JPWO2006095847A1 - コンテンツ記録装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

コンテンツ記録装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

記録手段350における記録媒体に記録している記録コンテンツデータを読み取り、周波数特性を認識する。放送番組データからコンテンツとして抽出した配信コンテンツデータの時間軸における所定区間での周波数特性を認識する。配信コンテンツデータの周波数特性と同一の区間を有する記録コンテンツデータの周波数特性を検索し、同一性を判断する。同一のものがないと判断すると、配信コンテンツデータは記録していないコンテンツと判断し、記録要求の設定入力を促す画面表示にて報知し、記録要求に応じて記録媒体に配信コンテンツデータを記録する。記録媒体に記録しておらず利用者が取得していないコンテンツのみを良好に取得できる。

Description

本発明は、配信元から配信される配信コンテンツデータを記録手段に記録された記録コンテンツデータに基づいて適宜取得するコンテンツ取得装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、記録媒体に記録された楽曲データに基づいて、放送番組から取得した楽曲データを適宜処理する構成が種々利用されている。このような構成として、記録媒体に記録されていない放送番組中の楽曲データを受信させる構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のものは、デジタルオーディオ放送受信機により放送されている各チャンネル毎のアーティストや曲名の放送楽曲情報を受信し、ヘッドユニットのチャンネル毎放送楽曲情報メモリに記録する。また、MP3(MPEG Audio Layer-3)などで圧縮して記録したCD−R(Compact Disk Recordable)などのオーディオ記録媒体から、オーディオプレーヤで楽曲付加情報データを読み取り、ヘッドユニットのオーディオ記録媒体収録曲情報メモリに記録する。そして、デジタルオーディオ放送受信機で受信した曲がオーディオ記録媒体収録曲情報メモリに収録されているか否かを収録曲検索部で検索し、収録されている場合、収録されていない曲を放送しているチャンネルを選択して受信する構成が採られている。
特開2002−313072号公報(第3頁右欄−第8頁左欄)
しかしながら、上述した特許文献1に記載のような放送波に含まれる放送楽曲情報に基づいて記録媒体に記録されている曲か否かを判断する構成では、放送楽曲情報を多重伝送するデジタル放送に限られてしまう。このため、放送楽曲情報が多重伝送されていないデジタル放送やアナログ放送では、記録媒体に記録している楽曲との同一性を判断できないなどの問題点が一例として挙げられる。
本発明は、このような実情などに鑑みて、記録していない配信コンテンツデータを良好に取得するコンテンツ取得装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することを1つの目的とする。
本発明のコンテンツ取得装置は、配信元から配信される配信コンテンツデータを取得する配信コンテンツデータ取得手段と、記録手段に記録された記録コンテンツデータを認識する記録コンテンツデータ認識手段と、前記配信コンテンツデータの特性および前記記録コンテンツデータの特性をそれぞれ認識する特性認識手段と、前記配信コンテンツデータの特性と前記記録コンテンツデータの特性とを比較して同一性を判断する判断手段と、この判断手段で同一ではないと判断した前記配信コンテンツデータを前記記録手段に記録させる制御をする記録制御手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明のコンテンツ取得装置は、配信元から配信される配信コンテンツデータを取得する配信コンテンツデータ取得手段と、記録手段に記録された記録コンテンツデータを認識する記録コンテンツデータ認識手段と、前記配信コンテンツデータの特性および前記記録コンテンツデータの特性をそれぞれ認識する特性認識手段と、前記配信コンテンツデータの特性と前記記録コンテンツデータの特性とを比較して同一性を判断する判断手段と、この判断手段で同一ではないと判断した前記配信コンテンツデータは前記記録手段に記録されていないと判断し、前記配信コンテンツデータは記録されていない旨を報知手段にて報知させる制御をする報知制御手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明のコンテンツ取得方法は、演算手段により、記録手段に記録された記録コンテンツデータに基づいて、配信元から配信される配信コンテンツデータを適宜取得するコンテンツ取得方法であって、前記演算手段は、前記配信コンテンツデータの特性および前記記録コンテンツデータの特性をそれぞれ認識し、これら認識した前記配信コンテンツデータの特性と前記記録コンテンツデータの特性とを比較して同一性を判断し、この同一性の判断で同一ではないと判断した前記配信コンテンツデータを前記記録手段に記録させる処理をすることを特徴とする。
本発明のコンテンツ取得方法は、演算手段により、記録手段に記録された記録コンテンツデータに基づいて、配信元から配信される配信コンテンツデータを適宜取得するコンテンツ取得方法であって、前記演算手段は、前記配信コンテンツデータの特性および前記記録コンテンツデータの特性をそれぞれ認識し、これら認識した前記配信コンテンツデータの特性と前記記録コンテンツデータの特性とを比較して同一性を判断し、この同一性の判断で同一ではないと判断した前記配信コンテンツデータは前記記録手段に記録されていないと判断し、前記配信コンテンツデータは記録されていない旨を報知手段にて報知させる処理をすることを特徴とする。
本発明のコンテンツ取得プログラムは、演算手段を、前述した本発明のコンテンツ取得装置として機能させることを特徴とする。
本発明のコンテンツ取得プログラムは、前述した本発明のコンテンツ取得方法を演算手段に実行させることを特徴とする。
本発明のコンテンツ取得プログラムを記録した記録媒体は、前述した本発明のコンテンツ取得プログラムが演算手段に読取可能に記録されたことを特徴とする。
本発明における一実施の形態に係る記録再生システムの概略構成を示すブロックである。 前記実施の形態における配信コンテンツデータの一部の特性を音量の計時変化として示す波形図である。 前記実施の形態における配信コンテンツデータの所定区間における周波数特性を示すグラフである。 前記実施の形態におけるコンテンツ記録処理の動作を示すフローチャートである。 前記実施の形態におけるコンテンツ記録処理における抽出処理の動作を示すフローチャートである。 前記実施の形態におけるコンテンツ記録処理における記録処理の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100……コンテンツ取得装置としても機能する記録再生システム
200……報知手段としての出力手段
300……コンテンツ取得装置としても機能する記録再生装置
350……記録手段
360……コンテンツ取得装置としての演算手段
361……配信コンテンツデータ取得手段
361A…コンテンツ判断手段
361B…コンテンツ抽出手段
362……記録コンテンツデータ取得手段としての記録データ読取手段
363……特性認識手段
364……判断手段
365……記憶制御手段
366……報知制御手段としても機能する出力制御手段
n ……配信コンテンツデータ
PDn ……ストリームデータである放送番組データ
以下、本発明に係る一実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、本発明のコンテンツ取得装置を備えこのコンテンツ取得装置でコンテンツとして取得した配信コンテンツデータを記録したり出力手段で再生させたりする処理を実施する記録再生システムを例示して説明する。また、コンテンツとしては、楽曲を例示して説明するが、静止画像や動画などの映像である画像、さらにはゲームや制御プログラムなどのアプリケーションソフトウェアなど、いずれのコンテンツを対象とすることができる。なお、本発明におけるコンテンツ取得装置としては、コンテンツデータを記録や再生する処理をする構成を備えなくてもよい。
〔記録再生システムの構成〕
図1は、本発明に係る一実施の形態における記録再生システムの概略構成を示すブロック図である。図2は、配信コンテンツデータの一部の特性を音量の計時変化として示す波形図である。図3は、配信コンテンツデータの所定区間における周波数特性を示すグラフである。
図1において、100はコンテンツ取得装置としても機能する記録再生システムで、この記録再生システム100は、放送局から出力される放送波や、サーバ装置からネットワーク上に出力されるデジタル信号など、連続したストリームデータとして配信される放送番組データから、コンテンツデータである楽曲データを取得し、記録および再生する処理をするシステムである。ここで、前述した放送局やサーバ装置が本発明における配信元となる。
なお、記録再生システム100は、例えば家屋などに設置されるAV機器などの他、車載用や携帯用など、各種形態として利用可能である。そして、記録再生システム100は、報知手段としての出力手段200と、コンテンツ取得装置としても機能する記録再生装置300と、を備えている。なお、記録再生システム100は、出力手段200および記録再生装置300が、別体構成あるいは一体構成など、いずれの形態とすることができる。
出力手段200は、記録再生装置300に接続され、この記録再生装置300から出力される音声や楽曲などの音データや静止画や動画である映像などの像データを出力、すなわち再生する。この出力手段200は、音データを再生する図示しないスピーカを備えた音出力手段210と、像データを再生する図示しないモニタを備えた像出力手段220と、を備えている。なお、音出力手段210と像出力手段220とは、別体の構成に限らず、一体の構成のものでもよい。
記録再生装置300は、配信元から配信されるコンテンツデータを取得し、適宜処理して記憶すなわち録画や録音などの記録や、出力手段200で再生させる処理をする。この記録再生装置300は、チューナ部310と、通信手段320と、操作手段330と、記憶手段としてのメモリ340と、記録手段350と、コンテンツ取得装置としての演算手段360と、を備えている。
チューナ部310は、アンテナ311が着脱可能に接続され、アンテナ311にてテレビ放送やラジオ放送、衛星放送などの各種放送波を受信する。このチューナ部310は、演算手段360に接続され、演算手段360の制御により、例えば所定の周波数帯の放送波を受信してストリームデータである所定の放送番組を取得し、デジタル信号である放送番組データに適宜変換する。そして、チューナ部310は、変換した放送番組データを演算手段360へ順次出力する。なお、チューナ部310が受信する放送波としては、例えばテレビ放送やラジオ放送、衛星放送など、地上波アナログ信号、地上波デジタル信号、衛星デジタル信号などの配信元である放送局や放送衛星などの放送基地から出力される無線媒体で、電波に限らず、光、電磁波などの各種無線媒体を対象とすることができる。また、チューナ部310は、放送番組に重畳して文字データや、電子番組表などの電子番組案内(EPG:Electronic Program Guide)などの付帯情報も受信可能となっている。
通信手段320は、図示しないネットワークと送受信可能に接続される。そして、通信手段320は、演算手段360に接続され、演算手段360の制御により、ネットワーク上に配信される所定のデジタル信号の放送番組データを順次受信し、演算手段360へ順次出力する。ここで、ネットワークとしては、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの汎用のプロトコルに基づくインターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)、電話回線などの通信回線網などが例示できる。なお、通信手段320としては、例えば携帯電話などが着脱可能に接続され、携帯電話により通信回線網を利用して放送番組データを取得して演算手段360へ出力する構成などとすることも可能である。
操作手段330は、利用者により入力操作可能な図示しない操作ボタンや操作つまみなどを備えている。そして、操作手段330は、演算手段360に接続され、操作ボタンや操作つまみなどの利用者による入力操作に応じて所定の操作信号を演算手段360へ出力し、演算手段360で入力操作に応じた各種設定項目を入力設定させる。この操作手段330で設定入力される設定項目としては、例えば、チューナ部310で受信する対象番組であるチャンネルすなわち所定の周波数帯の設定、通信手段320で受信する対象番組であるURL(Uniform Resource Locator)などのアドレスの設定、受信した対象番組の出力手段200での出力状態の設定、楽曲の記録状態や再生状態の設定など、記録再生システム100全体や記録再生装置300全体の動作の設定内容の他、記録する楽曲のタイトル名や楽曲名などの付加情報を設定する語句入力などが例示できる。なお、操作手段330としては、操作ボタンや操作つまみなどの入力操作に限らず、例えば出力手段200の像出力手段や別途接続される出力手段としての表示装置に設けられたタッチパネルによる入力操作や、音声による入力操作、あるいは、リモートコントローラなどの無線媒体による操作信号を出力する構成など、各種設定事項を設定入力可能ないずれの構成が適用できる。
メモリ340は、演算手段360に接続され、操作手段330で入力操作された各種設定項目の他、音データや像データ、放送番組データ、それらデータの曲名や演奏者名、演奏時間などの付帯情報、楽曲や映像などのデータの特性を示す識別情報、文字データ、電子番組表など、各種情報を演算手段360が適宜読み出し可能に記憶する。また、メモリ340は、記録再生システム100全体を動作制御するOS(Operating System)上に展開される各種プログラムなどを記憶している。このメモリ340としては、例えば停電などにより突然電源が落ちた際にも記憶が保持される構成のメモリ、例えばCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)メモリなどを用いることが望ましい。なお、メモリ340としては、半導体メモリのみならず、HD(Hard Disk)やFD(Flexible Disk)などの磁気ディスク、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスク、光磁気ディスク、メモリカードなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成としてもよい。
記録手段350は、演算手段360に接続され、磁気ディスクや光ディスク、光磁気ディスク、メモリカードなどの記録媒体に演算手段360が読み出し可能に放送番組データや放送番組データから抽出したコンテンツデータ、音データである楽曲データ、コンテンツデータである像データ、さらには、それらデータの付帯情報などの各種情報を記録する。そして、記録手段350は、ドライブ351と、ドライブ制御部352と、を備えている。ドライブ351は、例えば光ピックアップや磁気ピックアップなどを有し、記録媒体に各種情報を記録および記録媒体に記録された各種情報を読み取る。ドライブ制御部352は、演算手段360により制御され、ドライブ351の動作を適宜制御し、演算手段360から取得した各種情報をドライブ351により記録媒体に記録させたり、記録媒体に記録された各種情報をドライブ351にて読み取らせて演算手段360へ出力させたりする。なお、記録手段350は、着脱可能に装着される記録媒体を対象とする構成の他、HDのような記録媒体が固定のもの、さらには半導体メモリなどとしてもよい。さらには、複数のドライブ351を備えた構成や複数の記録媒体を装着可能な構成などとしてもよい。
演算手段360は、放送番組データや、音データ、像データを取得し、適宜処理して、記録あるいは再生させる処理をする。すなわち、演算手段360は、チューナ部310や通信手段320などから受信した放送番組データを、メモリ340や記録手段350に記録、あるいは出力手段200で適宜出力させたり、メモリ340や記録手段350に記録された音データや像データ、さらには放送番組データなどを出力手段200で適宜出力させたり、放送番組データから音データや像データを適宜抽出したり、抽出した音データや像データをメモリ340や記録手段350に記録したりする。この演算手段360は、例えばCPU(Central Processing Unit)を備え、図示しない各種入出力ポート、例えばチューナ部310が接続されるチューナポート、通信手段320が接続される通信ポート、操作手段330が接続される入力ポート、メモリ340が接続されるメモリポート、記録手段350が接続される記録ポートなどを有する。そして、演算手段360は、各種プログラムとして、配信コンテンツデータ取得手段361と、記録コンテンツデータ認識手段としての記録データ読取手段362と、特性認識手段363と、判断手段364と、記録制御手段365と、報知制御手段としても機能する出力制御手段366と、計時手段367と、などを備えている。
