JP3756851B2 - 保管場所管理システム及び保管場所管理方法及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及びプログラム - Google Patents

保管場所管理システム及び保管場所管理方法及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、倉庫のような物品保管場所の管理システムに係り、出荷処理や入荷処理を省略したことにより、あるいは誤送により、物品の所在が不明となる事態を未然に防ぐとともに、所在不明となった場合にその物品を発見し、錯誤が生じた在庫管理状態を事後的に是正することを支援する保管場所管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
特開2002−46824「保管システム」には、保管物と保管場所の関係を示す管理情報を補正する発明が開示されている。これは、保管物の出入りを検知する手段を設け、管理情報の登録を自動化するものである。
【0003】
しかし、このようなシステムでは、高価な設備が必要となる上、一旦不正に持ち出されてしまった保管物については、その所在を確認することはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した従来技術の欠点を除くためになされたものであって、その目的とするところは、物品に付するコード情報記録体(例えば、バーコード)に経路に係る情報を含め、入荷や棚卸の際に経路に係る情報を確認し、不正な持ち込みを事前または事後に発見することを目的とする。
【0005】
また、不正に持ち込まれた物品の本来の保管場所へ、是正処理を促すことにより、保管物の紛失を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る保管場所管理システムは、
以下の要素を有することを特徴とする
(1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報を入力する出荷情報入力部
(2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力するコード情報生成出力部
(3)入荷の際に、入荷する物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力するコード情報入力部
(4)入荷の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、入荷する場所を識別する入荷側場所識別情報と一致するか判定する送先判定部。
【0007】
保管場所管理システムは、更に、
送先判定部により、一致しないと判定した場合に、送先不適切の警告を出力する警告出力部を有することを特徴とする。
【0008】
本発明に係る保管場所管理システムは、
以下の要素を有することを特徴とする
(1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報を入力する出荷情報入力部
(2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力するコード情報生成出力部
(3)棚卸の際に、在庫物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力するコード情報入力部
(4)棚卸の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、棚卸する場所を識別する棚卸場所識別情報と一致するか判定する送先判定部。
【0009】
保管場所管理システムは、更に、
送先判定部により、一致しないと判定した場合に、送先不適切の警告を出力する警告出力部を有することを特徴とする。
【0010】
前記出荷情報入力部は、出荷の際に、出荷する場所を識別する出荷側場所識別情報を入力し、
前記コード情報生成出力部は、出荷の際に、コード情報に、出荷側場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、
保管場所管理システムは、更に、
送先判定部により、一致しないと判定した場合に、前記入力したコード情報に含まれる出荷側場所識別情報に対応する出荷側場所端末に、当該在庫物品の返品要求、あるいは事後的に当該在庫物品の出荷処理を行う出荷承認の選択を促すフォロー処理要求を送信するフォロー処理要求出力部を有することを特徴とする。
【0011】
保管場所管理システムは、更に、
送先判定部により、一致しないと判定した場合に、前記入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報に対応する送先場所端末に、当該在庫物品の返品要求、あるいは事後的に当該在庫物品の出荷処理を行う出荷承認の選択を促すフォロー処理要求を送信するフォロー処理要求出力部を有することを特徴とする。
【0012】
保管場所管理システムは、更に、
入荷情報を管理する入荷管理データベースと、
送先判定部により、一致しないと判定した場合に、入荷管理データベースへ、仮の入荷情報の登録を行う仮入荷情報登録部と、
前記フォロー処理要求に対する回答を受信する回答受信部と、
受信した回答の内容が、返品要求の場合に、入荷管理データベースに登録した仮の入荷情報を削除する仮入荷削除部と、
回答の内容が、出荷承認の場合に、入荷管理データベースに登録した仮の入荷情報の仮状態を解除する仮入荷解除部とを有することを特徴とする。
【0013】
コード情報記録体は、バーコードであることを特徴とする。
【0014】
コード情報記録体は、二次元バーコードであることを特徴とする。
【0015】
コード情報記録体は、ICタグであることを特徴とする。
【0016】
本発明に係る保管場所管理方法は、
以下の要素を有することを特徴とする
(1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報を入力する工程
(2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力する工程
(3)入荷の際に、入荷する物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力する工程
(4)入荷の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、入荷する場所を識別する入荷側場所識別情報と一致するか判定する工程。
【0017】
本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、保管場所管理システムとなるコンピュータに、以下の処理を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする
(1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報を入力する処理
(2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力する処理
(3)入荷の際に、入荷する物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力する処理
(4)入荷の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、入荷する場所を識別する入荷側場所識別情報と一致するか判定する処理。
【0018】
本発明に係るプログラムは、
保管場所管理システムとなるコンピュータに、以下の手順を実行させるためのプログラムであることを特徴とする
(1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報を入力する手順
(2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力する手順
(3)入荷の際に、入荷する物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力する手順
(4)入荷の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、入荷する場所を識別する入荷側場所識別情報と一致するか判定する手順。
【0019】
本発明に係る保管場所管理方法は、
以下の要素を有することを特徴とする
(1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報を入力する工程
