JPWO2007066489A1 - 光ヘッド装置及びこれを備えた光学式情報記録再生装置 - Google Patents

光ヘッド装置及びこれを備えた光学式情報記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 二層の光記録媒体に対して良好なトラック誤差信号を検出することが可能な光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置を提供する。【解決手段】 ディスクで反射されたメインビーム及びサブビームの反射光は、回折光学素子9aで回折されて光検出器で受光される。回折光学素子9aは、入射光の光軸を通りディスクの半径方向及び接線方向に平行な二つの直線によって、領域13a〜13dに分割されている。領域13a〜13dにおける回折格子のピッチは、この順に広くなる。フォーカス誤差信号はメインビームの反射光から生成される−1次回折光(図の左側へ偏向される光)を用いてフーコー法により検出され、トラック誤差信号はメインビーム、サブビームの反射光から生成される+1次回折光(図の右側へ偏向される光)を用いて差動プッシュプル法により検出される。【選択図】 図2

Description

本発明は、光記録媒体に対して記録再生を行うための光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置に関し、特に、二層の光記録媒体に対して良好なトラック誤差信号を検出することが可能な光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置に関する。なお、ここでいう「記録再生」とは、記録及び再生の少なくとも一方、すなわち記録及び再生の両方、記録のみ、又は再生のみをいうものとする。
光記録媒体に対して記録再生を行うための光ヘッド装置は、フォーカス誤差信号及びトラック誤差信号を検出する機能を有する。フォーカス誤差信号の検出方法としては、フーコー法(又はダブルナイフエッジ法)、非点収差法、スポットサイズ法等が知られている。追記型及び書換可能型の光記録媒体にはトラッキングを行うための溝が形成されており、光ヘッド装置により光記録媒体上に形成される集光スポットがこの溝を横断すると、フォーカス誤差信号に雑音が発生する。フーコー法は、非点収差法やスポットサイズ法に比べ、この雑音が小さいという特徴を有する。この特徴は、溝の凹部であるランド及び溝の凸部であるグルーブの両方に記録再生を行うランド/グルーブ記録再生方式の書換可能型の光記録媒体(DVD−RAM、HD DVD−RW等)に対して顕著に表れるため、これらの光記録媒体に対しては、フォーカス誤差信号の検出方法として一般にフーコー法が用いられる。一方、トラック誤差信号の検出方法としては、追記型(DVD−R、HD DVD−R等)及び書換可能型(DVD−RAM、HD DVD−RW等)の光記録媒体に対しては一般にプッシュプル法が用いられる。したがって、追記型及び書換可能型の光記録媒体に対応するためには、光ヘッド装置には、フーコー法によるフォーカス誤差信号及びプッシュプル法によるトラック誤差信号を検出する機能が求められる。
光ヘッド装置を小型化するためには、光記録媒体からの反射光を、これらの信号を検出するために同一の光検出器で受光することが求められる。光記録媒体からの反射光を、フーコー法によるフォーカス誤差信号及びプッシュプル法によるトラック誤差信号を検出するために同一の光検出器で受光する光ヘッド装置としては、特許文献1,2に記載の光ヘッド装置が知られている。
図14に、特許文献1に記載の光ヘッド装置を示す。半導体レーザ1からの出射光は、コリメータレンズ2で平行光化され、偏光ビームスプリッタ4にP偏光として入射してほぼ100%が透過し、1/4波長板5を透過して直線偏光から円偏光に変換され、対物レンズ6でディスク7上に集光される。ディスク7からの反射光は、対物レンズ6を逆向きに透過し、1/4波長板5を透過して円偏光から往路と偏光方向が直交した直線偏光に変換され、偏光ビームスプリッタ4にS偏光として入射してほぼ100%が反射され、回折光学素子9dで回折され、凸レンズ8を透過して光検出器10cで受光される。
図15は回折光学素子9dの平面図である。回折光学素子9dは、入射光の光軸を通りディスク7の半径方向に平行な直線、及び入射光の光軸を通りディスク7の接線方向に平行な直線によって、領域13i〜13lの四つに分割された回折格子が形成された構成である。回折格子の方向はいずれもディスク7の接線方向に平行であり、回折格子のパタンはいずれも等ピッチの直線状である。回折格子のピッチは領域13i,13j,13k,13lの順に広くなる。なお、図中に点線で示す円は対物レンズ6の有効径6aに相当する。領域13i,13j,13k,13lに入射した光は、いずれも−1次回折光として約10%が回折され、+1次回折光として約71%が回折される。
図16に、光検出器10cの受光部のパタンと光検出器10c上の光スポットの配置とを示す。光スポット21a,21bは、それぞれ回折光学素子9dの領域13i,13jからの−1次回折光に相当し、ディスク7の半径方向に平行な分割線によって二つに分割された受光部20a,20bで受光される。光スポット21c,21dは、それぞれ回折光学素子9dの領域13k,13lからの−1次回折光に相当し、ディスク7の半径方向に平行な分割線によって二つに分割された受光部20c,20dで受光される。光スポット21eは、回折光学素子9dの領域13iからの+1次回折光に相当し、単一の受光部20eで受光される。光スポット21fは、回折光学素子9dの領域13jからの+1次回折光に相当し、単一の受光部20fで受光される。光スポット21gは、回折光学素子9dの領域13kからの+1次回折光に相当し、単一の受光部20gで受光される。光スポット21hは、回折光学素子9dの領域13lからの+1次回折光に相当し、単一の受光部20hで受光される。
ここで、受光部20a〜20hからの出力をそれぞれV20a〜V20hで表わす。このとき、フーコー法によるフォーカス誤差信号は(V20a+V20d)−(V20b+V20c)の演算から得られる。また、プッシュプル法によるトラック誤差信号は(V20e+V20g)−(V20f+V20h)の演算から得られる。更に、ディスク7に記録されたRF信号は(V20e+V20f+V20g+V20h)の演算から得られる。
図17に、特許文献2に記載の光ヘッド装置を示す。半導体レーザ1からの出射光は、コリメータレンズ2で平行光化され、ビームスプリッタ11に入射して一部が透過し、対物レンズ6でディスク7上に集光される。ディスク7からの反射光は、対物レンズ6を逆向きに透過し、ビームスプリッタ11に入射して一部が反射され、凸レンズ8及びビーム分割素子12を透過し、回折光学素子9eで回折されて光検出器10dで受光される。
図18はビーム分割素子12の断面図である。ビーム分割素子12は、入射光の光軸を通りディスク7の接線方向に平行な直線によって、左側の領域及び右側の領域の二つに分割されたプリズム31から構成されている。プリズム31の左側の領域へ入射光32aとして入射した光は、プリズム31から屈折光33aとして出射する。プリズム31の右側の領域へ入射光32bとして入射した光は、プリズム31から屈折光33bとして出射する。
図19は回折光学素子9eの平面図である。回折光学素子9eは、入射光の光軸を通りディスク7の半径方向に平行な直線によって、領域13m,13nの二つに分割された回折格子が形成された構成である。回折格子の方向はいずれもディスク7の接線方向に平行であり、回折格子のパタンはいずれも等ピッチの直線状である。回折格子のピッチは領域13n,13mの順に広くなる。なお、図中に点線で示す円は対物レンズ6の有効径6aに相当する。回折光学素子9eは回折効率に偏光依存性を有しており、領域13m,13nに入射した光は、常光成分に関してはいずれも±1次回折光としてそれぞれ約40.5%が回折され、異常光成分に関してはいずれも0次光としてほぼ100%が透過する。
図20に、光検出器10dの受光部のパタンと光検出器10d上の光スポットの配置とを示す。光スポット23a,23bは、それぞれビーム分割素子12の左側及び右側の領域からの屈折光のうち、回折光学素子9eの領域13m及び13nからの0次光に相当し、それぞれ単一の受光部22a,22bで受光される。光スポット23c,23dは、それぞれビーム分割素子12の左側及び右側の領域からの屈折光のうち、回折光学素子9eの領域13mからの+1次回折光に相当し、ディスク7の半径方向に平行な分割線によって二つに分割された受光部22c,22dで受光される。光スポット23e,23fは、それぞれビーム分割素子12の左側及び右側の領域からの屈折光のうち、回折光学素子9eの領域13nからの+1次回折光に相当し、ディスク7の半径方向に平行な分割線によって二つに分割された受光部22e,22fで受光される。光スポット23g,23hは、それぞれビーム分割素子12の左側及び右側の領域からの屈折光のうち、回折光学素子9eの領域13mからの−1次回折光に相当し、単一の受光部22gで受光される。光スポット23i,23jは、それぞれビーム分割素子12の左側及び右側の領域からの屈折光のうち、回折光学素子9eの領域13nからの−1次回折光に相当し、単一の受光部22gで受光される。
