送信電力制御部1083より受け取った最大送信電力に関する情報に基づいて、上記送信電力を制御する。より具体的には、上記上りリンクの共有チャネルの送信電力を、上記最大送信電力に関する情報により設定される最大送信電力以下となるように設定する。上記決定された上りリンクの共有チャネルの送信電力が、上記最大送信電力に関する情報により設定される最大送信電力よりも大きい場合には、上記上りリンクの共有チャネルの送信電力を、上記最大送信電力に関する情報により設定される最大送信電力と同一の値に設定する。あるいは、上述した式におけるPMAXの値を、上記最大送信電力に関する情報により設定される最大送信電力としてもよい。この場合、結果として、上記上りリンクの共有チャネルの送信電力は、前記上記最大送信電力に関する情報により設定される最大送信電力以下となる。尚、後述するように、最大送信電力制御部1083から通知される最大送信電力は、例えば、上りリンクの共有チャネルの周波数リソースの量、具体的には、リソースブロックの数やリソースユニットの大きさ、変調方式、上りリンクの共有チャネルの送信に用いられる周波数帯域の位置に基づいて設定されてもよい。
また、レイヤー1処理部1081は、当該サブフレームの上りリンクにおいて制御チャネルを送信する場合には、その制御信号、例えば、CQIや送達確認情報に関して、符号化やデータ変調等の処理やDFT処理、サブキャリアマッピング処理、IFFT処理等を行い、それらをベースバンド信号として送受信部に送信する。ここで、上りリンクの制御チャネルに関しても、サウンディング用のリファレンス信号に対するオフセットが設定され、上記サウンディング用のリファレンス信号の送信電力と上記オフセットに基づいて、上りリンクの制御チャネルの送信電力が決定されてもよい。ここで、上記オフセットは、例えば、RRCメッセージ(RRC message)により基地局装置200より通知されてもよい。あるいは、より具体的には、以下の式と、送信電力に関する情報とに基づいて、上りリンクの制御チャネルの送信電力が決定されてもよい。
PPUSCH(i)=min{PMAX,PO_PUSCH+PL+ΔMCS_PUCCH(MCS)+g(i)} [dBm]
ここで、PPUCCH(i):Sub−frame#iにおけるPUCCHの送信電力
MAX:UEの最大送信電力
O_PUCCH:NWより指定されるパラメータ
PL:Pathloss
ΔMCS_PUCCH:MCS毎に設定されるオフセット値
g(i):調節用のオフセット値。g(i) = g(i-1) + Δ
Δ:送信電力制御用のコマンド
そして、上記決定された上りリンクの制御チャネルの送信電力が、上記最大送信電力に関する情報により設定される最大送信電力よりも大きい場合には、上記上りリンクの制御チャネルの送信電力を、上記最大送信電力に関する情報により設定される最大送信電力と同一の値に設定する。あるいは、上述した式におけるPMAXの値を、上記最大送信電力に関する情報により設定される最大送信電力としてもよい。この場合、結果として、上記上りリンクの制御チャネルの送信電力は、前記上記最大送信電力に関する情報により設定される最大送信電力以下となる。
また、上りリンクのサウンディング用のリファレンス信号の送信を行う場合にも、上記上りリンクのサウンディング用のリファレンス信号の送信電力が、上記最大送信電力に関する情報により設定される最大送信電力よりも大きい場合には、上記上りリンクのサウンディング用のリファレンス信号の送信電力を、上記最大送信電力に関する情報により設定される最大送信電力と同一の値に設定する。
例えば、上りリンクのサウンディング用のリファレンス信号の送信電力は、以下のように計算されてもよい。
PSRS(i)=min{PMAX,PSRS_OFFSET+10log10(MSRS)+PO_PUSCH+αPL+ΔMCS(MCSREF)+f(i)} [dBm]
ここで、PSRS(i):Sub−frame#iにおけるサウンディング用のリファレンス信号の送信電力
MAX:UEの最大送信電力.定格電力.
SRS:RB数
O_PUSCH:NWより指定されるパラメータ
α:NWより指定されるパラメータ
PL:Pathloss
ΔMCS:MCS毎に設定されるオフセット値
MCSREF: 参照用のMCS
f(i):調節用のオフセット値。f(i) = f(i-1) + Δ
Δ:送信電力制御用のコマンド
ここで、例えば、上述した式におけるPMAXの値を、上記最大送信電力に関する情報により設定される最大送信電力としてもよい。この場合、結果として、上記サウンディング用のリファレンス信号の送信電力は、前記上記最大送信電力に関する情報により設定される最大送信電力以下となる。
すなわち、上りリンクの共有チャネルや制御チャネル、サウンディング用のリファレンス信号の送信電力は、最大送信電力制御部1083より通知される最大送信電力が上限となるように設定される。
また、レイヤー1処理部1081は、下りリンクの受信信号に含まれる、下りリンク制御チャネルである物理下りリンク制御チャネルの復調・復号を行い、その復号結果をMAC処理部1082に送信する。
また、レイヤー1処理部1081は、下りリファレンス信号(DL−RS:Donwlink Reference Signal)の受信信号品質を測定する。受信信号品質は、例えば希望信号電力対非希望信号電力の比率で表現されてよく、例えばSIR(Signal−to−Inteference Ratio)で表現されてよい。例えばSIRを表現する数値範囲が所定数個に区分けされ、SIRの測定値がどの区域に属するかに応じてCQIが導出されてもよい。CQIは、所定の報告周期に合わせて用意され、その周期に該当するサブフレームでCQIが送信される。
さらに、レイヤー1処理部1081は、当該サブフレームにおいて送達確認情報を送信する場合には、MAC処理部1082から送達確認情報を受け取り、当該サブフレームにおいてユーザデータを送信する場合には、MAC処理部1082からユーザデータを受け取る。
MAC処理部1082は、レイヤー1処理部1081より受信した物理下りリンク制御チャネルに含まれるUplink Scheduling Grantの復号結果に基づき、上りリンクのユーザデータの送信フォーマットの決定や、MACレイヤーにおける再送制御等の送信処理を行う。すなわち、レイヤー1処理部1081より受信した物理下りリンク制御チャネルにおいて、上りリンクにおいて共有チャネルを用いた通信を行うことが許可された場合には、送信するユーザデータに関して、送信フォーマットの決定や再送制御等の送信処理を行い、そのユーザデータをレイヤー1処理部1081に与える。ここで、上記Uplink Scheduling Grantには、上りリンクの共有チャネルの送信電力に関する情報が含まれていてもよい。この場合、上記上りリンクの共有チャネルの送信電力に関する情報も、レイヤー1処理部1081に与える。また、MAC処理部1082は、上記Uplink Scheduling Grantに含まれる、当該サブフレームにおいて送信を行う際の周波数リソースの量や、変調方式、周波数リソースの位置に関する情報を最大送信電力制御部1083に通知する。
