JPWO2006126576A1 - 微細領域撮像装置及び微細領域撮像方法 - Google Patents

微細領域撮像装置及び微細領域撮像方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、外来ノイズや基板電流の直流レベルの変化の影響を受けにくく、高解像度で高速スキャンが可能な微細領域撮像装置を提供することを目的とする。本発明による微細領域撮像装置は、撮像対象物である半導体ウェハ10に電子ビームXを照射する電子ビーム照射部102と、電子ビームXの照射によって発生した基板電流iの交流成分を検出する電流検出部110と、電流検出部110の出力outに基づいて、半導体ウェハ10の表面状態を示す画像データを生成する画像データ生成部120とを備える。本発明は、電子ビームXの照射によって発生した基板電流iをそのまま検出するのではなく、その交流成分を検出していることから、初期帯電によって電流ドリフトが発生したとしても、その影響を受けることなく、正しく撮像を行うことが可能となる。また、振動・熱雑音・不要輻射(EMI)などの外来ノイズの影響も受けにくくなる。

Description

本発明は微細領域撮像装置及び微細領域撮像方法に関し、特に、電子ビームなどの荷電粒子線を半導体ウェハなどの撮像対象物に照射することによって、その表面状態を示す画像データなどを生成するための微細領域撮像装置及び微細領域撮像方法に関する。
電子ビームなどの荷電粒子線の照射によって撮像対象物の微細な表面を認識する装置としては、走査型電子顕微鏡(SEM)、透過型電子顕微鏡(TEM)などが知られており、中でも走査型電子顕微鏡は、半導体ウェハの評価装置として広く用いられている。例えば、基板上の層間絶縁膜にビアホールを形成した後、走査型電子顕微鏡を用いて半導体ウェハの表面を撮影すれば、ビアホールが正しく形成されているか否かを画像によって評価することが可能となる。
しかしながら、走査型電子顕微鏡による半導体ウェハの評価では、アスペクト比の大きなビアホールの底部構造を正しく観察することが難しく、このため、このようなビアホールの底部に残存するエッチング残渣などの異物を発見することは困難であった。この問題を解決するため、近年、半導体ウェハに電子ビームを照射し、これにより半導体ウェハに流れる基板電流を検出することによってビアホールなどの評価を行う技術が提案されている(特許文献1〜3参照)。
図9は、基板電流を検出する従来の微細領域撮像装置による撮像原理を説明するための図であり、(a)は撮像対象となる半導体ウェハの略部分断面図、(b)は得られる基板電流iの波形を示すグラフ、(c)は基板電流iを微分することによって得られる微分出力dの波形を示すグラフである。
図9(a)に示す半導体ウェハ10は、素子分離領域11及びゲート電極12を有しており、これらの上に層間絶縁膜13が形成された構造を有している。層間絶縁膜13にはスルーホール13aが形成されており、このスルーホール13aを介して素子分離領域11の一部及びゲート電極12の一部が露出した状態となっている。
このような構造を有する半導体ウェハ10に電子ビームXを照射し、これにより半導体ウェハ10に流れる基板電流iを検出すると、図9(b)に示すように、半導体ウェハ10の表面状態に応じて基板電流iが変化する様子が観察される。つまり、層間絶縁膜13に覆われた領域においては、電子ビームが層間絶縁膜13によって遮られることから、基板電流iは微量のトンネル電流が観察される程度であるが、スルーホール13aによって露出した領域においては、電子ビームXが基板内に達し、その量に応じた基板電流iが観察されることになる。このとき、スルーホール13aによって露出した領域のうち、ゲート電極12が形成されている領域においては、電子ビームXが効率よく基板に達することから、大きな基板電流iが得られることになるが、電子ビームXのパワーをある程度強めに設定しておけば、図9(b)に示すように、素子分離領域11に相当する位置においても、ある程度の大きさを有する基板電流iが観察されることになる。
そして、得られた基板電流iの値を微分すれば、図9(c)に示すように、基板電流iが変化した部分において、その変化量及び変化の方向に応じた微分出力dが得られることになる。したがって、この微分出力dの波形を参照すれば、半導体ウェハ10の表面における各種境界部分を認識することが可能となり、これを解析することによって、例えばスルーホール13aの径(図9(a)に示す範囲Aに相当)や、スルーホール13aとゲート電極12とのオフセット量(図9(a)に示す範囲Bに相当)を特定することが可能となる。
