JPWO2007094068A1 - 回路基板 - Google Patents

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Abstract

枠体に対して蓋部を確実に複数箇所で接触させることによる良好な導通性が得られるとともに、蓋部に湾曲変形を防止して良好な平坦性が得られる基板構造および回路基板の製造方法を提供する。基板構造10は、基材11に沿って実装された複数の電子部品12と、各電子部品12を囲う枠体13と、枠体13の内部を第1区画室15および第2区画室16に仕切る仕切壁部18と、枠体13の開口19を閉鎖する蓋部20とを備える。この基板構造10は、枠体13における蓋部20に対向する上面26Aに設けられた複数の凹部30と、蓋部20における枠体13に対向する下面32Aに設けられて凹部30に収容される複数の突部35と、凹部30および突部35間に介装されるハンダ38とを有する。

Description

本発明は、基材に沿って複数の電子部品が実装され、各電子部品が枠体で囲われ、枠体の開口が蓋部で閉鎖された基板構造および回路基板の製造方法に関する。
従来より、回路基板は、基材に沿って複数の電子部品が実装され、実装された各電子部品が枠体で囲われるとともに、この枠体が基材に密着された状態で枠体の開口が蓋部で閉鎖されている。
枠体の内部は壁部により複数の区画に仕切られ、一区画に通信用の電子部品が実装されている。
通信用の電子部品は、電気的にシールドされる必要がある。
このような要望に対して、枠体および壁部における上面(枠体上端面および隔壁上端面)に対して、蓋部に複数箇所から下方に突出させた弾性片を弾性接触させることにより導通を得るシールド構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1によれば、通信用の電子部品が実装された区画を囲むように、複数の弾性片を設けておけば、枠体および蓋部が複数箇所で導通し、これにより電気的なシールドが良好に得られる。
特開平8−32272号公報
しかしながら、複数箇所において弾性接触すると、係合箇所に近い弾性片は接触するが、これらに弾性片の反力により蓋部の中央部が隆起するように湾曲変形し、結果的に中央部の弾性片が接触できない。
また、近年では、蓋部の表面に密着するように他の部品(例えばLCD等の表示装置)が配置されることがあるが、蓋部が湾曲変形していると、部品配置に支障が生ずる。
本発明は、上述した従来の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、枠体に対して蓋部を確実に複数箇所で接触させることによる良好な導通性が得られるとともに、蓋部に湾曲変形を防止して良好な平坦性が得られる基板構造および回路基板の製造方法を提供することにある。
本発明の基板構造は、基材と、前記基材に沿って実装された複数の電子部品と、前記各電子部品を囲うとともに前記基材に密着する枠体と、前記枠体の開口を閉鎖する蓋部とを備える基板構造であって、前記枠体における前記蓋部に対向する上面に設けられた凹部と、前記蓋部における前記枠体に対向する下面に設けられて前記凹部に収容される突部と、前記凹部および前記突部間に介装される導電性粘状体とを有することを特徴とする。
枠体に凹部が設けられ、かつ、蓋部に突部が設けられている。枠体の開口を蓋部で閉鎖した状態において、凹部に突部が収容される。そして、凹部および突部間に導電性粘状体を介装する。
この導電性粘状体は、凹部および突部の形状を変えることなく、凹部および突部に好適に倣わせることができる。
よって、複数箇所において凹部および突部間の隙間が異なっていても、導電性粘状体を介装することで、複数箇所の凹部および突部をそれぞれ接触させて良好な導通性が得られる。
これにより、枠体および蓋部が複数箇所で導通し、電気的なシールドが良好に得られる。
加えて、凹部および突部間に導電性粘状体を介装させることで、凹部に突部を直接当接させる(押し付ける)必要がない。よって、凹部が突部によって押し上げられることがないので、蓋部が湾曲変形することを防止して、蓋部の平坦性が良好に保たれる。
また、本発明は、前記突部が中空部を有する断面略先細り形状であるとともに、前記蓋部の表裏を連通する連通孔が設けられていることを特徴とする。
導電性粘状体として、常温では連通孔から漏洩しない程度の粘度を有するものを用いることで、中空部に導電性粘状体を貯留させることが可能になる。そして、蓋部の突部を枠体の凹部に収容させた後、導電性粘性体を加熱することにより連通孔を通じて凹部および突部間に導電性粘性体を流動させることが可能になる。
これにより、凹部および突部が導電性粘性体で接触されて導通する。
この際、導電性粘性体は自重で凹部および突部間に流動するので、凹部および突部を導電性粘性体で導通させた際に、凹部および突部の形状が変形する虞がない。
