JPWO2007034781A1 - スピーカ、スピーカ用の振動板およびサスペンション - Google Patents
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Abstract
本発明はハイファイスピーカに関する。その振動板は骨格部材と、骨格部材の間を充填する充填部材とで構成される。骨格部材は平らな板であって、その総ては振動方向と平行に、振動板の中心から外周に向かって放射状に配置され、放射状の中心で互いに固着され、駆動部に固着される。この骨格部材は高い剛性を有する。充填部材は発泡体等で構成される。この振動板はスキンを有さず、従ってその共振の問題も無い。音は充填部材から放射される。サスペンションは、第一の板バネの両端に棒状部材が一列に固着され、棒状部材の両端に第二の板バネが棒状部材に直角に固着され、第二の板バネの端はスピーカの動かない部分に固着される。このサスペンションの内部で発生する固有共振は微小で、振動方向以外の方向への変位も少ない。本発明を用いて、固有共振の影響の無い、高い忠実度で音を再生するエッジレス平板スピーカシステムを構成できる。
Description
本発明は、スピーカ、スピーカ用の振動板およびサスペンションに関し、特に、高忠実度再生を行うことができるハイファイスピーカ、かかる特性を有するスピーカを実現するのに好適な振動板およびサスペンションに関する。
従来のスピーカの代表例はコーン型スピーカと呼ばれるもので、その振動板は円錐形である。そこから放射される音は、放射面が平面でなく円錐形であるために音の周波数特性が乱れたり位相特性が乱れたりする現象がある。これはハイファイスピーカにとっては大きな欠点である。この欠点を解消するために、例えば特許文献1に示されるように、振動板の形状を平板とした平板振動板が提案されている。
また従来の振動板の外周はエッジと呼ばれる部材で支持されている。エッジは弾性体であるため固有共振を起こしやすく、その共振はノイズとして再生音に混入して音質を劣化させる。その対策として、例えば特許文献2に示されるように、エッジの使用を排除したエッジレス構造が提案されている。
さらに、従来では、上記の2つの考え方を併用したエッジレス平板スピーカが提案されている。以下に図6〜図13を参照してエッジレス平板スピーカを説明する。各図において、同じ部材、または指摘する個所が多数ある場合は、代表する1つに符号を付している。
図9は従来の代表的なエッジレス平板スピーカの断面図である。同図において31は平板振動板であり、その一部を切欠いた平面図が図10に示されている。図9および図10において、32はコアと呼ばれ、薄い板を折り曲げて六角形に形成したものである。33と34はスキンと呼ばれる薄板である。コア32の両開放端にスキン33,34が接着されることにより空洞のセル35が形成され、多数のセルが平板状に配列されてハニカム構造の平板振動板31が形成されている。コア32とスキン33,34は金属、硬質プラスチックなど高剛性の材料から成る。また六角形のコアに代えて短冊状のリブを放射状に配置してコアとし、その両側にスキンを接着して構成した振動板の提案(例えば特許文献3)もあり、その平面図を図11に、正面図を図13に示す。この考案においても、スキン33,34とコア32に囲まれて空洞のセル35が形成され、多数のセル35により平板振動板41が形成されている。
図9においてスキン34にはボビン4が固着され、ボビン4にはコイル5が巻かれている。ボビン4とコイル5とは一体となって駆動部6を構成している。ボビン4の横腹には開孔38が数箇所設けられている。これはボビン4内の空気が密閉状態になっていると振動系の自由な動きが妨げられるので、開孔を設けて空気が流通するようにしたものである。
ボビン4は二つのサスペンション37により支持されている。このサスペンション37は樹脂を含浸した布を同心円状の凹凸を有するように成形したものであり、コルゲーション型ダンパーと呼ばれる。振動板と駆動部とサスペンションとを総称して一般に振動系と呼ぶ。24は円柱形の内磁極、23は円形の開孔を有する外磁極であり、両者の間に形成されたギャップ内にコイル5が位置している。25は円柱形の磁石、26はコの字形のヨークである。
