JPWO2006112471A1 - 2層記録ディスクのための記録装置および記録方法 - Google Patents
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Abstract
第1記録処理では、第1層の記録領域(43)の未使用領域R1におけるコンテンツデータ(61)の記録開始位置P5を調節することによって第k番目のセル(62)の末尾位置を第1層の記録領域(43)の末尾位置P6に合わせる。また、第2記録処理では、層をまたぐことになる第m番目のセルを2個のセルに分割し、これらを第1層の記録領域(43)の末尾領域と第2層の記録領域(46)の先頭領域にそれぞれ記録する。
Description
本発明は、2層記録ディスク、すなわち2層の記録層を有する光ディスクに対しコンテンツデータの記録を行うことができる記録装置および記録方法に関する。
DVDは、情報を高密度に記録することができる光ディスクとして広く普及している。DVDには、再生専用型DVD、追記型DVDおよび書換型DVDがある。再生専用型DVDには、情報が記録された層が1層のものと2層のものとがある。さらに、2層のDVDには、片面2層のものと両面2層のものとがある。
現在、1層の追記型DVDが広く普及している。1層追記型DVDの記録容量は4.7GBである。1層追記型DVDには、例えば2時間程度の映像および音声を含むコンテンツデータを記録することができる。
他方、現在、1層追記型または書換型DVDに対し情報の記録を行うディスクドライブ装置と、ハードディスクドライブ装置などの大記録容量(例えば数十ないし数百GB)の記録媒体を備えた記録装置とを搭載したDVDレコーダが普及している。このDVDレコーダによれば、例えばテレビ放送局から送られるテレビ番組に関する映像信号および音声信号をDVDビデオ規格に従ってエンコードし、これをハードディスクなどの大容量記録媒体に記録することができる。さらに、このDVDレコーダによれば、ハードディスクなどの大容量記録媒体に記録されたエンコード済みのコンテンツデータを1層追記型DVDなどにダビングすることができる。
ところで、現在、片面2層の追記型DVD(以下、これを「2層追記型DVD」という)の開発が進められている。2層追記型DVDの記録容量は、1層追記型DVDの記録容量と比較して大きい。2層追記型DVDには、1層追記型DVDに記録することができるコンテンツデータよりも長時間のコンテンツデータを連続的に記録することを実現したい。例えば、上述したハードディスクドライブ装置などの大容量記録装置を内蔵したDVDレコーダに、2層追記型DVDに対し情報の記録を行うディスクドライブ装置を設け、ハードディスクなどの大容量記録媒体に記録された長時間のエンコード済みのコンテンツデータを2層追記型DVDに当該2層追記型DVDの第1層と第2層とにわたって連続的にダビングすることを実現したい。
しかし、DVDビデオ規格を遵守しながら、このような長時間のエンコード済みのコンテンツデータを2層追記型DVDの第1層と第2層とにわたって連続的に記録することが困難であるという問題がある。
例えば、エンコード済みのコンテンツデータを2層追記型DVDの第1層と第2層にわたって単純に連続的に記録すると、セル(cell)が第1層と第2層との間をまたいで記録されてしまう場合がある。これはDVDビデオ規格に反する。すなわち、DVDビデオ規格に従ってエンコードされたコンテンツデータは、再生単位となるデータブロック、すなわちセルに分割されている。そして、コンテンツデータはセルに分割された状態でDVDの記録領域に記録される。DVDビデオ規格上、セルはDVDの記録領域に物理的に連続して記録されなければならない。このため、2層追記型DVDの層をまたいでセルを記録することは許されない。
そこで、セルが層をまたぐのを防止するために、第1層の記録領域の末尾付近までセルを記録し、次のセルを第2層の記録領域の先頭から記録する方法が考えられる。しかし、この方法によると、第1層の記録領域の末尾部分に未記録領域が残る場合がある。そして、遅くとも2層追記型DVDに対しファイナライズ処理を完了する前までには、この未記録領域に再生に支障のない何らかのデータを記録しなければならない。この未記録領域に何らかのデータを記録すると、第1層の記録領域に記録された最後のコンテンツデータと第2層の記録領域に記録された最初のコンテンツデータとの間に、これらのコンテンツデータとは別のデータが挿入されることになる。このため、違った観点から再びDVDビデオ規格違反が生じるおそれがある。また、挿入されたデータの内容によっては、コンテンツデータを再生したとき、層変更の直前に画面に何も映らなくなったり、画面にノイズが映ったり、音声が鳴らなくなったりするおそれがある。
このように、DVDビデオ規格を遵守しながら、エンコード済みのコンテンツデータを2層追記型DVDの第1層と第2層とにわたって連続的に記録することは容易でない。
他方、DVDビデオ規格に従わずに、独自の記録方法を採用すれば、セルが層をまたいではならないという制限などから解放されるため、エンコード済みのコンテンツデータを第1層と第2層とにわたって連続的に記録することが容易になるかもしれない。しかし、独自の記録方法を採用すれば、コンテンツデータの記録・再生について他社製品との互換性がとれなくなる。
本発明は上記に例示したような問題点に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、DVDビデオ規格を遵守しつつ、エンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクの第1層と第2層とにわたって連続的に記録することができる記録装置、記録方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明の第1記録装置は、n個(nは2以上の整数)のデータブロックに分割されたエンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクに当該2層記録ディスクの2層にわたって記録する記録装置であって、前記コンテンツデータを前記2層記録ディスクの第1層の記録領域の未使用領域に記録したときに前記コンテンツデータの先頭から数えて第k番目(kは1以上の整数、かつk<n)のデータブロックの末尾位置が前記第1層の記録領域の末尾位置に一致するように、前記第1層の記録領域の未使用領域における前記コンテンツデータの記録開始位置を決定する記録開始位置決定手段と、前記コンテンツデータのうち当該コンテンツデータの先頭から前記第k番目のデータブロックまでの部分を前記第1層の記録領域の未使用領域における前記記録開始位置から記録する第1層記録手段と、前記コンテンツデータを記録すべき記録領域を前記2層記録ディスクの第1層の記録領域から第2層の記録領域に変更する層変更手段と、前記第2層の記録領域に前記コンテンツデータの残部を記録する第2層記録手段とを備えている。
上記課題を解決するために本発明の第2記録装置は、n個(nは2以上の整数)のデータブロックに分割されたエンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクに当該2層記録ディスクの2層にわたって記録する記録装置であって、前記コンテンツデータを前記2層記録ディスクの第1層の記録領域の未使用領域に記録したときに前記コンテンツデータの先頭から数えて第m番目(mは1以上の整数、かつm≦n)のデータブロックの前部の末尾位置が前記第1層の記録領域の末尾位置に一致するように、前記第m番目のデータブロックを前部と後部とに分割し、前記第m番目のデータブロックの前部により第1特定データブロックを形成し、前記第m番目のデータブロックの後部により第2特定データブロックを形成する分割手段と、前記コンテンツデータのうち当該コンテンツデータの先頭から第m−1番目のデータブロックまでの部分および前記第1特定データブロックを前記第1層の記録領域の未使用領域に記録する第1層記録手段と、前記コンテンツデータを記録すべき記録領域を前記2層記録ディスクの第1層の記録領域から第2層の記録領域に変更する層変更手段と、前記第2特定データブロックおよび前記コンテンツデータの残部を前記第2層の記録領域に記録する第2層記録手段とを備えている。
上記課題を解決するために本発明の第3記録装置は、n個(nは2以上の整数)のデータブロックに分割されたエンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクに当該2層記録ディスクの2層にわたって記録する記録装置であって、前記コンテンツデータを前記2層記録ディスクの第1層の記録領域の未使用領域に記録したときに、前記2層記録ディスクの層をまたいで記録されることが予想される第j番目(jは1以上の整数、かつj≦n)のデータブロックと第j−1番目のデータブロックとの間にダミーデータブロックを挿入するダミーデータブロック挿入手段と、前記ダミーデータブロックが挿入された前記コンテンツデータのうち当該コンテンツデータの先頭から前記ダミーデータブロックまでの部分を前記第1層の記録領域の未使用領域に記録する第1層記録手段と、前記コンテンツデータを記録すべき記録領域を前記2層記録ディスクの第1層の記録領域から第2層の記録領域に変更する層変更手段と、前記コンテンツデータの残部を前記第2層の記録領域に記録する第2層記録手段とを備えている。
