JPWO2007015447A1 - 無人ヘリコプタ - Google Patents

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Abstract

メインボディ(4)とテールボディとを有する機体(1a)と、メインボディ(4)の上方に配設され機体(1a)内のエンジンが駆動するメインロータ(6)と、テールボディ(5)の後部に配設されたテールロータとを備える。メインボディ(4)の左右下部から下方へ延びる左右一対の支持脚(8,8)と、これら支持脚(8)の下端部に設けられ、正面視においてメインボディ(4)より機体(1a)の幅方向の外側に位置する左右一対のスキッド(9)とを備える。側面視においてスキッド(9)の前端より前方に位置し、メインボディ前部の底面(83)付近から下方に延在するように形成されて受風面が機体(1a)の前後方向を指向するラジエータ(71)を有する。このラジエータ(71)における機体(1a)の幅方向の外側端は、正面視において、ラジエータ(71)に近接しているメインボディ底面(83)の外側縁より外側方に突出する。また、このラジエータ(71)の外側端(71a)は、スキッド9より機体(1a)の幅方向の内方に位置付けられている。

Description

本発明は、ラジエータを備えた無人ヘリコプタに関するものである。
従来より、オペレータが機体を見ながら遠隔操作できる無人ヘリコプタによって、上空からの農薬散布や、航空写真あるいはビデオ等の撮影が行われている。近年の無人ヘリコプタは、GPSを利用することにより、オペレータの視界外でも飛行させることができるようになってきた。この結果、この種の無人ヘリコプタは、例えば火山や災害現場等のように有人ヘリコプタが近づきにくい場所の撮影が可能であり、実際にこのような場所で活躍している。例えば特開2002−166893号公報には、農薬等の薬剤を散布する無人ヘリコプタが開示されており、特開2002−293298号公報には、航空写真等を撮影する無人ヘリコプタが開示されている。
従来の無人ヘリコプタは、機体の最前部であって機体の幅方向の中央部に、斜め前上方を指向するラジエータを備えている。このラジエータは、機体が前進する場合には、飛行により風を正面に受けるとともに、メインロータからのダウンウォッシュを受ける。このため、前進時にラジエータの冷却水が冷却され、それによりエンジンを冷却することができる。
農薬散布の用途で使用される無人ヘリコプタは、操縦のしやすさを考えて、通常は、所定面積の範囲で前進および後進を繰り返すように使われている。その際、後進時には、ラジエータは正面から風を受けることができなくなるため、冷却性能が低下する。しかし、農薬散布の場合には、一定の距離を後進した後に再び前進するため、ホバリングや微速後進などの飛行は少ない。したがって、長時間にわたって正面のラジエータが風を受けなくなるということはない。このため、機体の正面に備えられたラジエータのみによって充分にエンジンを冷却することができる。
ところが、ヘリコプタは、前進、後進以外にも、微速後進や停止飛行(ホバリング)等を行うことが多い。上空での監視や観測撮影、定点撮影等を行う無人ヘリコプタは、上空でホバリングしたり、微速後進で飛行をしなければならない場合がある。このような条件で長時間飛行すると、機体の正面に飛行による風を受けにくくなってラジエータへの流入空気が低減する。このため、このような飛行を行う場合は、充分にエンジンを冷却することができなくなってしまう。
エンジンの冷却性能を向上させた無人ヘリコプタとしては、例えば特開2002−193193号公報に開示されたものがある。この公報に示されている無人ヘリコプタは、機体の前部であって幅方向の中央部に装備されたラジエータ(メインラジエータ)に加えて、機体前部の下側や両側部にサブラジエータを備えている。このサブラジエータを備えた従来の無人ヘリコプタを図9に示す。
図9は、サブラジエータを備えた従来の無人ヘリコプタの正面図である。この無人ヘリコプタ100は、機体101の外側を覆うメインボディ102の正面にメインラジエータ103を備えている。また、この無人ヘリコプタ100は、機体101の前部の下側または両側方にサブラジエータ104,105を備えている。機体101の下部には、メインボディ102の左右下部から下方へ延びる左右一対の支持脚106,106が設けられている。これらの支持脚106,106の下端部には、それぞれスキッド107が設けられている。これらのスキッド107は、機体101の前方から見てメインボディ102より機体101の幅方向の外側に位置付けられている。
