JP4088302B2 - リアルタイム情報記録装置および記録方法。 - Google Patents
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Description
そうなると、数十個先、数百個先のVOBUのサイズが確定するまで、メモリ上にVOBUを保持しておき、それらのVOBUのサイズが確定してから、FWDI20,60,120,240を設定して、対象となるVOBUを、DVD±Rに書き込むという処理が必要になる。
{式}デジタルストリームの再生時間長≧時間H/(n-m)
ここで時間Hは、現状における記録媒体の空き容量を、ユーザが記録装置に対して設定したビットレートで割ることにより、算出される時間、又は、ユーザによる録画予約設定から算出される時間であり、nは、一つの再生経路情報にて包含することができる、再生区間情報の最大数であり、mは、例外処理のために生成される再生区間情報の個数であることを特徴としている。
ドライブ装置1は、DVD±Rのロード/イジェクトを行い、DVD±Rに対する読み書きを実行する。
ビデオエンコーダ2は、入力ビデオ信号をエンコードすることにより、0.4〜0.6秒長のGOPを生成する。
NVパック生成部4は、DVD-Video規格に規定されたNVパックを生成する。
インターリーブ部5は、ビデオエンコーダ2が生成したGOP、オーディオエンコーダ3が生成したオーディオデータ、NVパック生成部4が生成したNVパックをパック列に変換し、これらを多重することによりVOBUを得る。
以下、インターリーブ部5により生成されるVOBUについて説明する。図2は、インターリーブ部5により生成されるVOBUを示す図である。図中の第1段目は、VOBU列を示し、第2段目は、このうち1つのVOBUを構成するパック列を示す。
第2段目に示すように、VOBUは整数個のパックから成り、ナビパック(NV_PCK)を先頭としてビデオパック(V_PCK)やオーディオパック(A_PCK)がこれに続く。VOBUは、VOBの最後でない限り0.4秒以上1.0秒以下のビデオ再生時間を持つデータユニットである。
DVD-Videoフォーマットでのリアルタイムレコーディング時に問題となるのは、このDSIパケットが将来予測を要する情報を含むためである。従って以下、DSIパケットについて説明する。
DSIパケットは、VOB間をシームレス再生するために必要となる記録アドレス、再生情報等を格納したSML_PBI(Seamless Playback Information)と、該VOBU近隣のVOBUの記録アドレス等を格納したVOBU_SRI(VOB Unit Search Information)とを含む。
「VOB_V_E_PTM」は、該NVパックが属するVOBのビデオ再生終了時刻情報を示す。
またVOBU_SRIにおいて重要なのは、FWDI nである。
「FWDI n(n=240,120,60,20,15,14,13)」は、当該VOBUの再生開始時刻からn×0.5秒後に再生されるピクチャデータを含むVOBUの、NVパックまでの相対的なパック数を示す情報である。対応する時間後の再生データを持つVOBUが該Cell内に存在しない場合、0x3FFFFFFF(無効値)が設定される。
記録装置の内部構成の説明を再開する。
記録装置の説明.その2 メモリ6〜制御部10
メモリ6は、ビデオエンコーダ2、オーディオエンコーダ3、NVパック生成部4、インターリーブ部5により得られたVOBUを、先入れ先出し式に格納しておくFIFOを構成する。
ナビゲーションメモリ9は、PGC情報等、DVD-Video規格の論理フォーマットに規定されたナビゲーション構造を示す各種データを格納しておくためのメモリである。ナビゲーション構造を示すデータは、ストリーム全体が確定するまで、このナビゲーションメモリ9上に保存され、ストリーム全体の記録が完了すれば、DVDに書き込まれることになる。以下、ナビゲーション構造の全体構成について説明する。
第3段目におけるVOB(Video Object)とは、ビデオストリーム、オーディオストリームを多重化してなる1つのシステムストリームであり、複数のVOBUから構成される。各VOBUに属するピクチャデータやオーディオデータのタイムスタンプ値は、1つのVOBを構成する複数のVOBUを通じて連続している。従って、このVOBを構成するVOBUを再生装置が順次読み出し、デコーダに投入してゆけば、デジタルストリーム、オーディオストリームを再生させてゆくことができる。VOBは『VTS_xx_x.VOB』という名称のファイルとしてDVD±Rに記録される。ここでxxは、VOBが属するVTS(Video Title Set)の番号であり、xはVOBのIDである。リアルタイムレコーディングでは、DVD±Rに記録すべきVTSは1つであり、VTS番号は“1”と考えてよい。