配信コンテンツデータ取得手段361は、チューナ部310や通信手段320から出力される放送番組データを取得する。なお、配信コンテンツデータ取得手段361は、放送番組データのみならず、放送番組データとともに送信される付帯情報や識別情報などの各種情報も取得可能となっている。また、配信コンテンツデータ取得手段361は、放送番組データから楽曲や画像である映画などのコンテンツを認識し、コンテンツをストリームデータの放送番組データから抽出して配信コンテンツデータを取得する。すなわち、配信コンテンツデータ取得手段361は、コンテンツ判断手段361Aと、コンテンツ抽出手段361Bと、を備えている。
コンテンツ判断手段361Aは、放送番組データから楽曲や映画などのコンテンツに関する特性を認識してコンテンツか否かを判断する。コンテンツが楽曲の場合、放送番組データの楽曲に関する特性、例えば所定の音量以上の音量、所定の音域、低音域のピークなどの所定の音域における所定量以上の音量など楽曲特性を認識し、楽曲か否かを判断する。具体的には、楽曲特性の時間軸における特性位置およびその間隔を認識し、間隔が略一定か否かを判断、すなわちリズムを判断し、楽曲か否かを判断する。また、コンテンツが画像の場合、放送番組データの画像に関する特性、例えばコントラストやブライトなどの画像特性を認識し、画像特性の切り替わりによりコンテンツが切り替わったと判断し、切り替わり毎にコンテンツとして認識する。さらに、コンテンツ判断手段361Aは、言語解析により語句である歌詞を読み取り可能となっている。また、コンテンツ抽出手段361Bは、コンテンツ判断手段361Aにてコンテンツであると判断した部分を配信コンテンツデータとしてストリームデータから抽出して取得する。具体的には、コンテンツ判断手段361Aにより、楽曲特性さらには言語解析により楽曲であると判断した場合、あるいは画像特性により認識した画像の切り替わり間を1つの画像のコンテンツであると判断した場合、楽曲や画像と判断した部分を1つのコンテンツデータである配信コンテンツデータとして抽出する。
記録データ読取手段362は、記録手段350のドライブ制御部352を制御し、ドライブ制御部352にて制御されたドライブ351により、記録媒体に記録されている記録コンテンツデータである楽曲データや像データを読み取らせ、ドライブ制御部352から取得する。また、記録データ読取手段362は、読み取った記録コンテンツデータに付帯情報が関連付けられている場合には、それら付帯情報も合わせてドライブ制御部352から取得する。これら取得した記録コンテンツデータ、さらに付帯情報は、メモリ340に適宜記憶される。
特性認識手段363は、配信コンテンツデータ取得手段361で取得した配信コンテンツデータ、および、記録データ読取手段362で取得した記録コンテンツデータの特性をそれぞれ認識する。この特性認識手段363は、配信データ特性認識手段363Aと、記録データ特性認識手段363Bと、を備えている。
配信データ特性認識手段363Aは、配信コンテンツデータの特性である配信データ特性を認識する。具体的には、配信コンテンツデータのコンテンツに関する特性、例えば配信コンテンツデータの時間軸における所定区間の周波数特性を認識する。本実施の形態では、図2に示すように所定区間として連続した6区間とし、それぞれの区間における周波数特性すなわち図3に示すような所定の周波数帯域毎の平均音量レベルを認識する。また、配信データ特性認識手段363Aは、6区間に対応する区間におけるコンテンツ判断手段361Aで認識した言語解析による歌詞を認識する。また、記録データ特性認識手段363Bは、記録コンテンツデータの特性である記録データ特性を認識する。この記録データ特性認識手段363Bは、記録コンテンツデータの時間軸における全区間での周波数特性、例えば配信データ特性認識手段363Aと同様の所定時間間隔毎に同様の周波数帯域毎の平均音量レベルを認識する。これら所定区間における所定時間間隔あるいは周波数帯域は、あらかじめ設定された構成に限らず、利用者が適宜設定変更可能としてもよい。
判断手段364は、特性認識手段363で認識した配信コンテンツデータの配信データ特性と、記録コンテンツデータの記録データ特性とを比較して同一性を判断する。すなわち、配信データ特性と略同一、例えば所定の誤差範囲内で同一の特性の区間が記録データ特性中に存在するか否かを判断する。そして、判断手段364は、配信データ特性と同一の特性の区間が記録データ特性中に存在すると判断すると、配信コンテンツデータと記録コンテンツデータとは同一のコンテンツであると判断する。また、判断手段364は、配信データ特性と同一の特性の区間が記録データ特性中に存在しないと判断すると、配信コンテンツデータと同一のコンテンツが記録媒体には記録されていないと判断し、その旨の信号を記録制御手段365へ出力する。なお、判断手段364は、例えば付帯情報に基づいて同一のコンテンツであるか否かを判断することも可能である。
記録制御手段365は、判断手段364から配信コンテンツデータの配信データ特性と記録コンテンツデータの記録データ特性とが同一ではない、すなわち配信コンテンツデータと同一のコンテンツが記録媒体に記録されていない旨の信号を判断手段364から取得すると、配信コンテンツデータを記録媒体に記録するための処理をする。例えば、記録制御手段365は、出力制御手段366を制御し、出力手段200における像出力手段220で配信コンテンツデータは記録媒体に記録されていない旨を画面表示により利用者に報知させる制御をするとともに、操作手段330における利用者による配信コンテンツデータを記録するか否かの設定入力を促す旨の表示画面を画面表示させる。そして、記録制御手段365は、操作手段330から送信される操作信号に基づいて配信コンテンツデータを記録させる旨の設定入力を認識すると、記録手段350を制御して配信コンテンツデータを記録媒体に記録させる処理をする。
また、記録制御手段365は、判断手段364から配信データ特性および記録データ特性とが同一である、すなわち配信コンテンツデータと同一のコンテンツが記録されている旨の信号を判断手段364から取得すると、配信コンテンツデータと記録コンテンツデータの全体の時間長をそれぞれ認識する。なお、これら時間長の認識としては、例えば付帯情報から認識してもよい。そして、記録制御手段365は、配信コンテンツデータの時間長の方が記録コンテンツデータの時間長より長いと判断した場合、出力制御手段366を制御し、出力手段200からその旨を報知させる処理をする。例えば、配信コンテンツデータの方が長い旨を画面表示させるとともに、配信コンテンツデータを記録コンテンツデータに代えて記録させるか否か、あるいは記録コンテンツデータとは別に記録させるか否かなどの設定入力を促す表示画面を画面表示させる。そして、記録制御手段365は、設定入力に応じて記録手段350を制御し、配信コンテンツデータを書き替えあるいは追記させる制御をする。
出力制御手段366は、チューナ部310や通信手段320で取得した放送番組データ、配信コンテンツデータ取得手段361で取得した配信コンテンツデータを、出力手段200に出力させて適宜出力すなわち再生させる処理をする。この出力手段200への放送番組データや配信コンテンツデータの出力としては、操作手段330で設定入力された再生状態の設定項目に応じた再生状態となるように、楽曲などの音データは音出力手段210へ出力し、映像などの像データは像出力手段へ出力される。なお、テレビ放送番組などの音データおよび像データの双方を含む場合には、音と像とが対応するようにリンクさせて出力させる。また、出力制御手段366は、操作手段330による設定入力により、メモリ340や記録手段350に記録された記録コンテンツデータなどの適宜記録されているデータの再生要求に応じて、対象の記録コンテンツデータを適宜読み出して出力手段200へ出力させて再生させたり、付帯情報や設定入力を促す表示画面や報知のためのメッセージなどを画面表示させたりする処理も可能となっている。
計時手段367は、例えば内部クロックなどの基準パルスに基づいて現在時刻を認識する。そして、この計時手段367は、認識した現在時刻に関する時刻情報を適宜出力する。
〔記録再生システムの動作〕
次に、上記記録再生システムの動作として、放送番組データから配信コンテンツデータを抽出し適宜記録する動作を図面に基づいて説明する。なお、配信コンテンツデータの抽出処理と、配信コンテンツデータと記録コンテンツデータとの同一性を判断して適宜記録する記録処理とは同時に処理できるが、説明の都合上、分けて説明する。また、コンテンツとして楽曲を例示した処理で説明するが、上述したように、楽曲に限らず映像などの各種コンテンツを対象とすることができる。図4は、コンテンツ記録処理の動作を示すフローチャートである。図5は、コンテンツ記録処理における抽出処理の動作を示すフローチャートである。図6は、コンテンツ記録処理における記録処理の動作を示すフローチャートである。
記録再生システム100の電源が投入されて電力が供給されることにより、記録再生装置300は、演算手段360の出力制御手段366が図示しない出力手段200を制御して、あらかじめメモリ340に記憶されたメニュー画面などを表示させる処理をし、操作手段330における利用者の入力操作に基づく動作要求の設定の待機状態、すなわち動作待機状態となる。そして、演算手段360は、メニュー画面に基づいて利用者が操作手段330を入力操作して、所定の放送番組の受信を要求する旨の操作信号を認識すると、チューナ部310または通信手段320を動作制御し、所定の放送番組を受信させる処理をする。この処理により、チューナ部310や通信手段320で受信した放送番組データを演算手段360で取得する。さらに、演算手段360の出力制御手段366は、取得した放送番組データを出力手段200へ適宜出力し、あらかじめ操作手段330で設定入力された再生状態で再生させる。
また、演算手段360は、利用者が操作手段330を入力操作することで、記録媒体に記録されていないコンテンツの記録要求を設定入力すると、配信コンテンツデータを抽出して適宜記録するコンテンツ記録処理を実施する。すなわち、演算手段360は、図4に示すように、コンテンツの記録要求を設定入力すると(ステップS101)、記録データ読取手段により、記録手段350のドライブ制御部352を制御し、ドライブ制御部352にて制御されたドライブ351により、記録媒体に記録されている楽曲データである記録コンテンツデータを読み取らせ、ドライブ制御部352から取得する(ステップS102)。さらに、演算手段360は、特性認識手段363の記録データ特性認識手段363Bにより、読み取った各記録コンテンツデータの記録データ特性である楽曲特性を認識する(ステップS103)。この楽曲特性としては、例えば時間軸における全区間での周波数特性、例えば所定時間間隔毎に所定の周波数帯域毎の平均音量レベルをそれぞれ認識する。さらには、言語解析により楽曲データの歌詞を認識する。
この後、演算手段360は、放送番組データから配信コンテンツデータを抽出する抽出処理(ステップS104)と、記録コンテンツデータに基づいて配信コンテンツデータを適宜記録させる記録処理(ステップS105)と、を実施する。なお、これらステップS104の抽出処理およびステップS105の記録処理は、ステップS102の記録コンテンツデータを読み取る処理や、ステップS103の記録コンテンツデータの特性を認識する処理と、同時に処理できるが、説明の都合上、分けて説明する。
そして、ステップS104の抽出処理では、図5に示すように、演算手段360は、所定の処理番号である旨の変数nに、最初すなわち第1番目である旨の「1」を設定する(ステップS201)。この後、演算手段360は、配信コンテンツデータ取得手段361のコンテンツ判断手段361Aにより、例えば所定時間間隔毎や無音状態毎に、開始位置Snを適宜設定し(ステップS202)、この開始位置Snから放送番組データをメモリ340に記憶させる(ステップS203)。そして、コンテンツ判断手段361Aは、メモリ340に開始位置Snから記憶した放送番組データPDnから、楽曲特性としてのリズム特性、例えば低音域のピークの周期性を判断する。具体的には、低音域ピークを計時手段367にて計時する現在時刻と関連付けて認識する(ステップS204)。この低音域のピークの認識としては、例えばローパスフィルタなどにより、放送番組データPDnから所定の周波数以下となる低音域のみを取得し、その低音域の音量が所定レベル以上であるか否かにより、低音域のピークか否かとして認識する。そして、認識した低音域のピークは、現在時刻と合わせてメモリ340などに適宜記憶される。さらに、コンテンツ判断手段361Aは、低音域のピークの時間間隔を演算し(ステップS205)、放送番組データPDnが楽曲か否かを判断する(ステップS206)。すなわち、ステップS205で演算した時間間隔が所定の誤差範囲内となる略同一間隔で所定のリズム特性があるか否かを判断する。この判断として、例えば複数回実施し、略同一間隔であることを所定回数以上連続して認識した場合、楽曲と判断する構成を例示して説明する。
このステップS206で、低音域ピークの時間間隔が略同一間隔ではなく楽曲ではないと判断した場合、メモリ340への放送番組データPDnの記憶を停止するとともに削除する(ステップS207)。この後、利用者により操作手段330における入力操作にてコンテンツ記録処理の停止要求があったか否かを判断する(ステップS208)。一方、ステップS206で、低音域ピークの時間間隔が略同一間隔であり、楽曲であると判断した場合、メモリ340に記録している放送番組データPDnは楽曲であると判断する。このステップS206で楽曲と判断した後、ステップS204ないしステップS206の低音域ピークの時間間隔に基づいて楽曲か否かの判断を、楽曲ではないと判断するまで実施する(ステップS209)。そして、ステップS209で楽曲ではないと判断、すなわち楽曲が終了したと判断すると、コンテンツ抽出手段361Bは、メモリ340に記憶している放送番組データPDnの記憶を停止させ、楽曲の配信コンテンツデータDnとして取得し、ステップS208に進む。
そして、演算手段360は、ステップS208で利用者が操作手段330における入力操作にてコンテンツ記録処理の停止要求があったか否かを判断して、停止要求がないと判断した場合、1を加える処理、すなわちn=n+1の処理を実施し(ステップS211)、ステップS202に戻って処理を継続する。一方、ステップS208において、停止要求があったと判断すると、放送番組データPDnから配信コンテンツデータDnを抽出する抽出処理を停止する。なお、開始位置Snを楽曲判断毎に設定して放送番組データPDnを記憶する処理を例示したが、楽曲判断しつつ次の開始位置Snを設定して放送番組データPDnを順次記憶する処理を平行して実施するなどしてもよい。
さらに、演算手段360は、ステップS104の抽出処理で配信コンテンツデータDnが取得されたことを認識すると、ステップS105の記録処理を実施する。すなわち、演算手段360は、図6に示すように、配信コンテンツデータ取得手段361で配信コンテンツデータDnを取得したことを認識すると(ステップS301)、特性認識手段363の配信データ特性認識手段363Aにより、配信コンテンツデータDnの楽曲特性を認識する(ステップS302)。この楽曲特性の認識としては、例えば、配信コンテンツデータDnの時間軸における所定区間での周波数特性、例えば最初あるいは最初から所定時間経過後を所定区間の始めとして、ステップS103での記録データ特性の認識時と同様の所定時間間隔で連続した6区間における同様の周波数帯域毎の平均音量レベルをそれぞれ認識する。さらに、配信コンテンツデータDnの6区間に対応する区間における言語解析により歌詞を認識し、楽曲特性として認識する。
この後、演算手段360は、判断手段364により、ステップS103で認識した楽曲特性である記録データ特性と、ステップS302で認識した楽曲特性である配信データ特性とを比較し、同一性を判断する(ステップS303)。例えば、配信データ特性と所定の誤差範囲内で同一の周波数特性の区間と、配信データ特性の区間における歌詞と同一の歌詞の区間とが記録データ特性中に存在するか否かを判断する。
そして、このステップS303において、判断手段364は、配信データ特性が記録データ特性と同一ではない、すなわち同一の記録データ特性が存在しないと判断すると、配信コンテンツデータDnと同一のコンテンツとしての楽曲である記録コンテンツデータが記録媒体には記録されていないと判断する(ステップS304)。このステップS304の判断により、その旨の信号を取得した記録制御手段365は、出力制御手段366を制御し、出力手段200における像出力手段220で配信コンテンツデータDnは記録媒体に記録されていない旨を画面表示により利用者に報知させる制御をするとともに、操作手段330における利用者による配信コンテンツデータDnを記録するか否かの設定入力を促す旨の表示画面を画面表示させる(ステップS305)。
このステップS305において、記録制御手段365は、画面表示に従って利用者が操作手段330における入力操作を実施することにより出力される操作信号に基づいて、配信コンテンツデータDnを記録させる旨の設定入力がなされたか否かを判断する(ステップS306)。このステップS306において、記録制御手段365は、操作手段330から送信される操作信号に基づいて記録を要求する旨の設定入力であることを認識すると、記録手段350を制御して配信コンテンツデータDnを新たに記録媒体に記録させる処理をし(ステップS307)、記録処理が終了する。一方、ステップS306において、記録制御手段365は、配信コンテンツデータDnを記録しない旨の設定入力であることを認識すると、メモリ340に記録されている配信コンテンツデータDnを削除する処理をし(ステップS308)、記録処理が終了する。なお、ステップS307およびステップS308の処理後における記録処理の終了として、配信コンテンツデータDの処理が終了し、ステップS104における抽出処理で次の配信コンテンツデータDn+1が取得されることで、再びステップS301から処理が継続する。