機体前部の下側に設けられたサブラジエータ104は、機体101の下面近傍で機体101の幅方向に延在し、かつ飛行によって風を受ける面(以下、単に受風面という)が機体101の前後方向を指向するように形成されている。このサブラジエータ104の長さは、メインボディ前部の底面の幅寸法と同等かそれより小さく形成されている。機体101の両側方に設けられたサブラジエータ105は、機体101の側方で上下方向に延在し、かつ受風面が機体101の前後方向を指向するように形成されている。これらのサブラジエータ104,105は、図示してはいないが、機体101を側方から見た状態でスキッド107の前端より前方であって、メインボディ前部の底面付近から下方に延在するように形成されている。このようにサブラジエータ104,105を装備することにより、メインラジエータ103を補足して冷却能力を高めることができる。
しかし、機体前部の下側にサブラジエータ104を設けたとしても、長時間にわたってホバリングしたり微速後進を行うと、エンジンがオーバーヒートするおそれがある。これは、このサブラジエータ104は、受風面積(飛行によって風を受ける面の面積)がメインラジエータ103と同等かそれより小さいうえに、その後方にマフラーやその他の補機が配設されていることが原因で後方からくる風の一部が阻止されるからである。このため、この従来の無人ヘリコプタは、機体前部の下側にサブラジエータ104を備えているにもかかわらず、エンジンがオーバーヒートを起こすのを防ぐために、飛行可能であるか否か、または飛行の内容などを決めるに当たって、気温の制約を受けるという問題があった。
一方、機体の両側方に設けられたサブラジエータ105は、ホバリング時や微速後進時でも風を充分に受けることができる。しかし、このサブラジエータ105を備えた無人ヘリコプタ100は、サブラジエータ105がスキッド107より機体101の側方に突出しているために、運搬するときに問題が生じる。すなわち、この無人ヘリコプタ100では、例えば狭い作業所などから外に運び出す場合、出入口の壁にサブラジエータ105が当たり易いから、運搬作業を慎重に行わなければならず、運搬に要する時間が不必要に長くなる。また、この無人ヘリコプタ100を自動車の荷台に載せて運ぶ場合は、サブラジエータ105がスキッド107より突出している分だけ荷台入口の左右側壁に当たり易くかつ無人ヘリコプタ100の占有スペースが広く必要になる。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、機体をコンパクトに形成しながら、機体の前方から飛行による風を受けない後進時やホバリング時でも、エンジンの冷却効果を充分に得られる無人ヘリコプタを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る無人ヘリコプタは、メインボディとその後部に連なるテールボディとを有する機体と、メインボディの上方に配設され機体内のエンジンによって駆動されるメインロータと、テールボディの後部に配設されたテールロータと、メインボディの左右下部から下方へ延びる左右一対の支持脚と、これら支持脚の下端部に設けられ、機体の前方から見てメインボディより機体の幅方向の外側に位置付けられた左右一対のスキッドと、機体を側方から見てスキッドの前端より前方であって、メインボディ前部の底面付近から下方に延在するように形成され、受風面が機体の前後方向に向けられたラジエータとを有する無人ヘリコプタにおいて、ラジエータにおける機体の幅方向の外側端は、正面視において、このラジエータに近接しているメインボディ底面の外側縁より外側方に突出した位置であって、かつスキッドより機体の幅方向の内方に位置付けられているものである。
本発明によれば、ラジエータをメインボディの外で大きく形成することができるため、ラジエータの受風部分の面積を大きくとることができ、冷却能力を向上させることができる。ラジエータは、受風面が機体の前後方向を指向しているため、前進時に風を充分に受けることができる。このラジエータの幅方向の外端部は、メインボディ底面の外側縁より外側方に突出しているから、後進時に風を受けることができる。メインロータが回転することにより生じるダウンウォッシュは、下方へ流れながらメインロータの回転方向へも流れる風であるから、ラジエータの外端部に斜め上方から当たる。このため、ラジエータはホバリング時にはダウンウォッシュによる風を受けることができる。
