JP2005182565A - 持ち物管理装置、持ち物管理方法及び持ち物管理システム - Google Patents

持ち物管理装置、持ち物管理方法及び持ち物管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、持ち物管理装置、持ち物管理方法及び持ち物管理システムに関し、例えば家、車、オフィス等のユーザーの立ち寄り先での忘れ物の発見に利用して、何れの場所で持ち物を紛失したかを簡易かつ確実に検出することができるようにする。
【解決手段】 本発明は、ユーザーの到来が予測される箇所でそれぞれユーザーの持ち物を検出し、この持ち物の検出結果を時系列により集計する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、持ち物管理装置、持ち物管理方法及び持ち物管理システムに関し、例えば家、車、オフィス等のユーザーの立ち寄り先での忘れ物の発見に利用することができる。本発明は、ユーザーの到来が予測される箇所でそれぞれユーザーの持ち物を検出し、この持ち物の検出結果の時系列による集計により、何れの場所で持ち物を紛失したかを簡易かつ確実に検出することができるようにする。
従来、無線通信による機器間の通信を利用して遺失物を検出する方法が種々に提案されるようになされている。すなわち例えば特開2002−215848号公報においては、遺失物に取り付けられたIDタグからの応答によりこの遺失物の存在する場所を具体的に特定する方法が提案されるようになされている。
しかしながらこのような遺失物の検出方法においては、IDタグからの応答を検出可能な範囲でしか遺失物を検出し得ない問題がある。これにより従来の遺失物の検出方法にあっては、実用上、未だ不十分な問題があった。
これに対して従来、実際に持ち物を紛失した場合、記憶を便りにそれまでの行動を振り返って何れの場所で持ち物を紛失したかを確認し、紛失した場所の管理部門に遺失物の届け出を確認することが多い。すなわち例えば電車内への置き忘れを気付いた場合には、鉄道会社に連絡を取ることになる。これにより遺失物の存在箇所を具体的に特定できないまでも、何れの場所で持ち物を紛失したかを簡易かつ確実に確認することができれば、遺失物の発見精度を格段的に向上し得ると考えられる。
特開2002−215848号公報
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、何れの場所で持ち物を紛失したかを簡易かつ確実に検出することができる持ち物管理装置、持ち物管理方法及び持ち物管理システムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、ユーザーによる指示により、複数の持ち物検出装置による検出結果を取得して、ユーザーが持ち物を紛失した箇所をユーザーに通知する持ち物管理装置に適用して、持ち物検出装置は、ユーザーの到来が予測される箇所に設置されて、ユーザーの携帯する機器を検出し、持ち物管理装置は、複数の持ち物検出装置による検出結果を時系列により集計してユーザーが持ち物を紛失した箇所をユーザーに通知するようにする。
また請求項3の発明においては、ユーザーによる指示により、複数の持ち物検出装置による検出結果を取得して、ユーザーが持ち物を紛失した箇所をユーザーに通知する持ち物管理方法に適用して、持ち物検出装置は、ユーザーの到来が予測される箇所に設置されて、ユーザーの携帯する機器を検出し、持ち物管理方法は、複数の持ち物検出装置による検出結果を時系列により集計してユーザーが持ち物を紛失した箇所をユーザーに通知するようにする。
また請求項4の発明においては、持ち物管理システムに適用して、ユーザーの到来が予測される箇所にそれぞれ設置されて、ユーザーの携帯する機器を検出する複数の持ち物検出装置と、ユーザーによる指示により、複数の持ち物検出装置との間のデータ通信により複数の持ち物検出装置による検出結果を取得し、該検出結果を時系列により集計してユーザーが持ち物を紛失した箇所をユーザーに通知する持ち物管理装置とを備えるようにする。
請求項1の構成により、ユーザーによる指示により、複数の持ち物検出装置による検出結果を取得して、ユーザーが持ち物を紛失した箇所をユーザーに通知する持ち物管理装置に適用して、持ち物検出装置が、ユーザーの到来が予測される箇所に設置されて、ユーザーの携帯する機器を検出し、持ち物管理装置が、複数の持ち物検出装置による検出結果を時系列により集計すれば、少なくとも、紛失した持ち物に関して、何れの持ち物検出装置が設置されている場所までは所持していたかを簡易に検出することができ、これによりこのようにして検出されるユーザーが持ち物を紛失した箇所をユーザーに通知するようにすれば、例えば自宅等で持ち物の紛失に気付いた場合に、何れの場所で持ち物を紛失したかを簡易かつ確実に検出することができる。
