JPWO2007091489A1 - 積層型マイクロカプセルシート製造装置 - Google Patents

積層型マイクロカプセルシート製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2007091489A1
JPWO2007091489A1 JP2007557813A JP2007557813A JPWO2007091489A1 JP WO2007091489 A1 JPWO2007091489 A1 JP WO2007091489A1 JP 2007557813 A JP2007557813 A JP 2007557813A JP 2007557813 A JP2007557813 A JP 2007557813A JP WO2007091489 A1 JPWO2007091489 A1 JP WO2007091489A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
edible film
liquid
pallet
liquid transfer
microcapsule sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007557813A
Other languages
English (en)
Inventor
高田 寛治
寛治 高田
岩出 卓
卓 岩出
信也 泉田
信也 泉田
雅充 山下
雅充 山下
清人 山本
清人 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toray Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Engineering Co Ltd filed Critical Toray Engineering Co Ltd
Publication of JPWO2007091489A1 publication Critical patent/JPWO2007091489A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J13/00Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/02Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/04Making microcapsules or microballoons by physical processes, e.g. drying, spraying
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J3/00Devices or methods specially adapted for bringing pharmaceutical products into particular physical or administering forms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0012Galenical forms characterised by the site of application
    • A61K9/0053Mouth and digestive tract, i.e. intraoral and peroral administration
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
    • A61K9/50Microcapsules having a gas, liquid or semi-solid filling; Solid microparticles or pellets surrounded by a distinct coating layer, e.g. coated microspheres, coated drug crystals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/70Web, sheet or filament bases ; Films; Fibres of the matrix type containing drug
    • A61K9/7007Drug-containing films, membranes or sheets

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

高い粘度の薬液を、所定の重量だけ正確に、腸溶層からはみ出さずに、生産性高く、転写して積層型マイクロカプセルシートを製造することができる装置を提供する。可食性フィルム(4)を保持する可食性フィルム保持手段(1)と、何れかの材料を含む溶液を転写するための複数のニードル(22)を備えた液転写手段(2)と、前記何れかの材料を含む溶液を前記液転写手段(2)に付着させるためのパレット(3)とを備えた。【選択図】 図1

