JPWO2008029541A1 - 粉砕機 - Google Patents

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Abstract

下方に排出口30を設けたケーシング10内に、固定刃Bと、回転刃Aとを設け、それらの協働によって、ケーシング10内に投入された被粉砕物Sを粉砕して、上記排出口30から排出するようにした粉砕機Hにおいて、前記固定刃Bは、回転刃Aの刃部3を通過させる開口部B1を所定の間隔で形成した櫛刃形状に形成され、前記回転刃Aは、中心に軸孔2を開設した円筒体1の外周面に、山と谷31を整合させた複数の刃部3を、同軸上に所定間隔で多重に突設させており、前記回転刃Aの刃部3の谷31同士は、前記円筒体1の外周面よりも軸孔2側に凹ませ、前記円筒体1を軸孔2に平行に横断する通し溝5で連通させた構造にしている粉砕機。

Description

本発明は、例えば、熱可塑性合成樹脂製品の成形に伴って発生する副産物(スプル・ランナ等)である被粉砕物を、ケーシング内に設けた回転刃と、固定刃との協働によって粉砕し、この粉砕物を前記ケーシングの下方から排出する構成とした粉砕機に関する。
従来、被粉砕物を収容するホッパーの下部にケーシングを連設し、前記ホッパーから落下される被粉砕物を、前記ケーシング内に設けた固定刃と、回転刃の協働によって、被粉砕物を粉砕し、この粉砕物をケーシングの下方に形成した排出口から排出する構成とした粉砕機は公知である。
図8は従来の粉砕機における回転刃の縦断面図であり、(a)は回転刃を刃部の部分で縦断した状態を示す要部断面図、(b)は回転刃の刃部間に形成される環状溝の部分で縦断した状態を示す要部断面図である。
この粉砕機100によれば、図8(a)で示すように、回転軸Kによって図中矢印の方向に回転している回転刃101上に被粉砕物Sが落下されると、この被粉砕物Sは、複数の刃部131によって櫛刃形状に形成された固定刃102に向けて誘導される。
そして、これら刃部131と固定刃102との協働によって、被粉砕物Sは剪断され粉砕されて粉砕物S’となり、その粉砕物S’は、刃部131の谷S1に誘導されながら固定刃102の開口部112を通過して、下方に排出される。
回転刃101は、刃部103と、これに隣設される他の刃部(不図示)との間に、回転軸と直交する環状溝141が同軸上に多重に形成されているが、粉砕後の被粉砕物Sが、この環状溝141に落ち込み粉砕されないままで排出されないようにするため、それらの溝幅は出来る限り小さく形成されているのが通例である。
ところが、図8(b)で示すように、被粉砕物Sを粉砕すると、細かな粉砕屑Pが生じるため、粉砕を継続していると、固定刃102に衝突して粉化が進み、しだいに環状溝141の底に堆積したり、固定刃上に滞留しながら変色したりする。
しかしながら、このような細かな粉砕屑Pが増加すると、排出された粉砕物S’を成型材料として再利用する際、かさ密度が変化して成型が不安定になるという問題が生じる。
そのため、本出願人は、このような環状溝141に、複数の凹所を形成することで、粉砕中に発生する粉砕屑Pを環状溝141から、それらの凹所に導いて排出可能にした裁断機を既に出願した(例えば、特許文献1参照。)
特開2000−329294号
しかしながら、この裁断機は、環状溝に形成した凹所を、四方が壁面に囲まれ、独立した窪みとして形成した所謂、ディンプル構造を成しているため、細かな粉砕屑を埋没したまま、固定刃によって押さえ込まれると、例えば、ゴルフボール表面の凹所に泥が目詰まりするのと同じように粉砕屑が堆積して、スムーズに排出できない場合があった。