上記課題を解決するために本発明の第1記録方法は、n個(nは2以上の整数)のデータブロックに分割されたエンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクに当該2層記録ディスクの2層にわたって記録する記録方法であって、前記コンテンツデータを前記2層記録ディスクの第1層の記録領域の未使用領域に記録したときに前記コンテンツデータの先頭から数えて第k番目(kは1以上の整数、かつk<n)のデータブロックの末尾位置が前記第1層の記録領域の末尾位置に一致するように、前記第1層の記録領域の未使用領域における前記コンテンツデータの記録開始位置を決定する記録開始位置決定工程と、前記コンテンツデータのうち当該コンテンツデータの先頭から前記第k番目のデータブロックまでの部分を前記第1層の記録領域の未使用領域における前記記録開始位置から記録する第1層記録工程と、前記コンテンツデータを記録すべき記録領域を前記2層記録ディスクの第1層の記録領域から第2層の記録領域に変更する層変更工程と、前記第2層の記録領域に前記コンテンツデータの残部を記録する第2層記録工程とを備えている。
上記課題を解決するために本発明の第2記録方法は、n個(nは2以上の整数)のデータブロックに分割されたエンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクに当該2層記録ディスクの2層にわたって記録する記録方法であって、前記コンテンツデータを前記2層記録ディスクの第1層の記録領域の未使用領域に記録したときに前記コンテンツデータの先頭から数えて第m番目(mは1以上の整数、かつm≦n)のデータブロックの前部の末尾位置が前記第1層の記録領域の末尾位置に一致するように、前記第m番目のデータブロックを前部と後部とに分割し、前記第m番目のデータブロックの前部により第1特定データブロックを形成し、前記第m番目のデータブロックの後部により第2特定データブロックを形成する分割工程と、前記コンテンツデータのうち当該コンテンツデータの先頭から第m−1番目のデータブロックまでの部分および前記第1特定データブロックを前記第1層の記録領域の未使用領域に記録する第1層記録工程と、前記コンテンツデータを記録すべき記録領域を前記2層記録ディスクの第1層の記録領域から第2層の記録領域に変更する層変更工程と、前記第2特定データブロックおよび前記コンテンツデータの残部を前記第2層の記録領域に記録する第2層記録工程とを備えている。
上記課題を解決するために本発明の第3記録方法は、n個(nは2以上の整数)のデータブロックに分割されたエンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクに当該2層記録ディスクの2層にわたって記録する記録方法であって、前記コンテンツデータのうち当該コンテンツデータの先頭から前記第m−1番目(mは1以上の整数、かつm≦n)のデータブロックまでの部分を前記2層記録ディスクの第1層の記録領域の未使用領域に記録する第1層記録工程と、前記第1層の記録領域の未使用領域において前記第m−1番目のデータブロックに続く位置から第m番目のデータブロックを記録したときに当該第m番目のデータブロックの前部の末尾位置が前記第1層の記録領域の末尾位置に一致するように、前記第m番目のデータブロックを前部と後部とに分割し、前記第m番目のデータブロックの前部により第1特定データブロックを形成し、前記第m番目のデータブロックの後部により第2特定データブロックを形成する分割工程と、前記第1層の記録領域の未使用領域において前記第m−1番目のデータブロックに続く位置から前記第1特定データブロックを記録する分割記録工程と、前記コンテンツデータを記録すべき記録領域を前記2層記録ディスクの第1層の記録領域から第2層の記録領域に変更する層変更工程と、前記第2特定データブロックおよび前記コンテンツデータの残部を前記第2層の記録領域に記録する第2層記録工程とを備えている。
上記課題を解決するために本発明の第4記録方法は、n個(nは2以上の整数)のデータブロックに分割されたエンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクに当該2層記録ディスクの2層にわたって記録する記録方法であって、前記コンテンツデータを前記2層記録ディスクの第1層の記録領域の未使用領域に記録したときに、前記2層記録ディスクの層をまたいで記録されることが予想される第j番目(jは1以上の整数、かつj≦n)のデータブロックと第j−1番目のデータブロックとの間にダミーデータブロックを挿入するダミーデータブロック挿入工程と、前記ダミーデータブロックが挿入された前記コンテンツデータのうち当該コンテンツデータの先頭から前記ダミーデータブロックまでの部分を前記第1層の記録領域の未使用領域に記録する第1層記録工程と、前記コンテンツデータを記録すべき記録領域を前記2層記録ディスクの第1層の記録領域から第2層の記録領域に変更する層変更工程と、前記コンテンツデータの残部を前記第2層の記録領域に記録する第2層記録工程とを備えている。
上記課題を解決するために本発明の第5記録方法は、n個(nは2以上の整数)のデータブロックに分割されたエンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクに当該2層記録ディスクの2層にわたって記録する記録方法であって、前記2層記録ディスクの第1層の記録領域における未使用領域の長さをAとし、前記コンテンツデータの先頭から前記n個のデータブロックの末尾までの長さをそれぞれBj(jは1、2、…、n−1、n)とすると、BjがA以下であり、かつAからBjを引いた長さが最小となるような前記第k番目(kは1以上の整数、かつk<n)のデータブロックを選択するデータブロック選択工程と、前記コンテンツデータの先頭から前記第k番目のデータブロックの末尾までの長さBkと前記長さAとの差Cが所定の長さ以下であるときには請求項8に記載の記録方法を実行し、前記差Cが所定の長さよりも長いときには請求項9に記載の記録方法を実行する記録方法選択工程を備えている。
上記課題を解決するために本発明の第6記録方法は、n個(nは2以上の整数)のデータブロックに分割されたエンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクに当該2層記録ディスクの2層にわたって記録する記録方法であって、前記2層記録ディスクの第1層の記録領域における未使用領域の長さをAとし、前記コンテンツデータの先頭から前記n個のデータブロックの末尾までの長さをそれぞれBj(jは1、2、…、n−1、n)とすると、BjがA以下であり、かつAからBjを引いた長さが最小となるような前記第k番目(kは1以上の整数、かつk<n)のデータブロックを選択するデータブロック選択工程と、前記コンテンツデータの先頭から前記第k番目のデータブロックの末尾までの長さBkと前記長さAとの差Cが所定の長さ以下であるときには請求項8に記載の記録方法を実行し、前記差Cが所定の長さよりも長いときには請求項10に記載の記録方法を実行する記録方法選択工程を備えている。
上記課題を解決するために本発明の第1ないし第3コンピュータプログラムは、本発明の第1ないし第3記録装置(但し、その各種形態も含む)としてコンピュータを機能させる。
コンピュータ読取可能な媒体内の第1ないし第3コンピュータプログラム製品は上記課題を解決するために、コンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具現化し、該コンピュータを、本発明の第1ないし第3記録装置(但し、その各種形態も含む)として機能させる。
本発明の各コンピュータプログラム製品によれば、当該コンピュータプログラム製品を格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラム製品をコンピュータに読み込めば、或いは、例えば伝送波である当該コンピュータプログラム製品を、通信手段を介してコンピュータにダウンロードすれば、上述した本発明の第1ないし第3記録装置を比較的容易に実施可能となる。更に具体的には、当該コンピュータプログラム製品は、上述した本発明の第1ないし第3記録装置として機能させるコンピュータ読取可能なコード(或いはコンピュータ読取可能な命令)から構成されてよい。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施の形態から更に明らかにされる。
1、2、3 記録再生装置
10 2層追記型DVD
15 エンコーダ
20 記録制御部
81 信号処理部
35、82、91 システム制御部
10 2層追記型DVD
15 エンコーダ
20 記録制御部
81 信号処理部
35、82、91 システム制御部
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施形態毎に順に図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の記録装置および記録方法の第1実施形態である記録再生装置の構造を示している。図1中の記録再生装置1は、エンコード済みのコンテンツデータを片面2層の追記型DVD10に当該2層追記型DVD10の2層にわたって記録することができる。具体的には、記録再生装置1は、大記録容量(例えば数十ないし数百GB)のハードディスク17Aを有するハードディスクドライブ装置17を備えており、テレビ放送局などから受け取ったコンテンツデータをDVDビデオ規格に従ってエンコードし、これをハードディスク17Aに記録することができる。さらに、記録再生装置1は、ハードディスク17Aに記録されたエンコード済みのコンテンツデータを2層追記型DVD10に当該2層追記型DVD10の2層にわたってダビングすることができる。
