JPWO2006087860A1 - ホイールコンベヤ装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、物品を移送するために使用されるホイールコンベヤ装置に関する。フレーム(10)が2つの山形鋼(10a,10b)からなり、当該山形鋼(10a,10b)は、長尺の板状部分が背中合わせとされ、当該背中合わせにされた長尺の板状部分が移送方向に延びる鉛直壁(20)を形成するように配置される。その鉛直壁(20)に所定間隔で設けられた貫通孔に、ホイール(12b)およびワッシャ(13b)のはめ込まれたボルト(11)が挿入され、その後、同種類の別のワッシャ(13a)およびホイール(13a)がボルト(11)にはめ込まれる。そして、ボルト(11)にナット(14)が螺合することで、1対のホイール(12a,12b)の内輪が鉛直壁(20)を挟むようにフレーム(10)に固定される。各ホイール(12a,12b)は2個のベアリングからなり、ボルト(11)を中心としてその外輪が回転自在となっている。

Description

本発明は、物品を移送するために使用されるホイールコンベヤ装置に関する。
物品を移送するために使用される従来のホイールコンベヤ装置は、図7A〜Cに示すようなホイールコンベヤユニットが互いに所定距離ずつ離間して平行となるように配置された構成となっている。ここで図7A、B、Cは、それぞれ、ホイールコンベアユニットの要部を示す平面図、前面図、側面図である。各ホイールコンベヤユニットは、互いに対向して移送方向に延びる2つの長尺の板状部材または移送方向に延びる断面コの字型の長尺部材としてのフレーム50と、所定間隔で移送方向に並ぶように当該フレーム50に取り付けられた多数のホイール52とを備えており、各ホイール52は、フレーム50としての2つの長尺の板状部材の間または断面コの字型の長尺の板状部材の間に挟み込まれ、かつ、回転自在に当該フレーム50に取り付けられている。また、1つの長尺の板状部材としてのフレームに多数のホイールが所定間隔で回転自在に取り付けられた構成のホイールコンベヤユニットもある(例えば、日本の特開平8−2624号公報)。
このようなホイールコンベヤ装置によれば、その上に種々の物品を載置して、ホイールコンベヤユニットの延びる方向に所定の駆動源、重力または手動により移送することができる。
日本の特開平8−2624号公報 日本の特開2003−54721号公報
しかし、従来のホイールコンベヤ装置は、比較的軽量(例えば500〜600kg以下)の物品を移送対象としているものが多く、重量の大きい(例えば1〜2tの)物品の移送に使用されるホイールコンベヤ装置は、構成が複雑化しコストの高いものとなっていた。
そこで本発明は、簡単な構成で大きな荷重に耐えることができるホイールコンベヤ装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の局面は、載置される物品を所定方向に移送するためのホイールコンベヤ装置であって、
前記所定方向に延びる鉛直壁を有する断面逆T字型のフレーム部材と、
前記フレーム部材に所定間隔ずつ離間して配置された複数のホイール機構とを備え、
各ホイール機構は、
前記鉛直壁を貫通する棒状部材と、
前記棒状部材のまわりに回転自在にかつ前記鉛直壁を挟むように取り付けられた1対のホイールとを含むことを特徴とする。
本発明の第2の局面は、本発明の第1の局面において、
前記フレーム部材は、2つの山形鋼からなり、
前記2つの山形鋼は、長尺の板状部分が互いに背中合わせに重ね合わされ、当該板状部分が前記鉛直壁を形成するように配置されていることを特徴とする。
本発明の第3の局面は、本発明の第1または第2の局面において、
前記棒状部材はボルトであり、
各ホイールは、
前記棒状部材が貫通する内側円環状部材と、
転動体を介して前記内側円環状部材と回転自在に嵌合する外側円環状部材とを含み、
各ホイール機構は、前記鉛直壁を挟む前記1対のホイールの内側円環状部材および前記鉛直壁に貫通させた前記棒状部材としてのボルトの端部に螺合することによって前記1対のホイールの内側円環状部材を前記鉛直壁に固定する締結部材としてのナットを更に含むことを特徴とする。
本発明の第4の局面は、本発明の第3の局面において、
各ホイール機構における前記1対のホイールの一方は、前記内側円環状部材に相当する内輪と前記外側円環状部材に相当する外輪とを含むベアリングを所定個数だけ重ねて構成され、他方は、当該ベアリングと同一種類のベアリングを当該所定個数だけ重ねて構成されていることを特徴とする。
本発明の第5の局面は、本発明の第1または第2の局面において、
前記複数のホイール機構が取り付けられた前記フレーム部材を複数個備え、
前記複数個のフレーム部材は、所定距離ずつ離間して互いに平行に配置されていることを特徴とする。
本発明の第6の局面は、載置される物品を所定方向に移送するためのホイールコンベヤ装置であって、
前記所定方向に延びる鉛直壁を有し互いに対向する2つのフレーム部材からなるフレーム部と、
前記フレーム部に所定間隔ずつ離間して配置された複数のホイール機構とを備え、
