JPWO2006132146A1 - シリンダアダプタ - Google Patents

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Abstract

薬液シリンジの破壊を良好に防止することができるシリンダアダプタを提供する。シリンダアダプタ400のアダプタ本体410は、薬液シリンジのシリンダ本体が挿入され、挿入されたシリンダ本体を内周面で支持するとともに、シリンダフランジが端面に当接するように、円筒状に形成されている。フランジ保持部材420は、円環状に形成されており、アダプタ本体410に開閉自在に装着されて、アダプタ本体410との間でシリンダフランジを保持する。保持ロック機構430は、フランジ保持部材420を閉止状態にロックする。アダプタフランジ411は、アダプタ本体410の外周面に形成されて薬液注入装置に保持される。

Description

本発明は、薬液シリンジを薬液注入装置に装着させるためのシリンダアダプタに関し、特に、直径が異なる複数の薬液シリンジに対し、最大直径の薬液シリンジが直接装着される薬液注入装置に最大以外の直径の薬液シリンジを装着させるためのシリンダアダプタに関する。
現在、被験者の透視画像を撮像する透視撮像装置としては、CT(Computed Tomography)スキャナ、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、PET(Positron
Emission Tomography)装置、超音波診断装置、アンギオ装置、MRA(MR Angio)装置、等がある。
上述のような装置を使用するとき、被験者に造影剤や生理食塩水などの薬液を注入することがあり、この注入を自動的に行う薬液注入装置も実用化されている。薬液注入装置は注入装置本体を有しており、注入装置本体に薬液シリンジが着脱自在に装着される。
薬液シリンジは、円筒状のシリンダ部材を有しており、シリンダ部材にピストン部材がスライド自在に挿入されている。ピストン部材は、例えば、弾性体で形成されたピストンヘッドを有しており、このピストンヘッドがシリンダ部材にスライド自在に挿入されている。
ピストンヘッドは、細長形状のピストンロッドの前端に装着されており、ピストンロッドの後端外周には円環状のピストンフランジが形成されている。シリンダ部材も後端外周に円環状のシリンダフランジが形成されており、ピストン部材で密閉されたシリンダ部材の内部に薬液が充填される。
このような薬液シリンジは、ノーマルシリンジと呼ばれる。
薬液シリンジには、ノーマルシリンジの他にロッドレスシリンジと呼ばれるものもある。ロッドレスシリンジでは、ピストン部材がピストンロッドを有しておらず、ピストンヘッドの後面に直接、小径のピストンフランジが形成されている。
また、薬液シリンジには、薬液が予め充填されているか否かによって、プレフィルドタイプとリフィルタイプとにも分けられる。プレフィルドタイプでは、シリンダ部材に薬液が充填されて、全体が梱包材で密封された状態で出荷される。リフィルタイプでは、利用者により所望の薬液がシリンダ部材に充填される。
薬液注入装置を使用する場合、例えば、薬液が充填されている薬液シリンジのシリンダ部材を延長チューブで被験者に連結し、その薬液シリンジを薬液注入装置の注入装置本体に装着する。一般的な薬液注入装置では、薬液シリンジのシリンダ部材およびシリンダフランジに対応した形状の凹部が注入装置本体の上面に形成されている。この凹部にシリンダ部材およびシリンダフランジを装填することによって、薬液シリンジが注入装置本体に保持される。
さらに、薬液注入装置は、ピストン駆動機構によりピストンフランジをシリンダ部材とは別個に保持し、ピストン駆動機構でピストン部材をスライドさせる。これによって薬液シリンジから被験者に薬液を注入することができ、必要により薬液タンクから薬液シリンジ内に薬液を吸入することもできる。
上述のような薬液注入装置は、一般的に、それぞれ直径が異なる複数種類の薬液シリンジを装着できるようにするため、注入装置本体の凹部は最大直径の薬液シリンジのシリンダ部材に対応している。最大以外の直径の薬液シリンジは、その直径に応じた専用のシリンダアダプタがシリンダ部材に装着されて注入装置本体の凹部に装填される。
