JPWO2006087765A1 - 流動バレル研磨装置及び研磨方法 - Google Patents

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Abstract

円筒状の固定槽(1)と該固定槽(1)の底部に摺接部隙間(3)を形成して水平回転するようにした回転盤(2)とからなり、前記固定槽(1)内にワークとメディアを装入し回転盤(2)を水平回転させることにより、前記ワークとメディアが旋回流動してマス(M)を形成してワークが研磨される流動型バレル研磨装置において、前記回転盤(2)の回転中心上部に、固定または回転可能に軸支した内筒(4)を設けることにより、前記マス(M)の外周面を固定槽(1)の内周面に接触させると共に、マス(M)の内周面を前記内筒(4)の外周面に接触させてマス(M)中のワークを研磨する。【選択図】図1

Description

発明の技術分野
本発明は、流動バレル研磨装置の研磨力の増加および研磨能率の向上を図って、研磨時間を短縮し生産性を向上させるとともに、メディアの損耗を抑えてランニングコストを低下させる流動バレル研磨装置及び研磨方法に関する。
図2は、従来の流動バレル研磨装置の断面図である。
従来の流動バレル研磨装置は、図2に示すように、円筒状の固定槽11と、該固定槽11の底部に摺接部隙間13を形成して水平回転するようにした回転盤12とからなる。
ここで、固定槽11内に投入されたワークとメディアは、回転盤12の水平回転によって、回転中心から固定槽11の側壁に向けて遠心力Aが付与される。ワークとメディアに付与された前記遠心力Aは、固定槽11の側壁に到達して上昇力Bに変換される。そして、この上昇力Bによりワークとメディアは押し上げられ、頂点Cに達した後重力により下降する。このようにして、ワークとメディアは旋回流動するマスMを形成し、ワークとメディアの接触圧と相対速度によってワークが研磨されることとなる。
しかし、上昇力Bによって頂点Cに達したワークとメディアからなるマスMは、前記固定槽11側から回転盤12の回転中心に向けて下降の一途をたどることとなり、下記の問題が生じる。
(1)回転盤12の回転中心上方部に空洞状態となった「開放域」が形成される。
(2)上記(1)の「開放域」に面するマスMの近傍は、ワークとメディアの接触圧(研磨力、研磨能率)が低下する箇所となる。
流動バレル研磨装置の研磨メカニズムにおいて、その研磨力を左右する要素として、乾式研磨においてはワークとその研磨目的に対するメディアの選定、湿式研磨においてはワークとその研磨目的に対するメディアとコンパウンドの選定がある。さらに、乾式研磨においてはワークとメディア、湿式研磨においてはワークとメディア、コンパウンドとその水の装入割合がある。バレル研磨における研磨力はワークとメディアの接触圧及び相対速度差で決まる。流動バレル研磨においても同様である。
また、装置の構成から、メディアとワークの接触圧と相対速度が強くマスの流動速度が速くなる箇所である研磨槽底部の回転盤上と固定槽の内壁に近いところが研磨力の強い領域となる。一方、回転盤の回転中心上部において、マスの旋回流動が開放されてメディアとワークが存在しない空洞状態の図2に示す「開放域」が形成される。
なお、特許文献「特開2003−103450」には、図2に前記の回転盤の回転中心上部にマスの「開放域」が形成された状態が示されている。
本発明は、従来技術の研磨装置を特別の大改造を必要とせずに、前記問題点を解決するために成されたもので、図1に示すように研磨装置の回転盤2の回転中心上部に、中心線が前記回転盤2の回転中心と略同心とした内筒4を立設したものである。
これにより、
(1)内筒4が従来技術の研磨装置に形成されるマスMの「開放域」を無くし、
(2)マスMが、その外周面が固定槽1の内周面に接触するとともに、マスMの内周面が内筒4の外周面に接触した状態で旋回流動をすることとなるから、
マスMへの押圧力がマスMの内側面からも作用し、マスMを構成するワークとメディアの接触圧が増大して研磨力の増加をさせるという効果が得られる。
すなわち、従来の研磨装置においては、固定槽内にワーク及びメディア(湿式研磨においては、コンパウンド、水、を更に添加する)を装入し、回転盤を回転させると前記ワーク及びメディア(湿式研磨においては、コンパウンド、水を含む)が旋回流動してマスを形成し、形成されたマスは、回転盤の回転中心上部(=固定槽中心部)において、空洞部を形成して、この部分がワーク、メディア(湿式研磨においては、コンパウンド、水、を含む)の接触圧がフリーとなる「開放域」となっていた。