フレーム21は、その内側部分に円筒面22を有する。従来型のスピーカにおいては振動板31の外周部とフレーム21の内周部とを繋ぐエッジと呼ばれる部材が存在した。しかしエッジレススピーカにおいては、振動板31の外周と円筒面22との間は、周に沿ったリング状の空間になっている。コイル5に入力電流が流れるとボビン4はZ方向に振動し、その振動はスキン34を経てコア32に伝わり、次にスキン33に伝わり、スキン33の表面から再生音が放射される。
上述したエッジレス平板スピーカは、エッジ付きコーン形スピーカが持つ多くの欠点を解消し、極めて高い忠実度で原音を再生する可能性を持っている。それはハイファイスピーカとしては理想的とも言えるものであるが、これを実用化し目的とする高い性能を得るには、いくつかの未解決の課題がある。それを以下に説明する。
スピーカの振動板に固有共振が発生すると、それは音として再生音に混入し、再生音の忠実度を低下させる。固有共振を皆無にすることは不可能と言って良いが、共振周波数が高ければ、スピーカの受け持ち周波数帯域をその共振周波数以下に設定することにより、共振の影響を実質的に回避できる。従って振動板は高剛性で固有共振周波数が高いことが望まれる。しかし従来の平板振動板31は、剛性が充分に高くなく、低い周波数において共振が発生し、再生音の忠実度を低下させている。その原因を図6〜図8により説明する。各図において、板2がその一端Gにおいて固定されており、それに対向する端に力Fが加えられている。図6においては、力Fは板の表面と直角方向に加えられており、この場合、板は鎖線で示すように容易に撓んでしまう。次に図7に示すように、力Fの方向が板の方向と平行である場合は撓み難い。図8においては板の方向は力の方向と平行であるが、板の途中が2箇所折れ曲がっている。この場合は、面Jに面と直角な力が作用するので、面Jは容易にねじれ、板は鎖線のように撓んでしまう。この考察から、最も撓み難く剛性が高いのは、板が折れ曲がっておらず平らであって、且つ力の方向と平行に配置された図7の場合であることが判る。以上、板に静的な力が加わった場合を説明したが、動的な力、即ち加振力が加わった場合も同様のことが言える。また板の両端が固定され、中央部に力が加わった場合も同様である。
さらに他の従来技術として例えば特許文献4に記載された技術が存在する。
特開昭61−70898号公報
特開昭57−35499号公報
特開昭60−22899号公報
特開昭58−63294号公報
以上の説明に基づいて従来の平板振動板を考察する。図9および図13に示した平板振動板31,41の、1個のセルの拡大図を図12に示す。ここでZは加振力またはそれによって生ずる振動の方向である。図から明らかなように、スキン33,34と振動方向Zとは直交しており、図6に示した板と力の方向関係と同じである。従って加振力が加わるとスキン33,34は図12中の鎖線で示すように容易に撓み、低い周波数で共振してしまう。この現象は、例えば特許文献4にも記載されている。このようにスキン33,34が共振して音質を劣化させることは知られていたが、従来の振動板31,41においてはスキン33,34とコア32とが一体となって振動板の骨格を形成しており、スキン33,34を除去すると振動板31,41はその形を成さない。また同時にスキン33,34は音の放射面も兼ねているので、スキン33,34を除去することは出来なかった。スキン33,34が存在する以上、その共振を排除することは困難であり、問題を解決できなかった。
またコア32にも共振の問題がある。図10に示すように、ハニカム構造のコア32は板が折れ曲がることにより形成されており、これは図8と同じ状態である。従ってコア32は容易に撓んで固有共振をしてしまう。またコア32およびスキン33,34には高剛性材料が用いられるが、一般に高剛性材料は内部損失が小さく、そのため一旦固有共振が発生するとなかなか減衰しない。この問題に対する対策は採られていない。以上のごとく従来の平板振動板は、スキンとコアに起因する固有共振の問題を抱えていた。