また、MAC処理部1082は、レイヤー1処理部1081より受信した物理下りリンク制御チャネルの復号結果に基づき、下りリンクのユーザデータのMAC再送制御の受信処理等を行う。すなわち、下りリンクにおいて共有チャネルを用いた通信を行うことが通知されている場合には、受信したユーザデータに関して復号を行い、上記ユーザデータの信号が誤っているか否かのCRCチェックを行う。そして、上記CRCチェックの結果に基づいて送達確認情報を生成し、レイヤー1処理部1081に通知する。CRCチェックの結果がOKの場合には送達確認情報として肯定応答信号ACKを生成し、CRCチェックの結果がNGの場合には送達確認情報として否定応答信号NACKを生成する。
ここで、上記Uplink Scheduling Grantには、上りリンクの制御チャネルの送信電力に関する情報が含まれていてもよい。この場合、上記上りリンクの制御チャネルの送信電力に関する情報も、レイヤー1処理部1081に与える。
また、MAC処理部1082は、上述した、上りリンクの共有チャネルや上りリンクの制御チャネル、サウンディング用のリファレンス信号の送信電力制御のためのパラメータが、報知情報等にマッピングされている場合に、報知情報を受信することにより、前記パラメータを取得し、レイヤー1処理部に与えてもよい。
最大送信電力制御部1083は、レイヤー1処理部1081より、報知情報に含まれる当該セルにおける移動局の最大送信電力に関する情報、または、当該セルにおいて移動局の最大送信電力を小さくするという情報、または、セル50が位置する地域を示す情報や、セル50において移動通信システムを用いた通信を提供するオペレータの情報、例えば、オペレータの識別情報、または、所定のスプリアス規定を満たすべきか否かの情報または所定のACLR規定を満たすべきか否かの情報または所定のSEM規定を満たすべきか否かの情報を受信する。
最大送信電力制御部1083は、MAC処理部1082より、当該サブフレームにおいて上りリンクの送信を行う際の周波数リソースの量や、変調方式、周波数リソースの位置に関する情報を受け取る。
最大送信電力制御部1083は、報知情報の一部として、当該セルにおける移動局の最大送信電力に関する情報を受信した場合に、上記最大送信電力に関する情報に基づいて最大送信電力を決定する。
例えば、上記最大送信電力に関する情報として、移動局の定格電力、すなわち、規格上の最大送信電力が24dBmである場合に、当該セル50においては、1dB小さくするという情報を受信した場合に、移動局の最大送信電力を23dBmと設定してもよい。この場合、移動局100nは、最大送信電力を23dBmとして上りリンクの送信を行う。ここで、上りリンクの送信とは、上りリンクの共有チャネル、すなわち、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)の送信や、上りリンクの制御チャネルの送信、上りリンクのリファレンス信号のことを指す。尚、上述した例において、24dBmや23dBmといった値は、あくまで一例であり、上記以外の値であってもよい。例えば、移動局の規格上の最大送信電力は23dBmであってもよいし、22dBmであってもよい。
また、例えば、上記最大送信電力に関する情報として、上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネル、リファレンス信号の送信に用いられる周波数リソースの量、より具体的には、リソースブロックの数、あるいは、リソースユニットの大きさ、上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネルの送信に用いられる変調方式の少なくとも1つに基づいて設定される最大送信電力に関する情報を受信した場合に、上記最大送信電力に関する情報に基づいて最大送信電力を決定してもよい。例えば、図6に示したような周波数リソースの量と変調方式とに関連づけられた最大送信電力または定格電力からの低減量を受信した場合に、当該サブフレームにおいて送信を行う際の周波数リソースの量や、変調方式と、上記図6に示す表とに基づいて、最大送信電力を決定する。尚、当該サブフレームにおいて上りリンクの送信を行う際の周波数リソースの量や、変調方式は、上りリンクの共有チャネルに関しては、物理下りリンク制御チャネルにマッピングされるUplink Scheduling Grant内の情報に含まれており、MAC処理部1082より受け取る。この場合、移動局100nは、報知チャネルにより受信した、上りリンクの送信に用いる周波数リソースや変調方式と関連づけられた最大送信電力に基づいて、上りリンクの送信を行う。例えば、図6に示す表に相当する最大送信電力に関する情報を受信した場合に、変調方式が16QAMであり、周波数リソースの量が1800kHzである場合に、最大送信電力制御部1083は、最大送信電力を22.5dBmに設定する。
尚、報知情報に含まれる最大送信電力に関する情報として、図6に示す表の内、周波数リソースの量や変調方式の領域に関しては、基地局装置200と移動局100nの両方で予め定義しておき、最大送信電力、または、定格電力の低減量に関する部分のみ関する情報を受信してもよい。この場合、報知情報における最大送信電力に関する情報のビット数を低減することが可能となる。
あるいは、図6に示した表を、基地局装置200と移動局100nの両方で予め複数個定義しておき、報知情報としては、上記複数個の表を識別する識別情報(識別のための情報ビット)のみを受信してもよい。この場合、最大送信電力制御部1083は、受信した表を識別する識別情報と、最大送信電力制御部1083で予め保持している複数個の表(例えば、図6に示した表)に基づいて、最大送信電力を決定してもよい。例えば、図7のように、2個の上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネルの送信に用いられる周波数リソースの量と、変調方式と、最大送信電力、または、定格電力からの低減量との対応を示した表を定義されている場合を示す。表Aと表Bを比較した場合、表Bにおいて、最大送信電力がより小さく設定されている、あるいは、表Bにおいて、定格電力からの低減量がよい大きく設定されている。報知情報の一部として、表Bが通知されて場合に、最大送信電力制御部1083は、上記表Bと、当該サブフレームにおいて上りリンクの送信を行う際の周波数リソースの量や変調方式とに基づいて最大送信電力を決定する。この場合、移動局100nは、報知チャネルにより指定された、上りリンクの送信に用いる周波数リソースや変調方式と関連づけられた最大送信電力に基づいて、上りリンクの共有チャネルや制御チャネルの送信を行う。
