JPWO2007043139A1 - 物品管理システム及び物品管理方法 - Google Patents

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Abstract

物品管理システムは、ICタグと、ICタグを電子的に検出するよう機能する複数のICリーダと、ICタグの移動に応答して、複数のICリーダによりICタグの位置を順次検出し、順次検出された位置が示す移動経路が正常な経路であるか否かを判定し、判定の結果が正常でない経路を示す場合にアラームを発生する監視制御部を含むことを特徴とする。

Description

本発明は、一般に物品管理システム及び物品管理方法に関し、詳しくは付加したICタグに基づいて物品を管理する物品管理システム及び物品管理方法に関する。
従来、物品の数量等を管理するとともに物品の紛失・盗難等を発見するための方法としては、管理対象物のリストを作成し、リストと物品とを逐次照合することにより、物品を管理する方法が一般的であった。また近年では、盗難防止の目的のために、ICタグを利用したシステムが用いられている。商店等において、各商品にICタグをつけるとともに、無線タグ検出器を出入り口に設けることにより、未精算商品の持ち出しを検出することができる。
ICタグとは、必要な情報を記録する記録媒体としてICチップを備えたデバイスであり、無線を介して記録情報を読み出すことができる電子的なタグ(荷札)として機能する。
ICタグには、内蔵バッテリーを電力源として動作する能動型と、バッテリーを有さずに外部から供給される磁界や電界を電力源として動作する受動型とがある。受動型は、長距離の通信には適さないが、バッテリーを有さない分だけ小型で低価格な構成とすることができる。
ICタグを利用した物品管理システムの一例が特許文献1に開示されている。この物品管理システムでは、物品に付加したICタグの情報を管理して、ICタグからの信号が途絶えた場合に、重要度の高い物品については即座に警告を出力し、重要度が高くない物品については、所定時間以上未検出の時に警告を出力する。また、物品の移動可/不可を予め記録しておき、移動不可の物品について移動が検出された場合又は通信が途絶えた場合にアラームを発する。
またICタグを利用したものではないが、通信可能な電子機器を管理するシステムが、特許文献2に開示されている。この管理システムでは、機器グループを構成するすべての電子機器を監視し、通信が途絶してから所定時間が経過すると、全ての電子機器は使用不許可状態にされる。この結果、各機器に対するユーザ入力が不許可若しくは禁止状態になるとともに、メイン・システム側では通信途絶時のプログラムを起動する等の対応が可能となる。
また物流システムへの応用として、ICタグを利用した位置管理システムが、特許文献3に開示されている。この位置管理システムでは、移動すべき経路の途中にある各位置に関する情報を順番に並べて構成した経路情報を予めタグに記憶しておき、タグの位置がこの経路からはずれた場合に、正しい経路情報を表示する。即ち、ICタグに予め移動すべき道順を入力しておき、その道順からはずれた場合に正規の道順を表示する。
ICタグを利用した物品管理システムにより、会社等での物品の数量等の管理とともに、物品の紛失・盗難を発見・防止することが考えられる。この場合、管理対象の物品が移動可能な物品(移動が許可されている物品)であるとすると、単に物品の位置だけに着目して監視するのでは、十分な管理はできない。例えば会社の敷地内で何処でも移動が許可されている物品を、敷地内のある場所から敷地内の別の場所に不法な手段で移動してしまうといった場合、単に物品の位置を監視しても、物品の紛失・盗難を発見・防止することには繋がらない。
また会社等で用いられる物品にはそれぞれ異なる使用制限が設けられている場合がある。例えば、社外持ち出し不可の物品があるし、社外持ち出し可の物品もある。社外持ち出し不可の物品にはまた、所定の区画内であれば自由に移動してよいが、社内であってもこの区画外には持ち出し不可である場合等がある。また社外持ち出し可の物品であっても、管理対象から外してしまい、盗難されてしまっては困るであろう。
このようにICタグを利用した物品管理システムにより、物品の数量等の管理と共に物品の紛失・盗難を発見・防止するためには、物品毎の異なる使用制限に応じたきめ細かな管理が必要になる。
[特許文献1] 特開2002−163301号公報
[特許文献2] 特開2003−289307号公報
[特許文献3] 特開2004−302970号公報
以上を鑑みて、本発明は、移動可能な物品の紛失・盗難を発見・防止することが可能な物品管理システム及び物品管理方法を提供することを目的とする。また物品毎の異なる使用制限に応じたきめ細かな物品管理が可能な物品管理システム及び物品管理方法を提供することを目的とする。