各ホイール機構は、
前記2つのフレーム部材のうちの一方の鉛直壁である第1の鉛直壁を貫通する第1の棒状部材と、
前記2つのフレーム部材のうちの他方の鉛直壁である第2の鉛直壁を貫通する第2の棒状部材と、
前記第1の棒状部材のまわりに回転自在に取り付けられた第1のホイールと、
前記第2の棒状部材のまわりに回転自在に取り付けられた第2のホイールと、
前記2つのフレーム部材の間に配置され、前記第1および第2のホイールの外周面を覆う筒状部材とを含むことを特徴とする。
本発明の第7の局面は、本発明の第6の局面において、
前記2つのフレーム部材は長尺の板状部分を有する山形鋼であって、
各山形鋼の水平面は、前記フレーム部の内側を向くように配置され、
各山形鋼の垂直面は互いに対向し、かつ、前記2つのフレーム部材のうちの一方の山形鋼の垂直面は前記第1の鉛直壁を形成し、かつ、前記2つのフレーム部材のうちの他方の山形鋼の垂直面は前記第2の鉛直壁を形成するように配置されていることを特徴とする。
本発明の第8の局面は、本発明の第6または第7の局面において、
前記第1および第2の棒状部材はボルトであり、
前記第1のホイールは、
前記第1の棒状部材が貫通する第1の内側円環状部材と、
転動体を介して前記第1の内側円環状部材と回転自在に嵌合する第1の外側円環状部材とを含み、
前記第2のホイールは、
前記第2の棒状部材が貫通する第2の内側円環状部材と、
転動体を介して前記第2の内側円環状部材と回転自在に嵌合する第2の外側円環状部材とを含み、
各ホイール機構は、
前記第1の内側円環状部材および前記第1の鉛直壁に貫通させた前記第1の棒状部材としてのボルトの端部に螺合することによって前記第1の内側円環状部材を前記第1の鉛直壁に固定する締結部材としての第1のナットと、
前記第2の内側円環状部材および前記第2の鉛直壁に貫通させた前記第2の棒状部材としてのボルトの端部に螺合することによって前記第2の内側円環状部材を前記第2の鉛直壁に固定する締結部材としての第2のナットとを更に含むことを特徴とする。
本発明の第9の局面は、本発明の第8の局面において、
前記第1のホイールは、前記第1の内側円環状部材に相当する内輪と前記第1の外側円環状部材に相当する外輪とを含むベアリングを所定個数だけ重ねて構成され、
前記第2のホイールは、前記第2の内側円環状部材に相当する内輪と前記第2の外側円環状部材に相当する外輪とを含むベアリングを前記所定個数だけ重ねて構成されていることを特徴とする。
本発明の第10の局面は、本発明の第7の局面において、
互いに平行に配置され、前記複数のホイール機構が取り付けられた複数個の前記フレーム部を備え、
互いに隣接する2つのフレーム部の隣接部分において、当該2つのフレーム部の山形鋼の垂直面が互いに背中合わせに重ね合わされていることを特徴とする。
本発明の第1の局面によれば、各ホイール機構に含まれる2個のホイールは対をなし、それらを貫通する棒状部材を介してフレームの鉛直壁に当該鉛直壁を挟むように取り付けられているので、移送すべき物品に当接するホイール対のそれぞれに当該物品の荷重がバランスよく加わり、それらの荷重は当該ホイール対に挟まれた鉛直壁で支持される。したがって、移送すべき物品の荷重はフレームの鉛直壁にほぼ平行に加わることになり、荷重によるフレームの変形が生じにくくなるので、大きな荷重に耐えることができる。
本発明の第2の局面によれば、各ホイール対を棒状部材を介して支持する(フレームの)鉛直壁は、汎用部品としての2つの山形鋼の板状部分を背中合わせにすることによって形成されており、高い剛性を有している。したがって、上記棒状部材として剛性の高い部材を使用することにより、簡単な構成で大きな荷重に耐えることができるホイールコンベヤ装置を低コストで実現することができる。
本発明の第3の局面によれば、各ホイールは汎用部品としてベアリングを使用して構成可能であり、棒状部材としてのボルトにナットを螺合させることによって取り付けられるので、簡単な構成で大きな荷重に耐えることができるホイールコンベヤ装置を低コストで実現することができる。
本発明の第4の局面によれば、各ホイール機構におけるホイール対は、それぞれが同じ個数の同一種類のベアリングを重ねて構成されるので、物品の移送が安定化するとともに、移送すべき物品に当接するホイール対のそれぞれに当該物品の荷重がよりバランスよく加わり、当該物品の荷重によるフレームの変形がより生じにくい。また、ホイール対は固定軸としてのボルトにナットを螺合させることによって取り付けられるので、各ホイール対を構成するベアリングの個数を必要に応じて容易に増減することができる。
本発明の第5の局面によれば、複数のホイール機構が取り付けられたフレーム部材が所定距離ずつ離間して互いに平行に配置されているので、幅の大きな物品(例えば複数の物品の載置されたパレット等)を容易に移送することができる。
