JPWO2007105665A1 - ビスインデニルアルカン類の製造法 - Google Patents
ビスインデニルアルカン類の製造法 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2007105665A1 JPWO2007105665A1 JP2008505126A JP2008505126A JPWO2007105665A1 JP WO2007105665 A1 JPWO2007105665 A1 JP WO2007105665A1 JP 2008505126 A JP2008505126 A JP 2008505126A JP 2008505126 A JP2008505126 A JP 2008505126A JP WO2007105665 A1 JPWO2007105665 A1 JP WO2007105665A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- indenyl
- bis
- butyl
- reaction
- ethane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C13/00—Cyclic hydrocarbons containing rings other than, or in addition to, six-membered aromatic rings
- C07C13/28—Polycyclic hydrocarbons or acyclic hydrocarbon derivatives thereof
- C07C13/32—Polycyclic hydrocarbons or acyclic hydrocarbon derivatives thereof with condensed rings
- C07C13/45—Polycyclic hydrocarbons or acyclic hydrocarbon derivatives thereof with condensed rings with a bicyclo ring system containing nine carbon atoms
- C07C13/465—Indenes; Completely or partially hydrogenated indenes
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
Description
本発明は、ビスインデニルアルカン類の製造法に関する。
1,2−ビス(3−インデニル)エタンに代表されるビスインデニルアルカン類はオレフィン重合用メタロセン触媒の原料として有用である。従来、かかるビスインデニルアルカン類の製造法としては、インデン類をアルキルリチウムと反応させて得られるリチオ化されたインデン類に二置換アルカンを加えながら、リチオ化されたインデン類を二置換アルカンと反応させて製造する方法が知られている(Organometallics,10,1501(1991)参照。)。しかしながらこの従来法では、ビスインデニルアルカン類の収率は低いものである。例えば、溶媒中、−78℃でインデンをブチルリチウムと反応させて得られるリチオ化されたインデンの溶液に、1,2−ジブロモエタンを加えながら反応させて、収率54%と低い収率で1,2−ビス(3−インデニル)エタンを得ている。
本発明は、従来法に比べて、高収率でビスインデニルアルカン類を製造できる方法を提供するものである。
本発明者がかかる課題を解決するために鋭意検討したところ、従来法である二置換アルカンをリチオ化されたインデン類に加えながら両者を反応させる方法では、この反応が十分に進行せずに、インデン類が多く副生することを知見として得た。そこで、さらに検討を進めた結果、驚くべきことに少なくともリチオ化されたインデン類を反応系に供給しながら反応させると、従来法よりも効果的にリチオ化されたインデン類を二置換アルカンと反応させることができ、より高い収率でビスインデニルアルカン類を製造できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、以下の[1]〜[6]を提供するものである。
[1] 式(1):
(式中、R1〜R4は同じであっても異なっていてもよく、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基又はアリール基を示す。)で表されるリチオ化されたインデン類(以下、リチオインデン類という。)を式(2):
X1−R5−X2 (2)
(式中、R5はメチレン基、炭素数2〜4のアルキレン基を示し、X1及びX2は同じであっても異なっていてもよく、脱離基を示す。)で表される二置換アルカンと反応させて式(3):
(式中、R1〜R5は前記と同じ。)で表されるビスインデニルアルカン類を製造する際に、少なくともリチオインデン類を反応系に供給しながら反応させることを特徴とするビスインデニルアルカン類の製造法。
[2] リチオインデン類を式(2)で表される二置換アルカンに供給しながら反応させることを特徴とする請求項1記載の製造法。
[3] リチオインデン類及び式(2)で表される二置換アルカンを連続的に反応器に供給しながら反応を行い、供給速度に応じて反応液を適宜抜き出すことを特徴とする請求項1記載の製造法。
[4] 反応終了後、反応液を熟成することを特徴とする請求項1記載の製造法。
[5] 反応終了後、反応液を熟成することを特徴とする請求項2記載の製造法。
[6] 反応終了後、反応液を熟成することを特徴とする請求項3記載の製造法。
以下、本発明を詳細に説明する。
式(1)及び式(3)中、R1〜R4で示される炭素数1〜4のアルキル基としては、直鎖又は分枝鎖状の炭素数1〜4のアルキル基が挙げられ、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基又はtert−ブチル基である。アリール基としては、上述の炭素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよいアリール基が挙げられ、具体的には例えば、フェニル基、o−トリル基、m−トリル基、p−トリル基、2,3−キシリル基、2,4−キシリル基、2,5−キシリル基、2,6−キシリル基、3,4−キシリル基、3,5−キシリル基等が挙げられる。
式(2)及び式(3)中、R5で示される炭素数2〜4のアルキレン基としては、直鎖又は分枝鎖状の炭素数2〜4のアルキレン鎖が挙げられ、具体的には、例えばエチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、1−メチル−トリメチレン基、2−メチル−トリメチレン基等が挙げられる。中でも好ましくはエチレン基である。
式(2)中、脱離基としてはクロロ基、ブロモ基、ヨード基等のハロゲノ基、メシレート基、トシレート基及びトリフレート基が挙げられ、好ましくはハロゲノ基である。
リチオインデン類の具体例としては、例えばインデニルリチウム、1−メチルインデニルリチウム、2−メチルインデニルリチウム、4−メチルインデニルリチウム、5−メチルインデニルリチウム、6−メチルインデニルリチウム、7−メチルインデニルリチウム、1−エチルインデニルリチウム、2−エチルインデニルリチウム、4−エチルインデニルリチウム、5−エチルインデニルリチウム、6−エチルインデニルリチウム、7−エチルインデニルリチウム、1−プロピルインデニルリチウム、2−プロピルインデニルリチウム、4−プロピルインデニルリチウム、5−プロピルインデニルリチウム、6−プロピルインデニルリチウム、7−プロピルインデニルリチウム、1−ブチルインデニルリチウム、2−ブチルインデニルリチウム、4−ブチルインデニルリチウム、5−ブチルインデニルリチウム、6−ブチルインデニルリチウム、7−ブチルインデニルリチウム、1−イソプロピルインデニルリチウム、2−イソプロピルインデニルリチウム、4−イソプロピルインデニルリチウム、5−イソプロピルインデニルリチウム、6−イソプロピルインデニルリチウム、7−イソプロピルインデニルリチウム、1−イソブチルインデニルリチウム、2−イソブチルインデニルリチウム、4−イソブチルインデニルリチウム、5−イソブチルインデニルリチウム、6−イソブチルインデニルリチウム、7−イソブチルインデニルリチウム、1−sec−ブチルインデニルリチウム、2−sec−ブチルインデニルリチウム、4−sec−ブチルインデニルリチウム、5−sec−ブチルインデニルリチウム、6−sec−ブチルインデニルリチウム、7−sec−ブチルインデニルリチウム、1−tert−ブチルインデニルリチウム、2−tert−ブチルインデニルリチウム、4−tert−ブチルインデニルリチウム、5−tert−ブチルインデニルリチウム、6−tert−ブチルインデニルリチウム、7−tert−ブチルインデニルリチウム、1−フェニルインデニルリチウム、2−フェニルインデニルリチウム、4−フェニルインデニルリチウム、5−フェニルインデニルリチウム、6−フェニルインデニルリチウム、7−フェニルインデニルリチウム等が挙げられる。
リチオインデン類は、公知の方法に従って、式(4):
(式中、R1〜R4は前記と同じ。)で表されるインデン類を式(5):
R6−Li (5)
(式中、R6は炭素数1〜6のアルキル基を示す。)で表されるアルキルリチウムと反応させれば、製造できる。反応終了後に得られるリチオインデン類を含む反応液は、そのまま原料として用いることができる。
二置換アルカン(2)の具体例としては、例えばジクロロメタン、ジブロモメタン、ジヨードメタン、1,2−ジクロロエタン、1,2−ジブロモエタン、1,2−ジヨードエタン、1−クロロ−2−ブロモエタン、1−クロロ−2−ヨードエタン、1−ブロモ−2−ヨードエタン、1,2−ジ(メタンスルホキシ)エタン、1,2−ジ(p−トルエンスルホキシ)エタン、1,2−ジ(トリフルオロメタンスルホキシ)エタン、1,3−ジクロロプロパン、1,3−ジブロモプロパン、1,3−ジヨードプロパン、1,3−ジ(メタンスルホキシ)プロパン、1,3−ジ(p−トルエンスルホキシ)プロパン、1,3−ジ(トリフルオロメタンスルホキシ)プロパン、1,3−ジクロロ−2−メチルプロパン、1,3−ジブロモ−2−メチルプロパン、1,3−ジヨード−2−メチルプロパン、1,3−ジ(メタンスルホキシ)−2−メチルプロパン、1,3−ジ(p−トルエンスルホキシ)−2−メチルプロパン、1,3−ジ(トリフルオロメタンスルホキシ)−2−メチルプロパン、1,4−ジクロロブタン、1,4−ジブロモブタン、1,4−ジヨードブタン、1,4−ジ(メタンスルホキシ)ブタン、1,4−ジ(p−トルエンスルホキシ)ブタン、1,4−ジ(トリフルオロメタンスルホキシ)ブタン、1,3−ジクロロブタン、1,3−ジブロモブタン、1,3−ジヨードブタン、1,3−ジ(メタンスルホキシ)ブタン、1,3−ジ(p−トルエンスルホキシ)ブタン、1,3−ジ(トリフルオロメタンスルホキシ)ブタン等が挙げられる。