ここで、受光部22a〜22gからの出力をそれぞれV22a〜V22gで表わす。このとき、フーコー法によるフォーカス誤差信号は(V22c+V22f)−(V22d+V22e)の演算から得られる。また、プッシュプル法によるトラック誤差信号は(V22a−V22b)の演算から得られる。更に、ディスク7に記録されたRF信号は(V22a+V22b)−(V22c+V22d+V22e+V22f+V22g)の演算から得られる。
特開2004−139728号公報 特開平6−150428号公報
DVD−R、HD DVD−R等の光記録媒体におけるプッシュプル法によるトラック誤差信号は、光ヘッド装置の対物レンズが光記録媒体の半径方向にシフトすると大きなオフセットを生じる。このようなトラック誤差信号のレンズシフトによるオフセットに起因する記録再生特性の悪化を防ぐため、光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置には、トラック誤差信号にレンズシフトによるオフセットを生じない工夫が求められる。
レンズシフトによるオフセットを生じないトラック誤差信号の検出方法としては、一般に差動プッシュプル法が用いられる。光ヘッド装置において差動プッシュプル法によるトラック誤差信号を検出する場合、光源と対物レンズの間に回折光学素子を設け、この回折光学素子により、光源からの出射光から、対物レンズにより光記録媒体上に集光される光としてメインビーム及びサブビームを生成し、光検出器の複数の受光部により、光記録媒体で反射されたメインビーム及びサブビームの反射光を個別に受光する。これらの受光部の出力からメインビーム及びサブビームによるプッシュプル信号を検出し、メインビームによるプッシュプル信号とサブビームによるプッシュプル信号との差をトラック誤差信号とする。ここで、メインビームとサブビームとの光量の比は、メインビームでのデータの記録中にサブビームでのデータの誤消去が生じないように、通常は10:1〜20:1程度に設定される。
ところで、DVD−R、HD DVD−R等の光記録媒体には二層の規格がある。二層の光記録媒体においては、記録再生を行う方の層にメインビームを集光させた場合、記録再生を行う方の層からのサブビームの反射光を受光する受光部に、記録再生を行わない方の層からのメインビームの反射光の一部が外乱光として入射する。この外乱光は、サブビームによるプッシュプル信号、更に差動プッシュプル法によるトラック誤差信号の乱れの原因となる。記録再生を行わない方の層からのメインビームの反射光は、光検出器上で大きく広がっているため、記録再生を行う方の層からのサブビームの反射光を受光する受光部へ入射する割合は小さい。しかし、メインビームの光量はサブビームの光量に比べて大きいため、上記の外乱光の量は無視できない。このような二層の光記録媒体におけるトラック誤差信号の乱れに起因する記録再生特性の悪化を防ぐため、光ヘッド装置には、二層の光記録媒体におけるトラック誤差信号に乱れを生じない工夫が求められる。しかし、特許文献1,2には、二層の光記録媒体におけるトラック誤差信号に乱れを生じない光ヘッド装置は記載されていない。
そこで、本発明の目的は、光記録媒体からの反射光を、フーコー法によるフォーカス誤差信号及びプッシュプル法によるトラック誤差信号を検出するために同一の光検出器で受光する光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置における上に述べた課題を解決し、二層の光記録媒体におけるトラック誤差信号に乱れを生じず、二層の光記録媒体に対して良好なトラック誤差信号を検出することが可能な光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置を提供することにある。
本発明に係るヘッド装置は、光源と、この光源からの出射光を円盤状の光記録媒体上に集光する対物レンズと、前記光源と前記対物レンズとの間に設けられた回折光学素子と、前記光記録媒体からの反射光を受光する光検出器と、前記対物レンズと前記光検出器との間に設けられた光分割手段とを備えている。前記回折光学素子は、前記光源からの出射光から、前記対物レンズによって前記光記録媒体上に集光されるメインビーム及びサブビーム群を生成する機能を有する。前記光分割手段は、前記光記録媒体で反射された前記メインビーム及び前記サブビーム群の反射光から、それぞれ複数のメインビーム分割光及び複数のサブビーム群分割光を生成する複数の領域を有する。前記光検出器は、前記メインビームによるプッシュプル信号を検出するために前記複数のメインビーム分割光を受光する複数の受光部からなるメインビーム用受光部群と、前記サブビーム群によるプッシュプル信号を検出するために前記複数のサブビーム群分割光を受光する複数の受光部からなるサブビーム群用受光部群とを有する。そして、前記複数のメインビーム分割光の一方の側と前記メインビーム用受光部群の複数の受光部の一方の側とが対応するように配設されるとともに、前記複数のメインビーム分割光の他方の側と前記メインビーム用受光部群の複数の受光部の他方の側とが対応するように配設されている。すなわち、前記複数のメインビーム分割光の各進行方向と前記メインビーム用受光部群の複数の受光部の各位置とは、前記複数のメインビーム分割光が前記光分割手段と前記光検出器との間で互いに交差しないように設定されている。
例えば、前記光分割手段において光軸を通り前記光記録媒体の接線方向に対応する方向に平行な直線の一方の側に位置する前記領域で生成された前記メインビーム分割光を、前記メインビーム用受光部群の中心を通り前記光記録媒体の接線方向に対応する方向に平行な直線の一方の側に位置する前記受光部で受光する。前記光分割手段において光軸を通り前記光記録媒体の接線方向に対応する方向に平行な直線の他方の側に位置する前記領域で生成された前記メインビーム分割光を、前記メインビーム用受光部群の中心を通り前記光記録媒体の接線方向に対応する方向に平行な直線の他方の側に位置する前記受光部で受光する。前記光分割手段において光軸を通り前記光記録媒体の接線方向に対応する方向に平行な直線の一方の側に位置する前記領域で生成された前記サブビーム分割光を、前記サブビーム用受光部群の中心を通り前記光記録媒体の接線方向に対応する方向に平行な直線の一方の側に位置する前記受光部で受光する。前記光分割手段において光軸を通り前記光記録媒体の接線方向に対応する方向に平行な直線の他方の側に位置する前記領域で生成された前記サブビーム分割光を、前記サブビーム用受光部群の中心を通り前記光記録媒体の接線方向に対応する方向に平行な直線の他方の側に位置する前記受光部で受光する。
より詳しく言えば、本発明に係る光ヘッド装置は、光源と、該光源からの出射光を円盤状の光記録媒体上に集光する対物レンズと、前記光源と前記対物レンズとの間に設けられた回折光学素子と、前記光記録媒体からの反射光を受光する光検出器と、前記対物レンズと前記光検出器との間に設けられた光分割手段を有し、前記回折光学素子は、前記光源からの出射光から、前記対物レンズにより前記光記録媒体上に集光されるメインビーム及びサブビーム群を少なくとも生成し、前記光分割手段は、前記光記録媒体からの反射光の光軸に垂直な面内で、前記光軸を通り前記光記録媒体の半径方向に対応する方向に平行な直線、及び前記光軸を通り前記光記録媒体の接線方向に対応する方向に平行な直線で、第一〜第四の領域に少なくとも分割されており、該第一〜第四の領域へ入射する、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光から、それぞれ第一〜第四のメインビーム分割光を少なくとも生成するとともに、前記第一〜第四の領域へ入射する、前記光記録媒体で反射された前記サブビーム群の反射光から、それぞれ第一〜第四のサブビーム群分割光を少なくとも生成し、前記光検出器は、前記第一〜第四のメインビーム分割光を、少なくとも前記メインビームによるプッシュプル信号を検出するために受光するメインビーム用受光部群を備えるとともに、前記第一〜第四のサブビーム群分割光を、少なくとも前記サブビーム群によるプッシュプル信号を検出するために受光するサブビーム群用受光部群を備え、前記第一〜第四のメインビーム分割光は、前記光分割手段と前記光検出器との間で互いに交差しないことを特徴とする。
前記光記録媒体として二層の光記録媒体を使用対象とし、前記光検出器は、前記二層の光記録媒体の前記対物レンズに近い側の層又は前記対物レンズから遠い側の層に前記対物レンズにより前記メインビームを集光させたときの、前記メインビームが集光している層で反射された前記メインビームの反射光から生成された前記第一〜第四のメインビーム分割光のほぼ集光点の位置に設けられており、前記光分割手段は、前記二層の光記録媒体の前記対物レンズに近い側の層に前記対物レンズにより前記メインビームを集光させたときの、前記二層の光記録媒体の前記対物レンズから遠い側の層で反射された前記メインビームの反射光の集光点と前記光検出器との間に設けられていることが好ましい。この場合は、二層の光記録媒体の一層目にメインビームを集光させたとき、二層目で反射されたメインビームの反射光は、サブビーム群用受光部群に一部が外乱光として入射するが、サブビーム群用受光部群上で互いに重ならないため、トラック誤差信号に乱れを生じない。