(2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力する工程
(3)棚卸の際に、在庫物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力する工程
(4)棚卸の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、棚卸する場所を識別する棚卸場所識別情報と一致するか判定する工程。
【0020】
本発明に係るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、
保管場所管理システムとなるコンピュータに、以下の処理を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする
(1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報を入力する処理
(2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力する処理
(3)棚卸の際に、在庫物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力する処理
(4)棚卸の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、棚卸する場所を識別する棚卸場所識別情報と一致するか判定する処理。
【0021】
本発明に係るプログラムは、
保管場所管理システムとなるコンピュータに、以下の手順を実行させるためのプログラムであることを特徴とする
(1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報を入力する手順
(2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力する手順
(3)棚卸の際に、在庫物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力する手順
(4)棚卸の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、棚卸する場所を識別する棚卸場所識別情報と一致するか判定する手順。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。図1は、倉庫管理システムのネットワークの例を示す図である。
100は、倉庫管理サーバ(保管場所管理システムの例)、101〜104は、倉庫(保管場所の例)、105〜108は、倉庫側端末である。
倉庫管理サーバ100は、ネットワークを介して各倉庫側端末から接続可能なように構成されている。また、倉庫側端末105〜108は、バーコード読取装置とバーコード印刷装置と接続可能なように構成されている。
【0023】
倉庫管理サーバ100は、倉庫についての情報を管理する倉庫管理テーブル200を備えている。図2は、倉庫管理テーブルの構成例を示す図である。
倉庫毎に、メールアドレス、FAX番号、電話番号、所在地、パスワードを予め記憶している。メールアドレス、FAX番号、電話番号は、送信宛先情報の例である。パスワードは、ログインの際の認証に用いられる。
【0024】
また、倉庫管理サーバ100は、倉庫で扱う対象となる物品についての情報を管理する物品管理テーブル300を備えている。図3は、物品管理テーブルの構成例を示す図である。
物品毎に、物品IDと物品名を予め対応付けて記憶している。
【0025】
以下の図4〜図9に、A倉庫101とB倉庫102とC倉庫103の間で、物品が移送され入荷/出荷処理される例を示す。
図4は、物品(机:W001)の流れの例を示す図である。この例では、A倉庫101から6月1日に出荷処理して、物品(机:W001)を発送している。この出荷処理の際に、バーコード(出荷側倉庫ID:Aと送先倉庫:Bをコード情報に含む。)を物品(机:W001)412に貼り付けている。
同日のうちに、B倉庫102で入荷処理して、物品(机:W001)を受け入れている。この入荷処理の際に、バーコード(出荷側倉庫ID:Aと送先倉庫:Bをコード情報に含む。)を読み取っている。これにより、正常に入荷処理された物品(机:W001)は、B倉庫102の在庫422となる。
そして、翌日の6月2日にB倉庫102から出荷処理して、物品(机:W001)を発送している。この出荷処理の際に、バーコード(出荷側倉庫ID:Bと送先倉庫:Cをコード情報に含む。)を物品(机:W001)423に貼り付けている。
同日のうちに、C倉庫103で入荷処理して、物品(机:W001)431を受け入れている。この入荷処理の際に、バーコード(出荷側倉庫ID:Bと送先倉庫:Cをコード情報に含む。)を読み取っている。これにより、正常に入荷処理された物品(机:W001)432は、C倉庫103の在庫となる。また、入荷管理テーブルに、入荷情報が記憶される。
棚卸処理の際には、バーコード(出荷側倉庫ID:Bと送先倉庫:Cをコード情報に含む。)を読み取って、正常に処理している。
【0026】
図5は、物品(椅子:W002)の流れの例を示す図である。この例では、図4の例と同様に、A倉庫101から6月1日に出荷処理して、同日のうちに、B倉庫102で入荷処理して、物品(椅子:W002)を受け入れている。
そして、翌日の6月2日にB倉庫102から出荷処理して、物品(椅子:W002)を発送している。この出荷処理の際に、バーコード(出荷側倉庫ID:Bと送先倉庫:Dをコード情報に含む。)を物品(机:W001)523に貼り付けている。
この例では、物品(椅子:W002)が本来の送先である倉庫Dと異なる倉庫Cに、誤送されている。C倉庫103では、入荷処理の際に、バーコード(出荷側倉庫ID:Bと送先倉庫:Dをコード情報に含む。)を読み取り、送先不適切の警告を発している。そのため、物品(椅子:W002)は受け入れられない。
【0027】
図6は、物品(棚:W003)の流れの例を示す図である。この例では、図4の例と同様に、A倉庫101から6月1日に出荷処理して、同日のうちに、B倉庫102で入荷処理して、物品(棚:W003)を受け入れている。
そして、翌日の6月2日にB倉庫102から出荷処理せずに、物品(椅子:W002)を発送している。
この例では、B倉庫102の出荷処理の際のバーコードが貼り付けられないので、A倉庫101で貼り付けられたバーコードそのまま最新のバーコードとして残っており、そのバーコードがC倉庫103の入荷処理の際に読み取られる。送先が自倉庫ではないので、送先不適切の警告を発している。そのため、物品(棚:W003)は受け入れられない。
【0028】
図7は、物品(パソコンテーブル:W004)の流れの例を示す図である。この例では、図4の例と同様に、A倉庫101から6月1日に出荷処理して、同日のうちに、B倉庫102で入荷処理して、物品(パソコンテーブル:W004)を受け入れている。
そして、翌日の6月2日にB倉庫102から出荷処理して、物品(パソコンテーブル:W004)を発送している。この出荷処理の際に、バーコード(出荷側倉庫ID:Bと送先倉庫:Cをコード情報に含む。)を物品(パソコンテーブル:W004)723に貼り付けている。
この例では、C倉庫103で入荷処理せずに、入庫している。そして、棚卸処理の際に、在庫物品(パソコンテーブル:W004)732に貼り付けられているバーコード(出荷側倉庫ID:Bと送先倉庫:Cをコード情報に含む。)を読み取り、入荷管理テーブルに入荷情報が登録されているかを確認する。この例では、入荷処理していないので、入荷情報が登録されていないため、入荷登録漏れの警告を発している。
【0029】
図8は、物品(ごみ箱:W005)の流れの例を示す図である。この例では、図4の例と同様に、A倉庫101から6月1日に出荷処理して、同日のうちに、B倉庫102で入荷処理して、物品(ごみ箱:W005)を受け入れている。
そして、翌日の6月2日にB倉庫102から出荷処理して、物品(ごみ箱:W005)を発送している。この出荷処理の際に、バーコード(出荷側倉庫ID:Bと送先倉庫:Dをコード情報に含む。)を物品(ごみ箱:W005)823に貼り付けている。
この例では、本来の送先と違う倉庫Cに送られているにもかかわらず、C倉庫103では、入荷処理せずに、入庫している。そして、棚卸処理の際に在庫物品(ごみ箱:W005)832から読み取まれたバーコード(出荷側倉庫ID:Bと送先倉庫:Dをコード情報に含む。)の送先倉庫が自倉庫ではないので、送先不適切の警告を発している。