本発明の第6の局面によれば、各ホイール機構に含まれる2個のホイール(第1のホイールおよび第2のホイール)は対をなし、各ホイールは、対向する2つのフレーム部材の一方の鉛直壁に、当該各ホイールを貫通する棒状部材を介して取り付けられている。このため、移送すべき物品の荷重がホイール対のそれぞれのホイールにバランスよく加わり、それらの荷重は当該ホイール対が取り付けられた2つのフレーム部材の鉛直壁で支持される。したがって、移送すべき物品の荷重が対向する2つのフレーム部材の一方の鉛直壁のみに加わるということがなく、荷重によるフレームの変形が生じにくくなるので、大きな荷重に耐えることができる。また、移送すべき物品は、対向する2つのフレーム部材の間に設けられている筒状部材上で移送される。すなわち、物品は面状の搬送路上で移送される。このため、本装置によって、小さな物品を移送することも可能となる。さらに、各ホイールの外周面は筒状部材によって覆われているので、移送すべき物品の底面の一部にホイールが嵌入してしまうこともない。さらにまた、直接的にはホイールに荷重がかからないので、移送すべき物品の底面に搬送跡等の傷がつくこともない。
本発明の第7の局面によれば、各ホイールを棒状部材を介して支持するフレーム部材の鉛直壁は、汎用部品としての2つの山形鋼を互いに対向するように配置させることによって形成されており、高い剛性を有している。したがって、上記棒状部材として剛性の高い部材を使用することにより、簡単な構成で大きな荷重に耐えることができるホイールコンベヤ装置を低コストで実現することができる。
本発明の第8の局面によれば、各ホイールは汎用部品としてベアリングを使用して構成可能であり、棒状部材としてのボルトにナットを螺合させることによって取り付けられるので、簡単な構成で大きな荷重に耐えることができるホイールコンベヤ装置を低コストで実現することができる。
本発明の第9の局面によれば、各ホイール機構におけるホイール対は、それぞれが同じ個数の同一種類のベアリングを重ねて構成されるので、物品の移送が安定化するとともに、移送すべき物品の荷重がよりバランスよく各ホイールに加わり、当該物品の荷重によるフレームの変形がより生じにくい。また、各ホイールは固定軸としてのボルトにナットを螺合させることによって取り付けられるので、各ホイールを構成するベアリングの個数を必要に応じて容易に増減することができる。
本発明の第10の局面によれば、対向する2つのフレーム部材からなるフレーム部が互いに平行に複数個配置されている。このため、幅の大きな物品(例えば複数の物品の載置されたパレット等)を容易に移送することができる。また、隣接するフレーム部の隣接部分において山形鋼の垂直面が互いに背中合わせに重ね合わされているので、鉛直壁はより高い剛性を有している。このため、より大きな荷重に耐えることができるホイールコンベヤ装置が実現される。
本発明の第1の実施形態に係るホイールコンベヤ装置を示す斜視図である。 上記第1の実施形態に係るホイールコンベヤ装置に載置されたパレットを示す図である。 上記第1の実施形態に係るホイールコンベヤ装置の要部を示す平面図である。 上記第1の実施形態に係るホイールコンベヤ装置の要部を示す前面図である。 上記第1の実施形態に係るホイールコンベヤ装置の要部を示す右側面図である。 上記第1の実施形態に係るホイールコンベヤ装置の要部を示す左側面図である。 従来のホイールコンベヤ装置の要部の構成を示す平面図である。 従来のホイールコンベヤ装置の要部の構成を示す前面図である。 従来のホイールコンベヤ装置の要部の構成を示す側面図である。 上記第1の実施形態とは別の例のホイールコンベヤ装置の要部を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るホイールコンベヤ装置を示す斜視図である。 上記第2の実施形態に係るホイールコンベヤ装置の要部を示す平面図である。 上記第2の実施形態に係るホイールコンベヤ装置の要部を示す前面図である。 上記第2の実施形態の変形例に係るホイールコンベヤ装置の要部を示す前面図である。
符号の説明
10…フレーム
10a,10b,60a,60b…山形鋼(アングル)
11,61a,61b…ボルト(棒状部材)
12a,12b,62a,62b…ホイール
12a1,12a2,12b1,12b2…ベアリング
14,66a,66b…ナット(締結部材)
20,65a,65b…鉛直壁
30,90…ホイール機構
80…パイプ
121…内側円環状部材(内輪)
122…外側円環状部材(外輪)
100a〜100c,101…ホイールコンベヤユニット
102a〜102d…ホイールコンベヤサブユニット
200a〜200e…連結部材
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<1.第1の実施形態>
<1.1 全体構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るホイールコンベヤ装置を示す斜視図である。このホイールコンベヤ装置は、それに載置される物品を移送すべき方向(以下、単に「移送方向」という)に延びる3個のホイールコンベヤユニット100a,100b,100cと、それら3個のホイールコンベヤユニット100a,100b,100cを所定距離L1ずつ離間して互いに平行に配置されるように連結する剛性の連結部材200a〜200dとからなる。ここで所定距離L1は、移送すべき物品の幅に応じて決定される。
