JPWO2007097014A1 - 情報システムの動作確認方法、その動作確認プログラム、記録媒体及び動作確認システム - Google Patents
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Abstract
画面操作の再現の自動化による情報システムの動作確認システムの機能を向上させて、該システムの利用を促進する。画面操作の再現の自動化による情報システムの動作確認システムにおいて、画面又は入力項目の形式変更に対する画面操作データの変換機能、再現対象のプログラムの実行コードを作成する開発言語及び該実行コードの動作モードに応じたクラス名の変換機能、対象プログラムの原始コードを翻訳して中間言語モードの実行コードを直接起動する機能を備える。
Description
本発明は、画面操作の再現の自動化による情報システムの動作確認方法、それを実行するための動作確認プログラム、この動作確認プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び、この動作確認プログラムを用いて情報システムの動作確認を行うための動作確認システムに関する。
詳しくは、改変前のハードウェア環境、ソフトウェア環境、及び対象プログラムを用いて、表示装置に対して実行される画面操作を取得した画面操作データを記憶装置に格納し、ハードウェア環境、ソフトウェア環境、又は対象プログラムの何れかの改変後に、記憶装置から該画面操作データを読み出して、表示装置において画面操作を再現する情報システムの動作確認方法、その動作確認プログラム、記録媒体及び動作確認システムに関する。
詳しくは、改変前のハードウェア環境、ソフトウェア環境、及び対象プログラムを用いて、表示装置に対して実行される画面操作を取得した画面操作データを記憶装置に格納し、ハードウェア環境、ソフトウェア環境、又は対象プログラムの何れかの改変後に、記憶装置から該画面操作データを読み出して、表示装置において画面操作を再現する情報システムの動作確認方法、その動作確認プログラム、記録媒体及び動作確認システムに関する。
従来、この種の情報システムの動作確認方法及び動作確認システムとして、動作確認のために入力される入力キーを格納する入力ログファイルと、正常に動作する所定の動作環境で動作確認を行った結果である標準結果を格納する標準結果ファイルと、他の新たな動作環境で入力ログファイルからの入力キーに基づいて動作確認を実行し、所定の動作段階で標準結果ファイルに格納された該動作段階に該当する標準結果と比較する比較部と、該比較部による比較結果を格納する比較結果格納ファイルとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第2765549号公報(第1−4頁、図1,2)。 また、この種の動作確認方法及び動作確認システムに類似するその他の製品として、マーキュリー・インタラクティブ・ジャパン株式会社のQuickTest Professional(登録商標)や、日本アイ・ビー・エム株式会社のIBM Rational Robot(登録商標)等が存在する。
しかし乍ら、このような従来の情報システムの動作確認方法及び動作確認システムでは、動作確認の対象となるプログラム(以下、対象プログラムと言う)の画面操作を人手で実行して記録した画面操作データは、該対象プログラムの画面及び入力項目の形式に依存するために、画面又は入力項目の形式に変更が加えられる度に、再度、画面操作を人手で実行して画面操作データを記録し直す必要があり、そのために画面操作データの保守管理が煩雑であるという問題があった。
更に、対象プログラムの実行コードを作成する開発言語の種類によって入力項目のクラス名が異なるので、開発言語を変更したら、変更前に記録した画面操作データを用いて、変更後の開発言語で作成した対象プログラムの画面操作は再現できないので、再度、画面操作を人手で実行して画面操作データを記録し直す必要があり、そのために画面操作データを再利用できないという問題があった。
また、画面操作の取得時や再現時に、該実行コードの動作モードが、中間言語モードと実行可能モードとでは入力項目のクラス名が異なるために、どちらか片方の動作モードで記録した画面操作データを用いて、他方の動作モードでの画面操作は再現できないので、再度、画面操作を人手で実行して画面操作データを記録し直す必要があり、そのために画面操作データを再利用できないという問題があった。
また、対象プログラムの原始コードを翻訳して、中間言語モードの実行コードを直接起動することができないので、対象プログラムの原始コードから、実行可能モードの実行コードを生成してから、改めて該実行コードを起動する必要があり、そのために開発言語から動作確認を即座に実行できず、動作確認システムを機動的に使用できないという問題があった。
以上の理由から、画面操作を何度も人手で実行して画面操作データを記録し直す必要があり、又動作確認システムを機動的に使用できないために、動作確認システムの利用に対する大きな障壁が存在する。
更に、対象プログラムの実行コードを作成する開発言語の種類によって入力項目のクラス名が異なるので、開発言語を変更したら、変更前に記録した画面操作データを用いて、変更後の開発言語で作成した対象プログラムの画面操作は再現できないので、再度、画面操作を人手で実行して画面操作データを記録し直す必要があり、そのために画面操作データを再利用できないという問題があった。
また、画面操作の取得時や再現時に、該実行コードの動作モードが、中間言語モードと実行可能モードとでは入力項目のクラス名が異なるために、どちらか片方の動作モードで記録した画面操作データを用いて、他方の動作モードでの画面操作は再現できないので、再度、画面操作を人手で実行して画面操作データを記録し直す必要があり、そのために画面操作データを再利用できないという問題があった。
また、対象プログラムの原始コードを翻訳して、中間言語モードの実行コードを直接起動することができないので、対象プログラムの原始コードから、実行可能モードの実行コードを生成してから、改めて該実行コードを起動する必要があり、そのために開発言語から動作確認を即座に実行できず、動作確認システムを機動的に使用できないという問題があった。
以上の理由から、画面操作を何度も人手で実行して画面操作データを記録し直す必要があり、又動作確認システムを機動的に使用できないために、動作確認システムの利用に対する大きな障壁が存在する。
本発明のうち請求項1、10〜12記載の発明は、入力項目の形式変更に対する画面操作データの変換機能を備えることを目的としたものである。
請求項2、10〜12記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、入力項目のオブジェクト識別子が変更された場合の画面操作データの変換機能を備えることを目的としたものである。
請求項3、10〜12記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合に、画面操作の再現の対象となる入力項目を特定する条件に、クラス名を加えることを目的としたものである。
請求項4、10〜12記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合に、画面操作の再現の対象となる入力項目を特定する条件に、クラス名を加えることを目的としたものである。
請求項5、10〜12記載の発明は、請求項3に記載の発明の目的に加えて、再現時の対象プログラムの実行コードを作成した開発言語及び該実行コードの動作モードに応じた、クラス名の変換機能を備えることを目的としたものである。
請求項6、10〜12記載の発明は、請求項4に記載の発明の目的に加えて、再現時の対象プログラムの実行コードを作成した開発言語及び該実行コードの動作モードに応じた、クラス名の変換機能を備えることを目的としたものである。
請求項7、10〜12記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、対象プログラムの原始コードを翻訳して、中間言語モードの実行コードを直接起動する機能を備えることを目的としたものである。
請求項8、10〜12記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、画面の形式変更に対する画面操作データの変換機能を備えることを目的としたものである。
請求項9、10〜12記載の発明は、請求項8に記載の発明の目的に加えて、画面のオブジェクト識別子が変更された場合の画面操作データの変換機能を備えることを目的としたものである。
請求項2、10〜12記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、入力項目のオブジェクト識別子が変更された場合の画面操作データの変換機能を備えることを目的としたものである。
請求項3、10〜12記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合に、画面操作の再現の対象となる入力項目を特定する条件に、クラス名を加えることを目的としたものである。
請求項4、10〜12記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合に、画面操作の再現の対象となる入力項目を特定する条件に、クラス名を加えることを目的としたものである。
請求項5、10〜12記載の発明は、請求項3に記載の発明の目的に加えて、再現時の対象プログラムの実行コードを作成した開発言語及び該実行コードの動作モードに応じた、クラス名の変換機能を備えることを目的としたものである。
請求項6、10〜12記載の発明は、請求項4に記載の発明の目的に加えて、再現時の対象プログラムの実行コードを作成した開発言語及び該実行コードの動作モードに応じた、クラス名の変換機能を備えることを目的としたものである。
請求項7、10〜12記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、対象プログラムの原始コードを翻訳して、中間言語モードの実行コードを直接起動する機能を備えることを目的としたものである。
請求項8、10〜12記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、画面の形式変更に対する画面操作データの変換機能を備えることを目的としたものである。
請求項9、10〜12記載の発明は、請求項8に記載の発明の目的に加えて、画面のオブジェクト識別子が変更された場合の画面操作データの変換機能を備えることを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
上記対象プログラムの作成時又は修正時に、
該対象プログラムの画面に入力項目が追加された場合は、該入力項目のオブジェクト識別子及び項目座標を取得し、新規の項目一意識別子を付与して構成した形式データを第1画面情報に格納する処理、
或いは、入力装置でのショートカットキー押下又は表示装置でのポインティング指定からなる外部指示が発生した場合若しくは該対象プログラムの作成又は修正を終了する場合は、該対象プログラムのすべての入力項目を列挙して、各入力項目について、オブジェクト識別子及び項目座標を取得し、新規の項目一意識別子を付与して構成した形式データを第1画面情報に格納する処理、
の何れか一つの処理又は両方の処理を行い、
上記画面操作の取得時に、取得した画面操作が入力項目を対象とする操作の場合は、該入力項目の項目座標を用いて、上記第1画面情報から一致する項目座標を有する形式データを識別して、該形式データの項目一意識別子を入手し、該入力項目に対する操作の種類を記録区分に記入して構成した画面操作データを上記記憶装置に格納し、
上記画面操作の再現時に、上記記憶装置から読み出した画面操作データの記録区分が入力項目を対象とする操作の場合は、該画面操作データの項目一意識別子を用いて、上記第1画面情報から一致する項目一意識別子を有する形式データを識別し、該形式データから入手した項目座標を比較対象として使用して、上記表示装置に描画された入力項目から一致する項目座標を有する入力項目を識別して、該入力項目を画面操作の再現の対象となる入力項目として特定することを特徴とする情報システムの動作確認方法である。
ここで言う「ソフトウェア環境」とは、オペレーティングシステムやミドルウェア等の基盤ソフトウェアを表し、「対象プログラム」とは、基盤ソフトウェアの上で動作する業務プログラムやユーティリティやツール等のソフトウェアを表す。
本発明で使用する画面と言う用語は、表示装置の物理的な画面(一般的にスクリーンと称される)の事ではなく、一般的なソフトウェア開発環境で使用される、ウィンドウ又はダイアログボックス等の論理的な画面(一般的にフォームと称される)の事を指すものとする。
「画面操作」とは、入力装置から実行する又は表示装置において実行される、画面又は入力項目に対する操作を表す。