本発明による物品管理システムは、ICタグと、ICタグを電子的に検出するよう機能する複数のICリーダと、ICタグの移動に応答して、複数のICリーダによりICタグの位置を順次検出し、順次検出された位置が示す移動経路が正常な経路であるか否かを判定し、判定の結果が正常でない経路を示す場合にアラームを発生する監視制御部を含むことを特徴とする。
また本発明のある側面によると、上記物品管理システムにおいて、ICタグに複数の異なった移動可能領域のうちの選択された1つを割当て、選択された移動可能領域を示す移動レベル情報を格納する情報格納部を更に含み、監視制御部は、情報格納部に格納された移動レベル情報を参照して、順次検出された位置が移動レベル情報の示す選択された移動可能領域の外にあることを検出するとアラームを発生することを特徴とする。
また本発明による物品管理方法は、ICタグの移動に応答して複数のICリーダによりICタグの位置を順次検出し、順次検出された位置が示す移動経路が正常な経路であるか否かを判定し、判定の結果が正常でない経路を示す場合にアラームを発生する各段階を含むことを特徴とする。
本発明の少なくとも1つの実施例による物品管理システムでは、ICタグが付けられた物品の移動レベル(移動可能領域)に従って各物品を管理し、各物品が移動した際にアラームを発生するか否かを制御する。この際監視制御部は、異常と判断されるべき位置においてが検出されるとアラームを発生するとともに、検出位置自体は正常であっても、異常な経路を通っての移動が検出された場合にはアラームを発生する。このように通常とは異なる経路に沿ってICタグが移動した際にアラームを発生することで、よりきめ細かな物品管理を実現することができる。
ICタグの構成の一例を示す構成図である。 ICタグへの電力供給及び無線通信を行うリーダライタの構成の一例を構成図である。 本発明によるデータ管理システムの実施例の概略構成を示す図である。 情報格納部に格納される情報とICタグに格納される情報とを具体的に示した一例である。 本発明による物品管理システムによる物品管理動作を説明するための図である。 本発明による物販管理システムが実行する物品管理動作を示すフローチャートである。 経路が正常であるか否かを判断する処理を説明するための図である。 本発明による物品管理システムの棚卸し管理動作を示すフローチャートである。 ホストコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
符号の説明
10 ICタグ
20 リーダライタ
30 ホストコンピュータ
31 監視制御部
32 情報格納部
33 情報入力部
34 情報発信部
以下に、本発明の実施例を添付の図面を用いて詳細に説明する。
まず本発明の実施例において使用するICタグの構造及び動作について説明する。図1は、ICタグの構成の一例を示す構成図である。
図1に示すICタグ10は、アンテナ11、整流器12、復調器13、変調器14、メモリ15、及び制御部16を含む。アンテナ11は無線を介した非接触による電力・信号受信のために設けられる。メモリ15が、ICタグ10の用途に応じた種々の情報を記憶し、制御部16が、ICタグ10の用途に応じた種々の処理を実行する。
アンテナ11が受信する信号は、整流器12及び復調器13に供給される。即ち、アンテナ11が受信する電波には、整流器12を介して電力を供給する目的の電波だけではなく、情報の通信目的にAM変調された信号やクロック信号等が重畳されている。アンテナ11で受信した電力は、アンテナ自身のインダクタンスLと並列に接続された図示しないコンデンサとによる共振作用により昇圧され、交流電圧として整流器12に供給される。
整流器12は、アンテナ11から供給される交流電圧を直流電圧に変換する。整流器12には、一定の直流電圧を負荷に供給するためのレギュレータ等が含まれている。整流器12は、一定の直流電圧を復調器13、変調器14、メモリ15、及び制御部16に供給する。
復調器13は、アンテナ11を介して受信した信号を復調して、制御部16に供給する。変調器14は、制御部16から供給される信号を変調して、アンテナ11を介して無線送信する。
図2は、図1に示すICタグ10への電力供給及び無線通信を行うリーダライタ(ICリーダ)の構成の一例を構成図である。図2に示すリーダライタ(ICリーダ)20は、アンテナ21、送信器22、受信器23、制御部24、及びメモリ25を含む。
リーダライタ20は、送信器22からアンテナ21を介して電波を送信する。ICタグ10が、このリーダライタ20からの電波をアンテナ11により受信する。前述のようにインダクタンスとキャパシタンスとの共振作用により起電力が発生し、ICタグ10の整流器12により直流電圧が生成される。この直流電圧に基づいてICタグ10内部の回路(ICチップ)が動作し、制御部16がメモリ15から必要な情報を読み出して、読み出した情報を変調器14からアンテナ11を介して無線信号として送信する。リーダライタ20の受信器23が、アンテナ21を介してICタグ10からの信号を受信し、受信信号を制御部24に供給する。制御部24は、受信信号に含まれる情報を、必要に応じて外部(ホスト装置等)にデータ転送する。