特開2002−83849号公報 特開2004−235464号公報 特開2005−64128号公報
しかしながら、従来の微細領域撮像装置では、電子ビームの照射により得られる基板電流iをそのまま検出していることから、振動・熱雑音・不要輻射(EMI)などの外来ノイズの影響を受けやすいという問題があった。また、何らかの原因によって基板電流iの直流レベルが変化(電流ドリフト)すると検出精度が大幅に低下し、正しい検出を行うことができなくなるという問題があった。
さらに、従来の微細領域撮像装置は、必ずしも解像度及びスキャン速度が十分ではなく、このため、半導体ウェハなどを広範囲に亘って撮像しようとすると、非常に長い時間がかかるという問題もあった。
したがって、本発明の目的は、外来ノイズや、基板電流の直流レベルの変化の影響を受けにくい微細領域撮像装置及び微細領域撮像方法を提供することである。
また、本発明の他の目的は、高解像度で高速スキャンが可能な微細領域撮像装置及び微細領域撮像方法を提供することである。
微細領域撮像装置を改良すべく、本発明者が鋭意研究を重ねた結果、基板電流の直流レベルの変化(電流ドリフト)は、半導体ウェハなどの撮像対象物の裏面(電子ビームなどの荷電粒子線を照射する面とは反対側の面)が絶縁膜で覆われている場合において極めて顕著であることが判明した。この現象についてさらなる研究を重ねた結果、撮像対象物の初期帯電が電流ドリフトの原因であることを本発明者は突き止めた。つまり、帯電している撮像対象物に電子ビームなどを照射した場合、ゆっくりと流れ出す初期帯電電荷が基板電流に加算され、その結果、基板電流の直流レベルが時間とともにゆっくり変化することが判明したのである。
したがって、電流ドリフトの発生を防止するためには、何らかの方法で初期帯電を取り除く(すなわち除電する)ことが考えられる。しかしながら、イオナイザーなどを用いて除電する方法では、イオナイザーからの発塵によって半導体ウェハ上に塵が付着し、歩留まりを低下させてしまうばかりか、イオナイザーを用いた除電後に帯電が生じれば、結果的に電流ドリフトは発生してしまう。また、電子ビームの照射中に半導体ウェハの側面から常に除電するという方法も考えられるが、半導体ウェハの側面状態には大きなばらつきが存在するため、安定した除電を行うことは困難であるとともに、除電動作によって半導体ウェハの側面が僅かに破損し、これがパーティクルとなって歩留まりを低下させることも考えられる。
このように、初期帯電を除電する方法には様々な問題がある。そこで、本発明者は、初期帯電を除電するのではなく、初期帯電によって電流ドリフトが発生したとしても、その影響を受けずに正しく撮像を行うことができる方法を模索した。
本発明は、このような研究の結果なされたものであって、本発明による微細領域撮像装置は、撮像対象物に荷電粒子線を照射する照射手段と、前記荷電粒子線の照射によって発生したエネルギー信号の交流成分を検出する検出手段と、前記検出手段の出力に基づいて、前記撮像対象物の表面状態を示すデータを生成するデータ生成手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の一側面による微細領域撮像方法は、照射位置を連続的又は断続的に変化させながら撮像対象物に荷電粒子線を照射し、これにより発生したエネルギー信号の交流成分を検出し、前記エネルギー信号の交流成分に基づいて、前記撮像対象物の表面状態を示すデータを生成することを特徴とする。また、本発明の他の側面による微細領域撮像方法は、照射位置を連続的又は断続的に変化させながら交流変調された荷電粒子線を撮像対象物に照射し、これにより発生したエネルギー信号を復調することによって、前記撮像対象物の表面状態を示すデータを生成することを特徴とする。
本発明は、従来の微細領域撮像装置及び微細領域撮像方法とは異なり、荷電粒子線の照射によって発生した基板電流などのエネルギー信号をそのまま検出するのではなく、その交流成分を検出することによって撮像対象物の表面状態を認識していることから、初期帯電によって電流ドリフトが発生したとしても、その影響を受けることなく、正しく撮像を行うことが可能となる。また、振動・熱雑音・不要輻射(EMI)などの外来ノイズの影響も受けにくくなり、その結果、高精度な撮像を行うことが可能となる。ここで、「エネルギー信号」とは、荷電粒子線の照射によって発生した透過電子、2次電子、反射電子等を指す。