一方、ステップS303において、判断手段364は、配信データ特性に同一の区間を有する記録データ特性が存在すると判断すると、配信コンテンツデータDnと同一のコンテンツとしての楽曲である記録コンテンツデータが記録媒体に記録されていると判断する(ステップS309)。このステップS309の判断により、その旨の信号を取得した記録制御手段365は、配信コンテンツデータDnの時間長Tnと、この配信コンテンツデータDnと楽曲特性が同一と判断された記録コンテンツデータの時間長Tとを認識する(ステップS310)。この後、記録制御手段365は、時間長Tnが時間長Tより長いか否か、すなわちTn>Tか否かを判断する(ステップS311)。
このステップS311において、記録制御手段365は、Tn>Tではない、すなわちTn≦Tであると判断すると、例えば記録コンテンツデータは楽曲全体であるのに対し、配信コンテンツデータDnは楽曲の一部のみであるなど、演奏時間が短いと判断する。そして、記録制御手段365は、受信した放送番組データと合わせて配信コンテンツデータDnに付帯情報が関連付けられて配信され、その付帯情報を取得したか否かを判断する(ステップS312)。このステップS312において、記録制御手段365は、付帯情報が関連付けられていないと判断すると、ステップS308に進み、メモリ340に記憶している配信コンテンツデータDnを削除して処理が終了する。一方、ステップS312において、記録制御手段365は、配信コンテンツデータDnに付帯情報が関連付けられていると判断すると、同一のコンテンツとしての楽曲であると判断した記録コンテンツデータに付帯情報が関連付けられているか否かを判断する(ステップS313)。そして、このステップS313において、記録制御手段365は、付帯情報が関連付けられていると判断すると、ステップS308に進む。一方、ステップS313において、記録制御手段365は、付帯情報が関連付けられていないと判断すると、記録手段350を制御して、配信コンテンツデータDnの付帯情報を記録コンテンツデータに関連付けて記録媒体に記憶させる(ステップS314)。この後、ステップS308に進み、メモリ340に記憶している配信コンテンツデータDnを削除して処理が終了する。
一方、ステップS311において、記録制御手段365は、Tn>Tであると判断すると、例えば記録コンテンツデータは歌詞の1番の部分のみであるが配信コンテンツデータDnは歌詞の1番および2番の部分であったり、配信コンテンツデータDnには前奏などの部分が含まれていたりするなどの演奏時間が長いと判断し、配信コンテンツデータDnを記録の対象とする。すなわち、記録制御手段365は、出力制御手段366を制御し、出力手段200における像出力手段220で配信コンテンツデータDnは記録媒体に記録されているが配信コンテンツデータDnの方が演奏時間が長い旨を画面表示により利用者に報知させる制御をするとともに、操作手段330における利用者による配信コンテンツデータDnを記録コンテンツデータに代えて記録する書替処理か、別途記録するか、記録しないかの設定入力を促す旨の表示画面を画面表示させる(ステップS315)。
このステップS315の後、記録制御手段365は、画面表示に従って利用者が操作手段330における入力操作を実施することにより出力される操作信号に基づいて、配信コンテンツデータDnを記録コンテンツデータに書き替える要求の設定入力がなされたか否かを判断する(ステップS316)。このステップS316において、記録制御手段365は、書き替え要求である旨を認識すると、記録手段350を制御して記録コンテンツデータに配信コンテンツデータDnを書き替え(ステップS317)、処理が終了する。一方、ステップS317において、記録制御手段365は、書き替え要求でない旨を認識すると、配信コンテンツデータDnを記録コンテンツデータとは別に新たに記録させる旨の設定入力がなされたか否かを判断する(ステップS318)。このステップS318において、記録制御手段365は、別途記録を要求する旨を認識すると、ステップS307に進み、記録手段350を制御して配信コンテンツデータDnを新たに記録させる処理をし、処理が終了する。一方、ステップS315において、配信コンテンツデータDnを記録しない旨を認識すると、ステップS312に進み、付帯情報の関連付けの処理に移行し、処理が終了する。なお、上述したステップS307およびステップS308の処理の終了後における記録処理の終了と同様、ステップS317の処理の終了後における記録処理の終了についても、ステップS104における抽出処理で次の配信コンテンツデータDn+1が取得されることで、再びステップS301から処理が継続する。
〔記録再生システムの作用効果〕
上述したように、上記実施の形態では、配信され配信コンテンツデータ取得手段361にて取得した配信コンテンツデータDnと、記録手段350における記録媒体に記録され記録データ読取手段362で読み取った記録コンテンツデータとについて、特性認識手段363により楽曲特性として配信データ特性および記録データ特性をそれぞれ認識して、判断手段364により同一性を判断する。そして、出力制御手段366は、判断手段364にて楽曲特性が同一ではないと判断した配信コンテンツデータDnは同一のコンテンツが記録媒体に記録されていないと判断し、出力手段200にて配信コンテンツデータDnは記録されていない旨を報知させる制御をしている。このため、放送番組のようにストリームデータとして配信されコンテンツに関する楽曲情報などの付帯情報が合わせて配信されないコンテンツでも、利用者が取得していないデータである記録媒体に記録していないコンテンツのみを抽出して取得することができる。したがって、例えば、利用者が記録しよく視聴する機会が多いコンテンツがさらに出力されることによる煩わしさを防止し、利用者が取得しておらず利用者が視聴する機会が少ないコンテンツを出力させることで利用者に堪能する機会を与えたり、記録されていないコンテンツを記録させることで利用者が取得しているコンテンツの充実が図れたりするなど、使い勝手を向上できる。
そして、出力手段200にて画面表示による報知に従って操作手段330における入力操作に応じた配信コンテンツデータDnを記録させる要求に関する操作信号を記録制御手段365が認識すると、記録手段350を制御して配信コンテンツデータDnを記録媒体に記録させている。このため、例えば、取得した配信コンテンツデータDnが前奏部分のみで演奏時間が短いなど、記録していないコンテンツであっても利用者の記録に対する意図を反映でき、良好な使い勝手を提供できる。
また、記録制御手段365により、判断手段364にて同一であると判断した配信コンテンツデータDnと記録コンテンツデータとのそれぞれの時間長Tn,Tをそれぞれ認識し、時間長Tより時間長Tnが長い場合(Tn>T)には、記録コンテンツデータに代えて配信コンテンツデータDnを記録媒体に記録させる書き替え処理を実施するか否かの設定入力を促す旨を、出力手段200で画面表示により報知させている。このため、同一のコンテンツでも、例えば記録コンテンツデータが楽曲の一部で取得した配信コンテンツデータDnが楽曲の全部であるなどの場合には、記録の対象として報知するので、利用者が取得しているコンテンツのさらなる充実化が容易に得られるとともに、記録の確認報知により、誤って記録コンテンツデータが削除されてしまう不都合も防止できる。
さらに、記録制御手段365により、判断手段364にて同一であると判断した配信コンテンツデータDnと記録コンテンツデータとの付帯情報の有無を判断し、配信コンテンツデータDnに関連付けられた付帯情報が記録コンテンツデータに関連付けられていない場合には、この配信コンテンツデータDnの付帯情報を記録コンテンツデータに関連付けて記録媒体に記録させている。このため、取得したコンテンツが同一であっても、記録コンテンツデータに付帯情報を付加することができ、利用者が取得しているコンテンツのさらなる充実化が容易に得られる。
また、特性認識手段363により、配信コンテンツデータDnの配信データ特性として時間軸における所定区間の周波数特性を認識するとともに、記録コンテンツデータの記録データ特性として全区間の周波数特性を認識し、判断手段364により、配信データ特性の周波数特性と略同一の周波数特性となる区間を有する記録データ特性を検索し、同一性を判断している。このため、例えば、配信コンテンツデータDnとして取得して楽曲の終了を認識する間に周波数特性を認識し、既に認識した記録コンテンツデータの特性と比較すればよく、処理の効率化が容易に図れる。さらには、例えば1つでも同一の記録データ特性があると判断することにより、次の処理に移行でき、全ての記録データ特性との同一性を判断する必要もなくなり、より処理の効率化による処理の高速化が容易に得られる。
そして、配信コンテンツデータ取得手段361として、コンテンツ判断手段361Aおよびコンテンツ抽出手段361Bを設け、ストリームデータからコンテンツに関する特性、例えば楽曲特性を認識してコンテンツ(楽曲)か否かを判断して楽曲として配信コンテンツデータDnを取得可能としている。このため、コンテンツを直接取得する構成に限らず、特に付帯情報などが合わせて伝送されない場合がある放送波などのストリームデータからでも配信コンテンツデータDnを適切に取得でき、汎用性を向上できる。
また、配信コンテンツデータDnとして、楽曲について抽出する場合、ストリームデータである放送番組データPDnの時間軸における区間での楽曲特性、特に所定の音量以上の音量、所定の音域、所定の音域における所定量以上の音量のうちの少なくともいずれか1つの時間軸の特性位置およびその間隔を楽曲に関する特性であるリズム特性を認識して抽出している。このため、例えば放送番組データPDnと合わせて楽曲を特定する付帯情報などが配信されないストリームデータの放送番組からでも良好に配信コンテンツデータDnを取得できる。さらには、この抽出処理の際、設定した開始位置Snから放送番組データPDnを記憶しておき、記憶している放送番組データPDnのコンテンツの特性を認識し配信コンテンツデータDnか否かを判断し、所望のコンテンツすなわち楽曲ではないと判断した場合、さらに設定した他の開始位置Sn+1から記憶した放送番組データPDnのコンテンツの特性で判断すればよいので、楽曲と判断してから放送番組データPDnを配信コンテンツデータDnとして取得する際に楽曲の始めの部分が欠け落ちるなどの不都合も防止でき、ストリームデータとして一連に配信される放送番組データPDnから簡単な構成で良好に配信コンテンツデータDnを容易に取得できる。
また、記録手段350に記録した後の配信コンテンツデータDn、既に記録されており記録対象とならない配信コンテンツデータDn、および、記録の要求がなされなかった配信コンテンツデータDnを、自動的にメモリ340から削除している。このため、メモリ340の記憶容量を有効活用でき、メモリ340の比較的に小さい簡易な構成を利用でき、構成の簡略化やコストの低減などが容易に得られる。
そして、出力手段200で取得した配信コンテンツデータDnを適宜再生可能な構成、すなわち出力制御手段366を備えている。このため、取得した配信コンテンツデータDnの構成を確認でき、記録するか否かを利用者が容易に判断でき、使い勝手を向上できる。
さらに、放送波およびネットワークの双方からストリームデータの放送番組データを取得できる構成としている。このため、使い勝手をより向上できる。
そして、演算手段360を例えばCPU(Central Processing Unit)などを用いてプログラムとして構成しているので、プログラムをインストールすることで、記録されていない配信コンテンツデータDnを良好に取得できる構成が容易に得られ、利用の拡大が容易に図れる。さらには、そのプログラムを記録媒体に記録し、適宜演算手段360、すなわちコンピュータに読み取らせる構成とすることで、容易に配信コンテンツデータDnを取得できる構成が得られるとともに、プログラムを容易に取り扱いでき、利用の拡大が容易にできる。なお、本発明における演算手段としては、1つのコンピュータに限らず、複数のコンピュータをネットワーク状に組み合わせた構成、上述したようなCPUやマイクロコンピュータなどの素子、あるいは複数の電子部品が搭載された回路基板などをも含む。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、出力手段200を備えた記録再生システム100を例示して説明したが、本発明のコンテンツ取得装置としては、システム構成に限らず、本実施の形態の記録再生装置300、さらには出力手段200を一体に備えた記録再生装置などの装置構成としてもよい。また、記録再生可能な構成に限らず、抽出した楽曲データDNを単に出力手段200で再生させる再生装置、あるいは単に記録するのみの記録装置などとしてもよい。そして、システム構成として、ネットワークを介して接続した記録手段350に記録させたり、ネットワークを介して接続した出力手段200から再生させたりするなどのネットワーク構成としてもよい。さらには、設置型の構成に限らず、ノート型のパーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話などの携帯型、あるいは車載型の構成、CPU(Central Processing Unit)などの集積回路や各種電気部品が搭載された回路基板構成などとしてもよい。これらのように、いずれの形態を対象とすることができる。
また、楽曲データを取得する構成を例示して説明したが、上述したように、放送番組データから映画などの画像データをコンテンツデータとして取得したり、さらには各種アプリケーションソフトウェアなどをコンテンツデータとして取得したりする構成としてもよい。なお、画像データとして取得する場合には、画像の特性、例えばコントラストやブライトなどの明るさや色バランスなどの画像に関する特性に基づいて、コンテンツか否かを判断して同様に取得すればよく、アプリケーションソフトウェアなども同様に特性を認識して判断すればよい。
そして、配信コンテンツデータDnをチューナ部310や通信手段320で取得した放送番組データからそのまま取得する構成に限らず、例えば操作手段330により文字入力にて設定入力されたジャンルに基づいて、配信コンテンツデータ取得手段361で特定されたジャンルの配信コンテンツデータDnを取得するなどしてもよい。このように、楽曲のジャンルをも特定して配信コンテンツデータDnを取得することも可能であり、このような構成により、より使い勝手がよい構成を提供できる。
また、開始位置Snの設定タイミングとしては、上述したように、所定時間毎や無音状態時に限らず、任意の時間で設定できる。例えば、コンテンツ判断手段361Aで楽曲でないと判断した時点で次の開始位置Snを設定する場合に限らず、逐次設定したり、利用者により適宜変更可能としたりしてもよい。ここで、無音状態としては、単に無音のみならず、所定の音量以下で、ノイズや雑音などを考慮して発話や楽曲でない音量レベル以下を含む。この無音状態で開始位置Snを設定することで、一般的に楽曲紹介の発話の後に楽曲が放送されるまでの無音状態を開始位置Snとして設定することができ、配信コンテンツデータDnを確実に楽曲の最初から適切に取得することが簡単な構成で容易にできる。なお、像データの場合では、例えば画像が表示されないようなブライトレベルがほとんど0のような無信号状態や、像データが切り替えられる際の像データが出力されない無信号状態などが例示できる。また、開始位置Snとして、現在時刻に基づいて設定する構成に限らず、例えば最初の開始位置Snからの経過時間など、位置を特定可能ないずれの方法が利用できる。
そして、配信コンテンツデータDnのメモリ340への記憶としては、例えば開始位置Snと関連付ける場合の他、例えば通し番号などの識別番号を関連付けて記憶するなど、配信コンテンツデータDnを特定可能ないずれの記憶形態が利用できる。なお、開始位置Snを関連付けておくことにより、上述したように、例えば配信コンテンツデータDnの時間長Tnを認識する際の始まる位置として認識する際に開始位置Snをそのまま演算に利用できるので好ましい。また、時間軸における前後で記録する配信コンテンツデータDnと時間帯が部分的に重なるように開始位置Snを逐次設定して記憶するなどしてもよい。
一方、コンテンツ記録処理を実施する際に、あらかじめ記録コンテンツデータを読み取って記録データ特性を認識しておき、抽出処理で配信コンテンツデータDnを取得することで配信データ特性を認識し、同一性を判断して説明したが、配信コンテンツデータDnを取得してから記録コンテンツデータを読み取って同一性を判断するなど、処理の順番は適宜設定すればよい。なお、あらかじめ記録コンテンツデータを読み取ることにより、その間の時間で配信コンテンツデータDnの抽出処理が実行でき、処理の効率化および高速化などが容易にできる。また、配信コンテンツデータDnを取得してから記録コンテンツデータを読み取る構成では、例えば1つずつ記録コンテンツデータを読み取って記録データ特性を認識し、同一性を判断することで、メモリ340の記憶容量が少ない構成でも処理でき、コストの低減などが容易に得られる。
また、配信コンテンツデータDnを記録する際に、例えば記録媒体の記録可能領域を認識して記録可能か否かを判断したり、コンテンツ記録処理を実行する際に所定の記録可能領域以上が確保されているか否かを認識して処理が可能か否かを判断したりする構成を加えてもよい。このような構成により、無用の処理を実施する必要がなく、処理の高速化、さらには取得した配信コンテンツデータDnを記録できなくなるなどの不都合を防止でき
