JPWO2008001616A1 - 活性光線硬化型インクジェットインク組成物、画像形成方法及びインクジェット記録装置 - Google Patents

活性光線硬化型インクジェットインク組成物、画像形成方法及びインクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2008001616A1
JPWO2008001616A1 JP2008522415A JP2008522415A JPWO2008001616A1 JP WO2008001616 A1 JPWO2008001616 A1 JP WO2008001616A1 JP 2008522415 A JP2008522415 A JP 2008522415A JP 2008522415 A JP2008522415 A JP 2008522415A JP WO2008001616 A1 JPWO2008001616 A1 JP WO2008001616A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actinic ray
ray curable
ink
ink composition
curable inkjet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008522415A
Other languages
English (en)
Inventor
▲高▼林 敏行
敏行 ▲高▼林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Medical and Graphic Inc
Original Assignee
Konica Minolta Medical and Graphic Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Medical and Graphic Inc filed Critical Konica Minolta Medical and Graphic Inc
Publication of JPWO2008001616A1 publication Critical patent/JPWO2008001616A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M7/00After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock
    • B41M7/0081After-treatment of prints, e.g. heating, irradiating, setting of the ink, protection of the printed stock using electromagnetic radiation or waves, e.g. ultraviolet radiation, electron beams
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/02Printing inks
    • C09D11/10Printing inks based on artificial resins
    • C09D11/101Inks specially adapted for printing processes involving curing by wave energy or particle radiation, e.g. with UV-curing following the printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • B41J11/002Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating
    • B41J11/0021Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using irradiation
    • B41J11/00214Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using irradiation using UV radiation

Abstract

本発明は、冷蔵保存後または高温保存後でも、様々な印字環境下において、文字品質に優れ、色混じりの発生がなく、高精細な画像を非常に安定に記録することができる活性光線硬化型インクジェットインク組成物と、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置を提供する。この活性光線硬化型インクジェットインク組成物は、顔料、光開始剤、重合性化合物及び下記一般式(1)で表される化合物を含有することを特徴とする。【化1】

Description

本発明は、様々な印字環境下においても、高精細な画像を安定に再現できる活性光線硬化型インクジェットインク組成物と、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置に関する。
近年、インクジェット記録方式は簡便、安価に画像を作成できるため、写真、各種印刷、マーキング、カラーフィルター等の特殊印刷など、様々な印刷分野に応用されてきている。特に、微細なドットを出射、制御するインクジェット記録装置や、色再現域、耐久性、出射適性等を改善したインクジェットインク及びインクジェットインクの吸収性、色材の発色性、表面光沢などを飛躍的に向上させた専用紙を用い、銀塩写真に匹敵する画質を得ることも可能となっている。今日のインクジェット記録方式の画質向上は、記録装置、インク、専用紙の全てが揃って初めて達成されている。
しかしながら、専用紙を必要とするインクジェット記録システムは、記録媒体が制限されること、記録媒体のコストアップが問題となる。そこで、専用紙と異なる被転写媒体へインクジェット方式により記録する試みが多数なされている。具体的には、室温で固形のワックスインクを用いる相変化インクジェット方式、速乾性の有機溶剤を主体としたインクを用いるソルベント系インクジェット方式や、記録後に紫外線(UV)光により架橋させる紫外線硬化型インクジェット方式などである。
中でも、紫外線硬化型インクジェット方式は、ソルベント系インクジェット方式に比べ比較的低臭気であり、速乾性で、インク吸収性の無い記録媒体への記録が出来る点で、近年注目されつつ有る。
しかしながら、顔料(分散物)、光開始剤、重合性化合物を含有する紫外線硬化型インクジェットインクは、開始剤や分散剤の析出、あるいは重合性化合物のゲル化等、様々な課題があり、安定に吐出させることが難しく、高精細な画像を安定して形成するという要望に対し、大きな課題を抱えているのが現状である。
更に、カチオン重合性化合物を用いたインクジェットインクは、分子レベルの水分(湿度)の影響を受けやすいという問題を抱えている(例えば、特許文献1〜3参照)。
一方、紫外線硬化型インクジェットインクに、置換基として水酸基、置換されていてもよいアラルキルオキシ基またはアルコキシ基を少なくとも1つ有する多環芳香族化合物を増感剤として用いることはよく知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。市販の多環芳香族化合物を用いた場合には、前述の開始剤及び分散剤の析出を誘発しやすくなり、冷蔵保存あるいは高温保存後のインクジェットインクの吐出安定性が更に劣化してしまうという問題があった。
特開2002−188025号公報 (請求項、実施例) 特開2005−113043号公報 (請求項、実施例) 特開2006−37021号公報 (請求項、実施例)
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、冷蔵保存後または高温保存後でも、様々な印字環境下において、文字品質に優れ、色混じりの発生がなく、高精細な画像を非常に安定に記録することができる活性光線硬化型インクジェットインク組成物と、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
