JPWO2006070805A1 - 気道確保装置及びそれに使用する無段階調節装置 - Google Patents

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Abstract

下顎を前方に引き出して睡眠時における強制的に気道を確保する気道確保装置において、各患者に適した下顎側装着体の引き出し幅の設定が迅速かつ簡単にできるようにしたものを提供する。口腔内の上顎側に装着される上顎側装着体1と、上顎側装着体1とは別体に設けてあり、口腔内の下顎側に装着される下顎側装着体2とを備えており、下顎側装着体2は、上顎側装着体1に対して下顎を引き出す方向に無段階で動かすことができる無段階調節装置3を介在させて上顎側装着体1と連結してある。

Description

本発明は、下顎を前方に引き出して睡眠時における強制的に気道を確保する気道確保装置及びそれに使用する無段階調節装置に関する。更に詳しくは、各患者に適した下顎側装着体の引き出し幅の設定が迅速かつ簡単にできるようにした気道確保装置及びそれに使用する無段階調節装置に関する。
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)は、睡眠時に舌の付け根や軟口蓋といわれるところが空気の通り道である気道に落ち込むことにより、部分的あるいは完全に閉塞された状態がつくり出されて呼吸が止まった状態(無呼吸状態)が断続的に繰り返されるという病気である。その結果、十分な睡眠がとれずに日中に眠気を催したりし、近年ではこの病気が原因とされる居眠り運転等の事故が多く報告されている。
従来から睡眠時無呼吸症候群における対策としては、正常な噛み合わせ位置より下顎を前方にやや引き出し(牽引し)、強制的に気道を確保して睡眠時に無呼吸状態を生じさせないようにするといった処置が行われている。下顎の引き出しは、通常、口腔内に専用の気道確保装置(以下、「マウスピース」と記載することがある)を装着させて行われる。
このようなマウスピースとして、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。このマウスピースは、上顎側に装着される上顎側装着体(特許文献1では「上側モールド」と記載)と、下顎側に装着される下顎側装着体(特許文献1では「下側モールド」と記載)を備えており、下顎側装着体が上顎側装着体に対し通常の噛み合わせ位置よりも顔前面側にずらして一体に固定された構造を有している。
また他にも、例えば、非特許文献1に開示されたものも知られている。このマウスピースは、上顎側装着体と下顎側装着体を分離可能な状態で備えており、上顎側装着体に対する下顎側装着体の取付位置が段階的に調節可能な構造を有している。
気道は、特許文献1や非特許文献1に開示されたマウスピースを使用することで、下顎が前方に引き出されて確保される。
特開平7−241341号公報 パナソニックデンタル株式会社のカタログ "いびき防止マウスピース セラスノア(TM)"インターネット<URL:http://panasonic.co.jp/healthcare/dental/products/pdf/therasnore.pdf>
しかし、上記した従来のマウスピースには、次のような課題があった。
気道を確保するための下顎の引き出し幅は、患者ごとに個人差があり、下顎を何ミリ引き出せば気道がどれだけ確保できるといった具合に標準化することができない。従って、気道が確保できる下顎側装着体の取付位置は、上顎側装着体に対する引き出し幅を僅かずつ変えて、個々の患者に適した位置を見つけ出して決められている。
このことから特許文献1で開示されたマウスピースの場合では、上顎側装着体に対する下顎側装着体の適切な取付位置を見つけ出すまでに、何度も上顎側装着体と下顎側装着体の固定と着脱を繰り返さなければならず、しかも、下顎側装着体の取付位置は、実際に患者に眠ってもらい無呼吸状態を生じさせなければ適しているか確認できないので、患者は何度も眠ったり起こされたりする。つまり、特許文献1で開示されたマウスピースは、製作に多大な手間と時間がかかり、また、患者への負担も大きい。
非特許文献1で開示されたマウスピースは、上顎側装着体と下顎側装着体が分離可能であり、下顎側装着体の取付位置が段階的に調節可能に構成してあるので、一見、下顎側装着体の取付位置を簡単に見つけ出すことができそうである。しかし、上記したように気道が確保できる適切な下顎の引き出し幅というのは、各患者ごとに異なっているので全く合わない患者もいる。