また従来は見過ごされていた事であるが、サスペンション37にも固有共振の問題がある。スピーカが駆動されると、振動系はサスペンション37のバネ定数と振動系の質量とによって決まる、ある振動数で振動する。これは振動系の最低共振と呼ばれ、低音の再生には有用なものである。しかしそれ以外に、サスペンション37の内部において固有共振が発生する。この共振は振動板に伝達されてノイズとして放射され、聴取者が感知するところとなる有害なものである。従って真の高忠実度再生を実現するには、振動板の他に、サスペンション内部の固有共振も排除する必要がある。しかし従来から多用されてきたコルゲーション型ダンパーは樹脂を含浸した布であって柔らかい。そのためダンパーは低い周波数で共振することが避けられず、再生音の質を劣化させていた。
またエッジレススピーカにおいては、それに固有の課題があるので、以下に述べる。
図9に示したように、振動板31の外周とフレーム21の円筒面22との間には、リング状の空間が存在する。この空間を経由してスピーカの前後が音響的に短絡し、低音域の音圧が低下する。この弊害を防ぐにはスピーカの前後を音響的に遮断する必要があり、それには前記空間の幅を狭く(望ましくは0.5mm以下)、且つ振動方向に長く(望ましくは10mm以上)することが有効である。このような狭く長い隙間を形成するには、フレームの円筒面と振動板の外周部とが正確に成形されており、且つ振動板は厚い必要がある。フレームの円筒面はそのような成形が可能であるが、振動板はコアとスキンという薄い板により構成されているため精密な成形は困難であった。また従来の振動板は比重が比較的大きいので厚さを増すと重くなり、スピーカの能率が低下したり、下に記すローリング現象が起こるなどの問題が生じていた。
外周部をエッジで支持されていない振動板は、振動方向とは直角の方向にも変位して、首振り現象(ローリング)を起こし易い。振動板31とフレーム21の円筒面22との隙間が狭い場合には、僅かなローリングによっても振動板31はフレームに接触し、異常音を発し、スピーカとして用を為さなくなる。元来サスペンション37は振動系をスピーカの中心に保持する機能を果たすものであり、振動方向以外には変位しないことが要求される。エッジレススピーカにおいては上記した理由からこの要求は特に厳しい。しかし従来のダンパーは前記のような構造と材質であるため、振動方向と直角方向にも若干変位し得るし、また経年変化が避けられず、振動系をスピーカ中心に高い精度で恒常的に保持することは困難であった。
以上述べた課題が解決されないため、エッジレス平板スピーカは殆ど実用化されず、欠点はあるがエッジを有するコーン形スピーカが多用されているのが現状である。
本発明はスキンを使用することなく平板振動板を構成することを可能にし、スキンの共振の問題を根本的に解決する。サスペンションは硬質の材料のみで構成され、そのため内部における固有共振は大幅に抑制されている。また本発明は上述した他の課題も併せて解決する。本発明を実施できるスピーカはエッジレス平板スピーカに限定されないが、同スピーカにおいて実施すると本発明の特長が最も発揮される。
本発明による振動板は、振動板の剛性を高く保つための骨格部材と、骨格部材の間に充填配置される充填部材とにより構成されている。骨格部材は複数の平らな板(以後「平板部材」と呼ぶ)であって、その総てが振動方向と平行に、振動板の中心から外周に向かって放射状に配置され、放射状の中心で各々の縁部が互いに固着され、駆動部に固着されている。従来技術におけるスキンのような振動方向と直交する板や、ハニカムコアのような折れ曲がった板は存在しない。つまり骨格部材の総ては、前述した図7の状態で配置されており、従って撓み難く、剛性が高い。また従来の振動板においては駆動部の振動はスキンを介してコアに伝えられたが、本発明では駆動部から骨格部材に直接伝えられるので、伝達効率は高く、共振の発生も無い。骨格部材は専ら振動を伝達する役割を果たし、音の放射は殆ど行わない。一方、前記充填部材は、その側面が骨格部材に固着されており、骨格部材から振動を伝えられて表面から音を放射する役割を果たす。このように構成された振動板の固有共振の周波数は高く、共振の再生音への影響は実質的に排除できる。
またサスペンションにおいては、第一の板バネの両端に棒状部材が一列に固着され、棒状部材の両端に第二の板バネが棒状部材に直角に固着され、第二の板バネの両端はスピーカの動かない部分に固着されている。その材料は硬質のものが使用できるので、内部で発生する固有共振は極めて少ない。以上述べた振動板とサスペンションとを用いて振動系を構成すると、振動系の総ての部分から固有共振の影響を実質的に排除する事が出来る。
