JPWO2007069314A1 - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

従来の電流形電力変換装置の交流端子(7,14,21)と交流負荷29との間に逆阻止形自己消弧素子(9,10,16,17,23,24)とコンデンサ(11,18,25)からなる単位転流補助手段(8,15,22)を直列に挿入し、自己消弧素子(9,10,16,17,23,24)のスイッチングを制御することによりコンデンサ(11,18,25)に電圧を発生させて、この電圧を電源転流作用や負荷転流作用に対して加算的に作用させるようにした電力変換装置。このように構成することにより、大容量化(高電圧・大電流化)が容易で、力率が改善可能で、かつ基本構成要素が少なくて製作も容易かつ経済的な電力変換装置を提供できる。

Description

本発明は、直流電源の直流電力から交流電力に変換、または交流電源の交流電力から直流電力に変換する電力変換装置に係り、特に大容量化(高電圧・大電流化)が容易な電力変換装置に関する。
直流から交流に変換、または交流から直流に変換する電力変換装置は、大きく電圧形電力変換装置と、電流形電力変換装置に分類される。(例えば非特許文献1参照)
このうち、電圧形電力変換装置は電圧形インバータに代表され、自己消弧素子を使用して直流電圧、直流電流をオン、オフさせて、直流電源の直流電力を交流電力に、または交流電源の交流電力から直流電力に変換するものである。
自己消弧素子のオフ時には、電流が例えば1000A/μs程度と急激に零になり、電圧も急峻に立ち上がるとともに、回路のインダクタンス分でさらにサージ電圧が発生する。特に大容量化(高電圧・大電流化)しようとすると、高電圧のため回路が長くなってインダクタンスが大きくなり、電流も増えるため、大容量化を実現するのが難しかった。
一方の電流形電力変換装置の代表例は、交流電源の交流電力から直流電力に変換するサイリスタ整流装置である。サイリスタのオンタイミングを交流電源電圧の周期に同期して制御し、交流電源電圧を利用した電源転流作用によって、それまで通電していたサイリスタの電流を零にしてサイリスタをオフさせる。
この場合、サイリスタはオンしか制御できないが、構造が簡単で高電圧化、大電流化が容易である。サイリスタ整流装置はオン、オフ時の電流の変化率も10A/μs程度であり、電力変換装置として大容量化(高電圧・大電流化)が比較的容易である。
直流電源から交流に変換する電流形電力変換装置の代表例は負荷転流形インバータ(LCIとも呼ばれる)である。基本構成はサイリスタ整流装置と同様であるが、同期電動機を交流負荷として接続し、同期電動機の誘起電圧を利用した負荷転流作用によって、電源転流作用と同様に、それまで通電していたサイリスタの電流を零にしてオフさせる。
このような負荷転流形インバータと同期電動機との組み合わせは、サイリスタモータ、またはサイリスタ無整流子電動機と呼ばれており、これはサイリスタ整流装置と同様に大容量化(高電圧・大電流化)が比較的容易である。
また、半導体パワー素子として自己消弧素子を電流形電力変換装置に利用した発明がなされている。(例えば特許文献1〜6参照)
電気学会・半導体電力変換システム調査専門委員会編「パワーエレクトロニクス回路」オーム社、平成12年11月30日発行、P.137、P.155 特開平5−115178 図1 特開平5−122936 図1 特開平5−236759 図1、6図 特開平5−236760 図1 特開平6−30568 図1 特開平7−222462 図1、図3
電圧形電力変換装置は大容量化(高電圧・大電流化)が非常に困難である。一方、電流形電力変換装置は比較的大容量化が容易である。しかしながら電流形電力変換装置は電源転流作用や負荷転流作用を利用しているため交流側の力率が悪い欠点があった。また力率を改善する目的で自己消弧素子を電流形電力変換装置に利用した発明がなされているが、基本構成要素が多く複雑である。
本発明の目的は、上記課題を解決するためになされたもので、大容量化(高電圧・大電流化)が容易で力率が改善可能な、かつ基本構成要素が少なくて製作も容易で経済的な電力変換装置を得ることを目的とする。
請求項1に対応する発明は、直流正端子と直流負端子の間に少なくとも3つのレグを並列接続し、各レグはそれぞれ上及び下アームからなり、各レグに第1及び第2の半導体パワー素子の直列回路を接続し、かつ該直列接続点と接続される交流端子を有し、前記各半導体パワー素子の導通、不導通を制御することで、交流を直流又は直流を交流に変換可能で、該変換された電力を、前記直流正端子と前記直流負端子又は前記交流端子に接続された負荷に供給する電力変換装置において、前記各第1及び第2の半導体パワー素子の直列接続点と前記交流端子の間に、それぞれ充放電可能な電荷素子と、この各電荷素子に対して逆並列接続した第1及び第2の自己消弧素子とからなる単位転流補助手段を、少なくとも1個直列に接続したことを特徴とする電力変換装置である。
本発明によれば、第1及び第2の半導体パワー素子の直列接続点と交流端子の間に、単位転流補助手段を直列に接続したので、大容量化(高電圧・大電流化)が容易で力率が改善可能な、かつ基本構成要素が少なくて製作も容易で経済的な電力変換装置を提供できる。
図1はこの発明による電力変換装置の第1の実施形態を示す回路図である。 図2は図1の電力変換装置の動作を説明するための図である。 図3は図1の電力変換装置の動作を説明するための図である。 図4は図1の電力変換装置の動作を説明するための図である。 図5は図1の電力変換装置の動作を説明するための図である。 図6は図1の電力変換装置の動作を説明するためのタイミング図である。 図7はこの発明による電力変換装置の第2の実施形態を示す回路図である。 図8はこの発明による電力変換装置の第3の実施形態を示す回路図である。 図9はこの発明による電力変換装置の第4の実施形態を示す回路図である。 図10はこの発明による電力変換装置の第5の実施形態を示す回路図である。 図11はこの発明による電力変換装置の第6の実施形態を示す回路図である。