また、このマウスピースの場合も、下顎側装着体の位置の調節時には患者を起こさなければならないので、上記したマウスピースと同じように患者に多大な負担がかかる。
本発明の目的は、各患者に適した下顎側装着体の引き出し幅の設定が迅速かつ簡単にできるようにした気道確保装置及びそれに使用する無段階調節装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、下顎側装着体の引き出し幅の調節が無段階でできるようにして、多くの患者に対応できるようにした気道確保装置及びそれに使用する無段階調節装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、口腔内から取り出すことなく、また患者を起こすことなく下顎側装着体の引き出し幅の調節ができるようにした気道確保装置及びそれに使用する無段階調節装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、少ない引き出し幅でも気道が確保できるようにした気道確保装置及びそれに使用する無段階調節装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、装着時における口腔内の乾燥を防いだり、装着時に口腔内に異物が入ることを防止したりできる気道確保装置及びそれに使用する無段階調節装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、下顎を引き出して強制的に気道を確保する気道確保装置であって、口腔内の上顎側に装着される上顎側装着体と、上顎側装着体とは別体に設けてあり、口腔内の下顎側に装着される下顎側装着体と、を備えており、下顎側装着体は、上顎側装着体に対して下顎を引き出す方向に無段階で動かすことができる無段階調節装置を介在させて上顎側装着体と連結してあることを特徴とする、気道確保装置である。
第2の発明にあっては、下顎側装着体は、上顎側装着体及び下顎側装着体を装着した状態で引き出すことができるよう構成してあることを特徴とする、第1の発明に係る気道確保装置である。
第3の発明にあっては、下顎側装着体は、下顎が斜め上方に引き出せるよう連結してあることを特徴とする、第1または第2の発明に係る気道確保装置である。
第4の発明にあっては、装着時にて形成される上顎側装着体と下顎側装着体との間の隙間を塞ぐまたは実質的に塞ぐ閉塞手段が設けてあることを特徴とする、第1,第2または第3の発明に係る気道確保装置である。
第5の発明にあっては、無段階調節装置は、ネジ部の一端に回転操作部が設けてあるボルト体と、一方の装着体に取り付けてあり、上記ボルト体のネジ部が挿通可能で、回転操作部は挿通できないよう形成してあるボルト体保持部材と、他方の装着体に取り付けてあり、上記ボルト体保持部材を挿通したボルト体のネジ部がねじ込み可能なナット体と、を備えており、ボルト体はボルト体保持部材に対して軸方向に移動しないよう設けてあり、ナット体にねじ込んだ状態でボルト体を回転させることにより、下顎側装着体を上顎側装着体に対して進退させることができるよう構成してあることを特徴とする、第1,第2,第3または第4の発明に係る気道確保装置である。
第6の発明にあっては、無段階調節装置は、ネジ部の一端に回転操作部が設けてあるボルト体と、上顎側装着体に上下方向に回動可能に取り付けてあり、上記ボルト体のネジ部が挿通可能で、回転操作部は挿通できないよう形成してあるボルト体保持部材と、下顎側装着体に取り付けてあり、上記ボルト体保持部材を挿通したボルト体のネジ部がねじ込み可能なナット体と、ボルト体保持部材を上顎側装着体に対して所要角度で固定する固定手段と、を備えており、ボルト体はボルト体保持部材に対して軸方向に移動しないよう設けてあり、ナット体にねじ込んだ状態でボルト体を回転させることにより、下顎側装着体を上顎側装着体に対して進退させることができるよう構成してあることを特徴とする、第1,第2,第3または第4の発明に係る気道確保装置である。
第7の発明にあっては、第1,第2,第3,第4,第5または第6の発明に係る気道確保装置に取り付けて使用する無段階調節装置であって、下顎側装着体を上顎側装着体に対して下顎を引き出す方向に無段階で動かすことができるよう構成してあることを特徴とする、無段階調節装置である。