る。
そして、画面表示により配信コンテンツデータDnの記録を確認する処理を実施して説明したが、このような確認の表示画面を画面表示させることなく、自動的に記録させてもよい。このことにより、記録の際に入力操作する作業が不要となり、利便性を向上できる。さらには、自動記録や手動記録をあらかじめ設定できる構成としてもよい。このことにより、記録条件が適宜設定されるので、使い勝手を向上できる。また、付帯情報の有無を判断し、付帯情報を適宜記憶する処理を実施したが、このような処理を実施しなくてもよい。
また、配信コンテンツデータDnをメモリ340に別途記憶して記録処理を実施したが、メモリ340に代えて記録媒体に仮記憶させる構成としてもよい。この場合、記録手段350としてHDやDVD−RW(Digital Versatile Disc - ReWritable)のように記録および削除が可能な記録媒体の構成としたり、記録手段350として仮記憶用の構成と記録媒体への記録用の構成との複数の構成を備えたものとしたりすればよい。
そして、配信コンテンツデータDnの取得の際、例えば最後の数秒間程度において、次第に音量が小さくなるいわゆるフェードアウトのような処理を実行してもよい。このような構成により、仮に最後の部分に発話の一部が含まれて配信コンテンツデータDnが取得されてしまったような場合でも、利用者は発話を聞き取りにくくなり、より良好な配信コンテンツデータDnの取得ができる。
さらに、コンテンツ判断手段361Aで認識する楽曲特性としては、低音域のピークに限らず、所定の周波数帯、あるいは所定の周波数帯における音量ピーク、所定レベル以上の音量など、楽曲としての例えばリズムやテンポなどが認識できるいずれの音に関する特性を対象とすることができる。また、特性の周期性を時間間隔で判断する他、楽曲としての例えばリズムやテンポなどが認識できるいずれの周期性を認識してもよく、さらには放送番組データと合わせて配信される楽曲に関する付帯情報を特性として認識したり、付帯情報に記載された情報に基づいて楽曲として判断したりするなどしてもよい。また、時間間隔での周期性の判断として、現在時刻に基づいて判断する場合に限らず、例えば所定の開始時間からの経過時間に基づいて周期性を判断するなどしてもよい。
また、楽曲か否かの判断として、楽曲特性の時間間隔の略同一か否かの判断は、複数回実施して略同一間隔であることを所定回数以上認識した場合に楽曲と判断する構成に限られない。例えば、隣り合う時間間隔で1回のみ比較する構成の他、任意の時間間隔で比較する構成、さらには時間間隔のずれ量に基づいてポイントを設定し、ポイント値に基づいて判断するなど、いずれの判断方法が利用できる。さらには、言語解析により歌詞を認識し、歌詞の同一性についても判断して説明したが、言語解析を実施せず、リズム特性を判断するのみなどしてもよい。なお、歌詞の同一性をも判断することにより、同様のリズムであっても歌詞が異なる楽曲についても同一性を判断でき、さらには例えば1番のみ記録されており、2番が配信された場合には記録していないと判断して2番を記録できるようにすることも可能となり、より確実に適切な同一性判断ができるので好ましい。なお、周波数特性に基づいて判断することで、例えば周波数帯域を細かく設定したり、周波数帯域に分割する時間間隔を短くしてより細かく周波数特性を認識したりすることにより、歌詞を認識しなくても歌詞の同一性さらには歌手の同一性をも判断可能となり、好ましい。なお、抽出する区間は、上述した6区間に限らず、1区間のみあるいは複数区間、さらには連続しない異なる位置での区間などで適宜認識することができる。
そして、楽曲の終了時点の判断として、上述した楽曲であると判断してから楽曲特性を逐次判断する場合に限らず、例えば付帯情報に基づいて判断するなど、いずれの方法が利用できる。
また、配信コンテンツデータDnと記録コンテンツデータとの同一性の判断として、周波数特性および言語解析にて取得した歌詞とに基づいて判断して説明したが、上述したように、周波数特性のみに基づいて判断してもよい。さらには、楽曲を対象とした場合に配信コンテンツデータDnとして取得する際に楽曲か否かを判断する際のリズム特性を利用し、このリズム特性と歌詞とに基づいて同一性を判断するなどしてもよい。
そして、周波数特性を認識する際、配信コンテンツデータDnおよび記録コンテンツデータのデータ構造に応じて適宜認識して同一性を判断すればよい。具体的には、配信コンテンツデータDnがデジタル信号である場合にはそのデジタル信号に基づいた周波数特性を認識するとともに、記録コンテンツデータの周波数特性もアナログやデジタルなどのデータ構造に対応して認識する。そして、同一性の判断時、デジタルに基づく配信データ特性との同一性の判断後、配信コンテンツデータDnをアナログ信号に変換し、このアナログ信号に変換後に周波数特性を認識して同様に同一性を判断すればよい。このような構成により、データ構造が異なる配信コンテンツデータDnと記録コンテンツデータとの同一性をも判断できる。さらに、記録コンテンツデータとしてデータ構造が異なる形態で複数記録しておく必要がなく、記録コンテンツデータの記録領域の有効利用ができる。また、例えば、データ構造が異なる形態の配信コンテンツデータDnからそれぞれ配信データ特性を認識して、それぞれ同一性を判断してもよい。このような構成では、処理の高速化が容易に図れる。さらには、例えば、配信コンテンツデータDnのデータ構造に基づいて認識した配信データ特性での同一性の判断の後、同一の記録データ特性がない場合に配信コンテンツデータDnのデータ構造を変換して配信データ特性を認識し、同一性を順次判断してもよい。このような構成では、全てのデータ構造での同一性を判断しなくても同一性が認められた時点で処理を停止させることにより、処理の効率化が容易に図れる。
さらに、付帯情報の有無に基づいて付帯情報の関連付けの処理を実施して説明したが、この構成を実施しなくてもよい。さらに、付帯情報の関連付けの処理として、配信コンテンツデータDnの付帯情報の一部のみが記録コンテンツデータの付帯情報に含まれていない場合には、その一部のみを関連付けて記憶させてもよい。
また、ストリームデータからコンテンツ判断手段361Aおよびコンテンツ抽出手段361Bにて楽曲判断して配信コンテンツデータDnを抽出して説明したが、例えば、放送波やインターネットなどのネットワークからコンテンツとして直接取得するなどしてもよく、さらには放送波やネットワークから取得する構成に限らない。例えば、放送番組などのストリームデータを記録媒体に記録した外部の記録装置を記録再生装置300に接続し、この記録装置から記録されたストリームデータを通信手段320などで受信し、記録装置で記録したストリームデータから同様に配信コンテンツデータ取得手段361で配信コンテンツデータDnを取得させるなどすることもできる。さらには、マイクロフォンなどの集音手段や撮像手段を接続し、これら集音手段や撮像手段で取得した一連のストリームデータから配信コンテンツデータDnを取得させることもできる。
そして、付帯情報をも認識可能な構成としたが、単に上述した処理により抽出するのみの構成とすることができる。なお、付帯情報に基づいて特性を直接認識できる構成をも備えることで、より同一性の判断を高速処理でき、より良好に記録していない配信コンテンツデータDnの取得ができる。
そして、受信した放送番組データ、取得した配信コンテンツデータDn、記録手段350に記録された放送番組データや記録コンテンツデータなどを適宜出力可能に説明したが、放送番組データのみ、あるいは取得した配信コンテンツデータDnのみ、または記録手段350に記録された記録コンテンツデータのみ、さらにはこれらの組み合わせで出力可能な構成など、出力する構成で限定されるものではない。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
〔実施の形態の効果〕
上述したように、取得した配信コンテンツデータDnと、記録手段350における記録媒体に記録され読み取った記録コンテンツデータとについて配信データ特性および記録データ特性をそれぞれ認識して同一性を判断する。そして、特性が同一ではないと判断した配信コンテンツデータDnを記録媒体に記録させる。このため、放送番組のようにストリームデータとして配信されコンテンツに関する楽曲情報などの付帯情報が合わせて配信されないコンテンツでも、記録媒体に記録されておらず利用者が取得していないコンテンツのみを良好に取得できる。
また、取得した配信コンテンツデータDnと、記録手段350における記録媒体に記録され読み取った記録コンテンツデータとについて配信データ特性および記録データ特性をそれぞれ認識して同一性を判断する。そして、特性が同一ではないと判断した配信コンテンツデータDnは同一のコンテンツが記録媒体に記録されていないと判断し、出力手段200にて配信コンテンツデータDnは記録されていない旨を報知させる。このため、放送番組のようにストリームデータとして配信されコンテンツに関する楽曲情報などの付帯情報が合わせて配信されないコンテンツでも、利用者が取得していないデータである記録媒体に記録していないコンテンツのみを良好に取得できる。
本発明は、配信元から配信される配信コンテンツデータを記録手段に記録された記録コンテンツデータに基づいて適宜取得するコンテンツ取得装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に利用できる。
【0002】
伝送されていないデジタル放送やアナログ放送では、記録媒体に記録している楽曲との同一性を判断できないなどの問題点が一例として挙げられる。
[0006]
本発明は、このような実情などに鑑みて、記録していない配信コンテンツデータを良好に取得するコンテンツ取得装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することを1つの目的とする。
[課題を解決するための手段]
[0007]
本発明のコンテンツ取得装置は、配信元から配信されるストリームデータを一時的に記憶させつつ、前記ストリームデータからコンテンツに関する特性を認識して所定のコンテンツか否かを判断するコンテンツ判断手段と、前記コンテンツ判断手段にて所定のコンテンツであると判断した部分を配信コンテンツデータとして前記ストリームデータから抽出して取得するコンテンツ抽出手段と、前記コンテンツ抽出手段にて抽出された前記配信コンテンツデータの特性を認識する配信データ特性認識手段と、記録手段に記録されている記録コンテンツデータの特性を認識する記録データ特性認識手段と、前記各特性認識手段にて認識された前記配信コンテンツデータの特性と前記記録コンテンツデータの特性とを比較して同一性を判断する同一性判断手段と、前記同一性判断手段にて同一性を有する前記記録コンテンツデータが前記記録手段に記録されていないと判断された場合に、前記抽出された前記配信コンテンツデータを前記記録手段に記録させる制御をする記録制御手段と、を具備したことを特徴とする。
[0008]
[0009]
本発明のコンテンツ取得方法は、演算手段により、記録手段に記録された記録コンテンツデータに基づいて、配信元から配信されるストリームデータから所定のコンテンツデータを適宜取得するコンテンツ取得方法であって、前記演算手段は、前記ストリームデータを一時的に記憶させつつ、前記ストリームデータからコンテンツに関する特性を認識して所定のコンテンツか否かを判断し、所定のコンテンツであると判断した部分を配信コンテンツデータとして前記ストリームデータから抽出して取得し、前記配信コンテンツデータの特性および前記記録コンテンツデータの特性をそれぞれ認識し、これら認識した前記配信コンテンツデータの特性と前記記録コンテンツデータの特性とを比較して同一性を判断し、同一性を有する前記記録コンテンツデータが
【0003】
前記記録手段に記録されていないと判断された場合に、前記抽出された前記配信コンテンツデータを前記記録手段に記録させる処理をすることを特徴とする。
[0010]
[0011]
本発明のコンテンツ取得プログラムは、演算手段を、前述した本発明のコンテンツ取得装置として機能させることを特徴とする。
[0012]
本発明のコンテンツ取得プログラムは、前述した本発明のコンテンツ取得方法を演算手段に実行させることを特徴とする。
[0013]
本発明のコンテンツ取得プログラムを記録した記録媒体は、前述した本発明のコンテンツ取得プログラムが演算手段に読取可能に記録されたことを特徴とする。
[図面の簡単な説明]
[0014]
[図1]本発明における一実施の形態に係る記録再生システムの概略構成を示すブロックである。
[図2]前記実施の形態における配信コンテンツデータの一部の特性を音量の経時変化として示す波形図である。
[図3]前記実施の形態における配信コンテンツデータの所定区間における周波数特性を示すグラフである。
[図4]前記実施の形態におけるコンテンツ記録処理の動作を示すフローチャートである。
[図5]前記実施の形態におけるコンテンツ記録処理における抽出処理の動作を示すフローチャートである。
[図6]前記実施の形態におけるコンテンツ記録処理における記録処理の動作を示す
【0005】
ブロック図である。図2は、配信コンテンツデータの一部の特性を音量の経時変化として示す波形図である。図3は、配信コンテンツデータの所定区間における周波数特性を示すグラフである。
[0018]
図1において、100はコンテンツ取得装置としても機能する記録再生システムで、この記録再生システム100は、放送局から出力される放送波や、サーバ装置からネットワーク上に出力されるデジタル信号など、連続したストリームデータとして配信される放送番組データから、コンテンツデータである楽曲データを取得し、記録および再生する処理をするシステムである。ここで、前述した放送局やサーバ装置が本発明における配信元となる。
なお、記録再生システム100は、例えば家屋などに設置されるAV機器などの他、車載用や携帯用など、各種形態として利用可能である。そして、記録再生システム100は、報知手段としての出力手段200と、コンテンツ取得装置としても機能する記録再生装置300と、を備えている。なお、記録再生システム100は、出力手段200および記録再生装置300が、別体構成あるいは一体構成など、いずれの形態とすることができる。
[0019]
出力手段200は、記録再生装置300に接続され、この記録再生装置300から出力される音声や楽曲などの音データや静止画や動画である映像などの像データを出力、すなわち再生する。この出力手段200は、音データを再生する図示しないスピーカを備えた音出力手段210と、像データを再生する図示しないモニタを備えた像出力手段220と、を備えている。なお、音出力手段210と像出力手段220とは、別体の構成に限らず、一体の構成のものでもよい。
[0020]
記録再生装置300は、配信元から配信されるコンテンツデータを取得し、適宜処理して記憶すなわち録画や録音などの記録や、出力手段200で再生させる処理をする。この記録再生装置300は、チューナ部310と、通信手段320と、操作手段330と、記憶手段としてのメモリ340と、記録手段350と、コンテンツ取得装置としての演算手段360と、を備えている。
[0021]
チューナ部310は、アンテナ311が着脱可能に接続され、アンテナ311にてテレビ放送やラジオ放送、衛星放送などの各種放送波を受信する。このチューナ部310は
本発明は、配信元から配信される配信コンテンツデータを記録手段に記録された記録コンテンツデータに基づいて適宜記録するコンテンツ記録装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、記録媒体に記録された楽曲データに基づいて、放送番組から取得した楽曲データを適宜処理する構成が種々利用されている。このような構成として、記録媒体に記録されていない放送番組中の楽曲データを受信させる構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のものは、デジタルオーディオ放送受信機により放送されている各チャンネル毎のアーティストや曲名の放送楽曲情報を受信し、ヘッドユニットのチャンネル毎放送楽曲情報メモリに記録する。また、MP3(MPEG Audio Layer-3)などで圧縮して記録したCD−R(Compact Disk Recordable)などのオーディオ記録媒体から、オーディオプレーヤで楽曲付加情報データを読み取り、ヘッドユニットのオーディオ記録媒体収録曲情報メモリに記録する。そして、デジタルオーディオ放送受信機で受信した曲がオーディオ記録媒体収録曲情報メモリに収録されているか否かを収録曲検索部で検索し、収録されている場合、収録されていない曲を放送しているチャンネルを選択して受信する構成が採られている。
特開2002−313072号公報(第3頁右欄−第8頁左欄)
しかしながら、上述した特許文献1に記載のような放送波に含まれる放送楽曲情報に基づいて記録媒体に記録されている曲か否かを判断する構成では、放送楽曲情報を多重伝送するデジタル放送に限られてしまう。このため、放送楽曲情報が多重伝送されていないデジタル放送やアナログ放送では、記録媒体に記録している楽曲との同一性を判断できないなどの問題点が一例として挙げられる。
本発明は、このような実情などに鑑みて、記録していない配信コンテンツデータを良好に記録するコンテンツ記録装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することを1つの目的とする。