これにより、凹部が突部によって押し上げられることがないので、蓋部が湾曲変形することを防止して、蓋部の平坦性が一層良好に保たれる。
さらに、本発明の回路基板の製造方法は、基材と、前記基材に沿って実装された複数の電子部品と、前記各電子部品を囲うとともに前記基材に密着する枠体と、前記枠体の開口を閉鎖する蓋部とを備える回路基板の製造方法であって、前記枠体における前記蓋部に対向する上面に凹部を設けておくとともに、前記蓋部における前記枠体に対向する下面に中空部と、前記蓋部の表裏を連通する連通孔とを有する突部を設けておき、前記中空部に導電性粘性体を貯留させた後、前記凹部に前記突部を収容させ、次いで加熱することにより前記導電性粘状体を前記連通孔を通じて前記凹部および前記突部間に流動させて前記枠体および前記蓋部を導通させることを特徴とする。
蓋部の中空部に導電性粘性体を貯留させた後、蓋部の突部を枠体の凹部に収容させる。次いで、導電性粘性体を加熱することにより連通孔を通じて凹部および突部間に導電性粘性体を流動させて枠体および蓋部を導通させる。
このように、蓋部の中空部に導電性粘性体を貯留させるという貯留作業と、蓋部の突部を枠体の凹部に収容させた後、導電性粘性体を加熱するという加熱作業との二つの簡単な作業で、枠体および蓋部を導通させることができる。
本発明の基板構造によれば、複数箇所の凹部および突部をそれぞれ導電性粘状体で接触させて良好な導通性が得られるので、枠体および蓋部が複数箇所で導通し、電気的なシールドが良好に得られるという効果を有する。
加えて、凹部に突部を直接接触させる必要がないので、凹部が突部によって押し上げられることがなく、蓋部が湾曲変形することを防止して、蓋部の平坦性が良好に保たれるという効果を有する。
また、本発明の回路基板の製造方法によれば、蓋部の中空部に導電性粘性体を貯留させるという貯留作業と、導電性粘性体を加熱するという加熱作業との二つの簡単な作業で、枠体および蓋部を導通させることができるという効果を有する。
本発明に係る基板構造(第1実施形態)を示す斜視図である。 図2(A)は図1のA−A線断面図、図2(B)は図1のB−B線断面図である。 第1実施形態に係る基板構造の要部を示す断面図である。 図4(A)〜図4(C)は第1実施形態に係る回路基板の製造方法を説明する図である。 図5(A)〜図5(B)は第2実施形態に係る回路基板の製造方法を説明する図である。 第3実施形態に係る基板構造の要部を示す断面図である。 第4実施形態に係る基板構造の要部を示す断面図である。
符号の説明
10,40,50,60 基板構造
11 基材
12 電子部品
12A 通信用の電子部品
13 枠体
15 第1区画室
16 第2区画室
18 仕切壁部
19 開口
20 蓋部
26A,29A 上面
30,61 凹部
32A 下面
35,51,62 突部
36 中空部
37 連通孔
38 ハンダ(導電性粘状体)
(第1実施形態)
図1〜図3に示すように、第1実施形態の基板構造10は、基材11と、基材11に沿って実装された複数の電子部品12と、各電子部品12を囲うとともに基材11に密着する枠体13と、枠体13の内部を第1区画室15および第2区画室16に仕切るとともに基材11に密着する仕切壁部18と、枠体13の開口19を閉鎖する蓋部20とを備える。
複数の電子部品12のうち、第1区画室15に通信用の電子部品12Aが実装されている。通信用の電子部品12Aは、電気的にシールドされる必要がある。
枠体13は、周壁22の外面に複数の位置決め突起23が形成され、周壁22が一対の短壁24および一対の長壁25で略矩形状に形成され、一対の短壁24および一対の長壁25の頂部にそれぞれ枠体張出部26を備える。
枠体張出部26は、周壁22の内側に向けて水平(すなわち、基材と平行)に張り出されている。
仕切壁部18は、一対の長壁25間に配置され、一方の長壁25に一端が接触されるとともに、他方の長壁25に他端が接触されている。
仕切壁部18は、仕切壁28の頂部に仕切張出部29を備える。仕切張出部29は、第1区画室15側に向けて水平(すなわち、基材と平行)に張り出され、上面29Aが枠体張出部26の下面に接触されている。
第1区画室15の周囲に配置された枠体張出部26および仕切張出部29に凹部30が設けられている。
具体的には、各長壁25の枠体張出部26のうち、第1区画室15に臨む部位の上面26Aに複数の凹部30が設けられている。また、各短壁24の枠体張出部26のうち、第1区画室15に臨む部位の上面26Aに複数の凹部30が設けられている。さらに、仕切張出部29の上面29Aに複数の凹部30が設けられている。
これにより、複数の凹部30が第1区画室15を囲うように、第1区画室15の周囲に設けられる。
図2(A)に示すように、複数の凹部30としては、一例として、半球状の凹部を例示する。この凹部30は外径がD1になるように形成されている。