図1は本発明による電力変換装置の第1の実施形態であり、これは直流電源1の直流電力から交流電力に変換するインバータとして用いて、交流負荷として同期電動機29が接続された無整流子電動機として適用した場合の回路図である。
直流電源1の直流正端子3と直流負端子4の間に、少なくとも3つのレグを並列接続し、各レグはそれぞれ上アーム及び下アームからなり、各レグに第1及び第2の半導体パワー素子例えばサイリスタ5、6と、12、13と、19、20の直列回路を接続し、かつサイリスタの直列接続点7、14、21と接続される交流端子26、27、28を有し、サイリスタ5、6と、12、13と、19、20を、図示しないゲート制御回路により導通、不導通の制御を行うことで、直流電源1の直流電力を交流電力に変換なインバータであって、交流端子26、27、28に同期機例えば三相同期電動機29が接続され、かつ直流電源1の直流正端子3とサイリスタ5の接続点に直流リアクトル2を接続した電力変換装置において、次のような単位転流補助手段8、15、22からなる転流補助手段を設けたものである。
すなわち、サイリスタ5、6の直列接続点と交流端子26の間に、単位転流補助手段8が接続されている。また、サイリスタ12、13の直列接続点と交流端子27の間に、単位転流補助手段15が接続されている。更に、サイリスタ19、20の直列接続点と交流端子28の間に、単位転流補助手段22が接続されている。なお、単位転流補助手段8、15、22を除くと、従来の無整流子電動機(サイリスタモータ)の場合と同一である。
単位転流補助手段8は、充放電可能な電荷素子例えばコンデンサ11と、このコンデンサ11に対して逆並列接続した第1及び第2の自己消弧素子例えば逆阻止形自己消弧素子9と10が逆向きに並列接続されている。また、単位転流補助手段15は、充放電可能な電荷素子例えばコンデンサ18と、このコンデンサ18に対して逆並列接続した第1及び第2の自己消弧素子例えば逆阻止形自己消弧素子16と17が逆向きに並列接続されている。さらに、単位転流補助手段22は、充放電可能な電荷素子例えばコンデンサ25と、このコンデンサ25に対して逆並列接続した第1及び第2の自己消弧素子例えば逆阻止形自己消弧素子23と24が逆向きに並列接続されている。
そして、単位転流補助手段8、15、22の自己消弧素子9、10と、16、17と、23、24を所定のタイミングで導通、不導通の制御を行うための制御手段100を備えている。具体的には、サイリスタ5、6、12、13、19、20の導通信号に基づき、
自己消弧素子9、10と、16、17と、23、24にそれぞれ導通信号を与える。結果として、図6のようなタイミングで与えられる。
この制御手段100は概略、図6に示すように転流動作中に、その転流直前時に動作状態にあった例えば単位転流補助手段8のコンデンサ11を充電状態とし、かつその転流時に新たに動作状態になる例えば単位転流補助手段22のコンデンサ25を放電状態とするものである。このため、制御手段100の入力としてサイリスタ5、6、12、13、19、20の状態信号、例えば導通状態信号をそれぞれ取り込むようにしている。
以下、このように構成された第1の実施形態について、図2から図6を参照して作用効果を説明する。図2に示すように直流電源1から直流リアクトル2、直流正端子3、サイリスタ5、逆阻止形自己消弧素子9、交流端子26、同期電動機29のU相からW相、交流端子28、逆阻止形自己消弧素子24、サイリスタ20、直流負端子4を通って直流電源1へと電流が流れている。この状態でコンデンサ18は図示のように交流端子側が+に充電されているとする。
ここで、サイリスタ5から同期電動機29のU相に流れていた電流を、サイリスタ12からV相に電流が流れるように転流させる(電流を移す)。そのためにサイリスタ12、逆阻止形自己消弧素子16をオンさせるとともに逆阻止形自己消弧素子9をオフさせる。図3に示すように、逆阻止形自己消弧素子9がオフすると電流はコンデンサ11を通って流れ、コンデンサ11が図示のように直列接続点7側が+に充電される。
またサイリスタ12をオンするので、コンデンサ18を通って同期電動機のV相に電流が流れはじめる。逆阻止形自己消弧素子16には逆電圧が加わっているため電流は流れない。
従来はU相電流からV相電流への転流には同期電動機29のU相とV相の誘起電圧差が作用するが、本発明の実施形態ではU相とV相の誘起電圧差に加えコンデンサ11と18の電圧が転流に作用する。コンデンサ18の放電が完了した時点で逆阻止形自己消弧素子16が順電圧になり、コンデンサ18に流れていた電流は逆阻止形自己消弧素子16を流れるようになる。
このようにして図4に示すようにU相電流は零になりサイリスタ5はオフし、直流正端子からの電流はすべてサイリスタ12を通ってV相に流れるようになり、コンデンサ11が図示のように直列接続点7側が+に充電され、コンデンサ18が零電圧まで放電した状態で、一連の転流動作が終わる。転流動作中、コンデンサ18は充電状態から放電されていくが、コンデンサ11が零電圧から充電されていくのでほぼ一定の電圧が転流作用に加わる。
次は同期電動機29のW相からサイリスタ20を通って直流負端子4へ流れていた電流を、U相からサイリスタ6を通って電流が流れるように転流させる。そのためにサイリスタ6、逆阻止形自己消弧素子10をオンさせるとともに逆阻止形自己消弧素子24をオフさせる。前回の転流動作によってコンデンサ11に充電された電圧は、同期電動機29から流れ出す電流に対しては転流作用を増加させる方向となっている。したがって、前述のU相からV相への転流と同様な動作によってサイリスタ20はオフし、図5に示すように直流負端子への電流はU相から逆阻止形自己消弧素子10、サイリスタ6を通って流れ、コンデンサ25の交流端子28側が+に充電され、コンデンサ11が零電圧まで放電した状態で、一連の転流動作が終わる。
