JP2007287235A - 光学式情報記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】溝のピッチが異なる2種類の光記録媒体や2層の光記録媒体に対してトラック誤差信号の元になる差動プッシュプル信号の検出を行う場合でも、レンズシフトによる差動プッシュプル信号のオフセットを抑制する。
【解決手段】半導体レーザ1からの出射光は、回折光学素子3により0次光のメインビームと±1次回折光のサブビーム群に分割され、対物レンズ6でディスク7a上に集光される。メインビームおよびサブビーム群の反射光は光検出器10で受光される。光検出器10の出力からメインビームのプッシュプル信号MPP、サブビーム群のプッシュプル信号SPPを検出し、トラック誤差信号の元になる差動プッシュプル信号DPPを検出する。メインビームとサブビーム群は位相分布が互いに異なり、光検出器10の出力から検出されるメインビームの和信号をMSUM、サブビーム群の和信号をSSUMとすると、KはMSUM/SSUMより大きい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、溝を有する光記録媒体に対して記録や再生を行うための光学式情報記録再生装置、特に、トラック誤差信号の元になる良好な差動プッシュプル信号が得られる光学式情報記録再生装置に関するものである。なお、本発明の光学式情報記録再生装置は、光記録媒体に対して記録および再生を行う記録再生装置、光記録媒体に対して再生のみを行う再生専用装置の両方を含むものとする。
追記型および書換可能型の光記録媒体には、トラッキングを行うための溝が形成されている。これらの光記録媒体に対するトラック誤差信号の検出方式としては、差動プッシュプル法が広く用いられている。差動プッシュプル法は、光ヘッド装置の対物レンズが光記録媒体の半径方向にシフトしても、トラック誤差信号の元になる差動プッシュプル信号にオフセットを生じにくいという特徴を有する。
差動プッシュプル法によりトラック誤差信号の検出を行う光学式情報記録再生装置として、特許文献1に記載の光学式情報記録再生装置がある。この光学式情報記録再生装置においては、光ヘッド装置内に設けられた光源からの出射光は、回折光学素子によりメインビームおよびサブビームに分割される。メインビームおよびサブビームは対物レンズにより光記録媒体上に集光される。光記録媒体で反射されたメインビームの反射光およびサブビームの反射光は光検出器で受光される。光検出器で受光されたメインビームの反射光から、メインビームに対する和信号MSUM、メインビームに対するプッシュプル信号MPPが検出される。
また、光検出器で受光されたサブビームの反射光から、サブビームに対する和信号SSUM、サブビームに対するプッシュプル信号SPPが検出される。このとき、トラック誤差信号の元になる差動プッシュプル信号DPPは、
DPP=MPP−K×SPP
DPP=MPP/MSUM−K×SPP/SSUM
のいずれかの演算から得られる。ここで、数1におけるKはK=MSUM/SSUM、数2におけるKはK=1で与えられる。光記録媒体は記録領域と未記録領域で反射率が異なるが、メインビーム、サブビームのそれぞれが記録領域、未記録領域のいずれに位置していても、常にMSUMおよびSSUMを検出し、数1においてはK=MSUM/SSUM、数2においてはK=1となるようにKを設定すれば、対物レンズのシフト(レンズシフト)によるDPPのオフセットを抑制することができる。
ところで、光記録媒体への入射光の側から見て、光記録媒体に形成された溝の凹部をランド、凸部をグルーブと呼ぶ。追記型および書換可能型の光記録媒体には、DVD(Digital Versatile Disc)規格におけるDVD−R、DVD−RWやHD DVD(High Density Digital Versatile Disc)規格におけるHD DVD−R、HD DVD−RWのように、グルーブのみに対して記録再生を行うグルーブ記録方式の光記録媒体と、DVD規格におけるDVD−RAMやHD DVD規格におけるHD DVD−RAMのように、ランドとグルーブの両方に対して記録再生を行うランド/グルーブ記録方式の光記録媒体がある。グルーブ記録方式の光記録媒体における溝のピッチは、ランド/グルーブ記録方式の光記録媒体における溝のピッチに比べて狭い。