蓋部20は、平坦な蓋板部32が略矩形状に形成され、蓋板部32の周縁に蓋壁部33が設けられている。蓋壁部33には位置決め孔34が形成されている。
位置決め孔34は、蓋部20を枠体13に被せた際に、枠体13の位置決め突起23に嵌合する(図3参照)。これにより、蓋部20を枠体13に被せた際に、蓋板部32を枠体張出部26や仕切張出部29から間隔S(図3参照)だけ浮かした状態に蓋部20を位置決めできる。
図2(B)に示すように、蓋板部32は、枠体張出部26や仕切張出部29に対向する下面32Aに複数の突部35が設けられている。複数の突部35としては、一例として、断面略先細り形状となる半球状の突部を例示する。
複数の突部35は、一例としてバーリング加工などで形成される。複数の突部35をバーリング加工で形成することで、蓋板部32の下面32Aに複数の突部35を形成する際に、蓋板部32の上面32Bに複数の中空部36が形成されるとともに、中空部36の中央に蓋板部32の表裏を連通する連通孔37が設けられている。
突部35は外径がD2に形成され、連通孔37は外径がD3に形成される。
突部35の外径D2と凹部30の外径D1との関係は、D1>D2の関係が成立する。
連通孔37の外径D3は、後述するハンダ(導電性粘状体)38が常温の状態で漏洩しない寸法に形成されている。
この突部35は、枠体張出部26や仕切張出部29に形成した凹部30に対向する位置に設けられている。
よって、蓋部20を枠体13に被せた際に、図3に示すように枠体張出部26や仕切張出部29の凹部30に突部35が収容される。
ここで、前述したように、蓋部20を枠体13に被せた際に、蓋板部32を枠体張出部26や仕切張出部26から間隔S(図2参照)だけ浮かした状態に蓋部20を位置決めすることで、突部35を凹部30に対して間隔S(図3参照)だけ浮かした状態に位置決めできる。
凹部30および突部35間には、図3に示すように、前述したハンダ(導電性粘状体)38が介装されている。
凹部30および突部35間にハンダ38を介装する際には、先ず中空部36にハンダ38を貯留する。
ハンダ38は、常温では連通孔37から漏洩しない。なお、導電性粘状体としてハンダ38以外のものを用いる場合には、常温では連通孔37から漏洩しない程度の粘度を有するものを用いる。
次に、突部35を凹部30に対して間隔Sだけ浮かした状態に保つ。
次いで、ハンダ38を加熱して連通孔37から凹部30に導いて凹部30および突部35間にハンダ38を充填する。
以上説明したように、基板構造10は、枠体13における蓋部20に対向する上面26Aに設けられた複数の凹部30と、蓋部20における枠体13に対向する下面32Aに設けられて凹部30に収容される複数の突部35と、凹部30および突部35間に介装されるハンダ38とを有する。
ハンダ38は、凹部30および突部35の形状を変えることなく、凹部30および突部35に好適に倣わせることができる。
よって、複数箇所に設けた凹部30および突部35間の隙間が異なっていても、ハンダ38を介装することで、複数箇所の凹部30および突部35をそれぞれ接触させて良好な導通性が得られる。
これにより、枠体13および蓋部20が第1区画室15を囲う複数箇所で導通する。
第1区画室15を囲う枠体13および蓋部20が導通されるとともに、第1区画室15を囲う仕切壁部18および蓋部20が導通される。
これにより、第1区画室15に実装された通信用の電子部品12Aを、電気的にシールドできる。
加えて、凹部30および突部35間にハンダ38を介装させることで、凹部30に突部35を直接当接させる(押し付ける)必要がない。
これにより、凹部30が突部35によって押し上げられることがないので、蓋部20が湾曲変形することを防止して、蓋部20の平坦性が良好に保たれる。
また、導電性粘状体として、常温では連通孔37から漏洩しないハンダ38を用いることで、中空部36にハンダ38を貯留させることが可能になる。そして、蓋部20の突部35を枠体13の凹部35に収容させた後、ハンダ38を加熱することにより連通孔37を通じて凹部30および突部35間にハンダ38を流動させることが可能になる。
この際、ハンダ38が自重で凹部30および突部35間に流動するので、凹部30が突部35によって押し上げられることがない。
これにより、蓋部20が湾曲変形することを防止して、蓋部20の平坦性が一層良好に保たれる。
次に、本発明に係る回路基板の製造方法を図4(A)〜図4(C)に基づいて説明する。
図4(A)に示すように、中空部36にハンダ38を貯留させる。中空部36にハンダ38を貯留させた後、蓋部20を下方に移動して枠体13に被せる。
図4(B)に示すように、凹部30に突部35を収容する。この際に、突部35は凹部30に対して間隔Sだけ浮かした状態に位置決めされる。
この状態で、ハンダ38を加熱することによりハンダ38を連通孔37を通じて凹部30および突部35間に流動させる。