本発明のコンテンツ記録装置は、配信元から配信されるストリームデータを一時的に記憶させつつ、前記ストリームデータからコンテンツに関する特性を認識して所定のコンテンツか否かを判断するコンテンツ判断手段と、前記所定のコンテンツであると判断された部分を配信コンテンツデータとして前記ストリームデータから抽出するコンテンツ抽出手段と、前記抽出された前記配信コンテンツデータの特性を認識する配信データ特性認識手段と、記録手段に記録されている記録コンテンツデータの特性を認識する記録データ特性認識手段と、前記認識された前記配信コンテンツデータの特性と前記記録コンテンツデータの特性とを比較して同一性を判断する同一性判断手段と、前記同一性の判断結果により、同一性を有する前記記録コンテンツデータが前記記録手段に記録されていない場合に、前記抽出された前記配信コンテンツデータを前記記録手段に記録させる記録制御手段と、を具備し、前記コンテンツ判断手段は、前記ストリームデータにおける所定の音量以上の音量、所定の音域、所定の音域における所定量以上の音量のうちの少なくともいずれか一つの時間軸の特性位置およびその間隔をコンテンツに関する特性として認識し、前記特性位置の間隔が一定であるか否かで所定のコンテンツか否かを判断することを特徴とする。
本発明のコンテンツ記録装置は、配信元から配信されるストリームデータを一時的に記憶させつつ、前記ストリームデータからコンテンツに関する特性を認識して所定のコンテンツか否かを判断するコンテンツ判断手段と、前記所定のコンテンツであると判断された部分を配信コンテンツデータとして前記ストリームデータから抽出するコンテンツ抽出手段と、前記抽出された前記配信コンテンツデータの特性を認識する配信データ特性認識手段と、記録手段に記録されている記録コンテンツデータの特性を認識する記録データ特性認識手段と、前記認識された前記配信コンテンツデータの特性と前記記録コンテンツデータの特性とを比較して同一性を判断する同一性判断手段と、前記同一性の判断結果により、同一性を有する前記記録コンテンツデータが前記記録手段に記録されていない場合に、前記抽出された前記配信コンテンツデータを前記記録手段に記録させる記録制御手段と、を具備し、前記同一性判断手段は、前記配信コンテンツデータおよび前記記録コンテンツデータにおけるリズムの同一性と、言語解析により取得する語句との同一性の双方を判断することを特徴とする。
本発明のコンテンツ記録方法は、演算手段により、記録手段に記録された記録コンテンツデータに基づいて、配信元から配信されるストリームデータから所定のコンテンツデータを適宜記録するコンテンツ記録方法であって、前記演算手段は、前記ストリームデータを一時的に記憶させつつ、前記ストリームデータにおける所定の音量以上の音量、所定の音域、所定の音域における所定量以上の音量のうちの少なくともいずれか一つの時間軸の特性位置およびその間隔をコンテンツに関する特性として認識し、前記特性位置の間隔が一定であるか否かで所定のコンテンツか否かを判断し、前記所定のコンテンツであると判断した部分を配信コンテンツデータとして前記ストリームデータから抽出して取得し、前記配信コンテンツデータの特性および前記記録コンテンツデータの特性をそれぞれ認識し、これら認識した前記配信コンテンツデータの特性と前記記録コンテンツデータの特性とを比較して同一性を判断し、同一性を有する前記記録コンテンツデータが前記記録手段に記録されていないと判断された場合に、前記抽出された前記配信コンテンツデータを前記記録手段に記録させる処理をすることを特徴とする。
本発明のコンテンツ記録方法は、演算手段により、記録手段に記録された記録コンテンツデータに基づいて、配信元から配信されるストリームデータから所定のコンテンツデータを適宜記録するコンテンツ記録方法であって、前記演算手段は、前記ストリームデータを一時的に記憶させつつ、前記ストリームデータからコンテンツに関する特性を認識して所定のコンテンツか否かを判断し、前記所定のコンテンツであると判断した部分を配信コンテンツデータとして前記ストリームデータから抽出して取得し、前記配信コンテンツデータの特性および前記記録コンテンツデータの特性をそれぞれ認識し、これら認識した前記配信コンテンツデータの特性と前記記録コンテンツデータの特性とを比較し、前記配信コンテンツデータおよび前記記録コンテンツデータにおけるリズムの同一性と、言語解析により取得する語句との同一性の双方を判断し、同一性を有する前記記録コンテンツデータが前記記録手段に記録されていないと判断された場合に、前記抽出された前記配信コンテンツデータを前記記録手段に記録させる処理をすることを特徴とする。
本発明のコンテンツ記録プログラムは、演算手段を、前述した本発明のコンテンツ記録装置として機能させることを特徴とする。
本発明のコンテンツ記録プログラムは、前述した本発明のコンテンツ記録方法を演算手段に実行させることを特徴とする。
本発明のコンテンツ記録プログラムを記録した記録媒体は、前述した本発明のコンテンツ記録プログラムが演算手段に読取可能に記録されたことを特徴とする。
以下、本発明に係る一実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、本発明のコンテンツ記録装置を備えこのコンテンツ記録装置でコンテンツとして取得した配信コンテンツデータを記録したり出力手段で再生させたりする処理を実施する記録再生システムを例示して説明する。また、コンテンツとしては、楽曲を例示して説明するが、静止画像や動画などの映像である画像、さらにはゲームや制御プログラムなどのアプリケーションソフトウェアなど、いずれのコンテンツを対象とすることができる。なお、本発明におけるコンテンツ記録装置としては、コンテンツデータを記録や再生する処理をする構成を備えなくてもよい。
〔記録再生システムの構成〕
図1は、本発明に係る一実施の形態における記録再生システムの概略構成を示すブロック図である。図2は、配信コンテンツデータの一部の特性を音量の経時変化として示す波形図である。図3は、配信コンテンツデータの所定区間における周波数特性を示すグラフである。
図1において、100はコンテンツ記録装置としても機能する記録再生システムで、この記録再生システム100は、放送局から出力される放送波や、サーバ装置からネットワーク上に出力されるデジタル信号など、連続したストリームデータとして配信される放送番組データから、コンテンツデータである楽曲データを取得し、記録および再生する処理をするシステムである。ここで、前述した放送局やサーバ装置が本発明における配信元となる。
なお、記録再生システム100は、例えば家屋などに設置されるAV機器などの他、車載用や携帯用など、各種形態として利用可能である。そして、記録再生システム100は、報知手段としての出力手段200と、コンテンツ記録装置としても機能する記録再生装置300と、を備えている。なお、記録再生システム100は、出力手段200および記録再生装置300が、別体構成あるいは一体構成など、いずれの形態とすることができる。
出力手段200は、記録再生装置300に接続され、この記録再生装置300から出力される音声や楽曲などの音データや静止画や動画である映像などの像データを出力、すなわち再生する。この出力手段200は、音データを再生する図示しないスピーカを備えた音出力手段210と、像データを再生する図示しないモニタを備えた像出力手段220と、を備えている。なお、音出力手段210と像出力手段220とは、別体の構成に限らず、一体の構成のものでもよい。
記録再生装置300は、配信元から配信されるコンテンツデータを取得し、適宜処理して記憶すなわち録画や録音などの記録や、出力手段200で再生させる処理をする。この記録再生装置300は、チューナ部310と、通信手段320と、操作手段330と、記憶手段としてのメモリ340と、記録手段350と、コンテンツ記録装置としての演算手段360と、を備えている。
チューナ部310は、アンテナ311が着脱可能に接続され、アンテナ311にてテレビ放送やラジオ放送、衛星放送などの各種放送波を受信する。このチューナ部310は、演算手段360に接続され、演算手段360の制御により、例えば所定の周波数帯の放送波を受信してストリームデータである所定の放送番組を取得し、デジタル信号である放送番組データに適宜変換する。そして、チューナ部310は、変換した放送番組データを演算手段360へ順次出力する。なお、チューナ部310が受信する放送波としては、例えばテレビ放送やラジオ放送、衛星放送など、地上波アナログ信号、地上波デジタル信号、衛星デジタル信号などの配信元である放送局や放送衛星などの放送基地から出力される無線媒体で、電波に限らず、光、電磁波などの各種無線媒体を対象とすることができる。また、チューナ部310は、放送番組に重畳して文字データや、電子番組表などの電子番組案内(EPG:Electronic Program Guide)などの付帯情報も受信可能となっている。
通信手段320は、図示しないネットワークと送受信可能に接続される。そして、通信手段320は、演算手段360に接続され、演算手段360の制御により、ネットワーク上に配信される所定のデジタル信号の放送番組データを順次受信し、演算手段360へ順次出力する。ここで、ネットワークとしては、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの汎用のプロトコルに基づくインターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)、電話回線などの通信回線網などが例示できる。なお、通信手段320としては、例えば携帯電話などが着脱可能に接続され、携帯電話により通信回線網を利用して放送番組データを取得して演算手段360へ出力する構成などとすることも可能である。
操作手段330は、利用者により入力操作可能な図示しない操作ボタンや操作つまみなどを備えている。そして、操作手段330は、演算手段360に接続され、操作ボタンや操作つまみなどの利用者による入力操作に応じて所定の操作信号を演算手段360へ出力し、演算手段360で入力操作に応じた各種設定項目を入力設定させる。この操作手段330で設定入力される設定項目としては、例えば、チューナ部310で受信する対象番組であるチャンネルすなわち所定の周波数帯の設定、通信手段320で受信する対象番組であるURL(Uniform Resource Locator)などのアドレスの設定、受信した対象番組の出力手段200での出力状態の設定、楽曲の記録状態や再生状態の設定など、記録再生システム100全体や記録再生装置300全体の動作の設定内容の他、記録する楽曲のタイトル名や楽曲名などの付加情報を設定する語句入力などが例示できる。なお、操作手段330としては、操作ボタンや操作つまみなどの入力操作に限らず、例えば出力手段200の像出力手段や別途接続される出力手段としての表示装置に設けられたタッチパネルによる入力操作や、音声による入力操作、あるいは、リモートコントローラなどの無線媒体による操作信号を出力する構成など、各種設定事項を設定入力可能ないずれの構成が適用できる。
メモリ340は、演算手段360に接続され、操作手段330で入力操作された各種設定項目の他、音データや像データ、放送番組データ、それらデータの曲名や演奏者名、演奏時間などの付帯情報、楽曲や映像などのデータの特性を示す識別情報、文字データ、電子番組表など、各種情報を演算手段360が適宜読み出し可能に記憶する。また、メモリ340は、記録再生システム100全体を動作制御するOS(Operating System)上に展開される各種プログラムなどを記憶している。このメモリ340としては、例えば停電などにより突然電源が落ちた際にも記憶が保持される構成のメモリ、例えばCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)メモリなどを用いることが望ましい。なお、メモリ340としては、半導体メモリのみならず、HD(Hard Disk)やFD(Flexible Disk)などの磁気ディスク、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスク、光磁気ディスク、メモリカードなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成としてもよい。
記録手段350は、演算手段360に接続され、磁気ディスクや光ディスク、光磁気ディスク、メモリカードなどの記録媒体に演算手段360が読み出し可能に放送番組データや放送番組データから抽出したコンテンツデータ、音データである楽曲データ、コンテンツデータである像データ、さらには、それらデータの付帯情報などの各種情報を記録する。そして、記録手段350は、ドライブ351と、ドライブ制御部352と、を備えている。ドライブ351は、例えば光ピックアップや磁気ピックアップなどを有し、記録媒体に各種情報を記録および記録媒体に記録された各種情報を読み取る。ドライブ制御部352は、演算手段360により制御され、ドライブ351の動作を適宜制御し、演算手段360から取得した各種情報をドライブ351により記録媒体に記録させたり、記録媒体に記録された各種情報をドライブ351にて読み取らせて演算手段360へ出力させたりする。なお、記録手段350は、着脱可能に装着される記録媒体を対象とする構成の他、HDのような記録媒体が固定のもの、さらには半導体メモリなどとしてもよい。さらには、複数のドライブ351を備えた構成や複数の記録媒体を装着可能な構成などとしてもよい。
演算手段360は、放送番組データや、音データ、像データを取得し、適宜処理して、記録あるいは再生させる処理をする。すなわち、演算手段360は、チューナ部310や通信手段320などから受信した放送番組データを、メモリ340や記録手段350に記録、あるいは出力手段200で適宜出力させたり、メモリ340や記録手段350に記録された音データや像データ、さらには放送番組データなどを出力手段200で適宜出力させたり、放送番組データから音データや像データを適宜抽出したり、抽出した音データや像データをメモリ340や記録手段350に記録したりする。この演算手段360は、例えばCPU(Central Processing Unit)を備え、図示しない各種入出力ポート、例えばチューナ部310が接続されるチューナポート、通信手段320が接続される通信ポート、操作手段330が接続される入力ポート、メモリ340が接続されるメモリポート、記録手段350が接続される記録ポートなどを有する。そして、演算手段360は、各種プログラムとして、配信コンテンツデータ取得手段361と、記録コンテンツデータ認識手段としての記録データ読取手段362と、特性認識手段363と、判断手段364と、記録制御手段365と、報知制御手段としても機能する出力制御手段366と、計時手段367と、などを備えている。
配信コンテンツデータ取得手段361は、チューナ部310や通信手段320から出力される放送番組データを取得する。なお、配信コンテンツデータ取得手段361は、放送番組データのみならず、放送番組データとともに送信される付帯情報や識別情報などの各種情報も取得可能となっている。また、配信コンテンツデータ取得手段361は、放送番組データから楽曲や画像である映画などのコンテンツを認識し、コンテンツをストリームデータの放送番組データから抽出して配信コンテンツデータを取得する。すなわち、配信コンテンツデータ取得手段361は、コンテンツ判断手段361Aと、コンテンツ抽出手段361Bと、を備えている。
コンテンツ判断手段361Aは、放送番組データから楽曲や映画などのコンテンツに関する特性を認識してコンテンツか否かを判断する。コンテンツが楽曲の場合、放送番組データの楽曲に関する特性、例えば所定の音量以上の音量、所定の音域、低音域のピークなどの所定の音域における所定量以上の音量など楽曲特性を認識し、楽曲か否かを判断する。具体的には、楽曲特性の時間軸における特性位置およびその間隔を認識し、間隔が略一定か否かを判断、すなわちリズムを判断し、楽曲か否かを判断する。また、コンテンツが画像の場合、放送番組データの画像に関する特性、例えばコントラストやブライトなどの画像特性を認識し、画像特性の切り替わりによりコンテンツが切り替わったと判断し、切り替わり毎にコンテンツとして認識する。さらに、コンテンツ判断手段361Aは、言語解析により語句である歌詞を読み取り可能となっている。また、コンテンツ抽出手段361Bは、コンテンツ判断手段361Aにてコンテンツであると判断した部分を配信コンテンツデータとしてストリームデータから抽出して取得する。具体的には、コンテンツ判断手段361Aにより、楽曲特性さらには言語解析により楽曲であると判断した場合、あるいは画像特性により認識した画像の切り替わり間を1つの画像のコンテンツであると判断した場合、楽曲や画像と判断した部分を1つのコンテンツデータである配信コンテンツデータとして抽出する。
記録データ読取手段362は、記録手段350のドライブ制御部352を制御し、ドライブ制御部352にて制御されたドライブ351により、記録媒体に記録されている記録コンテンツデータである楽曲データや像データを読み取らせ、ドライブ制御部352から取得する。また、記録データ読取手段362は、読み取った記録コンテンツデータに付帯情報が関連付けられている場合には、それら付帯情報も合わせてドライブ制御部352から取得する。これら取得した記録コンテンツデータ、さらに付帯情報は、メモリ340に適宜記憶される。
特性認識手段363は、配信コンテンツデータ取得手段361で取得した配信コンテンツデータ、および、記録データ読取手段362で取得した記録コンテンツデータの特性をそれぞれ認識する。この特性認識手段363は、配信データ特性認識手段363Aと、記録データ特性認識手段363Bと、を備えている。