したがって、本発明によるラジエータを搭載した無人ヘリコプタによれば、前進時の冷却性能を向上させることができるばかりか、ラジエータが前方から風を受けることがない後進時やホバリング時にも冷却性能を向上させることができる。また、ラジエータはスキッドより機体の幅方向の内方に位置しているから、無人ヘリコプタを地上で移動させる場合や運搬用車両の荷台に載せて運ぶ場合に取り回しを容易に行うことができる。また、本発明に係る無人ヘリコプタは、ラジエータによって機体の占有スペースが拡大されることがなく、機体がコンパクトであるから、運搬時や駐機時に必要なスペースが狭くてよい。
図1は、本発明の第1の実施の形態による無人ヘリコプタの側面図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態による無人ヘリコプタの正面図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態による無人ヘリコプタの平面図である。 図4は、第1の実施の形態による無人ヘリコプタの機体前部の構成を示す側面図である。 図5は、第1の実施の形態による無人ヘリコプタのエンジン部分を拡大して示す平面図である。 図6は、本発明の第2の実施の形態による無人ヘリコプタの側面図である。 図7は、本発明の第2の実施の形態による無人ヘリコプタの正面図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態による無人ヘリコプタの平面図である。 図9は、従来の無人ヘリコプタの例を示す正面図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る無人ヘリコプタの一実施の形態を図1ないし図5によって詳細に説明する。
この実施の形態による無人ヘリコプタ1は、後述する機体フレーム2(図4および図5参照)と、この機体フレーム2の上に搭載されたパワーユニット3と、機体フレーム2の下方を除く周囲を覆うメインボディ4(図1〜図3参照)と、前記機体フレーム2の後端部に接続されたテールボディ5とからなる機体1aを有する。メインボディ4の上部にはメインロータ6が設けられ、テールボディ5の後部にはテールロータ7が設けられている。
機体フレーム2は、図4および図5に示すように、無人ヘリコプタ1の前後方向に延びる中空の箱状に形成されている。この機体フレーム2の下端部には、機体1aの前後方向に対をなす支持脚8が固定されている。支持脚8は、機体フレーム2から下方に向けて延びるように形成されている。これら支持脚8の下端部には、左右一対のスキッド9,9が取付けられている。
支持脚8の上端は機体フレーム2に固定されている。支持脚8は、図2に示す正面視において、下方に向かうにしたがって漸次機体の幅方向の外側に拡がるように形成されている。この支持脚8の下端部に設けられた一対のスキッド9,9どうしの間隔は、図2に示すように、メインボディ4の最大幅より広くなるように形成されている。
機体フレーム2における機体1aの幅方向の両側部には、図4および図5に示すように、取付用ブラケット2aによってペイロードバー10が取付けられている。このペイロードバー10は、後述するカメラ装置11(図1参照)などの搭載部品を取付けるためのものである。このペイロードバー10は、断面円形のパイプからなり、図1に示す側面視において、メインボディ4の前端部から後端部まで機体1aの前後方向に延在する長さに形成され取付けられている。
機体フレーム2上に搭載されたパワーユニット3は、図4および図5に示すように、水冷式2サイクル水平対向二気筒エンジン12と、このエンジン12の動力をメインロータ6に伝達するための動力伝達装置13とによって構成されている。このパワーユニット3は、機体フレーム2の上面に突設された第1〜第3のブラケット14〜16に弾性部材17(図5参照)を介して支持されている。第1のブラケット14は、機体フレーム2の前端部であって機体1aの幅方向の中央部に配設されている。第2のブラケット15と第3のブラケット16とは、第1のブラケット14より後方であって、機体フレーム2における機体1aの幅方向の両端部に配設されている。
これら第1〜第3のブラケット14〜16には、パワーユニット3から下方に延びる第1〜第3の支持ステー18〜20の下端部が取付けられている。これら3箇所の取付部分は、第1〜第3の支持ステー18〜20の下端部に弾性部材17を固着し、この弾性部材17を固定用ボルト21によって第1〜第3のブラケット14〜16に固定する取付構造が採られている。第1のブラケット14に固定した固定用ボルト21の軸線は、機体1aの幅方向を指向し、第2、第3のブラケット15,16に固定した固定用ボルト21の軸線は、機体1aの前後方向を指向している。
エンジン12は、図4および図5に示すように、クランクケース22と、このクランクケース22から機体1aの幅方向に突出する第1および第2のシリンダ部23,24とを備えている。クランクケース22は、機体1aの幅方向の中央部においてクランク軸25を回転自在に支持している。