Description

本発明は、積層型マイクロカプセルシート製造装置に関し、特に、腸壁に付着して腸壁へ直接薬物を投与する場合に好適な積層型マイクロカプセルシートを製造するための装置に関する。
従来の積層型マイクロカプセルシートは、可食性フィルムに対して、インクジェット印刷法を用いて少なくとも直径1mm以下の腸溶層を複数箇所に塗布し、該腸溶層の上に薬物層を塗布し、さらに、胃でも腸でも溶けないバリア層を塗布することにより製造されている。
これら腸溶層材料、薬物材料、バリア層材料は適当な溶剤を含む溶液状の材料(以下、薬液と称する)である。
しかしインクジェット印刷法は、20cpを超える高い粘度の薬液の吐出が困難であるという問題があった。
一方、グラビア印刷等の印刷法では、腸溶層に塗布する薬物が吸収されないため、腸溶層からはみ出さないように薬物を付着させることが困難であった。
また、特許文献1に開示されるように、カラーフィルタのリペア装置としてニードルに液を付着させ、補修箇所に液を転写する技術が実用化されている。
特開2004−205912号公報
しかしながら、1本のニードルの位置検出を行い、液を付着させる方法では、リペア用としては良いが、積層型マイクロカプセルシートの製造装置に適用するには生産性が低いという問題があった。
また、複数のニードルとした場合には、転写量のコントロールが困難であった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、高い粘度の薬液を、所定の重量だけ正確に、腸溶層からはみ出さずに、生産性高く、転写して積層型マイクロカプセルシートを製造することができる装置を提供することを目的としている。
本発明の積層型マイクロカプセルシート製造装置は、可食性フィルムを保持する可食性フィルム保持手段と、何れかの材料を含む溶液を転写するための複数のニードルを備えた液転写手段と、前記何れかの材料を含む溶液を前記液転写手段に付着させるためのパレットとを備えたものである。
ここで、前記可食性フィルム保持手段、液転写手段、パレットの少なくとも1つに重量計量手段を設けていることが好ましい。この場合には、複数のニードルに完全に均一に液を付着させることは困難であるが、転写した液量全体を計量することができる。本発明の積層型マイクロカプセルシート製造装置により製造されたマイクロカプセル製剤は複数(例えば、数百個〜数万個)のマイクロカプセルを1度に飲用するので、1度に転写した液量全体を管理することで投与量の管理ができる。
また、前記液転写手段、可食性フィルム保持手段の少なくとも1つが弾性支持されていることが好ましい。この場合には、可食性フィルム上の腸溶層の高さが均一ではない状態においても、付着量のばらつきを防ぐことができる。ここで、液転写手段を弾性支持する場合には、ニードルを個別に弾性支持しても良く、または、複数の群ごとにニードルを弾性支持してもよい。
また、前記パレットの液面を制御する液面制御手段をさらに備えていることが好ましい。この場合には、ニードルに液を付着させるパレットの液面を制御することによって、ニードルに付着する液量のばらつきを減らすことができる。液の粘度が高い場合には、スキージで液面をスキャンして液面を整えることによって、液面の制御を高精度に達成することができる。ここで、スキージはフッ素樹脂やセラミックなどの液が付着しにくい材質でできたプレートである。ただし、液面に対応させてニードルの先端の位置決めを行う構成を採用することも可能である。
さらに、前記可食性フィルム保持手段、液転写手段、パレットの少なくとも1つに設けた重量計量手段と、パレットの液面を制御する液面制御手段とをさらに備え、重量計量手段からの重量計量信号に基づいて、前記液転写手段に付着させる溶液の量を制御する付着量制御手段をさらに備えていることが好ましい。この場合には、ニードルに液を付着させるパレットの液面を制御し、重量計量手段からの重量計量信号に基づいて付着量制御手段によって、例えば、ニードルへのパレットからの液付着量を変えることで目標の液付着量を達成することができる。
本発明の積層型マイクロカプセルシート製造装置は、可食性フィルムを保持する可食性フィルム保持手段と、何れかの材料を含む溶液を転写するための複数のニードルを備えた液転写手段と、前記何れかの材料を含む溶液を前記液転写手段に付着させるためのスピンコータとを備えたものである。
本発明の積層型マイクロカプセルシート製造装置は、インクジェット印刷法では吐出不可能なほど高い粘度でも簡単に塗布することができる。また、インクジェット印刷法では吐出が困難なほど表面張力が高い液、特に、バイオ用などの水溶性の薬液でも簡単に塗布することができる。この結果、腸壁に付着して腸壁へ直接薬物を投与する場合に好適な種々の積層型マイクロカプセルシートを簡単に精度よく製造することができる。
また、本発明の積層型マイクロカプセルシート製造装置は、可食性フィルム上に多数の薬液のドットを1回の処理で形成できるので生産性を高めることができ、ひいてはコストを低減することができる。