また本発明においては骨格部材の外周端が振動板の外周面の内側にある。つまり振動板の外周部は充填部材のみで構成されており、この部分を加工して、高い真円度と直径精度を持った振動板を得ることができる。またこの振動板は、質量が過大になることなく厚くすることが可能である。またサスペンションは、振動方向だけに自由度を持ち、それ以外の方向に変位することは無い。この振動板とサスペンションとを用いれば、前記した振動板とフレームとの隙間を狭く長くすることが可能であり、その結果エッジレススピーカの前後を音響的に遮断し、低音を充分な音圧で再生することができる。
また本発明においては、充填部材および駆動部の少なくとも一方に通気用切り欠きが設けられており、この切り欠きにより開孔が形成され、開孔を通じて空気は駆動部内外を自由に出入りできる。その結果、振動系はその動きを妨げられる事が無く、低音の再生にとって有利である。
本発明の実施の形態を図1〜図3により説明する。図1はスピーカの振動系の斜視図であり、振動板1と駆動部6とサスペンション7とにより構成される。Zは振動方向であり、図の左側を前方、右側を後方とする。理解を容易にするために、充填部材3のうちの一つ及び駆動部6は、固着されるべき相手から離れた状態で図示されている。
図1において、1は円板状の振動板であり、その直径は例えば120mm、厚さは例えば20mmに選定される。この振動板1は比重が小さいので、このように厚くしても質量が過大になることはない。
2は骨格部材であり、複数の同一形状の平板部材により構成され、当該平板部材の数は本実施形態では6個である。平板部材の総ては振動方向Zと平行に、円周方向に関して略等しい角度間隔で放射状に配置され、各々の縁部が放射状の中心Dにおいて互いに固着されている。骨格部材2のZ方向の幅は振動板1の厚さと略等しく選定するのが望ましい。骨格部材2は軽く剛性が高いことが望ましく、そのため材質はアルミニウム、チタニウム、ベリリウム、カーボン等が好適であり、その厚さは0.1mm以下が好適である。
3は厚い扇形の充填部材であり、その数は本実施形態では6個である。充填部材3は隣り合う2つの平板部材2の間に形成された空間に充填配置され、その両側面は骨格部材2に接着、粘着等の手段により固着される。その材料は低密度のもの、例えばプラスチック、金属、カーボン等の発泡体で構成するのが好適である。充填部材3は厚いブロック状の形状であり、内部損失の大きい材質であるので、それ自体が固有共振を起こし難いのみならず、骨格部材2の共振を抑制する作用も持っている。また図示したように、骨格部材2の外周端は振動板1の外周にまで達しておらず、その内側に位置している。つまり振動板1の外周は充填部材(発泡体)3のみで構成されているので、この部分を加工して必要な真円度と直径精度を達成できる。
駆動部6は、巻き枠であるボビン4と、それに巻かれたコイル5により構成されている。駆動部6は、骨格部材2の各々の同一側の辺部に、6つの箇所Fにおいて結合される。(図1において黒丸は結合する個所を表す。)なおここでボビン4は必ずしも必要ない。例えばコイルを巻き枠を使用せずに巻き、接着剤で固めて円筒状に成形し、これを駆動部として、骨格部材2に固着しても良い。
本実施形態では、サスペンション7を4個使用している。うち2個のサスペンション7は骨格部材2の後方端に固着され、他の2個は駆動部6の後方端に固着されている。サスペンション7の取り付け位置は、本例に限定されるものではなく、例えば4個共に振動板1または駆動部6のどちらか一方に取り付けても良い。またその数も4個に限定されない。
コイル5に入力電流が流れると、駆動部6はZ方向に振動し、その振動は骨格部材2に伝わり、充填部材3に伝わり、振動板1から音が放射される。
