JPWO2008096519A1 - 回転・直動モータ - Google Patents

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Abstract

回転可能かつ軸方向に沿って移動可能に設けられた可動子(1)と、可動子(1)の外周に磁気ギャップ(2)を介して同心状に配置された固定子(3)とを有し、可動子(1)はシャフト(6)の外周に複数の磁石(7,8)が、互いに隣接する磁石同士が各辺において異極となるように斜め格子状に固着され、固定子(3)は可動子(1)を回転させる回転用コイル(10)と可動子(1)を直動させる直動用コイル(11)と備え、両コイル(10,11)が各磁石(7,8)の対角線の向きとそれぞれ略平行になるように巻装されている。

Description

本発明は、回転と直動の両方が可能である回転・直動モータに関する。
例えば、電子部品実装装置や半導体製造装置などの分野においては、各種部品をハンドリングするロボットアームの先端部に回転駆動と直進駆動とを行う機構が必要となることがある。そのため、従来技術では、回転型モータと直動型モータの2つを組み合わせて両モータをスプライン加工によりスライド自在に連結した構成のものが提案されている(例えば、下記の特許文献1参照)。
また、他の従来技術では、固定子に可動子を回転させるための回転磁束を形成する巻線と、可動子を軸方向に直動させるための巻線とを共に施した回転・直動モータが提案されている(例えば、下記の特許文献2参照)。
特に、この特許文献2記載の回転・直動モータは、可動子を構成する円筒状の可動子鉄心の表面に、N極の磁石を周方向および軸方向に1極置きに配置するとともに、この各N極の磁石とは周方向および軸方向に1極ずらした位置にS極の磁石を周方向および軸方向に1極置きに配置している。つまり、この特許文献2では、N極、S極の磁石を一つおきに隙間を設けて格子状に配置している。
特開2003−169456号公報 特開2005−020885号公報
しかしながら、特許文献1記載の従来技術のものは、回転型モータと直動型モータとを組み合わせているので、各モータに磁極が必要となって磁極の数が全体的に多くなるとともに、全長も長くなって小型化を図ることが難しいという問題がある。
また、特許文献2のものは、特許文献1のものと比べると、各磁石は、回転用磁石と直動用磁石を兼用しているため、全長を短縮できるので小型化が可能であるという利点があるものの、N極、S極の磁石を一つおきに隙間を設けて格子状に配置しているので、可動子のシャフト表面に対して半分しか磁石が存在せず、このため、磁束量が低下して十分大きなトルクや推力が得られないという問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、磁束量が多くて十分に大きなトルクや推力が得られる回転・直動モータを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、回転可能かつ軸方向に沿って移動可能に設けられた可動子と、この可動子の外周に磁気ギャップを介して同心状に配置された固定子とを有し、この固定子の固定子鉄心には、上記可動子を回転させる回転用コイルと、上記可動子を軸方向へ直動させる直動用コイルとが設けられている回転・直動モータを前提として、次の構成を採用している。
すなわち、本発明において、上記可動子は、シャフトの外周に複数の磁石が、互いに隣接する磁石同士が各辺において異極になるように斜め格子状に固着される一方、上記固定子の回転用コイルは上記シャフトの軸方向に沿って上記各磁石の対角線の向きと略並行になるように、また上記直動用コイルはシャフトの周方向に沿って上記各磁石の対角線の向きと略並行になるように、それぞれ巻装されていることを特徴としている。
また、本発明において、上記可動子は、シャフトの外周に複数のリング状の磁石が、互いに隣接する磁石同士が異極になるように嵌着され、各リング状磁石は、左右の軸方向端面が周方向に沿った中心線に対して線対称となるように波状に形成される一方、上記固定子の回転用コイルは上記シャフトの軸方向に沿って、また上記直動用コイルはシャフトの周方向に沿って、それぞれ略平行になるように巻装されていることを特徴としている。
また、本発明において、上記可動子は、シャフトの外周に複数のリング状の磁石が、互いに隣接する磁石同士が異極になるように嵌着され、各リング状磁石は、左右の軸方向端面が並行となるように波状に形成され、かつ左右の軸方向端面で異極となるように着磁されている一方、上記固定子の回転用コイルは上記シャフトの軸方向に沿って、また上記直動用コイルはシャフトの周方向に沿って、それぞれ略平行になるように巻装されていることを特徴としている。
本発明によれば、可動子の外周表面に占める磁石の割合が多くなるため、従来に比べて磁束量が格段に増加し、大きなトルクや推力を発揮する回転・直動モータが得られる。