クランク軸25は、機体1aの前後方向を軸線方向としてクランクケース22に設けられている。クランク軸25の前端部は、クランクケース22から前方に突出しており、このクランク軸25の前端部には、始動歯車26を有するフライホイール27が取付けられている。
クランク軸25の後端部は、クランクケース22の後端部に設けられた自動遠心クラッチ28の入力部(図示せず)に接続されている。この自動遠心クラッチ28のクラッチハウジング28aは、クランクケース22と動力伝達装置13との間に介装され、これら両者を接続している。自動遠心クラッチ28の出力部(図示せず)は、動力伝達装置13の第1の動力伝達軸29に接続されている。
動力伝達装置13は、自動遠心クラッチ28から後方に延びる第1の動力伝達軸29と、この第1の動力伝達軸29の後端部に傘歯車30,31を介してギヤ結合された第2の動力伝達軸32と、この第2の動力伝達軸32に平歯車33,34を介してギヤ結合されたメインロータ軸35とを備えている。このメインロータ軸35は、動力伝達装置13に上方へ向けて突設されたガイド部36を貫通してパワーユニット3の上方に導出されている。メインロータ6は、このメインロータ軸35の上端部に取付けられている。
第1の動力伝達軸29の中間部には駆動歯車37が取付けられている。この駆動歯車37は、テールロータ駆動軸38や冷却水ポンプ39と連動する従動歯車(図示せず)に噛合している。テールロータ駆動軸38は、テールボディ5内に収容されたベルト式の動力伝達手段(図示せず)を介してテールロータ7に接続されている。
クランクケース22の上端部には、図5に示すように、吸入口22aが開口し、吸気管41(図4参照)を介して気化器42が接続されている。吸入口22aの下流側近傍にはリード弁(図示せず)が設けられている。このエンジン12の燃料は、機体フレーム2の後端部上に搭載された燃料タンク43から供給される。
第1のシリンダ部23と第2のシリンダ部24とは、クランクケース22と一体に形成されたシリンダボディ44と、このシリンダボディ44の端部に取付けられたシリンダヘッド45と、ピストン46およびコンロッド47とを備えている。
エンジン12の排気は、シリンダボディ44の下端部に形成された排気口(図示せず)から排出される。排気口には、図4に示すように、排気管51を介して排気チャンバー52が接続されている。排気管51は、第1のシリンダ部23と第2のシリンダ部24とにそれぞれ設けられており、排気チャンバー52の幅方向の両端部にそれぞれ接続されている。排気チャンバー52は、機体1aの幅方向の中央部であってエンジン12の下方に配設されており、エンジン12に排気管51によって支持されている。この排気チャンバー52の下方には、パイプ54を介して消音器55が接続されている。排気チャンバー52に排出された排気は、パイプ54を通って消音器55に入り、消音器55の下端部に形成された複数の排出口(図示せず)から大気に排出される。
シリンダボディ44内とシリンダヘッド45内とには、エンジン冷却水を通すウォータージャケット(図示せず)が形成されている。このウォータージャケットは、図5に示すように、シリンダボディ44の後端部に形成された冷却水入口56からシリンダヘッド45の上端部に形成された冷却水出口57に冷却水を導くように形成されている。冷却水入口56は、第1の冷却水パイプ58によって冷却水ポンプ39の吐出口(図示せず)に接続されている。冷却水出口57は、第2の冷却水パイプ59によって後述する第1のラジエータ61(図4参照)の流入タンク62に接続されている。
第1のラジエータ61は、図4に示すように、コア部63と、このコア部63の上端部に接続された流入タンク62と、コア部63の下端部に接続された流出タンク64とによって構成されている。この第1のラジエータ61は、クランクケース22の下部から機体1aの前方へ延びる側面視三角形の第1のステー65と、クランクケース22の上部から機体1aの前方へ延びる第2のステー66と、これら両ステー65,66どうしを接続する第3のステー67とによってクランクケース22に支持されている。
これらの第1〜第3のステー65〜67は、機体1aの幅方向に対をなすように設けられており、第1のラジエータ61の両側部を支持している。また、第1のステー65の前端部には、後述する第2のラジエータ71が取付けられている。第1のラジエータ61によって、請求項4に記載した発明でいうメインラジエータが構成され、第2のラジエータ71によって、請求項1および請求項2に記載した発明でいうラジエータが構成されている。
