JPWO2008056711A1 - ステアリングコラム装置 - Google Patents

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Abstract

チルト用ギアベース7に設けられた弾性変形部材11は、チルト用ギアベース7に対するチルト用ギア部材9の回転移動に応じて、まず、その導入部11cがチルト用ギア部材9の側面に乗り上がり、続いて凸部107cに乗り上がるので、スムーズに係合部11bを弾性変形させ、凸部107cとの係合を実現できる。導入部11cが凸部107cを乗り越えた時点で、係合部11bが不完全に弾性変形から復帰するので、係合部11bは凸部107cに係合し、それにより不用意な抜け止めを図れると共に、操作者は係合部11bの弾性変形復帰時の音や振動からクリック感を覚えるので、チルト用ギアベース7の定位置にチルト用ギア部材9が噛合したことがわかり、同時にテレスコ用ギアベース6にテレスコ用ギア部材8が噛合したことがわかる。

Description

本発明は、ステアリングシャフトを、チルト方向及びテレスコ方向の少なくとも一方に対して調整可能に支持するステアリングコラム装置に関する。
ステアリングコラム装置は、車両の重要安全保安部品であり、衝突時に乗員の安全を確保するために衝突時におけるその挙動を、どのように制御するかが非常に重要である。通常は、ステアリングコラム装置自体に衝撃エネルギー吸収機構を設けるともに、ステアリングホイール内に収納したエアーバッグの支持部材としても重要な役割を担っている。
一方、運転者の運転姿勢を最適にするために、一般的なステアリングコラム装置は、運転者の体格や運転姿勢に応じて、ステアリングホイールの傾斜角度を調整でき、ステアリングホイールの軸線方向位置を調整できるようになっている。従って、ステアリングコラム装置には、コラム本体(即ちステアリングホイール)の位置や姿勢の調整が容易でなければならず、且つ衝突時には所定の位置や姿勢を確保しなければならないという相反する機能が必要になる。このような相反する機能を両立させるべく、従来のステアリングコラム装置では、種々の工夫がなされているが、ユーザーの操作性に対する要求の高まりなどにより、更なる向上が求められている。
ここで、特許文献1においては、チルト・テレスコピック調整時には、噛合していたギヤ同士を離脱させ、調整後においては、ギヤ同士を噛合させることで、コラム本体の位置を確実に保持することができるステアリングコラム装置が開示されている。
独国特許第10212263号明細書 特開平10−328950号公報
ここで、特許文献1のステアリングコラム装置において、ギヤ同士が噛合した状態或いは離脱した状態を、操作者が認識できれば力を入れすぎることもなく都合がよい。これに対し、特許文献2には、ローラカム部品に、シャフトの軸方向に隆起部を設けているので、カムの占めるスペースが大きくなり構成の大型化を招くと共に、シャフトの半径方向外方の近い部分にばね部材を設けているので、クリック感を得るためにばね部材及び隆起部に大きいトルクをかける場合、これに耐えるべく各部材の強度を高める必要がある。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、軽量且つコンパクトでありながら、保持力を高めることができ、又操作フィーリングに優れたステアリングコラム装置を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、以下の構成によって達成される。
(1) ステアリングシャフトを、チルト方向及びテレスコ方向の少なくとも一方に対して位置調整可能に支持するステアリングコラム装置において、
車体に対して位置決めされる第1の部材と、
ステアリングシャフトを回転自在に支持するコラム本体と、
前記コラム本体と一体的に変位する第2の部材と、を有し、
前記第1の部材と前記第2の部材のうち一方に、前記チルト方向及び前記テレスコ方向の少なくとも一方に沿って凸部又は凹部が設けられ、その他方に弾性変形部材が設けられ、
前記第1の部材と前記第2の部材の相対移動に応じて、前記弾性変形部材は、少なくとも一部が弾性変形しながら前記凸部又は前記凹部上を通過するか、もしくは前記凸部又は前記凹部に係合することを特徴とするステアリングコラム装置。
(2) 前記第1の部材は第1の歯を有し、前記第2の部材は第2の歯を有し、前記第1の歯と前記第2の歯とは、互いに噛合することによって、前記コラム本体を前記車体に対して位置決めし、離脱することによって、前記コラム本体を前記車体に対して位置調整可能としていることを特徴とする(1)に記載のステアリングコラム装置。
(3) 前記弾性変形部材は、折り曲げられた板材から形成されていることを特徴とする(1)又は(2)に記載のステアリングコラム装置。
(4) 前記弾性変形部材は、前記チルト方向及び前記テレスコ方向の少なくとも一方の調整を行う際に操作される操作レバーと一体的に形成されていることを特徴とする(1)又は(2)に記載のステアリングコラム装置。
(5) 前記弾性変形部材は、前記第1の部材と前記第2の部材の相対移動を制限するストッパを有することを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載のステアリングコラム装置。
(6) 前記第1の部材と前記第2の部材は、枢動点を中心として相対回転するようになっており、前記凸部の高さ及び/又は幅、又は前記凹部の深さ及び/又は幅は、前記枢動点からの距離に応じて増減していることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載のステアリングコラム装置。
(7) ステアリングシャフトと、
該ステアリングシャフトを回転自在に支持するコラム本体と、
該コラム本体を車体に取り付けるためのブラケットと、
前記コラム本体を前記ブラケットに対して位置決めする操作レバーと、
を備え、前記ステアリングシャフトを、チルト方向及びテレスコ方向の少なくとも一方に対して位置調整可能に支持するステアリングコラム装置において、
前記ブラケットと前記コラム本体のうちの一方に、凹凸形状部が設けられ、
前記操作レバーには、前記凹凸形状部と接触し、該操作レバーの操作する方向と直交する方向に撓み変形可能な弾性変形部が設けられることを特徴とするステアリングコラム装置。
(8) 前記凹凸形状部は、前記ブラケットと前記コラム本体のうちの一方に形成されるか、又は、前記ブラケットと前記コラム本体のうちの一方に固定される凹凸形状部材によって構成され、
前記弾性変形部は、前記操作レバーに固定される弾性変形部材であるか、又は、前記操作レバーの一部によって構成されることを特徴とする(7)に記載のステアリングコラム装置。
(9) 前記弾性変形部は、少なくとも前記操作レバーの解除時において、前記撓み変形を保持することを特徴とする(7)又は(8)に記載のステアリングコラム装置。
