JPWO2006095404A1 - 無線通信システム - Google Patents

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幹雄 長谷川
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Abstract

無線通信システムが無線通信端末、基本アクセスネットワーク端末、及びネットワークサーバを備えて、基本アクセスネットワーク端末と無線通信端末とは通信経路を持つ。本構成において、簡単でスムーズな異種ネットワーク間のハンドオーバ技術と、物理的に近い位置にある端末間でサービスをハンドオフさせるハンドオフ技術と共に提供すると共に、これらを統合した無線通信システムを提供する。

Description

本発明は、2種類以上の無線通信ネットワークを用いながらデータ通信を行う際に、異なる無線通信ネットワークを連続的に切替可能とする技術に関する。特に、ネットワークのハンドオーバと、サービスのハンドオフとを実現するための構成に係る技術である。
無線LANやBluetooth等の自営系システム、携帯電話やPHS等の公衆網システムなど、今日既に実用に供されている各種多様な無線通信ネットワークは現在独立に機能しており、用途やエリア、通信速度などに応じてユーザが使い分けている。
これらの無線通信ネットワークは、その種類によって通信速度や提供エリア、通信コストなどが多様であり、特定のネットワークを常に利用するのではなく、ネットワークに接続する場所に応じて適宜切替をすることが必要である。
その際に、各システムを統合的に扱い、それぞれのサービスエリアのカバレッジやユーザの必要としている通信帯域等に応じて、ユーザに意識させることなく適切なネットワークを選択して切り替えを行い、通信を中断せずに継続できるシームレスハンドオーバ技術が求められている。
例えば、モバイルIPサービスが提案されているが、導入や普及は進んでいない。これはモバイルIPを実現するにはインターネットサービスプロバイダなどがホームエージェント(HA)等のサーバを設置する必要があることや、集中管理型であるが故に、サーバの耐故障性、信頼性、大容量性を確保するのにコストがかかることなどに起因すると思われる。
また、ホームエージェント通信を継続しながら、インターネットサービスプロバイダ間で移動する場合などIPサブネットが変わることがなければモバイルIPサービスは活かすことができず、現状は、ローミングのみしか利用されていない。
さらに、移動通信を必要とするインターネットアプリケーションが少ないことも普及が進まない理由と考えられる。
現状で提供されている具体的製品として、次のようなものが挙げられる。
その1つはホームサーバやパーソナルサーバと呼ばれる製品群である。現在、家庭でのxDSLやFTTHによるインターネットアクセスが増加しており、これらのモデムが多くの家庭に置かれている。そのため、モデムに機能を付加して、付加サービスを提供することが試みられている。
ホームサーバ等はブロードバンドルータ機能や、無線LANアクセスポイントの機能の他に、ファイルサーバやプリントサーバ、ウェブサーバ、メールサーバなどを搭載したものが市販されている。キャプチャTV映像や蓄積済み映像をPC へ配信する機能も備えて、外出先から映像を見ることも可能になっている。
しかし、これらのサーバにはIP電話の機能や、端末側の状態に合わせて通信を制御するプレゼンスの機能はない。
また、ネットワークハンドオーバ機能、サービスハンドオーバ機能も提供されていない。すなわち、家庭内ネットワークのみが対象で、内部ネットワーク内で通信を継続したまま機器を切り替える機能や、通信を継続したまま通信を外部ネットワーク側へ切り替えることは想定されていない。
類似の製品として、xDSLモデム内蔵ブロードバンドルータがある。これらはxDSLサービスプロバイダから提供されているものもあり、無線LAN アクセスポイント機能と共にIP電話機能が用意されている。もっとも、従来の電話を接続して利用するだけであり、通信料金が安い点だけに着目した利用形態となっている。
本来のIP電話の特徴を活かして、音声やビデオ通話をIPデータのままで子機に転送したり、PCに転送したりすることはできない。同様に、外部から着信した音声・ビデオ通信を内部機器ではなく、外部ネットワーク上にある機器へ転送することもできない。上述したプレゼンス機能についても備えていない。
さらにモバイルIPを実現するためのサーバも提供されている。これらはインターネットサービスプロバイダの他、企業における企業ネットワーク上にホームエージェントサーバを設置する。一括して管理するためサーバがダウンすると、全ユーザに影響を与える。モバイルIPでは、サブネットをまたがるネットワークハンドオーバは可能だが、端末間ハンドオーバは実現されていない。
さらに、プレゼンスサーバも提供されているが、各ユーザのプレゼンス情報を集中管理するため、サーバがダウンすると全ユーザに影響を与える。またプライバシ保護の観点から嫌悪感を抱くユーザもいる問題がある。
本件出願人は特許文献1ないし3などにおいて、ネットワーク間ハンドオーバと、サービスハンドオフを実現する様々な手法を提案してきた。
PCT/JP03/14727 PCT/JP03/14724 PCT/JP03/14723