1.顔料、光開始剤、重合性化合物及び下記一般式(1)で表される化合物を含有することを特徴とする活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
〔式中、R、Rは、各々水素原子または炭素数5乃至12のアルコキシ基を表す。ただし、R1、R2の少なくとも一方は、炭素数5乃至12のアルコキシ基を表す。R3、R4、R5およびR6は、各々水素原子、炭素数4〜8のアルキル基、アルキルスルホニル基、またはアルコキシ基を表す。ただし、R3、R4、R5およびR6の少なくとも一つは、炭素数4〜8のアルキル基、アルキルスルホニル基またはアルコキシ基を表し、かつ、アントラセン環との結合部位に第2級又は第3級の炭素原子を有する。〕
2.カールフィッシャー測定による含水率が、0.6質量%以上、3.0質量%以下であることを特徴とする前記1に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
3.前記光開始剤が、スルホニウム塩であることを特徴とする前記1または2に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
4.前記重合性化合物として、オキシラン基を有する化合物を含有することを特徴とする前記1乃至3のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
5.前記重合性化合物として、オキセタン化合物を含有することを特徴とする前記1乃至4のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
6.変性シリコーンオイルを含有することを特徴とする前記1乃至5のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
7.前記変性シリコーンオイルが、ポリシロキサンの側鎖に有機基を導入した変性シリコーンオイルであり、かつ、HLB値が10以上、30以下であることを特徴とする前記1乃至6のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
8.前記変性シリコーンオイルが、ポリシロキサンの両末端に有機基を導入した変性シリコーンオイルであり、かつ、HLB値が5以上、10以下であることを特徴とする前記1乃至6のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
9.25℃における粘度が、7mPa・s以上、100mPa・s以下であることを特徴とする前記1乃至8のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
10.前記1乃至9のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物を、インクジェット記録ヘッドより、記録材料上に噴射し、該記録材料上に印刷を行う画像形成方法であって、該活性光線硬化型インクジェットインクが、該記録材料上に着弾した後、0.001秒以上、2.0秒以下の間に活性光線を照射することを特徴とする画像形成方法。
11.前記1乃至9のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物を、インクジェット記録ヘッドより、記録材料上に噴射して該記録材料上に印刷を行う画像形成方法であって、該活性光線硬化型インクジェットインクが該記録材料上に着弾し、活性光線を照射して硬化した後の総インク膜厚が、2μm以上、20μm以下であることを特徴とする画像形成方法。
12.前記1乃至9のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物を、インクジェット記録ヘッドより、記録材料上に噴射して該記録材料上に印刷を行う画像形成方法であって、該インクジェット記録ヘッドの各ノズルより吐出するインク液滴量が、2pl以上、15pl以下であることを特徴とする画像形成方法。
13.前記1乃至9のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物を、インクジェット記録ヘッドより、記録材料上に噴射して該記録材料上に印刷を行う画像形成方法であって、該インクジェット記録ヘッドが、ラインヘッド方式であることを特徴とする画像形成方法。
14.前記10乃至13のいずれか1項に記載の画像形成方法に用いられるインクジェット記録装置であって、活性光線硬化型インクジェットインク及びインクジェット記録ヘッドを35℃以上、100℃以下に加熱した後、該インクジェット記録ヘッドより、該活性光線硬化型インクジェットインクを吐出することを特徴とするインクジェット記録装置。
本発明によれば、冷蔵保存後または高温保存後に、様々な印字環境下において印字を行っても、文字品質に優れ、色混じりの発生がなく、高精細な画像を非常に安定に記録することができる活性光線硬化型インクジェットインク組成物と、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置を提供することができる。
本発明のインクジェット記録装置の要部構成の一例を示す側面図である。 本発明のインクジェット記録装置の要部構成の他の一例を示す上面図である。
符号の説明
1 インクジェット記録装置
2 ヘッドキャリッジ
3 インクジェット記録ヘッド
31 インク吐出口
4 照射手段
5 プラテン部
6 ガイド部材
7 蛇腹構造
P 記録材料
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明するが、本発明はこれらに限定されない。
本発明者は、顔料、光開始剤及び重合性化合物と共に、前記一般式(1)で表される化合物を含有する活性光線硬化型インクジェットインク組成物により、冷蔵保存あるいは高温保存がなされた後でも、吐出安定性及び硬化性が飛躍的に改良され、印字環境(例えば、温度、湿度)によらず、良好な吐出安定性及び硬化性が得られることを見出し、本発明に至った次第である。なお、本発明でいう冷蔵保存とは、例えば、10℃以下の保存環境をいい、氷点下の冷凍条件(例えば、0℃〜−20℃程度)も包含する。
更に、カールフィッシャー測定による活性光線硬化型インクジェットインク組成物(以下、単にインクともいう)中の水分量を、0.6〜3.0質量%の範囲に保つことにより、前記一般式(1)で表される化合物を用いる効果が強調され、よりインクの吐出安定性及び硬化性が改良されることも見出した。
従来のインクにおいて、光開始剤としてスルホニウム塩を用いる場合、市販品として入手できる、例えば、9,10−ジエトキシアントラセン、9,10−ジブトキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジメトキシアントラセンなどのアントラセン誘導体を増感剤として用いることはよく知られているが、これらのアントラセン誘導体を単に用いるだけでは、低温保存時に光開始剤あるいはアントラセン誘導体自身の析出を生じやすく、それに起因したインクジェット記録ヘッドのノズル詰まりにより、吐出が不安定になる問題があった。また、インクジェット記録ヘッドのノズル面での撥水性を高めて、安定な吐出性を得るために、変性シリコーンオイル、特に、アルキル変性のシリコーンオイルを用いることが有用であることが知られているが、この変性シリコーンオイルを併用した場合には、前述の光開始剤またはアントラセン誘導体の析出性を更に大きくする原因となることが判明した。これに対し、本発明に係る一般式(1)で表される化合物を用いることにより、スルホニウム塩光開始剤及び変性シリコーンを用いた場合でも、冷蔵保存後または高温保存後においても、安定な吐出性を達成できることを見出した。
また、本発明で規定する構成をとることにより、重合性化合物として、オキシラン基を有する化合物、あるいはオキセタン化合物を用いる場合、更に吐出安定性が良好となり、かつ硬化環境に左右されずに、インクが記録材料上に着弾した後のドット径の制御が容易にでき、再現性よく高画質な画像を形成することができることをも見出した。