また制御部24は、外部(ホスト装置等)から受け取ったデータを、送信器22を介してアンテナ21から無線送信する。ICタグ10では、リーダライタ20から送信された無線信号をアンテナ11により受信し、復調器13を介して受信データを制御部16に供給する。制御部16は、必要に応じてメモリ15に受信データを格納する。
このようにしてリーダライタ20とICタグ10との間で両方向にデータ転送することができる。なおリーダライタ20のメモリ25は、転送するデータを一時的に格納する記憶装置として機能する。
本発明によるデータ管理システムにおいては、上述のようなICタグ10及びリーダライタ20を用いて各物品の管理を行う。以下において、本発明によるデータ管理システムの詳細について説明する。
図3は、本発明によるデータ管理システムの実施例の概略構成を示す図である。図3に示すデータ管理システムは、ICタグ10、リーダライタ20、及びホストコンピュータ30を含む。図示の都合上、ICタグ10及びリーダライタ20はそれぞれ1つずつ示されるが、実際には複数のICタグ10及び複数のリーダライタ20が設けられ、ホストコンピュータ30により複数の物品(複数のICタグ10)を複数の位置(複数のリーダライタ20)において管理する。なお一般に、ICタグ10及びリーダライタ20間の通信は無線であり、リーダライタ20及びホストコンピュータ30間の通信は有線でよい。
ホストコンピュータ30は、監視制御部31、情報格納部32、情報入力部33、及び情報発信部34を含む。情報格納部32は、物品を管理するためにICタグ10毎に管理する情報(後述するICタグリスト)を格納する。情報入力部33は、この情報をホストコンピュータ30の外部から情報格納部32に入力するために用いられる。情報発信部34は、情報格納部32に格納された情報をリーダライタ20に発信(送信)するとともに、リーダライタ20からのデータを受信する。監視制御部31は、情報格納部32に対する情報の読み出し、書き込み、及び更新を行うとともに、情報発信部34を介してリーダライタ20とのデータ通信を行うことにより、ICタグ10を監視して物品を管理する。
図4は、情報格納部32に格納される情報とICタグ10に格納される情報とを具体的に示した一例である。本発明によるデータ管理システムでは、ホストコンピュータ30により、各物品につけられたICタグ10−1乃至10−4を管理する。ICタグ10−1乃至10−4は各々が、図1に示すICタグ10と同様の構成を有する。図3には示されないが、図2に示すリーダライタ20が、ICタグ10−1乃至10−4とホストコンピュータ30との間でのデータ転送を実行する。
ホストコンピュータ30はハードディスク等の情報格納部32を備え、情報格納部32にはICタグリスト40が格納されている。ICタグリスト40には、ICタグ10−1乃至10−4に格納されるのと同一の情報が格納されている。格納される情報のデータ項目としては、物品名、部門名、部門コード、座標、取得日、現日付、取得金額、簿価、移動レベル等がある。
例えばICタグ10−1には、タグ番号00102が割当てられており、物品名はサーバー、部門名はX開発部、部門コードは0023、座標はB、取得日は2003.10.1、現日付は2005.2.10、取得金額は520000円、簿価は100000円、移動レベルはAの移動不可となっている。これらのデータ内容が物品に取り付けられたICタグ10−1のメモリ15(図1参照)に格納されているとともに、ICタグリスト40の一項目として情報格納部32に格納されている。
上記の例にある座標Bは、最も最近にICタグ10−1と通信したリーダライタ20(ICタグ10−1の内容を読み取ったリーダライタ20)が位置Bにあることを示す。本発明の物品管理システムでは、複数のリーダライタ20がそれぞれ所定の位置に設けられており、あるリーダライタ20の近傍をICタグ10が通過したときに、リーダライタ20でICタグ10のデータ内容を読み取る。上記の例では、最後にICタグ10−1のデータ内容を読み取ったリーダライタ20の設置位置(エリア番号)がBである。
図5は、本発明による物品管理システムによる物品管理動作を説明するための図である。図5は、例えば会社の敷地50を示しており、会社敷地50内部には建物が設けられており、その建物は建物一階51と建物二階52とからなる。会社敷地50内において、建物内部及び建物外部に複数のリーダライタ20が設置されている。図5において、各リーダライタ20は、アルファベットA乃至Yによりその位置(座標)を識別してある。位置A乃至Fは建物一階51の6つの部屋に対応し、位置G乃至Lは建物二階52の6つの部屋に対応する。それぞれの部屋のリーダライタ20は、例えば、各部屋の出入り口付近に設置すればよい。