図1には、充填部材3の表面の一部を半球状に陥没させた通気用切り欠き8と、駆動部6の端の一部を半円状に切り欠いた通気用切り欠き9が示されている。この切り欠きは、充填部材3と駆動部6とが相対している6箇所において設けられている。骨格部材2と駆動部6とが固着されると、充填部材3と駆動部6に設けられた切り欠きにより開孔が形成され、この開孔を通じて空気は駆動部内外を自由に出入りでき、振動系はその動きを妨げられる事が無い。この開孔は図3においても示されている。切り欠きの形状は上記のものに限らず、例えば直方体と矩形であっても良い。また切り欠きは充填部材3と駆動部6のどちらか一方だけに設けても良く、通気の目的は達成される。
平板部材2の数は上記に限定されず、振動板1の大きさ、求める性能によって適切に決めれば良い。それに従って充填部材3の数も決まる。また充填部材3の各々は完全に分離していなくとも、振動板1の前面側の表層において繋がっていて、骨格部材2は振動板1の前面から少し引っ込んで配置されていても良い。この場合でも充填部材3は実質的には複数の扇形の部材と見なすことが出来る。なお、上述した実施形態では振動板1は円板形であるが、振動板は、この形状に限定されない。即ち、振動板1の前面および後面を、平らではなく凸型、凹型、その他の形状にする事も可能である。ただし少なくとも前面を平面とすると、そこから放射される音の位相が揃うという利点が生ずるので望ましい。また振動板の外周を円ではなく楕円、矩形等の形状に構成する事も可能であり、その場合は平板部材2の一部、充填部材3の一部は互いに異なった形状になる。また、平板部材2を円周方向に関して異なる角度間隔で配置することも可能である. この場合も充填部材3の一部は互いに異なった形状になる。また振動板1の表面または内部を切り欠いて、剛性は維持しながら更に軽くする等、いろいろな形状変更が可能である。いずれの場合も、骨格部材2と充填部材3の形状と寸法を、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更すれば良い。
振動板1を形成する手法は上記のものに限らない。先ず骨格部材2を配置し、そこに発泡体原料を注入し、発泡させることにより、充填部材3を形成する工程を採っても良い。また他に、扇形の充填部材3の側面を互いにセラミック接着剤などで接着し、その後その接着剤が硬化して高硬度の平板部材になり、骨格部材が形成されるという手法も可能である。
次にサスペンション7の詳細構造を図2により説明する。11は第一の板バネである。14はサスペンション7を振動板1または駆動部6に接続するための接続片であり、一端は板バネ11の中央に固着されており、他端Bは振動板1または駆動部6に固着される。板バネ11の両端には棒状部材12が一列に固着されている。ここで棒状部材とは中身が詰まったものの他、軽量化するために肉の一部を削除したもの、即ちパイプ、更には断面形状が丁字または十字の形をしたものなども含むものとする。棒状部材の両端に第二の板バネ13が棒状部材に直角に固着され、第二の板バネの両端Cはスピーカの動かない部分に固着される。上述したサスペンション7の各部材の材料としては金属、カーボン、硬質プラスチックなど硬質のものが適当である。
板バネ11と接続片14とは、このバネが撓むことによりZ方向に動くことが出来る。その際に棒状部材12が傾くことが必要であるが、これは板バネ13が撓むことで実現される。このサスペンションは、その構造から明らかなように、Y方向には自由度を持たない。X方向の変位は、2つの板バネ13が共に同じX方向に撓むことにより起こり得るが、板バネ13をこのように撓ませる力は通常は発生しない。それが懸念される場合は、2個の板バネ13の外側にこれらと接触する固定壁を設けて、それによる力で板バネ13が外側に撓むことを阻止すると、X方向の自由度は無くなる。図において固定壁は示されていないが、壁による力がEで示されている。以上の如く構成された本サスペンションはZ方向にのみ自由度を持ち、それ以外の方向に対しては非常に硬く、変位しない。
またこのサスペンション7は硬質の材料を用いており、内部の固有共振は発生し難いが、板バネ11は僅かながら高次の固有共振を起こすことがある。これを防ぐには接続片の数を2個とし、板バネ11の両端、棒状部材12と接している付近に取り付けて使用すると、この固有共振は無くなる。
以上説明した振動板1と駆動部6とサスペンション7とを用いて構成したエッジレス平板スピーカを以下に説明する。図3はそのエッジレス平板スピーカの正面図である。ただしフレ−ム21だけは、断面図であり、その内部が示されている。既に説明済みの構成要素が本図において再び使用されている場合は、同じ符号を付けて、説明は省略する。
