JPWO2007066439A1 - 位置情報交換装置および位置情報交換方法 - Google Patents

位置情報交換装置および位置情報交換方法 Download PDF

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Abstract

異なる地図データベースを有する装置間において、簡単な構成で、少ない量のデータの伝送で正確な位置情報を交換できる位置情報交換装置および位置情報交換方法を提供する。地図情報を格納した地図データベース6と、外部からの指示に応じて、地図データベースから位置を交換する交換地点8を表す地点情報を取得する情報取得手段4と、この取得された地点情報を、複数の地図データベースに共通に存在する特異点を表す特異点情報10とこの特異点からの相対位置を表す関連情報9とから成る位置情報7に変換する情報変換手段3と、この変換により得られた位置情報が含まれる地点交換情報29を外部へ送信する通信手段2とを備え、さらに、通信手段は、外部から地点交換情報を受信し、情報変換手段は、通信手段で受信された地点交換情報に含まれる位置情報を地点情報に変換して得られた地点情報に基づき地図データベース上における交換地点を特定する。

Description

この発明は、地図情報および位置情報を提供するシステムや位置情報サービス(Location Based Service)などにおいて、位置情報の交換や配信を行う位置情報交換装置および位置情報交換方法に関し、特に、異なる地図上において同一地点の位置を的確且つ効率的に伝達する技術に関する。
近年、地図を表示しながら運転者を案内するカーナビゲーション装置、地図情報サービスを利用可能な携帯電話、インターネットを介して地図情報サービスを提供するサーバなどが増加している。これらの機器やサーバは、様々な地図データベースを保持しており、この地図データベースに記憶されている緯度および経度データに基づいて、ユーザが所望する地点、いわゆるPOI(Point Of Interest)の情報を提供する。
各機器に保持されている地図データベースは、閉システム(Closed System)であり、同一種類の機器で使用される地図データベースのメーカや作成年度は単一であるので、POIの場所のずれや表記の揺れは無い。しかしながら、他の機器、特に異なるメーカの地図データベースを用いている機器との間で地図情報および位置情報の交換や配信を行う場合は、開システム(Open System)になるため、各機器で使用されている地図データベースの違いによって、POIの場所のずれや表記の揺れが生じ、同一地点であるにもかかわらず、異なる場所や異なる表記として表される場合がある。
また、同一メーカの地図データベースであっても、地図データベースの作成年度によって、建造物の新たな建設、道路の新設や変更などにより、POIと道路との相対関係、すなわち、そのPOIへのアクセスの変更やPOIの名称の変更が生じ、同一地点であっても、その場所や名称が異なる場合が生じる。
例えば、VICS(Vehicle Information and Communication System)においては、道路が新設されたり変更された場合は、その地図データベースに対して新しいノード番号やリンク番号の追加や付け替えが行われる。VICSのノード番号やリンク番号が変更されると、各メーカの地図データベースを更新する必要が生じる。道路の新設や変更は将来に渡って継続して行われるため、ノード番号やリンク番号の追加や付け替えによって地図データベースを変更する方法を採用する限り、元となる地図データベースのメンテナンスおよび各メーカの地図データベースの変更が必要になるので、多大な作業量と、それに伴う費用とを永続的に投入しなければならないという問題がある。
このような問題を解決するために、特許文献1は、メンテナンスの過大な負担を伴わずに、デジタル地図上の位置情報を伝えることができる位置情報伝達方法を開示している。この位置情報伝達方法では、情報提供側が、道路位置を伝えるために、その道路位置を含む所定長の道路区間の道路形状を示す座標列から成る道路形状データと、この道路区間内での道路位置を示す相対データとを伝達し、これらの情報を受信した側では、形状マッチングを行って、デジタル地図上の道路区間を特定し、相対データを用いてこの道路区間内の道路位置を特定する。
この特許文献1に開示された位置情報伝達方法によれば、ノード番号やリンク番号を定義しなくても、道路形状を座標列で表した道路形状データを提供することにより、受信側では、道路位置を特定することが可能になる。この位置情報伝達方法は、交通情報収集センタ間での交通情報の交換、または、FM局や路上ビーコンからの交通情報提供などに用いることができる。
しかしながら、この特許文献1に開示された位置情報伝達方法では、道路形状を的確に伝えるために、道路上の多数の地点の位置情報を伝送しなければならなず、伝送すべきデータ量が多くなるという欠点がある。この欠点を解消するために、位置情報を伝える道路上の地点の数を削減すると、受信側での誤マッチングを招くおそれがある。
そこで、特許文献2は、メンテナンスの負担を伴わずに、デジタル地図上の位置情報を、少ないデータ量で高精度に情報を交換する位置情報伝達方法を開示している。この位置情報伝達方法では、デジタル地図上の道路位置を伝える場合に、情報提供側は、道路位置を含む、状況に応じた長さの道路区間の道路形状を示す座標列情報と、道路位置を含む道路の属性情報および道路区間内のノードの詳細情報の少なくとも一つを含む付加情報と、道路区間内での道路位置を示す相対情報とを道路位置情報として伝達し、この道路位置情報を受信した側では、形状マッチングを行って、デジタル地図上の道路区間を特定し、相対データを用いてこの道路区間内の道路位置を特定する。
この特許文献2に開示された位置情報伝達方法によれば、座標列情報とともに付加情報を伝送することによって、受信側では、座標列のデータが少なくても、道路形状を高精度に特定することが可能になり、伝送データ量の削減と、高精度の道路位置の特定とが可能になる。
特開2002−041757号公報 特開2001−066146号公報
しかしながら、上述した特許文献2に開示された技術では、道路区間の情報、つまり道路の始端および終端の情報が必要であり、異なる地図データベース間で位置の一致を正確に判断できないという問題が残されている。また、特許文献2に開示された技術では、特許文献1に開示された技術よりも伝送すべき情報量は少なくなったといえども、多点の道路形状情報を必要とするため、多くの情報量を必要とする。