以下、本発明を詳細に説明する。
はじめに、本発明に係る前記一般式(1)で表される化合物について説明する。
前記一般式(1)において、R、Rは、各々水素原子または炭素数5乃至12のアルコキシ基を表す。ただし、R1、R2の少なくとも一方は、炭素数5乃至12のアルコキシ基を表す。R3、R4、R5およびR6は、各々水素原子、炭素数4〜8のアルキル基、アルキルスルホニル基、またはアルコキシ基を表す。ただし、R3、R4、R5およびR6の少なくとも一つは、炭素数4〜8のアルキル基、アルキルスルホニル基またはアルコキシ基を表し、かつ、アントラセン環との結合部位に第2級又は第3級の炭素原子を有する。
即ち、前記一般式(1)において、R1、R2の少なくとも1つは、炭素数5〜12のアルコキシ基である。炭素数が5以上であれば、保存後の優れた吐出安定性を得ることができ、一方、炭素数が12以下であれば、十分な硬化性を得ることができる。吐出安定性の観点から、R1、R2の少なくとも一方は、炭素数が6〜9のアルコキシ基であることがより好ましい。
前記一般式(1)において、R3〜R6の少なくとも1つは炭素数4〜8のアルキル基、アルキルスルホニル基、またはアルコキシ基であり、かつ、アントラセン環との結合部位に第2級又は第3級の炭素原子を有する。R3〜R6の少なくとも1つをこの構成とすることで、−10℃以下の冷凍保存後、及び、50℃以上の高温保存後の吐出安定性が飛躍的に向上する。炭素数が4以上であれば、上記効果として十分であり、また、炭素数が8以下であれば、十分な硬化性を維持することができる。より好ましくは、炭素数4または5のアルキル基である。
本発明に係る一般式(1)で表される化合物の具体例として、下記のものが挙げられるが、本発明においてはこれら例示する化合物にのみ限定されるものではない。
本発明に係る一般式(1)で表される化合物は、例えば、特開2005−54158号公報、特開2003−2855号公報、特開2001−253842号公報、特開2002−20337号公報、特開2002−37751号公報、などの公知の情報を参考にして、容易に合成できる。
また、本発明のインクにおける一般式(1)で表される化合物の添加量としては、0.1〜5.0質量%が好ましく、−10℃以下の冷凍下で2週間以上保存した後、あるいは50℃以上の高温下で2週間以上保存した後の吐出安定性を向上できる観点から、0.5〜3.0質量%がより好ましい。
本発明のインクは、カールフィッシャー法により測定した含水率が、0.6〜3.00質量%であることが好ましく、また、該範囲に含水率が調整された状態で、容器等に密閉されて保存することが好ましい。例えば、28℃、80%RHの高湿下でインクを容器に密閉することで、本発明で規定する好ましい範囲の含水率にすることができるが、この限りでない。含水率が0.6質量%以上であれば、高温保存時のインク粘度のバラツキを抑制することができ、インクジェット記録ヘッドからの出射安定性を得ることができる。特に、吐出するインク液滴量が小さい場合に、この範囲の含水量とすることが重要である。一方、含水率を3.00質量%以下とすることで、重合性化合物を含むインク中に安定して含有させることができ、より好ましくは1.0〜2.00質量%である。
本発明に適用可能な光開始剤としては、例えば、「UV・EB硬化技術の応用と市場」(シーエムシー出版、田畑米穂監修/ラドテック研究会編集)などに掲載されているあらゆる公知のオニウム塩が好ましく用いられるが、その含有量としてはインク中に6質量%以下であることが好ましい。6質量%以下とすることで、−10℃以下の冷凍保存した後、あるいは50℃以上の高温で保存した後の良好な吐出安定性を維持することができる。
また、本発明に適用可能な開始剤としては、公知のオニウム塩の中でも、スルホニウム塩が、保存安定性の観点でより好ましく用いられる。
本発明においては、変性シリコーンオイルが好ましく用いられる。変性シリコーンオイルとは、ポリジメチルシロキサンの側鎖及び/又は両末端若しくは片末端を置換基で置換することにより変性させた化合物である。好ましい置換基としては、アルキル基、ポリアルキレンオキサイドなどのポリエーテル基、ポリグリセリンの他、ピロリドンやベタインを備えた有機基、硫酸塩、リン酸塩または4級アンモニウム塩型の有機基などが挙げられるが、本発明においては、ポリエーテル基あるいはアルキル基が好ましく、前述の本発明の効果が最大限に得られる系として、特に好ましくはアルキル基である。
ポリエーテル変性シリコーンの具体例としては、EFKA社製のEFKA−3030、EFKA−3031、EFKA−3034、EFKA−3035、EFKA−3232、EFKA−3033、信越シリコーン社製のX−22−4272、X−22−4952、X−22−6266、KF−351、KF−945、KF−6015などが挙げられるがこの限りでない。
アルキル変性シリコーンの具体例としては、EFKA社製のEFKA−3236、EFKA−3239、EFKA−3522、信越シリコーン社製のKF−412、KF−413、KF−415、東レ・ダウコーニング社製SH230、SF8416などが挙げられるがこの限りでない。
本発明において、変性シリコーンオイルは、インク総量に対し、0.02質量%以上、3質量%未満添加することが好ましく、より好ましくは0.03質量%以上、2質量%以下添加される。添加量が0.02質量%以上であれば、良好な吐出安定性を維持することができ、添加量が3質量%未満であれば、光開始剤またはアントラセン誘導体の析出を起こすことなく、安定した吐出性を得ることができる。
また、本発明者は、特に好ましい構成として、前記一般式(1)で表される化合物を含有する活性光線硬化型インクジェットインク組成物において、ポリシロキサンの両末端に有機基を導入した変性シリコーンオイルであり、かつ、HLB値が5以上10以下である変性シリコーンオイルを用いることにより、冷蔵保存がなされた後でも、吐出安定性及び硬化性が飛躍的に改良され、印字環境(例えば、温度、湿度)によらず、良好な吐出安定性及び硬化性が得られることを見出した。
本発明に適用可能な両末端変性シリコーンオイルの具体例としては、信越シリコーン社製のX−22−4272(HLB=7)、X−22−6266(HLB=8)、などが挙げられるがこの限りでない。
同様に、特に好ましい構成として、前記一般式(1)で表される化合物を含有する活性光線硬化型インクジェットインク組成物において、ポリシロキサンの側鎖に有機基を導入した変性シリコーンオイルであり、かつ、HLB値が10以上30以下である変性シリコーンオイルを用いることによっても冷蔵保存がなされた後でも、吐出安定性及び硬化性が飛躍的に改良され、印字環境(例えば、温度、湿度)によらず、良好な吐出安定性及び硬化性が得られることを見出した。
本発明に適用可能な側鎖変性シリコーンオイルの具体例としては、信越シリコーン社製のKF−351(HLB=12)、KF−651A(HLB=10)、KF−618(HLB=11)、KF−6011(HLB=12)、などが挙げられるがこの限りでない。
本発明でいうHLB値とは、親水性・親油性バランスを示す値であり、主として非イオン性界面活性剤に適用され、油の乳化実験から経験的に1〜40迄の数値が与えられている。数が小さいほど親油性が強く、大きいほど親水性が強いことを示す。実際には、曇数Aを測定し、下記に示す換算式によって求められる。
HLB=0.89×(曇数A)+1.11
曇数Aは、シリコーン系界面活性剤0.5gをエタノール5mlで溶解し、25℃に保ちながら2%フェノール水溶液で滴定して求められる。液が混濁する時を終点とし、それまでに要した2%フェノール水溶液のml数を曇数Aとする。
また、本発明においては、更なる硬化性及び吐出安定性の向上のために、少なくとも1種のオキシラン基を有する化合物を、重合性化合物として含有することが好ましい。
オキシラン基を有する化合物としてはエポキシ化合物が挙げられ、例えば、以下の芳香族エポキシド、脂環式エポキシド及び脂肪族エポキシド等が挙げられる。