(10) 前記弾性変形部は、前記操作レバーの解除時において、前記操作レバーの操作する方向、及び該直交する方向の少なくとも一方へ前記凹凸形状部を押圧することを特徴とする(7)〜(9)のいずれかに記載のステアリングコラム装置。
(11) 前記凹凸形状部は、前記操作レバーの可動範囲を規制することを特徴とする(7)〜(10)のいずれかに記載のステアリングコラム装置。
(12) 前記凹凸形状部は、前記操作レバーの固定時における位置と解除時における位置の少なくとも一方に、前記凹凸形状部と前記弾性変形部との嵌合時における衝撃を吸収する緩衝部を有することを特徴とする(11)に記載のステアリングコラム装置。
(13) 前記凹凸形状部は、前記弾性変形部のばね剛性によって前記弾性変形部を前記操作レバーの解除時における位置へ移動させる傾斜面を有し、該傾斜面は、前記弾性変形部の移動速度を一定又は減速する所定の摩擦係数を有することを特徴とする(7)〜(12)のいずれかに記載のステアリングコラム装置。
(14) 前記車体に対して位置決めされる第1の部材と、
前記コラム本体と一体的に変位する第2の部材と、をさらに有し、
前記第1の部材は第1の歯を有し、前記第2の部材は第2の歯を有し、前記第1の歯と前記第2の歯とは、互いに噛合することによって、前記コラム本体を前記車体に対して位置決めし、離脱することによって、前記コラム本体を前記車体に対して位置調整可能としていることを特徴とする(7)〜(13)のいずれかに記載のステアリングコラム装置。
(15) ステアリングシャフトと、
該ステアリングシャフトを回転自在に支持するコラム本体と、
該コラム本体を車体に取り付けるためのブラケットと、
前記コラム本体を前記ブラケットに対して位置決めする操作レバーと、
を備え、前記ステアリングシャフトを、チルト方向及びテレスコ方向の少なくとも一方に対して位置調整可能に支持するステアリングコラム装置において、
前記ブラケットと前記コラム本体のうちの一方には、該操作レバーの操作する方向と直交する方向に弾性変形可能な凹凸形状部が設けられ、
前記凹凸形状部は、少なくとも前記操作レバーの解除時において、前記弾性変形を保持することを特徴とするステアリングコラム装置。
(16) 前記操作レバーは、前記操作レバーの解除時において、前記凹凸形状部によって前記操作レバーの操作する方向、及び該直交する方向の少なくとも一方に押圧されることを特徴とする(15)に記載のステアリングコラム装置。
(17) 前記凹凸形状部は、前記操作レバーの可動範囲を規制することを特徴とする(15)又は(16)に記載のステアリングコラム装置。
(18) 前記凹凸形状部は、前記操作レバーの固定時における位置と解除時における位置の少なくとも一方に、前記凹凸形状部と前記操作レバーとの嵌合時における衝撃を吸収する緩衝部を有することを特徴とする(17)に記載のステアリングコラム装置。
(19) 前記凹凸形状部は、前記操作レバーを解除時における位置へ移動させる傾斜面を有し、該傾斜面は、前記操作レバーの移動速度を一定又は減速する所定の摩擦係数を有することを特徴とする(15)〜(18)のいずれかに記載のステアリングコラム装置。
本発明のステアリングコラム装置によれば、前記第1の部材と前記第2の部材のうち一方に、前記チルト方向及び前記テレスコ方向の少なくとも一方に沿って凸部又は凹部が設けられ、その他方に弾性変形部材が設けられ、前記第1の部材と前記第2の部材の相対移動に応じて、前記弾性変形部材は、少なくとも一部が弾性変形しながら前記凸部又は前記凹部上を通過するので、前記弾性変形部材の弾性変形時又は弾性変形復帰時における音や振動(クリック感)により、前記第1の部材と前記第2の部材の相対移動位置を認識でき、操作フィーリングが向上すると共に、前記弾性変形部材の弾性変形により増大した摩擦力により、前記第1の部材と前記第2の部材の逆方向の相対変位を制限することができる。もしくは前記弾性変形部材が、前記凸部又は前記凹部に突き当たることで、前記第1の部材と前記第2の部材の相対変位を制限するストッパとして機能させることもできる。なお、「弾性変形部材」、「弾性変形部」とは、複数の部材からなり、その一部(組み込まれたばね等)が変形するものを含む。本明細書中、「テレスコ方向」とはステアリングシャフトの軸線方向をいい、「チルト方向」とは、それに交差する方向(特に上下方向)をいうものとする。
前記第1の部材は第1の歯を有し、前記第2の部材は第2の歯を有し、前記第1の歯と前記第2の歯とは、互いに噛合することによって、前記コラム本体を前記車体に対して位置決めし、離脱することによって、前記コラム本体を前記車体に対して位置調整可能としていると、軽量且つコンパクトな位置調整可能なステアリングコラム装置を提供できる。
前記弾性変形部材は、折り曲げられた板材から形成されていると、安価に形成できるので好ましい。
前記弾性変形部材は、前記チルト方向及び前記テレスコ方向の少なくとも一方の調整を行う際に操作される操作レバーと一体的に形成されているので、例えば運転者が操作レバーの操作を行う際に、前記弾性変形部材が凸部又は凹部上を通過し、突き当たる際の部材の変形の具合や、突き当たり感が、感触としてダイレクトに運転者の操作する手に伝達され、これにより操作フィーリングが向上するというメリットがある。
前記弾性変形部材は、前記第1の部材と前記第2の部材の相対移動を制限するストッパを有すると好ましい。
前記第1の部材と前記第2の部材は、枢動点を中心として相対回転するようになっており、前記凸部の高さ及び/又は幅、又は前記凹部の深さ及び/又は幅は、前記枢動点からの距離に応じて増減していると、チルト方向の位置又はテレスコ方向の位置に関わらず、一定の操作フィーリングを得ることができるので好ましい。
本実施の形態に係るステアリングコラム装置の斜視図である。 変形例に係るステアリングコラム装置の斜視図である。 噛合した状態で示すチルト用ギアベース7とチルト用ギア部材9の斜視図である。 離脱した状態で示すチルト用ギアベース7とチルト用ギア部材9の斜視図である。 第2の実施の形態にかかるチルト用ギアベース7とチルト用ギア部材9の断面図である 本実施の形態の変形例を示す図5(c)と同様な断面図である。 本実施の形態の変形例を示す図3と同様な断面図である。 第3の実施の形態にかかるチルト用ギアベース7とチルト用ギア部材9の斜視図である。 第4の実施の形態にかかるチルト用ギアベース7とチルト用ギア部材9の斜視図である。 第5の実施の形態にかかるステアリングコラム装置の斜視図である。 第6の実施の形態にかかるステアリングコラム装置の斜視図である。 第7の実施の形態にかかるステアリングコラム装置の斜視図である。 第8の実施の形態にかかるステアリングコラム装置の斜視図である。 第8の実施の形態にかかるステアリングコラム装置の一部を分解した状態で示す斜視図である。 第9の実施の形態にかかるステアリングコラム装置の側面図である。 図15のステアリングコラム装置のレバー解除時における裏面図である。 操作レバーの解除時における弾性変形部と凹部形状部との係合時における付勢力を示す図である。 操作レバーの操作力と回転角度の関係を示す図である。 操作レバーの中間位置からレバーを放した場合の操作レバーの戻り速度とレバー角度との関係を示す図である。 (a)は、第9の実施の形態のニーパッドの第1変形例を示し、(b)は、ニーパッドの第2変形例を示す。 (a)は、第9の実施の形態の弾性変形部材の第1変形例を示し、(b)は、弾性変形部材の第2変形例を示す。 第10の実施の形態にかかるステアリングコラム装置のレバー固定時を示し、(a)はその側面図であり、(b)はその裏面図である。 第11の実施の形態にかかるステアリングコラム装置のレバー固定時を示し、(a)はその要部拡大側面図であり、(b)はその要部拡大裏面図である。