ビスインデニルアルカン類(3)の具体例としては、例えばビス(3−インデニル)メタン、ビス[3−(1−メチル)インデニル]メタン、ビス[3−(2−メチル)インデニル]メタン、ビス[3−(4−メチル)インデニル]メタン、ビス[3−(5−メチル)インデニル]メタン、ビス[3−(6−メチル)インデニル]メタン、ビス[3−(7−メチル)インデニル]メタン、ビス[3−(1−エチル)インデニル]メタン、ビス[3−(2−エチル)インデニル]メタン、ビス[3−(4−エチル)インデニル]メタン、ビス[3−(5−エチル)インデニル]メタン、ビス[3−(6−エチル)インデニル]メタン、ビス[3−(7−エチル)インデニル]メタン、ビス[3−(1−プロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(2−プロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(4−プロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(5−プロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(6−プロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(7−プロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(1−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(2−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(4−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(5−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(6−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(7−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(1−イソプロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(2−イソプロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(4−イソプロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(5−イソプロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(6−イソプロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(7−イソプロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(1−イソブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(2−イソブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(4−イソブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(5−イソブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(6−イソブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(7−イソブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(1−sec−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(2−sec−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(4−sec−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(5−sec−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(6−sec−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(7−sec−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(1−tert−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(2−tert−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(4−tert−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(5−tert−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(6−tert−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(7−tert−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(1−フェニル)インデニル]メタン、ビス[3−(2−フェニル)インデニル]メタン、ビス[3−(4−フェニル)インデニル]メタン、ビス[3−(5−フェニル)インデニル]メタン、ビス[3−(6−フェニル)インデニル]メタン、ビス[3−(7−フェニル)インデニル]メタン、1,2−ビス(3−インデニル)エタン、1,2−ビス[3−(1−メチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(2−メチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(4−メチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(5−メチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(6−メチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(7−メチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(1−エチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(2−エチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(4−エチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(5−エチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(6−エチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(7−エチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(1−プロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(2−プロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(4−プロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(5−プロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(6−プロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(7−プロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(1−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(2−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(4−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(5−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(6−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(7−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(1−イソプロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(2−イソプロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(4−イソプロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(5−イソプロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(6−イソプロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(7−イソプロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(1−イソブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(2−イソブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(4−イソブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(5−イソブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(6−イソブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(7−イソブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(1−sec−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(2−sec−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(4−sec−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(5−sec−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(6−sec−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(7−sec−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(1−tert−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(2−tert−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(4−tert−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(5−tert−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(6−tert−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(7−tert