【0030】
図9は、物品(黒板:W006)の流れの例を示す図である。この例では、図4の例と同様に、A倉庫101から6月1日に出荷処理して、同日のうちに、B倉庫102で入荷処理して、物品(黒板:W006)を受け入れている。
そして、翌日の6月2日にB倉庫102から出荷処理しないで、物品(黒板:W006)を発送している。
この例では、B倉庫102で出荷処理されていないにもかかわらず、C倉庫103では、入荷処理せずに、入庫している。そして、棚卸処理の際に在庫物品(黒板:W006)932から読み取られたバーコード(出荷側倉庫ID:Aと送先倉庫:Bをコード情報に含む。)の送先倉庫が自倉庫ではないので、送先不適切の警告を発している。
【0031】
倉庫管理サーバ100は、上述の出荷処理の際の出荷情報を管理する出荷管理データベース1404を備えている。出荷管理データベース1404は、倉庫毎に各倉庫用出荷管理テーブルを有している。
図10は、A倉庫用出荷管理テーブルの構成例を示す図である。上述の例で、6月1日に物品群を出荷した後のA倉庫用出荷管理テーブルを示している。出荷した物品毎にレコードを設け、出荷日付、物品ID、数量、送先倉庫IDを対応付けて記憶している。
【0032】
倉庫管理サーバ100は、更に、上述の入荷処理の際の入荷情報を管理する入荷管理データベース1808を備えている。入荷管理データベース1808は、倉庫毎に各倉庫用入荷管理テーブルを有している。
図11は、B倉庫用入荷管理テーブルの構成例を示す図である。上述の例で、6月1日に物品群を入荷した後のB倉庫用入荷管理テーブルを示している。入荷した物品毎にレコードを設け、入荷日付、出荷日付、物品ID、数量、出荷側倉庫ID、仮入荷フラグを対応付けて記憶している。通常の入荷の場合には、仮入荷フラグはOFFであり、暫定的に入荷として扱う仮入荷の場合にONとなる。
【0033】
倉庫管理サーバ100は、更に、在庫している物品についての在庫情報を管理する在庫管理データベース1406を備えている。在庫管理データベース1406は、倉庫毎に各倉庫用在庫管理テーブルを有している。
図12は、6月1日のB倉庫入荷後のB倉庫用在庫管理テーブルの構成例を示す図である。図13は、6月2日のC倉庫入荷前のC倉庫用在庫管理テーブルの構成例を示す図である。在庫物品毎にレコードを設け、物品IDと、数量を対応付けて記憶している。
【0034】
以下、出荷処理、入荷処理、棚卸処理、回答処理について順次説明する。
まず、倉庫管理サーバ100の出荷処理について説明する。図14は、倉庫管理サーバのうち出荷処理に係る構成例を示す図である。
1401は、認証部、1402は、出荷情報入力部、1403は、出荷情報登録部、1404は、出荷管理データベース、1405は、在庫削減登録部、1406は、在庫管理データベース、1407は、コード情報生成出力部、1408は、伝票出力部である。
【0035】
図15は、出荷処理フローを示す図である。この処理により、各倉庫の管理者は、出荷の際に倉庫側端末から倉庫管理サーバ100にアクセスして出荷処理を行う。
【0036】
倉庫管理サーバ100では、倉庫側端末からの要求に応じて、認証部1401が認証処理を行う(S1501)。倉庫管理テーブル200から倉庫IDと倉庫名の組合せを取得し、倉庫名の選択と、パスワードの入力を促すログイン画面を送信する。そして、倉庫の選択とパスワードを受信し、受信したパスワードが、選択された倉庫のパスワード205と一致する場合には、認証を成功させ、倉庫IDを特定する。
【0037】
認証が成功した場合には、出荷する物品毎に以下の処理を繰り返す(S1502)。出荷情報入力部1402は、物品管理テーブル300から物品IDと物品名の組合せを取得し、倉庫管理テーブル200から倉庫IDと倉庫名の組合せを取得し、物品の選択と、数量の入力と、送先倉庫の選択を促す出荷情報入力画面を、倉庫側端末へ送信する。そして、物品の選択を受信することにより物品IDを入力し、数量を受信し(S1503)、更に、送先倉庫の選択を受信することにより、送先倉庫IDを入力する(S1504)。
【0038】
出荷情報登録部1403は、認証部1401から出荷側倉庫IDを取得し(S1505)、更にカレンダー時計部から日付の取得し(S1506)、出荷日付とする。そして、出荷管理データベース1404に含まれる出荷側倉庫IDに対応する出荷管理テーブルに、出荷日付と、物品IDと、数量と、送先倉庫IDを記憶させる(S1507)。
【0039】
在庫削減登録部1405は、在庫管理データベース1406に含まれる出荷側倉庫IDに対応する在庫管理テーブル上で、入力された物品IDに対応する在庫数から、入力された数量を減ずる(S1508)。
【0040】
コード情報生成出力部1407は、出荷日付と、物品IDと、送先倉庫IDと、出荷側倉庫IDを含むコード情報を生成し(S1509)、生成したコード情報と、数量とを出力する(S1510)。倉庫側端末では、接続されているバーコード印刷装置により、コード情報をバーコードとして数量分印刷する。倉庫の管理者は、印刷したバーコードを出荷する物品に貼り付ける。
【0041】
伝票が必要な場合には、伝票出力部1408により伝票に印字する情報を生成し、倉庫側端末に送信する(S1511)。倉庫側端末では、受信した情報を伝票に印字する。
【0042】
すべての出荷する物品について処理した時点、つまり終了指示を受信した場合に終了する(S1512)。
【0043】
上述の処理により生成される各テーブルの例を示す。図16は、6月2日のB倉庫出荷後のB倉庫用出荷管理テーブルの構成例を示す図である。図17は、6月2日のB倉庫出荷後のB倉庫用在庫管理テーブルの構成例を示す図である。
【0044】
続いて、倉庫管理サーバ100の入荷処理について説明する。図18は、倉庫管理サーバのうち入荷処理に係る構成例を示す図である。
1801は、認証部、1802は、コード情報入力部、1803は、物品情報抽出部、1804は、送先判定部、1805は、入荷登録部、1806は、入荷情報登録部、1807は、在庫増加登録部、1808は、入荷管理データベース、1809は、警告出力部、1810は、入荷登録処理通知出力部である。
【0045】
図19は、入荷処理フローを示す図である。この処理により、各倉庫の管理者は、入荷の際に倉庫側端末から倉庫管理サーバ100にアクセスして入荷処理を行う。
【0046】
倉庫管理サーバ100の認証部1801は、前述と同様に認証処理を行う(S1901)。認証処理が成功した場合には、入荷する物品毎に以下の処理を繰り返す(S1902)。
【0047】
倉庫の管理者は、倉庫側端末に接続されたバーコード読取装置から、入荷する物品に貼り付けられたバーコードを読み取り、読み取ったコード情報を倉庫管理サーバ100に送信する。
【0048】
コード情報入力部1802は、コード情報を受信し(S1903)、物品情報抽出部1803は、コード情報から出荷日付と、物品IDと、送先倉庫IDと、出荷側倉庫IDを抽出する(S1904)。
【0049】
そして、送先判定部1804は、送先判定処理を行う(S1905)。送先判定処理については、図20で後述する。送先が不適切の場合には、送先不適切の警告を出力し(S1906)、入荷登録処理を行わない。送先が適切の場合には、入荷登録部1805により、入荷登録処理(S1907)を行う。入荷登録処理については、図21で後述する。すべての入荷する物品について処理した時点、つまり終了指示を受信したときに(S1908)、入荷登録処理通知を倉庫側端末に送信し(S1909)、終了する。この例の入荷登録処理通知は、入荷登録処理した物品毎の物品名、数量、出荷側倉庫名をリストとして含んでいる。
【0050】
前述の送先判定処理(S1905)について詳述する。図20は、送先判定処理フローを示す図である。
受信したコード情報に含まれる送先倉庫IDが、認証部1801で特定した入荷側倉庫IDと一致するか比較する(S2001)。一致する場合には、適切と判定し(S2002)、不一致の場合には、不適切と判定する(S2003)。
【0051】
前述の入荷登録処理(S1907)について詳述する。図21は、入荷登録処理フローを示す図である。
入荷情報登録部1806は、日付を取得し、入荷日付とする(S2101)。そして、入荷管理データベース1808に含まれる入荷側倉庫IDに対応する入荷管理テーブルに、入荷日付と、出荷日付と、物品IDと、数量と、出荷側倉庫IDと、仮入荷フラグ(=OFF)を登録する(S2102)。