また、受信側において、送信された道路形状情報に基づき形状マッチングを行う必要があり、受信側の装置が複雑になる。さらに、受信側では形状マッチングを利用するため、大幅な形状変更に対しては対応できないという問題もある。
この発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、その課題は、異なる地図データベースを有する装置間において、簡単な構成であるにもかかわらず少ない量のデータの伝送で正確な位置情報を交換できる位置情報交換装置および位置情報交換方法を提供することにある。
この発明に係る位置情報交換装置は、地図情報を格納した地図データベースと、外部からの指示に応じて、地図データベースから位置を交換する交換地点を表す地点情報を取得する情報取得手段と、情報取得手段で取得された地点情報を、複数の地図データベースに共通に存在する特異点を表す特異点情報と該特異点からの相対位置を表す関連情報とから成る位置情報に変換する情報変換手段と、情報変換手段における変換により得られた位置情報が含まれる地点交換情報を外部へ送信する通信手段とを備え、通信手段は、さらに、外部から地点交換情報を受信し、情報変換手段は、さらに、通信手段により受信された地点交換情報に含まれる位置情報を地点情報に変換し、該変換により得られた地点情報に基づき地図データベース上における交換地点を特定する。
この発明に係る位置情報交換方法は、外部からの指示に応じて、地図データベースから位置を交換する交換地点を表す地点情報を取得するステップと、該取得された地点情報を、複数の地図データベースに共通に存在する特異点を表す特異点情報と該特異点からの相対位置を表す関連情報とから成る位置情報に変換するステップと、該変換により得られた位置情報が含まれる地点交換情報を外部へ送信するステップとを備え、地点交換情報を外部へ送信するステップでは、さらに、外部から地点交換情報を受信し、地点交換情報に変換するステップでは、さらに、受信された地点交換情報に含まれる位置情報を地点情報に変換し、該変換により得られた地点情報に基づき地図データベース上における交換地点を特定する。
この発明によれば、位置を交換する交換地点を表す地点情報を、複数の地図データベースに共通に存在する特異点を表す特異点情報と該特異点からの相対位置を表す関連情報とから成る位置情報に変換し、この位置情報を含む地点交換情報を送受信するように構成したので、複雑な方法を用いなくとも、異なるデジタル地図データベースにおいて、同一の地点として、正確に相手方に伝えることができる。また、特異点とその関連情報といった簡潔な情報のみを用いるため、位置情報を伝えるためのデータ伝送量を大幅に減らすことができる。
この発明の実施の形態1に係る位置情報交換装置を用いた地図情報・位置情報提供サービスシステムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る位置情報交換装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る位置情報交換装置で用いられる位置情報の構造を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る位置情報交換装置で使用される特異点が、異なる地図データベースにおいて、同一の場所を示す状態を説明するための図である。 この発明の実施の形態1に係る位置情報交換装置で使用される関連情報が相対ベクトル情報である場合の位置情報の構造を2次元表現で示す図である。 この発明の実施の形態1に係る位置情報交換装置で使用される関連情報が相対経路情報である場合の、位置情報の構造を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る位置情報交換装置で使用される地点交換情報の構造を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る位置情報交換装置で使用される特異点情報の構造を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る位置情報交換装置で使用される関連情報の構造を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る位置情報交換装置で使用される地図データベース情報の構造を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る位置情報交換装置にインストールされるソフトウェアの構造を示す図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る位置情報交換装置および位置情報交換方法は、異なるデジタル地図データベース(以下、単に「地図データベース」という)に共通に存在する特異点と、その関連情報とを用いて、交換したい地点の位置情報を交換するようにしたものである。
図1は、この発明の実施の形態1に係る位置情報交換装置を用いた地図情報・位置情報提供サービスシステムの構成を示す図である。この地図情報・位置情報提供サービスシステムは、複数の位置情報交換装置1から構成されており、各位置情報交換装置1は送受信機能を有する。この地図情報・位置情報提供サービスシステムにおいては、送信側として機能する位置情報交換装置1と、受信側として機能する位置情報交換装置1との間で位置情報の交換が行われる。
図2は、上述した地図情報・位置情報提供サービスシステムで使用される位置情報交換装置1の構成を示すブロック図である。位置情報交換装置1は、通信手段2、情報変換手段3、情報取得手段4、制御手段5および地図データベース6から構成されている。
通信手段2は、当該位置情報交換装置1と他の位置情報交換装置1との間で行われる通信を制御する。具体的には、通信手段2は、制御手段5からの制御に応じて、情報変換手段3から送られてくる地点交換情報を外部に送信するとともに、外部から受信した地点交換情報を情報変換手段3に送る。情報変換手段3は、制御手段5からの制御に応じて、情報取得手段4から送られてくる地点情報を、位置情報を含む地点交換情報に変換して通信手段2に送るとともに、通信手段2から送られてくる地点交換情報に含まれる位置情報を地点情報に変換して制御手段5に送る。