差動プッシュプル法によりトラック誤差信号の検出を行う通常の光学式情報記録再生装置は、メインビームとサブビームを光記録媒体のトラックと直交する方向に溝のピッチの半分だけ離して配置するため、このような溝のピッチが異なる2種類の光記録媒体に対応することはできない。これに対し、差動プッシュプル法によりトラック誤差信号の検出を行い、かつ溝のピッチが異なる2種類の光記録媒体に対応することができる光学式情報記録再生装置として、特許文献2に記載の光学式情報記録再生装置がある。この光学式情報記録再生装置においては、メインビームおよびサブビームを生成する回折光学素子を、光軸を通り光記録媒体のトラック方向に対応する分割線で、回折格子の位相が互いに反転した2つの領域に分割すると共に、メインビームとサブビームを光記録媒体の同一のトラック上に配置する。
特開2003−317275号公報 特開平9−81942号公報
特許文献2に記載の光学式情報記録再生装置においては、光検出器上でのメインビームの形状とサブビームの形状は互いに異なるため、レンズシフトによるMPPのオフセットのMSUMに対する割合と、レンズシフトによるSPPのオフセットのSSUMに対する割合は互いに異なる。従って、数1においてK=MSUM/SSUM、数2においてK=1となるようにKを設定しても、レンズシフトによるDPPのオフセットを抑制することができない。
また、DVD−R、DVD−RWやHD DVD−R、HD DVD−RWには2層の規格がある。差動プッシュプル法によりトラック誤差信号の検出を行う光学式情報記録再生装置は、このような2層の光記録媒体にも対応することが望まれる。2層の光記録媒体においては、記録や再生を行う方の層にメインビームを集光させた場合、記録や再生を行う方の層からのサブビームの反射光を受光する受光部に、記録や再生を行わない方の層からのメインビームの反射光の一部が外乱光として入射する。記録や再生を行わない方の層からのメインビームの反射光は光検出器上で大きく広がっているため、記録や再生を行う方の層からのサブビームの反射光を受光する受光部へ入射する割合は小さいが、メインビームの光量はサブビームの光量に比べて大きいため、上記の外乱光の量は無視できない。このような外乱光があると、SSUMが見かけ上大きくなるため、レンズシフトによるMPPのオフセットのMSUMに対する割合と、レンズシフトによるSPPのオフセットのSSUMに対する割合は互いに異なる。従って、数1においてK=MSUM/SSUM、数2においてK=1となるようにKを設定しても、やはりレンズシフトによるDPPのオフセットを抑制することができない。
本発明の目的は、差動プッシュプル法によりトラック誤差信号の検出を行う従来の光学式情報記録再生装置における上に述べた課題を解決し、溝のピッチが異なる2種類の光記録媒体や2層の光記録媒体に対して差動プッシュプル法によりトラック誤差信号の検出を行う場合でも、トラック誤差信号の元になる差動プッシュプル信号のレンズシフトによるオフセットを抑制することができる光学式情報記録再生装置を提供することにある。
本発明の光学式情報記録再生装置は、トラックを構成する溝を有する円盤状の光記録媒体を使用対象とし、光源と、該光源からの出射光からメインビームおよびサブビーム群を生成する回折光学素子と、前記メインビームおよび前記サブビーム群を前記光記録媒体上に集光する対物レンズと、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光を受光するメインビーム用受光部および前記光記録媒体で反射された前記サブビーム群の反射光を受光するサブビーム群用受光部を有する光検出器と、前記メインビーム用受光部の出力からメインビームに対するプッシュプル信号MPPを検出し、前記サブビーム群用受光部の出力からサブビーム群に対するプッシュプル信号SPPを検出する手段と、
DPP=MPP−K×SPP
の演算からトラック誤差信号の元になる差動プッシュプル信号DPPを検出する手段とを有する光学式情報記録再生装置において、前記メインビームと前記サブビーム群は位相分布が互いに異なり、前記メインビーム用受光部の出力から検出されるメインビームに対する和信号をMSUM、前記サブビーム群用受光部の出力から検出されるサブビーム群に対する和信号をSSUMとするとき、前記KはMSUM/SSUMより大きいことを特徴とする。