本発明は、半導体ウェハの検査に応用することが好適であり、この場合、荷電粒子線としては電子ビームを用いることができ、撮像対象物である半導体ウェハを流れる基板電流(透過電子)をエネルギー信号として検出することができる。半導体ウェハとしては、裏面に絶縁膜が形成された半導体ウェハを用いることができる。上述の通り、裏面に絶縁膜が形成された半導体ウェハは、初期帯電の影響により基板電流の直流レベルが時間とともにゆっくり変化する電流ドリフトが生じるが、本発明によれば、その影響を排除した正確な撮像を行うことが可能となる。
荷電粒子線の出力は一定出力であっても構わないし、基準信号に基づいて交流変調されていても構わない。前者の場合、検出手段は、エネルギー信号を増幅するアンプと、アンプの出力から少なくとも直流成分を除去するフィルターとを含むことにより、エネルギー信号の交流成分を検出することができる。後者の場合、検出手段は、交流変調されたエネルギー信号を復調することにより、エネルギー信号の交流成分を検出することができる。
また、後者の場合、荷電粒子線の高周波変調によって分解能が大幅に向上することから、従来に比べ、スキャン速度などを飛躍的に高めることが可能となる。これにより、撮像に要する時間(信号取得時間)を大幅に短縮することが可能となる。
このように、本発明によれば、外来ノイズや電流ドリフトの影響が大幅に低減されることから、撮像対象物の表面状態をより正確に撮像することが可能となる。また、荷電粒子線の出力を基準信号に基づいて交流変調すれば、高解像度で高速スキャンを行うことが可能となり、信号取得時間を大幅に短縮することが可能となる。したがって、本発明を半導体ウェハの検査に適用すれば、微細でアスペクト比の大きいスルーホールが多数形成された半導体ウェハに対する検査精度及び検査速度を飛躍的に改善することが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい第1の実施形態による微細領域撮像装置100の構成を示す模式図である。
図1に示すように、本実施形態による微細領域撮像装置100は、撮像対象物である半導体ウェハ10の表面状態を観察するための装置であり、半導体ウェハ10を載置する移動ステージ101と、半導体ウェハ10の主面10aに荷電粒子線の一種である電子ビームXを照射する電子ビーム照射部102と、電子ビームXの照射位置などを制御するための制御部103と、電子ビームXの照射位置を検出するための位置検出部104と、電子ビームXの照射によって発生した基板電流iをエネルギー信号として検出する電流検出部110と、位置検出部104の出力p及び電流検出部110の出力outに基づいて、半導体ウェハ10の表面状態を示す画像データを生成する画像データ生成部120と、画像データ生成部120によって生成された画像データを表示する表示部121によって構成されている。
半導体ウェハ10は、配線層や層間絶縁膜、スルーホールなどが形成された主面10aが電子ビーム照射部102側を向くよう、移動ステージ101上に載置される。半導体ウェハ10の裏面10bには絶縁膜10cが形成されており、このため、製造プロセス中や搬送中に生じる摩擦などによって、帯電しやすい状態となっている。
半導体ウェハ10が載置される移動ステージ101は、制御部103による制御によって水平方向に移動可能に構成されており、また、電子ビーム照射部102も、制御部103による制御によって、電子ビームXの照射位置を連続的に移動可能、すなわちスキャン可能に構成されている。移動ステージ101の移動は機械的に行うことができ、電子ビーム照射部102による電子ビームXの照射位置の移動は、図示しない偏向電極へ電圧を印加し、これによって電子ビームに与える電界を変化させることによって行うことができる。これにより、電子ビームXは、半導体ウェハ10の主面10aの所望の位置に照射することが可能であるとともに、スキャン速度を所望の速度とすることができる。また、電子ビームXの照射エネルギーや照射電流量についても、制御部103が電子ビーム照射部102を制御することによって、調整される。半導体ウェハ10上における電子ビームXの実際の照射位置は、位置検出部104によって検出され、これにより得られた位置情報pは、画像データ生成部120に供給される。尚、高い解像度を得るためには、半導体ウェハ10上における電子ビームXの径をできるだけ小さく絞り込むことが好ましく、具体的には、0.2nm程度に絞ることが好ましい。
一方、基板電流を検出する電流検出部110は、図1に示すように、オペアンプOPを用いた電流検出ヘッド111と、電流検出ヘッド111の出力を受けるセカンドアンプ112と、セカンドアンプ112の出力を受ける直流カットフィルター113によって構成されている。