ここで、いずれも詳細は後述するが、地点情報は、位置を交換する交換地点を表す情報であり、位置情報は、交換地点を特異点情報と関連情報とで表した情報であり、地点交換情報は、複数の位置情報交換装置間で送受される情報であって位置情報に地図データベース情報を付加した情報である。
情報取得手段4は、制御手段5からの制御に応じて、位置を交換したい地点(以下、「交換地点」という)を表す地点情報を、地図データベース6から制御手段5を介して取得し、情報変換手段3に送る。制御手段5は、この位置情報交換装置の全体を制御する。地図データベース6は、地図データを記憶する。この地図データベース6の内容は制御手段5によって読み出される。
図3は、位置情報交換装置1で用いられる位置情報7の構造を示す図である。この位置情報7は、特異点情報10と関連情報9とから構成されており、交換地点8は、これら特異点情報10と関連情報9とによって表される。
特異点情報10は、特異点を指定する情報である。特異点としては、異なる地図データベースにおいて同一地点であることを保証できるようにするために、改廃の少ない地点、例えば「地図区画における基準地点」、「通行道路または歩道の起点となる交差点」、「建造物における出入り口」、「現実世界での特定場所を意味するランドマーク」、「名所旧跡などの著名な地点」および「公共機関が定める標準地点」の少なくとも1つが用いられる。このような、どの地図データベースでも扱っており、位置の交換が可能な点を特異点として用いることにより、異なる地図データベース間における位置情報の交換を保証している。
図4は、異なる地図データベースにおいて、特異点が同一の場所を示す状態を表している。図4(a)に示すような、ある地図データベース11のある区域における特異点13aと、図4(b)に示すような、他の地図データベース12のある区域における特異点13bとは、各地図データベースに基づき表される地図に若干の相違があるとしても、同一地点であることが保証されている。
関連情報9は、特異点に対する交換地点8の相対位置を指定する情報である。関連情報9としては、相対ベクトル情報または相対経路情報が用いられる。図5は、関連情報9が相対ベクトル情報である場合の位置情報7の構造を、2次元表現で示す図である。関連情報9は、特異点情報10と、この特異点情報10によって指定される特異点を基準点とする座標軸X,Y上において、基準点から交換地点8までの距離および方向から成る相対ベクトル情報14によって構成されている。
この位置情報7の構造によれば、点の情報である特異点情報10と、相対ベクトル情報14である関連情報9とにより交換地点8を指定するため、交換地点8の情報を直接に交換する方法よりも自由度が高くなるとともに、表記の揺れや場所のずれが起こりにくくなる。また、この位置情報7の構造によれば、交換地点8の概略の位置を特異点情報10から判断でき、また、相対ベクトル情報14によって、交換地点8が、特異点からどの方向に、どれぐらい離れているかを一意に表現できる。
図6は、関連情報9が相対経路情報15である場合の、位置情報7の構造を示す図である。関連情報9は、特異点情報10と、この特異点情報10によって指定される特異点を基準点とし、この基準点から交換地点8までの経路を表す相対経路情報15から構成されている。
この位置情報7の構造によれば、点の情報である特異点情報10と、交換する地点8までの相対経路情報15とにより交換地点8を指定するため、交換地点8の情報を直接に交換する方法よりも自由度が高くなるとともに、表記の揺れや場所のずれが起こりにくくなる。また、この位置情報7の構造によれば、交換地点8へのアクセス方法およびアクセス時に交換地点8が右側に位置するか左側に位置するかを表現できる。
以上のように、交換地点8を、特異点情報10と関連情報9とで表すことにより抽象化が可能となり、交換地点8の情報を直接に交換する方法よりも自由度が高くなるとともに、表記の揺れや場所のずれが起こりにくくなる。また、異なる地図データベースにおける場所の同一性の保証は、特異点という異なる地図データベースにおいて交換が保証された地点を基準点とし、その基準点からの相対位置を表す関連情報9を用いて交換地点8を求めることにより担保されている。したがって、異なる地図データベース間において、任意の地点である交換地点8の表記の揺れや場所の違いを吸収することが可能となっている。
図7は、複数の位置情報交換装置1の間で交換される地点交換情報29の構造を示す図である。この地点交換情報29は、階層化構造を有する。地点交換情報29は、位置情報7と地図データベース情報30とから構成されている。位置情報7は、上述したように、特異点情報10と関連情報9から構成されている。地点交換情報29として、位置情報7は必須であるが、地図データベース情報30はオプションである。地点交換情報29が地図データベース情報30を含む場合は、地点交換情報29を交換した際の受信側の位置情報交換装置において、品質や表現の自由度を向上させることができる。
図8は、特異点情報10の構造を示す図である。この特異点情報10は、階層化構造を有する。特異点情報10は空間情報31から成り、空間情報31は、空間情報識別情報32と空間情報本体33とから構成されている。
空間情報識別情報32は、空間情報本体33の内容を識別するための情報である。空間情報識別情報32としては、「名称」、「ID」または「座標」の少なくとも1つを用いることができる。特異点を時間的にも識別可能にするために、「名称」、「ID」および「座標」に時間情報を含ませることができる。これにより、異なる地図データベースの時間を含む、空間および場所における位置の交換が保証される。
空間情報識別情報32として「名称」が用いられる場合は、空間情報本体33には、例えば「三輪交差点」といった、その特異点を表す名称が格納される。また、空間情報識別情報32として「ID」が用いられる場合は、空間情報本体33には、例えば「2721928」といった、その特異点を表すIDが格納される。
また、空間情報識別情報32として「座標」が用いられる場合は、空間情報本体33には、例えば「北緯34度53分36秒、東経135度12分42秒」といった、その特異点を表す座標が格納される。特異点を「座標」で表現する場合に、「座標軸など空間座標を特定する空間座標特定情報」または「立体空間および時間をもつ絶対空間座標」を提供し、空間および場所における位置の交換を保証するように構成できる。また、「空間座標特定情報」または「絶対空間座標」として「緯経度」または「平面直角座標」を用いることにより、既存のシステムとの親和性を提供することができる。