本発明の光学式情報記録再生装置においては、メインビームとサブビーム群は位相分布が互いに異なるため、光検出器上でのメインビームの形状とサブビーム群の形状は互いに異なる。サブビーム群はメインビームに比べ、光軸を通り光記録媒体のトラック方向に対応する直線の近傍における強度が相対的に低い。これに伴って、レンズシフトによるMPPのオフセットのMSUMに対する割合に比べ、レンズシフトによるSPPのオフセットのSSUMに対する割合は小さくなる。従って、数1においてK=MSUM/SSUMとなるようにKを設定すると、レンズシフトによるDPPのオフセットを抑制することができない。しかし、数1においてKがMSUM/SSUMより大きい適切な値となるようにKを設定すると、レンズシフトによるDPPのオフセットを抑制することができる。
また、本発明の光学式情報記録再生装置は、トラックを構成する溝を有する円盤状の2層の光記録媒体を使用対象とし、光源と、該光源からの出射光からメインビームおよびサブビーム群を生成する回折光学素子と、前記メインビームおよび前記サブビーム群を前記光記録媒体上に集光する対物レンズと、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光を受光するメインビーム用受光部および前記光記録媒体で反射された前記サブビーム群の反射光を受光するサブビーム群用受光部を有する光検出器と、前記メインビーム用受光部の出力からメインビームに対する和信号MSUM、メインビームに対するプッシュプル信号MPPを検出し、前記サブビーム群用受光部の出力からサブビーム群に対する和信号SSUM、サブビーム群に対するプッシュプル信号SPPを検出する手段と、
DPP=MPP/MSUM−K×SPP/SSUM
の演算からトラック誤差信号の元になる差動プッシュプル信号DPPを検出する手段とを有する光学式情報記録再生装置において、前記Kは1より大きいことを特徴とする。
本発明の光学式情報記録再生装置においては、記録や再生を行う方の層にメインビームを集光させた場合、記録や再生を行う方の層からのサブビーム群の反射光を受光するサブビーム群用受光部に、記録や再生を行わない方の層からのメインビームの反射光の一部が外乱光として入射するため、SSUMが見かけ上大きくなる。これに伴って、レンズシフトによるMPPのオフセットのMSUMに対する割合に比べ、レンズシフトによるSPPのオフセットのSSUMに対する割合は小さくなる。
従って、数2においてK=1となるようにKを設定すると、レンズシフトによるDPPのオフセットを抑制することができない。しかし、数2においてKが1より大きい適切な値となるようにKを設定すると、レンズシフトによるDPPのオフセットを抑制することができる。
上に述べたように、本発明の光学式情報記録再生装置の効果は、溝のピッチが異なる2種類の光記録媒体や2層の光記録媒体に対して差動プッシュプル法によりトラック誤差信号の検出を行う場合でも、トラック誤差信号の元になる差動プッシュプル信号のレンズシフトによるオフセットを抑制することができることである。その理由は、数1においてKがMSUM/SSUMより大きい適切な値、数2においてKが1より大きい適切な値となるようにKを設定するためである。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1に、本発明の光学式情報記録再生装置の実施の形態に用いられる光ヘッド装置の構成を示す。光源である半導体レーザ1からの出射光はコリメータレンズ2で平行光化され、回折光学素子3により、メインビームである0次光、サブビーム群である±1次回折光の3つの光に分割される。これらの光は偏光ビームスプリッタ4にP偏光として入射して殆んど全てが透過し、1/4波長板5を透過して直線偏光から円偏光に変換され、対物レンズ6で光記録媒体であるディスク7a上に集光される。ディスク7aからの3つの反射光は対物レンズ6を逆向きに通り、1/4波長板5を透過して円偏光から往路と偏光方向が直交した直線偏光に変換され、偏光ビームスプリッタ4にS偏光として入射して殆んど全てが反射し、円筒レンズ8、凸レンズ9を透過して光検出器10で受光される。