特許文献1では、少なくとも2種類以上の無線通信ネットワークを用いて、基本アクセスネットワークと無線アクセスネットワークを同時に確立する無線通信システムを提案した。基本アクセスネットワークでは、連続的な通信切替制御に係るシグナリング通信を行う一方、無線アクセスネットワークではシグナリング通信以外のデータ通信を行う。本システムによると、基本アクセスネットワークにデータを一時的に流すマルチキャスト設定を行うことで、連続的なネットワークの切替を実現することができる。
特許文献2では、上記の無線システムと同様の構成において、無線通信端末に位置取得手段を備えて位置情報をサーバに送出することにより、最適なネットワークへの切替を可能にする技術を提案した。
特許文献3では、上記の無線システムと同様の構成において、基本アクセスネットワークでは連続的な通信切替を実現するために端末の位置情報に基づいて利用可能なネットワーク情報を取得するシグナリング通信と、端末間の購読要求信号の交換や通信のネゴシエーションを行うSIP(Session Initiation Protocol)による通信を行う方法を提案した。本構成によって端末間でメディアアプリケーションによるピア・ツー・ピアの接続が可能になる。
これらの各システムは現在の製品群の問題点を解消するものであるが、ネットワーク間ハンドオーバとサービスハンドオフの両機能は別個の端末によって制御されており、両者を一体的に動作させることが不可能であった。
本発明は上記の従来技術における問題点を解消するものであり、様々な場所に移動するに伴ってユーザが接続設定や切替設定を行わずに、簡単でスムーズな異種ネットワーク間のハンドオーバ技術と、物理的に近い位置にある端末間でサービスをハンドオフさせるハンドオフ技術と共に提供する。さらにこれらを統合することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では従来提案してきた基本アクセスネットワークを活かしながら、ユーザが常に携行する基本アクセスネットワーク端末を用いてシグナリング通信を行い、サービスを利用する無線通信端末における通信切替制御等を行うことを提案する。そのために、基本アクセスネットワーク端末及び無線通信端末と通信するネットワークサーバを設ける。
具体的には、無線通信ネットワークを含む少なくとも2種類以上の通信ネットワークを用い、連続的な通信切替制御に係るシグナリング通信が可能な基本アクセスネットワークと、該シグナリング通信以外のデータ通信を行うアクセスネットワークとを同時に接続確立可能な無線通信システムを提供する。無線通信システムが無線通信端末、基本アクセスネットワーク端末、及びネットワークサーバを備える。
そして、無線通信端末の構成は、無線通信ネットワークを含む少なくとも2種類以上の通信ネットワークと通信可能なアクセス通信処理部と、各通信ネットワークに対応する各ネットワークデバイスと、基本アクセスネットワーク端末との通信経路及びその通信デバイスと、通信経路を介して取得する少なくともアクセスネットワークとの接続・切断処理要求に係るシグナリング通信におけるクライアント機能を有する基本アクセスネットワーククライアント処理部とを備えるものである。
ここで、通信経路としてはブルートゥースなどの近距離間無線通信システムが望ましく、無線通信端末と基本アクセスネットワーク端末との間でプライベートエリアネットワーク(PAN)を構成する。
また、ネットワークサーバの構成は、ユーザ情報及び基本アクセスネットワーク端末に係るデバイス情報を有する管理情報データベースと、アクセスネットワークを連続的に通信切替する際に、基本アクセスネットワーク端末との間で少なくとも基本アクセスネットワーク端末の登録・更新処理を含む通信制御に係るシグナリング通信を司る基本アクセスネットワークサーバ処理部とからなる。
基本アクセスネットワーク端末の構成は、ネットワークサーバの基本アクセスネットワークサーバ処理部との間、及び無線通信端末の基本アクセスネットワーククライアント処理部との間でシグナリング通信を行う基本アクセスネットワークシグナリング処理部と、少なくとも通信デバイスの制御を行うデバイス制御部とを備えるものである。
請求項2に記載の発明では、モバイルIPのホームエージェント機能をネットワークサーバに実装することにより、IPベースでのシームレスなハンドオーバを提供する。
すなわちネットワークサーバが、アクセスネットワークを用いて前記無線通信端末と通信可能であって、無線通信端末に送信されるデータストリームパケットを中継するパケット中継処理部を備える。同時に、無線通信端末がアクセスネットワークの通信時にネットワークサーバのパケット中継処理部を介してパケットを受信するシームレス信号処理部を備えてIPレベルで連続的な通信切替を行う構成である。
従来提案した技術では、サービスハンドオフに対して専用の端末を備えてブルートゥースなどで端末発見を行うようにしたり、プロキシを事前に設定して利用するように構成していた。本発明では、端末発見はネットワークサーバと基本アクセスネットワーク端末において行うため、アプリケーションとしてサービスハンドオフを提供して動的にプロキシを起動させることも可能になった。
そのための構成として請求項3の構成では、ネットワークサーバ内に、ネットワークサーバの基本アクセスネットワークサーバ処理部との通信を行うサービス制御通信部と、無線通信システムにおいて音声や映像等の任意のサービスの情報が通信される際に、該サービスを起動するサービス提供端末との間で該情報を中継するサービス中継処理部とを備える。
