JP2004126748A - 配送管理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】配送物の受け付け及び/あるいは配送を行う店舗10−1〜10−nにそれぞれ設けられ、配送伝票をイメージデータとして読み取る複数の読取装置12−1〜12−nと、店舗10−1〜10−nにて読取装置12−1〜12−nにそれぞれ接続されて設けられ、読取装置11−1〜11−nにて読み取られたイメージデータを管理し、外部からの指定に応じたイメージデータを出力する複数の端末11−1〜11−nとを設ける。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、配送伝票が貼付されて配送される配送物の配送状況を管理する配送管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、宅配便等を利用して荷物を発送する場合、荷物の発送者は、配送業者の店舗に行き、そこで荷物の配送を依頼している。
【0003】
また、近年においては、全国各地に存在するコンビニエンスストアや個人商店等においても荷物の配送の受け付けを行っており、荷物の発送者は、このようなコンビニエンスストアや個人商店でも荷物の配送を依頼することができるようになっている。
【0004】
図4は、宅配サービスにて用いられる一般的な配送伝票の一例を示す図である。
【0005】
図4に示すように、一般的に宅配サービスに用いられる配送伝票には、荷物の配送先や発送者の氏名や住所、電話番号や荷物の品名を記入するための領域101と、荷物を配送する時間帯を指定するための領域102と、荷物の配送先の地域を識別可能な配送先コードを記入するための領域103と、配送業者にて荷物を管理するために配送伝票毎に付与された伝票番号が記載された領域104a,104bと、配送料金を記入するための領域105と、荷物の受取人が受領印を押下するための領域106とが設けられている。この配送伝票は複数のシートからなり、それらは互いに複写式になっており、所定の事項が記入された後、荷物に貼付されるとともに、発送者及び配送を受け付けた店舗にそれぞれ与えられる。
【0006】
以下に、図4に示した配送伝票を用いた荷物の配送方法について説明する。
【0007】
図5は、図4に示した配送伝票を用いた荷物の配送方法について説明するための図である。
【0008】
発送者110が発送したい荷物を配送業者の集荷支店131に持って行くと、集荷支店131にて図4に示したような配送伝票の記入が要求される。この配送伝票には、荷物を管理するために配送伝票毎に付与された伝票番号が領域104a,104bにそれぞれ記載されているが、一般的に、伝票番号がそのまま番号によって領域104aに記載されているとともに、この伝票番号がバーコード情報によって領域104bに記載されている。また、例えば、発送者110がデパート等であって、発送者110が発送を依頼する荷物が多数ある場合においては、集荷支店131において、発送者110のもとに荷物を集荷に行く場合もある。
【0009】
発送者110は、荷物の配送先となる受取人140の氏名や住所、電話番号や、発送者110の氏名や住所、電話番号や、荷物の品名を図4に示した配送伝票の領域101に記入するとともに、配送時間を指定する場合は、領域102にてその時間帯を指定する。
【0010】
集荷支店131においては、領域101に記入された配送先の住所に基づいて、配送先の地域を識別するための配送先コードを領域103に記入するとともに、配送料金を領域105に記入する。
【0011】
配送伝票に所定の事項が記入されると、この配送伝票が荷物に貼付されるとともに、複写式の配送伝票を構成する複数のシートのうち1枚が控えとして発送者110に渡される。また、このようにして荷物の配送が集荷支店131にて受け付けられると、集荷支店131にて配送伝票の領域104bに記載されたバーコード情報が読み取られ、このバーコード情報によって表現される伝票番号がホストコンピュータ134に送られる。ホストコンピュータ134においては、集荷支店131から送られてきた伝票番号と、集荷支店131を識別可能なコード情報と、集荷支店131から伝票番号が送られてきた日時とが集荷支店131における受付情報として登録されることにより、発送者110が受取人140に発送する荷物が集荷支店131にて受け付けられたことが管理される。
【0012】
その後、集荷支店131に預けられた荷物は、一旦全てターミナル132に収集される。その際、複写式の配送伝票を構成する複数のシートのうち1枚が控えとして集荷支店131にて保管される。また、集荷支店131に預けられた荷物がターミナル132に収集される際においても、配送伝票の領域104bに記載されたバーコード情報が読み取られ、このバーコード情報によって表現される伝票番号がホストコンピュータ134に送られる。これにより、発送者110が受取人140に発送する荷物がターミナル132に収集されたことがホストコンピュータ134にて管理される。