各ホイールコンベヤユニット100a〜100cは、断面が逆T字型の長尺の剛性部材からなるフレーム10と、所定間隔L2で移送方向に整列するようにフレーム10に回転自在に取り付けられた多数のホイール対12a,12bとを有している。このホイールコンベヤ装置は、水平面または傾斜平面に置かれ、その上に、移送すべき物品が載置される。例えば図2に示すように上記ホイールコンベヤ装置にパレット300を載置し、そのパレット300に複数の物品(不図示)を積んで移送することができる。
<1.2 要部構成>
次に、本実施形態に係るホイールコンベヤ装置の要部の構成を図3〜図6を参照して詳述する。図3、図4、図5、図6は、それぞれ、このホイールコンベヤ装置の要部を示す平面図、前面図、右側面図、左側面図である。ただし、図3および図4では、便宜上、3個のホイールコンベヤユニット100a〜100cのうち隣接するホイールコンベヤユニットの間の距離L1を短くして示されており、また、連結部材200a〜200dは省略されている。
各ホイールコンベヤユニット100a〜100cは、上述のように、断面が逆T字型の長尺の剛性部材からなるフレーム10と、移送方向に整列するように当該フレーム10に取り付けられた多数のホイール機構30とを有している。フレーム10は、2個の山形鋼(アングル)(例えば厚み5mm、断面40mm×40mmの山形鋼)10a,10bからなり、これら2つの山形鋼10a,10bは、長尺の板状部分が互いに背中合わせに衝合されることによって断面が逆T字型の長尺部材を構成している。そして、これら2つの山形鋼10a,10bのうち背中合わせに衝合された2つの板状部分は、移送方向に延びる鉛直壁(鉛直線に平行な壁面)20を形成する。上記多数のホイール機構30は、この鉛直壁20に所定間隔L2(例えば40mm)ずつ隔てて取り付けられる。
各ホイール機構30は、対をなす上記ホイール12a,12bを含み、1対のホイール12a,12bは、上記鉛直壁20を挟むようにかつ回転自在にフレーム10に取り付けられている。具体的には、以下のようにして各ホイール機構30がフレーム10に取り付けられる。すなわち、フレーム10の鉛直壁20には、上記所定間隔L2で(各ホイール機構に対して1つずつ)貫通孔が設けられており、各ホイール12a,12bの回転中心となる固定軸としての剛性の棒状部材11を貫通させる。本実施形態では、この棒状部材11としてボルト(例えばM10×65mmの六角ボルト)が使用されており、鉛直壁20への貫通の際には、予めホイール対12a,12bのうち一方のホイール12bおよびそれに対応するワッシャ13bがボルト11に順にはめ込まれる。当該一方のホイール12bおよびワッシャ13bをはめ込んだボルト11が鉛直壁20を貫通すると、その後、他方のワッシャ13aおよびホイール13aが順にはめ込まれ、締結部材としてのナット(例えば六角ナット)14をボルト11に螺合させることにより、ホイール機構30がフレームに取り付けられる。本実施形態におけるホイール12a,12bは後述のように外側円環状部材と内側円環状部材を含んでおり、上記のようにしてホイール機構30がフレーム10に取り付けられると、固定軸としてのボルト11が当該内側円環状部材を貫通することになり、上記のようにボルト11にナット14を螺合させると、ホイール対12a,12bにおける内側円環状部材がワッシャ13a,13bを介して鉛直壁20を挟むようにボルト頭11bとナット14とによって締結されフレーム10に固定される。
各ホイール12a,12bは、図5および図6に示す如く、上記のように固定軸としてのボルト11が貫通する内側円環状部材121と、転動体を介して回転自在に(すなわち軸受け機構によって回転自在に)当該内側円環状部材121と嵌合する外側円環状部材122とからなる。ここで、対となるホイール12aと12bとは実質的に同一の形状・構造の構成要素(または、それらがフレーム10に取り付けられたときに鉛直壁20に対して対称な形状・構造を有する構成要素)であり、本実施形態では、内輪と当該内輪に回転自在に嵌合した外輪とからなる部品としてのベアリング(例えば外径35mmの品番6300ZZの深溝玉軸受け)を2個ずつ軸方向に重ねて各ホイール12a,12bが構成されている。すなわち、図4に示すように、ホイール12aは2個のベアリング12a1,12a2で構成され、ホイール12bは2個のベアリング12b1,12b2で構成されている。そして、ベアリング12a1,12a2の内輪および外輪がホイール12aの内側円環状部材121および外側円環状部材122にそれぞれ相当し、ベアリング12b1,12b2の内輪および外輪がホイール12bの内側円環状部材121および外側円環状部材122にそれぞれ相当する。