電流検出ヘッド111は、オペアンプOPと、オペアンプOPの出力端と反転入力端子との間に接続された抵抗Rによって構成され、オペアンプOPの反転入力端子に供給される電流量を検出する電流計として機能する。図1に示すように、電流検出ヘッド111の入力端(オペアンプOPの反転入力端子)は、半導体ウェハ10の裏面10bに接続されており、これにより、電子ビームXの照射によって生じる基板電流iを検出し、これを増幅することができる。セカンドアンプ112は、電流検出ヘッド111の出力をさらに増幅するために用いられ、したがって、電流検出ヘッド111とセカンドアンプ112は、一つのアンプを構成していると考えることができる。直流カットフィルター113は、セカンドアンプ112の出力から直流成分を除去する回路であり、これによって、セカンドアンプ112の出力から交流成分が抽出されることになる。
画像データ生成部120は、直流カットフィルター113によって抽出された基板電流iの交流成分outと、位置検出部104によって検出された電子ビームXの照射位置を示す出力pを受け、これらに基づいて半導体ウェハ10の表面状態を示す画像データを生成する。生成された画像データは表示部121に表示され、これによって、半導体ウェハ10の表面状態を確認することができる。
以上が、本実施形態による微細領域撮像装置100の構成である。次に、本実施形態による微細領域撮像装置100の動作について説明する。
図2は、本実施形態による微細領域撮像装置100の動作を説明するための図であり、(a)は撮像対象となる半導体ウェハ10の一部分を拡大して示す略部分断面図、(b)は得られる基板電流iの波形を示すグラフ、(c)は電流検出部110の出力信号outの波形を示すグラフである。
図2(a)に示すように、本例による半導体ウェハ10は、層間絶縁膜21及び金属配線22を有しており、これらの上に層間絶縁膜23が形成された構造を有している。層間絶縁膜23にはスルーホール23aが形成されており、このスルーホール23aを介して金属配線22の一部が露出した状態となっている。金属配線22は図示しない他のスルーホールによって下層のシリコン基板に接続されている。また、層間絶縁膜23に設けられたスルーホール23aは、テーパー状となっている。これは、RIE(反応性イオンエッチング)などのドライエッチングにおいては、エッチング対象物(ここでは層間絶縁膜23)を完全に垂直エッチングすることは困難であり、多少の角度を持ってエッチングされるためである。したがって、スルーホール23aの開口部の径D1よりも、スルーホール23aの底部の径D2の方がやや小さくなる。
このような形状を持ったスルーホール23aを通過するよう、一定出力の電子ビームXをスキャンすると、図2(b)に示すように、電子ビームXによって基板電流iが誘起され、これが電流検出ヘッド111に入力される。基板電流iの波形は、図2(b)に示すように、層間絶縁膜23に覆われた領域においてはほとんどゼロであるが、スルーホール23aによって露出した領域においては、電子ビームXによって誘起された基板電流iが観察される。尚、金属配線22としては、ゲート電極に接続される配線のように、シリコン基板とは接続されていない配線もあるが、ゲート酸化膜は非常に薄いことから(例えば数nm)、電子ビームXによって誘起された電子はトンネル電流としてゲート酸化膜に流れ込み、シリコン基板に到達する。尚、シリコン基板を直接露出させるスルーホールに対してスキャンを行った場合も、当然ながら、スルーホールによって露出した領域をスキャンする際に基板電流iが観察される。
このとき、スルーホール23aがテーパー状となっており、スキャンによって側壁24に電子ビームXが照射されることから、この部分を電子ビームXが通過する際、基板電流iは所定の傾きを持って変化することになる。また、スルーホール23aによって露出した領域には金属配線22が形成されているため、電子ビームXが当該領域を通過する際には、大きな基板電流iが検出される。
このような波形を持った基板電流iは、図1に示す電流検出部110に入力され、電流検出ヘッド111及びセカンドアンプ112によって増幅された後、直流カットフィルター113によって交流成分の抽出が行われる。したがって、電流検出部110の出力信号outは、図2(c)に示すように、基板電流iの変化部分のみが取り出された波形となり、基板電流iが全く変化しない部分、或いは、基板電流iがほとんど変化しない部分では、基板電流iの絶対値(直流レベル)にかかわらず、出力信号outの出力は実質的にゼロとなる。