第1のラジエータ61は、エンジン12の前方において、前下がりに傾斜するように装備されている。この第1のラジエータ61のコア部63はメインロータ6と対向している。また、第1のラジエータ61の上部には導風ガイド72が取り付けられている。この導風ガイド72は、メインロータ6の回転によって生じるダウンウォッシュW(吹き降ろし風)をコア部63に導くためのものである。この導風ガイド72は、コア部63の周囲を囲むとともにコア部63の上方に向けて突出する筒状に形成されている。
この導風ガイド72は、メインボディ4の機体前側の上面に形成された冷却風取入口73(図2参照)に挿入されている。なお、図2は、冷却風取入口73の形状を理解し易いように導風ガイド72を省略して描いてある。
この実施の形態によるメインボディ4は、機体フレーム2の下方を除く周囲を覆う形状に形成されるとともに、機体左側半部4aと機体右側半部4bとによって機体1aの幅方向に2分割可能に形成されている。また、このメインボディ4におけるエンジン12の第1、第2のシリンダ部23,24のシリンダヘッド45と対応する部位は、図2に示すように、機体1aの側方へ膨出するように形成されている。各シリンダヘッド45,45は、この膨出部分74の内方に収容されている。膨出部分74の前端部には、機体1aの前方に向けて開口する空気取入口75が形成されている。
メインボディ4の機体左側半部4aと機体右側半部4bとは、図1に示すように、機体フレーム2側に設けられているペイロードバー10に支持部材76によって機体1aの幅方向へ開閉自在に支持されている。支持部材76は、ペイロードバー10を支点にしてメインボディ4の両半部4a,4bを機体1aの幅方向へ揺動自在に支持する構造が採られている。なお、メインボディ4の両半部4a,4bは、ペイロードバー10や機体フレーム2などに着脱自在に取付けることもできる。
これらのメインボディ4の半部4a,4bどうしを閉じることによって、機体前部に位置する機体フレーム2と、この機体フレーム2上に支持されたエンジン12と、動力伝達装置13と、メインロータ軸35と、第1のラジエータ61などがメインボディ4内に収容される。一方、両半部4a,4bを開くことによって、上述した各装置、部材などが機体1aの外に露出することになる。
また、第1のラジエータ61は、図4に示すように、電動ファン77を備えている。この電動ファン77は、エンジン冷却水の温度が予め決められた値に達した時に作動するもので、コア部63の下方に位置付けられている。この電動ファン77が作動すると、第1のラジエータ61の上方の外気がコア部63に向けて吸い込まれる。コア部63を通過した冷却風は、排気チャンバー52の周囲を通過し、機体1aから後斜め下方に排出される。
第1のラジエータ61の流出タンク64は、図4に示すように、第3の冷却水パイプ78によって第2のラジエータ71の流入タンク79(図2参照)に接続されている。
第2のラジエータ71は、図2および図3に示すように、機体1aの幅方向の中央部に位置するコア部80と、このコア部80の機体右側の端部に接続された流入タンク79と、コア部80の機体左側の端部に接続された流出タンク81とから構成されており、機体1aの幅方向に長い横長形状に形成されている。この第2のラジエータ71は、第1のラジエータ61だけでは不足する冷却性能を補うものである。第2のラジエータ71の流出タンク81は、第4の冷却水パイプに82(図4参照)によって冷却水ポンプ39の吸込口(図示せず)に接続されている。
第2のラジエータ71は、図1に示すように、機体1aを側方から見てスキッド9の前端より前方に位置付けられており、メインボディ前部の底面83付近から下方に延在するように形成されている。この第2のラジエータ71の受風面(コア部80の前面または背面)は機体1aの前後方向に向けられている。
この第2のラジエータ71の機体幅方向の長さは、図2に示すように、この第2のラジエータ71に近接しているメインボディ底面83の幅Lより長く形成されている。詳述すると、第2のラジエータ71における機体1aの幅方向の外側端71aは、図2に示す正面視において、この第2のラジエータ71に近接しているメインボディ底面83の外側縁より外側方に突出した位置であって、かつスキッド9より機体1aの幅方向の内方に位置付けられている。
メインボディ4の後部上側には、コントロールパネル85が設けられている。コントロールパネル85は、飛行前のチェックポイントやセルフチェックの結果等を表示するものである。なお、図示してはいないが、このコントロールパネル85の表示は地上局でも確認できるように構成されている。