その次はサイリスタ12から同期電動機29のV相に流れていた電流を、サイリスタ19からW相に電流が流れるように転流させる。前回の転流動作によってコンデンサ25は交流端子28側が+に充電されており、回路状態としては図2のU相をV相に、V相をW相に、W相をU相に置き換えたのと等価になっている。したがって、サイリスタ19、逆阻止形自己消弧素子23をオンさせるとともに、逆阻止形自己消弧素子16をオフさせることによって、サイリスタ12はオフして直流正端子からの電流はサイリスタ19を通って流れるようになる。
以上のサイリスタ5からサイリスタ12、サイリスタ20からサイリスタ6、サイリスタ12からサイリスタ19の転流動作に続き、その後サイリスタ6からサイリスタ13、サイリスタ19からサイリスタ5、サイリスタ13からサイリスタ20と順次転流する。この一連の動作を1サイクルとして繰り返し、交流負荷である同期電動機29に方形波状の交流電流を流す。
図6は、このようすを説明するための図であり、図6ではわかりやすくするため、直流正端子3側から同期電動機29のU相に電流を流す場合を正方向としてU+、U相から直流負端子4側に電流を流す場合を負方向としてU−のような記述を加え、また各コンデンサ11、18、25の電圧波形を交流端子側が+の時を+で示した。U相の正方向電流がV相へ転流してサイリスタ5をオフさせるときコンデンサ11が−に充電される。このコンデンサ電圧は、サイリスタ6をオンしてW相の負方向電流からU相の負方向電流へ転流するときに放電されることによって利用される。そしてU相の負方向電流がV相へ転流するときコンデンサ11が+に充電され、この電圧はW相の正方向電流がU相に転流するときに利用される。
ここで、基本動作を説明するため、例えば、図6に示したサイリスタ5からサイリスタ12に転流するタイミングAの時点で、同時にサイリスタ12と逆阻止形自己消弧素子16をオンさせるとともに逆阻止形自己消弧素子9をオフさせるとした。しかしながらこれらを同時に行う必要はなく、サイリスタ12のオンに対して逆阻止形自己消弧素子9のオフを早めれば、コンデンサ11の充電開始が早まり、充電電圧を高くできる。また逆に逆阻止形自己消弧素子9のオフを遅らせれば充電電圧を低くできる。電流の大きさ、交流電圧の大きさや位相、同期電動機のインダクタンス分などに応じて逆阻止形自己消弧素子のオフタイミングを制御することにより転流を制御することができる。
また逆阻止形自己消弧素子16に電流が流れはじめるのは図示のタイミングBの時点であり、その直前までにオンすればよい。ゲート回路の損失低減の目的や逆阻止形自己消弧素子の特性に応じてオンするタイミングを選ぶことができる。
さらにすべての逆阻止形自己消弧素子を常にオンさせれば転流補助手段が機能しなくなり、従来のサイリスタ変換装置と同じ動作も可能である。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、従来の電流形サイリスタ電力変換装置の交流端子と交流負荷である同期電動機との間に、逆阻止形自己消弧素子とコンデンサからなる単位転流補助手段8、15、22を挿入したので、同期電動機29の誘起電圧による負荷転流作用対して、単位転流補助手段8、15、22のコンデンサ11、18、25に発生する電圧を加算的に作用させることができる。
この結果、大容量化(高電圧・大電流化)が容易で、力率が改善可能で、かつスイッチング損失が少ない高効率な電力変換装置を得ることができる。また同様な目的で発明された電力変換装置に比べて構成要素が少なく製作も容易であり、経済的な電力変換装置を得ることができる。さらに、前述した本発明の実施形態の電力変換装置を、従来の電力変換装置に代えることで、種々の用途に適用可能であり、大容量化や高力率化、高効率化が実現できる。特に、本発明を適用した整流装置とインバータ装置および同期電動機を組み合わせることにより、交流電源の力率とともに同期電動機の力率もほぼ1で運転できる無整流子電動機が実現できる。このように本発明の適用範囲は広く、その波及効果は絶大である。
なお、サイリスタモータにおいて同期電動機の力率を1にするためには転流進み角(一般のβで表される。)を0°にする必要があるが、その場合、転流する2つの相の誘起電圧差は零になり、負荷転流作用が機能せず、転流失敗して正常な動作を継続できない。また起動時や低回転数時は同期電動機の誘起電圧が小さく負荷転流作用が利用できず、直流電源側で電流を断続的に零にする断続動作などの何らか手段を必要とした。これらの負荷転流作用が利用できない状態においても単位転流補助手段8、15、22によって転流可能であり、力率1が可能になり、起動や低回転も特別な手段なしに可能になる。
同期電動機29の力率を1にすることにより発生トルクの脈動は最小になり、起動や低速時における電流断続によるトルクリップルもなくなる。
また、単位転流補助手段8、15、22のコンデンサ11、18、25の容量を小さくして発生電圧を大きくすれば遅れ力率の誘導電動機を負荷とすることも可能になり、用途の広い電力変換装置として利用できる。
なお、逆阻止形自己消弧素子9、10、16、17、23、24は電流を強制的に切ることになるが、並列にコンデンサ11、18、25が接続されているため、零電圧スイッチング(ZVS)と呼ばれるモードとなり、サージ電圧も発生せず、スイッチング中の電圧はほぼ零の状態でスイッチング損失をほとんど発生しない。また、電流が流れはじめるのは、コンデンサ電圧が反転するほぼ零電圧の時点であり、同様にスイッチング損失をほとんど発生しない。
