JPWO2006129789A1 - スイッチ装置、スイッチング方法およびスイッチ制御用プログラム - Google Patents

スイッチ装置、スイッチング方法およびスイッチ制御用プログラム Download PDF

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Abstract

複数の入力回線を備えた入力段スイッチ群1−1と、複数の出力回線を備えた出力段スイッチ群1−3と、入力段スイッチ群と出力段スイッチ群との間に設けられた中間段スイッチ群1−2と、各入力回線に入力される情報に基づいて中間段スイッチ群の中間段スイッチ1−21の経路を決定するスケジューラ1−22と、を備え、中間段スイッチ群を複数のグループに分けたときに、グループ単位でスケジューラが分散的に配置され、各スケジューラは独立に動作する。

Description

本発明は、スイッチ装置、スイッチング方法およびスイッチ制御用プログラムに関し、特にスループットの低下や公平性の低下を低減できる分散型スケジューラを備え、実装時の制約が少なく、拡張性に優れたスイッチ装置、スイッチング方法およびスイッチ制御用プログラムに関する。
近年、ネットワーク上を行き交うトラフィック量はますます増大する一方である。光伝送技術の進化により、ネットワーク上のボトルネックは伝送路からスイッチ装置・ルータ装置へと変移し、大容量スイッチが求められている。しかし経済的な観点から考えると、トラフィックの少ない段階から大容量スイッチを導入するのは無駄な投資となってしまう。すなわち、ビジネスの初期段階ではスイッチ容量は小容量で十分である。よってスイッチ容量については、最初は小容量で、利用者の増加に伴いスイッチ容量を増加させることができ、最終的に大容量スイッチを構築可能な自由な拡張性が求められる。
スイッチ容量の拡張を行う手法のひとつに多段スイッチ構成がある。かかる多段スイッチは特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載された多段スイッチは、図17に示すように、複数の単位スイッチから構成されている。例えば、3段CLOS(CLOSは発明者の名前)スイッチの場合、入力段スイッチ群13−1、中間段スイッチ群13−2、出力段スイッチ群13−3の3段の単位スイッチ群で構成される。入力段スイッチ群13−1は、それぞれが入力ライン数m本と出力ラインn本を備えるm×nの単位スイッチをk個並列に配列した単位スイッチ群13−11−1〜13−11−kで構成される。中間段スイッチ群13−2はk×hの単位スイッチをn個並列に配列した単位スイッチ群13−21−1〜13−21−nで構成される。出力段スイッチ群13−3はn×jの単位スイッチをh個並列に配列した単位スイッチ13−31−1〜13−31−hで構成される。入力段スイッチ群13−1と中間段スイッチ群13−2との間はライン群13−13−1〜13−13−(k×n)で接続され、中間段スイッチ群13−2と出力段スイッチ群13−3との間はライン群13−32−1〜13−32−(n×h)で接続することにより、mk×jhの大容量のスイッチ装置が構成される。このように多段スイッチ構成では、小容量の単位スイッチを用い、各段の単位スイッチ数とそれに対応するリンク数に応じた規模のスイッチを構成することが可能である。
また、スイッチ装置におけるスケジューリング方法は、従来から様々なものが提案されている。これらを機能の配備方法について分類すると、スケジューリング機能を分散して配備する方法と、スケジューリング機能を集中して配備する方法とに大別することができる。図18に示す特許文献2に開示された構成および図19に示す特許文献3に開示された構成は従来のスケジューリング機能の配備状態を示す図である。図18はスケジューリング機能を分散して配備した構成が示されている。図19はスケジューリング機能を集中に配備した構成が示されている。
図18に示すようにスケジューリング機能を分散して配備した構成では、各スイッチとともにスケジューラ14−1〜14−mが備わった構成となっており、隣接するスケジューラ間を相互接続することにより、各スケジューラ間でスケジューリング情報の送受信が可能となり、全てのスケジューリングが実施される。
図19に示すようにスケジューリング機能を集中して配備した構成では、スケジューラ15がすべてのスイッチに接続され、1つの制御回路となっており、これによりすべてのスケジューリングが実施される。このような集中型スケジューラでは、スケジューラ間を接続する必要が無いので配線遅延が小さく、配線遅延による実装時の制約は少ないという利点がある。しかし大規模なスイッチの場合では、回路規模が大きくなり実装が困難であり、実装後は収容できる入力数が固定であるため、拡張性にかける。
上記のように拡張性に優れたスイッチ装置を構成する場合、分散型スケジューラが有利である。しかしながら、スケジューラ数の増加に伴い、相互接続線も増加し、実装時の制約となってしまう。また、相互に情報を交換することによる遅延のため、実装時の制約が多くなるという問題がある。この問題を解決するために各スケジューラ間を接続せず、スケジューリング情報の交換を行わない方法がある。
特開2002−325087号公報(図17) 特開2002−152267号公報(図18) 特開平6−70347号公報(図19)
しかしながら、スケジューリング情報の交換を行わずスケジューリングを行う場合には問題が生じる。1つ目はスループットの低下である。これは各スケジューラが独立に動作し割当てを行うためである。2つ目は割当ての公平性を保つのが困難となることである。