「入力項目」とは、表示装置に描画された対象プログラムの画面上で、テキストボックス、リストボックス、チェックボックス、ボタン、グラフィックス画像等の、ショートカットキー押下又はポインティング指定による、操作の対象となるすべての項目を表す。該操作の内容は、いわゆる入力だけに限定されず、選択や指令等も含めるものとする。本発明では、入力項目を単に項目と記述する場合もある。
「項目一意識別子」(以下、項目UIDと言う)とは、対象プログラム内で一意となる入力項目の識別子を表す。
「項目座標」とは、表示装置に描画された対象プログラムの画面の入力項目の、画面内での位置(左隅、上隅、右隅、下隅)を表す。
「画面操作データ」とは、画面操作の内容を記述したデータのことで、記録区分により画面操作の種類を識別できる。「画面操作データ」は、従来技術での一般例では、「テストスクリプト」とも呼ばれている。
「項目値」とは、表示装置に描画された対象プログラムの画面の入力項目の、テキスト値、リスト項目値、チェックボックスの選択有無、グラフィックス画像等を表す。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、
前記対象プログラムの作成時又は修正時に、入力項目のオブジェクト識別子が変更された場合は、該入力項目の変更前オブジェクト識別子を用いて、前記第1画面情報から一致するオブジェクト識別子を有する形式データを識別し、該形式データのオブジェクト識別子の値を該入力項目の変更後オブジェクト識別子の値に変更し、
前記対象プログラムの作成時又は修正時に、前記外部指示が発生した場合若しくは該対象プログラムの作成又は修正を終了する場合は、該対象プログラムのすべての入力項目を列挙して、各入力項目について、オブジェクト識別子及び項目座標を取得し、取得したオブジェクト識別子と一致するオブジェクト識別子を有する形式データが前記第1画面情報に存在する入力項目の場合は、該形式データの項目座標の値を該入力項目の項目座標の値に変更し、存在しない入力項目の場合は、該入力項目のオブジェクト識別子及び項目座標を取得し、新規の項目一意識別子を付与して構成した形式データを前記第1画面情報に格納する構成を加えたことを特徴とする。
ここで言う「項目のオブジェクト識別子」(以下、項目OIDと言う)とは、対象プログラム内で入力項目に付けられたオブジェクトの識別子を表す。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、
前記第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合において、
前記対象プログラムの作成時又は修正時に、前記追加された入力項目のクラス名又は前記列挙された入力項目のクラス名を、前記第1画面情報に格納される形式データの構成に付加し、
前記画面操作の再現時に、前記記憶装置から読み出した画面操作データの項目一意識別子を用いて、前記第1画面情報から一致する項目一意識別子を有する形式データを識別し、該形式データから入手した項目座標及びクラス名を比較対象として使用して、前記表示装置に描画された入力項目から、一致する項目座標及びクラス名を有する入力項目を識別して、該入力項目を画面操作の再現の対象となる入力項目として特定する構成を加えたことを特徴とする。
一般的に「クラス」という用語は、オブジェクト指向技術における「オブジェクト」の概念を、その特性毎に集約した抽象的な上位概念を表し、オブジェクトを抽象化したものがクラスであり、クラスを具現化したものがオブジェクトである。
本発明では「オブジェクト」という用語を、表示装置に描画される画面又は入力項目に限定して使用している。マイクロソフト社のWindows(登録商標)環境では、該オブジェクトは「コントロール」とも呼ばれ、各コントロールは特定のクラスに所属して「クラス名」を所有する。またコントロールは、自らを一意的に識別するための「オブジェクト識別子」を所有する。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、
前記画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合において、
前記画面操作の取得時に、前記取得した画面操作の対象となる入力項目のクラス名を、前記記憶装置に格納される画面操作データの構成に付加し、
前記画面操作の再現時に、前記記憶装置から読み出した画面操作データの項目一意識別子を用いて、前記第1画面情報から一致する項目一意識別子を有する形式データを識別し、該形式データから入手した項目座標及び該画面操作データから入手したクラス名を比較対象として使用して、前記表示装置に描画された入力項目から、一致する項目座標及びクラス名を有する入力項目を識別し、該入力項目を画面操作の再現の対象となる入力項目として特定する構成を加えたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3記載の発明の構成に、
前記第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合において、
前記対象プログラムの作成又は修正に用いる開発言語及び該対象プログラムの画面の入力項目毎に、該作成時及び修正時における該入力項目の個別クラス名、及び該対象プログラムの実行コードの片方又は両方の動作モードにおける該入力項目の個別クラス名、及び該入力項目の代表クラス名から構成されるクラス名簿を用いて、
前記対象プログラムの作成時又は修正時に、前記追加された入力項目のクラス名又は前記列挙された入力項目のクラス名を個別クラス名として使用して、該個別クラス名を用いて、上記クラス名簿において、該作成時及び修正時の列から、一致する個別クラス名を有するデータを識別し、該データの代表クラス名を取得して、該代表クラス名を前記第1画面情報に格納される形式データの構成に付加するクラス名として使用し、
前記画面操作の再現時に、前記形式データから入手したクラス名を代表クラス名として使用して、該代表クラス名を用いて、上記クラス名簿において、代表クラス名の列から、一致する代表クラス名を有するデータを識別し、再現時の対象プログラムの実行コードの動作モードの列から、個別クラス名を取得して、該個別クラス名を、前記比較対象として使用するクラス名として使用する構成を加えたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4記載の発明の構成に、
前記画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合において、
前記対象プログラムの作成又は修正に用いる開発言語及び該対象プログラムの画面の入力項目毎に、該対象プログラムの実行コードの片方又は両方の動作モードにおける入力項目の個別クラス名、及び該入力項目の代表クラス名から構成されるクラス名簿を用いて、
前記画面操作の取得時に、前記取得した画面操作の対象となる入力項目のクラス名を個別クラス名として使用して、該個別クラス名を用いて、上記クラス名簿において、取得時の対象プログラムの実行コードの動作モードの列から、一致する個別クラス名を有するデータを識別し、該データの代表クラス名を取得して、該代表クラス名を、前記記憶装置に格納される画面操作データの構成に付加するクラス名として使用し、
前記画面操作の再現時に、前記画面操作データから入手したクラス名を代表クラス名として使用して、該代表クラス名を用いて、上記クラス名簿において、代表クラス名の列から、一致する代表クラス名を有するデータを識別し、再現時の対象プログラムの実行コードの動作モードの列から、個別クラス名を取得して、該個別クラス名を、前記比較対象として使用するクラス名として使用する構成を加えたことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、
前記画面操作の取得時又は再現時に、前記対象プログラムの実行コードを作成する開発言語が未起動の場合は、第1システム固有命令を実行して、第1システム固有領域から該開発言語への経路を取得、及び第2システム固有領域から該対象プログラムの原始コードへの経路を取得して、該開発言語への経路及び該原始コードへの経路を用いて、第2システム固有命令を実行して、該開発言語を起動するように前記ソフトウェア環境に指令し、
起動済みの該開発言語において、該対象プログラムが画面の最前面に表示中に、第3システム固有命令を実行して、該対象プログラムの原始コードを実行コードに翻訳するように前記ソフトウェア環境に指令して、該対象プログラムの実行コードを起動し、前記画面操作の取得時又は再現時に用いる対象プログラムとして使用する構成を加えたことを特徴とする。
ここで言う「原始コード」とは、対象プログラムを作成又は修正する時に使用する、編集可能なプログラムコードのことであり、「実行コード」とは、対象プログラムを実行する時に使用するプログラムコードのことである。
「実行コード」には、一般的に、中間言語モードと実行可能モードの2つの動作モードが存在する。「中間言語モード」とは、対象プログラムの原始コードから実行コードを翻訳して作成した実行コードの動作モードであり、「実行可能モード」とは、対象プログラムの原始コードから実行コードを生成した作成した実行コードの動作モードである。
「開発言語」とは、対象プログラムの原始コードを作成又は修正、及び原始コードから実行コードを作成するために使用するプログラム言語のことである。
「レジストリ」とは、マイクロソフト社のWindows(登録商標)環境等における、ハードウェアからアプリケーションまでのコンピュータに関するすべての設定情報を集中管理するデータベースのことである。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、
前記対象プログラムの作成時又は修正時に、
該対象プログラムに画面が追加された場合は、該画面のオブジェクト識別子及び画面表題を取得し、新規の画面一意識別子を付与して構成した形式データを第2画面情報に格納する処理、
或いは、前記外部指示が発生した場合若しくは該対象プログラムの作成又は修正を終了する場合は、該対象プログラムのすべての画面を列挙して、各画面について、オブジェクト識別子及び画面表題を取得し、新規の画面一意識別子を付与して構成した形式データを第2画面情報に格納する処理、
の何れか一つの処理又は両方の処理を行い、
前記画面操作の取得時に、取得した画面操作が画面を対象とする操作の場合は、該画面の画面表題を用いて、第2画面情報から一致する画面表題を有する形式データを識別して、該形式データの画面一意識別子を入手し、該画面に対する操作の種類を記録区分に記入して構成した画面操作データを前記記憶装置に格納し、
前記画面操作の再現時に、前記記憶装置から読み出した画面操作データの記録区分が画面を対象とする操作の場合は、該画面操作データの画面一意識別子を用いて、第2画面情報から一致する画面一意識別子を有する形式データを識別し、該形式データから入手した画面表題を比較対象として使用して、前記表示装置に描画された画面から一致する画面表題を有する画面を識別して、該画面を画面操作の再現の対象画面として特定する構成を加えたことを特徴とする。
ここで言う「画面一意識別子」(以下、画面UIDと言う)とは、対象プログラム内で一意となる画面の識別子を表す。
「画面表題」とは、対象プログラムの実行コードが起動されて、その画面が表示装置に描画された時に、該画面の最上位の位置に表示される画面のタイトルを表す。
「画面位置」とは、対象プログラムの実行コードが起動されて、その画面が表示装置に描画された時の、該画面の表示位置(左隅、上隅)を表す。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明の構成に、
前記対象プログラムの作成時又は修正時に、画面のオブジェクト識別子が変更された場合は、該画面の変更前オブジェクト識別子を用いて、前記第2画面情報から一致するオブジェクト識別子を有する形式データを識別し、該形式データのオブジェクト識別子の値を該画面の変更後オブジェクト識別子の値に変更し、
前記対象プログラムの作成時又は修正時に、前記外部指示が発生した場合若しくは該対象プログラムの作成又は修正を終了する場合は、該対象プログラムのすべての画面を列挙して、各画面について、オブジェクト識別子及び画面表題を取得し、取得したオブジェクト識別子と一致するオブジェクト識別子を有する形式データが前記第2画面情報に存在する画面の場合は、該形式データの画面表題の値を該画面の画面表題の値に変更し、存在しない画面の場合は、該画面のオブジェクト識別子及び画面表題を取得し、新規の画面一意識別子を付与して構成した形式データを前記第2画面情報に格納する構成を加えたことを特徴とする。
ここで言う「画面のオブジェクト識別子」(以下、画面OIDと言う)とは、対象プログラム内で画面に付けられたオブジェクトの識別子を表す。
請求項10記載の発明は、請求項1〜9の何れか一つに記載の情報システムの動作確認方法を実行するための動作確認プログラムである。
請求項11記載の発明は、請求項10に記載の動作確認プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
請求項12記載の発明は、請求項10に記載の動作確認プログラムを用いて情報システムの動作確認を行うことを特徴とする動作確認システムである。