本発明の実施の形態1における回転・直動モータの要部を示す縦断面図である。 同モータの要部を示す側面図である。 同モータの可動子表面を平面状に展開した状態を示す展開図である。 本発明の実施の形態2における回転・直動モータの要部を示す縦断面図である。 同モータの要部を示す側面図である。 本発明の実施の形態3における回転・直動モータの要部を示す縦断面図である。 図6に示す同モータの要部を右側から見た側面図である。 図6に示す同モータの要部を左側から見た側面図である。 本発明の実施の形態4の回転・直動モータにおける可動子表面を平面状に展開した状態を示す展開図である。 本発明の実施の形態4の回転・直動モータにおける可動子表面の他の例を示す展開図である。 本発明の実施の形態5の回転・直動モータにおける可動子表面を平面状に展開した状態を示す展開図である。 同モータの可動子を構成する一つのリング状磁石を取り出して平面状に展開した状態を示す展開図である。 本発明の実施の形態6の回転・直動モータにおける可動子表面を平面状に展開した状態を示す展開図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における回転・直動モータの要部を示す縦断面図、図2は同モータの側面図、図3は同モータを構成する可動子の表面を平面状に展開した状態を示す展開図である。
この実施の形態1の回転・直動モータは、回転可能かつ軸方向に沿って移動可能な可動子1と、この可動子1の外方に磁気ギャップ2を介して同心状に配置された固定子3とを有する。
上記の可動子1は、シャフト6の両端が図示しない軸受で支持されて回転可能かつ軸方向に沿って移動可能に設けられており、このシャフト6の外周表面には、N極とS極の複数個の各磁石7,8が例えば接着剤を用いて固着されている。この場合、各磁石7,8の形状は略四角形であり、その各辺において隣接する磁石7,8同士が互いに異極となるように斜め格子状に稠密に配置されている。したがって、図3に示すように、シャフト6の軸方向Aおよび周方向Rに沿って見た場合には、互いに隣接する磁石同士は同極となっている。
一方、固定子3は、可動子1と同心状に配置された円筒形の固定子鉄心9を有し、この固定子鉄心9の内周側に、可動子1を回転させる回転用コイル10、および可動子1を軸方向Aへ直動させる直動用コイル11の2種類のコイルが設けられている。
すなわち、この固定子3は、固定子鉄心9の内周面から径方向内方に向けて突設された複数の突起状の巻枠14が周方向Rに順次等間隔に配置された状態で軸方向Aに沿って多数設けられている。そして、回転用コイル10は、同期モータにおける固定子コイルと同様、周方向Rに沿って配列された各巻枠14の間において、シャフト6の軸方向Aに沿って各磁石7,8の対角線の向きと略並行になるように巻回されている。また、直動用コイル11は、回転用コイル10よりも外周側の位置で、かつ、軸方向Aに沿って延びる各巻枠14間において、シャフト6の周方向Rに沿って各磁石7,8の対角線の向きと略並行になるように巻回されている。
可動子1を回転させる際には、回転用コイル10に電流を流して回転磁界を発生させることにより回転同期モータとなるので、可動子1が回転する。また、可動子1を直動させる際には、直動用コイル11に電流を流して移動磁界を発生させることによりリニア同期モータとなるので、可動子1が直動する。
以上のように、この実施の形態1の回転・直動モータは、可動子1のシャフト6の外周に複数の磁石7,8を斜め格子状に稠密に配置固定することにより、シャフト6の表面の全体を磁石7,8で覆うことができるので、可動子1の外周表面に占める磁石7,8の割合が従来に比べてはるかに増大する。このため、磁束量が格段に増加して大きなトルクや推力を発揮することができ、また、従来と同じトルクや推力の場合にはモータを一層小型化することが可能となる。
さらに、この実施の形態1の回転・直動モータは、直動用コイル11の内側に回転用コイル10が配置されているので、可動子1の各磁石7,8と回転用コイル10との距離が短く、このため、回転用コイル10による回転磁界を可動子1に多く作用させることができるので、直動力よりも回転力をより重視する場合に有効に使用することができる。
なお、この実施の形態1では、N極とS極の各磁石7,8が、斜め格子状に稠密に配置されているので、シャフト6の外周表面に占める両磁石7,8の面積の割合は略100%であるが、互いに隣接する各磁石7,8の間にわずかな隙間を設けることもできる。ただし、この場合、従来よりも大きな磁束を得てトルクや推力を増大させるには、シャフト6の外周表面に占める両磁石7,8の面積の50%以上であることが好ましい。
また、この実施の形態1において、シャフト6、固定子鉄心9、巻枠14の内の幾つか、もしくは全てを磁性体で構成すれば、各コイル10,11に鎖交する磁束量が増加するので、さらなるトルクや推力の向上が可能となる。なお、巻枠14は部品点数の削減、もしくは工作性の向上のために省略することもできる。
実施の形態2.