第8の発明にあっては、第1,第2,第3,第4,第5または第6の発明に係る気道確保装置に取り付けて使用する無段階調節装置であって、ネジ部の一端に回転操作部が設けてあるボルト体と、一方の装着体に取り付け可能であり、上記ボルト体のネジ部が挿通可能で、回転操作部は挿通できないよう形成してあるボルト体保持部材と、他方の装着体に取り付け可能であり、上記ボルト体保持部材を挿通したボルト体のネジ部がねじ込み可能なナット体と、を備えており、ボルト体はボルト体保持部材に対して軸方向に移動しないよう設けてあり、ナット体にねじ込んだ状態でボルト体を回転させることにより、下顎側装着体を上顎側装着体に対して進退させることができるよう構成してあることを特徴とする、無段階調節装置である。
第9の発明にあっては、第1,第2,第3,第4,第5または第6の発明に係る気道確保装置に取り付けて使用する無段階調節装置であって、ネジ部の一端に回転操作部が設けてあるボルト体と、上顎側装着体に上下方向に回動可能に取り付けてあり、上記ボルト体のネジ部が挿通可能で、回転操作部は挿通できないよう形成してあるボルト体保持部材と、下顎側装着体に取り付けてあり、上記ボルト体保持部材を挿通したボルト体のネジ部がねじ込み可能なナット体と、ボルト体保持部材を上顎側装着体に対して所要角度で固定する固定手段と、を備えており、ボルト体はボルト体保持部材に対して軸方向に移動しないよう設けてあり、ナット体にねじ込んだ状態でボルト体を回転させることにより、下顎側装着体を上顎側装着体に対して進退させることができるよう構成してあることを特徴とする、無段階調節装置である。
本発明に係るものは、下顎を引き出して睡眠時における強制的に気道を確保することができ、例えば、睡眠時無呼吸症候群やいびきの防止を図ることができる。
(作 用)
本発明に係るものは、上顎側装着体と下顎側装着体が無段階調節装置を介在させて連結してあり、上顎側装着体を口腔内の上顎側に装着し、下顎側装着体を下顎側に装着して使用される。無段階調節装置を操作することにより、下顎側装着体及びこれを装着した下顎は、上顎側装着体に対して無段階に引き出し可能である。
下顎側装着体が、上顎側装着体及び下顎側装着体を装着した状態で引き出すことができるよう構成してあるものは、装着したままの状態で引き出し可能である。
また、下顎が斜め上方に引き出せるよう下顎側装着体が上顎側装着体と連結してあるものは、下顎を斜め上方に引き出して気道を確保することができる。
閉塞手段が設けてあるものは、閉塞手段によって上顎側装着体と下顎側装着体の間の隙間を塞ぐことができる。
無段階調節装置が、ボルト体と、ボルト体保持部材と、ナット体を備えたものは、ボルト体のネジ部をボルト体保持部材に通してナット体にねじ込むことにより、下顎側装着体と上顎側装着体が連結される。そして、ナット体にねじ込んだ状態でボルト体を回転させることにより、下顎側装着体を上顎側装着体に対して進退させることができる。
無段階調節装置が、ボルト体と、ボルト体保持部材と、ナット体を備えており、前記ボルト体保持部材が上顎側装着体に上下方向に回動可能で、かつ所要角度で固定できるよう取り付けてあるものは、ボルト体保持部材を所要角度で固定することにより、下顎側装着体の進退方向を変えることができる。
本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本発明によれば、無段階調節装置を操作することにより、下顎側装着体及びこれを装着した下顎が、上顎側装着体に対して無段階に引き出し可能であるので、各患者に適した下顎側装着体の引き出し幅の設定が迅速かつ簡単にできる。また、下顎側装着体の引き出し幅の調節が無段階でできるので、上顎側装着体に対する引き出し幅を僅かずつ変えることが簡単にでき、従って、多くの患者に対応することができる。
(b)下顎側装着体が、上顎側装着体及び下顎側装着体を装着した状態で引き出すことができるよう構成してあるものは、口腔内から取り出すことなく、また眠っている患者を起こすことなく下顎側装着体の引き出し幅の調節ができる。
(c)下顎が斜め上方に引き出せるよう下顎側装着体が上顎側装着体と連結してあるものは、下顎を斜め上方に引き出すことによって引き出し幅の割に気道を広く確保することができるので、患者への負担がより軽減できる。
(d)閉塞手段が設けてあるものは、閉塞手段によって上顎側装着体と下顎側装着体の間の隙間を塞ぐことができ、装着時における口腔内の乾燥を防いだり、装着時に口腔内に異物が入ることを防止したりできる。