在庫増加登録部1807は、在庫管理データベース1406に含まれる入荷側倉庫IDに対応する在庫管理テーブル上で、物品情報抽出部1803で抽出した物品IDに対応する在庫数に、同様に抽出した数量を加える(S2103)。
【0052】
上述の処理により生成される各テーブルの例を示す。図22は、6月2日のC倉庫入荷後のC倉庫用入荷管理テーブルの構成例を示す図である。図23は、6月2日のC倉庫入荷後のC倉庫用在庫管理テーブルの構成例を示す図である。
【0053】
続いて、倉庫管理サーバ100の棚卸処理について説明する。図24は、倉庫管理サーバのうち棚卸処理に係る構成例を示す図である。
2401は、認証部、2402は、コード情報入力部、2403は、物品情報抽出部、2404は、送先判定部、2405は、警告出力部、2406は、仮入荷登録部、2407は、仮入荷情報登録部、2408は、(仮入荷)在庫増加登録部、2409は、仮入荷登録処理通知出力部、2410は、フォロー処理要求出力部、2411は、入荷登録確認部、2412は、警告出力部、2413は、入荷登録部、2414は、入荷情報登録部、2415は、(入荷)在庫増加登録部、2416は、入荷登録処理通知出力部である。
【0054】
図25は、棚卸処理フローを示す図である。この処理により、各倉庫の管理者は、棚卸の際に倉庫側端末から倉庫管理サーバ100にアクセスして棚卸処理を行う。
【0055】
倉庫管理サーバ100の認証部2401は、前述と同様に認証処理を行う(S2501)。認証処理が成功した場合には、棚卸により確認する在庫物品毎に以下の処理を繰り返す(S2502)。
【0056】
倉庫の管理者は、倉庫側端末に接続されたバーコード読取装置から、入荷する物品に貼り付けられたバーコードを読み取り、読み取ったコード情報を倉庫管理サーバ100に送信する。
【0057】
コード情報入力部2402は、コード情報を受信し(S2504)、物品情報抽出部2403は、受信したコード情報から出荷日付と、物品IDと、送先倉庫IDと、出荷側倉庫IDを抽出する(S2504)。
【0058】
そして、送先判定部2404は、送先判定処理を行う(S2505)。図20の入荷側倉庫IDに代えて、棚卸倉庫IDを用いて判定する。
送先が不適切の場合には、送先不適切警告(出荷日付、物品名、出荷側倉庫名、送先倉庫名を含む。)を棚卸倉庫の倉庫側端末に送信し(S2506)、仮入荷登録部2406により仮入荷登録処理(S2507)を行う。仮入荷登録処理については、図26で後述する。更に、フォロー処理要求出力部2410により、フォロー処理要求出力処理を行う(S2508)。フォロー処理要求出力処理については、図27で後述する。
【0059】
送先判定の結果が適切の場合には(S2505)、入荷登録確認部2411により入荷登録確認処理を行う(S2509)。入荷登録確認処理により入荷処理されているか確認するが、詳細については図28で後述する。
登録有りの場合には、正常な在庫物品であるので警告処理や是正処理を行わない。登録無しの場合には、警告出力部2404と同様の入力情報を用いて、警告出力部2412により入荷登録漏れ警告(出荷日付、物品名、出荷側倉庫名、送先倉庫名を含む。)を棚卸倉庫の倉庫側端末に送信し(S2510)、入荷登録部2413により図21に示した入荷登録処理を行い、(S2511)入荷登録処理通知を出力する(S2512)。
すべての確認する在庫の物品について処理した時点、つまり終了指示を受信したときに終了する(S2513)。
【0060】
前述の仮入荷登録処理(S2507)について詳述する。図26は、仮入荷登録処理フローを示す図である。
仮入荷情報登録部2407は、日付を取得し、入荷日付とする(S2601)。そして、入荷管理データベース1808に含まれる棚卸倉庫IDに対応する入荷管理テーブルに、入荷日付と、出荷日付と、物品IDと、出荷側倉庫IDと、仮入荷フラグ(=ON)を登録する(S2602)。
(仮入荷)在庫増加登録部2408は、在庫管理データベース1406に含まれる棚卸倉庫IDに対応する在庫管理テーブル上で、物品情報抽出部2403で抽出した物品IDに対応する在庫数に、1を加える(S2603)。
更に、仮入荷登録処理通知出力部2409により、仮入荷登録処理通知(出荷日付、物品名、出荷側倉庫名、送先倉庫名を含む。)を棚卸倉庫の倉庫側端末に送信する(S2604)。
【0061】
前述のフォロー処理要求出力処理(S2508)について詳述する。図27は、フォロー処理要求出力処理フローを示す図である。この処理では、コード情報に含まれる送先倉庫が棚卸倉庫でなかった在庫物品についての是正処理として、当該コード情報に含まれる送先倉庫IDと出荷側倉庫IDにより特定される送先倉庫と出荷側倉庫に対して、フォロー処理を求める通知を送信する。フォロー処理としては、当該在庫物品の返品要求、あるいは事後的に当該在庫物品の出荷処理を行う出荷承認が考えられる。つまり、フォロー処理要求には、返品要求あるいは出荷承認の選択を促す内容が含まれている。更に、コード情報から抽出した物品情報に基づく出荷日付、物品名、出荷側倉庫名、送先倉庫名の付属情報も含める。尚、選択されたフォロー処理の内容は、倉庫管理サーバ100へ回答として返信される。
【0062】
フォロー処理要求出力部2410は、倉庫管理テーブル200から、送先倉庫IDに対応するメールアドレスと倉庫名を取得し(S2701)、出荷側倉庫IDに対応するメールアドレスと倉庫名を取得し(S2702)、棚卸倉庫IDに対応する倉庫名を取得する(S2703)。フォロー処理要求出力部2410は、物品管理テーブル300から物品IDに対応する物品名を取得する(S2704)。
そして、送先倉庫宛てのフォロー処理要求を生成し、送先倉庫の倉庫側端末(送先場所端末の例)にフォロー処理要求を送信する(S2705)。また、出荷側倉庫宛てのフォロー処理要求を生成し、出荷側倉庫の倉庫側端末(出荷側場所端末の例)にフォロー処理要求を送信する(S2706)。
【0063】
前述の入荷登録確認処理(S2509)について詳述する。図28は、入荷登録確認処理フローを示す図である。
入荷登録確認部2411は、出荷日付と、物品IDと、出荷側倉庫IDとが一致するレコードを、入荷管理データベース1808に含まれる棚卸倉庫IDに対応する入荷管理テーブルから検索する(S2801)。
一致するレコードがない場合には(S2802)、登録無しと判定する(S2803)。一致するレコードがある場合には、すでにこのレコードに対するカウンタを記憶しているか判定する(S2804)。このカウンタは、S2805により当該レコード単位で一時的に記憶され、棚卸処理の間、有効に保持される。カウンタをまだ記憶していない場合には、数量をカウンタとして記憶し(S2805)、そのカウンタを1減じ(S2806)、登録有りと判定する(S2807)。すでにカウンタを記憶している場合には、カウンタが1以上か判定し(S2808)、1未満(つまり0)の場合には、登録無しと判定し(S2809)、1以上の場合には、カウンタを1減じ(S2806)、登録有りと判定する(S2807)。
【0064】
続いて、倉庫管理サーバ100の回答受付処理について説明する。図29は、倉庫管理サーバのうち回答受付処理に係る構成例を示す図である。
2901は、回答受信部、2902は、回答判定部、2903は、返品登録部、2904は、返品情報登録部、2905は、在庫削減登録部、2906は、返品管理データベース部、2907は、仮入荷解除部、2908は、仮入荷削除部である。
【0065】
図30は、回答受付処理フローを示す図である。この処理により、フォロー処理を要求した倉庫からの回答を受信し、受信した回答に応じた是正処理を行う。
【0066】
倉庫側端末でフォロー処理要求を受信すると、倉庫の管理者は、当該物品の入荷管理情報、出荷管理情報及び在庫状態を確認する。
例えば、図8の物品(ごみ箱:W005)の流れの場合、出荷側B倉庫と送先D倉庫に対してフォロー処理要求が送られる。送先D倉庫の管理者は、当該物品についての入荷管理情報も、出荷管理情報もないので、無関係と判断する。出荷側B倉庫の管理者は、当該物品について入荷管理情報があり、更に当該物品について出荷管理情報によると送先が倉庫Dであることから、誤送されたことに気がつく。このような場合には、通常、返品を要求する回答を返信するが、その移送を有効とする場合には、事後的に改めて出荷処理を行い、出荷承認の回答を返信する。