図4は本発明の実施の形態2における回転・直動モータの要部を示す縦断面図、図5は同モータの側面図である。
この実施の形態2の特徴は、実施の形態1の構成に比べると、固定子3の回転用コイル10と直動用コイル11との配置関係が内外逆になっていることである。すなわち、回転用コイル10の内側に直動用コイル11が設けられている。
このように、この実施の形態2の回転・直動モータは、回転用コイル10の内側に直動用コイル11が配置されているので、可動子1の各磁石7,8と直動用コイル11との距離が短く、このため、直動用コイル11による移動磁界を可動子1に多く作用させることができるので、回転力よりも直動力をより重視する場合に有効に使用することができる。
その他の構成および作用効果は、実施の形態1と同様であるから、図1ないし図3に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付して、ここでは詳しい説明は省略する。
実施の形態3.
図6は本発明の実施の形態3における回転・直動モータの要部を示す縦断面図、図7は同モータを右側から見た側面図、図8は同モータを左側から見た側面図である。
この実施の形態3の特徴は、固定子3の回転用コイル10と直動用コイル11とを径方向において互いに重ね合わせずに、両コイル10,11を軸方向Aに沿って互いに位置をずらせて配置し、これによって各コイル10,11が可動子1にそれぞれ対向するようにしていることである。
上記の実施の形態1,2では、回転用コイル10と直動用コイル11を径方向において互いに重ねて巻線するため、回転用コイル10と直動用コイル11間を絶縁する必要があり、また巻線のための巻枠14も複雑となり組立性が悪化する。
これに対して、この実施の形態3では、回転用コイル10と直動用コイル11を軸方向Aに沿って互いに分離して配置しているため、回転用コイル10と直動用コイル11間の絶縁が不要となり、また、巻線配置も簡単なために組立性が向上する。さらに、両コイル10,11が可動子1にそれぞれ個別に対向しているため、磁石7,8の磁束をより有効に用いることができる。しかも、回転用コイル10と直動用コイル11の各巻数や軸方向Aの長さの割合を変更することにより、回転力と直動力との比率を簡単に変更することができるため、設計の自由度が高い。
その他の構成および作用効果は、実施の形態1と同様であるから、図1ないし図3に示した実施の形態1と対応する構成部分には同一の符号を付して、ここでは詳しい説明は省略する。
実施の形態4.
図9および図10は本発明の実施の形態4における回転・直動モータの可動子表面を平面状に展開した状態を示す展開図である。
上記の実施の形態1〜3では、可動子1のシャフト6の外周表面に略四角形のN極とS極の各磁石7,8を斜め格子状に稠密に配置したが、この実施の形態4では、略四角形の各磁石7,8の互いに隣接する頂点の部分を面取りしている。すなわち、図9では各磁石7,8の四隅を直線状に面取りし、また、図10では各磁石7,8の四隅を曲線状に面取りしている。このため、互いに隣接する磁石7,8の箇所には僅かに隙間15が生じている。
この実施の形態4の構成の場合でも、可動子1の外周の表面積に占める磁石7,8の表面積の割合が従来に比べて多くなるため、磁束量が格段に増加し、大きなトルクや推力を得ることができる。しかも、この実施の形態4のように、各磁石7,8の角を面取りしておけば、磁石7,8をシャフト6に固着する作業中に磁石7,8が欠損するのを防ぐことができるので、モータ製作時の歩留まり率を向上させることができる。
なお、この実施の形態4における可動子1の構成は、上記の実施の形態1,2,3のいずれの回転・直動モータについても適用することができる。
実施の形態5.