前記光分割手段は、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光から第五乃至第八のメインビーム分割光を生成する機能を更に有し、前記光検出器は、フォーカス誤差信号を検出するために前記第五乃至第八のメインビーム分割光を受光する別のメインビーム用受光部群を更に有する、としてもよい。この場合は、光記録媒体からの反射光を、フォーカス誤差信号およびトラック誤差信号を検出するために同一の光検出器で受光するため、光ヘッド装置を小型化することができる。
前記光分割手段は、回折格子が形成された単一の面を有する回折光学素子であり、前記第一乃至第四のメインビーム分割光は、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光に対する前記回折格子における+1次回折光であり、前記第一乃至第四のサブビーム群分割光は、前記光記録媒体で反射された前記サブビーム群の反射光に対する前記回折格子における+1次回折光であり、前記第五乃至第八のメインビーム分割光は、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光に対する前記回折格子における−1次回折光である、としてもよい。この場合は、光分割手段が単一の面を有する回折光学素子であるため、光分割手段の構成が簡単である。
前記光分割手段は、第一の回折格子が形成された第一の面と第二の回折格子が形成された第二の面とを有する回折光学素子群であり、前記第一乃至第四のメインビーム分割光は、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光に対する前記第一の回折格子における0次光かつ前記第二の回折格子における−1次回折光又は+1次回折光であり、前記第一乃至第四のサブビーム群分割光は、前記光記録媒体で反射された前記サブビーム群の反射光に対する前記第一の回折格子における0次光かつ前記第二の回折格子における−1次回折光又は+1次回折光であり、前記第五乃至第八のメインビーム分割光は、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光に対する前記第一の回折格子における±1次回折光かつ前記第二の回折格子における−1次回折光又は+1次回折光である、としてもよい。この場合は、フォーカス誤差信号の検出に用いられる光の光量及びRF信号の検出に用いられる光の光量を高めることができる。
前記光分割手段は、第一の回折格子が形成された第一の面と第二の回折格子が形成された第二の面とを有する回折光学素子群であり、前記第一乃至第四のメインビーム分割光は、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光に対する前記第一の回折格子における0次光及び−1次回折光、+1次回折光のいずれか一方かつ前記第二の回折格子における−1次回折光又は+1次回折光であり、前記第一乃至第四のサブビーム群分割光は、前記光記録媒体で反射された前記サブビーム群の反射光に対する前記第一の回折格子における0次光及び−1次回折光、+1次回折光のいずれか一方かつ前記第二の回折格子における−1次回折光又は+1次回折光であり、前記第五乃至第八のメインビーム分割光は、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光に対する前記第一の回折格子における−1次回折光、+1次回折光のいずれか他方かつ前記第二の回折格子における−1次回折光又は+1次回折光である、としてもよい。この場合は、直前の構成に比べ、フォーカス誤差信号の検出に用いられる光の光量は低いが、RF信号の検出に用いられる光の光量を更に高めることができる。
本発明に係る光学式情報記録再生装置は、本発明に係る光ヘッド装置と、前記メインビーム用受光部群の出力から、少なくとも前記メインビームによるプッシュプル信号を検出する手段と、前記サブビーム群用受光部群の出力から、少なくとも前記サブビーム群によるプッシュプル信号を検出する手段を有するとともに、前記メインビームによるプッシュプル信号と前記サブビーム群によるプッシュプル信号との差から、差動プッシュプル法によるトラック誤差信号を検出する手段を有することを特徴とする。
本発明に係る光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置においては、二層の光記録媒体の一層目(対物レンズに近い側の層)にメインビームを集光させたとき、二層目(対物レンズから遠い側の層)で反射されたメインビームの反射光は、光分割手段で外乱光である第一〜第四のメインビーム分割光に変換され、サブビーム群用受光部群に一部が外乱光として入射する。また、二層の光記録媒体の二層目(対物レンズから遠い側の層)にメインビームを集光させたとき、一層目(対物レンズに近い側の層)で反射されたメインビームの反射光は、光分割手段で外乱光である第一〜第四のメインビーム分割光に変換され、サブビーム群用受光部群に一部が外乱光として入射する。このとき、外乱光である第一〜第四のメインビーム分割光は、サブビーム群用受光部群上で互いに重ならない。このため、光源の波長や光記録媒体の一層目と二層目との間隔が変化しても、サブビーム群用受光部に入射する外乱光の量は変化しない。その結果、サブビーム群によるプッシュプル信号、更に差動プッシュプル法によるトラック誤差信号に乱れを生じない。
上に述べたように、本発明に係る光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置の効果は、二層の光記録媒体におけるトラック誤差信号に乱れを生じず、二層の光記録媒体に対して良好なトラック誤差信号を検出することが可能なことである。その理由は、二層の光記録媒体の一方の層にメインビームを集光させたとき、他方の層で反射されたメインビームの反射光は、光分割手段で外乱光である複数のメインビーム分割光に変換され、サブビーム群用受光部群に一部が外乱光として入射するが、このとき、外乱光である複数のメインビーム分割光は、サブビーム群用受光部群上で互いに重ならないためである。
以下に、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1に、本発明に係る光ヘッド装置の第一実施形態を示す。半導体レーザ1からの出射光は、コリメータレンズ2で平行光化され、回折光学素子3により、メインビームである0次光及び二つのサブビームである±1次回折光の合計三つの光に分割される。これらの光は、偏光ビームスプリッタ4にP偏光として入射してほぼ100%が透過し、1/4波長板5を透過して直線偏光から円偏光に変換され、対物レンズ6でディスク7上に集光される。ディスク7からの三つの反射光は、対物レンズ6を逆向きに透過し、1/4波長板5を透過して円偏光から往路と偏光方向が直交した直線偏光に変換され、偏光ビームスプリッタ4にS偏光として入射してほぼ100%が反射され、凸レンズ8を透過し、光分割手段である回折光学素子9aで回折されて光検出器10aで受光される。
図2は回折光学素子9aの平面図である。回折光学素子9aは、入射光の光軸を通りディスク7の半径方向に平行な直線、及び入射光の光軸を通りディスク7の接線方向に平行な直線によって、領域13a〜13dの四つに分割された回折格子が形成された構成である。回折格子の方向はいずれもディスク7の接線方向に平行であり、回折格子のパタンはいずれも等ピッチの直線状である。回折格子のピッチは領域13a,13b,13c,13dの順に広くなる。なお、図中に点線で示す円は対物レンズ6の有効径6aに相当する。
図3に、光検出器10aの受光部のパタンと光検出器10a上の光スポットの配置とを示す。光スポット15aは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9aの領域13aからの+1次回折光に相当し、単一の受光部14aで受光される。光スポット15bは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9aの領域13bからの+1次回折光に相当し、単一の受光部14bで受光される。光スポット15cは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9aの領域13cからの+1次回折光に相当し、単一の受光部14cで受光される。光スポット15dは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9aの領域13dからの+1次回折光に相当し、単一の受光部14dで受光される。
光スポット15e,15fは、回折光学素子3からの+1次回折光のうちそれぞれ回折光学素子9aの領域13a,13bからの+1次回折光に相当し、単一の受光部14eで受光される。光スポット15g,15hは、回折光学素子3からの+1次回折光のうちそれぞれ回折光学素子9aの領域13c,13dからの+1次回折光に相当し、単一の受光部14fで受光される。光スポット15i,15jは、回折光学素子3からの−1次回折光のうちそれぞれ回折光学素子9aの領域13a,13bからの+1次回折光に相当し、単一の受光部14gで受光される。光スポット15k,15lは、回折光学素子3からの−1次回折光のうちそれぞれ回折光学素子9aの領域13c,13dからの+1次回折光に相当し、単一の受光部14hで受光される。