このようなシリンダアダプタも、注入装置本体と同様に、装着されるシリンダ部材とシリンダフランジとに対応した凹部が上面に形成されているのが一般的である。その凹部で薬液シリンジのシリンダ部材とシリンダフランジとが保持される。また、シリンダアダプタの下面は、最大直径の薬液シリンジのシリンダ部材およびシリンダフランジと同様な外形に形成されており、注入装置本体の凹部に装着される。
上述のような薬液注入装置やシリンダアダプタは、本出願人などにより過去に発明されて出願され、例えば特開2003−220136号公報、特開2004−184280号公報、および特開2005−000203号公報などに開示されている。
上述のようなシリンダアダプタを利用することにより、薬液注入装置に直径の異なる複数種の薬液シリンジを装着することが可能となる。しかし、一般的な薬液注入装置は、上述のように上面が開口した凹部に最大直径の薬液シリンジが上方から装着される構造となっているため、凹部に上方から装着されるシリンダアダプタも、やはり上面が開口した凹部に薬液シリンジが上方から装着される構造となっている。
このため、シリンダアダプタは、上方から装着される薬液シリンジのシリンダフランジの下部および左右の側部は保持できるが、シリンダフランジの上部まで保持することはできない。つまり、シリンダフランジはシリンダ部材の全周方向に形成されているが、その全部をシリンダアダプタで保持することができない。
造影剤などの薬液は高粘度であり、薬液の注入時には、薬液注入装置はピストン部材をシリンダ部材に高圧で押し込む。このため、上述のようにシリンダフランジの一部しか保持されていない状態で薬液注入装置がシリンダ部材にピストン部材を押し込むと、シリンダフランジが破壊したり、シリンダ部材が破裂したりすることがある。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、薬液注入装置の上面の凹部に上方から装着される構造でありながら、薬液シリンジのシリンダフランジの全部を保持することができるシリンダアダプタを提供することを目的とする。
本発明のシリンダアダプタは薬液注入システムの一部であり、その薬液注入システムは、薬液シリンジと、シリンダアダプタと、薬液注入装置と、を有している。薬液シリンジは、シリンダ本体の一端にシリンダフランジが形成されているシリンダ部材と、シリンダ部材にスライド自在に挿入されているピストン部材と、を有している。薬液注入装置は、シリンダアダプタを介して装着される薬液シリンジのシリンダ部材に対してピストン部材をスライドさせるピストン駆動機構を有している。
本発明のシリンダアダプタは、アダプタ本体と、フランジ保持部材と、保持ロック機構と、アダプタフランジと、を有している。アダプタ本体は、薬液シリンジのシリンダ本体が挿入され、シリンダ本体を内周面で支持するとともに、シリンダフランジが端面に当接するように、円筒状に形成されている。フランジ保持部材は、円環状に形成されており、アダプタ本体に開閉自在に装着されて、アダプタ本体との間でシリンダフランジを保持する。保持ロック機構は、フランジ保持部材を閉止状態にロックする。アダプタフランジは、アダプタ本体の外周面に形成されて薬液注入装置に保持される。
本発明のシリンダアダプタは、例えば、薬液注入装置の上面の凹部にその上方から装着される構造であったとしても、薬液シリンジのシリンダフランジの全部を保持することができる。その結果、シリンダフランジの破壊を良好に防止することができる。
なお、本発明では、各構成要素は、かならずしも個々に独立した存在である必要はない。複数の構成要素が1つの部材として形成されていてもよいし、1つの構成要素が複数の部材からなっていてもよい。さらには、ある構成要素が他の構成要素の一部であってもよいし、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していてもよい。
さらに、本発明では前後左右上下の方向を規定しているが、これは本発明の構成要素の相対関係を簡単に説明するために便宜的に規定したものであり、本発明を実施する場合の製造時や使用時の方向を限定するものではない。