本発明によれば、従来の研磨装置において生じていたこの「開放域」に該当する部分に、固定槽の内径とワークの加工目的、使用するメディアに応じて適切な外径寸法とした内筒を適切な方法で設けることにより、前記マスの空洞部である「開放域」を無くした状態にすることができる。
さらに、
(1)内筒がマスを、マスの内側面から固定槽側に押圧して、押圧力によりワークとメディア(湿式研磨においては、コンパウンド、水、を含む)に強い接触圧を作用させ研磨力を増加させる。
(2)また、前記のように内筒を設けたことにより、固定槽の内径方向のマスの流動領域が狭められるため、開放されている上方にマスの上面が上昇してマスの高さが増大するから、開放されているマスの上部から内部に押圧力が作用し、この押圧力も研磨力を増加させるものである。
以上が、本発明の内筒が研磨力を増大させるメカニズムであるが、以下にメディアの損耗について述べる。
通常の流動バレル研磨装置においては、研磨力を増加させるとメディアの損耗はそれ以上に多くなり、ワークの研磨能率(ワークの研磨量/メディアの損耗量)が減少する。メディアはワークの研磨で損耗をするが、メディア同士の摩擦、すなわちメディア同士の接触圧と相対速度差によって損耗する割合がはるかに多い。
本発明のメディアの損耗については、マスの両側部の流動速度は前記(1)により内筒と固定槽の側壁からの摩擦抵抗を受けて遅くなる。また、マスの上層部の流動速度は前記(2)によりマスの上層部は回転盤からの距離が遠くなるためマスの上層部の流動速度は極めて遅くなるから、前記のように本発明は研磨力を増大させたにも関わらずメディアの損耗は、従来技術の研磨力の増大前と略同等である。
本発明において、ワークの研磨量に対するメディアの損耗が増大しない理由は、回転盤の回転中心上部に内筒を設けたことにより、前記(1)、(2)の作用によりマス全体の流動速度が遅くなったためである。すなわち、マス全体の流動速度が遅くなったことにより、メディアの損耗量が減少し、マスへの押圧力が増加したことによるメディアの損耗量の増加分が、流動速度が遅くなったことによる前記メディアの損耗量の減少分で相殺されていると考えられる。
以下に述べる実施例に示す通り、従来技術の内筒がない場合に比較してワークの研磨量は1.4〜2.4倍増加したのに対し、メディアの損耗量、損耗率は1.2〜1.4倍程度の増加であるため、ワークの研磨能率は1.2〜1.7倍前後となった。すなわち、一定数量のワークを研磨するために必要なメディアの損耗量を少なくして、メディアの損耗量に対する研磨力を増加させることができたことにより、メディアのランニングコストを低下させることができ、研磨時間が短縮でき生産性を向上することができた。
なおここで、ワークとは被研磨物を言い、メディアとは、ワークと相対摩擦によりワークのバリ取り、丸味付け、つや出し、スケール落とし等、ワークを研磨加工する研磨材を言う。
また、回転盤2の回転中心上部に、中心線が前記回転盤2の回転中心と略同心として立設した内筒4の内部の形態は問わない。すなわち円筒内部が充実していても、中空となっていてもよく、さらに中空部に補強等がなされていてもよい。また、その形状も円筒形状に限るものではなく、円錐形状、逆円錐形状でもよい。
以下、本発明に係る流動バレル研磨装置を実施例及び図面に基づき詳細に説明する。
本発明に係る流動バレル研磨装置は、図1に示すように、円筒状の固定槽1と、該固定槽1の底部に摺接部隙間3を形成して水平回転するようにした回転盤2と、回転盤2の回転中心上部に、中心線が前記回転盤2の回転中心と略同心となるように立設した内筒4とにより構成される。
ここで、固定槽1内に投入されたワークとメディアは、回転盤2の水平回転によって、回転中心から固定槽1の側壁に向けて遠心力が付与される。ワークとメディアに付与された前記遠心力は、固定槽1の側壁に到達して上昇力に変換され、この上昇力によりワークとメディアは押し上げられる。
そして、ワークとメディアからなるマスMは、その外周面が固定槽1の内周面に接触するとともに、マスMの内周面が内筒4の外周面に接触した状態で旋回流動をすることとなる。その結果、マスMへの押圧力がマスMの内側面からも作用し、マスMを構成するワークとメディアの接触圧が増大して研磨力の増加をさせる。