本発明の目的は、上記の課題を解決しスループットの低下や公平性の低下を低減できる分散型スケジューラを備え、実装時の制約が少なく、拡張性に優れたスイッチング方法および装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のスイッチング装置は、複数の入力回線と接続される入力段スイッチ群と、複数の出力回線と接続される出力段スイッチ群と、前記入力段スイッチ群と前記出力段スイッチ群とを接続する中間段スイッチ群と、各入力回線に入力される情報に基づいて前記中間段スイッチ群を介した前記入力段スイッチ群と前記出力段スイッチ群との間の信号経路を決定するスケジューリングを行うスケジューラと、を備え、
前記中間段スイッチ群を複数のグループに分けたときに、グループ単位で前記スケジューラが分散的に配置され、各スケジューラは独立に動作することを特徴とする。
本発明のスイッチング方法は、複数の入力回線と接続される入力段スイッチ群と、複数の出力回線と接続される出力段スイッチ群と、前記入力段スイッチ群と前記出力段スイッチ群とを接続する中間段スイッチ群と、を備えたスイッチ装置のスイッチング方法において、
各入力回線に入力される情報に基づいて前記中間段スイッチ群を介した前記入力段スイッチ群と前記出力段スイッチ群との間の信号経路を決定するスケジューリングを、前記中間段スイッチ群を複数のグループに分けてグループ単位で独立に行うことを特徴とする。
本発明のスイッチ制御用プログラムは、複数の入力回線と接続される入力段スイッチ群と、複数の出力回線と接続される出力段スイッチ群と、前記入力段スイッチ群と前記出力段スイッチ群とを接続する中間段スイッチ群と、各入力回線に入力される情報に基づいて前記中間段スイッチ群を介した前記入力段スイッチ群と前記出力段スイッチ群との間の信号経路を決定するスケジューリングを行う演算処理部及び記憶部と、を備え、
前記中間段スイッチ群を複数のグループに分けたときに、グループ単位で前記演算処理部及び記憶部が分散的に配置されてなるスイッチ装置のスイッチ制御用プログラムであって、
各入力回線に入力される情報と前記記憶部に記憶されたスケジューリング優先処理順位情報とに基づいて、前記演算処理部は、前記スケジューリングをグループ単位で独立に行うことを特徴とする。
本発明においては、スケジューラが、中間段スイッチ群を複数のグループに分けたときに、グループ単位で分散的に配置され、各スケジューラは独立に動作するので、複数のスケジューラ間の接続を無くし、相互にスケジューリング情報を交換することを無くすことができる。
本発明によれば、実装時の制約が少なく、拡張性に優れたスイッチング装置を提供できる。その理由は、複数のスケジューラ間の接続が無く相互にスケジューリング情報を交換しないので、配線増加や遅延などの実装時の制約を緩和することができる。また、スイッチの個数が増加した場合にも、スケジューラの個数を増加させることにより、1つのスケジューラがスケジューリングする量は変化しないためである。
また、本発明によれば、スケジューラ間で相互に情報を交換しない場合でも、スループットおよび公平性低下を抑制できる。その理由は、スケジューラの個数に応じてスケジューリング開始点とスケジューリング順序を変化させることができるためである。
本発明の第1の実施形態のスイッチ装置の構成を示すブロック図である。 入力段スケジューラインターフェース部の構成を示すブロック図である。 スケジューラ部の構成を示すブロック図である。 出力段スケジューラインターフェース部の構成を示すブロック図である。 スイッチ装置の構成を示すブロック図である。 優先制御テーブルの一例を示す図である。 リクエストテーブルの一例を示す図である。 スケジューラの処理を示すフローチャートである。 予約管理テーブル及び許可管理テーブルの一例を示す図である。 予約管理テーブル及び許可管理テーブルの一例を示す図である。 予約管理テーブル及び許可管理テーブルの一例を示す図である。 予約管理テーブル及び許可管理テーブルの一例を示す図である。 予約管理テーブル及び許可管理テーブルの一例を示す図である。 スケジューラの処理を示すフローチャートである。 リクエストテーブルの一例を示す図である。 スケジューリング処理をソフト的に処理する場合のスケジューラの構成を示す図である。 従来の多段スイッチを示す図である。 従来の分散型スケジューラを示す図である。 従来の集中型スケジューラを示す図である。 本発明に係わるスイッチ装置のスイッチボードを収容するスタック型筐体を示す図である。
符号の説明
1−1 入力段スイッチ群
1−2 中間段スイッチ群
1−3 出力段スイッチ群
1−10 入力段スイッチボード部
1−11 入力バッファ部
1−12 入力段スイッチ部
1−13 入力段スケジューラインターフェース部
1−20 中間段スイッチボード部
1−21 中間段スイッチ部
1−22 スケジューラ部
1−30 出力段スイッチボード部
1−31 出力バッファ部
1−32 出力段スイッチ部
1−33 出力段スケジューラインターフェース
2−1 リクエスト発行部
2−2 許可受信部
3−1 リクエスト受信部
3−2 スケジューラ制御部
3−3 許可発行部
4−1 許可受信部
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
〔第1の実施形態〕
[1] 構成の説明
図1は本発明の第1の実施形態のスイッチ装置の構成を示すブロック図である。本実施形態のスイッチング装置は入力段スイッチ群1−1、中間段スイッチ群1−2、出力段スイッチ群1−3に分かれており、それぞれの段は複数のスイッチボードから構成される。
