JP2006059514A - リアルタイム情報記録装置および記録方法。 - Google Patents

リアルタイム情報記録装置および記録方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】大規模メモリの実装を必要とすることなく、“将来予測を要する情報要素”を含む論理フォーマットで、リアルタイムにデータを記録してゆくことができる、記録装置を提供する。
【解決手段】 ナビゲーション生成部12は、記録予定時間Hに基づき、VOBの再生時間を予め決められた長さに設定しておく。VOBが予め定められた時間長になる前に、ユーザが記録処理の停止操作を行った場合、当該停止操作にかかわらず、当該予め定められた再生時間長のVOBをDVD±Rに書き込む。VOBのうち、前記停止操作がなされた時点の部分のVOBUまでを再生区間として指定するCell情報を生成する。そしてそのCell情報を包含するPGC情報を、DVD±Rに書き込む。
【選択図】図1

Description

本発明は、リードオンリーメディアの論理フォーマットを対象にしたリアルタイムレコーディング技術の技術分野に属する発明である。
リアルタイムレコーディング技術とは、時々刻々と装置に入力されてくる映像信号、音声信号をリアルタイムにエンコードして、記録媒体に書き込んでゆく技術である。かかるリアルタイムレコーディングにおいて問題になるのは、“将来予測を要する情報”である。将来予測を要する情報とは、記録媒体の論理フォーマットに規定されている情報要素のうち、エンコード時点以降のデータに依存した性質をもつものをいう。
リードオンリーメディアを対象にした論理フォーマットは、一枚の光ディスクのボリュームイメージを、確定した上、量産用ディスクの原盤を作成することを前提にしている。一枚の光ディスクのボリュームイメージを確定した上、記録に供するという考え方は、装置への入力信号をリアルタイムにエンコードして記録するというリアルタイムレコーディングの考え方と、相反する考え方である。
一層のDVD-Rに、DVD-Video規格の論理フォーマットで、データを記録してゆく技術は、以下の特許文献1に記載されている。
特開2003-46936号公報
ところでリードオンリーメディアを前提にした論理フォーマットの代表的なものに、DVD-Videoの論理フォーマットがある。リアルタイムに記録装置がエンコードしたデータを、DVD-Videoフォーマットで記録しようとすると、DVD-Videoフォーマットにおいて規定されている情報のうち、NVパックに規定されている様々な情報要素が、この将来予測を要する情報になってしまう。
ここでNVパックとは、MPEG2-Videoに規定されたGOP(Group of Picture)所定個に対し、1つ生成される管理情報用のパックである。記録装置は、エンコーダが所定個のGOPを生成する度に、このNVパックを生成して、NVパックと、GOPと、オーディオデータを多重化する。こうした多重化により得られるデータは、VOBU(Video OBject Unit)と呼ばれる。VOBUの生成を繰り返すことで、DVD-Videoフォーマットにより、デジタル化された映像、音声をVOB(Video OBject)として記録しておくことができる。このNVパックの情報要素のうち、FWDI20,60,120,240、VOB_V_E_PTMといったものが、いわゆる“将来予測を要する情報”になる。これらFWDI20,60,120,240は、当該NVパックを含むVOBUのビデオ再生開始時刻から10秒先、30秒先、60秒先、120秒先に表示されるべきピクチャデータを含むVOBUに属するNVパックまでの相対的なパック数を示すものだから、数十個、数百個先のVOBUのエンコードが完了ししてからでないと、FWDIの内容が確定しない。
一方DVD-RやDVD+R(以降DVD±Rという)のように、記録の対象が、記録内容の事後的な書き換えが許されないライトワンス型の記録媒体であれば、一度VOBUをDVD±Rに書き込んでしまえば、もはやFWDIの内容を書き加えることはできない。
そうなると、数十個先、数百個先のVOBUのサイズが確定するまで、メモリ上にVOBUを保持しておき、それらのVOBUのサイズが確定してから、FWDI20,60,120,240を設定して、対象となるVOBUを、DVD±Rに書き込むという処理が必要になる。
この処理は、数百個先のVOBUの生成をまつため、数百個先のVOBUを、メモリに保持しておく必要があり、VOBUを一時的に保持しておくためのメモリ規模が大きなものになる。以上のことから、記録の対象がライトワンス型の記録媒体である場合、NVパックの項目確定のために、多くのVOBUをメモリ上に保持しておく必要があり、大規模メモリの実装を余儀なくされ、記録装置の低コスト化を妨げるという問題がある。
本発明の目的は、大規模メモリの実装を必要とすることなく、“将来予測を要する情報要素”を含む論理フォーマットで、リアルタイムにデータを記録してゆくことができる、記録装置を提供することである。
ここで、従来の記録装置の一般的な実装としては、1つのデジタルストリーム(VOB)を格納し得るだけのメモリを記録装置に設けておき、メモリ上で、デジタルストリーム(VOB)における全NVパックのVOB_V_E_PTM、FWDIを確定した上で、デジタルストリーム(VOB)をライトワンス型の記録媒体に書き込むというものが知られている。このようにデジタルストリーム(VOB)全体をメモリ上に格納しておくので、デジタルストリーム(VOB)のサイズは、メモリのサイズが上限になる。デジタルストリームは、可変符号長符号化方式にて符号化されているので、ビットレートが低い場合は、デジタルストリームの時間長は長くなるし、ビットレートが高い場合は、デジタルストリームの時間長は短くなる。このように、“VOBのサイズ=メモリサイズ”という関係を満たすようにして、DVD±Rに記録するというのが従来の考え方である。
この考え方に対し、本発明では、デジタルストリーム(VOB)の再生時間長を固定長にするという考え方を採用する。FWDIといったような、将来予測を要する情報が各ストリームユニット(VOBU)内に存在したとしても、デジタルストリーム(VOB)の時間長に所定の上限値(固定値)を設けることにより、これらの情報要素を予め確定しておくことができる。しかし本来、記録処理というものは、ユーザが記録開始操作を行った際に始まり、ユーザが記録停止操作を行った際に終わるものである。記録処理は、本来こうあるべきものなので、デジタルストリームの時間長を固定化するというのは、こうした、記録動作の一般的動作に矛盾することになる。
この矛盾を解消しつつ、上記目的を達成するため、本発明に係る記録装置は、デジタルストリームの再生時間長を予め定めた上で、デジタルストリームを記録媒体に書き込む記録装置であり、デジタルストリームが予め定められた再生時間長になる前に、ユーザが記録処理の停止操作を行った場合、当該停止操作にかかわらず、当該予め定められた再生時間長のデジタルストリームを記録媒体に書き込むよう制御する第1制御手段と、デジタルストリームのうち、前記停止操作がなされた時点の部分までを再生区間として指定する再生区間情報を生成する生成手段と、再生区間情報を包含する再生経路情報を、記録媒体に書き込むよう制御する第2制御手段とを備えることを特徴としている。