ここで本発明に係る流動バレル研磨装置の効果を検証するために、まず、被研磨物(以下「ワーク」ともいう)として、材質が硬質、軟質の試験片を用いて、本発明の内筒の有無と内筒の回転速度の違いによるメディアの損耗量と損耗率、及び、軟質ワークと硬質ワークの各々についての研磨量と研削比についての検討を、実施例1、2、および比較例1で実施した。
次いで、被研磨物に実ワーク(自動車部品:ロッカーアーム)を用いて本発明の内筒の有無、内筒の回転速度の違い、及び、内筒の外径寸法の違いによるメディアの損耗量と損耗率、及び、実ワークの研磨量の研磨能率の検討を、実施例3、4、5、および比較例2で実施した。
これらの実施例は、コンパウンド、水を添加した湿式研磨の例を示すが、本発明は湿式研磨に限定されるものでなく、コンパウンド、水を添加しない乾式研磨にも適用できるものである。
なお、本実施の形態において内筒の装着方法には、「固定」式と「つれ回り」式と「回転可変」式の3種類が考えられる。ここで、「固定」式とは、内筒を回転盤の回転中心上部に立設して固定ボルト等で密着固定し、内筒が回転盤と同回転をするようにしたものであり図3Aにその構成を示す。
また、「つれ回り」式とは内筒を回転盤の回転中心上部に立設してベアリング等で軸支し、内筒がマスの旋回流動につれて回るようにしたものであり図3Bにその構成を示す。さらに、「回転可変」式とは内筒を回転盤の回転中心上部に立設して回転盤とは別駆動の回転機構を設け、ワーク、メディアの仕様に応じて内筒に適切な回転速度を設定することができるようにしたものであり図3Cにその構成を示す。
〈実施例1及び2〉
表1に示すような流動バレル研磨装置において、回転盤2の回転中心上部に内筒4を設けた実施例1、2、および内筒を設けない比較例1についてテストを行った。この場合において、共通するテスト条件は、被研磨物(以下「ワーク」という)として材質がS45Cの硬質試験片と、材質がA2017の軟質試験片とを用いたこと、研磨材(以下「メディア」という)として底辺が20mmの円錐形状の樹脂製メディアと、コンパウンド、水、を用いたこと、および、回転盤2の回転速度を250 min-1とし、研磨時間を30minとしたことである。
実施例1、2の内筒4については、その外径寸法をφ220mmとし、回転盤2への取付け方法は、図1に示すように回転盤2の回転中心上部に立設して密着固定し回転盤2と同回転速度(250min-1)となるようにした場合を実施例1とした。また、内筒4を回転盤2の回転中心上部に密着固定せずに「つれ回り」するように立設して軸支し回転速度を50min-1となるようにした場合を実施例2とした。さらに、内筒を設けない従来技術を比較例1とした。
以上のようなテスト条件で各実施例、比較例毎に固定槽に前記のワーク、メディア、コンパウンド、水、を装入して回転盤を前記250 min-1の回転速度で回転させて研磨加工のテストを実施した結果、表2に示すテスト結果を得た。なお、テスト機・メディア・コンパウンドは、すべて新東ブレーター社製のものを使用した。
Figure 2006087765
Figure 2006087765
表2に示す結果から、被研磨物に軟質、硬質の試験片を用いた場合において、内筒4の有無、内筒4の回転速度の違い、による〔1〕メディアの損耗量、損耗率、〔2〕軟質、硬質試験片の研磨量、研削比、について以下のことがわかった。
〔1〕メディアの損耗量、損耗率、について、
本発明の内筒4を回転盤2の回転中心上部に設けた実施例1、2におけるメディアの損耗量及び損耗率は、内筒4を設けない従来技術の比較例1と比較して、実施例1がそれ以上、実施例2が略同等であった。
実施例1のメディアの損耗量及び損耗率が従来技術の比較例1より多くなったのは、図1に示す内筒4を設けたことにより、比較例1、すなわち従来技術に係る流動バレル研磨装置、の図2に示すマスMの「開放域」を無くしてメディアと被研磨物(試験片)、或いはメディア同士の接触圧を向上させ、かつ内筒4の回転速度が回転盤2と同回転の250min-1(高回転)であったためのものと考えられる。この時のマスM全体の流動速度は、内筒が無い従来技術の比較例1と比較し遅くなっている。
