JPWO2006137383A1 - ゲル組成物及びその製造方法、睫毛用化粧料 - Google Patents

ゲル組成物及びその製造方法、睫毛用化粧料 Download PDF

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Abstract

本発明の目的は油系、ないし有機溶剤系で使用性と取扱性の両立したゲル組成物及びその製造方法、該ゲル組成物を用いた睫毛用化粧料を提供することにある。【解決手段】 有機変性粘土鉱物10〜20質量%と、前記粘土鉱物を実質的に膨潤させず、且つ該粘土鉱物を分散しえる非極性有機分散媒と、前記非極性有機分散媒中に分散ないし溶解しえる極性溶媒2〜10質量%とを含むゲル組成物及びこれを用いた睫毛用化粧料。さらに、有機変性粘土鉱物5〜10%質量%と、無水ケイ酸3〜8質量%と、該粘土鉱物を分散しえる非極性有機分散媒と、前記非極性有機分散媒中に分散ないし溶解しえる極性溶媒2〜10質量%とを含むゲル組成物及びこれを用いた睫毛用化粧料。

Description

関連出願
本出願は、2005年6月20日付け出願の日本国特許出願2005−179115号の優先権を主張しており、ここに折り込まれるものである。
本発明はゲル組成物及びその製造方法、睫毛用化粧料、特にその増粘機構の改良に関する。
使用感、取扱性等の観点から、化粧品、医薬部外品のみならず、塗料、樹脂などの各種分野で増粘、ゲル化が行われている。これらの各種用途の拡大に伴い、水系、乳化系、油系、有機溶剤系のそれぞれで所望の物性でのゲル化が要求される。
例えば睫毛用化粧料においては、睫毛に塗布された化粧料が汗などにより容易に溶け出すことを防止するため、油系ないし有機溶剤系が採用されることが多く、しかも睫毛に化粧料を厚く塗布し睫毛を太く長く見せることが要求される場合がある。このため、睫毛に化粧料を塗布する際には、塗布用ブラシに大量の化粧料をとる必要があり、必然的に化粧料の増粘が図られる。
従来、このような睫毛用化粧料に代表される油系のゲル化を行う際には、高分子増粘剤、ないしワックスなどの固形油分を用いることが多かった。
特開2002−154932号公報 特開2004−107237号公報 特開2004−300096号公報
しかしながら、高分子増粘剤ないしワックスでゲル化した睫毛用化粧料は、ブラシにとりやすいほどゲル硬度を上げれば、睫毛への塗布時に引き伸ばしが困難となってしまい、採取性と塗布性は背反する機能であった。特に最近の睫毛用化粧料には睫毛を長く見せること(ロングラッシュ効果)を目的として、天然繊維や合成繊維を配合したものが人気を集めている。このように繊維を配合した睫毛用化粧料について睫毛塗布時に適切な引き伸ばしが行われないと、繊維が睫毛から「虫の足」のように毛羽立って突出してしまい、美観を著しく悪化させる場合もあった。
本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的は油系、ないし有機溶剤系で使用性と取扱性の両立したゲル組成物及びその製造方法、該ゲル組成物を用いた睫毛用化粧料を提供することにある。
前記目的を達成するために本発明者らが検討を行った結果、有機変性粘土鉱物に単なる層間拡張に伴う膨潤とは異なるゲル形成機構があり、このゲルが強いチキソトロピー性を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明にかかるゲル組成物は、有機変性粘土鉱物10〜20質量%と、
該粘土鉱物を分散しえる非極性有機分散媒と、
前記非極性有機分散媒中に分散ないし溶解しえる極性溶媒2〜10質量%と、
を含むことを特徴とする。
また本発明にかかるゲル組成物は、有機変性粘土鉱物5〜10質量%と、
無水ケイ酸3〜8質量%と、
該粘土鉱物を分散しえる非極性有機分散媒と、
前記非極性有機分散媒中に分散ないし溶解しえる極性溶媒2〜10質量%と、
を含むことを特徴とする。
前記無水ケイ酸の平均一次粒径は16nm以下であることが好適である。