本発明の積層型マイクロカプセルシート製造装置の一実施形態を示す概略図である。 液転写装置をパレットの直上に位置決めした状態を示す概略図である。 ニードル部材を薬液に浸漬させて、ニードル部材に薬液を供給する状態を示す概略図である。 ニードル部材に薬液が供給された液転写装置を上昇させた状態を示す概略図である。 ニードル部材の先端部に薬液が付着した状態を示す概略図である。 ニードル部材の先端部に付着した薬液を可食性フィルムに転写する状態を示す概略図である。 可食性フィルムにドット状に薬液が残留した状態を示す概略図である。 液転写装置をスピンコータの直上に位置決めした状態を示す概略図である。
符号の説明
1 可食性フィルム保持装置
2 液転写装置
3 パレット
4 可食性フィルム
5 薬液
6 重量計量装置
7 スピンコータ
以下、添付図面を参照して、本発明の積層型マイクロカプセルシート製造装置の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の積層型マイクロカプセルシート製造装置の一実施形態を示す概略図である。
この積層型マイクロカプセルシート製造装置は、可食性フィルムを保持する可食性フィルム保持装置1と、何れかの材料を含む溶液を転写するための複数のニードルを備えた液転写装置2と、前記何れかの材料を含む溶液を前記液転写装置2に付着させるためのパレット3とを有している。
前記可食性フィルム保持装置1は、基台11と、支持台12と、基台11の上方に支持台12を弾性支持する弾性支持部材13とを有し、支持台12上に可食性フィルム4を弾性支持することができる。
前記パレット3は、何れかの材料を含む溶液(以下、薬液と称する)5を収容する凹所を有するものである。そして、パレット3の全体が、重量計量装置6により支持されることにより、重量計量装置6による計量が行われ、重量計量信号を出力する。
前記液転写装置2は、所定の平面形状を有する本体部材21と、本体部材21の下面に下向きに突出するように設けられた複数本のニードル部材22と、可食性フィルム4の上方位置とパレット3の上方位置との間で本体部材21を往復移動させるX軸駆動機構23と、可食性フィルム4に対応する位置、またはパレット3に対応する位置で本体部材21を昇降させるZ軸駆動機構24とを有している。なお、本体部材21の平面形状、サイズは可食性フィルム4のサイズに応じて選択可能であり、また、ニードル部材22の数、間隔などは、必要なマイクロカプセル密度などに応じて選択可能である。
また、重量計量信号などを入力とし、X軸駆動機構23、Z軸駆動機構24などを制御するコントローラ(図示せず)を有している。
次いで、上記の構成の積層型マイクロカプセルシート製造装置の動作を説明する。
可食性フィルム保持装置1の支持台12上に可食性フィルム4を支持するとともに、パレット3の凹所に薬液5を収容することにより、積層型マイクロカプセルシート製造準備を完了する。
準備完了後は、X軸駆動機構23によって、液転写装置2をパレット3の直上に位置決めする(図2参照)。
次いで、Z軸駆動機構24によって、液転写装置2を下降させ、ニードル部材22を薬液5に浸漬させて、ニードル部材22に薬液5を供給する(図3参照)。
その後、Z軸駆動機構24によって、液転写装置2を上昇させる(図4参照)。この時に、ニードル部材22の先端部に薬液5が付着している(図5参照)。ここで、ニードル部材22の薬液5への浸漬深さを制御することによって、薬液5の付着量を制御することができる。
具体的には、ニードル部材22を薬液5に浸漬させる前において、パレット3に収容されている薬液5の重量が2510mgであり、ニードル部材22を薬液5から上昇させた状態における薬液5の重量が2508mgであれば、液転写装置2に対して2mgの薬液5が供給されたことが分かり、液転写装置2のニードル部材22の総数が2500本であれば、1本のニードル部材22当り0.8μgの薬液5が供給されたことが分かる。
これらの一連の重量計測は、複数回繰り返した平均値を用いることによりバラツキの影響を抑えることができる。
その後、X軸駆動機構23によって、液転写装置2を可食性フィルム4の直上に位置決めし(図1中破線参照)、次いで、Z軸駆動機構24によって、液転写装置2を下降させ、ニードル部材22の先端部を可食性フィルム4に押し当てることによって、ニードル部材22の先端部に付着した薬液5を可食性フィルム4に転写する(図6参照)。ここで、基台11の上方に、弾性支持部材13により支持台12を弾性支持し、ひいては可食性フィルム4を弾性支持しているので、全てのニードル部材22の先端部を可食性フィルム4にほぼ均等に押し当てることができ、薬液5の転写をスムーズに達成することができる。その後、液転写装置2を上昇させることによって、可食性フィルム4にドット状に薬液5を残留させることができる(図7参照)。
そして、薬液を変更して上記の一連の処理を行うことによって、可食性フィルム(4)上の複数箇所に複数種類の材料を積層してなる積層型マイクロカプセルシートを製造することができる。