【0013】
ターミナル132においては、配送伝票の領域103に記入された配送先コードに従って、配送先コードによって指定される地域の配送を担当する配送支店133に荷物が配送される。
【0014】
配送支店133に荷物が配送されて配送支店133にて荷物が受け取られると、配送支店133において、受け取られた荷物に貼付された配送伝票の領域104bに記載されたバーコード情報が読み取られ、このバーコード情報によって表現される伝票番号がホストコンピュータ134に送られる。ホストコンピュータ134においては、配送支店133から送られてきた伝票番号と、配送支店133を識別可能なコード情報と、配送支店133から伝票番号が送られてきた日時とが配送支店133における受付情報として登録されることにより、発送者110が受取人140に発送する荷物が配送支店133にて受け取られたことが管理される。
【0015】
その後、配送支店133において、配送伝票に記入された配送先の住所等の情報に基づいて荷物が受取人140に届けられ、受取人140は、配送された荷物を受け取るとともに、複写式の配送伝票を構成する複数のシートのうち1枚の領域106に受領印を押す。
【0016】
配送支店133においては、受取人140への荷物の配送が完了すると、領域106に受領印が押された配送伝票を受け取る。
【0017】
その後、受領印が押された配送伝票の領域104bに記載されたバーコード情報が読み取られ、このバーコード情報によって表現される伝票番号がホストコンピュータ134に送られる。ホストコンピュータ134においては、配送支店133から送られてきた伝票番号と、配送支店133を識別可能なコード情報と、配送支店133から伝票番号が送られてきた日時とが配送完了情報として登録されることにより、発送者110が発送した荷物が受取人140にて受け取られたことが管理される。また、領域106に受領印が押下された配送伝票は、配送支店133にて保管される。
【0018】
上述したように、配送する荷物に貼付された配送伝票の伝票番号を用いて配送物となる荷物の配送状況が管理される。
【0019】
以下に、上述したような配送方法によって配送される荷物の配送状況が問い合わされた場合の処理について説明する。
【0020】
発送者110から集荷支店131に荷物の配送状況が問い合わされると、集荷支店131においては、問い合わされた伝票番号を用いて、問い合わされた荷物の配送が完了しているかどうかをホストコンピュータ134にて管理されている情報を用いて調べる。
【0021】
ホストコンピュータ134においては、集荷支店131における受付情報や、配送支店133にて荷物が受け取られていれば配送支店133における受付情報や、配送が完了していれば配送完了情報が登録されているため、集荷支店131においては、ホストコンピュータ134に登録された情報に基づいて、以下に説明するような対応を行う。
【0022】
配送支店133にて荷物が受け付けられており、かつ、荷物の配送が完了していない場合は、集荷支店131において、伝票番号を用いて配送支店133に荷物の配送状況を問い合わせる。その際、配送支店133においては、伝票番号のみでは該当する荷物がどのようなものであるかを判断できないため、集荷支店131にて保管された配送伝票の中から伝票番号によって該当する配送伝票を探し出し、その配送伝票の写しをFAX等にて配送支店133に送信する。
【0023】
配送支店133においては、集荷支店131から送信されてきた配送伝票を用いて、該当する荷物の配送状況を調べる。ここで、集荷支店131から送信されてきた配送伝票には、品名が記入されているため、配送支店133において、集荷支店131から送信されてきた配送伝票を用いて、該当する荷物がどのようなものであるかを認識することができる。
【0024】
配送支店133において、荷物の配送状況が判明すると、例えば、荷物が配送先に配送されずに配送支店133に保管されたままであったり、配送先が常時留守であったりする旨が配送支店133から集荷支店131に報告される。
【0025】
集荷支店131においては、配送支店133から報告された配送状況を発送者110に報告する。
【0026】
また、集荷支店131において、問い合わされた伝票番号を用いて、問い合わされた荷物の配送が完了しているかどうかをホストコンピュータ134にて管理されている情報を用いて調べた結果、配送支店133にて荷物が受け付けられており、かつ、荷物の配送が完了している場合は、集荷支店131において、配送支店133に対して、該当する荷物の配送伝票の写しをFAX等で送信するように依頼する。なお、その際、集荷支店131においては、伝票番号を用いて該当する配送伝票を指定する。