芳香族エポキシドとして好ましいものは、少なくとも1個の芳香族核を有する多価フェノール或いはそのアルキレンオキサイド付加体とエピクロルヒドリンとの反応によって製造されるジ又はポリグリシジルエーテルであり、例えば、ビスフェノールA或いはそのアルキレンオキサイド付加体のジ又はポリグリシジルエーテル、水素添加ビスフェノールA或いはそのアルキレンオキサイド付加体のジ又はポリグリシジルエーテル、並びにノボラック型エポキシ樹脂等が挙げられる。ここでアルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイド及びプロピレンオキサイド等が挙げられる。
脂環式エポキシドとしては、少なくとも1個のシクロへキセン又はシクロペンテン環等のシクロアルカン環を有する化合物を、過酸化水素、過酸等の適当な酸化剤でエポキシ化することによって得られる、シクロヘキセンオキサイド又はシクロペンテンオキサイド含有化合物が好ましい。
脂肪族エポキシドの好ましいものとしては、脂肪族多価アルコール或いはそのアルキレンオキサイド付加体のジ又はポリグリシジルエーテル等があり、その代表例としては、エチレングリコールのジグリシジルエーテル、プロピレングリコールのジグリシジルエーテル又は1,6−ヘキサンジオールのジグリシジルエーテル等のアルキレングリコールのジグリシジルエーテル、グリセリン或いはそのアルキレンオキサイド付加体のジ又はトリグリシジルエーテル等の多価アルコールのポリグリシジルエーテル、ポリエチレングリコール或いはそのアルキレンオキサイド付加体のジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコール或いはそのアルキレンオキサイド付加体のジグリシジルエーテル等のポリアルキレングリコールのジグリシジルエーテル等が挙げられる。ここでアルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイド及びプロピレンオキサイド等が挙げられる。
これらのエポキシドのうち、速硬化性を考慮すると、芳香族エポキシド及び脂環式エポキシドが好ましく、特に脂環式エポキシドが好ましい。
本発明のインクにおいて、最も好ましい脂環式エポキシドとしては、例えば、特開2004−315778号、特開2005−28632号公報に記載のものが挙げられる。
更に、本発明のインクにおいては、重合性化合物として少なくとも1種のオキセタン化合物を含むことがより好ましい。
本発明で用いることのできるオキセタン化合物としては、オキセタン環を有する化合物のことであり、特開2001−220526号公報、同2001−310937号公報に記載されているような公知のあらゆるオキセタン化合物を使用できる。
また、本発明においては、重合性化合物として公知のビニルエーテル化合物を併用してもよい。
本発明で用いることのできるビニルエーテル化合物としては、例えば、エチレングリコールジビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、プロピレングリコールジビニルエーテル、ジプロピレングリコールジビニルエーテル、ブタンジオールジビニルエーテル、ヘキサンジオールジビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエーテル等のジ又はトリビニルエーテル化合物、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、i−ブチルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールモノビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、i−プロピルビニルエーテル、i−プロペニルエーテル−O−プロピレンカーボネート、ドデシルビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル等のモノビニルエーテル化合物等が挙げられる。
これらのビニルエーテル化合物のうち、硬化性、密着性、表面硬度を考慮すると、ジ又はトリビニルエーテル化合物が好ましく、特にジビニルエーテル化合物が好ましい。本発明では、上記ビニルエーテル化合物の1種を単独で使用してもよいが、2種以上を適宜組み合わせて使用してもよい。
本発明の活性光線硬化型インクジェットインクは、色材として各種公知の顔料を含有する。
本発明で好ましく用いることのできる顔料を、以下に列挙する。
C.I.Pigment Yellow 1、2、3、12、13、14、16、17、73、74、75、81、83、87、93、95、97、98、109、114、120、128、129、138、150、151、154、180、185、
C.I.Pigment Red 5、7、12、22、38、48:1、48:2、48:4、49:1、53:1、57:1、63:1、101、112、122、123、144、146、168、184、185、202、
C.I.Pigment Violet 19、23、
C.I.Pigment Blue 1、2、3、15:1、15:2、15:3、15:4、18、22、27、29、60、
C.I.Pigment Green 7、36、
C.I.Pigment White 6、18,21、
C.I.Pigment Black 7。
また、本発明において、プラスチックフィルムのような透明基材での色の隠蔽性を高める目的で、白インクを用いることが好ましい。特に、軟包装印刷、ラベル印刷においては、白インクを用いることが好ましい。
上記顔料の分散には、例えば、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテータ、ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パールミル、湿式ジェットミル、ペイントシェーカー等を用いることができる。また、顔料の分散を行う際に、分散剤を添加することも可能である。分散剤としては、高分子分散剤を用いることが好ましく、高分子分散剤としてはAvecia社のSolsperseシリーズや、味の素ファインテクノ社のPBシリーズが挙げられる。また、分散助剤として、各種顔料に応じたシナージストを用いることも可能である。これらの分散剤および分散助剤は、顔料100質量部に対し、1〜50質量部添加することが好ましい。分散媒体は、溶剤または重合性化合物を用いて行うが、本発明に用いる照射線硬化型インクでは、インク着弾直後に反応・硬化させるため、無溶剤であることが好ましい。溶剤が硬化画像に残ってしまうと、耐溶剤性の劣化、残留する溶剤のVOCの問題が生じる。よって、分散媒体は溶剤では無く重合性化合物、その中でも最も粘度の低いモノマーを選択することが分散適性上好ましい。
顔料の分散は、顔料粒子の平均粒径を0.08〜0.2μmとすることが好ましく、最大粒径は0.3〜10μm、好ましくは0.3〜3μmとなるよう、顔料、分散剤、分散媒体の選定、分散条件、濾過条件を適宜設定する。この粒径管理によって、ヘッドノズルの詰まりを抑制し、インクの保存安定性、インク透明性および硬化感度を維持することができる。
本発明のインクにおいては、色材濃度としては、インク全体の1質量%乃至10質量%であることが好ましい。
本発明の活性光線硬化型インクジェットインクには、上記説明した以外に様々な添加剤を用いることができる。例えば、界面活性剤、レベリング添加剤、マット剤、膜物性を調整するためのポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂、ワックス類を添加することができる。また、保存安定性を改良する目的で、公知のあらゆる塩基性化合物を用いることができるが、代表的なものとして、塩基性アルカリ金属化合物、塩基性アルカリ土類金属化合物、アミンなどの塩基性有機化合物などがあげられる。また、ラジカル重合性モノマーと開始剤を組み合わせ、ラジカル・カチオンのハイブリッド型硬化インクとすることも可能である。
本発明のインクにおいては、25℃における粘度が7〜100mPa・sであることが、硬化環境(温度・湿度)に関係なく吐出が安定し、良好な硬化性を得るために好ましい。