本発明は、上記構成を有しているので、デジタルストリームの時間長を固定化する代わりに、デジタルストリームのうち、前記停止操作がなされた時点の部分までを再生区間として再生区間情報に指定させる。そして再生区間情報を包含する再生経路情報を、記録媒体に書き込むので、デジタルストリームのうち、停止操作までの部分がユーザによる視聴に供されることになる。一方、停止操作以降の部分は、ユーザによる視聴に供されることはない。デジタルストリームの時間長を固定化することによる弊害を除去することができるので、将来予測を要する情報の確定を待つために、多くのスストリームユニットVOBUをメモリ上に待機させておく必要が無い。
こうすることにより、NVパックの情報項目の確定を待つため、ストリームユニット(VOBU)を格納しておくためのメモリ規模を必要最低限にすることができ、再生装置の低価格化を強く推進することができる。これにより、リアルタイムレコーディングを実現するような、安価な再生装置を低コストで生産して、多くの世帯に普及させることができる。
以降図面を参照しながら、本発明に係る再生装置の内部構成について説明する。図1は、再生装置の内部構成を示す図である。本図に示すように再生装置は、ドライブ装置1、ビデオエンコーダ2、オーディオエンコーダ3、NVパック生成部4、インターリーブ部5、メモリ6、録画モード記憶部7、録画予約記憶部8、ナビゲーションメモリ9、制御部10から構成される。本図の一点鎖線のうち、太い一点鎖線は、ワンチップLSI化されている部分を示す。しかし、このワンチップLSI化はほんの一例に過ぎず、メモリ6、録画モード記憶部7、録画予約記憶部8、ナビゲーションメモリ9は、ワンチップLSIの外部に設けてもよい。
記録装置の説明その1.ドライブ装置1〜インターリーブ部5
ドライブ装置1は、DVD±Rのロード/イジェクトを行い、DVD±Rに対する読み書きを実行する。
ビデオエンコーダ2は、入力ビデオ信号をエンコードすることにより、0.4〜0.6秒長のGOPを生成する。
オーディオエンコーダ3は、入力オーディオ信号をエンコードすることにより、オーディオデータを得る。
NVパック生成部4は、DVD-Video規格に規定されたNVパックを生成する。
インターリーブ部5は、ビデオエンコーダ2が生成したGOP、オーディオエンコーダ3が生成したオーディオデータ、NVパック生成部4が生成したNVパックをパック列に変換し、これらを多重することによりVOBUを得る。
(VOBUの説明その1.全体構成)
以下、インターリーブ部5により生成されるVOBUについて説明する。図2は、インターリーブ部5により生成されるVOBUを示す図である。図中の第1段目は、VOBU列を示し、第2段目は、このうち1つのVOBUを構成するパック列を示す。
第2段目に示すように、VOBUは整数個のパックから成り、ナビパック(NV_PCK)を先頭としてビデオパック(V_PCK)やオーディオパック(A_PCK)がこれに続く。VOBUは、VOBの最後でない限り0.4秒以上1.0秒以下のビデオ再生時間を持つデータユニットである。
第3段目は、左側にNVパック(NV_PCK)のデータ構造を示し、右側にビデオパックの中身を示す。NVパックは、通常のDVDのパックの構造と異なり、2つのパケットを内包した形となっている。それぞれのパケットはPCI(Presentation Control Information)パケット、DSI(Data Search Information)パケットと呼ばれ、DSIパケットには、当該VOBUと周辺のVOBUとの位置関係等の特殊再生に有用な情報が格納されている。
(VOBUの説明その2.DSI)
DVD-Videoフォーマットでのリアルタイムレコーディング時に問題となるのは、このDSIパケットが将来予測を要する情報を含むためである。従って以下、DSIパケットについて説明する。
DSIパケットは、VOB間をシームレス再生するために必要となる記録アドレス、再生情報等を格納したSML_PBI(Seamless Playback Information)と、該VOBU近隣のVOBUの記録アドレス等を格納したVOBU_SRI(VOB Unit Search Information)とを含む。
第4段目は、NVパックのSML_PBIと、VOBU_SRIの構造を示す。SML_PBIにおいて重要なのは、VOB_V_E_PTMである。
「VOB_V_E_PTM」は、該NVパックが属するVOBのビデオ再生終了時刻情報を示す。
またVOBU_SRIにおいて重要なのは、FWDI nである。
「FWDI n(n=240,120,60,20,15,14,13)」は、当該VOBUの再生開始時刻からn×0.5秒後に再生されるピクチャデータを含むVOBUの、NVパックまでの相対的なパック数を示す情報である。対応する時間後の再生データを持つVOBUが該Cell内に存在しない場合、0x3FFFFFFF(無効値)が設定される。
以上がインターリーブ部5により生成される、VOBUについての説明である。
記録装置の内部構成の説明を再開する。
記録装置の説明.その2 メモリ6〜制御部10
メモリ6は、ビデオエンコーダ2、オーディオエンコーダ3、NVパック生成部4、インターリーブ部5により得られたVOBUを、先入れ先出し式に格納しておくFIFOを構成する。
録画モード記憶部7は、ユーザによる録画モードの設定を記憶する。ここで録画モードには、XP,SP,LP,EPという4つのモードがあり、これら4つのモードには、XPなら例えば10Mbps,SPなら例えば5Mbps,LPなら例えば2.4Mbps,EPなら例えば1.6Mbpsというように、固有のビットレートが割り当てられている。ユーザは、記録装置のフロントパネルやリモコンのボタンを押下することにより、この録画モード記憶部7に記憶されているカレントの録画モードを、XP→SP→LP→EP→,XP→SP→LP→EP→,というように、サイクリックに切り換えることができる。この録画モードの変化を介して、ユーザは、ビットレート(記録映像の画質)を自由に設定することができる。
録画予約記憶部8は、ユーザによる録画予約の設定を記憶する。具体的には、録画開始時刻、録画終了時刻の組みを記憶することにより、録画予約の設定を記憶する。
ナビゲーションメモリ9は、PGC情報等、DVD-Video規格の論理フォーマットに規定されたナビゲーション構造を示す各種データを格納しておくためのメモリである。ナビゲーション構造を示すデータは、ストリーム全体が確定するまで、このナビゲーションメモリ9上に保存され、ストリーム全体の記録が完了すれば、DVDに書き込まれることになる。以下、ナビゲーション構造の全体構成について説明する。
図5は、ナビゲーション構造の全体構成を示す図である。本図の第3段目は、VOBを示し、第2段目はCell情報を示す。第1段目は、PGC情報を示す。