配信データ特性認識手段363Aは、配信コンテンツデータの特性である配信データ特性を認識する。具体的には、配信コンテンツデータのコンテンツに関する特性、例えば配信コンテンツデータの時間軸における所定区間の周波数特性を認識する。本実施の形態では、図2に示すように所定区間として連続した6区間とし、それぞれの区間における周波数特性すなわち図3に示すような所定の周波数帯域毎の平均音量レベルを認識する。また、配信データ特性認識手段363Aは、6区間に対応する区間におけるコンテンツ判断手段361Aで認識した言語解析による歌詞を認識する。また、記録データ特性認識手段363Bは、記録コンテンツデータの特性である記録データ特性を認識する。この記録データ特性認識手段363Bは、記録コンテンツデータの時間軸における全区間での周波数特性、例えば配信データ特性認識手段363Aと同様の所定時間間隔毎に同様の周波数帯域毎の平均音量レベルを認識する。これら所定区間における所定時間間隔あるいは周波数帯域は、あらかじめ設定された構成に限らず、利用者が適宜設定変更可能としてもよい。
判断手段364は、特性認識手段363で認識した配信コンテンツデータの配信データ特性と、記録コンテンツデータの記録データ特性とを比較して同一性を判断する。すなわち、配信データ特性と略同一、例えば所定の誤差範囲内で同一の特性の区間が記録データ特性中に存在するか否かを判断する。そして、判断手段364は、配信データ特性と同一の特性の区間が記録データ特性中に存在すると判断すると、配信コンテンツデータと記録コンテンツデータとは同一のコンテンツであると判断する。また、判断手段364は、配信データ特性と同一の特性の区間が記録データ特性中に存在しないと判断すると、配信コンテンツデータと同一のコンテンツが記録媒体には記録されていないと判断し、その旨の信号を記録制御手段365へ出力する。なお、判断手段364は、例えば付帯情報に基づいて同一のコンテンツであるか否かを判断することも可能である。
記録制御手段365は、判断手段364から配信コンテンツデータの配信データ特性と記録コンテンツデータの記録データ特性とが同一ではない、すなわち配信コンテンツデータと同一のコンテンツが記録媒体に記録されていない旨の信号を判断手段364から取得すると、配信コンテンツデータを記録媒体に記録するための処理をする。例えば、記録制御手段365は、出力制御手段366を制御し、出力手段200における像出力手段220で配信コンテンツデータは記録媒体に記録されていない旨を画面表示により利用者に報知させる制御をするとともに、操作手段330における利用者による配信コンテンツデータを記録するか否かの設定入力を促す旨の表示画面を画面表示させる。そして、記録制御手段365は、操作手段330から送信される操作信号に基づいて配信コンテンツデータを記録させる旨の設定入力を認識すると、記録手段350を制御して配信コンテンツデータを記録媒体に記録させる処理をする。
また、記録制御手段365は、判断手段364から配信データ特性および記録データ特性とが同一である、すなわち配信コンテンツデータと同一のコンテンツが記録されている旨の信号を判断手段364から取得すると、配信コンテンツデータと記録コンテンツデータの全体の時間長をそれぞれ認識する。なお、これら時間長の認識としては、例えば付帯情報から認識してもよい。そして、記録制御手段365は、配信コンテンツデータの時間長の方が記録コンテンツデータの時間長より長いと判断した場合、出力制御手段366を制御し、出力手段200からその旨を報知させる処理をする。例えば、配信コンテンツデータの方が長い旨を画面表示させるとともに、配信コンテンツデータを記録コンテンツデータに代えて記録させるか否か、あるいは記録コンテンツデータとは別に記録させるか否かなどの設定入力を促す表示画面を画面表示させる。そして、記録制御手段365は、設定入力に応じて記録手段350を制御し、配信コンテンツデータを書き替えあるいは追記させる制御をする。
出力制御手段366は、チューナ部310や通信手段320で取得した放送番組データ、配信コンテンツデータ取得手段361で取得した配信コンテンツデータを、出力手段200に出力させて適宜出力すなわち再生させる処理をする。この出力手段200への放送番組データや配信コンテンツデータの出力としては、操作手段330で設定入力された再生状態の設定項目に応じた再生状態となるように、楽曲などの音データは音出力手段210へ出力し、映像などの像データは像出力手段へ出力される。なお、テレビ放送番組などの音データおよび像データの双方を含む場合には、音と像とが対応するようにリンクさせて出力させる。また、出力制御手段366は、操作手段330による設定入力により、メモリ340や記録手段350に記録された記録コンテンツデータなどの適宜記録されているデータの再生要求に応じて、対象の記録コンテンツデータを適宜読み出して出力手段200へ出力させて再生させたり、付帯情報や設定入力を促す表示画面や報知のためのメッセージなどを画面表示させたりする処理も可能となっている。
計時手段367は、例えば内部クロックなどの基準パルスに基づいて現在時刻を認識する。そして、この計時手段367は、認識した現在時刻に関する時刻情報を適宜出力する。
〔記録再生システムの動作〕
次に、上記記録再生システムの動作として、放送番組データから配信コンテンツデータを抽出し適宜記録する動作を図面に基づいて説明する。なお、配信コンテンツデータの抽出処理と、配信コンテンツデータと記録コンテンツデータとの同一性を判断して適宜記録する記録処理とは同時に処理できるが、説明の都合上、分けて説明する。また、コンテンツとして楽曲を例示した処理で説明するが、上述したように、楽曲に限らず映像などの各種コンテンツを対象とすることができる。図4は、コンテンツ記録処理の動作を示すフローチャートである。図5は、コンテンツ記録処理における抽出処理の動作を示すフローチャートである。図6は、コンテンツ記録処理における記録処理の動作を示すフローチャートである。
記録再生システム100の電源が投入されて電力が供給されることにより、記録再生装置300は、演算手段360の出力制御手段366が図示しない出力手段200を制御して、あらかじめメモリ340に記憶されたメニュー画面などを表示させる処理をし、操作手段330における利用者の入力操作に基づく動作要求の設定の待機状態、すなわち動作待機状態となる。そして、演算手段360は、メニュー画面に基づいて利用者が操作手段330を入力操作して、所定の放送番組の受信を要求する旨の操作信号を認識すると、チューナ部310または通信手段320を動作制御し、所定の放送番組を受信させる処理をする。この処理により、チューナ部310や通信手段320で受信した放送番組データを演算手段360で取得する。さらに、演算手段360の出力制御手段366は、取得した放送番組データを出力手段200へ適宜出力し、あらかじめ操作手段330で設定入力された再生状態で再生させる。
また、演算手段360は、利用者が操作手段330を入力操作することで、記録媒体に記録されていないコンテンツの記録要求を設定入力すると、配信コンテンツデータを抽出して適宜記録するコンテンツ記録処理を実施する。すなわち、演算手段360は、図4に示すように、コンテンツの記録要求を設定入力すると(ステップS101)、記録データ読取手段により、記録手段350のドライブ制御部352を制御し、ドライブ制御部352にて制御されたドライブ351により、記録媒体に記録されている楽曲データである記録コンテンツデータを読み取らせ、ドライブ制御部352から取得する(ステップS102)。さらに、演算手段360は、特性認識手段363の記録データ特性認識手段363Bにより、読み取った各記録コンテンツデータの記録データ特性である楽曲特性を認識する(ステップS103)。この楽曲特性としては、例えば時間軸における全区間での周波数特性、例えば所定時間間隔毎に所定の周波数帯域毎の平均音量レベルをそれぞれ認識する。さらには、言語解析により楽曲データの歌詞を認識する。
この後、演算手段360は、放送番組データから配信コンテンツデータを抽出する抽出処理(ステップS104)と、記録コンテンツデータに基づいて配信コンテンツデータを適宜記録させる記録処理(ステップS105)と、を実施する。なお、これらステップS104の抽出処理およびステップS105の記録処理は、ステップS102の記録コンテンツデータを読み取る処理や、ステップS103の記録コンテンツデータの特性を認識する処理と、同時に処理できるが、説明の都合上、分けて説明する。
そして、ステップS104の抽出処理では、図5に示すように、演算手段360は、所定の処理番号である旨の変数nに、最初すなわち第1番目である旨の「1」を設定する(ステップS201)。この後、演算手段360は、配信コンテンツデータ取得手段361のコンテンツ判断手段361Aにより、例えば所定時間間隔毎や無音状態毎に、開始位置Snを適宜設定し(ステップS202)、この開始位置Snから放送番組データをメモリ340に記憶させる(ステップS203)。そして、コンテンツ判断手段361Aは、メモリ340に開始位置Snから記憶した放送番組データPDnから、楽曲特性としてのリズム特性、例えば低音域のピークの周期性を判断する。具体的には、低音域ピークを計時手段367にて計時する現在時刻と関連付けて認識する(ステップS204)。この低音域のピークの認識としては、例えばローパスフィルタなどにより、放送番組データPDnから所定の周波数以下となる低音域のみを取得し、その低音域の音量が所定レベル以上であるか否かにより、低音域のピークか否かとして認識する。そして、認識した低音域のピークは、現在時刻と合わせてメモリ340などに適宜記憶される。さらに、コンテンツ判断手段361Aは、低音域のピークの時間間隔を演算し(ステップS205)、放送番組データPDnが楽曲か否かを判断する(ステップS206)。すなわち、ステップS205で演算した時間間隔が所定の誤差範囲内となる略同一間隔で所定のリズム特性があるか否かを判断する。この判断として、例えば複数回実施し、略同一間隔であることを所定回数以上連続して認識した場合、楽曲と判断する構成を例示して説明する。
このステップS206で、低音域ピークの時間間隔が略同一間隔ではなく楽曲ではないと判断した場合、メモリ340への放送番組データPDnの記憶を停止するとともに削除する(ステップS207)。この後、利用者により操作手段330における入力操作にてコンテンツ記録処理の停止要求があったか否かを判断する(ステップS208)。一方、ステップS206で、低音域ピークの時間間隔が略同一間隔であり、楽曲であると判断した場合、メモリ340に記録している放送番組データPDnは楽曲であると判断する。このステップS206で楽曲と判断した後、ステップS204ないしステップS206の低音域ピークの時間間隔に基づいて楽曲か否かの判断を、楽曲ではないと判断するまで実施する(ステップS209)。そして、ステップS209で楽曲ではないと判断、すなわち楽曲が終了したと判断すると、コンテンツ抽出手段361Bは、メモリ340に記憶している放送番組データPDnの記憶を停止させ、楽曲の配信コンテンツデータDnとして取得し、ステップS208に進む。
そして、演算手段360は、ステップS208で利用者が操作手段330における入力操作にてコンテンツ記録処理の停止要求があったか否かを判断して、停止要求がないと判断した場合、1を加える処理、すなわちn=n+1の処理を実施し(ステップS211)、ステップS202に戻って処理を継続する。一方、ステップS208において、停止要求があったと判断すると、放送番組データPDnから配信コンテンツデータDnを抽出する抽出処理を停止する。なお、開始位置Snを楽曲判断毎に設定して放送番組データPDnを記憶する処理を例示したが、楽曲判断しつつ次の開始位置Snを設定して放送番組データPDnを順次記憶する処理を平行して実施するなどしてもよい。
さらに、演算手段360は、ステップS104の抽出処理で配信コンテンツデータDnが取得されたことを認識すると、ステップS105の記録処理を実施する。すなわち、演算手段360は、図6に示すように、配信コンテンツデータ取得手段361で配信コンテンツデータDnを取得したことを認識すると(ステップS301)、特性認識手段363の配信データ特性認識手段363Aにより、配信コンテンツデータDnの楽曲特性を認識する(ステップS302)。この楽曲特性の認識としては、例えば、配信コンテンツデータDnの時間軸における所定区間での周波数特性、例えば最初あるいは最初から所定時間経過後を所定区間の始めとして、ステップS103での記録データ特性の認識時と同様の所定時間間隔で連続した6区間における同様の周波数帯域毎の平均音量レベルをそれぞれ認識する。さらに、配信コンテンツデータDnの6区間に対応する区間における言語解析により歌詞を認識し、楽曲特性として認識する。
この後、演算手段360は、判断手段364により、ステップS103で認識した楽曲特性である記録データ特性と、ステップS302で認識した楽曲特性である配信データ特性とを比較し、同一性を判断する(ステップS303)。例えば、配信データ特性と所定の誤差範囲内で同一の周波数特性の区間と、配信データ特性の区間における歌詞と同一の歌詞の区間とが記録データ特性中に存在するか否かを判断する。
そして、このステップS303において、判断手段364は、配信データ特性が記録データ特性と同一ではない、すなわち同一の記録データ特性が存在しないと判断すると、配信コンテンツデータDnと同一のコンテンツとしての楽曲である記録コンテンツデータが記録媒体には記録されていないと判断する(ステップS304)。このステップS304の判断により、その旨の信号を取得した記録制御手段365は、出力制御手段366を制御し、出力手段200における像出力手段220で配信コンテンツデータDnは記録媒体に記録されていない旨を画面表示により利用者に報知させる制御をするとともに、操作手段330における利用者による配信コンテンツデータDnを記録するか否かの設定入力を促す旨の表示画面を画面表示させる(ステップS305)。
このステップS305において、記録制御手段365は、画面表示に従って利用者が操作手段330における入力操作を実施することにより出力される操作信号に基づいて、配信コンテンツデータDnを記録させる旨の設定入力がなされたか否かを判断する(ステップS306)。このステップS306において、記録制御手段365は、操作手段330から送信される操作信号に基づいて記録を要求する旨の設定入力であることを認識すると、記録手段350を制御して配信コンテンツデータDnを新たに記録媒体に記録させる処理をし(ステップS307)、記録処理が終了する。一方、ステップS306において、記録制御手段365は、配信コンテンツデータDnを記録しない旨の設定入力であることを認識すると、メモリ340に記録されている配信コンテンツデータDnを削除する処理をし(ステップS308)、記録処理が終了する。なお、ステップS307およびステップS308の処理後における記録処理の終了として、配信コンテンツデータDの処理が終了し、ステップS104における抽出処理で次の配信コンテンツデータDn+1が取得されることで、再びステップS301から処理が継続する。
一方、ステップS303において、判断手段364は、配信データ特性に同一の区間を有する記録データ特性が存在すると判断すると、配信コンテンツデータDnと同一のコンテンツとしての楽曲である記録コンテンツデータが記録媒体に記録されていると判断する(ステップS309)。このステップS309の判断により、その旨の信号を取得した記録制御手段365は、配信コンテンツデータDnの時間長Tnと、この配信コンテンツデータDnと楽曲特性が同一と判断された記録コンテンツデータの時間長Tとを認識する(ステップS310)。この後、記録制御手段365は、時間長Tnが時間長Tより長いか否か、すなわちTn>Tか否かを判断する(ステップS311)。
このステップS311において、記録制御手段365は、Tn>Tではない、すなわちTn≦Tであると判断すると、例えば記録コンテンツデータは楽曲全体であるのに対し、配信コンテンツデータDnは楽曲の一部のみであるなど、演奏時間が短いと判断する。そして、記録制御手段365は、受信した放送番組データと合わせて配信コンテンツデータDnに付帯情報が関連付けられて配信され、その付帯情報を取得したか否かを判断する(ステップS312)。このステップS312において、記録制御手段365は、付帯情報が関連付けられていないと判断すると、ステップS308に進み、メモリ340に記憶している配信コンテンツデータDnを削除して処理が終了する。一方、ステップS312において、記録制御手段365は、配信コンテンツデータDnに付帯情報が関連付けられていると判断すると、同一のコンテンツとしての楽曲であると判断した記録コンテンツデータに付帯情報が関連付けられているか否かを判断する(ステップS313)。そして、このステップS313において、記録制御手段365は、付帯情報が関連付けられていると判断すると、ステップS308に進む。一方、ステップS313において、記録制御手段365は、付帯情報が関連付けられていないと判断すると、記録手段350を制御して、配信コンテンツデータDnの付帯情報を記録コンテンツデータに関連付けて記録媒体に記憶させる(ステップS314)。この後、ステップS308に進み、メモリ340に記憶している配信コンテンツデータDnを削除して処理が終了する。