【0027】
配送支店133においては、配送支店133にて保管された配送伝票の中から伝票番号によって該当する配送伝票を探し出し、その配送伝票の写しをFAX等にて集荷支店131に送信する。なお、この配送伝票には、受領印が押されているため、荷物の受取人を識別することができる。
【0028】
集荷支店131においては、配送支店133から送信されてきた配送伝票の写しを発送者110に提示し、それにより、該当する荷物を誰が受け取っているかを示す。
【0029】
しかしながら、上述したような従来の配送管理方法においては、配送状況が問い合わされた場合に、集荷支店131あるいは配送支店133において、保管されている配送伝票の中から該当する配送伝票を探し出さなければならないため、そのための手間と時間がかかってしまう。特に、配送物の量が多い場合、配送伝票を探すための手間と時間は膨大なものとなってしまう。
【0030】
ここで、イメージファイルを作成し、このイメージファイルをサーバに蓄積しておき、ネットワークを介して所望のイメージファイルを作成する技術が考えられている。
【0031】
この技術においては、書類や帳票等の紙媒体に記録された内容をイメージによって読み取ってイメージファイルを作成するとともに、この読み取ったイメージに対して文字認識処理を施すことで得られた全ての文字についてのテキストファイルを作成し、このイメージファイルとテキストファイルとをネットワークを介してサーバに蓄積しておく。その後、ネットワークを介して文字列が指定された場合、この文字列に基づいてテキストファイルが検索され、テキストファイルに対応するイメージファイルが検索され、イメージファイルがネットワークを介して送信されてくる(例えば、特許文献1参照。)。
【0032】
このような技術を用いて、配送伝票をイメージデータとしてサーバに登録しておき、集荷支店や配送支店にてサーバにアクセスすることにより、配送伝票のイメージデータを共用することが考えられる。
【0033】
【特許文献1】
特開平10−307846号公報
【0034】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように配送伝票をイメージデータとしてサーバに登録しておき、集荷支店や配送支店にてサーバにアクセスすることにより、配送伝票のイメージデータを共用する場合、配送伝票のイメージデータをサーバに登録する度毎あるいは配送伝票のイメージデータを取得する度毎にサーバにアクセスする必要があるため、そのための手間がかかり、特に、イメージデータを登録あるいは取得する配送伝票の数が多い場合、全ての配送伝票のイメージデータを登録あるいは取得するために膨大な時間がかかってしまうという問題点がある。
【0035】
また、全ての店舗にて受け付けられた配送物に貼付された配送伝票のイメージデータを登録しておく必要があるとともに、同じ配送伝票でも、集荷支店にて配送が受け付けられた際の配送伝票のイメージデータと、受領印が押された状態での配送伝票のイメージデータとを登録しておく必要があるため、サーバの規模が大規模なものとなってしまうという問題点がある。
【0036】
ここで、配送物の配送状況においては、配送物が現在どのような状況であるかのみを配送物に貼付された配送伝票に記載された伝票番号によってサーバ等で共通に管理しておけばよく、配送物に貼付される配送伝票のイメージデータは、該配送物の配送を受け付けた集荷支店と配送物を受取人に配送した配送支店のみにて管理しておけばよい。
【0037】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、サーバの規模を大規模なものとせず、かつ、配送物の配送状況が問い合わされた場合に少ない手間で配送状況を調べることができる配送管理システムを提供することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、
配送伝票が貼付されて配送される配送物の配送状況を管理する配送管理システムであって、
配送物の受け付け及び/あるいは配送を行う店舗にそれぞれ設けられ、配送伝票をイメージデータとして読み取る複数の読取手段と、
配送物の受け付け及び/あるいは配送を行う店舗にて前記複数の読取手段にそれぞれ接続されて設けられ、前記読取手段にて読み取られたイメージデータを管理し、外部からの指定に応じたイメージデータを出力する複数の端末とを有することを特徴とする。
【0039】
また、前記配送伝票には、該配送伝票を識別可能な伝票番号がバーコード情報として印刷されており、
前記読取手段は、前記バーコード情報を読み取ることにより前記伝票番号を認識し、
前記端末は、前記イメージデータを前記伝票番号と対応づけて管理しておき、前記伝票番号が指定された場合に該伝票番号に対応づけられたイメージデータを出力することを特徴とする。