上述した例においては、報知情報の一部として、表を識別する識別情報が送信される場合を示したが、代わりに、各表に関する、適用する/適用しないを示すビットが送信されてもよい。すなわち、図7における表Aと表Bのそれぞれに関して、適用する/適用しないを示すビットが定義され、移動局100nは、上記表毎のビットを報知情報の一部として受信する。
例えば、図7における表Aと表Bの両方に関して「適用する」というビットを受信した場合に、最大送信電力制御部1083は、表Aと表Bの両方に基づいて、最大送信電力を決定してもよい。より具体的には、定格電力の低減量を、表Aによる低減量と表Bによる低減量の大きい方として、最大送信電力を決定してもよい。あるいは、定格電力の低減量を、表Aによる低減量と表Bによる低減量の小さい方として、最大送信電力を決定してもよい。あるいは、定格電力の低減量を、表Aによる低減量と表Bによる低減量の平均値として、最大送信電力を決定してもよい。定格電力の低減量を、表Aによる低減量と表Bによる低減量の和として、最大送信電力を決定してもよい。
尚、上述した例においては、表Aと表Bの2個の表が存在する場合を説明したが、表の数は2個以外でもよく、1個でもよいし、3個以上でもよい。
尚、上述した例においては、最大送信電力または定格電力からの低減量は、周波数リソースの量や変調方式に関連づけられていたが、最大送信電力または定格電力からの低減量は、さらに、当該システムにおけるシステム帯域幅に関連づけられていてもよい。
あるいは、例えば、上記最大送信電力に関する情報として、上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネル、リファレンス信号の送信に用いられる周波数リソースの量、より具体的には、リソースブロックの数、あるいは、リソースユニットの大きさと、上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネル、リファレンス信号の送信に用いられる変調方式と、上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネル、リファレンス信号の送信に用いられる周波数帯域の位置、例えば、中心周波数の少なくとも1つに基づいて設定される最大送信電力に関する情報を受信した場合に、上記最大送信電力に関する情報に基づいて最大送信電力を決定してもよい。例えば、図8Aに示したような周波数リソースの量と変調方式と周波数帯域の中心周波数に関連づけられた最大送信電力または定格電力からの低減量を受信した場合に、当該サブフレームにおいて送信を行う際の周波数リソースの量や、変調方式、周波数帯域の中心周波数と、上記図8Aに示す表とに基づいて、最大送信電力を決定する。尚、当該サブフレームにおいて上りリンクの送信を行う際の周波数リソースの量や、変調方式、周波数リソースの位置に関する情報は、上りリンクの共有チャネルに関しては、物理下りリンク制御チャネルにマッピングされるUplink Scheduling Grant内の情報に含まれており、MAC処理部1082より受け取る。この場合、移動局100nは、報知チャネルにより指定された、上りリンクの送信に用いる周波数リソースや変調方式と送信に用いる周波数帯域の中心周波数とに関連づけられた最大送信電力に基づいて、上りリンクの共有チャネルや制御チャネルの送信を行う。
あるいは、上記上りリンクの送信に用いる周波数帯域の中心周波数は、上りリンクの送信が行われるFrequency band (周波数バンド)であってもよい。ここで、3GPPにおけるFrequency bands (I, II, III, IV, …)は、例えば、非特許文献4(TS 25.101, 5.2)に定義されている。あるいは、上記上りリンクの送信に用いる周波数帯域の中心周波数は、2GHz帯や1.5GHz帯、800MHz帯といった値として通知されてもよい。
尚、この場合も、図7で示したように、図8Aに示した表を、基地局装置200と移動局100nの両方で予め複数個定義しておき、報知情報としては、上記複数個の表を識別する識別情報のみを送信してもよい。
尚、この場合も、上述したように、基地局装置200から、表の識別情報の代わりに、各表に関する、適用する/適用しないを示すビットが、報知情報の一部として送信されてもよい。
例えば、図8Aに示す表の代わりに、図8Bに示す表が用いられてもよい。図8Bにおいては、Network Signaling valueで指定される一行が、図8Aまたは図7における表Aあるいは表Bに相当する。すなわち、図8Bにおける最も左の列のNetwork Signaling value(NS_01, NS_02, …)が、上述した上記複数個の表を識別する識別情報に相当する。
また、図8Bにおける左から2番目の列のRequirement (sub-clause)(-, 6.6.2.4.1, 6.6.2.2.1, …)が、後述するような、所定のスプリアス規定を満たすべきか否かの情報、または、ACLR規定を満たすべきか否かの情報、または、スペクトラムエミッションマスク規定を満たすべきか否かの情報に相当する。より具体的には、例えば、図8BにおけるNS_05の「6.6.3.3.1」が、所定のスプリアス規定を満たすべきか否かの情報に相当し、図8BにおけるNS_02の「6.6.2.4.1」が、所定のACLR規定を満たすべきか否かの情報に相当し、図8BにおけるNS_03の「6.6.2.2.1」が、所定のSEM規定を満たすべきか否かの情報に相当してもよい。すなわち、図8BにおけるNS_05の6.6.3.3.1節において、満たすべき所定のスプリアス規定が定義され、図8BにおけるNS_02の6.6.2.4.1節において、満たすべき所定ACLR規定が定義され、図8BにおけるNS_02の6.6.2.2.1節において、満たすべき所定SEM規定が定義されていてもよい。
また、図8Bにおける左から3番目の列のE-UTRA band (-, 1, 6, 9, 10, 11, …)は、上述した、送信に用いられる周波数帯域の位置に相当する。すなわち、図8Bにおける左から3番目の列のE-UTRA band (-, 1, 6, 9, 10, 11, …)は、図8Aにおける周波数帯域の中心周波数に相当する。
また、図8Bにおける左から4番目の列のChannel Bandwidth (MHz) (-, 10, 3, 5, …)が、上述した、当該システムにおけるシステム帯域幅に関連づけられていてもよい。
また、図8Bにおける左から5番目のResource Blocks(> [30], > [5], …)が、上述した周波数リソースの量に相当する。すなわち、図8Bにおける左から5番目のResource Blocks(> [30], > [5], …)は、図8Aにおける一番左の列における周波数リソースの量(リソースブロックの数)に相当する。