制御部10は、CPUと、プログラムを格納したROMと、RAMとからなり、記録装置全体の制御を行う。項目設定部11、ナビゲーション生成部12、VOB記録制御部13、ダミー生成部14、PGC情報記録制御部15は、この制御部10の機能的な構成である。以降、これらの機能的な構成について説明する。
項目設定部11は、NVパックにおける各項目を設定する。図3は、項目設定部11によるNVパックの項目設定を模式的に示す図である。本図の矢印st1,2,3,4,5,6は、項目設定部11による設定を模式的に示している。この矢印に示すように、メモリ6上に存在する各VOBUのNVパックにおけるFWDI,VOB_V_E_PTMといった一連の設定項目を項目設定部11は設定してゆく。
VOB_V_E_PTMは、VOB_V_S_PTMが確定すれば、これにVOBの時間長を足し合わせることで、予め予測して設定することができる。予めVOB_V_E_PTMとして決めておいた時刻まで必ずVOBを完成させることで、DVD-Videoフォーマットに準拠した形で、ライトワンスの記録媒体(DVD-R、DVD+R)にVOBを記録することができる。
ナビゲーション生成部12は、ビデオエンコーダ2、オーディオエンコーダ3、NVパック生成部4、インターリーブ部5に対する制御を行う。この制御は、DVD±Rに記録すべきPGC情報−Cell情報−VOBからなるナビゲーション構造を規定し、このナビゲーション構造を構築するよう、VOBUのエンコードをビデオエンコーダ2〜インターリーブ部5に行わせることにより行われる。
ナビゲーション生成部12が構築しようとするナビゲーション構造の改良点について、詳しく説明する。この改良点の1つは、Cell情報の個数制限である。ここでDVD-Video規格において、1つのPGC情報におけるCell情報の最大数は255である。Cell情報数に上限があるのは、以下の理由による。DVD再生装置は、VOBのようなストリーム本体を、メモリ6に予め格納しておくのではなく、その都度、DVD±Rから読み出そうとする。一方PGC情報は、このストリーム本体の読み出しを妨げないよう、予めメモリ6に読み込み、常駐させておく。メモリ6への常駐を前提にしているので、1つのPGC情報に包含されるべきCell情報の数を、ある程度制限しておかないと、PGC情報を構成するCell情報の一部が、メモリ6に読み込めないとう事態が生じかねない。以上の事情から、1つのPGC情報にて包含すべきCell情報数に上限を設けている。しかしナビゲーション生成部12が構築しようとするナビゲーション構造は、1つのPGC情報を、255個より2個少ない、253個のCell情報から構成できるようにしようというものである。
以上のナビゲーション構造では、PGC情報は253個のCell情報にて構成される。またVOBは1つのCell情報により参照されるので、1つのVOB(Cell)の時間長は、
VOB(Cell)の平均再生時間長 ≧ 記録予定時間H/253
を満たすことになる。
この式における分子の“記録予定時間H”は、DVD±Rの空き容量を、録画モードを介してユーザが設定したビットレートにて割ることにより得られる時間をいう。ここでDVD±Rの容量は、DVD±Rが2層式であるか、DVD±Rが記録済みであるかによって変わる。DVD±Rが2層式であるなら、容量は、8.5Gバイトになり、何等かのデータが記録済みであれば、その記録済みデータのサイズを、8.5Gバイトから差し引いた値が、DVD±Rの容量になる。
(ナビゲーション構造の改良その4.255-2の意義)
上述した式において、分母の“253”というのは、255から2を引いた値である。この“2”とは、以下の2つの例外的なケースにおけるCell情報数増加を、考慮に入れたものである。尚、これらのCell情報数増加の詳細については、後述する。
2)記録層の境界までの領域が、VOBのサイズに満たない場合、その境界までの領域に、ダミーVOBUもしくはダミーデータを挿入しておき、このダミーVOBUを、ダミーのCell情報で指定しておくためのCell情報数増加。