各ホイール12a,12bの回転中心となる固定軸としてのボルト11を貫通させる(フレーム10の鉛直壁20における)貫通孔は、ホイール機構30が鉛直壁20に取り付けられたときに各ホイール12a,12bの上端がフレーム10の鉛直壁20の上端よりも若干高くなるような位置に設けられる。例えば、各ホイール12a,12bの外径を35mmとし、フレーム10を構成する山形鋼10a,10bの断面の一辺を40mmとした場合、ホイールコンベヤ装置の設置面500から鉛直壁20における当該貫通孔の中心までの高さH1を30mm程度とする(図4参照)。この場合、設置面500からフレーム10の鉛直壁20の上端までの高さが40mmであるのに対し、各ホイール12a,12bの上端までの高さH2は47.5mmとなる。このようにして各ホイール12a,12bの上端は鉛直壁20の上端よりも高くなるので、ホイールコンベヤ装置に載置される物品は鉛直壁20には接触せずにホイール12a,12bに当接し、当該物品のスムーズな移送が可能となる。
<1.3 作用および効果>
上記のような本実施形態によれば、移送すべき物品は各フレーム10に取り付けられた多数のホイール機構30のホイール12a,12bに当接し、その物品の荷重がそれらホイール12a,12bに加わる。各ホイール機構30に含まれるホイール12a,12bは対をなし、それらを貫通する1本の固定軸としてのボルト11を介してフレーム10の鉛直壁20に取り付けられており、かつ、1対のホイール12a,12bは鉛直壁20に対して対称な形状・構造となっている。このため、移送すべき物品に当接するホイール対12a,12bのそれぞれに当該物品の荷重がバランスよく(略同量ずつ)加わり、それらの荷重は対称面に相当する鉛直壁20で支持される。したがって、このような対称性により、移送すべき物品の荷重はフレーム10の鉛直壁20にほぼ平行に加わるので、当該荷重によるフレーム10の変形が生じにくい。しかも、当該鉛直壁20は、2つの山形鋼10a,10bの板状部分を背中合わせにすることによって形成されており、高い剛性を有している。したがって、ホイール対12a,12bおよび鉛直壁20を貫通し当該鉛直壁20に支持されるボルト(棒状部材)11として剛性の高い部材を使用することにより、大きな荷重(例えば2t程度以上)に耐えることができる。このようにして、汎用部品としての山形鋼やベアリング等を使用して、簡単な構成で大きな荷重に耐えることができるホイールコンベヤ装置を低コストで実現することができる。
また、対となるホイール12a,12bのそれぞれは、2個のベアリング(ホイール12aを構成するベアリング12a1,12a2、または、ホイール12bを構成するベアリング12b1,12b2)で構成されているが、個数が同数であれば、1個または3個以上のベアリングで各ホイールが構成されていてもよい。そして、各ホイールを構成するベアリングの個数を増やすことにより、物品の移送における安定性を向上させることができる。上記実施形態によれば、ホイール対12a,12bを構成する各ベアリングを貫通する固定軸としてのボルト11にナット14を螺合させることによって当該ホイール対12a,12bの内側円環状部材121がフレーム10(の鉛直壁20)に固定されるので、各ホイール12a,12bを構成するベアリングの数を必要に応じて容易に増減することができる。
なお、フレームを構成する2つの板状部材によってホイールが支持される従来の構成(図7A〜C)では、曲線状の経路に沿って物品を移送する場合に製作の難度が高くなるが、本実施形態では、1対のホイール12a,12bは固定軸としてボルト11を介してフレーム10における1つの鉛直壁20によって支持されることになるので、曲線状の経路に沿って物品を移送する場合に上記従来構成に比べて製作が容易になる。
<1.4 変形例>
上記実施形態において各ホイールコンベヤユニット100a〜100cを構成するフレーム10は、背中合わせにした2つの山形鋼10a,10bからなるが、これに限定されるものではなく、例えば単体としての断面逆T字型の長尺の剛性部材(例えば鋼鉄製部材)を用いてもよい。ただし、大きな荷重に耐えることができるホイールコンベヤ装置を低コストで実現するという観点からは、汎用部品としての山形鋼を使用するのが好ましい。
また、上記ホイールコンベヤ装置の構成要素(フレーム10や、ホイール12a,12b、固定軸としてのボルト11等)としては、荷重に対する耐力という観点から鋼鉄等の剛性の高い材質の部材を使用するのが好ましいが、移送すべき物品の種類や用途に応じコストや重量などを考慮して、他の金属(例えばアルミニウム)または合成樹脂等の他の材質の部材を使用してもよい。
<1.5 その他>
上記実施形態とは異なる構成であるが、図8に示すような構成によっても、大きな荷重に耐えることができるホイールコンベヤ装置を低コストで実現することができる。図8はこのホイールコンベヤ装置の平面図である。側面図については、図7Cに示す従来のホイールコンベヤ装置の側面図と同様である。このホイールコンベヤ装置は、その鉛直壁45a、45bが互いに対向して配置された2つの山形鋼40a、40bと、それら2つの山形鋼40a、40bの間に配置されたホイール42と、ホイール42を2つの山形鋼40a、40bの間で支持するためのボルト41、ワッシャ43a、43b、およびナット44とから構成される。ホイール42を支持する2つの山形鋼40a、40bの鉛直壁45a、45bには貫通孔が設けられており、ホイール42の回転中心となる固定軸としてのボルト41がその貫通孔を貫通している。貫通孔を貫通したボルト41には、ナット44が螺合している。また、ホイール42と鉛直壁45a、45bとの間には、ワッシャ43a、43bがはめ込まれている。