(e)無段階調節装置が、ボルト体と、ボルト体保持部材と、ナット体を備えており、前記ボルト体保持部材が上顎側装着体に上下方向に回動可能で、かつ所要角度で固定できるよう取り付けてあるものは、ボルト体保持部材を所要角度で固定することにより、下顎側装着体の進退方向を変えることができる。従って、例えば、下顎側装着体及び下顎が斜め上方に引き出されるようにでき、これにより引き出し幅の割に気道を広く確保したりすることができる。
本発明に係る気道確保装置の第1の実施の形態を示す斜視説明図。 図1に示す気道確保装置を口腔内に装着した状態を示す拡大断面説明図。 下顎側装着体を引き出す前の状態を示す断面説明図。 図3に示す状態から下顎側装着体を引き出した状態を示す断面説明図。 本発明に係る気道確保装置の第2の実施の形態を示す斜視説明図。
符号の説明
K1,K2 気道確保装置
1 上顎側装着体
2 下顎側装着体
3 無段階調節装置
30 ボルト体保持部材
300 取着部材
301 挿通部材
302 折曲部
303 固定用軸ボルト
304 ナット
305 連結部
306 軸受部
31 ナット体
310 固定部
311 ナット
32 ボルト体
320 ネジ部
321 ボルト頭部
322 回転操作部
4 閉塞部材
本発明の実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。
図1は本発明に係る気道確保装置の第1の実施の形態を示す斜視説明図、
図2は図1に示す気道確保装置を口腔内に装着した状態を示す拡大断面説明図である。
気道確保装置K1は、上顎側装着体1と下顎側装着体2を備えている。上顎側装着体1は口腔内の上顎側に装着され、下顎側装着体2は口腔内の下顎側に装着される。上顎側装着体1と下顎側装着体2はそれぞれ別体に形成されており、実質的に歯や歯茎との間に隙間がつくられずに上顎側や下顎側に嵌って固定された状態で装着されるよう形成されている。上顎側装着体1と下顎側装着体2は、通常、各患者ごとに採った型に合成樹脂(レジン)を流し込んで製作される。
上顎側装着体1と下顎側装着体2は、前部側に設けた無段階調節装置3により連結されている。無段階調節装置3は、上顎側装着体1に取り付けられるボルト体保持部材30と、下顎側装着体2に取り付けられるナット体31と、ボルト体保持部材30とナット体31を繋ぐボルト体32を備えて構成されている。
無段階調節装置3について詳しく説明する。
ボルト体保持部材30は、上顎側装着体1に固定される取着部材300と、この取着部材300に連結して設けられる挿通部材301を備えている。取着部材300は、輪形状を有する連結部305が突出するよう上顎側装着体1に埋設されている。
挿通部材301は剛性または準剛性を有する金属製の薄板で形成されており、基部側にはロール状に曲げて軸受部306が形成されている。軸受部306の略中央部は切り欠いてあり、取着部材300の連結部305が略隙間なく嵌り込むようにしてある。
挿通部材301は、軸受部306と連結部305内に固定用軸ボルト303を一端側から差し込み、他端側に固定用のナット304を設けることで取着部材300に対して上下方向に回動可能に連結してあり、ナット304をねじ込んで締めれば所要角度で固定することができる。
また、挿通部材301の先部側には、下方に折曲した折曲部302が設けられている。折曲部302には、ボルト体32のネジ部320が挿通可能な挿通孔(図では隠れて見えない)が形成されている。
ナット体31は、先部側が突出するよう基部側が下顎側装着体2に埋設される固定部310と、固定部310の先部に固着されているナット311を備えている。
ボルト体32は、折曲部302の挿通孔を通ってナット311にねじ込み可能なネジ部320と、折曲部302の表面と当たって停止するボルト頭部321と、ボルト頭部321に設けてある回転操作部322を備えている。回転操作部322は外方から摘み易い環形状を有しており、ボルト頭部321の表面に立てて固着されている。
ボルト体32は、折曲部302の挿通孔に外方からネジ部320を通し、ナット311にねじ込んで取り付けてある。上顎側装着体1と下顎側装着体2は、無段階調節装置3により間にやや隙間が形成された状態で連結される(図1参照)。
本実施の形態で示す挿通部材301は金属で形成したものを使用したが、剛性または準剛性を有する材料であれば特に限定するものではなく、例えば、合成樹脂等を使用することもできる。