図1は、本発明の記録装置および記録方法の第1実施形態である記録再生装置の構造を示している。図1中の記録再生装置1は、エンコード済みのコンテンツデータを片面2層の追記型DVD10に当該2層追記型DVD10の2層にわたって記録することができる。具体的には、記録再生装置1は、大記録容量(例えば数十ないし数百GB)のハードディスク17Aを有するハードディスクドライブ装置17を備えており、テレビ放送局などから受け取ったコンテンツデータをDVDビデオ規格に従ってエンコードし、これをハードディスク17Aに記録することができる。さらに、記録再生装置1は、ハードディスク17Aに記録されたエンコード済みのコンテンツデータを2層追記型DVD10に当該2層追記型DVD10の2層にわたってダビングすることができる。
図1中の記録再生装置1において、テレビ放送局などから受け取ったコンテンツデータをエンコードし、これをハードディスク17Aに記録する機能に関する構造および動作は次のとおりである。すなわち、テレビ放送局はアナログの映像信号および音声信号を送信する。テレビ受信部11は、テレビ放送局から送信された映像信号および音声信号を受信する。これら映像信号および音声信号は、入力切換スイッチ12、13を介してA/Dコンバータ14に供給され、A/Dコンバータ14によりデジタルの映像信号および音声信号にそれぞれ変換される。続いて、エンコーダ15はDVDビデオ規格に従って映像信号および音声信号をエンコードする。エンコードされた映像信号および音声信号はハードディスクドライブ装置17に供給される。続いて、ハードディスクドライブ装置17は、エンコードされた映像信号および音声信号、すなわちエンコード済みのコンテンツデータをハードディスク17Aに記録する。なお、記録再生装置1は、外部入力端子22、23を介して、例えばビデオカメラにより撮影および録音された映像信号および音声信号をハードディスク17Aに記録することもできる。
また、記録再生装置1において、ハードディスク17Aに記録されたエンコード済みのコンテンツデータを2層追記型DVD10にダビングする機能に関する構造および動作は次のとおりである。ハードディスク17Aに記録されたエンコード済みのコンテンツデータは記録制御部20に供給される。記録制御部20は、ピックアップ21を制御し、コンテンツデータを2層追記型DVD10に記録する。また、コンテンツデータを2層追記型DVD10に記録するとき、記録制御部20は、システム制御部35の制御のもと、このコンテンツデータに管理情報を付加する。
また、後述するように、ハードディスク17Aに記録されたコンテンツデータを2層追記型DVD10に記録する前にセル分割処理を行う場合には、ハードディスク17Aに記録されたコンテンツデータの一部がエンコーダ15に転送され、エンコード15においてこのコンテンツデータの一部に対しセル分割処理が行われる。セル分割処理が行われたコンテンツデータの一部は、ハードディスクドライブ装置17に戻され、ハードディスク17A上に記録される。この後、ハードディスク17Aに記録されたコンテンツデータが記録制御部20に供給され、記録制御部20により2層追記型DVD10に記録される。なお、記録制御部20は、例えば演算処理回路および記憶素子などにより構成されている。
一方、記録再生装置1において、2層追記型DVD10に記録されたコンテンツデータを再生する機能に関する構造および動作は次のとおりである。2層追記型DVD10に記録されたコンテンツデータは、再生制御部26の制御のもと、ピックアップ21により読み取られ、切換スイッチ27を介してデコーダ28に供給される。コンテンツデータは、デコーダ28によって映像信号と音声信号とに分けられ、それぞれデコードされる。デコードされた映像信号および音声信号は、切換スイッチ29、30を介してD/Aコンバータ31に供給され、D/Aコンバータ31によりアナログの映像信号および音声信号に変換され、出力端子32、33を介して出力される。
システム制御部35は、テレビ受信部11、A/Dコンバータ14、エンコーダ15、ハードディスクドライブ装置17、記録制御部20、再生制御部26、デコーダ28など、記録再生装置1の各構成要素を制御する。具体的には、システム制御部35は、エンコーダ15、ハードディスクドライブ装置17および記録制御部20などを制御することにより、ハードディスク17Aに記録されたエンコード済みのコンテンツデータを2層追記型DVD10にダビングする処理(ダビング処理)を行う。システム制御部35は、例えば演算処理装置および記憶素子などにより構成されている。さらに、記録再生装置1は、メモリ部36、表示部37および操作部38を備えている。
図2ないし図4は、記録再生装置1によるダビング処理の内容を示している。図5および図6は、このダビング処理によって、エンコード済みのコンテンツデータが2層追記型DVD10に記録された状態をそれぞれ示している。すなわち、このダビング処理においては、第1記録処理(図3)と第2記録処理(図4)とが選択的に実行される。図5は、第1記録処理によって、ハードディスク17Aに記録されたエンコード済みのコンテンツデータが2層追記型DVD10の記録領域43、46に記録された状態を示している。一方、図6は、第2記録処理によって、ハードディスク17Aに記録されたエンコード済みのコンテンツデータが2層追記型DVD10の記録領域43、46に記録された状態を示している。図5および図6のそれぞれにおいて、上段はハードディスク17Aに記録されたエンコード済みのコンテンツデータ(セルのみ図示)を示しており、下段は2層追記型DVD10の第1層および第2層に形成された螺旋状のトラックを、直線状に左右にそれぞれ引き延ばした状態で示している。また、図5および図6の2層追記型DVD10の記録状態は、ファイナライズ処理が行われる前の記録状態である。
図5に示すように、2層追記型DVD10は、第1層および第2層の2層の記録層を有している。第1層の最内周部がリードイン領域41であり、第1層の最外周部が中間領域42である。第1層においてリードイン領域41と中間領域42との間が記録領域43であり、コンテンツデータ、セルまたはVOB(Video OBject)の管理情報(制御情報も含まれる)、VTS(Video Title Set)の管理情報(制御情報も含まれる)などは、この記録領域43に記録される。また、第2層の最外周部が中間領域44であり、第2層の最内周部がリードアウト領域45である。第2層において中間領域44とリードアウト領域45との間が記録領域46であり、コンテンツデータ、セルまたはVOBの管理情報、VTSの管理情報などは、この記録領域46にも記録される。2層追記型DVD10が未記録の場合、2層追記型DVD10の第1層の記録領域43に対するコンテンツデータなどの記録は、先頭位置P1から末尾位置P6に向かって進行する。また、第2層の記録領域46に対するコンテンツデータなどの記録は、先頭位置P7から末尾位置P8に向かって進行する。また、2層追記型DVD10に対するコンテンツデータの記録は、通常、第1層から第2層に向けて進行する。
さて、これより、記録再生装置1におけるダビング処理について説明する。なお、以下の説明では、コンテンツデータの記録が過去に一度行われ、この結果、第1層の記録領域43に1個のVTS51がすでに記録されている2層追記型DVD10に対しコンテンツデータの追記を行う場合を例にあげる。そして、追記を行うコンテンツデータの量(長さ)は、記録開始時点における2層追記型DVD10の第1層の記録領域43における未使用領域R1(図5参照)の長さよりも長いものとする。このため、このコンテンツデータを2層追記型DVD10に記録しようとすれば、これを第1層と第2層とにわたって記録することになる。また、図5において、第1層の記録領域43の先頭位置P1から位置P2までの予約領域52は、ファイナライズ処理時にディスク情報(例えばUDF情報およびVMG(Video Manager))を記録するための領域であり、過去にVTS51を記録したときに確保されたものである。
図2に示すように、まず、ユーザが例えば操作部38を操作し、ダビング処理を開始する旨の指示を記録再生装置1に入力する。これに応じて、システム制御部35はダビング処理を開始する(ステップS1)。
続いて、システム制御部35は、エンコード済みのコンテンツデータの中から、次の条件を満たす第k番目のセルを選択する。すなわち、図5(図6)に示すように、ハードディスク17Aに記録され、ダビング処理の対象となっているエンコード済みのコンテンツデータ61(71)はn個(nは2以上の整数)のセルに分割されている。また、2層追記型DVD10の第1層の記録領域43における未使用領域R1の長さはAである。さらに、コンテンツデータ61(71)の先頭からn個のセルの末尾までの長さはそれぞれBj(jは1、2、…、k−1、k、k+1、…、n−1、n)である。この場合、システム制御部35は、BjがA以下であり、かつ、AからBjを引いた長さが最小となるような第k番目(kは1以上の整数、かつk<n)のセルを選択する(ステップS2)。なお、未使用領域とは、後でデータの記録を行うために確保された領域以外の未記録領域を意味する。そして、第1層の記録領域43の未使用領域R1は、ダビング処理が開始される前における記録領域43の未使用領域から、これより2層追記型DVD10に記録されるコンテンツデータに関する管理情報(例えばVTSI(Video Title Set Information))が実際に記録される領域(図5中の位置P3から位置P4の直前位置まで)を除いた領域を意味する。