図2は回折光学素子3の平面図である。回折光学素子3の例としては、図2(a)に示すような回折光学素子3a、図2(b)に示すような回折光学素子3b等が考えられる。図2(a)に示す回折光学素子3aは、入射光の光軸を通りディスク7aのトラック方向(接線方向)に対応する直線で領域11a、11bの2つの領域に分割されており、各々の領域には回折格子が形成されている。回折格子の方向はいずれもディスク7aの半径方向に対応しており、回折格子のパタンはいずれも等ピッチの直線状である。領域11a、11bにおける回折格子のピッチは等しい。領域11aからの±1次回折光と領域11bからの±1次回折光は、位相が互いに180°ずれている。その結果、メインビームである0次光とサブビーム群である±1次回折光は、位相分布が互いに異なる。なお、図中に点線で示す円の直径は対物レンズ6の有効径に相当する。図2(b)に示す回折光学素子3bは、入射光の光軸を通りディスク7aのトラック方向(接線方向)に対応する直線および半径方向に対応する直線で領域11c〜11fの4つの領域に分割されており、各々の領域には回折格子が形成されている。回折格子の方向はいずれもディスク7aの半径方向に対応しており、回折格子のパタンはいずれも等ピッチの直線状である。領域11c〜11fにおける回折格子のピッチは等しい。領域11c、11fからの±1次回折光と領域11d、11eからの±1次回折光は、位相が互いに180°ずれている。その結果、メインビームである0次光とサブビーム群である±1次回折光は、位相分布が互いに異なる。なお、図中に点線で示す円の直径は対物レンズ6の有効径に相当する。ここで、半導体レーザ1の波長をλ、回折格子の屈折率をn、回折格子の高さをhとし、h=0.115λ/(n−1)であるとすると、回折光学素子3a、3bにおける0次光の透過率は約87.5%、±1次回折光の回折効率はそれぞれ約5.1%となる。
図3にディスク7a上の集光スポットの配置を示す。図3(a)は、図2(a)に示す回折光学素子3aを用いた場合を表している。集光スポット13a、13b、13cは、それぞれ回折光学素子3aからの0次光、+1次回折光、−1次回折光に相当する。集光スポット13a、13b、13cは同一のトラック12上に配置されている。集光スポット13b、13cは、ディスク7aのトラック方向に対応する直線で隔てられた左側、右側に強度が等しい2つのピークを持つ。図3(b)は、図2(b)に示す回折光学素子3bを用いた場合を表している。集光スポット13a、13d、13eは、それぞれ回折光学素子3bからの0次光、+1次回折光、−1次回折光に相当する。集光スポット13a、13d、13eは同一のトラック12上に配置されている。集光スポット13d、13eは、ディスク7aのトラック方向に対応する直線および半径方向に対応する直線で隔てられた左上側、右上側、左下側、右下側に強度が等しい4つのピークを持つ。
図4に、光検出器10の受光部のパタンと光検出器10上の光スポットの配置を示す。図4(a)、図4(b)中の光スポットは、それぞれ図2(a)、図2(b)に示す回折光学素子3a、3bを用いた場合を表している。図4(a)に示す光スポット14a、図4(b)に示す光スポット14aは、それぞれ回折光学素子3a、3bからの0次光に相当し、ディスク7aのトラック方向に対応する分割線および半径方向に対応する分割線で4つに分割された受光部15a〜15dで受光される。図4(a)に示す光スポット14b、図4(b)に示す光スポット14dは、それぞれ回折光学素子3a、3bからの+1次回折光に相当し、ディスク7aのトラック方向に対応する分割線および半径方向に対応する分割線で4つに分割された受光部15e〜15hで受光される。図4(a)に示す光スポット14c、図4(b)に示す光スポット14eは、それぞれ回折光学素子3a、3bからの−1次回折光に相当し、ディスク7aのトラック方向に対応する分割線および半径方向に対応する分割線で4つに分割された受光部15i〜15lで受光される。ここで、円筒レンズ8の作用により、ディスク7aのトラック方向に対応する方向と半径方向に対応する方向は、受光部上では互いに入れ替わっている。光スポット14b、14cは、回折光学素子3aの分割線での回折作用により、光スポット14aに比べ、光軸を通りディスク7aのトラック方向に対応する直線の近傍における強度が相対的に低い。光スポット14d、14eは、回折光学素子3bの分割線での回折作用により、光スポット14aに比べ、光軸の近傍を除き、光軸を通りディスク7aのトラック方向に対応する直線および半径方向に対応する直線の近傍における強度が相対的に低い。