上記対象プログラムの作成時又は修正時に、
該対象プログラムの画面に入力項目が追加された場合は、該入力項目のオブジェクト識別子及び項目座標を取得し、新規の項目一意識別子を付与して構成した形式データを第1画面情報に格納する処理、
或いは、入力装置でのショートカットキー押下又は表示装置でのポインティング指定からなる外部指示が発生した場合若しくは該対象プログラムの作成又は修正を終了する場合は、該対象プログラムのすべての入力項目を列挙して、各入力項目について、オブジェクト識別子及び項目座標を取得し、新規の項目一意識別子を付与して構成した形式データを第1画面情報に格納する処理、
の何れか一つの処理又は両方の処理を行い、
上記画面操作の取得時に、取得した画面操作が入力項目を対象とする操作の場合は、該入力項目の項目座標を用いて、上記第1画面情報から一致する項目座標を有する形式データを識別して、該形式データの項目一意識別子を入手し、該入力項目に対する操作の種類を記録区分に記入して構成した画面操作データを上記記憶装置に格納し、
上記画面操作の再現時に、上記記憶装置から読み出した画面操作データの記録区分が入力項目を対象とする操作の場合は、該画面操作データの項目一意識別子を用いて、上記第1画面情報から一致する項目一意識別子を有する形式データを識別し、該形式データから入手した項目座標を比較対象として使用して、上記表示装置に描画された入力項目から一致する項目座標を有する入力項目を識別して、該入力項目を画面操作の再現の対象となる入力項目として特定することを特徴とする情報システムの動作確認方法である。
ここで言う「ソフトウェア環境」とは、オペレーティングシステムやミドルウェア等の基盤ソフトウェアを表し、「対象プログラム」とは、基盤ソフトウェアの上で動作する業務プログラムやユーティリティやツール等のソフトウェアを表す。
本発明で使用する画面と言う用語は、表示装置の物理的な画面(一般的にスクリーンと称される)の事ではなく、一般的なソフトウェア開発環境で使用される、ウィンドウ又はダイアログボックス等の論理的な画面(一般的にフォームと称される)の事を指すものとする。
「画面操作」とは、入力装置から実行する又は表示装置において実行される、画面又は入力項目に対する操作を表す。
「入力項目」とは、表示装置に描画された対象プログラムの画面上で、テキストボックス、リストボックス、チェックボックス、ボタン、グラフィックス画像等の、ショートカットキー押下又はポインティング指定による、操作の対象となるすべての項目を表す。該操作の内容は、いわゆる入力だけに限定されず、選択や指令等も含めるものとする。本発明では、入力項目を単に項目と記述する場合もある。
「項目一意識別子」(以下、項目UIDと言う)とは、対象プログラム内で一意となる入力項目の識別子を表す。
「項目座標」とは、表示装置に描画された対象プログラムの画面の入力項目の、画面内での位置(左隅、上隅、右隅、下隅)を表す。
「画面操作データ」とは、画面操作の内容を記述したデータのことで、記録区分により画面操作の種類を識別できる。「画面操作データ」は、従来技術での一般例では、「テストスクリプト」とも呼ばれている。
「項目値」とは、表示装置に描画された対象プログラムの画面の入力項目の、テキスト値、リスト項目値、チェックボックスの選択有無、グラフィックス画像等を表す。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、
前記対象プログラムの作成時又は修正時に、入力項目のオブジェクト識別子が変更された場合は、該入力項目の変更前オブジェクト識別子を用いて、前記第1画面情報から一致するオブジェクト識別子を有する形式データを識別し、該形式データのオブジェクト識別子の値を該入力項目の変更後オブジェクト識別子の値に変更し、
前記対象プログラムの作成時又は修正時に、前記外部指示が発生した場合若しくは該対象プログラムの作成又は修正を終了する場合は、該対象プログラムのすべての入力項目を列挙して、各入力項目について、オブジェクト識別子及び項目座標を取得し、取得したオブジェクト識別子と一致するオブジェクト識別子を有する形式データが前記第1画面情報に存在する入力項目の場合は、該形式データの項目座標の値を該入力項目の項目座標の値に変更し、存在しない入力項目の場合は、該入力項目のオブジェクト識別子及び項目座標を取得し、新規の項目一意識別子を付与して構成した形式データを前記第1画面情報に格納する構成を加えたことを特徴とする。
ここで言う「項目のオブジェクト識別子」(以下、項目OIDと言う)とは、対象プログラム内で入力項目に付けられたオブジェクトの識別子を表す。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、
前記第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合において、
前記対象プログラムの作成時又は修正時に、前記追加された入力項目のクラス名又は前記列挙された入力項目のクラス名を、前記第1画面情報に格納される形式データの構成に付加し、
前記画面操作の再現時に、前記記憶装置から読み出した画面操作データの項目一意識別子を用いて、前記第1画面情報から一致する項目一意識別子を有する形式データを識別し、該形式データから入手した項目座標及びクラス名を比較対象として使用して、前記表示装置に描画された入力項目から、一致する項目座標及びクラス名を有する入力項目を識別して、該入力項目を画面操作の再現の対象となる入力項目として特定する構成を加えたことを特徴とする。
一般的に「クラス」という用語は、オブジェクト指向技術における「オブジェクト」の概念を、その特性毎に集約した抽象的な上位概念を表し、オブジェクトを抽象化したものがクラスであり、クラスを具現化したものがオブジェクトである。
本発明では「オブジェクト」という用語を、表示装置に描画される画面又は入力項目に限定して使用している。マイクロソフト社のWindows(登録商標)環境では、該オブジェクトは「コントロール」とも呼ばれ、各コントロールは特定のクラスに所属して「クラス名」を所有する。またコントロールは、自らを一意的に識別するための「オブジェクト識別子」を所有する。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、
前記画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合において、
前記画面操作の取得時に、前記取得した画面操作の対象となる入力項目のクラス名を、前記記憶装置に格納される画面操作データの構成に付加し、
前記画面操作の再現時に、前記記憶装置から読み出した画面操作データの項目一意識別子を用いて、前記第1画面情報から一致する項目一意識別子を有する形式データを識別し、該形式データから入手した項目座標及び該画面操作データから入手したクラス名を比較対象として使用して、前記表示装置に描画された入力項目から、一致する項目座標及びクラス名を有する入力項目を識別し、該入力項目を画面操作の再現の対象となる入力項目として特定する構成を加えたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3記載の発明の構成に、
前記第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合において、
前記対象プログラムの作成又は修正に用いる開発言語及び該対象プログラムの画面の入力項目毎に、該作成時及び修正時における該入力項目の個別クラス名、及び該対象プログラムの実行コードの片方又は両方の動作モードにおける該入力項目の個別クラス名、及び該入力項目の代表クラス名から構成されるクラス名簿を用いて、
前記対象プログラムの作成時又は修正時に、前記追加された入力項目のクラス名又は前記列挙された入力項目のクラス名を個別クラス名として使用して、該個別クラス名を用いて、上記クラス名簿において、該作成時及び修正時の列から、一致する個別クラス名を有するデータを識別し、該データの代表クラス名を取得して、該代表クラス名を前記第1画面情報に格納される形式データの構成に付加するクラス名として使用し、
前記画面操作の再現時に、前記形式データから入手したクラス名を代表クラス名として使用して、該代表クラス名を用いて、上記クラス名簿において、代表クラス名の列から、一致する代表クラス名を有するデータを識別し、再現時の対象プログラムの実行コードの動作モードの列から、個別クラス名を取得して、該個別クラス名を、前記比較対象として使用するクラス名として使用する構成を加えたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4記載の発明の構成に、
前記画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合において、
前記対象プログラムの作成又は修正に用いる開発言語及び該対象プログラムの画面の入力項目毎に、該対象プログラムの実行コードの片方又は両方の動作モードにおける入力項目の個別クラス名、及び該入力項目の代表クラス名から構成されるクラス名簿を用いて、
前記画面操作の取得時に、前記取得した画面操作の対象となる入力項目のクラス名を個別クラス名として使用して、該個別クラス名を用いて、上記クラス名簿において、取得時の対象プログラムの実行コードの動作モードの列から、一致する個別クラス名を有するデータを識別し、該データの代表クラス名を取得して、該代表クラス名を、前記記憶装置に格納される画面操作データの構成に付加するクラス名として使用し、
前記画面操作の再現時に、前記画面操作データから入手したクラス名を代表クラス名として使用して、該代表クラス名を用いて、上記クラス名簿において、代表クラス名の列から、一致する代表クラス名を有するデータを識別し、再現時の対象プログラムの実行コードの動作モードの列から、個別クラス名を取得して、該個別クラス名を、前記比較対象として使用するクラス名として使用する構成を加えたことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、
前記画面操作の取得時又は再現時に、前記対象プログラムの実行コードを作成する開発言語が未起動の場合は、第1システム固有命令を実行して、第1システム固有領域から該開発言語への経路を取得、及び第2システム固有領域から該対象プログラムの原始コードへの経路を取得して、該開発言語への経路及び該原始コードへの経路を用いて、第2システム固有命令を実行して、該開発言語を起動するように前記ソフトウェア環境に指令し、
起動済みの該開発言語において、該対象プログラムが画面の最前面に表示中に、第3システム固有命令を実行して、該対象プログラムの原始コードを実行コードに翻訳するように前記ソフトウェア環境に指令して、該対象プログラムの実行コードを起動し、前記画面操作の取得時又は再現時に用いる対象プログラムとして使用する構成を加えたことを特徴とする。
ここで言う「原始コード」とは、対象プログラムを作成又は修正する時に使用する、編集可能なプログラムコードのことであり、「実行コード」とは、対象プログラムを実行する時に使用するプログラムコードのことである。
「実行コード」には、一般的に、中間言語モードと実行可能モードの2つの動作モードが存在する。「中間言語モード」とは、対象プログラムの原始コードから実行コードを翻訳して作成した実行コードの動作モードであり、「実行可能モード」とは、対象プログラムの原始コードから実行コードを生成した作成した実行コードの動作モードである。
「開発言語」とは、対象プログラムの原始コードを作成又は修正、及び原始コードから実行コードを作成するために使用するプログラム言語のことである。
「レジストリ」とは、マイクロソフト社のWindows(登録商標)環境等における、ハードウェアからアプリケーションまでのコンピュータに関するすべての設定情報を集中管理するデータベースのことである。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、
前記対象プログラムの作成時又は修正時に、
該対象プログラムに画面が追加された場合は、該画面のオブジェクト識別子及び画面表題を取得し、新規の画面一意識別子を付与して構成した形式データを第2画面情報に格納する処理、
或いは、前記外部指示が発生した場合若しくは該対象プログラムの作成又は修正を終了する場合は、該対象プログラムのすべての画面を列挙して、各画面について、オブジェクト識別子及び画面表題を取得し、新規の画面一意識別子を付与して構成した形式データを第2画面情報に格納する処理、
の何れか一つの処理又は両方の処理を行い、
前記画面操作の取得時に、取得した画面操作が画面を対象とする操作の場合は、該画面の画面表題を用いて、第2画面情報から一致する画面表題を有する形式データを識別して、該形式データの画面一意識別子を入手し、該画面に対する操作の種類を記録区分に記入して構成した画面操作データを前記記憶装置に格納し、