第3段目におけるVOB(Video Object)とは、ビデオストリーム、オーディオストリームを多重化してなる1つのシステムストリームであり、複数のVOBUから構成される。各VOBUに属するピクチャデータやオーディオデータのタイムスタンプ値は、1つのVOBを構成する複数のVOBUを通じて連続している。従って、このVOBを構成するVOBUを再生装置が順次読み出し、デコーダに投入してゆけば、デジタルストリーム、オーディオストリームを再生させてゆくことができる。VOBは『VTS_xx_x.VOB』という名称のファイルとしてDVD±Rに記録される。ここでxxは、VOBが属するVTS(Video Title Set)の番号であり、xはVOBのIDである。リアルタイムレコーディングでは、DVD±Rに記録すべきVTSは1つであり、VTS番号は“1”と考えてよい。
第2段目におけるCell情報とは、再生を開始すべきVOBUのアドレスと、再生を終了すべきVOBUのアドレスとの組みを用いて、1個のVOB上に、再生区間を定義する情報である。本図における下向きの矢印ay1,2,3,4・・・・・は、このアドレスによる再生区間の指定を模式的に示している。Cell情報と、このCell情報により参照されるVOBとの組みを、一般に“セル(Cell)”とよぶ。
第1段目におけるPGC情報とは、Cell情報の配列により、複数の再生区間からなる再生経路を、VOB上に定義する情報である。複数のCell情報により構成されるPGC情報と、個々のCell情報にて参照されるVOBとの組みを、“プログラムチェーン(PGC)”と呼ぶ。本実施形態では、この“プログラムチェーン”を、1つの録画番組として取り扱う。このようなまとまりを、“録画番組”として扱うのは、1つの連続した再生経路としてユーザーに提供するためであったり、記録処理中にタイムスタンプの不連続点が発生したとしても、その不連続点により分断された複数のVOBを1つのまとまりとして扱うためである。ここで不連続点は、記録処理中に、ユーザがポーズ操作を行った際に発生する。つまり入力されてくる放送がCMになり、ユーザがポーズ操作を行った場合、このCMの前後が不連続点になり、これらCMの前後が別々のVOBになってしまう。ポーズ操作による不連続点により複数に分割されたVOBを、ひとまとまりにするため、上述したような“プログラムチェーン”を、1つの録画番組と扱うのである。
本図に示すように、1つのPGC情報は、Cell情報#1,#2,#3〜という255個以下のCell情報から構成されている。以上が、ナビゲーション構造の全体構成である。
制御部10は、CPUと、プログラムを格納したROMと、RAMとからなり、記録装置全体の制御を行う。項目設定部11、ナビゲーション生成部12、VOB記録制御部13、ダミー生成部14、PGC情報記録制御部15は、この制御部10の機能的な構成である。以降、これらの機能的な構成について説明する。
制御部の構成その1.項目設定部11
項目設定部11は、NVパックにおける各項目を設定する。図3は、項目設定部11によるNVパックの項目設定を模式的に示す図である。本図の矢印st1,2,3,4,5,6は、項目設定部11による設定を模式的に示している。この矢印に示すように、メモリ6上に存在する各VOBUのNVパックにおけるFWDI,VOB_V_E_PTMといった一連の設定項目を項目設定部11は設定してゆく。
図4は、1つのVOBUにおけるNVパックに対する設定を示す図である。
VOB_V_E_PTMは、VOB_V_S_PTMが確定すれば、これにVOBの時間長を足し合わせることで、予め予測して設定することができる。予めVOB_V_E_PTMとして決めておいた時刻まで必ずVOBを完成させることで、DVD-Videoフォーマットに準拠した形で、ライトワンスの記録媒体(DVD-R、DVD+R)にVOBを記録することができる。
FWDI20は、対象となるVOBUの再生開始時刻から10秒後(=20×0.5秒後)に再生されるピクチャデータを含むVOBUの、NVパックまでのパック数を示すものだから、10秒後に再生されるピクチャデータを含むVOBUがメモリ6に書き込まれるのを待ち、書き込まれれば、そのVOBU内のNVパックまでのパック数をカウントする。これにより、FWDI20を得る。同様に、30秒後、60秒後、120秒後に再生されるピクチャデータを含むVOBUのNVパックがメモリ6に書き込まれるのを待ち、書き込まれれば、それらのVOBU内のNVパックまでのパック数をカウントして、FWDI60,FWDI120,FWD240のそれぞれを確定してゆく。以上が項目設定部11の処理内容である。
制御部の構成その2.ナビゲーション生成部12
ナビゲーション生成部12は、ビデオエンコーダ2、オーディオエンコーダ3、NVパック生成部4、インターリーブ部5に対する制御を行う。この制御は、DVD±Rに記録すべきPGC情報−Cell情報−VOBからなるナビゲーション構造を規定し、このナビゲーション構造を構築するよう、VOBUのエンコードをビデオエンコーダ2〜インターリーブ部5に行わせることにより行われる。
(ナビゲーション構造の改良その1.Cell情報の個数制限)
ナビゲーション生成部12が構築しようとするナビゲーション構造の改良点について、詳しく説明する。この改良点の1つは、Cell情報の個数制限である。ここでDVD-Video規格において、1つのPGC情報におけるCell情報の最大数は255である。Cell情報数に上限があるのは、以下の理由による。DVD再生装置は、VOBのようなストリーム本体を、メモリ6に予め格納しておくのではなく、その都度、DVD±Rから読み出そうとする。一方PGC情報は、このストリーム本体の読み出しを妨げないよう、予めメモリ6に読み込み、常駐させておく。メモリ6への常駐を前提にしているので、1つのPGC情報に包含されるべきCell情報の数を、ある程度制限しておかないと、PGC情報を構成するCell情報の一部が、メモリ6に読み込めないとう事態が生じかねない。以上の事情から、1つのPGC情報にて包含すべきCell情報数に上限を設けている。しかしナビゲーション生成部12が構築しようとするナビゲーション構造は、1つのPGC情報を、255個より2個少ない、253個のCell情報から構成できるようにしようというものである。
(ナビゲーション構造の改良その2.VOB(Cell)の時間長)
以上のナビゲーション構造では、PGC情報は253個のCell情報にて構成される。またVOBは1つのCell情報により参照されるので、1つのVOB(Cell)の時間長は、
VOB(Cell)の平均再生時間長 ≧ 記録予定時間H/253
を満たすことになる。
(ナビゲーション構造の改良その3.記録予定時間H、空き容量)
この式における分子の“記録予定時間H”は、DVD±Rの空き容量を、録画モードを介してユーザが設定したビットレートにて割ることにより得られる時間をいう。ここでDVD±Rの容量は、DVD±Rが2層式であるか、DVD±Rが記録済みであるかによって変わる。DVD±Rが2層式であるなら、容量は、8.5Gバイトになり、何等かのデータが記録済みであれば、その記録済みデータのサイズを、8.5Gバイトから差し引いた値が、DVD±Rの容量になる。