図8に示すように、鉛直壁45aと鉛直壁45bとの間に配置される各ホイール42は5個のベアリングから構成されており、それにより物品の移送の安定性が高められている。また、ホイール42を支持するためにボルト41とナット44とが用いられているので、各ホイール42を構成するベアリングの個数の調整が容易に行われる。
<2.第2の実施形態>
<2.1 全体構成>
図9は、本発明の第2の実施形態に係るホイールコンベヤ装置を示す斜視図である。このホイールコンベヤ装置は、それに載置される物品の移送方向に延びる2個のホイールコンベヤサブユニット102a,102bからなるホイールコンベヤユニット101と、それら2個のホイールコンベヤサブユニット102a,102bを所定距離L6だけ離間して互いに平行に配置されるように連結する剛性の連結部材200eとからなる。ここで所定距離L6は、移送すべき物品の幅に応じて決定される。
各ホイールコンベヤサブユニット102a,102bは、断面がL字型の長尺の剛性部材であるフレームとしての山形鋼(アングル)60a,60bと、所定間隔L7で移送方向に整列するように山形鋼60a,60bに回転自在に取り付けられたホイール62a,62bとを有している。また、ホイールコンベヤサブユニット102a,102b間には、ホイール62a,62bの外周面を覆う筒状部材としてのパイプ80が設けられている。このホイールコンベヤ装置は、水平面または傾斜平面に置かれ、その上に、移送すべき物品が載置される。例えば、パレット等に複数の物品を積んで移送することができる。
なお、本実施形態においては、断面L字型の長尺の剛性部材である山形鋼がフレームに適用されている例を挙げて説明しているが、本発明はこれに限定されず、例えば断面逆T字型の長尺の剛性部材をフレームに適用することもできる。
<2.2 要部構成>
次に、本実施形態に係るホイールコンベヤ装置の要部の構成を図10および図11を参照して詳述する。図10は、このホイールコンベヤ装置の要部を示す平面図である。図11は、このホイールコンベヤ装置の要部を示す前面図である。ただし、図10および図11では、便宜上、ホイールコンベヤサブユニット間の距離L6を短くして示されており、また、連結部材200eは省略されている。
ホイールコンベヤユニット101は、断面がL字型の長尺の剛性部材である1対の山形鋼60a,60bと、移送方向に整列するように当該山形鋼60a,60bの間に配置された多数のホイール機構90とを有している。山形鋼60a,60bの一方の面は設置面500上に配置され、他方の面は設置面500に垂直な鉛直壁65a,65bを形成する。以下、ホイール機構90を支持する山形鋼60a,60bのうち山形鋼60a側の構成に着目して説明する。なお、山形鋼60b側についても同様の構成となる。
ホイール機構90の山形鋼60a側には、ホイール62aが含まれている。ホイール62aは、その回転面と上記鉛直壁65aとが平行となるようにかつ回転自在に山形鋼60aに取り付けられている。具体的には、以下のようにしてホイール62aが山形鋼60aに取り付けられる。すなわち、山形鋼60aの鉛直壁65aには、上記所定間隔L7で(各ホイール62aに対して1つずつ)貫通孔が設けられており、各ホイール62aの回転中心となる固定軸としての剛性の棒状部材(シャフト)を貫通させる。本実施形態では、この棒状部材としてボルト(例えば直径15mmのボルト)61aが使用されており、鉛直壁65aへの貫通の際には、予めワッシャ63aがボルト61aにはめ込まれる。ボルト61aが鉛直壁65aを貫通すると、その後、ワッシャ64aおよびホイール62aが順にはめ込まれ、締結部材としてのナット(例えば六角ナット)66aをボルト61aに螺合させることにより、ホイール62aが山形鋼60aに取り付けられる。これにより、ホイール62aの回転面がワッシャ64aを介して鉛直壁65aと平行になるように、ホイール62aにおける後述の内側円環状部材がボルト頭71aとナット66aとによって締結され山形鋼60aに固定される。
ホイール62aは、上記第1の実施形態と同様、ボルト61aが貫通する内側円環状部材と、回転自在に内側円環状部材と嵌合する外側円環状部材とによって構成される。例えば、ホイール62aは、内輪と当該内輪に回転自在に嵌合した外輪とからなる部品としてのベアリングによって実現される。ここで、各ホイールを構成するベアリングの個数については、ホイール62a,62bのそれぞれを構成するベアリングの個数が同数であれば、1個でもよいし、2個以上でもよい。各ホイールを構成するベアリングの個数を増やすことにより、物品の移送における安定性を向上させることができる。