図6は、記録予定時間Hが2、4、6、8、10、12、14、16といった複数の値をとりうる場合、「1つのCellの平均再生時間」、「1Cellの最大再生時間」、設定すべき最大のFWDIを示す「最大FWDI」、「最大FWDI設定のためのメモリ6保持時間」、「平均記録レート」、32MBのメモリ6だと仮定した場合の「最大記録レート」がどのような値になるかを表形式で示す図である。
「1つのCellの平均再生時間」とは、記録予定時間H/253の値であり、2時間記録なら28.4秒、4時間記録なら56.9秒以上を確保しなければならない。
「1Cellの最大再生時間」とは、左マスのCellの平均再生時間を超える時間であり、かつ、FWDI設定のために効率的なメモリ量削減を行うための最大再生時間を示している。これは、右マスの最大FWDIの設定により決定されている。
「平均記録レート」とは、DVD±RにVOBUを記録する際の平均の記録レートであり、記録予定時間Hが2時間なら9.44Mbps、記録予定時間Hが4時間なら4.72Mbps、記録予定時間Hが6時間なら3.15Mbpsであることがわかる。
例えば、8時間記録モードにおいて、最大数のCellを記録する場合を考える。1Cellの平均時間は、8時間を、Cell情報の最大数253で割った114秒となる。したがって、114秒以上のCellを作り続ければ8時間記録できる。つまり記録予定時間Hが、2〜8時間であるなら、FWDI240は、無効な値を予め設定しておけばよく、120秒先までのアドレス確定を待つ必要はない。メモリ6上に60秒分のデータを蓄積すれば、最も古いVOBUのNVパックに記述されるFWDI120を設定でき、ライトワンスの記録媒体(DVD±R)にこのVOBUから記録することが可能となる。
(ナビゲーション構造の改良その6.VOBUにおけるVOB_V_E_PTM,FWDI設定)
図8は、DVD±RにVOBUを記録してゆくにあたって、どのVOBUをメモリ6に保持しておけばよいかを示す図である。本図の第1段目におけるVOBUlastが、最後にエンコードされたVOBUであるものとする。一方、VOBUnextが、DVD±Rに次に記録されるべきVOBUであることを示す。これらVOBUnextからVOBUlastまでを包含する枠wk1が、メモリ6上に確保されるVOBU列を象徴的に示す。
白枠は、これらの項目が未確定であることを示す。ハッチングは、これらの項目が確定済みであることを示す。白抜き、ハッチングの意味からすれば、VOBUnext以前のものは、上述した設定項目が全て確定済みになっていることがわかる。一方、VOBUnextより後のVOBUは、未確定の項目を一部にもっていることがわかる。
ここで設定項目のうちVOB_V_E_PTMは、1VOB=1Cell時にはVOB_V_S_PTM+Cell時間長の計算で算出できるので、VOBUの全てにおいて、このVOB_V_E_PTMの項目は確定済みになっている。また、FWDIのうち、FWDI240はVOB_V_E_PTM以遠(厳密にはCell再生終了時刻以遠だが、1VOB=1Cellであるとして説明する)のVOBUを示すから、このFWDI240も、確定済みになっている。
以上のように8時間記録モード時には、FWDI120が設定すべき最大のFWDIとなるため、メモリ6に待機しておくのは、FWDI120を設定するのに必要最小限のVOBU(60秒分に相当するVOBU)となる。以上でナビゲーション生成部12、項目設定部11の説明を終える。
VOB記録制御部13は、VOBの書込を行うよう、ドライブ装置1を制御する。この制御は、メモリ6上のVOBUのうち、NVパックの情報要素が確定したものを、順次ドライブ装置1に転送して、転送されたVOBUの書き込みを、ドライブ装置1に命じることでなされる。VOB記録制御部13による書き込み制御は、現在時点が、VOB_V_E_PTMに到達するまで継続してなされる。現在時点がVOB_V_E_PTMに到達する前に、停止操作がなされたとしても、かかるVOBの書き込み制御を継続する。
ダミー生成部14は、ダミーのVOBUと、これらを参照するダミーのCell情報とを生成する。上述したように、ライトワンス型記録媒体にVOBを書き込む際、1VOB=1Cellの関係になるように、データ書き込みを行うとしたが、ダミーCell情報を生成するにあたって、ダミー生成部14は、1VOB≧2Cellの関係になるように、データ書き込みを行う。一方、ダミーCell情報は、PGC情報に包含されず、ユーザによる再生に供されることはない。かかるダミーCell情報は、いわばVOB_V_E_PTMとの整合性確保のために挿入される。この整合性確保は、ユーザーによる記録停止時になされる。