また、回転刃を製造するにあたって、環状溝に、多数の独立した凹所を点在させて製造することは、製造上も面倒であり、この点でも改善すべき余地が残されていた。
本発明は、かかる課題を一挙に解決することを目的とするもので、細かな粉砕屑が環状溝に堆積したり、粉砕中も固定刃上で永く滞留させることのない、しかも容易に製造可能な粉砕機を提供する。
したがって、前記目的を達成するため、本発明は提案され、
請求項1に係る粉砕機は、下方に排出口を設けたケーシング内に、固定刃と、回転刃とを設け、それらの協働によって、ケーシング内に投入された被粉砕物を粉砕して、上記排出口から排出するようにした粉砕機において、前記固定刃は、回転刃の刃部を通過させる開口部を所定の間隔で形成した櫛刃形状に形成され、前記回転刃は、中心に軸孔を開設した円筒体の外周面に、山と谷を整合させた複数の刃部を、環状溝を介在させて同軸上に所定間隔で多重に突設させており、前記回転刃の刃部の谷同士は、前記円筒体の外周面よりも軸孔側に凹ませ、前記環状溝を横断する通し溝で連通させた構造にしている。
請求項2に係る粉砕機は、下方に排出口を設けたケーシング内に、固定刃と、回転刃とを設け、それらの協働によって、ケーシング内に投入された被粉砕物を粉砕して、上記排出口から排出するようにした粉砕機において、前記固定刃は、回転刃の刃部を通過させる開口部を所定の間隔で形成した櫛刃形状に形成され、前記回転刃は、中心に軸孔を開設した円筒体の外周面に、山と谷を有した複数の刃部を、環状溝を介在させて同軸上に、かつそれらの谷が斜め直線方向に整列するように多重に突設させたヘリカル構造の回転刃に構成しており、
前記回転刃の刃部の谷同士は、前記円筒体の外周面よりも軸孔側に凹ませ、前記環状溝を斜め直線に走る通し溝で連通させた構造にしている。
請求項3に係る粉砕機は、請求項1又は2の何れかにおいて、前記通し溝の深さは、スプルランナーの直径よりも短く形成されている。
請求項4に係る粉砕機は、請求項1〜3の何れかにおいて、通し溝の開放側の後端と、環状溝の底面とによって成される角度を鋭角に形成し、この通し溝の後端に補助刃を構成している。
本発明によれば、次のような効果がある。
請求項1に係る粉砕機によれば、回転刃の刃部と、回転刃の軸孔に平行に隣設した他の刃部との谷同士は、円筒体の外周面よりも軸孔側に凹ませ、環状溝を横断する通し溝で連通させた構造にしている。
したがって、粉砕時などに生じる細かな粉砕屑が、環状溝に落ち込んでも、回転刃の回転に伴って、通し溝に誘導され、そこに埋没されて、固定刃の下方を通過して、ケーシング内に排出できる。
そのため、細かな粉砕屑が回転刃の環状溝に堆積して目詰まりを生じることはなく、また、固定刃上に粉砕屑を滞留させて、粉砕材料を変色、劣化させることがない。
更に、通し溝は、軸孔に平行に横断する方向(長手方向)に連通させた構造にしているため、独立したディンプル溝を点在させた構造の回転刃と比べて、回転刃の製造工程を特に変更することなく、容易に製造できる。
このように、本発明によれば、細かな粉砕屑が環状溝に堆積したり、固定刃上に滞留することを確実に防止できるうえ、製造も容易である。
請求項2に係る粉砕機によれば、複数の刃部を、同軸上に、かつそれらの谷が斜め直線方向に整列するように多重に突設させたヘリカル構造の回転刃に構成しており、このような構造の回転刃では、任意の刃部と、これに隣設される他の刃部が、固定刃に対して時間差をもって噛合するため、例えば、スプルランナー等の長い被粉砕物を、その一端から他端に向けて順に切断する、所謂斜め切りができる。
そのため、長手方向に隣設された刃部が、比較的長い寸法の被粉砕物であっても、斜め切りによって容易に切断でき、回転刃に負荷される回転トルクも軽減できる。