続いて、システム制御部35は、コンテンツデータ61(71)の先頭から第k番目のセルの末尾までの長さBkと長さAとの差Cが所定の長さL1以下であるか否かを判定する(ステップS3)。差Cが所定の長さL1以下であるときには、システム制御部35は、図3に示す第1記録処理を実行する(ステップS4)。一方、差Cが所定の長さL1よりも長いときには、システム制御部35は、図4に示す第2記録処理を実行する(ステップS5)。
第1記録処理では、図5に示すように、コンテンツデータ61を2層追記型DVD10の第1層の記録領域43の未使用領域R1に記録したときにコンテンツデータ61中の第k番目のセル62の末尾位置が第1層の記録領域43の末尾位置P6に一致するように、第1層の記録領域43の未使用領域R1におけるコンテンツデータ61の記録開始位置P5を決定する。そして、この記録開始位置P5からコンテンツデータ61の記録を開始する。すなわち、第1層の記録領域43の未使用領域R1におけるコンテンツデータ61の記録開始位置P5を調節することによって第k番目のセル62の末尾位置を第1層の記録領域43の末尾位置P6に合わせる。第1記録処理によれば、セルが層をまたぐのを防止することができ、かつ第1層の記録領域43の末尾領域に未記録領域が形成されるのを防止することができる。
しかし、第1記録処理を適切に実行するためには、第1層の記録領域43の未使用領域に収まるような長さを有する1個のセルまたは複数個のセルの配列がコンテンツデータ61(71)の先頭に存在していなければならない。さらに、たとえこのような1個のセルまたは複数個のセルの配列がコンテンツデータ61(71)の先頭に存在していたとしても、当該1個のセルまたは複数個のセルの配列の末尾位置を第1層の記録領域43の末尾位置P6と一致するように当該1個のセルまたは複数個のセルの配列の未使用領域R1における記録開始位置P5を決定した結果、未使用領域R1の先頭位置P4から記録開始位置P5までの長さが所定の長さL1を超えて長いときには、ダビング処理の終了後、記録領域43に広範囲にわたって無駄な領域が形成されることになる。そこで、当該ダビング処理では、未使用領域R1の先頭位置P4から記録開始位置P5までの長さが所定の長さL1以下のときに限り第1記録処理を実行する。そして、未使用領域R1の先頭位置P4から記録開始位置P5までの長さが所定の長さL1より長いときは第2記録処理を実行する。
第2記録処理では、図6に示すように、コンテンツデータ71を第1層の記録領域43の未使用領域R2における先頭位置P11から記録したときにコンテンツデータ71中の第m番目(mは1以上の整数、かつm≦n)のセル72の前部の末尾位置が記録領域43の末尾位置P6に一致するように、第m番目のセル72を前部と後部とに分割し、第m番目のセル72の前部によりセル73(第1特定セル)を形成し、第m番目のセル72の後部によりセル74(第2特定セル)を形成する。そして、セル73を第1層の記録領域43の末尾領域における未使用領域に記録し、セル74を第2層の記録領域46の先頭位置P7から記録する。すなわち、コンテンツデータ71を第1層の記録領域43の未使用領域R2における先頭位置P11からそのまま記録すると層をまたぐことになる第m番目のセル72を、層の境界線、つまり第1層の記録領域43の末尾位置P6を基準に2個のセル72、73に分割し、第1層の記録領域43の末尾領域と第2層の記録領域46の先頭領域にそれぞれ配置する。第2記録処理によっても、セルが層をまたぐのを防止することができ、かつ第1層の記録領域43の末尾領域に未記録領域が形成されるのを防止することができる。
このように記録再生装置1のダビング処理によれば、第1記録処理と第2記録処理とを選択的に実行することにより、2層追記型DVDの記録領域を無駄なく効率的に使用することができ、2層追記型DVD10に実際に記録することができるデータ量を増加させることができる。
なお、図5中のコンテンツデータ61は、ステップS2の処理の結果、未使用領域R1の先頭位置P4から記録開始位置P5までの長さが所定の長さL1以下になる例である。図6中のコンテンツデータ71は、ステップS2の処理の結果、未使用領域R1の先頭位置P4から記録開始位置P5までの長さが所定の長さL1よりも長くなる例である。
図3はダビング処理における第1記録処理(図2中のステップS4)の内容を示している。図3に示すように、第1記録処理が開始されると、まず、システム制御部35は、コンテンツデータ61の記録開始位置P5を決定する(ステップS11)。すなわち、システム制御部35は、コンテンツデータ61を第1層の記録領域43の未使用領域R1に記録したときにコンテンツデータ61中の第k番目のセル62の末尾位置が記録領域43の末尾位置P6(より具体的には第1層の記録領域43の最後のECC(Error Correction Code)の終わり)に一致するように、記録領域43の未使用領域R1におけるコンテンツデータ61の記録開始位置P5を決定する。なお、第k番目のセル62は、図2中のステップS2において選択されたセルである。
続いて、システム制御部35の制御のもと、記録制御部20は、第1層の記録領域43に管理情報記録領域53を確保し、かつ記録開始位置P5を設定する(ステップS12)。すなわち、記録制御部20は、第1層の記録領域43においてVTS51がすでに記録された領域に続く位置P3から記録開始位置P5の直前位置までの間に管理情報記録領域53を確保する。管理情報記録領域53は、これから2層追記型DVD10に記録されるコンテンツデータ61に関する管理情報(例えばVTSI)を記録するための領域である。なお、この管理情報の管理情報記録領域53への記録はコンテンツデータ61の2層追記型DVD10への記録が終了した後に行われる。したがって、コンテンツデータ61の2層追記型DVD10への記録が終了するまで管理情報記録領域53は未記録のままである。
また、ステップS12において、記録制御部20は、管理情報記録領域53の長さを調節することによって記録開始位置P5を設定する。すなわち、記録制御部20は、必要に応じて管理情報記録領域53を、ここに記録される管理情報の長さよりも長く確保することによって、ステップS11で決定された記録開始位置P5を設定する。例えば、管理情報を記録するためには、記録領域53においてVTS51がすでに記録された領域に続く位置P3から位置P4の直前位置までの間に管理情報記録領域を確保すれば足りる。しかし、記録制御部20は、記録開始位置P5を設定するために、位置P4を越えて記録開始位置P5の直前位置まで管理情報記録領域53を確保する。
続いて、記録制御部20は、コンテンツデータ61のうち当該コンテンツデータ61の先頭から第k番目のセル62までの部分を第1層の記録領域43の未使用領域R1に記録する(ステップS13)。すなわち、コンテンツデータ61の先頭から第k番目のセル62までの部分をハードディスク17Aから読み出し、これを第1層の記録領域43の未使用領域R1に記録する。このコンテンツデータ61の記録は、記録領域43の未使用領域R1における先頭位置(管理情報記録領域53に続く位置)、すなわち記録開始位置P5から開始される。そして、記録領域43の未使用領域R1の末尾領域には第k番目のセル62が記録される。さらに、この第k番目のセル62の末尾位置は記録領域43の末尾位置P6に一致する。
続いて、第k番目のセル62の記録が完了したら(ステップS14:YES)、記録制御部20またはシステム制御部35は、コンテンツデータ61を記録すべき記録領域を第1層の記録領域43から第2層の記録領域46に変更する(ステップS15)。
続いて、記録制御部20は、第2層の記録領域46にコンテンツデータ61の残部を記録する(ステップS16)。すなわち、記録制御部20は、コンテンツデータ61のうち第k+1番目のセルから第n番目のセルまでの部分をハードディスク17Aから順次読み出し、これを記録領域46の先頭位置P7から記録し始める。
コンテンツデータ61の第n番目の記録が完了すると、システム制御部35から記録制御部20へ記録終了指令が発せられ、これによりコンテンツデータ71の記録が終了する(ステップS17:YES)。
続いて、記録制御部20は、管理情報記録領域53に管理情報(例えばVTSI)を記録する。さらに、記録制御部20は、第2層の記録領域46において最後のセルが記録された領域に続く未使用領域に管理情報のバックアップ情報(例えばVTSIバックアップ情報)を記録する(ステップS18)。管理情報およびこのバックアップ情報は、システム制御部35の制御のもと、記録制御部20により生成される。また、管理情報記録領域53の長さが管理情報の長さよりも長いために、管理情報記録領域53に未記録領域(位置P4から位置P5直前までの間)が残っているときには、記録制御部20は、この未記録領域に、記録・再生に支障のないデータ(例えばNULLデータ)を記録する。
その後、2層追記型DVD10に対しファイナライズ処理が行われると、第1層の予約領域52にディスク情報(例えばUDF情報およびVMG)が記録され、かつ第2層の記録領域46において末尾位置P8に向けて残りの未記録領域がある場合には、この未記録領域に例えばNULLデータが記録される(ステップS19)。
図4はダビング処理における第2記録処理(図2中のステップS5)の内容を示している。図4に示すように、第2記録処理が開始されると、まず、システム制御部35の制御のもと、記録制御部20は、第1層の記録領域43に管理情報記録領域55を確保する(ステップS21)。すなわち、記録制御部20は、第1層の記録領域43においてVTS51がすでに記録された領域に続く位置P3から記録開始位置P11直前の位置までの間に管理情報記録領域55を確保する。管理情報記録領域55の長さは、ここに記録される管理情報(例えばVTSI)の長さに対応する。