−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(1−フェニル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(2−フェニル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(4−フェニル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(5−フェニル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(6−フェニル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(7−フェニル)インデニル]エタン、1,3−ビス(3−インデニル)プロパン、1,3−ビス[3−(1−メチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(2−メチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(4−メチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(5−メチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(6−メチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(7−メチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(1−エチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(2−エチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(4−エチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(5−エチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(6−エチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(7−エチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(1−プロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(2−プロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(4−プロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(5−プロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(6−プロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(7−プロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(1−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(2−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(4−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(5−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(6−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(7−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(1−イソプロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(2−イソプロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(4−イソプロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(5−イソプロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(6−イソプロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(7−イソプロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(1−イソブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(2−イソブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(4−イソブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(5−イソブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(6−イソブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(7−イソブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(1−sec−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(2−sec−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(4−sec−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(5−sec−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(6−sec−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(7−sec−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(1−tert−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(2−tert−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(4−tert−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(5−tert−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(6−tert−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(7−tert−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(1−フェニル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(2−フェニル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(4−フェニル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(5−フェニル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(6−フェニル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(7−フェニル)インデニル]プロパン、1,3−ビス(3−インデニル)−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(1−メチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(2−メチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(4−メチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(5−メチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(6−メチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(7−メチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(1−エチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(2−エチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(4−エチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(5−エチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(6−エチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(7−エチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(1−プロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(2−プロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(4−プロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(5−プロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(6−プロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(7−プロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(1−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(2−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−