サービス中継処理部では、サービス提供端末の情報を保持するサービス提供端末データベースと、サービス提供端末データベースを参照して少なくとも使用するアプリケーション・アプリケーションに引き渡すパラメータ・通信方法を設定すると共に、サービス制御通信部で取得された少なくともサービスの起動・停止・中継の起動に係る要求に基づいてサービス提供端末に制御情報を通信する。
請求項4の構成は、ネットワークサーバ内に置くのではなく、ネットワーク上にサービス中継端末を配置する構成を提供する。設置方法としては従来の構成と類似するものであるが、動的に配置して起動や停止をさせることができる点で異なる。
さらに、本発明において通話などのサービスを提供するためにピアツーピアの通信を実現する方法を提供する。
すなわち、請求項5の発明では、無線通信システムを用い、無線通信端末及び他の端末との間で購読要求信号の交換や通信のネゴシエーションを行うSIP(Session Initiation Protocol)による通信を行う構成を提案する。
基本アクセスネットワーク端末に、少なくとも前記デバイス制御部によって制御される位置情報取得部から取得する位置情報及び、前記基本アクセスネットワークシグナリング処理部から取得したシグナリング情報を送信するSIPクライアント処理部を備える。同時にネットワークサーバに、他の端末のSIPクライアント処理部に向けて各情報をそのまま転送するSIP中継処理部を備えるものである。
以上の無線通信システムでは、基本アクセスネットワーク端末と無線通信端末とを別個に設けて、通信経路で接続したが、これらを一体的に構成し、前記通信経路が内部において直接接続されている構成でもよい。
本発明は以上の無線通信システムを提供するものであり、さらにこれらを構成する基本アクセスネットワーク端末やネットワークサーバ単体での提供も可能である。これらは無線通信システムとして無線LANや有線LANなどの複数の経路を介したインターネット接続を用いることができる。また、基本アクセスネットワークとしては携帯電話やPHSの既存公衆回線網が好適である。
以上の発明により次の効果を奏する。
すなわち、本発明のネットワークサーバを各家庭や企業など毎に配置することにより、モバイルIPホームエージェント機能が各サーバに分散されるため、集中制御型での問題は解消する。
さらに、ユーザのプレゼンス情報は基本アクセスネットワーク端末とネットワークサーバとの間だけで処理されるので、ネットワーク側に通知する必要がなくなり、プライバシ保護と処理負荷の分散が図られる。
そして、基本アクセスネットワーク端末からの制御により通信を継続したまま通信機器を切り替えるハンドオーバ機能と、サービスハンドオフを同時に提供することができる。これにより本発明の最大の課題を解決することができる。
例えば、ホームネットワークに置かれたネットワークサーバに属する機器宛に到着した通信またはその機器が発信した通信及びサービスを継続したまま、機器がホームネットワークから外部ネットワークへ移動したり、複数の外部ネットワーク間を移動することができるようになる。
本発明に係る通信システムの全体構成図 本発明に係るネットワークサーバの構成図 本発明に係るモバイル端末の構成図 本発明に係るモバイルPCの構成図 ネットワークサーバ(10)におけるモバイル端末(20)の認証を示すシーケンス PAN構築のシーケンス 中継サーバを用いずにサービスを起動するシーケンス 中継サーバを用いてサービスを起動するシーケンス 中継サーバを用いずにサービスをハンドオフするシーケンス SIP通信においてモバイルPCから発信する際のシーケンス SIP通信においてモバイルPCから発信後に切断する際のシーケンス SIP通信においてモバイルPCから通話をハンドオフする際のシーケンス
符号の説明
1:通信システム、10:ネットワークサーバ、20:モバイル端末、30:モバイルPC、40:固定端末
以下、本発明の実施形態を図面に示しながら説述する。なお、本発明の実施においては、以下に限定されることなく、任意に変形、応用等を行うことが可能である。
図1は本発明の無線通信システム(1)の全体図である。本システムはユビキタスな無線通信環境を実現するためのネットワークサーバ(10)と、基本アクセスネットワーク端末(以下、モバイル端末と呼ぶ。)(20)、無線通信端末(以下、モバイルPCと呼ぶ。)(30)から基本的に構成される。
ネットワークサーバ(10)は有線LANによりネットワークに接続される。モバイル端末(20)から基本アクセスネットワークで接続されるシグナリング通信と、SIP中継処理とを主に司る。
また、モバイル端末(20)からの位置取得要求があった場合には、無線LANアクセスポイントの情報から各モバイル端末(20)の位置を特定し、提供する。
同時に該サーバのハードディスクにはデータベースを備えて、ユーザ情報、モバイル端末(20)情報、アクセス権情報などを保持している。
モバイル端末(20)は、ユーザが1人につき1台のみ常時携行することを想定した端末装置である。現在、携帯電話が普及しており、本発明では携帯電話に本機能を実装するのが好適である。
モバイル端末(20)は例えば3Gや無線LANにてネットワークサーバ(10)と基本アクセスネットワークを構成して常時接続する。