本発明の一実施形態によるシリンダアダプタの、フランジ保持部材を閉じた状態での外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態によるシリンダアダプタの、フランジ保持部材を開いた状態での外観を示す斜視図である。 薬液シリンジの、後端側から見た外観を示す斜視図である。 薬液シリンジおよびピストンアダプタの、前端側から見た外観を示す斜視図である。 シリンダアダプタに薬液シリンジを挿入し、フランジ保持部材を閉じる前の状態を示す斜視図である。 シリンダアダプタに薬液シリンジを挿入し、フランジ保持部材を閉じた後の状態を示す斜視図である。 薬液注入装置にシリンダアダプタで薬液シリンジを装着する状態を示す斜視図である。 薬液注入装置の外観を示す斜視図である。 薬液注入システムの外観を示す斜視図である。
符号の説明
100 薬液注入装置
116 ピストン駆動機構
123 シリンダ保持機構
200 薬液シリンジ
210 シリンダ部材
211 シリンダ本体
213 シリンダフランジ
220 ピストン部材
400 シリンダアダプタ
410 アダプタ本体
420 フランジ保持部材
430 保持ロック機構
500 ピストンアダプタ
[実施形態の構成]
図4〜図6を参照すると、薬液注入装置100、薬液シリンジ200、透視撮像装置であるMRI装置300、シリンダアダプタ400、およびピストンアダプタ500、を有している、本発明の一実施形態による薬液注入システム1000が示される。薬液注入システム1000は、薬液注入装置100を動作させて、MRI装置300で透視画像が撮像される被験者(図示せず)に、薬液シリンジ200から造影剤や生理食塩水などの薬液を注入する。
MRI装置300は、図6に示すように、撮像実行機構である撮像ユニット301と制御ユニット302とを有している。撮像ユニット301と制御ユニット302とは、通信ネットワークで有線接続されている(図示せず)。撮像ユニット301は被験者から透視画像を撮像する。制御ユニット302は撮像ユニット301を動作制御する。
薬液シリンジ200は、図2Aに示すように、シリンダ部材210と、ピストン部材220と、を有している。ピストン部材220は、シリンダ部材210にスライド自在に挿入されている。シリンダ部材210は、円筒形で中空の本体部211を有している。本体部211の閉塞した前端面には導管部212が形成されている。シリンダ部材210の本体部211の後端面は開放されている。また、本体部211の後端外周にはシリンダフランジ213が形成されている。
薬液シリンジ200は、ロッドレスシリンジであり、ピストン部材220はピストンロッドを有していない。このため、ピストンヘッド221の後端に直接、ピストンヘッド221よりも小径のピストンフランジ222が形成されている。図2Bに示すように、ピストン部材220には、ピストンアダプタ500が着脱自在に装着される。
ピストンアダプタ500は、ノーマルシリンジ(図示せず)のピストンロッドと同様な細長形状のアダプタロッド510を有している。アダプタロッド510の後端外周には、ダミーフランジ511が形成されている。アダプタロッド510の前端部には、ピストンフランジ222を着脱自在に保持するピストン保持機構512が内蔵されている。さらに、アダプタロッド510の後端外周には、ピストン保持機構512の開閉を手動で操作するための開閉操作部材513が回転自在に装着されている。
薬液シリンジ200にピストンアダプタ500が装着されると、ノーマルシリンジと同等な形状となり、またその機能もノーマルシリンジと同等である。なお、本出願人は、上述のピストンアダプタ500を出願しており(特開2004−358047号公報参照)、さらに、同様な機能のピストンアダプタ(図示せず)も出願している(特開2004−358047号公報参照)。
図5を参照すると、薬液注入装置100は、それぞれが別体に構成されている注入制御ユニット101と注入装置本体である注入ヘッド110とを有している。注入制御ユニット101と注入ヘッド110とは有線接続されている。注入ヘッド110は、それに装着される薬液シリンジ200を駆動して被験者に薬液を注入する。注入制御ユニット101は、注入ヘッド110の動作を制御する。