図4(B)に示すように、凹部30および突部35間にハンダ38を充填して、凹部30および突部35をハンダ38で接触させる。よって、第1区画室15を囲う複数の凹部30および複数の突部35が導通する。
これにより、第1区画室15を囲う枠体13および蓋部20が導通されるとともに、第1区画室15を囲う仕切壁部18および蓋部20が導通される。
以上説明したように、本発明に係る回路基板の製造方法によれば、先ず蓋部20の中空部36にハンダ38を貯留させた後、蓋部20の突部35を枠体13の凹部30に収容させる。次いで、ハンダ38を加熱することにより連通孔37を通じて凹部30および突部35間にハンダ38を流動させて枠体13および蓋部20を導通させる。
このように、蓋部20の中空部36にハンダ38を貯留させるという貯留作業と、蓋部20の突部35を枠体13の凹部30に収容させた後、ハンダ38を加熱するという加熱作業との二つの簡単な作業で、枠体13および蓋部20を導通させることができる。
次に、第2〜第4実施形態の基板構造を図5〜図7に基づいて説明する。なお、第2〜第4実施形態の基板構造において第1実施形態の基板構造10と同一・類似部材については同一符号を付して説明を省略する。
(第2実施形態)
図5(A),(B)に示すように、第2実施形態の基板構造40は、第1実施形態の連通孔37を中空部36から除去したもので、その他の構成は第1実施形態と同様である。
第2実施形態の基板構造40を製造する際には、図5(A)に示すように、凹部30にハンダ38を貯留させる。凹部30にハンダ38を貯留させた後、蓋部20を下方に移動して枠体13に被せる。
蓋部20を下方に移動して枠体13に被せることで、図5(B)に示すように、凹部30に突部35を収容する。この際に、突部35は凹部30に対して間隔Sだけ浮かした状態に位置決めされる。
この状態で、ハンダ38を加熱することによりハンダ38を、凹部30の凹面および突部35の凸面に倣わせて、凹部30および突部35をハンダ38で接触させる。よって、第1区画室15を囲う複数の凹部30および複数の突部35が導通する。
すなわち、第2実施形態の基板構造40によれば、第1実施形態の基板構造10と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
図6に示すように、第3実施形態の基板構造50は、第1実施形態の半球状の突部35に代えて切り起こし状の突部51を用いたもので、その他の構成は第1実施形態と同様である。
切り起こし状の突部51は、蓋板部32から下方に向けて切り起こした突片であり、先端部が折り曲げられて折曲部51Aとされている。
よって、ハンダ38を加熱した際に折曲部51Aをハンダ38の内部に埋設することで、折曲部51Aがハンダ38に良好に食い付き、折曲部51Aをハンダ38に確実に接触させることができる。
すなわち、第3実施形態の基板構造50によれば、第1実施形態の基板構造10と同様の効果を得ることができる。
なお、切り起こし状の突部51は、先端部が折り曲げられていなくてもよい。
(第4実施形態)
図7に示すように、第4実施形態の基板構造60は、第3実施形態の凹部30および突部51に代えて溝状の凹部61および広幅状の切り起こし突部62を用いたもので、その他の構成は第3実施形態と同様である。
溝状の凹部61は、溝状に形成することで、連続して長さ寸法L1が大きな凹部が得られる。広幅状の切り起こし突部62は、凹部61の長さ寸法L1に合わせて幅L2を大きく確保した状態で、蓋板部32から下方に向けて切り起こした突片である。
溝状の凹部61および広幅状の切り起こし突部62を用いることで、シールド領域を連続して長く確保できる。
すなわち、第4実施形態の基板構造60によれば、第1実施形態の基板構造10と同様の効果を得ることができる。
なお、前記実施形態では、突部35,51,62を凹部30,61に対して浮かせた状態(非接触状態)に配置した例について説明したが、これに限らないで、突部35,51,62を凹部30,61に接触させても同様の効果が得られる。
また、前記実施形態では、導電性粘状体としてハンダ38を例示したが、これに限らないで、導電性接着剤などの他の導電性粘状体を用いることも可能である。
この導電性粘状体は、最終的に固化してもよく、粘状のままでもよい。
また、前記実施形態で例示した基板11、電子部品12,12A、枠体13、仕切壁部18、蓋部20、突部35,51,62、中空部36、連通孔37などの形状は、これに限定するものではなく、適宜変更が可能である。
本発明は、基材に沿って複数の電子部品が実装され、各電子部品が枠体で囲われ、枠体の開口が蓋部で閉鎖された基板構造および回路基板の製造方法への適用に好適である。
本発明は、基材に沿って複数の電子部品が実装され、各電子部品が枠体で囲われ、枠体の開口が蓋部で閉鎖された基板構造および回路基板の製造方法に関する。
従来より、回路基板は、基材に沿って複数の電子部品が実装され、実装された各電子部品が枠体で囲われるとともに、この枠体が基材に密着された状態で枠体の開口が蓋部で閉鎖されている。