これにより請求項3、請求項4の構成によれば、何れの場所で持ち物を紛失したかを簡易かつ確実に検出することができる持ち物管理方法及び持ち物管理システムを提供することができる。
本発明によれば、何れの場所で持ち物を紛失したかを簡易かつ確実に検出することができる。
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施例を詳述する。
(1)実施例の構成
図2は、本発明の実施例に係る持ち物管理システムを示すブロック図である。この持ち物管理システム1は、ユーザーの指示により、時系列によりユーザーの立ち寄り先におけるユーザーの持ち物を検出し、これにより何れの場所で持ち物を紛失したかを簡易かつ確実に確認することができるようになされている。
このためこの持ち物管理システム1では、このようなユーザーの到来が予測される場所に、持ち物検出装置2〜5が配置され、この持ち物検出装置2〜5がインターネット等のネットワーク6を介して管理サーバー7に接続され、またこのネットワーク6を介して管理サーバー7がユーザーのパーソナルコンピュータ(パソコン)8に接続されるようになされている。
ここで持ち物検出装置2〜5は、それぞれユーザーの携帯する持ち物を検出して検出結果を保持すると共に、管理サーバー7からの指示により、この検出結果を管理サーバー7に通知する。この実施例において、持ち物検出装置2〜5は、それぞれユーザーの自宅10、ユーザーの車両11、ユーザーのオフィス12、ユーザーの行きつけのレストラン13等に設置されるようになされ、それぞれユーザーが到来した時点と、ユーザーが立ち去る時点とで持ち物を検出するようになされ、これによりこの持ち物管理システム1では、これら持ち物検出装置2〜5が設けられている場所と、これら持ち物検出装置2〜5が設けられている場所間の移動経路とについて、持ち物を紛失した箇所を検出することができるようになされている。
持ち物検出装置2〜5は、このようなユーザーの持ち物の検出を無線通信により実行するようになされ、この無線通信に近距離通信用の無線通信が適用され、対応する無線通信機能を有してなる機器を管理対象に設定できるようになされている。具体的に、この持ち物検出装置2〜5は、IEEE(The Institute of Electrical and Electoronics Engineers,Inc.)802.11、Bluetooth 、非接触型ICカードに係る無線通信手段が設けられるようになされ、これによりこれらの無線通信手段に対応する機器を管理対象に設定できるようになされている。
これらにより持ち物管理システム1は、図3に示すように、例えばIEEE802.11又はBluetooth の通信部22A、23A、これら通信部22A、23Aの動作を制御するコントローラ22B、23Bを有してなる携帯電話22、PDA(Personal Digital Assistants )23を管理対象に設定できるようになされている。また非接触型ICカードに係る通信部24A、25A、この通信部24A、25Aの動作を制御するコントローラ24B、25Bを有してなるICカードである社員証24、クレジットカード25についても、管理対象に設定できるようになされている。しかしてこれらの機器22、23、24、25のコントローラ22B、23B、24B、25Bは、持ち物検出装置2〜5からの呼びかけに応答するように、対応する通信部22A、23A、24A、25Aの動作を制御して認証等の処理を実行し、ユーザーを特定する識別コードであるユーザーID、各機器の種類を特定する識別コードである機器ID等を送出するようになされている。
このような管理対象の構成に対応して、持ち物検出装置2〜5のうち、自宅10及びレストラン13に設けられている持ち物検出装置2、5において、通信部30は、IEEE802.11、Bluetooth 、非接触型ICカードに係る近距離通信用の無線通信手段であり、例えば自宅10の玄関、レストラン13の入口にアンテナが設けられる。通信部30は、コントローラ31の制御により、繰り返し機器22〜25に応答を呼びかけ、これらの機器22〜25より応答が得られると、コントローラ31の制御により、認証の処理を実行した後、ユーザーID、機器IDを応答の得られた機器より取得してコントローラ31に通知する。例えばICカードにあっては、機器からの機器IDの取得に代えて、応答の得られた無線通信手段より機器IDを特定することも可能である。これにより自宅10に設けられた持ち物検出装置2においては、ユーザーが外出する時点と、ユーザーが帰宅した時点とでそれぞれユーザーの持ち物を検出できるようになされている。またレストラン13に設けられた持ち物検出装置5においては、ユーザーが来店した時点と、ユーザーが店を立ち去る時点とでそれぞれユーザーの持ち物を検出できるようになされている。