ここでの記録停止は、ユーザーの指示や著作権保護のコンテンツを認識するなどして、記録途中に発生する。記録停止時において、VOBの再生終了時刻(VOB_V_E_PTM)を設定して既に、DVD±Rに書き込まれたVOBUでの設定値を無効とすることはできない。
エンコードされたVOBUが未記録である場合、つまり、エンコード中のVOBに含まれる全VOBUがメモリ6上にある場合には、メモリ6上のNVパックのVOB_V_E_PTMを夫々書き直すことで、録画停止要求に即座に応えることも可能である。しかしながら、VOBの前半のデータをライトワンスな記録媒体に書き込んだ後では、事後的にVOB_V_E_PTMを書き換えることはできない。
図9は、VOBUlastが、最後にエンコードされた状態を示す。この状態で、停止操作が指示されると、図10のように、Cell情報#m、ダミーVOBU、Cell情報#m+1が生成される。
「ダミーVOBU」は、記録停止時点からVOB_V_E_PTMまでを補完するダミーのVOBUである。
「Cell情報#m+1」は、ダミーVOBUのみからなる記録停止時点からVOB_V_E_PTMまでを1つの再生区間として指定するCell情報である。Cell情報#m、Cell情報#m+1が、確定されたためメモリ上のVOBUにおけるFWDI20、FWDI60、FWDI120は、全て確定することができる。
一方、VOBUlastまでを、Cell情報#mにより1つの再生区間として指定させ、ダミーVOBUを、Cell情報#m+1により別の再生区間として指定させる。こうして、全VOBUのFWDIを確定し、最後にこれらのVOBU、ダミーVOBU、Cell情報#m、Cell情報#m+1を記録し、Cell情報#mまでを包含するPGC情報をDVD±Rに書き込む。
(記録層の境界近傍時)
現在時点が、記録層の境界近傍に到達した際、ダミー生成部14によるダミーCell情報の挿入は、一層目(L0層)の残記録容量が所定のサイズよりも小さい場合に実行される。この所定サイズは、Cell時間長×最大記録レート、もしくはCell時間長X平均記録レートなどの計算で得られるデータサイズであり、一層目の残記録容量がこの所定サイズより小さい場合には、ダミーVOBUと、ダミーのCell情報とを生成して、記録層の境界までの残り領域に、ダミーVOBUと、ダミーのCell情報を書き込む。こうすることで、次の記録層(L1層)から新しいVOBとCell情報により記録を開始することができる。
本図に示すように、ダミーCell情報にて指定される再生区間内の最初のダミーVOBUには、少なくとも1つ、ピクチャデータを格納しておく必要がある。そのため、黒いピクチャや青いピクチャのような無意味な映像を格納したり、記録停止近辺の映像を格納しておく。記録停止近辺の映像とは、記録停止時のピクチャを含むGOPと同じ映像データや、Cell情報#1に続く記録停止後の映像データのことをいう。またオーディオデータは、デジタル0(無音)を意味するオーディオデータを格納しても良いし、オーディオデータを格納していなくても良い。
最初であろうとなかろうと、0.4秒の最低VOBU時間を満たせない場合には、シーケンスエンドコードでデコーダをフリーズさせ、NVパックのVOBUのビデオ再生時間には、0.4秒以上の値を書くことが可能である。つまり、1ピクチャのビデオフレームデータしかないVOBUでもそのピクチャをシーケンスエンドコードで終了させることで、VOBUの仮想的な再生時間を延ばすことができる。
制御部の構成その5.PGC情報記録制御部15
PGC情報記録制御部15は、VOB記録制御部13によるVOBの書込制御が完了した後、ナビゲーション生成部12がナビゲーションメモリ9上に生成したPGC情報を、DVD±Rに書き込むよう、ドライブ装置1を制御する。この制御は、PGC情報をドライブ装置1に転送して、転送されたPGC情報の書き込みを、ドライブ装置1に命じることでなされる。
図14は、制御部10の処理手順を示すフローチャートである。本フローチャートは、記録予定時間Hを計算して(ステップS1)、そうして求めた記録予定時間Hを253で割り、FWDIの上限を設定することにより、Cell情報の最大再生時間を算出し、その最大再生時間以下でありかつ、記録予定時間H/253以上の再生時間TcにCell情報の再生時間を設定し(ステップS2)、その値をVOB_V_S_PTMに足し合わせることでVOB_V_E_PTMを算出して(ステップS3)、ステップS4〜ステップS9からなるループ処理を実行するというものである。