また、本発明にかかるゲル組成物の製造方法は、有機変性粘土鉱物10〜20質量%を、非極性有機分散媒中に分散させ、その後に極性溶媒2〜10質量%を添加することを特徴とする。
また、本発明にかかるゲル組成物の製造方法は、有機変性粘土鉱物5〜10質量%と無水ケイ酸3〜8質量%を、非極性有機分散媒中に分散させ、その後に極性溶媒2〜10質量%を添加することを特徴とする。
さらに、前記製造方法において、非極性有機分散媒は炭化水素系分散媒を含むことが好適である。
また、前記製造方法において、極性溶媒はエチルアルコールを含むことが好適である。
また、本発明にかかる睫毛用化粧料は、有機変性粘土鉱物を10〜20質量%と、
炭化水素系分散媒及び/又はシリコーン系分散媒を20〜90質量%と、
極性溶媒を2〜10質量%と、を含むことを特徴とする。
また、本発明にかかる睫毛用化粧料は、有機変性粘土鉱物を5〜10質量%と、無水ケイ酸3〜8質量%と、炭化水素系分散媒及び/又はシリコーン系分散媒を20〜90質量%と、極性溶媒を2〜10質量%と、を含むことを特徴とする。
また、前記睫毛用化粧料において、異形断面中空繊維を含有することが好適である。
本発明にかかるゲル組成物によれば、層間拡張による膨潤とは異なる機構により有機変性粘土鉱物でゲル化するため、非極性溶媒中で極めて高いチキソトロピー性を発揮することができる。
また、本発明にかかる睫毛用化粧料によれば、前記ゲル組成物の高いチキソトロピー性によりブラシへの採取性と、塗布性、仕上り性の両立を図ることができる。
分散媒組成とゲル硬度の関係を示す説明図である。 極性溶媒(エチルアルコール)の添加量とゲル特性の説明図である。 極性溶媒の種類とゲル硬度の関係の説明図である。 エチルアルコールと他の極性溶媒を併用した場合のゲル硬度の説明図である。 エチルアルコールと他の極性溶媒を併用した場合のゲル硬度の説明図である。 睫毛用化粧料のゲル硬度と仕上り性の関係の説明図である。 本発明にかかる睫毛用化粧料の分散力と硬度の関係の説明図である。 本発明にかかる睫毛用化粧料とワックスゲル化による睫毛用化粧料の硬度を同一にした場合の仕上り性及びロングラッシュ効果の比較説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下の各実施形態においては原則として質量%により表記を行う。
まず、本発明者らは次の基本組成の睫毛用化粧料により、増粘、ゲル化作用について検討を行った。なお、組成物の調製に当たっては、特に断らない限り、エチルアルコール以外の成分を均質に混合し、その後にエチルアルコールを加えた。また硬度は30℃での硬度値(カードテンションメーター;8mmφ/200g荷重値)である。
前記表1の結果から明らかなように、ワックスでゲル硬度を上昇させた場合(試験例1−1)には、ブラシへの採取性は優れるものの、塗布性は劣る傾向にある。また、ワックスを単純に有機変性粘土鉱物に置換した場合(試験例1−2)には、ゲル硬度が著しく低く、ブラシへの採取が困難である。これに対し、有機変性粘土鉱物とエチルアルコールを配合した場合(試験例1−3)および、有機変性粘土鉱物と無水ケイ酸とエチルアルコールを配合した場合(試験例1−4)には、適切なゲル硬度が達成され、しかも採取性、塗布性とも極めて良好であった。採取性は硬度におおよそ依存するものであるが、試験例3および4の組成物はチキソトロピー性により塗布時に硬度が低下するものと考えられ、塗布性も良好なものとなっている。
一般に有機変性粘土鉱物によるゲル形成は、有機変性粘土鉱物を有機溶剤により膨潤させることにより達成される。しかしながら、前記試験例1−3および1−4においては、有機変性粘土鉱物の層間に侵入しえる溶媒は事実上エチルアルコールのみであり、有機変性粘土鉱物7〜15質量%に対してわずか4質量%のエチルアルコールは、膨潤によるゲル化には著しく不足している。
そこで本発明者らは、試験例1−3および試験例4のゲル組成物は、一般的な有機変性粘土鉱物の膨潤によるゲル化とは異なる機構により得られたものと考え、さらに検討を進めた。
粘土鉱物