図11は本発明の実施の形態5における回転・直動モータの可動子の表面を平面状に展開した状態を示す展開図、図12は一つのリング状磁石を取り出して平面状に展開した状態を示す展開図である。
この実施の形態5の回転・直動モータにおいて、可動子1は、N極とS極の複数個の各リング状磁石16,17を備え、これらのリング状磁石16,17がシャフト6の外周に、互いに隣接する磁石同士が異極となるように、つまり、シャフト6の軸方向Aに沿ってリング状磁石16,17がN、S、N、S、…と交互に繰り返すように配列して嵌合されている。そして、各々のリング状磁石16,17は、その左右の軸方向Aの端面が周方向Rに沿った中心線cに対して線対称となるように波状に形成され、かつ、互いに隣接する波状のリング状磁石16,17同士は、周方向Rにおいて半ピッチ分だけずれた状態で配置されている。
一方、固定子3の回転用コイル10はシャフト6の軸方向Aに沿って略平行になるように巻装され、また直動用コイル11はシャフト6の周方向Rに沿って略平行になるように巻装されている。なお、この場合の回転用コイル10と直動用コイル11との相互の配置関係は、上記の実施の形態1〜3で示したいずれの構成のものであってもよい。
このように、リング状磁石16,17をシャフト6の軸方向Aに沿って順次配列することにより、軸方向A、周方向R共に磁極がN、S、N、S、…と交互に繰り返されるので、固定子3の回転用コイル10と直動用コイル11にそれぞれ電流を流すと、磁気回路的に実施の形態1,2,3の構成を備えた可動子1の場合と略同等の作用が得られ、可動子1を回転および直動させることができる。
その他の構成、および作用効果は、実施の形態1〜3の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
以上のように、この実施の形態5では、両端面が波状のリング状磁石16,17を用いているので、波状に加工する手間は幾分かかるものの、実施の形態1〜4に比べて部品点数の削減ができるとともに、各磁石16,17をシャフト6に嵌合した後、シャフト6の両側端を固定するだけでよいので、各磁石16,17のシャフト6への装着が極めて容易となり、作業の手間とコスト削減を図ることが可能となる。また、モータ作動時には磁石に遠心力がかかるが、実施の形態1〜4では磁石の固定強度は接着剤に依存している。これに対して、この実施の形態5ではリング状磁石16,17としているので、磁石の飛散防止の効果が得られ、より強固に磁石を固定することができる。
実施の形態6.