符号の説明
1 コラム本体
2、3 ブラケット
4 ステアリングシャフト
5 操作レバー
6 テレスコ用ギアベース
7 チルト用ギアベース
8 テレスコ用ギア部材
9 チルト用ギア部材
10 カム式ロータリークランプ機構
11 弾性変形部材
30 凹凸形状部
101 コラム本体
102 固定ブラケット
102a 側板
105 操作レバー
105a シャフト
107 チルト用ギアベース
107a スリット
107b 歯
107c 凸部
109 係合腕
109a 歯
109b 開口
109c 小開口
111 弾性変形部材
111b 係合部
111c 導入部
BRG ベアリング
以下、本発明の実施の形態に係るチルト ・テレスコピック式のステアリング装置 を図面を参照しつつ説明する。図1、2は、本実施の形態に係るステアリングコラム装置の斜視図であり、図1はロック状態を示し、図2は解除状態を示す。
円筒状のコラム本体1は、ブラケット2、3を介して不図示の車体に取り付けられるようになっている。コラム本体1内には、不図示のステアリングホイールと操舵機構とを連結するステアリングシャフト4が挿通され、不図示のベアリングにより回転自在に支持されている。
コラム本体1の側部には、板状のテレスコ用ギアベース6が固定されており、一方、ブラケット2に板状のチルト用ギアベース7が固定されている。テレスコ用ギアベース6は、コラム本体1におけるテレスコ方向の調整幅に対応した長さを有している。又、チルト用ギアベース7は、コラム本体1におけるチルト方向の調整幅に対応した高さを有している。コラム本体1には、テレスコピックスライド用の長孔が成形されている。
ブラケット2に設けられたチルト方向の長孔(不図示)と、コラム本体1に設けられたテレスコ方向の長孔(不図示)を貫通した回動可能なシャフト5aに、操作レバー5が取り付けられている。操作レバー5には、テレスコ用ギアベース6に対応して、テレスコ用ギア部材8が固定的に取り付けられ、チルト用ギアベース7に対応して、チルト用ギア部材9が一体的に形成されている。
図3は、噛合した状態で示すチルト用ギアベース7とチルト用ギア部材9の斜視図であり、図4は、離脱した状態で示すチルト用ギアベース7とチルト用ギア部材9の斜視図である。図3,4において、板材をU字状に折り曲げて形成されたチルト用ギアベース7は、複数の歯(第1の歯)7aを対向する内側面に有している。一方、略L字状の板材から形成されたチルト用ギア部材9は、複数の歯(第2の歯)9bを対向する端部外側面に有している。
第1の部材であるチルト用ギアベース7には、弾性変形部材11が取り付けられている。弾性変形部材11は、薄い板材を折り曲げて形成されており、図で左端側においてチルト用ギアベース7の外形に合わせて折り曲げられた取り付け部11aと、図で右端側において略山形状に折り曲げられた係合部11bと、取り付け部11aと係合部11bとの間で、板面に対して交差する方向に延在する爪部11dとを有している。なお、係合部11bの先端には、チルト用ギア部材9の側面に対して若干角度付けされた導入部11cが形成されていると好ましい。
弾性変形部材11は、取り付け部11aと爪部11dとでチルト用ギアベース7を挟持するように取り付けられている。従って、弾性変形部材11の組み付け時には、チルト用ギアベース7の短手方向にはめ込むだけで足りる。但し、弾性変形部材11は、チルト用ギアベース7にねじ止めされても良い。
第2の部材であるチルト用ギア部材9の側面には、長手方向(図3,4で上下方向即ちチルト方向)に沿って延在する細長い板状の凸部9aが形成されている。凸部9aはプレスにより形成しても良いが、チルト用ギアベース7とチルト用ギア部材9が噛合した状態で、チルト用ギアベース7に対して平行であると好ましい。
ここで、図1に示す位置に操作レバー5を回動させると、テレスコ用ギアベース6にテレスコ用ギア部材8が噛合し、且つチルト用ギアベース7にチルト用ギア部材9が噛合する。これにより、ブラケット2,3に対してコラム本体1が固定され、即ちテレスコ・チルト位置が固定される。このとき、チルト用ギアベース7に設けられた弾性変形部材11は、チルト用ギアベース7に対するチルト用ギア部材9の回転移動に応じて、まず、その導入部11cがチルト用ギア部材9の側面に乗り上がり、続いて凸部9aに乗り上がるので、スムーズに係合部11bを弾性変形させ、凸部9aとの係合を実現できる。導入部11cが凸部9aを乗り越えた時点で、係合部11bが不完全に(即ち、部分的に)弾性変形から復帰するので、係合部11bは凸部9aに係合し、摩擦力増大により不用意な抜け止めを図れると共に、操作者は係合部11bの弾性変形復帰時の音や振動からクリック感を覚えるので、チルト用ギアベース7の定位置にチルト用ギア部材9が噛合したことがわかり、同時にテレスコ用ギアベース6にテレスコ用ギア部材8が噛合したことがわかる。なお、弾性変形部材11に設けた爪部11dをチルト用ギア部材9の縁部に当接させることで、それ以上の移動を制限するストッパとして機能させることもできる。又、係合部11bの形状を、所定の位置で凸部9aに突き当たって係合する形状としても良い。
これに対し、図2に示す位置に操作レバー5を回動させると、テレスコ用ギアベース6からテレスコ用ギア部材8が離脱し、且つチルト用ギアベース7からチルト用ギア部材9が離脱するようになっている。これにより、ブラケット2,3に対してコラム本体1がフリーになり、即ちテレスコ・チルト位置を調整できるようになる。このとき弾性変形部材11は、チルト用ギアベース7に対するチルト用ギア部材9の回転移動に応じて、弾性変形しながら係合部11bが凸部9aから離脱するようになっている。
図5は、第2の実施の形態にかかるチルト用ギアベース7とチルト用ギア部材9の断面図であるが、離脱から噛合へと移行する状態を示している。本実施の形態では、チルト用ギア部材9には、チルト方向に沿って延在する凹部(溝)9a’が形成されており、弾性変形部材11の係合部11bは、それに応じて谷状に折れ曲がった形状を有しており、導入部は設けられていない。なお、チルト用ギア部材9における、弾性変形部材11の係合部11bに対向する縁部には、面取り部9cを設けると、係合部11bが乗り上がりやすくなるので望ましい。それ以外の構成については、上述した実施の形態と同様であるため説明を省略する。