受光部15a〜15lからの出力をそれぞれV15a〜V15lで表わすと、メインビームに対する和信号MSUM、メインビームに対する非点収差信号MAS、メインビームに対するプッシュプル信号MPP、サブビーム群に対する和信号SSUM、サブビーム群に対する非点収差信号SAS、サブビーム群に対するプッシュプル信号SPPは、それぞれ次式で与えられる。
MSUM=V15a+V15b+V15c+V15d
MAS=(V15a+V15d)−(V15b+V15c)
MPP=(V15a+V15b)−(V15c+V15d)
SSUM=V15e+V15f+V15g+V15h+V15i+V15j+V15k+V15l
SAS=(V15e+V15h+V15i+V15l)−(V15f+V15g+V15j+V15k)
SPP=(V15e+V15f+V15i+V15j)−(V15g+V15h+V15k+V15l)
このとき、フォーカス誤差信号の元になる差動非点収差信号DASは、DAS=MAS+L×SASの演算から得られる。トラック誤差信号の元になる差動プッシュプル信号DPPは、DPP=MPP−K×SPPの演算から得られる。また、ディスク7aに記録されたRF信号は、MSUMの高周波成分から得られる。ここで、差動非点収差法は、集光スポットが光記録媒体の溝を横断しても、フォーカス誤差信号の元になる差動非点収差信号に溝横断雑音を生じにくいという特徴を有する。図2(a)に示す回折光学素子3aを用いた場合よりも、図2(b)に示す回折光学素子3bを用いた場合の方が、差動非点収差信号の溝横断雑音の抑制効果が大きい。
図5にレンズシフト時のプッシュプル信号の計算例を示す。図の横軸はレンズシフト量、縦軸は和信号で規格化したプッシュプル信号である。プッシュプル信号の振幅とオフセットを同時に表すために、レンズシフト量が±200μmの範囲内で集光スポットが光記録媒体の溝を3周期分だけ横断するとして計算を行った。計算条件は、光源の波長が405nm、対物レンズの開口数が0.65、焦点距離が3.05mm、復路光学系の倍率が13倍、光検出器のメインビーム用受光部およびサブビーム群用受光部の大きさが100μm×100μm、光検出器上のメインビームの光スポットおよびサブビーム群の光スポットの直径が60μm、光記録媒体の溝のピッチが0.4μm、溝の深さが25nmである。これは、HD DVD−RやHD DVD−RWにおける条件に相当する。図5(a)、図5(b)、図5(c)に示すプッシュプル信号は、それぞれ本実施の形態におけるメインビームに対するプッシュプル信号、図2(a)に示す回折光学素子3aを用いた場合のサブビーム群に対するプッシュプル信号、図2(b)に示す回折光学素子3bを用いた場合のサブビーム群に対するプッシュプル信号である。和信号で規格化したプッシュプル信号のレンズシフトによるオフセットは、図5(a)で最も大きく、図5(b)、図5(c)の順に小さくなることがわかる。
図6、図7に、レンズシフト時の差動プッシュプル信号の計算例を示す。図の横軸はレンズシフト量、縦軸はメインビームに対する和信号の2倍で規格化した差動プッシュプル信号である。図5と同じく、差動プッシュプル信号の振幅とオフセットを同時に表すために、レンズシフト量が±200μmの範囲内で集光スポットが光記録媒体の溝を3周期分だけ横断するとして計算を行った。計算条件は図5に対するものと同じである。図6では、数1においてK=MSUM/SSUMとして計算を行った。図6(a)、図6(b)に示す差動プッシュプル信号は、それぞれ本実施の形態における図2(a)に示す回折光学素子3aを用いた場合の差動プッシュプル信号、図2(b)に示す回折光学素子3bを用いた場合の差動プッシュプル信号である。どちらも、レンズシフトによる差動プッシュプル信号のオフセットを抑制できていないことがわかる。図6(a)、図6(b)では、±200μmのレンズシフト量において、差動プッシュプル信号に、振幅に対してそれぞれ約2.1%、約3.9%のオフセットが生じている。これらをトラックオフセットに換算すると、それぞれ約4.2nm、約7.8nmとなる。HD DVD−RやHD DVD−RWの規格におけるトラックオフセットの許容値が10nmであることから、これらは無視できない値であることがわかる。一方、図7では、数1においてKをMSUM/SSUMより大きい適切な値として計算を行った。具体的には、レンズシフト量が±200μmの範囲内で差動プッシュプル信号に生じるオフセットが出来るだけ小さくなるようにKを定めた。