前記画面操作の再現時に、前記記憶装置から読み出した画面操作データの記録区分が画面を対象とする操作の場合は、該画面操作データの画面一意識別子を用いて、第2画面情報から一致する画面一意識別子を有する形式データを識別し、該形式データから入手した画面表題を比較対象として使用して、前記表示装置に描画された画面から一致する画面表題を有する画面を識別して、該画面を画面操作の再現の対象画面として特定する構成を加えたことを特徴とする。
ここで言う「画面一意識別子」(以下、画面UIDと言う)とは、対象プログラム内で一意となる画面の識別子を表す。
「画面表題」とは、対象プログラムの実行コードが起動されて、その画面が表示装置に描画された時に、該画面の最上位の位置に表示される画面のタイトルを表す。
「画面位置」とは、対象プログラムの実行コードが起動されて、その画面が表示装置に描画された時の、該画面の表示位置(左隅、上隅)を表す。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明の構成に、
前記対象プログラムの作成時又は修正時に、画面のオブジェクト識別子が変更された場合は、該画面の変更前オブジェクト識別子を用いて、前記第2画面情報から一致するオブジェクト識別子を有する形式データを識別し、該形式データのオブジェクト識別子の値を該画面の変更後オブジェクト識別子の値に変更し、
前記対象プログラムの作成時又は修正時に、前記外部指示が発生した場合若しくは該対象プログラムの作成又は修正を終了する場合は、該対象プログラムのすべての画面を列挙して、各画面について、オブジェクト識別子及び画面表題を取得し、取得したオブジェクト識別子と一致するオブジェクト識別子を有する形式データが前記第2画面情報に存在する画面の場合は、該形式データの画面表題の値を該画面の画面表題の値に変更し、存在しない画面の場合は、該画面のオブジェクト識別子及び画面表題を取得し、新規の画面一意識別子を付与して構成した形式データを前記第2画面情報に格納する構成を加えたことを特徴とする。
ここで言う「画面のオブジェクト識別子」(以下、画面OIDと言う)とは、対象プログラム内で画面に付けられたオブジェクトの識別子を表す。
請求項10記載の発明は、請求項1〜9の何れか一つに記載の情報システムの動作確認方法を実行するための動作確認プログラムである。
請求項11記載の発明は、請求項10に記載の動作確認プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
請求項12記載の発明は、請求項10に記載の動作確認プログラムを用いて情報システムの動作確認を行うことを特徴とする動作確認システムである。
本発明のうち請求項1〜2、10〜12記載の発明は、対象プログラムの画面の入力項目の形式が変更されても、変更前に記録した画面操作データを変換して、変更後の対象プログラムでの画面操作を再現できるので、再度、画面操作を人手で実行して画面操作データを記録し直す必要がない。従って、一度だけ画面操作データを記録すればよいので、動作確認システムの利用を大きく促進できると共に、画面操作データの保守管理が容易になる。
請求項3〜4、10〜12記載の発明は、請求項1の発明の効果に加えて、画面操作データを変換する際に、クラス名を使用することにより、変換の精度を向上させる。
請求項5〜6、10〜12の発明は、請求項3〜4の発明の効果に加えて、画面操作の再現時に、対象プログラムの実行コードを作成する開発言語を変更したり、該実行コードの動作モードを変更しても、クラス名を変換して変更後の画面操作を再現できるので、再度、画面操作を人手で実行して画面操作データを記録し直す必要がない。従って、一度だけ画面操作データを記録すればよいので、動作確認システムの利用を大きく促進できると共に、画面操作データを再利用して有効活用することができる。
請求項7、10〜12の発明は、請求項1の発明の効果に加えて、対象プログラムの原始コードを翻訳して、中間言語モードの実行コードを直接起動することができるので、開発言語から動作確認を即座に実行できるようになり、動作確認システムの利用を大きく促進できると共に、動作確認システムを機動的に使用することができる。
請求項8〜9、10〜12記載の発明は、請求項1の発明の効果に加えて、対象プログラムの画面の形式が変更されても、変更前に記録した画面操作データを変換して、変更後の対象プログラムでの画面操作を再現できるので、再度、画面操作を人手で実行して画面操作データを記録し直す必要がない。従って、一度だけ画面操作データを記録すればよいので、動作確認システムの利用を大きく促進できると共に、画面操作データの保守管理が容易になる。
請求項3〜4、10〜12記載の発明は、請求項1の発明の効果に加えて、画面操作データを変換する際に、クラス名を使用することにより、変換の精度を向上させる。
請求項5〜6、10〜12の発明は、請求項3〜4の発明の効果に加えて、画面操作の再現時に、対象プログラムの実行コードを作成する開発言語を変更したり、該実行コードの動作モードを変更しても、クラス名を変換して変更後の画面操作を再現できるので、再度、画面操作を人手で実行して画面操作データを記録し直す必要がない。従って、一度だけ画面操作データを記録すればよいので、動作確認システムの利用を大きく促進できると共に、画面操作データを再利用して有効活用することができる。
請求項7、10〜12の発明は、請求項1の発明の効果に加えて、対象プログラムの原始コードを翻訳して、中間言語モードの実行コードを直接起動することができるので、開発言語から動作確認を即座に実行できるようになり、動作確認システムの利用を大きく促進できると共に、動作確認システムを機動的に使用することができる。
請求項8〜9、10〜12記載の発明は、請求項1の発明の効果に加えて、対象プログラムの画面の形式が変更されても、変更前に記録した画面操作データを変換して、変更後の対象プログラムでの画面操作を再現できるので、再度、画面操作を人手で実行して画面操作データを記録し直す必要がない。従って、一度だけ画面操作データを記録すればよいので、動作確認システムの利用を大きく促進できると共に、画面操作データの保守管理が容易になる。
本発明の情報システムの動作確認方法を実行するために使用する動作確認システム(装置)の代表的な構成図を図1に示す。
図中、符号1はキーボード又はポインティングデバイス等からなる入力装置、符号2はディスプレイ等からなる表示装置、符号3は画面操作データを格納又は読み出すための記憶装置、符号4は上記動作確認方法を実行するための制御装置、符号5は上記動作確認方法を実行するために必要な制御情報を格納するための記録手段である。
なお図示例以外に、上記記憶装置3を、メモリ上の記憶域で代替することも可能である。
上記記録手段5の中には、本発明における第1画面情報、第2画面情報、クラス名簿などが格納される。
なお図示例以外に、上記記録手段5を、上記記憶装置3の中に設置することも可能であり、メモリ上の記憶域で代替することも可能である。
上記入力装置1での「ショートカットキー押下」とは、所定の画面操作を実行するために、キーボードにおいて、ファンクションキーの押下、又はCtrlキー、Shiftキー、Altキー等の所定のキーと他のキーとを組合せて押下する操作を表す。
上記表示装置2での「ポインティング指定」とは、マウス、トラックパッド、トラックボール等のポインティングデバイスにより、上記表示装置2において、入力項目の位置や範囲を指定したり、項目値等を選択する操作を表す。
本発明で使用する画面と言う用語は、表示装置の物理的な画面(スクリーンと総称される)の事ではなく、マイクロソフト社のVisual Studio(登録商標)等の開発環境で使用される、ウィンドウ又はダイアログボックス等の論理的な画面(フォームと総称される)の事を指すものとする。
図中、符号1はキーボード又はポインティングデバイス等からなる入力装置、符号2はディスプレイ等からなる表示装置、符号3は画面操作データを格納又は読み出すための記憶装置、符号4は上記動作確認方法を実行するための制御装置、符号5は上記動作確認方法を実行するために必要な制御情報を格納するための記録手段である。
なお図示例以外に、上記記憶装置3を、メモリ上の記憶域で代替することも可能である。
上記記録手段5の中には、本発明における第1画面情報、第2画面情報、クラス名簿などが格納される。
なお図示例以外に、上記記録手段5を、上記記憶装置3の中に設置することも可能であり、メモリ上の記憶域で代替することも可能である。
上記入力装置1での「ショートカットキー押下」とは、所定の画面操作を実行するために、キーボードにおいて、ファンクションキーの押下、又はCtrlキー、Shiftキー、Altキー等の所定のキーと他のキーとを組合せて押下する操作を表す。
上記表示装置2での「ポインティング指定」とは、マウス、トラックパッド、トラックボール等のポインティングデバイスにより、上記表示装置2において、入力項目の位置や範囲を指定したり、項目値等を選択する操作を表す。
本発明で使用する画面と言う用語は、表示装置の物理的な画面(スクリーンと総称される)の事ではなく、マイクロソフト社のVisual Studio(登録商標)等の開発環境で使用される、ウィンドウ又はダイアログボックス等の論理的な画面(フォームと総称される)の事を指すものとする。
図2に、本発明の一実施例における、情報システムの動作確認システムの機能図を示す。取得時の対象プログラム11は、改変前のハードウェア環境、ソフトウェア環境、及び対象プログラムにおいて動作する。再現時の対象プログラム15は、ハードウェア環境、ソフトウェア環境、又は対象プログラムの何れかの改変後において動作する。
画面操作の取得時に、画面操作の取得開始を指示されると、制御部12は、取得時の対象プログラム11と取得部13を結合する。取得部13は、該対象プログラムで発生するキーボード操作やマウス操作等のイベントを取得して、イベントの種類に応じた記録区分を記入して構成した画面操作データを記憶装置3に格納する。画面操作の取得終了を指示されると、制御部12は、該対象プログラム11と取得部13との結合を切断する。
画面操作の再現時に、画面操作の再現開始を指示されると、制御部12は、再現部14を起動する。再現部14は、記憶装置3から画面操作データを読み出して、再現時の対象プログラム15の画面において画面操作を実行する。記憶装置3からの画面操作データの読み出しが終了すると、再現部14は動作を停止する。
画面操作の取得時に、画面操作の取得開始を指示されると、制御部12は、取得時の対象プログラム11と取得部13を結合する。取得部13は、該対象プログラムで発生するキーボード操作やマウス操作等のイベントを取得して、イベントの種類に応じた記録区分を記入して構成した画面操作データを記憶装置3に格納する。画面操作の取得終了を指示されると、制御部12は、該対象プログラム11と取得部13との結合を切断する。
画面操作の再現時に、画面操作の再現開始を指示されると、制御部12は、再現部14を起動する。再現部14は、記憶装置3から画面操作データを読み出して、再現時の対象プログラム15の画面において画面操作を実行する。記憶装置3からの画面操作データの読み出しが終了すると、再現部14は動作を停止する。
図13に、従来技術での一般例における、テストスクリプトの形式を示す。テストスクリプトは、入力項目を対象とする操作の場合は、記録区分、項目値、及び項目座標から構成され、画面を対象とする操作の場合は、記録区分、画面位置、及び画面表題から構成される。記録区分により、画面を対象とする操作か入力項目を対象とする操作かを識別する。
図14に、従来技術での一般例における、画面操作の取得方法をフローチャートで示す。図2の取得部13は、イベント駆動型で動作しており、取得時の対象プログラム11で、キーボード操作やマウス操作等のイベントが発生すると起動され、図14の処理を実行する。
図14において、画面の初回表示の時は(ステップS101)、記録区分に「画面表示」と記入して、該画面の画面位置と画面表題を取得して構成したテストスクリプトを記憶装置3に格納して(ステップS102)、該イベントの処理を終了する。
一方、画面の初回表示以外の時は(ステップS101)、イベント発生元の画面が推移したかどうかを判定し(ステップS103)、
画面が推移した時は、推移前の画面の入力項目に入力された項目値の格納が未完の場合には(ステップS104)、記録区分に「項目値入力」と記入して、入力された項目値と項目座標を取得して構成したテストスクリプトを記憶装置3に格納し(ステップS105)、(未完でない場合には何も行わずに)続いて、記録区分に「画面表示」と記入して、推移後の画面の画面位置と画面表題を取得して構成したテストスクリプトを記憶装置3に格納して(ステップS106)、該イベントの処理を終了する。
或いは、画面が推移しない時は(ステップS103)、イベント発生元の入力項目が推移したかどうかを判定し(ステップS107)、
イベント発生元の入力項目が推移した時は、推移前の入力項目に入力された項目値の格納が未完の場合には(ステップS108)、記録区分に「項目値入力」と記入して、入力された項目値と項目座標を取得して構成したテストスクリプトを記憶装置3に格納し(ステップS109)、(未完でない場合には何も行わずに)続いて、発生したイベントの種類を判定して(ステップS110)、マウス操作の場合は、記録区分に「マウス操作」と記入し、イベント発生元の入力項目が項目値を有する場合は該項目値を取得し、該入力項目の項目座標を取得して構成したテストスクリプトを記憶装置3に格納して(ステップS111)、該イベントの処理を終了する。