光スポット15mは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9aの領域13aからの−1次回折光に相当し、ディスク7の半径方向に平行な分割線によって二つに分割された受光部14i,14jで受光される。光スポット15nは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9aの領域13bからの−1次回折光に相当し、ディスク7の半径方向に平行な分割線によって二つに分割された受光部14k,14lで受光される。光スポット15oは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9aの領域13cからの−1次回折光に相当し、ディスク7の半径方向に平行な分割線によって二つに分割された受光部14m,14nで受光される。光スポット15pは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9aの領域13dからの−1次回折光に相当し、ディスク7の半径方向に平行な分割線によって二つに分割された受光部14o,14pで受光される。
光スポット15q,15r,15s,15tは、回折光学素子3からの+1次回折光のうちそれぞれ回折光学素子9aの領域13a,13b,13c,13dからの−1次回折光に相当し、単一の受光部14qで受光される。光スポット15u,15v,15w,15xは、回折光学素子3からの−1次回折光のうちそれぞれ回折光学素子9aの領域13a,13b,13c,13dからの−1次回折光に相当し、単一の受光部14rで受光される。このように、受光部14a〜14d,14i〜14pはメインビーム用受光部群に相当し、受光部14e〜14h,14q,14rはサブビーム群用受光部群に相当する。
ここで、受光部14a〜14rからの出力をそれぞれV14a〜V14rで表わす。このとき、フォーカス誤差信号はフーコー法により(V14i+V14l+V14m+V14p)−(V14j+V14k+V14n+V14o)の演算から得られる。再生専用型のディスクに対しては、トラック誤差信号は位相差法により(V14a+V14d)と(V14b+V14c)との位相差から得られる。追記型及び書換可能型のディスクに対しては、メインビームによるプッシュプル信号は(V14a+V14b)−(V14c+V14d)、サブビームによるプッシュプル信号は(V14e+V14g)−(V14f+V14h)で与えられるため、トラック誤差信号は差動プッシュプル法により{(V14a+V14b)−(V14c+V14d)}−K{(V14e+V14g)−(V14f+V14h)}(Kは定数)の演算から得られる。また、ディスク7に記録されたRF信号は(V14a+V14b+V14c+V14d)の演算から得られる。
図4及び図5に、光検出器10a上の、二層のディスクにおける対象外の層からの反射光の光スポットの配置を示す。これらの図では、トラック誤差信号の検出に用いる回折光学素子9aからの+1次回折光を受光する受光部14a〜14hのみを示している。光検出器10aは、ディスク7にメインビームを集光させたときの、メインビームである回折光学素子3からの0次光のうち、回折光学素子9aの領域13a〜13dからの+1次回折光のほぼ集光点の位置に設けられている。
ディスク7が二層のディスクであり、ディスク7の一層目(対物レンズ6に近い側の層)にメインビームを集光させたとき、ディスク7の二層目(対物レンズ6から遠い側の層)で反射されたメインビームの反射光の集光点は、光検出器10aよりも対物レンズ6に近い側に位置する。本実施形態においては、回折光学素子9aは、ディスク7の一層目にメインビームを集光させたときの、ディスク7の二層目で反射されたメインビームの反射光の集光点と光検出器10aとの間に設けられている。一方、ディスク7が二層のディスクであり、ディスク7の二層目(対物レンズ6から遠い側の層)にメインビームを集光させたとき、ディスク7の一層目(対物レンズ6に近い側の層)で反射されたメインビームの反射光の集光点は、光検出器10aよりも対物レンズ6から遠い側に位置する。
回折光学素子9aにおける回折格子のピッチは領域13a,13b,13c,13dの順に広くなるため、メインビームである回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9aの領域13a〜13dからの+1次回折光は、回折光学素子9aと光検出器10aとの間で互いに交差しない。この場合、ディスク7の一層目にメインビームを集光させたときのディスク7の二層目で反射されたメインビームの反射光、ディスク7の二層目にメインビームを集光させたときのディスク7の一層目で反射されたメインビームの反射光は、いずれも回折光学素子9aの領域13a〜13dで+1次回折光として回折され、受光部上に図4に示すような光スポット24a〜24dを形成する。
光スポット24aは、回折光学素子9aの領域13aからの+1次回折光であり、受光部14aを中心として図の右上側へ四半円状に広がり、受光部14eに一部が外乱光として入射する。光スポット24bは、回折光学素子9aの領域13bからの+1次回折光であり、受光部14bを中心として図の右下側へ四半円状に広がり、受光部14gに一部が外乱光として入射する。光スポット24cは、回折光学素子9aの領域13cからの+1次回折光であり、受光部14cを中心として図の左上側へ四半円状に広がり、受光部14fに一部が外乱光として入射する。光スポット24dは、回折光学素子9aの領域13dからの+1次回折光であり、受光部14dを中心として図の左下側へ四半円状に広がり、受光部14hに一部が外乱光として入射する。
このとき、外乱光である光スポット24a〜24dは、受光部14e〜14h上で互いに重ならない。このため、半導体レーザ1の波長やディスク7の一層目と二層目との間隔が変化しても、受光部14e〜14hに入射する外乱光の量は変化しない。その結果、サブビームによるプッシュプル信号、更に差動プッシュプル法によるトラック誤差信号に乱れを生じない。
この点について更に詳しく説明する。光検出器10aの受光部14a,14b,14c,14dは、メインビームのうち、回折光学素子9aにおける回折格子のピッチが最も狭い領域、二番目に狭い領域、三番目に狭い領域、四番目に狭い領域からの+1次回折光をそれぞれ受光する。つまり、受光部14a,14b,14c,14dは、領域13a,13b,13c,13dからの+1次回折光をそれぞれ受光する。このとき、光軸を通りディスク7の接線方向に対応する方向に平行な直線の右側に位置する領域13a,13bからの+1次回折光を、受光部14a〜14dの中心を通りディスク7の接線方向に対応する方向に平行な直線の右側に位置する受光部14a,14bで受光し、光軸を通りディスク7の接線方向に対応する方向に平行な直線の左側に位置する領域13c,13dからの+1次回折光を、受光部14a〜14dの中心を通りディスク7の接線方向に対応する方向に平行な直線の左側に位置する受光部14c,14dで受光するため、+1次回折光は回折光学素子9aと光検出器10aとの間で互いに交差しない。
これに対し、仮に回折光学素子9aにおける回折格子のピッチが領域13a,13b,13c,13dの順に狭くなるとすると、メインビームである回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9aの領域13a〜13dからの+1次回折光は、回折光学素子9aと光検出器10aとの間で互いに交差する。この場合、ディスク7の一層目にメインビームを集光させたときのディスク7の二層目で反射されたメインビームの反射光、ディスク7の二層目にメインビームを集光させたときのディスク7の一層目で反射されたメインビームの反射光は、いずれも回折光学素子9aの領域13a〜13dで+1次回折光として回折され、受光部上に図5に示すような光スポット24e〜24hを形成する。
光スポット24eは、回折光学素子9aの領域13dからの+1次回折光であり、受光部14aを中心として図の左下側へ四半円状に広がり、受光部14g,14hに一部が外乱光として入射する。光スポット24fは、回折光学素子9aの領域13cからの+1次回折光であり、受光部14bを中心として図の左上側へ四半円状に広がり、受光部14f,14eに一部が外乱光として入射する。光スポット24gは、回折光学素子9aの領域13bからの+1次回折光であり、受光部14cを中心として図の右下側へ四半円状に広がり、受光部14g,14hに一部が外乱光として入射する。光スポット24hは、回折光学素子9aの領域13aからの+1次回折光であり、受光部14dを中心として図の右上側へ四半円状に広がり、受光部14f,14eに一部が外乱光として入射する。
このとき、外乱光である光スポット24e,24gは、受光部14g,14h上で互いに重なり、外乱光である光スポット24f,24hは、受光部14f,14e上で互いに重なる。このため、半導体レーザ1の波長やディスク7の一層目と二層目との間隔が変化すると、受光部14e〜14hに入射する外乱光の量は干渉により変化する。その結果、サブビームによるプッシュプル信号、更に差動プッシュプル法によるトラック誤差信号に乱れを生じる。