(4−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(5−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(6−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(7−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(1−イソプロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(2−イソプロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(4−イソプロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(5−イソプロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(6−イソプロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(7−イソプロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(1−イソブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(2−イソブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(4−イソブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(5−イソブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(6−イソブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(7−イソブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(1−sec−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(2−sec−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(4−sec−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(5−sec−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(6−sec−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(7−sec−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(1−tert−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(2−tert−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(4−tert−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(5−tert−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(6−tert−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(7−tert−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(1−フェニル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(2−フェニル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(4−フェニル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(5−フェニル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(6−フェニル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(7−フェニル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,4−ビス(3−インデニル)ブタン、1,3−ビス(3−インデニル)ブタン等が挙げられる。
少なくともリチオインデン類を反応系に供給しながら反応させる方法としては次のようなものが挙げられ、
1)使用する二置換アルカン(2)の全量に、リチオインデン類を連続的又は間欠的に供給しながら、必要に応じて溶媒中で、反応を行う方法、
2)使用する二置換アルカンの一部の量に、リチオインデン類及び残量の二置換アルカン(2)を連続的又は間欠的に供給しながら、必要に応じて溶媒中で、反応を行う方法、
3)リチオインデン類及び二置換アルカン(2)を連続的又は間欠的に溶媒に供給しながら反応を行う方法、
4)リチオインデン類及び二置換アルカン(2)を連続的に反応器に供給しながら反応を行い、供給速度に応じて反応液を適宜抜き出すことにより、連続式に行う方法、
これらの中でも、1)および4)の方法が好ましい。
リチオインデン類及び二置換アルカン(2)の両者を供給する場合、その供給は、通常、両者の供給開始時及び供給終了時を同じとし、それぞれの供給速度を一定として連続的に行われるが、必要に応じて、両者の供給開始時及び/又は供給終了時をずらしてもよいし、両者或いはいずれかの供給速度を変化させてもよい。また、リチオインデン類及び二置換アルカン(2)は溶媒に溶解させて供給するのが好ましい。
リチオインデン類の使用量は二置換アルカン(2)1モルに対して、通常2.0モル以上、好ましくは2.1〜5.0モル、特に好ましくは2.1〜3.0モルである。
反応及び原料の溶解に用いることができる溶媒としては、例えばジエチルエーテル、ジブチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂肪族又は脂環式炭化水素系溶媒等が挙げられ、好ましくはエーテル系溶媒であり、特に好ましくはテトラヒドロフランである。これらは単独で使用してもよいし、2種以上を混合して使用してもよい。溶媒を反応溶媒として使用するときの量は、二置換アルカン(2)1重量部に対して、通常100重量部以下、好ましくは50重量部以下、特に好ましくは15重量部以下である。
リチオインデン類及び二置換アルカン(2)を溶媒に溶解させて供給する場合、溶媒、温度、比重によって変わるが通常0.01〜20mmol/mlである。
反応温度は、通常−78℃〜50℃、好ましくは−20℃〜30℃である。
1)から3)の方法における反応時間即ち原料の供給時間については、使用する原料、その量、反応温度などによって変わるが、通常1〜48時間、好ましくは2〜30時間である。4)の方法における反応時間即ち滞留時間は、使用する原料、その量、反応温度などによって変わるが、通常0.01分〜48時間、好ましくは0.1分〜24時間である。
反応装置は槽型、塔型等一般に用いられるものが使用され、特に限定されない。通常、例えば、塔型流通反応装置や槽型流通反応装置、また槽型回分式反応装置等が使用できる。
本発明の製造法により製造されるインデニルアルカン類(3)には、互変異性体が存在する場合もあり,上記化合物は互変異性体を包含するものである。反応終了後に得られる反応液に互変異性体が含まれているときには、互変異性体を熱力学的に安定なビスインデニルアルカン類(3)に転化するために熟成を行うのが好ましい。熟成は塩基の存在件下で行われ、リチオインデン類を理論量よりも過剰に使用したときには反応液をそのまま所定の温度、所定の時間撹拌すればよく、また理論量以下のリチオインデン類を使用したときには、反応液にブチルリチウム等の塩基を添加して所定の温度、所定の時間撹拌すればよい。熟成温度は通常−20℃〜50℃、好ましくは0℃〜50℃である。熟成時間は、温度等によって変わるが、通常1〜10時間、好ましくは3〜8時間である。熟成後、所望の単離精製手段、例えば抽出、濃縮、蒸留、再結晶、カラムクロマトグラフィー等を行えば、ビスインデニルアルカン類(3)を単離することができる。
本発明者がかかる課題を解決するために鋭意検討したところ、従来法である二置換アルカンをリチオ化されたインデン類に加えながら両者を反応させる方法では、この反応が十分に進行せずに、インデン類が多く副生することを知見として得た。そこで、さらに検討を進めた結果、驚くべきことに少なくともリチオ化されたインデン類を反応系に供給しながら反応させると、従来法よりも効果的にリチオ化されたインデン類を二置換アルカンと反応させることができ、より高い収率でビスインデニルアルカン類を製造できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、以下の[1]〜[6]を提供するものである。
[1] 式(1):
(式中、R1〜R4は同じであっても異なっていてもよく、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基又はアリール基を示す。)で表されるリチオ化されたインデン類(以下、リチオインデン類という。)を式(2):
X1−R5−X2 (2)
(式中、R5はメチレン基、炭素数2〜4のアルキレン基を示し、X1及びX2は同じであっても異なっていてもよく、脱離基を示す。)で表される二置換アルカンと反応させて式(3):
(式中、R1〜R5は前記と同じ。)で表されるビスインデニルアルカン類を製造する際に、少なくともリチオインデン類を反応系に供給しながら反応させることを特徴とするビスインデニルアルカン類の製造法。
[2] リチオインデン類を式(2)で表される二置換アルカンに供給しながら反応させることを特徴とする請求項1記載の製造法。
[3] リチオインデン類及び式(2)で表される二置換アルカンを連続的に反応器に供給しながら反応を行い、供給速度に応じて反応液を適宜抜き出すことを特徴とする請求項1記載の製造法。
[4] 反応終了後、反応液を熟成することを特徴とする請求項1記載の製造法。
[5] 反応終了後、反応液を熟成することを特徴とする請求項2記載の製造法。
[6] 反応終了後、反応液を熟成することを特徴とする請求項3記載の製造法。
以下、本発明を詳細に説明する。
式(1)及び式(3)中、R1〜R4で示される炭素数1〜4のアルキル基としては、直鎖又は分枝鎖状の炭素数1〜4のアルキル基が挙げられ、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基又はtert−ブチル基である。アリール基としては、上述の炭素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよいアリール基が挙げられ、具体的には例えば、フェニル基、o−トリル基、m−トリル基、p−トリル基、2,3−キシリル基、2,4−キシリル基、2,5−キシリル基、2,6−キシリル基、3,4−キシリル基、3,5−キシリル基等が挙げられる。
式(2)及び式(3)中、R5で示される炭素数2〜4のアルキレン基としては、直鎖又は分枝鎖状の炭素数2〜4のアルキレン鎖が挙げられ、具体的には、例えばエチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、1−メチル−トリメチレン基、2−メチル−トリメチレン基等が挙げられる。中でも好ましくはエチレン基である。
式(2)中、脱離基としてはクロロ基、ブロモ基、ヨード基等のハロゲノ基、メシレート基、トシレート基及びトリフレート基が挙げられ、好ましくはハロゲノ基である。