一方、イベント発生元の入力項目が推移しない時は、発生したイベントの種類を判定して(ステップS110)、マウス操作の場合は、記録区分に「マウス操作」と記入し、イベント発生元の入力項目が項目値を有する場合は該項目値を取得し、該入力項目の項目座標を取得して構成したテストスクリプトを記憶装置3に格納し(ステップS111)、該イベントの処理を終了する。
図14において、画面の初回表示の時は(ステップS101)、記録区分に「画面表示」と記入して、該画面の画面位置と画面表題を取得して構成したテストスクリプトを記憶装置3に格納して(ステップS102)、該イベントの処理を終了する。
一方、画面の初回表示以外の時は(ステップS101)、イベント発生元の画面が推移したかどうかを判定し(ステップS103)、
画面が推移した時は、推移前の画面の入力項目に入力された項目値の格納が未完の場合には(ステップS104)、記録区分に「項目値入力」と記入して、入力された項目値と項目座標を取得して構成したテストスクリプトを記憶装置3に格納し(ステップS105)、(未完でない場合には何も行わずに)続いて、記録区分に「画面表示」と記入して、推移後の画面の画面位置と画面表題を取得して構成したテストスクリプトを記憶装置3に格納して(ステップS106)、該イベントの処理を終了する。
或いは、画面が推移しない時は(ステップS103)、イベント発生元の入力項目が推移したかどうかを判定し(ステップS107)、
イベント発生元の入力項目が推移した時は、推移前の入力項目に入力された項目値の格納が未完の場合には(ステップS108)、記録区分に「項目値入力」と記入して、入力された項目値と項目座標を取得して構成したテストスクリプトを記憶装置3に格納し(ステップS109)、(未完でない場合には何も行わずに)続いて、発生したイベントの種類を判定して(ステップS110)、マウス操作の場合は、記録区分に「マウス操作」と記入し、イベント発生元の入力項目が項目値を有する場合は該項目値を取得し、該入力項目の項目座標を取得して構成したテストスクリプトを記憶装置3に格納して(ステップS111)、該イベントの処理を終了する。
一方、イベント発生元の入力項目が推移しない時は、発生したイベントの種類を判定して(ステップS110)、マウス操作の場合は、記録区分に「マウス操作」と記入し、イベント発生元の入力項目が項目値を有する場合は該項目値を取得し、該入力項目の項目座標を取得して構成したテストスクリプトを記憶装置3に格納し(ステップS111)、該イベントの処理を終了する。
図15に、従来技術での一般例における、画面操作の再現方法をフローチャートで示す。図2の再現部14は、記憶装置3から、データが無くなるまで(ステップS202)、テストスクリプトを1件ずつ読み出して(ステップS201)、以下の処理を行う。
読み出したテストスクリプトの記録区分が「画面表示」の場合は(ステップS203)、最前面に描画された画面の画面表題を取得して(ステップS204)、該テストスクリプトの画面表題と一致するかを判定し(ステップS205)、一致する画面が表示されるまで待機する。
画面表題が一致する画面が表示された時は(ステップS205)、該テストスクリプトの画面位置を用いて、表示された画面の位置が、画面操作の取得時の画面の位置と同一になるように調整して(ステップS206)、記憶装置3から次に処理するテストスクリプトを読み出す。
読み出したテストスクリプトの記録区分が「マウス操作」又は「項目値入力」の場合は(ステップS203)、該テストスクリプトの項目座標を用いて、表示された入力項目から、項目座標が一致する入力項目を識別して、該入力項目を再現の対象となる入力項目として特定する(ステップS207)。
続いて、読み出したテストスクリプトの記録区分が「マウス操作」の場合は(ステップS208)、所定のAPI関数(例えば、マイクロソフト社のWindows(登録商標)環境の場合は、SendInput命令)を実行して、再現の対象となる入力項目に対して、擬似的にマウスを操作する(ステップS209)。
一方、読み出したテストスクリプトの記録区分が「項目値入力」の場合は(ステップS208)、所定のAPI関数(例えば、マイクロソフト社のWindows(登録商標)環境の場合は、SetWindowText命令)を実行して、再現の対象となる入力項目に対して、該テストスクリプトの項目値を入力する(ステップS210)。
読み出したテストスクリプトの記録区分が「画面表示」の場合は(ステップS203)、最前面に描画された画面の画面表題を取得して(ステップS204)、該テストスクリプトの画面表題と一致するかを判定し(ステップS205)、一致する画面が表示されるまで待機する。
画面表題が一致する画面が表示された時は(ステップS205)、該テストスクリプトの画面位置を用いて、表示された画面の位置が、画面操作の取得時の画面の位置と同一になるように調整して(ステップS206)、記憶装置3から次に処理するテストスクリプトを読み出す。
読み出したテストスクリプトの記録区分が「マウス操作」又は「項目値入力」の場合は(ステップS203)、該テストスクリプトの項目座標を用いて、表示された入力項目から、項目座標が一致する入力項目を識別して、該入力項目を再現の対象となる入力項目として特定する(ステップS207)。
続いて、読み出したテストスクリプトの記録区分が「マウス操作」の場合は(ステップS208)、所定のAPI関数(例えば、マイクロソフト社のWindows(登録商標)環境の場合は、SendInput命令)を実行して、再現の対象となる入力項目に対して、擬似的にマウスを操作する(ステップS209)。
一方、読み出したテストスクリプトの記録区分が「項目値入力」の場合は(ステップS208)、所定のAPI関数(例えば、マイクロソフト社のWindows(登録商標)環境の場合は、SetWindowText命令)を実行して、再現の対象となる入力項目に対して、該テストスクリプトの項目値を入力する(ステップS210)。
図3に、本発明の一実施例における、第1画面情報及び第2画面情報の形式を示す。
第1画面情報に格納される入力項目の形式データは、項目UID、項目OID、及び項目座標から構成され、必要ならば入力項目のクラス名を構成に付加してもよい。同一の画面内では一般的に同一の項目座標は使用しないので、単一画面内では、この構成で再現の対象となる入力項目を特定できる。複数画面では、画面をまたがって再現の対象となる入力項目を特定できるように、必要ならば画面UIDを構成に付加してもよい。
一方、第2画面情報に格納される画面の形式データは、画面UID、画面OID、及び画面表題から構成される。対象プログラム内では一般的に同一の画面表題は使用しないので、この構成で再現の対象画面を特定できる。
画面UID及び項目UIDのコード体系を整理して、画面UID及び項目UIDによって、画面の形式データか入力項目の形式データかを識別できる場合は、第1画面情報と第2画面情報は、構成の形式を調整して、一つに統合することも可能である。
第1画面情報に格納される入力項目の形式データは、項目UID、項目OID、及び項目座標から構成され、必要ならば入力項目のクラス名を構成に付加してもよい。同一の画面内では一般的に同一の項目座標は使用しないので、単一画面内では、この構成で再現の対象となる入力項目を特定できる。複数画面では、画面をまたがって再現の対象となる入力項目を特定できるように、必要ならば画面UIDを構成に付加してもよい。
一方、第2画面情報に格納される画面の形式データは、画面UID、画面OID、及び画面表題から構成される。対象プログラム内では一般的に同一の画面表題は使用しないので、この構成で再現の対象画面を特定できる。
画面UID及び項目UIDのコード体系を整理して、画面UID及び項目UIDによって、画面の形式データか入力項目の形式データかを識別できる場合は、第1画面情報と第2画面情報は、構成の形式を調整して、一つに統合することも可能である。
図4に、本発明の一実施例における、画面操作データの形式を示す。
入力項目を対象とする操作の場合、画面操作データは、記録区分、項目UID、及び項目値から構成され、必要ならば入力項目のクラス名を構成に付加してもよい。一方、画面を対象とする操作の場合、画面操作データは、記録区分、画面UID、及び画面位置から構成される。記録区分により、画面を対象とする操作か入力項目を対象とする操作かを識別する。
入力項目を対象とする操作の場合、画面操作データは、記録区分、項目UID、及び項目値から構成され、必要ならば入力項目のクラス名を構成に付加してもよい。一方、画面を対象とする操作の場合、画面操作データは、記録区分、画面UID、及び画面位置から構成される。記録区分により、画面を対象とする操作か入力項目を対象とする操作かを識別する。
図5に、本発明の一実施例における、クラス名簿の形式を示す。クラス名簿は、
第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合は、
対象プログラムの作成又は修正に用いる開発言語及び該対象プログラムの画面の入力項目毎に、該作成時及び修正時における該入力項目の個別クラス名、及び該対象プログラムの実行コードの片方又は両方の動作モード(中間言語モード、実行可能モード)における該入力項目の個別クラス名、及び該入力項目の代表クラス名から構成する。
一方、画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合は、
対象プログラムの作成又は修正に用いる開発言語及び該対象プログラムの画面の入力項目毎に、該対象プログラムの実行コードの片方又は両方の動作モードにおける該入力項目の個別クラス名、及び該入力項目の代表クラス名から構成する。
つまり、第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合の例を挙げれば、
該実行コードの片方(中間言語モード)の動作モードの場合には、該作成時及び修正時における個別クラス名Aと、中間言語モードでの個別クラス名Aが、開発言語Aでの構成要素となり、該作成時及び修正時における個別クラス名Bと、中間言語モードでの個別クラス名Bが、開発言語Bでの構成要素となる、
或いは、該実行コードの片方(実行可能モード)の動作モードの場合には、該作成時及び修正時における個別クラス名Aと、実行可能モードでの個別クラス名Aが、開発言語Aでの構成要素となり、該作成時及び修正時における個別クラス名Bと、実行可能モードでの個別クラス名Bが、開発言語Bでの構成要素となる、
一方、該実行コードの両方(中間言語モード及び実行可能モード)の動作モードの場合には、該作成時及び修正時における個別クラス名Aと、中間言語モード及び実行可能モードでの個別クラス名Aが、開発言語Aでの構成要素となり、該作成時及び修正時における個別クラス名Bと、中間言語モード及び実行可能モードでの個別クラス名Bが、開発言語Bでの構成要素となる。
なお、開発言語の特性により、該作成時及び修正時における入力項目の個別クラス名と、該実行コードの動作モードでの入力項目の個別クラス名が同一の場合には、クラス名簿において、該作成時及び修正時における入力項目の個別クラス名と、該動作モードでの入力項目の個別クラス名を、一つに統合することも可能である。
第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合は、
対象プログラムの作成又は修正に用いる開発言語及び該対象プログラムの画面の入力項目毎に、該作成時及び修正時における該入力項目の個別クラス名、及び該対象プログラムの実行コードの片方又は両方の動作モード(中間言語モード、実行可能モード)における該入力項目の個別クラス名、及び該入力項目の代表クラス名から構成する。
一方、画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合は、
対象プログラムの作成又は修正に用いる開発言語及び該対象プログラムの画面の入力項目毎に、該対象プログラムの実行コードの片方又は両方の動作モードにおける該入力項目の個別クラス名、及び該入力項目の代表クラス名から構成する。
つまり、第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合の例を挙げれば、
該実行コードの片方(中間言語モード)の動作モードの場合には、該作成時及び修正時における個別クラス名Aと、中間言語モードでの個別クラス名Aが、開発言語Aでの構成要素となり、該作成時及び修正時における個別クラス名Bと、中間言語モードでの個別クラス名Bが、開発言語Bでの構成要素となる、
或いは、該実行コードの片方(実行可能モード)の動作モードの場合には、該作成時及び修正時における個別クラス名Aと、実行可能モードでの個別クラス名Aが、開発言語Aでの構成要素となり、該作成時及び修正時における個別クラス名Bと、実行可能モードでの個別クラス名Bが、開発言語Bでの構成要素となる、
一方、該実行コードの両方(中間言語モード及び実行可能モード)の動作モードの場合には、該作成時及び修正時における個別クラス名Aと、中間言語モード及び実行可能モードでの個別クラス名Aが、開発言語Aでの構成要素となり、該作成時及び修正時における個別クラス名Bと、中間言語モード及び実行可能モードでの個別クラス名Bが、開発言語Bでの構成要素となる。
なお、開発言語の特性により、該作成時及び修正時における入力項目の個別クラス名と、該実行コードの動作モードでの入力項目の個別クラス名が同一の場合には、クラス名簿において、該作成時及び修正時における入力項目の個別クラス名と、該動作モードでの入力項目の個別クラス名を、一つに統合することも可能である。
図6に、本発明の一実施例における、画面操作データの変換方法(対象プログラムの作成時又は修正時に、画面又は入力項目が追加された場合、或いは画面OID又は項目OIDが変更された場合)をフローチャートで示す。
対象プログラムの作成時又は修正時に、画面又は入力項目が追加されるイベント、或いは画面OID又は項目OIDが変更されるイベントが発生する毎に、図6の処理が起動される。
対象プログラムに画面が追加されると(ステップS11)、該画面の画面OID及び画面表題を取得し、新規の画面UIDを付与して構成した画面の形式データを、記録手段5中の第2画面情報に格納して(ステップS12)、該イベントの処理を終了する。
対象プログラムの画面に入力項目が追加されると(ステップS13)、該入力項目の項目OID及び項目座標を取得し、新規の項目UIDを付与して、第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合は該入力項目のクラス名を付加して構成した入力項目の形式データを、記録手段5中の第1画面情報に格納して(ステップS14)、該イベントの処理を終了する。
対象プログラムの画面の画面OIDが変更されると(ステップS15)、該画面の変更前画面OID及び変更後画面OIDを取得して、該変更前画面OIDと一致する画面OIDを有する形式データを記録手段5中の第2画面情報から識別し、該形式データの画面OIDを該変更後画面OIDに変更して(ステップS16)、該イベントの処理を終了する。
対象プログラムの画面の入力項目の項目OIDが変更されると(ステップS17)、該入力項目の変更前項目OID及び変更後項目OIDを取得して、該変更前項目OIDと一致する項目OIDを有する形式データを記録手段5中の第1画面情報から識別し、該形式データの項目OIDを該変更後項目OIDに変更して(ステップS18)、該イベントの処理を終了する。
対象プログラムの作成時又は修正時に、画面又は入力項目が追加されるイベント、或いは画面OID又は項目OIDが変更されるイベントが発生する毎に、図6の処理が起動される。
対象プログラムに画面が追加されると(ステップS11)、該画面の画面OID及び画面表題を取得し、新規の画面UIDを付与して構成した画面の形式データを、記録手段5中の第2画面情報に格納して(ステップS12)、該イベントの処理を終了する。
対象プログラムの画面に入力項目が追加されると(ステップS13)、該入力項目の項目OID及び項目座標を取得し、新規の項目UIDを付与して、第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合は該入力項目のクラス名を付加して構成した入力項目の形式データを、記録手段5中の第1画面情報に格納して(ステップS14)、該イベントの処理を終了する。
対象プログラムの画面の画面OIDが変更されると(ステップS15)、該画面の変更前画面OID及び変更後画面OIDを取得して、該変更前画面OIDと一致する画面OIDを有する形式データを記録手段5中の第2画面情報から識別し、該形式データの画面OIDを該変更後画面OIDに変更して(ステップS16)、該イベントの処理を終了する。
対象プログラムの画面の入力項目の項目OIDが変更されると(ステップS17)、該入力項目の変更前項目OID及び変更後項目OIDを取得して、該変更前項目OIDと一致する項目OIDを有する形式データを記録手段5中の第1画面情報から識別し、該形式データの項目OIDを該変更後項目OIDに変更して(ステップS18)、該イベントの処理を終了する。
図7に、本発明の一実施例における、画面操作データの変換方法(対象プログラムの作成時又は修正時に、入力装置1でのショートカットキー押下又は表示装置2でのポインティング指定からなる外部指示が発生した場合、或いは対象プログラムの作成又は修正を終了する場合)をフローチャートで示す。
対象プログラムの作成時に、上記外部指示が発生した場合(ステップS21)又は対象プログラムの作成を終了する場合は(ステップS22)、まず最初に、第1画面情報及び第2画面情報に格納されている形式データをすべて削除する(ステップS23)。
続いて、該対象プログラムのすべての画面及び入力項目を列挙し、
画面が列挙された場合は、該画面の画面OID及び画面表題を取得して、新規の画面UIDを付与して構成した、画面の形式データを、第2画面情報に格納する(ステップS24)。
一方、入力項目が列挙された場合は、該入力項目の項目OID及び項目座標を取得して、新規の項目UIDを付与して構成した、及び第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合は該入力項目のクラス名を付加して構成した、入力項目の形式データを、第1画面情報に格納する(ステップS24)。
対象プログラムの修正時に、上記外部指示が発生した場合(ステップS25)又は対象プログラムの修正を終了する場合は(ステップS26)、該対象プログラムのすべての画面及び入力項目を列挙し、
画面が列挙された場合は、該画面の画面OID及び画面表題を取得して、取得した画面OIDと一致する画面OIDを有する形式データが第2画面情報に存在する画面の場合は(ステップS27)、該画面の画面表題で該形式データの画面表題を更新し(ステップS28)、存在しない画面の場合は(ステップS27)、新規の画面UIDを付与して構成した、該画面の形式データを、第2画面情報に格納する(ステップS29)。
一方、入力項目が列挙された場合は、該入力項目の項目OID及び項目座標を取得して、取得した項目OIDと一致する項目OIDを有する形式データが第1画面情報に存在する入力項目の場合は(ステップS27)、該入力項目の項目座標で該形式データの項目座標を更新し(ステップS28)、存在しない入力項目の場合は(ステップS27)、新規の項目UIDを付与し、第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合は該入力項目のクラス名を付加して構成した、該入力項目の形式データを、第1画面情報に格納する(ステップS29)。
対象プログラムの作成時に、上記外部指示が発生した場合(ステップS21)又は対象プログラムの作成を終了する場合は(ステップS22)、まず最初に、第1画面情報及び第2画面情報に格納されている形式データをすべて削除する(ステップS23)。
続いて、該対象プログラムのすべての画面及び入力項目を列挙し、
画面が列挙された場合は、該画面の画面OID及び画面表題を取得して、新規の画面UIDを付与して構成した、画面の形式データを、第2画面情報に格納する(ステップS24)。
一方、入力項目が列挙された場合は、該入力項目の項目OID及び項目座標を取得して、新規の項目UIDを付与して構成した、及び第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合は該入力項目のクラス名を付加して構成した、入力項目の形式データを、第1画面情報に格納する(ステップS24)。
対象プログラムの修正時に、上記外部指示が発生した場合(ステップS25)又は対象プログラムの修正を終了する場合は(ステップS26)、該対象プログラムのすべての画面及び入力項目を列挙し、
画面が列挙された場合は、該画面の画面OID及び画面表題を取得して、取得した画面OIDと一致する画面OIDを有する形式データが第2画面情報に存在する画面の場合は(ステップS27)、該画面の画面表題で該形式データの画面表題を更新し(ステップS28)、存在しない画面の場合は(ステップS27)、新規の画面UIDを付与して構成した、該画面の形式データを、第2画面情報に格納する(ステップS29)。
一方、入力項目が列挙された場合は、該入力項目の項目OID及び項目座標を取得して、取得した項目OIDと一致する項目OIDを有する形式データが第1画面情報に存在する入力項目の場合は(ステップS27)、該入力項目の項目座標で該形式データの項目座標を更新し(ステップS28)、存在しない入力項目の場合は(ステップS27)、新規の項目UIDを付与し、第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合は該入力項目のクラス名を付加して構成した、該入力項目の形式データを、第1画面情報に格納する(ステップS29)。
図8に、本発明の一実施例における、画面操作データの変換方法(画面操作の取得時)をフローチャートで示す。図8において、ステップS41からステップS44までの処理は、図14のステップS102、ステップS105、ステップS106、ステップS109及びステップS111の中で実行される。
画面操作の取得時に、図14において、画面の画面操作データを記憶装置3に格納する
際は(ステップS102、ステップS106)、図8において、操作の対象は画面になるので(ステップS41)、該画面の画面表題を用いて第2画面情報から一致する画面表題を有する形式データの画面UIDを入手し、該画面の画面位置を取得して、記録区分に「画面表示」と記入して構成した画面の画面操作データを、記憶装置3に格納する(ステップS42)。
一方、画面操作の取得時に、図14において、入力項目の画面操作データを記憶装置3に格納する際は(ステップS105、ステップS109、ステップS111)、図8において、操作の対象は入力項目となるので(ステップS43)、該入力項目の項目座標を用いて、第1画面情報から一致する項目座標を有する形式データの項目UIDを入手し、該入力項目が項目値を有する場合は該項目値を取得し、画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合は該入力項目のクラス名を取得して、記録区分に「マウス操作」又は「項目値入力」と記入して構成した入力項目の画面操作データを、記憶装置3に格納する(ステップS44)。
画面操作の取得時に、図14において、画面の画面操作データを記憶装置3に格納する
際は(ステップS102、ステップS106)、図8において、操作の対象は画面になるので(ステップS41)、該画面の画面表題を用いて第2画面情報から一致する画面表題を有する形式データの画面UIDを入手し、該画面の画面位置を取得して、記録区分に「画面表示」と記入して構成した画面の画面操作データを、記憶装置3に格納する(ステップS42)。
一方、画面操作の取得時に、図14において、入力項目の画面操作データを記憶装置3に格納する際は(ステップS105、ステップS109、ステップS111)、図8において、操作の対象は入力項目となるので(ステップS43)、該入力項目の項目座標を用いて、第1画面情報から一致する項目座標を有する形式データの項目UIDを入手し、該入力項目が項目値を有する場合は該項目値を取得し、画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合は該入力項目のクラス名を取得して、記録区分に「マウス操作」又は「項目値入力」と記入して構成した入力項目の画面操作データを、記憶装置3に格納する(ステップS44)。
図9に、本発明の一実施例における、画面操作データの変換方法(画面操作の再現時)をフローチャートで示す。図9において、ステップS51からステップS54までの処理は、図15のステップS201の中で実行される。
画面操作の再現時に、図15において、記憶装置3から画面操作データを読み出す際に(ステップS201)、図9において、
読み出した画面操作データの記録区分が「画面表示」の場合は(ステップS51)、該画面操作データの画面UIDを用いて、第2画面情報から一致する画面UIDを有する形式データの画面表題を入手し、該画面表題を比較対象として用いて、表示画面2に描画された画面から一致する画面表題を有する画面を識別して、該画面を再現の対象画面として特定する(ステップS52)。
一方、読み出した画面操作データの記録区分が「マウス操作」又は「項目値入力」からなる「項目操作」の場合において(ステップS53)、
第1画面情報及び画面操作データの構成要素にクラス名を含まない場合は、該画面操作データの項目UIDを用いて、第1画面情報から一致する項目UIDを有する形式データの項目座標を入手し、該項目座標を比較対象として用いて、表示装置2に描画された入力項目から一致する項目座標を有する入力項目を識別して、該入力項目を再現の対象となる入力項目として特定する(ステップS54)。