DVD±Rが1層式であるなら、容量は、4.7Gバイトになり、何等かのデータが記録済みであれば、その記録済みデータのサイズを、4.7Gバイトから差し引いた値が、DVD±Rの容量になる。一方、録画モードには、XP〜EPといったものがあり、これらには、10Mbps,5Mbpsといった平均ビットレートが割り当てられているので、ナビゲーション生成部12は、DVD±Rの空き容量を求め、カレントの録画モードに対応するビットレートでこの空き容量を割ることにより、この記録予定時間Hを求める。
録画予約が記録装置に設定されている場合は、録画終了時刻から録画開始時刻を引くことにより、記録予定時間Hを算出する。
(ナビゲーション構造の改良その4.255-2の意義)
上述した式において、分母の“253”というのは、255から2を引いた値である。この“2”とは、以下の2つの例外的なケースにおけるCell情報数増加を、考慮に入れたものである。尚、これらのCell情報数増加の詳細については、後述する。
1)記録停止時には、ダミーVOBUの挿入が必然になり、挿入されたダミーVOBUを、ダミーのCell情報で指定しておくためのCell情報数増加。
2)記録層の境界までの領域が、VOBのサイズに満たない場合、その境界までの領域に、ダミーVOBUもしくはダミーデータを挿入しておき、このダミーVOBUを、ダミーのCell情報で指定しておくためのCell情報数増加。
以上の計算は、Cell情報数を最大数にすることにより、VOBの時間長を最短にすることを意図している。ここでVOBの時間長を最短にするには、1回の連続記録を2つのPGC情報に分けることも考えられる。しかしPGC情報は、DVD±Rを再生するにあたって、DVD再生装置が1つの“録画番組”として認識する単位である。記録内容の何処から何処までを1つの録画番組とするかが、“VOBの時間長を最短にしたい”という装置側の都合で決められるというのは、好ましくない。故にナビゲーション生成部12は、253個のCell情報から構成される1つのPGC情報を、DVD±Rに書き込むよう制御を行う。
(ナビゲーション構造の改良その5.VOB(Cell)時間長の計算例)
図6は、記録予定時間Hが2、4、6、8、10、12、14、16といった複数の値をとりうる場合、「1つのCellの平均再生時間」、「1Cellの最大再生時間」、設定すべき最大のFWDIを示す「最大FWDI」、「最大FWDI設定のためのメモリ6保持時間」、「平均記録レート」、32MBのメモリ6だと仮定した場合の「最大記録レート」がどのような値になるかを表形式で示す図である。
本図は、2層DVD-R(8.5GB)に対して、複数のVOBが、1つのPGC情報で参照されるように連続記録を行う場合のパラメータを示したものである。
「1つのCellの平均再生時間」とは、記録予定時間H/253の値であり、2時間記録なら28.4秒、4時間記録なら56.9秒以上を確保しなければならない。
「1Cellの最大再生時間」とは、左マスのCellの平均再生時間を超える時間であり、かつ、FWDI設定のために効率的なメモリ量削減を行うための最大再生時間を示している。これは、右マスの最大FWDIの設定により決定されている。
「最大FWDI」とは、最大時間となったCellにおいて、DVD-Video規格上設定すべき最大のFWDIがどれであるかを示す。つまり、上述した計算で1VOB当たりの時間長が定められるので、VOB_V_E_PTM以前のFWDI設定が不要になる。VOB_V_E_PTMまでのFWDIのうち、最もVOB_V_E_PTMに近いものが、最大FWDIになる。ここでVOB(Cell)の再生時間が30秒未満ならFWDIは10秒先のアドレスを示すFWDI20までしか設定する必要がなく、それ以上のFWDI60,120,240は無効値を設定することができる。従って、10秒分をメモリ6にて保持できるのであれば、FWDIの設定は規格違反を起こすことなく決定することができる。
VOB_V_E_PTM以遠のFWDI設定が不要になるのは以下の理由による。つまり、再生装置によるFWDIの参照は倍速再生を行うにあたって必要になるが、この倍速再生の有効範囲は、1つのCell内に限られる。より詳しく説明すると、DVD-Video規格は、PGC情報においてCellの再生順序を規定することにより、任意の再生順序でCellを再生させることが前提である。この前提では、次に再生すべきCellが、DVD±R上で連続して配置されているとは限らないから、倍速再生の有効範囲を1つのCellの内部に限定せざるを得ない。倍速再生の有効範囲は1つのCellの範囲内になっているので、例えば複数のFWDIのうち、FWDI240がVOB_V_E_PTM以遠(厳密にはCellの再生終了時刻以遠)になれば、このFWDI240は、予め無効な値を設定しておけばよい。
「最大FWDI設定のためのメモリ保持時間」は、最大FWDIの設定を待つため、エンコードされたVOBUを、メモリ6に待機させておくために必要な時間を示す。最大FWDIがFWDI20ならメモリ保持時間は10秒、最大FWDIがFWDI60ならメモリ保持時間は30秒、最大FWDIがFWDI120ならメモリ保持時間は60秒が必要になる。
「平均記録レート」とは、DVD±RにVOBUを記録する際の平均の記録レートであり、記録予定時間Hが2時間なら9.44Mbps、記録予定時間Hが4時間なら4.72Mbps、記録予定時間Hが6時間なら3.15Mbpsであることがわかる。
「最大記録レート」とは、32Mバイトというメモリ6の規模を、メモリ6の保持時間で割った値である。記録予定時間Hが2時間なら26.8Mbps(=32Mバイト/10秒)、記録予定時間Hが4時間なら8.95Mbps(=32Mバイト/30秒)、記録予定時間Hが6時間なら4.47Mbps(=32Mバイト/60秒)であることがわかる。32MBのメモリ6がある場合には、全ての最大記録レートが平均記録レートを上回っているので、VBR(Variable Bit Rate)によるエンコードもこの最大記録レート以下のレートまでは可能であることを示している。図7は、平均記録レートと、最大記録レートとの関係を示す図である。
以上の図6に示す計算により、Cellの再生時間に応じて、どのFWDIの確定を待つべきか決まり、その結果、1つのVOBUを、どれだけメモリ6上に待機させておくかという最低保持時間が決まり、平均記録レートと最大記録レートが夫々算出される。
例えば、8時間記録モードにおいて、最大数のCellを記録する場合を考える。1Cellの平均時間は、8時間を、Cell情報の最大数253で割った114秒となる。したがって、114秒以上のCellを作り続ければ8時間記録できる。つまり記録予定時間Hが、2〜8時間であるなら、FWDI240は、無効な値を予め設定しておけばよく、120秒先までのアドレス確定を待つ必要はない。メモリ6上に60秒分のデータを蓄積すれば、最も古いVOBUのNVパックに記述されるFWDI120を設定でき、ライトワンスの記録媒体(DVD±R)にこのVOBUから記録することが可能となる。
一方、記録予定時間Hが10〜16時間であれば、Cellの再生時間が120秒を超えるので、FWDI240の確定が必須になり、メモリ6上に最低120秒分のデータを蓄積しておく必要がある。
(ナビゲーション構造の改良その6.VOBUにおけるVOB_V_E_PTM,FWDI設定)