モバイルPC(30)は、モバイル端末(20)1台に対して同時に1台のみ対応するノートパソコンなどで構成される。本発明では通信システムとして少なくとも無線通信システムを含み、無線LANデバイスや基本アクセスネットワークとは異なるPHS網などの通信手段を備えている。同時に、有線LANを有して、利用可能な場合にはアクセスネットワークとして有線LANを用いてもよい。
さらに、ブルートゥースや無線LANなど、モバイル端末との通信経路を有する。これにより、シグナリング通信は該通信経路を介して行われる。
モバイルPC(30)はユーザと共に移動することが前提とされており、上記モバイル端末の位置がモバイルPCの位置として扱われる。そのためモバイル端末と接続していない間は、一切のシグナリング通信が行えないため、本発明による無線通信は動作しない。
以下、通信システム(1)における各ノードの動作を詳述する。図2〜図4はそれぞれ本発明に係るネットワークサーバ(10)、モバイル端末(20)、モバイルPC(30)の構成図である。
ネットワークサーバ(10)には、ユーザ情報、ユーザ情報及び基本アクセスネットワーク端末に係るデバイス情報を有する管理情報データベース(11)と、基本アクセスネットワークの通信処理を行うための基本アクセスネットワークサーバ処理部(12)とを備えている。
さらに、基本アクセスネットワークの管理を行うためのユーザインターフェース(13)を有する。該インターフェースによる設定はハードディスク(11)に格納される。
基本アクセスネットワークサーバ処理部(12)では3G網との通信デバイス(121)と、そのシグナリング通信を行う通信処理部(122)が配設されて、モバイル端末(20)と通信が可能である。
アクセスネットワークを用いて無線通信端末と通信可能であって、無線通信端末に送信されるデータストリームパケットを中継するパケット中継処理部として、モバイルIPエージェント(14)を備える。これによりモバイルPC(30)がIPベースで連続したシームレス通信を行うことができる。
図3に示すようにモバイル端末(20)には、基本アクセスネットワークシグナリング処理部(21)と、デバイス制御部(22)とを備える。基本アクセスネットワークシグナリング処理部(21)には、ネットワークサーバ(10)の基本アクセスネットワークサーバ処理部(12)との通信を行うサーバ通信処理部(211)と、モバイルPC(30)とのPAN通信を行うモバイルPC通信処理部(212)とを備える。これらはコントロール部(213)により相互に連携動作する。
デバイス制御部(22)には通信デバイス(221)と端末の位置を取得するためのセンサ(222)を備えている。そして、通信デバイス(221)では例えば3Gによる携帯電話の利用を実現する。センサ(222)としては加速度及び方位センサ、GPS受信機等を備えて、ユーザの位置・向きなどを取得する。
さらに、モバイル端末(20)にはウェブの閲覧のためのウェブクライアント(23)を備えて、端末自体でのウェブ閲覧が可能である。
図4に示すように、モバイルPC(30)にはモバイル端末(20)の基本アクセスネットワークシグナリング処理部(21)と通信を行うPAN通信処理部(31)を設けている。本PAN通信処理部(31)により、モバイル端末(20)のモバイルPC通信処理部(212)との間でPANを形成し、シグナリング情報を通信できるようにしている。また、モバイルIP処理部(32)は、ネットワークサーバのモバイルIPエージェント(14)と接続する。
また、無線LANを利用する場合にはアクセスポイントのSSIDを一定周期でスキャンし、利用可能なアクセスポイントを把握すると共に、モバイル端末(20)にPANを通して通知するようにしている。
さらに、複数の無線通信ネットワークを含むアクセスネットワークと接続するための物理層を構成する通信デバイス(33)が設けられている。
以上の構成を用いた、具体的なシーケンスを次に説述する。
図5は、ネットワークサーバ(10)におけるモバイル端末(20)の認証を示すシーケンスである。まずモバイル端末が起動すると、3G等の基本アクセスネットワークの接続処理(S10)を行い、ネットワークサーバ(10)に対してモバイル端末のアドレス登録要求(S11)を行う。
ネットワークサーバ(10)では、管理情報データベース(11)を参照して、当該ユーザが登録されているか確認(S12)し、されている場合はアドレスをデータベース(11)上に登録する。そして、要求に対する応答を返信(S13)する。
次いで、モバイル端末(20)とモバイルPC(30)間のPAN構築のシーケンスを図6に示す。本発明では両者において無線LANを公知のadhocモードにより起動し、互いに周期的な探索(S21)を繰り返すようにしている。
そして、発見すると所定の接続手順にてadhoc接続(S22)を行う。接続後、モバイル端末(20)からPANの認証要求(S23)を行い、その時には記憶してあるユーザ名及びパスワードをモバイルPC(30)に送出する。
モバイルPC(30)では事前に設定されたユーザ名・パスワードと照合し、一致した場合には認証(S24)し、同時に自己が記憶しているモバイルPC名とパスワードを、認証結果と共に返信(S25)する。
返信を受けてモバイル端末(20)では接続許可をしているモバイルPC及びパスワードと照合し、一致すれば認証(S26)して、PANの構築が完了する。一致しない場合には通信を切断する。
このようにモバイルPCとモバイル端末とを相互に認証することで秘匿性を高め、セキュリティの向上に寄与させている。