まず、本発明者らは表2に示す単純系で粘土鉱物について検討を行った。
有機変性粘土鉱物1:ジメチルジステアリルアンモニウム塩変性スメクタイト
有機変性粘土鉱物2:ベンジルジメチルステアリルアンモニウム塩変性スメクタイト
上記表2の結果から明らかなように、未変性の粘土鉱物(スメクタイト)では全くゲル形成能は認められず、本発明にかかるゲルにおいては有機変性粘土鉱物であることが必須であることが理解される。また、試験例2−4のように、有機変性粘土鉱物と無水ケイ酸を併用した場合にはゲル形成能が確かめられたが、未変性の粘土鉱物(スメクタイト)と併用した場合(試験例2−5)ではゲル形成能は認められず、この結果からも有機変性粘土鉱物であることが必須であることが理解される。
本発明者らが検討した結果によれば、この有機変性粘土鉱物は化粧料に一般に使用されるものであれば特に制限されず、いずれのものも使用することが可能である。具体的には、水膨潤性粘土鉱物の層間カチオンをアルキル4級アンモニウム塩等のカチオン系界面活性剤でイオン交換して得られるものであり、本発明では上述のベンジルジメチルステアリルアンモニウムイオンで交換されたもの、ジメチルジステアリルアンモニウムイオンで交換されたものが特に好ましい。また水膨潤性粘土鉱物は具体的にはモンモリロナイト、スメクタイト、ヘクトライト等が挙げられ、市販の有機変性粘土鉱物としては、例えばベントン27、ベントン38(NLインダストリー社製)がある。
次に本発明者らは有機変性粘土鉱物の配合量について検討を行った。結果を表3に示す。
前記表3の結果から明らかなように、本発明のように非極性有機溶媒系では、有機変性粘土鉱物が5ないし7質量%程度であると事実上ゲル形成能はないが、エチルアルコールの存在下、10質量%程度から急激に増粘する。
この点について、本発明者らはX線結晶回折等により粘土鉱物の層間距離の測定を行ったが、大きな変化は観察されなかった。無論、エチルアルコール4質量%は、10質量%以上の有機変性粘土鉱物の膨潤には全く不十分である。
したがって、本発明のゲル組成物のゲル化機構は、有機変性粘土鉱物の単なる膨潤ではないことが理解される。
また、これまでの検討から、有機変性粘土鉱物を非極性溶媒で分散させ、エチルアルコールなどの極性溶媒によりゲル化を行うと適度の配合量により望むゲル硬度が得られるものの、有機変性粘土鉱物の配合量が低い領域では、十分な硬度が得られない傾向があることが分かった。そこで、分散体として上記有機変性粘土鉱物に無水ケイ酸を混合させたゲル組成物に着目し、その好適な実施形態について引き続き検討を行った。
無水ケイ酸
まず、表4に示す系で無水ケイ酸の検討を行った。
無水ケイ酸1:親水性AEROSIL 200(日本アエロジル社製)
無水ケイ酸2:疎水性AEROSIL R972(日本アエロジル社製)
無水ケイ酸3:球状シリカ(触媒化成工業株式会社製)
上記表4の結果から明らかなように、無水ケイ酸を有機変性粘土鉱物に混合させると、有機変性粘土鉱物の配合量が7質量%であっても適度な硬度が得られた。また。本発明にかかるゲル組成物に配合する無水ケイ酸は、平均一次粒径がミクロンオーダーであると、十分な硬度が得られず採取性や塗布性に劣ることがわかる。16nm以下の煙霧状であると硬度も十分であり、採取性、塗布性が良好なゲル組成物となった。
本発明者らが検討した結果によれば、この無水ケイ酸は化粧料に一般的に使用されるものであれば特に制限されず、煙霧状、多孔質、無孔質、球状等いずれのものも使用できるが、特に煙霧状無水ケイ酸が好ましい。具体的には、四塩化ケイ素を水素と酸素炎中で加水分解して得られるものが挙げられ、市販の無水ケイ酸としては、例えばAEROSIL130、150、200、300、380、380S等が挙げられる。