図8は、DVD±RにVOBUを記録してゆくにあたって、どのVOBUをメモリ6に保持しておけばよいかを示す図である。本図の第1段目におけるVOBUlastが、最後にエンコードされたVOBUであるものとする。一方、VOBUnextが、DVD±Rに次に記録されるべきVOBUであることを示す。これらVOBUnextからVOBUlastまでを包含する枠wk1が、メモリ6上に確保されるVOBU列を象徴的に示す。
本図の第2段目は、各VOBUにおけるNVパックの設定項目を示す表である。この縦方向の項目は、上段における各VOBUに対応している。横方向の行項目は、FWDI20、FWDI60、FWDI120、FWDI240、VOB_V_E_PTMといったNVパックにおける設定項目のそれぞれに対応している。
白枠は、これらの項目が未確定であることを示す。ハッチングは、これらの項目が確定済みであることを示す。白抜き、ハッチングの意味からすれば、VOBUnext以前のものは、上述した設定項目が全て確定済みになっていることがわかる。一方、VOBUnextより後のVOBUは、未確定の項目を一部にもっていることがわかる。
この表のうち、矢印r0で指示する列を参照すると、VOBUlastの情報要素のうち、FWDI20、FWDI60、FWDI120が未設定であり、FWDI240、VOB_V_E_PTMが設定済みであることがわかる。これは、VOB_V_E_PTMは、VOB_V_S_PTM+VOBの時間長の計算により計算することができ、VOB_V_S_PTMの確定により、VOB_V_E_PTMを確定しておくことができるからである。
ここで設定項目のうちVOB_V_E_PTMは、1VOB=1Cell時にはVOB_V_S_PTM+Cell時間長の計算で算出できるので、VOBUの全てにおいて、このVOB_V_E_PTMの項目は確定済みになっている。また、FWDIのうち、FWDI240はVOB_V_E_PTM以遠(厳密にはCell再生終了時刻以遠だが、1VOB=1Cellであるとして説明する)のVOBUを示すから、このFWDI240も、確定済みになっている。
この表のうち、矢印r1で指示する列は、VOBUlastから20個手前にあるVOBUにおけるNVパックの項目設定を示す。このVOBUの情報要素のうち、FWDI60、FWDI120は未設定であるが、FWDI20、FWDI240、VOB_V_E_PTMが設定済みであることがわかる。FWDI20が設定済みであるのは、自身より20個手前にあるVOBUがエンコードされたので、20個手前にあるVOBUまでのパック数が確定したためである。
この表のうち、矢印r2で指示する列は、VOBUlastから60個手前にあるVOBUにおけるNVパックの項目設定を示す。このVOBUの情報要素のうち、FWDI120は未設定であるが、FWDI60、FWDI20、FWDI240、VOB_V_E_PTMが設定済みであることがわかる。FWDI60が設定済みであるのは、自身より60個手前にあるVOBUがエンコードされたので、60個手前にあるVOBUまでのパック数が確定したためである。
この表のうち、矢印r3で指示する列は、VOBUlastから120個手前にあるVOBUnextにおけるNVパックの項目設定を示す。このVOBUnextの情報要素のうち、FWDI60、FWDI20、FWDI120、FWDI240、VOB_V_E_PTMが設定済みであることがわかる。FWDI120が設定済みであるのは、自身より120個手前にあるVOBUnextがエンコードされたので、120個手前にあるVOBUnextまでのパック数が確定したためである。VOBUlastから120個手前にあるVOBUnextについては、NVパックにおける全ての情報要素が確定したので、DVD±Rへの書き込みが可能になる。
以上のようにFWDI20、FWDI60、FWDI120が確定しさえすれば、全ての設定項目が確定済みになったVOBUから、順次DVD±Rに記録される。
以上のように8時間記録モード時には、FWDI120が設定すべき最大のFWDIとなるため、メモリ6に待機しておくのは、FWDI120を設定するのに必要最小限のVOBU(60秒分に相当するVOBU)となる。以上でナビゲーション生成部12、項目設定部11の説明を終える。
制御部の構成その3.VOB記録制御部13
VOB記録制御部13は、VOBの書込を行うよう、ドライブ装置1を制御する。この制御は、メモリ6上のVOBUのうち、NVパックの情報要素が確定したものを、順次ドライブ装置1に転送して、転送されたVOBUの書き込みを、ドライブ装置1に命じることでなされる。VOB記録制御部13による書き込み制御は、現在時点が、VOB_V_E_PTMに到達するまで継続してなされる。現在時点がVOB_V_E_PTMに到達する前に、停止操作がなされたとしても、かかるVOBの書き込み制御を継続する。
制御部の構成その4.ダミー生成部14
ダミー生成部14は、ダミーのVOBUと、これらを参照するダミーのCell情報とを生成する。上述したように、ライトワンス型記録媒体にVOBを書き込む際、1VOB=1Cellの関係になるように、データ書き込みを行うとしたが、ダミーCell情報を生成するにあたって、ダミー生成部14は、1VOB≧2Cellの関係になるように、データ書き込みを行う。一方、ダミーCell情報は、PGC情報に包含されず、ユーザによる再生に供されることはない。かかるダミーCell情報は、いわばVOB_V_E_PTMとの整合性確保のために挿入される。この整合性確保は、ユーザーによる記録停止時になされる。
(記録停止時)
ここでの記録停止は、ユーザーの指示や著作権保護のコンテンツを認識するなどして、記録途中に発生する。記録停止時において、VOBの再生終了時刻(VOB_V_E_PTM)を設定して既に、DVD±Rに書き込まれたVOBUでの設定値を無効とすることはできない。
エンコードされたVOBUが未記録である場合、つまり、エンコード中のVOBに含まれる全VOBUがメモリ6上にある場合には、メモリ6上のNVパックのVOB_V_E_PTMを夫々書き直すことで、録画停止要求に即座に応えることも可能である。しかしながら、VOBの前半のデータをライトワンスな記録媒体に書き込んだ後では、事後的にVOB_V_E_PTMを書き換えることはできない。
そこでダミー生成部14は、記録停止点からVOB_V_E_PTMまでを、ダミーVOBUを用いて補完する。図9のように、記録処理が行われている状態で、停止操作がなされた場合のダミー生成部14の処理について、図10、図11を参照しながら説明する。
図9は、VOBUlastが、最後にエンコードされた状態を示す。この状態で、停止操作が指示されると、図10のように、Cell情報#m、ダミーVOBU、Cell情報#m+1が生成される。
「Cell情報#m」は、VOB_V_S_PTMから最後にエンコードされたVOBUlastまでを一個の再生区間として指定するCell情報である。
「ダミーVOBU」は、記録停止時点からVOB_V_E_PTMまでを補完するダミーのVOBUである。