具体的には、スキャンにより電子ビームXがスルーホール23aに侵入する際には、側壁24において垂直方向に見た層間絶縁膜23の膜厚が徐々に減少することから、所定の傾きを持って増大する基板電流iの変化が取り出され、同様に、スキャンにより電子ビームXがスルーホール23aから脱出する際には、側壁24において垂直方向に見た層間絶縁膜23の膜厚が徐々に増大することから、所定の傾きを持って減少する基板電流iの変化が取り出されることになる。その他の部分、すなわち、スルーホール23aの外部(層間絶縁膜23の平坦部)や、スルーホール23aの底部(金属配線22の表面)においては、基板電流iの絶対値は異なるものの、当該部分において基板電流iに変化は生じないため、出力信号outの出力はゼロとなる。
したがって、スルーホール23aを上面から見た平面図である図3(a)に示すように、スルーホール23aの複数箇所をスキャンすれば、電流検出部110からは、図3(b)に示すようにスルーホール23aの側壁24を示す出力信号outが得られることになる。尚、図3(b)では、出力信号outが観測される領域をハッチングによって模式的に示している。この出力信号outは、上述の通り、位置情報を示す位置検出部104の出力pとともに画像データ生成部120へ供給され、これらに基づいて、スルーホール23aの形状を示す画像データが生成される。
このように、本実施形態では、電流検出部110内の直流カットフィルター113を用いて、基板電流iに含まれる直流成分を除去し、交流成分のみを取り出していることから、半導体ウェハ10の初期帯電や、振動・熱雑音・不要輻射(EMI)などの外来ノイズによって基板電流iの直流レベルが変動した場合であっても、その影響をほぼ完全に排除し、スルーホール23aの形状を正しく認識することが可能となる。
また、従来の微細領域撮像装置のように、基板電流iの絶対値を取得した後、これを微分することによって基板電流iの変化を捉える方法では、基板電流iの絶対値を常にモニタする必要があるため、信号処理能力などの限界によって電子ビームXのスキャン速度が大幅に制限されるものの、本実施形態によれば、基板電流iの変化のみをモニタすれば足りることから、従来よりも電子ビームXのスキャン速度を高めることができ、スループットを改善することが可能となる。
次に、本発明の好ましい第2の実施形態について説明する。
図4は、本発明の好ましい第2の実施形態による微細領域撮像装置200の構成を示す模式図である。
図4に示すように、本実施形態による微細領域撮像装置200は、上記実施形態による微細領域撮像装置100と類似の構成を有しているが、発振回路201が追加されている点、並びに、電流検出部110が電流検出部210に置き換えられている点において、上記実施形態による微細領域撮像装置100と異なる。その他の構成については、上記実施形態による微細領域撮像装置100と同様であることから、同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
発振回路201は、所定の周波数を持った基準信号c(キャリア信号)を生成する回路であり、生成された基準信号cは、電子ビーム照射部102及び電流検出部210に共通に供給される。基準信号cとしては正弦波又は矩形波を用いることができ、その周波数については、電子ビームXの照射位置の連続的な変化、すなわちスキャンによって得られる基板電流iの周波数よりも十分に高い周波数であれば、特に限定されるものではない。一例として、電子ビームXのスキャンによって得られる基板電流iの周波数が数kHzである場合、基準信号cの周波数としては、100〜200kHz程度に設定すればよい。基準信号cの周波数が高いほど、本実施形態による微細領域撮像装置200の分解能が向上し、その結果スキャン速度を高めることが可能となる。但し、基準信号cの周波数を高くしすぎると、電子ビームXの変調や電流検出部210における信号処理が困難となるおそれがあることから、この点を考慮しつつ、できるだけ高い周波数に設定することが好ましい。
このような基準信号cを受けた電子ビーム照射部102は、この基準信号cに基づいて電子ビームXを交流変調(高周波変調)する。つまり、基準信号cの周波数が100kHzであれば、電子ビームXについても100kHzのパルス状ビームとする。本実施形態においても、半導体ウェハ10上における電子ビームXの径はできるだけ小さく絞り込むことが好ましい。
また、電流検出部210は、図4に示すように、オペアンプOP及び抵抗Rを用いた電流検出ヘッド111と、電流検出ヘッド111の出力及び基準信号cを受けるミキサー211と、ミキサー211の出力を受けるハイカットフィルター212と、ハイカットフィルター212の出力を受けるセカンドアンプ112によって構成されている。