続いて、セル分割処理が行われる(ステップS22)。セル分割処理は、コンテンツデータ71を第1層の記録領域43の未使用領域R2に記録したときにコンテンツデータ71中の第m番目(mは1以上の整数、かつm≦n)のセル72の前部の末尾位置が第1層の記録領域43の末尾位置P6に一致するように、第m番目のセル72を前部と後部とに分割し、第m番目のセル72の前部によりセル73(第1特定セル)を形成し、第m番目のセル72の後部によりセル74(第2特定セル)を形成する処理である。
セル分割処理はエンコード15により行われる。すなわち、図6に示すように、システム制御部35は、セル分割処理を行うにあたり、まず、ハードディスク17Aに記憶されたコンテンツデータ71の中から第m番目のセル72を特定する。具体的には、システム制御部35は、仮に第1層の記録領域43における未使用領域R2の先頭位置P11からコンテンツデータ71を記録したときに層をまたぐこととなるような第m番目のセル72を特定する。この特定は、例えば次のように行われる。まず、システム制御部35は、第1番目のセルの長さと未使用領域R2の長さとを比較する。第1番目のセルの長さが未使用領域R2の長さよりも短いときには、システム制御部35は、続いて、第1番目のセルの長さに第2番目のセルの長さを積算し、この積算値と未使用領域R2の長さとを比較する。この積算値が未使用領域R2の長さよりも小さいときには、システム制御部35は、続いて、積算値に第3番目のセルの長さを積算し、この積算値と未使用領域R2の長さとを再び比較する。システム制御部35はこのような積算と比較とを繰り返し行う。そして、積算値が未使用領域R2の長さよりも大きくなったとき、システム制御部35は、最後に積算の対象となったセルを第m番目のセル72として特定する。第m番目のセル72を特定したら、続いて、システム制御部35は、第m番目のセル72をハードディスク17Aからエンコーダ15に転送する。これにより、第m番目のセル72はエンコーダ15のバッファメモリ15A上に展開される。続いて、エンコーダ15は、バッファメモリ15A上に展開された第m番目のセル72に対しセル分割処理を行う。
図7は、第m番目のセル72についてのセル分割処理を示している。図7に示すように、エンコーダ15のバッファメモリ15Aに転送された第m番目のセル72は複数のVOBUから構成されている。図7中左側に描かれているVOBU#1がセル72の先頭に配置されたVOBUである。また、図7中右側に描かれているVOBU#xがセル72の末尾に配置されたVOBUである。また、図7中縦方向に伸びる破線B1は、第1層の記録領域43と中間領域42との境界線に対応する。つまり、仮にセル72が記録領域43に記録されたとしたら、この破線B1上にあるVOUB#j+1が第1層の記録領域43と中間領域42との境界線をまたいで記録されることになる(なお、この場合にはVOUB#j+1の一部が中間領域42に入り込んでしまうので、実際にはこのような記録は行われない)。さらに、図7中縦方向に伸びる実線B2は分割線である。第1層の記録領域43の末尾領域から第2層の記録領域46の先頭領域に記録すべきセル72は、セル分割処理によって分割線B2を境に、前部と後部とに分割される。そして、セル72の前部は、セル73として第1層の記録領域43の末尾領域に記録されることになる。そして、セル72の後部は、セル74として第2層の記録領域46の先頭領域に記録されることになる。
セル分割処理は具体的には次のように行われる。図6に示すように、まず、システム制御部35は、コンテンツデータ71の先頭から第m−1番目までのセルが第1層の記録領域43における未使用領域R2の先頭位置P11から記録されたときに、記録領域43の末尾領域に存在する未使用領域(図6中の位置P12から位置P6までの間)の長さL2を算出する。続いて、システム制御部35の制御のもと、エンコーダ15は、図7に示すように、バッファメモリ15A上に展開されているセル72に含まれるVOBUの長さをVOBU#1からVOBU#xに向かって1個ずつ積算していく。この積算値が長さL2の値を超えたとき、エンコーダ15は積算を停止し、最後に積算の対象となったVOBU#j+1を特定する。これにより、第1層の記録領域43と中間領域42との境界線(破線B1)に対応するVOBU#j+1を特定することができる。続いて、エンコーダ15は、VOBU#j+1とVOBU#jとの間に分割線B2を設定し、分割線B2に従ってセル72をセル73とセル74とに分割する。続いて、エンコーダ15は、セル73に含まれる映像データと同期すべき音声データであってセル74に含まれているものを、セル74から取り出し、これらをセル73に入れる。続いて、エンコーダ15は、セル74に含まれる映像データと同期すべき音声データであってセル73に含まれているものを、セル73から取り出し、これらをセル74に入れる。セル73とセル74との間の音声データの入れ替えにより、セル73およびセル74の長さが大きく変動した場合には、エンコーダ15は、上述したVOBU#j+1の特定、分割線の設定、セルの分割および音声データの入替の処理を再度行う。続いて、エンコーダ15は、セル73およびセル74に、分割後を考慮した適切なSCR(System Clock Reference)を付け直す。続いて、エンコーダ15は、セル73の末尾部分にプライベートパケットなどを挿入し、セル73についてECCアラインを行う。
エンコーダ15によるセル分割処理が終了した後、システム制御部35は、セル分割処理により分割されたセル73および74をエンコーダ15のバッファメモリ15Aからハードディスク17Aに転送する。
セル73および74の転送が終了したら、記録制御部20は、コンテンツデータ71のうち当該コンテンツデータ71の先頭から第m−1番目のセルまでの部分およびセル73を第1層の記録領域43の未使用領域R2に記録する(図4中のステップS23)。すなわち、コンテンツデータ71の先頭から第m−1番目のセルまでの部分およびセル73をハードディスク17Aから読み出し、これを第1層の記録領域43の未使用領域R2に記録する。このコンテンツデータ71の記録は、記録領域43の未使用領域R2の先頭位置P11(管理情報記録領域55に続く位置)から開始される。そして、セル73の記録は位置P12から開始される。さらに、セル73の末尾位置は記録領域43の末尾位置P6に一致する。
続いて、セル73(第1特定セル)の記録が完了したら(ステップS24:YES)、記録制御部20またはシステム制御部35は、コンテンツデータ71を記録すべき記録領域を第1層の記録領域43から第2層の記録領域46に変更する(ステップS25)。
続いて、記録制御部20は、セル74(第2特定セル)およびコンテンツデータ71の残部を第2層の記録領域46に記録する(ステップS26)。すなわち、記録制御部20は、セル74と、これに続く第m+1番目のセルから第n番目のセルまでの部分とをハードディスク17Aから順次読み出し、これを記録領域46の先頭位置P7から記録し始める。
コンテンツデータ71の第n番目の記録が完了すると、システム制御部35から記録制御部20へ記録終了指令が発せられ、これによりコンテンツデータ71の記録が終了する(ステップS27:YES)。
続いて、記録制御部20は、管理情報記録領域55に管理情報(例えばVTSI)を記録する。さらに、記録制御部20は、第2層の記録領域46において最後のセルが記録された領域に続く未使用領域に管理情報のバックアップ情報(例えばVTSIバックアップ情報)を記録する(ステップS28)。管理情報およびこのバックアップ情報は、システム制御部35の制御のもと、記録制御部20により生成される。
その後、2層追記型DVD10に対しファイナライズ処理が行われると、第1層の予約領域52にディスク情報(例えばUDF情報およびVMG)が記録され、かつ第2層の記録領域46において末尾位置P8に向けて残りの未記録領域がある場合には、この未記録領域に例えばNULLデータが記録される(ステップS29)。
以上説明したとおり、記録再生装置1によるダビング処理における第1記録処理では、第1層の記録領域43の未使用領域R1におけるコンテンツデータ61の記録開始位置P5を調節することによって第k番目のセル62の末尾位置を第1層の記録領域43の末尾位置P6に合わせる。これにより、セルが層をまたぐのを防止することができる。また、ファイナライズ処理が行われるときに、第1層の記録領域43の末尾領域に未記録領域が残るのを防止することができる。
また、記録再生装置1によるダビング処理における第2記録処理では、コンテンツデータ71を第1層の記録領域43の未使用領域R2における先頭位置P11からそのまま記録すると層をまたぐことになる第m番目のセル72を、層の境界線、つまり第1層の記録領域43の末尾位置P6を基準に2個のセル72、73に分割し、第1層の記録領域43の末尾領域と第2層の記録領域46の先頭領域にそれぞれ記録する。これにより、セルが層をまたぐのを防止することができる。また、ファイナライズ処理が行われるときに、第1層の記録領域43の末尾領域に未記録領域が残るのを防止することができる。
したがって、第1記録処理によっても、第2記録処理によっても、DVDビデオ規格を遵守しつつ、コンテンツデータを2層記録ディスクの第1層と第2層とにわたって連続的に記録(ダビング)することが可能になる。