(作 用)
図3は下顎側装着体を引き出す前の状態を示す断面説明図、
図4は図3に示す状態から下顎側装着体を引き出した状態を示す断面説明図である。
図3及び図4は患者が横になった状態を示している。図1ないし図4を参照して、本実施の形態で示す気道確保装置K1の使い方及び作用を説明する。
気道確保装置K1は、正常な噛み合わせ位置より下顎をやや引き出し、強制的に気道を確保して、睡眠時に無呼吸状態を生じさせないようにするといった処置を行うものである。
まず、気道確保装置K1の装着前において、上顎側装着体1と下顎側装着体2をボルト体32で連結しておく。このとき上顎側装着体1と下顎側装着体2は、装着前において下顎側装着体2が上顎側装着体1よりやや後側(奥側)に配置された状態となるよう、ナット311はネジ部320の先部側に取り付けておく。
患者の口腔内の上顎側と下顎側に、上顎側装着体1と下顎側装着体2を装着して固定する(図3参照)。上顎側装着体1と下顎側装着体2の間には、無段階調節装置3によって間にやや隙間が形成されている。なお、奥歯側については上顎側装着体1と下顎側装着体2が接触することがある。
上顎側装着体1と下顎側装着体2の装着後、取着部材300に対して所要角度を有するよう挿通部材301を回動させ、ナット304を締め込んでその角度で固定する。具体的には、下顎側装着体2が斜め上方(鼻側)に引き上げられるよう鼻側にやや回動させて固定する。
そして、第三者(例えば、医者や看護者)によってボルト体32が時計方向(右方向)に回される。ボルト体32は回転操作部322を摘んで回すことによって操作される。こうしてネジ部320の先部側に取り付けてあったナット311を、ネジ部320に沿わせて折曲部302側に所要幅移動させる(図4参照)。
ナット311が折曲部302側に移動することにより、下顎側装着体2及びこれを装着した下顎も上顎側装着体1に対してナット311と同じ移動幅だけ引き出される。このとき下顎側装着体2及び下顎は、挿通部材301が鼻側にやや回動されて固定してあるので、斜め上方(鼻側)に引き出される。また、下顎側装着体2は、上顎側装着体1との間にやや隙間が形成された状態で装着されるので、その装着した状態のまま引き出される。
ボルト体32は、折曲部302の挿通部に通して、折曲部302の表面にボルト頭部321を当てた状態で停止するよう設けてあるので、この挿通部が支点となって動くことが可能である。これにより下顎側装着体2を装着した状態でも、僅かながらではあるが下顎は動かすことができ、拘束感が軽減できる。
なお、このときのナット311及び下顎側装着体2の引き出し幅は、決められた基準等がなく、患者に多大な負担を与えない範囲で第三者の経験や勘等により設定される。従って、この状態では気道が確保されているかどうか不明である。通常、このときの引き出し幅は、気道が確保できていると思われる位置にやや達しない位置に設定される。そして、患者にこの状態で眠ってもらう。
気道確保装置K1を装着して眠った患者には、気道が適切な状態で確保されていなければ無呼吸状態が生じる。無呼吸状態が生じた場合、第三者がボルト体32を操作して下顎側装着体2を引き出したり押し込んだりする。下顎側装着体2の引き出し幅は、ナット311をネジ部320に沿って移動させることにより調節できるので無段階でできる。また、引き出し幅の調節が無段階でできるので、下顎側装着体2及び下顎は動きがスムーズである。こうして気道が確保できる下顎側装着体2の適切な位置を見つけ出すことができ、無呼吸状態の発生が防止できる。
このように気道確保装置K1によれば、外部からボルト体32を操作することにより、下顎側装着体2を上顎側装着体1に対して引き出したり押し込んだりできるので、各患者に適した下顎側装着体2の引き出し幅の設定が迅速かつ簡単にできる。
気道確保装置K1は、下顎側装着体2の引き出し幅の調節が無段階でできるので、上顎側装着体に対する引き出し幅を僅かずつ変えることが簡単にでき、従って、多くの患者に対応することができる。
気道確保装置K1は、下顎側装着体2が上顎側装着体1との間にやや隙間が形成された状態で装着されるので、上顎側装着体1及び下顎側装着体2を装着した状態のまま引き出すことができる。つまり、引き出し幅を調節する際に気道確保装置K1を口腔内から取り出さないので、眠っている患者を起こすことなく引き出し幅が調節できる。