本発明で用いることのできる記録材料としては、通常の非コート紙、コート紙などの他、いわゆる軟包装に用いられる各種非吸収性のプラスチックおよびそのフィルムを用いることができ、各種プラスチックフィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、延伸ポリスチレン(OPS)フィルム、延伸ポリプロピレン(OPP)フィルム、延伸ナイロン(ONy)フィルム、ポリ塩化ビニル(PVC)フィルム、ポリエチレン(PE)フィルム、トリアセチルセルロース(TAC)フィルム等を挙げることができる。その他のプラスチックとしては、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ABS、ポリアセタール、ポリビニルアルコール(PVA)、ゴム類などが使用できる。また、金属類や、ガラス類にも適用可能である。これらの記録材料の中でも、特に熱でシュリンク可能な、PETフィルム、OPSフィルム、OPPフィルム、ONyフィルム、PVCフィルムへ画像を形成する場合に本発明の構成は、有効となる。これらの基材は、インクの硬化収縮、硬化反応時の発熱などにより、フィルムのカール、変形が生じやすいばかりでなく、インク膜が基材の収縮に追従し難い。
これらの各種プラスチックフィルムの表面エネルギーは大きく異なり、記録材料によってインク着弾後のドット径が変わってしまうことが、従来から問題となっていた。本発明の画像記録方法においては、表面エネルギーの低いOPPフィルム、OPSフィルムや表面エネルギーの比較的大きいPETまでを含む、表面エネルギーが35〜60mN/mの広範囲の記録材料に良好な高精細な画像を形成できる。
本発明において、包装の費用や生産コスト等の記録材料のコスト、プリントの作製効率、各種のサイズのプリントに対応できる等の点で、長尺(ウェブ)な記録材料を使用する方が有利である。
次に、本発明の画像形成方法について説明する。
本発明の画像形成方法は、本発明のインクをインクジェット記録方式により記録材料上に吐出、描画し、次いで紫外線などの活性光線を照射してインクを硬化させる方法が好ましい。
(インク着弾後の総インク膜厚)
本発明では、記録材料上にインクが着弾し、活性光線を照射して硬化した後の総インク膜厚が2〜20μmであることが好ましい。スクリーン印刷分野の活性光線硬化型インクジェット記録では、総インク膜厚が20μmを越えているのが現状であるが、記録材料が薄いプラスチック材料であることが多い軟包装印刷分野では、前述した記録材料のカール・皺の問題でだけでなく、印刷物全体のこし・質感が変わってしまうという問題が有るため、過剰な膜厚のインク吐出は好ましくない。
尚、ここで「総インク膜厚」とは記録材料に描画されたインクの膜厚の最大値を意味し、単色でも、それ以外の2色重ね(2次色)、3色重ね、4色重ね(白インクベース)のインクジェット記録方式で記録を行った場合でも総インク膜厚の意味するところは同様である。
(インクの吐出条件)
インクの吐出条件としては、インクジェット記録ヘッド及びインクを35〜100℃に加熱し、吐出することが吐出安定性の点で好ましい。活性光線硬化型インクは、温度変動による粘度変動幅が大きく、粘度変動はそのまま液滴サイズ、液滴射出速度に大きく影響を与え、画質劣化を起こすため、インク温度を上げながらその温度を一定に保つことが必要である。インク温度の制御幅としては、設定温度±5℃、好ましくは設定温度±2℃、更に好ましくは設定温度±1℃である。
また、本発明では、各ノズルより吐出する液滴量が2〜15plであることが好ましい。
本来、高精細画像を形成するためには、液滴量がこの範囲であることが必要であるが、この液滴量で吐出する場合、前述した吐出安定性が特に厳しくなる。本発明によれば、インクの液滴量が2〜15plのような小液滴量で吐出を行っても吐出安定性は向上し、高精細画像が安定して形成出来る。
(インク着弾後の光照射条件)
本発明の画像形成方法においては、活性光線の照射条件として、インク着弾後0.001秒〜2.0秒の間に活性光線が照射されることが好ましく、より好ましくは0.001秒〜1.0秒であり、更に好ましくは0.001秒〜0.5秒である。高精細な画像を形成するためには、照射タイミングが出来るだけ早いことが特に重要となる。
活性光線の照射方法として、その基本的な方法が特開昭60−132767号に開示されている。これによると、ヘッドユニットの両側に光源を設け、シャトル方式でヘッドと光源を走査する。照射は、インク着弾後、一定時間を置いて行われることになる。更に、駆動を伴わない別光源によって硬化を完了させる。米国特許第6,145,979号では、照射方法として、光ファイバーを用いた方法や、コリメートされた光源をヘッドユニット側面に設けた鏡面に当て、記録部へUV光を照射する方法が開示されている。本発明の画像形成方法においては、これらの何れの照射方法も用いることが出来る。
また、活性光線の照射を2段階に分け、まずインク着弾後0.001〜2.0秒の間に前述の方法で活性光線を照射し、かつ、全印字終了後、更に活性光線を照射する方法も好ましい態様の1つである。活性光線の照射を2段階に分けることで、よりインク硬化の際に起こる記録材料の収縮を抑えることが可能となる。
従来、紫外線硬化型インクジェット方式では、インク着弾後のドット広がり、滲みを抑制のために、光源の総消費電力が1kW・hrを超える高照度の光源が用いられるのが通常であった。しかしながら、これらの光源を用いると、特に、シュリンクラベルなどへの印字では、記録材料の収縮があまりにも大きく、実質上使用出来ないのが現状であった。
本発明においては、更に活性光線を照射する光源の総消費電力が1kW・hr未満であることが好ましい。総消費電力が1kW・hr未満の光源の例としては、蛍光管、冷陰極管、熱陰極管、LEDなどがあるが、これらに限定されない。
次いで、本発明のインクジェット記録装置(以下、単に記録装置ともいう)について説明する。
以下、本発明の記録装置について、図面を適宜参照しながら説明する。尚、図面の記録装置はあくまでも本発明の記録装置の一態様であり、本発明の記録装置はこの図面に限定されない。
図1は、本発明の記録装置の要部構成を示す側面図である。記録装置1は、主に、ヘッドキャリッジ2、記録ヘッド3、照射手段4、プラテン部5等を備えて構成される。この記録装置1は、記録材料Pの下にプラテン部5が設置されている。プラテン部5は、紫外線を吸収する機能を有しており、記録材料Pを通過してきた余分な紫外線を吸収する。その結果、高精細な画像を非常に安定に再現できる。
記録材料Pは、ガイド部材6に案内され、搬送手段(図示せず)の作動により、図1における手前から奥の方向に移動する。ヘッド走査手段(図示せず)は、ヘッドキャリッジ2を図1におけるY方向に往復移動させることにより、ヘッドキャリッジ2に保持された記録ヘッド3の走査を行う。
ヘッドキャリッジ2は記録材料Pの上側に設置され、記録材料P上の画像印刷に用いる色の数に応じて後述する記録ヘッド3を複数個、吐出口を下側に配置して収納する。ヘッドキャリッジ2は、図1におけるY方向に往復自在な形態で記録装置1本体に対して設置されており、ヘッド走査手段の駆動により、図1におけるY方向に往復移動する。
尚、図1ではヘッドキャリッジ2がホワイト(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、ライトイエロー(Ly)、ライトマゼンタ(Lm)、ライトシアン(Lc)、ライトブラック(Lk)、ホワイト(W)の記録ヘッド3を収納するものとして描図を行っているが、実施の際にはヘッドキャリッジ2に収納される記録ヘッド3の色数は適宜決められるものである。
記録ヘッド3は、インク供給手段(図示せず)により供給された活性光線硬化型インク(例えばUV硬化インク)を、内部に複数個備えられた吐出手段(図示せず)の作動により、吐出口から記録材料Pに向けて吐出する。記録ヘッド3により吐出されるUVインクは色材、重合性モノマー、開始剤等を含んで組成されており、紫外線の照射を受けることで開始剤が触媒として作用することに伴うモノマーの架橋、重合反応によって硬化する性質を有する。