入力段スイッチ群1−1は、k個の入力段スイッチボード1−10から構成されており、各スイッチボード1−10はm個の入力バッファ部1−11(合計J=m×k)と、入力段スイッチ部1−12と、入力段制御部となる入力段スケジューラインターフェース部1−13とから構成される。
各入力バッファ部1−11は、入力回線、入力段スイッチ部1−12および入力段スケジューラインターフェース部1−13と接続される。入力段スイッチ部1−12はm個の入力バッファ部1−11、中間段スイッチ群1−2の各中間段スイッチ部1−21および入力段スケジューラインターフェース部1−13と接続される。
入力段スケジューラインターフェース部1−13はm個の入力バッファ部1−11、入力段スイッチ部1−12および中間段スイッチ群1−2の各スケジューラ1−22と接続される。
中間段スイッチ群1−2は、n個の中間段スイッチボード1−20から構成されており、各中間段スイッチボード1−20はi個の中間段スイッチ(SW)部1−21(合計L=n×i)とスケジューラ部1−22から構成される。i個の中間段スイッチ部1−21は入力段スイッチ群1−1の各入力段スイッチ部1−12および出力段スイッチ群1−3の各出力段スイッチ部1−32と相互接続されており、またスケジューラ部1−22とも接続される。
スケジューラ部1−22は各入力段スケジューラインターフェース1−13と各出力段スケジューラインターフェース1−33および同一スイッチボード上の中間段スイッチ部1−21とに接続される。
出力段スイッチ群1−3は、h個の出力段スイッチボード1−30から構成されており、各出力段スイッチボード1−30はg個の出力バッファ部1−31(合計P=g×h)と出力段スイッチ部1−32と出力段スケジューラインターフェース部1−33とから構成される。
出力バッファ部1−31は出力回線および出力段スイッチ部1−32および出力段スケジューラインターフェース部1−33と接続される。出力段スイッチ部1−32はg個の出力バッファ1−31および中間段スイッチ群の各中間段スイッチ部1−21および出力段スケジューラインターフェース部1−33と接続される。出力段スケジューラインターフェース部1−33はg個の出力バッファ部1−31および出力段スイッチ部1−32および中間段スイッチ群1−2の各スケジューラ1−22と接続される。
図2は入力段スケジューラインターフェース部1−13の構成を示すブロック図である。入力段制御部となる入力段スケジューラインターフェース部1−13は、リクエスト発行部2−1と許可受信部2−2とから構成される。リクエスト発行部2−1は同一入力段スイッチボード上のm個の入力バッファ部1−11と、各中間段スイッチボード上の各スケジューラ部1−22とに接続される。許可受信部2−2は各中間段スイッチボード上の各スケジューラ部1−22と、同一入力段スイッチボード上のm個の入力バッファ部1−11と、同一入力段スイッチボード上の入力段スイッチ部1−12とに接続される。
図3はスケジューラ部1−22の構成を示すブロック図である。スケジューラ部1−22は、リクエスト受信部3−1と、スケジューラ制御部3−2と、許可発行部3−3とから構成される。リクエスト受信部3−1は、各入力段スケジューラインターフェース部1−13と、同一スケジューラ内のスケジューラ制御部3−2とに接続される。スケジューラ制御部3−2は、同一スケジューラ内のリクエスト受信部3−1と、許可発行部3−3とに接続される。許可発行部3−3は、同一スケジューラ内のスケジューラ制御部3−2と、各入力段スケジューラインターフェース1−13と、各出力段スケジューラインターフェース1−33と、同一中間段スイッチボード上のi個の中間段スイッチ部1−21とに接続される。
図4は出力段スケジューラインターフェース部1−33の構成を示すブロック図である。出力段スケジューラインターフェース部1−33は許可受信部4−1から構成される。許可受信部4−1は、各中間段スイッチボード上の各スケジューラ部1−22と、同一出力段スイッチボード上の出力段スイッチ部1−32及び出力バッファ1−31とに接続される。
[2] スイッチング動作の説明
以下、上記スイッチ装置のスイッチング動作について説明するが、ここでは説明の簡易化のために、スイッチ装置は図5に示す構成のものを用いて説明を行う。図5に示すように入力段スイッチボード(ボードごとに3ポートを有する)が3枚、中間段スイッチが4枚、出力段スイッチボード(ボードごとに3ポート)が3枚、スケジューラが2つ設けられ、それぞれのスケジューラは中間段スイッチを2つずつ制御する。入力段スイッチボードはそれぞれ、3つの入力バッファと、3つの入力バッファに接続される入力段スイッチと、入力段スイッチと3つの入力バッファが接続される入力段スケジューラインターフェース(図5ではSCD I/Fと記載している)とを備えている。出力段スイッチボードはそれぞれ、出力段スイッチ、出力段スイッチに接続される3つの出力バッファと、出力段スイッチと3つの出力バッファが接続される出力段スケジューラインターフェース(図5ではSCD I/Fと記載している)とを備えている。