リチオインデン類の具体例としては、例えばインデニルリチウム、1−メチルインデニルリチウム、2−メチルインデニルリチウム、4−メチルインデニルリチウム、5−メチルインデニルリチウム、6−メチルインデニルリチウム、7−メチルインデニルリチウム、1−エチルインデニルリチウム、2−エチルインデニルリチウム、4−エチルインデニルリチウム、5−エチルインデニルリチウム、6−エチルインデニルリチウム、7−エチルインデニルリチウム、1−プロピルインデニルリチウム、2−プロピルインデニルリチウム、4−プロピルインデニルリチウム、5−プロピルインデニルリチウム、6−プロピルインデニルリチウム、7−プロピルインデニルリチウム、1−ブチルインデニルリチウム、2−ブチルインデニルリチウム、4−ブチルインデニルリチウム、5−ブチルインデニルリチウム、6−ブチルインデニルリチウム、7−ブチルインデニルリチウム、1−イソプロピルインデニルリチウム、2−イソプロピルインデニルリチウム、4−イソプロピルインデニルリチウム、5−イソプロピルインデニルリチウム、6−イソプロピルインデニルリチウム、7−イソプロピルインデニルリチウム、1−イソブチルインデニルリチウム、2−イソブチルインデニルリチウム、4−イソブチルインデニルリチウム、5−イソブチルインデニルリチウム、6−イソブチルインデニルリチウム、7−イソブチルインデニルリチウム、1−sec−ブチルインデニルリチウム、2−sec−ブチルインデニルリチウム、4−sec−ブチルインデニルリチウム、5−sec−ブチルインデニルリチウム、6−sec−ブチルインデニルリチウム、7−sec−ブチルインデニルリチウム、1−tert−ブチルインデニルリチウム、2−tert−ブチルインデニルリチウム、4−tert−ブチルインデニルリチウム、5−tert−ブチルインデニルリチウム、6−tert−ブチルインデニルリチウム、7−tert−ブチルインデニルリチウム、1−フェニルインデニルリチウム、2−フェニルインデニルリチウム、4−フェニルインデニルリチウム、5−フェニルインデニルリチウム、6−フェニルインデニルリチウム、7−フェニルインデニルリチウム等が挙げられる。
リチオインデン類は、公知の方法に従って、式(4):
(式中、R1〜R4は前記と同じ。)で表されるインデン類を式(5):
R6−Li (5)
(式中、R6は炭素数1〜6のアルキル基を示す。)で表されるアルキルリチウムと反応させれば、製造できる。反応終了後に得られるリチオインデン類を含む反応液は、そのまま原料として用いることができる。
二置換アルカン(2)の具体例としては、例えばジクロロメタン、ジブロモメタン、ジヨードメタン、1,2−ジクロロエタン、1,2−ジブロモエタン、1,2−ジヨードエタン、1−クロロ−2−ブロモエタン、1−クロロ−2−ヨードエタン、1−ブロモ−2−ヨードエタン、1,2−ジ(メタンスルホキシ)エタン、1,2−ジ(p−トルエンスルホキシ)エタン、1,2−ジ(トリフルオロメタンスルホキシ)エタン、1,3−ジクロロプロパン、1,3−ジブロモプロパン、1,3−ジヨードプロパン、1,3−ジ(メタンスルホキシ)プロパン、1,3−ジ(p−トルエンスルホキシ)プロパン、1,3−ジ(トリフルオロメタンスルホキシ)プロパン、1,3−ジクロロ−2−メチルプロパン、1,3−ジブロモ−2−メチルプロパン、1,3−ジヨード−2−メチルプロパン、1,3−ジ(メタンスルホキシ)−2−メチルプロパン、1,3−ジ(p−トルエンスルホキシ)−2−メチルプロパン、1,3−ジ(トリフルオロメタンスルホキシ)−2−メチルプロパン、1,4−ジクロロブタン、1,4−ジブロモブタン、1,4−ジヨードブタン、1,4−ジ(メタンスルホキシ)ブタン、1,4−ジ(p−トルエンスルホキシ)ブタン、1,4−ジ(トリフルオロメタンスルホキシ)ブタン、1,3−ジクロロブタン、1,3−ジブロモブタン、1,3−ジヨードブタン、1,3−ジ(メタンスルホキシ)ブタン、1,3−ジ(p−トルエンスルホキシ)ブタン、1,3−ジ(トリフルオロメタンスルホキシ)ブタン等が挙げられる。
ビスインデニルアルカン類(3)の具体例としては、例えばビス(3−インデニル)メタン、ビス[3−(1−メチル)インデニル]メタン、ビス[3−(2−メチル)インデニル]メタン、ビス[3−(4−メチル)インデニル]メタン、ビス[3−(5−メチル)インデニル]メタン、ビス[3−(6−メチル)インデニル]メタン、ビス[3−(7−メチル)インデニル]メタン、ビス[3−(1−エチル)インデニル]メタン、ビス[3−(2−エチル)インデニル]メタン、ビス[3−(4−エチル)インデニル]メタン、ビス[3−(5−エチル)インデニル]メタン、ビス[3−(6−エチル)インデニル]メタン、ビス[3−(7−エチル)インデニル]メタン、ビス[3−(1−プロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(2−プロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(4−プロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(5−プロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(6−プロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(7−プロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(1−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(2−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(4−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(5−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(6−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(7−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(1−イソプロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(2−イソプロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(4−イソプロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(5−イソプロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(6−イソプロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(7−イソプロピル)インデニル]メタン、ビス[3−(1−イソブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(2−イソブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(4−イソブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(5−イソブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(6−イソブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(7−イソブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(1−sec−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(2−sec−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(4−sec−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(5−sec−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(6−sec−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(7−sec−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(1−tert−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(2−tert−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(4−tert−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(5−tert−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(6−tert−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(7−tert−ブチル)インデニル]メタン、ビス[3−(1−フェニル)インデニル]メタン、ビス[3−(2−フェニル)インデニル]メタン、ビス[3−(4−フェニル)インデニル]メタン、ビス[3−(5−フェニル)インデニル]メタン、ビス[3−(6−フェニル)インデニル]メタン、ビス[3−(7−フェニル)インデニル]メタン、1,2−ビス(3−インデニル)エタン、1,2−ビス[3−(1−メチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(2−メチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(4−メチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(5−メチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(6−メチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(7−メチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(1−エチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(2−エチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(4−エチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(5−エチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(6−エチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(7−エチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(1−プロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(2−プロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(4−プロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(5−プロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(6−プロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(7−プロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(1−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(2−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(4−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(5−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(6−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(7−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(1−イソプロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(2−イソプロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(4−イソプロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(5−イソプロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(6−イソプロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(7−イソプロピル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(1−イソブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(2−イソブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(4−イソブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(5−イソブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(6−イソブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(7−イソブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(1−sec−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(2−sec−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(4−sec−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(5−sec−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(6−sec−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(7−sec−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(1−tert−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(2−tert−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(4−tert−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(5−tert−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(6−tert−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(7−tert−ブチル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(1−フェニル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(2−フェニル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(4−フェニル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(5−フェニル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(6−フェニル)インデニル]エタン、1,2−ビス[3−(7−フェニル)インデニル]エタン、1,3−ビス(3−インデニル)プロパン、1,3−ビス[3−(1−メチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(2−メチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(4−メチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(5−メチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(6−メチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(7−メチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(1−エチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(2−エチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(4−エチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(5−エチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(6−エチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(7−エチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(1−プロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(2−プロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(4−プロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(5−プロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(6−プロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(7−プロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(1−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(2−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(4−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(5−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(6−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(7−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(1−イソプロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(2−イソプロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(4−イソプロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(5−イソプロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(6−イソプロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(7−イソプロピル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(1−イソブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(2−イソブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(4−イソブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(5−イソブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(6−イソブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(7−イソブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(1−sec−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(2−sec−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(4−sec−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(5−sec−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(6−sec−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(7−sec−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(1−tert−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(2−tert−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(4−tert−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(5−tert−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(6−tert−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(7−tert−ブチル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(1−フェニル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(2−フェニル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(4−フェニル