図13は本発明の実施の形態6における回転・直動モータの可動子1の表面を平面状に展開した状態を示す展開図である。
上記の実施の形態5では、N極とS極の各リング状磁石16,17を設けているのに対して、この実施の形態6の回転・直動モータでは、S極,N極が単一の磁石内に形成されたリング状磁石18を設けている。
すなわち、この実施の形態6において、可動子1は、S極,N極が単一の磁石内に形成してなる複数個のリング状磁石18を備え、これらのリング状磁石18がシャフト6の外周に、互いに隣接する磁石同士が異極となるように、つまり、シャフト6の軸方向Aに沿ってN、S、N、S、…と交互に繰り返すように配列して嵌合されている。そして、各々のリング状磁石18は、その左右の軸方向Aの端面が周方向Rに並行になるように波状に形成され、かつ、左右の軸方向Aの端面で異極となるように着磁されている。
一方、固定子3の回転用コイル10はシャフト6の軸方向Aに沿って略平行になるように巻装され、また直動用コイル11はシャフト6の周方向Rに沿って略平行になるように巻装されている。なお、この場合の回転用コイル10と直動用コイル11との相互の配置関係は、上記の実施の形態1〜3で示したいずれの構成のものであってもよい。
このように、リング状磁石18をシャフト6の軸方向Aに沿って順次配列することにより、軸方向A、周方向R共に磁極がN、S、N、S、…と交互に繰り返されるので、固定子3の回転用コイル10と直動用コイル11にそれぞれ電流を流すと、磁気回路的に実施の形態1,2,3の構成を備えた可動子1の場合と略同等の作用が得られ、可動子1を回転および直動させることができる。
また、この実施の形態6では、両端面が波状でかつS極,N極が単一の磁石内に形成されたリング状磁石18を用いているので、実施の形態5に比べてさらに部品点数を削減することができる。さらに、実施の形態5におけるリング状磁石16、17は、磁石の幅が周方向Rに沿って変動するために強度が低下する箇所があるが、実施の形態6では、リング状磁石18の形状は波状に変化するものの、磁石幅は周方向Rに沿って常に一定となるので、磁石の強度が向上して飛散防止の効果が高まる。
この発明は、回転と直動の両方が可能である回転・直動モータに適用可能である。
発明において、上記可動子は、シャフトの外周に複数のリング状の磁石が、互いに隣接する磁石同士が異極になるように嵌着され、各リング状磁石は、左右の軸方向端面が周方向に沿った中心線に対して線対称となるように波状に形成される一方、上記固定子の回転用コイルは上記シャフトの軸方向に沿って、また上記直動用コイルはシャフトの周方向に沿って、それぞれ略平行になるように巻装されていることを特徴としている。

Claims (5)

  1. 回転可能かつ軸方向に沿って移動可能に設けられた可動子と、この可動子の外周に磁気ギャップを介して同心状に配置された固定子とを有し、この固定子の固定子鉄心には、上記可動子を回転させる回転用コイルと、上記可動子を軸方向へ直動させる直動用コイルとが設けられている回転・直動モータにおいて、上記可動子は、シャフトの外周に複数の磁石が、互いに隣接する磁石同士が各辺において異極になるように斜め格子状に固着される一方、上記固定子の回転用コイルは上記シャフトの軸方向に沿って上記各磁石の対角線の向きと略並行になるように、また上記直動用コイルはシャフトの周方向に沿って上記各磁石の対角線の向きと略並行になるように、それぞれ巻装されていることを特徴とする回転・直動モータ。
  2. 上記シャフトに固着されている磁石の占める面積が、上記シャフト外周の表面積の50%以上になるように設定されていることを特徴とする請求項1記載の回転・直動モータ。
  3. 上記磁石の形状は略四角形であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転・直動モータ。
  4. 回転可能かつ軸方向に沿って移動可能に設けられた可動子と、この可動子の外周に磁気ギャップを介して同心状に配置された固定子とを有し、この固定子の固定子鉄心には、上記可動子を回転させる回転用コイルと、上記可動子を軸方向へ直動させる直動用コイルとが設けられている回転・直動モータにおいて、上記可動子は、シャフトの外周に複数のリング状の磁石が、互いに隣接する磁石同士が異極になるように嵌着され、各リング状磁石は、軸方向の両端面が周方向に沿った中心線に対して線対称となるように波状に形成される一方、上記固定子の回転用コイルは上記シャフトの軸方向に沿って、また上記直動用コイルはシャフトの周方向に沿って、それぞれ略平行になるように巻装されていることを特徴とする回転・直動モータ。
  5. 回転可能かつ軸方向に沿って移動可能に設けられた可動子と、この可動子の外周に磁気ギャップを介して同心状に配置された固定子とを有し、この固定子の固定子鉄心には、上記可動子を回転させる回転用コイルと、上記可動子を軸方向へ直動させる直動用コイルとが設けられている回転・直動モータにおいて、上記可動子は、シャフトの外周に複数のリング状の磁石が、互いに隣接する磁石同士が異極になるように嵌着され、各リング状磁石は、軸方向の両端面が並行となるように波状に形成され、かつ左右の軸方向端面で異極となるように着磁されている一方、上記固定子の回転用コイルは上記シャフトの軸方向に沿って、また上記直動用コイルはシャフトの周方向に沿って、それぞれ略平行になるように巻装されていることを特徴とする回転・直動モータ。
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