別の例で、図9の物品(黒板:W006)の流れの場合には、出荷側A倉庫と送先B倉庫に対してフォロー処理要求が送られる。出荷側A倉庫の管理者は、入荷管理情報も、出荷管理情報も、在庫状態も正常なので、無関係と判断する。送先D倉庫の管理者は、当該物品についての入荷管理情報があるが、当該物品についての出荷管理情報がないので、在庫を確認する。在庫管理情報によると存在するはずの在庫物品が無いので、出荷処理されずに持ち出されたことに気がつく。このような場合には、この移送が妥当であるか判断し、妥当である場合には、事後的に出荷処理を行い、出荷承認の回答を返信する。妥当でない場合には、返品を要求する回答を返信する。
【0067】
倉庫管理サーバ100の回答受信部2901は、フォロー処理を要求した倉庫からの回答を受信する(S3001)。回答判定部2902は、回答の内容を判定する(S3002)。フォロー処理が必要になった在庫物品についての出荷日付、物品ID、数量、棚卸倉庫ID、回答元の倉庫IDを特定する。例えば、フォロー処理要求IDに対応付けて予めこれらの情報を記憶しておいて、回答に含まれるフォロー処理要求IDからこれらの情報を特定し、あるいは回答に含まれる付属情報からこれらの情報を特定する。
回答の内容に、返品要求が含まれている場合には、返品登録部2903により、返品登録処理を行い(S3003)、仮入荷削除部2908により仮入荷削除処理を行う(S3004)。出荷承認が含まれている場合には、仮入荷解除部2907により仮入荷解除処理を行う(S3005)。
【0068】
図31は、返品登録処理フローを示す図である。
返品情報登録部2904は、日付を取得し、返品日付とする(S3101)。更に、棚卸倉庫IDを返品元倉庫IDとし、回答元の倉庫IDを返品先倉庫IDとして、返品管理データベース部2906に含まれる返品元倉庫IDに対応する返品管理テーブルに、返品日付と、物品IDと、数量と、返品先倉庫IDを登録する(S3102)。在庫削減登録部2905は、在庫管理データベース1406に含まれる返品元倉庫IDに対応する在庫管理テーブル上で、物品IDに対応する在庫数から、数量を減ずる(S3103)。
【0069】
上述の処理により生成される返品管理テーブルの例を示す。図32は、C倉庫返品後のC倉庫用返品管理テーブルの構成例を示す図である。返品管理データベース部2906は、倉庫毎にこのような返品管理テーブルを有し、返品日付、物品ID、数量、返品先倉庫IDを対応付けて記憶している。
【0070】
図33は、仮入荷削除処理フローを示す図である。
仮入荷削除部2908は、棚卸倉庫IDを仮入荷倉庫IDとし、入荷管理データベース1808に含まれる仮入荷倉庫IDに対応する入荷管理テーブルで、出荷日付と、物品IDと、数量と、出荷側倉庫ID(=回答元の倉庫ID)が一致し、仮出荷フラグがONのレコードを検索する(S3301)。そして、検索したレコードを削除する(S3302)。
【0071】
図34は、仮入荷解除処理フローを示す図である。
仮入荷解除部2907は、棚卸倉庫IDを仮入荷倉庫IDとし、入荷管理データベース1808に含まれる仮入荷倉庫IDに対応する入荷管理テーブルで、出荷日付と、物品IDと、数量と、出荷側倉庫ID(=回答元の倉庫ID)が一致し、仮出荷フラグがONのレコードを検索する(S3401)。そして、検索したレコードの仮出荷フラグをOFFに更新する(S3402)。
【0072】
バーコードとして、二次元バーコードを用いてもよい。また、バーコードの代わりに非接触で読み取り可能なICタグを用いてもよい。この場合は、バーコード印刷装置とバーコード読取装置に変えて、ICタグ書込み装置とICタグ読取装置を用いる。つまりコード情報を読込み可能な状態で記録(担持)するコード情報記録体(コード情報担持体)であれば足り、コード情報記録装置(例えば、バーコード印刷装置やICタグ書込み装置)とコード情報読取装置(例えば、バーコード読取装置やICタグ読取装置)を用いる。
【0073】
バーコードを物品に貼り付ける以外に、タグとしてぶら下げるなど、物品と一対として扱われ、読取装置によりコード情報を読み取り可能な状態とするように、バーコードあるいはICタグを付すようにしてもよい。また、容器や包装を介して付してもよい。
【0074】
各IDは、識別情報の例である。特に、倉庫IDは、物品を保管する保管場所の場所識別情報の例である。尚、保管場所は、コンテナヤードや資材置場のような野外保管領域であっても構わない。また、工場や店舗のような生産や販売のための施設であっても構わない。
【0075】
倉庫IDの特定は、認証処理によらず、送信元のアドレスから特定してもよい。
【0076】
各データベースは、倉庫毎のテーブルを設ける構成としたが、すべて倉庫に関する情報を一つのテーブルで管理するようにしてもよい。その場合には、前述の例で、「×倉庫」用に相当する管理倉庫を特定する項目を設ける。
【0077】
数量を常に1として、数量の入力を省略することも有効である。この場合には、同種の物品が複数ある場合でも、1つの物品毎に処理を繰り返すようにする。物品が、保管場所内に散在する場合には、総数を数える必要がないので有効である。
【0078】
送信先となる宛先は、メールアドレスに限らず、倉庫側端末を特定して、その倉庫側端末に情報を送信できるものであれば、他の種類の宛先情報であっても構わない。
【0079】
物品は、コンテナのような容器自体であっても構わない。
【0080】
倉庫管理サーバと倉庫側端末は、コンピュータであり、各要素はプログラムにより処理を実行することができる。また、プログラムを記憶媒体に記憶させ、記憶媒体からコンピュータに読み取られるようにすることができる。
【0081】
尚、倉庫管理サーバと倉庫側端末を併せて保管場所管理システムととらえることもできる。また、更に、コード情報記録装置やコード情報読取装置を含めて保管場所管理システムととらえることもできる。
【0082】
【発明の効果】
本発明においては、出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、出力し、入荷の際には、入荷する物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報に含まれる送先場所識別情報が、入荷する場所を識別する入荷側場所識別情報と一致するか判定するので、図5に示すような誤送や、図6に示すような出荷処理漏れを、入荷の際に発見することができる。これにより、移送の手違いや、出荷側保管場所での在庫管理の錯誤を未然に防止することができる。
従来では、特に、図6に示すように、出荷処理されずに持ち出された物品の所在を確認することは、出荷側の管理情報のみでは、極めて困難であり、通常発見できない。また、図5のような場合にも、本来の送先から指摘されなければ錯誤に気づかない。本発明は、これらの課題を解決することに役立つ。
【0083】
本発明においては、出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、出力し、棚卸の際には、在庫物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報に含まれる送先場所識別情報が、棚卸場所を識別する棚卸場所識別情報と一致するか判定するので、図8に示すような誤送された上に入荷処理されなかった場合や、図9に示すような出荷処理漏れと入荷処理漏れが重なった場合に、ミスを発見することができる。これにより、移送の手違いや、出荷側保管場所や入荷側保管場所での在庫管理の錯誤を容易に発見することができる。
従来では、特に、図9に示すように、出荷処理されずに持ち出され、入荷処理されずに持ちこまれた物品の所在を確認することは、出荷側の管理情報のみでは、極めて困難であり、通常発見できない。また、入荷側の管理情報のみでは、いずれに返品すべきかもわからない。本発明は、これらの課題を解決することに役立つ。
【0084】
更に、棚卸で錯誤が発見された場合に、物品に付されたバーコード等のコード情報から特定される出荷側場所端末に、当該在庫物品の返品要求、あるいは事後的に当該在庫物品の出荷処理を行う出荷承認の選択を促すフォロー処理要求を送信するので、ミスが起きている可能性がある保管場所へ是正処理を促すことができる。
【0085】
更に、棚卸で錯誤が発見された場合に、物品に付されたバーコード等のコード情報から特定される送信先端末に、当該在庫物品の返品要求、あるいは事後的に当該在庫物品の出荷処理を行う出荷承認の選択を促すフォロー処理要求を送信するので、ミスが起きている可能性がある保管場所へ是正処理を促すことができる。
【0086】
更に、棚卸で錯誤が発見された場合に、入荷管理データベースへ、仮の入荷情報の登録を行い、フォロー処理要求に対する回答に応じて、仮の入荷情報を扱うので、是正処理中の在庫管理も有効に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 倉庫管理システムのネットワークの例を示す図である。