ホイールコンベヤサブユニット102a,102bは、それらの鉛直壁65a,65bが互いに対向するように配置される。このとき、物品を移送する際の安定性を高めるため、山形鋼60a,60bの各面のうち設置面500と接している面は、ホイール機構90の内側を向くように配置される。また、ホイール62aの外周面がパイプ80の内周面の一端67に覆われかつホイール62bの外周面がパイプ80の内周面の他端68に覆われるように、ホイールコンベヤサブユニット102a,102b間にパイプ80が配置される。以上のようにして、ホイールコンベヤサブユニット102a,102b間にホイール機構90が形成される。
ホイール62aの回転中心となる固定軸としてのボルト61aを貫通させる貫通孔は、パイプ80の上端が山形鋼60aの鉛直壁65aの上端よりも若干高くなるような位置に設けられる。例えば、パイプ80の外径を35mmとし、山形鋼60aの断面の一辺を40mmとした場合、ホイールコンベヤ装置の設置面500から鉛直壁65aにおける当該貫通孔の中心までの高さH6を30mm程度とする(図11参照)。この場合、設置面500から山形鋼60aの鉛直壁65aの上端までの高さが40mmであるのに対し、パイプ80の上端までの高さH7は47.5mmとなる。このようにしてパイプ80の上端は鉛直壁65aの上端よりも高くなるので、ホイールコンベヤ装置に載置される物品は鉛直壁65aには接触せずにパイプ80に当接し、当該物品のスムーズな移送が可能となる。
<2.3 作用および効果>
上記のような本実施形態によれば、移送すべき物品はフレームとしての山形鋼60a,60bの間に配置された多数のホイール機構90のパイプ80に当接する。パイプ80は、筒状になっており、その一端においてホイール62aを覆うように、他端においてホイール62bを覆うようにして設けられている。このため、パイプ80上の物品の荷重は、当該パイプ80を介してそれらホイール62a,62bに加わる。ここで、各ホイール機構30において、ホイールコンベヤサブユニット102a,102bの形状・構造はパイプ80の中心部から見て対称的なものとなっている。このため、移送すべき物品の荷重がホイール62a,62bのそれぞれにバランスよく(略同量ずつ)加わり、それらの荷重は互いに対向する鉛直壁65a,65bで支持される。したがって、このような対称性により、移送すべき物品の荷重が鉛直壁65a,65bの一方のみに加わるということがなく、当該荷重による山形鋼60a,60bの変形が生じにくい。したがって、ホイール62a,62bおよび鉛直壁65a,65bを貫通し当該鉛直壁65a,65bに支持されるボルト(棒状部材)61a,61bとして剛性の高い部材を使用することにより、大きな荷重(例えば2t程度以上)に耐えることができる。このようにして、汎用部品としての山形鋼やベアリング等を使用して、簡単な構成で大きな荷重に耐えることができるホイールコンベヤ装置を低コストで実現することができる。また、本実施形態によると、物品(あるいは物品が積み込まれたパレット)はパイプ90上で移送される。すなわち、面状の搬送路上で物品が移送される。このため、本装置によって小さな物品をも移送することが可能となる。また、ホイール62a,62bはパイプ80によって覆われているので、パレットの裏面に設けられている穴部にホイール62a,62bが嵌入してしまうこともない。さらに、ホイール62a,62bに直接的には荷重がかからないので、例えば段ボール箱を搬送する際に当該段ボール箱の底面に搬送跡等の傷がつくこともない。
<2.4 変形例>
上記実施形態においては、1対のホイールコンベヤサブユニット102a,102bからなる1個のホイールコンベヤユニット101によってホイールコンベヤ装置が実現されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、図12に示すように、ホイールコンベヤサブユニット102a,102bからなるホイールコンベヤユニット101aとホイールコンベヤサブユニット102c,102dからなるホイールコンベヤユニット101bとによって、すなわち、2個のホイールコンベヤユニットによって、ホイールコンベヤ装置が実現される構成とすることもできる。この場合、互いに隣接するホイールコンベヤユニットの隣接部分において、上記第1の実施形態と同様に、山形鋼の長尺の板状部分が互いに背中合わせに衝合されることによって断面が逆T字型の長尺部材を構成するようにすればよい。
本変形例によれば、複数のホイールコンベヤユニットによってホイールコンベヤ装置が実現されるので、より大きな物品の搬送が可能となる。また、互いに隣接するホイールコンベヤサブユニットが結合する部分では、山形鋼の板状部分を背中合わせにすることによって鉛直壁が形成されているので、高い剛性を有している。このため、より大きな荷重に耐えることができるホイールコンベヤ装置が実現される。

Claims (10)

  1. 載置される物品を所定方向に移送するためのホイールコンベヤ装置であって、
    前記所定方向に延びる鉛直壁を有する断面逆T字型のフレーム部材と、
    前記フレーム部材に所定間隔ずつ離間して配置された複数のホイール機構とを備え、
    各ホイール機構は、
    前記鉛直壁を貫通する棒状部材と、