なお、空間情報識別情報32も構造化し、空間情報本体33の示す内容の分類を示すように構成することもできる。特異点は、「地図区画における基準地点」、「通行道路または歩道の起点となる交差点」、「建造物における出入り口」、「現実世界での特定場所を意味するランドマーク」、「名所旧跡などの著名な地点」、「公共機関が定める標準地点」などであることから、「名称」、「ID」または「座標」とともに、「地図区画における基準地点」、「通行道路または歩道の起点となる交差点」、「建造物における出入り口」、「現実世界での特定場所を意味するランドマーク」、「名所旧跡などの著名な地点」、「公共機関が定める標準地点」などを表現するように構成できる。この場合、例えば、「交差点:名称」のように表現される。
また、空間情報本体33も構造化し、受信処理での検索が容易になるように構成することができる。例えば、名称では、「兵庫県三田市:三輪交差点」、IDでは「27.219.28」といった具合である。このIDの例では、市町村コードを用いて、上位2桁が都道府県、次の3桁が市町村、残りの2桁が交差点番号とすることができる。
なお、空間情報識別情報32と空間情報本体33とから成る空間情報31、つまり特異点情報10は、XML(Extensible Markup Language)形式で表現することができる。例えば、
<特異点情報>
<名称 分類=“交差点” 地域=“兵庫県三田市”>
三輪交差点
</名称>
</特異点情報>
と表記することにより、<特異点情報>のタグにより、これから始まる情報内容は、特異点情報であることを宣言し、<名称 分類=“交差点” 地域=“兵庫県三田市”>のタグにより、情報の本体は「名称」を示し、その内容は交差点に属するもので、地域は兵庫県三田市であることを宣言し、「三輪交差点」により情報の本体を表現している。</名称>および</特異点情報>は、それぞれのタグの終端処理である。
また、
<特異点情報>
<名称 分類=“交差点” 地域=“兵庫県三田市”>
三輪交差点
</名称>
<ID 分類=“交差点”>
27.219.28
</ID>
<座標 分類=“交差点”>
<緯度 南北=“北緯” 単位=“度分秒”>
345336
</緯度>
<経度 東西=“東経” 単位=“度分秒”>
1351242
</経度>
</座標>
</特異点情報>
のようにXML形式で表現することにより、特異点情報の構造を明らかにし、同一地点を異なる表現で表記することも可能である。
図9は、関連情報9の構造を示す図である。この関連情報9は、階層化構造を有する。関連情報9は、相対ベクトル情報14または相対経路情報15のいずれか1つにより構成されている。
相対ベクトル情報14は、ベクトル情報識別情報34とベクトル情報本体35とから構成されている。ベクトル情報識別情報34は、ベクトル情報本体35の内容を識別するための情報である。ベクトル情報識別情報34としては、「平面空間としての2次元の相対方位と距離=2D」または「立体空間としての3次元の相対方位と距離=3D」を用いることができる。ベクトル情報識別情報34として「2D」が用いられる場合は、ベクトル情報本体35には、2次元の方向成分と距離が格納される。方向成分と距離は、座標表記として、水平成分Xと垂直成分Yとして表現することができる。
また、ベクトル情報識別情報34として「3D」が用いられる場合は、ベクトル情報本体35には、3次元の方向成分と距離が格納される。方向成分と距離は、座標表記として、水平成分Xと垂直成分Yと高さ成分Zとして表現することができる。
なお、ベクトル情報識別情報34とベクトル情報本体35から成る相対ベクトル情報14は、XML形式で表現することができる。例えば、
<相対ベクトル情報>
<2D 表現=“XY”>
<X 単位=“m”>
350
</X>
<Y 単位=“m”>
−200
</Y>
</2D>
</相対ベクトル情報>
と表記することにより、<相対ベクトル情報>のタグにより、これから始まる情報内容は、相対ベクトル情報であることを宣言し、<2D 表現=“XY”>のタグにより、以下は「2D」を示すXY座標で表された情報であり、その内容はX方向に350m、Y方向に−200mであることを表現している。</X>、</Y>、</2D>および</相対ベクトル情報>は、それぞれのタグの終端処理である。
また、
<相対ベクトル情報>
<2D 表現=“方向”>
<方向 単位=“度”>
45
</方向>
<距離 単位=“m”>
170
</距離>
</2D>
</相対ベクトル情報>
と表記することにより、<相対ベクトル情報>のタグにより、これから始まる情報内容は、相対ベクトル情報であることを宣言し、<2D 表現=“方向”>のタグにより、以下は「2D」の方向と距離で表された情報であり、その内容は45度の方向に、距離が170mであることを表現している。
立体空間の場合も同様に、
<相対ベクトル情報>
<3D 表現=“XYZ”>
<X 単位=“m”>
350
</X>
<Y 単位=“m”>
−200
</Y>
<Z 単位=“m”>
100
</Z>
</3D>
</相対ベクトル情報>
と表記することにより、<相対ベクトル情報>のタグにより、これから始まる情報内容は、相対ベクトル情報であることを宣言し、<3D 表現=“XYZ”>のタグにより、以下は「3D」を示す座標で表された情報であり、その内容はX方向に350m、Y方向に−200m、Z方向に100mであることを表現している。
相対経路情報15は、経路情報識別情報36と経路情報本体37とから構成されている。経路情報識別情報36は、経路情報本体37の内容を識別するための情報である。経路情報識別情報36としては、「経路における道路情報とその経路上の方向と延べ距離=施設外」、「経路上の終点に対しての接続側情報=接続」または「経路における建造物内の通路情報その経路上の方向と延べ距離=施設内」の少なくとも1つを用いることができる。
経路情報識別情報36として「施設外」が用いられる場合は、経路情報本体37には、経路における道路情報とその経路上の方向と延べ距離が格納される。また、経路情報識別情報36として「施設内」が用いられる場合は、経路情報本体37には、施設内の私有地通路や建造物内の通路を表す通路情報と、その通路情報での経路上の方向と延べ距離の情報が格納される。また、経路情報識別情報36として「接続」が用いられる場合は、経路情報本体37には、経路上の終点に対して「右側」または「左側」を指示する情報が格納される。