また、このような斜め切りによって、任意の刃部と固定刃によって切断・剪断された後の残りの被粉砕物は、隣設する刃部に追い込まれるように移動しながら、固定刃との協働によって順次切断・剪断されていくため、剪断のみによるものに比べて、被粉砕物に対する摩擦も少なく、切断効果が高いため、細かな粉砕屑の発生も減少できる。
更に、粉砕途中で細かな粉砕屑が回転刃の環状溝に落し込まれても、この細かな粉砕屑は、回転刃の円筒体の外周面よりも深い位置に形成された通し溝に埋没され、固定刃の下方からケーシング内に落下して、排出口から確実に排出できる。
請求項3に係る粉砕機によれば、通し溝の深さをスプルランナーの直径よりも短く形成しているため、スプルランナーが、前記通し溝に落ち込んでも、その一部が突出するので、環状溝に対応する固定刃によって確実に捕えて切断・剪断できる。
請求項4に係る粉砕機によれば、通し溝の開放側の後端と、これに連続する円筒体の外周面、すなわち、環状溝の底面とによって成される角度を鋭角に形成し、この通し溝の後端に補助刃を構成しているので、通し溝に落ち込んだ被粉砕物を前記補助刃と固定刃との協働によって切断・剪断することができる。
図1は、本発明に係る粉砕機Hの一例を示した全体斜視図である。 図2は、図1で示したホッパーを開放してケーシング内を上方から見た状態の平面図である。 図3は、図2で示した回転刃と固定刃との噛合状態を示した部分斜視図である。 図4は、図2の一部を拡大した噛合状態を示す部分平面図である。 図5は、図2〜図4で示した回転刃と固定刃を分離した状態の分解斜視図である。 図6は、(a)、(b)は、図2〜図5で示した回転刃と固定刃との構造を概略的に示した要部断面図であり、(a)は、回転刃を刃部の部分で縦断した状態を示す要部断面図、(b)は、刃部同士の間に形成された環状溝の部分で縦断した状態を示す要部断面図である。 図7は、(a)、(b)は、本発明の環状溝と従来の環状溝との断面形状を比較した概略断面図であり、(a)は、本発明の環状溝を示す概略断面図であり、(b)は従来の環状溝の断面形状を示す概略断面図である。 図8は、従来の粉砕機における回転刃の縦断面図であり、(a)は、回転刃を刃部の部分で縦断した状態を示す要部断面図、(b)は、回転刃の刃部間に形成される環状溝の部分で縦断した状態を示す要部断面図である。
符号の説明
A 回転刃
B 固定刃
H 粉砕機
S 被粉砕物(粉砕前)
S’ 粉砕物(粉砕後)
P 粉砕屑
10 ケーシング
20 ホッパー
30 排出口
1 円筒体
1a その外周面
2 軸孔
3 刃部
31 谷
4 環状溝
5 通し溝
以下、本発明に係る粉砕機を図面とともに説明する。
図1は、本発明に係る粉砕機Hの一例を示した全体斜視図であり、図2は、図1で示したホッパー20を開放してケーシング10内を上方から見た状態の平面図である。
この粉砕機Hは、開閉可能なホッパー20の下方にケーシング10を設置してなり、ホッパー20上方の投入口21からスプルランナー等の被粉砕物Sを投入すると、ケーシング10内に設けた後述する回転刃Aと固定刃Bとの協働によって被粉砕物Sを粉砕し、ケーシング10の下方に形成された排出口30から粉砕物S1を排出するものである。
図3は、図2で示した回転刃Aと固定刃Bとの噛合状態を示した部分斜視図、図4は、回転刃Aと固定刃Bとの組み合わせ例を示す部分平面図、図5は、図2〜図4で示した回転刃Aと固定刃Bを分離した状態の分解斜視図である。