図5(a)に示す離脱状態から、操作レバー5(図1)を回動させると、チルト用ギアベース7に設けられた弾性変形部材11は、チルト用ギアベース7に対するチルト用ギア部材9の回転移動に応じて、まず、その導入部11cがチルト用ギア部材9の面取り部9cに面当たりした後、その側面に乗り上がるように弾性変形し(図5(b)参照)、続いて係合部11bの凸部が凹部9a’に係合することで不完全に弾性変形から復帰する(図5(c)参照)。これにより不用意な抜け止めを図れると共に、操作者は係合部11bの弾性変形復帰時の音や振動からクリック感を覚えるので、チルト用ギアベース7の定位置にチルト用ギア部材9が噛合したことがわかる。また、図5(c)に示すように、弾性変形部材11に設けた爪部11dをチルト用ギア部材9の縁部に当接させることで、それ以上の移動を制限するストッパとして機能させることもできる。尚、凹部9a’を設ける代わりに、弾性変形部材11の係合部11bを延長して、チルト用ギア部材9の対向側部9dに係合させても良い。又、係合部11bの形状を、所定の位置で凹部9a’に突き当たって係合する形状としても良い。
図6は、本実施の形態の変形例を示す図5(c)と同様な断面図である。本変形例においては、爪部11dの周囲にゴム等からなる緩衝部材12を配置している。緩衝部材12は、爪部11dがチルト用ギア部材9の縁部に当接したときの衝撃を緩和する機能を有する。緩衝部材12の代わりに、爪部11dの周囲に樹脂コーティングを施しても良い。
図7は、本実施の形態の変形例を示す図3と同様な断面図である。本変形例においては、チルト用ギアベース7における、チルト用ギア部材9側の面に、ゴム等からなる緩衝部材12’を取り付けている。緩衝部材12’は、チルト用ギア部材9が、チルト用ギアベース7に当接したときの衝撃を緩和する機能を有するが、チルト用ギア部材9に取り付けても良いことはいうまでもない。
図8は、第3の実施の形態にかかるチルト用ギアベース7とチルト用ギア部材9の斜視図である。ここで、チルト調整位置に応じて、弾性変形部材が凸部と係合する位置と、チルト用ギア部材9の枢動点(シャフト5aの中心)Oとの距離が変化すると、クリック感や抜け止め機能が変化する虞があり、それにより操作者が違和感を覚える虞がある。
かかる問題を解消するために、本実施の形態においては、チルト用ギア部材9に弾性変形部材11を取り付けており、且つチルト用ギアベース7に凸部7bを形成している。それ以外の構成については、図3,4に示す実施の形態と同様であるため説明を省略する。
同様に操作レバー5(図1)を回動させると、チルト用ギア部材9に設けられた弾性変形部材11は、チルト用ギアベース7に対するチルト用ギア部材9の回転移動に応じて、まず、その導入部11cがチルト用ギアベース7の側面に乗り上がるように弾性変形し、更に凸部7bに乗り超えた後、係合部11bの凹部が凸部7bに係合することで不完全に弾性変形から復帰する。これにより不用意な抜け止めを図れると共に、操作者は係合部11bの弾性変形復帰時の音や振動からクリック感を覚えるので、チルト用ギアベース7の定位置にチルト用ギア部材9が噛合したことがわかる。また、爪部11dをチルト用ギアベース7の縁部に当接させることで、それ以上の移動を制限するストッパとして機能させることもできる。
本実施の形態によれば、チルト調整位置に関わらず、弾性変形部材11が凸部7bと係合する位置と、チルト用ギア部材9の枢動点Oとの距離Δが変化しないので、クリック感や抜け止め機能が変化することがなく、操作者が違和感を覚える虞は少ない。
図9は、第4の実施の形態にかかるチルト用ギアベース7とチルト用ギア部材9の斜視図であり、噛合位置が異なる状態で示している。本実施の形態においては、図3,4に示す実施の形態に対して、凸部9aの形状のみが異なっている。より具体的には、凸部9aは、チルト用ギア部材9の枢動点に最も近い側(根元側)の高さH2が最も高く、先端側に行くにつれて低くなり、最も遠い側の高さH1が最も低くなっていて、それに応じて幅も変化している。それ以外の構成については、図3,4に示す実施の形態と同様であるため説明を省略する。
本実施の形態によれば、図9に示すように、チルト調整位置に応じて、弾性変形部材11が係合する凸部9aの高さが漸次変化するようになっているので、係合位置と、チルト用ギア部材9の枢動点との距離の変化によるクリック感や抜け止め機能の変化を相殺し、操作者が違和感を覚える虞は少なくしている。なお、凸部の代わりに凹部を設けた場合、その深さは、チルト用ギア部材9の枢動点に近い側に向かうにつれて漸次深くなるようにすることが望ましい。
図10は、第5の実施の形態にかかるステアリングコラム装置の斜視図である。図10において、コラム本体1は、不図示の車体に固定されたブラケット2にスライド可能に支持されたスライダ3に対して取り付けられている。コラム本体1内には、不図示のステアリングホイールと操舵機構とを連結するステアリングシャフト4が挿通され、不図示のベアリングにより回転自在に支持されている。
コラム本体1の側部には、U溝を有するテレスコ用ギアベース6が固定されており、一方、スライダ3にはU溝を有するチルト用ギアベース7が固定されている。テレスコ用ギアベース6は、コラム本体1におけるテレスコ方向の調整幅に対応した長さを有している。又、チルト用ギアベース7は、コラム本体1におけるチルト方向の調整幅に対応した高さを有している。コラム本体1には、テレスコピックスライド用の長孔1aが成形されている。
スライダ3に設けられたチルト方向の長孔3aと、コラム本体1に設けられたテレスコ方向の長孔1aを貫通した回動可能なシャフト5aに、操作レバー5が取り付けられている。操作レバー5には、テレスコ用ギアベース6に対応して、テレスコ用ギア部材8が固定的に取り付けられ、チルト用ギアベース7に対応して、チルト用ギア部材9が一体的に形成されている。
図10において、チルト用ギアベース7は、複数の歯(第1の歯)7aを対向する内側面に有している。一方、チルト用ギア部材9は、不図示の複数の歯(第2の歯)を対向する端部外側面に有している。又、テレスコ用ギアベース6は、複数の歯(第1の歯)6aを対向する内側面に有している。一方、テレスコ用ギア部材8は、不図示の複数の歯(第2の歯)を対向する端部外側面に有している。
第1の部材であるテレスコ用ギア部材8には、上述の実施の形態と同様に弾性変形部材11が取り付けられている。一方、第2の部材であるテレスコ用ギアベース6には、テレスコ方向に延在する細長い凸部6bが形成されている。弾性変形部材11は、薄い板材を折り曲げて形成されており、図で下端側において、山形状に折り曲げられた係合部11bを有する。