「Cell情報#m+1」は、ダミーVOBUのみからなる記録停止時点からVOB_V_E_PTMまでを1つの再生区間として指定するCell情報である。Cell情報#m、Cell情報#m+1が、確定されたためメモリ上のVOBUにおけるFWDI20、FWDI60、FWDI120は、全て確定することができる。
図9では、メモリ上にあるVOBUlastまでのFWDI20、FWDI60、FWDI120は、一部未確定になっていたが、図11においては、Cell情報#mが確定したためにCell情報#m内のNVパックに対する全FWDIが全て決定されたことを示している。尚、Cell情報#m+1も確定しているため、Cell#m+1内のダミーVOBUのサイズを固定にするなどしてFWDIを適切にかつ容易に設定することができる。VOB_V_E_PTMについてはCell情報#mのVOBUと同じVOBに属すため、同一の値を設定すれば良い。
以上に示すように、ダミー生成部14は、記録停止が要求され、エンコード動作が停止して時点で、最後にエンコードされたVOBUlast以降から、VOB_V_E_PTMまでをダミーVOBUで補完する。
一方、VOBUlastまでを、Cell情報#mにより1つの再生区間として指定させ、ダミーVOBUを、Cell情報#m+1により別の再生区間として指定させる。こうして、全VOBUのFWDIを確定し、最後にこれらのVOBU、ダミーVOBU、Cell情報#m、Cell情報#m+1を記録し、Cell情報#mまでを包含するPGC情報をDVD±Rに書き込む。
最後のダミーデータであるCell情報#m+1を含まず、Cell情報#mまでを含むようにPGC情報を設定することで、ユーザがこのPGC情報を再生しても記録停止後のデータ(Cell情報#m+1)を再生することはない。
(記録層の境界近傍時)
現在時点が、記録層の境界近傍に到達した際、ダミー生成部14によるダミーCell情報の挿入は、一層目(L0層)の残記録容量が所定のサイズよりも小さい場合に実行される。この所定サイズは、Cell時間長×最大記録レート、もしくはCell時間長X平均記録レートなどの計算で得られるデータサイズであり、一層目の残記録容量がこの所定サイズより小さい場合には、ダミーVOBUと、ダミーのCell情報とを生成して、記録層の境界までの残り領域に、ダミーVOBUと、ダミーのCell情報を書き込む。こうすることで、次の記録層(L1層)から新しいVOBとCell情報により記録を開始することができる。
図12は、記録層の境界近辺での処理を模式的に示す図である。本図において、Cell情報#k-1を書き込んだ段階で(図中の光ピックアップの位置)、L0層の残り容量を検出したとする。検出した残り容量が、上述した所定のサイズに満たない場合、ダミー生成部14は、複数のダミーVOBUを、境界までの残り領域に書き込む。そうして生成したダミーのVOBUを、1つの再生区間として指定するダミーのCell情報を、ダミー生成部14は生成する。
ダミーVOBUについて説明する。図13(a)〜(g)は、Cell情報#kとして記録されたダミーVOBUのデータ構成例を示す。勿論、ユーザーの記録停止処理により生成されるダミーCellにて使われても良い。
本図に示すように、ダミーCell情報にて指定される再生区間内の最初のダミーVOBUには、少なくとも1つ、ピクチャデータを格納しておく必要がある。そのため、黒いピクチャや青いピクチャのような無意味な映像を格納したり、記録停止近辺の映像を格納しておく。記録停止近辺の映像とは、記録停止時のピクチャを含むGOPと同じ映像データや、Cell情報#1に続く記録停止後の映像データのことをいう。またオーディオデータは、デジタル0(無音)を意味するオーディオデータを格納しても良いし、オーディオデータを格納していなくても良い。
ダミーCell情報にて指定される再生区間内の2番目以降のダミーVOBUは、最初のダミーVOBUと同等の構成とするか、もしくは、デジタル0(無音)を意味する音声データだけを格納したVOBUとしても良いし、NVパックと整数個のプロバイダー固有パックだけを格納したVOBUとしても良いし、NVパックしか格納していないVOBUとしても良い。
最初であろうとなかろうと、0.4秒の最低VOBU時間を満たせない場合には、シーケンスエンドコードでデコーダをフリーズさせ、NVパックのVOBUのビデオ再生時間には、0.4秒以上の値を書くことが可能である。つまり、1ピクチャのビデオフレームデータしかないVOBUでもそのピクチャをシーケンスエンドコードで終了させることで、VOBUの仮想的な再生時間を延ばすことができる。
従って、最適には、Cell情報#m+1にて参照される最初のダミーVOBUは図の(c)や(d)とし、続くダミーVOBUは、図の(g)の構成とすることが最小のデータサイズでダミーVOBUを構成する方法となる。この(f)のVOBUは、自由にサイズを調節できる点で有効である。
制御部の構成その5.PGC情報記録制御部15
PGC情報記録制御部15は、VOB記録制御部13によるVOBの書込制御が完了した後、ナビゲーション生成部12がナビゲーションメモリ9上に生成したPGC情報を、DVD±Rに書き込むよう、ドライブ装置1を制御する。この制御は、PGC情報をドライブ装置1に転送して、転送されたPGC情報の書き込みを、ドライブ装置1に命じることでなされる。
以上のように構成された制御部10の処理手順についてフローチャートを参照しながら説明を行う。
図14は、制御部10の処理手順を示すフローチャートである。本フローチャートは、記録予定時間Hを計算して(ステップS1)、そうして求めた記録予定時間Hを253で割り、FWDIの上限を設定することにより、Cell情報の最大再生時間を算出し、その最大再生時間以下でありかつ、記録予定時間H/253以上の再生時間TcにCell情報の再生時間を設定し(ステップS2)、その値をVOB_V_S_PTMに足し合わせることでVOB_V_E_PTMを算出して(ステップS3)、ステップS4〜ステップS9からなるループ処理を実行するというものである。
ここで、Tcの値は、前述のように未記録のDVD±Rディスク(8.5GB)に対して言えば、所定の記録予定時間H毎に図6に示した、「1Cellの平均再生時間」以上であり、「1Cellの最大再生時間」以下であり、1ビデオピクチャの再生時間の整数倍であることが望ましい。
図15は、記録予定時間Hを計算するための計算手順を示すフローチャートである。本フローチャートにおいて、先ず録画予約が設定されているかどうかの判定を行い(ステップS31)、もし録画予約がなされていれば(ステップS31でYes)、予約された録画終了時刻から予約された録画開始時刻を引くことにより、記録予定時間Hを算出する(ステップS32)。
録画予約がなされていなければ(ステップS31でNo)、現状のDVD±Rの空き容量を検出し(ステップS33)、カレントの録画モードに対応する平均記録ビットレートを、ビットレートxとして(ステップS34)、検出した空き容量を、ビットレートxで割ることにより、記録予定時間Hを算出する。
以上の過程で得た、記録予定時間Hを、253で割ることにより、VOB(Cell)1つ当たりの平均再生時間の下限が求まる。さらに図6に示すように最大FWDIの上限設定に応じて、1Cellの最大再生時間がステップS2において計算されることになる。