また、経路情報本体37内の道路情報または通路情報は、「道路または通路名称」、「ID」、「座標列」、「リンク列」の識別情報をもつ情報として表現することができる。通路情報は、施設内の施設または建造物の「名称」、「ID」および「座標」の識別情報をもつ情報として表現することができる。
なお、座標列は、道路または通路を形成する情報であり、座標軸など空間座標を特定する空間座標特定情報または立体空間および時間をもつ絶対空間座標列が提供される場合は、空間座標特定情報と絶対空間座標列として、緯経度列、平面直角座標列を用いることができる。リンク列は、道路または通路を形成する情報であり、道路または通路を形成する微小区間の情報列から構成することができる。また、上述した接続側情報は、経路の終点から離れた空間を特定できる経路の右側または左側の情報と経路からの距離情報とから構成することができる。
なお、経路情報識別情報36と経路情報本体37から成る相対経路情報15は、XML形式で表現することができる。例えば、
<相対経路情報>
<施設外 種別=“道路” 分類=“道路名称”>
国道176号線
<距離 単位=“m” 方向=“+”>
200
</距離>
</施設外>
<施設内 種別=“施設” 分類=“名称”>
○○株式会社 ××製作所
</施設内>
<施設内 種別=“通路” 分類=“名称”>
B通路
<距離 単位=“m” 方向=“+”>
100
</距離>
</施設内>
<施設内 種別=“建造物” 分類=“名称”>
C201
</施設内>
<施設内 種別=“通路” 分類=“名称”>
南側入口
<距離 単位=“m” 方向=“+”>
10
</距離>
</施設内>
<施設内 種別=“通路” 分類=“名称”>
南側階段
<距離 単位=“m” 方向=“2階”>
</距離>
</施設内>
<施設内 種別=“通路” 分類=“名称”>
A通路
<距離 単位=“m” 方向=“+”>

</距離>
</施設内>
<接続>

</接続>
</相対経路情報>
と表記することにより、<相対経路情報>のタグにより、これから始まる情報内容は、相対経路情報であることを宣言し、<施設外 種別=“道路” 分類=“道路名称”>のタグにより、以下は施設外の情報で「道路」を示す情報であり、その道路を「名称」で表現することを示し、内容は国道176号線であることを表し、<距離 単位=“m” 方向=“+”>のタグにより、距離の情報が単位はmで示され、方向は{+}で、内容は200、つまり、正方向に200mであることを示している。
また、次の<施設内 種別=“施設” 分類=“名称”>のタグにより、以下は施設内の情報で「施設」を示す情報であり、その施設を「名称」で表現することを示し、内容は○○株式会社 ××製作所であることを表現している。
また、次の<施設内 種別=“通路” 分類=“名称”>のタグにより、以下は施設内の情報で「通路」を示す情報であり、その通路を「名称」で表現することを示し、内容はB通路であることを表し、<距離 単位=“m” 方向=“+”>のタグにより、距離の情報がm単位で示され、方向は{+}で、内容は100、つまり、正方向に100mであることを表現している。
また、次の<施設内 種別=“建造物” 分類=“名称”>のタグにより、以下は施設内の情報で「建造物」を示す情報であり、その建造物を「名称」で表現することを示し、内容はC201であることを表現している。
また、次の<施設内 種別=“通路” 分類=“名称”>から始まるタグにより、以下は施設内の情報で「通路」を示す情報であり、その通路を「名称」で表現することを示し、内容は南側入口であることを表し、<距離 単位=“m” 方向=“+”>のタグにより、距離の情報がm単位で示され、方向は{+}で、内容は10、つまり、正方向10mであることを表現している。
また、次の<施設内 種別=“通路” 分類=“名称”>のタグにより、以下は施設内の情報で「通路」を示す情報であり、その通路を「名称」で表現することを示し、内容は南側階段であることを表現し、<距離 単位=“m” 方向=“2階”>のタグにより、距離の情報がm単位で示され、方向は{2階}で、内容は「空」、つまり、2階であることを表現している。
また、次の<施設内 種別=“通路” 分類=“名称”>から始まるタグにより、以下は施設内の情報で「通路」を示す情報であり、その通路を「名称」で表現することを示し、内容はA通路であることを表し、<距離 単位=“m” 方向=“+”>のタグにより、距離の情報がm単位で示され、方向は{+}で、内容は5、つまり、正方向5mであることを表現している。
また、次の<接続>のタグにより、接続の情報で、内容は右であること表現している。「</」で始まり、「>」で終わるタグは、それぞれのタグの終端処理である。
図10は、地図データベース情報30の構造を示す図である。この地図データベース情報30は、階層化構造を有する。地図データベース情報30は、地図データベースに関する情報38と、交換地点8を取得するのに用いた地図データベースの情報39とから構成されている。
なお、地図データベースに関する情報38と交換地点を取得するのに用いた地図データベースの情報39から成る地図データベース情報30は、XML形式で表現することができる。例えば、
<地図データベース情報>
<地図データベースに関する情報>
<メーカ>
Map
</メーカ>
<作成年度>
2005年7月
</作成年度>
</地図データベースに関する情報>
<交換地点を取得するのに用いた地図データベースの情報>
<区域>
2710
</区域>
<スケール>
1/25000
</スケール>
</交換地点を取得するのに用いた地図データベースの情報>
</地図データベース情報>
と表記することにより、地図データベース情報30は、地図メーカ“Map”の2005年7月に作成された、区域が2710、スケールが1/25000の地図であることを示している。
以上説明した情報を利用して、ある交換地点は、XML形式で以下のように表現することができる。
<地点交換情報>
<特異点情報>
<名称 分類=“交差点”>
三輪交差点
</名称>
</特異点情報>
<相対ベクトル情報>
<2D 表現=“XY”>
<X 単位=“m”>
350
</X>
<Y 単位=“m”>
−200
</Y>
</2D>
</相対ベクトル情報>
<地図データベース情報>
<地図データベースに関する情報>
<メーカ>
Map
</メーカ>
<作成年度>
2005年7月
</作成年度>
</地図データベースに関する情報>
</地図データベース情報>