インターフェース(I/F)32は、ネットワーク6より受信される管理サーバー7の要求をコントローラ31に通知し、またこの通知によるコントローラ31の制御により、コントローラ31から出力される各種のデータをネットワーク6を介して管理サーバー7に出力する。
ハードディスク装置(HDD)33は、コントローラ31の処理プログラム、コントローラ31による各種処理結果のデータを記録して保持する。
コントローラ31は、この持ち物検出装置2、5の動作を制御するコンピュータであり、ハードディスク装置33に記録された処理手順の実行により、通信部30の動作を制御して繰り返し機器22〜25に応答を呼びかけ、これらの機器22〜25より応答が得られると、認証の処理を実行した後、ユーザーID、機器IDを取得する。また取得したユーザーID、機器IDを、取得した日時と共にハードディスク装置33に記録して保持する。
しかして図4は、自宅10に設置された持ち物検出装置2におけるこのハードディスク装置33の記録を示す図表である。この場合、ユーザーAのユーザーIDに係るPDA、携帯電話、社員証、クレジットカードによる機器IDが12月11日8時に検出され、続いてユーザーBのユーザーIDに係るPDA、携帯電話、学生証が9時に検出され、さらにユーザーCのユーザーIDに係る携帯電話が13時に検出されたことが記録されるようになされている。またさらに15時には、ユーザーBのユーザーIDに係るPDA、ユーザーCに係るユーザーIDの携帯電話が検出されたことが記録されるようになされている。
さらにコントローラ31は、管理サーバー7から特定ユーザーについての記録の提出が求められると、このようにしてハードディスク装置33に記録してなる対応するユーザーの記録を管理サーバー7に通知するようになされている。
これに対して車両11の持ち物検出装置3においても、同様にユーザーの持ち物を検出して記録し、管理サーバー7からの要求により対応するユーザーに係る持ち物の記録を管理サーバー7に通知する。車両11の持ち物検出装置3においては、図3の持ち物検出装置2、5と同様に構成されて、この持ち物の検出に係る一連の処理において、通信部30の通信可能範囲が車内空間に設定され、ユーザーの乗車の前後、降車の前後でそれぞれこの通信部30により検出される機器の比較により、ユーザーが携帯して車内に持ち込んだ持ち物、ユーザーが携帯して車外に持ち出した持ち物を検出して記録するようになされている。
これに対してオフィス12の持ち物検出装置4においては、図3の持ち物検出装置2、5と同様に構成されて、オフィスの入退出管理システムと連動して動作するように構成され、ユーザーによるオフィスの入室時、退出時に、それぞれユーザーの携帯する持ち物を検出してユーザー毎に記録するようになされ、また管理サーバー7からの要求によりこの記録を管理サーバー7に通知するようになされている。
これらによりこの持ち物管理システム1においては、例えばユーザーが自宅10を出て車両11により、オフィス12、レストラン13等を移動した場合、この移動経路に沿って、持ち物の記録が残されるようになされている。しかしてこのように車両11により移動して、途中で、例えば携帯電話23、クレジットカード25を紛失し、自宅10に戻ってこの紛失に気付いた場合、ユーザーにおいては、朝、自宅10より出掛ける時には、これらを携帯していたか否か、また次に訪れたオフィス12では、これらを携帯していたか否か、等々、その日の移動経路を思い起こしながら、何れの場所で紛失したかを確認することになる。
この持ち物管理システム1においては、例えばユーザーの自宅10に設けられたパーソナルコンピュータ8による管理サーバー7へのアクセスにより、このような紛失場所の確認がこの管理サーバー7で実行される。すなわちパーソナルコンピュータ8は、ネットワーク6を介して管理サーバー7にアクセス可能なコンピュータであり、ユーザーの操作により閲覧ソフトを起動してこの管理サーバー7により提供されるホームページをアクセスして認証の処理を実行し、このホームページの内容をユーザーに提供する。またこのようにしてホームページの内容をユーザーに提供して、この表示によるユーザーの入力により、検索範囲の日時、検索対象物の入力を受け付け、これらの入力を管理サーバー7に通知する。またこの通知による管理サーバー7の検索結果をユーザーに通知する。