次に、サービスハンドオフの方法について説述する。本発明では上述したように中継サーバを用いずにサービスハンドオフを行う構成と、用いる構成とのいずれも可能である。まず前者におけるサービス起動のシーケンスを説明する。図7は該シーケンスである。
ユーザがモバイル端末(20)のキー操作等により、サービスの起動操作を行うと、モバイル端末(20)はサービス起動要求(S31)をネットワークサーバ(10)に送信する。シグナリング情報であるから、基本アクセスネットワークを用いる。以下、特に記載しないものはいずれもシグナリング情報である。
サービス起動要求にはサービス起動端末や、コンテキスト情報、その他のユーザ情報などを含めて送信する。
ネットワークサーバ(10)では、データベース(11)を参照して、起動する端末のユーザ権限や、起動する端末の能力(例えば表示能力、通信速度など)等を確認(S32)し、指定されたサービス起動端末(40)にサービス起動要求(S33)を通信ネットワークを介して送信する。
本発明ではサービス起動端末としては様々な端末を想定している。本実施例では例えば有線LANで接続された固定端末(40)を用いて説明するが、後述するサービスモビリティエージェント処理機能を備えていれば、如何なる端末でも用いることができる。例えば、有線LANに限らず無線LANで接続されていてもよいし、デスクトップパソコン、ノートパソコン、PDAの他、SIP電話、本件出願人が特許文献4で開示したスピーカシステムなどを用いてもよい。
また、端末にはモバイルPC(30)を用いるのも一般的な用法である。
PCT/JP03/14721
サービス起動端末(40)が要求を受信すると、サービスを起動する。ネットワークサーバ(10)からデータストリームを受信し、例えば動画や音声の再生を実行する。
同時に、ネットワークサーバ(10)に対して応答(S34)を返信する。ネットワークサーバ(10)ではサービスが起動状態となったことをデータベース(11)に記録(S35)し、さらに、モバイル端末(20)にもその応答を返す(S36)。
以上の構成は、サービスモビリティエージェント処理機能がサービス起動端末(40)自体に設けられている場合の例である。このように本発明では複数のサービスモビリティエージェント処理機能を備えた端末をネットワークサーバ(10)が管理情報データベース(11)に従って選択することができる。
しかし、上述したスピーカシステムなどの場合には、高度な情報処理を行うことが難しい場合もある。そこで、サービスモビリティエージェント処理部を備えた端末をネットワーク上に配置することも可能である。
本実施例では一例としてネットワークサーバ(10)上に本機能を実装する例を説明する。ここでは上記よりも詳しく構成を示すが上述した固定端末(40)においても本構成と同様である。図2に示すように、サービスモビリティエージェント処理機能を実現するサービス中継処理部(15)を備える。
サービス中継処理部(15)には、基本アクセスネットワークサーバ処理部(12)と通信する通信部(151)が設けられる。また、サービスを実行するための各種のアプリケーション(152)を備える。これにより、配信元や通話先から送られてくる情報をそのままサービスとして提供する機能がない固定端末などでサービスを実行する場合に、その情報を中継し、変換することでその固定端末でサービスを実行させることができるようになる。このように、固定端末で再生可能な情報への変換は上記アプリケーション(152)で変換処理されてから固定端末に通信ネットワークを介して転送される。
このように中継サーバを用いる場合のサービス起動シーケンスを図8に示す。
ユーザがモバイル端末(20)のキー操作等により、サービスの起動操作を行うと、モバイル端末(20)はサービス起動要求(S41)をネットワークサーバ(10)に送信する。ネットワークサーバ(10)では、データベース(11)を参照して、起動する端末のユーザ権限や、起動する端末の能力(例えば表示能力、通信速度など)等を確認(S42)し、中継サーバ(40’)にサービス起動要求(S43)を通信ネットワークを介して送信する。
中継サーバ(40’)が要求を受信すると、ネットワークサーバ(10)に対して応答(S44)を返信する。さらにネットワークサーバ(10)は当該起動する端末に対してサービス起動を要求(S45)し、これに対して端末(40)は応答(S46)する。
ネットワークサーバ(10)ではサービスが起動状態となったことをデータベース(11)に記録(S47)し、さらに、モバイル端末(20)にもその応答を返す(S48)。
以上のシーケンスにより、起動する固定端末(40)は中継サーバ(40’)から変換されたデータストリームを受信することで自己の能力に応じて再生処理を行うことができるようになる。
サービスの停止についてはいずれの場合においてもサービス起動(図7)と同様の処理によって行う。すなわちサービス起動要求に替えてサービス停止要求を行い、ネットワークサーバ(10)はデータベース(11)にサービスが停止したことを記録して終了する。
本発明の特徴である固定端末間のハンドオフについて図9にシーケンスを示して説明する。
まずユーザの操作があると、モバイル端末(20)は転送先の端末名を含むハンドオフ要求をネットワークサーバ(10)に送信(S51)する。管理情報データベース(11)を参照(S52)した後、転送元の端末(40a)に対してサービス中のコンテキストを問い合わせるためのコンテキスト取得要求を発信(S53)する。