次いで、可食性フィルム4上へ転写する薬液5の量の制御を説明する。なお、この制御を行うために後述する関係式を求める場合には、パレット3の重量を計量するだけでなく、可食性フィルム4の重量をも計量する。
可食性フィルム4に転写された薬液5の量は、薬液5を転写する前の可食性フィルム4の重量計量値と、転写後の可食性フィルム4の重量計量値との差分から、薬液1ドット当たりの重量(1つのニードル部材22により転写された薬液5の量)(W2)を求めた。
ニードル部材22が液面に浸漬する深さを変化させることによってニードル部材22に転写する薬液5の重量を変えながら可食性フィルム4に転写される薬液1ドット当たりの重量を測定することにより、ニードル部材22に転写された重量(Wl)と可食性フィルム4に転写される薬液1ドット当たりの重量(W2)との関係を求めた。
また、予め、ニードル部材22が液面に浸漬する深さ(D)を変えながら1つニードル部材22に転写する重量(Wl)を測定することにより、ニードル部材22の浸漬深さ(D)とニードル部材22ヘの転写重量(Wl)との関係を求めた。
そして、ニードル部材22に転写された重量(Wl)と可食性フィルム4に転写される薬液1ドット当たりの重量(W2)との関係(好ましくは、関係を表す式)と、ニードル部材22が液面に浸漬する深さ(D)とニードル部材22に転写する重量(Wl)との関係(好ましくは、関係を表す式)とから、ニードル部材22の浸漬深さ(D)と可食性フィルム4に転写される薬液1ドット当たりの重量(W2)との関係を求めることができるので、ニードル部材22の浸漬深さ(D)を制御することにより、可食性フィルム4に転写される薬液1ドット当たりの重量(W2)を制御することができる。
また、ニードル部材22の浸漬深さ(D)を制御するに当たって、パレット3の凹所に収容された薬液5の液面が所定位置になるように液面制御を行うことが可能であるが、液面制御を行うことなく、パレット3の凹所に収容された薬液5の液面を検出し、検出結果に応じてニードル部材22の先端の位置決めを行い、この位置からのニードル部材22の下降距離を制御することも可能である。
なお、上記の各関係は、ニードル部材22の形状によって、1次、2次、またはN次(Nは3以上の整数)の関数になるが、上述のようにして各関係を事前に把握しておくことによって、可食性フィルム4に転写される薬液1ドット当たりの重量(W2)を正確に、かつ再現性よく制御することができる。
なお、薬液が異なる場合にはその都度、関係式を求めておけばよい。
上記の実施形態においては、パレット3の重量を計量するようにしているが、可食性フィルム保持装置1の重量を計量するようにしてもよく、液転写装置2の重量を計量するようにしてもよい。
図8は、図1のパレット3に代えて設けられるスピンコータ7の構成を示す概略図である。
このスピンコータ7は、基板71を支持する回転台72と、回転軸73を介して回転台72を回転させる回転台駆動部74と、基板71および回転台72を包囲するケーシング75とを有している。
パレット3に代えてスピンコータ7を設けた積層型マイクロカプセルシート製造装置の動作は次のとおりである。
可食性フィルム保持装置1の支持台12上に可食性フィルム4を支持するとともに、スピンコータ7の回転台72に基板71をセットする。そして、基板71に薬液を滴下したあと回転台72を回転させることによって、基板71上の薬液が基板71の表面全体に濡れ広がり、均一な厚さの薬液膜76が形成される。これにより、積層型マイクロカプセルシートの製造準備を完了する。
準備完了後は、前記パレット3の場合と同様にX軸駆動機構23によって、液転写装置2を基板71の直上に位置決めする(図8参照)。
次いで、Z軸駆動機構24によって、液転写装置2を下降させ、ニードル部材22を基板71上の薬液膜に浸漬してニードル部材22に薬液を転写させる。
その後、Z軸駆動機構24によって、液転写装置2を上昇させる。この時に、ニードル部材22の先端部に薬液5が付着している(図5参照)。
その後、パレット3を用いた上記の実施形態の場合と同様にして、可食性フィルム4にドット状に薬液を残留させることができ、薬液を変更して上記の一連の処理を行うことによって、可食性フィルム4上の複数箇所に複数種類の材料を積層してなる積層型マイクロカプセルシートを製造することができる。
スピンコータ7を用いた場合には、スピンコータ7に重量計量装置は付属してなくてもよい。この場合であっても、スピンコータ7の回転台72の回転数と薬液膜の厚さの関係、および薬液膜の厚さとニードル部材22への転写量の関係を、図示しない別の重量計量装置を用いて求めておくことにより、回転数と転写量の関係が求められるので、回転数を制御することによって、ニードル部材22への薬液5の付着量を制御することができる。
また、スピンコータを用いた場合には、基板71上の薬液膜は薄膜状に形成されるので、ニードル部材の形状は、本体部材21の下面に突出するようなニードルでなくてもよく、凹凸状に形成された版を用いてもよい。