ステップS4〜ステップS9からなるループ処理は、ビットレートを制御しながらエンコードを行ってメモリ6上にVOBUを得て(ステップS4)、メモリ6上に得られているVOBUのうち、NVパックが確定したものをDVD±Rに書き込み(ステップS5)、ステップS6〜ステップS9の判定ステップの何れかがYesになっているかの判定を行うものである。
ステップS6は、一層目の残記録容量が所定のサイズよりも小さいか否かの判定である。これは、DVD-Videoフォーマットでは、記録層を跨ぐCell情報を規定できないからである。
この所定サイズは、例えば1Cell情報の最大時間長*最大記録レートの計算で得られるデータサイズであり、一層目の残記録容量がこの所定サイズより小さい場合には、ダミーVOBと、ダミーCell情報(Cell情報#k)とを生成し一層目の記録を完了させ、新たに二層目(L1記録層)から記録を開始する(ステップS10)。
(VOB_V_E_PTM到来)
ステップS7は、現在時点がVOB_V_E_PTMに到達したか否かの判定である。もしそうであれば、VOBとCell情報とを完成させ、全FWDIを確定した上で、メモリ6上のVOBUをDVD±Rに書き込む。(ステップS11)。
ステップS12は、このVOB_V_E_PTM到来が、記録終了を意味するかの判定であり、もしそうなら、ダミーのCell情報を除く、全てのCell情報を包含したPGC情報をDVD±Rに書き込む(ステップS13)。このVOB_V_E_PTM到来が、記録終了を意味しないなら、新たなVOBの作成に移りステップS3に戻る。
(記録ポーズへの対応)
ステップS8は、ユーザーの指示や著作権保護のコンテンツを認識する等して、記録途中に記録ポーズするか否かの判定である。Yesの場合、一時停止した状態を保持しつつ、そのまま記録動作を停止しておく(ステップS14)。
ステップS15は、記録動作を再開するか、記録動作を停止するかの判定である。停止する場合、ステップS16に移行する。一方、記録動作の再開は、ユーザーが記録ポーズを解除したり、著作権フリーなコンテンツが再度入力された場合に、なされる。この場合、ステップS4に移行する。
(記録停止への対応)
ステップS9は、ユーザーの指示や著作権保護のコンテンツを認識する等して、記録停止するか否かの判定である。Yesの場合、ステップS16において現在エンコード中のVOBが、DVD±Rに記録済みであるか、未記録であるかを判定する。
DVD±Rに未記録である場合、メモリ6上にてCell情報を完成して、全てのVOB_V_E_PTMとFWDIを正しく修正、もしくは設定し、ダミーを除く全てのCell情報を登録したPGC情報とともに記録媒体に記録する(ステップS17)。
DVD±Rに記録済みである場合、メモリ6上にて記録中のCell情報を完成して、そのCell情報内の全てのFWDIを設定し、さらに該VOB_V_E_PTMまでを、ダミーVOBUで補完して、ダミーVOBUを指定するCell情報を除いた全てのCell情報を包含したPGC情報を生成し、VOBとともに記録媒体に記録する(ステップS18)。
以上のように本実施形態によれば、記録予定時間Hから、VOB1つ当たりの時間長を定め、その時間長により、限られた情報項目を満たしてゆけばよいので、VOBUのうち、このVOBの時間長以遠のものは、そのエンコード完了を待つ必要がない。時間長に対する制限により、遠くのVOBUを指し示すような情報項目の設定を省くことができるので、メモリ上で保持しておくVOBUの数を少なくすることができる。
こうすることにより、情報項目の確定を待つため、VOBUを格納しておくためのメモリ規模を必要最低限にすることができ、再生装置の低価格化を強く推進することができる。これにより、リアルタイムレコーディングを実現するような、安価な再生装置を低コストで生産して、多くの世帯に普及させることができる。
(備考)
以上の説明は、本発明の全ての実施行為の形態を示している訳ではない。下記(A)(B)(C)(D)・・・・・の変更を施した実施行為の形態によっても、本発明の実施は可能となる。本願の請求項に係る各発明は、以上に記載した複数の実施形態及びそれらの変形形態を拡張した記載、ないし、一般化した記載としている。拡張ないし一般化の程度は、本発明の[技術分野]の、出願当時の技術水準の特性に基づく。
(A)上記説明では、ライトワンスな記録媒体にダイレクトにDVD-Videoフォーマットで記録するとして説明してきたが、本発明はこれに限らず、記録媒体は、書換え可能な記録媒体であっても良い。つまり書き換え可能な記録媒体にVOBUを書き込んでゆく場合であっても、VOB中のFWDIやVOB_V_E_PTMを事後的に書き換えるというのは、記録装置にとって大きな負担になる。本実施形態で述べた処理を、書換え可能な記録媒体に適用すれば、かかる負担を軽減することができ、この点において、大きな技術的意義をもつ。メディアの種類も、光ディスクでも、ハードディスク装置でも、半導体メモリでも良く、記録媒体の種類に限定されない。 これらのエンコードからバッファリングまでの処理は、バッファを積んだエンコーダで行っても良いし、制御部10を介して実現しても良いし、集積回路に 1チップにて実現されても良い。
(B)リアルタイムレコーディングには、上述した実施形態に述べた方式、つまり、入力されるデジタルデータを自らエンコードするセルフエンコーディングの他に、アウトサイドエンコーディングがある。アウトサイドエンコーディングとは、エンコード済みのデジタルデータをエンコードすることなくディスクに記録することをいい、このアウトサイドエンコーディングにて記録を行う場合でも、本発明は適用可能である。
(C)各フローチャートに示したプログラムによる情報処理は、ハードウェア資源を用いて具体的に実現されていることから、上記フローチャートに処理手順を示したプログラムは、単体で発明として成立する。全ての実施形態は、再生装置に組み込まれた態様で、本発明に係るプログラムの実施行為についての実施形態を示したが、再生装置から分離して、各実施形態に示したプログラム単体を実施してもよい。プログラム単体の実施行為には、これらのプログラムを生産する行為(1)や、有償・無償によりプログラムを譲渡する行為(2)、貸与する行為(3)、輸入する行為(4)、双方向の電子通信回線を介して公衆に提供する行為(5)、店頭、カタログ勧誘、パンフレット配布により、プログラムの譲渡や貸渡を、一般ユーザに申し出る行為(6)がある。
本発明に係る再生装置は、上記実施形態に内部構成が開示されており、この内部構成に基づき量産することが明らかなので、資質において工業上利用することができる。このことから本発明に係る記録媒体及び再生装置は、産業上の利用可能性を有する。