図7(a)、図7(b)に示す差動プッシュプル信号は、それぞれ本実施の形態における図2(a)に示す回折光学素子3aを用いた場合の差動プッシュプル信号、図2(b)に示す回折光学素子3bを用いた場合の差動プッシュプル信号である。どちらも、レンズシフトによる差動プッシュプル信号のオフセットを抑制できていることがわかる。図7(a)、図7(b)では、±200μmのレンズシフト量において、差動プッシュプル信号に殆んどオフセットが生じていない。このときのKは、図7(a)ではMSUM/SSUM×1.06、図7(b)ではMSUM/SSUM×1.12である。
図8に、光記録媒体として2層のディスク7bを用いた場合の復路光学系におけるディスク7bからの反射光を示す。図8(a)は、ディスク7bの対物レンズ6に近い方の層が記録や再生を行う方の層であり、この層にメインビームが集光している場合を表している。このとき、記録や再生を行う方の層であるディスク7bの対物レンズ6に近い方の層からのメインビームの反射光は、円筒レンズ8の作用により光検出器10上に最小錯乱円を形成するが、記録や再生を行わない方の層であるディスク7bの対物レンズ6から遠い方の層からのメインビームの反射光は、光検出器10の手前に集光し、光検出器10の位置では大きく広がっている。図8(b)は、ディスク7bの対物レンズ6から遠い方の層が記録や再生を行う方の層であり、この層にメインビームが集光している場合を表している。このとき、記録や再生を行う方の層であるディスク7bの対物レンズ6から遠い方の層からのメインビームの反射光は、円筒レンズ8の作用により光検出器10上に最小錯乱円を形成するが、記録や再生を行わない方の層であるディスク7bの対物レンズ6に近い方の層からのメインビームの反射光は、光検出器10の奥に集光し、光検出器10の位置では大きく広がっている。
図9に、光記録媒体として2層のディスク7bを用いた場合の光検出器10上におけるディスク7bからの反射光を示す。ディスク7の記録や再生を行う方の層にメインビームを集光させた場合、記録や再生を行わない方の層からのメインビームの反射光は、光検出器10の位置では大きく広がった光スポット16を形成する。光検出器10の受光部15a〜15lは光スポット16の内部に全て含まれるため、記録や再生を行う方の層からのサブビーム群の反射光を受光する受光部15e〜15lに、記録や再生を行わない方の層からのメインビームの反射光の一部が外乱光として入射する。ここで、ディスク7bの層間隔をd、中間層の屈折率をn、対物レンズ6の開口数をNA、復路光学系の倍率をM、規格化光検出器サイズをAとすると、光スポット16の面積はπ・(2d・NA・M/n)2、受光部15e〜15lの面積は2A・M2で与えられる。従って、記録や再生を行わない方の層からのメインビームの反射光のうち、記録や再生を行う方の層からのサブビーム群の反射光を受光する受光部へ入射する割合をRSとすると、RS=2A・M2/π/(2d・NA・M/n)2=A・n2/(2π・d2・NA2)となる。HD DVD−RやHD DVD−RWの規格においては、100μm2<A<144μm2、20μm<d<30μm、NA=0.65であり、nは約1.5であるから、0.094<RS<0.305となる。さらに、メインビームの光量とサブビーム群の光量の比をRLとする。メインビームでのデータの記録中にサブビーム群でのデータの誤消去が生じないように、RLは通常は5〜10程度に設定される。このとき、上記の外乱光により、SSUMは見かけ上(RS・RL+1)倍になる。先に述べたRS、RLの値を代入すると、1.47<(RS・RL+1)<4.05となる。これに伴って、レンズシフトによるMPPのオフセットのMSUMに対する割合に比べ、レンズシフトによるSPPのオフセットのSSUMに対する割合は小さくなる。従って、数2においてK=1となるようにKを設定すると、レンズシフトによるDPPのオフセットを抑制することができない。しかし、数2においてKが1.47〜4.05の間の適切な値となるようにKを設定すると、レンズシフトによるDPPのオフセットを抑制することができる。具体的には、RS、RLの値に応じてKを定めれば良い。