また、図6(a)、(b)は、図2〜図5で示した回転刃Aと固定刃Bとの構造を概略的に示した要部断面図であり、図6(a)は、回転刃Aを刃部の部分で縦断した状態を示す要部断面図、図6(b)は、刃部同士の間に形成された環状溝の部分で縦断した状態を示す要部断面図である。以下、これら各図に基づき本発明を更に説明する。
図2の例では、ケーシング10内には、回転刃Aの両側に、一対の固定刃Bを配設した、3つの粉砕部を構成している。
固定刃Bは、回転刃Aの刃部3を通過させる開口部B1を所定の間隔で形成すると共に、これら開口部B1の間には、回転刃A側に形成した環状溝4の内方に入り込むように近接させて突出させた突出部B2を突設した櫛刃形状に形成してなる。
一方の回転刃Aは、中心に軸孔2を開設した円筒体1の外周面1aに、山と谷31を整合させた複数の刃部3を、同軸上に環状溝4の間隔を空けて多重に突設させており、更にこれらの同軸上に突設された刃部3の谷31同士と、環状溝4とは円筒体1の外周面1aよりも軸孔2側に凹ませ、軸孔2と平行に横断するように形成した通し溝5で相互に連通させた構造になっている。
図2に示した実施例では、回転刃Aは、刃部3の谷31同士が軸孔2と平行な刃部3を多重に突設させ、複数の環状溝4を軸に直交させて相互に平行させ、通し溝5は、これらの環状溝4に交差するように、軸孔2に平行に設けているが、図3〜図5に示す実施例で示した回転刃Aは、刃部3の谷31同士が軸孔2と平行ではなく、斜め直線方向に整列するように刃部3を多重に突設させたヘリカル構造を示しており、通し溝5は、刃部3と谷31に沿って、図4に示すように、軸孔2と平行ではなく斜め直線方向に沿って形成されている。
なお、円筒体1と、これら刃部3、3’及び環状溝4とは、一体成形されているので円筒体1は、完全な円筒形状を意味するものではない。
次に、通し溝5の形状について説明する。
通し溝5の深さは、円筒体1の外周面1aと同一面に形成される環状溝4の底面よりも軸孔2側に凹ませて形成されておればよく、ここでは、被粉砕物Sであるスプルランナーの直径よりも短く形成されている。
したがって、このような構造のものでは、スプルランナーが、回転刃Aの通し溝5に落ち込んでも、表面側に一部が突出するため、回転刃Aの刃部3と固定刃Bとの協働によって切断、剪断することが出来る。
通し溝5は任意の断面形状が採用でき、単なる半円状であっても構わないが、本実施例では、図7(a)で示すように、通し溝5の開放側の後端51と、この後方に連続する環状溝4とによって成される角度θを鋭角に形成し、この通し溝5の後端51に補助刃31aを形成している。
このような構造のものでは、通し溝5に嵌まり込んだ被粉砕物Sを、刃部3と固定刃Bとの協働による粉砕を待つことなく、通し溝5の補助刃31aと、これに対応する固定刃Bの突出部B2との協働によって、切断・剪断して粉砕することができる。
また、回転刃Aをヘリカル構造にし、通し溝5を刃部3に沿って斜め直線方向に整列するように多重形成したものでは、回転刃Aの刃部3が、固定刃Bに対して時間差をもって噛合するので、例えば、スプルランナー等の長い被粉砕物を、その一端から他端に向けて順に切断する、所謂斜め切り効果とあいまって、長い被粉砕物は粉砕屑を発生させることなく短く粉砕できる上、粉砕屑が粉砕中に発生しても、通し溝5に落とし込んで排出できるので、堆積も少ないなどの利点があり、より有益な粉砕機が提供できる。
なお、図7(b)は、図7(a)と比較するために示した、従来の環状溝の断面形状を示したものであり、対応する部分には、同一の符号を付して説明を省略する。
以上のように構成した本発明に係る粉砕機Hは、以下の要領で動作する。
ホッパー20上方の投入口21から投入されたスプルランナー等の被粉砕物Sは、ケーシング10内に誘導され、図6(a)で示すように、回転軸Kによって回転されている回転刃A上に落下する。