また位置Vは、建物一階51の階段の昇降口付近に対応し、位置Uは、建物二階52の階段の昇降口付近に対応する。位置Wは、建物一階51の出入り口付近に対応し、また位置X及びYは、会社敷地50の出入り口(門)に対応する。
ICタグ10−1が付けられた物品は、位置Bの部屋に置かれている。同様に、ICタグ10−2、10−3、10−4が付けられた物品は、それぞれ位置D、F、Kの部屋に置かれている。ここでICタグ10−1乃至10−4は、図4に示すデータ内容を記録しているものとする。
例えば、位置Dの部屋(以降D室と呼ぶ)にあるICタグ10−2の物品は、D室に持ち込まれた時点で、D室のリーダライタ20により検出される。ホストコンピュータ30は、D室のリーダライタ20がICタグ10−2を検出したことを知ると、情報格納部32のICタグリスト40中でICタグ10−2の位置情報を位置Dに書き換える。またホストコンピュータ30は、リーダライタ20を介してICタグ10−2に指示することで、ICタグ10−2のメモリ15内の位置情報を位置Dに書き換える。このようなICタグ10、リーダライタ20、及びホストコンピュータ30間での信号のやり取り、データ内容の書き換え(更新)は、ICタグ10が付けられた物品が移動したときにだけ実行し、常時信号をやり取りして座標管理するのではない。従って、ICタグ10のメモリ15の書き換え回数やICタグ10及びリーダライタ20間の通信距離に関して、それほど高性能なハードウェアを使用する必要は無い。
図4に示されるように、B室にあるタグ番号00102のICタグ10−1は移動レベルA(移動不可)に設定された物品である。従って、ICタグ10−1が付けられた物品がB室から搬出されると、ホストコンピュータ30はこれを異常として検出する必要がある。従って、ICタグ10−1がB室のリーダライタ20以外のリーダライタ20で検出された場合には、ホストコンピュータ30はこれを異常として検出し、アラームを発生する。
D室にあるタグ番号00112のICタグ10−2は移動レベルB(移動可能)に設定された物品である。この例において移動可能とは、屋内で移動可能ではあるが、屋外への移動は許可されないことを意味する。従って、ICタグ10−2が建物一階51及び建物二階52内の何れのリーダライタ20で検出されても、ホストコンピュータ30は、ICタグリスト40とICタグ10−2内のメモリ15との位置情報を更新するだけで、アラームは発生しない。それに対し、ICタグ10−2が建物外部の何れかのリーダライタ20で検出されると、ホストコンピュータ30はアラームを発生する。また建物外部の何れかのリーダライタ20で検出されなくとも、例えば現在位置Dとして登録してあるICタグ10−2が、位置VやUのリーダライタ20に検出されることなく、いきなり位置Jのリーダライタ20で検出された場合等も、ホストコンピュータ30はこれを異常として検出してアラームを発生するようにしてよい。これは、ICタグ10−2を付けた物品が例えばD室の窓から搬出され、J室に搬入された場合等に相当する。
F室にあるタグ番号00023のICタグ10−3は移動レベルC(屋外可能)に設定された物品である。この例において屋外可能とは、屋内、屋外を問わず移動可能であることを意味する。従って、ICタグ10−3が会社敷地50の何れのリーダライタ20で検出されても、ホストコンピュータ30は、ICタグリスト40とICタグ10−3内のメモリ15との位置情報を更新するだけで、原則としてアラームは発生しない。但し、例えば敷地の壁間際の位置Mや敷地の出入り口位置X及びYにおいて、リーダライタ20がICタグ10−3を検出した場合には、アラームを発生するように構成してもよい。また例えば現在位置Fとして登録してあるICタグ10−3が、位置Wのリーダライタ20に検出されることなく、いきなり位置Rのリーダライタ20で検出された場合等も、ホストコンピュータ30はこれを異常として検出してアラームを発生するようにしてよい。これは、ICタグ10−3を付けた物品が例えばF室の窓から搬出され、会社敷地50の出入り口に向かって搬送されている場合等に相当する。
K室にあるタグ番号00500のICタグ10−4は移動レベルD(搬出可能)に設定された物品である。この例において搬出可能とは、屋内、屋外、敷地内、敷地外を問わず移動可能であることを意味する。従って、ICタグ10−3が何れのリーダライタ20で検出されても、ホストコンピュータ30は、ICタグリスト40とICタグ10−4内のメモリ15との位置情報を更新するだけで、原則としてアラームは発生しない。しかし例えば現在位置Kとして登録してあるICタグ10−4が、位置U、V、W等のリーダライタ20に検出されることなく、いきなり位置S、R等のリーダライタ20で検出された場合等には、ホストコンピュータ30はこれを異常として検出してアラームを発生するようにしてよい。これは、ICタグ10−4を付けた物品が例えばK室の窓から搬出され、会社敷地50の出入り口に向かって搬送されている場合等に相当する。また例えば現在位置Kとして登録してあるICタグ10−4が、位置VやUのリーダライタ20に検出されることなく、位置Bのリーダライタ20で検出された場合等も、ホストコンピュータ30はこれを異常として検出してアラームを発生するようにしてよい。