ミキサー211は、電流検出ヘッド111の出力と基準信号cとを乗算することにより、基準信号cによって高周波変調された電流検出ヘッド111の出力を復調する役割を果たす。すなわち、基準信号cを用いた同期検波を行う。復調されたミキサー211の出力はハイカットフィルター212に入力され、これによって不要な高周波成分が除去される。
以上が、本実施形態による微細領域撮像装置200の構成である。次に、本実施形態による微細領域撮像装置200の動作について説明する。
図5は、本実施形態による撮像方法を説明するための図であり、(a)は撮像対象となる半導体ウェハ10の一部分を拡大して示す略部分断面図、(b)は得られる基板電流iの波形を示すグラフ、(c)は電流検出部210の出力信号outの波形を示すグラフである。
図5(a)に示す半導体ウェハ10の形状は、図2(a)で示した形状と同じである。このような形状を有する半導体ウェハ10に電子ビームXを照射すると、図5(b)に示すような基板電流iの波形が得られる。つまり、本実施形態では、電子ビーム照射部102によって照射される電子ビームXが高周波変調されていることから、得られる基板電流iもパルス状の波形となる。ここで、パルス状である基板電流iのピーク値は、それぞれ半導体ウェハ10の表面形状に応じた値となる。このようなパルス状の基板電流iをミキサー211によって復調し、ハイカットフィルター212によって不要な高周波成分を除去すれば、図5(c)に示すように、パルス状である基板電流iのピーク値をつないだ波形、すなわち、半導体ウェハ10の表面形状を示す波形が得られる。
そして、この出力信号outは、上述の通り、位置情報を示す位置検出部104の出力pとともに画像データ生成部120へ供給され、これらに基づいて、スルーホール23aの形状を示す画像データが生成される。
このように、本実施形態では、照射する電子ビームXを高周波変調し、得られた基板電流iを同期検波方式によって復調していることから、振動・熱雑音・不要輻射(EMI)などの外来ノイズの影響を極めて受けにくくなる。具体的には、従来の微細領域撮像装置に比べて、このような外来ノイズの影響を1/20以下に低減することが可能となる。また、電流検出部210は、基板電流iの高周波成分を検出していることから、理論上、直流レベルの変動の影響を受けることが無くなる。
しかも、本実施形態による微細領域撮像装置200は、上記実施形態と異なり、入力信号である電子ビームXの絶対値を定義することができることから、テーパー状のスルーホール23aのように、スキャンによって基板電流iの量が連続的に変化する領域のみならず、スルーホール23aの底部のように、スキャンによって基板電流iが全く変化しない部分、或いは、基板電流iがほとんど変化しない部分の情報を得ることも可能となる。したがって、基準信号cの周波数をより高くすることによって解像度を高めれば、スルーホール23aの底部に残存する残渣などを認識することも可能となる。残渣は、例えば金属配線22の材料としてアルミニウム(Al)を用いた場合、その両表面(上面及び下面)にバリアメタルとして窒化チタン(TiN)などが形成されることがあり、このチタンの酸化物などが残渣となることがある。
つまり、図6(a)に示すように、スルーホール23aの底部に残渣25が残存している場合、高周波変調された電子ビームXによってこれをスキャンすれば、残渣25に相当する部分において基板電流iのピーク値が低下する結果、図6(b)に示すように、電流検出部210より得られる出力信号outの波形にもこれが反映され、残渣25に対応したレベル低下25aが生じることから、残渣25を画像化することが可能となる。尚、このような残渣25の画像化は、従来の微細領域撮像装置によっても原理的には可能であるが、従来の微細領域撮像装置の解像度では、複雑な形状を持った微細な残渣25を正しく画像化することは極めて困難である。これに対し、本実施形態による微細領域撮像装置200では、電子ビームXを高周波変調し、得られた基板電流iを同期検波方式により復調していることから、解像度が極めて高く、このような残渣25の画像化を実現することが可能となる。
具体的には、スキャン速度にもよるが、本実施形態による微細領域撮像装置200では10nm以下の分解能を得ることができ、スキャン速度をある程度遅くすれば、1nm程度の分解能を得ることができる。従来の微細領域撮像装置では、スキャン速度を最低に設定したとしても分解能は50〜100nm程度であることから、本実施形態による微細領域撮像装置200は従来に比べ10倍〜100倍程度の分解能が得られることになる。