まず、図5に示すスイッチ装置の起動時(または任意の時間)にスケジューラ#1、スケジューラ#2の優先制御テーブルを図6に示す表1、表2のように設定する。優先制御テーブルはスケジューラごとに設けられ、後述するリクエストテーブルを参照する順番を予め規定するもので、各スケジューラの優先制御テーブルは各スケジューラの動作が極力重ならないように設定する。ここでは、スケジューラが2つなので、図6に示すように、スケジューラ#1、#2において、入力段スイッチボード番号(入力段スイッチ群の各グループを示すグループ番号となる)、入力回線番号の参照開始位置をそれぞれ先頭と末尾とし、先頭から開始するスケジューラ#1は昇順(番号が増える方向順)に参照し、末尾から開始するスケジューラ#2は降順(番号が減る方向順)に参照する。このように優先制御テーブルを設定することにより効率よく割り当てることができる。
また入力段スイッチボード番号、入力回線番号のどちらが大項目か小項目か(ある大項目において小項目をずらしていき、小項目を見終わったら、大項目をずらし、また小項目をずらして参照していく)も決まっている。ここでは、スケジューラ#1、#2ともに入力段スイッチボード番号が小項目、入力回線番号が大項目とする。また複数のスケジューラから許可が重複して出された場合には、システム全体でどのスケジューラからの許可を選択するかを予め決めておく。ここでは、スケジューラ#2を選択するものとする。
入力段スイッチボードの各入力回線(入力ポート)に図5のようなセル(cell;固定長のデータ転送単位をいう)が入ってきたとする。なお図5では、入力段スイッチボード#1の入力回線番号#1〜#3を“1”〜“3”として示し、入力段スイッチボード#2の入力回線番号#1〜#3を“4”〜“6”として示し、入力段スイッチボード#3の入力回線番号#1〜#3を“7”〜“9”として示している。同様に出力段スイッチボード#1の出力回線番号#1〜#3を“1”〜“3”として示し、出力段スイッチボード#2の出力回線番号#1〜#3を“4”〜“6”として示し、出力段スイッチボード#3の出力回線番号#1〜#3を“7”〜“9”として示している。
入ってきたセルは入力段スイッチボードにそれぞれ設けられた入力バッファ#1〜#3に蓄えられる。入力バッファにセルが溜まると、入力段スケジューラインターフェース(SCD I/F)内のリクエスト発行部2−1(図2参照)はセルが持っている宛先情報から出力ポート番号および出力段スイッチボード番号を読み取り、その情報をもとにリクエストをスケジューラ#1、#2両方に送る。セルが到着しなかった場合はリクエストを送出しない。このリクエストには入力スイッチボード番号と入力回線番号および宛先の出力ポート番号および出力スイッチボード番号が含まれている。スケジューラ#1および#2は各入力段スイッチの各入力段スケジューラインターフェース(SCD I/F)からのリクエストを基に図7の表3のようなリクエストテーブルを作成する(スケジューラ#1とスケジューラ#2とで、リクエストテーブル(表3)の内容は同じになる。)例えば、入力段スイッチボード番号#1の入力段スイッチボードを例にとって説明すると、図5に示すように、入力段スイッチボード番号#1の、入力回線番号#1(図5では入力段スイッチボード番号#1の入力回線番号#1は“1”として示されている)の入力回線に入ってきたセルから出力スイッチボード番号#2、出力回線番号#2(図5では出力段スイッチボード番号#2の出力回線番号#2は“5”として示されている)が読み取られると、入力段スイッチボード番号#1、入力回線番号#1、出力スイッチボード番号#2、出力回線番号#2のリクエストがスケジューラ#1、#2両方に送らえる。すると、図7に示すように、入力段スイッチボード番号#1の入力回線番号#1の入力回線(入力ポート)については出力段スイッチボード番号#2、出力回線番号#2(図7では出力回線番号は“5”として示されている)として(図7では“#2宛5”として示されている)リクエストテーブルが作成される。
図5に示すように、スケジューラ#1は二つの中間段スイッチ#1,#2を管理し、スケジューラ#2は二つの中間段スイッチ#3,#4を管理しており、各スケジューラは独立に動作する。
スケジューラのスケジューラ制御部3−2(図3を参照)では中間段スイッチの各出力段スイッチボード行きのリンクをどの入力回線に割り当てるかを決める処理を行う。各スケジューラは自分の持つ優先制御テーブルに従ってリクエストテーブルを参照する。例えばスケジューラ#1の場合について図8のフローチャートを参照して、その処理について説明する。まず、出力段スイッチボード#1行きの中間段スイッチ#1への割当について見る。図8のフローチャートに示すように、入力回線番号A、入力段スイッチボード番号Yの選択動作(ステップS1、S2)を行う。一番初めは入力回線番号の参照回数1、入力段スイッチボード番号(入力段スイッチ群の各グループを示すグループ番号となる)の参照回数1であるので、リクエストテーブルで参照する箇所は入力回線番号#1(A=#1)、入力段スイッチボード番号#1(Y=#1)とする(ステップS1、S2)。そして、表3のリクエストテーブルの入力回線番号#1、入力段スイッチボード番号#1のリクエストを参照し(ステップS3)、リクエストの有無を確認するとともに、現在参照している出力段スイッチボード番号宛かどうかを確認する(ステップS4)。現在参照している出力段スイッチボード番号宛であれば、スケジューラ#1が有する図9の表4の予約管理テーブル(0:予約無し、1:予約あり)を参照し、入力段スイッチボード番号#1に空きがあるかどうかを確認する(ステップS5)。ここでは、図7に示すリクエストテーブルから明らかなように、一回目の参照(入力回線番号#1、入力段スイッチボード番号#1)ではリクエストテーブルにリクエストが存在するが、出力段スイッチボード#2宛であるため選択されず、一回目の参照はステップS4で終了し(この処理では、出力段スイッチボード#1の割当を行っているため、出力段スイッチボード#2宛のリクエストは選択せず処理を終わる。)、ステップS6に移る。なお、リクエストテーブルの作成は、入力回線番号A、入力段スイッチボード番号Yの選択動作(ステップS1、S2)前に行われてもよいし、ステップS1、S2と並行して行われてもよい。