スキッド9の後方に位置する機体下部には、自律制御ボックス86が搭載されている。自律制御ボックス86内には、自律制御に必要なGPS制御装置、地上と通信するデータ通信機や画像通信機、および制御プログラムを組み込んだ制御基板等が収容されている。自律制御は、機体1aの位置や速度などの飛行データ、機体1aの姿勢や方位などの機体1aデータ、エンジン回転数やスロットル開度などの運転状態データに基づいて行われる。この自律制御によれば、予め定められた運転モードや制御プログラムを自動的に選択するか、あるいは地上局からの命令によって選択することにより、気象条件や積載重量などの飛行条件に応じて最適な飛行状態が得られるように無人ヘリコプタ1を飛行させることができる。
無人ヘリコプタ1は、このような自律制御によって飛行する他に、オペレータが飛行状況を目で確認しながら、飛行状況や機体1aから送信された各種運転状態データに基づいて、無線操縦機によりマニュアルで操作することも可能である。
メインボディ4の前端部下側には、図1および図2に示すように、カメラ装置11が配設されている。このカメラ装置11は、ペイロードバー10の前端部に懸架用ブラケット87を介して取付けられている。カメラ装置16は、垂直方向のパン軸廻りに回転して左右任意の方向の撮影が可能であるとともに、内部のカメラ自体がチルト軸廻りに回転して仰角および俯角の任意の方向の撮影が可能である。
自律制御ボックス86の周辺部であって機体前側には、前述の自律制御に必要な運転状態データや飛行指令データ等の操縦データ(デジタルデータ)を地上局との間で送受信するためのデータアンテナ88が、機体1a側から垂下して取り付けられている。また、自律制御ボックス86の周辺部であって機体1a後側には、カメラ装置11で撮影したアナログデータの画像データを地上局に送信するための画像データアンテナ89が、機体1a側から垂下するように取り付けられている。自律制御ボックス86の後部には、表示灯90が設けられている。表示灯90は、燃料残量や機体1aの異常等を表示し、地上のオペレータに視認させる。
テールボディ5の下面側には、地磁気に基づく方位センサ91が設けられている。この方位センサ91により、東西南北の機体1aの向きが検出される。さらに、機体フレーム2内には、図4に示すように、ジャイロ装置からなる姿勢センサ92が設けられている。なお、この機体フレーム2内には、エンジン12やメインロータ制御用コレクティブサーボモータ(図示せず)などの電装品を制御するためのコントロールユニット93も設けられている。
テールボディ5の上面側には、メインGPSアンテナ94およびサブGPSアンテナ95が設けられている。テールボディ5の後端部には、無線操縦機からの指令信号を受信する無線操縦用受信アンテナ96が設けられている。
このように構成された無人ヘリコプタ1が前方へ進行しているときは、機体1aの正面から風を受けるので、第1のラジエータ61に空気が流入する。一方、第2のラジエータ71は、メインボディ4の外でメインボディ4より機体1aの幅方向に大きく形成されており、受風部分(飛行により風を受ける部分)の面積を大きくとることができる。しかも、第2のラジエータ71の受風面は、機体1aの前後方向を指向している。このため、無人ヘリコプタ1が前進するときは、第1のラジエータ61と第2のラジエータ71とによって高い冷却効果が得られる。
無人ヘリコプタ1がホバリングする場合や後方へ進行する場合等は、前方から風を受けることができないために、第1のラジエータ61だけでは冷却水を充分に冷却することができない。
しかし、第2のラジエータ71は、その幅方向の外端部がメインボディ底面83の外側縁より外側方に突出しているから、この突出部分、すなわち第2のラジエータ71の両側部で後進時にも風を受けることができる。
メインロータ6が回転することにより生じるダウンウォッシュWは、下方へ流れながらメインロータ6の回転方向へ捻られるように流れる風であるから、第2のラジエータ71の外端部に斜め上方から当たる。すなわち、メインロータ6が図3に示す平面視において時計方向に回転する場合、ダウンウォッシュWは、第2のラジエータ71に機体1aの左斜め上後方から当たる。この場合、主に第2のラジエータ71における機体左側に位置する部位に風が当たる。
したがって、第2のラジエータ71は、後進時に機体1aの側面に沿って流れる風を受けるだけでなく、メインロータ6の回転により生じるダウンウォッシュWをも受けることができる。このため、この実施の形態による無人ヘリコプタ1は、機体前部の正面に設けられている第1のラジエータ61が風を受けにくい状態でも、第2のラジエータ71によって風を受けて冷却効果を充分に発揮することができる。