また、上記したように上顎側装着体1と下顎側装着体2との間にやや隙間が形成されているので、装着時には既に口腔内が拡げられた状態になっており、そのため気道確保装置K1は外れ難い。
ところで本発明者は、研究により下顎の引き出す方向によって同じ引き出し幅に対する気道の変化量が異なることを知見した。個人差はあると思われるが具体的な一例を挙げる。例えば、斜め上方に引き出したときを100%とすると、横方向(略水平方向)に引き出したときは93.89%、また逆に斜め下方に引き出したときは85.21%しか気道を開くことができなかった。
気道確保装置K1は、挿通部材301が回動可能で、かつ所要角度で固定できるよう構成してあるので、鼻側にやや回動させて固定することで、下顎側装着体2及び下顎を斜め上方に引き出すことができる。つまり、気道確保装置K1は、下顎を斜め上方に引き出すことによって引き出し幅の割に気道を広く確保することができるので、患者への負担がより軽減できる。
なお、本実施の形態では、予め上顎側装着体1と下顎側装着体2を連結した状態で口腔内に装着したが、これは限定するものではなく、例えば、上顎側装着体1と下顎側装着体2を分離させた状態でそれぞれに装着し、その後でボルト体32をナット311にねじ込んで連結することもできる。
また、本実施の形態では、下顎側装着体2をある程度引き出した状態で患者に眠ってもらったが、これは限定するものではなく、例えば、引き出さない状態で眠ってもらい、無呼吸状態が生じたときに下顎側装着体2を引き出すようにしても良い。
本実施の形態では、上顎側装着体1にボルト体保持部材30を取り付け、下顎側装着体2にナット体31を取り付けたが、これは限定するものではなく、ボルト体32がボルト体保持部材30に対して軸方向に移動しないよう設けることができれば、逆に上顎側装着体1にナット体31を取り付け、下顎側装着体2にボルト体保持部材30を取り付けることもできる。
図5は本発明に係る気道確保装置の第2の実施の形態を示す斜視説明図である。
なお、図5において、上記図1ないし図4で示したものと同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、以下の説明において構造について上記で示した箇所と重複する説明は、必要な事項を除き省略する。
気道確保装置K2を構成する上顎側装着体1には、装着時にて形成される上顎側装着体1と下顎側装着体2との間の隙間を実質的に塞ぐ閉塞手段である閉塞部材4が取り付けてある。閉塞部材4は、ボルト体保持部材30が取り付けられた前部側以外の上顎側装着体1の外面に、装着時において下顎側装着体2の外側に被るよう垂らして設けてある。
(作 用)
図5を参照して、第2の実施の形態で示す気道確保装置K2の作用を説明する。
なお、上記した気道確保装置K1と共通する構成により生じる同様の作用、効果については説明を省略し、相違する点についてのみ説明する。
気道確保装置K2によれば、閉塞部材4によって装着時にて形成される上顎側装着体1と下顎側装着体2との間の隙間を実質的に塞ぐことができるので、睡眠時における口腔内の乾燥を防いだり、口腔内に異物が入ったりすることを防止することができる。
本実施の形態で閉塞部材4は、上顎側装着体1を構成するものと同じ材料(合成樹脂)で形成したが、これは限定するものではなく、例えば、金属を使用することもできる。また、閉塞部材4は、例えば、貫通する小孔を設けて若干は空気の流通ができるようにすることもできる。
なお、上記した気道確保装置K1、K2において示す上顎側装着体1と下顎側装着体2は、各患者ごとに採った型に合成樹脂(レジン)を流し込んで製作したものを示したが、これは限定するものではなく、例えば、上顎や下顎に接触する部分を熱可塑性の合成樹脂で形成することもできる。この場合では、樹脂に熱を加えて柔らかくした状態で上顎や下顎に嵌めて形作り、その後、冷却して固めることによって各患者にあった上顎側装着体1と下顎側装着体2を形成することができる。つまり、量産品として製造できる。
本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。

Claims (9)

  1. 下顎を引き出して強制的に気道を確保する気道確保装置であって、
    口腔内の上顎側に装着される上顎側装着体と、
    上顎側装着体とは別体に設けてあり、口腔内の下顎側に装着される下顎側装着体と、を備えており、