また、第1記録処理によっても、第2記録処理によっても、第1層の記録領域43の末尾位置P6までセルを記録することができるので、コンテンツデータを再生したとき、層変更の直前に画面に何も映らなくなったり、画面にノイズが映ったり、音声が鳴らなくなったりするのを防止することができる。
さらに、第1記録処理によっても、第2記録処理によっても、DVD規格を遵守することができるので、コンテンツデータの記録・再生について他社製品との互換性がとることができる。
また、第1記録処理では、コンテンツデータに関する管理情報(例えばVTSI)を記録するための管理情報記録領域53を第1層の記録領域43における未使用領域R1の先頭位置P3から記録開始位置P5の直前までの間に確保し、当該管理情報記録領域53の長さを調節することによって記録開始位置P5を設定する。これにより、DVDビデオ規格を遵守しつつVOBの記録開始位置P5を調整することができる。
また、記録再生装置1のダビング処理によれば、第1記録処理と第2記録処理とを選択的に実行することにより、2層追記型DVD10の記録領域を無駄なく効率的に使用することができ、2層追記型DVD10に実際に記録することができるデータ量を増加させることができる。
(第2実施形態)
図8は、本発明の記録装置および記録方法の第2実施形態である記録再生装置の構造を示している。なお、図8中の記録再生装置2において、図1中の記録再生装置1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8は、本発明の記録装置および記録方法の第2実施形態である記録再生装置の構造を示している。なお、図8中の記録再生装置2において、図1中の記録再生装置1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8中の記録再生装置2において、ハードディスクドライブ装置17と記録制御部20との間には信号処理部81が設けられている。信号処理部81は、記録再生装置2のダビング処理における第2記録処理の中でセル分割処理を行う。信号処理部81は、例えば演算処理回路および記憶素子などにより構成されている。
システム制御部82は、記録再生装置2の各構成要素を制御する。具体的には、システム制御部82は、ハードディスクドライブ装置17、信号処理部81および記録制御部20などを制御することにより、ハードディスク17Aに記録されたエンコード済みのコンテンツデータを2層追記型DVD10にダビングする処理(ダビング処理)を行う。システム制御部82は、例えば演算処理装置および記憶素子などにより構成されている。
記録再生装置2のダビング処理において、第2記録処理の内容が、上述した記録再生装置1のダビング処理における第2記録処理の内容と異なる。具体的には、記録再生装置1における第2記録処理では、コンテンツデータを2層追記型DVD10へ実際に記録する前にセル分割処理を行う。これに対し、記録再生装置2の第2記録処理では、コンテンツデータを2層追記型DVD10へ実際に記録している途中でセル分割処理を行う。
図9は記録再生装置2のダビング処理における第2記録処理を示している。図9に示すように、記録制御部20により管理情報記録領域55の確保を行った後、システム制御部82は、これから記録すべき1個のセルが2層追記型DVD10の層をまたぐことになるか否かを判定する(ステップS31)。この判定は、例えば、これから記録すべき1個のセルの長さと、当該セルを記録する直前における記録領域43の未使用領域の長さとを比較することによって行うことができる。
そして、これから記録すべき1個のセルが2層追記型DVD10の層をまたぐことがないとき(ステップS31:NO)、システム制御部82は、切換スイッチ16および19を制御し、ハードディスクドライブ装置17と記録制御部20との間を直接接続し、当該セルをハードディスク17Aから信号処理部81を介さずに記録制御部20へ供給する。続いて、記録制御部20は、当該セルを記録領域43に記録する(ステップS32)。
一方、これから記録すべき1個のセルが2層追記型DVD10の層をまたぐことになるときは(ステップS31:YES)、システム制御部82は、切換スイッチ16および19を制御し、ハードディスクドライブ装置17と信号処理部81との間および信号処理部81と記録制御部20との間をそれぞれ接続する。続いて、システム制御部82は、当該セルをハードディスク17Aから信号処理部81へ供給し、例えば信号処理部81に対しセル分割処理指令を発する。これに応じて、信号処理部81は、当該セルに対しセル分割処理を行い、当該セルを前部と後部とに分割し、当該セルの前部により第1特定セルを形成し、当該セルの後部により第2特定セルを形成する(ステップS33)。セル分割処理の内容は、図4中のステップS22におけるセル分割処理の内容と同様である(図7参照)。
続いて、記録制御部20は、第1特定セルを記録領域43において直前のセルが記録された領域に続く位置から記録する(ステップS34)。これにより、第1層の記録領域43の末尾位置までセルが記録される。
続いて、図4に示す第2記録処理のステップS25以後の処理が行われる。
以上説明したとおり、記録再生装置2によっても、記録再生装置1と同様に、セルが層をまたぐのを防止することができ、かつ第1層の記録領域43の末尾領域に未記録領域が形成されるのを防止することができる。したがって、DVDビデオ規格を遵守しつつ、コンテンツデータを2層記録ディスクの第1層と第2層とにわたって連続的に記録(ダビング)することが可能になる。また、コンテンツデータを再生したとき、層変更の直前に画面に何も映らなくなったり、画面にノイズが映ったり、音声が鳴らなくなったりするのを防止することができる。さらに、DVD規格を遵守することができるので、コンテンツデータの記録・再生について他社製品との互換性がとることができる。
(第3実施形態)
図10は、本発明の記録装置および記録方法の第3実施形態である記録再生装置の構造を示している。なお、図10中の記録再生装置3において、図1中の記録再生装置1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図10は、本発明の記録装置および記録方法の第3実施形態である記録再生装置の構造を示している。なお、図10中の記録再生装置3において、図1中の記録再生装置1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図10中の記録再生装置3におけるシステム制御部91は、記録再生装置3の各構成要素を制御する。具体的には、システム制御部91は、ハードディスクドライブ装置17および記録制御部20などを制御することにより、ハードディスク17Aに記録されたエンコード済みのコンテンツデータを2層追記型DVD10にダビングする処理(ダビング処理)を行う。システム制御部91は、例えば演算処理装置および記憶素子などにより構成されている。
記録再生装置3のダビング処理において、第1記録処理の内容が、上述した記録再生装置1のダビング処理における第1記録処理の内容と異なる。具体的には、記録再生装置1における第1記録処理では、第1層の記録領域43の未使用領域におけるコンテンツデータの記録開始位置を調節することによって第1層の記録領域43において最後に記録されるセルの末尾位置を第1層の記録領域43の末尾位置に合わせる。これに対し、記録再生装置3における第1記録処理では、コンテンツデータを第1層の記録領域43の未使用領域における先頭位置からそのまま記録すると層をまたぐことになる第j番目のセルを、第2層の記録領域46の先頭領域から記録し、そして、第j−1番目のセルの末尾に続く位置と第1層の記録領域43の末尾位置との間にダミーセルを挿入する。
図11は記録再生装置3のダビング処理における第1記録処理を示している。また、図12は、この第1記録処理によって、エンコード済みのコンテンツデータが2層追記型DVD10に記録された状態を示している。
図11に示すように、まず、システム制御部91の制御のもと、記録制御部20は、第1層の記録領域43に管理情報記録領域57を確保する(ステップS41)。管理情報記録領域57の長さは、ここに記録される管理情報(例えばVTSI)の長さに対応する。
続いて、システム制御部91は、コンテンツデータを2層追記型DVD10の第1層の記録領域43の未使用領域R3(図12中の位置P21から位置P6までの間の領域)に記録したときに、2層追記型DVD10の層をまたいで記録されることが予想される第j番目(jは1以上の整数、かつj≦n)のセルと第j−1番目のセルとの間にダミーセルを挿入する(ステップS42)。
すなわち、図12に示すように、システム制御部91は、まず、ハードディスク17Aに記憶されたコンテンツデータ101の中から第j番目のセル103を特定する。この特定は、例えば次のように行われる。まず、システム制御部91は、第1番目のセルの長さと未使用領域R3の長さとを比較する。第1番目のセルの長さが未使用領域R3の長さよりも短いときには、システム制御部91は、続いて、第1番目のセルの長さに第2番目のセルの長さを積算し、この積算値と未使用領域R3の長さとを比較する。この積算値が未使用領域R3の長さよりも小さいときには、システム制御部91は、続いて、積算値に第3番目のセルの長さを積算し、この積算値と未使用領域R3の長さとを再び比較する。システム制御部91はこのような積算と比較とを繰り返し行う。そして、積算値が未使用領域R3の長さよりも大きくなったとき、システム制御部91は、最後に積算の対象となったセルを第j番目のセル103として特定する。