このように本発明による物品管理システムでは、ICタグ10が付けられた物品の移動レベル(移動可能領域)に従って各物品を管理し、各物品が移動した際にアラームを発生するか否かを制御する。この際ホストコンピュータ30は、異常と判断されるべき位置においてICタグ10が検出されるとアラームを発生するとともに、検出位置自体は正常であっても、異常な経路を通ってのICタグ10の移動が検出された場合にはアラームを発生する。このように通常とは異なる経路に沿ってICタグ10が移動した際にアラームを発生することで、よりきめ細かな物品管理を実現することができる。
なおホストコンピュータ30にアクセスして、物品の移動レベルを変更できるように構成してもよい。この場合、例えば暗証番号などによりユーザを認証することで、物品の移動レベルを変更可能な権限を持った者のみが、物品の移動レベルを変更できるようにすることが好ましい。
図6は、本発明による物販管理システムが実行する物品管理動作を示すフローチャートである。ステップS1で、新しい物品を入荷又は購入する。
ステップS2で、新規物品に関する情報をホストコンピュータ30に入力する。具体的には、新規物品に関する図4に示すような各項目のデータを、キーボード及びマウス等の情報入力部33から入力することで、各項目のデータをICタグリスト40の一部として情報格納部32に格納する。
ステップS3で、ステップS2で格納した情報を、ホストコンピュータ30からリーダライタ(ICリーダ)20に転送する。具体的には、監視制御部31が情報格納部32からICタグリスト40の新規物品に関するデータを読み出し、読み出したデータを情報発信部34を介してリーダライタ20に送信する。リーダライタ20においては、制御部24が、ホストコンピュータ30から受信した新規物品に関するデータをメモリ25に格納する。
ステップS4で、ICタグ10へ新規物品に関する情報を記録する。具体的には、リーダライタ20の制御部24が、メモリ25に格納されている新規物品に関するデータを、送信器22を介してICタグ10に送信する。ICタグ10においては、制御部16が、リーダライタ20から受信した新規物品に関するデータをメモリ15に格納する。
ステップS5で、ICタグ10が移動したか否かをチェックする。ICタグ10が移動すると、移動経路にあるリーダライタ20から送信される電波によりICタグ10が検出される。
ステップS6で、検出されたICタグ10に関する情報が、リーダライタ20を介して、ホストコンピュータ30へと送信される。この情報は、ICタグ10を識別する情報(タグ番号等)を少なくとも含む。
ステップS7で、ホストコンピュータ30が情報収集する。具体的には、ホストコンピュータ30の監視制御部31が、リーダライタ20から送信されるICタグ10に関する情報に基づいて、何れのリーダライタ20により、何れのICタグ10が検出されたのかを認識する。また監視制御部31が、受信した情報に基づいて、情報格納部32のICタグリスト40を更新する。更新により書き込むデータ内容としては、検出されたICタグ10の新しいアドレス(検出したリーダライタ20の位置)、及びICタグ10を検出した時刻等であってよい。
ステップS8で、ICタグ10の移動時刻記録に基づいて所定時間以上の時間が経過しているか否かを判断する。所定時間以上(例えば5分以上)が経過した場合には、ステップS11で盗難或いは故障の恐れがあると判断し、ステップS12でアラームを発生する。例えば図5において、ICタグ10−4が位置K及びUで検出されたが、その後位置V、I、L等のリーダライタ20で検出されないままの状態が、例えば5分以上続いた場合等がこれにあたる。なお所定時間を超過したか否かの判断は、ホストコンピュータ30の監視制御部31が行う。経過時間に問題が無い場合には、ステップS9に進む。
ステップS9において、移動経路を監視する。具体的には、ホストコンピュータ30の監視制御部31が、移動によりICタグ10が順次検出された位置を情報格納部32に位置履歴として記録していく。
ステップS10において、ICタグ10の移動経路が正常であるか否かを判断する。具体的には、ホストコンピュータ30の監視制御部31が、今回移動が検出されたICタグ10について、過去の位置履歴と今回の検出位置とに基づいて、移動経路が正常であるか否かを判断する。経路が正常か否かを判断するためには、例えば正常な経路のセグメントを全て列挙して予めホストコンピュータ30の情報格納部32に情報入力部33から入力しておけばよい。