【0040】
また、前記端末は、外部からの指定に応じたイメージデータを所定の宛先にFAXにて送信することを特徴とする。
【0041】
また、前記端末は、ネットワークに接続可能に構成され、
前記端末に入力された情報及び前記読取手段にて読み取られた伝票番号に基づいて、配送物の配送状況を管理する配送状況管理手段を有することを特徴とする。
【0042】
(作用)
上記のように構成された本発明においては、配送物の受け付けを行う店舗にて配送物の配送が受け付けられると、配送物の受け付けを行う店舗に設けられた読取手段によって、配送物に貼付される配送伝票がイメージデータとして読み取られる。読取手段によって読み取られたイメージデータは、当該店舗に設けられ、読取手段に接続された端末にて管理される。また、配送物の配送を行う店舗にて配送物の配送が完了し、配送伝票に受領印が押下されると、配送物の配送を行う店舗に設けられた読取手段によって、配送物に貼付される配送伝票がイメージデータとして読み取られる。読取手段によって読み取られたイメージデータは、当該店舗に設けられ、読取手段に接続された端末にて管理される。その後、配送物の配送状況が問い合わされた場合、配送伝票を識別可能な伝票番号を端末に入力すると、端末にて管理されているイメージデータのうち指定された伝票番号のイメージデータが出力される。
【0043】
このように、配送物の受け付け及び/あるいは配送を行う店舗にそれぞれ設けられた読取手段にて配送伝票がイメージデータとして読み取られ、配送物の受け付け及び/あるいは配送を行う店舗にて読取手段にそれぞれ接続されて設けられた端末において、読取手段にて読み取られたイメージデータが管理され、外部からの指定に応じたイメージデータが出力されるので、配送伝票をネットワークを介してサーバ等に登録することなく、配送物の配送状況が問い合わされた場合に少ない手間で配送状況を調べることができる。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0045】
図1は、本発明の配送管理システムの実施の一形態を示す図である。
【0046】
本形態は図1に示すように、配送物の受け付け及び配送を行う店舗10−1〜10−nにそれぞれ設けられ、ネットワーク50に接続可能に構成され、配送物に貼付される配送伝票をイメージデータとして管理する端末11−1〜11−nと、店舗10−1〜10−nにそれぞれ設けられ、配送物に貼付される配送伝票をイメージデータとして読み取る読取装置12−1〜12−nと、店舗10−1〜10−n間を配送される配送物の配送状況を配送状況データベース40として管理する配送状況管理サーバ30とから構成されている。
【0047】
以下に、上記のように構成された配送管理システムにおける配送方法について説明する。
【0048】
図2は、図1に示した配送管理システムにて用いられる配送伝票の一例を示す図である。
【0049】
図2に示すように、図1に示した配送管理システムに用いられる配送伝票には、荷物の配送先や発送者の氏名や住所、電話番号や荷物の品名を記入するための領域1と、荷物を配送する時間帯を指定するための領域2と、荷物の配送先の地域を識別可能な配送先コードを記入するための領域3と、配送業者にて荷物を管理するために配送伝票毎に付与された伝票番号が記載された領域4a,4bと、配送料金を記入するための領域5と、荷物の受取人が受領印を押下するための領域6とが設けられている。この配送伝票は複数のシートからなり、それらは互いに複写式になっており、所定の事項が記入された後、荷物に貼付されるとともに、発送者及び配送を受け付けた店舗にそれぞれ与えられる。
【0050】
図3は、図1に示した配送管理システムにおける図2に示した配送伝票を用いた配送方法について説明するための図であり、店舗10−1にて配送物の配送が受け付けられ、受け付けられた配送物が店舗10−2にて受取人に配送される場合を示す。
【0051】
発送者60が発送したい荷物を配送業者の店舗10−1に持って行くと、店舗10−1にて図2に示したような配送伝票の記入が要求される。この配送伝票には、荷物を管理するために配送伝票毎に付与された伝票番号が領域4a,4bにそれぞれ記載されているが、一般的に、伝票番号がそのまま番号によって領域4aに記載されているとともに、この伝票番号がバーコード情報によって領域4bに記載されている。また、例えば、発送者60がデパート等であって、発送者60が発送を依頼する荷物が多数ある場合においては、店舗10−1において、発送者60のもとに荷物を集荷に行く場合もある。
【0052】
発送者60は、荷物の配送先となる受取人70の氏名や住所、電話番号や、発送者60の氏名や住所、電話番号や、荷物の品名を図2に示した配送伝票の領域1に記入するとともに、配送時間を指定する場合は、領域2にてその時間帯を指定する。