これに対して転送元端末(40a)はサービスコンテキスト(閲覧中のURLや再生時間など)をネットワークサーバに応答(S54)する。
この情報を含めて、ネットワークサーバ(10)は転送先端末(40b)に向けてサービス起動要求(S55)を発信する。
以降は、上記の起動手順と同様であり、ネットワークサーバ(10)はデータベースに転送元端末(40a)のサービスの停止及び、転送先端末(40b)のサービス起動を記録(S56)する。
本発明では以上に加えて、モバイルPC間同士でのピアツーピアの通信を行う構成を提供することもできる。すなわち、端末間で購読要求信号の交換や通信のネゴシエーションを行うSIP(Session Initiation Protocol)による通信を行う。
以下SIP通信について詳述する。ネットワークサーバ(10)においてはSIP中継処理部(16)を配設すると共に、モバイル端末(20)にはSIPクライアント処理部(24)を設ける。
そして、周知のSIPによる通信を基本アクセスネットワークを用いて行うことにより、上記SIP中継処理部(16)は単なる中継サーバとして作用し、端末間で直接の音声・映像通話などが行えるようになる。これらの各処理部の動作について、モバイルPCからの発信、モバイルPCへの着信、通話ハンドオフの3つの場合についてそれぞれシーケンスを示す。
図10において、ユーザがSIP通話を発信したい場合に、発信操作をモバイル端末(20)上で行うと、モバイル端末(20)はPANを介してモバイルPC(30)に対してRAN(Radio Access Network)接続を要求(S61)する。なお、本発明では必ずしも無線通信端末はアクセスネットワークとして無線ネットワークを用いる必要はないが、少なくとも無線通信を必ず行う構成であるから、以下RAN接続と呼ぶ。
RANの接続は、モバイル端末による位置情報などから最適なRANを選択してモバイルPC(30)に通知することにより接続が行われる。本選択方法については上記特許文献1〜3において開示される技術を適用すればよい。
モバイルPCは接続要求に対してRAN接続後に応答(S62)を返信する。これを受けてモバイル端末(20)のSIPクライアント処理部(24)は、SIP中継処理部(16)に向けてセッション確立要求(S63)を送信する。ここにはユーザが指定した発信先SIP?URIと共に、モバイル端末のURIなど諸情報を含む。
まずSIP中継処理部(16)が発信先のモバイル端末から暫定応答を受信すると、そのままモバイル端末に暫定応答を返し(S64)、次いで発信先のモバイル端末とモバイルPCがRAN接続して応答をすると通知応答がSIP中継処理部(16)を介して返さ
れる(S65)。
発信先でユーザが応答操作をすることにより、SIP中継処理部(16)を介して成功応答(S66)が返され、これに対しモバイル端末(20)から最終応答(S67)を送信する。
さらに、モバイル端末からネットワークサーバ(10)の基本アクセスネットワークサーバ処理部(12)にサービス起動要求(S68)を行い、発信先の起動を行う。ここから先は上記サービス起動シーケンスと同様であり、両モバイルPC(30)間で通話が可能となる。
通話の終了後、通話切断のシーケンスは図11の通りである。ユーザがモバイル端末(20)上で切断操作を行うと、SIP中継処理部(16)にセッション終了要求(S71)が発信される。
発信先のモバイル端末が成功応答を返すとSIP中継処理部(16)を介してモバイル端末(20)に応答が着信(S72)する。着信後にモバイル端末(20)はサービス停止をネットワークサーバ(10)に要求(S73)し、以降は停止シーケンスが実行される。
さらに、ネットワークサーバ(10)からモバイルPC(30)に上記サービスモビリティ要求としてサービス停止が送信(S74)されて、応答(S75)後にモバイル端末に向けてサービス停止の要求応答が送信(S76)される。
これを受信したモバイル端末(20)は、PANによりRANの切断を指示(S77)する。モバイルPCではこれによりRAN接続を切断し、それらの通信デバイスはスリープ状態となる。
最後に応答(S78)を介して通話は終了する。
着信手順については、上述した発信手順の発信先操作に該当するので省略するが、同様にモバイルPC、モバイル端末、SIP中継処理部、ネットワークサーバが連携動作する。
次に、SIP通話のハンドオフについて説明する。これは通話中のハンドオフ元端末からハンドオフ先端末に通話を連続して引き継ぐ技術である。
図12に示すように、最初はハンドオフ元端末(30a)が通話状態にある。
そしてユーザモバイル端末上でハンドオフ操作を行うと、モバイル端末(20)はSIP中継処理部(16)に再セッション確立の要求を発信(S81)し、ハンドオフ先からの暫定応答(S82)、成功応答(S83)を受信する。
これを受けて、最終応答(S84)を発信した後に、モバイル端末(20)はサービス起動要求をネットワークサーバ(10)に送信(S85)してハンドオフ先のサービス起動を要求する。以降は、ネットワークサーバ(10)からハンドオフ先へのサービス起動処理が行われ、終了するとモバイル端末に応答(S86)が返される。
以上のシーケンスによって、SIP通話のハンドオフが実現する。