図7は本発明の第2の実施形態であり、さらに高電圧化する場合の構成例である。サイリスタ電力変換装置では高電圧化するためにサイリスタ5−5、6−6、12−12、13−13、19−19、20−20を直列接続して構成する。逆阻止形自己消弧素子はスイッチング速度が速いため、直列接続するとスイッチング時の電圧のバランスが取りにくく配線長が長くなるのでサージ電圧が発生しやすい。
第2の実施形態では単位転流補助手段8、15、22を、各々2個用意しこれらを直列接続したものである。すなわち、図示のように逆向きに並列接続された逆阻止形自己消弧素子9、10、16、17、23、24にさらにコンデンサ11、18、25が並列接続された単位転流補助手段8−8、15−15、22−22を直列にして構成する。この場合、単位転流補助手段8−8、15−15、22−22間の配線の電流は変化率が小さく、配線長が長くなってもサージ電圧は発生しない。
図8は本発明の第3の実施形態で、整流装置として利用した例である。整流装置としての表現となっているため、図1の構成とは異なるように見えるが、回路としてはほとんど同じである。異なるのは前述の同期電動機29が三相交流電源30に、前述の直流電源1が直流負荷31に置き換わり、直流正端子3、直流負端子4の位置がサイリスタ5、6、12、13、19、20の向きに対して逆になっていることである。従来のサイリスタ整流装置はサイリスタの点弧角(一般にαで表される)を0°から180°の間に制御して直流負荷31の電圧を制御する。交流電源30に流れる電流は振幅が負荷電流に等しく、その基本波の位相は点弧角αだけ位相が遅れ、常に遅れの無効電流が流れる。これに対して第3の実施形態では点弧角αを負にすることができ、進みの無効電流を流すことができる。直流負荷31を直流リアクトルにすれば、三相交流電源30にほとんど進みの無効分のみを流すことができ、無効電力補償装置(SVC)として応用が可能である。
さらに本発明の第4の実施形態として図9に示すように、また、本発明の第5の実施形態として図10に示すように本発明の基本構成32と従来のサイリスタ整流装置34を直列または並列に組み合わせることにより、互いの無効電流を打ち消して、ほぼ力率1の整流装置となる。なお、三相交流電源30と基本構成32の間に変圧器33が接続されている。
さらに、本発明の第6の実施形態として図11に示す実施形態のように、図9に示したほぼ力率1のサイリスタ整流装置34の構成と、図1に示した整流子電動機の構成を多巻線の同期電動機を使用して多重化して組み合わせることによって、同期電動機の力率とともに交流電源側の力率もほぼ1で運転できる無整流子電動機が実現できる。多重化によって発生トルクの脈動もほとんど無視できる程度に小さくできる。
(変形例)
前述の実施形態では、単位転流補助手段8、15、22に使用されている自己消弧素子として、逆阻止形自己消弧素子をあげたが、これに限らず通常の逆導通形自己消弧素子もしくは逆通電形自己消弧素子にダイオード、もしくはサイリスタを直列にして使用してもよい。
前述の実施形態では、各レグにそれぞれ直列接続した第1及び第2の半導体パワー素子(バルブデバイス又はパワー半導体デバイス)として、サイリスタをあげたが、これに限らず他の半導体パワー素子であってもよい。
前述の交流負荷として、同期電動機、誘導電動機を例にあげて説明したが、これらを同期発電機、誘導発電機としても同様に実施できる。
図2から5及び図7、8、9、10、11に記載している制御手段100は、前述の図1と同様な機能を有することは言うまでもなく、この制御手段100は第1の実施形態で述べたサイリスタ5、6、12、13、19、20の導通、不導通を制御するケート制御回路と別々にせず、共通な構成としてもよい。
本発明は、サイリスタモータ等の半導体電動機、サイリスタ無整流子電動機等の無整流子電動機、無効電力補償装置として応用することができる。
【書類名】明細書
【発明の名称】電力変換装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、直流電源の直流電力から交流電力に変換、または交流電源の交流電力から直流電力に変換する電力変換装置に係り、特に大容量化(高電圧・大電流化)が容易な電力変換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
直流から交流に変換、または交流から直流に変換する電力変換装置は、大きく電圧形電力変換装置と、電流形電力変換装置に分類される。(例えば非特許文献1参照)
このうち、電圧形電力変換装置は電圧形インバータに代表され、自己消弧素子を使用して直流電圧、直流電流をオン、オフさせて、直流電源の直流電力を交流電力に、または交流電源の交流電力から直流電力に変換するものである。
【0003】
自己消弧素子のオフ時には、電流が例えば1000A/μs程度と急激に零になり、電圧も急峻に立ち上がるとともに、回路のインダクタンス分でさらにサージ電圧が発生する。特に大容量化(高電圧・大電流化)しようとすると、高電圧のため回路が長くなってインダクタンスが大きくなり、電流も増えるため、大容量化を実現するのが難しかった。
【0004】
一方の電流形電力変換装置の代表例は、交流電源の交流電力から直流電力に変換するサイリスタ整流装置である。サイリスタのオンタイミングを交流電源電圧の周期に同期して制御し、交流電源電圧を利用した電源転流作用によって、それまで通電していたサイリスタの電流を零にしてサイリスタをオフさせる。
【0005】
この場合、サイリスタはオンしか制御できないが、構造が簡単で高電圧化、大電流化が容易である。サイリスタ整流装置はオン、オフ時の電流の変化率も10A/μs程度であり、電力変換装置として大容量化(高電圧・大電流化)が比較的容易である。
【0006】
直流電源から交流に変換する電流形電力変換装置の代表例は負荷転流形インバータ(LCIとも呼ばれる)である。基本構成はサイリスタ整流装置と同様であるが、同期電動機を交流負荷として接続し、同期電動機の誘起電圧を利用した負荷転流作用によって、電源転流作用と同様に、それまで通電していたサイリスタの電流を零にしてオフさせる。