記録ヘッド3は記録材料Pの一端からヘッド走査手段の駆動により、図1におけるY方向に記録材料Pの他端まで移動するという走査の間に、記録材料Pにおける一定の領域(着弾可能領域)に対して、インクをインク滴として吐出し、該着弾可能領域にインク滴を着弾させる。
上記走査を所定の回数実施し、1領域の着弾可能領域に向けてUVインクの吐出を行った後、搬送手段で記録材料Pを図1における手前から奥方向に適宜移動させ、再びヘッド走査手段による走査を行いながら、記録ヘッド3により上記着弾可能領域に対し、図1における奥方向に隣接した次の着弾可能領域に対してUVインクの吐出を行う。
上述の操作を繰り返し、ヘッド走査手段及び搬送手段と連動して記録ヘッド3からUVインクを吐出することにより、記録材料P上にUVインク滴の集合体からなる画像が形成される。
照射手段4は、特定の波長領域の紫外線を安定した露光エネルギーで発光する紫外線ランプ及び特定の波長の紫外線を透過するフィルターを備えて構成される。ここで、紫外線ランプとしては、水銀ランプ、メタルハライドランプ、エキシマーレーザー、紫外線レーザー、冷陰極管、熱陰極管、ブラックライト、LED(light emitting diode)等が適用可能であり、帯状のメタルハライドランプ、冷陰極管、熱陰極管、水銀ランプもしくはブラックライトが好ましい。
照射手段4は、記録ヘッド3がヘッド走査手段の駆動による1回の走査によってUVインクを吐出する着弾可能領域のうち、記録装置(UVインクジェットプリンタ)1で設定できる最大のものとほぼ同じ形状か、着弾可能領域よりも大きな形状を有する。
照射手段4はヘッドキャリッジ2の両脇に、記録材料Pに対してほぼ平行に、固定して設置される。
前述したようにインク吐出部の照度を調整する手段としては、記録ヘッド3全体を遮光することはもちろんであるが、加えて照射手段4と記録材料Pの距離h1より、記録ヘッド3のインク吐出部31と記録材料Pとの距離h2を大きくしたり(h1<h2)、記録ヘッド3と照射手段4との距離dを離したり(dを大きく)することが有効である。又、記録ヘッド3と照射手段4の間を蛇腹構造7にすると更に好ましい。
ここで、照射手段4で照射される紫外線の波長は、照射手段4に備えられた紫外線ランプ又はフィルターを交換することで適宜変更することができる。
本発明のインクは、非常に吐出安定性が優れており、ラインヘッドタイプの記録装置を用いて画像形成する場合に、特に有効である。
図2は、インクジェット記録装置の要部構成の他の一例を示す上面図である。
図2で示したインクジェット記録装置は、ラインヘッド方式と呼ばれており、ヘッドキャリッジ2に、各色のインクジェット記録ヘッド3を、記録材料Pの全幅をカバーするようにして、複数個、固定配置されている。
一方、ヘッドキャリッジ2の下流側には、同じく記録材料Pの全幅をカバーするようにして、インク印字面全域をカバーするように配置されている照射手段4が設けられている。照明手段4に用いられる紫外線ランプは、図1に記載したのと同様のものを用いることができる。
このラインヘッド方式では、ヘッドキャリッジ2及び照射手段4は固定され、記録材料Pのみが、搬送されて、インク出射及び硬化を行って画像形成を行う。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。なお、実施例において「部」あるいは「%」の表示は、特に断りがない限り「質量部」あるいは「質量%」を表す。
実施例1
《分散液の調製》
以下の各添加剤を用いて、顔料1〜5の各分散液を調製した。
以下に示す2種の化合物をステンレスビーカーに入れ、65℃ホットプレート上で加熱しながら1時間かけて加熱、撹拌して溶解した。
PB822(味の素ファインテクノ社製分散剤) 9部
OXT−221(東亞合成社製) 71部
室温まで冷却した後、この溶液に下記顔料を20部加えて、直径0.5mmのジルコニアビーズ200gと共にガラス瓶に入れ密栓し、ペイントシェーカーにて下記時間分散処理した後、ジルコニアビーズを除去した。
顔料1:Pigment Black 7(三菱化学社製、#52) 10時間
顔料2:Pigment Blue 15:4(大日精化社製、ブルーNo.32)
9時間
顔料3:Pigment Yellow 150(LANXESS社製、E4GN−GT CH20015) 8時間
顔料4:Pigment Red 122(大日精化社製、CFR−321)
10時間
顔料5:酸化チタン(アナターゼ型:粒径0.2μm) 10時間
《インク及びインクセットの調製》
表1〜7に記載の各添加剤を用いて、15℃、20%RHの条件下でインクを調製し、ADVATEC社製テフロン(登録商標)3μmメンブランフィルターで濾過を行った。その後、表8に示す含水量になるように(カールフィッシャー法で含水率を測定しながら)純水をインク中に添加し、ガラス容器に密閉保存した。各インク粘度は表8に示す通りである。この様にして、K、C、M、Y、Wインクから構成されるインクセット1〜7を調製した。
表1〜表7に略称で記載した各添加剤の詳細を、以下に示す。
(インク種類)
K:濃ブラックインク
C:濃シアンインク
M:濃マゼンタインク
Y:濃イエローインク
W:ホワイト
(重合性化合物)
〈*E:エポシキ化合物〉
S2021P:セロキザイド2021P(脂環式エポキシ化合物、二官能、ダイセル化学工業社製)
S3000:セロキザイド3000(脂環式エポキシ化合物、二官能、ダイセル化学工業社製)
AOEX68:単官能エポキシ化合物(ダイセル化学工業社製)
〈*OX:オキセタン化合物〉
OXT−101:単官能オキセタン化合物、東亞合成社製
OXT−121:二官能オキセタン化合物、東亞合成社製
OXT−211:単官能オキセタン化合物、東亞合成社製
OXT−212:単官能オキセタン化合物、東亞合成社製
OXT−221:二官能オキセタン化合物、東亞合成社製
RSOX:二官能オキセタン化合物、東亞合成社製
〈*VE:ビニルエーテル化合物〉
CHVE:ビニルエーテル化合物、アイエスピー・ジャパン社製
DVE−3:ビニルエーテル化合物、アイエスピー・ジャパン社製
〔塩基性化合物〕
化合物1:N−エチルジアタノールアミン
化合物2:トリイソプロパノールアミン
〔変性シリコーンオイル〕
X−22−4272:信越シリコーン社製
EFKA−3236:EFKA社製
EFKA−3239:EFKA社製
SH230:東レ・ダウコーニング社製
〔光開始剤〕
UVI6992:UVI6992(ダウケミカル社製)
UVI6976:UVI6976(プロピレンカーボネート50%溶液 ダウケミカル社製)
DTS−102:みどり化学社製
E1187:ESACURE1187(日本シーベルヘグナー社製)
〔相溶化剤〕
PC:プロピレンカーボネート(丸善油化社製)
〔アントラセン誘導体〕
DBA:DBA(9,10−ジブトキシアントラセン、川崎化成社製、比較例品)
上記調製した各インクの25℃における粘度及び含水率を下記の方法に従って測定し、得られた結果を、表8に示す。
粘度測定:25℃に調温した各インクの粘度を、山一電気社製のVISCO MATE MODEL VM−1Aを用いて測定し、インクセットを構成する各インクの粘度範囲を求めた。
含水率の測定:カールフィッシャー水分測定装置CA−05(三菱化学(株)製)を用いて、各インクの含水率を測定し、その平均含水率を求めた。
《インクジェット画像形成》
〔インクの前処理〕
密閉保存したインクセット1〜7を、−20℃で1ヶ月間保存したものと、50℃で1ヶ月間保存したもとを準備し、下記の画像形成を行った。
〔インクジェット画像形成〕
ピエゾ型インクジェットノズルを備えた図1に記載の構成からなるインクジェット記録装置に、上記調製した各インクセット1〜4を装填し、表9に記載の巾600mm、長さ500mの長尺のポリエチレンテレフタレートフィルム上へ、下記の画像記録を連続して行った。画像データとしては「高精細カラーデジタル標準画像データ『N5・自転車』(財団法人 日本規格協会 1995年12月発行)」を用いた。インク供給系は、インクタンク、供給パイプ、ヘッド直前の前室インクタンク、フィルター付き配管、ピエゾヘッドからなり、前室タンクからヘッド部分まで断熱して50℃の加温を行った。ピエゾヘッドは、2〜15plのマルチサイズドットを720×720dpiの解像度で吐出できるよう駆動して、各インクを連続吐出した。着弾した後、キャリッジ両脇のランプユニットにより瞬時(着弾後2秒未満)に硬化される。記録後、トータルインク膜厚を測定したところ、2.3〜20μmの範囲であった。本発明でいうdpiとは、2.54cm当たりのドット数を表す。なお、インクジェット画像の形成は、上記方法に従って、10℃、20%RHの低温低湿環境下、27℃、80%RHの高温高湿環境下でそれぞれ行った。