【図2】 倉庫管理テーブルの構成例を示す図である。
【図3】 物品管理テーブルの構成例を示す図である。
【図4】 物品(机:W001)の流れの例を示す図である。
【図5】 物品(椅子:W002)の流れの例を示す図である。
【図6】 物品(棚:W003)の流れの例を示す図である。
【図7】 物品(パソコンテーブル:W004)の流れの例を示す図である。
【図8】 物品(ごみ箱:W005)の流れの例を示す図である。
【図9】 物品(黒板:W006)の流れの例を示す図である。
【図10】 A倉庫用出荷管理テーブルの構成例を示す図である。
【図11】 B倉庫用入荷管理テーブルの構成例を示す図である。
【図12】 B倉庫入荷後のB倉庫用在庫管理テーブルの構成例を示す図である。
【図13】 C倉庫入荷前のC倉庫用在庫管理テーブルの構成例を示す図である。
【図14】 倉庫管理サーバのうち出荷処理に係る構成例を示す図である。
【図15】 出荷処理フローを示す図である。
【図16】 B倉庫出荷後のB倉庫用出荷管理テーブルの構成例を示す図である。
【図17】 B倉庫出荷後のB倉庫用在庫管理テーブルの構成例を示す図である。
【図18】 倉庫管理サーバのうち入荷処理に係る構成例を示す図である。
【図19】 入荷処理フローを示す図である。
【図20】 送先判定処理フローを示す図である。
【図21】 入荷登録処理フローを示す図である。
【図22】 C倉庫入荷後のC倉庫用入荷管理テーブルの構成例を示す図である。
【図23】 C倉庫入荷後のC倉庫用在庫管理テーブルの構成例を示す図である。
【図24】 倉庫管理サーバのうち棚卸処理に係る構成例を示す図である。
【図25】 棚卸処理フローを示す図である。
【図26】 仮入荷登録処理フローを示す図である。
【図27】 フォロー処理要求出力処理フローを示す図である。
【図28】 入荷登録確認処理フローを示す図である。
【図29】 倉庫管理サーバのうち回答受付処理に係る構成例を示す図である。
【図30】 回答受付処理フローを示す図である。
【図31】 返品処理フローを示す図である。
【図32】 C倉庫返品後のC倉庫用返品管理テーブルの構成例を示す図である。
【図33】 仮入荷削除処理フローを示す図である。
【図34】 仮入荷解除処理フローを示す図である。
【符号の説明】
100 倉庫管理サーバ、101〜104 倉庫、105〜108 倉庫側端末、1401 認証部、1402 出荷情報入力部、1403 出荷情報登録部、1404 出荷管理データベース、1405 在庫削減登録部、1406 在庫管理データベース、1407 コード情報生成出力部、1408 伝票出力部、1801 認証部、1802 コード情報入力部、1803 物品情報抽出部、1804 送先判定部、1805 入荷登録部、1806 入荷情報登録部、1807 在庫増加登録部、1808 入荷管理データベース、1809 警告出力部、1810 入荷登録処理通知出力部、2401 認証部、2402 コード情報入力部、2403 物品情報抽出部、2404 送先判定部、2405警告出力部、2406 仮入荷登録部、2407 仮入荷情報登録部、2408 (仮入荷)在庫増加登録部、2409 仮入荷登録処理通知出力部、2410 フォロー処理要求出力部、2411 入荷登録確認部、2412 警告出力部、2413 入荷登録部、2414 入荷情報登録部、2415 (入荷)在庫増加登録部、2416 入荷登録処理通知出力部、2901 回答受信部、2902 回答判定部、2903 返品登録部、2904 返品情報登録部、2905 在庫削減登録部、2906 返品管理データベース部、2907 仮入荷解除部、2908 仮入荷削除部。

Claims (15)

  1. 以下の要素を有することを特徴とする保管場所管理システム
    (1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報と出荷する場所を識別する出荷側場所識別情報を入力する出荷情報入力部
    (2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報と出荷側場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力するコード情報生成出力部
    (3)棚卸の際に、在庫物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力するコード情報入力部
    (4)棚卸の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、棚卸する場所を識別する棚卸場所識別情報と一致するか判定する送先判定部
    (5)送先判定部により、一致しないと判定した場合に、送先不適切の警告を出力する警告出力部
    (6)送先判定部により、一致しないと判定した場合に、前記入力したコード情報に含まれる出荷側場所識別情報に対応する出荷側場所端末に、当該在庫物品の返品要求、あるいは事後的に当該在庫物品の出荷処理を行う出荷承認の選択を促すフォロー処理要求を送信するフォロー処理要求出力部
    (7)入荷情報を管理する入荷管理データベース
    (8)送先判定部により、一致しないと判定した場合に、入荷管理データベースへ、仮の入荷情報の登録を行う仮入荷情報登録部
    (9)前記フォロー処理要求に対する回答を受信する回答受信部
    (10)受信した回答の内容が、返品要求の場合に、入荷管理データベースに登録した仮の入荷情報を削除する仮入荷削除部
    (11)受信した回答の内容が、出荷承認の場合に、入荷管理データベースに登録した仮の入荷情報の仮状態を解除する仮入荷解除部
  2. 以下の要素を有することを特徴とする保管場所管理システム
    (1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報を入力する出荷情報入力部
    (2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力するコード情報生成出力部
    (3)棚卸の際に、在庫物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力するコード情報入力部
    (4)棚卸の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、棚卸する場所を識別する棚卸場所識別情報と一致するか判定する送先判定部
    (5)送先判定部により、一致しないと判定した場合に、送先不適切の警告を出力する警告出力部
    (6)送先判定部により、一致しないと判定した場合に、前記入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報に対応する送先場所端末に、当該在庫物品の返品要求、あるいは事後的に当該在庫物品の出荷処理を行う出荷承認の選択を促すフォロー処理要求を送信するフォロー処理要求出力部
    (7)入荷情報を管理する入荷管理データベース
    (8)送先判定部により、一致しないと判定した場合に、入荷管理データベースへ、仮の入荷情報の登録を行う仮入荷情報登録部
    (9)前記フォロー処理要求に対する回答を受信する回答受信部
    (10)受信した回答の内容が、返品要求の場合に、入荷管理データベースに登録した仮の入荷情報を削除する仮入荷削除部
    (11)受信した回答の内容が、出荷承認の場合に、入荷管理データベースに登録した仮の入荷情報の仮状態を解除する仮入荷解除部
  3. 以下の要素を有することを特徴とする保管場所管理システム
    (1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報と出荷する場所を識別する出荷側場所識別情報を入力する出荷情報入力部
    (2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報と出荷側場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力するコード情報生成出力部
    (3)棚卸の際に、在庫物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力するコード情報入力部
    (4)棚卸の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、棚卸する場所を識別する棚卸場所識別情報と一致するか判定する送先判定部