ステップS4で、現在参照している出力段スイッチボード番号宛でないと判断されると、ステップS6で、優先制御テーブルの入力段スイッチボード番号を最後まで見たかどうかを判断する(小項目である入力段スイッチボード番号をすべて見終わっているかどうかを判断する)。見終わっていなければ、ステップS7で、入力段スイッチボード番号に+1を加え(Y=#2とする)、ステップS2に移る。一方、見終わっていれば、ステップS8で、優先制御テーブルの入力回線番号を最後まで見たかどうかを判断する(大項目である入力回線番号をすべて見終わっているかどうかを判断する)。見終わっていなければ、ステップS10で、入力回線番号に+1を加え(A=#2とする)、ステップS1に移る。一方、見終わっていれば、処理を終了する。
次に優先制御テーブルの2回目の参照について説明する。ここでは、大項目である入力回線番号は小項目をすべて見終わっていないため、入力回線番号は前回の番号である#1のままである(ステップS6のNO)。小項目である入力段スイッチボード番号を参照し、参照回数2の入力段スイッチボード番号#2を選ぶ(ステップS7で入力段スイッチボード番号#1に1を加えて入力段スイッチボード番号#2とし、ステップS2で入力段スイッチボード番号#2を選択する)。次にリクエストテーブルを参照する(ステップS3)。リクエストテーブルの参照箇所は入力段スイッチボード番号#2、入力回線番号#1となる。この場合はリクエストが無いため(ステップS4)、次の参照(第3回目以降の参照)に移る。
3回目の参照は先ほどと同じ方法で、リクエストテーブルの参照箇所は入力段スイッチボード番号#3、入力回線番号#1となる(ステップS6、S7、S2、S3)。この場合はリクエストが存在し、表4に示すように予約も空いているが、図7の表3に示すように、宛先は出力段スイッチボード#3宛であり、出力段スイッチボード#1宛でないため、選択されない。
4回目の参照は、小項目が前回の参照ですべて見たので、大項目も参照する。よってリクエストテーブルの参照箇所は入力回線番号#2、入力段スイッチボード番号#1となる。この場合は、この場合はリクエストが存在し、予約も空いており、宛先が出力段スイッチボード#1宛であるので割当が決定され(ステップS11)、スケジューラ#1が有する図9の表5の許可管理テーブルの該当箇所に中間段スイッチ番号#1が登録され(ステップS12)、表4の予約管理テーブル#1の入力段スイッチボード番号#1の中間段スイッチ番号#1の内容が1に更新され、それぞれ図10の表7、表6のようになる(ステップS13)。またステップS13において、リクエストテーブルから決定済みの要求を削除する。このようにして、出力段スイッチボード#1行きの中間段スイッチ#1への割当が終了する。また、中間段スイッチ#2への割当動作も上記と同様に行うことができる。また、後述するように、中間段スイッチ#1への割当動作と中間段スイッチ#2への割当動作はどちらから行っても良いし、また、同時に動作させることも可能である。
なお、図8では、出力段スイッチボード(X)については、一定のままとしている。これは、図8に記載のフローチャートは、出力段スイッチボード毎の処理を表現したものであるからである。実際には、出力段スイッチボード#1について、独自に図8に記載の処理を行い、出力段スイッチボード#2についても、独自に図8に記載の処理を行う。
次に出力段スイッチボード#1行きの中間段スイッチ#2への割当について見る。先ほどと同様な方法で入力回線番号#1、入力段スイッチボード番号#1から参照を行っていくと入力段スイッチボード番号#2、入力回線番号#3が割り当てられ、予約管理テーブル、許可管理テーブルはそれぞれ図10の表6、表7から図11の表8、表9のようになる。
スケジューラ#1による全体が終了するとスケジューラ#1の予約管理テーブルと許可管理テーブルは図12の表10、表11のようになる。表11について、中間段スイッチ#1の出力段スイッチボード#2への割り当ては、入力段スイッチボード#1の割当はすでに予約されているため、入力段スイッチボード#1,入力回線#1の要求は選択できず、入力段スイッチボード#3,入力回線#3の要求を選択し、リクエストテーブルからの要求を削除する。中間段スイッチ#2の出力段スイッチボード#2への割り当ては入力段スイッチボード#1,入力回線#1の要求を選択する。次に中間段スイッチ#1の出力段スイッチボード#3への割り当ては、入力段スイッチボード#3の割り当てはすでに予約されているため、入力段スイッチボード#3,入力回線#1の要求は選択されず、入力段スイッチボード#2,入力回線#2の要求を選択する。このようにして、割り当てが行われていく。