注入制御ユニット101は、マイクロコンピュータ(図示せず)を内蔵しており、MRI装置300の制御ユニット302とも通信ネットワーク(図示せず)で有線接続されている。注入制御ユニット101は、操作パネル103、ディスプレイパネルであるタッチパネル104、およびスピーカユニット105等を有している。これらは操作制御ユニット101の本体ハウジング106の前面に配置されている。さらに、注入制御ユニット101には、コントローラユニット107が接続ケーブル108によって有線接続されている。
注入ヘッド110は、可動アーム112を介して、キャスタスタンド111の上端に取り付けられている。図4に示すように、注入ヘッド110のヘッド本体113の上面には、薬液シリンジ200が着脱自在に装着される半円形の溝状の凹部114が形成されている。凹部114の後部には、ピストンアダプタ500のダミーフランジ511を保持してスライド移動させるピストン駆動機構116が配置されている。凹部114の前部には、薬液シリンジ200のシリンダフランジ213を着脱自在に保持するシリンダ保持機構123が形成されている。
ピストン駆動機構116は、例えば、作動時にも磁界を発生しない超音波モータを駆動源として有しており、駆動源によって駆動されるネジ機構などにより、ピストンアダプタ500とともにピストン部材220をスライド移動させる。なお、本形態の薬液注入装置100は、例えば、エンジニアリングプラスチック、燐青銅合金(Cu+Sn+P)、チタン合金(Ti-6Al-4V)、マグネシウム合金(Mg+Al+Zn)、等の非磁性体で各部が形成されており、非磁性体で形成できない部分は防磁されている。
シリンダ保持機構123は、左右一対の可動保持部材122と、1つの不動保持部材121とを有している。不動保持部材121は、凹部114の周方向に沿って半円弧状に延びる部材である。可動保持部材122は、不動保持部材121の左右端部において不動保持部材121と連続する円弧を形成するように配置された、1/4円弧状に延びる部材である。
一対の可動保持部材122は、支持機構(図示せず)によって、凹部114の周方向に沿って互いに独立して移動可能に支持されている。このことによって、可動保持部材122は、不動保持部材122の上方を開放してシリンダフランジ213を受け入れることのできる開放位置と、不動保持部材122の左右両端から延長してシリンダフランジ213をその両側で保持する閉止位置と、に変位自在とされている。
不動保持部材121および可動保持部材122の内面には、薬液シリンジ200のシリンダフランジ213を受け入れて保持する凹溝が形成されている。ただし、本形態の薬液注入システム1000では、直径の異なる各種サイズの薬液シリンジ200が用意されている。そこで、注入ヘッド110の凹部114およびシリンダ保持機構120には最大直径の薬液シリンジ200のみが直接装着され、最大以外の直径の薬液シリンジ200は各々に専用のシリンダアダプタ400を介して装着される。
このため、薬液注入装置100のシリンダ保持機構123は、最大直径の薬液シリンジ200のシリンダフランジ213を保持する構造に形成されている。さらに、シリンダアダプタ400は、最大直径の薬液シリンジ200と同様に注入ヘッド110の凹部114およびシリンダ保持機構120で保持される形状に形成されている。
より詳細には、シリンダアダプタ400は、最大以外の直径の薬液シリンジ200ごとに用意されており、図1Aおよび図3Aに示すように、円筒状のアダプタ本体410を有している。アダプタ本体410は、その後方から挿入される薬液シリンジ200のシリンダ本体211の後端部分を支持する円筒状に形成されている。アダプタ本体410の下半部は、シリンダ部材210の軸線方向半分ほどの位置まで前方に延長されている。