版の材料は一般的な印刷版やスタンプなどに使われる材料(金属、非金属、樹脂など)でもよく、またシリコンゴムの一種であるPDMS(Polydimethylsiloxane)など弾力性のあるゴム材料でもよい。
可食性フィルム保持手段に可食性フィルムを保持しておき、パレットまたはスピンコータによって何れかの材料を含む溶液を液転写手段に付着させ、液転写手段の複数のニードルによって前記何れかの材料を含む溶液を可食性フィルムに転写させて、積層型マイクロカプセルシートを製造することができる。

Claims (6)

  1. 可食性フィルム(4)上の複数箇所に複数種類の材料を積層してなる積層型マイクロカプセルシートを製造する装置において、
    可食性フィルム(4)を保持する可食性フィルム保持手段(1)と、
    何れかの材料を含む溶液を転写するための複数のニードル(22)を備えた液転写手段(2)と、
    前記何れかの材料を含む溶液を前記液転写手段(2)に付着させるためのパレット(3)とを備えたことを特徴とする積層型マイクロカプセルシート製造装置。
  2. 前記可食性フィルム保持手段(1)、液転写手段(2)、パレット(3)の少なくとも1つに重量計量手段(6)を設けている請求項1に記載の積層型マイクロカプセルシート製造装置。
  3. 前記液転写手段(2)、可食性フィルム保持手段(1)の少なくとも1つが弾性支持されている請求項1に記載の積層型マイクロカプセルシート製造装置。
  4. 前記パレット(3)の液面を制御する液面制御手段をさらに備えた請求項1に記載の積層型マイクロカプセルシート製造装置。
  5. 前記可食性フィルム保持手段(1)、液転写手段(2)、パレット(3)の少なくとも1つに設けた重量計量手段(6)と、パレット(3)の液面を制御する液面制御手段とをさらに備え、重量計量手段(6)からの重量計量信号に基づいて、前記液転写手段(2)に付着させる溶液の量を制御する付着量制御手段をさらに備えた請求項1に記載の積層型マイクロカプセルシート製造装置。
  6. 可食性フィルム(4)上の複数箇所に複数種類の材料を積層してなる積層型マイクロカプセルシートを製造する装置において、
    可食性フィルム(4)を保持する可食性フィルム保持手段(1)と、
    何れかの材料を含む溶液を転写するための複数のニードル(22)を備えた液転写手段(2)と、前記何れかの材料を含む溶液を前記液転写手段(2)に付着させるためのスピンコータ(7)とを備えたことを特徴とする積層型マイクロカプセルシート製造装置。
JP2007557813A 2006-02-06 2007-02-02 積層型マイクロカプセルシート製造装置 Pending JPWO2007091489A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006028770 2006-02-06
JP2006028770 2006-02-06
PCT/JP2007/051784 WO2007091489A1 (ja) 2006-02-06 2007-02-02 積層型マイクロカプセルシート製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2007091489A1 true JPWO2007091489A1 (ja) 2009-07-02

Family

ID=38345091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007557813A Pending JPWO2007091489A1 (ja) 2006-02-06 2007-02-02 積層型マイクロカプセルシート製造装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20090188630A1 (ja)
JP (1) JPWO2007091489A1 (ja)
DE (1) DE112007000247T5 (ja)
WO (1) WO2007091489A1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05124954A (ja) * 1991-10-29 1993-05-21 Mitsubishi Kasei Corp シート状固形薬剤組成物
JPH08196983A (ja) * 1995-01-27 1996-08-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜形成方法
JP2000088863A (ja) * 1998-09-11 2000-03-31 Nippon Laser Denshi Kk 微量分注装置の分注用針体
JP2004177838A (ja) * 2002-11-29 2004-06-24 Dainippon Screen Mfg Co Ltd パターン欠陥修正装置およびパターン欠陥修正方法