【0053】
店舗10−1においては、領域1に記入された配送先の住所に基づいて、配送先の地域を識別するための配送先コードを領域3に記入するとともに、配送料金を領域5に記入する。
【0054】
配送伝票に所定の事項が記入されると、この配送伝票が荷物に貼付されるとともに、複写式の配送伝票を構成する複数のシートのうち1枚が控えとして発送者60に渡される。また、このようにして荷物の配送が店舗10−1にて受け付けられると、店舗10−1にて配送伝票の領域4bに記載されたバーコード情報が読み取られ、このバーコード情報によって表現される伝票番号がネットワーク50を介して配送状況管理サーバ30に送られる。配送状況管理サーバ30においては、店舗10−1から送られてきた伝票番号と、店舗10−1を識別可能なコード情報と、店舗10−1から伝票番号が送られてきた日時とが店舗10−1における受付情報として配送状況データベース40に登録されることにより、発送者60が受取人70に発送する荷物が店舗10−1にて受け付けられたことが管理される。
【0055】
また、店舗10−1においては、店舗10−1に設けられた読取装置12−1によって、荷物に貼付された配送伝票がイメージデータとして読み取られ、端末11−1において受け付けデータ13−1として管理される。この際、配送伝票の領域4bにバーコード情報として記載された伝票番号が読み取られ、この伝票番号に対応づけられてイメージデータが受け付けデータ13−1として管理される。端末11−1においては、受け付けデータ13−1を、ハードディスクやフロッピーディスク等の記憶手段を用いて管理する。
【0056】
その後、店舗10−1に預けられた荷物は、一旦全てターミナル(不図示)に収集される。その際、複写式の配送伝票を構成する複数のシートのうち1枚が控えとして店舗10−1にて保管される。また、店舗10−1に預けられた荷物がターミナルに収集される際においても、配送伝票の領域4bに記載されたバーコード情報が読み取られ、このバーコード情報によって表現される伝票番号が配送状況管理サーバ30に送られる。配送状況管理サーバ30においては、送られてきた伝票番号とその日時が配送状況データベース40に登録され、それにより、発送者60が受取人70に発送する荷物がターミナルに収集されたことが管理される。
【0057】
ターミナルにおいては、配送伝票の領域3に記入された配送先コードに従って、配送先コードによって指定される地域の配送を担当する店舗10−2に荷物が配送される。
【0058】
店舗10−2に荷物が配送されて店舗10−2にて荷物が受け取られると、店舗10−2において、受け取られた荷物に貼付された配送伝票の領域4bに記載されたバーコード情報が読み取られ、このバーコード情報によって表現される伝票番号がネットワーク50を介して配送状況管理サーバ30に送られる。配送状況管理サーバ30においては、店舗10−2から送られてきた伝票番号と、店舗10−2を識別可能なコード情報と、店舗10−2から伝票番号が送られてきた日時とが店舗10−2における受付情報として登録されることにより、発送者60が受取人70に発送する荷物が店舗10−2にて受け取られたことが管理される。
【0059】
その後、店舗10−2において、配送伝票に記入された配送先の住所等の情報に基づいて荷物が受取人70に届けられ、受取人70は、配送された荷物を受け取るとともに、複写式の配送伝票を構成する複数のシートのうち1枚の領域6に受領印を押す。
【0060】
店舗10−2においては、受取人70への荷物の配送が完了すると、領域6に受領印が押された配送伝票を受け取る。
【0061】
その後、受領印が押された配送伝票の領域4bに記載されたバーコード情報が読み取られ、このバーコード情報によって表現される伝票番号が配送状況管理サーバ30に送られる。配送状況管理サーバ30においては、店舗10−2から送られてきた伝票番号と、店舗10−2を識別可能なコード情報と、店舗10−2から伝票番号が送られてきた日時とが配送完了情報として登録されることにより、発送者60が発送した荷物が受取人70にて受け取られたことが管理される。
【0062】
また、領域6に受領印が押下された配送伝票は、店舗10−2にて保管されるとともに、店舗10−2に設けられた読取装置12−2によって、領域6に受領印が押下された配送伝票がイメージデータとして読み取られ、端末11−2において配送完了データ14−2として管理される。この際、配送伝票の領域4bにバーコード情報として記載された伝票番号が読み取られ、この伝票番号に対応づけられてイメージデータが配送完了データ14−2として管理される。端末11−2においては、配送完了データ14−2を、ハードディスクやフロッピーディスク等の記憶手段を用いて管理する。
【0063】
上述したように、配送する荷物に貼付された配送伝票の伝票番号を用いて配送物となる荷物の配送状況が管理される。