図7は、経路が正常であるか否かを判断する処理を説明するための図である。図7において建物61内には、6つの部屋62乃至67があり、それぞれの部屋の出入り口近傍の位置A,D,H,C,F,Jにはリーダライタ20が設置されている。また建物61の廊下には、位置B、E、I、Kにリーダライタ20が設置されている。建物61の出入り口位置L及びPにもリーダライタ20が設置されている。更に、部屋62乃至67の窓の外の敷地部分には、それぞれ位置O、N、M、S、R、Qにリーダライタ20が設置されている。
図7の例において、実線矢印で示す経路セグメントを正常な経路を構成する正常経路セグメントとして情報格納部32に登録しておく。監視制御部31は、ICタグ10が移動した経路が、登録された正常経路セグメントにより構成される経路であるか否かを判断する。移動経路が正常経路セグメントにより構成される経路である場合には、正常な経路であると判断し、正常経路セグメント以外のセグメントが含まれる場合には、異常な経路であると判断すればよい。
例えば経路D→E→I→K→L→M→Nは、位置D及び位置Eを両端とする経路セグメント、位置E及び位置Iを両端とする経路セグメント、位置I及び位置Kを両端とする経路セグメント、位置K及び位置Lを両端とする経路セグメント、位置L及び位置Mを両端とする経路セグメント、及び位置M及び位置Nを両端とする経路セグメントから構成され、これらの経路セグメントは全て正常経路セグメントとして登録されている。従って、経路D→E→I→K→L→M→Nは正常経路であると判断できる。
また正常セグメント以外のセグメントが含まれる場合に異常と判断するのではなく、異常経路セグメントを登録しておき、移動経路に異常経路セグメントが含まれる場合に異常と判断するようにしてもよい。例えば図7の例において、点線矢印で示す経路セグメントを異常な経路を構成する異常経路セグメントとして情報格納部32に登録しておく。
監視制御部31は、ICタグ10が移動した経路が、登録された異常経路セグメントを含むか否かを判断する。移動経路が異常経路セグメントを含む経路である場合には、異常経路であると判断し、異常経路セグメントを含まない場合には、正常な経路であると判断すればよい。なお図7の例において点線矢印で示す経路セグメントは、窓を通って物品を移動する経路に相当し、このような移動は通常有り得ないと考えられる。
また正常経路セグメントと異常経路セグメントとを両方登録しておき、移動経路が正常経路セグメントのみにより構成される経路である場合には正常な経路であると判断し、移動経路が異常経路セグメントを含む経路である場合には異常経路であると判断するよう構成してもよい。この場合、例えば移動経路が正常経路セグメント以外の経路セグメントを含むが異常経路セグメントを含まない場合には、軽度のアラームとする等の措置が考えられる。
例えば、移動経路に異常経路セグメントH→Mが含まれる場合には、窓を通って物品を移動しているので重度のアラームを発生する。また移動経路がH→K→Mである場合には、位置I及びLで検出されることなく物品が移動しており何らかの異常が発生していると考えられるが、例えばICタグ10の不良或いは位置I及びLのリーダライタ20の不良等の可能性もあり、軽度のアラームとすることが考えられる。
なお経路が正常か否かの判断においては、ICタグ10の検出位置自体も判断対象としてよい。即ち、前述の説明のように各物品には各移動レベル(移動制御条件又は移動可能領域)が設定されており、移動不可のもの、屋内のみ移動可能なもの、敷地内で移動可能なもの、敷地外に搬出可能なもの等にレベル分けされる。この場合、移動経路に関わらず、屋内のみ移動可能な物品が屋外のリーダライタ20で検出された場合には、検出位置が異常であるとの判断に基づいて、アラームを発生する構成としてよい。
図6に戻り、ステップS10の判断の結果、移動経路が正常な場合には、ステップS5に戻り以降の処理を繰り返す。ステップS10の判断の結果、移動経路が正常でない場合には、ステップS13で盗難の恐れがあると判断し、ステップS14でアラームを発生する。以上で処理を終了する。
本発明による物品管理システムは、上述のように物品移動に関する管理を行うとともに、棚卸し管理を行うこともできる。以下に、本発明による物品管理システムを用いた棚卸し管理について説明する。
図8は、本発明による物品管理システムの棚卸し管理動作を示すフローチャートである。図8に示すフローチャートは、例えば図6のフローチャートのステップS10に引き続いて実行する構成としてよい。なお棚卸し管理する場合は、ホストコンピュータ30の情報入力部33から、物品名、初期配置アドレス、取得年月日、購入価格、管理元、簿価に関するデータが、予めICタグリスト40として入力されているものとする。これらのデータは、ICタグ10のメモリ15に転送され格納されてよい。
ステップS21において、本日が棚卸日であるか否かを判断する。具体的には、ホストコンピュータ30の監視制御部31が、日付情報の示す現在の日付が予め棚卸日として指定された日と一致するか否かを判定する。棚卸日でない場合は、図6の例えばステップS5に戻り、前述の物品管理システムの動作を継続する。棚卸日の場合には、ステップS22に進む。