また、図8Bにおける左から6番目のA-MPRは、上述した定格電力からの低減量に相当する。すなわち、図8Bにおける左から6番目のA-MPRは、図8Aにおける一番右の列における定格電力の低減量に相当する。尚、図8BにおけるA-MPRは、Additional Maximum Power Reductionと呼ばれ、最大送信電力を必ず下げなければならない値ではなく、最大送信電力を下げてもよい値である。
あるいは、例えば、最大送信電力制御部1083は、上記最大送信電力に関する情報として、Cubic metricの算出式に関連する情報を受信し、上記Cubic metricの算出式に関連する情報に基づいて、最大送信電力を決定してもよい。ここで、例えば、Cubic metricの式が、
CM = a + [20 * log10 ((v_norm 3) rms) - 20 * log10 ((v_norm_ref 3) rms)] / k
v_norm:信号の正規化された電圧波形
v_norm_ref:信号の正規化された電圧波形のリファレンス
定格電力からの低減量=CM + b
(この場合、「最大送信電力=定格電力―(定格電力からの低減量)」となる)
とかける場合に、aの値やkの値やbの値を、上記Cubic metricの算出式に関連する情報としてもよい。すなわち、移動局100nは、報知情報として、Cubic metricの算出式に関連する情報、例えば、aの値やkの値やbの値を受信し、上記報知情報で指定されたaの値やkの値やbの値に基づいてCubic mericを計算し、上記Cubic metricの値から、定格電力からの低減量、すなわち、最大送信電力を決定してもよい。尚、上記Cubic metricの式はあくまで一例であり、上記以外の式でもよい。また、Cubic metricである必要はなく、隣接チャネルへの漏洩電力を推定することのできるmetricであれば他のmetricでもよい。
尚、上記aの値やkの値、bの値は、上りリンクの共有チャネルまたは制御チャネル、リファレンス信号の送信に用いられる周波数帯域の中心周波数に応じて設定されてもよい。例えば、上記中心周波数が1920MHzから1930MHzの場合のaの値やkの値、bの値と、上記中心周波数が1930MHzから1940MHzの場合のaの値やkの値、bの値の2つのaの値やkの値、bの値を、報知情報として設定されてもよい。
あるいは、報知情報の一部として、最大送信電力制御部1083は、セル50が位置する地域を示す情報や、セル50において移動通信システムを用いた通信を提供するオペレータの情報、例えば、オペレータの識別情報を受信してもよい。ここで、地域を示す情報としては、例えば、国番号等がある。また、オペレータの情報としては、PLMN−identity等がある。この場合、最大送信電力制御部1083は、上記セル50が位置する地域を示す情報や、セル50において移動通信システムを用いた通信を提供するオペレータの情報、例えば、オペレータの識別情報と関連付けられた、図6ないし図7ないし図8Aないし図8Bで示したような表を予め保持し、上記地域を示す情報や、オペレータの情報と、上記図6ないし図7ないし図8Aないし図8Bで示したような表とに基づいて、最大送信電力を決定してもよい。例えば、最大送信電力制御部1083は、地域Aに対して、図7における表Aを保持し、地域Bに対して図7における表Bを保持しているとする。この場合、報知情報により、セル50が位置する地域を示す情報として、地域Bを受信した場合に、表Bと、当該サブフレームの上りリンクの送信に用いる周波数リソース量と、変調方式とに基づいて、最大送信電力を決定する。すなわち、移動局100nは、報知情報により受信した地域を示す情報またはオペレータを示す情報と、予め保持していた、周波数リソース量と、変調方式と、最大送信電力とを関連づける表と、当該サブフレームの上りリンクの送信に用いる周波数リソース量と、変調方式とに基づいて決定される最大送信電力を上限の最大送信電力として、上りリンクの送信を行う。
あるいは、報知情報の一部として、最大送信電力制御部1083は、移動局100nが、所定のスプリアス規定を満たすべきか否かの情報を受信してもよい。この場合、例えば、最大送信電力制御部1083は、PHS帯域のスプリアス放射に関する規定を満たさなければならないという情報を受信した場合に、最大送信電力制御部1083は、PHS帯域のスプリアス放射に関する規定を常に満たすように、上りリンクの送信を行う。ここで、PHS帯域のスプリアス放射に関する規定を満たさなければならないという情報は、例えば、ACLRの規定が適用され、スプリアス放射に関する規定は適用されない場合であっても、PHS帯域のスプリアス放射に関する規定を満たさなければならないという意味であってもよい。さらに例えば、最大送信電力制御部1083は、PHS帯域のスプリアス放射に関する規定を満たすために、図6ないし図7ないし図8Aないし図8Bで示した表を保持し、上記表に基づいて最大送信電力を決定してもよい。この場合、上記図6ないし図7ないし図8Aないし図8Bで示した表は、PHS帯域のスプリアス放射に関する規定を満たすことができるように設定される。すなわち、移動局100nは、移動局100nが所定のスプリアス規定を満たすべきか否かの情報と、予め保持していた、周波数リソース量と、変調方式と、最大送信電力とを関連づける表と、当該サブフレームの上りリンクの送信に用いる周波数リソース量と、変調方式とに基づいて決定される最大送信電力を上限の送信電力として、上りリンクの送信を行う。
あるいは、報知情報の一部として、最大送信電力制御部1083は、移動局100nが、所定のACLR規定を満たすべきか否かの情報を受信してもよい。この場合、例えば、最大送信電力制御部1083は、WCDMAシステムに対するACLR2の規定として43dBという規定値を満たさなければならないという情報を受信した場合に、最大送信電力制御部1083は、43dBというWCDMAシステムに対するACLR2の規定を常に満たすように、上りリンクの送信を行う。また、例えば、最大送信電力制御部1083は、WCDMAシステムに対するACLR2の規定として38dBという規定値を満たさなければならないという情報を受信した場合に、最大送信電力制御部1083は、38dBというWCDMAシステムに対するACLR2の規定を常に満たすように、上りリンクの送信を行う。さらに例えば、最大送信電力制御部1083は、43dBというACLR2の規定や38dBというACLR2の規定を満たすために、図6ないし図7ないし図8Aないし図8Bで示した表を、それぞれ保持し、上記表に基づいて最大送信電力を決定してもよい。この場合、上記図6ないし図7ないし図8Aないし図8Bで示した表は、43dBというACLR2の規定を満たすためのものと、38dBというACLR2の規定を満たすためのものの両方が、それぞれ設定される。より具体的には、例えば、38dBというACLR2の規定を満たすことを指示する報知情報を受信した場合には、図7における表Aに基づいて最大送信電力を決定し、43dBというACLR2の規定を満たすことを指示する報知情報を受信した場合には、図7における表Bに基づいて最大送信電力を決定してもよい。すなわち、移動局100nは、移動局100nが所定のACLR規定を満たすべきか否かの情報と、予め保持していた、周波数リソース量と、変調方式と、最大送信電力とを関連づける表と、当該サブフレームの上りリンクの送信に用いる周波数リソース量と、変調方式とに基づいて決定される最大送信電力を上限の送信電力として、上りリンクの送信を行う。このように、複数のACLRの規定に対して、最大送信電力を低減するための表を複数保持することにより、柔軟に最大送信電力の低減を行うことが可能となる。