【0064】
以下に、上述したような配送方法によって配送される荷物の配送状況が問い合わされた場合の処理について説明する。
【0065】
発送者60から店舗10−1に荷物の配送状況が問い合わされると、店舗10−1においては、問い合わされた伝票番号を用いて、問い合わされた荷物の配送が完了しているかどうかを配送状況管理サーバ30にて配送状況データベース40として管理されている情報を用いて調べる。
【0066】
配送状況管理サーバ30においては、店舗10−1における受付情報や、店舗10−2にて荷物が受け取られていれば店舗10−2における受付情報や、配送が完了していれば配送完了情報が配送状況データベース40として登録されているため、店舗10−1においては、配送状況管理サーバ30にて配送状況データベース40として登録された情報に基づいて、以下に説明するような対応を行う。
【0067】
店舗10−2にて荷物が受け付けられており、かつ、荷物の配送が完了していない場合は、店舗10−1において、伝票番号を用いて店舗10−2に荷物の配送状況を問い合わせる。その際、店舗10−2においては、伝票番号のみでは該当する荷物がどのようなものであるかを判断できない。
【0068】
そこで、端末11−1にて受け付けデータ13−1として登録された配送伝票のイメージデータの中から、配送状況が問い合わされた荷物の配送伝票のイメージデータが抽出される。その場合、端末11−1に配送状況が問い合わされた荷物の伝票番号を入力すると、受け付けデータ13−1として登録された配送伝票のイメージデータの中から、入力された伝票番号によって識別される配送伝票のイメージデータが抽出される。配送伝票のイメージデータは上述したように、伝票番号と対応づけられて受け付けデータ13−1として登録されているため、配送伝票の伝票番号によって検索することができる。
【0069】
その後、端末11−1において、抽出された配送伝票のイメージデータが、店舗10−2に設けられたFAX受信機(不図示)に自動FAX送信される。この際、イメージデータの送信先についての情報は、荷物の配送先として配送状況管理サーバ30にて登録されているため、端末11−1にて荷物の配送状況が調べられた際に配送状況管理サーバ30から取得されている。
【0070】
店舗10−2においては、店舗10−1からFAXにて送信されてきた配送伝票のイメージデータを用いて、該当する荷物の配送状況を調べる。ここで、店舗10−1からFAXにて送信されてきた配送伝票のイメージデータには、品名が含まれているため、店舗10−2において、店舗10−1からFAXにて送信されてきた配送伝票のイメージデータを用いて、該当する荷物がどのようなものであるかを認識することができる。なお、店舗10−2に対する店舗10−1からの配送伝票のイメージデータのFAX送信においては、端末11−1における自動FAX送信に限らない。
【0071】
店舗10−2において、荷物の配送状況が判明すると、例えば、荷物が配送先に配送されずに店舗10−2に保管されたままであったり、配送先が常時留守であったりする旨が店舗10−2から店舗10−1に報告される。
【0072】
店舗10−1においては、店舗10−2から報告された配送状況を発送者60に報告する。
【0073】
また、店舗10−1において、問い合わされた伝票番号を用いて、問い合わされた荷物の配送が完了しているかどうかを配送状況管理サーバ30にて配送状況データベース40として管理されている情報を用いて調べた結果、店舗10−2にて荷物が受け付けられており、かつ、荷物の配送が完了している場合は、店舗10−1において、店舗10−2に対して、該当する荷物の配送伝票のイメージデータを送信するように依頼する。なお、その際、店舗10−1においては、伝票番号を用いて該当する配送伝票を指定する。
【0074】
店舗10−2においては、配送完了データ14−2として保管された配送伝票のイメージデータの中から伝票番号によって該当する配送伝票のイメージデータが抽出される。その場合、端末12−1に配送状況が問い合わされた荷物の伝票番号を入力すると、配送完了データ14−2として登録された配送伝票のイメージデータの中から、入力された伝票番号によって識別される配送伝票のイメージデータが抽出される。配送伝票のイメージデータは上述したように、伝票番号と対応づけられて配送完了データ14−2として登録されているため、配送伝票の伝票番号によって検索することができる。
【0075】
その後、端末11−2において、抽出された配送伝票のイメージデータが、店舗10−1に設けられたFAX受信機(不図示)に自動FAX送信される。この際、イメージデータの送信先についての情報は、荷物の配送元として配送状況管理サーバ30にて登録されているため、端末11−2にて配送状況管理サーバ30から取得することができる。なお、この配送伝票には、受領印が押されているため、荷物の受取人を識別することができる。また、店舗10−1に対する店舗10−2からの配送伝票のイメージデータのFAX送信においては、端末11−2における自動FAX送信に限らない。