図3において平板振動板1は、例えば120mmの直径と20mmの厚さを有している。その外周部の発泡体すなわち充填部材3は、その直径が円筒面22の直径より例えば1mm小さくなるように精密に加工されている。そして振動板1と円筒面22との中心軸が一致するように振動系は組み立てられる。その結果、振動板1の外周と円筒面22との間には幅0.5mm、長さ20mmの均等な隙間が形成される。また前述した、通気用切り欠き8と9とで形成される開孔が、本図に示されている。
外磁極23の上側に図示されたサスペンション7の接続片14は振動板1の骨格部材2に固着されており(図中の黒丸は固着する個所を示す)、第2の板バネ13はC点において外磁極23に固着されている。外磁極23の下側にはもう1つのサスペンションが図示されていて、その接続片はボビン4の下端に固着されており、第2の板バネはヨーク26に固着されている。なお第2の板バネを固着する相手は外磁極やヨークに限らず、フレームの一部など、動かない部分であれば良い。コイル5に電流が流れると、この振動系はZ方向に振動し、音を放射する。
このように構成されたエッジレス平板スピーカにより得られた音圧周波数特性の例を次に示す。図4は直径120mmの振動板を有するスピーカの特性である。図中でAは人間の可聴帯域20〜20Kヘルツを示す。同図においては約4Kヘルツにおいて高域共振が認められる。30〜100ヘルツの低音域において音圧は低下していない。図5は直径26mmの振動板を有するスピーカの特性であり、約30Kヘルツにおいて高域共振が認められる。これら2つの高域共振周波数は従来のスピーカに比べると大幅に高く、振動板の剛性が高いことを示している。
コーン形、平板型とを問わず、従来スピーカの周波数特性においては、高域共振周波数以下の帯域においても多くの特性の山谷が存在した。これは振動板に多くの固有共振モードが有り、それぞれの周波数において共振が発生するとともに、更にサスペンションにも共振が発生し、それらの影響が周波数特性に現れたものである。一方、図4および図5が示すように、本発明によるスピーカは単一の高域共振周波数を有し、それ以下の帯域においては、固有共振は認められず、特性は平坦である。
上述した2つのスピーカとデバイディング・ネットワーク(帯域フィルタ)とを用いて、2ウェイのスピーカシステムを構成できる。図4のスピーカをウーハとして用い、ネットワークにより例えば2Kヘルツ以上の音圧を減衰させる。また図5のスピーカをツィータとして用い、2Kヘルツ以下の音圧を減衰させる。なお約30Kヘルツにおける共振は人間の可聴範囲外なので問題にならない。このように構成した2ウェイスピーカシステムにおいては、音圧周波数特性は可聴帯域において略平坦であり、固有共振は認められず、低音も充分に再生されていて、極めて忠実度の高い再生音を得ることができる。
本発明によれば、従来のスピーカの振動系が持つ多くの課題を解決できるので、その利用価値は大きい。特に本発明をエッジレス平板スピーカに適用すると、可聴範囲の総ての帯域にわたり高い忠実度で原音を再生するハイファイスピーカシステムを提供できる。
1 振動板
2 骨格部材(平板部材)
3 充填部材
4 ボビン
5 コイル
6 駆動部
7 サスペンション
8 通気用切り欠き
9 通気用切り欠き
2 骨格部材(平板部材)
3 充填部材
4 ボビン
5 コイル
6 駆動部
7 サスペンション
8 通気用切り欠き
9 通気用切り欠き
Claims (14)
- 音を放射する振動板(1)と、前記振動板を駆動する駆動部(6)とを備えるスピーカにおいて、
前記振動板は、
複数の平板部材(2)が、各々振動方向と平行になりかつ前記振動板の中心から外周に向かって放射状になるように配置され、かつ放射状配置の中心位置で各々の縁部が互いに固着されて形成された骨格部材(2)と、
隣り合う2つの前記平板部材の間に形成された空間に充填配置され、前記平板部材の面にその両側面が固着され、かつ表面から音を放射する充填部材(3)とにより構成される、