また、前記無水ケイ酸を反応性アルキルシランやオルガノシラザン等で処理した疎水性無水ケイ酸でもよい。疎水化処理の方法としては、ジメチルジクロロシランによるジメチルシリル化処理、トリメチルクロロシランやヘキサメチルジシラザンによるトリメチルクロロシリル化処理、オクチルトリクロロシランによるオクチルシリル化処理、ジメチルポリシロキサンやメチルハイドロジェンポリシロキサンによるシリコーン処理、金属セッケン化合物による表面処理等が挙げられ、市販のAEROSIL R972、R974、R976、RY200S、R202、RY200、RY300、RA200H等が挙げられる。
次に本発明者らは、前記有機変性粘土鉱物と混合する無水ケイ酸の配合量の検討を表5に示すような単純系で行った。
上記表5の結果から明らかなように、有機変性粘土鉱物を7質量%に固定し、無水ケイ酸の配合量を増やしていくと徐々に硬度が増し、8質量%までは採取性および塗布性が良好なものになった。無水ケイ酸の配合量が10質量%程度に達すると、硬度は増すものの(5−6)、化粧料としたときの採取性および塗布性が劣る傾向を示した。また、無水ケイ酸の配合量を10質量%にし、有機変性粘土鉱物の配合量を7質量%、12質量%と変化させると(5−6、5−9)粘土鉱物7質量%では、適度な硬度であったが採取性、塗布性に劣り、粘土好物12質量%になると硬度が極端に高くなり測定限界を超えてボソボソになった。このことから、無水ケイ酸の配合量は、8質量%までが好適であることが分かる。
なお、無水ケイ酸を含むものの、有機変性粘土鉱物およびエタノールを含まない系(5−1)や、エタノールを含むものの有機変性粘土鉱物を含まない系(5−2)ではゲル形成能が認められなかった。
以上の結果より、無水ケイ酸を有機変性粘土鉱物と併用する場合、有機変性粘土鉱物の配合量は10質量%以下とすることが望ましい。そして併用する無水ケイ酸の配合量は3〜8質量%とすることが好ましい。
分散媒について
次に本発明者らは分散媒について検討を行った。試験例の組成を表6に示す。
有機変性粘土鉱物と無水ケイ酸とエチルアルコールを配合した場合の関係についての組成を表7に示す。
図1に試験例6−1〜6−4に関する結果を示す。同図より明らかなように、分散媒は有機変性粘土鉱物を良好に分散する必要があり、非極性ではあってもシリコーン系分散媒では有機変性粘土鉱物の分散が良好に行われず、ゲル形成は行われない。一方、極性分散媒(エチルアルコール)であると、塊状に強固なゲルを形成してしまい、チキソトロピー性を期待できる状況ではない。
さらに本発明者らが詳細に検討したところ、分散媒中における炭化水素系分散媒の割合は10質量%以上、好ましくは20質量%以上であることが解った。
また、試験例7−1〜7−4に示される有機変性粘土鉱物と無水ケイ酸を併用した場合においても、図1及び前述と同様の傾向が得られた。
本発明者らが検討した結果によれば、分散媒としては、前記イソパラフィン、α‐オレフィンオリゴマー、ミネラルオイル、スクワラン、水添ポリイソブテン、ポリブテンなどが好ましい。また、単独では分散媒として好ましくないが、前記イソパラフィンなどと組み合わせることが可能なものとして、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、フッ素変性ジメチルポリシロキサン、フッ素変性メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン系溶媒、セチル−2−エチルヘキサノエート、2−エチルへキシルパルミテート、2−オクチルドデシルミリステート、ネオペンチルグリコール−2−エチルヘキサノエート、イソプロピルミリステート、ミリスチルミリステート等のエステル類、オリーブ油、アボカド油、ホホバ油、ヒマワリ油、サフラワー油、椿油、マカデミアナッツ油、ミンク油、液状ラノリン、酢酸ラノリン、ヒマシ油等の油脂などが挙げられるが、併用する分散媒は一般に化粧料に用いられるものであれば上記に制限されるものではない。
極性溶媒
さらに本発明者らは、有機変性粘土鉱物、または有機変性粘土鉱物と無水ケイ酸のみでは事実上ゲル化せず、エチルアルコールを前記分散体に配合した場合に優れた特性を発揮することに注目し、その関係について検討を行った。
まず、下記表8に示される単純系によりエチルアルコールの量とゲル化作用を検討したところ、図2に示すような結果が得られた。