また、第2のラジエータ71は、スキッド9より機体1aの幅方向の内方に位置しているから、無人ヘリコプタ1を地上で移動させる場合や自動車の荷台に載せて運ぶ場合に取り回しを容易に行うことができる。しかも、この実施の形態による無人ヘリコプタ1は、第2のラジエータ71によって機体1aの占有スペースが拡大されるようなことはなく、機体1aがコンパクトであるから、運搬時や駐機時に必要なスペースが狭くてよい。
この実施の形態による第2のラジエータ71は、メインボディ前部の底面83付近から下方に延在するように形成されている。このため、メインボディ4の機体左側半部4aと機体右側半部4bとを開いたり機体1aから取外すときに、第2のラジエータ71に干渉されることはない。したがって、第2のラジエータ71を搭載しているにもかかわらず、メインボディ4を開いたり取外す作業を容易に行うことができ、しかも、メインボディ4を開く場合には大きく開くことができる。
(第2の実施の形態)
本発明に係る無人ヘリコプタは図6〜図8に示すように構成することができる。これらの図において、前記図1〜図5によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
この実施の形態によるヘリコプタ1は、機体1aの左側であって、メインボディ4よりも下側の位置に、上下方向に長い縦長形状に形成された第2のラジエータ71が設けられている。この第2の実施の形態で示す第2のラジエータ71によって、請求項3に記載した発明でいうラジエータが構成されている。この実施の形態による第2のラジエータ71は、図7および図8に示すように、機体左側に位置するペイロードバー10にブラケット10aによって取付けられている。
詳述すると、この実施の形態による第2のラジエータ71は、図6に示すように、機体1aを側方から見てスキッド9の前端より前方に位置付けられており、メインボディ前部の底面83付近から下方に延在するように形成されている。また、この第2のラジエータ71の受風面は機体1aの前後方向を指向している。
第2のラジエータ71をメインボディ前部の底面83付近から下方に延在するように形成することにより、メインボディ4の機体左側半部4aと機体右側半部4bとを開いたり機体1aから取外すときに、第2のラジエータ71に干渉されるのを防ぐことができる。したがって、第2のラジエータ71を搭載しているにもかかわらず、メインボディ4を開いたり取外す作業を容易に行うことができ、しかも、メインボディ4を開く場合には大きく開くことができる。
この第2のラジエータ71における機体1aの幅方向の外側端71aは、図7および図8に示すように、第2のラジエータ71に近接しているメインボディ底面83の外側縁より外側方に突出した位置であって、かつスキッド9より機体1aの幅方向の内方に位置付けられている。また、この第2のラジエータ71における機体1aの幅方向の内側端71bは、メインボディ底面83の外側縁より外方に位置付けられている。
無人ヘリコプタ1の揚力を発生させるメインロータ6は、時計回りまたは反時計回りのいずれか一定の方向に回転する。このため、メインロータ6が回転することにより生じるダウンウォッシュWは、必ずメインロータ軸35を中心として捩れて流れる。この結果、後進時に機体1aの後方から流れる風は、メインロータ6からの捻れながら下降するダウンウォッシュWと合成され、左右非対称の流れになる。すなわち、後進時、機体1aの片側は風量が増加し、反対側では減少する。風量が増加する側面に第2のラジエータ71を設けることにより、小型でも充分に風を受けることができ、冷却性能が確保される。
図8中に二点鎖線で示すように、ヘリコプタ1のメインロータ6が、上方から見て時計方向に回転する場合は、機体1aの左側には、矢印Aで示すように、下降しながら後方から前方へ向かうダウンウォッシュWによる風が生じ、機体1aの右側には、矢印Bのように、下降しながら前方から後方へ向かうダウンウォッシュWによる風が生じる。機体1aが後進するときには、第2のラジエータ71の後方側から風が当たるので、図8に示すように左側に第2のラジエータ71を設けることにより、メインロータ6によるダウンウォッシュWと合成されて、強い風が第2のラジエータ71に当たる。
一方、機体1aの右側に第2のラジエータ71を設ける場合は、後進によって受ける風と、メインロータ6が回転することによって生じるダウンウォッシュWによる風とが逆方向になるため、風は弱くなり、充分な冷却効果を得ることはできない。したがって、図8に示すように、メインロータ6の回転方向が上方から見て時計回りの場合は、機体1aの左側に第2のラジエータ71を設けることにより、小型でも充分な冷却効果を得ることができる。これとは逆に、メインロータ6が上から見て反時計方向に回転する場合は、第2のラジエータ71を機体1aの右側に設ける。