上述した例においては、報知情報生成部2084は、移動局100nが、所定のスプリアス規定を満たすべきか否かの情報、または、ACLR規定を満たすべきか否かの情報を、報知情報の一部として生成したが、代わりに、所定のSpectrum Emission Mask規定(SEM規定)を満たすべきか否かの情報を、報知情報の一部として生成し、前記報知情報を移動局に通知してもよい。
最大送信電力制御部1083は、上述した決定した最大送信電力をレイヤー1処理部1081に通知する。
図11に、本発明の実施例に係る移動局100nにおける通信制御方法を示す。
ステップS1102において、移動局100nは下りリンクにおいて報知情報を受信する。尚、後述する本発明の別の実施例1または2に示すように、報知情報の代わりに、NASメッセージ(Non Access Stratum message)やRRCメッセージ(RRC message)を受信してもよい。
次に、ステップS1104において、移動局100nは、上記報知情報またはNAS messageやRRC messageに含まれる最大送信電力に関する情報に基づいて、最大送信電力を決定する。ここで、移動局100nは、当該サブフレームにおいて送信を行う際の周波数リソースの量や、変調方式、周波数帯域の位置と、上記図6ないし7ないし8Aに示す表とに基づいて、最大送信電力を決定してもよい。あるいは、移動局100nは、当該サブフレームにおいて送信を行う周波数リソースの量や、変調方式、周波数帯域の位置、Frequency Band、システム帯域幅と、図8Bとに基づいて、最大送信電力を決定してもよい。
そして、ステップS1106において、ステップS1104で求めた最大送信電力に基づいて、上りリンクの送信を行う。より具体的には、上りリンクの共有チャネルや制御チャネルの送信電力が、上記最大送信電力以下となるように、送信電力の制御を行う。上りリンクの共有チャネルや制御チャネルの送信電力が、最大送信電力を超える場合には、上記上りリンクの共有チャネルや制御チャネルの送信電力を、上記最大送信電力に設定して、上りリンクの送信を行う。
本発明の実施例によれば、報知情報により通知された最大送信電力に関する情報に基づいて上りリンクの最大送信電力を決定することにより、その移動通信システムが適用されている地域や諸事情に応じて、適切に隣接するシステムへの干渉量の低減を行うことが可能となり、効率の良い移動通信を用いたサービスを提供することが可能となる。
本実施例においては、上述した移動通信システム1000の構成や、移動局100nの構成、基地局装置200の構成は、上述した実施例とほぼ同じであるため、重複している部分の説明は省略する。
異なる点としては、主に、アクセスゲートウェイ装置300と、移動局100nにおけるレイヤー1処理部1081と、最大送信電力制御部1083である。
アクセスゲートウェイ装置300は、位置登録を行う移動局100nに対して、NASmessageを送信する。上記NAS messageは、基地局装置200を介して移動局100nに送信される。上記NAS messageには、オペレータの情報や国番号、パブリックランドモバイルネットワークアイデンティティ(PLMN: Public Land Mobile Network identity)等が含まれる。
基地局装置200は、上記NAS messageをアクセスゲートウェイ装置300より受け取り、位置登録を行う移動局100nに対して送信する。
移動局100nは、位置登録エリアを跨いだり、異なるネットワークのエリアに移動したり、電源を入れたりした場合に、位置登録を行い、上記NAS messageを受け取る。上記NAS messageを受け取った場合の移動局100nの動作を以下に示す。
上記NAS messageは、送受信アンテナ102、アンプ部104、送受信部106、レイヤー1処理部1081を介して、最大送信電力制御部1083に通知される。
最大送信電力制御部1083は、NAS messageに含まれるオペレータの情報や国番号、PLMN identity等に基づき、最大送信電力を決定する。例えば、最大送信電力制御部1083は、上記オペレータの情報や国番号、PLMN identity等に関連付けられた、図6ないし図7ないし図8Aないし図8Bで示したような表を予め保持し、上記オペレータの情報や国番号、PLMN identity等と、上記図6ないし図7ないし図8Aないし図8Bで示したような表とに基づいて、最大送信電力を決定してもよい。例えば、最大送信電力制御部1083は、国番号Aに対して、図7における表Aを保持し、国番号Bに対して図7における表Bを保持しているとする。この場合、NAS messageにより、国番号Aを受信した場合に、表Aと、当該サブフレームの上りリンクの送信に用いる周波数リソース量と、変調方式とに基づいて、最大送信電力を決定する。すなわち、移動局100nは、NAS messageにより受信したオペレータの情報や国番号、PLMN identity等と、予め保持していた、周波数リソース量と、変調方式と、最大送信電力とを関連づける表と、当該サブフレームの上りリンクの送信に用いる周波数リソース量と、変調方式とに基づいて決定される最大送信電力を上限の最大送信電力として、上りリンクの送信を行う。尚、図8Bで示したような表に基づいて、最大送信電力を決定する場合には、当該サブフレームにおいて送信を行う周波数リソースの量や、変調方式、周波数帯域の位置、Frequency Band、システム帯域幅と、図8Bとに基づいて、最大送信電力が決定されてもよい。
尚、上述した例においては、NAS messageにより受信したオペレータの情報や国番号、PLMN identity等と、当該サブフレームの上りリンクの送信に用いる周波数リソース量と、変調方式とに基づいて最大送信電力を求めたが、さらに、当該サブフレームの上りリンクの送信に用いる周波数リソースの位置、例えば、周波数帯域の中心周波数等に基づいて、最大送信電力を求めてもよい。