実施例2のメディアの損耗量、損耗率が従来技術の比較例1と略同等であったのは、実施例1と同様に内筒4によりマスMの「開放域」を無くしてメディアと被研磨物(試験片)、或いはメディア同士の接触圧を向上させたが、回転盤2への取付け方法を回転盤2と「つれ回り」するように変更し50min-1に低回転にしたこと、およびマスM全体の流動速度が前記実施例1よりさらに遅くなったことが要因になっているものと考えられる。
ここで、前記実施例1、2のマスM全体の流動速度とは、内部の流動速度を直接測定する方法が無いので、マスMの上面の速度を測定した結果から推測したものである。
以上のことから、メディアの損耗量、損耗率については、内筒4の回転速度を回転盤2の回転速度以下にすれば減少し、その回転速度は遅いほど好ましい状態となることが判明した。
〔2〕硬質、軟質試験片の研磨量、研削比、について、
実施例1、2における硬質、軟質試験片の研磨量、研削比は、従来技術の比較例1と比較して、被研磨物の材質が硬質、軟質に関係なく約2倍前後に増大した。これは、前記したように、図1に示す内筒4を設けたことにより、図2に示す従来技術(比較例1)にあったマスMの「開放域」を無くし、マスMへの内側からの押圧力が作用して研磨力を向上させたもので、本発明の内筒は、ワークの材質が硬質、軟質に関係なくその研磨量、研削比を向上させるものであることが判明した。
中でも実施例2は比較例1の従来技術と比較してその研磨量、研削比とも2倍超に増大している。これはマス全体の流動速度が実施例1よりもさらに遅いため、ワーク(試験片)が研磨槽底部を中心とした回転盤近傍の研磨力が最も強い領域を流動していたためのものと考えられる。
ここで、前記の研削比とは、一時間あたりに換算した試験片研磨量をメディアの損耗率で除した値であり、この研削比の値が大きいほどランニングコストが低いことを示唆するものである。
〈実施例3、4、5〉
表3に示すような流動バレル研磨装置において、回転盤2の回転中心上部に内筒4を設けた実施例3、4、5、および内筒4を設けない比較例2についてテストを行った。この場合において、共通するテスト条件は、被研磨物(ワーク)として材質がSCMの自動車部品用ロッカーアームを実ワークとして使用すると共に、参考として材質が同じ試験片を装入したこと、また、メディアとして、硬質ワーク研磨用を用い、このメディアは前記実施例1、2で用いたメディアより硬質であり、サイズが比較的小さく、比重が比較的大きいセラミック系の焼成メディアと、コンパウンド、水、を用いたこと、さらに、回転盤の回転速度を200 min-1とし、研磨時間を30minとしたことである。なお、実ワークとして使用した自動車部品用ロッカーアームの形状を図4に示す。
実施例3、4、5の内筒4については、その外径寸法に関し、前記実施例1、2と同寸法のφ220mmとした場合を実施例3、4とし、それよりも大径のφ260mmとした場合を実施例5とした。また、回転盤2への取付け方法に関し、回転盤2の回転中心上部に立設して密着固定して回転盤2と同回転速度(200min-1)となるようにした場合を実施例3、5とし、内筒4を回転盤2の回転中心上部に密着固定せずに「つれ回り」するように立設して軸支し回転速度を50min-1となるようにした場合を実施例4とした。さらに、内筒4を設けない従来技術を比較例2とした。
以上のようなテスト条件で各実施例及び比較例毎に固定槽に前記のワーク、メディア、コンパウンド、水、を装入して回転盤を200 min-1の回転速度で回転させて研磨加工のテストを実施した結果、表4に示すテスト結果を得た。なお、テスト機・メディア・コンパウンド、は、前記の実施例1、2と同様にすべて新東ブレーター社製のものを使用した。
Figure 2006087765
Figure 2006087765
〔1〕メディアの損耗量、損耗率、について、
本発明の内筒4を回転盤2の回転中心上部に設けた実施例3、4、5は、内筒4を設けない従来技術の比較例2と比較して、1.2〜1.4倍に増加した。