ステップS22で、ホストコンピュータ30からリーダライタ20に部屋毎の物品リストを転送する。ここでリーダライタ20は、例えばホストコンピュータ30と無線で通信可能な携帯機器(ハンディICリーダ)である。具体的には、図4の例では、B室の物品リストにはICタグ10−1が付けられた物品が含まれ、D室の物品リストにはICタグ10−2が付けられた物品が含まれ、F室の物品リストにはICタグ10−3が付けられた物品が含まれ、K室の物品リストにはICタグ10−4が付けられた物品が含まれる。この部屋毎の物品リストをリーダライタ20(ハンディICリーダ)の表示部に表示することで、例えば、ユーザは検査する必要がある部屋を知ることができる。なお図4に示す例以外に、更に多数の物品が各部屋に置かれていてよい。
ステップS23で、リーダライタ20(ハンディICリーダ)を持って検査対象の各部屋を巡回する。この巡回作業により、順次検査した部屋に存在する全ての管理対象の物品(ICタグ10が付加された物品)は、そのICタグ10がリーダライタ20により読み取られることになる。
ステップS24で、ICタグ10から物品情報及び日付等を取得する。具体的には、リーダライタ20が、ICタグ10のメモリ15から必要な情報を受け取り、メモリ25に格納する。またリーダライタ20の制御部24は、メモリ25から当該情報を読み出して、ホストコンピュータ30に転送する。ホストコンピュータ30の監視制御部31は、受け取った情報を情報格納部32に格納する。
ステップS25で、ホストコンピュータ30が簿価を算出する。具体的には、ホストコンピュータ30の監視制御部31が、物品の購入日、現在の日付、及び取得金額に基づいて、減価償却により簿価を計算する。算出した簿価により、情報格納部32のICタグリスト40の対応するデータを更新するとともに、ICタグ10のメモリ15の対応するデータを更新してよい。
ステップS26で、検査対象の各部屋を回って検出した物品個数が管理データ上の物品個数と一致するか否かを判定する。一致すれば、棚卸し管理を終了し、前述の物品管理システムの動作を継続する。一致しなければ、ステップS27に進む。
ステップS27で、検査対象以外の部屋も含め全ての部屋を検査したか否かを判定する。全ての部屋を既に検査した場合には、ステップS30で物品が紛失したか或いはICタグ10の故障であると判断し、ステップS31でアラームを発生する。
まだ検査していない部屋が残っている場合には、ステップS28で、他のリーダライタ20(ハンディICリーダ)により、探索中の物品(検出されていない物品)が発見されたか否かを判断する。ハンディICリーダは1つとは限らないので、他の人が他の部屋で検索中の場合もある。検索中の物品が見つかれば、棚卸し管理を終了し、前述の物品管理システムの動作を継続する。
他のリーダライタ20により探索中の物品がまだ発見されていない場合には、他の部屋を探す。即ち、リーダライタ20(ハンディICリーダ)により、未だ検査していない部屋を検査する。その後手順はステップS27に戻り、以降の処理を繰り返す。
図9は、図3に示すホストコンピュータ30のハードウェア構成の一例を示す図である。本発明による物品管理方法は、このようなハードウェア構成を有したホストコンピュータ30により実行される。
図9に示されるように、本発明による物品管理方法を実行するホストコンピュータ30は、コンピュータ510と、コンピュータ510に接続されるディスプレイ装置520、通信装置523、及び入力装置よりなる。入力装置は、例えばキーボード521及びマウス522を含む。コンピュータ510は、CPU511、RAM512、ROM513、ハードディスク等の二次記憶装置514、可換媒体記憶装置515、及びインターフェース516を含む。例えば二次記憶装置514が情報格納部32に対応し、キーボード521及びマウス522が情報入力部33に対応する。またインターフェース516が情報発信部34に対応する。監視制御部31の機能は、主にCPU511により実現される。
キーボード521及びマウス522は、ユーザとのインターフェースを提供するものであり、コンピュータ510を操作するための各種コマンドや要求されたデータに対するユーザ応答等が入力される。ディスプレイ装置520は、コンピュータ510で処理された結果等を表示すると共に、コンピュータ510を操作する際にユーザとの対話を可能にするために様々なデータ表示を行う。通信装置523は、遠隔地との通信を行なうためのものであり、例えばモデムやネットワークインターフェース等よりなる。