すなわち、この実施の形態による第2のラジエータ71は、機体1aの幅方向の一側方と他側方とのうち、メインロータ6の回転により発生するダウンウォッシュWが機体1aの前方へ向けて流れる一側方に設けられているから、コア部80の全域でダウンウォッシュWを受けることができる。また、この第2のラジエータ71はスキッド9より機体1aの幅方向の内方に位置しているから、無人ヘリコプタ1を地上で移動させる場合や自動車の荷台に載せて運ぶ場合に取り回しを容易に行うことができる。しかも、この実施の形態による無人ヘリコプタ1は、第2のラジエータ71によって機体1aの占有スペースが拡大されるようなことはなく、機体1aがコンパクトであるから、運搬時や駐機時に必要なスペースが狭くてよい。
上述した第1および第2の実施の形態に示すメインボディ4は、機体1aにその幅方向へ開閉自在に取付けられている。すなわち、この無人ヘリコプタ1によれば、メインボディ4を開くことによって機体フレーム2上のエンジン12、動力伝達装置13、メインロータ軸35、メインラジエータ61などを容易に露出させることができる。このため、第1および第2の実施の形態によれば、運搬が容易であるばかりかメンテナンスも容易な無人ヘリコプタ1を製造することができる。また、第2のラジエータ71がメインボディ前部の底面83付近から下方の延びるように形成されており、メインボディ4の開閉または着脱に際し邪魔になることがない。このため、メインボディ4の開閉または着脱を容易に行うことができ、メインボディ4を開閉する場合は大きく開くことができる。
第2の実施の形態では機体1aの一側方に第2のラジエータ71を設けた例を示したが、第2のラジエータ71は、機体1aの幅方向の両側方に設けることができる。さらに、上述した第1の実施の形態および第2の実施の形態では第1のラジエータ61と第2のラジエータ71とを備えた無人ヘリコプタ1について説明したが、第2のラジエータ71の受風面をさらに大きく形成して冷却性能を向上させることにより、第1のラジエータ61を使用することなく、第2のラジエータ71のみによってエンジン12を充分に冷却することができる。
本発明は、航空写真撮影用の無人ヘリコプタ1の他、農薬散布用無人ヘリコプタやその他の用途に用いる無人ヘリコプタとしても適用できる。

Claims (4)

  1. メインボディとその後部に連なるテールボディとを有する機体と、
    前記メインボディの上方に配設され機体内のエンジンによって駆動されるメインロータと、
    前記テールボディの後部に配設されたテールロータと、
    前記メインボディの左右下部から下方へ延びる左右一対の支持脚と、
    これら支持脚の下端部に設けられ、機体の前方から見て前記メインボディより機体の幅方向の外側に位置付けられた左右一対のスキッドと、
    機体を側方から見て前記スキッドの前端より前方であって、メインボディ前部の底面付近から下方に延在するように形成され、受風面が機体の前後方向に向けられたラジエータとを有する無人ヘリコプタにおいて、
    前記ラジエータにおける機体の幅方向の外側端は、正面視において、このラジエータに近接しているメインボディ底面の外側縁より外側方に突出した位置であって、かつ前記スキッドより機体の幅方向の内方に位置付けられていることを特徴とする無人ヘリコプタ。
  2. 請求項1記載の無人ヘリコプタにおいて、
    ラジエータは、機体の幅方向の長さがメインボディ底面の幅より長い横長形状に形成され、メインボディの下方を前記幅方向に横断するように設けられていることを特徴とする無人ヘリコプタ。
  3. 請求項1記載の無人ヘリコプタにおいて、
    ラジエータは、その内側端がメインボディ底面の外側縁より外方に位置する縦長形状に形成され、機体の幅方向の一側方と他側方とのうち、少なくともロータの回転により発生するダウンウォッシュが機体の前方へ向けて流れる一側方に設けられていることを特徴とする無人ヘリコプタ。
  4. 請求項1記載の無人ヘリコプタにおいて、
    メインボディの内部に、機体フレームと、この機体フレーム上に支持されたエンジンと、動力伝達装置と、メインロータ軸と、メインラジエータとが収容され、
    前記メインボディは、前記機体フレームの下方を除く周囲を覆う形状に形成されるとともに、機体の幅方向に2分割可能に形成され、
    メインボディの一方の半部と他方の半部とは、前記機体フレーム側を支点にして機体の幅方向に開閉自在に形成されていることを特徴とする無人ヘリコプタ。
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