また、上述した例においては、NAS messageに含まれるオペレータの情報や国番号、PLMN identity等に基づいて、最大送信電力を決定したが、代わりに、新たに、最大送信電力を決定するためのビットを追加し、上記ビットを用いて制御を行ってもよい。この場合、例えば、図6や図8Aに示した表を、基地局装置200と移動局100nの両方で予め複数個定義しておき、上記ビットと上記複数個の表を1対1対応させておく。あるいは、例えば、図8Bに示した表を、基地局装置200と移動局100nの両方で予め定義しておき、上記ビットと上記表の各行を1対1対応させておく。そして、移動局100nは、指定されたビットの値から上記複数個の表から使用すべき表または行を選択し、上記表または行に基づいて、最大送信電力を決定する。ここで、移動局の最大送信電力は、図6または図8Aまたは図8Bに示すように、当該サブフレームの上りリンクの送信に用いる周波数リソース量と、変調方式と上りリンクの送信に用いる周波数リソースの位置の少なくとも1つに基づいて決定されてもよい。尚、図8Bで示したような表に基づいて、最大送信電力を決定する場合には、当該サブフレームにおいて送信を行う周波数リソースの量や、変調方式、周波数帯域の位置、Frequency Band、システム帯域幅と、図8Bとに基づいて、最大送信電力が決定されてもよい。
ここで、上記ビットは、実施例1で記載したように、表を識別するための識別情報であってもよいし、各表に関する、適用する/適用しないを示すビットであってもよい。
本実施例においては、上述した移動通信システム1000の構成や、移動局100nの構成、基地局装置200の構成は、上述した実施例とほぼ同じであるため、重複している部分の説明は省略する。
異なる点としては、主に、呼処理部210と、移動局100nにおけるレイヤー1処理部1081と、最大送信電力制御部1083である。
呼処理部210は、通信を開始する移動局100nに対して、RRC(Radio Resource Control)messageを送信する。上記RRC messageは、RLC処理部2083、MAC処理部2082、レイヤー1処理部2081、送受信部206、アンプ部204、送受信アンテナ202を介して移動局100nに送信される。上記RRC messageには、オペレータの情報や国番号、PLMN identity等が含まれる。
移動局100nは、通信を開始する際に、上記RRC messageを受信する。
より具体的には、例えば、移動局100nは、発信または着信を行う場合に基地局装置200に対して送信するRRC messageに対する折り返しとして、上記RRC messageを受信する。例えば、接続を要求するRRC messageに対する折り返しである、接続の確立を指示するRRC messageが、上記RRC messageに相当する。
尚、上述した「通信を開始する」とは、以下のような場合を含んでもよい。例えば、移動局100nは、「通信を開始する」という事象の1つとして、「再接続を行う」という事象を含んでもよい。すなわち、移動局100nは、再接続を行う場合に基地局装置200に対して送信するRRC messageに対する折り返しとして、上記RRC messageを受信する。例えば、再接続を行うCell Updateに対する折り返しである、Cell Update Confirmが、上記RRC messageに相当する。あるいは、例えば、移動局100nは、「通信を開始する」という事象の1つとして、「ハンドオーバを行う」という事象を含んでもよい。この場合、ハンドオーバ先で基地局装置と通信を開始することが、通信を開始するということに相当する。すなわち、移動局100nは、基地局装置200からハンドオーバを指示する信号として、上記RRC messageを受信する。尚、上記ハンドオーバを指示する信号は、ハンドオーバ元の基地局装置(Source Base Station)から送信されてもよいし、ハンドオーバ先の基地局装置(Target Base Station)から送信されてもよい。また、上記ハンドオーバとは、同じ周波数における基地局装置内のセクタ間のハンドオーバでもよいし、同じ周波数における基地局装置間のハンドオーバでもよい。あるいは、上記ハンドオーバとは、異なる周波数の間のハンドオーバでもよいし、異なるシステム間のハンドオーバでもよい。異なるシステム間のハンドオーバとは、例えば、GSMからEvolved UTRA and UTRANへのハンドオーバ、あるいは、WCDMAあるいはUTRA and UTRANからEvolved UTRA and UTRANへのハンドオーバである。あるいは、上記ハンドオーバとは、異なるMMEや異なる位置登録エリアを跨いだハンドオーバ時のリロケーションであってもよい。
あるいは、上記RRC messageが送信されるタイミングは、通信を開始する場合だけでなく、通信の設定を再構成する場合であってもよい。ここで、通信の設定を再構成するとは、例えば、物理チャネルを再構成したり、トランスポートチャネルを再構成したり、無線ベアラを再構成したりすることに相当する。
あるいは、上記RRC messageが送信されるタイミングは、通信を開始する場合だけでなく、無線ベアラがリリースされる場合や無線ベアラがセットアップされる場合であってもよい。
上記RRC messageをうけ取った場合の移動局100nの動作を以下に示す。
上記RRC messageは、送受信アンテナ102、アンプ部104、送受信部106、レイヤー1処理部1081を介して、最大送信電力制御部1083に通知される。
最大送信電力制御部1083は、RRC messageに含まれるオペレータの情報や国番号、PLMN identity等に基づき、最大送信電力を決定する。例えば、最大送信電力制御部1083は、上記オペレータの情報や国番号、PLMN identity等に関連付けられた、図6ないし図7ないし図8Aないし図8Bで示したような表を予め保持し、上記オペレータの情報や国番号、PLMN identity等と、上記図6ないし図7ないし図8Aないし図8Bで示したような表とに基づいて、最大送信電力を決定してもよい。例えば、最大送信電力制御部1083は、国番号Aに対して、図7における表Aを保持し、国番号Bに対して図7における表Bを保持しているとする。この場合、RRC messageにより、国番号Aを受信した場合に、表Aと、当該サブフレームの上りリンクの送信に用いる周波数リソース量と、変調方式とに基づいて、最大送信電力を決定する。すなわち、移動局100nは、RRC messageにより受信したオペレータの情報や国番号、PLMN identity等と、予め保持していた、周波数リソース量と、変調方式と、最大送信電力とを関連づける表と、当該サブフレームの上りリンクの送信に用いる周波数リソース量と、変調方式とに基づいて決定される最大送信電力を上限の送信電力として、上りリンクの送信を行う。尚、図8Bで示したような表に基づいて、最大送信電力を決定する場合には、当該サブフレームにおいて送信を行う周波数リソースの量や、変調方式、周波数帯域の位置、Frequency Band、システム帯域幅と、図8Bとに基づいて、最大送信電力が決定されてもよい。