</地点交換情報>
と表現することができ、地図メーカ“Map”の2005年7月に作成された地図データベースから取得された交換地点であり、三輪交差点を特異点として、X方向に350m、Y方向に−200mの地点が交換地点であることを表すことができる。
また、
<地点交換情報>
<特異点情報>
<名称 分類=“交差点”>
三輪交差点
</名称>
</特異点情報>
<相対経路情報>
<施設外 種別=“道路” 分類=“道路名称”>
国道176号線
<距離 単位=“m” 方向=“+”>
200
</距離>
</施設外>
</相対経路情報>
</地点交換情報>
と表現することができ、三輪交差点を特異点として、国道176号線を正方向に200mの地点が交換地点であることを示すことができる。このように、交換地点を、特異点を基準とした表現とすることにより、絶対的な座標による表現から離れ、抽象化された表現が可能になる。その結果、異なる地図データベース間でのマッチング処理が可能となる。
図11は、この発明の実施の形態1に係る位置情報交換装置にインストールされるソフトウェアの構造を示す図である。このソフトウェアはモジュール化されており、大きくは、送信処理部16と受信処理部17とから構成されている。
送信処理部16は、位置情報逆マッピング処理部18と位置情報送信処理部23から構成されている。この送信処理部16は、位置情報交換装置によって提供されているHMI(Human Machine Interface)を用いて、ユーザが交換地点の送信を指示することにより処理を開始する。位置情報逆マッピング処理部18は、送信処理部16が処理を開始することにより起動され、構造化された地点交換情報を生成する。この位置情報逆マッピング処理部18で生成された地点交換情報は位置情報送信処理部23に送られる。この位置情報逆マッピング処理部18の詳細は後述する。
位置情報送信処理部23は、通信手段2に対応するものであり、位置情報逆マッピング処理部18によって構造化された位置情報が含まれる地点交換情報を送信する。位置情報送信処理部23は、交換地点変換処理部20によって地点交換情報が生成された後に、処理を開始する。なお、位置情報送信処理部23における処理内容は、通信手段2を構成する通信装置の種類により様々であり、ここでは詳細な説明を省略する。
次に、位置情報逆マッピング処理部18の詳細を説明する。位置情報逆マッピング処理部18は、交換地点取得処理部19と交換地点変換処理部20とから構成されている。交換地点取得処理部19は、情報取得手段4に対応するものであり、地図データベース6から、交換地点を抽出して取得する処理を行う。この交換地点取得処理部19は、位置情報交換装置によって提供されているHMIを用いて、ユーザが交換地点の送信を指示することにより処理を開始する。なお、この交換地点取得処理部19によって行われる処理は、地図データベース6と位置情報交換装置によって提供されているHMIの種類とにより様々であるが、以下に一例を説明する。
交換地点取得処理部19は、地図データベース6内のインデックス情報から、地図のメーカおよび作成年度の情報を取得し、地図データベースに関する情報38として構造化する。この構造化は、XML形式で以下のように表現することができる。
<地図データベースに関する情報>
<メーカ>
Map
</メーカ>
<作成年度>
2005年7月
</作成年度>
</地図データベースに関する情報>
また、交換地点取得処理部19は、地図データベース6内のデータインデックス情報から、交換地点を表している地図の状況、つまり、地図の区域およびスケールの情報を取得し、交換地点を取得するのに用いた地図データベースの情報39として構造化する。この構造化は、XML形式で以下のように表現することができる。
<交換地点を取得するのに用いた地図データベースの情報>
<区域>
2710
</区域>
<スケール>
1/25000
</スケール>
</交換地点を取得するのに用いた地図データベースの情報>
このようにして、地図データベース6内の各インデックス情報より、次のような構造化された地図データベース情報30が得られる。
<地図データベース情報>
<地図データベースに関する情報>
<メーカ>
Map
</メーカ>
<作成年度>
2005年7月
</作成年度>
</地図データベースに関する情報>
<交換地点を取得するのに用いた地図データベースの情報>
<区域>
2710
</区域>
<スケール>
1/25000
</スケール>
</交換地点を取得するのに用いた地図データベースの情報>
</地図データベース情報>
また、交換地点取得処理部19は、地図データベース6から、ユーザによって選択された区域およびスケールの地図情報から、交換地点の位置の座標を取得し、この座標を伴って交換地点変換処理部20をコールする。
交換地点変換処理部20は、情報変換手段3に対応するものであり、特異点取得処理部21と関連情報取得処理部22とから構成されている。この交換地点変換処理部20は、交換地点取得処理部19からのコールにより、該交換地点取得処理部19によって抽出された交換地点の位置の座標を取得して、処理を開始する。
ここで、関連情報9として相対ベクトル情報14が用いられる場合を説明する。交換地点変換処理部20が処理を開始すると、まず、特異点取得処理部21は、交換地点取得処理部19で得られた交換地点の位置座標を中心とする特定の範囲内、例えば半径200m、{この200mは、自由に変更が可能である}にある特異点を検索する「初期範囲検索」を行う。
このとき、特異点を発見できなければ、半径を順次50mずつ{この50mは、自由に変更が可能である}拡大し、特異点を発見するまで拡大していく「範囲検索」を行う。発見された特異点が複数ある場合は、特異点の属性である優先度パラメータにより、より優先度の高い特異点を抽出する「属性による絞込み」を行う。属性による特異点の抽出後も複数の特異点がある場合は、交換地点との距離が最も近い1つの特異点を抽出する「距離による絞込み」を行う。
なお、「属性による絞込み」を経ずに「距離による絞込み」を実施し、1つの特異点を抽出するように構成することもできる。
このように、特異点取得処理部21によって特異点を抽出することにより、次のような特異点情報10が得られる。
<特異点情報>
<名称 分類=“交差点”>
三輪交差点
</名称>
</特異点情報>
特異点取得処理部21は、この特異点情報10を伴って、関連情報取得処理部22をコールする。