同時に、モバイル端末(20)はネットワークサーバにサービス停止要求(S87)を送り、これを受けてハンドオフ元のモバイルPC(30a)にはサービス停止要求(S88)を送る。この後は通常の通話切断と同様である。
本発明は最小限の構成として、ネットワークサーバ及びモバイル端末、モバイルPCからなるが、以上に示したようにサービスモビリティに係る処理機能や、SIP通信に係る処理機能を実装することによって様々なサービスを提供することが可能になる。アクセスネットワークの切替とサービスハンドオフをモバイル端末を用いて統合したことにより、ユーザがこれを携行するだけで、さまざまな端末を自在に用いることができ、好適である。

Claims (13)

  1. 無線通信ネットワークを含む少なくとも2種類以上の通信ネットワークを用い、連続的な通信切替制御に係るシグナリング通信が可能な基本アクセスネットワークと、該シグナリング通信以外のデータ通信を行うアクセスネットワークとを同時に接続確立可能な無線通信システムであって、該無線通信システムが無線通信端末、基本アクセスネットワーク端末、及びネットワークサーバを備える構成において、
    無線通信端末が、
    無線通信ネットワークを含む少なくとも2種類以上の通信ネットワークと通信可能なアクセス通信処理部と、該各通信ネットワークに対応する各ネットワークデバイスと、該基本アクセスネットワーク端末との通信経路及びその通信デバイスと、該通信経路を介して取得する少なくともアクセスネットワークとの接続・切断処理要求に係るシグナリング通信におけるクライアント機能を有する基本アクセスネットワーククライアント処理部とを備え、
    ネットワークサーバが、
    ユーザ情報及び基本アクセスネットワーク端末に係るデバイス情報を有する管理情報データベースと、アクセスネットワークを連続的に通信切替する際に、基本アクセスネットワーク端末との間で少なくとも基本アクセスネットワーク端末の登録・更新処理を含む通信制御に係るシグナリング通信を司る基本アクセスネットワークサーバ処理部とを備え、
    基本アクセスネットワーク端末が、
    ネットワークサーバの基本アクセスネットワークサーバ処理部との間、及び無線通信端末の基本アクセスネットワーククライアント処理部との間でシグナリング通信を行う基本アクセスネットワークシグナリング処理部と、少なくとも通信デバイスの制御を行うデバイス制御部とを備えた
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記無線通信システムにおいて、
    前記ネットワークサーバが、
    前記アクセスネットワークを用いて前記無線通信端末と通信可能であって、無線通信端末に送信されるデータストリームパケットを中継するパケット中継処理部を備えると共に、
    該無線通信端末が、
    該アクセスネットワークの通信時にネットワークサーバのパケット中継処理部を介してパケットを受信するシームレス信号処理部を備えてIPレベルで連続的な通信切替を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記無線通信システムにおいて、
    前記ネットワークサーバ内に、ネットワークサーバの基本アクセスネットワークサーバ処理部との通信を行うサービス制御通信部と、無線通信システムにおいて音声や映像等の任意のサービスの情報が通信される際に、該サービスを起動するサービス提供端末との間で該情報を中継するサービス中継処理部とを備え、
    該サービス中継処理部では、
    該サービス提供端末の情報を保持するサービス提供端末データベースと、該サービス提供端末データベースを参照して少なくとも使用するアプリケーション・アプリケーションに引き渡すパラメータ・通信方法を設定すると共に、該サービス制御通信部で取得された少なくともサービスの起動・停止・中継の起動に係る要求に基づいてサービス提供端末に制御情報を通信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信システム。
  4. 前記無線通信システムにおいて、
    ネットワークサーバの基本アクセスネットワークサーバ処理部との通信を行うサービス制御通信部と、無線通信システムにおいて音声や映像等の任意のサービスの情報が通信される際に、該サービスを起動するサービス提供端末との間で該情報を中継するサービス中継処理部とを備えたサービス中継端末を配置し、
    該サービス中継処理部では、
    該サービス提供端末の情報を保持するサービス提供端末データベースと、該サービス提供端末データベースを参照して少なくとも使用するアプリケーション・アプリケーションに引き渡すパラメータ・通信方法を設定すると共に、該サービス制御通信部で取得された少なくともサービスの起動・停止・中継の起動に係る要求に基づいてサービス提供端末に制御情報を通信する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信システム。
  5. 前記無線通信システムを用い、無線通信端末及び他の端末との間で購読要求信号の交換や通信のネゴシエーションを行うSIP(Session Initiation Protocol)による通信を行う構成において、
    前記基本アクセスネットワーク端末に、少なくとも前記デバイス制御部によって制御される位置情報取得部から取得する位置情報及び、前記基本アクセスネットワークシグナリング処理部から取得したシグナリング情報を送信するSIPクライアント処理部を備えると共に、