管理サーバー7は、インターネット上にホームページを開設するコンピュータであり、パーソナルコンピュータ8等によるアクセスによりこの持ち物管理システム1を利用可能なユーザーによるアクセスか否か、ユーザー認証の処理を実行する。またこのユーザー認証により、この持ち物管理システム1を利用可能なユーザーによるアクセスに対しては、所定のメニュー画面を提供して一連の検索処理を実行する。
図1は、この検索処理の処理手順を示すフローチャートである。管理サーバー7は、正しくユーザー認証されると、ステップSP1からステップSP2に移り、所定の入力画面をパーソナルコンピュータ8に提供し、この入力画面によるユーザーの入力により検索する日時の範囲を入力する。これにより管理サーバー7は、ユーザーが持ち物を紛失したと考えられる日時の入力を受け付ける。
続いて管理サーバー7は、ステップSP3に移り、ここでこの管理サーバー7の管理に係る持ち物検出装置2〜5の何れかに対して、このアクセスに係るユーザーのユーザーID、検索範囲により、持ち物検出装置で記録してなる検出結果の通知を指示する。しかしてこの場合に、例えば図4の記録に対して、検索範囲12月11日をユーザーAが指定して検索を指示した場合、管理サーバー7は、この12月11日に係るユーザーAの持ち物検出結果を問い合わせし、対応する持ち物検出装置においては、この12月11日に係るPDA、携帯電話、社員証、クレジットカードの検出結果を返すことになる。
これにより管理サーバー7は、続いてステップSP4に移り、対応する持ち物検出装置からの応答により当該ユーザーIDに係る記録が存在するか否か判断し、記録が存在する場合には、ステップSP4からステップSP5に移り、この記録を取得した後、ステップSP6に移る。これに対して持ち物検出装置に対応する記録が存在しない場合、ステップSP4から直接ステップSP6に移る。
このステップSP6において、管理サーバー7は、全ての持ち物検出装置に対して、問い合わせを完了したか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP7に移り、問い合わせ先を次の持ち物検出装置に設定した後、ステップSP3に戻る。これにより管理サーバー7は、この管理サーバー7の管理対象である全ての持ち物検出装置に対して、アクセスに係るユーザーの持ち物の記録を順次問い合わせして取得するようになされている。
管理サーバー7は、これらの持ち物検出結果の取得において、併せて持ち物を検出した時刻を取得し、全ての持ち物検出装置について問い合せを完了すると、ステップSP6で肯定結果が得られることにより、ステップSP6からステップSP8に移り、取得した検出結果を検出時間により時系列により配列し、この時系列による配列をコンピュータ8により表示する。
図5は、この表示の例を示す平面図であり、この例においては、自宅を出た後、オフィスに入室するまでの間、PDA、携帯電話、社員証、クレジットカードを携帯しているのに対し、オフィスを出る際には、PDA、社員証、クレジットカードしか持ち物が検出されておらず、これによりオフィスで携帯電話を紛失したことが判る。またオフィスを出た後、レストランに入るまでの間、PDA、社員証、クレジットカードを携帯しているにもかかわらず、レストランを出るときには、PDA、社員証しか持ち物が検出されていないことにより、レストランでクレジットカードを紛失したことが判る。またレストランを出た後、車両に乗り込んだ時点では、PDA、社員証を携帯しているのに対し、車両を降りた時点ではPDAしか携帯しておらず、これにより車両に社員証を置き忘れていることが判る。これにより管理サーバー7は、持ち物検出装置による検出結果を時系列により集計してユーザーが持ち物を紛失した箇所をユーザーに通知するようになされている。
ところでこのようにして検出される持ち物の履歴においては、ユーザーが意図して外出先に放置した場合も考えられる。また実際には当初より携帯していない場合であって、ユーザーが携帯して自宅10から外出したと思い込んでいる場合も考えられる。これにより管理サーバー7は、このようにして履歴をコンピュータ8で表示して、ユーザーによる紛失の有無の操作を受け付け、続くステップSP9において、ユーザーが紛失のメニューを選択したか否か判断し、ここで否定結果が得られると、ステップSP10に移ってこの処理手順を終了する。
これに対してステップSP9で肯定結果が得られると、管理サーバー7は、ステップSP9からステップSP11に移り、所定のメニュー画面をコンピュータ8に表示して遺失物処理を実行するか否かのユーザーによる選択を受け付ける。ここで遺失物処理は、関係機関に連絡して遺失物の発見、遺失物による損害を回避する処理である。ここで否定結果が得られると、管理サーバー7は、ステップSP11からステップSP10に移ってこの処理手順を終了する。これに対してステップSP11で肯定結果が得られると、管理サーバー7は、ステップSP12に移り、遺失物処理を実行した後、ステップSP10に移ってこの処理手順を終了する。