有機変性粘土鉱物と無水ケイ酸とエチルアルコールを配合した場合の組成を表9に示す。
図2より明らかなように、エチルアルコール1質量%程度まではほとんどゲル形成能がないが、3質量%程度で急激な立ち上がりを見せ、それ以降の硬度上昇は小さくなる。このような現象はこのように有機変性粘土鉱物10質量%に対して、エチルアルコールはわずか3質量%程度から高いゲル形成能が発揮されることが理解される。
また、試験例9−1〜9−4に示される有機変性粘土鉱物と無水ケイ酸を併用した場合においても、図2及び前述と同様の傾向が得られた。
次に本発明者らは、ゲル形成能を与える極性溶媒の種類について検討した。
有機変性粘土鉱物と無水ケイ酸とエチルアルコールを配合した場合の組成を表11に示す。
試験例10−1〜10−5の硬度に関してはその結果を図3に示す。
試験結果より、各溶媒の極性に依存するのか、或いは立体構造に依存するのかは必ずしも明確ではないが、メチルアルコール、エチルアルコールなどのゲル化効果が高いことが理解される。
また、試験例11−1〜11−5に示される有機変性粘土鉱物と無水ケイ酸を併用した場合においても、図3及び前述と同様の傾向が得られた。
さらに本発明者らは、安全性、取扱性の良好なエチルアルコールを主極性溶媒とし、他の極性溶媒との組み合わせについて検討した。組成を表12に、結果を図4に示す。
有機変性粘土鉱物と無水ケイ酸とエチルアルコールを配合した場合の組成を表13に示す。
図4より、いずれの極性溶媒にあっても、エチルアルコールの一部代替であれば使用可能である。特に化粧品用途で組成物を用いる場合には、保湿剤として汎用される1,3−ブチレングリコールとの併用が好ましく、またゲル硬度の向上という観点からは水が好ましい。
また、試験例13−1〜13−5に示される有機変性粘土鉱物と無水ケイ酸を併用した場合においても、図4及び前述と同様の傾向が得られた。
さらに本発明者らはエチルアルコールの一部をイオン交換水に置換し、ゲル化能を調査した。イオン交換水は事実上有機変性粘土鉱物の層間膨潤、増粘効果はない。
有機変性粘土鉱物と無水ケイ酸とエチルアルコールを配合した場合の組成を表15に示す。
上記表14明らかなように、有機変性粘土鉱物を膨潤させる能力のないイオン交換水でエチルアルコールを置換すると、よりゲル硬度が上昇する。また、有機変性粘土鉱物および無水ケイ酸を併用した表15に示される組成においても、同様の傾向が得られた。
以上の検討の結果、前記非極性分散媒に有機変性粘土鉱物および無水ケイ酸を分散する限り、いずれの極性溶媒にもある程度のゲル化能ないし増粘効果は観察されるが、比較的低分子量で極性の高いものに高いゲル化能がある。水は非極性分散媒に良好に分散ないし溶解させることが困難であり、他の有機極性溶媒と共に用いることで高いゲル化能を発揮することができる。また、本発明にかかるゲル組成物を睫毛用化粧料に使用した場合、カール効果の低下を招くため、この点からも水以外の他の有機極性溶媒と共に用いることが好ましい。
ゲル化能の高さおよび安全性等を考慮するとエチルアルコールがもっとも好ましい。また、エチルアルコールを2質量%程度含めば、他の極性有機溶媒を併用したとしても全体として良好なゲル化能を得ることができる。
さらに、有機変性粘土鉱物と無水ケイ酸を共に含有させると、水を配合しない系でも硬度を良好に維持することが可能となり、睫毛用化粧料とした場合にはカール効果が維持され好適な処方となることが理解される。
製造方法
前記表7の試験例7−3の基本処方を用い、
(1)有機変性粘土鉱物又は有機変性粘土鉱物と無水ケイ酸の混合物にエチルアルコールを加えて、その後に非極性分散媒を加えた場合、
(2)非極性分散媒にエチルアルコールを加え、これに有機変性粘土鉱物又は有機変性粘土鉱物と無水ケイ酸の混合物を加えた場合、及び
(3)非極性分散媒に有機変性粘土鉱物又は有機変性粘土鉱物と無水ケイ酸の混合物を分散させ、これにエチルアルコールを加えた場合、
のゲル状態について検討した。
この結果、(1)の場合には粘土鉱物が部分的に強固な塊状ゲルを形成してしまい、均一系にならなかった。