そして、これら被粉砕物Sは、回転刃Aの回転に伴い、複数の刃部3によって固定刃B側に向けて誘導されると、これら刃部3と固定刃B1との協働によって切断・剪断され、一部は固定刃Bで弾かれ、回転刃A上を転げながら、最後には、粉砕物S’となって、刃部3の谷31や通し溝5に落ち込み、固定刃Bの開口部B1の下方を通過して、ケーシング10内に落下し排出される。
一方、粉砕時に発生した粉砕屑Pは、回転刃Aの回転に伴って固定刃Bの突出部B2や回転刃Aの刃部3で弾かれながら、最後には細かい粉砕屑となって環状溝4に形成した通し溝5に埋没すると、固定刃Bの突出部B2の下方を通過して、ケーシング10内に落下して排出される。
したがって、このような粉砕機Hによれば、粉砕時などに生じる細かな粉砕屑Pが、環状溝5に落ち込んでも、回転刃Aの回転に伴って通し溝5に移動埋没させて、固定刃Bの突出部B2の下方を通過させて、スムーズにケーシング10内に落下排出させることが出来るので、環状溝5内に細かな粉砕屑Pが堆積したり、固定刃上で滞留した状態に放置されることがない。
また、通し溝5は、環状溝4よりも深く形成され、軸孔2と平行或いは斜め直線方向に横断して連通して形成され、刃部3の通し溝5側に逃げ場を有した構造になっているので、細かな粉砕屑Pを環状溝4を通じて通し溝5に移動埋没させて、回転刃の回転に伴ってスムーズに落下させて排出できる。
更に、通し溝5は、軸孔2と平行或いは斜め直線方向に横断して連通させた構造にしているため、凹部を形成するディンプル構造のものに比べて、回転刃Aの製造工程を大幅に変更することなく、容易に製造できる。

Claims (4)

  1. 下方に排出口を設けたケーシング内に、固定刃と、回転刃とを設け、それらの協働によって、ケーシング内に投入された被粉砕物を粉砕して、上記排出口から排出するようにした粉砕機において、
    前記固定刃は、回転刃の刃部を通過させる開口部を所定の間隔で形成した櫛刃形状に形成され、
    前記回転刃は、中心に軸孔を開設した円筒体の外周面に、山と谷を整合させた複数の刃部を、環状溝を介在させて、同軸上に所定間隔で多重に突設させており、
    前記回転刃の刃部の谷同士は、前記円筒体の外周面よりも軸孔側に凹ませ、前記環状溝を横断する通し溝で連通させた構造にしている粉砕機。
  2. 下方に排出口を設けたケーシング内に、固定刃と、回転刃とを設け、それらの協働によって、ケーシング内に投入された被粉砕物を粉砕して、上記排出口から排出するようにした粉砕機において、
    前記固定刃は、回転刃の刃部を通過させる開口部を所定の間隔で形成した櫛刃形状に形成され、
    前記回転刃は、中心に軸孔を開設した円筒体の外周面に、山と谷を有した複数の刃部を、環状溝を介在させて、同軸上に、かつそれらの谷が斜め直線方向に整列するように多重に突設させたヘリカル構造の回転刃に構成しており、
    前記回転刃の刃部の谷同士は、前記円筒体の外周面よりも軸孔側に凹ませ、前記環状溝を斜め直線に走る通し溝で連通させた構造にしている粉砕機。
  3. 請求項1又は2の何れかにおいて、
    前記通し溝の深さは、スプルランナーの直径よりも短く形成されている粉砕機。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、
    通し溝の開放側の後端と、環状溝の底面とによって成される角度を鋭角に形成し、この通し溝の後端に補助刃を構成している粉砕機。
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