枠体の内部は壁部により複数の区画に仕切られ、一区画に通信用の電子部品が実装されている。
通信用の電子部品は、電気的にシールドされる必要がある。
このような要望に対して、枠体および壁部における上面(枠体上端面および隔壁上端面)に対して、蓋部に複数箇所から下方に突出させた弾性片を弾性接触させることにより導通を得るシールド構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1によれば、通信用の電子部品が実装された区画を囲むように、複数の弾性片を設けておけば、枠体および蓋部が複数箇所で導通し、これにより電気的なシールドが良好に得られる。
特開平8−32272号公報
しかしながら、複数箇所において弾性接触すると、係合箇所に近い弾性片は接触するが、これらに弾性片の反力により蓋部の中央部が隆起するように湾曲変形し、結果的に中央部の弾性片が接触できない。
また、近年では、蓋部の表面に密着するように他の部品(例えばLCD等の表示装置)が配置されることがあるが、蓋部が湾曲変形していると、部品配置に支障が生ずる。
本発明は、上述した従来の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、枠体に対して蓋部を確実に複数箇所で接触させることによる良好な導通性が得られるとともに、蓋部に湾曲変形を防止して良好な平坦性が得られる基板構造および回路基板の製造方法を提供することにある。
本発明の基板構造は、基材と、前記基材に沿って実装された複数の電子部品と、前記各電子部品を囲うとともに前記基材に密着する枠体と、前記枠体の開口を閉鎖する蓋部とを備える基板構造であって、前記枠体における前記蓋部に対向する上面に設けられた凹部と、前記蓋部における前記枠体に対向する下面に設けられて前記凹部に収容される突部と、前記凹部および前記突部間に介装される導電性粘状体とを有することを特徴とする。
枠体に凹部が設けられ、かつ、蓋部に突部が設けられている。枠体の開口を蓋部で閉鎖した状態において、凹部に突部が収容される。そして、凹部および突部間に導電性粘状体を介装する。
この導電性粘状体は、凹部および突部の形状を変えることなく、凹部および突部に好適に倣わせることができる。
よって、複数箇所において凹部および突部間の隙間が異なっていても、導電性粘状体を介装することで、複数箇所の凹部および突部をそれぞれ接触させて良好な導通性が得られる。
これにより、枠体および蓋部が複数箇所で導通し、電気的なシールドが良好に得られる。
加えて、凹部および突部間に導電性粘状体を介装させることで、凹部に突部を直接当接させる(押し付ける)必要がない。よって、凹部が突部によって押し上げられることがないので、蓋部が湾曲変形することを防止して、蓋部の平坦性が良好に保たれる。
また、本発明は、前記突部が中空部を有する断面略先細り形状であるとともに、前記蓋部の表裏を連通する連通孔が設けられていることを特徴とする。
導電性粘状体として、常温では連通孔から漏洩しない程度の粘度を有するものを用いることで、中空部に導電性粘状体を貯留させることが可能になる。そして、蓋部の突部を枠体の凹部に収容させた後、導電性粘性体を加熱することにより連通孔を通じて凹部および突部間に導電性粘性体を流動させることが可能になる。
これにより、凹部および突部が導電性粘性体で接触されて導通する。
この際、導電性粘性体は自重で凹部および突部間に流動するので、凹部および突部を導電性粘性体で導通させた際に、凹部および突部の形状が変形する虞がない。
これにより、凹部が突部によって押し上げられることがないので、蓋部が湾曲変形することを防止して、蓋部の平坦性が一層良好に保たれる。
さらに、本発明の回路基板の製造方法は、基材と、前記基材に沿って実装された複数の電子部品と、前記各電子部品を囲うとともに前記基材に密着する枠体と、前記枠体の開口を閉鎖する蓋部とを備える回路基板の製造方法であって、前記枠体における前記蓋部に対向する上面に凹部を設けておくとともに、前記蓋部における前記枠体に対向する下面に中空部と、前記蓋部の表裏を連通する連通孔とを有する突部を設けておき、前記中空部に導電性粘性体を貯留させた後、前記凹部に前記突部を収容させ、次いで加熱することにより前記導電性粘状体を前記連通孔を通じて前記凹部および前記突部間に流動させて前記枠体および前記蓋部を導通させることを特徴とする。
蓋部の中空部に導電性粘性体を貯留させた後、蓋部の突部を枠体の凹部に収容させる。次いで、導電性粘性体を加熱することにより連通孔を通じて凹部および突部間に導電性粘性体を流動させて枠体および蓋部を導通させる。
このように、蓋部の中空部に導電性粘性体を貯留させるという貯留作業と、蓋部の突部を枠体の凹部に収容させた後、導電性粘性体を加熱するという加熱作業との二つの簡単な作業で、枠体および蓋部を導通させることができる。