    前記棒状部材のまわりに回転自在にかつ前記鉛直壁を挟むように取り付けられた1対のホイールとを含むことを特徴とする、ホイールコンベヤ装置。
  2. 前記フレーム部材は、2つの山形鋼からなり、
    前記2つの山形鋼は、長尺の板状部分が互いに背中合わせに重ね合わされ、当該板状部分が前記鉛直壁を形成するように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のホイールコンベヤ装置。
  3. 前記棒状部材はボルトであり、
    各ホイールは、
    前記棒状部材が貫通する内側円環状部材と、
    転動体を介して前記内側円環状部材と回転自在に嵌合する外側円環状部材とを含み、
    各ホイール機構は、前記鉛直壁を挟む前記1対のホイールの内側円環状部材および前記鉛直壁に貫通させた前記棒状部材としてのボルトの端部に螺合することによって前記1対のホイールの内側円環状部材を前記鉛直壁に固定する締結部材としてのナットを更に含むことを特徴とする、請求項1または2に記載のホイールコンベヤ装置。
  4. 各ホイール機構における前記1対のホイールの一方は、前記内側円環状部材に相当する内輪と前記外側円環状部材に相当する外輪とを含むベアリングを所定個数だけ重ねて構成され、他方は、当該ベアリングと同一種類のベアリングを当該所定個数だけ重ねて構成されていることを特徴とする、請求項3に記載のホイールコンベヤ装置。
  5. 前記複数のホイール機構が取り付けられた前記フレーム部材を複数個備え、
    前記複数個のフレーム部材は、所定距離ずつ離間して互いに平行に配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のホイールコンベヤ装置。
  6. 載置される物品を所定方向に移送するためのホイールコンベヤ装置であって、
    前記所定方向に延びる鉛直壁を有し互いに対向する2つのフレーム部材からなるフレーム部と、
    前記フレーム部に所定間隔ずつ離間して配置された複数のホイール機構とを備え、
    各ホイール機構は、
    前記2つのフレーム部材のうちの一方の鉛直壁である第1の鉛直壁を貫通する第1の棒状部材と、
    前記2つのフレーム部材のうちの他方の鉛直壁である第2の鉛直壁を貫通する第2の棒状部材と、
    前記第1の棒状部材のまわりに回転自在に取り付けられた第1のホイールと、
    前記第2の棒状部材のまわりに回転自在に取り付けられた第2のホイールと、
    前記2つのフレーム部材の間に配置され、前記第1および第2のホイールの外周面を覆う筒状部材とを含むことを特徴とする、ホイールコンベヤ装置。
  7. 前記2つのフレーム部材は長尺の板状部分を有する山形鋼であって、
    各山形鋼の水平面は、前記フレーム部の内側を向くように配置され、
    各山形鋼の垂直面は互いに対向し、かつ、前記2つのフレーム部材のうちの一方の山形鋼の垂直面は前記第1の鉛直壁を形成し、かつ、前記2つのフレーム部材のうちの他方の山形鋼の垂直面は前記第2の鉛直壁を形成するように配置されていることを特徴とする、請求項6に記載のホイールコンベヤ装置。
  8. 前記第1および第2の棒状部材はボルトであり、
    前記第1のホイールは、
    前記第1の棒状部材が貫通する第1の内側円環状部材と、
    転動体を介して前記第1の内側円環状部材と回転自在に嵌合する第1の外側円環状部材とを含み、
    前記第2のホイールは、
    前記第2の棒状部材が貫通する第2の内側円環状部材と、
    転動体を介して前記第2の内側円環状部材と回転自在に嵌合する第2の外側円環状部材とを含み、
    各ホイール機構は、
    前記第1の内側円環状部材および前記第1の鉛直壁に貫通させた前記第1の棒状部材としてのボルトの端部に螺合することによって前記第1の内側円環状部材を前記第1の鉛直壁に固定する締結部材としての第1のナットと、
    前記第2の内側円環状部材および前記第2の鉛直壁に貫通させた前記第2の棒状部材としてのボルトの端部に螺合することによって前記第2の内側円環状部材を前記第2の鉛直壁に固定する締結部材としての第2のナットとを更に含むことを特徴とする、請求項6または7に記載のホイールコンベヤ装置。
  9. 前記第1のホイールは、前記第1の内側円環状部材に相当する内輪と前記第1の外側円環状部材に相当する外輪とを含むベアリングを所定個数だけ重ねて構成され、
    前記第2のホイールは、前記第2の内側円環状部材に相当する内輪と前記第2の外側円環状部材に相当する外輪とを含むベアリングを前記所定個数だけ重ねて構成されていることを特徴とする、請求項8に記載のホイールコンベヤ装置。
  10. 互いに平行に配置され、前記複数のホイール機構が取り付けられた複数個の前記フレーム部を備え、
    互いに隣接する2つのフレーム部の隣接部分において、当該2つのフレーム部の山形鋼の垂直面が互いに背中合わせに重ね合わされていることを特徴とする、請求項7に記載のホイールコンベヤ装置。
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