JP2005516220A (ja) * 2002-01-25 2005-06-02 イノベイダイン・テクノロジーズ・インコーポレーテッド 低容量かつ非接触な液体の分注方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5905656A (en) * 1997-04-18 1999-05-18 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Method and apparatus for dispensing a liquid
JP4334862B2 (ja) 2002-12-26 2009-09-30 大日本印刷株式会社 カラーフィルタ欠陥修正用針およびカラーフィルタ欠陥修正装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05124954A (ja) * 1991-10-29 1993-05-21 Mitsubishi Kasei Corp シート状固形薬剤組成物
JPH08196983A (ja) * 1995-01-27 1996-08-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜形成方法
JP2000088863A (ja) * 1998-09-11 2000-03-31 Nippon Laser Denshi Kk 微量分注装置の分注用針体
JP2005516220A (ja) * 2002-01-25 2005-06-02 イノベイダイン・テクノロジーズ・インコーポレーテッド 低容量かつ非接触な液体の分注方法
JP2004177838A (ja) * 2002-11-29 2004-06-24 Dainippon Screen Mfg Co Ltd パターン欠陥修正装置およびパターン欠陥修正方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2007091489A1 (ja) 2007-08-16
DE112007000247T5 (de) 2008-12-11
US20090188630A1 (en) 2009-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100564033C (zh) 形成图案的装置及方法
JP4328614B2 (ja) マイクロデポジション装置
EP2979867B1 (en) Printing apparatus and printing method
EP1808692A1 (en) Biochip, biosensor and inspection system
CN110868794B (zh) 一种激光雕刻打印超精密液态金属微电子的制备方法
WO2007080548A1 (en) Ink jet device and method for releasing a plurality of substances onto a substrate
JPWO2007091489A1 (ja) 積層型マイクロカプセルシート製造装置
TW200940188A (en) Thick-film coating apparatuses and methods for coating patterned thick film using the same
Zainuddin et al. Optimization of printing techniques for electrochemical biosensors
JP2010284829A (ja) オフセット印刷方法及び装置
JPH11262711A (ja) 塗布装置
KR20220125471A (ko) 필름공급형 광중합 방식 세라믹 3d 프린터
KR101358386B1 (ko) 배향막 인쇄장치 및 이를 이용한 인쇄방법
CN111668362A (zh) 导电薄膜及其制备方法、显示基板的制作方法及显示面板
JP2004276390A (ja) フレキソ印刷装置とこれを用いた液晶表示装置の製造方法
JP3824097B2 (ja) 電子部品実装機の接着適正化装置、および電子部品接着用ディスペンサーの接着適正化装置
CN215849654U (zh) 一种柔性电路打印装置
JP7493704B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP4797458B2 (ja) 塗布方法
JPH033414Y2 (ja)
JPS62202736A (ja) 薄膜形成装置
JPH09246123A (ja) 電子部品素地への塗布方法及び塗布装置
JP2005099300A (ja) シール材描画方法及びシール材描画装置、液晶装置の製造方法及び液晶装置の製造装置
KR20090085130A (ko) 인쇄된 전자 디바이스 및 그 전기 값을 결정하는 방법
CN113276407A (zh) 一种柔性电路打印装置及方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120417