本発明による物品管理方法は、コンピュータ510が実行可能なコンピュータプログラムとして提供される。このコンピュータプログラムは、可換媒体記憶装置515に装着可能な記憶媒体Mに記憶されており、記憶媒体Mから可換媒体記憶装置515を介して、RAM512或いは二次記憶装置514にロードされる。或いは、このコンピュータプログラムは、遠隔地にある記憶媒体(図示せず)に記憶されており、この記憶媒体から通信装置523及びインターフェース516を介して、RAM512或いは二次記憶装置514にロードされる。
キーボード521及び/又はマウス522を介してユーザからプログラム実行指示があると、CPU511は、記憶媒体M、遠隔地記憶媒体、或いは二次記憶装置514からプログラムをRAM512にロードする。CPU511は、RAM512の空き記憶空間をワークエリアとして使用して、RAM512にロードされたプログラムを実行し、適宜ユーザと対話しながら処理を進める。なおROM513は、コンピュータ510の基本動作を制御するための制御プログラムが格納されている。
上記コンピュータプログラムを実行することで、コンピュータが、上述した物品管理システムの実施例の各物品管理動作を実行する。即ち、本発明による物品管理方法が実行される。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で様々な変形が可能である。
例えば、上記実施例の説明では、ICタグ10のメモリ15の情報(例えば位置情報)を随時書き換えて更新する構成としたが、書き換えができないようなICタグ10を用いてもよい。基本的に、ICタグ10は他のICタグ10と識別可能なように識別情報(例えばタグ番号)を記憶するように構成されていればよく、位置情報や物品名、取得日、移動レベル等のデータは、ホストコンピュータ30のICタグリスト40にのみ記録して管理するようにしてもよい。

Claims (8)

  1. ICタグと、
    該ICタグを電子的に検出するよう機能する複数のICリーダと、
    該ICタグの移動に応答して、該複数のICリーダにより該ICタグの位置を順次検出し、該順次検出された位置が示す移動経路が正常な経路であるか否かを判定し、該判定の結果が正常でない経路を示す場合にアラームを発生する監視制御部
    を含むことを特徴とする物品管理システム。
  2. 該複数のICリーダに対応する複数の位置間での移動について正常な経路又は異常な経路の少なくとも一方を予め登録しておく情報格納部を更に含み、
    該監視制御部は、該情報格納部に登録された該正常な経路又は該異常な経路の少なくとも一方に基づいて、該順次検出された位置が示す該移動経路が正常な経路であるか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の物品管理システム。
  3. 該ICタグに複数の異なった移動可能領域のうちの選択された1つを割当て、該選択された移動可能領域を示す移動レベル情報を格納する情報格納部を更に含み、
    該監視制御部は、該情報格納部に格納された該移動レベル情報を参照して、該順次検出された位置が該移動レベル情報の示す該選択された移動可能領域の外にあることを検出するとアラームを発生することを特徴とする請求項1記載の物品管理システム。
  4. ICタグの移動に応答して複数のICリーダにより該ICタグの位置を順次検出し、
    該順次検出された位置が示す移動経路が正常な経路であるか否かを判定し、
    該判定の結果が正常でない経路を示す場合にアラームを発生する
    各段階を含むことを特徴とする物品管理方法。
  5. 該複数のICリーダに対応する複数の位置間での移動について正常な経路又は異常な経路の少なくとも一方を予め登録する段階を更に含み、該順次検出された位置が示す移動経路が正常な経路であるか否かを判定する段階は、該登録された正常な経路又は異常な経路の少なくとも一方に基づいて、該順次検出された位置が示す該移動経路が正常な経路であるか否かを判定することを特徴とする請求項4記載の物品管理方法。
  6. ICタグの移動経路を監視する監視システムにおいて、
    複数の位置に配置され、ICタグを検出するICリーダの前記ICタグ検出情報、および前記ICタグを検出したICリーダの配置位置情報とにより、前記ICタグの移動経路の正常性を監視する監視手段
    を含むことを特徴とする監視システム。
  7. 複数の位置に配置され、ICタグを検出するICリーダと、
    前記ICリーダの検出するICタグ検出情報、および前記ICタグの配置位置情報とにより、前記ICタグの移動経路の正常性を監視する監視手段とを含むことを特徴とする監視システム。
  8. ICタグと
    複数の位置に配置され、ICタクを検出するICリーダと、
    前記ICリーダの検出するICタグ検出情報、および前記ICタグの配置位置情報とにより、前記ICタグの移動経路の正常性を監視する監視手段とを含むことを特徴とする監視システム。
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