この点について更に詳しく説明する。受光部14a,14b,14c,14dは、領域13d,13c,13b,13aからの+1次回折光をそれぞれ受光する。このとき、光軸を通りディスク7の接線方向に対応する方向に平行な直線の左側に位置する領域13d,13cからの+1次回折光を、受光部14a〜14dの中心を通りディスク7の接線方向に対応する方向に平行な直線の右側に位置する受光部14a,14bで受光し、光軸を通りディスク7の接線方向に対応する方向に平行な直線の右側に位置する領域13b、13aからの+1次回折光を、受光部14a〜14dの中心を通りディスク7の接線方向に対応する方向に平行な直線の左側に位置する受光部14c,14dで受光するため、+1次回折光は回折光学素子9aと光検出器10aとの間で互いに交差する。
また、図2において、回折格子のピッチが領域13a,13b,13c,13dの順に広くなる回折光学素子9aを180°回転させると(符合そのまま回転させない)、実質的に回折格子のピッチが領域13a,13b,13c,13dの順に狭くなる。このように回折光学素子9aを回転させると、回折光学素子9aの領域13a〜13dと光検出器10aの受光部14a〜14dとの対応関係が変わるため、+1次回折光が交差したり交差しなかったりする。
図6は回折光学素子9aの断面図である。回折光学素子9aは、基板26a上に回折格子27aが形成された構成である。ディスク7からの反射光は、回折光学素子9aに入射光28aとして入射し、+1次回折光29a及び−1次回折光30aとして回折されて光検出器10aで受光される。回折格子27aの断面形状は四レベルの階段状である。ここで、回折格子27aのピッチをPとし、1段目〜4段目の幅をそれぞれP/2−W,W,P/2−W,W(ただしW/P=0.135)とする。また、回折格子27aの1段目〜4段目の高さをそれぞれ0,H/4,H/2,3H/4とし、H=λ/(n−1)(ただしλは入射光28aの波長、nは回折格子27aの屈折率)とする。このとき、+1次回折光の回折効率は71%、−1次回折光の回折効率は10%となる。すなわち、回折光学素子9aの領域13a〜13dに入射した光は、いずれも+1次回折光として71%が回折され、−1次回折光として10%が回折される。W/Pの値を変化させれば、+1次回折光の回折効率と−1次回折光の回折効率との比を変化させることができる。
本実施形態においては、フォーカス誤差信号の検出に用いられる光の光量はディスク7からのメインビームの反射光の10%であり、RF信号の検出に用いられる光の光量はディスク7からのメインビームの反射光の71%である。このように、フォーカス誤差信号の検出に用いられる光の光量に比べてRF信号の検出に用いられる光の光量が大きいため、RF信号に関して高い信号対雑音比を得ることができる。
図7に、本発明に係る光ヘッド装置の第二実施形態を示す。半導体レーザ1からの出射光は、コリメータレンズ2で平行光化され、回折光学素子3により、メインビームである0次光及び二つのサブビームである±1次回折光の合計三つの光に分割される。これらの光は、偏光ビームスプリッタ4にP偏光として入射してほぼ100%が透過し、1/4波長板5を透過して直線偏光から円偏光に変換され、対物レンズ6でディスク7上に集光される。ディスク7からの三つの反射光は、対物レンズ6を逆向きに透過し、1/4波長板5を透過して円偏光から往路と偏光方向が直交した直線偏光に変換され、偏光ビームスプリッタ4にS偏光として入射してほぼ100%が反射され、凸レンズ8を透過し、回折光学素子9bで透過光と回折光に分割され、更に光分割手段である回折光学素子9cで回折されて光検出器10bで受光される。
回折光学素子9bは全面に回折格子が形成された構成である。回折格子の方向はディスク7の接線方向に平行であり、回折格子のパタンは等ピッチの直線状である。
図8は回折光学素子9cの平面図である。回折光学素子9cは、入射光の光軸を通りディスク7の半径方向に平行な直線、及び入射光の光軸を通りディスク7の接線方向に平行な直線によって、領域13e〜13hの四つに分割された回折格子が形成された構成である。回折格子の方向はいずれもディスク7の接線方向に平行であり、回折格子のパタンはいずれも等ピッチの直線状である。領域13e,13hにおける回折格子のピッチは等しく、領域13f,13gにおける回折格子のピッチは等しい。また、領域13e,13hにおける回折格子のピッチは、領域13f,13gにおける回折格子のピッチに比べて狭い。なお、図中に点線で示す円は対物レンズ6の有効径6aに相当する。
図9に、光検出器10bの受光部のパタンと光検出器10b上の光スポットの配置とを示す。光スポット18aは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9bからの0次光かつ回折光学素子9cの領域13eからの−1次回折光に相当し、単一の受光部16aで受光される。光スポット18bは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9bからの0次光かつ回折光学素子9cの領域13fからの−1次回折光に相当し、単一の受光部16bで受光される。光スポット18cは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9bからの0次光かつ回折光学素子9cの領域13gからの+1次回折光に相当し、単一の受光部16cで受光される。光スポット18dは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9bからの0次光かつ回折光学素子9cの領域13hからの+1次回折光に相当し、単一の受光部16dで受光される。
光スポット18e,18fは、回折光学素子3からの+1次回折光のうち回折光学素子9bからの0次光かつそれぞれ回折光学素子9cの領域13e,13fからの−1次回折光に相当し、単一の受光部16eで受光される。光スポット18g,18hは、回折光学素子3からの+1次回折光のうち回折光学素子9bからの0次光かつそれぞれ回折光学素子9cの領域13g,13hからの+1次回折光に相当し、単一の受光部16fで受光される。光スポット18i,18jは、回折光学素子3からの−1次回折光のうち回折光学素子9bからの0次光かつそれぞれ回折光学素子9cの領域13e,13fからの−1次回折光に相当し、単一の受光部16gで受光される。光スポット18k,18lは、回折光学素子3からの−1次回折光のうち回折光学素子9bからの0次光かつそれぞれ回折光学素子9cの領域13g,13hからの+1次回折光に相当し、単一の受光部16hで受光される。
光スポット19aは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9bからの−1次回折光かつ回折光学素子9cの領域13eからの−1次回折光に相当し、ディスク7の半径方向に平行な分割線によって二つに分割された受光部17a,17bで受光される。光スポット19bは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9bからの−1次回折光かつ回折光学素子9cの領域13fからの−1次回折光に相当し、ディスク7の半径方向に平行な分割線によって二つに分割された受光部17c,17dで受光される。光スポット19cは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9bからの−1次回折光かつ回折光学素子9cの領域13gからの+1次回折光に相当し、ディスク7の半径方向に平行な分割線によって二つに分割された受光部17e,17fで受光される。光スポット19dは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9bからの−1次回折光かつ回折光学素子9cの領域13hからの+1次回折光に相当し、ディスク7の半径方向に平行な分割線によって二つに分割された受光部17g,17hで受光される。
光スポット19eは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9bからの+1次回折光かつ回折光学素子9cの領域13eからの−1次回折光に相当し、ディスク7の半径方向に平行な分割線によって二つに分割された受光部17i,17jで受光される。光スポット19fは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9bからの+1次回折光かつ回折光学素子9cの領域13fからの−1次回折光に相当し、ディスク7の半径方向に平行な分割線によって二つに分割された受光部17k,17lで受光される。光スポット19gは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9bからの+1次回折光かつ回折光学素子9cの領域13gからの+1次回折光に相当し、ディスク7の半径方向に平行な分割線によって二つに分割された受光部17m,17nで受光される。光スポット19hは、回折光学素子3からの0次光のうち回折光学素子9bからの+1次回折光かつ回折光学素子9cの領域13hからの+1次回折光に相当し、ディスク7の半径方向に平行な分割線によって二つに分割された受光部17o,17pで受光される。