関連情報取得処理部22は、交換地点の座標と、特異点の座標から、次のような相対ベクトル情報14を得る。
<相対ベクトル情報>
<2D 表現=“XY”>
<X 単位=“m”>
350
</X>
<Y 単位=“m”>
−200
</Y>
</2D>
</相対ベクトル情報>
関連情報取得処理部22は、相対ベクトル情報を得ると、位置情報送信処理部23をコールする。
位置情報送信処理部23は、位置情報逆マッピング処理部18によって以下のように構造化された地点交換情報を、通信手段2により送信する。
<地点交換情報>
<特異点情報>
<名称 分類=“交差点”>
三輪交差点
</名称>
</特異点情報>
<相対ベクトル情報>
<2D 表現=“XY”>
<X 単位=“m”>
350
</X>
<Y 単位=“m”>
−200
</Y>
</2D>
</相対ベクトル情報>
<地図データベース情報>
<地図データベースに関する情報>
<メーカ>
Map
</メーカ>
<作成年度>
2005年7月
</作成年度>
</地図データベースに関する情報>
<交換地点を取得するのに用いた地図データベースの情報>
<区域>
2710
</区域>
<スケール>
1/25000
</スケール>
</交換地点を取得するのに用いた地図データベースの情報>
</地図データベース情報>
</地点交換情報>
次に、関連情報9として相対経路情報15が用いられる場合を説明する。交換地点変換処理部20が処理を開始すると、まず、関連情報取得処理部22は、交換地点取得処理部19で得られた交換地点の位置座標に近接する道路・通路ネットワーク上のノードを抽出して始点とし、このノードから伸びる道路・通路ネットワーク上の進行方向とは逆方向で最もコストの低い道路・通路ネットワークを選択ながら逆進行(探索)を継続し、特異点となるノードまで探索する。これにより、以下のような特異点を起点とする関連情報9が形成される。
<相対経路情報>
<施設外 種別=“道路” 分類=“道路名称”>
国道176号線
<距離 単位=“m” 方向=“+”>
200
</距離>
</施設外>
</相対経路情報>
関連情報取得処理部22は、相対経路情報を得ると、特異点取得処理部21をコールする。
特異点取得処理部21は、関連情報取得処理部22における探索によって得られた特異点から、次のような特異点情報10を得る。
<特異点情報>
<名称 分類=“交差点”>
三輪交差点
</名称>
</特異点情報>
特異点取得処理部21は、この特異点情報10を伴って、位置情報送信処理部23をコールする。
位置情報送信処理部23は、位置情報逆マッピング処理部18によって以下のように構造化された地点交換情報を、通信手段2により送信する。
<地点交換情報>
<特異点情報>
<名称 分類=“交差点”>
三輪交差点
</名称>
</特異点情報>
<相対経路情報>
<施設外 種別=“道路” 分類=“道路名称”>
国道176号線
<距離 単位=“m” 方向=“+”>
200
</距離>
</施設外>
</相対経路情報>
<地図データベース情報>
<地図データベースに関する情報>
<メーカ>
Map
</メーカ>
<作成年度>
2005年7月
</作成年度>
</地図データベースに関する情報>
<交換地点を取得するのに用いた地図データベースの情報>
<区域>
2710
</区域>
<スケール>
1/25000
</スケール>
</交換地点を取得するのに用いた地図データベースの情報>
</地図データベース情報>
</地点交換情報>
次に、受信処理部17について説明する。受信処理部17は、通信手段2に対応する位置情報受信処理部24と、情報変換手段3に対応する位置情報マッピング処理部25とから構成されている。受信処理部17は、他の位置情報交換装置から送信されてきた地点交換情報を受信することにより処理を開始する。
受信処理部17が処理を開始すると、まず、位置情報受信処理部24は、以下のような地点交換情報を受信する。
<地点交換情報>
<特異点情報>
<名称 分類=“交差点”>
三輪交差点
</名称>
</特異点情報>
<相対ベクトル情報>
<2D 表現=“XY”>
<X 単位=“m”>
350
</X>
<Y 単位=“m”>
−200
</Y>
</2D>
</相対ベクトル情報>
<地図データベース情報>
<地図データベースに関する情報>
<メーカ>
Map
</メーカ>
<作成年度>
2005年7月
</作成年度>
</地図データベースに関する情報>
<交換地点を取得するのに用いた地図データベースの情報>
<区域>
2710
</区域>
<スケール>
1/25000
</スケール>
</交換地点を取得するのに用いた地図データベースの情報>
</地図データベース情報>
</地点交換情報>
位置情報受信処理部24は、地点交換情報の受信が完了すると、位置情報マッピング処理部25をコールする。なお、位置情報受信処理部24における処理内容は、通信手段2を構成する通信装置の種類により様々であり、詳細な説明は省略する。
位置情報マッピング処理部25は、交換地点逆変換処理部26を含み、この交換地点逆変換処理部26は、特異点検索処理部27と関連情報検索処理部28とから構成されている。特異点検索処理部27は、位置情報受信処理部24からの、受信された地点交換情報を伴ったコールにより、処理を開始する。
特異点検索処理部27は、受信した地点交換情報に地図データベース情報30が含まれている場合は、自己が保持している地図データベース6と受信した地図データベース情報30の地図データベースに関する情報38と比較をして、地図データベース6の相違を確認する。そして、地図データベースに関する情報38の各要素との比較で一致した場合は“0”、不一致である場合は“1”として、各要素の一致結果を累積していき、誤差情報として確保する。続いて、交換地点を取得するのに用いた地図データベースの情報39によって、特異点を検索するための地図データベース6の区域およびスケールを選択する。
なお、受信した地点交換情報に地図データベース情報30が存在しない場合は、特異点検索処理部27は、誤差情報を最大とし、受信した地点交換情報に交換地点を取得するのに用いた地図データベースの情報39が存在しない場合は、スケールは予め設定されたスケール、区域は不明とする。
続いて、特異点検索処理部27は、得られたスケールおよび区域で、特異点情報10を地図データベース6上で検索して特異点を特定する。そして、特異点を中心とした地図データベース6の展開を実施し、関連情報検索処理部28をコールする。