実施例3は従来技術の比較例2と比較して略1.2倍であるが、内筒4の外径寸法を実施例3(φ220mm)と同じくし回転速度を200min-1から50min-1に減速した実施例4と、内筒4の外径寸法をφ220mmからφ260mmに大きくし回転速度を実施例3(200min-1)と同じくした実施例5のメディアの損耗量、損耗率が双方とも略1.4倍であった。また、内筒4の回転速度を同じくし外形寸法D2を異にした実施例3と実施例5において、内筒4の外径寸法D2が大である実施例5を実施例3と比較すると約1.2倍に増加した。これは、内筒4の外径寸法D2が大になるに連れて、「D1」を内径寸法とする固定槽1内を流動するマスMの流動幅(D1−D2)が狭くなりマスMの内側からの押圧力が増加すると共に、マスMの高さH1、H2が高くなりマスMの上方から押圧力も増加したことが要因と考えられる。
〔2〕実ワーク(自動車部品用ロッカーアーム)の研磨量、研磨能率、について、
実施例3、4、5における実ワークの研磨量、研磨能率は、従来技術の比較例2と比較していずれも増大していて、研磨量は比較例の1.4〜2.4倍、研磨能率は、比較例の1.1〜2.8倍となった。
これを内筒の回転速度の違いで検討すると、回転速度が比較例2(200min-1)と同じ実施例3の研磨量は比較例の1.4倍、研磨能率は比較例の1.2倍となり、回転速度が比較例2より低速(50min-1)とした実施例4の研磨量は比較例の1.6倍、研磨能率は比較例の1.1倍となり、研磨量は実施例4の方が多いが、研磨能率は実施例3の方が実施例4を上回った。
また、内筒の回転速度を比較例2(200min-1)と同じにして、内筒の外径寸法を比較例2(φ220mm)より大径のφ260mmにした実施例5で検討すると、研磨量は比較例の2.4倍、研磨能率は比較例の2.8倍となった。
前記の結果より、回転速度の低速にしたことによる違いを示す実施例3、4と、外径寸法を大径にしたことによる違いを示す実施例3、5の効果を比較してその効果があったのは、実施例3と実施例5の要素である内筒4の外径寸法D2を大径にすることであって、これは、参考として同時に実施した試験片においても同様であった。
このことから、固定槽1の内径D1に対する内筒4の外径寸法D2の大きさまたは比率を大きくして、マスMの内側からの押圧力が大きく作用するようにすれば研磨能率は高くなることがわかる。しかし、実際には研磨するワークの品質を重視する必要があり、特に 研磨傷、打痕を発生させてはならない。そのためマスMのスムーズな流動状態を継続させながら研磨ができるようにマスMの流動領域を決定する必要がある。したがって、そのメディアとワークの接触圧、およびマスMの流動領域を決定する内筒4の外径寸法D2の最大値または固定槽1の内径D1に対する最大比率は、メディアの材質、サイズ、およびワークの形状、サイズ、材質や加工品質等を考慮して決定しなければならない。一般的には、ワーク、メディアのサイズが小さいときは外径寸法D2の大きい内筒4、ワーク、メディアのサイズが大きいときは外径寸法D2の小さい内筒4が望ましい。
なお、ワークの研磨能率とは、前記実施例1、2、比較例1で説明をした試験片の研削比に相当するもので、一時間あたりに換算したワークの研磨量をメディアの損耗量で除した値であり、この研磨能率の値が大きいほどランニングコストが低いことを示唆するものである。
以上に述べた各実施例1〜5の説明において、表2における被研磨物(ワーク)として使用した軟質の試験片の装入量を少量(3個)にした理由は、その目的がワークの加工表面に打痕や研磨傷を無くして研磨を行う場合の確認テストだからであり、加工品質が厳しく打痕傷等がついてはいけないワークは装入量を少なくする必要があり、表2における例がこれに相当する。また、表4における被研磨物(ワーク)として使用した自動車部品用ロッカーアーム(実ワーク)の装入量を表2と比較して多量にした理由は、その目的が硬質ワークの研磨能率の評価をする量産・研磨加工の場合の確認テストだからである。
また、表5に示すようなメディアの種類により、ワークへの接触圧が異なる。すなわち、表4(実施例3〜5及び比較例2)で使用した焼成メディアは、表2(実施例1、2及び比較例1)で使用した合成樹脂メディアより重いために、表4で使用した焼成メディアのほうがワークへの接触圧も大きくなる。
Figure 2006087765
なお、メディアの損耗量、損耗率については、表2に示した結果によれば、「内筒の有無」に関する実施例1、2と比較例1、および「内筒の回転速度の違い」に関する実施例1と実施例2、の夫々の間に有意差が無かった。
その理由は、内筒4を装入したことで(1)マスMへの押圧力が増しメディアの損耗が増大する割合と、内筒4を装入したことで(2)メディアの流動が遅くなりメディアの損耗が減少する割合とが相殺されたものと考えられる。