ここで、図10に示す位置に操作レバー5を回動させると、テレスコ用ギアベース6にテレスコ用ギア部材8が噛合し、且つチルト用ギアベース7にチルト用ギア部材9が噛合する。これにより、ブラケット2及びスライダ3に対してコラム本体1が固定され、即ちテレスコ・チルト位置が固定される。このとき、テレスコ用ギア部材8に設けられた弾性変形部材11は、テレスコ用ギアベース6に対するテレスコ用ギア部材8の回転移動に応じて、係合部11bが凸部6bに乗り上がり通過することで、弾性変形部材11を弾性変形させ、凸部6bとの係合を実現できる。凸部6bを乗り越えた時点で、係合部11bが不完全に弾性変形から復帰するので、係合部11bは凸部6bに係合し、摩擦力増大により不用意な抜け止めを図れると共に、操作者は係合部11bの弾性変形復帰時の音や振動からクリック感を覚えるので、テレスコ用ギアベース6の定位置にテレスコ用ギア部材8が噛合したことがわかり、同時にチルト用ギアベース7にチルト用ギア部材9が噛合したことがわかる。なお、弾性変形部材11をテレスコ用ギアベース6に当接させることで、それ以上の移動を制限するストッパとして機能させることもできる。
これに対し、図10に示す位置から時計回りに操作レバー5を回動させると、テレスコ用ギアベース6からテレスコ用ギア部材8が離脱し、且つチルト用ギアベース7からチルト用ギア部材9が離脱するようになっている。これにより、ブラケット2及びスライダ3に対してコラム本体1がフリーになり、即ちテレスコ・チルト位置を調整できるようになる。このとき弾性変形部材11は、テレスコ用ギアベース6に対するテレスコ用ギア部材8の回転移動に応じて、弾性変形しながら係合部11bが凸部6bから離脱するようになっている。
図11は、第6の実施の形態にかかるステアリングコラム装置の斜視図である。本実施の形態が、図10の実施の形態と異なる点は、テレスコ用ギア部材8ではなく、操作レバー5に連結されたアーム(第1の部材)5bに弾性変形部材11が設けられており、テレスコ用ギアベース6ではなく、コラム本体1の側面(第2の部材)に凸部6bが直接設けられている点である。テレスコ機構及びチルト機構は、図で右側に設けられているので図示されていない。本実施の形態における弾性変形部材11及び凸部6bの形状自体は、上述した実施の形態と同様であり、また同様に動作を行うものであるため、それらの詳細は省略する。尚、以上の実施の形態において、凸部6bは凹部であっても良い。
図12は、第7の実施の形態にかかるチルト用ギアベース7とチルト用ギア部材9の斜視図であり、噛合位置が異なる状態で示している。本実施の形態においては、図9に示す実施の形態に対して、凸部9aの形状のみが異なっている。より具体的には、凸部9aは、チルト用ギア部材9の枢動点に最も近い側(根元側)の高さH2が最も高く、先端側に行くにつれて低くなり、最も遠い側の高さH1が最も低くなっている。一方、凸部9aは、チルト用ギア部材9の枢動点に最も近い側(根元側)の幅W2が最も狭く、先端側に行くにつれて広くなり、最も遠い側の幅W1が最も広くなっている。このような構成を有するので、チルトの調整位置に関わらず、クリック感や抜け止め機能の変化を抑えることができ、操作フィーリングが向上する。尚、H1,H2,W1,W2の値は、枢動点からの距離に応じて変化させることが望ましい。それ以外の構成については、図9に示す実施の形態と同様であるため説明を省略する。
図13は、第8の実施の形態にかかるステアリングコラム装置の斜視図であり、図14は、かかるステアリングコラム装置の一部を分解した状態で示す斜視図である。コラム本体101は、固定ブラケット102を介して不図示の車体に取り付けられるようになっている。コラム本体101内には、不図示のステアリングホイールと操舵機構とを連結するステアリングシャフト4が挿通され、ベアリングBRGにより回転自在に支持されている。
固定ブラケット102の下面には、下方に延在する一対の側板102a、102aが形成され、コラム本体101の両側面に当接可能となっている。図11で手前側の側板102aには、チルト用ギアベース107が取り付けられている。アルミ合金によりダイカスト製法で形成された薄いボックス状のチルト用ギアベース107は、側面にスリット107aを形成しており、その内部の対向面に直線状の歯107bを形成している。チルト用ギアベース107は、コラム本体101におけるチルト方向の位置調整幅に対応した高さを有している。固定ブラケット102には、チルト方向の位置調整幅に対応した不図示の長孔が形成されている。
図14に示すように、チルト用ギヤ部材である係合腕109は、一端側の両面に設けられチルト用ギアベース107の歯107bに係合する歯109aと、他端側に設けられシャフト105aが挿通された開口109bと、開口109bの近傍に形成された小開口109cとを有する。操作レバー105の側面に形成された突起(不図示)を係合腕109の小開口109cに係合させることで、両者は一体的に回転するようになる。
固定ブラケット102に設けられたチルト方向の不図示の長孔と、コラム本体101に設けられた不図示の長孔を貫通した回転可能なシャフト105aに、操作レバー105が取り付けられ、枢動点回りに一体的に回転するようになっている。
第1の部材である操作レバー105は、本実施の形態では樹脂製であり、その上端には、弾性変形部材111が図で左方に向かうようにして一体的に形成されている。弾性変形部材111は、薄い板材を折り曲げたごとき形状を有しており、すなわち図で左端側において略山形状に折り曲げられた係合部111bを有している。なお、係合部111bの先端には、チルト用ギアベース107の側面に対して若干角度付けされた導入部111cが形成されていると好ましい。尚、操作レバー105を金属製とした場合、別個に形成した弾性変形部材111を溶接等により接合しても良い。
第2の部材であるチルト用ギアベース107の側面には、長手方向(図13,14で上下方向即ちチルト方向)に沿って延在する細長い板状の凸部(山部又は二平面が段違いに交差した段部でも良い)107cが形成されている。
ここで、図13に示す位置に操作レバー105を回動させると、チルト用ギアベース107の歯107bに係合腕109の歯109aが噛合する。これにより、固定ブラケット102に対してコラム本体101が固定され、即ちチルト位置が固定される。このとき、操作レバー105に設けられた弾性変形部材111は、チルト用ギアベース107に対する操作レバー105の回転移動に応じて、まず、その導入部111cがチルト用ギアベース107の表面に乗り上がり、続いて凸部107cに乗り上がるので、スムーズに係合部111bを弾性変形させ、凸部107cとの係合を実現できる。導入部111cが凸部107cを乗り越えた時点で、係合部111bが不完全に弾性変形から復帰するので、係合部111bは凸部107cに係合し、摩擦力増大により不用意な抜け止めを図れると共に、操作者は係合部111bの弾性変形復帰時の音や振動からクリック感を覚えるので、チルト用ギアベース107の定位置に操作レバー105が噛合したことがわかる。