尚、上述した例においては、RRC messageにより受信したオペレータの情報や国番号、PLMN identity等と、当該サブフレームの上りリンクの送信に用いる周波数リソース量と、変調方式とに基づいて最大送信電力を求めたが、さらに、当該サブフレームの上りリンクの送信に用いる周波数リソースの位置、例えば、周波数帯域の中心周波数等に基づいて、最大送信電力を求めてもよい。
また、上述した例においては、RRC messageに含まれるオペレータの情報や国番号、PLMN identity等に基づいて、最大送信電力を決定したが、代わりに、新たに、最大送信電力を決定するためのビットを追加し、上記ビットを用いて制御を行ってもよい。この場合、例えば、図6や図8Aに示した表を、基地局装置200と移動局100nの両方で予め複数個定義しておき、上記ビットと上記複数個の表を1対1対応させておく。あるいは、例えば、図8Bに示した表を、基地局装置200と移動局100nの両方で予め定義しておき、上記ビットと上記表の各行を1対1対応させておく。そして、移動局100nは、指定されたビットの値から上記複数個の表から使用すべき表または行を選択し、上記表または行に基づいて、最大送信電力を決定する。ここで、移動局の最大送信電力は、図6または8Aまたは図8Bに示すように、当該サブフレームの上りリンクの送信に用いる周波数リソース量と、変調方式と上りリンクの送信に用いる周波数リソースの位置の少なくとも1つに基づいて決定されてもよい。尚、図8Bで示したような表に基づいて、最大送信電力を決定する場合には、当該サブフレームにおいて送信を行う周波数リソースの量や、変調方式、周波数帯域の位置、Frequency Band、システム帯域幅と、図8Bとに基づいて、最大送信電力が決定されてもよい。
例えば、上記最大送信電力を決定するためのビットとして、additionalSpectrumEmissionが規定され、前記additionalSpectrumEmissionがMobility Control Information(モビリティ制御情報)というMobilityを制御するためのパラメータリストに含まれ、前記Mobility Control Informationが、前記RRC messageとして、ハンドオーバ時や通信開始時に通知されてもよい。図8E及び図8Fに、Mobility Control Informationの情報要素の一例を示す。尚、additionalSpectrumEmissionに関する説明は、図8CにおけるadditionalSpectrumEmissionの説明と同一であるため、省略する。
尚、図8E及び図8Fに示されるシステム情報ブロックの内容に関して、以下に説明を行う。
MobilityControlInformationは、移動制御に関する情報であり、ハンドオーバ先であるセルの識別子である「targetCellIdentity」と、周波数に関する情報である「eutra-CarrierFreq」と、システム帯域幅に関する情報である「eutra-CarrierBandwidth」と、追加的に適用される不要発射に関する情報を示すadditionalSpectrumEmissionと、準静的な共通チャネルの構成に関する情報と、個別ランダムアクセスに関するパラメータと、から構成される。EUTRA-CarrierBandwitdhは、システム帯域幅に関する情報であり、下りリンクの帯域幅と上りリンクの帯域幅とから構成される。
ここで、上記ビットは、実施例1で記載したように、表を識別するための識別情報であってもよいし、各表に関する、適用する/適用しないを示すビットであってもよい。
あるいは、帯域幅毎に定義された最大許可送信電力(maximum allowed UL TX power)を移動局に通知することにより、同様の制御を行ってもよい。すなわち、図12に示すようなRRC messageの情報要素を定義し、本情報要素を移動局に通知してもよい。尚、図12においては、システム帯域幅が20MHzである場合を想定している。そして、移動局100nは、指定された、帯域幅毎に定義された最大許可送信電力に基づき、上りリンクの送信を行う。すなわち、上りリンクの送信電力が、上記帯域幅毎に定義された最大許可送信電力よりも大きくならないように、上りリンクの送信を行う。
例えば、RRC messageにより、基地局装置200より指定された、上記帯域幅に定義された最大許可送信電力が、図12における設定例である場合に、上りリンクの送信帯域幅が9360 kHz (リソースブロック数52)であるとすると、移動局100nは、その上りリンクの送信電力が18dBmを超えないように上りリンクの送信を行う。
尚、上述した例ではシステム帯域幅が20MHzの場合を示したが、システム帯域幅が20MHz以外の場合にも同様の制御を適用することが可能である。例えば、システム帯域幅が10MHzである場合、図12に示す表の内、最大許可送信電力(リソースブロック数≦25)の行と、最大許可送信電力(25<リソースブロック数≦50)の行のみを移動局に通知してもよい。
上述した実施例においては、Evolved UTRA and UTRAN(別名:Long Term Evolution,或いは,Super 3G)が適用されるシステムにおける例が説明されたが、本発明に係る移動局、基地局装置、移動通信システム及び通信制御方法は、移動体通信を行う他のシステムにも適用可能である。
上述した実施例における、その移動通信システムが適用されている地域や諸事情に応じて、最大送信電力を低減することにより、隣接するシステムへの干渉量の低減を行う処理は、移動局毎に適用してもよいし、セル毎に適用してもよい。例えば、報知情報を用いる場合には、一般的にセル毎に適用され、RRC messageやNAS messageを用いる場合には、移動局毎に適用されてもよい。
以上本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、各実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。各実施例の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の実施例が必要に応じて使用されてよい。説明の便宜上、本発明の実施例に係る装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウエアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