【0007】
このような負荷転流形インバータと同期電動機との組み合わせは、サイリスタモータ、またはサイリスタ無整流子電動機と呼ばれており、これはサイリスタ整流装置と同様に大容量化(高電圧・大電流化)が比較的容易である。
【0008】
また、半導体パワー素子として自己消弧素子を電流形電力変換装置に利用した発明がなされている。(例えば特許文献1〜6参照)
【非特許文献1】
電気学会・半導体電力変換システム調査専門委員会編「パワーエレクトロニクス回路」オーム社、平成12年11月30日発行、P.137、P.155
【特許文献1】
特開平5−115178 図1
【特許文献2】
特開平5−122936 図1
【特許文献3】
特開平5−236759 図1、6図
【特許文献4】
特開平5−236760 図1
【特許文献5】
特開平6−30568 図1
【特許文献6】
特開平7−222462 図1、図3
【発明の開示】
電圧形電力変換装置は大容量化(高電圧・大電流化)が非常に困難である。一方、電流形電力変換装置は比較的大容量化が容易である。しかしながら電流形電力変換装置は電源転流作用や負荷転流作用を利用しているため交流側の力率が悪い欠点があった。また力率を改善する目的で自己消弧素子を電流形電力変換装置に利用した発明がなされているが、基本構成要素が多く複雑である。
【0009】
本発明の目的は、上記課題を解決するためになされたもので、大容量化(高電圧・大電流化)が容易で力率が改善可能な、かつ基本構成要素が少なくて製作も容易で経済的な電力変換装置を得ることを目的とする。
【0010】
請求項1に対応する発明は、交流電源又は交流負荷を接続するための交流端子、直流負荷又は直流電源を接続するためのアノード側端子及びカソード側端子を有し、前記アノード側端子と前記カソード側端子の間に少なくとも3つのレグを並列接続し、前記各レグは第1及び第2の半導体パワー素子を直列接続した直列接続点を含む直列回路からなり、前記各半導体パワー素子の導通又は不導通を制御することで、交流を直流又は直流を交流に変換可能で、該変換された電力を、前記負荷に供給する電力変換装置において、充放電可能な電荷素子と、互いに逆並列接続した第1及び第2の自己消弧素子とを並列接続した単位転流補助手段を少なくとも1個、前記各直列回路にそれぞれ有する直列接続点と前記各交流端子の間に、接続したことを特徴とする電力変換装置である。
【0011】
本発明によれば、第1及び第2の半導体パワー素子の直列接続点と交流端子の間に、単位転流補助手段を直列に接続したので、大容量化(高電圧・大電流化)が容易で力率が改善可能な、かつ基本構成要素が少なくて製作も容易で経済的な電力変換装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1は本発明による電力変換装置の第1の実施形態であり、これは直流電源1の直流電力から交流電力に変換するインバータとして用いて、交流負荷として同期電動機29が接続された無整流子電動機として適用した場合の回路図である。
【0013】
アノード側端子3とカソード側端子4の間に、少なくとも3つのレグを並列接続し、各レグは、サイリスタ5、6と、12、13と、19、20の直列回路からなり、かつサイリスタの直列接続点7、14、21接続される交流端子26、27、28を有し、サイリスタ5、6と、12、13と、19、20を、図示しないゲート制御回路により導通、不導通の制御を行うことで、直流電源1の直流電力を交流電力に変換なインバータであって、交流端子26、27、28に同期機例えば三相同期電動機29が接続され、かつ直流電源1の直流正端子3とサイリスタ5の接続点に直流リアクトル2を接続した電力変換装置において、次のような単位転流補助手段8、15、22からなる転流補助手段を設けたものである。
【0014】
すなわち、サイリスタ5、6の直列接続点と交流端子26の間に、単位転流補助手段8が接続されている。また、サイリスタ12、13の直列接続点と交流端子27の間に、単位転流補助手段15が接続されている。更に、サイリスタ19、20の直列接続点と交流端子28の間に、単位転流補助手段22が接続されている。なお、単位転流補助手段8、15、22を除くと、従来の無整流子電動機(サイリスタモータ)の場合と同一である。
【0015】
単位転流補助手段8は、充放電可能な電荷素子例えばコンデンサ11と、このコンデンサ11に対して逆並列接続した第1及び第2の自己消弧素子例えば逆阻止形自己消弧素子9と10が逆向きに並列接続されている。また、単位転流補助手段15は、充放電可能な電荷素子例えばコンデンサ18と、このコンデンサ18に対して逆並列接続した第1及び第2の自己消弧素子例えば逆阻止形自己消弧素子16と17が逆向きに並列接続されている。さらに、単位転流補助手段22は、充放電可能な電荷素子例えばコンデンサ25と、このコンデンサ25に対して逆並列接続した第1及び第2の自己消弧素子例えば逆阻止形自己消弧素子23と24が逆向きに並列接続されている。
【0016】
そして、単位転流補助手段8、15、22の自己消弧素子9、10と、16、17と、23、24を所定のタイミングで導通、不導通の制御を行うための制御手段100を備えている。具体的には、サイリスタ5、6、12、13、19、20の導通信号に基づき、
自己消弧素子9、10と、16、17と、23、24にそれぞれ導通信号を与える。結果として、図6のようなタイミングで与えられる。
【0017】
この制御手段100は概略、図6に示すように転流動作中に、その転流直前時に動作状態にあった例えば単位転流補助手段8のコンデンサ11を充電状態とし、かつその転流時に新たに動作状態になる例えば単位転流補助手段22のコンデンサ25を放電状態とするものである。このため、制御手段100の入力としてサイリスタ5、6、12、13、19、20の状態信号、例えば導通状態信号をそれぞれ取り込むようにしている。