光スポット19i,19j,19k,19lは、回折光学素子3からの+1次回折光のうち回折光学素子9bからの−1次回折光かつそれぞれ回折光学素子9cの領域13eからの−1次回折光、領域13fからの−1次回折光、領域13gからの+1次回折光、領域13hからの+1次回折光に相当し、単一の受光部17qで受光される。光スポット19m,19n,19o,19pは、回折光学素子3からの−1次回折光のうち回折光学素子9bからの−1次回折光かつそれぞれ回折光学素子9cの領域13eからの−1次回折光、領域13fからの−1次回折光、領域13gからの+1次回折光、領域13hからの+1次回折光に相当し、単一の受光部17rで受光される。
光スポット19q,19r,19s,19tは、回折光学素子3からの+1次回折光のうち回折光学素子9bからの+1次回折光かつそれぞれ回折光学素子9cの領域13eからの−1次回折光、領域13fからの−1次回折光、領域13gからの+1次回折光、領域13hからの+1次回折光に相当し、単一の受光部17sで受光される。光スポット19u,19v,19w,19xは、回折光学素子3からの−1次回折光のうち回折光学素子9bからの+1次回折光かつそれぞれ回折光学素子9cの領域13eからの−1次回折光、領域13fからの−1次回折光、領域13gからの+1次回折光、領域13hからの+1次回折光に相当し、単一の受光部17tで受光される。このように、受光部16a〜16d,17a〜17pはメインビーム用受光部群に相当し、受光部16e〜16h,17q〜17tはサブビーム群用受光部群に相当する。
ここで、受光部16a〜16h,17a〜17tからの出力をそれぞれV16a〜V16h,V17a〜V17tで表わす。このとき、フォーカス誤差信号はフーコー法により(V17a+V17d+V17e+V17h+V17i+V17l+V17m+V17p)−(V17b+V17c+V17f+V17g+V17j+V17k+V17n+V17o)の演算から得られる。再生専用型のディスクに対しては、トラック誤差信号は位相差法により(V16a+V16d)と(V16b+V16c)との位相差から得られる。追記型及び書換可能型のディスクに対しては、メインビームによるプッシュプル信号は(V16a+V16b)−(V16c+V16d)、サブビームによるプッシュプル信号は(V16e+V16g)−(V16f+V16h)で与えられるため、トラック誤差信号は差動プッシュプル法により{(V16a+V16b)−(V16c+V16d)}−K{(V16e+V16g)−(V16f+V16h)}(Kは定数)の演算から得られる。また、ディスク7に記録されたRF信号は(V16a+V16b+V16c+V16d)の演算から得られる。
図10及び図11に、光検出器10b上の、二層のディスクにおける対象外の層からの反射光の光スポットの配置を示す。これらの図には、トラック誤差信号の検出に用いる回折光学素子9bからの0次光を受光する受光部16a〜16hのみを示している。光検出器10bは、ディスク7にメインビームを集光させたときの、メインビームである回折光学素子3からの0次光のうち、回折光学素子9bからの0次光かつ回折光学素子9cの領域13e,13fからの−1次回折光及び領域13g,13hからの+1次回折光のほぼ集光点の位置に設けられている。
ディスク7が二層のディスクであり、ディスク7の一層目(対物レンズ6に近い側の層)にメインビームを集光させたとき、ディスク7の二層目(対物レンズ6から遠い側の層)で反射されたメインビームの反射光の集光点は、光検出器10bよりも対物レンズ6に近い側に位置する。本実施形態においては、回折光学素子9cは、ディスク7の一層目にメインビームを集光させたときの、ディスク7の二層目で反射されたメインビームの反射光の集光点と光検出器10bとの間に設けられている。一方、ディスク7が二層のディスクであり、ディスク7の二層目(対物レンズ6から遠い側の層)にメインビームを集光させたとき、ディスク7の一層目(対物レンズ6に近い側の層)で反射されたメインビームの反射光の集光点は、光検出器10bよりも対物レンズ6から遠い側に位置する。
回折光学素子9cにおいて、図8の左側へ偏向される光である領域13e,13fからの−1次回折光、及び図8の右側へ偏向される光である領域13g,13hからの+1次回折光を用いる。そのため、メインビームである回折光学素子3からの0次光のうち、回折光学素子9bからの0次光かつ回折光学素子9cの領域13e,13fからの−1次回折光及び領域13g,13hからの+1次回折光は、回折光学素子9cと光検出器10bとの間で互いに交差しない。この場合、ディスク7の一層目にメインビームを集光させたときのディスク7の二層目で反射されたメインビームの反射光、及びディスク7の二層目にメインビームを集光させたときのディスク7の一層目で反射されたメインビームの反射光は、いずれも回折光学素子9bを0次光として透過し、回折光学素子9cの領域13e,13fで−1次回折光として回折されるとともに領域13g,13hで+1次回折光として回折され、受光部上に図10に示すような光スポット25a〜25dを形成する。
光スポット25aは、回折光学素子9bからの0次光かつ回折光学素子9cの領域13eからの−1次回折光であり、受光部16aを中心として図の左上側へ四半円状に広がり、受光部16eに一部が外乱光として入射する。光スポット25bは、回折光学素子9bからの0次光かつ回折光学素子9cの領域13fからの−1次回折光であり、受光部16bを中心として図の左下側へ四半円状に広がり、受光部16gに一部が外乱光として入射する。光スポット25cは、回折光学素子9bからの0次光かつ回折光学素子9cの領域13gからの+1次回折光であり、受光部16cを中心として図の右上側へ四半円状に広がり、受光部16fに一部が外乱光として入射する。光スポット25dは、回折光学素子9bからの0次光かつ回折光学素子9cの領域13hからの+1次回折光であり、受光部16dを中心として図の右下側へ四半円状に広がり、受光部16hに一部が外乱光として入射する。
このとき、外乱光である光スポット25a〜25dは、受光部16e〜16h上で互いに重ならない。このため、半導体レーザ1の波長やディスク7の一層目と二層目との間隔が変化しても、受光部16e〜16hに入射する外乱光の量は変化しない。その結果、サブビームによるプッシュプル信号、更に差動プッシュプル法によるトラック誤差信号に乱れを生じない。
これに対し、仮に回折光学素子9cにおいて、図8の右側へ偏向される光である領域13e,13fからの+1次回折光、及び図8の左側へ偏向される光である領域13g,13hからの−1次回折光を用いるとする。すると、メインビームである回折光学素子3からの0次光のうち、回折光学素子9bからの0次光かつ回折光学素子9cの領域13e,13fからの+1次回折光及び領域13g,13hからの−1次回折光は、回折光学素子9cと光検出器10bとの間で互いに交差する。この場合、ディスク7の一層目にメインビームを集光させたときのディスク7の二層目で反射されたメインビームの反射光、及びディスク7の二層目にメインビームを集光させたときのディスク7の一層目で反射されたメインビームの反射光は、いずれも回折光学素子9bを0次光として透過し、回折光学素子9cの領域13e,13fで+1次回折光として回折されるとともに領域13g,13hで−1次回折光として回折され、受光部上に図11に示すような光スポット25e〜25hを形成する。
光スポット25eは、回折光学素子9bからの0次光かつ回折光学素子9cの領域13hからの−1次回折光であり、受光部16aを中心として図の右下側へ四半円状に広がり、受光部16g,16hに一部が外乱光として入射する。光スポット25fは、回折光学素子9bからの0次光かつ回折光学素子9cの領域13gからの−1次回折光であり、受光部16bを中心として図の右上側へ四半円状に広がり、受光部16f,16eに一部が外乱光として入射する。光スポット25gは、回折光学素子9bからの0次光かつ回折光学素子9cの領域13fからの+1次回折光であり、受光部16cを中心として図の左下側へ四半円状に広がり、受光部16g,16hに一部が外乱光として入射する。光スポット25hは、回折光学素子9bからの0次光かつ回折光学素子9cの領域13eからの+1次回折光であり、受光部16dを中心として図の左上側へ四半円状に広がり、受光部16f,16eに一部が外乱光として入射する。
このとき、外乱光である光スポット25e,25gは、受光部16g,16h上で互いに重なり、外乱光である光スポット25f,25hは、受光部16f,16e上で互いに重なる。このため、半導体レーザ1の波長やディスク7の一層目と二層目との間隔が変化すると、受光部16e〜16hに入射する外乱光の量は干渉により変化する。その結果、サブビームによるプッシュプル信号、更に差動プッシュプル法によるトラック誤差信号に乱れを生じる。
回折光学素子9bは、基板上に回折格子が形成された構成である。ディスク7からの反射光は、回折光学素子9bに入射し、0次光、−1次回折光及び+1次回折光の三つの光に分割される。回折格子の断面形状は矩形状である。ここで、回折格子のピッチをPとし、ライン部及びスペース部の幅をともにP/2とする。また、回折格子の高さをHとし、H=0.1143λ/(n−1)(ただしλは入射光の波長、nは回折格子の屈折率)とする。このとき、0次光の透過率は87.6%、−1次回折光の回折効率は5.0%、+1次回折光の回折効率は5.0%となる。すなわち、回折光学素子9bに入射した光は、0次光として87.6%が透過し、−1次回折光として5.0%が回折され、+1次回折光として5.0%が回折される。