スケジューラ#2もスケジューラ#1と同様な方法でスケジューリングが行われるが、優先制御テーブルが異なるため、割り当て結果はスケジューラ#2が有する図13の表12の予約管理テーブル、表13の許可管理テーブルのようになる。スケジューラ#2も図8と同様な動作が行われるが、参照回数1で、リクエストテーブルで参照する箇所は入力回線番号#3、入力段スイッチボード番号#3であり(ステップS1、S2)、ステップS7で、入力段スイッチボード番号に−1を加え、ステップS10で、入力回線番号に−1を加える点が異なる。スケジューラ#2については、出力段スイッチボード#1行きの中間段スイッチ#3への割当から見ていく。表12、表13についてリクエストテーブルを入力段スイッチボード#3,入力回線#3から、入力段スイッチボード#2,入力回線#3の順に見ていくので、まず中間段スイッチ#3の出力段ボード#1への割り当てで入力段スイッチボード#2,入力回線#3が選択される。次に中間段スイッチ#4の出力段スイッチボード#1への割り当てで入力段スイッチボード#1,入力回線#2が選択される。そして、中間段スイッチ#3の出力段スイッチボード#2への割り当てで、入力段スイッチボード#3,入力回線#3が選択され、中間段スイッチ#4の出力段スイッチボード#2への割り当ては予約済みで入力段スイッチボード#1,入力回線#1は選択できない。中間段スイッチ#3の出力段スイッチボード#3への割り当ては予約済みで入力段スイッチボード#3,入力回線#2、入力段スイッチボード#2,入力回線#2,入力段スイッチボード#3,入力回線#1は選択できない。中間段スイッチ#4の出力段スイッチボード#3の割り当てで入力段スイッチボード#3,入力回線#2が選択される。このようにして、割り当てが行われていく。
図8のフローチャートに示された動作をスケジューラ#1および#2は各出力段スイッチボードに対し並列に行うこともでき、各中間段スイッチに対し並列に行うことも出来る。各中間段スイッチに対し並列に行う場合、同一グループで優先制御テーブルの入力回線番号または入力段スイッチボード番号をずらした優先制御テーブルを各中間段スイッチボードに持たせること、または中間段スイッチごとに選択する出力段スイッチボードをずらすこと(例えば、中間段スイッチ#1と#2との割り当てを並列に行う際には、中間段スイッチ#1は出力段スイッチボード番号#1から割り当て、中間段スイッチ#2は出力段スイッチボード番号#2から割り当てる)またはその両方を行うことにより並列処理時に重複をさけられる。また、スケジューラ#1と#2でも並列に行うことができる。並列に実行することによりスケジューリングの計算時間が短縮される。
スケジューリングが完了したら、許可管理テーブルを基に、許可発行部3−3(図3参照)は各入力段スケジューラインターフェース(SCD I/F)に許可信号を送り、また同時に各スイッチ部の制御情報も入力段スケジューラインターフェース(SCD I/F)および出力段スケジューラインターフェース(SCD I/F)に送る。その情報を基に、各入力バッファおよび入力段スイッチ部および中間段スイッチ部および出力段スイッチ部を設定する。1つの入力段スケジューラインターフェースに複数のスケジューラから許可があった場合には、その入力段スケジューラインターフェースがいずれか1つの許可を選択する。例えば、予め優先するスケジューラを決定しておく。このとき、許可を選択した事に関し、スケジューラには通知はしない。そして、許可された入力バッファからパケットを出力する。各スイッチを通過したパケットは宛先出力バッファに蓄積され、出力回線に出力される。
ここでは、入力段スイッチではポート1(入力回線番号#1)は中間段スイッチ#2へ、ポート2は中間段スイッチ#4へ、ポート5は中間段スイッチ#1へ、ポート6は中間段スイッチ#3へ、ポート7は中間段スイッチ#2へ、ポート8は中間段スイッチ#4へ、ポート9は中間段スイッチ#3へ接続されるように設定し、出力段スイッチはポート1(出力回線番号#1)は中間段スイッチ#3から、ポート2は中間段スイッチ#4から、ポート5は中間段スイッチ#2から、ポート6は中間段スイッチ#3から、ポート7は中間段スイッチ#4から、ポート8は中間段スイッチ#2から、ポート9は中間段スイッチ#1から接続されるように設定する。既に説明したように、スケジューラ#1、#2から許可が重複して出された場合には、入力段スイッチはスケジューラ#2を選択する。
また同時に中間段スイッチも各スケジューラによって設定される。ここでは、中間段スイッチ#1は入力段スイッチ#1から出力段スイッチ#1、入力段スイッチ#2から出力段スイッチ#3、入力段スイッチ#3から出力段スイッチ#2に接続するように、中間段スイッチ#2は入力段スイッチ#1から出力段スイッチ#2、入力段スイッチ#2から出力段スイッチ#1、入力段スイッチ#3から出力段スイッチ#3に接続するように、中間段スイッチ#3は入力段スイッチ#1から出力段スイッチ#3、入力段スイッチ#2から出力段スイッチ#1、入力段スイッチ#3から出力段スイッチ#2に接続するように、中間段スイッチ#4は入力段スイッチ#1から出力段スイッチ#1、入力段スイッチ#2から出力段スイッチ#2、入力段スイッチ#3から出力段スイッチ#3に接続するようにそれぞれ設定される。そしてスイッチの設定が終了した時点で入力バッファからセルが送出され目的の出力ポートに到着する。
〔第2の実施形態〕
次に本発明の第2の実施形態について説明する。
スイッチ装置のスケジューリング動作において、図14のフローチャートに示すように入力回線番号と入力段スイッチボード番号の選択処理順序を入れ替えたスケジューリングで実行した場合にも同様にスイッチングが実行できる。図14のフローチャートはステップS21、S22、S26、S27、S7、S10において、入力回線番号が入力段スイッチボード番号に、入力段スイッチボード番号が入力回線番号に置き換わっている点を除いて図8のフローチャートと同一である。図14のフローチャートは図6に示す優先制御テーブル#1の場合のフローを示すが、優先制御テーブル#2の場合は、ステップS7で、入力回線番号に−1を加え、ステップS10で、入力段スイッチボード番号に−1を加える点が異なる。