【0018】
以下、このように構成された第1の実施形態について、図2から図6を参照して作用効果を説明する。図2に示すように直流電源1から直流リアクトル2、アノード側端子3、サイリスタ5、逆阻止形自己消弧素子9、交流端子26、同期電動機29のU相からW相、交流端子28、逆阻止形自己消弧素子24、サイリスタ20、カソード側端子4を通って直流電源1へと電流が流れている。この状態でコンデンサ18は図示のように交流端子側が+に充電されているとする。
【0019】
ここで、サイリスタ5から同期電動機29のU相に流れていた電流を、サイリスタ12からV相に電流が流れるように転流させる(電流を移す)。そのためにサイリスタ12、逆阻止形自己消弧素子16をオンさせるとともに逆阻止形自己消弧素子9をオフさせる。図3に示すように、逆阻止形自己消弧素子9がオフすると電流はコンデンサ11を通って流れ、コンデンサ11が図示のように直列接続点7側が+に充電される。
【0020】
またサイリスタ12をオンするので、コンデンサ18を通って同期電動機のV相に電流が流れはじめる。逆阻止形自己消弧素子16には逆電圧が加わっているため電流は流れない。
【0021】
従来はU相電流からV相電流への転流には同期電動機29のU相とV相の誘起電圧差が作用するが、本発明の実施形態ではU相とV相の誘起電圧差に加えコンデンサ11と18の電圧が転流に作用する。コンデンサ18の放電が完了した時点で逆阻止形自己消弧素子16が順電圧になり、コンデンサ18に流れていた電流は逆阻止形自己消弧素子16を流れるようになる。
【0022】
このようにして図4に示すようにU相電流は零になりサイリスタ5はオフし、アノード側端子からの電流はすべてサイリスタ12を通ってV相に流れるようになり、コンデンサ11が図示のように直列接続点7側が+に充電され、コンデンサ18が零電圧まで放電した状態で、一連の転流動作が終わる。転流動作中、コンデンサ18は充電状態から放電されていくが、コンデンサ11が零電圧から充電されていくのでほぼ一定の電圧が転流作用に加わる。
【0023】
次は同期電動機29のW相からサイリスタ20を通ってカソード側端子4へ流れていた電流を、U相からサイリスタ6を通って電流が流れるように転流させる。そのためにサイリスタ6、逆阻止形自己消弧素子10をオンさせるとともに逆阻止形自己消弧素子24をオフさせる。前回の転流動作によってコンデンサ11に充電された電圧は、同期電動機29から流れ出す電流に対しては転流作用を増加させる方向となっている。したがって、前述のU相からV相への転流と同様な動作によってサイリスタ20はオフし、図5に示すように直流負端子への電流はU相から逆阻止形自己消弧素子10、サイリスタ6を通って流れ、コンデンサ25の交流端子28側が+に充電され、コンデンサ11が零電圧まで放電した状態で、一連の転流動作が終わる。
【0024】
その次はサイリスタ12から同期電動機29のV相に流れていた電流を、サイリスタ19からW相に電流が流れるように転流させる。前回の転流動作によってコンデンサ25は交流端子28側が+に充電されており、回路状態としては図2のU相をV相に、V相をW相に、W相をU相に置き換えたのと等価になっている。したがって、サイリスタ19、逆阻止形自己消弧素子23をオンさせるとともに、逆阻止形自己消弧素子16をオフさせることによって、サイリスタ12はオフしてアノード側端子からの電流はサイリスタ19を通って流れるようになる。
【0025】
以上のサイリスタ5からサイリスタ12、サイリスタ20からサイリスタ6、サイリスタ12からサイリスタ19の転流動作に続き、その後サイリスタ6からサイリスタ13、サイリスタ19からサイリスタ5、サイリスタ13からサイリスタ20と順次転流する
。この一連の動作を1サイクルとして繰り返し、交流負荷である同期電動機29に方形波状の交流電流を流す。
【0026】
図6は、このようすを説明するための図であり、図6ではわかりやすくするため、直流正端子3側から同期電動機29のU相に電流を流す場合を正方向としてU+、U相から直流負端子4側に電流を流す場合を負方向としてU−のような記述を加え、また各コンデンサ11、18、25の電圧波形を交流端子側が+の時を+で示した。U相の正方向電流がV相へ転流してサイリスタ5をオフさせるときコンデンサ11が−に充電される。このコンデンサ電圧は、サイリスタ6をオンしてW相の負方向電流からU相の負方向電流へ転流するときに放電されることによって利用される。そしてU相の負方向電流がV相へ転流するときコンデンサ11が+に充電され、この電圧はW相の正方向電流がU相に転流するときに利用される。
【0027】
ここで、基本動作を説明するため、例えば、図6に示したサイリスタ5からサイリスタ12に転流するタイミングAの時点で、同時にサイリスタ12と逆阻止形自己消弧素子16をオンさせるとともに逆阻止形自己消弧素子9をオフさせるとした。しかしながらこれらを同時に行う必要はなく、サイリスタ12のオンに対して逆阻止形自己消弧素子9のオフを早めれば、コンデンサ11の充電開始が早まり、充電電圧を高くできる。また逆に逆阻止形自己消弧素子9のオフを遅らせれば充電電圧を低くできる。電流の大きさ、交流電圧の大きさや位相、同期電動機のインダクタンス分などに応じて逆阻止形自己消弧素子のオフタイミングを制御することにより転流を制御することができる。
【0028】
また逆阻止形自己消弧素子16に電流が流れはじめるのは図示のタイミングBの時点であり、その直前までにオンすればよい。ゲート回路の損失低減の目的や逆阻止形自己消弧素子の特性に応じてオンするタイミングを選ぶことができる。
【0029】
さらにすべての逆阻止形自己消弧素子を常にオンさせれば転流補助手段が機能しなくなり、従来のサイリスタ変換装置と同じ動作も可能である。
【0030】