或いは、第1画面情報又は画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合は、該画面操作データの項目UIDを用いて、第1画面情報から一致する項目UIDを有する形式データの項目座標を入手し、第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合は該形式データからクラス名を入手し、画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合は該画面操作データからクラス名を入手して、入手したクラス名及び項目座標を比較対象として用いて、表示装置2に描画された入力項目から一致するクラス名及び項目座標を有する入力項目を識別して、該入力項目を再現の対象となる入力項目として特定する(ステップS54)。
画面操作の再現時に、図15において、記憶装置3から画面操作データを読み出す際に(ステップS201)、図9において、
読み出した画面操作データの記録区分が「画面表示」の場合は(ステップS51)、該画面操作データの画面UIDを用いて、第2画面情報から一致する画面UIDを有する形式データの画面表題を入手し、該画面表題を比較対象として用いて、表示画面2に描画された画面から一致する画面表題を有する画面を識別して、該画面を再現の対象画面として特定する(ステップS52)。
一方、読み出した画面操作データの記録区分が「マウス操作」又は「項目値入力」からなる「項目操作」の場合において(ステップS53)、
第1画面情報及び画面操作データの構成要素にクラス名を含まない場合は、該画面操作データの項目UIDを用いて、第1画面情報から一致する項目UIDを有する形式データの項目座標を入手し、該項目座標を比較対象として用いて、表示装置2に描画された入力項目から一致する項目座標を有する入力項目を識別して、該入力項目を再現の対象となる入力項目として特定する(ステップS54)。
或いは、第1画面情報又は画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合は、該画面操作データの項目UIDを用いて、第1画面情報から一致する項目UIDを有する形式データの項目座標を入手し、第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合は該形式データからクラス名を入手し、画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合は該画面操作データからクラス名を入手して、入手したクラス名及び項目座標を比較対象として用いて、表示装置2に描画された入力項目から一致するクラス名及び項目座標を有する入力項目を識別して、該入力項目を再現の対象となる入力項目として特定する(ステップS54)。
図10に、本発明の一実施例における、対象プログラムの作成時又は修正時、或いは画面操作の取得時に、クラス名簿を用いたクラス名の変換方法をフローチャートで示す。図10において、ステップS61からステップS63は、図6のステップS14及び図8のステップS44の中で実行される。
対象プログラムの作成時又は修正時に、図6において、入力項目の形式データを第1画面情報に格納する際に(ステップS14)、第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合は、格納される該形式データのクラス名を個別クラス名として使用し、図10において、該個別クラス名を用いて、クラス名簿において、該作成時及び修正時の列から(ステップS61)、一致する個別クラス名を有するデータを識別し(ステップS62)、該データの代表クラス名を取得して(ステップS63)、該代表クラス名を、上記第1画面情報に格納する形式データのクラス名として使用する。
画面操作の取得時に、図8において、入力項目の画面操作データを記憶装置3に格納する際に(ステップS44)、画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合は、格納される該画面操作データのクラス名を個別クラス名として使用し、図10において、該個別クラス名を用いて、クラス名簿において、取得時の対象プログラムの実行コードの動作モードの列から(ステップS61)、一致する個別クラス名を有するデータを識別し(ステップS62)、該データの代表クラス名を取得して(ステップS63)、該代表クラス名を、上記記憶装置3に格納する画面操作データのクラス名として使用する。
なお、該実行コードの動作モードの識別は、人為的に動作モードを指定するか、クラス名から動作モードを自動識別する。(例えば、マイクロソフト社のVisual Basic(登録商標)6.0言語の場合は、クラス名にRT6が付加されていれば実行可能モードと判定し、付加されていなければ中間言語モードと判定する。)
対象プログラムの作成時又は修正時に、図6において、入力項目の形式データを第1画面情報に格納する際に(ステップS14)、第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合は、格納される該形式データのクラス名を個別クラス名として使用し、図10において、該個別クラス名を用いて、クラス名簿において、該作成時及び修正時の列から(ステップS61)、一致する個別クラス名を有するデータを識別し(ステップS62)、該データの代表クラス名を取得して(ステップS63)、該代表クラス名を、上記第1画面情報に格納する形式データのクラス名として使用する。
画面操作の取得時に、図8において、入力項目の画面操作データを記憶装置3に格納する際に(ステップS44)、画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合は、格納される該画面操作データのクラス名を個別クラス名として使用し、図10において、該個別クラス名を用いて、クラス名簿において、取得時の対象プログラムの実行コードの動作モードの列から(ステップS61)、一致する個別クラス名を有するデータを識別し(ステップS62)、該データの代表クラス名を取得して(ステップS63)、該代表クラス名を、上記記憶装置3に格納する画面操作データのクラス名として使用する。
なお、該実行コードの動作モードの識別は、人為的に動作モードを指定するか、クラス名から動作モードを自動識別する。(例えば、マイクロソフト社のVisual Basic(登録商標)6.0言語の場合は、クラス名にRT6が付加されていれば実行可能モードと判定し、付加されていなければ中間言語モードと判定する。)
図11に、本発明の一実施例における、画面操作の再現時に、クラス名簿を用いたクラス名の変換方法をフローチャートで示す。図11のステップS71からステップS73は、図9のステップS54の中で実行される。
画面操作の再現時に、図9において、再現の対象となる入力項目を特定する際に(ステップS54)、
画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合は、記憶装置3から読み出した画面操作データのクラス名を代表クラスとして使用し、図11において、該代表クラス名を用いて、クラス名簿において(ステップS71)、一致する代表クラス名を有するデータを識別し(ステップS72)、再現時の対象プログラムの実行コードの動作モードの列から、個別クラス名を取得して(ステップS73)、該個別クラス名を、比較対象のクラス名として使用する。
或いは、第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合は、記憶装置3から読み出した画面操作データの項目UIDを用いて、第1画面情報から入手した形式データのクラス名を代表クラスとして使用し、図11において、該代表クラス名を用いて、クラス名簿において(ステップS71)、一致する代表クラス名を有するデータを識別し(ステップS72)、再現時の対象プログラムの実行コードの動作モードの列から、個別クラス名を取得して(ステップS73)、該個別クラス名を、比較対象のクラス名として使用する。
なお、該実行コードの動作モードの識別は、人為的に動作モードを指定するか、クラス名から動作モードを自動識別する。(例えば、マイクロソフト社のVisual Basic(登録商標)6.0言語の場合は、クラス名にRT6が付加されていれば実行可能モードと判定し、付加されていなければ中間言語モードと判定する。)
画面操作の再現時に、図9において、再現の対象となる入力項目を特定する際に(ステップS54)、
画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合は、記憶装置3から読み出した画面操作データのクラス名を代表クラスとして使用し、図11において、該代表クラス名を用いて、クラス名簿において(ステップS71)、一致する代表クラス名を有するデータを識別し(ステップS72)、再現時の対象プログラムの実行コードの動作モードの列から、個別クラス名を取得して(ステップS73)、該個別クラス名を、比較対象のクラス名として使用する。
或いは、第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合は、記憶装置3から読み出した画面操作データの項目UIDを用いて、第1画面情報から入手した形式データのクラス名を代表クラスとして使用し、図11において、該代表クラス名を用いて、クラス名簿において(ステップS71)、一致する代表クラス名を有するデータを識別し(ステップS72)、再現時の対象プログラムの実行コードの動作モードの列から、個別クラス名を取得して(ステップS73)、該個別クラス名を、比較対象のクラス名として使用する。
なお、該実行コードの動作モードの識別は、人為的に動作モードを指定するか、クラス名から動作モードを自動識別する。(例えば、マイクロソフト社のVisual Basic(登録商標)6.0言語の場合は、クラス名にRT6が付加されていれば実行可能モードと判定し、付加されていなければ中間言語モードと判定する。)
図12に、本発明の一実施例における、画面操作の取得時又は再現時に、対象プログラムの原始コードを翻訳して、中間言語モードの実行コードを直接起動する方法をフローチャートで示す。
対象プログラムの実行コードを作成する開発言語が未起動の場合は(ステップS81)、
まず、該開発言語への経路を格納するレジストリ(例えば、マイクロソフト社のVisual Basic(登録商標)6.0言語の場合は、HKEY_CLASSES_ROOT¥¥Applications¥¥vb6.exe¥¥shell¥¥open¥¥Command)等の第1システム固有領域から、第1システム固有命令(例えば、マイクロソフト社のWindows(登録商標)環境の場合は、RegOpenKeyEx命令)を使用して、該開発言語への経路を取得する(ステップS82)。
次に、対象プログラムの原始コードへの経路を格納するレジストリ(例えば、マイクロソフト社のVisual Basic(登録商標)6.0言語の場合は、HKEY_CURRENT_USER¥¥Software¥¥Microsoft¥¥Visual Basic¥¥6.0¥¥recentFiles)等の第2システム固有領域から、該第1システム固有命令を使用して、直近で使用された該原始コードへの経路を取得する(ステップS83)。
最後に、該開発言語への経路及び該原始コードへの経路を指定して、第2システム固有命令(例えば、マイクロソフト社のWindows(登録商標)環境の場合は、ShellExecute命令)により、該開発言語の起動をソフトウェア環境に指令する(ステップS84)。
該開発言語が起動済み(ステップS81)又は起動完了の場合は(ステップS85)、該対象プログラムが画面の最前面に表示中に、第3システム固有命令(例えば、マイクロソフト社のWindows(登録商標)環境の場合は、SendInput命令)により、該原始コードを実行コードに翻訳するように指令すれば(ステップM86)、実行コードへの翻訳が行われ、中間言語モードの実行コードが起動される。
対象プログラムの実行コードを作成する開発言語が未起動の場合は(ステップS81)、
まず、該開発言語への経路を格納するレジストリ(例えば、マイクロソフト社のVisual Basic(登録商標)6.0言語の場合は、HKEY_CLASSES_ROOT¥¥Applications¥¥vb6.exe¥¥shell¥¥open¥¥Command)等の第1システム固有領域から、第1システム固有命令(例えば、マイクロソフト社のWindows(登録商標)環境の場合は、RegOpenKeyEx命令)を使用して、該開発言語への経路を取得する(ステップS82)。
次に、対象プログラムの原始コードへの経路を格納するレジストリ(例えば、マイクロソフト社のVisual Basic(登録商標)6.0言語の場合は、HKEY_CURRENT_USER¥¥Software¥¥Microsoft¥¥Visual Basic¥¥6.0¥¥recentFiles)等の第2システム固有領域から、該第1システム固有命令を使用して、直近で使用された該原始コードへの経路を取得する(ステップS83)。
最後に、該開発言語への経路及び該原始コードへの経路を指定して、第2システム固有命令(例えば、マイクロソフト社のWindows(登録商標)環境の場合は、ShellExecute命令)により、該開発言語の起動をソフトウェア環境に指令する(ステップS84)。