以上の説明は、図2(a)、図2(b)に示す回折光学素子3a、3bを用い、メインビームとサブビーム群の位相分布が互いに異なる場合と、光記録媒体として2層のディスク7bを用いた場合で別々に行ったが、これらを組み合わせた場合も考えられる。図2(a)、図2(b)に示す回折光学素子3a、3bを用い、メインビームとサブビーム群の位相分布が互いに異なる場合におけるKの適切な値が数1においてはMSUM/SSUM×α、数2においてはαであり、光記録媒体として2層のディスク7bを用いた場合におけるKの適切な値が数1においてはMSUM/SSUM×β、数2においてはβであるとすると、これらを組み合わせた場合におけるKの適切な値は数1においてはMSUM/SSUM×α・β、数2においてはα・βとなる。
図10に、図1に示す光ヘッド装置を用いた本発明の光学式情報記録再生装置の実施の形態を示す。本実施の形態は、図1に示す光ヘッド装置に、コントローラ17、変調回路18、記録信号生成回路19、半導体レーザ駆動回路20、増幅回路21、再生信号処理回路22、復調回路23、誤差信号生成回路24、対物レンズ駆動回路25を付加したものである。変調回路18は、ディスク7aへ記録すべきデータを変調規則に従って変調する。記録信号生成回路19は、変調回路18で変調された信号を基に、記録ストラテジに従って半導体レーザ1を駆動するための記録信号を生成する。半導体レーザ駆動回路20は、記録信号生成回路19で生成された記録信号を基に、半導体レーザ1へ記録信号に応じた電流を供給して半導体レーザ1を駆動する。これによりディスク7aへのデータの記録が行われる。増幅回路21は、光検出器10の各受光部からの出力を増幅する。再生信号処理回路22は、増幅回路21で増幅された信号を基に、RF信号の生成、波形等化および2値化を行う。復調回路23は、再生信号処理回路22で2値化された信号を復調規則に従って復調する。これによりディスク7aからのデータの再生が行われる。誤差信号生成回路24は、増幅回路21で増幅された信号を基に、フォーカス誤差信号およびトラック誤差信号の生成を行う。対物レンズ駆動回路25は、誤差信号生成回路24で生成された誤差信号を基に、対物レンズ6を駆動する図示しないアクチュエータへ誤差信号に応じた電流を供給して対物レンズ6を駆動する。さらに、ディスク7aを除く光学系は図示しないポジショナによりディスク7aの半径方向へ駆動され、ディスク7aは図示しないスピンドルにより回転駆動される。これによりフォーカス、トラック、ポジショナおよびスピンドルのサーボが行われる。変調回路18から半導体レーザ駆動回路20までのデータの記録に関わる回路、増幅回路21から復調回路23までのデータの再生に関わる回路、増幅回路21から対物レンズ駆動回路25までのサーボに関わる回路は、コントローラ17により制御される。本実施の形態は、ディスク7aに対して記録および再生を行う記録再生装置である。これに対し、本発明の光学式情報記録再生装置の実施の形態としては、ディスク7aに対して再生のみを行う再生専用装置も考えられる。この場合、半導体レーザ1は、半導体レーザ駆動回路20により記録信号に基づいて駆動されるのではなく、出射光のパワーが一定の値になるように駆動される。
本発明の光学式情報記録再生装置の実施の形態に用いられる光ヘッド装置の構成を示す図である。 本発明の光学式情報記録再生装置の実施の形態に用いられる回折光学素子の平面図である。 本発明の光学式情報記録再生装置の実施の形態におけるディスク上の集光スポットの配置を示す図である。 本発明の光学式情報記録再生装置の実施の形態に用いられる光検出器の受光部のパタンと光検出器上の光スポットの配置を示す図である。 本発明の光学式情報記録再生装置の実施の形態におけるレンズシフト時のプッシュプル信号の計算例を示す図である。 本発明の光学式情報記録再生装置の実施の形態におけるレンズシフト時の差動プッシュプル信号の計算例を示す図である。 本発明の光学式情報記録再生装置の実施の形態におけるレンズシフト時の差動プッシュプル信号の計算例を示す図である。 本発明の光学式情報記録再生装置の実施の形態における、2層のディスクを用いた場合の復路光学系におけるディスクからの反射光を示す図である。 本発明の光学式情報記録再生装置の実施の形態における、2層のディスクを用いた場合の光検出器上におけるディスクからの反射光を示す図である。 本発明の光学式情報記録再生装置の実施の形態を示す図である。
符号の説明
1 半導体レーザ
2 コリメータレンズ
3、3a、3b 回折光学素子
4 偏光ビームスプリッタ