    (5)送先判定部により、一致しないと判定した場合に、送先不適切の警告を出力する警告出力部
    (6)送先判定部により、一致しないと判定した場合に、前記入力したコード情報に含まれる出荷側場所識別情報に対応する出荷側場所端末に、当該在庫物品の返品要求、あるいは事後的に当該在庫物品の出荷処理を行う出荷承認の選択を促すフォロー処理要求を送信するフォロー処理要求出力部
    (7)返品情報を管理する返品管理データベース
    (8)前記フォロー処理要求に対する回答を受信する回答受信部
    (9)受信した回答の内容が、返品要求の場合に、返品管理データベースへ、返品情報の登録を行う返品登録部
  4. 以下の要素を有することを特徴とする保管場所管理システム
    (1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報を入力する出荷情報入力部
    (2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力するコード情報生成出力部
    (3)棚卸の際に、在庫物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力するコード情報入力部
    (4)棚卸の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、棚卸する場所を識別する棚卸場所識別情報と一致するか判定する送先判定部
    (5)送先判定部により、一致しないと判定した場合に、送先不適切の警告を出力する警告出力部
    (6)送先判定部により、一致しないと判定した場合に、前記入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報に対応する送先場所端末に、当該在庫物品の返品要求、あるいは事後的に当該在庫物品の出荷処理を行う出荷承認の選択を促すフォロー処理要求を送信するフォロー処理要求出力部
    (7)返品情報を管理する返品管理データベース
    (8)前記フォロー処理要求に対する回答を受信する回答受信部
    (9)受信した回答の内容が、返品要求の場合に、返品管理データベースへ、返品情報の登録を行う返品登録部
  5. コード情報記録体は、バーコード、二次元バーコード、又はICタグのいずれかであることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の保管場所管理システム。
  6. 入荷情報を管理する入荷管理データベースを有する保管場所管理システムとなるコンピュータに、以下の処理を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    (1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報と出荷する場所を識別する出荷側場所識別情報を入力する処理
    (2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報と出荷側場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力する処理
    (3)棚卸の際に、在庫物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力する処理
    (4)棚卸の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、棚卸する場所を識別する棚卸場所識別情報と一致するか判定する処理
    (5)前記判定処理により、一致しないと判定した場合に、送先不適切の警告を出力する処理
    (6)前記判定処理により、一致しないと判定した場合に、前記入力したコード情報に含まれる出荷側場所識別情報に対応する出荷側場所端末に、当該在庫物品の返品要求、あるいは事後的に当該在庫物品の出荷処理を行う出荷承認の選択を促すフォロー処理要求を送信する処理
    (7)前記判定処理により、一致しないと判定した場合に、入荷管理データベースへ、仮の入荷情報の登録を行う処理
    (8)前記フォロー処理要求に対する回答を受信する処理
    (9)受信した回答の内容が、返品要求の場合に、入荷管理データベースに登録した仮の入荷情報を削除する処理
    (10)受信した回答の内容が、出荷承認の場合に、入荷管理データベースに登録した仮の入荷情報の仮状態を解除する処理
  7. 入荷情報を管理する入荷管理データベースを有する保管場所管理システムとなるコンピュータに、以下の処理を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    (1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報を入力する処理
    (2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力する処理
    (3)棚卸の際に、在庫物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力する処理
    (4)棚卸の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、棚卸する場所を識別する棚卸場所識別情報と一致するか判定する処理
    (5)前記判定処理により、一致しないと判定した場合に、送先不適切の警告を出力する処理
    (6)前記判定処理により、一致しないと判定した場合に、前記入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報に対応する送先場所端末に、当該在庫物品の返品要求、あるいは事後的に当該在庫物品の出荷処理を行う出荷承認の選択を促すフォロー処理要求を送信する処理
    (7)前記判定処理により、一致しないと判定した場合に、入荷管理データベースへ、仮の入荷情報の登録を行う処理
    (8)前記フォロー処理要求に対する回答を受信する処理
    (9)受信した回答の内容が、返品要求の場合に、入荷管理データベースに登録した仮の入荷情報を削除する処理
    (10)受信した回答の内容が、出荷承認の場合に、入荷管理データベースに登録した仮の入荷情報の仮状態を解除する処理
  8. 返品情報を管理する返品管理データベースを有する保管場所管理システムとなるコンピュータに、以下の処理を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    (1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報と出荷する場所を識別する出荷側場所識別情報を入力する処理
    (2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報と出荷側場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力する処理
    (3)棚卸の際に、在庫物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力する処理
    (4)棚卸の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、棚卸する場所を識別する棚卸場所識別情報と一致するか判定する処理
    (5)前記判定処理により、一致しないと判定した場合に、送先不適切の警告を出力する処理
    (6)前記判定処理により、一致しないと判定した場合に、前記入力したコード情報に含まれる出荷側場所識別情報に対応する出荷側場所端末に、当該在庫物品の返品要求、あるいは事後的に当該在庫物品の出荷処理を行う出荷承認の選択を促すフォロー処理要求を送信する処理。
    (7)前記フォロー処理要求に対する回答を受信する処理
    (8)受信した回答の内容が、返品要求の場合に、返品管理データベースへ、返品情報の登録を行う処理
  9. 返品情報を管理する返品管理データベースを有する保管場所管理システムとなるコンピュータに、以下の処理を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    (1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報を入力する処理