これに対し、図1に示す位置から解除方向に操作レバー105を回動させると、チルト用ギアベース107から係合腕109が離脱するようになっている。これにより、固定ブラケット102に対してコラム本体101がフリーになり、即ちチルト位置を調整できるようになる。このとき弾性変形部材111は、チルト用ギアベース107に対する操作レバー105の回転移動に応じて、弾性変形しながら係合部111bが凸部107cから離脱するようになっている。尚、同様の構成を用いてテレスコ方向の位置決めを行っても良い。
図15は、第9の実施の形態にかかるステアリングコラム装置のレバー解除時における側面図であり、図16は、かかるステアリングコラム装置の裏面図であり、図17は、操作レバーの解除時における弾性変形部と凹部形状部との係合時における付勢力を示す図であり、図18は、操作レバーの操作力と回転角度の関係を示す図であり、図19は、操作レバーの中間位置からレバーを放した場合の操作レバーの戻り速度とレバー角度との関係を示す図である。
円筒状のコラム本体1は、ブラケット2、3を介して不図示の車体に取り付けられるようになっている。コラム本体1内には、不図示のステアリングホイールと操舵機構とを連結するステアリングシャフト4が挿通され、不図示のベアリングにより回転自在に支持されている。
ブラケット2の側面には、コラム本体1におけるチルト方向の調整幅に対応した高さを有するチルト用ギアベース7が形成されている。チルト用ギアベース7は、ブラケット2の一部をU字状に折り曲げてスリットを形成し、該スリットの内部の対向面に直線状の複数の歯(第1の歯)7aを有している。また、チルト用ギアベース7の周囲には、凹凸形状部(凹凸形状部材)である樹脂製のニーパッド20が取り付けられている。
ブラケット2に設けられたチルト方向の長孔(不図示)と、コラム本体1に設けられたテレスコ方向の長孔1aを貫通した回動可能なシャフト5aに、操作レバー5が取り付けられている。操作レバー5は、樹脂製のハンドル部5cと、該ハンドル部5cと連結され、シャフト5a回りに回転するスチール製の連結アーム部5dと、シャフト5a回りに、該連結アーム5dと一体に回転するチルト用ギア部材9と、を備え、枢動点回りに一体的に回転する。チルト用ギア部材9は、チルト用ギアベース7に対応して、歯7aと噛合可能な複数の歯(第2の歯)9bを端部両外側面に有している。これにより、チルト用ギア部材9及びチルト用ギアベース7は、衝突時にチルト方向へのコラム本体1の位置保持を行なうギア噛合い方式ポジティブロック機構を構成する。
連結アーム部5dには、ステアリングシャフト4の基部側に延びる延出部5fが形成されている。該延出部5fには、一端がリベット結合され、他端がステアリングシャフト4の先端側に延びる弾性変形部(弾性変形部材)としてのばね鋼製の板ばね11が取り付けられている。
図16及び図17に示すように、板ばね11は、操作レバー5に取り付けられる取り付け部11aと、先端部にて側方に丸みを持って突出する係合部11bとを有する。また、ブラケット2側に設けられたニーパッド20の側面は凹凸形状に形成されており、具体的には、ステアリングシャフト4の先端側に固定用の凹溝21、ステアリングシャフト4の基部側に解除用の溝22、及び、固定用の凹溝21の縁部から解除用の溝22に向けて徐々に深くなる傾斜面23、が形成されている。なお、解除用の溝22の一側面は傾斜面23と滑らかに連続して形成されている。
板ばね11の係合部11bは、ニーパッド20の凹凸形状の側面に対向して接触し、操作レバーの操作する方向と直交する方向に撓み変形して、ニーパッド20を弾性的に押圧する。また、板ばね11が、固定位置を規定する凹溝21と解除位置を規定する溝22との間を移動することで、操作レバー5の可動範囲が規定されると共に、ニーパッド20の凹凸形状により、操作レバー5の操作力に強弱がつけられる。
ここで、操作レバー5を回動させて、チルト用ギアベース7にチルト用ギア部材9が噛合する。これにより、ブラケット2,3に対してコラム本体1が固定され、即ちチルト位置が固定される。このとき、操作レバー5に設けられた板ばね11は、操作レバー5の回転移動に応じて、係合部11bをニーパッド20の傾斜面23に接触させ、スムーズに弾性変形しながら移動する。その後、板ばね11は、係合部11bを固定用の凹溝21と係合させ、弾性変形から部分的に復帰する。したがって、不用意な抜け止めを図れると共に、操作者は係合部11bの弾性変形復帰時の音や振動からクリック感を覚えるので、チルト用ギアベース7の定位置にチルト用ギア部材9が位置決めされたことがわかる。
また、操作レバー5に固定されている板ばね11は、固定時、解除時、またはその中間位置にある可動範囲全域において、ニーパッド20への付勢力を持つ。特に、図17に示すように、操作レバー5の解除時においても、操作レバー5がニーパッド20を押圧する力(図中、F1参照。)が作用し、操作方向に対して直交する方向へ操作レバー5を付勢する力(図中、F2参照。)と、ニーパッド20の凸凹形状により操作レバー5の解除方向への付勢力(図中、F3参照。)を持たせることができる。この効果により操作レバー5の解除時に操作レバー5がぐらつくことがない。
また、操作レバー5の操作力と回転角度の関係を示す図18からわかるように、操作レバー5の操作感は、操作レバー5を固定方向へ操作する際には、操作レバー5の操作力が徐々に大きくなっていき操作レバー5が固定される位置の直前で操作レバー5の操作力が急に小さくなる。これにより、操作レバー5が吸い込まれる感があり、また操作レバー5が確実に固定される感があるので、操作レバー5の操作フィーリングがよい。
また操作レバー5を固定位置から解除方向への操作する際には、操作レバー5の操作力を大きくすることができるので、操作レバー5を誤って解除することを防止することができる。
操作レバー5の位置が固定と解除の中間の位置にあるところで操作レバー5の手を放した場合、操作レバー5は、ニーパッド20の凸凹形状とばね剛性により、解除位置へ自動的に移動されるので、操作レバー5を中間位置で止めてしまうといった誤操作を防ぐ効果がある。なお、操作レバー5は、固定位置へ自動的に移動するようにしてもよい。
この場合、操作レバー5の中間位置から操作レバー5が自動的に解除される際に、ニーパッド20と板ばね11の摩擦により、操作レバー5の戻りにダンパー効果をもたせることが可能である。このため、傾斜面23は、板ばね11の移動速度を一定又は減速する所定の摩擦係数を有する。これにより、操作中間位置Aで操作レバーの手を放した際に、図19に示すような操作レバー5の戻り速度と操作レバーの回転角度との関係が与えられる。
また、ニーパッド20を樹脂製にすることにより、操作レバー5の操作完了時に板ばね11とニーパッド20との当たり異音を防止すると同時に、ソフトなストップ感を生む効果が得られる。