アダプタ本体410の後端外周には、シリンダアダプタ400がヘッド本体113の凹部114(図4参照)に装着されたときに、凹部114のシリンダ保持機構123(図4参照)によって保持されるアダプタフランジ411が形成されている。アダプタフランジ411は、少なくとも薬液注入装置100のヘッド本体113に保持される部分が最大直径の薬液シリンジ200のシリンダフランジ213(図2B参照)と同等な形状で形成されている。アダプタフランジの後端面には、シリンダフランジ213が後方から接する円環状の段差412が形成されている。アダプタ本体410の後端下部にはヒンジ機構413が設けられている。ヒンジ機構413により、円環状のフランジ保持部材420がアダプタ本体410の後端に開閉自在に装着されている。
フランジ保持部材420の上端である、ヒンジ機構413によってアダプタ本体410に支持された部分と対向する部分には、保持ロック機構430が形成されている。保持ロック機構430は、係合爪431とトーションスプリング(図示せず)とを有している。係合爪431は、フランジ保持部材420の上端に揺動自在に軸支されている。保持ロック機構430の係合爪321をアダプタフランジ411に係合することにより、フランジ保持部材420はアダプタ本体410に対して閉止状態にロックされる。
係合爪431は、フランジ保持部材420がアダプタ本体410の後面に閉止された状態で、アダプタフランジ411に係脱自在に係合し、トーションスプリングは、係合爪431をアダプタフランジ411に係合する方向に付勢している。なお、本形態のシリンダアダプタ400では、保持ロック機構430はフランジ保持部材420に取り付けられているが、アダプタ本体410に取り付けられて、係合爪431がフランジ保持部材420に係脱自在に係合する構成とすることもできる(図示せず)。
シリンダアダプタ400は、アダプタ本体410や可動保持部材411をエンジニアリングプラスチックなどで形成し、トーションスプリングなどを、燐青銅合金(Cu+Sn+P)、チタン合金(Ti-6Al-4V)、マグネシウム合金(Mg+Al+Zn)、などで形成し、全体を非磁性体で構成するのが好ましい。同様に、薬液シリンジ200およびピストンアダプタ500も、各部が非磁性体で構成することが好ましい。
[実施形態の作用]
上述のような構成において、本実施形態の薬液注入装置100を使用するとき、作業者は被験者に注入する薬液に対応して適切な薬液シリンジ200を選択し、その薬液シリンジ200の導管部212を被験者に延長チューブで連結する(図示せず)。
例えば、その薬液シリンジ200が最大直径の場合、図2Bに示すように、そのピストンフランジ222にピストンアダプタ500を装着する。つぎに、シリンダ部材210を注入ヘッド110の凹部112に直接装着し、シリンダフランジ213をシリンダ保持機構123に保持させ、ピストンアダプタ500をピストン駆動機構116に把持させる。
最大以外の直径の薬液シリンジ200を利用する場合は、図3Bに示すように、薬液シリンジ200にシリンダアダプタ400を装着する。より詳細には、まず、その薬液シリンジ200に対応したシリンダアダプタ400を用意し、図1Bに示すように、保持ロック機構430のロックを手動で解除してフランジ保持部材420をアダプタ本体410から開放する。
このような状態で、図3Aに示すように、薬液シリンジ200をシリンダアダプタ400のフランジ保持部材420が設けられた側から挿入し、シリンダ部材210をアダプタ本体410に保持させる。これにより、シリンダフランジ213がアダプタ本体410の段差412内に位置し、この状態でフランジ保持部材420をアダプタ本体410に閉止する。
すると、保持ロック機構430の係合爪431がトーションスプリングの付勢力によりアダプタ本体410に係合する。これによって、アダプタ本体410に閉止されたフランジ保持部材420がロックされる。このように、アダプタ本体410の段差412内に位置したシリンダフランジ213は、その全周がフランジ保持部材420とアダプタ本体410との間で固定的に保持されるので、シリンダアダプタ400は薬液シリンジ200に一体に保持されることになる。
フランジ保持部材420は円環状であるので、この状態ではフランジ保持部材420の開口から薬液シリンジ200のピストンフランジ222が露出している。露出しているピストンフランジ222に、ピストンアダプタ500を装着する。このような状態で薬液シリンジ200を注入ヘッド110に装着すると、シリンダ部材210はアダプタ本体410を介して凹部112に装着され、アダプタフランジ411がシリンダ保持機構120に保持される。