第j番目のセル103を特定した後、システム制御部91は、コンテンツデータ101に挿入すべきダミーセルの長さを決定する。ダミーセルの長さは、コンテンツデータ101の先頭から第j−1番目のセル102を第1層の記録領域43における未使用領域R3の先頭位置P21から記録したときに第j−1番目のセル102の末尾位置に続く位置P22から第1層の記録領域43の末尾位置P6までの間の長さとほぼ等しくなるように設定される。
ダミーセルの長さを決定した後、システム制御部91はダミーセルを生成する。ダミーセルの生成は、例えば、ハードディスク17Aに記録されているコンテンツデータ101の先頭のセルを構成している1個以上のVOBUを用いて行われる。具体的には、システム制御部91は、ハードディスク17Aに記録されているコンテンツデータ101の先頭のセルから1個以上のVOBUをコピーし、これらVOBUのSCRを付け直し、これらのVOBUによってダミーセルを構築する。また、このように構築されたダミーセルの末尾部分については、プライベートパケットなどを挿入することによってECCアラインを行う。なお、ダミーセルの構築に用いるVOBU(ダミーデータ)をROMなどに記憶して記録再生装置3に別途持たせてもよい。
ダミーセルの生成が終了した後、システム制御部91は、ハードディスク17Aに記録されたコンテンツデータ101中の第j−1番目のセルと第j番目のセルとの間にこのダミーセルを挿入する。
続いて、記録制御部20は、コンテンツデータ101のうち当該コンテンツデータ101の先頭からダミーセルまでの部分を第1層の記録領域43の未使用領域R3に記録する(ステップS43)。このコンテンツデータ101の記録は、記録領域43の未使用領域R3における先頭位置(管理情報記録領域57に続く位置)、すなわち記録開始位置P21から開始される。そして、記録領域43の未使用領域R3の末尾領域58にはダミーセルが記録される。そして、このダミーセルの末尾位置は記録領域43の末尾位置P6に一致する。
続いて、記録制御部20またはシステム制御部91は、コンテンツデータ101を記録すべき記録領域を第1層の記録領域43から第2層の記録領域46に変更する(ステップS44)。
続いて、記録制御部20は、第2層の記録領域46にコンテンツデータ101の残部、すなわち第j番目以後のセルを記録する(ステップS45)。
コンテンツデータ101の第n番目の記録が完了すると、システム制御部91から記録制御部20へ記録終了指令が発せられ、これによりコンテンツデータ101の記録が終了する(ステップS46:YES)。
続いて、記録制御部20は、管理情報記録領域57に管理情報(例えばVTSI)を記録する。さらに、記録制御部20は、第2層の記録領域46において最後のセルが記録された領域に続く未使用領域に管理情報のバックアップ情報(例えばVTSIバックアップ情報)を記録する(ステップS47)。
その後、2層追記型DVD10に対しファイナライズ処理が行われると、第1層の予約領域52にディスク情報(例えばUDF情報およびVMG)が記録され、かつ第2層の記録領域46において末尾位置P8に向けて残りの未記録領域がある場合には、この未記録領域に例えばNULLデータが記録される(ステップS48)。
なお、ダミーセルはPGCからは参照されないセルとして定義付ける。これにより、挿入されたダミーセルの再生は行われないことになる。
以上説明したとおり、記録再生装置3によっても、記録再生装置1と同様に、セルが層をまたぐのを防止することができ、かつ第1層の記録領域43の末尾領域に未記録領域が形成されるのを防止することができる。したがって、DVDビデオ規格を遵守しつつ、コンテンツデータを2層記録ディスクの第1層と第2層とにわたって連続的に記録(ダビング)することが可能になる。また、コンテンツデータを再生したとき、層変更の直前に画面に何も映らなくなったり、画面にノイズが映ったり、音声が鳴らなくなったりするのを防止することができる。さらに、DVD規格を遵守することができるので、コンテンツデータの記録・再生について他社製品との互換性がとることができる。
なお、記録再生装置1ないし3は、大記録容量の記録媒体を有する記録装置としてハードディスクドライブ装置を備えているが、大記録容量の記録媒体を有する記録装置はハードディスクドライブ装置に限られない。例えば書換型または追記型の光ディスクでもよい。
また、上述した説明では、エンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクの第1層と第2層とにわたって記録する例としてダビング処理をあげた。しかし、本発明はこれに限られない。例えば、デジタルテレビ放送局から送信されたエンコード済みのコンテンツデータを受信し、これを2層追記型DVD第1層と第2層とにわたって記録する場合にも本発明を適用することができる。また、デジタルビデオカメラやデジタルAV機器から出力されたエンコード済みのコンテンツデータを2層追記型DVD第1層と第2層とにわたって記録する場合にも本発明を適用することができる。
また、上述した記録再生装置1ないし3では、2層追記型DVD10に対しコンテンツデータの記録を行う場合を例にあげたが、本発明は、2層追記型DVDだけでなく、2層書換型DVD(例えば2層のDVD−RWなど)にも適用することができる。
また、本発明の記録装置および記録方法は、例えばハードディスクドライブ内蔵型DVDレコーダのようなAV機器だけでなく、映像情報・音声情報の記録を行う機能を備えた産業用、医療用、教育用または家庭用のその他の機器にも適用することができる。
また、本発明の記録装置および記録方法はコンピュータにコンピュータプログラムを読み込ませることによって実現することもできる。この場合には、コンピュータに予め備えられたまたはコンピュータに接続されたハードウェア資源を利用して、記録開始位置決定手段、第1層記録手段、層変更手段、第2層記録手段および分割手段などを実現するためのコンピュータプログラムを作成する。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取るこのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う記録装置および記録方法並びにこれらの機能を実現するコンピュータプログラムもまた本発明の技術思想に含まれる。
本発明に係る2層記録ディスクのための記録装置および記録方法は、例えばDVD等の2層の記録層を有する光ディスクに対しコンテンツデータの記録を行うDVDレコーダ等の記録装置に利用可能である。
Claims (18)
- n個(nは2以上の整数)のデータブロックに分割されたエンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクに当該2層記録ディスクの2層にわたって記録する記録装置であって、
前記コンテンツデータを前記2層記録ディスクの第1層の記録領域の未使用領域に記録したときに前記コンテンツデータの先頭から数えて第m番目(mは1以上の整数、かつm≦n)のデータブロックの前部の末尾位置が前記第1層の記録領域の末尾位置に一致するように、前記第m番目のデータブロックを前部と後部とに分割し、前記第m番目のデータブロックの前部により第1特定データブロックを形成し、前記第m番目のデータブロックの後部により第2特定データブロックを形成する分割手段と、
前記コンテンツデータのうち当該コンテンツデータの先頭から第m−1番目のデータブロックまでの部分および前記第1特定データブロックを前記第1層の記録領域の未使用領域に記録する第1層記録手段と、
前記コンテンツデータを記録すべき記録領域を前記2層記録ディスクの第1層の記録領域から第2層の記録領域に変更する層変更手段と、
前記第2特定データブロックおよび前記コンテンツデータの残部を前記第2層の記録領域に記録する第2層記録手段とを備えていることを特徴とする記録装置。 - n個(nは2以上の整数)のデータブロックに分割されたエンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクに当該2層記録ディスクの2層にわたって記録する記録装置であって、
前記コンテンツデータを前記2層記録ディスクの第1層の記録領域の未使用領域に記録したときに前記コンテンツデータの先頭から数えて第k番目(kは1以上の整数、かつk<n)のデータブロックの末尾位置が前記第1層の記録領域の末尾位置に一致するように、前記第1層の記録領域の未使用領域における前記コンテンツデータの記録開始位置を決定する記録開始位置決定手段と、
前記コンテンツデータのうち当該コンテンツデータの先頭から前記第k番目のデータブロックまでの部分を前記第1層の記録領域の未使用領域における前記記録開始位置から記録する第1層記録手段と、
前記コンテンツデータを記録すべき記録領域を前記2層記録ディスクの第1層の記録領域から第2層の記録領域に変更する層変更手段と、
前記第2層の記録領域に前記コンテンツデータの残部を記録する第2層記録手段とを備えていることを特徴とする記録装置。 - 前記記録開始位置決定手段は、前記第1層の記録領域における未使用領域の長さをAとし、前記コンテンツデータの先頭から前記n個のデータブロックの末尾までの長さをそれぞれBj(jは1、2、…、n−1、n)とすると、BjがA以下であり、かつAからBjを引いた長さが最小となるような前記第k番目のデータブロックを選択するデータブロック選択手段を備えていることを特徴とする請求の範囲第2項に記載の記録装置。
- 前記第1層記録手段は、前記コンテンツデータに関する管理情報を記録するために前記第1層の記録領域の未使用領域の直前に確保された管理情報記録領域の長さを調節することによって前記記録開始位置を設定する記録開始位置設定手段を備えていることを特徴とする請求の範囲第2項に記載の記録装置。