本発明の基板構造によれば、複数箇所の凹部および突部をそれぞれ導電性粘状体で接触させて良好な導通性が得られるので、枠体および蓋部が複数箇所で導通し、電気的なシールドが良好に得られるという効果を有する。
加えて、凹部に突部を直接接触させる必要がないので、凹部が突部によって押し上げられることがなく、蓋部が湾曲変形することを防止して、蓋部の平坦性が良好に保たれるという効果を有する。
また、本発明の回路基板の製造方法によれば、蓋部の中空部に導電性粘性体を貯留させるという貯留作業と、導電性粘性体を加熱するという加熱作業との二つの簡単な作業で、枠体および蓋部を導通させることができるという効果を有する。
(第1実施形態)
図1〜図3に示すように、第1実施形態の基板構造10は、基材11と、基材11に沿って実装された複数の電子部品12と、各電子部品12を囲うとともに基材11に密着する枠体13と、枠体13の内部を第1区画室15および第2区画室16に仕切るとともに基材11に密着する仕切壁部18と、枠体13の開口19を閉鎖する蓋部20とを備える。
複数の電子部品12のうち、第1区画室15に通信用の電子部品12Aが実装されている。通信用の電子部品12Aは、電気的にシールドされる必要がある。
枠体13は、周壁22の外面に複数の位置決め突起23が形成され、周壁22が一対の短壁24および一対の長壁25で略矩形状に形成され、一対の短壁24および一対の長壁25の頂部にそれぞれ枠体張出部26を備える。
枠体張出部26は、周壁22の内側に向けて水平(すなわち、基材と平行)に張り出されている。
仕切壁部18は、一対の長壁25間に配置され、一方の長壁25に一端が接触されるとともに、他方の長壁25に他端が接触されている。
仕切壁部18は、仕切壁28の頂部に仕切張出部29を備える。仕切張出部29は、第1区画室15側に向けて水平(すなわち、基材と平行)に張り出され、上面29Aが枠体張出部26の下面に接触されている。
第1区画室15の周囲に配置された枠体張出部26および仕切張出部29に凹部30が設けられている。
具体的には、各長壁25の枠体張出部26のうち、第1区画室15に臨む部位の上面26Aに複数の凹部30が設けられている。また、各短壁24の枠体張出部26のうち、第1区画室15に臨む部位の上面26Aに複数の凹部30が設けられている。さらに、仕切張出部29の上面29Aに複数の凹部30が設けられている。
これにより、複数の凹部30が第1区画室15を囲うように、第1区画室15の周囲に設けられる。
図2(A)に示すように、複数の凹部30としては、一例として、半球状の凹部を例示する。この凹部30は外径がD1になるように形成されている。
蓋部20は、平坦な蓋板部32が略矩形状に形成され、蓋板部32の周縁に蓋壁部33が設けられている。蓋壁部33には位置決め孔34が形成されている。
位置決め孔34は、蓋部20を枠体13に被せた際に、枠体13の位置決め突起23に嵌合する(図3参照)。これにより、蓋部20を枠体13に被せた際に、蓋板部32を枠体張出部26や仕切張出部29から間隔S(図3参照)だけ浮かした状態に蓋部20を位置決めできる。
図2(B)に示すように、蓋板部32は、枠体張出部26や仕切張出部29に対向する下面32Aに複数の突部35が設けられている。複数の突部35としては、一例として、断面略先細り形状となる半球状の突部を例示する。
複数の突部35は、一例としてバーリング加工などで形成される。複数の突部35をバーリング加工で形成することで、蓋板部32の下面32Aに複数の突部35を形成する際に、蓋板部32の上面32Bに複数の中空部36が形成されるとともに、中空部36の中央に蓋板部32の表裏を連通する連通孔37が設けられている。
突部35は外径がD2に形成され、連通孔37は外径がD3に形成される。
突部35の外径D2と凹部30の外径D1との関係は、D1>D2の関係が成立する。
連通孔37の外径D3は、後述するハンダ(導電性粘状体)38が常温の状態で漏洩しない寸法に形成されている。
この突部35は、枠体張出部26や仕切張出部29に形成した凹部30に対向する位置に設けられている。
よって、蓋部20を枠体13に被せた際に、図3に示すように枠体張出部26や仕切張出部29の凹部30に突部35が収容される。
ここで、前述したように、蓋部20を枠体13に被せた際に、蓋板部32を枠体張出部26や仕切張出部26から間隔S(図2参照)だけ浮かした状態に蓋部20を位置決めすることで、突部35を凹部30に対して間隔S(図3参照)だけ浮かした状態に位置決めできる。
凹部30および突部35間には、図3に示すように、前述したハンダ(導電性粘状体)38が介装されている。
凹部30および突部35間にハンダ38を介装する際には、先ず中空部36にハンダ38を貯留する。
ハンダ38は、常温では連通孔37から漏洩しない。なお、導電性粘状体としてハンダ38以外のものを用いる場合には、常温では連通孔37から漏洩しない程度の粘度を有するものを用いる。