図15は、記録予定時間Hを計算するための計算手順を示すフローチャートである。本フローチャートにおいて、先ず録画予約が設定されているかどうかの判定を行い(ステップS31)、もし録画予約がなされていれば(ステップS31でYes)、予約された録画終了時刻から予約された録画開始時刻を引くことにより、記録予定時間Hを算出する(ステップS32)。
以上の過程で得た、記録予定時間Hを、253で割ることにより、VOB(Cell)1つ当たりの平均再生時間の下限が求まる。さらに図6に示すように最大FWDIの上限設定に応じて、1Cellの最大再生時間がステップS2において計算されることになる。
ステップS6は、一層目の残記録容量が所定のサイズよりも小さいか否かの判定である。これは、DVD-Videoフォーマットでは、記録層を跨ぐCell情報を規定できないからである。
(VOB_V_E_PTM到来)
ステップS7は、現在時点がVOB_V_E_PTMに到達したか否かの判定である。もしそうであれば、VOBとCell情報とを完成させ、全FWDIを確定した上で、メモリ6上のVOBUをDVD±Rに書き込む。(ステップS11)。
(記録ポーズへの対応)
ステップS8は、ユーザーの指示や著作権保護のコンテンツを認識する等して、記録途中に記録ポーズするか否かの判定である。Yesの場合、一時停止した状態を保持しつつ、そのまま記録動作を停止しておく(ステップS14)。
(記録停止への対応)
ステップS9は、ユーザーの指示や著作権保護のコンテンツを認識する等して、記録停止するか否かの判定である。Yesの場合、ステップS16において現在エンコード中のVOBが、DVD±Rに記録済みであるか、未記録であるかを判定する。
DVD±Rに記録済みである場合、メモリ6上にて記録中のCell情報を完成して、そのCell情報内の全てのFWDIを設定し、さらに該VOB_V_E_PTMまでを、ダミーVOBUで補完して、ダミーVOBUを指定するCell情報を除いた全てのCell情報を包含したPGC情報を生成し、VOBとともに記録媒体に記録する(ステップS18)。
(備考)
以上の説明は、本発明の全ての実施行為の形態を示している訳ではない。下記(A)(B)(C)(D)・・・・・の変更を施した実施行為の形態によっても、本発明の実施は可能となる。本願の請求項に係る各発明は、以上に記載した複数の実施形態及びそれらの変形形態を拡張した記載、ないし、一般化した記載としている。拡張ないし一般化の程度は、本発明の[技術分野]の、出願当時の技術水準の特性に基づく。
2 ビデオエンコーダ
3 オーディオエンコーダ
4 パック生成部
5 インターリーブ部
6 メモリ
7 録画モード記憶部
8 録画予約記憶部
9 ナビゲーションメモリ
10 制御部
11 項目設定部
12 ナビゲーション生成部
13 VOB記録制御部
14 ダミー生成部
15 PGC情報記録制御部
Claims (8)
- デジタルストリームの再生時間長を予め定めた上で、デジタルストリームを記録媒体に書き込む記録装置であって、
デジタルストリームが予め定められた再生時間長になる前に、ユーザが記録処理の停止操作を行った場合、当該停止操作にかかわらず、当該予め定められた再生時間長のデジタルストリームを記録媒体に書き込むよう制御する第1制御手段と、
デジタルストリームのうち、前記停止操作がなされた時点の部分までを再生区間として指定する再生区間情報を生成する生成手段と、
再生区間情報を包含する再生経路情報を、記録媒体に書き込むよう制御する第2制御手段とを備え、
前記予め定められた再生時間長は、以下の式から算出され、
{式}
デジタルストリームの再生時間長≧時間H/(n-m)
ここで時間Hは、
現状における記録媒体の空き容量を、ユーザが記録装置に対して設定したビットレートで割ることにより、算出される時間、又は、ユーザによる録画予約設定から算出される時間であり、
nは、一つの再生経路情報にて包含することができる、再生区間情報の最大数であり、
mは、例外処理のために生成される再生区間情報の個数である
ことを特徴とする記録装置。 - 前記例外処理とは、
デジタルストリームが予め定められた再生時間長になる前に、停止操作がなされた場合の処理、及び、デジタルストリームを書き込むべき領域に、記録層の境界が存在する場合の処理であり、
前記例外処理のために生成されるm個の再生区間情報とは、
デジタルストリームのうち、前記停止操作がなされた時点より後の部分をダミーの再生区間として指定しておくダミーの再生区間情報、及び、
デジタルストリームを書き込むべき領域に、記録層の境界が存在する場合に、記録層の境界までの領域をダミーの再生区間として指定しておくダミーの再生区間情報である
ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。 - 前記デジタルストリームは、複数のストリームユニットから構成され、
前記記録装置は、
装置への入力信号に対し、エンコードを行うことによりピクチャデータの集合を得るビデオエンコーダと、
ピクチャデータの集合と、管理情報とを多重化してストリームユニットを得る多重化手段と、
多重化手段により得られた複数のストリームユニットを保持するメモリと、
メモリに保持されている各ストリームユニットにおける管理情報の情報要素を、予め定められた再生時間長に基づき、設定する設定手段とを備え、
前記第1制御手段は、
メモリ上のストリームユニットのうち、管理情報の情報要素が全て確定したものを、記録媒体に書き込むよう制御する、ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。 - 管理情報における情報要素には、デジタルストリームの再生終了時刻を示す再生終了時刻情報があり、
前記設定手段は、
デジタルストリームの再生開始時刻に、予め定められた再生時間長を足し合わせた時刻を、再生終了時刻として設定する、ことを特徴とする請求項3記載の記録装置。 - 第1制御手段により記録媒体に書き込まれたデジタルストリームのうち、前記停止操作がなされた時点までの部分は、ストリームユニットにより構成され、デジタルストリームのうち、前記停止操作がなされた時点以降の部分は、ダミーのストリームユニットにより構成される、ことを特徴とする請求項3記載の記録装置。
- デジタルストリームの再生時間長から定まる情報要素とは、
デジタルストリーム内部における、複数の頭出し位置を示す情報であり、
これらの情報要素のうち、デジタルストリームの再生終了時刻より後の頭出し位置を示すものに、無効な値を予め設定しておき、
前記第1制御手段は、
複数の頭出し位置を示す情報のうち、デジタルストリームの再生終了時刻より手前の頭出し位置を示すものが確定し次第、ストリームユニットを記録媒体に書き込むよう制御する、ことを特徴とする請求項3記載の記録装置。 - ビデオオブジェクトの再生時間長を予め定めた上で、ビデオオブジェクトを記録媒体に書き込む記録装置であって、
ビデオオブジェクトが予め定められた再生時間長になる前に、ユーザが記録処理の停止操作を行った場合、当該停止操作にかかわらず、当該予め定められた再生時間長のビデオオブジェクトを記録媒体に書き込むよう制御する第1制御手段と、
ビデオオブジェクトのうち、前記停止操作がなされた時点の部分までを再生区間として指定するセル情報を生成する生成手段と、
セル情報を包含するプログラムチェーン情報を、記録媒体に書き込むよう制御する第2制御手段とを備え、
前記予め定められた再生時間長は、以下の式から算出され、
{式}
ビデオオブジェクトの再生時間長≧時間H/(n-m)
ここで時間Hは、
現状における記録媒体の空き容量を、ユーザが記録装置に対して設定したビットレートで割ることにより、算出される時間、又は、ユーザによる録画予約設定から算出される時間であり、
nは、一つのプログラムチェーン情報にて包含することができる、セル情報の最大数であり、
mは、例外処理のために生成されるセル情報の個数である
ことを特徴とする記録装置。 - デジタルストリームの再生時間長を予め定めた上で、デジタルストリームを記録媒体に書き込む記録方法であって、
デジタルストリームが予め定められた再生時間長になる前に、ユーザが記録処理の停止操作を行った場合、当該停止操作にかかわらず、当該予め定められた再生時間長のデジタルストリームを記録媒体に書き込むよう制御する第1制御ステップと、
デジタルストリームのうち、前記停止操作がなされた時点の部分までを再生区間として指定する再生区間情報を生成する生成ステップと、
再生区間情報を包含する再生経路情報を、記録媒体に書き込むよう制御する第2制御ステップとを有し、
前記予め定められた再生時間長は、以下の式から算出され、
{式}
デジタルストリームの再生時間長≧時間H/(n-m)
ここで時間Hは、
現状における記録媒体の空き容量を、ユーザが記録装置に対して設定したビットレートで割ることにより、算出される時間、又は、ユーザによる録画予約設定から算出される時間であり、
nは、一つの再生経路情報にて包含することができる、再生区間情報の最大数であり、
mは、例外処理のために生成される再生区間情報の個数である
ことを特徴とする記録方法。
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