また、全く同様に、図2に記載のラインヘッド記録方式のインクジェット記録装置を用い、また、記録材料搬送方向下流に線光源を配置し着弾後瞬時に硬化できるようにし、インクセット5〜7を用いて、同様の画像を形成した。
なお、表9に記載の各項目の詳細は、以下の通りである。
保存なし:調液後すぐ評価
PET:polyethylene terephthalate
高圧水銀ランプVZero085:(INTEGRATION TECHNOLOGY
製)
120W/cmメタルハライドランプ:(日本電池製 MAL 400NL)
※1:記録材料搬送方向下流に線光源照射
※2:UVPF−A1:(岩崎電気社製)
《インクジェット記録画像の評価》
上記画像形成方法で記録した各画像について、1m、100m出力時に下記の各評価を行い、安定に画像を形成できるかを評価した。
(記録ヘッドノズル欠)
Y,M、C,K各色インクのベタ部の部分を目視評価し、吐出不良がないか確認し下記の基準に則り評価を行った。
○:ノズル欠が(筋)が1個もない
△:ノズル欠が(筋)が1〜2本程度見られる。
×:ノズル欠(筋)が複数見られ、使えないレベル
(文字品質)
Y、M、C、K各色インクを用いて、目標濃度で6ポイントMS明朝体文字を印字し、文字のガサツキをルーペで拡大評価し、下記の基準に則り文字品質の評価を行った。
◎:ガサツキなし
○:僅かにガサツキが見える
△:ガサツキが見えるが、文字として判別でき、ギリギリ使えるレベル
×:ガサツキがひどく、文字がかすれていて使えないレベル
(色混じり(色滲み))
720dpiで、Y、M、C、K各色1ドットが隣り合うように印字し、隣り合う各色ドットをルーペで拡大し、滲み具合を目視観察し、下記の基準に則り色混じりの評価を行った。
◎:隣り合うドット形状が真円を保ち、滲みがない
○:隣り合うドット形状はほぼ真円を保ち、ほとんど滲みがない
△:隣り合うドットが少し滲んでいてドット形状が少しくずれているが、ギリギリ使えるレベル
×:隣り合うドットが滲んで混じりあっており、使えないレベル
以上により得られた各評価結果を、表10に示す。
表10から明らかなように、本発明の構成は、安定に高精細な画像を形成することができることがわかる。
本発明により、冷時保存後及びまたは高温保存後でも様々な印字環境下において、文字品質に優れ、色混じりの発生がなく、高精細な画像を非常に安定に記録することができる活性光線硬化型インクジェットインク組成物、とそれを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置を提供できることがわかる。

Claims (14)

  1. 顔料、光開始剤、重合性化合物及び下記一般式(1)で表される化合物を含有することを特徴とする活性光線硬化型インクジェットインク組成物。

    〔式中、R、Rは、各々水素原子または炭素数5乃至12のアルコキシ基を表す。ただし、R1、R2の少なくとも一方は、炭素数5乃至12のアルコキシ基を表す。R3、R4、R5およびR6は、各々水素原子、炭素数4〜8のアルキル基、アルキルスルホニル基、またはアルコキシ基を表す。ただし、R3、R4、R5およびR6の少なくとも一つは、炭素数4〜8のアルキル基、アルキルスルホニル基またはアルコキシ基を表し、かつ、アントラセン環との結合部位に第2級又は第3級の炭素原子を有する。〕
  2. カールフィッシャー測定による含水率が、0.6質量%以上、3.0質量%以下であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
  3. 前記光開始剤が、スルホニウム塩であることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
  4. 前記重合性化合物として、オキシラン基を有する化合物を含有することを特徴とする請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
  5. 前記重合性化合物として、オキセタン化合物を含有することを特徴とする請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
  6. 変性シリコーンオイルを含有することを特徴とする請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
  7. 前記変性シリコーンオイルが、ポリシロキサンの側鎖に有機基を導入した変性シリコーンオイルであり、かつ、HLB値が10以上、30以下であることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第6項のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
  8. 前記変性シリコーンオイルが、ポリシロキサンの両末端に有機基を導入した変性シリコーンオイルであり、かつ、HLB値が5以上、10以下であることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第6項のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
  9. 25℃における粘度が、7mPa・s以上、100mPa・s以下であることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第8項のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物。
  10. 請求の範囲第1項乃至第9項のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物を、インクジェット記録ヘッドより、記録材料上に噴射し、該記録材料上に印刷を行う画像形成方法であって、該活性光線硬化型インクジェットインクが、該記録材料上に着弾した後、0.001秒以上、2.0秒以下の間に活性光線を照射することを特徴とする画像形成方法。
  11. 請求の範囲第1項乃至第9項のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物を、インクジェット記録ヘッドより、記録材料上に噴射して該記録材料上に印刷を行う画像形成方法であって、該活性光線硬化型インクジェットインクが該記録材料上に着弾し、活性光線を照射して硬化した後の総インク膜厚が、2μm以上、20μm以下であることを特徴とする画像形成方法。
  12. 請求の範囲第1項乃至第9項のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物を、インクジェット記録ヘッドより、記録材料上に噴射して該記録材料上に印刷を行う画像形成方法であって、該インクジェット記録ヘッドの各ノズルより吐出するインク液滴量が、2pl以上、15pl以下であることを特徴とする画像形成方法。
  13. 請求の範囲第1項乃至第9項のいずれか1項に記載の活性光線硬化型インクジェットインク組成物を、インクジェット記録ヘッドより、記録材料上に噴射して該記録材料上に印刷を行う画像形成方法であって、該インクジェット記録ヘッドが、ラインヘッド方式であることを特徴とする画像形成方法。
  14. 請求の範囲第10項乃至第13項のいずれか1項に記載の画像形成方法に用いられるインクジェット記録装置であって、活性光線硬化型インクジェットインク及びインクジェット記録ヘッドを35℃以上、100℃以下に加熱した後、該インクジェット記録ヘッドより、該活性光線硬化型インクジェットインクを吐出することを特徴とするインクジェット記録装置。