以上説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、従来の電流形サイリスタ電力変換装置の交流端子と交流負荷である同期電動機との間に、逆阻止形自己消弧素子とコンデンサからなる単位転流補助手段8、15、22を挿入したので、同期電動機29の誘起電圧による負荷転流作用対して、単位転流補助手段8、15、22のコンデンサ11、18、25に発生する電圧を加算的に作用させることができる。
【0031】
この結果、大容量化(高電圧・大電流化)が容易で、力率が改善可能で、かつスイッチング損失が少ない高効率な電力変換装置を得ることができる。また同様な目的で発明された電力変換装置に比べて構成要素が少なく製作も容易であり、経済的な電力変換装置を得ることができる。さらに、前述した本発明の実施形態の電力変換装置を、従来の電力変換装置に代えることで、種々の用途に適用可能であり、大容量化や高力率化、高効率化が実現できる。特に、本発明を適用した整流装置とインバータ装置および同期電動機を組み合わせることにより、交流電源の力率とともに同期電動機の力率もほぼ1で運転できる無整流子電動機が実現できる。このように本発明の適用範囲は広く、その波及効果は絶大である。
【0032】
なお、サイリスタモータにおいて同期電動機の力率を1にするためには転流進み角(一般のβで表される。)を0°にする必要があるが、その場合、転流する2つの相の誘起電圧差は零になり、負荷転流作用が機能せず、転流失敗して正常な動作を継続できない。また起動時や低回転数時は同期電動機の誘起電圧が小さく負荷転流作用が利用できず、直流電源側で電流を断続的に零にする断続動作などの何らか手段を必要とした。これらの負荷転流作用が利用できない状態においても単位転流補助手段8、15、22によって転流可能であり、力率1が可能になり、起動や低回転も特別な手段なしに可能になる。
【0033】
同期電動機29の力率を1にすることにより発生トルクの脈動は最小になり、起動や低速時における電流断続によるトルクリップルもなくなる。
【0034】
また、単位転流補助手段8、15、22のコンデンサ11、18、25の容量を小さくして発生電圧を大きくすれば遅れ力率の誘導電動機を負荷とすることも可能になり、用途の広い電力変換装置として利用できる。
【0035】
なお、逆阻止形自己消弧素子9、10、16、17、23、24は電流を強制的に切ることになるが、並列にコンデンサ11、18、25が接続されているため、零電圧スイッチング(ZVS)と呼ばれるモードとなり、サージ電圧も発生せず、スイッチング中の電圧はほぼ零の状態でスイッチング損失をほとんど発生しない。また、電流が流れはじめるのは、コンデンサ電圧が反転するほぼ零電圧の時点であり、同様にスイッチング損失をほとんど発生しない。
【0036】
図7は本発明の第2の実施形態であり、さらに高電圧化する場合の構成例である。サイリスタ電力変換装置では高電圧化するためにサイリスタ5-5、6-6、12-12、13-13、19-19、20-20を直列接続して構成する。逆阻止形自己消弧素子はスイッチング速度が速いため、直列接続するとスイッチング時の電圧のバランスが取りにくく配線長が長くなるのでサージ電圧が発生しやすい。
【0037】
第2の実施形態では単位転流補助手段8、15、22を、各々2個用意しこれらを直列接続したものである。すなわち、図示のように逆向きに並列接続された逆阻止形自己消弧素子9、10、16、17、23、24にさらにコンデンサ11、18、25が並列接続された単位転流補助手段8-8、15-15、22-22を直列にして構成する。この場合、単位転流補助手段8-8、15-15、22-22間の配線の電流は変化率が小さく、配線長が長くなってもサージ電圧は発生しない。
【0038】
図8は本発明の第3の実施形態で、整流装置として利用した例である。整流装置としての表現となっているため、図1の構成とは異なるように見えるが、回路としてはほとんど同じである。異なるのは前述の同期電動機29が三相交流電源30に、前述の直流電源1が直流負荷31に置き換わり、アノード側端子3、カソード側端子4の位置がサイリスタ5、6、12、13、19、20の向きに対して逆になっていることである。従来のサイリスタ整流装置はサイリスタの点弧角(一般にαで表される)を0°から180°の間に制御して直流負荷31の電圧を制御する。交流電源30に流れる電流は振幅が負荷電流に等しく、その基本波の位相は点弧角αだけ位相が遅れ、常に遅れの無効電流が流れる。これに対して第3の実施形態では点弧角αを負にすることができ、進みの無効電流を流すことができる。直流負荷31を直流リアクトルにすれば、三相交流電源30にほとんど進みの無効分のみを流すことができ、無効電力補償装置(SVC)として応用が可能である。
【0039】
さらに本発明の第4の実施形態として図9に示すように、また、本発明の第5の実施形態として図10に示すように本発明の基本構成32と従来のサイリスタ整流装置34を直列または並列に組み合わせることにより、互いの無効電流を打ち消して、ほぼ力率1の整流装置となる。なお、三相交流電源30と基本構成32の間に変圧器33が接続されている。
【0040】
さらに、本発明の第6の実施形態として図11に示す実施形態のように、図9に示したほぼ力率1のサイリスタ整流装置34の構成と、図1に示した整流子電動機の構成を多巻線の同期電動機を使用して多重化して組み合わせることによって、同期電動機の力率とともに交流電源側の力率もほぼ1で運転できる無整流子電動機が実現できる。多重化によって発生トルクの脈動もほとんど無視できる程度に小さくできる。
【0041】
(変形例)
前述の実施形態では、単位転流補助手段8、15、22に使用されている自己消弧素子として、逆阻止形自己消弧素子をあげたが、これに限らず通常の逆導通形自己消弧素子もしくは逆通電形自己消弧素子にダイオード、もしくはサイリスタを直列にして使用してもよい。