なお、ニーパッド20は、車両衝突時の乗員の膝がステアリングコラムへ接触した際の衝撃を低減するため、樹脂を採用しているが、同様の特性を有する材料であれば特に限定されるものではなく、ゴムや金属であっても良い。また、ニーパッド20は、ブラケット2に形成されるチルト用ギアベース7を囲むように取り付けられているが、ギアベース7から離れて、ブラケット2に取り付けられても良い。
また、板ばね11は、鋼を採用しているが、同様の特性を有する材料であればよく、他の金属、樹脂等の弾性材料であってもよい。さらに、チルト用ギア部材9は、シャフト5aに取り付ける代わりに、連結アーム部材5dに取り付けられても良い。
また、図20に示すように、凹凸形状部であるニーパッド20は、操作レバー5の固定時における位置と解除時における位置の少なくとも一方に、ニーパッド20と板ばね11との嵌合時における衝撃を吸収する緩衝部を有しても良い。図20(a)は、本実施形態のニーパッドの第1変形例を示す。このニーパッド20は、固定用の凹溝21と解除用の溝22の両側方に緩衝部としてスリット24,25を形成している。これにより、操作レバー5の操作感にソフトなストップ感が得られる。スリット24,25は、いずれか一方であってもよく、この場合のニーパッド20の材料も上記効果を与えるものであれば、任意である。
図20(b)は、本実施形態のニーパッドの第2変形例を示す。このニーパッド20は、固定用の凹溝21の固定方向側面と解除用の溝22の解除方向側面にゴム製の緩衝部材(緩衝部)26,27を有している。これによっても、操作レバー5の操作感にソフトなストップ感が得られる。緩衝部材26,27は、いずれか一方であってもよく、この場合のニーパッド20の材料も上記効果を与えるものであれば、任意である。
図21(a)は、本実施形態の弾性変形部の第1変形例を示す。この弾性変形部は、板ばね11の先端に樹脂製のローラー13が回転可能に固定されている。ローラー13の作用により、操作レバー5の操作力を小さくすることが可能である。ローラー13の材質は樹脂に限定されるものではなく、金属、その他の材質であっても良い。
図21(b)は、本実施形態の弾性変形部の第2変形例を示す。この弾性変形部は、板ばね11の代わりに、操作レバー5にプランジャー14が固定されている。プランジャー14の作用により、本実施形態と同様の効果を得られる。
また、上記の実施の形態では、凹凸形状部であるニーパッド20がブラケット2に設けられているが、コラム本体1に設けられてもよい。また、凹凸形状部は、コラム本体1やブラケット2を、後述する第11実施形態のように折り曲げにより一体に形成してもよい。
さらに、上記の実施の形態では、弾性変形部である板ばね11が操作レバー5に固定されているが、操作レバー5の一部に撓み変形可能な弾性変形部が形成されるようにしてもよい。
図22は、第10の実施の形態にかかるステアリングコラム装置のレバー固定時を示し、(a)はその側面図であり、(b)はその裏面図である。本実施の形態は、チルト方向及びテレスコ方向の位置調整を、第9の実施の形態で説明したギア噛合い方式のポジティブロック機構の代わりに、多板方式のポジティブロック機構に適用した場合を示している。なお、本実施の形態の多板方式のポジティブロック機構は、公知のものが適用可能であり、図示を省略する。
本実施の形態においても、ニーパッド20は、ブラケット2の側面に取り付けられており、第9の実施の形態と同様の凹凸形状を有する。また、操作レバー5も、樹脂製のハンドル部5cと、スチール製の連結アーム部5dによって構成され、連結アーム部5dに取り付けられる板ばね11も同様の構成である。
したがって、本実施の形態においても、ポジティブロック機構において、操作レバー5を回動させて、ロック時には、板ばね11の係合部11bがニーパッド20の固定用の凹溝21と係合して、弾性変形から部分的に復帰することで、操作者は係合部11bの弾性変形復帰時の音や振動からクリック感を覚え、コラム本体1がブラケット2にロックされたことがわかる。また、アンロック時においても、板ばね11の係合部11bがニーパッド20の解除用の溝22と付勢力を残したまま係合するので、操作レバー5の解除時に操作レバー5がぐらつくことがない。
図23は、第11の実施の形態にかかるステアリングコラム装置のレバー固定時を示し、(a)はその要部拡大側面図であり、(b)はその要部拡大裏面図である。本実施の形態では、ブラケット2は、操作レバー5の操作する方向と直交する方向に弾性変形可能な凹凸形状部30が折り曲げ形成されている。
凹凸形状部30は、第9及び第10の実施の形態のニーパッド20の凹凸形状と同様に、固定用の凹溝21、解除用の溝22、傾斜面23を有するように折り曲げられている。操作レバー5には、凸凹形状と係合するように凹凸形状部30に向けて突出する係合部5gが形成されている。操作レバー5は、係合部5gが接触する凹凸形状部30の弾性変形によって、操作レバー5の位置にかかわらず可動範囲全域に亘って、操作レバー5の操作する方向と直交する方向に押圧されている。即ち、凹凸形状部30は、操作レバー5の可動範囲を規制する。また、操作レバー5は、第9及び第10の実施形態と同様、操作レバー5の解除時においては、操作レバー5の操作する方向と、該操作方向と直交する方向の両方に押圧されている。従って、上述した第9及び第10の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、上記の実施の形態においても、凹凸形状部30は、コラム本体1に設けられてもよい。
また、第11の実施の形態においても、凹凸形状部30は、操作レバーの固定時における位置と解除時における位置の少なくとも一方に、凹凸形状部と操作レバー5との嵌合時における衝撃を吸収する緩衝部を有してもよい。さらに、凹凸形状部30の傾斜面23は、操作レバー5の移動速度を一定又は減速する所定の摩擦係数を有してもよい。
以上、実施の形態を参照して本発明を詳細に説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきでなく、その趣旨を損ねない範囲で適宜変更、改良可能であることはもちろんである。また、上記各実施の形態は、実施可能な範囲において組み合わせて適用可能である。
例えば、テレスコ用ギアベース6又はテレスコ用ギア部材8の一方に、弾性変形部材を設け、他方にテレスコ方向に延在する凸部又は凹部を設けても良い。
なお、本出願は、2006年5月11日出願の日本特許出願(特願2006−132671)、2006年11月7日出願の日本特許出願(特願2006−301489)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。

Claims (19)

  1. ステアリングシャフトを、チルト方向及びテレスコ方向の少なくとも一方に対して位置調整可能に支持するステアリングコラム装置において、
    車体に対して位置決めされる第1の部材と、
    ステアリングシャフトを回転自在に支持するコラム本体と、