【0076】
店舗10−1においては、店舗10−2からFAXにて送信されてきた配送伝票のイメージデータを発送者60に提示し、それにより、該当する荷物を誰が受け取っているかを示す。
【0077】
なお、本形態においては、発送者60から配送物の配送状況が問い合わされた場合に、配送伝票のイメージデータを店舗10−1〜10−n間でやりとりすることによりこの配送物の配送状況を調査しているが、配送物の配送を受け付けた店舗において、その受付日や発送者や配送物の種別に応じて、予め決められたタイミングで、上述したような配送物の配送状況の調査を行うことも考えられる。発送者に応じて配送物の配送状況の調査を行う場合は、配送物の配送が受け付けられた店舗にて受け付けデータが登録される際に、発送者を識別可能な荷主コードも同時に登録される必要がある。また、配送物の種別に応じて配送物の配送状況の調査を行う場合は、配送物の配送が受け付けられた店舗にて受け付けデータが登録される際に、配送物の種別も同時に登録される必要がある。
【0078】
【発明の効果】
上述したように本発明においては、配送伝票が貼付されて配送される配送物の配送状況を管理する配送管理システムであって、配送物の受け付け及び/あるいは配送を行う店舗にそれぞれ設けられ、配送伝票をイメージデータとして読み取る複数の読取手段と、配送物の受け付け及び/あるいは配送を行う店舗にて複数の読取手段にそれぞれ接続されて設けられ、読取手段にて読み取られたイメージデータを管理し、外部からの指定に応じたイメージデータを出力する複数の端末とを有する構成としたため、配送伝票をネットワークを介してサーバ等に登録することなく、配送物の配送状況が問い合わされた場合に少ない手間で配送状況を調べることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配送管理システムの実施の一形態を示す図である。
【図2】図1に示した配送管理システムにて用いられる配送伝票の一例を示す図である。
【図3】図1に示した配送管理システムにおける図2に示した配送伝票を用いた配送方法について説明するための図である。
【図4】宅配サービスにて用いられる一般的な配送伝票の一例を示す図である。
【図5】図4に示した配送伝票を用いた荷物の配送方法について説明するための図である。
【符号の説明】
10−1〜10−n 店舗
11−1〜11−n 端末
12−1〜12−n 読取装置
13−1,13−2 受け付けデータ
14−2 配送完了データ
30 配送状況管理サーバ
40 配送状況データベース
50 ネットワーク
60 発送者
70 受取人
Claims (4)
- 配送伝票が貼付されて配送される配送物の配送状況を管理する配送管理システムであって、
配送物の受け付け及び/あるいは配送を行う店舗にそれぞれ設けられ、配送伝票をイメージデータとして読み取る複数の読取手段と、
配送物の受け付け及び/あるいは配送を行う店舗にて前記複数の読取手段にそれぞれ接続されて設けられ、前記読取手段にて読み取られたイメージデータを管理し、外部からの指定に応じたイメージデータを出力する複数の端末とを有することを特徴とする配送管理システム。 - 請求項1に記載の配送管理システムにおいて、
前記配送伝票には、該配送伝票を識別可能な伝票番号がバーコード情報として印刷されており、
前記読取手段は、前記バーコード情報を読み取ることにより前記伝票番号を認識し、
前記端末は、前記イメージデータを前記伝票番号と対応づけて管理しておき、前記伝票番号が指定された場合に該伝票番号に対応づけられたイメージデータを出力することを特徴とする配送管理システム。 - 請求項1または請求項2に記載の配送管理システムにおいて、
前記端末は、外部からの指定に応じたイメージデータを所定の宛先にFAXにて送信することを特徴とする配送管理システム。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の配送管理システムにおいて、
前記端末は、ネットワークに接続可能に構成され、
前記端末に入力された情報及び前記読取手段にて読み取られた伝票番号に基づいて、配送物の配送状況を管理する配送状況管理手段を有することを特徴とする配送管理システム。
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- 2002-09-30 JP JP2002286903A patent/JP2004126748A/ja active Pending
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