一方、ステップS311において、記録制御手段365は、Tn>Tであると判断すると、例えば記録コンテンツデータは歌詞の1番の部分のみであるが配信コンテンツデータDnは歌詞の1番および2番の部分であったり、配信コンテンツデータDnには前奏などの部分が含まれていたりするなどの演奏時間が長いと判断し、配信コンテンツデータDnを記録の対象とする。すなわち、記録制御手段365は、出力制御手段366を制御し、出力手段200における像出力手段220で配信コンテンツデータDnは記録媒体に記録されているが配信コンテンツデータDnの方が演奏時間が長い旨を画面表示により利用者に報知させる制御をするとともに、操作手段330における利用者による配信コンテンツデータDnを記録コンテンツデータに代えて記録する書替処理か、別途記録するか、記録しないかの設定入力を促す旨の表示画面を画面表示させる(ステップS315)。
このステップS315の後、記録制御手段365は、画面表示に従って利用者が操作手段330における入力操作を実施することにより出力される操作信号に基づいて、配信コンテンツデータDnを記録コンテンツデータに書き替える要求の設定入力がなされたか否かを判断する(ステップS316)。このステップS316において、記録制御手段365は、書き替え要求である旨を認識すると、記録手段350を制御して記録コンテンツデータに配信コンテンツデータDnを書き替え(ステップS317)、処理が終了する。一方、ステップS317において、記録制御手段365は、書き替え要求でない旨を認識すると、配信コンテンツデータDnを記録コンテンツデータとは別に新たに記録させる旨の設定入力がなされたか否かを判断する(ステップS318)。このステップS318において、記録制御手段365は、別途記録を要求する旨を認識すると、ステップS307に進み、記録手段350を制御して配信コンテンツデータDnを新たに記録させる処理をし、処理が終了する。一方、ステップS315において、配信コンテンツデータDnを記録しない旨を認識すると、ステップS312に進み、付帯情報の関連付けの処理に移行し、処理が終了する。なお、上述したステップS307およびステップS308の処理の終了後における記録処理の終了と同様、ステップS317の処理の終了後における記録処理の終了についても、ステップS104における抽出処理で次の配信コンテンツデータDn+1が取得されることで、再びステップS301から処理が継続する。
〔記録再生システムの作用効果〕
上述したように、上記実施の形態では、配信され配信コンテンツデータ取得手段361にて取得した配信コンテンツデータDnと、記録手段350における記録媒体に記録され記録データ読取手段362で読み取った記録コンテンツデータとについて、特性認識手段363により楽曲特性として配信データ特性および記録データ特性をそれぞれ認識して、判断手段364により同一性を判断する。そして、出力制御手段366は、判断手段364にて楽曲特性が同一ではないと判断した配信コンテンツデータDnは同一のコンテンツが記録媒体に記録されていないと判断し、出力手段200にて配信コンテンツデータDnは記録されていない旨を報知させる制御をしている。このため、放送番組のようにストリームデータとして配信されコンテンツに関する楽曲情報などの付帯情報が合わせて配信されないコンテンツでも、利用者が取得していないデータである記録媒体に記録していないコンテンツのみを抽出して取得することができる。したがって、例えば、利用者が記録しよく視聴する機会が多いコンテンツがさらに出力されることによる煩わしさを防止し、利用者が取得しておらず利用者が視聴する機会が少ないコンテンツを出力させることで利用者に堪能する機会を与えたり、記録されていないコンテンツを記録させることで利用者が取得しているコンテンツの充実が図れたりするなど、使い勝手を向上できる。
そして、出力手段200にて画面表示による報知に従って操作手段330における入力操作に応じた配信コンテンツデータDnを記録させる要求に関する操作信号を記録制御手段365が認識すると、記録手段350を制御して配信コンテンツデータDnを記録媒体に記録させている。このため、例えば、取得した配信コンテンツデータDnが前奏部分のみで演奏時間が短いなど、記録していないコンテンツであっても利用者の記録に対する意図を反映でき、良好な使い勝手を提供できる。
また、記録制御手段365により、判断手段364にて同一であると判断した配信コンテンツデータDnと記録コンテンツデータとのそれぞれの時間長Tn,Tをそれぞれ認識し、時間長Tより時間長Tnが長い場合(Tn>T)には、記録コンテンツデータに代えて配信コンテンツデータDnを記録媒体に記録させる書き替え処理を実施するか否かの設定入力を促す旨を、出力手段200で画面表示により報知させている。このため、同一のコンテンツでも、例えば記録コンテンツデータが楽曲の一部で取得した配信コンテンツデータDnが楽曲の全部であるなどの場合には、記録の対象として報知するので、利用者が取得しているコンテンツのさらなる充実化が容易に得られるとともに、記録の確認報知により、誤って記録コンテンツデータが削除されてしまう不都合も防止できる。
さらに、記録制御手段365により、判断手段364にて同一であると判断した配信コンテンツデータDnと記録コンテンツデータとの付帯情報の有無を判断し、配信コンテンツデータDnに関連付けられた付帯情報が記録コンテンツデータに関連付けられていない場合には、この配信コンテンツデータDnの付帯情報を記録コンテンツデータに関連付けて記録媒体に記録させている。このため、取得したコンテンツが同一であっても、記録コンテンツデータに付帯情報を付加することができ、利用者が取得しているコンテンツのさらなる充実化が容易に得られる。
また、特性認識手段363により、配信コンテンツデータDnの配信データ特性として時間軸における所定区間の周波数特性を認識するとともに、記録コンテンツデータの記録データ特性として全区間の周波数特性を認識し、判断手段364により、配信データ特性の周波数特性と略同一の周波数特性となる区間を有する記録データ特性を検索し、同一性を判断している。このため、例えば、配信コンテンツデータDnとして取得して楽曲の終了を認識する間に周波数特性を認識し、既に認識した記録コンテンツデータの特性と比較すればよく、処理の効率化が容易に図れる。さらには、例えば1つでも同一の記録データ特性があると判断することにより、次の処理に移行でき、全ての記録データ特性との同一性を判断する必要もなくなり、より処理の効率化による処理の高速化が容易に得られる。
そして、配信コンテンツデータ取得手段361として、コンテンツ判断手段361Aおよびコンテンツ抽出手段361Bを設け、ストリームデータからコンテンツに関する特性、例えば楽曲特性を認識してコンテンツ(楽曲)か否かを判断して楽曲として配信コンテンツデータDnを取得可能としている。このため、コンテンツを直接取得する構成に限らず、特に付帯情報などが合わせて伝送されない場合がある放送波などのストリームデータからでも配信コンテンツデータDnを適切に取得でき、汎用性を向上できる。
また、配信コンテンツデータDnとして、楽曲について抽出する場合、ストリームデータである放送番組データPDnの時間軸における区間での楽曲特性、特に所定の音量以上の音量、所定の音域、所定の音域における所定量以上の音量のうちの少なくともいずれか1つの時間軸の特性位置およびその間隔を楽曲に関する特性であるリズム特性を認識して抽出している。このため、例えば放送番組データPDnと合わせて楽曲を特定する付帯情報などが配信されないストリームデータの放送番組からでも良好に配信コンテンツデータDnを取得できる。さらには、この抽出処理の際、設定した開始位置Snから放送番組データPDnを記憶しておき、記憶している放送番組データPDnのコンテンツの特性を認識し配信コンテンツデータDnか否かを判断し、所望のコンテンツすなわち楽曲ではないと判断した場合、さらに設定した他の開始位置Sn+1から記憶した放送番組データPDnのコンテンツの特性で判断すればよいので、楽曲と判断してから放送番組データPDnを配信コンテンツデータDnとして取得する際に楽曲の始めの部分が欠け落ちるなどの不都合も防止でき、ストリームデータとして一連に配信される放送番組データPDnから簡単な構成で良好に配信コンテンツデータDnを容易に取得できる。
また、記録手段350に記録した後の配信コンテンツデータDn、既に記録されており記録対象とならない配信コンテンツデータDn、および、記録の要求がなされなかった配信コンテンツデータDnを、自動的にメモリ340から削除している。このため、メモリ340の記憶容量を有効活用でき、メモリ340の比較的に小さい簡易な構成を利用でき、構成の簡略化やコストの低減などが容易に得られる。
そして、出力手段200で取得した配信コンテンツデータDnを適宜再生可能な構成、すなわち出力制御手段366を備えている。このため、取得した配信コンテンツデータDnの構成を確認でき、記録するか否かを利用者が容易に判断でき、使い勝手を向上できる。
さらに、放送波およびネットワークの双方からストリームデータの放送番組データを取得できる構成としている。このため、使い勝手をより向上できる。
そして、演算手段360を例えばCPU(Central Processing Unit)などを用いてプログラムとして構成しているので、プログラムをインストールすることで、記録されていない配信コンテンツデータDnを良好に取得できる構成が容易に得られ、利用の拡大が容易に図れる。さらには、そのプログラムを記録媒体に記録し、適宜演算手段360、すなわちコンピュータに読み取らせる構成とすることで、容易に配信コンテンツデータDnを取得できる構成が得られるとともに、プログラムを容易に取り扱いでき、利用の拡大が容易にできる。なお、本発明における演算手段としては、1つのコンピュータに限らず、複数のコンピュータをネットワーク状に組み合わせた構成、上述したようなCPUやマイクロコンピュータなどの素子、あるいは複数の電子部品が搭載された回路基板などをも含む。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、出力手段200を備えた記録再生システム100を例示して説明したが、本発明のコンテンツ記録装置としては、システム構成に限らず、本実施の形態の記録再生装置300、さらには出力手段200を一体に備えた記録再生装置などの装置構成としてもよい。また、記録再生可能な構成に限らず、抽出した楽曲データDNを単に出力手段200で再生させる再生装置、あるいは単に記録するのみの記録装置などとしてもよい。そして、システム構成として、ネットワークを介して接続した記録手段350に記録させたり、ネットワークを介して接続した出力手段200から再生させたりするなどのネットワーク構成としてもよい。さらには、設置型の構成に限らず、ノート型のパーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話などの携帯型、あるいは車載型の構成、CPU(Central Processing Unit)などの集積回路や各種電気部品が搭載された回路基板構成などとしてもよい。これらのように、いずれの形態を対象とすることができる。
また、楽曲データを取得する構成を例示して説明したが、上述したように、放送番組データから映画などの画像データをコンテンツデータとして取得したり、さらには各種アプリケーションソフトウェアなどをコンテンツデータとして取得したりする構成としてもよい。なお、画像データとして取得する場合には、画像の特性、例えばコントラストやブライトなどの明るさや色バランスなどの画像に関する特性に基づいて、コンテンツか否かを判断して同様に取得すればよく、アプリケーションソフトウェアなども同様に特性を認識して判断すればよい。
そして、配信コンテンツデータDnをチューナ部310や通信手段320で取得した放送番組データからそのまま取得する構成に限らず、例えば操作手段330により文字入力にて設定入力されたジャンルに基づいて、配信コンテンツデータ取得手段361で特定されたジャンルの配信コンテンツデータDnを取得するなどしてもよい。このように、楽曲のジャンルをも特定して配信コンテンツデータDnを取得することも可能であり、このような構成により、より使い勝手がよい構成を提供できる。
また、開始位置Snの設定タイミングとしては、上述したように、所定時間毎や無音状態時に限らず、任意の時間で設定できる。例えば、コンテンツ判断手段361Aで楽曲でないと判断した時点で次の開始位置Snを設定する場合に限らず、逐次設定したり、利用者により適宜変更可能としたりしてもよい。ここで、無音状態としては、単に無音のみならず、所定の音量以下で、ノイズや雑音などを考慮して発話や楽曲でない音量レベル以下を含む。この無音状態で開始位置Snを設定することで、一般的に楽曲紹介の発話の後に楽曲が放送されるまでの無音状態を開始位置Snとして設定することができ、配信コンテンツデータDnを確実に楽曲の最初から適切に取得することが簡単な構成で容易にできる。なお、像データの場合では、例えば画像が表示されないようなブライトレベルがほとんど0のような無信号状態や、像データが切り替えられる際の像データが出力されない無信号状態などが例示できる。また、開始位置Snとして、現在時刻に基づいて設定する構成に限らず、例えば最初の開始位置Snからの経過時間など、位置を特定可能ないずれの方法が利用できる。
そして、配信コンテンツデータDnのメモリ340への記憶としては、例えば開始位置Snと関連付ける場合の他、例えば通し番号などの識別番号を関連付けて記憶するなど、配信コンテンツデータDnを特定可能ないずれの記憶形態が利用できる。なお、開始位置Snを関連付けておくことにより、上述したように、例えば配信コンテンツデータDnの時間長Tnを認識する際の始まる位置として認識する際に開始位置Snをそのまま演算に利用できるので好ましい。また、時間軸における前後で記録する配信コンテンツデータDnと時間帯が部分的に重なるように開始位置Snを逐次設定して記憶するなどしてもよい。
一方、コンテンツ記録処理を実施する際に、あらかじめ記録コンテンツデータを読み取って記録データ特性を認識しておき、抽出処理で配信コンテンツデータDnを取得することで配信データ特性を認識し、同一性を判断して説明したが、配信コンテンツデータDnを取得してから記録コンテンツデータを読み取って同一性を判断するなど、処理の順番は適宜設定すればよい。なお、あらかじめ記録コンテンツデータを読み取ることにより、その間の時間で配信コンテンツデータDnの抽出処理が実行でき、処理の効率化および高速化などが容易にできる。また、配信コンテンツデータDnを取得してから記録コンテンツデータを読み取る構成では、例えば1つずつ記録コンテンツデータを読み取って記録データ特性を認識し、同一性を判断することで、メモリ340の記憶容量が少ない構成でも処理でき、コストの低減などが容易に得られる。
また、配信コンテンツデータDnを記録する際に、例えば記録媒体の記録可能領域を認識して記録可能か否かを判断したり、コンテンツ記録処理を実行する際に所定の記録可能領域以上が確保されているか否かを認識して処理が可能か否かを判断したりする構成を加えてもよい。このような構成により、無用の処理を実施する必要がなく、処理の高速化、さらには取得した配信コンテンツデータDnを記録できなくなるなどの不都合を防止でき
る。
そして、画面表示により配信コンテンツデータDnの記録を確認する処理を実施して説明したが、このような確認の表示画面を画面表示させることなく、自動的に記録させてもよい。このことにより、記録の際に入力操作する作業が不要となり、利便性を向上できる。さらには、自動記録や手動記録をあらかじめ設定できる構成としてもよい。このことにより、記録条件が適宜設定されるので、使い勝手を向上できる。また、付帯情報の有無を判断し、付帯情報を適宜記憶する処理を実施したが、このような処理を実施しなくてもよい。
また、配信コンテンツデータDnをメモリ340に別途記憶して記録処理を実施したが、メモリ340に代えて記録媒体に仮記憶させる構成としてもよい。この場合、記録手段350としてHDやDVD−RW(Digital Versatile Disc - ReWritable)のように記録および削除が可能な記録媒体の構成としたり、記録手段350として仮記憶用の構成と記録媒体への記録用の構成との複数の構成を備えたものとしたりすればよい。
そして、配信コンテンツデータDnの取得の際、例えば最後の数秒間程度において、次第に音量が小さくなるいわゆるフェードアウトのような処理を実行してもよい。このような構成により、仮に最後の部分に発話の一部が含まれて配信コンテンツデータDnが取得されてしまったような場合でも、利用者は発話を聞き取りにくくなり、より良好な配信コンテンツデータDnの取得ができる。
さらに、コンテンツ判断手段361Aで認識する楽曲特性としては、低音域のピークに限らず、所定の周波数帯、あるいは所定の周波数帯における音量ピーク、所定レベル以上の音量など、楽曲としての例えばリズムやテンポなどが認識できるいずれの音に関する特性を対象とすることができる。また、特性の周期性を時間間隔で判断する他、楽曲としての例えばリズムやテンポなどが認識できるいずれの周期性を認識してもよく、さらには放送番組データと合わせて配信される楽曲に関する付帯情報を特性として認識したり、付帯情報に記載された情報に基づいて楽曲として判断したりするなどしてもよい。また、時間間隔での周期性の判断として、現在時刻に基づいて判断する場合に限らず、例えば所定の開始時間からの経過時間に基づいて周期性を判断するなどしてもよい。