    前記ネットワークサーバに、他の端末のSIPクライアント処理部に向けて各情報をそのまま転送するSIP中継処理部を備えた
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の無線通信システム。
  6. 前記基本アクセスネットワーク端末及び前記無線通信端末とが一体的に構成され、前記通信経路が内部において直接接続されている
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の無線通信システム。
  7. 無線通信ネットワークを含む少なくとも2種類以上の通信ネットワークを用い、連続的な通信切替制御に係るシグナリング通信が可能な基本アクセスネットワークと、該シグナリング通信以外のデータ通信を行うアクセスネットワークとを同時に接続確立可能な無線通信システムで用いるネットワークサーバであって、
    該無線通信システムは無線通信端末、基本アクセスネットワーク端末、及びネットワークサーバとから構成され、
    ユーザ情報及び基本アクセスネットワーク端末に係るデバイス情報を有する管理情報データベースと、アクセスネットワークを連続的に通信切替する際に、基本アクセスネットワーク端末との間で少なくとも基本アクセスネットワーク端末の登録・更新処理を含む通信制御に係るシグナリング通信を司る基本アクセスネットワークサーバ処理部とを備えた
    ことを特徴とするネットワークサーバ。
  8. 前記ネットワークサーバが、
    前記アクセスネットワークを用いて前記無線通信端末と通信可能であって、無線通信端末に送信されるデータストリームパケットを中継するパケット中継処理部を備える
    ことを特徴とする請求項7に記載のネットワークサーバ。
  9. 前記ネットワークサーバが、
    ネットワークサーバの基本アクセスネットワークサーバ処理部との通信を行うサービス制御通信部と、無線通信システムにおいて音声や映像等の任意のサービスの情報が通信される際に、該サービスを起動するサービス提供端末との間で該情報を中継するサービス中継処理部とを備え、
    該サービス中継処理部では、
    該サービス提供端末の情報を保持するサービス提供端末データベースと、該サービス提供端末データベースを参照して少なくとも使用するアプリケーション・アプリケーションに引き渡すパラメータ・通信方法を設定すると共に、該サービス制御通信部で取得された少なくともサービスの起動・停止・中継の起動に係る要求に基づいてサービス提供端末に制御情報を通信する
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載のネットワークサーバ。
  10. 無線通信ネットワークを含む少なくとも2種類以上の通信ネットワークを用い、連続的な通信切替制御に係るシグナリング通信が可能な基本アクセスネットワークと、該シグナリング通信以外のデータ通信を行うアクセスネットワークとを同時に接続確立可能な無線通信システムで用いる基本アクセスネットワーク端末であって、
    該無線通信システムは無線通信端末、基本アクセスネットワーク端末、及びネットワークサーバとから構成され、
    基本アクセスネットワーク端末が、
    ネットワークサーバの基本アクセスネットワークサーバ処理部との間、及び無線通信端末の基本アクセスネットワーククライアント処理部との間でシグナリング通信を行う基本アクセスネットワークシグナリング処理部と、少なくとも通信デバイスの制御を行うデバイス制御部とを備えた
    ことを特徴とする基本アクセスネットワーク端末。
  11. 前記無線通信システムを用い、無線通信端末及び他の端末との間で購読要求信号の交換や通信のネゴシエーションを行うSIP(Session Initiation Protocol)による通信を行う構成において、
    前記基本アクセスネットワーク端末に、少なくとも前記デバイス制御部によって制御される位置情報取得部から取得する位置情報及び、前記基本アクセスネットワークシグナリング処理部から取得したシグナリング情報を送信するSIPクライアント処理部を備えた
    ことを特徴とする請求項10に記載の基本アクセスネットワーク端末。
  12. 前記無線アクセスネットワーク端末において、
    無線通信ネットワークを含む少なくとも2種類以上の通信ネットワークと通信可能なアクセス通信処理部と、該各通信ネットワークに対応する各ネットワークデバイスと、該基本アクセスネットワーク端末との通信経路及びその通信デバイスと、該通信経路を介して取得する少なくともアクセスネットワークとの接続・切断処理要求に係るシグナリング通信におけるクライアント機能を有する基本アクセスネットワーククライアント処理部とを備えた無線通信端末を一体的に備え、通信経路が内部において直接接続されていることを特徴とする請求項10又は11に記載の基本アクセスネットワーク端末。
  13. 前記基本アクセスネットワークが携帯電話又はPHS網で形成される構成であって、前記基本アクセスネットワーク端末が携帯電話又はPHS端末上に実装されていることを特徴とする請求項10ないし12のいずれかに記載の基本アクセスネットワーク端末。
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