また、分解能が非常に高いことから、スキャン速度を高めることが可能となり、これにより、撮像に要する時間(信号取得時間)を大幅に短縮することが可能となる。具体的には、要求される分解能や、基準信号cの周波数にもよるが、従来の微細領域撮像装置に比べ、100倍以上高速な撮像が可能となる。
また、スキャン速度を高めれば、単位面積あたりの照射電流量が低下する点を考慮すれば、電子ビームXの照射電流量を従来に比べて大幅に高めることが可能となる。具体的には、電子ビームXを高周波変調しない従来の微細領域撮像装置では、スキャン速度にもよるが、電子ビームXの照射電流量は1〜3pA程度(照射エネルギー:1.5keV)が一般的であり、低速スキャン時にそれ以上の電流を印加すると半導体ウェハが損傷するおそれがある。これに対し、本実施形態による微細領域撮像装置200によれば、高速スキャンにより、電子ビームXの照射電流量を1nA程度(照射エネルギー:1.5keV)まで高めることが可能となる。もちろん、電子ビームXの照射電流量が高ければ、その分、高い解像度を得ることが可能となる。また、電子ビームXの照射電流量を高めれば、得られる基板電流iもその分大きくなることから、オペアンプなどを用いた電流検出ヘッド111の応答速度を大幅に高めることが可能となる。この点も、高速なスキャンに大きく寄与する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
本実施形態による微細領域撮像装置の構成は、図4に示した第2の実施形態による微細領域撮像装置200とほぼ同様であるが、交流変調された電子ビームXをスキャンするのではなく、その照射位置を断続的に移動させながら、得られる基板電流iの交流成分を検出する点において相違している。つまり、図7に示すように、交流変調された電子ビームXを所定のエリア30に一定時間(例えば数秒間)照射し続けた後、照射位置を次のエリア31に移動させ、同じく一定時間、交流変調された電子ビームXを照射し続ける。このような照射位置の断続的な変化を繰り返しながら交流変調された基板電流iの検出を行い、これを復調することによって出力信号outを生成する。一つの照射位置における基板電流iの検出は、複数回、例えば100回程度行い、その平均値を当該照射位置における基板電流値として採用することが好ましい。
一回の照射エリア30,31,32・・・の径については、第1及び第2の実施形態とは異なり、1又は2以上のビアホールを包含可能な大きさ、例えば、直径100nm〜数μm程度に設定する。この場合、得られる基板電流iには各照射エリア30,31,32・・・の全体的な状態が反映されるため、基板電流iからは、照射エリア内に含まれる個々のビアホールなどの状態までは分からない。したがって、本実施形態にて得られる出力信号outは、照射エリア内の画像を示すデータではなく、照射エリア内の全体的な表面状態を示すデータとなる。しかしながら、例えば、図8に示すように、異なるチップ領域40,40・・・の同一箇所41,41・・・に順次電子ビームXを照射し、これにより得られる基板電流iの分布図を作成すれば、半導体ウェハ42上のどの領域にビアホールの不良などが発生しているかを知ることが可能となる。そして、必要であれば、不良の存在する照射エリア内を第1又は第2の実施形態による方法で詳細に調査し、個々のビアホールの状態などを画像化すればよい。
本実施形態においても、照射する電子ビームXを交流変調し、電流検出部210にて同期検波していることから、電流ドリフトの影響がなくなるとともに、振動・熱雑音・不要輻射(EMI)などの外来ノイズの影響を極めて受けにくくなる。また、一回の照射エリア30,31,32・・・の径が大きいことから、ウェハ全体に対する計測を短時間で行うことが可能となる。
尚、本実施形態では、電子ビームXの照射位置が連続的に変化せず、測定中に電子ビームXの照射位置が一旦固定されることから、基準信号cの周波数としては、第2の実施形態のように高周波とする必要はなく、数十Hz程度の低周波であっても構わない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、荷電粒子線として電子ビームを用いた場合を例に説明したが、本発明がこれに限定されるものではなく、イオンビームなど他の荷電粒子線を用いることも可能である。また、撮像対象物についても半導体ウェハに限定されるものではない。また、本発明は、走査型電子顕微鏡(SEM)や透過型電子顕微鏡(TEM)にも応用し得るものである。例えば、本発明を走査型電子顕微鏡に応用する場合、電子ビームの照射によって発生した2次電子をエネルギー信号として捉え、その高周波成分を検出すればよい。