次に、突部35を凹部30に対して間隔Sだけ浮かした状態に保つ。
次いで、ハンダ38を加熱して連通孔37から凹部30に導いて凹部30および突部35間にハンダ38を充填する。
以上説明したように、基板構造10は、枠体13における蓋部20に対向する上面26Aに設けられた複数の凹部30と、蓋部20における枠体13に対向する下面32Aに設けられて凹部30に収容される複数の突部35と、凹部30および突部35間に介装されるハンダ38とを有する。
ハンダ38は、凹部30および突部35の形状を変えることなく、凹部30および突部35に好適に倣わせることができる。
よって、複数箇所に設けた凹部30および突部35間の隙間が異なっていても、ハンダ38を介装することで、複数箇所の凹部30および突部35をそれぞれ接触させて良好な導通性が得られる。
これにより、枠体13および蓋部20が第1区画室15を囲う複数箇所で導通する。
第1区画室15を囲う枠体13および蓋部20が導通されるとともに、第1区画室15を囲う仕切壁部18および蓋部20が導通される。
これにより、第1区画室15に実装された通信用の電子部品12Aを、電気的にシールドできる。
加えて、凹部30および突部35間にハンダ38を介装させることで、凹部30に突部35を直接当接させる(押し付ける)必要がない。
これにより、凹部30が突部35によって押し上げられることがないので、蓋部20が湾曲変形することを防止して、蓋部20の平坦性が良好に保たれる。
また、導電性粘状体として、常温では連通孔37から漏洩しないハンダ38を用いることで、中空部36にハンダ38を貯留させることが可能になる。そして、蓋部20の突部35を枠体13の凹部35に収容させた後、ハンダ38を加熱することにより連通孔37を通じて凹部30および突部35間にハンダ38を流動させることが可能になる。
この際、ハンダ38が自重で凹部30および突部35間に流動するので、凹部30が突部35によって押し上げられることがない。
これにより、蓋部20が湾曲変形することを防止して、蓋部20の平坦性が一層良好に保たれる。
次に、本発明に係る回路基板の製造方法を図4(A)〜図4(C)に基づいて説明する。
図4(A)に示すように、中空部36にハンダ38を貯留させる。中空部36にハンダ38を貯留させた後、蓋部20を下方に移動して枠体13に被せる。
図4(B)に示すように、凹部30に突部35を収容する。この際に、突部35は凹部30に対して間隔Sだけ浮かした状態に位置決めされる。
この状態で、ハンダ38を加熱することによりハンダ38を連通孔37を通じて凹部30および突部35間に流動させる。
図4(B)に示すように、凹部30および突部35間にハンダ38を充填して、凹部30および突部35をハンダ38で接触させる。よって、第1区画室15を囲う複数の凹部30および複数の突部35が導通する。
これにより、第1区画室15を囲う枠体13および蓋部20が導通されるとともに、第1区画室15を囲う仕切壁部18および蓋部20が導通される。
以上説明したように、本発明に係る回路基板の製造方法によれば、先ず蓋部20の中空部36にハンダ38を貯留させた後、蓋部20の突部35を枠体13の凹部30に収容させる。次いで、ハンダ38を加熱することにより連通孔37を通じて凹部30および突部35間にハンダ38を流動させて枠体13および蓋部20を導通させる。
このように、蓋部20の中空部36にハンダ38を貯留させるという貯留作業と、蓋部20の突部35を枠体13の凹部30に収容させた後、ハンダ38を加熱するという加熱作業との二つの簡単な作業で、枠体13および蓋部20を導通させることができる。
次に、第2〜第4実施形態の基板構造を図5〜図7に基づいて説明する。なお、第2〜第4実施形態の基板構造において第1実施形態の基板構造10と同一・類似部材については同一符号を付して説明を省略する。
(第2実施形態)
図5(A),(B)に示すように、第2実施形態の基板構造40は、第1実施形態の連通孔37を中空部36から除去したもので、その他の構成は第1実施形態と同様である。
第2実施形態の基板構造40を製造する際には、図5(A)に示すように、凹部30にハンダ38を貯留させる。凹部30にハンダ38を貯留させた後、蓋部20を下方に移動して枠体13に被せる。
蓋部20を下方に移動して枠体13に被せることで、図5(B)に示すように、凹部30に突部35を収容する。この際に、突部35は凹部30に対して間隔Sだけ浮かした状態に位置決めされる。
この状態で、ハンダ38を加熱することによりハンダ38を、凹部30の凹面および突部35の凸面に倣わせて、凹部30および突部35をハンダ38で接触させる。よって、第1区画室15を囲う複数の凹部30および複数の突部35が導通する。
すなわち、第2実施形態の基板構造40によれば、第1実施形態の基板構造10と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