これにより管理サーバー7は、この遺失物が例えばクレジットカードの場合、カード会社に連絡してこのクレジットカードを使用できないように設定し、またクレジットカードの再発行を手配する。またこのカードが例えば定期券の場合には、関係交通機関に連絡してこの定期券を使用できないようにし、定期券の再発行を手配する。これに対して携帯電話、PDAの場合であって、例えばレストラン等の特定の施設で紛失した場合には、この施設に連絡して遺失物の有無を確認する。
(2)実施例の動作
以上の構成において、この持ち物管理システム1を利用するユーザーにおいては、例えば自宅10を出る際に、自宅10の玄関にて持ち物検出装置2による無線通信により携帯してなる無線通信可能な機器が検出され、この検出した機器が記録される。また車両11に乗り込んだ場合、車両11を降車した場合にも、それぞれ持ち物検出装置3により携帯する持ち物が検出され、この検出結果が記録される。またオフィス12に入室する場合、オフィス12を退室する場合、レストラン13に来店した場合、このレストラン13を立ち去る場合にも、同様にして持ち物が検出されて記録される。またさらに自宅10に帰宅した場合にも、同様に、持ち物が検出される。これらによりこの持ち物管理システム1では、このユーザーの到来が予測される箇所に設置された持ち物検出装置により、ユーザーの携帯する機器が検出されて記録される。
これによりユーザーにおいては、例えば自宅10に帰宅してコンピュータ8により管理サーバー7の提供するホームページをアクセスして検索範囲の日時を指定することにより、このユーザーを特定するユーザーIDをキーにして、これら持ち物検出装置2〜5に記録された検索範囲の記録が管理サーバー7で取得され、これら複数の持ち物検出装置による検出結果が時系列により集計されてユーザーに通知される。
これによりユーザーにおいては、何れの場所まで所持していた持ち物が、何れの場所で失われていたかを簡易かつ確実に確認することができ、これにより遺失物の存在箇所を具体的に特定できないまでも、何れの場所で持ち物を紛失したかを簡易かつ確実に確認することができ、その分、遺失物の発見精度を格段的に向上することができる。
またこのようにして何れの場所で持ち物を紛失したかを検出して、この持ち物管理システム1では、ユーザーによる指示により遺失物処理が実行され、これにより関係機関に連絡して遺失物の発見、遺失物による損害を有効に回避することができる。
(3)実施例の効果
以上の構成によれば、ユーザーの到来が予測される箇所でそれぞれユーザーの持ち物を検出し、この持ち物の検出結果の時系列による集計により、何れの場所で持ち物を紛失したかを簡易かつ確実に検出することができる。
この実施例においては、図5について上述した時系列による検出結果の配置に代えて、図5との対比により図6に示すように、ユーザーの携帯する持ち物が変化した前後の検出場所を、その変化した持ち物と共にパーソナルコンピュータ8に表示する。なおこの実施例においては、このようなパーソナルコンピュータ8によるユーザーへの通知が異なる点を除いて、実施例1の持ち物管理システム1と同一に構成されることにより、以下の説明においては、適宜、図2に示す構成を流用して説明する。
このため管理サーバー7は、各持ち物検出装置2〜5からユーザーID、検出範囲により検出結果を収拾した後、時系列により連続する検出結果において、連続する検出結果を比較し、この比較結果により持ち物の変化、この変化に係る持ち物を検出する。またこの検出結果をパーソナルコンピュータ8により表示する。
この実施例のように、持ち物の検出結果の時系列により集計し、さらに連続する検出結果の比較により持ち物の変化、この変化に係る持ち物を検出すれば、直接、持ち物を紛失した場所を特定し得、その分、一段と使い勝手を向上することができる。
この実施例においては、管理サーバーにより各持ち物検出装置をアクセスして持ち物の検出結果を集計する代わりに、パーソナルコンピュータにより各持ち物検出装置をアクセスして持ち物の検出結果を集計する。またこのとき、PDAを保持している場合には、このPDAに記録されたスケジュールによりユーザーの経路に従って持ち物検出装置を選択的にアクセスする。またユーザーの選択によりパーソナルコンピュータに代えて、PDA又は携帯電話によっても、各持ち物検出装置をアクセスして持ち物検出結果を集計する。このためこの実施例において、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話は、それぞれ実施例1について上述した検索範囲の入力を受け付ける処理、この検索範囲により各持ち物検出装置をユーザーIDによりアクセスして持ち物検出結果を取得する処理、この取得した持ち物検出結果を時系列により表示する処理等をコントローラによりそれぞれ実行できるようになされている。