また、(2)の場合には、ゲル形成はおこるものの粘土鉱物が均一に分散できなかった。
以上の点から、本発明において好ましい製造方法は、非極性分散媒に有機変性粘土鉱物又は有機変性粘土鉱物と無水ケイ酸の混合物を分散させたあとに、極性溶媒を添加するものであることが理解できる。
睫毛用化粧料
次に本発明者らは、本発明にかかるゲル組成物を用い、睫毛用化粧料を調製した。
なお、睫毛用化粧料の評価は以下のように行った。
(1)ロングラッシュ効果
専門パネル20名により、睫毛に各試料(マスカラ)を10回塗布し、塗布前後の睫毛の長さを顕微鏡で観察し、長さの相対値にて評価した。
(2)仕上がりの美しさ(睫毛と同方向への繊維の配合度合い)
専門パネル20名により、睫毛に各試料(マスカラ)を10回塗布し、塗布後の睫毛を顕微鏡で観察し、睫毛からはみ出た繊維の数をカウントすることで評価した。値が小さいほど仕上がりに優れる。
まず、本発明者らは、ワックスを用いてゲル化した系で、塗布量、仕上り性を検討した。
塗布量を図5、仕上り性を図6にそれぞれ示す。図5及び図6を対比すると、試料の硬度が上昇するにつれ、塗布量は上昇するが、「虫の足」の発生により仕上り性は低下することが理解できる。
そこで本発明者らはブラシへの採取時には硬度が高く、睫毛への塗布時には硬度が大きく低下するよう、ゲルによる増粘を行った。
本発明にかかるゲルは、図7に示すように、高分散力により増粘、硬化するが、低分散力をかけた場合にはむしろ硬度が顕著に低下する性質を有する。したがって、組成物調製時には高分散力により硬度を上昇させ、ブラシへの採取性を高め、塗布時にはその塗布操作に伴う低分散力により硬度を低下させ、塗布性および仕上り性を向上させているのである。
次に、ワックスによりゲル化した場合と、有機変性粘土鉱物とエチルアルコールでゲル化した場合、又は有機変性粘土鉱物と無水ケイ酸の混合物をエチルアルコールでゲル化した場合とで、硬度を同一に調整し、化粧品特性を検討した。
これらの睫毛用化粧料の仕上り性及びロングラッシュ効果を図8に示す。
同図より明らかなように、同一硬度に調整した場合にも、本発明にかかる睫毛用化粧料は明らかに優れたロングラッシュ効果及び仕上り性を示した。
なお、本発明にかかる睫毛用化粧料に用いる繊維は、睫毛を長く見せるロングラッシュ効果を付与するために配合されるもので、化粧料に一般に使用されるものであれば特に制限されず、ナイロン、ポリエステル等の合成繊維、レーヨン等の人工繊維、セルロース等の天然繊維などが好ましい。さらに異形断面中空繊維であることがより好ましい。ここで、異形断面中空繊維は、繊維の横断面が円ないし楕円以外のものである。繊維断面が三角形、四角形、五角形、多角形、その他の特定の形状を有し、その内部が連続して中空の繊維である。繊維断面の外周(各頂点を結ぶ多角形の辺に相当する部分)に、睫毛に配向できるような窪みを有する繊維が好ましい。睫毛に配合できる窪みは、断面の多角形各辺を円弧状に窪んだ形状が好ましい。このくぼみによって、異形断面中空繊維の配向(睫毛と同方向に繊維が付着すること)が飛躍的に向上し、ロングラッシュ効果が向上する。また、繊維が睫毛に対して横方向に付着してはみ出す現象が抑制され、美しい仕上り効果が飛躍的に向上する。
繊維の材質は中空加工が可能な合成繊維であれば特に制限はない。具体的には、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、レーヨン、キュプラ、アセテート、トリアセテート、アクリル、ポリウレタン、ビニロン、プロミックス、ビニロン、ポリノジックなどの合成繊維が挙げられる。特に好ましい繊維の材質は、ナイロン、ポリエステルである。
本発明に用いる異形断面中空繊維は、任意の形状に設計した紡糸口金を用いて合成繊維を紡糸すればよく、公知の方法により製造される。なお、中空の度合い(中空率)は、紡糸口金ノズル設計の観点から10%前後が好ましい。中空構造は限定されないが、その断面が円形であることが好ましい。