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(5−フェニル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(6−フェニル)インデニル]プロパン、1,3−ビス[3−(7−フェニル)インデニル]プロパン、1,3−ビス(3−インデニル)−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(1−メチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(2−メチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(4−メチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(5−メチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(6−メチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(7−メチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(1−エチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(2−エチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(4−エチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(5−エチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(6−エチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(7−エチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(1−プロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(2−プロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(4−プロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(5−プロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(6−プロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(7−プロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(1−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(2−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−
(4−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(5−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(6−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(7−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(1−イソプロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(2−イソプロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(4−イソプロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(5−イソプロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(6−イソプロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(7−イソプロピル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(1−イソブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(2−イソブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(4−イソブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(5−イソブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(6−イソブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(7−イソブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(1−sec−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(2−sec−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(4−sec−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(5−sec−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(6−sec−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(7−sec−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(1−tert−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(2−tert−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(4−tert−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(5−tert−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(6−tert−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(7−tert−ブチル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(1−フェニル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(2−フェニル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(4−フェニル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(5−フェニル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(6−フェニル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,3−ビス[3−(7−フェニル)インデニル]−2−メチルプロパン、1,4−ビス(3−インデニル)ブタン、1,3−ビス(3−インデニル)ブタン等が挙げられる。
少なくともリチオインデン類を反応系に供給しながら反応させる方法としては次のようなものが挙げられ、
1)使用する二置換アルカン(2)の全量に、リチオインデン類を連続的又は間欠的に供給しながら、必要に応じて溶媒中で、反応を行う方法、
2)使用する二置換アルカンの一部の量に、リチオインデン類及び残量の二置換アルカン(2)を連続的又は間欠的に供給しながら、必要に応じて溶媒中で、反応を行う方法、
3)リチオインデン類及び二置換アルカン(2)を連続的又は間欠的に溶媒に供給しながら反応を行う方法、
4)リチオインデン類及び二置換アルカン(2)を連続的に反応器に供給しながら反応を行い、供給速度に応じて反応液を適宜抜き出すことにより、連続式に行う方法、
これらの中でも、1)および4)の方法が好ましい。
リチオインデン類及び二置換アルカン(2)の両者を供給する場合、その供給は、通常、両者の供給開始時及び供給終了時を同じとし、それぞれの供給速度を一定として連続的に行われるが、必要に応じて、両者の供給開始時及び/又は供給終了時をずらしてもよいし、両者或いはいずれかの供給速度を変化させてもよい。また、リチオインデン類及び二置換アルカン(2)は溶媒に溶解させて供給するのが好ましい。
リチオインデン類の使用量は二置換アルカン(2)1モルに対して、通常2.0モル以上、好ましくは2.1〜5.0モル、特に好ましくは2.1〜3.0モルである。
反応及び原料の溶解に用いることができる溶媒としては、例えばジエチルエーテル、ジブチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル系溶媒、ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂肪族又は脂環式炭化水素系溶媒等が挙げられ、好ましくはエーテル系溶媒であり、特に好ましくはテトラヒドロフランである。これらは単独で使用してもよいし、2種以上を混合して使用してもよい。溶媒を反応溶媒として使用するときの量は、二置換アルカン(2)1重量部に対して、通常100重量部以下、好ましくは50重量部以下、特に好ましくは15重量部以下である。
リチオインデン類及び二置換アルカン(2)を溶媒に溶解させて供給する場合、溶媒、温度、比重によって変わるが通常0.01〜20mmol/mlである。
反応温度は、通常−78℃〜50℃、好ましくは−20℃〜30℃である。
1)から3)の方法における反応時間即ち原料の供給時間については、使用する原料、その量、反応温度などによって変わるが、通常1〜48時間、好ましくは2〜30時間である。4)の方法における反応時間即ち滞留時間は、使用する原料、その量、反応温度などによって変わるが、通常0.01分〜48時間、好ましくは0.1分〜24時間である。
反応装置は槽型、塔型等一般に用いられるものが使用され、特に限定されない。通常、例えば、塔型流通反応装置や槽型流通反応装置、また槽型回分式反応装置等が使用できる。
本発明の製造法により製造されるインデニルアルカン類(3)には、互変異性体が存在する場合もあり,上記化合物は互変異性体を包含するものである。反応終了後に得られる反応液に互変異性体が含まれているときには、互変異性体を熱力学的に安定なビスインデニルアルカン類(3)に転化するために熟成を行うのが好ましい。熟成は塩基の存在件下で行われ、リチオインデン類を理論量よりも過剰に使用したときには反応液をそのまま所定の温度、所定の時間撹拌すればよく、また理論量以下のリチオインデン類を使用したときには、反応液にブチルリチウム等の塩基を添加して所定の温度、所定の時間撹拌すればよい。熟成温度は通常−20℃〜50℃、好ましくは0℃〜50℃である。熟成時間は、温度等によって変わるが、通常1〜10時間、好ましくは3〜8時間である。熟成後、所望の単離精製手段、例えば抽出、濃縮、蒸留、再結晶、カラムクロマトグラフィー等を行えば、ビスインデニルアルカン類(3)を単離することができる。