〔第3の実施形態〕
次に本発明の第3の実施形態について説明する。
スイッチ装置においてスケジューラ数が4つの場合では、図15に示すように、優先制御テーブルを設定し、スケジューラ#1およびスケジューラ#2には図8のフローチャートのスケジューリング動作を(ただし、スケジューラ#2の場合はステップS7で、入力段スイッチボード番号に−1を加え、ステップS10で、入力回線番号に−1を加える)、スケジューラ#3およびスケジューラ#4には図14のフローチャートのスケジューリング動作を適用することにより(ただし、スケジューラ#4の場合はステップS7で、入力回線番号に−1を加え、ステップS10で、入力段スイッチボード番号に−1を加える)、効率よく割り当てることができる。
参照開始位置をスケジューラ#1と#3は先頭とし、スケジューラ#2と#4は末尾とし、スケジューラ#1と#2は入力回線番号を大項目とし入力段スイッチボード番号を小項目として参照し、スケジューラ#3と#4は入力段スイッチボード番号を大項目とし入力回線番号を小項目として参照する。
つまり、スケジューラ#1は参照開示位置が入力回線番号1、入力段スイッチボード番号1で、入力段スイッチボード番号の番号が増える方向に参照していき、スケジューラ#2は参照開示位置が入力回線番号m、入力段スイッチボード番号kで、入力段スイッチボード番号の番号が減る方向に参照していき、スケジューラ#3は参照開示位置が入力回線番号1、入力段スイッチボード番号1で、入力回線番号の番号が増える方向に参照していき、スケジューラ#4は参照開示位置が入力回線番号m、入力段スイッチボード番号kで、入力回線番号の番号が減る方向に参照していく。
以上説明した実施形態では、スケジューラ間が相互に接続されておらず、スケジューリング情報を交換しないので、配線増加や遅延などの実装時の制約を緩和することができる。また、スケジューラの個数によりスケジューリング方法を変えることにより独立して動作する複数のスケジューラに対しても効率よくスケジューリングを行うことができる。さらに、スイッチ容量が増加した場合でも、1つのスケジューラが担当するスイッチの数は変わらず、スケジューラの計算量も変わらないので、スイッチ容量を大容量にできる。以上のことより、拡張性を有した大容量のスイッチング装置を提供することができる。
上述した各実施形態における、スケジューリング処理は、スケジューラとしてスケジュール演算処理用LSI等の専用のICを用いることで実現できるが、図16に示すように、例えば図8や図14に示したようなスケジューリング処理を記述したプログラムを記憶するROM (Read On Memory)102と、プログラムの実行処理を行うCPU (Central processing Unit)101(演算処理部となる)と、リクエストテーブル103−1,優先制御テーブル103−2,予約管理テーブル103−3,許可管理テーブル103−4の情報やリクエスト情報等を記憶するRAM (Random Access Memory)103とを用いて(すなわち、コンピュータを用いて)ソフト的に実現することが可能である。優先制御テーブルの情報は予め設定しておき、フラッシュメモリ等の情報が消失しないメモリに記憶する。場合によっては上記ROMに記憶する。
また、各実施形態におけるスケジューラは、中間段スイッチボードにそれぞれ設けられているが、入力段スイッチボード又は出力段スイッチボードに設けられてもよい。例えば、入力段スイッチボードにスケジューラを配置した場合、中間段スイッチボードに中間段スケジューラインターフェースを配置し、中間段スイッチを制御すればよい。また、スケジューラを中間段スイッチボード、入力段スイッチボード及び出力段スイッチボードとは別のボードに配置して、中間段スイッチボード、入力段スイッチボード及び出力段スイッチボードにそれぞれスケジューラインターフェースを設けてもよい。
以下、上記各実施形態のスイッチ装置をスタック構成で構成するときの例について説明する。
図20は、本発明に係わるスイッチ装置のスイッチボードを収容するスタック型筐体を示す図である。図20に示すスタック型筐体3は、a個の副筐体3−1−1〜3−1−aを有し、各副筐体は入力段スイッチボード1−10または出力段スイッチボード1−30または中間段スイッチボード1−20を収容するB個のスロット3−2−1〜3−2−B(B=2k+n)を有し、1つの副筐体内のb個の入力段スイッチボード1−10または出力段スイッチボード1−30または中間段スイッチボード1−20を接続するB個のバックプレーン3−3−1〜3−3−Bを有し、B個のバックプレーン3−3−1〜3−3−BからC個の筐体間相互接続ライン3−4−1〜3−4−C(C=2M+2N+i)を有するB個の筐体間接続コネクタ群3−5−1〜3−5−Bを有し、B個のバックプレーン3−3−1〜3−3−BとB個の筐体間接続コネクタ群3−5−1〜3−5−Bはd個のバックプレーン−コネクタ群接続ライン3−6−1〜3−6−dで接続されている。
入力段スイッチ、中間段スイッチ、出力段スイッチ、入力段スケジューラインターフェース、スケジューラ、出力段スケジューラインターフェースには光接続用トランシーバが搭載され、入力段スイッチボード、中間段スイッチボード、出力段スイッチボードのそれぞれの間は光配線で構成される。これらの光配線は副筐体内のバックプレーンに接続される。バックプレーン−コネクタ群接続ラインも光配線で構成されており、筐体間接続コネクタ群に接続される。筐体間相互接続ラインも光配線で構成されており、各筐体間を相互に接続する。