また、楽曲か否かの判断として、楽曲特性の時間間隔の略同一か否かの判断は、複数回実施して略同一間隔であることを所定回数以上認識した場合に楽曲と判断する構成に限られない。例えば、隣り合う時間間隔で1回のみ比較する構成の他、任意の時間間隔で比較する構成、さらには時間間隔のずれ量に基づいてポイントを設定し、ポイント値に基づいて判断するなど、いずれの判断方法が利用できる。さらには、言語解析により歌詞を認識し、歌詞の同一性についても判断して説明したが、言語解析を実施せず、リズム特性を判断するのみなどしてもよい。なお、歌詞の同一性をも判断することにより、同様のリズムであっても歌詞が異なる楽曲についても同一性を判断でき、さらには例えば1番のみ記録されており、2番が配信された場合には記録していないと判断して2番を記録できるようにすることも可能となり、より確実に適切な同一性判断ができるので好ましい。なお、周波数特性に基づいて判断することで、例えば周波数帯域を細かく設定したり、周波数帯域に分割する時間間隔を短くしてより細かく周波数特性を認識したりすることにより、歌詞を認識しなくても歌詞の同一性さらには歌手の同一性をも判断可能となり、好ましい。なお、抽出する区間は、上述した6区間に限らず、1区間のみあるいは複数区間、さらには連続しない異なる位置での区間などで適宜認識することができる。
そして、楽曲の終了時点の判断として、上述した楽曲であると判断してから楽曲特性を逐次判断する場合に限らず、例えば付帯情報に基づいて判断するなど、いずれの方法が利用できる。
また、配信コンテンツデータDnと記録コンテンツデータとの同一性の判断として、周波数特性および言語解析にて取得した歌詞とに基づいて判断して説明したが、上述したように、周波数特性のみに基づいて判断してもよい。さらには、楽曲を対象とした場合に配信コンテンツデータDnとして取得する際に楽曲か否かを判断する際のリズム特性を利用し、このリズム特性と歌詞とに基づいて同一性を判断するなどしてもよい。
そして、周波数特性を認識する際、配信コンテンツデータDnおよび記録コンテンツデータのデータ構造に応じて適宜認識して同一性を判断すればよい。具体的には、配信コンテンツデータDnがデジタル信号である場合にはそのデジタル信号に基づいた周波数特性を認識するとともに、記録コンテンツデータの周波数特性もアナログやデジタルなどのデータ構造に対応して認識する。そして、同一性の判断時、デジタルに基づく配信データ特性との同一性の判断後、配信コンテンツデータDnをアナログ信号に変換し、このアナログ信号に変換後に周波数特性を認識して同様に同一性を判断すればよい。このような構成により、データ構造が異なる配信コンテンツデータDnと記録コンテンツデータとの同一性をも判断できる。さらに、記録コンテンツデータとしてデータ構造が異なる形態で複数記録しておく必要がなく、記録コンテンツデータの記録領域の有効利用ができる。また、例えば、データ構造が異なる形態の配信コンテンツデータDnからそれぞれ配信データ特性を認識して、それぞれ同一性を判断してもよい。このような構成では、処理の高速化が容易に図れる。さらには、例えば、配信コンテンツデータDnのデータ構造に基づいて認識した配信データ特性での同一性の判断の後、同一の記録データ特性がない場合に配信コンテンツデータDnのデータ構造を変換して配信データ特性を認識し、同一性を順次判断してもよい。このような構成では、全てのデータ構造での同一性を判断しなくても同一性が認められた時点で処理を停止させることにより、処理の効率化が容易に図れる。
さらに、付帯情報の有無に基づいて付帯情報の関連付けの処理を実施して説明したが、この構成を実施しなくてもよい。さらに、付帯情報の関連付けの処理として、配信コンテンツデータDnの付帯情報の一部のみが記録コンテンツデータの付帯情報に含まれていない場合には、その一部のみを関連付けて記憶させてもよい。
また、ストリームデータからコンテンツ判断手段361Aおよびコンテンツ抽出手段361Bにて楽曲判断して配信コンテンツデータDnを抽出して説明したが、例えば、放送波やインターネットなどのネットワークからコンテンツとして直接取得するなどしてもよく、さらには放送波やネットワークから取得する構成に限らない。例えば、放送番組などのストリームデータを記録媒体に記録した外部の記録装置を記録再生装置300に接続し、この記録装置から記録されたストリームデータを通信手段320などで受信し、記録装置で記録したストリームデータから同様に配信コンテンツデータ取得手段361で配信コンテンツデータDnを取得させるなどすることもできる。さらには、マイクロフォンなどの集音手段や撮像手段を接続し、これら集音手段や撮像手段で取得した一連のストリームデータから配信コンテンツデータDnを取得させることもできる。
そして、付帯情報をも認識可能な構成としたが、単に上述した処理により抽出するのみの構成とすることができる。なお、付帯情報に基づいて特性を直接認識できる構成をも備えることで、より同一性の判断を高速処理でき、より良好に記録していない配信コンテンツデータDnの取得ができる。
そして、受信した放送番組データ、取得した配信コンテンツデータDn、記録手段350に記録された放送番組データや記録コンテンツデータなどを適宜出力可能に説明したが、放送番組データのみ、あるいは取得した配信コンテンツデータDnのみ、または記録手段350に記録された記録コンテンツデータのみ、さらにはこれらの組み合わせで出力可能な構成など、出力する構成で限定されるものではない。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
〔実施の形態の効果〕
上述したように、取得した配信コンテンツデータDnと、記録手段350における記録媒体に記録され読み取った記録コンテンツデータとについて配信データ特性および記録データ特性をそれぞれ認識して同一性を判断する。そして、特性が同一ではないと判断した配信コンテンツデータDnを記録媒体に記録させる。このため、放送番組のようにストリームデータとして配信されコンテンツに関する楽曲情報などの付帯情報が合わせて配信されないコンテンツでも、記録媒体に記録されておらず利用者が取得していないコンテンツのみを良好に取得できる。
また、取得した配信コンテンツデータDnと、記録手段350における記録媒体に記録され読み取った記録コンテンツデータとについて配信データ特性および記録データ特性をそれぞれ認識して同一性を判断する。そして、特性が同一ではないと判断した配信コンテンツデータDnは同一のコンテンツが記録媒体に記録されていないと判断し、出力手段200にて配信コンテンツデータDnは記録されていない旨を報知させる。このため、放送番組のようにストリームデータとして配信されコンテンツに関する楽曲情報などの付帯情報が合わせて配信されないコンテンツでも、利用者が取得していないデータである記録媒体に記録していないコンテンツのみを良好に取得できる。
本発明は、配信元から配信される配信コンテンツデータを記録手段に記録された記録コンテンツデータに基づいて適宜記録するコンテンツ記録装置、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に利用できる。
本発明における一実施の形態に係る記録再生システムの概略構成を示すブロックである。 前記実施の形態における配信コンテンツデータの一部の特性を音量の経時変化として示す波形図である。 前記実施の形態における配信コンテンツデータの所定区間における周波数特性を示すグラフである。 前記実施の形態におけるコンテンツ記録処理の動作を示すフローチャートである。 前記実施の形態におけるコンテンツ記録処理における抽出処理の動作を示すフローチャートである。 前記実施の形態におけるコンテンツ記録処理における記録処理の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100……コンテンツ記録装置としても機能する記録再生システム
200……報知手段としての出力手段
300……コンテンツ記録装置としても機能する記録再生装置
350……記録手段
360……コンテンツ記録装置としての演算手段
361……配信コンテンツデータ取得手段
361A…コンテンツ判断手段
361B…コンテンツ抽出手段
362……記録コンテンツデータ取得手段としての記録データ読取手段
363……特性認識手段
364……判断手段
365……記憶制御手段
366……報知制御手段としても機能する出力制御手段
n ……配信コンテンツデータ
PDn ……ストリームデータである放送番組データ

Claims (19)

  1. 配信元から配信される配信コンテンツデータを取得する配信コンテンツデータ取得手段と、
    記録手段に記録された記録コンテンツデータを認識する記録コンテンツデータ認識手段と、
    前記配信コンテンツデータの特性および前記記録コンテンツデータの特性をそれぞれ認識する特性認識手段と、
    前記配信コンテンツデータの特性と前記記録コンテンツデータの特性とを比較して同一性を判断する判断手段と、
    この判断手段で同一ではないと判断した前記配信コンテンツデータを前記記録手段に記録させる制御をする記録制御手段と、
    を具備したことを特徴とするコンテンツ取得装置。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ取得装置であって、
    前記記録制御手段は、前記判断手段で同一ではないと判断した前記配信コンテンツデータは前記記録手段に記録されていない旨を報知手段にて報知させるとともに、前記配信コンテンツデータを前記記録手段へ記録させる要求に関する入力操作に応じた操作信号を認識することで、記録させる制御をする
    ことを特徴とするコンテンツ取得装置。
  3. 配信元から配信される配信コンテンツデータを取得する配信コンテンツデータ取得手段と、
    記録手段に記録された記録コンテンツデータを認識する記録コンテンツデータ認識手段と、
    前記配信コンテンツデータの特性および前記記録コンテンツデータの特性をそれぞれ認識する特性認識手段と、
    前記配信コンテンツデータの特性と前記記録コンテンツデータの特性とを比較して同一性を判断する判断手段と、
    この判断手段で同一ではないと判断した前記配信コンテンツデータは前記記録手段に記録されていないと判断し、前記配信コンテンツデータは記録されていない旨を報知手段にて報知させる制御をする報知制御手段と、
    を具備したことを特徴とするコンテンツ取得装置。
  4. 請求項3に記載のコンテンツ取得装置であって、
    入力操作可能に設けられ入力操作に応じた操作信号を出力する操作手段と、
    前記報知手段にて記録されていない旨が報知された前記配信コンテンツデータを前記記録手段へ記録させる要求に関する前記操作信号を認識すると、前記配信コンテンツデータを前記記録手段に記録させる制御をする記録制御手段と、を具備した
    ことを特徴とするコンテンツ取得装置。
  5. 請求項1、請求項2および請求項4のうちのいずれかに記載のコンテンツ取得装置であって、
    前記記録制御手段は、前記判断手段にて同一であると判断した前記配信コンテンツデータと前記記録コンテンツデータとのそれぞれの時間長を認識し、前記記録コンテンツデータの時間長より前記配信コンテンツデータの時間長が長い場合、前記記録コンテンツデータに代えて前記配信コンテンツデータを前記記録手段に記録させるか否かの入力操作による設定入力を促す旨を報知手段に報知させる制御をする
    ことを特徴とするコンテンツ取得装置。
  6. 請求項1、請求項2、請求項4および請求項5のうちのいずれかに記載のコンテンツ取得装置であって、
    前記記録制御手段は、前記判断手段にて同一であると判断した前記配信コンテンツデータおよび前記記録コンテンツデータの内容に関する付帯情報の有無を認識し、前記記録コンテンツデータに前記付帯情報が関連付けられておらず、かつ前記配信コンテンツデータに前記付帯情報が関連付けられている場合、前記配信コンテンツデータの付帯情報を前記記録コンテンツデータに関連付けて前記記録手段に記録させる制御をする
    ことを特徴とするコンテンツ取得装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のコンテンツ取得装置であって、
    前記特性認識手段は、前記配信コンテンツデータの時間軸における所定区間の周波数特性を前記配信コンテンツデータの特性として認識するとともに、前記記録コンテンツデータの時間軸における略全区間の周波数特性を前記記録コンテンツデータの特性として認識し、
    前記判断手段は、前記同一性の判断として、前記配信コンテンツデータの周波数特性と略同一の周波数特性の区間を有する前記記録コンテンツデータを検索し、前記配信コンテンツデータの周波数特性の区間と同一の区間を有する前記記録コンテンツデータが前記記録手段に記憶されていないと判断すると同一ではないと判断する処理をする
    ことを特徴とするコンテンツ取得装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のコンテンツ取得装置であって、
    前記判断手段は、前記配信コンテンツデータを前記記録コンテンツデータのデータ構造と同一のデータ構造に変換して同一性を判断する
    ことを特徴とするコンテンツ取得装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のコンテンツ取得装置であって、
    前記配信コンテンツデータ取得手段は、配信元から配信されるストリームデータからコンテンツに関する特性を認識してコンテンツか否かを判断するコンテンツ判断手段と、このコンテンツ判断手段にてコンテンツであると判断した部分を前記配信コンテンツデータとして前記ストリームデータから抽出して取得するコンテンツ抽出手段と、を備えた
    ことを特徴とするコンテンツ取得装置。
  10. 請求項9に記載のコンテンツ取得装置であって、
    前記コンテンツは、楽曲であり、
    前記コンテンツ判断手段は、前記ストリームデータの楽曲に関する特性を認識して楽曲か否かを判断し、
    前記コンテンツ抽出手段は、前記コンテンツ判断手段で楽曲と判断した前記ストリームデータの時間軸における区間を前記配信コンテンツデータとして抽出して取得する
    ことを特徴とするコンテンツ取得装置。
  11. 請求項10に記載のコンテンツ取得装置であって、
    前記コンテンツ判断手段は、前記ストリームデータにおける所定の音量以上の音量、所定の音域、所定の音域における所定量以上の音量のうちの少なくともいずれか1つの時間軸の特性位置およびその間隔を楽曲に関する特性として認識し、前記特性位置の間隔が一定であるか否かで楽曲か否かを判断する
    ことを特徴とするコンテンツ取得装置。
  12. 請求項9または請求項10に記載のコンテンツ取得装置であって、
    前記判断手段は、前記配信コンテンツデータおよび前記記録コンテンツデータにおけるリズムの同一性と、言語解析により取得する語句との同一性の双方を判断する
    ことを特徴とするコンテンツ取得装置。
  13. 請求項9に記載のコンテンツ取得装置であって、
    前記コンテンツは、画像であり、
    前記コンテンツ判断手段は、前記ストリームデータの画像に関する特性を認識して画像か否かを判断し、
    前記コンテンツ抽出手段は、前記コンテンツ判断手段で画像と判断した前記ストリームデータの時間軸における区間を前記配信コンテンツデータとして抽出して取得する
    ことを特徴とするコンテンツ取得装置。
  14. 請求項1ないし請求項12のいずれかに記載のコンテンツ取得装置であって、
    前記判断手段で同一ではないと判断した前記配信コンテンツデータを出力手段にて出力させる制御をする出力制御手段を具備した
    ことを特徴とするコンテンツ取得装置。
  15. 演算手段により、記録手段に記録された記録コンテンツデータに基づいて、配信元から配信される配信コンテンツデータを適宜取得するコンテンツ取得方法であって、
    前記演算手段は、
    前記配信コンテンツデータの特性および前記記録コンテンツデータの特性をそれぞれ認識し、
    これら認識した前記配信コンテンツデータの特性と前記記録コンテンツデータの特性とを比較して同一性を判断し、
    この同一性の判断で同一ではないと判断した前記配信コンテンツデータを前記記録手段に記録させる処理をする
    ことを特徴とするコンテンツ取得方法。
  16. 演算手段により、記録手段に記録された記録コンテンツデータに基づいて、配信元から配信される配信コンテンツデータを適宜取得するコンテンツ取得方法であって、
    前記演算手段は、
    前記配信コンテンツデータの特性および前記記録コンテンツデータの特性をそれぞれ認識し、
    これら認識した前記配信コンテンツデータの特性と前記記録コンテンツデータの特性とを比較して同一性を判断し、
    この同一性の判断で同一ではないと判断した前記配信コンテンツデータは前記記録手段に記録されていないと判断し、前記配信コンテンツデータは記録されていない旨を報知手段にて報知させる処理をする
    ことを特徴とするコンテンツ取得方法。
  17. 演算手段を、請求項1ないし請求項14のいずれかに記載のコンテンツ取得装置として機能させる
    ことを特徴とするコンテンツ取得プログラム。
  18. 請求項15または請求項16に記載のコンテンツ取得方法を演算手段に実行させる
    ことを特徴とするコンテンツ取得プログラム。
  19. 請求項17または請求項18に記載のコンテンツ取得プログラムが演算手段に読取可能に記録された
    ことを特徴とするコンテンツ取得プログラムを記録した記録媒体。
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