    下顎側装着体は、上顎側装着体に対して下顎を引き出す方向に無段階で動かすことができる無段階調節装置を介在させて上顎側装着体と連結してあることを特徴とする、
    気道確保装置。
  2. 下顎側装着体は、上顎側装着体及び下顎側装着体を装着した状態で引き出すことができるよう構成してあることを特徴とする、
    請求項1記載の気道確保装置。
  3. 下顎側装着体は、下顎が斜め上方に引き出せるよう連結してあることを特徴とする、
    請求項1または2記載の気道確保装置。
  4. 装着時にて形成される上顎側装着体と下顎側装着体との間の隙間を塞ぐまたは実質的に塞ぐ閉塞手段が設けてあることを特徴とする、
    請求項1,2または3記載の気道確保装置。
  5. 無段階調節装置は、
    ネジ部の一端に回転操作部が設けてあるボルト体と、
    一方の装着体に取り付けてあり、上記ボルト体のネジ部が挿通可能で、回転操作部は挿通できないよう形成してあるボルト体保持部材と、
    他方の装着体に取り付けてあり、上記ボルト体保持部材を挿通したボルト体のネジ部がねじ込み可能なナット体と、
    を備えており、
    ボルト体はボルト体保持部材に対して軸方向に移動しないよう設けてあり、ナット体にねじ込んだ状態でボルト体を回転させることにより、下顎側装着体を上顎側装着体に対して進退させることができるよう構成してあることを特徴とする、
    請求項1,2,3または4記載の気道確保装置。
  6. 無段階調節装置は、
    ネジ部の一端に回転操作部が設けてあるボルト体と、
    上顎側装着体に上下方向に回動可能に取り付けてあり、上記ボルト体のネジ部が挿通可能で、回転操作部は挿通できないよう形成してあるボルト体保持部材と、
    下顎側装着体に取り付けてあり、上記ボルト体保持部材を挿通したボルト体のネジ部がねじ込み可能なナット体と、
    ボルト体保持部材を上顎側装着体に対して所要角度で固定する固定手段と、
    を備えており、
    ボルト体はボルト体保持部材に対して軸方向に移動しないよう設けてあり、ナット体にねじ込んだ状態でボルト体を回転させることにより、下顎側装着体を上顎側装着体に対して進退させることができるよう構成してあることを特徴とする、
    請求項1,2,3または4記載の気道確保装置。
  7. 請求項1,2,3,4,5または6記載の気道確保装置に取り付けて使用する無段階調節装置であって、
    下顎側装着体を上顎側装着体に対して下顎を引き出す方向に無段階で動かすことができるよう構成してあることを特徴とする、
    無段階調節装置。
  8. 請求項1,2,3,4,5または6記載の気道確保装置に取り付けて使用する無段階調節装置であって、
    ネジ部の一端に回転操作部が設けてあるボルト体と、
    一方の装着体に取り付け可能であり、上記ボルト体のネジ部が挿通可能で、回転操作部は挿通できないよう形成してあるボルト体保持部材と、
    他方の装着体に取り付け可能であり、上記ボルト体保持部材を挿通したボルト体のネジ部がねじ込み可能なナット体と、
    を備えており、
    ボルト体はボルト体保持部材に対して軸方向に移動しないよう設けてあり、ナット体にねじ込んだ状態でボルト体を回転させることにより、下顎側装着体を上顎側装着体に対して進退させることができるよう構成してあることを特徴とする、
    無段階調節装置。
  9. 請求項1,2,3,4,5または6記載の気道確保装置に取り付けて使用する無段階調節装置であって、
    ネジ部の一端に回転操作部が設けてあるボルト体と、
    上顎側装着体に上下方向に回動可能に取り付けてあり、上記ボルト体のネジ部が挿通可能で、回転操作部は挿通できないよう形成してあるボルト体保持部材と、
    下顎側装着体に取り付けてあり、上記ボルト体保持部材を挿通したボルト体のネジ部がねじ込み可能なナット体と、
    ボルト体保持部材を上顎側装着体に対して所要角度で固定する固定手段と、
    を備えており、
    ボルト体はボルト体保持部材に対して軸方向に移動しないよう設けてあり、ナット体にねじ込んだ状態でボルト体を回転させることにより、下顎側装着体を上顎側装着体に対して進退させることができるよう構成してあることを特徴とする、
    無段階調節装置。
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