図6に示すように、第3実施形態の基板構造50は、第1実施形態の半球状の突部35に代えて切り起こし状の突部51を用いたもので、その他の構成は第1実施形態と同様である。
切り起こし状の突部51は、蓋板部32から下方に向けて切り起こした突片であり、先端部が折り曲げられて折曲部51Aとされている。
よって、ハンダ38を加熱した際に折曲部51Aをハンダ38の内部に埋設することで、折曲部51Aがハンダ38に良好に食い付き、折曲部51Aをハンダ38に確実に接触させることができる。
すなわち、第3実施形態の基板構造50によれば、第1実施形態の基板構造10と同様の効果を得ることができる。
なお、切り起こし状の突部51は、先端部が折り曲げられていなくてもよい。
(第4実施形態)
図7に示すように、第4実施形態の基板構造60は、第3実施形態の凹部30および突部51に代えて溝状の凹部61および広幅状の切り起こし突部62を用いたもので、その他の構成は第3実施形態と同様である。
溝状の凹部61は、溝状に形成することで、連続して長さ寸法L1が大きな凹部が得られる。広幅状の切り起こし突部62は、凹部61の長さ寸法L1に合わせて幅L2を大きく確保した状態で、蓋板部32から下方に向けて切り起こした突片である。
溝状の凹部61および広幅状の切り起こし突部62を用いることで、シールド領域を連続して長く確保できる。
すなわち、第4実施形態の基板構造60によれば、第1実施形態の基板構造10と同様の効果を得ることができる。
なお、前記実施形態では、突部35,51,62を凹部30,61に対して浮かせた状態(非接触状態)に配置した例について説明したが、これに限らないで、突部35,51,62を凹部30,61に接触させても同様の効果が得られる。
また、前記実施形態では、導電性粘状体としてハンダ38を例示したが、これに限らないで、導電性接着剤などの他の導電性粘状体を用いることも可能である。
この導電性粘状体は、最終的に固化してもよく、粘状のままでもよい。
また、前記実施形態で例示した基板11、電子部品12,12A、枠体13、仕切壁部18、蓋部20、突部35,51,62、中空部36、連通孔37などの形状は、これに限定するものではなく、適宜変更が可能である。
本発明は、基材に沿って複数の電子部品が実装され、各電子部品が枠体で囲われ、枠体の開口が蓋部で閉鎖された基板構造および回路基板の製造方法への適用に好適である。
本発明に係る基板構造(第1実施形態)を示す斜視図である。 図2(A)は図1のA−A線断面図、図2(B)は図1のB−B線断面図である。 第1実施形態に係る基板構造の要部を示す断面図である。 図4(A)〜図4(C)は第1実施形態に係る回路基板の製造方法を説明する図である。 図5(A)〜図5(B)は第2実施形態に係る回路基板の製造方法を説明する図である。 第3実施形態に係る基板構造の要部を示す断面図である。 第4実施形態に係る基板構造の要部を示す断面図である。
符号の説明
10,40,50,60 基板構造
11 基材
12 電子部品
12A 通信用の電子部品
13 枠体
15 第1区画室
16 第2区画室
18 仕切壁部
19 開口
20 蓋部
26A,29A 上面
30,61 凹部
32A 下面
35,51,62 突部
36 中空部
37 連通孔
38 ハンダ(導電性粘状体)

Claims (3)

  1. 基材と、前記基材に沿って実装された複数の電子部品と、前記各電子部品を囲うとともに前記基材に密着する枠体と、前記枠体の開口を閉鎖する蓋部とを備える基板構造であって、
    前記枠体における前記蓋部に対向する上面に設けられた凹部と、
    前記蓋部における前記枠体に対向する下面に設けられて前記凹部に収容される突部と、
    前記凹部および前記突部間に介装される導電性粘状体とを有することを特徴とする基板構造。
  2. 前記突部が中空部を有する断面略先細り形状であるとともに、前記蓋部の表裏を連通する連通孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の基板構造。
  3. 基材と、前記基材に沿って実装された複数の電子部品と、前記各電子部品を囲うとともに前記基材に密着する枠体と、前記枠体の開口を閉鎖する蓋部とを備える回路基板の製造方法であって、
    前記枠体における前記蓋部に対向する上面に凹部を設けておくとともに、前記蓋部における前記枠体に対向する下面に中空部と、前記蓋部の表裏を連通する連通孔とを有する突部を設けておき、
    前記中空部に導電性粘性体を貯留させた後、前記凹部に前記突部を収容させ、次いで加熱することにより前記導電性粘状体を前記連通孔を通じて前記凹部および前記突部間に流動させて前記枠体および前記蓋部を導通させることを特徴とする回路基板の製造方法。
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