再生装置の内部構成を示す図である。 インターリーブ部5により生成されるVOBUを示す図である。 項目設定部11によるNVパックの項目設定を模式的に示す図である。 1つのVOBUにおけるNVパックに対する設定を示す図である。 ナビゲーション構造を示す図である。 記録予定時間Hが2、4、6、8、10、12、14、16といった複数の値をとりうる場合、「Cellの平均再生時間」、「1Cellの最大再生時間」、「最大FWDI」、「最大FWDI設定のためのメモリ保持時間」、「平均記録レート」、「最大記録レート」がどのような値になるかを表形式で示す図である。 平均記録レートと、最大記録レートとの関係を示す図である。 DVD±RにVOBUを記録してゆくにあたって、どのVOBUをメモリに保持しておけばよいかを示す図である。 記録停止時における、ダミー生成部14による処理を示す図である。 記録停止時における、ダミー生成部14による処理を示す図である。 ダミーVOBUの補完により、FWDI20、FWDI60、FWDI120が確定した状態を示す図である。 記録層の境界近辺での処理を模式的に示す図である。 (a)〜(g)Cell#kとして記録されたダミーVOBUのデータ構成例を示す。 制御部10の処理手順を示すフローチャートである。 記録予定時間Hの算出手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ドライブ装置
2 ビデオエンコーダ
3 オーディオエンコーダ
4 パック生成部
5 インターリーブ部
6 メモリ
7 録画モード記憶部
8 録画予約記憶部
9 ナビゲーションメモリ
10 制御部
11 項目設定部
12 ナビゲーション生成部
13 VOB記録制御部
14 ダミー生成部
15 PGC情報記録制御部

Claims (9)

  1. デジタルストリームの再生時間長を予め定めた上で、デジタルストリームを記録媒体に書き込む記録装置であって、
    デジタルストリームが予め定められた再生時間長になる前に、ユーザが記録処理の停止操作を行った場合、当該停止操作にかかわらず、当該予め定められた再生時間長のデジタルストリームを記録媒体に書き込むよう制御する第1制御手段と、
    デジタルストリームのうち、前記停止操作がなされた時点の部分までを再生区間として指定する再生区間情報を生成する生成手段と、
    再生区間情報を包含する再生経路情報を、記録媒体に書き込むよう制御する第2制御手段と
    を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 前記予め定められた再生時間長は、以下の式から算出される
    {式}
    デジタルストリームの平均再生時間長≧時間H/(n-m)
    ここで時間Hは、
    現状における記録媒体の空き容量を、ユーザが記録装置に対して設定したビットレートで割ることにより、算出される時間、又は、ユーザによる録画予約設定から算出される時間であり、
    nは、一つの再生経路情報にて包含することができる、再生区間情報の最大数であり、
    mは、例外処理のために生成される再生区間情報の個数
    であることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 前記例外処理とは、
    デジタルストリームが予め定められた再生時間長になる前に、停止操作がなされた場合の処理、及び、デジタルストリームを書き込むべき領域に、記録層の境界が存在する場合の処理であり、
    前記例外処理のために生成されるm個の再生区間情報とは、
    デジタルストリームのうち、前記停止操作がなされた時点より後の部分をダミーの再生区間として指定しておくダミーの再生区間情報、及び、
    デジタルストリームを書き込むべき領域に、記録層の境界が存在する場合に、記録層の境界までの領域をダミーの再生区間として指定しておくダミーの再生区間情報である
    ことを特徴とする請求項2記載の記録装置。
  4. 前記デジタルストリームは、複数のストリームユニットから構成され、
    前記記録装置は、
    装置への入力信号に対し、エンコードを行うことによりピクチャデータの集合を得るビデオエンコーダと、
    ピクチャデータの集合と、管理情報とを多重化してストリームユニットを得る多重化手段と、
    多重化手段により得られた複数のストリームユニットを保持するメモリと、
    メモリに保持されている各ストリームユニットにおける管理情報の情報要素を、予め定められた再生時間長に基づき、設定する設定手段とを備え、
    前記第1制御手段は、
    メモリ上のストリームユニットのうち、管理情報の情報要素が全て確定したものを、記録媒体に書き込むよう制御する、ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  5. 管理情報における情報要素には、デジタルストリームの再生終了時刻を示す再生終了時刻情報があり、
    前記設定手段は、
    デジタルストリームの再生開始時刻に、予め定められた再生時間長を足し合わせた時刻を、再生終了時刻として設定する、ことを特徴とする請求項4記載の記録装置。
  6. 第1制御手段により記録媒体に書き込まれたデジタルストリームのうち、前記停止操作がなされた時点までの部分は、ストリームユニットにより構成され、デジタルストリームのうち、前記停止操作がなされた時点以降の部分は、ダミーのストリームユニットにより構成される、ことを特徴とする請求項4記載の記録装置。
  7. デジタルストリームの再生時間長から定まる情報要素とは、
    デジタルストリーム内部における、複数の頭出し位置を示す情報であり、
    これらの情報要素のうち、デジタルストリームの再生終了時刻より後の頭出し位置を示すものに、無効な値を予め設定しておき、
    前記第1制御手段は、
    複数の頭出し位置を示す情報のうち、デジタルストリームの再生終了時刻より手前の頭出し位置を示すものが確定し次第、ストリームユニットを記録媒体に書き込むよう制御する、ことを特徴とする請求項4記載の記録装置。
  8. ビデオオブジェクトの再生時間長を予め定めた上で、ビデオオブジェクトを記録媒体に書き込む記録装置であって、
    ビデオオブジェクトが予め定められた再生時間長になる前に、ユーザが記録処理の停止操作を行った場合、当該停止操作にかかわらず、当該予め定められた再生時間長のビデオオブジェクトを記録媒体に書き込むよう制御する第1制御手段と、
    ビデオオブジェクトのうち、前記停止操作がなされた時点の部分までを再生区間として指定するセル情報を生成する生成手段と、
    セル情報を包含するプログラムチェーン情報を、記録媒体に書き込むよう制御する第2制御手段と
    を備えることを特徴とする記録装置。
  9. デジタルストリームの再生時間長を予め定めた上で、デジタルストリームを記録媒体に書き込む記録方法であって、
    デジタルストリームが予め定められた再生時間長になる前に、ユーザが記録処理の停止操作を行った場合、当該停止操作にかかわらず、当該予め定められた再生時間長のデジタルストリームを記録媒体に書き込むよう制御する第1制御ステップと、
    デジタルストリームのうち、前記停止操作がなされた時点の部分までを再生区間として指定する再生区間情報を生成する生成ステップと、
    再生区間情報を包含する再生経路情報を、記録媒体に書き込むよう制御する第2制御ステップと
    を有することを特徴とする記録方法。

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