本形態の薬液注入システム1000では、シリンダアダプタ400が薬液シリンジ200のシリンダフランジ213を全周にわたって保持するので、シリンダフランジ213の破壊を良好に防止することができる。また、アダプタフランジ411は最大直径の薬液シリンジ200のシリンダフランジ213と同一サイズに形成されているので、充分な強度を確保することができる。
しかも、本形態の薬液シリンジ200はピストンロッドを有しないロッドレスシリンジであるので、図3Aおよび図3Bに示すように、シリンダ部材210の後端にピストン部材220が位置する状態でも、シリンダアダプタ400のフランジ保持部材420を開閉することができ、薬液シリンジ200にシリンダアダプタ400を容易に着脱することができる。
さらに、本形態の薬液注入システム1000では、薬液注入装置100、薬液シリンジ200、シリンダアダプタ400、およびピストンアダプタ500等の全ての構成部品が非磁性体で形成されているので、MRI装置300の近傍で薬液注入装置100やシリンダアダプタ400を問題なく利用することができる。
[実施形態の変形例]
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更を加えることができる。例えば、本形態では薬液注入装置100やシリンダアダプタ400などをMRI装置300の近傍で使用することを想定したが、これをCTスキャナやアンギオ装置の近傍で使用することもできる。なお、このようにMR系以外の透視撮像装置の近傍で使用する場合は、薬液注入装置100やシリンダアダプタ400などを非磁性体で形成する必要はない。
また、上記形態では、最大直径の薬液シリンジ200が薬液注入装置100に直接装着され、最大以外の直径の薬液シリンジ200はシリンダアダプタ400を介して装着されることを例示した。しかし、全ての直径の薬液シリンジ200がシリンダアダプタ400を介して薬液注入装置100に装着される構成であってもよい。あるいは、薬液注入装置100は、1種類の直径の薬液シリンジ200のみを装着するものであり、その1種類の直径の薬液シリンジ200が、シリンダアダプタ400を介して薬液注入装置100に装着される構成であってもよい。
さらに、上記形態では、全ての直径の薬液シリンジ200がロッドレスシリンジであることを想定したが、例えば、一部または全部の直径の薬液シリンジがノーマルシリンジであってもよい。ただし、薬液シリンジがプレフィルドタイプのノーマルシリンジである場合、一般的にそのタイプの薬液シリンジ(図示せず)は、初期状態ではシリンダ部材から後方にピストン部材が突出している。そのため、シリンダアダプタ400のアダプタ本体410にシリンダ部材を挿入してもフランジ保持部材420を閉止することが困難である。
換言すると、本形態のシリンダアダプタ400は、薬液シリンジがノーマルシリンジの場合は、プレフィルドタイプでは利用が困難であるがリフィルタイプならば利用することができ、ロッドレスシリンジの場合は、プレフィルドタイプおよびリフィルタイプの双方を利用することができる。
ただし、プレフィルドタイプのノーマルシリンジでも、ピストン部材のストロークが極端に小さい場合は、シリンダアダプタ400を利用することは可能である。このようにピストン部材のストロークが極端に小さい薬液シリンジは、いわゆる“パルスインフューザ”と呼ばれる薬液注入装置で利用されている(図示せず)。
また、上記形態では、シリンダアダプタ400のアダプタ本体410は、円筒状に形成されていて下半部のみ前方に延長されていることを例示したが、アダプタ本体410の延長した下半部はシリンダ部材210の前端部までさらに延長されていてもよい。あるいは、アダプタ本体410は、延長した下半部が設けられておらず、アダプタフランジ411およびヒンジ機構413を除いて単純な円筒状に形成されていてもよい。この場合、アダプタ本体410の軸線方向の長さは、アダプタ本体410にシリンダ部材210を保持した状態で少なくともシリンダ部材210の導管部212がアダプタ本体410から突出するような長さであれば任意である。