図12は回折光学素子9cの断面図である。回折光学素子9cの領域13e,13fは、図12[1]に示すように基板26b上に回折格子27bが形成された構成である。図12[1]においては、回折光学素子9bからの0次光及び±1次回折光の各々は、回折光学素子9cに入射光28bとして入射し、−1次回折光30bとして回折されて光検出器10bで受光される。一方、回折光学素子9cの領域13g,13hは、図12[2]に示すように基板26b上に回折格子27cが形成された構成である。図12[2]においては、回折光学素子9bからの0次光及び±1次回折光の各々は、回折光学素子9cに入射光28bとして入射し、+1次回折光29bとして回折されて光検出器10bで受光される。回折格子27b,27cの断面形状は鋸歯状である。
ここで、回折格子27b,27cのピッチをPとする。また、回折格子27b,27cの高さをHとし、H=λ/(n−1)(ただしλは入射光28bの波長、nは回折格子27b,27cの屈折率)とする。このとき、図の左側へ偏向される光を負の次数の回折光、図の右側へ偏向される光を正の次数の回折光とすると、回折格子27bにおける−1次回折光の回折効率は100%、回折格子27cにおける+1次回折光の回折効率は100%となる。すなわち、回折光学素子9cの領域13e,13fに入射した光は、いずれも−1次回折光として100%が回折され、領域13g,13hに入射した光は、いずれも+1次回折光として100%が回折される。
本実施形態においては、フォーカス誤差信号の検出に用いられる光の光量はディスク7からのメインビームの反射光の10.0%であり、RF信号の検出に用いられる光の光量はディスク7からのメインビームの反射光の87.6%である。このように、フォーカス誤差信号の検出に用いられる光の光量に比べてRF信号の検出に用いられる光の光量が大きいため、RF信号に関して高い信号対雑音比を得ることができる。
本実施形態においては、凸レンズ8と光検出器10bとの間に回折光学素子9b,9cがこの順に設けられているが、回折光学素子9b,9cの順序は逆であってもよい。また、回折光学素子9b,9cの代わりに、入射面及び出射面のいずれか一方に回折光学素子9bにおける回折格子と同じ回折格子が形成され、他方に回折光学素子9cにおける回折格子と同じ回折格子が形成された単一の回折光学素子を用いてもよい。
本実施形態においては、回折光学素子9bからの0次光をトラック誤差信号及びRF信号の検出に用い、回折光学素子9bからの±1次回折光をフォーカス誤差信号の検出に用いる。これに対し、回折光学素子9bからの0次光と−1次回折光及び+1次回折光のいずれか一方とをトラック誤差信号及びRF信号の検出に用い、回折光学素子9bからの−1次回折光及び+1次回折光の他方をフォーカス誤差信号の検出に用いる形態も考えられる。
図13に、本発明に係る光学式情報記録再生装置の第一実施形態を示す。本実施形態は、本発明に係る光ヘッド装置の第一実施形態に、コントローラ34、変調回路35、記録信号生成回路36、半導体レーザ駆動回路37、増幅回路38、再生信号処理回路39、復調回路40、誤差信号生成回路41、対物レンズ駆動回路42等を付加したものである。誤差信号生成回路41は、特許請求の範囲における「演算手段」に相当する。
変調回路35は、ディスク7へ記録すべきデータを変調規則に従って変調する。記録信号生成回路36は、変調回路35で変調された信号を基に、記録ストラテジに従って半導体レーザ1を駆動するための記録信号を生成する。半導体レーザ駆動回路37は、記録信号生成回路36で生成された記録信号を基に、半導体レーザ1へ記録信号に応じた電流を供給して半導体レーザ1を駆動する。これによりディスク7へのデータの記録が行われる。
増幅回路38は、光検出器10aの各受光部からの出力を増幅する。再生信号処理回路39は、増幅回路38で増幅された信号を基に、RF信号の生成、波形等化及び二値化を行う。復調回路40は、再生信号処理回路39で二値化された信号を復調規則に従って復調する。これによりディスク7からのデータの再生が行われる。
誤差信号生成回路41は、増幅回路38で増幅された信号を基に、フォーカス誤差信号及びトラック誤差信号の生成を行う。対物レンズ駆動回路42は、誤差信号生成回路41で生成された誤差信号を基に、対物レンズ6を駆動する図示しないアクチュエータへ誤差信号に応じた電流を供給して対物レンズ6を駆動する。
更に、ディスク7を除く光学系は図示しないポジショナによりディスク7の半径方向へ駆動され、ディスク7は図示しないスピンドルにより回転駆動される。これによりフォーカス、トラック、ポジショナ及びスピンドルのサーボが行われる。
変調回路35から半導体レーザ駆動回路37までのデータの記録に関わる回路、増幅回路38から復調回路40までのデータの再生に関わる回路、増幅回路38から対物レンズ駆動回路42までのサーボに関わる回路は、コントローラ34により制御される。
本実施形態は、ディスク7に対して記録及び再生を行う記録再生装置である。これに対し、本発明に係る光学式情報記録再生装置の他の実施形態としては、ディスク7に対して再生のみを行う再生専用装置も考えられる。この場合、半導体レーザ1は、半導体レーザ駆動回路37により記録信号に基づいて駆動されるのではなく、出射光のパワーが一定の値になるように駆動される。
本発明に係る光学式情報記録再生装置の他の実施形態としては、本発明に係る光ヘッド装置の第二実施形態に、コントローラ、変調回路、記録信号生成回路、半導体レーザ駆動回路、増幅回路、再生信号処理回路、復調回路、誤差信号生成回路、対物レンズ駆動回路等を付加した形態も考えられる。
本発明に係る光ヘッド装置の第一実施形態を示す構成図である。 本発明に係る光ヘッド装置の第一実施形態における回折光学素子を示す平面図である。 本発明に係る光ヘッド装置の第一実施形態における、光検出器の受光部のパタンと光検出器上の光スポットの配置とを示す平面図である。 本発明に係る光ヘッド装置の第一実施形態において、二層のディスクにおける対象外の層からの反射光の、光検出器上の光スポットの配置を示す平面図である。 本発明に係る光ヘッド装置の第一実施形態において、二層のディスクにおける対象外の層からの反射光の、光検出器上の光スポットの配置を示す図である。 本発明に係る光ヘッド装置の第一実施形態における回折光学素子を示す断面図である。 本発明に係る光ヘッド装置の第二実施形態を示す構成図である。 本発明に係る光ヘッド装置の第二実施形態における回折光学素子を示す平面図である。 本発明に係る光ヘッド装置の第二実施形態における、光検出器の受光部のパタンと光検出器上の光スポットの配置とを示す平面図である。 本発明に係る光ヘッド装置の第二実施形態において、二層のディスクにおける対象外の層からの反射光の、光検出器上の光スポットの配置を示す平面図である。 本発明に係る光ヘッド装置の第二実施形態において、二層のディスクにおける対象外の層からの反射光の、光検出器上の光スポットの配置を示す平面図である。 本発明に係る光ヘッド装置の第二実施形態における回折光学素子を示す断面図である。 本発明に係る光学式情報記録再生装置の第一実施形態を示す構成図である。 従来の光ヘッド装置を示す構成図である。 従来の光ヘッド装置における回折光学素子を示す平面図である。 従来の光ヘッド装置における、光検出器の受光部のパタンと光検出器上の光スポットの配置とを示す平面図である。 従来の光ヘッド装置を示す構成図である。 従来の光ヘッド装置におけるビーム分割素子を示す断面図である。 従来の光ヘッド装置における回折光学素子を示す平面図である。 従来の光ヘッド装置における、光検出器の受光部のパタンと光検出器上の光スポットの配置とを示す平面図である。
符号の説明
1 半導体レーザ(光源)
2 コリメータレンズ
3 回折光学素子
4 偏光ビームスプリッタ
5 1/4波長板
6 対物レンズ
7 ディスク(光記録媒体)
8 凸レンズ
9a〜9e 回折光学素子
10a〜10d 光検出器
11 ビームスプリッタ
12 ビーム分割素子
13a〜13n 領域
14a〜14d 受光部
14a〜14r 受光部
14a〜14r 受光部
15a〜15x 光スポット
16a〜16h 受光部
17a〜17t 受光部
18a〜18l 光スポット
19a〜19x 光スポット
20a〜20h 受光部
21a〜21h 光スポット
22a〜22g 受光部
23a〜23j 光スポット
24a〜24d 光スポット
25a〜25d 光スポット
26a,26b 基板
27a〜27c 回折格子
28a,28b 入射光
29a,29b +1次回折光
30a,30b −1次回折光
31 プリズム
32a,32b 入射光
33a,33b 屈折光
34 コントローラ
35 変調回路
36 記録信号生成回路
37 半導体レーザ駆動回路
38 増幅回路
39 再生信号処理回路
40 復調回路
41 誤差信号生成回路(演算手段)
42 対物レンズ駆動回路

Claims (10)

  1. 光源と、この光源からの出射光を円盤状の光記録媒体上に集光する対物レンズと、前記光源と前記対物レンズとの間に設けられた回折光学素子と、前記光記録媒体からの反射光を受光する光検出器と、前記対物レンズと前記光検出器との間に設けられた光分割手段とを備え、