5 1/4波長板
6 対物レンズ
7a、7b ディスク
8 円筒レンズ
9 凸レンズ
10 光検出器
11a〜11f 領域
12 トラック
13a〜13e 集光スポット
14a〜14e 光スポット
15a〜15l 受光部
16 光スポット
17 コントローラ
18 変調回路
19 記録信号生成回路
20 半導体レーザ駆動回路
21 増幅回路
22 再生信号処理回路
23 復調回路
24 誤差信号生成回路
25 対物レンズ駆動回路

Claims (5)

  1. トラックを構成する溝を有する円盤状の光記録媒体を使用対象とし、光源と、該光源からの出射光からメインビームおよびサブビーム群を生成する回折光学素子と、前記メインビームおよび前記サブビーム群を前記光記録媒体上に集光する対物レンズと、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光を受光するメインビーム用受光部および前記光記録媒体で反射された前記サブビーム群の反射光を受光するサブビーム群用受光部を有する光検出器と、前記メインビーム用受光部の出力からメインビームに対するプッシュプル信号MPPを検出し、前記サブビーム群用受光部の出力からサブビーム群に対するプッシュプル信号SPPを検出する手段と、
    DPP=MPP−K×SPP
    の演算からトラック誤差信号の元になる差動プッシュプル信号DPPを検出する手段とを有する光学式情報記録再生装置において、前記メインビームと前記サブビーム群は位相分布が互いに異なり、前記メインビーム用受光部の出力から検出されるメインビームに対する和信号をMSUM、前記サブビーム群用受光部の出力から検出されるサブビーム群に対する和信号をSSUMとするとき、前記KはMSUM/SSUMより大きいことを特徴とする光学式情報記録再生装置。
  2. 前記回折光学素子は、入射光の光軸にほぼ垂直な面に形成された、前記光記録媒体のトラック方向に対応する直線で2つの領域に分割された回折格子を含み、該回折格子における前記2つの領域からの±1次回折光の中で、一方の領域からの±1次回折光と他方の領域からの±1次回折光は位相が互いに180°ずれており、前記回折格子における前記2つの領域からの0次光、±1次回折光をそれぞれ前記メインビーム、前記サブビーム群とすることを特徴とする請求項1に記載の光学式情報記録再生装置。
  3. 前記回折光学素子は、入射光の光軸にほぼ垂直な面に形成された、前記光記録媒体のトラック方向に対応する直線および半径方向に対応する直線で4つの領域に分割された回折格子を含み、該回折格子における前記4つの領域からの±1次回折光の中で、一方の対角に位置する2つの領域からの±1次回折光と他方の対角に位置する2つの領域からの±1次回折光は位相が互いに180°ずれており、前記回折格子における前記4つの領域からの0次光、±1次回折光をそれぞれ前記メインビーム、前記サブビーム群とすることを特徴とする請求項1に記載の光学式情報記録再生装置。
  4. トラックを構成する溝を有する円盤状の2層の光記録媒体を使用対象とし、光源と、該光源からの出射光からメインビームおよびサブビーム群を生成する回折光学素子と、前記メインビームおよび前記サブビーム群を前記光記録媒体上に集光する対物レンズと、前記光記録媒体で反射された前記メインビームの反射光を受光するメインビーム用受光部および前記光記録媒体で反射された前記サブビーム群の反射光を受光するサブビーム群用受光部を有する光検出器と、前記メインビーム用受光部の出力からメインビームに対する和信号MSUM、メインビームに対するプッシュプル信号MPPを検出し、前記サブビーム群用受光部の出力からサブビーム群に対する和信号SSUM、サブビーム群に対するプッシュプル信号SPPを検出する手段と、
    DPP=MPP/MSUM−K×SPP/SSUM
    の演算からトラック誤差信号の元になる差動プッシュプル信号DPPを検出する手段とを有する光学式情報記録再生装置において、前記Kは1より大きいことを特徴とする光学式情報記録再生装置。
  5. 前記光源の波長は約405nm、前記対物レンズの開口数は約0.65であり、前記Kは1.47より大きく4.05より小さいことを特徴とする請求項4に記載の光学式情報記録再生装置。
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