本発明の好ましい第1の実施形態による微細領域撮像装置100の構成を示す模式図である。 第1の実施形態による微細領域撮像装置100の動作を説明するための図であり、(a)は撮像対象となる半導体ウェハ10の一部分を拡大して示す略部分断面図、(b)は得られる基板電流iの波形を示すグラフ、(c)は電流検出部110の出力信号outの波形を示すグラフである。 (a)はスルーホール23aの平面図であり、(b)は出力信号outが得られる領域を示す平面図である。 本発明の好ましい第2の実施形態による微細領域撮像装置200の構成を示す模式図である。 第2の実施形態による微細領域撮像装置200の動作を説明するための図であり、(a)は撮像対象となる半導体ウェハ10の一部分を拡大して示す略部分断面図、(b)は得られる基板電流iの波形を示すグラフ、(c)は電流検出部210の出力信号outの波形を示すグラフである。 (a)はスルーホール23aの底部に残渣25が残存している半導体ウェハ10の略部分断面図、(b)は電流検出部210の出力信号outの波形を示すグラフである。 本発明の好ましい第3の実施形態における電子ビームXの照射方法を説明するための図である。 異なるチップ領域40,40・・・の同一箇所41,41・・・に電子ビームXを照射する方法を説明するための図である。 基板電流を検出する従来の微細領域撮像装置による撮像原理を説明するための図であり、(a)は撮像対象となる半導体ウェハの略部分断面図、(b)は得られる基板電流iの波形を示すグラフ、(c)は基板電流iを微分することによって得られる微分出力dの波形を示すグラフである。
符号の説明
10 半導体ウェハ
10a 半導体ウェハの主面
10b 半導体ウェハの裏面
10c 絶縁膜
11 素子分離領域
12 ゲート電極
13,21,23 層間絶縁膜
22 金属配線
13a,23a スルーホール
24 側壁
25 残渣
100,200 微細領域撮像装置
101 移動ステージ
102 電子ビーム照射部
103 制御部
104 位置検出部
110,210 電流検出部
111 電流検出ヘッド
112 セカンドアンプ
113 直流カットフィルター
120 画像データ生成部
121 表示部
201 発振回路
211 ミキサー
212 ハイカットフィルター

Claims (8)

  1. 撮像対象物に荷電粒子線を照射する照射手段と、前記荷電粒子線の照射によって発生したエネルギー信号の交流成分を検出する検出手段と、前記検出手段の出力に基づいて、前記撮像対象物の表面状態を示すデータを生成するデータ生成手段とを備えることを特徴とする微細領域撮像装置。
  2. 前記荷電粒子線は電子ビームであり、前記エネルギー信号は前記撮像対象物を流れる電流であることを特徴とする請求項1に記載の微細領域撮像装置。
  3. 前記撮像対象物は裏面に絶縁膜が形成された半導体ウェハであり、前記検出手段は前記絶縁膜を介して前記半導体ウェハを流れる基板電流を検出するものであることを特徴とする請求項2に記載の微細領域撮像装置。
  4. 前記照射手段は、一定出力の前記荷電粒子線を照射するものであり、前記検出手段は、前記エネルギー信号を増幅するアンプと、前記アンプの出力から少なくとも直流成分を除去するフィルターとを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の微細領域撮像装置。
  5. 前記照射手段は、基準信号に基づき交流変調された前記荷電粒子線を照射するものであり、前記検出手段は、交流変調された前記エネルギー信号を復調することを特徴とする請求項1に記載の微細領域撮像装置。
  6. 前記検出手段は、前記基準信号と高周波変調された前記エネルギー信号を乗算するミキサーと、前記ミキサーの出力から不要な周波数成分を除去するフィルターとを含んでいることを特徴とする請求項5に記載の微細領域撮像装置。
  7. 照射位置を連続的又は断続的に変化させながら撮像対象物に荷電粒子線を照射し、これにより発生したエネルギー信号の交流成分を検出し、前記エネルギー信号の交流成分に基づいて、前記撮像対象物の表面状態を示すデータを生成することを特徴とする微細領域撮像方法。
  8. 照射位置を連続的又は断続的に変化させながら、交流変調された荷電粒子線を撮像対象物に照射し、これにより発生したエネルギー信号を復調することによって、前記撮像対象物の表面状態を示すデータを生成することを特徴とする微細領域撮像方法。
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