さらに、上記形態では、1つの凹部112を有する注入ヘッド110を示したが、注入ヘッド110は、複数の薬液シリンジ200を同時に装着できるように複数の凹部112を有していてもよい。この場合も、各凹部112に対して、上述したように、薬液シリンジ200の直径等に応じて、シリンダアダプタ400を用いて薬液シリンジ200が装着される。

Claims (4)

  1. シリンダ本体の一端にシリンダフランジが形成されているシリンダ部材にピストン部材がスライド自在に挿入されている薬液シリンジと、前記薬液シリンジに着脱自在に装着されるシリンダアダプタと、前記シリンダアダプタを介して装着される前記薬液シリンジの前記シリンダ部材に対して前記ピストン部材をピストン駆動機構でスライドさせる薬液注入装置と、を有している薬液注入システムの前記シリンダアダプタであって、
    前記シリンダ本体が挿入され、前記シリンダ本体を内周面で支持するとともに、前記シリンダフランジが端面に当接する円筒状のアダプタ本体と、
    前記アダプタ本体に開閉自在に装着され、前記アダプタ本体との間で前記シリンダフランジを保持する円環状のフランジ保持部材と、
    前記フランジ保持部材を閉止状態にロックする保持ロック機構と、
    前記アダプタ本体の外周面に形成されて前記薬液注入装置に保持されるアダプタフランジと、
    を有しているシリンダアダプタ。
  2. シリンダ本体の一端にシリンダフランジが形成されているシリンダ部材にピストン部材がスライド自在に挿入されている薬液シリンジと、前記薬液シリンジが着脱自在に装着されるシリンダアダプタと、前記シリンダアダプタを介して装着される前記薬液シリンジの前記シリンダ部材に対して前記ピストン部材をピストン駆動機構でスライドさせる薬液注入装置と、を有している薬液注入システムであって、
    前記シリンダアダプタは、
    前記シリンダ本体が挿入され、前記シリンダ本体を内周面で支持するとともに、前記シリンダフランジが端面に当接する円筒状のアダプタ本体と、
    前記アダプタ本体に開閉自在に装着され、前記アダプタ本体との間で前記シリンダフランジを保持する円環状のフランジ保持部材と、
    前記フランジ保持部材を閉止状態にロックする保持ロック機構と、
    前記アダプタ本体の外周面に形成されて前記薬液注入装置に保持されるアダプタフランジと、
    を有している薬液注入システム。
  3. シリンダ本体の一端にシリンダフランジが形成されているシリンダ部材にピストン部材がスライド自在に挿入されている、それぞれ直径が異なる複数の薬液シリンジと、最大以外の直径の前記薬液シリンジが着脱自在に装着されるシリンダアダプタと、直接装着される最大直径の前記薬液シリンジおよび前記シリンダアダプタを介して装着される最大以外の直径の前記薬液シリンジの前記シリンダ部材に対して前記ピストン部材をピストン駆動機構でスライドさせる薬液注入装置と、を有している薬液注入システムであって、
    前記薬液注入装置は、最大直径の前記薬液シリンジのシリンダフランジを保持するシリンダ保持機構を有しており、
    前記シリンダアダプタは、最大直径の前記薬液シリンジのシリンダ本体が挿入され、前記シリンダ本体を内周面で支持するとともに、前記シリンダフランジが端面に当接する円筒状のアダプタ本体と、前記アダプタ本体に開閉自在に装着され、前記アダプタ本体との間で前記シリンダフランジを保持する円環状のフランジ保持部材と、前記フランジ保持部材を閉止状態にロックする保持ロック機構と、前記アダプタ本体の外周面に形成されて前記薬液注入装置に保持され、少なくとも前記薬液注入装置に保持される部分が最大直径の前記薬液シリンジのシリンダフランジと同等な形状で形成されているアダプタフランジと、を有している薬液注入システム。
  4. 前記薬液シリンジは、ピストンヘッドの後端にピストンフランジが直接形成されているロッドレスシリンジであり、
    前記ロッドレスシリンジのピストンフランジと前記薬液注入装置のピストン駆動機構とを連結するピストンアダプタをさらに有している請求項2または3に記載の薬液注入システム。
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