- n個(nは2以上の整数)のデータブロックに分割されたエンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクに当該2層記録ディスクの2層にわたって記録する記録装置であって、
前記コンテンツデータを前記2層記録ディスクの第1層の記録領域の未使用領域に記録したときに、前記2層記録ディスクの層をまたいで記録されることが予想される第j番目(jは1以上の整数、かつj≦n)のデータブロックと第j−1番目のデータブロックとの間にダミーデータブロックを挿入するダミーデータブロック挿入手段と、
前記ダミーデータブロックが挿入された前記コンテンツデータのうち当該コンテンツデータの先頭から前記ダミーデータブロックまでの部分を前記第1層の記録領域の未使用領域に記録する第1層記録手段と、
前記コンテンツデータを記録すべき記録領域を前記2層記録ディスクの第1層の記録領域から第2層の記録領域に変更する層変更手段と、
前記コンテンツデータの残部を前記第2層の記録領域に記録する第2層記録手段とを備えていることを特徴とする記録装置。 - 前記ダミーデータブロックの長さは、前記コンテンツデータの先頭から前記第j−1番目のデータブロックを前記第1層の記録領域の未使用領域に記録したときに前記第j−1番目のデータブロックの末尾位置に続く位置から前記第1層の記録領域の末尾位置までの間の長さとほぼ等しいことを特徴とする請求の範囲第5項に記載の記録装置。
- 前記データブロックはDVDビデオ規格におけるセルであることを特徴とする請求の範囲第1項の記録装置。
- 前記データブロックはDVDビデオ規格におけるセルであることを特徴とする請求の範囲第2項の記録装置。
- 前記データブロックはDVDビデオ規格におけるセルであることを特徴とする請求の範囲第5項の記録装置。
- n個(nは2以上の整数)のデータブロックに分割されたエンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクに当該2層記録ディスクの2層にわたって記録する記録方法であって、
前記コンテンツデータを前記2層記録ディスクの第1層の記録領域の未使用領域に記録したときに前記コンテンツデータの先頭から数えて第m番目(mは1以上の整数、かつm≦n)のデータブロックの前部の末尾位置が前記第1層の記録領域の末尾位置に一致するように、前記第m番目のデータブロックを前部と後部とに分割し、前記第m番目のデータブロックの前部により第1特定データブロックを形成し、前記第m番目のデータブロックの後部により第2特定データブロックを形成する分割工程と、
前記コンテンツデータのうち当該コンテンツデータの先頭から第m−1番目のデータブロックまでの部分および前記第1特定データブロックを前記第1層の記録領域の未使用領域に記録する第1層記録工程と、
前記コンテンツデータを記録すべき記録領域を前記2層記録ディスクの第1層の記録領域から第2層の記録領域に変更する層変更工程と、
前記第2特定データブロックおよび前記コンテンツデータの残部を前記第2層の記録領域に記録する第2層記録工程とを備えていることを特徴とする記録方法。 - n個(nは2以上の整数)のデータブロックに分割されたエンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクに当該2層記録ディスクの2層にわたって記録する記録方法であって、
前記コンテンツデータのうち当該コンテンツデータの先頭から第m−1番目(mは1以上の整数、かつm≦n)のデータブロックまでの部分を前記2層記録ディスクの第1層の記録領域の未使用領域に記録する第1層記録工程と、
前記第1層の記録領域の未使用領域において前記第m−1番目のデータブロックに続く位置から第m番目のデータブロックを記録したときに当該第m番目のデータブロックの前部の末尾位置が前記第1層の記録領域の末尾位置に一致するように、前記第m番目のデータブロックを前部と後部とに分割し、前記第m番目のデータブロックの前部により第1特定データブロックを形成し、前記第m番目のデータブロックの後部により第2特定データブロックを形成する分割工程と、
前記第1層の記録領域の未使用領域において前記第m−1番目のデータブロックに続く位置から前記第1特定データブロックを記録する分割記録工程と、
前記コンテンツデータを記録すべき記録領域を前記2層記録ディスクの第1層の記録領域から第2層の記録領域に変更する層変更工程と、
前記第2特定データブロックおよび前記コンテンツデータの残部を前記第2層の記録領域に記録する第2層記録工程とを備えていることを特徴とする記録方法。 - n個(nは2以上の整数)のデータブロックに分割されたエンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクに当該2層記録ディスクの2層にわたって記録する記録方法であって、
前記コンテンツデータを前記2層記録ディスクの第1層の記録領域の未使用領域に記録したときに前記コンテンツデータの先頭から数えて第k番目(kは1以上の整数、かつk<n)のデータブロックの末尾位置が前記第1層の記録領域の末尾位置に一致するように、前記第1層の記録領域の未使用領域における前記コンテンツデータの記録開始位置を決定する記録開始位置決定工程と、
前記コンテンツデータのうち当該コンテンツデータの先頭から前記第k番目のデータブロックまでの部分を前記第1層の記録領域の未使用領域における前記記録開始位置から記録する第1層記録工程と、
前記コンテンツデータを記録すべき記録領域を前記2層記録ディスクの第1層の記録領域から第2層の記録領域に変更する層変更工程と、
前記第2層の記録領域に前記コンテンツデータの残部を記録する第2層記録工程とを備えていることを特徴とする記録方法。 - n個(nは2以上の整数)のデータブロックに分割されたエンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクに当該2層記録ディスクの2層にわたって記録する記録方法であって、
前記コンテンツデータを前記2層記録ディスクの第1層の記録領域の未使用領域に記録したときに、前記2層記録ディスクの層をまたいで記録されることが予想される第j番目(jは1以上の整数、かつj≦n)のデータブロックと第j−1番目のデータブロックとの間にダミーデータブロックを挿入するダミーデータブロック挿入工程と、
前記ダミーデータブロックが挿入された前記コンテンツデータのうち当該コンテンツデータの先頭から前記ダミーデータブロックまでの部分を前記第1層の記録領域の未使用領域に記録する第1層記録工程と、
前記コンテンツデータを記録すべき記録領域を前記2層記録ディスクの第1層の記録領域から第2層の記録領域に変更する層変更工程と、
前記コンテンツデータの残部を前記第2層の記録領域に記録する第2層記録工程とを備えていることを特徴とする記録方法。 - n個(nは2以上の整数)のデータブロックに分割されたエンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクに当該2層記録ディスクの2層にわたって記録する記録方法であって、
前記2層記録ディスクの第1層の記録領域における未使用領域の長さをAとし、前記コンテンツデータの先頭から前記n個のデータブロックの末尾までの長さをそれぞれBj(jは1、2、…、n−1、n)とすると、BjがA以下であり、かつAからBjを引いた長さが最小となるような前記第k番目(kは1以上の整数、かつk<n)のデータブロックを選択するデータブロック選択工程と、
前記コンテンツデータの先頭から前記第k番目のデータブロックの末尾までの長さBkと前記長さAとの差Cが所定の長さ以下であるときには請求項12に記載の記録方法を実行し、前記差Cが所定の長さよりも長いときには請求項10に記載の記録方法を実行する記録方法選択工程を備えていることを特徴とする記録方法。 - n個(nは2以上の整数)のデータブロックに分割されたエンコード済みのコンテンツデータを2層記録ディスクに当該2層記録ディスクの2層にわたって記録する記録方法であって、
前記2層記録ディスクの第1層の記録領域における未使用領域の長さをAとし、前記コンテンツデータの先頭から前記n個のデータブロックの末尾までの長さをそれぞれBj(jは1、2、…、n−1、n)とすると、BjがA以下であり、かつAからBjを引いた長さが最小となるような前記第k番目(kは1以上の整数、かつk<n)のデータブロックを選択するデータブロック選択工程と、
前記コンテンツデータの先頭から前記第k番目のデータブロックの末尾までの長さBkと前記長さAとの差Cが所定の長さ以下であるときには請求項12に記載の記録方法を実行し、前記差Cが所定の長さよりも長いときには請求項11に記載の記録方法を実行する記録方法選択工程を備えていることを特徴とする記録方法。 - 請求の範囲第1項に記載の記録装置としてコンピュータを機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
- 請求の範囲第2項に記載の記録装置としてコンピュータを機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
- 請求の範囲第5項に記載の記録装置としてコンピュータを機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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