    前記回折光学素子は、前記光源からの出射光から、前記対物レンズによって前記光記録媒体上に集光されるメインビーム及びサブビーム群を生成する機能を有し、
    前記光分割手段は、前記光記録媒体で反射された前記メインビーム及び前記サブビーム群の反射光から、それぞれ複数のメインビーム分割光及び複数のサブビーム群分割光を生成する複数の領域を有し、
    前記光検出器は、前記メインビームによるプッシュプル信号を検出するために前記複数のメインビーム分割光を受光する複数の受光部からなるメインビーム用受光部群と、前記サブビーム群によるプッシュプル信号を検出するために前記複数のサブビーム群分割光を受光する複数の受光部からなるサブビーム群用受光部群とを有し、
    前記反射光の光軸に対する前記複数のメインビーム分割光の一方の側と前記メインビーム用受光部群の複数の受光部の中心に対する一方の側とが対応するように配設されるとともに、前記反射光の光軸に対する前記複数のメインビーム分割光の他方の側と前記メインビーム用受光部群の複数の受光部の中心に対する他方の側とが対応するように配設された、
    ことを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 前記光分割手段において前記反射光の光軸を通り前記光記録媒体の接線方向に対応する方向に平行な直線の一方の側に位置する前記領域で生成された前記メインビーム分割光を、前記メインビーム用受光部群の中心を通り前記光記録媒体の接線方向に対応する方向に平行な直線の一方の側に位置する前記受光部で受光し、
    前記光分割手段において前記反射光の光軸を通り前記光記録媒体の接線方向に対応する方向に平行な直線の他方の側に位置する前記領域で生成された前記メインビーム分割光を、前記メインビーム用受光部群の中心を通り前記光記録媒体の接線方向に対応する方向に平行な直線の他方の側に位置する前記受光部で受光し、
    前記光分割手段において前記反射光の光軸を通り前記光記録媒体の接線方向に対応する方向に平行な直線の一方の側に位置する前記領域で生成された前記サブビーム群分割光を、前記サブビーム群用受光部群の中心を通り前記光記録媒体の接線方向に対応する方向に平行な直線の一方の側に位置する前記受光部で受光し、
    前記光分割手段において前記反射光の光軸を通り前記光記録媒体の接線方向に対応する方向に平行な直線の他方の側に位置する前記領域で生成された前記サブビーム群分割光を、前記サブビーム群用受光部群の中心を通り前記光記録媒体の接線方向に対応する方向に平行な直線の他方の側に位置する前記受光部で受光する、
    ことを特徴とする請求項1記載の光ヘッド装置。
  3. 前記光分割手段は、前記光記録媒体からの反射光の光軸に垂直な面内で、前記光軸を通り前記光記録媒体の半径方向に対応する方向に平行な直線と前記光軸を通り前記光記録媒体の接線方向に対応する方向に平行な直線とによって分割された、第一乃至第四の領域を有し、これらの第一乃至第四の領域によって、前記光記録媒体で反射された前記メインビーム及び前記サブビーム群の反射光から、それぞれ第一乃至第四のメインビーム分割光及び第一乃至第四のサブビーム群分割光を生成する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の光ヘッド装置。
  4. 前記光記録媒体として二層の記録層を有する光記録媒体を使用対象とし、これらの二層の記録層のうち前記対物レンズに近い方を一層目とし遠い方を二層目としたとき、
    前記光検出器は、前記一層目又は前記二層目に前記対物レンズによって前記メインビームを集光させたときの、前記メインビームが集光している前記一層目又は前記二層目で反射された前記メインビームの反射光から生成された前記第一乃至第四のメインビーム分割光の集光点の位置に設けられ、
    前記光分割手段は、前記一層目に前記対物レンズにより前記メインビームを集光させたときの、前記二層目で反射された前記メインビームの反射光の集光点と前記光検出器との間に設けられた、
    ことを特徴とする請求項3記載の光ヘッド装置。
  5. 前記光分割手段は、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光から第五乃至第八のメインビーム分割光を生成する機能を更に有し、
    前記光検出器は、フォーカス誤差信号を検出するために前記第五乃至第八のメインビーム分割光を受光する別のメインビーム用受光部群を更に有する、
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の光ヘッド装置。
  6. 前記光分割手段は、回折格子が形成された単一の面を有する回折光学素子であり、
    前記第一乃至第四のメインビーム分割光は、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光に対する前記回折格子における+1次回折光であり、
    前記第一乃至第四のサブビーム群分割光は、前記光記録媒体で反射された前記サブビーム群の反射光に対する前記回折格子における+1次回折光であり、
    前記第五乃至第八のメインビーム分割光は、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光に対する前記回折格子における−1次回折光である、
    ことを特徴とする請求項5記載の光ヘッド装置。
  7. 前記光分割手段は、第一の回折格子が形成された第一の面と第二の回折格子が形成された第二の面とを有する回折光学素子群であり、
    前記第一乃至第四のメインビーム分割光は、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光に対する前記第一の回折格子における0次光かつ前記第二の回折格子における−1次回折光又は+1次回折光であり、
    前記第一乃至第四のサブビーム群分割光は、前記光記録媒体で反射された前記サブビーム群の反射光に対する前記第一の回折格子における0次光かつ前記第二の回折格子における−1次回折光又は+1次回折光であり、
    前記第五乃至第八のメインビーム分割光は、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光に対する前記第一の回折格子における±1次回折光かつ前記第二の回折格子における−1次回折光又は+1次回折光である、
    ことを特徴とする請求項5記載の光ヘッド装置。
  8. 前記光分割手段は、第一の回折格子が形成された第一の面と第二の回折格子が形成された第二の面とを有する回折光学素子群であり、
    前記第一乃至第四のメインビーム分割光は、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光に対する前記第一の回折格子における0次光及び−1次回折光、+1次回折光のいずれか一方かつ前記第二の回折格子における−1次回折光又は+1次回折光であり、
    前記第一乃至第四のサブビーム群分割光は、前記光記録媒体で反射された前記サブビーム群の反射光に対する前記第一の回折格子における0次光及び−1次回折光、+1次回折光のいずれか一方かつ前記第二の回折格子における−1次回折光又は+1次回折光であり、
    前記第五乃至第八のメインビーム分割光は、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光に対する前記第一の回折格子における−1次回折光、+1次回折光のいずれか他方かつ前記第二の回折格子における−1次回折光又は+1次回折光である、
    ことを特徴とする請求項5記載の光ヘッド装置。
  9. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光ヘッド装置と、
    前記メインビーム用受光部群の出力信号に基づき前記メインビームによるプッシュプル信号を検出する第一の演算手段と、
    前記サブビーム群用受光部群の出力信号に基づき前記サブビーム群によるプッシュプル信号を検出する第二の演算手段と、
    前記メインビームによるプッシュプル信号と前記サブビーム群によるプッシュプル信号との差に基づき差動プッシュプル法によるトラック誤差信号を検出する第三の演算手段と、
    を備えたことを特徴とする光学式情報記録再生装置。
  10. 請求項5乃至8のいずれか1項に記載の光ヘッド装置と、
    前記メインビーム用受光部群の出力信号に基づき前記メインビームによるプッシュプル信号を検出する第一の演算手段と、
    前記サブビーム群用受光部群の出力信号に基づき前記サブビーム群によるプッシュプル信号を検出する第二の演算手段と、
    前記メインビームによるプッシュプル信号と前記サブビーム群によるプッシュプル信号との差に基づき差動プッシュプル法によるトラック誤差信号を検出する第三の演算手段と、
    前記別のメインビーム用受光部群の出力信号に基づきフォーカス誤差信号を検出する第四の演算手段と、
    を備えたことを特徴とする光学式情報記録再生装置。
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