該開発言語が起動済み(ステップS81)又は起動完了の場合は(ステップS85)、該対象プログラムが画面の最前面に表示中に、第3システム固有命令(例えば、マイクロソフト社のWindows(登録商標)環境の場合は、SendInput命令)により、該原始コードを実行コードに翻訳するように指令すれば(ステップM86)、実行コードへの翻訳が行われ、中間言語モードの実行コードが起動される。
IT化の進展により、社会基盤としての情報システムの重要性が拡大し、高品質のソフトウェアを開発・保守する能力が求められている。しかし現実には、情報システムの動作確認は、依然として手作業による労働集約的な作業が中心で、その手間暇(工数と時間)が膨大であるが故に、完全に満足の行く動作確認を実施できずに、情報システムの稼動や再稼動が行われ、その結果として数々のトラブルを引き起している。そのため、情報システムの動作確認の自動化に対するニーズは膨大であるが、従来の技術では動作確認システムを利用する際の負担が大きいので、本発明により利用時の負担を軽減して、動作確認システムの利用促進を図る。
1 キーボード又はポインティングデバイス等からなる入力装置。
2 ディスプレイ等からなる表示装置。
3 画面操作データを格納又は読み出すための記憶装置。
4 本発明による制御を実行するための制御装置。
5 本発明による制御に必要な制御情報等を格納するための記録手段。
11 画面操作の取得時の対象プログラム
12 制御部
13 取得部
14 再現部
15 画面操作の再現時の対象プログラム
2 ディスプレイ等からなる表示装置。
3 画面操作データを格納又は読み出すための記憶装置。
4 本発明による制御を実行するための制御装置。
5 本発明による制御に必要な制御情報等を格納するための記録手段。
11 画面操作の取得時の対象プログラム
12 制御部
13 取得部
14 再現部
15 画面操作の再現時の対象プログラム
Claims (12)
- 改変前のハードウェア環境、ソフトウェア環境、及び対象プログラムを用いて、表示装置に対して実行される画面操作を取得した画面操作データを記憶装置に格納し、ハードウェア環境、ソフトウェア環境、又は対象プログラムの何れかの改変後に、記憶装置から該画面操作データを読み出して、表示装置において画面操作を再現する情報システムの動作確認方法において、
上記対象プログラムの作成時又は修正時に、
該対象プログラムの画面に入力項目が追加された場合は、該入力項目のオブジェクト識別子及び項目座標を取得し、新規の項目一意識別子を付与して構成した形式データを第1画面情報に格納する処理、
或いは、入力装置でのショートカットキー押下又は表示装置でのポインティング指定からなる外部指示が発生した場合若しくは該対象プログラムの作成又は修正を終了する場合は、該対象プログラムのすべての入力項目を列挙して、各入力項目について、オブジェクト識別子及び項目座標を取得し、新規の項目一意識別子を付与して構成した形式データを第1画面情報に格納する処理、
の何れか一つの処理又は両方の処理を行い、
上記画面操作の取得時に、取得した画面操作が入力項目を対象とする操作の場合は、該入力項目の項目座標を用いて、上記第1画面情報から一致する項目座標を有する形式データを識別して、該形式データの項目一意識別子を入手し、該入力項目に対する操作の種類を記録区分に記入して構成した画面操作データを上記記憶装置に格納し、
上記画面操作の再現時に、上記記憶装置から読み出した画面操作データの記録区分が入力項目を対象とする操作の場合は、該画面操作データの項目一意識別子を用いて、上記第1画面情報から一致する項目一意識別子を有する形式データを識別し、該形式データから入手した項目座標を比較対象として使用して、上記表示装置に描画された入力項目から一致する項目座標を有する入力項目を識別して、該入力項目を画面操作の再現の対象となる入力項目として特定することを特徴とする情報システムの動作確認方法。 - 前記対象プログラムの作成時又は修正時に、入力項目のオブジェクト識別子が変更された場合は、該入力項目の変更前オブジェクト識別子を用いて、前記第1画面情報から一致するオブジェクト識別子を有する形式データを識別し、該形式データのオブジェクト識別子の値を該入力項目の変更後オブジェクト識別子の値に変更し、
前記対象プログラムの作成時又は修正時に、前記外部指示が発生した場合若しくは該対象プログラムの作成又は修正を終了する場合は、該対象プログラムのすべての入力項目を列挙して、各入力項目について、オブジェクト識別子及び項目座標を取得し、取得したオブジェクト識別子と一致するオブジェクト識別子を有する形式データが前記第1画面情報に存在する入力項目の場合は、該形式データの項目座標の値を該入力項目の項目座標の値に変更し、存在しない入力項目の場合は、該入力項目のオブジェクト識別子及び項目座標を取得し、新規の項目一意識別子を付与して構成した形式データを前記第1画面情報に格納することを特徴とする請求項1記載の情報システムの動作確認方法。 - 前記第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合において、
前記対象プログラムの作成時又は修正時に、前記追加された入力項目のクラス名又は前記列挙された入力項目のクラス名を、前記第1画面情報に格納される形式データの構成に付加し、
前記画面操作の再現時に、前記記憶装置から読み出した画面操作データの項目一意識別子を用いて、前記第1画面情報から一致する項目一意識別子を有する形式データを識別し、該形式データから入手した項目座標及びクラス名を比較対象として使用して、前記表示装置に描画された入力項目から、一致する項目座標及びクラス名を有する入力項目を識別して、該入力項目を画面操作の再現の対象となる入力項目として特定することを特徴とする請求項1記載の情報システムの動作確認方法。 - 前記画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合において、
前記画面操作の取得時に、前記取得した画面操作の対象となる入力項目のクラス名を、前記記憶装置に格納される画面操作データの構成に付加し、
前記画面操作の再現時に、前記記憶装置から読み出した画面操作データの項目一意識別子を用いて、前記第1画面情報から一致する項目一意識別子を有する形式データを識別し、該形式データから入手した項目座標及び該画面操作データから入手したクラス名を比較対象として使用して、前記表示装置に描画された入力項目から、一致する項目座標及びクラス名を有する入力項目を識別し、該入力項目を画面操作の再現の対象となる入力項目として特定することを特徴とする請求項1記載の情報システムの動作確認方法。 - 前記第1画面情報の構成要素にクラス名を含む場合において、
前記対象プログラムの作成又は修正に用いる開発言語及び該対象プログラムの画面の入力項目毎に、該作成時及び修正時における該入力項目の個別クラス名、及び該対象プログラムの実行コードの片方又は両方の動作モードにおける該入力項目の個別クラス名、及び該入力項目の代表クラス名から構成されるクラス名簿を用いて、
前記対象プログラムの作成時又は修正時に、前記追加された入力項目のクラス名又は前記列挙された入力項目のクラス名を個別クラス名として使用して、該個別クラス名を用いて、上記クラス名簿において、該作成時及び修正時の列から、一致する個別クラス名を有するデータを識別し、該データの代表クラス名を取得して、該代表クラス名を前記第1画面情報に格納される形式データの構成に付加するクラス名として使用し、
前記画面操作の再現時に、前記形式データから入手したクラス名を代表クラス名として使用して、該代表クラス名を用いて、上記クラス名簿において、代表クラス名の列から、一致する代表クラス名を有するデータを識別し、再現時の対象プログラムの実行コードの動作モードの列から、個別クラス名を取得して、該個別クラス名を、前記比較対象として使用するクラス名として使用することを特徴とする請求項3記載の情報システムの動作確認方法。 - 前記画面操作データの構成要素にクラス名を含む場合において、
前記対象プログラムの作成又は修正に用いる開発言語及び該対象プログラムの画面の入力項目毎に、該対象プログラムの実行コードの片方又は両方の動作モードにおける入力項目の個別クラス名、及び該入力項目の代表クラス名から構成されるクラス名簿を用いて、
前記画面操作の取得時に、前記取得した画面操作の対象となる入力項目のクラス名を個別クラス名として使用して、該個別クラス名を用いて、上記クラス名簿において、取得時の対象プログラムの実行コードの動作モードの列から、一致する個別クラス名を有するデータを識別し、該データの代表クラス名を取得して、該代表クラス名を、前記記憶装置に格納される画面操作データの構成に付加するクラス名として使用し、
前記画面操作の再現時に、前記画面操作データから入手したクラス名を代表クラス名として使用して、該代表クラス名を用いて、上記クラス名簿において、代表クラス名の列から、一致する代表クラス名を有するデータを識別し、再現時の対象プログラムの実行コードの動作モードの列から、個別クラス名を取得して、該個別クラス名を、前記比較対象として使用するクラス名として使用することを特徴とする請求項4記載の情報システムの動作確認方法。 - 前記画面操作の取得時又は再現時に、前記対象プログラムの実行コードを作成する開発言語が未起動の場合は、第1システム固有命令を実行して、第1システム固有領域から該開発言語への経路を取得、及び第2システム固有領域から該対象プログラムの原始コードへの経路を取得して、該開発言語への経路及び該原始コードへの経路を用いて、第2システム固有命令を実行して、該開発言語を起動するように前記ソフトウェア環境に指令し、
起動済みの該開発言語において、該対象プログラムが画面の最前面に表示中に、第3システム固有命令を実行して、該対象プログラムの原始コードを実行コードに翻訳するように前記ソフトウェア環境に指令して、該対象プログラムの実行コードを起動し、前記画面操作の取得時又は再現時に用いる対象プログラムとして使用することを特徴とする請求項1記載の情報システムの動作確認方法。 - 前記対象プログラムの作成時又は修正時に、
該対象プログラムに画面が追加された場合は、該画面のオブジェクト識別子及び画面表題を取得し、新規の画面一意識別子を付与して構成した形式データを第2画面情報に格納する処理、
或いは、前記外部指示が発生した場合若しくは該対象プログラムの作成又は修正を終了する場合は、該対象プログラムのすべての画面を列挙して、各画面について、オブジェクト識別子及び画面表題を取得し、新規の画面一意識別子を付与して構成した形式データを第2画面情報に格納する処理、
の何れか一つの処理又は両方の処理を行い、
前記画面操作の取得時に、取得した画面操作が画面を対象とする操作の場合は、該画面の画面表題を用いて、第2画面情報から一致する画面表題を有する形式データを識別して、該形式データの画面一意識別子を入手し、該画面に対する操作の種類を記録区分に記入して構成した画面操作データを前記記憶装置に格納し、
前記画面操作の再現時に、前記記憶装置から読み出した画面操作データの記録区分が画面を対象とする操作の場合は、該画面操作データの画面一意識別子を用いて、第2画面情報から一致する画面一意識別子を有する形式データを識別し、該形式データから入手した画面表題を比較対象として使用して、前記表示装置に描画された画面から一致する画面表題を有する画面を識別して、該画面を画面操作の再現の対象画面として特定することを特徴とする請求項1記載の情報システムの動作確認方法。 - 前記対象プログラムの作成時又は修正時に、画面のオブジェクト識別子が変更された場合は、該画面の変更前オブジェクト識別子を用いて、前記第2画面情報から一致するオブジェクト識別子を有する形式データを識別し、該形式データのオブジェクト識別子の値を該画面の変更後オブジェクト識別子の値に変更し、
前記対象プログラムの作成時又は修正時に、前記外部指示が発生した場合若しくは該対象プログラムの作成又は修正を終了する場合は、該対象プログラムのすべての画面を列挙して、各画面について、オブジェクト識別子及び画面表題を取得し、取得したオブジェクト識別子と一致するオブジェクト識別子を有する形式データが前記第2画面情報に存在する画面の場合は、該形式データの画面表題の値を該画面の画面表題の値に変更し、存在しない画面の場合は、該画面のオブジェクト識別子及び画面表題を取得し、新規の画面一意識別子を付与して構成した形式データを前記第2画面情報に格納することを特徴とする請求項8記載の情報システムの動作確認方法。 - 請求項1〜9の何れか一つに記載の情報システムの動作確認方法を実行するための動作確認プログラム。
- 請求項10に記載の動作確認プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 請求項10に記載の動作確認プログラムを用いて情報システムの動作確認を行うことを特徴とする動作確認システム。
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