異形断面中空繊維の長さは、1〜4mmであることが好ましく、さらに好ましくは2〜3mmである。1mm以下では、睫毛をより長く見せる効果に乏しい。また、4mmを超えると、自然な睫毛を演出することが難しく、さらにはこれを配合した睫毛用化粧料を塗布しづらくなる。
特筆すべきことには、三角形、四角形、五角形の断面を有する場合には、4mmよりも2〜3mmのほうがロングラッシュ効果に優れており、最も好ましい長さは2mm前後である。
異形断面繊維の太さは、20〜50μmであることが好ましく、さらに好ましくは30〜40μmである。20μm未満では、繊維にコシがなく、睫毛にまっすぐ配向し難くなり睫毛をより長く見せる効果に乏しく、50μmを超えると、自然な睫毛を演出することが難しく、ブラシや睫毛に絡み難くなり、これを配合した睫毛用化粧料は塗布しづらくなる。最も好ましくは五角形異形断面繊維における40μmである。
異形断面繊維の含有量は、睫毛用化粧料全量に対して0.5〜8.0質量%であることが好ましく、さらに好ましくは1〜7質量%である。0.5質量%未満では睫毛をより長く見せる効果に乏しい。一方、8.0質量%を超えて配合すると自然な睫毛を演出することが難しく、またこれを配合した睫毛用化粧料は塗布しづらくなる。
異形断面繊維は任意の色に染色された繊維でもよい。また、必要に応じて、各種の表面処理が施されてもよい。
本発明の睫毛化粧料には増粘、硬化を目的としてワックスを配合する必要はない。つやを出すなどの関係からワックスを配合する場合には、3質量%以下、特に好ましくは1質量%以下であることが好ましい。
本発明の睫毛化粧料には被膜形成樹脂を配合することが好ましい。具体的には、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸アルキルなどのラテックス類、デキストリン、アルキルセルロースやニトロセルロースなどのセルロース誘導体、トリメチルシロキシケイ酸、トリメチルシロキシシリルプロピルカルバミド酸、フッ素変性シリコーン、アクリルシリコーンなどのシリコーン系樹脂などが用いられる。これの樹脂は1種又は2種以上が選択して用いられる。これらの中でもトリメチルシロキシケイ酸が特に好ましく、市販品としてはKF7312J、X−21−5250(共に信越シリコーン株式会社製)などを用いることができる。
睫毛用化粧料への被膜形成樹脂(固形分)の配合量は適宜調整されるが、好ましくは1〜25.0質量%であり、さらに好ましくは2.0から20質量%である。配合量が0.1質量%未満では、カールの維持効果低減や、繊維同士の二次付着が起こる場合がある。また、繊維の密着性の観点からも、被膜形成樹脂が少ないと繊維落ちが起こる場合がある。一方、配合量が25質量%を超えると塗布しにくくなるので好ましくない。
本発明の睫毛化粧料には色材を配合することが好適である。色材は、一般にメーキャップ化粧料に用いられるものであれば特に制限されない。例えばタルク、マイカ、カオリン、シリカ、炭酸カルシウム、亜鉛華、二酸化チタン、赤酸化鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、紺青、カーボンブラック、低次酸化チタン、コバルトバイオレット、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト、オキシ塩化ビスマス、チタン−マイカ系パール顔料などの無機顔料;赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、黄色205号、黄色4号、黄色5号、青色1号、青色404号、緑色3号などのジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキなどの有機顔料;クロロフィル、β−カロチンなどの天然色素;染料等が挙げられる。これらの色材は1種又は2種以上を用いることができる。
色材の配合量は適宜調整される。好ましくは0.1〜30質量%であり、さらに好ましくは3〜20質量%である。30質量%を超えて配合すると、付着性の点で好ましくない。0.1質量%未満では色材の効果が不十分となる場合がある。