ことを特徴とするスピーカ。 - 前記振動板(1)の外周が円形であり、前記複数の平板部材(2)の各々は同一形状であって、円周方向に関して略等しい角度間隔で放射状に配置され、前記充填部材(3)の形状が扇形であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載のスピーカ。
- 前記充填部材(3)は発泡体であることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載のスピーカ。
- 前記骨格部材(2)の外周端は、前記充填部材(3)の外周面で決まる前記振動板(1)の外周面よりも内側に位置することを特徴とする請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載のスピーカ。
- 前記駆動部(6)は、前記骨格部材(2)を形成する複数の前記平板部材(2)の各々の同一側の辺部に結合され、前記骨格部材を介して前記充填部材(3)に対して振動を伝えることを特徴とする請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1項に記載のスピーカ。
- 前記充填部材(3)および前記駆動部(6)の少なくとも一方の、前記充填部材と前記駆動部とが相対している部分に、通気用切り欠き(8,9)を設けたことを特徴とする請求の範囲第5項に記載のスピーカ。
- 前記振動板(1)と前記駆動部(6)の少なくとも一方はサスペンション(7)によって支持され、前記サスペンションは、第一の板バネ(11)の両端に棒状部材(12)が一列に固着され、前記棒状部材(12)の両端に第二の板バネ(13)が前記棒状部材に直角に固着され、前記第二の板バネ(13)の端部はスピーカの動かない部分に固着され、前記第一の板バネ(11)が接続片(14)を介して、前記振動板と前記駆動部の少なくとも一方に固着される構造になっていることを特徴とする請求の範囲第1項〜第6項のいずれか1項に記載のスピーカ。
- スピーカに使用され音を放射するための振動板(1)であって、
複数の平板部材(2)が、各々振動方向と平行になりかつ前記振動板の中心から外周に向かって放射状になるように配置され、かつ放射状配置の中心位置で各々の縁部が互いに固着されて形成された骨格部材(2)と、
隣り合う2つの前記平板部材の間に形成された空間に充填配置され、前記平板部材の面にその両側面が固着され、かつ表面から音を放射する充填部材(3)と、
からなることを特徴とするスピーカ用の振動板。 - 前記振動板(1)の外周が円形であり、前記複数の平板部材(2)の各々は同一形状であって、円周方向に関して略等しい角度間隔で放射状に配置され、前記充填部材(3)の形状が扇形であることを特徴とする請求の範囲第8項に記載のスピーカ用の振動板。
- 前記充填部材(3)は発泡体であることを特徴とする請求の範囲第8項または第9項に記載のスピーカ用の振動板。
- 前記骨格部材(2)の外周端は、前記充填部材(3)の外周面で決まる前記振動板(1)の外周面よりも内側に位置することを特徴とする請求の範囲第8項〜第10項のいずれか1項に記載のスピーカ用の振動板。
- 前記駆動部(6)は、前記骨格部材(2)を形成する複数の前記平板部材(2)の各々の同一側の辺部に結合され、前記骨格部材を介して前記充填部材(3)に対して振動を伝えることを特徴とする請求の範囲第8項〜第11項のいずれか1項に記載のスピーカ用の振動板。
- 前記充填部材(3)および前記駆動部(6)の少なくとも一方の、前記充填部材と前記駆動部とが相対している部分に、通気用切り欠き(8,9)を設けたことを特徴とする請求の範囲第12項に記載のスピーカ用の振動板。
- スピーカの振動板と駆動部の少なくとも一方を支持するためのサスペンションであって、
第一の板バネ(11)の両端に棒状部材(12)が一列に固着され、前記棒状部材(12)の両端に第二の板バネ(13)が前記棒状部材に直角に固着され、
前記第二の板バネ(13)の端部は前記スピーカの動かない部分に固着され、前記第一の板バネ(11)は接続片(14)を介して前記振動板と前記駆動部の少なくとも一方に固着された構造になっていることを特徴とするスピーカ用のサスペンション。
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