    (2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力する処理
    (3)棚卸の際に、在庫物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力する処理
    (4)棚卸の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、棚卸する場所を識別する棚卸場所識別情報と一致するか判定する処理
    (5)前記判定処理により、一致しないと判定した場合に、送先不適切の警告を出力する処理
    (6)前記判定処理により、一致しないと判定した場合に、前記入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報に対応する送先場所端末に、当該在庫物品の返品要求、あるいは事後的に当該在庫物品の出荷処理を行う出荷承認の選択を促すフォロー処理要求を送信する処理
    (7)前記フォロー処理要求に対する回答を受信する処理
    (8)受信した回答の内容が、返品要求の場合に、返品管理データベースへ、返品情報の登録を行う処理
  10. コード情報記録体は、バーコード、二次元バーコード、又はICタグのいずれかであることを特徴とする請求項6から9までのいずれかに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 入荷情報を管理する入荷管理データベースを有する保管場所管理システムとなるコンピュータに、以下の手順を実行させるためのプログラム
    (1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報と出荷する場所を識別する出荷側場所識別情報を入力する手順
    (2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報と出荷側場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力する手順
    (3)棚卸の際に、在庫物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力する手順
    (4)棚卸の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、棚卸する場所を識別する棚卸場所識別情報と一致するか判定する手順
    (5)前記判定手順により、一致しないと判定した場合に、送先不適切の警告を出力する手順
    (6)前記判定手順により、一致しないと判定した場合に、前記入力したコード情報に含まれる出荷側場所識別情報に対応する出荷側場所端末に、当該在庫物品の返品要求、あるいは事後的に当該在庫物品の出荷処理を行う出荷承認の選択を促すフォロー処理要求を送信する手順
    (7)前記判定手順により、一致しないと判定した場合に、入荷管理データベースへ、仮の入荷情報の登録を行う手順
    (8)前記フォロー処理要求に対する回答を受信する手順
    (9)受信した回答の内容が、返品要求の場合に、入荷管理データベースに登録した仮の入荷情報を削除する手順
    (10)受信した回答の内容が、出荷承認の場合に、入荷管理データベースに登録した仮の入荷情報の仮状態を解除する手順
  12. 入荷情報を管理する入荷管理データベースを有する保管場所管理システムとなるコンピュータに、以下の手順を実行させるためのプログラム
    (1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報を入力する手順
    (2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力する手順
    (3)棚卸の際に、在庫物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力する手順
    (4)棚卸の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、棚卸する場所を識別する棚卸場所識別情報と一致するか判定する手順
    (5)前記判定手順により、一致しないと判定した場合に、送先不適切の警告を出力する手順
    (6)前記判定手順により、一致しないと判定した場合に、前記入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報に対応する送先場所端末に、当該在庫物品の返品要求、あるいは事後的に当該在庫物品の出荷処理を行う出荷承認の選択を促すフォロー処理要求を送信する手順
    (7)前記判定手順により、一致しないと判定した場合に、入荷管理データベースへ、仮の入荷情報の登録を行う手順
    (8)前記フォロー処理要求に対する回答を受信する手順
    (9)受信した回答の内容が、返品要求の場合に、入荷管理データベースに登録した仮の入荷情報を削除する手順
    (10)受信した回答の内容が、出荷承認の場合に、入荷管理データベースに登録した仮の入荷情報の仮状態を解除する手順
  13. 返品情報を管理する返品管理データベースを有する保管場所管理システムとなるコンピュータに、以下の手順を実行させるためのプログラム
    (1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報と出荷する場所を識別する出荷側場所識別情報を入力する手順
    (2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報と出荷側場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力する手順
    (3)棚卸の際に、在庫物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力する手順
    (4)棚卸の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、棚卸する場所を識別する棚卸場所識別情報と一致するか判定する手順
    (5)前記判定手順により、一致しないと判定した場合に、送先不適切の警告を出力する手順
    (6)前記判定手順により、一致しないと判定した場合に、前記入力したコード情報に含まれる出荷側場所識別情報に対応する出荷側場所端末に、当該在庫物品の返品要求、あるいは事後的に当該在庫物品の出荷処理を行う出荷承認の選択を促すフォロー処理要求を送信する手順
    (7)前記フォロー処理要求に対する回答を受信する手順
    (8)受信した回答の内容が、返品要求の場合に、返品管理データベースへ、返品情報の登録を行う手順
  14. 返品情報を管理する返品管理データベースを有する保管場所管理システムとなるコンピュータに、以下の手順を実行させるためのプログラム
    (1)出荷の際に、出荷する物品の送先場所を識別する送先場所識別情報を入力する手順
    (2)出荷の際に、出荷する物品に付するコード情報記録体に記録するコード情報に送先場所識別情報を含めて当該コード情報を生成し、生成したコード情報を出力する手順
    (3)棚卸の際に、在庫物品に付されたコード情報記録体から読み取ったコード情報を入力する手順
    (4)棚卸の際に、入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報が、棚卸する場所を識別する棚卸場所識別情報と一致するか判定する手順
    (5)前記判定手順により、一致しないと判定した場合に、送先不適切の警告を出力する手順
    (6)前記判定手順により、一致しないと判定した場合に、前記入力したコード情報に含まれる送先場所識別情報に対応する送先場所端末に、当該在庫物品の返品要求、あるいは事後的に当該在庫物品の出荷処理を行う出荷承認の選択を促すフォロー処理要求を送信する手順
    (7)前記フォロー処理要求に対する回答を受信する手順
    (8)受信した回答の内容が、返品要求の場合に、返品管理データベースへ、返品情報の登録を行う手順
  15. コード情報記録体は、バーコード、二次元バーコード、又はICタグのいずれかであることを特徴とする請求項11から14までのいずれかに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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