本発明の睫毛用化粧料は、塗布性を落とさない範囲で増粘剤を配合することができる。増粘剤としては、デキストリン脂肪酸エステル、キサンタンガム、セルロースガムなどがある。これらの増粘剤は一種または二種以上が選択され用いられる。
増粘剤の配合量は希望する粘度に応じて適宜調整される。好ましくは0.1〜30質量%であり、さらに好ましくは1〜20質量%である。配合量が0.1質量%未満では十分仲人に調製することが困難な場合がある。一方、配合量が30質量%を超えて配合すると硬度が高くなりすぎ、滑らかさを欠く場合がある。
本発明においては、上記成分を配合して常法により睫毛用化粧料を製造できる。本発明の効果を損なわない量的、質的範囲内で、メーキャップ化粧料に通常配合しえる成分を添加してもよい。このような成分としては、例えばアルコール類、多価アルコール類、薬剤、界面活性剤、水曜成功分子、粉末、防腐剤、香料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、保湿剤、油脂類、炭化水素油などの油性成分が挙げられる。
以下に本発明により得られるゲルを用いた睫毛用化粧料の実施例を挙げる。いずれも、睫毛に塗布した際、繊維が睫毛から四方八方に飛び出た状態になることを抑制し美しい仕上がりであり、睫毛をより長くみせるロングラッシュ効果に優れる睫毛用化粧料である。
その他本発明により得られるゲルは睫毛用化粧料以外にも以下の化粧料に応用がきく。それら処方例を以下に挙げる。いずれのものも、本ゲルの特徴を生かしたのびの良い感触の使用性であり、化粧もちも優れるものである。
ファンデーション処方例
化粧下地処方例
アイシャドー処方例1
アイシャドー処方例2
アイライナー処方例1
アイライナー処方例2

Claims (11)

  1. 有機変性粘土鉱物10〜20質量%と、
    該粘土鉱物を分散しえる非極性有機分散媒と、
    前記非極性有機分散媒中に分散ないし溶解しえる極性溶媒2〜10質量%と、
    を含むことを特徴とするゲル組成物。
  2. 有機変性粘土鉱物5〜10%質量%と、
    無水ケイ酸3〜8質量%と、
    該粘土鉱物を分散しえる非極性有機分散媒と、
    前記非極性有機分散媒中に分散ないし溶解しえる極性溶媒2〜10質量%と、
    を含むゲル組成物。
  3. 請求項2に記載のゲル組成物において、無水ケイ酸の平均一次粒径が16nm以下であることを特徴とするゲル組成物。
  4. 有機変性粘土鉱物10〜20質量%を、非極性有機分散媒中に分散させ、その後に極性溶媒2〜10質量%を添加することを特徴とするゲル組成物の製造方法。
  5. 有機変性粘土鉱物5〜10%質量%と、無水ケイ酸3〜8質量%とを非極性有機分散媒中に分散させ、その後に極性溶媒2〜10質量%を添加することを特徴とするゲル組成物の製造方法。
  6. 請求項4又は5に記載の製造方法において、非極性有機分散媒は炭化水素系分散媒を含むことを特徴とするゲル組成物の製造方法。
  7. 請求項4〜6のいずれかに記載の製造方法において、極性溶媒はエチルアルコールを含むことを特徴とするゲル組成物の製造方法。
  8. 有機変性粘土鉱物を10〜20質量%と、
    炭化水素系分散媒及び/又はシリコーン系分散媒を20〜90質量%と、
    極性溶媒を2〜10質量%と、
    を含む睫毛用化粧料。
  9. 有機変性粘土鉱物を5〜10%質量%と、
    無水ケイ酸3〜8質量%と、
    炭化水素系分散媒及び/又はシリコーン系分散媒を20〜90質量%と、
    極性溶媒を2〜10質量%と、
    を含む睫毛用化粧料。
  10. 請求項8又は9に記載の化粧料において、繊維を含有することを特徴とする睫毛用化粧料。
  11. 請求項8又は9に記載の化粧料において、異形断面中空繊維を含有することを特徴とする睫毛用化粧料。


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