JP2008522415A 2006-06-26 2007-06-14 活性光線硬化型インクジェットインク組成物、画像形成方法及びインクジェット記録装置 Pending JPWO2008001616A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006174916 2006-06-26
JP2006174916 2006-06-26
PCT/JP2007/061999 WO2008001616A1 (fr) 2006-06-26 2007-06-14 Composition d'encre pour jet d'encre durcissable par rayons actiniques, procédé de formation d'image et appareil d'impression à jet d'encre

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2008001616A1 true JPWO2008001616A1 (ja) 2009-11-26

Family

ID=38845384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008522415A Pending JPWO2008001616A1 (ja) 2006-06-26 2007-06-14 活性光線硬化型インクジェットインク組成物、画像形成方法及びインクジェット記録装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2008001616A1 (ja)
WO (1) WO2008001616A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011063652A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Toshiba Tec Corp 感光性インクおよびそれを用いた硬化物
JP2014181281A (ja) * 2013-03-19 2014-09-29 Dic Corp 活性エネルギー線硬化型インクジェット記録用インク組成物及びその製造方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11199681A (ja) * 1997-11-14 1999-07-27 Asahi Denka Kogyo Kk 光重合性組成物および硬化塗膜形成方法
JP2003348497A (ja) * 2002-05-30 2003-12-05 Fuji Photo Film Co Ltd 表示装置および撮像装置
JP3895340B2 (ja) * 2004-07-29 2007-03-22 東芝テック株式会社 インクジェットインク、印刷物、およびインクジェット印字方法
JP2006321917A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Fujifilm Holdings Corp インク組成物、インクジェット記録方法、印刷物、平版印刷版の製造方法及び平版印刷版
JP5211419B2 (ja) * 2005-07-29 2013-06-12 川崎化成工業株式会社 光重合開始剤、およびこれを含む光硬化性組成物
JP2007063419A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Fujifilm Corp インク組成物、インクジェット記録方法、印刷物、平版印刷版の製造方法、及び、平版印刷版

Also Published As

Publication number Publication date
WO2008001616A1 (fr) 2008-01-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4289099B2 (ja) 画像形成方法
JP4748063B2 (ja) 活性光線硬化型インクジェットインクセット、その画像形成方法及びインクジェット記録装置
JPWO2006027966A1 (ja) 活性光線硬化型インクジェットインク、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置
JPWO2008065840A1 (ja) 活性光線硬化型インク及び画像形成方法
JP4835004B2 (ja) 活性光線硬化型インクジェットインクセット、画像形成方法及びインクジェット記録装置
JPWO2005116151A1 (ja) 活性光線硬化型インクジェットインク、活性光線硬化型インクジェットインクの保存方法及び画像形成方法、インクジェット記録装置
JPWO2007088769A1 (ja) 活性光線硬化型インクジェットインク組成物、画像形成方法及びインクジェット記録装置
JP2006104452A (ja) 活性光線硬化型インクジェットインク、画像形成方法及びインクジェット記録装置
JP4366947B2 (ja) 活性光線硬化型インク組成物、及びそれを用いた画像形成方法
JP4539104B2 (ja) 活性光線硬化型インクを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置
JP2004323610A (ja) 活性光線硬化型インクジェットインク組成物、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置
JP2005105191A (ja) 活性光線硬化型インクジェットインク組成物とそれを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置
JP4289069B2 (ja) 活性光線硬化型組成物、活性光線硬化型インク、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置
JPWO2008001616A1 (ja) 活性光線硬化型インクジェットインク組成物、画像形成方法及びインクジェット記録装置
JP2004315565A (ja) 活性光線硬化型インクジェットインク組成物、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置
JP2004315685A (ja) 活性光線硬化型インクジェットインク組成物、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置
JP5007668B2 (ja) 活性光線硬化型組成物、活性光線硬化型インクジェットインク、画像形成方法及びインクジェット記録装置
JP2004307613A (ja) 活性光線硬化型インク組成物、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置
JP2006312682A (ja) 活性光線硬化型組成物、活性光線硬化型インク、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置
JPWO2007080725A1 (ja) インクとそれを用いた画像形成方法
JP2006213883A (ja) 活性光線硬化型インクジェットインク、画像形成方法及びインクジェット記録装置
JP4556435B2 (ja) 活性光線硬化型インクジェットインク組成物、活性光線硬化型インクジェットインクセット及びそれを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置
JP2005255766A (ja) 活性光線硬化型インクジェットインク
JP2005320508A (ja) 活性光線硬化型インク組成物、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置
JP4581401B2 (ja) 活性光線硬化型インクジェットインク組成物、活性光線硬化型インクジェットインクセットと、それを用いた画像形成方法及びインクジェット記録装置