この実施例のように、ネットワーク上のサーバーに代えて、ユーザーの保持する情報機器により各持ち物検出装置をアクセスし、この情報機器により持ち物管理装置を構成するようにしても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
なお上述の実施例においては、必要に応じて各持ち物検出装置をアクセスして持ち物検出結果を集計する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ユーザーの携帯する携帯電話、PDA等に各所で検出される持ち物検出結果を逐次記録するようにして、この持ち物検出結果を時系列により集計するようにしてもよい。このようにすれば、いちいち各持ち物検出装置をアクセスすることなく、持ち物の紛失場所を特定することができる。なおこの場合、このような検出結果を記録した情報機器自体を紛失する場合も考えられることにより、この場合は、例えばパーソナルコンピュータによりネットワークを介してこの情報機器をアクセスして持ち物検出結果をアップロードすることにより、この情報機器を紛失した場所を特定することができる。
また上述の実施例においては、車両の乗降、部屋の入退出、レストラン、自宅の出入りに関して、忘れ物を検出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば改札口の通過時、電車の乗降時に持ち物を検出する場合等にも広く適用することができる。
本発明は、例えば家、車、オフィス等のユーザーの立ち寄り先での忘れ物の発見に利用することができる。
本発明の実施例1に係る持ち物管理システムにおける管理サーバーの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る持ち物管理システムを示すブロック図である。 図2の持ち物管理システムにおける持ち物検出装置を示すブロック図である。 図3の持ち物検出装置における検出結果の記録の説明に供する図表である。 本発明の実施例2に係る持ち物管理システムにおける検出結果の表示を示す平面図である。 本発明の実施例2に係る持ち物管理システムによる検出結果の表示を示す平面図である。
符号の説明
1……持ち物管理システム、2〜5……持ち物検出装置、6……ネットワーク、7……管理サーバー、8……パソコン

Claims (4)

  1. ユーザーによる指示により、複数の持ち物検出装置による検出結果を取得して、前記ユーザーが持ち物を紛失した箇所を前記ユーザーに通知する持ち物管理装置であって、
    前記持ち物検出装置は、
    前記ユーザーの到来が予測される箇所に設置されて、前記ユーザーの携帯する機器を検出し、
    前記持ち物管理装置は、
    前記複数の持ち物検出装置による検出結果を時系列により集計して前記ユーザーが持ち物を紛失した箇所を前記ユーザーに通知する
    ことを特徴とする持ち物管理装置。
  2. 前記時系列による集計により、連続する前記検出結果を比較して、該比較結果により前記ユーザーが持ち物を紛失した箇所を前記ユーザーに通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の持ち物管理装置。
  3. ユーザーによる指示により、複数の持ち物検出装置による検出結果を取得して、前記ユーザーが持ち物を紛失した箇所を前記ユーザーに通知する持ち物管理方法であって、
    前記持ち物検出装置は、
    前記ユーザーの到来が予測される箇所に設置されて、前記ユーザーの携帯する機器を検出し、
    前記持ち物管理方法は、
    前記複数の持ち物検出装置による検出結果を時系列により集計して前記ユーザーが持ち物を紛失した箇所を前記ユーザーに通知する
    ことを特徴とする持ち物管理方法。
  4. ユーザーの到来が予測される箇所にそれぞれ設置されて、前記ユーザーの携帯する機器を検出する複数の持ち物検出装置と、
    前記ユーザーによる指示により、前記複数の持ち物検出装置との間のデータ通信により前記複数の持ち物検出装置による検出結果を取得し、該検出結果を時系列により集計して前記ユーザーが持ち物を紛失した箇所を前記ユーザーに通知する持ち物管理装置と
    を備えることを特徴とする持ち物管理システム。
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