本発明はその精神または本質的な特徴から逸脱することなく、他の種々の形で実施することができる。そのため、前述した各実施形態は単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるべきではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書の記載にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更はすべて本発明の範囲内のものである。

Claims (13)

  1. 複数の入力回線と接続される入力段スイッチ群と、複数の出力回線と接続される出力段スイッチ群と、前記入力段スイッチ群と前記出力段スイッチ群とを接続する中間段スイッチ群と、各入力回線に入力される情報に基づいて前記中間段スイッチ群を介した前記入力段スイッチ群と前記出力段スイッチ群との間の信号経路を決定するスケジューリングを行うスケジューラと、を備え、
    前記中間段スイッチ群を複数のグループに分けたときに、グループ単位で前記スケジューラが配置され、各スケジューラは独立に動作することを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記各スケジューラは並列にスケジューリングを行うことを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  3. 前記各スケジューラは、各スケジューラで異なる優先順位に基づいてスケジューリングを行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のスイッチ装置。
  4. 前記各スケジューラは、前記グループ内の管理する中間段スイッチのスケジューリング情報を互いに共有しないことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のスイッチ装置。
  5. 前記入力段スイッチ群の入力段スイッチを制御する入力段制御部を有し、該入力段制御部は入力段スイッチと接続される中間段スイッチの選択情報を前記スケジューラへ返信しないことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のスイッチ装置。
  6. 前記スケジューラはスケジューリング開始点とスケジューリング順番を管理することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のスイッチ装置。
  7. 前記入力段スイッチ群は複数のグループに分けられ、前記スケジューラは入力回線番号及び前記入力段スイッチ群の各グループを示すグループ番号に基づいて前記優先順位を決定することを特徴とする請求項3に記載のスイッチ装置。
  8. 複数の前記スケジューラのうち、一又は二以上のスケジューラは入力回線番号、又は/及びグループ番号について、番号が増える方向に入力回線番号又は/及びグループ番号を選択してスケジューリングを行い、残りのスケジューラは番号が減る方向に入力回線番号又は/及びグループ番号を選択してスケジューリングを行うことを特徴とする請求項7に記載のスイッチ装置。
  9. 前記スケジューラは、前記入力回線番号を選択し、選択された入力回線番号で前記グループ番号を順次選択していき、前記グループ番号の選択終了後に前記入力回線番号を変え、変えられた入力回線番号で前記グループ番号を順次選択していく処理を行う請求項7又は8に記載のスイッチ装置。
  10. 前記スケジューラは、前記グループ番号を選択し、選択されたグループ番号で前記入力回線番号を順次選択していき、前記入力回線番号の選択終了後に前記グループ番号を変え、変えられたグループ番号で前記入力回線番号を順次選択していく処理を行う請求項7又は8に記載のスイッチ装置。
  11. 複数の入力回線と接続される入力段スイッチ群と、複数の出力回線と接続される出力段スイッチ群と、前記入力段スイッチ群と前記出力段スイッチ群とを接続する中間段スイッチ群と、を備えたスイッチ装置のスイッチング方法において、
    各入力回線に入力される情報に基づいて前記中間段スイッチ群を介した前記入力段スイッチ群と前記出力段スイッチ群との間の信号経路を決定するスケジューリングを、前記中間段スイッチ群を複数のグループに分けてグループ単位で独立に行うことを特徴とするスイッチング方法。
  12. 各スケジューリングは、各グループで異なる優先順位に基づいて行われることを特徴とする請求項11に記載のスイッチング方法。
  13. 複数の入力回線と接続される入力段スイッチ群と、複数の出力回線と接続される出力段スイッチ群と、前記入力段スイッチ群と前記出力段スイッチ群とを接続する中間段スイッチ群と、各入力回線に入力される情報に基づいて前記中間段スイッチ群を介した前記入力段スイッチ群と前記出力段スイッチ群との間の信号経路を決定するスケジューリングを行う演算処理部及び記憶部と、を備え、
    前記中間段スイッチ群を複数のグループに分けたときに、グループ単位で前記演算処理部及び記憶部が分散的に配置されてなるスイッチ装置のスイッチ制御用プログラムであって、
    各入力回線に入力される情報と前記記憶部に記憶されたスケジューリング優先処理順位情報とに基づいて、前記演算処理部は、前記スケジューリングをグループ単位で独立に行うことを特徴とするスイッチ制御用プログラム。
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