以下、実施例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、本発明が実施例により限定されるものでないことは言うまでもない。
実施例1
インデン100g(860mmol)をテトラヒドロフラン889gに溶解させ、0℃に冷却した。ブチルリチウムのヘキサン溶液540ml(濃度1.6mol/L、ブチルリチウム864mmol含有)を1時間かけて滴下し、0℃で1時間反応後、リチオインデンを含む反応液を得た。得られたリチオインデンを含む反応液を、0℃に冷却した1,2−ジブロモエタン74g(394mmol)のテトラヒドロフラン178g溶液に5時間かけて滴下しながら反応させ、反応終了後、0℃で1時間、20℃で4時間撹拌して熟成させた。熟成後に得られた反応液をガスクロマトグラフィー分析した結果、1,2−ビス(3−インデニル)エタン及びインデンが、それぞれ収率85%及び収率8.3%で生成していた。該反応液に500mlの飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて分液し、得られた有機層を減圧下で濃縮後、かかる濃縮残渣をヘキサンで再結晶して1,2−ビス(3−インデニル)エタン81g(収率79.5%)を得た。
比較例1
実施例1と同様にして得たリチオインデンを含む反応液に、1,2−ジブロモエタン74g(394mmol)を0℃で5時間かけて滴下しながら反応させ、その後0℃で1時間、20℃で4時間撹拌して熟成させた。得られた反応液をガスクロマトグラフィー分析した結果、1,2−ビス(3−インデニル)エタン及びインデンが、それぞれ収率54%及び収率27%で生成していた。
実施例2
インデン9.5g(81mmol)をテトラヒドロフラン47.1gに溶解させ、0℃に冷却した。ブチルリチウムのシクロヘキサン溶液34ml(濃度2.4mol/L、ブチルリチウム81mmol含有)を1時間かけて滴下後、さらに1時間攪拌してリチオインデンのテトラヒドロフラン溶液(濃度0.84mmol/ml)を得た。
こうして得られたリチオインデンのテトラヒドロフラン溶液(濃度0.84mmol/ml)を流速7.1ml/分/cm2で、1,2−ジブロモエタンのテトラヒドロフラン溶液(濃度3.3mmol/ml)を流速0.83ml/分/cm2で、それぞれ同時に定常マイクロ反応器(株式会社テクノアプリケーションズ社製コメットX−01、反応器断面積0.126cm2)に20℃で1時間流通させた。流通後の反応液を、0℃で1時間、20℃で4時間撹拌して熟成させた。熟成後に得られた反応液をガスクロマトグラフィー分析した結果、1,2−ビス(3−インデニル)エタン及びインデンが、それぞれ収率76%及び収率15%で生成していた。
実施例1
インデン100g(860mmol)をテトラヒドロフラン889gに溶解させ、0℃に冷却した。ブチルリチウムのヘキサン溶液540ml(濃度1.6mol/L、ブチルリチウム864mmol含有)を1時間かけて滴下し、0℃で1時間反応後、リチオインデンを含む反応液を得た。得られたリチオインデンを含む反応液を、0℃に冷却した1,2−ジブロモエタン74g(394mmol)のテトラヒドロフラン178g溶液に5時間かけて滴下しながら反応させ、反応終了後、0℃で1時間、20℃で4時間撹拌して熟成させた。熟成後に得られた反応液をガスクロマトグラフィー分析した結果、1,2−ビス(3−インデニル)エタン及びインデンが、それぞれ収率85%及び収率8.3%で生成していた。該反応液に500mlの飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて分液し、得られた有機層を減圧下で濃縮後、かかる濃縮残渣をヘキサンで再結晶して1,2−ビス(3−インデニル)エタン81g(収率79.5%)を得た。
比較例1
実施例1と同様にして得たリチオインデンを含む反応液に、1,2−ジブロモエタン74g(394mmol)を0℃で5時間かけて滴下しながら反応させ、その後0℃で1時間、20℃で4時間撹拌して熟成させた。得られた反応液をガスクロマトグラフィー分析した結果、1,2−ビス(3−インデニル)エタン及びインデンが、それぞれ収率54%及び収率27%で生成していた。
実施例2
インデン9.5g(81mmol)をテトラヒドロフラン47.1gに溶解させ、0℃に冷却した。ブチルリチウムのシクロヘキサン溶液34ml(濃度2.4mol/L、ブチルリチウム81mmol含有)を1時間かけて滴下後、さらに1時間攪拌してリチオインデンのテトラヒドロフラン溶液(濃度0.84mmol/ml)を得た。
こうして得られたリチオインデンのテトラヒドロフラン溶液(濃度0.84mmol/ml)を流速7.1ml/分/cm2で、1,2−ジブロモエタンのテトラヒドロフラン溶液(濃度3.3mmol/ml)を流速0.83ml/分/cm2で、それぞれ同時に定常マイクロ反応器(株式会社テクノアプリケーションズ社製コメットX−01、反応器断面積0.126cm2)に20℃で1時間流通させた。流通後の反応液を、0℃で1時間、20℃で4時間撹拌して熟成させた。熟成後に得られた反応液をガスクロマトグラフィー分析した結果、1,2−ビス(3−インデニル)エタン及びインデンが、それぞれ収率76%及び収率15%で生成していた。
Claims (6)
- リチオインデン類を式(2)で表される二置換アルカンに供給しながら反応させることを特徴とする請求項1記載の製造法。
- リチオインデン類及び式(2)で表される二置換アルカンを連続的に反応器に供給しながら反応を行い、供給速度に応じて反応液を適宜抜き出すことを特徴とする請求項1記載の製造法。
- 反応終了後、反応液を熟成することを特徴とする請求項1記載の製造法。
- 反応終了後、反応液を熟成することを特徴とする請求項2記載の製造法。
- 反応終了後、反応液を熟成することを特徴とする請求項3記載の製造法。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006062920 | 2006-03-08 | ||
JP2006062920 | 2006-03-08 | ||
JP2007041041 | 2007-02-21 | ||
JP2007041041 | 2007-02-21 | ||
PCT/JP2007/054759 WO2007105665A2 (ja) | 2006-03-08 | 2007-03-06 | ビスインデニルアルカン類の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2007105665A1 true JPWO2007105665A1 (ja) | 2009-07-30 |
Family
ID=38509891
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008505126A Pending JPWO2007105665A1 (ja) | 2006-03-08 | 2007-03-06 | ビスインデニルアルカン類の製造法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPWO2007105665A1 (ja) |
WO (1) | WO2007105665A2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104370681A (zh) * | 2014-09-29 | 2015-02-25 | 中国科学院上海高等研究院 | 一种乙烯基桥联的二烷基茚化合物的合成方法 |
-
2007
- 2007-03-06 JP JP2008505126A patent/JPWO2007105665A1/ja active Pending
- 2007-03-06 WO PCT/JP2007/054759 patent/WO2007105665A2/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2007105665A2 (ja) | 2007-09-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5604424B2 (ja) | アポトーシス促進剤abt−263の調製のための方法 | |
CN100390116C (zh) | α-烯烃的三聚方法 | |
US6770789B2 (en) | Process for trifluoromethylation of sulfates | |
CN101544892B (zh) | 一种合成二芳基乙炔类单体液晶的方法 | |
JP2706851B2 (ja) | 鏡像異性選択的オキサアザボロリジン触媒 | |
Chelucci et al. | Synthesis of homochiral pyridyl, bipyridyl and phosphino derivatives of 2, 2-dimethyl-1, 3-dioxolane: Use in asymmetric catalysis | |
CN106573919B (zh) | 制备吲哚化合物的方法 | |
WO2014037886A1 (en) | Process for the preparation of lurasidone hydrochloride | |
JPWO2007105665A1 (ja) | ビスインデニルアルカン類の製造法 | |
US8236981B2 (en) | Method for manufacturing dialkylzinc and dialkylaluminum monohalide | |
CN102791661B (zh) | 二氟环丙烷化合物的制造方法 | |
CN102658206B (zh) | 钌卡拜络合物催化剂及其制备方法和应用 | |
KR20190111043A (ko) | 퓨린 유도체의 제조 방법 | |
TW202033482A (zh) | 全氟環烯烴化合物之製造方法 | |
EP1257516B1 (en) | Process for preparing bisindenylalkanes | |
JP6235783B2 (ja) | 不斉アザディールス−アルダー反応用触媒、それを用いた光学活性テトラヒドロピリジン化合物の製造方法 | |
TW201121545A (en) | Process for production of quinuclidine compounds | |
JP5121245B2 (ja) | ボラジン化合物の製造方法 | |
US20040063982A1 (en) | Process for producing norbornene derivative having organosilyl group | |
TW201213287A (en) | New process for the preparation of aryl substituted olefinic amines | |
CN116003445A (zh) | 一类烷基锌试剂及其制备方法与应用 | |
CN116332934A (zh) | 一种替诺福韦中间体的合成工艺 | |
JP2006347916A (ja) | N−ヒドロキシエチルカルバゾール化合物の製造方法 | |
WO2021091544A1 (en) | Process for preparing bicyclo[2.2.2]octane-1,4-diol | |
JPH0231697B2 (ja) |