関連情報検索処理部28は、関連情報9が、相対ベクトル情報14であるか相対経路情報15であるかを判断し、相対ベクトル情報14である場合は、特異点検索処理部27で特定された特異点を中心として、以下のような相対ベクトル情報14を解析して交換地点を特定する。
<相対ベクトル情報>
<2D 表現=“XY”>
<X 単位=“m”>
350
</X>
<Y 単位=“m”>
−200
</Y>
</2D>
</相対ベクトル情報>
関連情報検索処理部28は、関連情報9が、相対経路情報15である場合は、特異点検索処理部27で特定された特異点を起点として、以下のような相対経路情報15を解析して交換地点を特定する。
<相対経路情報>
<施設外 種別=“道路” 分類=“道路名称”>
国道176号線
<距離 単位=“m” 方向=“+”>
200
</距離>
</施設外>
</相対経路情報>
関連情報検索処理部28によって特定された交換地点は、位置情報交換装置によって提供されるHMIによりユーザに提供される。ユーザに提供される交換地点を表す情報の形態は、地図表示の上に地点を表示する方法、文字によって表示する方法などといった様々な形態をとることができる。
以上のように、この発明に係る位置情報交換装置および位置情報交換方法は、異なる地図データベースを有する装置間において、簡単な構成であるにもかかわらず少ない量のデータの伝送で正確な位置情報を交換できる位置情報交換装置および位置情報交換方法を提供することに適している。

Claims (11)

  1. 地図情報を格納した地図データベースと、
    外部からの指示に応じて、前記地図データベースから位置を交換する交換地点を表す地点情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段で取得された地点情報を、複数の地図データベースに共通に存在する特異点を表す特異点情報と該特異点からの相対位置を表す関連情報とから成る位置情報に変換する情報変換手段と、
    前記情報変換手段における変換により得られた位置情報が含まれる地点交換情報を外部へ送信する通信手段
    とを備えた位置情報交換装置。
  2. 地図情報を格納した地図データベースと、
    複数の地図データベースに共通に存在する特異点を表す特異点情報と該特異点からの相対位置を表す関連情報とから成る位置情報が含まれる地点交換情報を外部から受信する通信手段と、
    前記通信手段により受信された地点交換情報に含まれる位置情報を、位置を交換する地点を表す地点情報に変換し、該変換により得られた地点情報に基づき前記地図データベース上における位置を交換する交換地点を特定する情報変換手段
    とを備えた位置情報交換装置。
  3. 通信手段は、外部から地点交換情報を受信し、
    情報変換手段は、前記通信手段により受信された地点交換情報に含まれる位置情報を地点情報に変換し、該変換により得られた地点情報に基づき地図データベース上における交換地点を特定する
    ことを特徴とする請求項1記載の位置情報交換装置。
  4. 特異点は、「地図区画における基準地点」、「通行道路または歩道の起点となる交差点」、「建造物における出入り口」、「現実世界での特定場所を意味するランドマーク」、「名所旧跡を含む著名な地点」および「公共機関が定める標準地点」の少なくとも1つである
    ことを特徴とする請求項3記載の位置情報交換装置。
  5. 特異点情報は、「名称」、「ID」および「座標」の少なくとも1つを表す情報を含むことを特徴とする請求項3記載の位置情報交換装置。
  6. 関連情報は、特異点を起点とする相対ベクトル情報または相対経路情報から成り、
    前記相対ベクトル情報は、特異点からの2次元の方向および距離を表す情報、または、特異点からの3次元の方向および距離を表す情報の少なくとも1つを含み、
    前記相対経路情報は、特異点からの「経路における道路情報とその経路上の方向と延べ距離」、「経路上の終点に対しての接続側」または「経路における建造物内の通路情報その経路上の方向と延べ距離」を表す情報の少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする請求項3記載の位置情報交換装置。
  7. 地点交換情報は、情報取得手段によって地点情報を取得する際に使用された地図データベースを表す地図データベース情報を含む
    ことを特徴とする請求項3記載の位置情報交換装置。
  8. 地図データベース情報は、
    地図データベースに関する情報と交換地点を取得するのに用いた地図データベースの情報とから成り、
    地図データベースに関する情報は、地図データベースの作成者および地図データベースの作成日時の少なくとも1つを含み、
    交換地点を取得するのに用いた地図データベースの情報は、地図データベースの宿尺度および地図データベースの区域の少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする請求項7記載の位置情報交換装置。
  9. 外部からの指示に応じて、地図データベースから位置を交換する交換地点を表す地点情報を取得するステップと、
    該取得された地点情報を、複数の地図データベースに共通に存在する特異点を表す特異点情報と該特異点からの相対位置を表す関連情報とから成る位置情報に変換するステップと、
    該変換により得られた位置情報が含まれる地点交換情報を外部へ送信するステップ
    とを備えた位置情報交換方法。
  10. 複数の地図データベースに共通に存在する特異点を表す特異点情報と該特異点からの相対位置を表す関連情報とから成る位置情報が含まれる地点交換情報を外部から受信するステップと、
    該受信された地点交換情報に含まれる位置情報を、位置を交換する地点を表す地点情報に変換し、該変換により得られた地点情報に基づき地図データベース上における位置を交換する交換地点を特定するステップ
    とを備えた位置情報交換方法。
  11. 地点交換情報を外部へ送信するステップでは、外部から地点交換情報を受信し、
    地点交換情報に変換するステップでは、前記受信された地点交換情報に含まれる位置情報を地点情報に変換し、該変換により得られた地点情報に基づき地図データベース上における交換地点を特定する
    ことを特徴とする請求項9記載の位置情報交換方法。
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