【0042】
前述の実施形態では、各レグにそれぞれ直列接続した第1及び第2の半導体パワー素子(バルブデバイス又はパワー半導体デバイス)として、サイリスタをあげたが、これに限らず他の半導体パワー素子であってもよい。
【0043】
前述の交流負荷として、同期電動機、誘導電動機を例にあげて説明したが、これらを同期発電機、誘導発電機としても同様に実施できる。
【0044】
図2から5及び図7、8、9、10、11に記載している制御手段100は、前述の図1と同様な機能を有することは言うまでもなく、この制御手段100は第1の実施形態で述べたサイリスタ5、6、12、13、19、20の導通、不導通を制御するケート制御回路と別々にせず、共通な構成としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明は、サイリスタモータ等の半導体電動機、サイリスタ無整流子電動機等の無整流子電動機、無効電力補償装置として応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】図1はこの発明による電力変換装置の第1の実施形態を示す回路図である。
【図2】図2は図1の電力変換装置の動作を説明するための図である。
【図3】図3は図1の電力変換装置の動作を説明するための図である。
【図4】図4は図1の電力変換装置の動作を説明するための図である。
【図5】図5は図1の電力変換装置の動作を説明するための図である。
【図6】図6は図1の電力変換装置の動作を説明するためのタイミング図である。
【図7】図7はこの発明による電力変換装置の第2の実施形態を示す回路図である。
【図8】図8はこの発明による電力変換装置の第3の実施形態を示す回路図である。
【図9】図9はこの発明による電力変換装置の第4の実施形態を示す回路図である。
【図10】図10はこの発明による電力変換装置の第5の実施形態を示す回路図である。
【図11】図11はこの発明による電力変換装置の第6の実施形態を示す回路図である。

Claims (9)

  1. 直流正端子と直流負端子の間に少なくとも3つのレグを並列接続し、各レグはそれぞれ上及び下アームからなり、各レグに第1及び第2の半導体パワー素子の直列回路を接続し、かつ該直列接続点と接続される交流端子を有し、前記各半導体パワー素子の導通、不導通を制御することで、交流を直流又は直流を交流に変換可能で、該変換された電力を、前記直流正端子と前記直流負端子又は前記交流端子に接続された負荷に供給する電力変換装置において、
    前記各第1及び第2の半導体パワー素子の直列接続点と前記交流端子の間に、それぞれ充放電可能な電荷素子と、この各電荷素子に対して逆並列接続した第1及び第2の自己消弧素子とからなる単位転流補助手段を、少なくとも1個直列に接続したことを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置において、転流動作中に、その転流直前時に動作状態にあった前記単位転流補助手段の電荷素子を充電状態とし、かつその転流時に新たに動作状態になる前記単位転流補助手段の電荷素子を放電状態とする制御手段を、更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記直流正端子と前記直流負端子の間に、直流リアクトルを介して直流電源又は直流負荷を接続し、前記交流端子に交流負荷又は交流電源を接続したことを特徴とする請求項1または2記載の電力変換装置。
  4. 前記交流端子に同期機を接続し、該同期機の力率をほぼ1で運転することを特徴とする請求項1または2記載の電力変換装置。
  5. 前記交流端子に誘導機を接続することを特徴とする請求項1または2記載の電力変換装置。
  6. 前記交流端子に交流電源を接続し、前記直流正端子と前記直流負端子の間に直流リアクトルを接続し、前記交流電源から進みの無効電流を流すことを特徴とする請求項1または2記載の電力変換装置。
  7. 前記直流正端子と前記直流負端子に、交流電源に接続された半導体パワー素子からなる整流装置の直流出力の正端子および負端子を直列接続し、前記交流端子に交流電源を接続し、前記交流電源の力率をほぼ1で運転することを特徴とする請求項1または2記載の電力変換装置。
  8. 前記直流正端子と前記直流負端子に、交流電源に接続された半導体パワー素子からなる整流装置の直流出力の正端子および負端子とを直流リアクトルを介して並列接続し、前記交流電源の力率をほぼ1で運転することを特徴とする請求項1または2記載の電力変換装置。
  9. 交流電源に半導体パワー素子からなる整流装置を接続し、該整流装置の直流端子を、直流正端子と直流負端子に接続し、前記直流正端子と直流負端子に少なくとも3つのレグを並列接続し、各レグはそれぞれ上及び下アームからなり、各レグに第1及び第2の半導体パワー素子の直列回路を接続し、かつ該直列接続点と接続される交流端子を有し、前記各半導体パワー素子の導通、不導通を制御することで、前記整流装置の出力である直流を交流に変換可能で、該変換された電力を、交流端子に接続された同期機に供給する電力変換装置において、
    前記各第1及び第2の半導体パワー素子の直列接続点と前記交流端子の間に直列接続され、それぞれ充放電可能な電荷素子と、この各電荷素子に対して逆並列接続した第1及び第2の自己消弧素子とからなる少なくとも1個の単位転流補助手段と、
    前記交流端子に同期機を接続し、同期機の力率及び前記交流電源の力率をほぼ1で運転すると共に、転流動作中に、その転流直前時に動作状態にあった単位転流補助手段の電荷素子を充電とし、かつその転流時に新たに動作状態になる単位転流補助手段の電荷素子を放電する制御手段とを
    備えたことを特徴とする電力変換装置。
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