一方、表4に示した結果によれば表2とは異なり、「内筒4の有無」に関する実施例3、4、5と比較例2、および「内筒4の回転速度の違い」に関する実施例3と実施例4、の夫々の間に有意差があった。
その理由は、上記表2の場合とは逆に、メディアのベースがセラミックで硬く、なおかつ摩擦抵抗が大きいために、本発明の内筒4を設けてマスMの流動領域を狭めてメディアとワークおよびメディア同士の接触圧が上がったこと、及び、硬質ワーク(自動車部品用ロッカーアーム)の装入量を2リットル(前記表2の場合より多く)としたために、そのワークは固定槽1の底部(回転盤)の近傍に留まらずにマスM全体に流動して研磨が行なわれ、メディア全体に対するワークの接触割合が均等となったこと、が要因であるものと考えられる。
参考のため、表2、表4のデーター比較を更に分かり易くするために、内筒/無(比較例1、比較例2)を100として各データーを夫々換算したものを表6として示す。
Figure 2006087765
図1は、本発明の一実施の形態による流動バレル研磨装置の断面図である。 図2は、従来の流動バレル研磨装置の断面図である。 図3Aは、本発明の実施例において、内筒を回転盤の回転中心上部に立設して固定ボルト等で密着固定し、内筒が回転盤と同回転をするようにした「固定」式を示す。 図3Bは、本発明の実施例において、内筒を回転盤の回転中心上部に立設してベアリング等で軸支し、内筒がマスの旋回流動速度につれて回るようにした「つれ回り」式を示す。 図3Cは、内筒を回転盤の回転中心上部に立設して回転盤とは別駆動の回転機構を設け、ワーク、メディアの仕様に応じて内筒に適切な回転速度を設定することができる「回転可変」式を示す。 図4(a)は、実施例で用いた実ワーク(自動車部品:ロッカーアーム)の平面図である。 図4(b)は、実施例で用いた実ワーク(自動車部品:ロッカーアーム)の正面図である。 図4(c)は、実施例で用いた実ワーク(自動車部品:ロッカーアーム)の側面図である。

Claims (6)

  1. 円筒状の固定槽(1)と、該固定槽(1)の底部に摺接部隙間(3)を形成して水平回転するようにした回転盤(2)とからなり、前記固定槽(1)内にワークとメディアを装入し回転盤(2)を水平回転させることにより、前記ワークとメディアが旋回流動してマス(M)を形成してワークを研磨する流動型バレル研磨装置において、
    前記回転盤(2)の回転中心上部に、固定または回転可能に軸支した内筒(4)を設けたことを特徴とする流動型バレル研磨装置。
  2. 前記内筒(4)の回転速度を、前記回転盤(2)の回転速度に対して同回転速度、または変更可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の流動型バレル研磨装置。
  3. 前記内筒(4)の上端部をマス(M)の上面より上方に突出させ、該マス(M)の上面を開放したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の流動型バレル研磨装置。
  4. 前記内筒(4)の形状が、円柱状、もしくは円筒状、またはこれらの逆錐体状からなることを特徴とした請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の流動型バレル研磨装置。
  5. 円筒状の固定槽(1)と該固定槽(1)の底部に摺接部隙間(3)を形成して水平回転するようにした回転盤(2)とからなり、前記固定槽(1)内にワークとメディアを装入し回転盤(2)を水平回転させることにより、前記ワークとメディアが旋回流動してマス(M)を形成してワークが研磨される流動型バレル研磨装置において、
    前記回転盤(2)の回転中心上部に、固定または回転可能に軸支した内筒(4)を設けることにより、前記マス(M)の外周面を固定槽(1)の内周面に接触させると共に、マス(M)の内周面を前記内筒(4)の外周面に接触させながらマス(M)中のワークを研磨することを特徴とした流動型バレル研磨方法。
  6. 前記内筒(4)の外周面に接触するマス(M)の高さ(H2)を、該マス(M)の上面高さ(H1)の1/2以上にして研磨することを特徴とした請求項5に記載の研磨方法。
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