本国際出願は2007年3月30日に出願した日本国特許出願第2007−94902号に基づく優先権を主張するものであり、その全内容を本国際出願に援用する。
本国際出願は2007年4月16日に出願した日本国特許出願第2007−107603号に基づく優先権を主張するものであり、その全内容を本国際出願に援用する。
本国際出願は2007年6月19日に出願した日本国特許出願第2007−161944号に基づく優先権を主張するものであり、その全内容を本国際出願に援用する。
本国際出願は2007年8月14日に出願した日本国特許出願第2007−211595号に基づく優先権を主張するものであり、その全内容を本国際出願に援用する。

Claims (19)

  1. 移動通信システム内で基地局装置と無線通信するユーザ装置であって:
    下りリンクにおいて、制御情報を受信する受信手段と、
    上りリンクにおいて、第1のチャネルを送信する送信手段と、
    を具備し、前記送信手段は、
    前記制御情報に基づいて、前記第1のチャネルの送信電力の最大値を、前記移動通信システムで規定されている定格電力よりも小さくする
    ことを特徴とするユーザ装置。
  2. 請求項1に記載のユーザ装置であって、
    前記制御情報は、報知チャネルまたは通信開始時のRRCメッセージまたは位置登録時のNASメッセージを用いて送信される
    ことを特徴とするユーザ装置。
  3. 請求項1に記載のユーザ装置であって、
    前記第1のチャネルは、上りリンクの共有チャネル、上りリンクの制御チャネル、上りリンクのリファレンス信号の少なくとも1つである
    ことを特徴とするユーザ装置。
  4. 請求項1に記載のユーザ装置であって、
    前記制御情報は、前記第1のチャネルの送信電力の最大値を小さくするか否かを指定する
    ことを特徴とするユーザ装置。
  5. 請求項4に記載のユーザ装置であって、
    前記制御情報が、前記第1のチャネルの送信電力の最大値を小さくすることを指定する場合に、
    前記送信手段は、
    前記第1のチャネルに関する周波数リソース量、リソースブロック数、変調方式、周波数、キュービックメトリックの少なくとも1つに基づいて、前記第1のチャネルの送信電力の最大値を小さくする
    ことを特徴とするユーザ装置。
  6. 請求項4に記載のユーザ装置であって、
    前記制御情報が、前記第1のチャネルの送信電力の最大値を小さくすることを指定する場合に、
    前記送信手段は、
    あらかじめ決められた周波数帯域への干渉量が所定の閾値以下となるように最大送信電力を小さくする
    ことを特徴とするユーザ装置。
  7. 請求項4に記載のユーザ装置であって、
    前記制御情報が、前記第1のチャネルの送信電力の最大値を小さくすることを指定する場合に、
    前記送信手段は、
    あらかじめ決められたスプリアス規定、ACLR規定、SEM規定の少なくとも1つを満たすように最大送信電力を小さくする
    ことを特徴とするユーザ装置。
  8. 請求項1に記載のユーザ装置であって、
    前記制御情報は、移動通信システムが提供されている地域の情報、国番号、移動通信システムを提供しているオペレータの識別情報、PLMN識別子の少なくとも1つを指定し、
    前記送信手段は、
    前記移動通信システムが提供されている地域の情報、国番号、移動通信システムを提供しているオペレータの識別情報、PLMN識別子の少なくとも1つに基づいて、前記第1のチャネルの送信電力の最大値を小さくする
    ことを特徴とするユーザ装置。
  9. 請求項8に記載のユーザ装置であって、
    前記送信手段は、
    前記第1のチャネルに関する周波数リソース量、リソースブロック数、変調方式、周波数、キュービックメトリックの少なくとも1つに基づいて、前記第1のチャネルの送信電力の最大値を小さくする
    ことを特徴とするユーザ装置。
  10. 請求項8に記載のユーザ装置であって、
    前記送信手段は、
    あらかじめ決められた周波数帯域への干渉量が所定の閾値以下となるように最大送信電力を低減する
    ことを特徴とするユーザ装置。
  11. 請求項5に記載のユーザ装置であって、
    前記送信手段は、
    前記第1のチャネルの送信電力を、前記第1のチャネルの送信電力の最大値以下に設定する
    ことを特徴とするユーザ装置。
  12. 請求項1記載のユーザ装置であって、
    前記第1のチャネルの送信電力の最大値が、複数の帯域幅各々に別々に設定されている
    ことを特徴とするユーザ装置。
  13. 移動通信システム内でユーザ装置と無線通信する基地局装置であって:
    下りリンクにおいて、制御情報を送信する送信手段と、
    上りリンクにおいて、第1のチャネルを受信する受信手段と、
    を具備し、前記制御情報は、
    前記第1のチャネルの送信電力の最大値を、前記移動通信システムで規定されている定格電力よりも小さくすることを指定する
    ことを特徴とする基地局装置。
  14. 請求項13に記載の基地局装置であって、
    前記送信手段は、
    前記制御情報を、報知チャネルまたは通信開始時のRRCメッセージまたは位置登録時のNASメッセージを用いて送信することを特徴とする基地局装置。
  15. 請求項13に記載の基地局装置であって、
    前記第1のチャネルは、上りリンクの共有チャネル、上りリンクの制御チャネルの少なくとも1つである
    ことを特徴とする基地局装置。
  16. 請求項13に記載の基地局装置であって、
    前記制御情報は、所定の周波数帯域への漏洩電力を所定の閾値以下となるように指定する
    ことを特徴とする基地局装置。
  17. 請求項13に記載の基地局装置であって、
    前記制御情報は、
    あらかじめ決められたスプリアス規定、ACLR規定、SEM規定の少なくとも1つを満たすように指定する
    ことを特徴とする基地局装置。
  18. 請求項13に記載の基地局装置であって、
    前記第1のチャネルの送信電力の最大値が、複数の帯域幅各々に別々に設定されている
    ことを特徴とする基地局装置。
  19. 移動通信システム内で基地局装置と無線通信するユーザ装置における制御方法であって、
    下りリンクにおいて、制御情報を受信する第1ステップと、
    前記制御情報に基づいて、上りリンクの最大送信電力を、前記移動通信システムで規定されている定格電力よりも小さくする第2ステップと、
    上りリンクにおいて、第1のチャネルを送信する第3ステップと、
    を具備し、
    前記第1のチャネルの送信電力は、前記上りリンクの最大送信電力以下に設定される
    ことを特徴とする制御方法。
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