    前記コラム本体と一体的に変位する第2の部材と、を有し、
    前記第1の部材と前記第2の部材のうち一方に、前記チルト方向及び前記テレスコ方向の少なくとも一方に沿って凸部又は凹部が設けられ、その他方に弾性変形部材が設けられ、
    前記第1の部材と前記第2の部材の相対移動に応じて、前記弾性変形部材は、少なくとも一部が弾性変形しながら前記凸部又は前記凹部上を通過するか、もしくは前記凸部又は前記凹部に係合することを特徴とするステアリングコラム装置。
  2. 前記第1の部材は第1の歯を有し、前記第2の部材は第2の歯を有し、前記第1の歯と前記第2の歯とは、互いに噛合することによって、前記コラム本体を前記車体に対して位置決めし、離脱することによって、前記コラム本体を前記車体に対して位置調整可能としていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングコラム装置。
  3. 前記弾性変形部材は、折り曲げられた板材から形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のステアリングコラム装置。
  4. 前記弾性変形部材は、前記チルト方向及び前記テレスコ方向の少なくとも一方の調整を行う際に操作される操作レバーと一体的に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のステアリングコラム装置。
  5. 前記弾性変形部材は、前記第1の部材と前記第2の部材の相対移動を制限するストッパを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のステアリングコラム装置。
  6. 前記第1の部材と前記第2の部材は、枢動点を中心として相対回転するようになっており、前記凸部の高さ及び/又は幅、又は前記凹部の深さ及び/又は幅は、前記枢動点からの距離に応じて増減していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のステアリングコラム装置。
  7. ステアリングシャフトと、
    該ステアリングシャフトを回転自在に支持するコラム本体と、
    該コラム本体を車体に取り付けるためのブラケットと、
    前記コラム本体を前記ブラケットに対して位置決めする操作レバーと、
    を備え、前記ステアリングシャフトを、チルト方向及びテレスコ方向の少なくとも一方に対して位置調整可能に支持するステアリングコラム装置において、
    前記ブラケットと前記コラム本体のうちの一方に、凹凸形状部が設けられ、
    前記操作レバーには、前記凹凸形状部と接触し、該操作レバーの操作する方向と直交する方向に撓み変形可能な弾性変形部が設けられることを特徴とするステアリングコラム装置。
  8. 前記凹凸形状部は、前記ブラケットと前記コラム本体のうちの一方に形成されるか、又は、前記ブラケットと前記コラム本体のうちの一方に固定される凹凸形状部材によって構成され、
    前記弾性変形部は、前記操作レバーに固定される弾性変形部材であるか、又は、前記操作レバーの一部によって構成されることを特徴とする請求項7に記載のステアリングコラム装置。
  9. 前記弾性変形部は、少なくとも前記操作レバーの解除時において、前記撓み変形を保持することを特徴とする請求項7又は8に記載のステアリングコラム装置。
  10. 前記弾性変形部は、前記操作レバーの解除時おいて、前記操作レバーの操作する方向、及び該直交する方向の少なくとも一方へ前記凹凸形状部を押圧することを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載のステアリングコラム装置。
  11. 前記凹凸形状部は、前記操作レバーの可動範囲を規制することを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載のステアリングコラム装置。
  12. 前記凹凸形状部は、前記操作レバーの固定時における位置と解除時における位置の少なくとも一方に、前記凹凸形状部と前記弾性変形部との嵌合時における衝撃を吸収する緩衝部を有することを特徴とする請求項11に記載のステアリングコラム装置。
  13. 前記凹凸形状部は、前記弾性変形部のばね剛性によって前記弾性変形部を前記操作レバーの解除時における位置へ移動させる傾斜面を有し、該傾斜面は、前記弾性変形部の移動速度を一定又は減速する所定の摩擦係数を有することを特徴とする請求項7〜12のいずれかに記載のステアリングコラム装置。
  14. 前記車体に対して位置決めされる第1の部材と、
    前記コラム本体と一体的に変位する第2の部材と、をさらに有し、
    前記第1の部材は第1の歯を有し、前記第2の部材は第2の歯を有し、前記第1の歯と前記第2の歯とは、互いに噛合することによって、前記コラム本体を前記車体に対して位置決めし、離脱することによって、前記コラム本体を前記車体に対して位置調整可能としていることを特徴とする請求項7〜13のいずれかに記載のステアリングコラム装置。
  15. ステアリングシャフトと、
    該ステアリングシャフトを回転自在に支持するコラム本体と、
    該コラム本体を車体に取り付けるためのブラケットと、
    前記コラム本体を前記ブラケットに対して位置決めする操作レバーと、
    を備え、前記ステアリングシャフトを、チルト方向及びテレスコ方向の少なくとも一方に対して位置調整可能に支持するステアリングコラム装置において、
    前記ブラケットと前記コラム本体のうちの一方には、該操作レバーの操作する方向と直交する方向に弾性変形可能な凹凸形状部が設けられ、
    前記凹凸形状部は、少なくとも前記操作レバーの解除時において、前記弾性変形を保持することを特徴とするステアリングコラム装置。
  16. 前記操作レバーは、前記操作レバーの解除時において、前記凹凸形状部によって前記操作レバーの操作する方向、及び該直交する方向の少なくとも一方に押圧されることを特徴とする請求項15に記載のステアリングコラム装置。
  17. 前記凹凸形状部は、前記操作レバーの可動範囲を規制することを特徴とする請求項15又は16に記載のステアリングコラム装置。
  18. 前記凹凸形状部は、前記操作レバーの固定時における位置と解除時における位置の少なくとも一方に、前記凹凸形状部と前記操作レバーとの嵌合時における衝撃を吸収する緩衝部を有することを特徴とする請求項17に記載のステアリングコラム装置。
  19. 前記凹凸形状部は、前記操作レバーを解除時における位置へ移動させる傾斜面を有し、該傾斜面は、前記操作レバーの移動速度を一定又は減速する所定の摩擦係数を有することを特徴とする請求項15〜18のいずれかに記載のステアリングコラム装置。
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